JP2004295934A - 録音再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】デジタルオーディオデータを録音して再生する際、再生音量の観点又はエフェクトの観点で適切な状態での再生を実現する。
【解決手段】録音時には、切り換え部49から出力されるデジタルオーディオデータをデジタルオーディオI/F14を介して受け取り、それをハードディスク13に書き込む。そして、再生時には、ハードディスク13から読み出したデータをデジタルオーディオI/F14から出力する。この出力されたデータがDA変換部32にてDA変換されるまでの経路上では、MIDI音源部43から出力されるデータの出力レベルに合わせてミキシングするためのデジタルボリューム(Vol6)48での−10dBのゲインダウンとデジタルボリューム(Vol4)451における初期値−7dBのゲインダウンであり、−17dBのゲインダウンを余儀なくされる。そこで録音時には、そのゲインダウン分をゲインアップした上で録音する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば録音機能を持つカラオケ装置のように、音声出力を再生する機能及びその再生音を録音する機能を備えた録音再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
現状のカラオケ装置においては、伴奏データは音符を元にした楽曲演奏情報であるMIDIデータを用い、バックコーラス等の肉声(波形データ)についてはデジタルオーディオデータ(例えばPCMデータ等)を用いている。そして、MIDIデータについてはMIDI音源を介して再生出力し、デジタルオーディオデータとミキシングした後で、マイクを介して入力された歌唱者の肉声をA/D変換したデジタルデータとさらにミキシングし、そのミキシングしたデジタル信号をD/A変換してスピーカ等へ出力している。
【0003】
このようなカラオケ装置にて一般的に使用されるMIDI音源と、デジタルオーディオ音源(例えばPCM音源)とでは、その出力レベルが元々異なっている場合が多く、一般に、MIDI音源の出力レベルがPCM音源の出力レベルよりも小さい。そのため、MIDI音源からの出力信号とPCM音源からの出力信号をミキシングする場合には、(出力レベルの高い)PCM音源からの出力信号の出力レベルをMIDI音源の出力レベルに合わせる必要がある。したがって、PCM音源からの出力信号を出力レベルの差分だけゲインダウンさせた後、両者をミキシングするようにしている。
【0004】
ここで、例えばカラオケ演奏をハードディスク等の記憶媒体にデジタルデータとして録音しようとする場合は、スピーカ等へ出力するためのアナログ信号を生成するD/A変換前のデジタルデータを取り出して、ハードディスク等に記録することとなる。この録音したものはデジタルオーディオ音源となるため、この録音したデジタルデータを再生させる場合には、上述のデジタルオーディオ音源からの出力信号用の経路を通して出力することとなる。
【0005】
しかしながら、上述のように、このデジタルオーディオ音源からの出力信号はその出力経路上でゲインダウンされてしまうため、録音時よりも音量が下がった状態で出力されてしまうこととなる。その結果、例えば利用者がその都度、音量調整操作を行う必要が生じてくる。
【0006】
なお、録音時に音量レベルを調整する技術自体は知られている(例えば、特許文献1参照)。しかし、この特許文献1に開示されているのは、無線通信装置において受信した音声を聞き取りやすい音量レベルに録音するという考え方だけであり、上述したカラオケ装置のように、再生時にゲインダウンを余儀なくされるといった特殊な事情を前提にしたものではない。
【0007】
また、例えばカラオケ装置ではカラオケ演奏音に対して各種のエフェクト(音響効果)を付与することができるようになっている。例えば音質を調整するイコライザーや音圧を調整するリミッター・コンプレッサーなどの効果付与がなされる。したがって、このようなエフェクトが付与された状態で録音したデジタルオーディオデータを再度同じ経路を通して再生させると、再度エフェクトが付与され、二重にエフェクトがかかってしまうこととなる。エフェクトの種類によっては、二重にかかることで耳障りな状態になってしまうことも考えられる。
【0008】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、デジタルオーディオデータを録音して再生する際、再生音量の観点又はエフェクトの観点で適切な状態での再生が実現できるようにする。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−94653号公報
【0010】
【課題を解決するための手段】
(1)請求項1に係る録音再生装置は、ミキシング手段と、DA変換手段と、ゲインダウン手段と、記憶手段と、録音制御手段と、再生制御手段とを備えており、次のような動作を行う。つまり、ミキシング手段が、出力レベルの異なる2以上の音源から出力されるデジタル音信号をミキシングし、そのミキシングされたデジタル音信号をDA変換手段がアナログ音信号に変換する。また、上述の2以上の音源の内、最も出力レベルの低いもの以外の音源からミキシング手段に入力する各経路上にはゲインダウン手段が設けられており、最も出力レベルの低いものの出力レベルに合わせるようゲインダウンを行う。そして録音制御手段は、デジタル音信号を記憶しておく記憶手段に、ミキシング手段とDA変換手段の間の経路から取り出したデジタル音信号を記憶する。そして再生制御手段が、録音制御手段によって記憶手段に記憶されたデジタル音信号(録音デジタル音信号)を、ゲインダウン手段が設けられた経路を介して出力させる。
