JPH03164799A - カラオケ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は歌い手の声の音域（声域）にカラオケの曲の音
程を自動的に合せる機能有する自動音程機能付きカラオ
ケ装置に関する。

（従来の技術） 従来、カラオケ装置にキー；−−ローラを接続して、曲
のテンポを変えずにカーオケの伴奏や音楽の音声信号の
音程のみを広ｊ囲に変化させることが行なわれている。

第４図はキーコントローラの構成図である。

同図に示すように、キーコントローラ１は図示せぬカラ
オケ装置から出力されたカラオケの曲の伴奏音（カラオ
ケの伴奏）が供給される低域フィルタ回路２、この低域
フィルタ回路２から出力されるアナログ信号をデジタル
信号に変換するＡ／Ｄ変換回路３、このＡ／Ｄ変換回路
３から出力されるデジタル信号のサンプリング周波数を
可変する周波数変換が行なわれるデジタル信号処理回路
４、このデジタル信号処理回路４から出力されるデジタ
ル信号をアナログ信号に変換するＤ／Ａ変換回路５、こ
のＤ／Ａ変換回路５から供給されるアナログ信号を低ｉ
ｉｉ！ろ波して得た信号を出力する低域フィルタ回路６
から構成されている。７はメモリである。

こうして、低域フィルタ回路６から出力されるカラオケ
の曲の伴奏音の音程（出力信号）は歌い手の声域に合う
ものとなる。

さて、上述したキーコントローラ１は「音程を上げる」
、「音程を下げる」　「どの位音程をシフトさせるか」
の各操作を選択するのはマニュアルで行なわれており、
この結果、音程の可変に関する情報は図示せぬ操作部か
らデジタル信号処理回路４へ伝達されて上述した各操作
に応じた信号処理が行なわれる。通常の音程可変範囲は
半音単位±３〜４度が多い。

（発明が解決しようとする課題） 上述したように、キーコントローラ１を用いてカラオケ
の伴奏音の音程を可変するには、その操作がきわめて煩
雑であった。

すなわち、曲の音程が予め分っており、かつ歌い手が自
分の声域を良く知っている場合には、どの位曲の音程を
シフトすれば良いかを操作する人は知ってキーコントロ
ーラを操作できるが、これでも高度な操作知識が必要で
あった。

また、曲の音程が予め分っており、かつ歌い手は何とな
く歌いづらくなるという予感がある場合には、再生され
た曲を聴きつつキーコントローラの操作をし、実際に音
程をキーシフトさせて最適の音程を探すことが必要であ
るが、歌う前に、この操作をする必要があった。

さらに、曲を歌い始めてから途中で歌いづらくなり、曲
を途中で止めて最適の音程を探す場合には、改めて曲を
聴きながらキーコントローラの操作をして実際に音程を
キーシフトさせて最適の音程を探し、もう−度、曲の始
めから歌い直すという繁雑な操作が必要であった。

（課題を解決するための手段） 上述した課題を解決するために、本発明は下記の構成に
なるカラオケ装置を提供する。

音声が入力される音声入力手段と、 この音声入力手段から入力される音声の音程を検出する
音程検知手段と、 この音程検知手段から出力される音程検知信号に基づい
て設定された声域データと再生されるべき曲固有の音程
データとを比較して得た音程シフト信号を出力する制御
手段と、 この制御手段から供給される音程シフト信号に応じて曲
の再生信号の音程をシフトする音程可変手段とを有する
ことを特徴とするカラオケ装置。

（実施例） 本発明になるカラオケ装置は、大略、前述した構成のキ
ーコントローラ機能を供えたものであり、歌い手の声の
音域（声域）にカラオケの曲の音程を自動的に合せる機
能有する自動音程機能付きカラオケ装置である。

以下、本発明になるカラオケ装置について脱刷する。

第１図は本発明になるカラオケ装置の一実施例ブロック
構成図である。

同図に示すように、本発明になるカラオケ装置８は、歌
い手の声が入力される音程分析用マイクロホン（音声入
力手段）９と、 このマイクロホン９から入力された音声の音程を検出す
る音程検知回路１０と、 この音程検知回路１０から出力される音程検知信号に基
づいて歌い手の音程を検出した後その声域を決定し、得
られた声域データとここにメモリされている盲域データ
とを比較した後、操作部１２の操作で歌い手のラベルを
付けてこの声域データを格納し、曲再生装置１１との間
における選曲の確認および歌い手のラベルの入力確認の
後、歌い手のラベルに応じた声域データ（歌い手のキー
）と曲固有の音程データとを比較し、この曲の音程をど
れ位シフトさせれば歌い手のキーにマツチした音程で曲
を再生できるかを計算しこの計算結果に応じた音程シフ
ト信号を音程可変回路１４へ出力してこれをｔｌＪｍＬ
、、てから、曲再生装置１１の再生をスタートさせる（
第３図に示すフローを行なう）制御回路１３と、 この制御回路１３から供給される音程シフト信号に応じ
て曲再生装置１１から供給される曲の再生信号の音程を
シフトする前述したキーコントローラの機能を有する音
程可変回路１４と、ボーカルマイクロホン１５、ボーカ
ルアン１１６、ミキシング回路１７、アンプ１８、スビ
ーカ１９を備え、上記した音程可変回路１４から供給さ
れる曲の再生信号をボーカルマイクロホン１５、ボーカ
ルアンプ１６を介して得た歌い手の声とミキシング回路
１７でミキシングし、このミキシング信号をアンプ１８
で増幅した後スピーカ１９から出力される出力回路２０
とから構成されている。

