JP3562068B2 - カラオケ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、カラオケ装置に関するものであり、特に、主旋律の音量、音色等の強調度を自動的に調整するのに好適である。
【0002】
【従来の技術】
カラオケ装置により再生される楽曲は、その主旋律に沿ったガイドメロディーと伴奏メロディーによって構成されるのが通常である。このガイドメロディーを聞くことにより、その楽曲に不慣れな歌い手でも、主旋律の音程に沿って歌唱することが可能になる。
【0003】
ところで、プロ歌手が歌唱する場合に用いられるカラオケ用楽曲では、主旋律の音量が極端に小さいか、あるいは主旋律自体が全くない。これは、プロ歌手は、種々の歌唱法によって曲想を表現するので、必ずしも主旋律と同じ音程やテンポで歌唱するわけではないからである。このことは、一般の歌い手にとっても同様であり、その楽曲を習熟した一般の歌い手は、ガイドメロディーに邪魔されず、自由に歌唱することを望むことが多い。
【0004】
このため、カラオケ用の楽曲ソフトには、ガイドメロディーの音量が極端に小さいか、あるいはガイドメロディー自体が全くないものもある。この楽曲ソフトは、プロ仕様と呼ばれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、楽曲ソフトを選択して歌い始めたものの、楽曲の途中で主旋律が判らなくなり、歌唱を続けることができなくなってしまうこともある。このため、ガイドメロディーの音量を手元のリモコンで調整できるカラオケ装置も開発されている。
【0006】
しかしながら、歌いながらガイドメロディーの音量を調整するためには、片手でマイクを持って歌唱しつつ、もう一方の手でリモコンを操作しなければならないため面倒である。特に、途中で曲が判らなくなった場合には、歌い手本人が動揺しており、リモコンを誤操作してしまうことも多い。
【0007】
本発明は上述した事情に鑑がみてなされたものであり、歌い手の歌唱状態に応じて、自動的にガイドメロディーの音量や音色等の強調度を調整するカラオケ装置を提供すること等を主目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、この発明は、楽音信号再生手段と、ミキサと、音程分析手段と、無歌唱期間検出手段と、制御信号生成手段とを備え、特定旋律を含む曲情報に基づいて楽音信号を再生するカラオケ装置であって、楽音信号発生手段は、制御信号生成手段によって生成された制御信号に従って特定旋律の音量または音色を調整して曲情報を楽音信号として再生し、ミキサは、マイクからの音声信号と楽音信号再生手段によって再生された楽音信号とを混合して出力し、音程分析手段は、曲情報における特定旋律の周波数と音声信号の周波数との一致の度合いを示す歌唱状態データを生成し、無歌唱期間検出手段は、曲情報に基づいて無歌唱期間を検出し、制御信号生成手段は、無歌唱期間に該当しない期間は、音程分析手段によって生成される歌唱状態データを順次更新しながら保持するとともに、この保持する歌唱状態データに基づいて制御信号を生成し、無歌唱期間に該当する期間は、歌唱状態データを更新することなく、保持する歌唱状態データに基づいて制御信号を生成するカラオケ装置を提供する。
好ましい態様において、音程分析手段は、バンドパスフィルタと、制御手段と、パワー検出手段とを備え、バンドパスフィルタには、音声信号が供給され、制御手段は、特定旋律の周波数によってバンドパスフィルタの中心周波数を制御し、パワー検出手段は、バンドパスフィルタを通過した音声信号のパワーを歌唱状態データとして出力する。
また、好ましい態様において、制御信号生成手段は、複数の歌唱状態データを保持し、保持した複数の歌唱状態データに係数を畳み込んで制御信号を生成する。
【0011】
【発明の実施の形態】
1.実施形態の構成