【0011】
ここでさらに請求項1に係る録音再生装置においては、録音制御手段が、デジタル音信号を記憶手段に記憶する際、再生制御手段によって録音デジタル音信号が出力される経路上に設けられたゲインダウン手段によるゲインダウン分だけゲインアップして、デジタル音信号の記憶を行う。
【0012】
このように、ミキシングに際してゲインダウンが余儀なくされることに鑑み、録音時には、そのゲインダウン分をゲインアップした上で録音することにより、同じ経路で再生しゲインダウン手段によるゲインダウンがあっても、音量変化がなくなり、再生音量の観点で適切な状態での再生が実現できる。
【0013】
(2)請求項2に係る録音再生装置は、DA変換手段と、音響効果付与手段と、記憶手段と、録音制御手段と、再生制御手段とを備えており、次のような動作を行う。つまり、DA変換手段が音源から出力されるデジタル音信号をアナログ音信号に変換するのであるが、音源とDA変換手段の間の経路上には音響効果付与手段が設けられており、音源から出力されるデジタル音信号に対して所定の音響効果を付与可能である。また、この音響効果付与手段は、その音響効果の付与の有無を切替可能でもある。そして録音制御手段は、デジタル音信号を記憶しておく記憶手段に、音響効果付与手段とDA変換手段の間の経路から取り出したデジタル音信号を記憶する。そして再生制御手段が、録音制御手段によって記憶手段に記憶されたデジタル音信号(録音デジタル音信号)を、音響効果付与手段が設けられた経路を介して出力させる。
【0014】
ここでさらに請求項2に係る録音再生装置においては、録音制御手段が、デジタル音信号を記憶手段に記憶する際、音響効果手段による音響効果の付与の有無を特定可能な情報(音響効果付与有無特定情報)も対応させて記憶しておく。そして再生制御手段が、録音デジタル音信号を出力させる際、記憶手段に対応して記憶されている音響効果付与有無特定情報に基づき、音響効果が付与された状態で録音されている場合には、音響効果付与手段に対して音響効果を付与しないよう制御する。
【0015】
このように、音響効果が付与された状態で録音されている場合には、その音響効果が二重に付与されないように制御するため、エフェクトの観点で適切な状態での再生が実現できる。
(3)請求項3に係る録音再生装置は、請求項1及び2に示した機能を併有する録音再生装置であり、ミキシング手段と、DA変換手段と、音響効果付与手段と、ゲインダウン手段と、記憶手段と、録音制御手段と、再生制御手段とを備えている。そして、次のような動作を行う。つまり、ミキシング手段が、出力レベルの異なる2以上の音源から出力されるデジタル音信号をミキシングし、そのミキシングされたデジタル音信号をDA変換手段がアナログ音信号に変換するのであるが、音源とDA変換手段の間の経路上には音響効果付与手段が設けられており、音源から出力されるデジタル音信号に対して所定の音響効果を付与可能である。また、この音響効果付与手段は、その音響効果の付与の有無を切替可能でもある。また、上述の2以上の音源の内、最も出力レベルの低いもの以外の音源からミキシング手段に入力する各経路上にはゲインダウン手段が設けられており、最も出力レベルの低いものの出力レベルに合わせるようゲインダウンを行う。そして録音制御手段は、デジタル音信号を記憶しておく記憶手段に、ミキシング手段とDA変換手段の間の経路から取り出したデジタル音信号を記憶する。そして再生制御手段が、録音制御手段によって記憶手段に記憶されたデジタル音信号(録音デジタル音信号)を、ゲインダウン手段が設けられた経路を介して出力させる。
【0016】
ここでさらに請求項3に係る録音再生装置においては、録音制御手段が、デジタル音信号を記憶手段に記憶する際、再生制御手段によって録音デジタル音信号が出力される経路上に設けられたゲインダウン手段によるゲインダウン分だけゲインアップして、デジタル音信号の記憶を行うと共に、音響効果手段による音響効果の付与の有無を特定可能な情報(音響効果付与有無特定情報)も対応させて記憶しておく。
【0017】
そして再生制御手段が、録音デジタル音信号を出力させる際、記憶手段に対応して記憶されている音響効果付与有無特定情報に基づき、音響効果が付与された状態で録音されている場合には、音響効果付与手段に対して音響効果を付与しないよう制御する。
【0018】
このように、ミキシングに際してゲインダウンが余儀なくされることに鑑み、録音時には、そのゲインダウン分をゲインアップした上で録音することにより、同じ経路で再生しゲインダウン手段によるゲインダウンがあっても、音量変化がなくなる。また、音響効果が付与された状態で録音されている場合には、その音響効果が二重に付与されないように制御する。そのため、再生音量及びエフェクトの観点で適切な状態での再生が実現できる。
【0019】
(4)また、請求項4に係る録音再生装置は、請求項1又は3に記載の録音再生装置において、さらに、ミキシング手段とDA変換手段の間の経路上に設けられた第二のミキシング手段と、ミキシング手段と第二のミキシング手段の間の経路上に設けられ、ミキシング手段から出力されるデジタル音信号に対してゲインダウンを行う第二のゲインダウン手段を備えている。そしてさらに、録音制御手段が、第二のミキシング手段とDA変換手段の間の経路から取り出したデジタル音信号を記憶手段に記憶する際、第二のゲインダウン手段によるゲインダウン分もゲインアップして、前記デジタル音信号の記憶を行う。
