JPH10124072A - カラオケ装置 - Google Patents

カラオケ装置

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JPH10124072A
JPH10124072A JP8276750A JP27675096A JPH10124072A JP H10124072 A JPH10124072 A JP H10124072A JP 8276750 A JP8276750 A JP 8276750A JP 27675096 A JP27675096 A JP 27675096A JP H10124072 A JPH10124072 A JP H10124072A
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JP
Japan
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music
signal
output
karaoke
unit
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JP8276750A
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Daisuke Mori
大輔 森
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
  • Stereophonic System (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パーソナル向け音響再生を利用するカラオケ
装置において、カラオケ歌唱者の音声による騒音問題を
解決することを目的とする。 【解決手段】 ヘッドホン114を装着してカラオケを
する際に、出力制御部405は、音楽発生部102の音
楽信号出力と、マイク113から入力される音声信号と
をミキシングしてヘッドホン114へ出力すると共に、
マスキング音発生部406から出力されるマスキング音
信号をスピーカ111へ出力するように構成するので、
カラオケ歌唱者の地声は、スピーカ111から出力され
るマスキング音でマスクされ、近傍の人へのうるささを
軽減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘッドホンなどの
パーソナル向け音響再生を利用するカラオケ装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】カラオケ装置としては、いわゆるレーザ
ーディスク(LD)、ビデオコンパクトディスク(ビデ
オCD)あるいはビデオカセット等のカラオケ用音楽の
波形データを記録再生するものや、カラオケ用音楽の音
符の長さや音高等の曲データを記録再生し、曲データに
従って、電子楽器等に使用される音源装置によりカラオ
ケ音楽を合成するものがある。
【0003】音楽の波形データを記録再生するタイプの
もので、ヘッドホンを使用したものとしては、実開昭5
9−22592号公報、特開昭61−168169号公
報等に記載されているものがある。また、音楽の曲デー
タを記録再生し、音楽を合成するタイプのものとして
は、特開昭59−74594号公報、特開昭60−24
591号公報等に記載されているものがある。
【0004】以下、図面を参照しながら上記のカラオケ
装置について説明する。図13は、従来のカラオケ装置
の構成を表すブロック図である。
【0005】図13において、100はカラオケ装置本
体、101は制御部、102は音楽発生部、103は映
像再生部、104は記憶部、105は出力制御部、12
0はヘッドホンジャック、121,122は出力端子、
125はマイク入力端子、110はリモコン、111は
スピーカ、112は表示器、113はマイク、114は
ヘッドホンである。
【0006】まず、リモコン110により、所望の曲が
指示されると、制御部101は、記憶部104から曲に
対応するデータを読み出す。記憶部104は、複数の曲
の音楽波形データや映像データを記憶するレーザーディ
スクやビデオCD、あるいは、音楽の音符の長さや音高
等の曲データや歌詞文字データを記録する半導体メモリ
やハードディスク等から構成される。制御部101は、
記憶部104から読み出したデータを音楽発生部102
と映像再生部103に出力する。音楽再生部102は、
制御部101から入力される音楽波形データや音楽の音
符の長さや音高等の曲データに従って、それぞれ音楽を
再生あるいは合成し出力する。出力制御部105は、通
常、音楽発生部102から出力される音楽信号とマイク
113からマイク入力端子125を介して入力される音
声信号とをミキシングし、スピーカ出力端子121へ出
力する。映像再生部103は、制御部101から入力さ
れる映像データや歌詞文字データに従った映像出力を映
像出力端子122を介して表示器112へ出力する。以
上の動作により、スピーカ111からは音声と音楽とが
ミキシングされたカラオケ演奏が出力され、同時に、テ
レビなどの表示器112には音楽に対応した映像や歌詞
文字が表示出力されて、通常のカラオケ使用が可能とな
る。
【0007】音楽発生部102は、図15あるいは図1
6のように構成される。図15は、従来のカラオケ装置
の音楽発生部102の構成の一例を表すブロックであ
る。図15において、300はデコーダ、310はデジ
タルアナログコンバータ(DAC)、320はローパス
フィルタ、330はアンプである。
【0008】図15の構成は、記憶部104がレーザー
ディスク、ビデオCD等の時に使用する構成であり、デ
コーダ300は、制御部101から入力される波形デー
タに対して、予め定められた復調処理や圧縮伸長技術に
対応した伸長(デコード)処理を施して、音楽波形デー
タを出力する。デコーダ300から出力される音楽波形
データは、デジタルアナログコンバータ310でアナロ
グ信号に変換され、ローパスフィルタ320でいわゆる
アンチエイリアス処理され、アンプ330で増幅された
後に、音楽発生部102の音楽信号出力となる。
【0009】図16は、従来のカラオケ装置の音楽発生
部102の構成の他の例を表すブロックである。図16
において、301は読み出し制御部、302は波形メモ
リである。なお、デジタルアナログコンバータ(DA
C)310、ローパスフィルタ320、アンプ330
は、図15の構成と同じである。
