JP3351263B2 - ビブラート付加装置 - Google Patents

ビブラート付加装置

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JP3351263B2 JP27197296A JP27197296A JP3351263B2 JP 3351263 B2 JP3351263 B2 JP 3351263B2 JP 27197296 A JP27197296 A JP 27197296A JP 27197296 A JP27197296 A JP 27197296A JP 3351263 B2 JP3351263 B2 JP 3351263B2
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和生 藤本
克芳 藤井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオディスクプ
レーヤ、ビデオテープレコーダ、コンパクトディスクプ
レーヤ等の再生機器または、外部から入力された歌唱や
内蔵する歌唱信号を再生するカラオケ用機器において、
マイク等の音声信号に対して、ビブラート効果を付加す
るビブラート付加装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、映像音響機器のなかで伴奏からな
る音声信号を再生し、それにあわせて利用者のマイクロ
ホン入力信号を合成するカラオケ装置が、家庭用あるい
は業務用として普及している。特にカラオケを実施する
場合には、歌詞を画面に表示したり、背景映像を同時に
表示している。このようなカラオケ装置において、マイ
クから入力された音声信号に対して、ビブラート等の効
果を加えて出力するものがビブラート付加装置である。
【0003】従来、ビブラート付加装置は実開平5−8
4999号公報に記載されたものが知られている。この
ビブラート付加装置を図3に示し、以下に説明を行う。
【0004】トレモロ発信器101が数Hzの超低周波
の信号を発生する。その周波数はトレモロ周波数コント
ロール103によって調整される。発生した信号はボリ
ュームコントロール102によってその振幅を調整され
て周波数変調・音量変調100に与えられる。周波数変
調・音量変調100が入力される音声波の周波数及び音
量に変調をかけて出力する。ボリュームコントロール1
02及びトレモロ周波数コントロール103のコントロ
ールノブ2個を歌にあわせて手で操作することにより必
要な部分に適当なビブラート及びトレモロを付けること
ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構成では、ボリュームコントロール102及びト
レモロ周波数コントロール103を手動で操作する必要
があり、歌唱に専念することができない。特に手動によ
り設定したレベル、周波数でのトレモロ・ビブラートが
かかるため、例えば曲の歌い始め、あるいは音程変化の
速い旋律を歌うような場合においては煩雑な操作が要求
され、本来重要であるはずの歌唱が疎かになってしまう
という問題点があった。
【0006】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、入力された音声入力の振幅レベルの変化量及び音
量を検出することにより、ビブラートを自動的にかける
ようにしたビブラート付加装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明のビブラート付加装置は、音声信号を入力と
し、前記音声信号の振幅レベルの変化量が所定レベル以
下であることを検出する振幅検出手段と、前記音声信号
の振幅レベルが規定値以上の音量であることを検出する
音量検出手段と、前記振幅検出手段と前記音量検出手段
の検出結果に基づき前記音声信号に対してビブラートを
かけるビブラート手段とからなる構成を有している。
【0008】この構成によって、入力された音声信号
が、前記規定値以上の音量であることを検出し、かつ振
幅の変動レベルが所定レベル以下となった検出結果によ
って、音声信号に対してビブラートをかけるようにした
ため、煩雑な操作を行うことなしに、ビブラートをかけ
ることができる装置を提供することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、音声信号を入力とし、前記音声信号の振幅レベルの
変化量が所定レベル以下であることを検出する振幅検出
手段と、前記音声信号の振幅レベルが規定値以上の音量
であることを検出する音量検出手段と、前記振幅検出手
段と前記音量検出手段の検出結果に基づき前記音声信号
に対してビブラートをかけるビブラート手段とを備えた
ことを特徴としたものであり、音量が規定値以上であ
り、振幅レベルの変化が少ない部分で、ビブラートが所
望の箇所にのみかかるという作用を有する。
【0010】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1によるビ
ブラート付加装置の基本的構成を示すブロック図であ
る。1は、例えば後述するような遅延回路を用いたビブ
ラート手段である。2は、入力された音声信号の振幅レ