以下、図面を参照してこの発明の実施形態の全体構成について説明する。図1はこの発明の一実施形態のカラオケ装置のブロック図である。
図1において、まず、1はシーケンス管理部であり、メモリやCPU等によって構成される。このメモリには、通信回線を介して供給される楽音データSDと歌詞データKDが格納される。また、CPUは、楽音データSDと歌詞データの書込・読出を制御し、歌詞の表示と楽音の発生の同期をとる。
【0012】
この楽音データSDは、各種の楽器に対応した各チャンネルデータによって構成され、これにより、対応する楽器の音高や音量等が指示される。このうち、あるチャンネルデータは、楽曲の主旋律を指示するよう設定され、他のチャンネルデータは楽曲の伴奏を指示するよう設定される。以下の説明では、主旋律を指示するチャンネルデータをガイドメロディーデータSDGと、伴奏を指示するチャンネルデータを伴奏データSDBと称する。
【0013】
2は画像制御部であり、歌詞データKDから歌詞部分の映像信号を生成する。この画像制御部2に図示せぬレーザーディスク等から映像信号GDが供給されると、画像制御部2は映像信号GDに歌詞部分の映像信号をスパーインポーズして、歌詞付きの映像信号GD’を生成する。3はTVモニタ等で構成される表示部であり、そこには、映像信号GD’が供給され、歌詞が楽曲の進行に合わせて表示される。
【0014】
次に、4は音源であり、各チャンネルデータに対応した複数の音源部から構成される。この音源部は、各種の楽器に対応した音色を示す演奏音データを生成する。ところで、上述したように伴奏音データSDBは複数のチャンネルデータで構成されるから、これに対応した演奏音データが各音源部によって、複数系列生成される。そして、これらの演奏音データは音源4の内部で加算され、伴奏音データSBとして出力される。一方、この例のガイドメロディーデータSDGは単一のチャンネルデータに対応し、これに対応した演奏音データはガイドメロディーデータSGとして出力される。
【0015】
また、5はピッチ変換器であり、そこには歌い手のリモコン操作によって生成されるキーコントロール信号KCが供給され、これに基づいて、ガイドメロディーデータSGと伴奏音データSBのピッチ変換を行なう。これにより、楽曲のキーは、キーコントロール信号KCに応じたキーに調整される。
【0016】
6は歌唱状態判定部であり、マイク12からのマイク音声信号MSとピッチ変換器5からのガイドメロディーデータSDGとを比較して、歌唱された楽曲の音程が主旋律の音程と合致する程度を検出し、この検出結果に基づいて、音量制御信号GCを生成する。この音量制御信号GCは、歌唱された楽曲の音程が主旋律の音程から離れるほど制御量が大きくなるように生成される。
【0017】
ガイドメロディーデータSGは、D/A変換器8を介してアナログ信号に変換され、ガイドメロディー信号SG’としてアンプ7の信号入力に供給される。そして、上記音量制御信号GCがアンプ7の制御入力に供給されると、ガイドメロディー信号SG’の振幅が調整され、調整済ガイドメロディー信号SG’’として出力される。この場合、調整済ガイドメロディー信号SG’’の振幅は、歌唱された楽曲の音程が主旋律の音程から外れるに従って徐々に大きくなり、歌唱された楽曲の音程が主旋律の音程に近づくにつれ、徐々に小さくなるように調整される。
【0018】
また、伴奏音データSBは、D/A変換器9を介してアナログ信号に変換され、伴奏信号SB’として出力される。この伴奏信号SB’と調整済ガイドメロディー信号SG’’とがミクッスアンプ10に供給されると、これらの信号がマイク音声信号MSと混合され、所定レベルに増幅されて、各スピーカー11に供給され楽音が発音される。
【0019】
さてここで、歌唱状態判定部6の構成について図2を参照しつつ説明すると、マイク1からのマイク音声信号MSは、A/D変換器110を介してデジタル信号に変換された後、音程分析部120に供給される。また、ピッチ変換器5からのガイドメロディーデータSDGも音程分析部120に供給される。