【0010】図16の構成は、記憶部104が音楽の音
符の長さや音高等の曲データを記憶する半導体メモリや
ハードディスク等の時に使用する構成であり、読み出し
制御部301と波形メモリ302の構成は、電子楽器の
音源部の構成と同じである。波形メモリ302には、複
数の種類の楽音の波形データが記憶されている。読み出
し制御部301は、制御部101から入力される曲デー
タにより指示される音量、タイミングで、楽器の種類、
音高、音の強弱等に対応した楽音の波形データを波形メ
モリ302から読み出し出力する。読み出した単一の楽
音の波形データだけでは音楽を形成できないため、通常
は、時分割処理により、複数の楽音の波形データ読み出
し処理を並行して実施し、メロディ、ベース、ドラムス
等に対応して読み出した複数の楽音の波形データを加算
処理して、音楽波形データを出力する。読み出し制御部
301から出力された音楽波形データは、図15の構成
と同様の動作により、デジタルアナログコンバータ31
0、ローパスフィルタ320、アンプ330を介して、
音楽発生部102の音楽信号出力となる。なお、有限な
記憶容量の波形メモリ302を有効に活用するために、
トランペットなどの持続系の楽音を出力するために、読
み出し制御部301は、楽音波形データの一部を繰り返
し読み出し出力するように構成される。
【0011】図15、16のように構成される音楽発生
部102は、その構成を図17のブロックのようにとら
えることができる。
【0012】図17において、350はメロディ音発生
部、360は伴奏音発生部、370はミキシングアンプ
である。記憶部104がレーザーディスク、ビデオCD
等の時に、いわゆる音声多重のディスクを使用すれば、
L、Rチャンネルの片方のチャンネルにはカラオケの伴
奏音の波形データが、また、もう一方のチャンネルから
はメロディ音あるいはメロディ音声の波形データが記憶
されており、制御部101は、メロディ音と伴奏音の波
形データをそれぞれメロディ音発生部350と伴奏音発
生部360へ供給する。また、記憶部104が音楽の音
符の長さや音高等の曲データを記憶する半導体メモリや
ハードディスク等の時には、制御部101は、記憶部1
04から読み出した曲データの内、メロディに関する曲
データをメロディ音発生部350に、伴奏に関する曲デ
ータを伴奏音発生部360へ供給する。メロディ音発生
部350と伴奏音発生部360は、図15あるいは図1
6のように構成され、上述したように動作し、それぞれ
メロディ音信号と伴奏音信号を出力する。メロディ音信
号と伴奏音信号はミキシングアンプ370で、ミキシン
グされて音楽信号として出力される。
【0013】なお、カラオケ使用時の、近隣への騒音問
題に対処するため、以下のようなヘッドホン114を使
った騒音対策が開示されている。以下、図面を参照しな
がら従来のカラオケ装置の出力制御部105について説
明する。
【0014】図14は、従来のカラオケ装置の出力制御
部105の構成を表すブロックである。
【0015】図14において、200はセレクタ、20
1〜206はスイッチ端子、210はミキサ、211は
検知器、230は入力端子である。
【0016】通常のカラオケ使用時には、セレクタ20
0のスイッチ端子201、202はそれぞれスイッチ端
子203、206と接続されている。従って、音楽発生
部102から出力された音楽信号は、入力端子230を
介してミキサ210に入力され、ミキサ210におい
て、マイク入力端子125を介して入力される音声信号
とミキシングされた後にセレクタ200を介してスピー
カ出力端子121に出力される。
【0017】ヘッドホンジャック120にヘッドホンが
接続されると、検知器211はセレクタ200の各スイ
ッチ端子の接続を切り換える。即ち、スイッチ端子20
1、206をそれぞれスイッチ端子204、205に接
続する。従って、ミキサ210から出力される音楽信号
と音声信号のミキシング信号は、スイッチ端子201を
介してヘッドホンジャック120からヘッドホン114
へ供給される。この時、スピーカ出力端子121には、
音楽発生部102の音楽信号出力が入力端子231、ス
イッチ端子205、202を介して直接供給されること
となる。以上により、ヘッドホン114を装着したカラ
オケ歌唱者は、音声信号がミキシングされたカラオケ演
奏をヘッドホンで楽しむことができる。また、スピーカ
111からは、音声信号がミキシングされない音楽信号
だけが出力されるので、近隣の住人にとって最大の問題
となる歌唱者の歌唱力に起因するうるささを軽減するこ
とができる。また、スピーカ出力の音量を任意に低減す
ることも可能である。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のカ
ラオケ装置では、近隣の住民への騒音対策は為されてい
るが、近傍の住人(同居者)への対策が為されていな
い。即ち、ヘッドホンを使用するため音声がスピーカか
ら拡声出力されはしないものの、いわゆる、生の声がう
るさい、あるいは、練習のために同じ曲を何度も聴かさ
れる、スピーカからはメロディの解り難いカラオケ演奏
の伴奏音だけが出力されるという課題を有していた。
【0019】本発明は上記問題点に鑑みて、まず、近傍
の人は何度も同じ曲を聴かされるという問題を解決する
ために、カラオケ装置近傍の人はカラオケ歌唱者が聴取
する音とは異なる音の素材を楽しむことのできるカラオ
ケ装置を提供することを第1の目的とする。
【0020】また本発明は、カラオケ装置近傍の人が、
カラオケ歌唱者の歌唱力とは関係なく、メロディ付きの
カラオケ演奏を楽しむことができるカラオケ装置を提供
することを第2の目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】以上のような従来の課題
を解決するために本発明のカラオケ装置は、カラオケ曲
に関するデータを記憶する記憶部と、入力されるカラオ
ケ曲に関するデータに従って音楽信号を出力する音楽発
生部と、入力される音声信号と音楽発生部から出力され
る音楽信号とをミキシング出力するミキサと、スピーカ
用のマスキング音信号を出力するマスキング音発生部
と、記憶部から読み出したカラオケ曲に関するデータを
音楽発生部へ供給すると共にマスキング音発生部を制御
する制御部とから構成される。
【0022】これにより、カラオケ歌唱者の音声信号は
スピーカでは拡声されず、また、生の声もスピーカから
出力されるマスキング音により聞き取り難くなるため、