ベルを検出し変化量が所定レベル以下になれば検出信号
を出力する振幅検出手段、3は、入力された音声信号の
信号レベルを検出し規定値以上の音量であれば検出信号
を出力する音量検出手段である。また入力音声として、
マイク等から入力された音声信号で説明する。
【0011】ビブラート手段1は、カラオケ等で使用さ
れているDSP(デジタル信号処理LSI)を用いたキ
ーコントロールから構成することもできる。振幅検出手
段2は、音声入力を整流回路に通したあとさらに低域通
過フィルタに通し、その出力変動がなくなる箇所でフラ
グをたてるように構成すればよい。音量検出手段3は、
音声入力に対して、帯域通過フィルタを用いて音声帯域
のみの信号を通過させ、一定期間内に、規定値以上の振
幅があるかないかでフラグをたてるように構成すればよ
い。
【0012】通常ビブラートは、歌唱の小節区切り前、
最後等音程が一定であるところ、あるいは音程が徐々に
変化していても、その音量変化が少ないところにかける
ことが通常であり、このように構成すれば、歌唱の最初
や、小節の途中などビブラートがかかり続けることがな
く、必要な箇所にのみ効果的にビブラートをかけること
ができる。
【0013】さらに、振幅検出手段2から検出信号を遅
延器(図示せず)を介して、ビブラート手段1に出力す
る構成とすることによって以下の効果が得られる。遅延
器は、振幅検出結果が一定以下になったときには一定時
間遅延させてフラグをたてるとともに、一定以上の振幅
レベルの変化を検出したときには、遅延なしにフラグを
さげる。この構成により、歌唱を長くのばすロングトー
ン部分になってやや遅れてビブラートをかけ、次の小節
ではすぐにビブラートをかけることを止めるというよう
な、より自然にビブラートをかけることが可能となる。
【0014】以下図2を用いて具体例を説明する。ビブ
ラート手段1は、低周波発信器12が発生する低周波信
号(5Hzの正弦波信号等)により、電圧制御型発信器
11が周波数変調を受けたクロック信号を発生する。こ
の信号により遅延回路10が入力される音声信号を遅延
させて出力する。ここで遅延回路10に与えられている
クロック信号は、5Hzで変調を受けているために、遅
延回路10より出力される音声信号も5Hzでの周波数
変調を受けることになり、音声信号にビブラートがかけ
られる。
【0015】振幅検出手段2は、整流回路13と2種類
の低域通過フィルタである第1の低域通過フィルタ14
と第2の低域通過フィルタ15、及び比較器16から構
成される。第1の低域通過フィルタ14は、遮断周波数
が5Hz程度のものを用いており、音声信号の音量の平
均値レベルを検出するようにしている。第2の低域通過
フィルタ15は、遮断周波数が500Hz程度のものを
用いており、有声子音や破裂音を検出する。比較器16
で第1の低域通過フィルタ14の出力と、第2の低域通
過フィルタ15の出力を比較し、音量が大きく変化した
ことを検出する。
【0016】音量が大きく変化すると、比較器16がフ
ラグをさげるために、低周波発信器12は発信を停止
し、電圧制御型発信器11の出力周波数が一定となり、
ビブラートはかからない。一方、一定時間音量変化がな
いとフラグがたつために、低周波数発信器12は発信を
開始し、電圧制御型発信器11の出力周波数が変化する
ためビブラートがかかる。ビブラート手段1の一部をマ
イコン等で構成することによって、振幅検出手段2から
の検出信号により低周波発信器12から出力される信号
をより細かく制御することもできる。またマイコンによ
って発生させる発信周波数を制御することにより、男性
女性等の発声周波数の違いや、伴奏音楽のテンポの違い
によって適したビブラートをかけるように構成すること
もできる。
【0017】音量検出手段3は、帯域通過フィルタ17
(数十Hz程度から数キロHz程度等の信号のみを通
過)を介した信号を積分した値が、規定値以上のレベル
を示すか否かを音量判定手段18で判定する。積分する
理由は、入力される音声信号の音量レベルは、発声者の
歌い方や、まわりの雑音レベルによって変化するため
に、一定時間の積分値によって規定レベルに達している
かを判定するものである。雑音レベルを検出することに
より、音声信号の検出レベルの規定値を変化させる構成
であればなお良い。
【0018】音量検出手段3の帯域通過フィルタ17を
経由した音声信号を、振幅検出手段2へ入力するように
構成しても良い。入力される音声信号から、伴奏音楽や
楽器等の音の影響を少なくすることによって、マイク等
から入力された音声のみの振幅レベルをより正確に検出
することができる。
【0019】さらに音量検出手段3が検出する振幅レベ
ルの音量が、振幅検出手段2が検出する振幅レベルの変
化量よりも大きいときにのみ、ビブラートをかけるよう
に構成すれば、音声信号の振幅レベルが所定レベル以下
となっても、音量が小さいときには、ビブラートをかけ
ることを防止することができる。
【0020】例えば、音量検出手段3がなければ、音量
が小さいときには、検出される振幅レベルの変化量も小
さいために、ビブラートがかけられてしまう。すると小
さく歌っているときや、マイクボリュームを絞って歌っ
ているときには、ビブラートがかかり続けるという場合
もある。しかしながら、音量検出手段3により、規定値