【0020】
次に、音程分析部120の構成を図3を用いて詳述する。図3において、音程周波数変換部210は、ガイドメロディーデータSDGが指示する音程を周波数に変換し、この周波数に基づいてバンドパスフィルタ220のフィルタ係数を制御する係数信号を生成する。この係数信号によって、バンドパスフィルタ220の特性が制御され、その中心周波数が、ガイドメロディーデータSDGの音程に対応して変化する。また、バンドパスフィルタ220の通過帯域は、音声の性質を考慮した比較的狭帯域となる。
【0021】
ここで、歌唱された音程が主旋律の音程よりも高い場合のマイク音声信号MSとバンドパスフィルタ220の関係の一例を図4に示す。マイク音声信号MSの周波数スペクトラムが図4(A)に示すものであり、この時のバンドパスフィルタ220の特性が同図(B)に示すものであるとすれば、バンドパスフィルタ220の出力信号の周波数スペクトラムは同図(C)に図示するものとなる。
【0022】
この例では、マイク音声信号MSのピーク周波数fpがバンドパスフィルタ220の中心周波数fcより高いため、バンドパスフィルタ220を通過する信号のパワーは、ピーク周波数fpと中心周波数fcとが一致する場合よりも小さくなる。ここで、両周波数が近づくと、バンドパスフィルタ220の出力信号のパワーは増加し、また、逆に両周波数が離れると、そのパワーは減少する。したがって、バンドパスフィルタ220の出力信号のパワーの大きさは、歌唱された音程と主旋律の音程がどれだけ一致しているか、すなわち、どれだけ楽曲と一致した歌唱がなされているかを表わしている。そこで、図3に示すパワー検出部230は、バンドパスフィルタ220の出力からそのパワーを検出し、歌唱の状態を表わす歌唱状態データKSDを生成する。
【0023】
ところで、楽曲には、前奏期間や間奏期間のように歌唱することが予定されていない期間(以下、無歌唱期間と称する)がある。フレーズ判定部240は、この無歌唱期間を検出し、その期間を識別するための無歌唱フラグMFを生成する。具体的にはガイドメロディーデータSDGの指示する音量が所定値Rを上回った場合に無歌唱期間と判定し、その音量が所定値Rを下回った場合に歌唱期間と判定する。このように音量で判定する理由は、無歌唱期間では歌唱することが予定されていないから、主旋律の音量を大きくするのが通常だからである。なお、この無歌唱フラグMFは、歌唱期間でローレベルとなり、無歌唱期間でハイレベルとなるように生成される。
【0024】
こうして生成された無歌唱フラグMFと歌唱状態データKSDは、図2に示す安定度判断部130に供給される。この安定度判断部130の構成を図5を参照しつつ説明する。図5において、まず、DL1,DL2〜DLnはラッチ回路であり、これらにより歌唱状態データKSDが順次遅延される。したがって、nの値が大きいラッチ回路の出力ほど過去の歌唱状態データKSDを示す。なお、1回路当たりの遅延時間はクロック信号CKの1周期時間となる。
【0025】
次に、X1,X2〜Xnは、各々係数回路であり各ラッチ回路DL1,DL2〜DLn、の出力に各々接続される。また、それらの各係数はK1,K2〜Knである。そして、各係数回路X1〜Xnの出力は、加算器310で加算され、安定度データKADが生成される。
【0026】
こうして生成される安定度データKADは、一定時間経過毎の歌唱状態データKSDを、過去から現在まで重み付けして積算したものである。このため、歌唱された音程が突発的に主旋律の音程からずれたとしても、その音程ずれがデータ値に大きく反映されるわけではない。したがって、安定度データKADに基づいて調整済ガイドメロディー信号SG’’の音量を制御すれば、突発的な音程のずれが生じても、それにあまり影響されず音量を制御することができる。
【0027】