カラオケ装置近傍の人のカラオケ騒音による悩みを軽減
することが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】第1の目的を達成するために本発
明のカラオケ装置は、カラオケ曲に関するデータを記憶
する記憶部と、入力されるカラオケ曲に関するデータに
従って音楽信号を出力する音楽発生部と、入力される音
声信号と音楽発生部から出力される音楽信号とをミキシ
ング出力するミキサと、複数種類のマスキング音が出力
可能でスピーカ用のマスキング音信号を出力するマスキ
ング音発生部と、マスキング音信号を音響出力するスピ
ーカと、所望のマスキング音出力をマスキング音発生部
に指示すると共に、カラオケのリクエストに従って記憶
部から読み出したカラオケ曲に関するデータを音楽発生
部へ供給する制御部とから構成される。この構成によっ
て、制御部と記憶部と音楽発生部とミキサにより通常の
カラオケ演奏が為されると共に、制御部の指示により、
マスキング音発生部から出力されるマスキング音信号が
スピーカから出力されることとなる。
【0024】第2の目的を達成するために本発明のカラ
オケ装置は、カラオケ曲に関するデータを記憶する記憶
部と、入力されるカラオケ曲に関するデータに従って第
1の音楽信号を出力する第1の音楽発生部と、入力され
る音声信号と第1の音楽発生部から出力される第1の音
楽信号とをミキシング出力するミキサと、スピーカ用の
第2の音楽信号を出力する第2の音楽発生部と、記憶部
から読み出したカラオケ曲に関するデータを第1と第2
の音楽発生部へ供給すると共に第1と第2の音楽発生部
の音楽信号出力が異なるように制御する制御部とから構
成される。この構成によって、制御部は、第1の音楽発
生部からは、音楽信号として通常のカラオケ伴奏音を出
力するようにし、第2の音楽発生部からはメロディ付き
の音楽信号を出力するように制御する為、スピーカから
はカラオケ歌唱者の生の声をマスクし易いメロディ音が
出力されることとなる。
【0025】以下、本発明の実施の形態について図面を
参照しながら説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1による
カラオケ装置の構成を示すブロック図である。
【0026】図1において、400はカラオケ装置本
体、401は制御部、405は出力制御部、406はマ
スキング音発生部である。なお、音楽発生部102、映
像再生部103、記憶部104、リモコン110、スピ
ーカ111、表示器112、マイク113及びヘッドホ
ン114、ヘッドホンジャック120、出力端子12
1,122、マイク入力端子125は従来例と同様のも
のである。
【0027】通常のカラオケ使用時には、リモコン11
0により、所望の曲が指示されると、制御部401は、
従来例の制御部101と同様の動作により、記憶部10
4から曲に対応するデータを読み出し、読み出したデー
タを音楽発生部102と映像再生部103に出力する。
出力制御部405は、従来例の出力制御部105と同様
に、通常、音楽発生部102から出力される音楽信号と
マイク113からマイク入力端子125を介して入力さ
れる音声信号とをミキシングし、スピーカ出力端子12
1へ出力する。映像再生部103は、制御部401から
入力される映像データや歌詞文字データに従った映像出
力を映像出力端子122を介して表示器112へ出力す
る。以上の動作により、従来例と同様に、スピーカ11
1からは音声と音楽とがミキシングされたカラオケ演奏
が出力され、同時に、表示器112には音楽に対応した
映像や歌詞文字が表示出力されて、通常のカラオケ使用
が可能となる。
【0028】図2は、出力制御部405の構成を示すブ
ロック図である。図2において、231は入力端子であ
る。なお、セレクタ200、スイッチ端子201〜20
6、ミキサ210、検知器211、入力端子230は、
従来例の出力制御部105と同様のものである。
【0029】ヘッドホン使用時には、出力制御部405
は、入力端子231への入力信号が、スイッチ端子20
5、202を介してスピーカ出力端子121へ直接供給
されるので、実施の形態1においては、マスキング音発
生部の406のマスキング音信号がスピーカ111へ供
給されることとなる。マスキング音発生部406は、電
子楽器の音源技術を使用して、図16に示した従来例の
音楽発生部102と同様に構成することができる。この
構成において、マスキング音には、多種多様な音の素材
を使用することができるが、マスキングを有効にするに
は比較的広帯域の周波数成分を含む音であること、比較
的長時間聴いても飽きない音であること、持続的な音で
あること等が望ましいので、ホワイトノイズ、滝の水
音、波の音、都心の雑踏の音等の波形データを複数種
類、波形メモリ302に記憶させておき、読み出し制御
部301は所望のマスキング音を選択出力するものとす
る。制御部401は、入力されるマスキング音の選択指
示(種類、音量、タイミング)に従って、出力すべきマ
スキング音を特定する指示信号をマスキング音発生部4
06に出力し、マスキング音発生部406の読み出し制
御部301は、制御部401から指示特定されたマスキ
ング音に対応する波形データを波形メモリ302から読
み出し、出力する。読み出し制御部301から出力され
た波形データは従来例と同様にして、デジタルアナログ
コンバータ(DAC)310、ローパスフィルタ32
0、アンプ330を経て、マスキング音信号として、出
力制御部405へ出力される。ヘッドホン使用時には、
マスキング音発生部406の出力は直接スピーカ111
へ供給されるので、スピーカ111からは、マスキング
音が放音されることとなる。なお、制御部401へのマ
スキング音の選択指示には、リモコン110から、ある
いは、本体に指示スイッチを設けて指示入力するものと
する。
【0030】以上のようにして、実施の形態1におい
て、マスキング音発生部406は、複数種類のマスキン
グ音を発生可能としたため、ヘッドホン使用時には、制
御部401に指示した好みのマスキング音がスピーカ1
11から出力され、カラオケ歌唱者の生の声をマスキン
グすることが可能なカラオケ装置を実現することができ
る。
【0031】(実施の形態2)以下、本発明の実施の形
態2について図面を参照しながら説明する。
【0032】図3は、本発明のカラオケ装置の構成を示
すブロック図である。図3において、500はカラオケ
装置本体、501は制御部、550は信号モニタであ