以上の音量がなければ、ビブラートをかけないように構
成する本実施の形態によって、このような不都合はなく
なる。
【0021】なおこれまでは、入力音声がマイク入力の
場合について説明してきたが、入力音声はマイク入力以
外の場合でもかまわない。例えば、録音されたマイク音
声の再生信号を入力してもよい。ビブラート付加装置が
ない場所で記録された音声を再生する場合や、自分自身
で、記録再生装置を用いて、ビブラート効果を聞き比べ
たいときなどには、記録された音声信号を入力とすれば
都合がよい。
【0022】また、レーザディスク等に記録された模範
歌唱信号を入力したい場合には、以下のように実現す
る。レーザディスク記録信号の形態によっては、右側信
号成分から左側信号成分を減算することにより、右側信
号に含まれている伴奏信号を取り除き、歌唱信号のみを
抽出することができる。この抽出された歌唱信号を本実
施の形態の音声入力とすれば、模範歌唱信号にも、ビブ
ラートをかけることができる。さらに、入力として、楽
器等の信号を入力としてもよい。鍵盤楽器や、弦楽器等
の楽器から出る信号を入力とすれば、同様なビブラート
効果をかけた演奏を行うことも可能である。
【0023】以上のように本実施の形態によれば、入力
された音声信号の振幅レベルの変化と音量の結果に基づ
いてビブラート制御を行うようにしたため、ビブラート
がかかり続けるということなく、必要とされる箇所のみ
に自動的にビブラートをかけることができる。
【0024】なお、上記ビブラート手段は遅延素子で説
明したが、A/D、D/Aコンバータとメモリやシフト
レジスタを利用したもの、CCD等アナログ信号をその
まま遅延させるもの等その構成に拘束されるものではな
い。さらに本発明はビブラート手段のON/OFFを決
定する装置の発明であるためビブラート手段の構成が遅
延素子に限定されるものでなく、入力周波数を周期的に
わずかに変化させて出力できるもので有ればよいもので
ある。
【0025】なお、歌唱者自身のビブラートを出力した
い場合には、低周波発信器12の出力を止めるためのス
イッチを設けるか、音声信号入力をビブラート回路1を
通過しない信号と、通過した信号をスイッチ手段により
切り替えて後段に出力する、あるいは振幅検出手段、音
量検出手段への音声入力を切り放すスイッチを設けるこ
となどで簡単に実現する。さらに本発明の構成を利用し
振幅検出手段2、音量検出手段3のフラグが両方立って
いるときのみ動作する音量及び周波数の検出手段を構成
し、上記で説明したような数Hzの周期での周波数変
動、音量変動が発生したときは自動的にビブラート効果
を停止する様な上記スイッチを動作させる様にする事に
よって、本発明を利用したビブラート付加装置をより使
いやすいものにする事ができるものである。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、入力され
た音声信号の振幅レベルの変化と音量の結果に基づいて
ビブラート制御を行うようにしたため、ビブラートがか
かり続けるということなく、必要とされる箇所のみに自
動的にビブラートをかけることができるため、心地よく
カラオケ等で楽しめるビブラート付加装置を構成できる
という利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるビブラート付加
装置の構成を示すブロック図
【図2】図1におけるビブラート手段1、振幅検出手段
2及び音量検出手段3の具体例を表すブロック図
【図3】従来のビブラート付加装置を表すブロック図
【符号の説明】
1 ビブラート手段 2 振幅検出手段 3 音量検出手段 10 遅延回路 11 電圧制御型発信器 12 低周波発信器 13 整流回路 14 第1の低域通過フィルタ 15 第2の低域通過フィルタ 16 比較器 17 帯域通過フィルタ 18 音量判定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−73084(JP,A) 特開 平10−116088(JP,A) 実開 平5−84999(JP,U) 実開 昭57−164800(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10K 15/04 302 G10H 1/043 G10H 1/02 G10K 15/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音声信号を入力とし、前記音声信号の振幅
    レベルの変化量が所定レベル以下であることを検出する
    振幅検出手段と、前記音声信号の振幅レベルが規定値以
    上の音量であることを検出する音量検出手段と、前記振
    幅検出手段と前記音量検出手段の検出結果に基づき前記
    音声信号に対してビブラートをかけるビブラート手段と
    を備えたことを特徴とするビブラート付加装置。
JP27197296A 1996-10-15 1996-10-15 ビブラート付加装置 Expired - Fee Related JP3351263B2 (ja)

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