上記した曲再生装置１１は例えばカラオケ用ビデオディ
スクを再生する再生装置であり、このビデオディスクに
は曲毎にその曲の音域に関する音域情報が記録されてい
る（この記録方法については本出願人が提案した特願昭
６３−２３２５５２号に開示されている）。

つぎに、上述した構成のカラオケ装置の使用法について
説明する。

（１）予め、歌い手の声域の登録作業を行なう。

すなわち、歌い手が出せる一番低い声、一番高い声を音
程分析用マイクロホン９に向って発声した後、操作部１
２を操作して発声した人のラベル付けを行なう。

■　上記した（１）の手順の後、歌い出す前に、操作部
１２を操作して歌い手のコード入力および選曲を行なう
。

■　上記した■の手順の後、再生スタートボタンを押釦
する。

（４）　　再生された曲に合せて欧い始める。

こうして、歌い手の声の音域（声域）にカラオケの曲の
音程を自動的に合せることができる。

第２図は本発明になるカラオケ装置の主要構成部分の具
体的回路構成図である。

同図に示すように、音程分析用マイクロホン９はマイク
ロホンアンプ２１を介して音程検知回路１０に接続され
ている。音程検知回路１０は多数の共振回路１５ａ、１
５ｂ、〜１５ｎから構成されており、マイクロホン９か
ら入力された音声はマイクアンプ２１で増幅された後、
多数の共振回路１５ａ、１５ｂ、〜１５ｎへそれぞれ供
給される。

この共振回路１５ａ、１５ｂ〜１５ｎはいわゆるトーン
デコーダであり、共振回路１５ａは共振周波数ｆｎｏ、
共振回路１５ｂは共振周波数ｆ　ｎｏ＋１゜〜共振回路
１５ｎは共振周波数ｆｎを有している。

この共振周波数ｆｎは、 ｎ／１２ ｆｎ　＝４４０　・２　　　　（Ｈ，）（ただし、ｎは
正の整数）と表わされる。

これらの共振回路１５ａ、１５ｂ〜１５ｎはマイクアン
プ２１から供給される音声信号中の各周波数成分毎に共
振するよう構成されており、そして音程検出用共振回路
１５ａ、１５ｂ、・・・１５ｎにて得られた共振信号（
音程検知信号）は並列信号（音声の基音データと倍音デ
ータが包含された信号）として１ＩＩｔ１１回路１３に
供給される。

この制御回路１３はマイクロプロセッサ、パーソナルコ
ンピュータなどのソフトウェアでも構成可能である。制
御回路１３では供給された並列信号の中で一番低い音を
基音データと判所するようにプログラム化しておく。そ
の結果、入力された声の音程が判別できる。

（発明の効果） 上述したように、本発明になるカラオケ装置は、歌い手
の声の音域（声域）に再生する曲の音程を自動的に合せ
ることができるので、歌い手は歌い直したり、歌いづら
くなることを回避できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明になるカラオケ装置の一実施例ブロック
構成図、第２図は本発明になるカラオケ装置の主要構成
部分の具体的回路構成図、第３図は制御回路のフローチ
ャート、第４図はキーコントローラの構成図である。 ８・・・カラオケ装置、 ９・・・音程分析用マイクロホン（音声入力手段）、１
０・・・音程検知回路、１１・・・曲再生装置、１２・
・・操作部、１３・・・制御回路、１４・・・音程可変
回路。 特　許　出願人　日本ビクター株式会社代表者　足木　
邦夫

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 音声が入力される音声入力手段と、 この音声入力手段から入力される音声の音程を検出する
   音程検知手段と、 この音程検知手段から出力される音程検知信号に基づい
   て設定された声域データと再生されるべき曲固有の音程
   データとを比較して得た音程シフト信号を出力する制御
   手段と、 この制御手段から供給される音程シフト信号に応じて曲
   の再生信号の音程をシフトする音程可変手段とを有する
   ことを特徴とするカラオケ装置。