る。なお、音楽発生部102、映像再生部103、記憶
部104、リモコン110、スピーカ111、表示器1
12、マイク113、ヘッドホン114、ヘッドホンジ
ャック120、出力端子121,122、マイク入力端
子125、出力制御部405及びマスキング音発生部4
06は実施の形態1と同様のものである。
【0033】通常のカラオケ使用時には、リモコン11
0により、所望の曲が指示されると、制御部501は、
実施の形態1の制御部401と同様の動作により、スピ
ーカ111から音声信号と音楽信号を含むカラオケ演奏
が出力される。
【0034】信号モニタ550は、図4のように構成さ
れる。図4において、560は読み書き可能なメモリ、
561は演算部、562はローパスフィルタ、563は
アナログデジタルコンバータである。
【0035】マイク入力端子113から入力される音声
信号は、信号モニタ550のローパスフィルタ562で
フィルタリングされた後にアナログデジタルコンバータ
563でデジタル信号に変換され、メモリ560に記憶
される。メモリ560はいわゆるリングメモリとして機
能する。演算部561は、メモリ560に記憶された音
声信号の強さを演算し、演算結果を制御部501へ出力
する。ローパスフィルタ562は、音声信号の主成分を
通過させるため、例えば3.5kHz程度のカットオフ
周波数を有する低域通過特性を有するものとする。デジ
タルアナログコンバータ563は、サンプリング周波数
8kHzで音声信号をアナログデジタル変換する。音声
信号の時間変動は20ミリ秒程度の時間刻みでモニタす
ることが可能なので、サンプリング周波数が8kHzの
場合、160サンプル単位で音声信号をモニタすること
が可能である。メモリ560は、160サンプルを記憶
するリングメモリで、常時、最新の音声信号160サン
プルを記憶する。演算部561は、20ミリ秒毎に、音
声信号の強さ、いわゆるインテンシティを演算する。即
ち、メモリ560に記憶された最新の音声信号160サ
ンプルの全サンプルについて、各サンプルの自乗和を1
60で割った値の平方根を演算し、音声信号の強さを表
すデータIiとして出力するものとする。
【0036】ヘッドホン使用時には、制御部501は、
信号モニタ550から出力される音声信号の強さの値に
従って、マスキング音発生部406への出力音量の指示
を変更する。即ち、制御部501は、通常は、マスキン
グ音発生部406に対して、出力音量L0を指示する
が、信号モニタ550から出力される音声信号の強さI
iが基準の強さI0よりも小の時は、出力音量Li(=L
0)を指示し、IiがI0よりも大の時は、出力音量Li
(=L0・Ii/I0)を指示するので、音声信号が大き
くなるほどマスキング音を大きくすることができる。
【0037】なお、本実施の形態2においては、音声信
号の強さに合わせて、マスキング音の音量を制御するよ
うにしたが、音声信号のエネルギーなどのパラメータを
算出して制御することも可能である。また、音声信号だ
けでなく、音声信号と音楽信号をミキシングした信号を
モニタして制御しても良い。
【0038】以上のようにして、実施の形態2におい
て、制御部501は、信号モニタ550から出力される
音声信号の強さを示す値に合わせて、マスキング音発生
部406から出力するマスキング音の音量を制御するよ
うにしたので、カラオケ歌唱者の生の声の音量変化に合
わせて、適切な音量のマスキング音を発生することが可
能なカラオケ装置を実現することができる。
【0039】(実施の形態3)以下、本発明の実施の形
態3について図面を参照しながら説明する。図5は、本
実施の形態によるカラオケ装置の構成を示すブロック図
である。
【0040】図5において、240は入力端子、600
はカラオケ装置本体、601は制御部、606はマスキ
ング音アンプである。なお、音楽発生部102、映像再
生部103、記憶部104、リモコン110、スピーカ
111、表示器112、マイク113、ヘッドホン11
4、ヘッドホンジャック120、出力端子121,12
2、マイク入力端子125、出力制御部405及び信号
モニタ550は実施の形態1、2と同様のものである。
図5において映像再生部103以降の映像関連ブロック
は表示しないが、従来例と同じものである。
【0041】通常のカラオケ使用時には、リモコン11
0により、所望の曲が指示されると、制御部601は、
実施の形態1の制御部401と同様の動作により、スピ
ーカ111から音声信号と音楽信号を含むカラオケ演奏
が出力される。
【0042】ヘッドホン使用時には、制御部601は、
実施の形態2と同様にして信号モニタ550から出力さ
れる音声信号の強さの値に従って、マスキング音アンプ
606への出力音量の指示を変更する。即ち、制御部6
01は、通常は、マスキング音アンプ606に対して、
出力音量L0を指示するが、信号モニタ550から出力
される音声信号の強さIiが基準の強さI0よりも小の時
は、出力音量Li(=L0)を指示し、IiがI0よりも大
の時は、出力音量Li(=L0・Ii/I0)を指示するの
で、音声信号が大きくなるほどマスキング音アンプ60
6の出力音量を大きくする。これにより、使用者の好み
に応じて入力端子240から入力されるマスキング音信
号が、カラオケ歌唱者の音声信号の大きさに合わせて、
マスキング音アンプ606で増幅され、出力制御部40
5、出力端子121を経て、スピーカ111からマスキ
ング音が出力されることとなる。
【0043】なお、本実施の形態3においても、音声信
号の強さに合わせて、マスキング音の音量を制御するよ
うにしたが、音声信号のエネルギーなどのパラメータを
算出して制御することも可能である。また、音声信号だ
けでなく、音声信号と音楽信号をミキシングした信号を
モニタして制御しても良い。
【0044】以上のようにして、実施の形態3におい
て、ヘッドホン使用時に、入力端子240から入力され
るマスキング音が、スピーカ111から出力されるよう
にしたため、使用者の好みに応じたマスキング音によ
り、カラオケ歌唱者の生の声をマスクキングすることが
できる。また、制御部601は、信号モニタ550から
出力される音声信号の強さに合わせて、マスキング音ア
ンプ606から出力するマスキング音の音量を制御する
ようにしたので、カラオケ歌唱者の生の声の音量変化に
合わせて、適切な音量のマスキング音を発生することが
可能なカラオケ装置を実現することができる。
【0045】(実施の形態4)以下、本発明の実施の形