【0020】
このようにすれば、第二のゲインダウン手段によるゲインダウン分も加味したゲインアップした上で録音することができ、同じ経路で再生し第一及び第二のゲインダウン手段によるゲインダウンがあっても、音量変化がなくなり、再生音量の観点で適切な状態での再生が実現できる。
【0021】
(5)このような録音再生装置は、例えばカラオケ装置に適用できる。つまり、録音機能をカラオケ装置に付加し、カラオケ装置から出力させたデジタル音信号を録音し、それを再生して楽しむことができる。このような録音機能付きのカラオケ装置を想定した場合、例えば、複数の音源の内の少なくとも一つは、MIDI音源であることが考えられる(請求項5)。一般にカラオケ演奏は、MIDIデータによる楽曲データに基づいて行われることが多いからである。
【0022】
そしてさらに、複数の音源の内の少なくとも一つは、デジタル符号化された波形データを出力可能であって、ゲインダウン手段が設けられた経路に接続されているよう構成することが考えられる(請求項6)。従来技術の欄でも説明したように、バックコーラス等の肉声(波形データ)についてはPCMデータ等の「デジタル符号化された波形データ」を用いていることが多いが、現状としては、PCMデータの出力レベルをゲインダウンしてからMIDI出力とミキシングしている。したがって、このような現状から、カラオケ装置においては本発明のような工夫が非常に有効である。
【0023】
なお、請求項7に示すように、このデジタル符号化された波形データを記憶手段に記憶すれば、記憶手段が共用できるため、コストダウン効果が得られる。
(6)また、請求項8に示すように、アナログ音信号を入力し、そのアナログ音信号をデジタル音信号に変換して第二のミキシング手段に出力可能なAD変換手段を備えるようにしてもよい。カラオケ装置であれば当然ながら歌唱者の歌唱音声が存在するため、この歌唱音声もマイク等を介して入力し、カラオケ演奏とミキシングすれば、カラオケ演奏と自分の歌唱内容とを合わせたものを録音することができ、それを再生して楽しむことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用された実施例について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
【0025】
図1は、実施例のカラオケ装置の概略を示す構成ブロック図、図2は、音源・エフェクト部4をより詳しく示す構成ブロック図である。
図1に示すように、本実施例のカラオケ装置は、メイン制御部1、オーディオ制御部2、プリアンプ部3、音源・エフェクト部4を備えている。そして、プリアンプ部3には、オーディオパワーアンプ5とマイクロフォン6とが接続され、オーディオパワーアンプ5にはスピーカ7が接続されている。
【0026】
メイン制御部1は、カラオケ装置全体の制御を司るものであり、CPU11を中心として、CPU11の作業メモリ部であるメモリ12、後述する録音データや音源・エフェクト部4におけるエフェクト情報等を記憶しておく「記憶手段」としてのハードディスク(HDD)13、音源・エフェクト部4との間でデジタル音データを送受信するデジタルオーディオインターフェイス14を備えている。
【0027】
また、メイン制御部1のCPU11は、オーディオ制御部2のCPU21とUSBインターフェースを介して接続(USB接続)されている。
プリアンプ部3は、マイクロフォン6からの入力信号を増幅するマイクアンプ33、そのマイクアンプ33からのアナログ信号をデジタルオーディオデータに変換する「AD変換手段」としてのAD変換部31、音源・エフェクト部4から出力されたデジタルオーディオデータをアナログ音声データに変換する「DA変換手段」としてのDA変換部32、そのDA変換部34からの出力信号を増幅するアンプ34を備えている。なお、このアンプ34からの出力信号がオーディオパワーアンプ5に入力するよう構成されている。
【0028】
音源・エフェクト部4は、音源・エフェクト部4の各機能を制御するCPU41、マイクロフォン6を介して入力され、プリアンプ部3のAD変換部31から出力されるデジタルオーディオデータに対して音響効果(エフェクト)を付与するボイスエフェクト部42、CPU41から制御を受け、楽音データを出力するMIDI音源部43、メイン制御部1のデジタルオーディオインターフェイス14から出力されたデジタルオーディオデータとMIDI音源部43からのデジタルオーディオデータを混合する「ミキシング手段」としての第一のデジタルミキサー44、その第一のデジタルミキサー44からのオーディオデータをエフェクトするミュージックエフェクト部45、そのミュージックエフェクト部45から出力されたデジタルオーディオデータとボイスエフェクト部42から出力されたデジタルオーディオデータを混合し、プリアンプ部3のDA変換部32へ送る「第二のミキシング手段」としての第二のデジタルミキサー46、メイン制御部1のデジタルオーディオインターフェイス14から第一のデジタルミキサー44へのデジタルオーディオデータ出力経路上に設けられた「ゲインダウン手段」としてのデジタルボリューム(図2においてVol6で示すもの)48を備えている。
【0029】
なお、音源・エフェクト部4のCPU41は、MIDIインターフェイスでオーディオ制御部2のCPU21を経由して、メイン制御部1のCPU11と制御信号の送受信を行うことができるよう構成されている。なお、音源・エフェクト部4のCPU41が、メイン制御部1のCPU11と制御信号を直接送受信できるよう構成にしてもよい。また、これらメイン制御部1のCPU11、オーディオ制御部2のCPU21、音源・エフェクト部4のCPU41が「録音制御手段」、「再生制御手段」に相当する。