但し、過去の歌唱状態よりも現在の歌唱状態を反映させてある程度の速応性を確保する必要もあるので、各係数に下記の式で示される関係を持たせている。
K1>K2>…>Kn
【0028】
この場合には、過去の歌唱状態データKSDに対応する係数よりも、現在の歌唱状態データKSDに対応する係数の方が大きな値となるから、現在の歌唱状態をより大きく反映した安定度データKADを生成することができる。
【0029】
ところで、無歌唱期間中では歌唱がなされず、マイク音声信号MSのパワーが0になることから、無歌唱期間終了時点の安定度データKADの値は0になる。この状態で、再び歌唱期間が始まると、歌唱期間の開始時点で調整済ガイドメロディー信号SG’’の音量が必要以上に大きくなってしまう。これを防止するため、本実施形態では、各ラッチ回路DL1〜DLnに供給するクロック信号CKをゲート回路300で制御している。
【0030】
すなわち、ゲート回路300に制御信号として供給される無歌唱フラグMFは、上述したように無歌唱期間でローレベルとなるから、その期間中はラッチ回路X1〜Xnにクロック信号CKが供給されない。これにより、無歌唱期間終了時点の歌唱状態データKSDが各ラッチ回路X1〜Xnで保持される。したがって、この安定度判断部130によれば、無歌唱期間中、安定度データKADを保持することができる。
【0031】
次に、図2に示す音量カーブテーブル140は、ROM等で構成される。そこには安定度データKADと音量制御データGDCとの関係を定めるテーブルが格納されている。
無歌唱フラグMFがハイレベルの期間中に、安定度データKADが音量カーブテーブル140に供給されると、音量カーブテーブル140は、安定度データKADの値に応じた音量制御データGDCを出力する。一方、無歌唱フラグMFがローレベルの期間にあっては、安定度データKADに関わりなく予め定められた値を音量制御データGDCとして出力する。このように、無歌唱フラグMFの値によって、音量カーブテーブル140の動作を切り換えたのは、以下の理由による。
【0032】
すなわち、無歌唱期間の安定度データKADの値は、上述したように歌唱期間終了時の値に保持されるから、その時点の歌唱状態によって、無歌唱期間中の安定度データKADの値は左右される。このため、無歌唱期間中のガイドメロディー信号SG’の音量値は、歌唱期間終了時の歌唱状態によって左右されることになる。しかし、無歌唱期間中のガイドメロディーは、歌い手が楽曲のテンポや歌い出しのタイミングをとるのに重要であるから、所定の音量で演奏されることが望ましい。そこで、無歌唱フラグMFがローレベルの期間(無歌唱期間)には、音量制御データGDCの値を予め定められた値とする。
【0033】
このようにして生成された音量制御データGDCは、D/A変換器150を介してアナログ信号に変換されて音量制御信号GCとして出力される。そして、この音量制御信号GCによってガイドメロディー信号SG’の振幅が制御される。
【0034】
2.実施形態の動作
以下、図面を参照してこの発明の実施形態の全体動作について説明する。図6は各データの一例を示した図であり、(A)はマイク音声信号MSの音高値とガイドメロディーデータSDGの示す音高値を、(B)は音量制御信号GCのレベルを、(C)はガイドメロディーデータSDGの音量値を、(D)は無歌唱フラグMFのレベルを各々示した図である。以下、歌い手の歌唱状態変化と各データとの関連を説明するため、時刻t0〜時刻t1、時刻t1〜時刻t2、時刻t2〜時刻t4、時刻t4〜時刻t5、時刻t5以降に分割して、動作を説明する。
【0035】
▲1▼時刻t0〜時刻t1
まず、歌い出しの部分で歌い手が戸惑って、うわずった発声がなされたとすると、図6(A)に示すように、歌唱開始の時刻t0で、マイク音声信号MSの音高値はガイドメロディーデータSDGの示す音高値よりも高くなる。この後、歌い手が次第に落ち着いて時刻t1の時点で、主旋律の音程と一致するように歌唱したとすれば、マイク音声信号MSの音高値とガイドメロディーデータSDGの示す音高値の差が徐々に減少し、時刻t1で両者が一致する。