態4について図面を参照しながら説明する。図6は、本
実施の形態によるカラオケ装置の構成を示すブロック図
である。
【0046】図6において、700はカラオケ装置本
体、701は制御部、702は音楽発生部、704は記
憶部である。なお、音楽発生部102、映像再生部10
3、リモコン110、スピーカ111、表示器112、
マイク113、ヘッドホン114、ヘッドホンジャック
120、出力端子121,122、マイク入力端子12
5、出力制御部405及び信号モニタ550は実施の形
態1、2と同様のものである。図6において映像再生部
103以降の映像関連ブロックは表示しないが、従来例
と同じものである。
【0047】通常のカラオケ使用時には、リモコン11
0により、所望の曲が指示されると、制御部701は、
実施の形態1の制御部401と同様の動作により、スピ
ーカ111から音声信号と音楽信号を含むカラオケ演奏
が出力される。
【0048】ヘッドホン使用時には、制御部701は、
リモコン110から指示される所望のカラオケ曲のリク
エストに従って、実施の形態1の制御部401と同様の
動作により、実施の形態1の記憶部104と同様の記憶
部704から、リクエストされたカラオケ曲に対応する
データを読み出し、読み出したデータを音楽発生部10
2と映像発生部103へ出力すると共に、リモコン11
0により入力される所望のマスキング用音楽に対応する
データを記憶部704から読み出し、音楽発生部702
へ出力する。音楽発生部702は、音楽発生部102と
同様に構成されるので、音楽発生部102からはカラオ
ケ曲の音楽信号が、また、音楽発生部702からはマス
キング用音楽信号が出力されることとなる。実施の形態
1と同じ出力制御部405は、一方において、音楽発生
部102から入力される音楽信号とマイク113からマ
イク入力端子125を介して入力される音声信号とをミ
キシングし出力するので、ヘッドホン114では、ヘッ
ドホンジャック120を介して出力される信号により、
カラオケを楽しむことができる。他方において、音楽発
生部702から出力されるマスキング用音楽は、そのま
ま出力端子121を介してスピーカ111から出力され
ることとなる。
【0049】制御部701は、実施の形態2と同じ信号
モニタ550から出力される音声信号の強さの値に従っ
て、音楽発生部702への出力音量の指示を実施の形態
2の制御部501と同様に制御するので、音声信号が大
きくなるほどスピーカ111から出力されるマスキング
用音楽の音量を大きくすることができる。
【0050】なお、本実施の形態4では、マスキング用
音楽の選択の指示はリモコン110を使用するようにし
たが、本体700に指示用スイッチを設けるようにして
も良い。
【0051】以上のようにして、実施の形態4におい
て、ヘッドホン使用時に、音楽発生部702は、制御部
701に指示される所望のマスキング用音楽を発生可能
としたため、スピーカ111の近傍にいる人は、スピー
カ111から出力される所望のマスキング用音楽を聴取
することができ、同時に、カラオケ歌唱者の生の声がス
ピーカ111の出力によりマスキングされて、聴取され
難くなるカラオケ装置を実現することができる。
【0052】(実施の形態5)以下、本発明の実施の形
態5について図面を参照しながら説明する。
【0053】図7は、本発明のカラオケ装置の構成を示
すブロック図である。図7において、800はカラオケ
装置本体、801は制御部、806は音楽発生部であ
る。なお、記憶部104、映像再生部103、リモコン
110、スピーカ111、表示器112、マイク11
3、ヘッドホン114、ヘッドホンジャック120、出
力端子121,122、マイク入力端子125、出力制
御部405及び信号モニタ550は実施の形態1、2と
同様のものである。図7において映像再生部103以降
の映像関連ブロックは表示しないが、従来例と同じもの
である。
【0054】通常のカラオケ使用時には、リモコン11
0により、所望の曲が指示されると、制御部801は、
実施の形態1の制御部401と同様の動作により、スピ
ーカ111から音声信号と音楽信号を含むカラオケ演奏
が出力される。
【0055】ヘッドホン使用時には、制御部801は、
リモコン110から指示される所望のカラオケ曲のリク
エストに従って、実施の形態1の制御部401と同様の
動作により、記憶部104から、リクエストされたカラ
オケ曲に対応するデータを読み出し、読み出したデータ
を音楽発生部806と映像発生部103へ出力する。音
楽発生部806から出力される音楽信号出力1は、出力
制御部405で音声信号とミキシングされた後に、ヘッ
ドホンジャック120を介してヘッドホン114からは
カラオケ演奏が出力される。
【0056】音楽発生部806は、図8、図9、あるい
は図10のように構成される。図8は、音楽発生部80
6の構成の一例を表すブロック図である。
【0057】図8において、371はミキシングアンプ
である。なお、メロディ音発生部350、伴奏音発生部
360及びミキシングアンプ370は図17に示した従
来例と同様のものである。
【0058】ヘッドホン使用時には、制御部801から
出力される所望のカラオケ曲のデータの内、メロディに
関するデータはメロディ音発生部350へ、また、伴奏
に関するデータは伴奏音発生部360へ入力される。メ
ロディ音発生部350から出力されるメロディ音信号と
伴奏音発生部360から出力される伴奏音信号は、いず
れもミキシングアンプ370、371へ出力される。ミ
キシングアンプ370では、メロディ音信号と伴奏音信
号とが従来例と同様の比率でミキシングされて、音楽信
号出力1として出力制御部405の入力端子230を介
して、音声信号とミキシングされた後に、ヘッドホンジ
ャック120を介してヘッドホン114へ出力される。
他方において、ミキシングアンプ371では、メロディ
音信号と伴奏音信号とが従来例と同様の比率よりも、メ
ロディ音が3〜12dB程度大きくなるようにミキシン
グされて、音楽信号出力2として出力制御部405の入
力端子231を介して、出力端子121を介してスピー
カ111へ出力される。
【0059】図9は、音楽発生部806の構成の他の例
を表すブロック図である。図9において、351はメロ
ディ音発生部、361は伴奏音発生部、372はミキシ
ングアンプである。なお、メロディ音発生部350、伴
奏音発生部360及びミキシングアンプ370は図17
に示した従来例と同様のものである。