【0030】
次に、音源・エフェクト部4の構成に関して、図2を参照してさらに説明する。なお、図1と同じ構成については同じ符号を付している。
図2において示したボイスエフェクト(エコー/リバーブ等)421と、デジタルボリューム(Vol3)422及び音声エフェクト部(エフェクト2)423は、図1のボイスエフェクト部42を構成する。デジタルボリューム(Vol3)422はボイスエフェクト(エコー/リバーブ等)421からのデジタルオーディオデータをレベルを変更するものであり、音声エフェクト部(エフェクト2)423は、デジタルボリューム(Vol3)422から出力されるデジタルオーディオデータに対して音響効果を付与して、第二のデジタルミキサー46へ出力するものである。なお、ボイスエフェクト(エコー/リバーブ等)421から出力されたデジタルオーディオデータに対してレベル変更や音響効果を付さずに出力する経路も設けられており、この経路では固定的に−7dBのゲインダウンを行ったオーディオデータとボイスエフェクト(エコー/リバーブ等)421からそのまま出力されたオーディオデータとがミキシングされて出力1となり、DA変換等されてボーカル出力となる。そして、このDA変換する前のデジタルオーディオデータの状態で、後述する切り換え部49へも出力される。
【0031】
また、図2において示したデジタルボリューム(Vol4)451及び音声エフェクト部(エフェクト1)452は、図1のミュージックエフェクト部45を構成する。デジタルボリューム(Vol4)451は、第一のデジタルミキサー44から出力されるデジタルオーディオデータのレベルを変えるものであり、音声エフェクト部(エフェクト1)452は、デジタルボリューム(Vol4)451から出力されるデジタルオーディオデータに対して音響効果を付与して、第二のデジタルミキサー46へ出力するものである。
【0032】
また、図2に示すように、この第二のデジタルミキサー46から出力されたデジタルオーディオデータは、音声エフェクト部(エフェクト3)47によって音響効果が付された後、デジタルボリューム(Vol9)を介してプリアンプ部3のDA変換部32へ出力される。このデジタルボリューム(Vol9)とDA変換部32との間から分岐した経路がメイン制御部1のデジタルオーディオインターフェイス14に接続されており、デジタルオーディオデータがデジタルオーディオインターフェイス14へ出力されることとなる。
【0033】
なお、音声エフェクト部(エフェクト1)452及び音声エフェクト部(エフェクト3)47が「音響効果付与手段」に相当する。
また、MIDI音源部43から出力されたデジタルオーディオデータは、サンプリングコンパレータ及びデジタルボリューム(Vol7,8)を介して第一のデジタルミキサー44へ入力するよう構成されている。
【0034】
また、上述したメイン制御部1のデジタルオーディオインターフェイス14から第一のデジタルミキサー44へのデジタルオーディオデータ出力経路上に設けられたデジタルボリューム(Vol6)48をはじめとし、デジタルボリューム(Vol3)422、デジタルボリューム(Vol4)451、デジタルボリューム(Vol9)、デジタルボリューム(Vol7,8)に関しては、音源・エフェクト部4のCPU41からの制御信号によって、デジタルオーディオデータのレベル変更が可能になっている。
【0035】
但し、本実施例では、デジタルボリューム(Vol9)、デジタルボリューム(Vol7,8)に関しては変更量の初期値0dBとして固定(つまり、実質的にゲイン変更をしない)されており、また、デジタルボリューム(Vol6)48に関しては変更量の初期値−10dB(つまりゲインダウン)として固定されている。これは、本実施例では、MIDI音源部43から出力されるデジタルオーディオデータの出力レベルが−21dBVであるのに対して、メイン制御部1のデジタルオーディオインターフェイス14から出力されるデジタルオーディオデータの出力レベルが−11dBVであるため、第一のデジタルミキサー44へ入力する時点で両デジタルオーディオデータのレベルを合わせておくために、メイン制御部1のデジタルオーディオインターフェイス14から出力されるデジタルオーディオデータに対し、デジタルボリューム(Vol6)48にて−10dBのゲインダウンを行っているのである。なお、第一のデジタルミキサー44と音声エフェクト部(エフェクト1)452の間に設けられたデジタルボリューム(Vol4)451、及びボイスエフェクト(エコー/リバーブ等)421と音声エフェクト部(エフェクト2)423との間に設けられたデジタルボリューム(Vol3)422については、変更量の初期値が−7dBに設定されている。したがって、第二のデジタルミキサー46へ入力する時点では、デジタルオーディオデータのレベルは−28dBVとなっている。
【0036】
また、音声エフェクト部(エフェクト2)423、音声エフェクト部(エフェクト1)452は、音声エフェクト部(エフェクト3)47についても、音源・エフェクト部4のCPU41からの制御信号によって、付与する音響効果内容を変更可能となっている。
【0037】
また、音声エフェクト部(エフェクト3)47からの出力に対してレベル変更を加えるデジタルボリューム(Vol9)とDA変換部32との間から分岐した経路がメイン制御部1のデジタルオーディオインターフェイス14に接続されており、この経路上には、切り換え部49が設けられている。この切り換え部49は、第二のデジタルミキサー46から出力されたデジタルオーディオデータと、ボイスエフェクト(エコー/リバーブ等)421から出力されレベル変更や音響効果を付さずに出力されるデジタルオーディオデータの何れかを切り換えてメイン制御部1のデジタルオーディオインターフェイス14へ送る。