【0036】
この場合の音量制御信号GCの値は、図6(B)に示すように時刻t0から徐々に減少して時刻t1に至る。このため、歌い手が戸惑って音程を外した時刻t0付近においては、ガイドメロディーの音量は大きくなるように制御され、これにより、歌い手は、主旋律の音程を耳で確認する。そして、ガイドメロディーに合わせるようにすることにより、徐々に主旋律の音程に沿った歌唱が行なわれる。そして、歌唱の音程と主旋律の音程との差が減少するにつれ、音量制御信号GCの値が減少し、これに伴いガイドメロディーの音量も小さくなる。
【0037】
▲2▼時刻t1〜時刻t2
次に、時刻t1から時刻t2までの間に、主旋律の音程を外すことなく、安定した歌唱がなされたとすると、図6(A)に示すように、マイク音声信号MSの音高値とガイドメロディーデータSDGの示す音高値とが一致する。この場合の音量制御信号GCの値は、図6(B)に示すように、所定値Qとなる。この所定値Qは、ガイドメロディーの音量を十分小さくするよう予め設定される。したがって、この期間中はガイドメロディーの音量が十分小さくなり、ガイドメロディーが歌唱の邪魔にならない。
【0038】
▲3▼時刻t2〜時刻t3〜時刻t4
次に、時刻t2から主旋律の音程が急に高くなり、これに歌い手がついていけず、主旋律の音程よりも低い音程で歌唱し、その後、時刻t3で歌唱された楽曲の音程が主旋律の音程と一致するようになり、時刻t3から時刻t4までは、主旋律に合わせて安定した歌唱がなされたとすると、図6(A)に示すように、時刻t2から時刻t3までは、マイク音声信号MSの音高値がガイドメロディーデータSDGの示す音高値よりも低くなり、時刻t3から時刻t4までは、両者の音高値が一致する。
【0039】
このため、音量制御信号GCの値は、図6(B)に示すように時刻t2から急に大きくなり、その後、減少し時刻t3を若干経過した時点で所定値Qとなり、その値が時刻t4まで維持される。したがって、歌い手が主旋律の音程を外して歌唱した時刻t2から時刻t3までの期間にあっては、ガイドメロディーの音量は大きくなるように制御され、これによって、歌い手は主旋律の音程に導かれる。そして、時刻t3から時刻t4までの期間は、ガイドメロディーの音量が十分小さくなるように制御されるから、ガイドメロディーに煩わされることがない。
【0040】
▲4▼時刻t4〜時刻t5
次に、時刻t4から時刻t5までの期間は、間奏が行なわれる無歌唱期間であり、この期間に歌唱がなされなかったとすれば、マイク音声信号MS自体がなくなり、その音高値は検出されない。このため、図6(A)に示すように、この期間では、マイク音声信号MSの音高値は0となる。
【0041】
一般に間奏期間では、ガイドメロディーの音量が大きくなる。この例にあっても、当該期間中のガイドメロディーの音量が大きくなるように、ガイドメロディーデータSDGの音量値が設定されているとすれば、ガイドメロディーデータSDGの音量値は、図6(C)に図示するように、時刻t4から時刻t5までの期間で所定値Rを上回る。このため、無歌唱フラグMFは、図6(D)に図示するように時刻t4から時刻t5までの期間中、ローレベルとなる。ところで、無歌唱フラグMFがローレベルの期間中においては、上述したように音量制御信号GCの値を、所定値Kに固定しアンプ7のゲインを1にするから、ガイドメロディーの音量は、ガイドメロディーデータSDGの音量値によって決定され、比較的大きな音量となる。
【0042】
▲5▼時刻t5〜時刻t6〜
次に、時刻t5から、歌い手が主旋律の音程よりも高い音程で歌唱を開始し、その後、徐々に主旋律の音程に近づき、時刻t6以降は主旋律の音程で歌唱したとすれば、図6(A)に示すように、時刻t5から時刻t6の間は、マイク音声信号MSの音高値がガイドメロディーデータSDGの示す音高値よりも高くなり、時刻t6以降において、両者の音高値が一致する。