【0060】ヘッドホン使用時には、制御部801から
出力される所望のカラオケ曲のデータの内、メロディに
関するデータはメロディ音発生部350,351へ、ま
た、伴奏に関するデータは伴奏音発生部360,361
へ入力される。この時、制御部801は、メロディ音発
生部350と351に指示する出力音量について、メロ
ディ音発生部350へ指示する出力音量よりもメロディ
音発生部351へ指示する出力音量を3〜12dB大き
く指示するものとする。メロディ音発生部350,35
1から出力されるメロディ音信号と伴奏音発生部36
0,361から出力される伴奏音信号は、それぞれミキ
シングアンプ370,372へ出力される。ミキシング
アンプ370では、メロディ音信号と伴奏音信号とが従
来例と同様の比率でミキシングされて、音楽信号出力1
として出力制御部405の入力端子230を介して、音
声信号とミキシングされた後に、ヘッドホンジャック1
20を介してヘッドホン114へ出力される。他方にお
いて、ミキシングアンプ372では、メロディ音信号と
伴奏音信号とが従来例と同様の比率でミキシングされる
がメロディ音発生部350から出力されるメロディ音量
よりも、メロディ音発生部351から出力されるメロデ
ィ音量の方が大きいので、音楽信号出力1よりもメロデ
ィ音の音量が大きくミキシングされた音楽信号が、音楽
信号出力2として出力制御部405の入力端子231を
介して、出力端子121を介してスピーカ111へ出力
される。
【0061】図10は、音楽発生部806の構成のさら
に他の例を表すブロック図である。図10において、3
81は音色制御部である。なお、メロディ音発生部35
0、351、伴奏音発生部360、361及びミキシン
グアンプ370、372は図9の構成と同様のものであ
る。
【0062】ヘッドホン使用時には、図9の構成と同様
の動作をするが、音色制御部381は、制御部801か
らメロディ音発生部351へ出力されるメロディに関す
るデータの内、メロディの音色を所望の音色に変更す
る。すなわち、記憶部104がレーザーディスク、ビデ
オCD等の時に、音声多重のディスクに記憶されたメロ
ディ音あるいはメロディ音声の波形データは、制御部8
01に読み出され、メロディ発生部350、351へ送
出される際に、メロディ音発生部351へ入力される前
に音色制御部381に入力される。音色制御部381に
おいて、メロディ音の波形データは、音色を変化させら
れる。これは、いわゆるテーブル変換により実施するも
のとする。テーブル変換は、読み出しメモリに入出力波
形値変換特性を記憶させておき、入力される波形データ
値を読み出しメモリの入力アドレスとして、入出力波形
値変換特性にしたがって出力波形データ(変換後のデー
タ)を得るようにしておこなわれる。音色制御部381
は、指示される所望の音色変換指示にしたがって、対応
する入出力波形値変換特性を選択し、音色変換するもの
とする。また、記憶部104が音楽の音符の長さや音高
等の曲データを記憶する半導体メモリやハードディスク
等の時には、制御部801は、記憶部104から読み出
した曲データの内、メロディに関する曲データをメロデ
ィ音発生部350,351に送出されるが、メロディ音
発生部351へ入力される前に音色制御部381に入力
される。音色制御部381において、メロディ音の曲デ
ータは、音色を変化させられる。これは、音色制御部3
81が、制御部801から入力される曲データの音色に
関するデータを所望の音色データに置換することにより
達成される。以上のようにして、音色制御部381で音
色を変化させられたメロディ音に関するデータは、メロ
ディ音発生部351に送出されるので、メロディ音発生
部350と351から出力されるメロディ音の音色は異
なり、ミキシングアンプ370と372から出力される
音楽信号出力1と2とは、メロディ音の音色と音量とが
異なる音楽信号として出力され、音楽信号出力2は出力
制御部405の入力端子231を介して、出力端子12
1を介してスピーカ111へ出力される。
【0063】なお、音色制御部381への指示する所望
の音色変換の指示選択は、リモコン110から、あるい
は、本体に指示スイッチを設けて指示入力するものとす
る。
【0064】また、音色変換は、カラオケ歌唱者の生の
声をマスキングするために、人間の音声の特性に近い特
性を有する音色、例えば、ホルマント特性を有するオー
ボエ系や周波数特性がカマボコ型のサキソホン系の音色
に変換するように指示することが望ましい。
【0065】以上のようにして、実施の形態5におい
て、ヘッドホン使用時に、音楽発生部806から出力さ
れる2つの音楽信号の内、音楽信号出力1は、通常のカ
ラオケ用音楽信号として、ミキシングされたメロディ音
の音量が比較的小さな音楽信号として音声信号とミキシ
ングされてヘッドホン114に供給されるようにし、音
楽信号出力2は、音楽信号出力1よりもミキシングされ
るメロディ音の音量、あるいは音量と音色とが異なり、
メロディ音のミキシング音量が比較的大きな音楽信号と
してスピーカ111から出力されるようにしたので、ス
ピーカ111の近傍にいる人は、スピーカ111から出
力されるメロディ音が比較的大きなカラオケ曲を聴取す
ることとなり、カラオケ歌唱者の生の声がマスキングさ
れるカラオケ装置を実現することができる。
【0066】(実施の形態6)以下、本発明の実施の形
態6について図面を参照しながら説明する。
【0067】図11は、本実施の形態によるカラオケ装
置の構成を示すブロック図である。図11において、2
41,242は入力端子、607はカラオケアンプ、9
00はカラオケ装置本体、901は制御部である。な
お、記憶部104、映像再生部103、リモコン11
0、スピーカ111、表示器112、マイク113、ヘ
ッドホン114、ヘッドホンジャック120、出力端子
121,122、マイク入力端子125、出力制御部4
05、マスキング音発生部406及び信号モニタ550
は実施の形態1、2と同様のものである。
【0068】通常のカラオケ使用時には、入力端子24
1から入力されるカラオケ音楽は、カラオケアンプ60
7で増幅され、図2に示した出力制御部405の入力端
子230に入力され、音声信号とミキシングされた後
に、スピーカ111からカラオケ演奏として出力され、
入力端子242から入力されるカラオケ映像入力はその
まま表示器112に出力されてカラオケ表示が為される
こととなる。
【0069】ヘッドホン使用時には、実施の形態1と同