【0038】
[録音時の動作]
次に、本実施例のカラオケ装置を用いて録音する際の動作について説明する。操作パネル9を介してユーザから録音モードの設定操作があれば、その操作内容に応じて、メイン制御部1のCPU11はマイク録音かミュージック録音かを判断し、オーディオ制御部2のCPU21へ選択信号を送る。そして、その選択信号は、オーディオ制御部2のCPU21から音源・エフェクト部4のCPU41へ送られ、CPU41は、切り換え部49が音声エフェクト部454側になるように制御する。
【0039】
このような録音モードの設定がなされた後、操作パネル9を介して録音開始の指示が入力されると、メイン制御部1のCPU11は、図4のフローチャートに示すような録音処理が開始する。
まず、マイク録音かミュージック録音かを判断し(S10)、マイク録音でなければ(S10:N)、第一のデジタルミキサー44と音声エフェクト部(エフェクト1)452の間に設けられたデジタルボリューム(Vol4)451の設定値を(音源・エフェクト部4のCPU41及びオーディオ制御部2のCPU21を介して)読み込み(S20)、その初期値(ここでは−7dB)との差分を取ってその値をHDD13内に準備された録音データファイルのヘッダー(図3参照)に書き込む(S30)。その後、S40へ移行する。なお、マイク録音であれば(S10:Y)、S20,S30の処理は実行せずに、下記に示すS40へ移行する。
【0040】
S40では、音声エフェクト部(エフェクト1)452がON状態か否か、及びON状態の場合にはそのエフェクトパラメータをCPU41及びCPU21を介して把握し、そのON/OFFを区別する情報、及びONの場合にはそのエフェクトパラメータを録音データファイルのヘッダー(図3参照)に書き込む。なお、ここでは、ONの場合は1、OFFの場合は0を書き込む。
【0041】
次に、音声エフェクト部(エフェクト2)423がON状態か否か、及びON状態の場合にはそのエフェクトパラメータをCPU41及びCPU21を介して把握し、そのON/OFFを区別する情報、及びONの場合にはそのエフェクトパラメータを録音データファイルのヘッダー(図3参照)に書き込む。なお、ここでも、ONの場合は1、OFFの場合は0を書き込む。
【0042】
次に、音声エフェクト部(エフェクト3)47がON状態か否かをCPU41及びCPU21を介して把握し、そのON/OFFを区別する情報を録音データファイルのヘッダー(図3参照)に書き込む。なお、ここでも、ONの場合は1、OFFの場合は0を書き込む。
【0043】
以上で、実際の録音前のヘッダー情報の書き込み処理が終了し、実際の録音をスタートさせる(S70)。つまり、音源・エフェクト部4の切り換え部49から出力されるデジタルオーディオデータを、メイン制御部1のデジタルオーディオインターフェイス14を介して受け取り、それをハードディスク13の録音データファイルのヘッダーの後に書き込んでいく。
【0044】
この際、まず、録音モードがマイク録音か否かを判断し(S80)、マイク録音であれば(S80:Y)、入力したデジタルオーディオデータを17dBゲインアップさせ(S90)、ハードディスク13の録音データファイルに書き込む(S110)。一方、マイク録音でなければ(S80:N)、入力したデジタルオーディオデータを(差分+初期相対差)分ゲインアップさせ(S100)、ハードディスク13の録音データファイルに書き込む(S110)。これを録音終了まで繰り返し(S120)、録音が終了すると、本処理を終了する。
【0045】
なお、S90にて17dBという固定値だけゲインアップしているのは、次の理由からである。図2を参照して説明したように、メイン制御部1のデジタルオーディオインターフェイス14から出力されるデジタルオーディオデータの出力レベルが−11dBVであるのに対して、切り換え部49からデジタルオーディオインターフェイス14へ出力されるデジタルオーディオデータは−28dBとなっている。そのため、この差分をゲインアップさせた状態で録音する。
【0046】
一方、S100では(差分+初期相対差)分だけゲインアップさせている。ここで、差分とは、S30にて算出したデジタルボリューム(Vol4)451の設定値の初期値(−7dB)との差分である。また、初期相対差は、図3においてデジタルオーディオインターフェイス14から出力されたデジタルオーディオデータが、再度デジタルオーディオインターフェイス14へ入力するまでの経路上において存在する3つのデジタルボリューム、すなわちデジタルボリューム(Vol6)48、デジタルボリューム(Vol4)451、デジタルボリューム(Vol9)がそれぞれ初期値に設定されている場合にそれらによってゲインダウンされる総量を意味する。本実施例では、図3に示すように、デジタルボリューム(Vol6)48、デジタルボリューム(Vol4)451、デジタルボリューム(Vol9)の初期値がそれぞれ−10dB、−7dB、0dBであるため、総量として−17dB分ゲインダウンしている。したがって、初期相対差は17dBとなる。そして、この経路でのデジタルオーディオデータを録音する場合には、デジタルボリューム(Vol4)451のゲインダウン量を調整する可能性があるため、調整された場合を反映するため、初期値との差分、例えば初期値−7dBから−4dBに変更した場合であれば−7dB−(−4dB)=−3dBが差分となる。したがって、この場合には、差分−3dBと初期相対差は17dBを加算した14dBをゲインアップさせた状態で録音することとなる。