【0043】
この場合、時刻t5における音量制御信号GCの値は、図6(B)に示すように、時刻t4における所定値Qと一致する。この理由は、無歌唱フラグMFがローレベルとなる期間中は安定度データKADの値が保持されるため、時刻t5の時点では、時刻t4の時点で生成された安定度データKADに基づいて、音量制御信号GCが生成されるからである。
【0044】
また、この例の音量制御信号GCの値は、図6(B)に図示するように、時刻t5を若干経過した時点で最大となり、その後、次第に減少し、時刻t6以降は所定値Qに収束する。したがって、ガイドメロディーの音量は、一旦大きくなるが、徐々に減少し、時刻t6以降では、目立たなくなる。
【0045】
3.まとめ
以上説明したように、本実施形態によれば、マイク音声信号MSの周波数とガイドメロディーデータSDGの示す主旋律の周波数とに基づいて、歌唱状態データKSDを生成し、このデータに所定の重み付けを施して得た安定度データKADに基づいてガイドメロディー信号SG’の振幅を調整したから、歌唱された音程が主旋律の音程から外れると、ガイドメロディーの音量を自動的に大きくすることができる。また、安定度データKADに基づいてガイドメロディー信号SG’の振幅を調整したから、多少音程を外して歌唱したとしても、急にガイドメロディーの音量が大きくなることもない。
【0046】
また、間奏等の無歌唱期間中、安定度データKADを保持し、歌唱期間が開始した時に安定度データKADに基づいてガイドメロディー信号SG’の振幅を調整したから、歌唱期間が開始された時に適切な音量でガイドメロディーが演奏される。
【0047】
また、この実施形態によれば、ガイドメロディーの音量を自動的に調整できるようにしたので、プロ仕様と呼ばれる特別なソフトを装置内に記憶する必要がなくなる。このため、特別なソフトを作成する必要もなくなり、また、これを格納するための記憶領域に他のソフトを記憶することも可能となる。さらに、メロディーが比較的大きく記録されているBGM用ソフトでは、メロディー音量を絞ることができるので、カラオケ用ソフトとして利用することも可能となる。
【0048】
4.変形例
本発明は上述した実施形態に限定されるものでなく、例えば以下のように種々の変形が可能である。
【0049】
▲1▼上記実施形態において、楽音データSD中に歌唱期間の開始を識別する識別データを予め書き込んでおき、楽音データの再生時にこれを検出し、検出時点でマイク音声信号MSの音量が所定値を下回った場合には、通常よりもガイドメロディー信号SG’の音量を大きくするようにしても良い。
【0050】
具体的には、図7に示すようにマイク音量検出部20とマイク音量判定部21を新たに設け、まず、マイク音量検出部20においてマイク音声信号MSの音量を検出する。この検出では、例えば、マイク音声信号MSを両波整流した後、ローパスフィルタによって高域周波数成分を除去すれば良い。
そして、マイク音量判定部21では、上記検出結果と所定値とが比較され、検出結果が所定値を下回った場合にハイレベルとなり、一方、検出結果が所定値を上回った場合にローレベルとなる判定信号HSが生成される。
【0051】
次に、シ−ケンス管理部21で識別データを検出し、これが検出された後、所定期間だけハイレベルとなる識別信号SSを生成する。そして、AND回路22で両者の論理積をとる。例えば、歌い出しのタイミングが判らず歌唱されなかった場合には、AND回路22の出力信号は、歌唱期間開始から一定期間ハイレベルとなる。このハイレベル信号が、歌唱状態判定部6中の音量カーブテーブルに供給されると、調整済ガイドメロディー信号SG’’の音量を通常よりも大きくする。
【0052】