様にして、出力制御部405は、入力端子231への入
力信号が、スイッチ端子205、202を介してスピー
カ出力端子121へ直接供給されるので、マスキング音
発生部406のマスキング音信号がスピーカ111へ供
給され、カラオケアンプ607の出力は、音声信号とミ
キシングされた後に、ヘッドホン114へ出力されるこ
ととなる。
【0070】なお、マスキング音発生部406の代わり
に、音楽発生部702、マスキング音アンプ606を使
用して上述の他の実施の形態と同様に構成することも可
能である。
【0071】以上のようにして、実施の形態6におい
て、ヘッドホン使用時に、本体900に入力されるカラ
オケ音楽は、カラオケアンプ607を経て、出力制御部
405で音声信号とミキシングした後にヘッドホン11
4で再生され、マスキング音発生部406から出力され
るマスキング音信号はスピーカ111から再生されるよ
うにしたので、スピーカ111の近傍にいる人は、スピ
ーカ111から出力されるマスキング音を聴取すること
となり、カラオケ歌唱者の生の声がマスキングされるカ
ラオケ装置を実現することができる。
【0072】(実施の形態7)以下、本発明の実施の形
態7について図面を参照しながら説明する。
【0073】図12は、本実施の形態によるカラオケ装
置の構成の一部を示すブロック図である。
【0074】図12において、113A,113Bはマ
イク、114A,114Bはヘッドホン、120A,1
20Bはヘッドホンジャック、190はミキサ、191
はアンプである。なお、スピーカ111、出力端子12
1、出力制御部405ほかの構成は、実施の形態1〜6
の構成と同様のものとする。
【0075】通常のカラオケ使用時には、マイク113
A,113Bから入力された音声はミキサ190でミキ
シングされた後に、他の実施の形態と同様にして出力制
御部405に入力されるカラオケ曲の音楽信号(図示せ
ず)とミキシングされてスピーカ111へ出力されて、
カラオケ演奏がスピーカ111から出力される。
【0076】ヘッドホン使用時も、他の実施の形態と同
様にして、出力制御部405はミキサ190から入力さ
れる音声信号と、入力されるカラオケ曲の音楽信号とミ
キシングされてヘッドホン114A,114Bへ出力さ
れて、カラオケ演奏がヘッドホン114A,114Bで
聴取される。この時、マイク113A,113Bの使用
者は、ヘッドホン114A,114Bを装着しておくこ
とにより、カラオケだけでなく、通常の会話もヘッドホ
ンをはずさずにマイクとヘッドホンを介して実施するこ
ととなる。
【0077】以上のようにして、実施の形態7におい
て、ヘッドホン使用時に、ヘッドホンとマイクをそれぞ
れ複数組使用可能なマイク入力端子及びヘッドホンジャ
ックを有し、複数のマイクから入力される音声信号をミ
キシングするミキサ190と、ミキシングされた音声信
号とカラオケ用音楽信号とを出力制御部405でミキシ
ングした後に、アンプ191を介して、複数のヘッドホ
ンに出力するようにしたため、カラオケだけでなく、会
話も楽しむことができる。
【0078】なお、ヘッドホンとマイクは別個のものと
したが、いわゆるヘッドセット、すなわち、ヘッドホン
とマイクが一体となったものを使用することにより、マ
イクを手で持つこと無く、自由に会話を楽しむこともで
きる。また、ヘッドホンに代えて、カラオケ演奏の聴取
者向けに配置したスピーカを使用してもよい。
【0079】以上の各実施の形態において、ヘッドホン
113,113A,113Bへの出力信号に対して、い
わゆる頭外定位等のエフェクト信号処理を施すように構
成すれば、ヘッドホン装着による圧迫された音場感覚を
低減することができる。
【0080】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ヘッドホ
ンなどのパーソナル向けの音響再生を利用したカラオケ
で、カラオケ歌唱者の生の声をマスキングする為に、マ
スキングのための音を発生、出力するようにしたので、
カラオケ装置の近隣あるいは近傍の人へ迷惑が少ない、
また、使用者が互いに会話をすることも可能なカラオケ
装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるカラオケ装置の構
成を示すブロック図
【図2】同カラオケ装置における出力制御部の構成例を
示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態2によるカラオケ装置の構
成を示すブロック図
【図4】同カラオケ装置における信号モニタの構成例を
示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態3によるカラオケ装置の構
成を示すブロック図
【図6】同実施の形態4によるカラオケ装置の構成を示
すブロック図
【図7】同実施の形態5によるカラオケ装置の構成を示
すブロック図
【図8】同カラオケ装置における音楽発生部の構成例を
示すブロック図
【図9】同音楽発生部の他の構成例を示すブロック図
【図10】同音楽発生部の他の構成例を示すブロック図
【図11】本発明の実施の形態6によるカラオケ装置の
構成を示すブロック図
【図12】同実施の形態7によるカラオケ装置の構成の
一部を示すブロック図
【図13】従来のカラオケ装置の構成を示すブロック図
【図14】従来例の出力制御部の構成例を示すブロック
【図15】従来例の音楽発生部の構成例を示すブロック
【図16】従来例の音楽発生部の構成例を示すブロック
【図17】従来例の音楽発生部の構成例を示すブロック
【符号の説明】
102 音楽発生部 103 映像再生部 104 記憶部 401 制御部 405 出力制御部 406 マスキング音発生部 550 信号モニタ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラオケ曲に関するデータを記憶する記
    憶部と、 前記カラオケ曲に関するデータに従って音楽信号を出力
    する音楽発生部と、 入力される音声信号と前記音楽発生部から出力される音
    楽信号とをミキシング出力するミキサと、 スピーカ出力用のマスキング音信号を出力するマスキン
    グ音発生部と、 前記記憶部から読み出したカラオケ曲に関するデータを
    前記音楽発生部へ供給すると共に前記マスキング音発生
    部を制御する制御部とを備えたカラオケ装置。
  2. 【請求項2】 カラオケ曲に関するデータを記憶する記