【0047】
なお、録音終了時にハードディスク13内の録音データファイルは図3のようになる。つまり、ヘッダーには、マイク録音かミックス録音かの区別(ここでは、マイク録音の場合は1、ミックス録音の場合は0を書き込む)、デジタルボリューム(Vol4)451の設定値の初期値との差分、音声エフェクト部(エフェクト1)452のON/OFF及びそのパラメータ、音声エフェクト部(エフェクト2)423のON/OFF及びそのパラメータ、音声エフェクト部(エフェクト3)47のON/OFFが書き込まれる。また、ヘッダーに続いて録音データが書き込まれる。なお、この内、音声エフェクト部(エフェクト1)452のON/OFF、音声エフェクト部(エフェクト2)423のON/OFF、音声エフェクト部(エフェクト3)47のON/OFFが、「音響効果付与有無特定情報」に相当する。
【0048】
このようなヘッダーを持つため、録音時の出力状況の情報を含んだ録音データが保存されることとなる。
[再生時の動作]
次に、本実施例のカラオケ装置を用いて録音したデータを再生する際の動作について図5のフローチャートを参照して説明する。
【0049】
CPU11はデータ再生が指示されたハードディスク13内の録音データファイルのヘッダー情報を読み(S210)、マイク録音か否かを判断する(S220)。そして、マイク録音の場合には(S220:Y)、現在、音声エフェクト部(エフェクト2)423がON状態か否かを判断し(S230)、ON状態であれば(S230:Y)、音声エフェクト部(エフェクト1)452に対して、ヘッダーに記録されているエフェクト2パラメータを設定して(S240)、S270へ移行する。なお、音声エフェクト部(エフェクト2)423がOFF状態の場合には(S230:N)、S240の処理を実行せずにS270へ移行する。
【0050】
一方、マイク録音でない場合、つまりミックス録音である場には(S220:N)、現在、音声エフェクト部(エフェクト1)452がON状態か否かを判断し(S250)、ON状態であれば(S230:Y)、音声エフェクト部(エフェクト1)452をOFF状態にする制御信号を音源・エフェクト部4のCPU41へ送って音声エフェクト部(エフェクト1)452をOFF状態にし(S260)、S270へ移行する。なお、音声エフェクト部(エフェクト1)452がOFF状態の場合は(S250:N)、S260の処理を実行せずにS270へ移行する。
【0051】
S270では、現在、音声エフェクト部(エフェクト3)47がON状態か否かを判断し、ON状態であれば(S270:Y)、音声エフェクト部(エフェクト3)47をOFF状態にしにして(S280)、S290へ移行する。なお、音声エフェクト部(エフェクト3)47がOFF状態の場合は(S270:N)、S280の処理を実行せずにS290へ移行する。
【0052】
S290では、録音データファイル中の録音データを録音データをHDD13から読み込み(S290)、デジタルオーディオインターフェイス14から出力する(S300)。このS290、S300の処理を再生終了まで繰り返し(S310)、再生が終了すると、本処理が終了する。
【0053】
なお、図4のフローチャートに示す処理が録音制御手段の処理に相当し、図5のフローチャートに示す処理が再生制御手段の処理に相当する。
このように、本実施例のカラオケ装置によれば次のような効果が得られる。
(a)録音時には、音源・エフェクト部4の切り換え部49から出力されるデジタルオーディオデータを、メイン制御部1のデジタルオーディオインターフェイス14を介して受け取り、それをハードディスク13に記録する。そして、再生時には、ハードディスク13から読み出したデジタルオーディオデータをデジタルオーディオインターフェイス14から出力する。
【0054】
このデジタルオーディオインターフェイス14から出力されたデジタルオーディオデータがDA変換部32においてDA変換されるまでの経路上で、3つのデジタルボリュームを通ることとなる。この内、デジタルボリューム(Vol9)については初期値0dBとして固定(つまり、実質的にゲイン変更をしない)されているため問題ないが、デジタルボリューム(Vol6)48では固定的に−10dBのゲインダウンを行っている。これは、MIDI音源部43から出力されるデジタルオーディオデータの出力レベルが−21dBVであるのに対して、メイン制御部1のデジタルオーディオインターフェイス14から出力されるデジタルオーディオデータの出力レベルが−11dBVであるため、第一のデジタルミキサー44へ入力する時点で両デジタルオーディオデータのレベルを合わせておくためである。
【0055】
したがって、録音データを再生する場合には、必ずこのミキシングに際して余儀なくされる−10dBのゲインダウンが存在する。また、デジタルボリューム(Vol4)451においては初期値−7dBのゲインダウンがなされるため、初期値としては−17dBのゲインダウンを余儀なくされる。
【0056】