これにより、歌い出しのタイミングに戸惑った場合に、主旋律が強調されるので、素早く耳で確認することができ、特に、テンポをつかむのが苦手な歌い手にとって有用である。
なお、この例において、歌唱期間の開始は識別データにより検出したが、上記実施形態と同様にガイドメロディーデータSDGの音量に基づいて検出しても良い。また、カラオケ装置においては、楽曲の進行に合わせて表示部3に表示される歌詞の色を変化させるのが通常であるから、これを検出して歌唱期間の開始としても良い。
【0053】
▲2▼上記実施形態においては、主旋律に沿った歌唱がなされている度合いを表わす安定度データKADを用いて、ガイドメロディー信号SG’の音量値を制御したが、本発明は、主旋律に沿った歌唱がなされていない場合には、歌い手に楽曲の主旋律を明確に認識させるものであれば良い。このため、制御対象は、ガイドメロディー信号SG’の音量値に限定されず、その音色を変化させたり、イコライジング(例えば、高域の音量可変)を施すものであっても良く、要は、ガイドメロディー信号SG’の強調度を制御できれるものであれば良い。
【0054】
以下、音色を制御対象とする場合の一例を図8を用いて説明する。なお、図1と同一の構成部分には同一の符号を付しその説明を省略する。同図において、歌唱状態判定部6は安定度データKADに基づいて音色制御信号GC’を生成する。また、音色選択部30には、各種の音色テーブルが格納されている。例えば、ある音色テーブルには旋律を目立たせるデータが格納されており、また、他の音色テーブルには旋律を目立たせないデータが格納されている。そして、音色制御信号GC’が音色選択部30に供給されると、音色制御信号GC’の値に応じて音色が選択され、これが音色データTCとしてシーケンス管理部1に供給される。これにより、シーケンス管理部1は音色データTCに基づいて、ガイドメロディーの音色を変更する。したがって、ガイドメロディーに沿って歌唱がなされていない場合には、その音色が目立つものに変更され、逆にガイドメロディーに沿った歌唱がなされている場合には、その音色が目立たないものに変更される。
なお、歌唱状態判定部6において、上述した実施形態の音量制御信号GCを生成し、これをアンプ7に供給することにより、音色と音量を同時に制御するようにしても良い。
【0055】
▲3▼上記実施形態において、マイク音声信号MSの音量を検出し、その音量値が所定値を下回る期間を検出し、この期間が所定時間を超えた場合には、このことを識別する識別信号を生成し、この識別信号に基づいて、ガイドメロディーの音色をソロ楽器的な目立つ音色に変更するように制御しても良い。
【0056】
▲4▼上記実施形態において、これをいわゆるハモリカラオケ装置に適用しても良い。ハモリカラオケにあっては、主旋律のパートとこれに調和したハモリパートとが用意されており、楽曲の一部(例えば、さびの部分)または全部で歌い手がハモリパートを歌唱できるようになっている。このため、ハモリ期間にあっては、ハモリパートの音程と歌唱されたされた音程とから、歌唱状態を求め、これに基づいてハモリパートの音量を調整するようにしても良い。
【0057】
▲5▼上記実施形態において、無歌唱期間の検出はガイドメロディーデータSDGの音量値に基づいて行なったが、無歌唱期間にガイドメロディーデータSDG自体がない場合には、そのことをフレーズ判定部240で検出して無歌唱フラグMFを生成しても良い。この場合には、無歌唱期間のガイドメロディーの音量を調整する必要はないから、無歌唱フラグMFを音量カーブテーブル140に供給して、無歌唱期間中の音量制御データGDCの値を予め定められた値にしなくても良い。
【0058】