    憶部と、 前記カラオケ曲に関するデータに従って音楽信号を出力
    する音楽発生部と、 入力される音声信号と前記音楽発生部から出力される音
    楽信号とをミキシング出力するミキサと、 複数のマスキング音信号の中から指示されたスピーカ出
    力用のマスキング音信号を出力するマスキング音発生部
    と、 前記記憶部から読み出したカラオケ曲に関するデータを
    前記音楽発生部へ供給すると共に前記マスキング音発生
    部に出力するマスキング音信号を指示する制御部とを備
    えたカラオケ装置。
  3. 【請求項3】 カラオケ曲に関するデータを記憶する記
    憶部と、 前記カラオケ曲に関するデータに従って音楽信号を出力
    する音楽発生部と、 入力される音声信号の音量を計測する信号モニタと、 入力される音声信号と前記音楽発生部から出力される音
    楽信号とをミキシング出力するミキサと、 スピーカ出力用のマスキング音信号を出力するマスキン
    グ音発生部と、 前記記憶部から読み出したカラオケ曲に関するデータを
    音楽発生部へ供給すると共に前記信号モニタから出力さ
    れる音声信号計測値に対応して前記マスキング音発生部
    から出力するマスキング音信号の音量を制御する制御部
    とを備えたカラオケ装置。
  4. 【請求項4】 カラオケ曲に関するデータを記憶する記
    憶部と、 前記カラオケ曲に関するデータに従って音楽信号を出力
    する音楽発生部と、 入力される音声信号と前記音楽発生部から出力される音
    楽信号とをミキシング出力するミキサと、 入力されるマスキング音用信号をスピーカ出力用のマス
    キング音信号として出力するマスキング音アンプと、 前記記憶部から読み出したカラオケ曲に関するデータを
    前記音楽発生部へ供給すると共に前記マスキング音アン
    プを制御する制御部とを備えたカラオケ装置。
  5. 【請求項5】 カラオケ曲とマスキング用音楽に関する
    データを記憶する記憶部と、 前記カラオケ曲に関するデータに従って第1の音楽信号
    を出力する第1の音楽発生部と、 入力される音声信号と前記第1の音楽発生部から出力さ
    れる第1の音楽信号とをミキシング出力するミキサと、 前記マスキング用音楽に関するデータに従ってスピーカ
    出力用の第2の音楽信号を出力する第2の音楽発生部
    と、 前記記憶部から読み出したカラオケ曲に関するデータを
    前記第1と第2の音楽発生部へ供給すると共に前記第1
    と第2の音楽発生部からは異なる音楽信号が出力される
    ように制御する制御部とを備え、 前記第1の音楽発生部からは通常のカラオケ伴奏を音楽
    信号として出力するカラオケ装置。
  6. 【請求項6】 記憶部が、複数のカラオケ曲と複数のマ
    スキング用音楽データとを記憶し、第2の音楽発生部は
    制御部からの選択指示に対応して所望のマスキング用音
    楽を出力することを特徴とする請求項5に記載のカラオ
    ケ装置。
  7. 【請求項7】 カラオケ曲に関するデータを記憶する記
    憶部と、 前記記憶部のカラオケ曲に関するデータを読み出し出力
    する制御部と、 前記制御部から供給されるカラオケ曲に関するデータに
    従って通常のカラオケ伴奏を第1の音楽信号とし、か
    つ、通常のカラオケ伴奏のメロディの音量を大きくした
    スピーカ出力用の第2の音楽信号として出力する音楽発
    生部と、 入力される音声信号と前記第1の音楽信号とをミキシン
    グ出力するミキサとを備えたカラオケ装置。
  8. 【請求項8】 カラオケ曲に関するデータを記憶する記
    憶部と、 前記記憶部のカラオケ曲に関するデータを読み出し出力
    する制御部と、 前記制御部から供給されるカラオケ曲に関するデータの
    メロディの音色を変換しカラオケ曲に関するデータとし
    て再出力する音色制御部と、 前記制御部から供給されるカラオケ曲に関するデータに
    従った第1の音楽信号と、前記音色制御部から供給され
    るカラオケ曲に関するデータに従ったスピーカ出力用の
    第2の音楽信号とを出力する音楽発生部と、 入力される音声信号と前記第1の音楽信号とをミキシン
    グ出力するミキサとを備えるカラオケ装置。
  9. 【請求項9】 入力される音声信号と入力されるカラオ
    ケ音楽信号とをミキシング出力するミキサと、 スピーカ出力用のマスキング音信号を出力するマスキン
    グ音出力部と、 前記入力されるカラオケ信号の音量を制御すると共に前
    記マスキング音出力部を制御する制御部とを備えたカラ
    オケ装置。
  10. 【請求項10】 複数のマイクからの音声信号入力をミ
    キシングする第1のミキサと、 前記第1のミキサからミキシング出力される音声信号と
    入力されるカラオケ音楽信号とをミキシング出力する第
    2のミキサと、 前記第2のミキサ出力を複数のヘッドホンなどのパーソ
    ナル音響再生器へ出力するアンプと、 スピーカ出力用のマスキング音信号を出力するマスキン
    グ音出力部と、 前記入力されるカラオケ信号の音量を制御すると共に前
    記マスキング音出力部を制御する制御部とを備えたカラ
    オケ装置。
  11. 【請求項11】 マスキング音発生部は制御部の指示に
    より、複数のマスキング音の中から所望のマスキング音
    を選択出力することを特徴とする請求項1または3に記
    載のカラオケ装置。
  12. 【請求項12】 カラオケ装置は、さらに入力される音
    声信号の音量を計測する信号モニタを備え、制御部は前
    記信号モニタから出力される音声信号計測値に対応して
    マスキング音信号の音量を制御することを特徴とする請
    求項1、2、4ないし11のいずれかに記載のカラオケ
    装置。
  13. 【請求項13】 ミキシングされた音声信号と音楽信号
    をヘッドホン用出力とすることを特徴とする請求項1な
    いし11のいずれかに記載のカラオケ装置。
  14. 【請求項14】 ミキシングされた音声信号と音楽信号
    をヘッドホン用出力に頭外定位用エフェクト処理を付与
    することを特徴とする請求項13に記載のカラオケ装
    置。
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