そこで、本実施例では、このようにゲインダウンを余儀なくされる再生経路を持つことを鑑み、録音時には、そのゲインダウン分をゲインアップした上で録音している。このようなゲインアップをしない場合には、例えば−28dBで録音されたデータがさらに−17dBのゲインダウンを受けてしまい、−45dBというレベルで出力されてしまうこととなる。これでは、再生時に音量を上げるための調整操作を、ユーザが例えばオーディオパワーアンプ5(図1参照)に設けられたアナログボリューム調整用の操作子を操作して行う必要が生じてくる。それに対して本実施例の場合には、予めゲインアップしてあるため、上述した経路で再生し、デジタルボリューム(Vol6)48での−10dBのゲインダウン及びデジタルボリューム(Vol4)451におけるゲインダウンがなされても、録音時の音量に対する変化がなくなり、再生音量の観点で適切な状態での再生が実現できる。
【0057】
(b)また、本実施例では、録音データの再生時に音響効果(エフェクト)を二重にかけないようにしている。つまり、録音時に音声エフェクト部(エフェクト1)452や音声エフェクト部(エフェクト3)47がON状態であった場合には、そのままの状態で再生してしまうとエフェクトが二重にかかってしまい、耳障りな状態になってしまうことも考えられる。そこで、録音時のエフェクトの状態も記憶しておき、二重にエフェクトをかけないようにすることで、エフェクトの観点でも、適切な状態での再生が実現できる。
【0058】
(c)また、本実施例では、マイク6から入力した歌唱音声のみを録音することもできる。そして、その録音の際、音声エフェクト部(エフェクト2)423によって所定のエフェクトがかけられた状態でスピーカ7,8から出力されていたとすると、この音声エフェクト部(エフェクト2)423によるエフェクトパラメータを録音データファイルのヘッダーに記憶しておき、再生時には、再生経路上の音声エフェクト部(エフェクト1)452に、その記憶しておいたエフェクトパラメータによるエフェクトを付与するように制御しているため、再生時にも、録音時と同じエフェクト状態でスピーカ7,8から出力されることとなる。
【0059】
(d)本実施例では、カラオケ装置に適用しているため、カラオケの歌唱者が自分の歌唱したカラオケ曲に関して録音し、それを再生させて楽しみことができる。
[その他の実施例]
(1)上記実施例では、第一のデジタルミキサー44にて、メイン制御部1のデジタルオーディオインターフェイス14から出力されたデジタルオーディオデータとMIDI音源部43からのデジタルオーディオデータを混合する構成であり、メイン制御部1のデジタルオーディオインターフェイス14から第一のデジタルミキサー44へのデジタルオーディオデータ出力経路上にデジタルボリューム(Vol6)48を設けている。これは、MIDI音源部43から出力されるデジタルオーディオデータの出力レベルが−21dBVであるのに対して、メイン制御部1のデジタルオーディオインターフェイス14から出力されるデジタルオーディオデータの出力レベルが−11dBVである、というように、ミキシング対象の複数のでデジタル音信号の出力レベルが異なることを前提としている。
【0060】
したがって、このような前提が妥当するものであれば、上記実施例の組合せに限らずどのような音源の組合せであっても適用できる。また、第一のデジタルミキサー44にて3つ以上の音源からのデジタル音信号を混合するような場合であっても同様に実現できる。
【0061】
その混合対象のデジタル音信号としては、ハードディスク13に格納されているデジタルデータに基づくものに限定されることはなく、マイクから入力されたアナログ音声信号をAD変換して得られたデジタル音信号であってもよい。
(2)上記実施例では、図3に示すように、録音データファイル中のヘッダー部分に録音時のゲインダウン状態やエフェクト情報を書き込むようにしたが、このような録音時のゲインダウン状態やエフェクト情報のみを抽出して、録音データとは別個に録音情報ファイルとしてハードディスク13に記憶しておき、録音データの再生時に、対応する録音情報ファイルを読み出して制御するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のカラオケ装置の概略を示す構成ブロック図である。
【図2】実施例のカラオケ装置の音源・エフェクト部をより詳しく示す構成ブロック図である。
【図3】実施例のカラオケ装置のハードディスク内に格納される録音データの説明図である。
【図4】実施例のカラオケ装置による録音時の動作を示すフローチャートである。
【図5】実施例のカラオケ装置による再生時の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…メイン制御部、2…オーディオ制御部、3…プリアンプ部、4…音源・エフェクト部、5…オーディオパワーアンプ、6…マイクロフォン、7,8…スピーカ、9…操作パネル、11,21,41…CPU、12…メモリ、13…ハードディスク、14…デジタルオーディオインターフェイス、31……AD変換部、32…DA変換部、33…マイクアンプ、34…アンプ、42 ボイスエフェクト部、43…MIDI音源部、44…第一のデジタルミキサー、45…ミュージックエフェクト部、46…第二のデジタルミキサー、47,423,452…音声エフェクト部、48,422,451…デジタルボリューム、49…切り換え部、421…ボイスエフェクト。

Claims (8)

  1. 出力レベルの異なる2以上の音源から出力されるデジタル音信号をミキシングするミキシング手段と、
    前記ミキシング手段によってミキシングされたデジタル音信号をアナログ音信号に変換するDA変換手段と、
    前記2以上の音源の内、最も出力レベルの低いもの以外の音源から前記ミキシング手段に入力する各経路上に設けられ、前記最も出力レベルの低いものの出力レベルに合わせるようゲインダウンを行うゲインダウン手段と、
    デジタル音信号を記憶しておく記憶手段と、