また、無歌唱期間の検出は伴奏メロディーに対応したデータに基づいて検出しても良く、あるいは、デイスプレイに表示する歌詞データに基づいて検出しても良い。要は、楽音データSD、歌詞データKDおよび画像データGDで構成される曲情報から、無歌唱期間と歌唱期間を区別できる情報を特定し、その情報に基づいて無歌唱期間を検出すれば良い。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1または2に係る発明によれば、歌唱状態に応じて特定旋律の強調度、すなわち、音量または音色を自動的に調整することができるので、曲の途中で特定旋律を思い出せなくなった場合でも、自動的に強調された特定旋律に導かれて歌唱することが可能となる。また、無歌唱期間中、歌唱状態データを保持するから、歌唱期間が再開した際に、特定旋律の強調度を適切なものとすることができる。また、請求項3に係る発明によれば、突発的に音程が外れたとしても、これに即応して特定旋律の強調度が突発的変化することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係わるカラオケ装置のブロック図である。
【図2】同実施形態に係わる歌唱状態判定部のブロック図である。
【図3】同実施形態に係わる音程分析部のブロック図である。
【図4】同実施形態に係わる音程分析部の周波数スペクトラムを示す図である。
【図5】同実施形態に係わる安定度判断部のブロック図である。
【図6】同実施形態に係わるカラオケ装置の各部分の波形を示す図である。
【図7】他の実施形態に係わるカラオケ装置のブロック図である。
【図8】他の実施形態に係わるカラオケ装置のブロック図である。
【符号の説明】
6 歌唱状態判定部(判定手段)
7 アンプ(調整手段)
12 マイク
30 音色選択部(調整手段)
120 音程分析部(周波数検出手段)
130 安定度判断部(積分手段)
220 バンドパスフィルタ
210 音程周波数変換部
230 パワー検出部(パワー検出手段)
240 フレーズ判定部(無歌唱期間検出手段)
300 ゲート回路(保持手段)
MS マイク音声信号(音声信号)
SD 楽音データ(曲情報)
KD 歌詞データ(曲情報)
GD 画像データ(曲情報)
SG’ ガイドメロディー信号(楽音信号、特定旋律)
SB’ 伴奏メロディー信号(楽音信号)
KAD 安定度データ(判定情報)

Claims (3)

  1. 楽音信号再生手段と、ミキサと、音程分析手段と、無歌唱期間検出手段と、制御信号生成手段とを備え、特定旋律を含む曲情報に基づいて楽音信号を再生するカラオケ装置であって、
    楽音信号発生手段は、制御信号生成手段によって生成された制御信号に従って特定旋律の音量または音色を調整して曲情報を楽音信号として再生し、
    ミキサは、マイクからの音声信号と楽音信号再生手段によって再生された楽音信号とを混合して出力し、
    音程分析手段は、曲情報における特定旋律の周波数と音声信号の周波数との一致の度合いを示す歌唱状態データを生成し、
    無歌唱期間検出手段は、曲情報に基づいて無歌唱期間を検出し、
    制御信号生成手段は、無歌唱期間に該当しない期間は、音程分析手段によって生成される歌唱状態データを順次更新しながら保持するとともに、この保持する歌唱状態データに基づいて制御信号を生成し、無歌唱期間に該当する期間は、歌唱状態データを更新することなく、保持する歌唱状態データに基づいて制御信号を生成する
    カラオケ装置。
  2. 音程分析手段は、バンドパスフィルタと、制御手段と、パワー検出手段とを備え、
    バンドパスフィルタには、音声信号が供給され、
    制御手段は、特定旋律の周波数によってバンドパスフィルタの中心周波数を制御し、
    パワー検出手段は、バンドパスフィルタを通過した音声信号のパワーを歌唱状態データとして出力する
    請求項1に記載のカラオケ装置。
  3. 制御信号生成手段は、複数の歌唱状態データを保持し、保持した複数の歌唱状態データに係数を畳み込んで制御信号を生成する
    請求項1または2に記載のカラオケ装置。
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