    前記ミキシング手段と前記DA変換手段の間の経路から取り出したデジタル音信号を前記記憶手段に記憶する録音制御手段と、
    前記録音制御手段によって前記記憶手段に記憶されたデジタル音信号(以下、録音デジタル音信号と称す。)を、前記ゲインダウン手段が設けられた経路を介して出力させる再生制御手段と、
    を備える録音再生装置であって、
    前記録音制御手段は、前記デジタル音信号を前記記憶手段に記憶する際、前記再生制御手段によって前記録音デジタル音信号が出力される経路上に設けられた前記ゲインダウン手段によるゲインダウン分だけゲインアップして、前記デジタル音信号の記憶を行う
    録音再生装置。
  2. 音源から出力されるデジタル音信号をアナログ音信号に変換するDA変換手段と、
    前記音源と前記DA変換手段の間の経路上に設けられ、前記音源から出力されるデジタル音信号に対して所定の音響効果を付与可能であり、且つその音響効果の付与の有無を切替可能な音響効果付与手段と、
    デジタル音信号を記憶しておく記憶手段と、
    前記音響効果付与手段と前記DA変換手段の間の経路から取り出したデジタル音信号を前記記憶手段に記憶する録音制御手段と、
    前記録音制御手段によって前記記憶手段に記憶されたデジタル音信号(以下、録音デジタル音信号と称す。)を、前記音響効果付与手段が設けられた経路を介して出力させる再生制御手段と、
    を備える録音再生装置であって、
    前記録音制御手段は、前記デジタル音信号を前記記憶手段に記憶する際、前記音響効果手段による音響効果の付与の有無を特定可能な情報(以下、音響効果付与有無特定情報と称す。)も対応させて記憶しておき、
    前記再生制御手段は、前記録音デジタル音信号を出力させる際、前記記憶手段に対応して記憶されている前記音響効果付与有無特定情報に基づき、音響効果が付与された状態で録音されている場合には、前記音響効果付与手段に対して音響効果を付与しないよう制御する
    録音再生装置。
  3. 出力レベルの異なる2以上の音源から出力されるデジタル音信号をミキシングするミキシング手段と、
    前記ミキシング手段によってミキシングされたデジタル音信号をアナログ音信号に変換するDA変換手段と、
    前記ミキシング手段と前記DA変換手段の間の経路上に設けられ、前記ミキシング手段から出力されるデジタル音信号に対して所定の音響効果を付与可能であり、且つその音響効果の付与の有無を切替可能な音響効果付与手段と、
    前記2以上の音源の内、最も出力レベルの低いもの以外の音源から前記ミキシング手段に入力する各経路上に設けられ、前記最も出力レベルの低いものの出力レベルに合わせるようゲインダウンを行うゲインダウン手段と、
    デジタル音信号を記憶しておく記憶手段と、
    前記音響効果付与手段と前記DA変換手段の間の経路から取り出したデジタル音信号を前記記憶手段に記憶する録音制御手段と、
    前記録音制御手段によって前記記憶手段に記憶されたデジタル音信号(以下、録音デジタル音信号と称す。)を、前記ゲインダウン手段が設けられた経路を介して出力させる再生制御手段と、
    を備える録音再生装置であって、
    前記録音制御手段は、前記デジタル音信号を前記記憶手段に記憶する際、前記再生制御手段によって前記録音デジタル音信号が出力される経路上に設けられた前記ゲインダウン手段によるゲインダウン分だけゲインアップして、前記デジタル音信号の記憶を行うと共に、前記音響効果手段による音響効果の付与の有無を特定可能な情報(以下、音響効果付与有無特定情報と称す。)も対応させて記憶しておき、
    前記再生制御手段は、前記録音デジタル音信号を出力させる際、前記記憶手段に対応して記憶されている前記音響効果付与有無特定情報に基づき、音響効果が付与された状態で録音されている場合には、前記音響効果付与手段に対して音響効果を付与しないよう制御する
    録音再生装置。
  4. 請求項1又は3に記載の録音再生装置において、
    さらに、前記ミキシング手段と前記DA変換手段の間の経路上に設けられた第二のミキシング手段と、
    前記ミキシング手段と前記第二のミキシング手段の間の経路上に設けられ、前記ミキシング手段から出力されるデジタル音信号に対してゲインダウンを行う第二のゲインダウン手段を備えており、
    前記録音制御手段は、前記第二のミキシング手段と前記DA変換手段の間の経路から取り出した前記デジタル音信号を前記記憶手段に記憶する際、前記第二のゲインダウン手段によるゲインダウン分もゲインアップして、前記デジタル音信号の記憶を行う
    録音再生装置。
  5. 請求項1,3,4の何れかに記載の録音再生装置において、
    前記複数の音源の内の少なくとも一つは、MIDI音源である
    録音再生装置。
  6. 請求項5に記載の録音再生装置において、
    前記複数の音源の内の少なくとも一つは、デジタル符号化された波形データを出力可能であって、前記ゲインダウン手段が設けられた経路に接続されている
    録音再生装置。
  7. 請求項6に記載の録音再生装置において、
    前記デジタル符号化された波形データが前記記憶手段に記憶される
    録音再生装置。
  8. 請求項4に記載の録音再生装置において、
    アナログ音信号を入力し、そのアナログ音信号をデジタル音信号に変換して前記第二のミキシング手段に出力可能なAD変換手段を備える
    録音再生装置。
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