JP2003208170A - 演奏制御装置及び演奏制御用プログラム、並びに記録媒体 - Google Patents

演奏制御装置及び演奏制御用プログラム、並びに記録媒体

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JP2003208170A JP2002007725A JP2002007725A JP2003208170A JP 2003208170 A JP2003208170 A JP 2003208170A JP 2002007725 A JP2002007725 A JP 2002007725A JP 2002007725 A JP2002007725 A JP 2002007725A JP 2003208170 A JP2003208170 A JP 2003208170A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーディオデータのピッチとアコースティッ
ク楽器が発する音のピッチとを少なくとも一致させるよ
うにオーディオデータのピッチを制御することができる
演奏制御装置及び演奏制御用プログラム、並びに記録媒
体を提供する。 【解決手段】 CDに記録されたオーディオデータのピ
ッチ及びピアノ12が発する音のピッチを検出し、これ
らの検出された両ピッチ情報に基づいてCDに記録され
たオーディオデータの読み出し速度を決定する、即ちC
Dのピッチを制御する。または、該検出された両ピッチ
情報とRAM4aに設定されたピッチ差分情報、即ち、
オフセット値とに基づいてCDに記録されたオーディオ
データの読み出し速度を決定する、即ちCDのピッチを
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD−ROM(コ
ンパクトディスク−リードオンリメモリ)と自動演奏ピ
アノ等の自動演奏を行うことが可能なアコースティック
楽器やアコースティック楽器そのものとを用いて合奏さ
せることのできる演奏制御装置及び演奏制御用プログラ
ム、並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、CD−ROM(コンパクトデ
ィスク−リードオンリメモリ)(以下「CD」という)
にオーディオデータとMIDIデータとを記憶させてお
き、オーディオデータの再生音とMIDIデータによる
自動演奏ピアノの演奏を合奏させることが行われてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アコー
スティック楽器の発する音は、個々の楽器で同じキーで
あっても微妙にピッチが異なっていたり、意識的に調律
によって微妙に音高の高低をつけている場合がある。ま
た、CDにオーディオデータを記録するときの楽器やそ
の調律によって、その楽器が発する音の音高と基準とな
る音高とが必ずしも一致しているものではないため、C
Dに記録されたオーディオデータの再生音とアコーステ
ィック楽器の演奏とを合奏させる場合に、同じ音高の楽
音を発生させてもうなりが生じてしまい、演奏としてき
れいな合奏ができないこともある。
【0004】また、電子楽器の場合には、電子楽器が備
える電子音源の波形データの読み出し速度を制御するこ
とで、発生させる音の微妙なピッチ調整が可能である
が、アコースティック楽器の場合、特にピアノ等は調律
を行うことは大がかりな作業となってしまい、種々のC
Dと合奏させる都度、CDに合わせて調律を行うことは
現実的なことではなく、またの作業は煩雑なものであ
る。
【0005】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、オーディオデータのピッチとアコースティック
楽器が発する音のピッチとを少なくとも一致させるよう
にオーディオデータのピッチを制御することができる演
奏制御装置及び演奏制御用プログラム、並びに記録媒体
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の演奏制御装置は、オーディオデータ
のピッチを検出する第1ピッチ検出手段と、アコーステ
ィック楽器が発する音のピッチを検出する第2ピッチ検
出手段と、前記第1ピッチ検出手段により検出されたピ
ッチと前記第2ピッチ検出手段により検出されたピッチ
とに基づいて前記第1ピッチ検出手段により検出された
ピッチを制御する制御手段とを備えることを特徴とす
る。
【0007】ここで、オーディオデータとは、インター
ネットやローカルエリアネットワーク等のネットワーク
を介して入力されたオーディオデータや、CD、MO、
CD−R、CD−RW、ハードディスク、フレキシブル
ディスク、その他これに類する記録媒体から入力された
オーディオデータである。また、アコースティック楽器
とは、ピッチを調整することが可能な弦楽器、管楽器、
鍵盤楽器、その他これに類する楽器である。
【0008】さらに、第1ピッチ検出手段により検出さ
れたピッチを制御するとは、オーディオデータのピッチ
とアコースティック楽器が発する音のピッチとを一致さ
せることのみならず、これら両方のピッチの差分が所定
値を採るようにすることも含む。ピッチの差分が所定値
と採るとは、オーディオデータの周波数とアコースティ
ック楽器が発する音の周波数との差がゼロ以外の所定
値、即ち両周波数が数Hzの差を有するということであ
り、これにより、オーディオデータがクラシック音楽の
オーケストラのものである場合に、アコースティック楽
器の発する音が、オーケストラの音から音楽的に浮き出
て、より芸術性の高い演奏表現が可能になるという効果
を奏する。
【0009】請求項2記載の演奏制御装置は、請求項1
記載の演奏制御装置において、前記第1ピッチ検出手段
により検出されるピッチと前記第2ピッチ検出手段によ
り検出されるピッチとのピッチの差分を示すピッチ差分
情報又は前記オーディオデータの所定のピッチを設定す
る設定手段を備え、前記制御手段は、前記第1ピッチ検
出手段により検出されるピッチと前記第2ピッチ検出手
段により検出されるピッチと、前記ピッチ差分情報又は
前記オーディオデータの所定のピッチとに基づいて前記
第1ピッチ検出手段により検出されたピッチを制御する
ことを特徴とする。
【0010】ここで、オーディオデータの所定のピッチ
とは、制御後に採られるオーディオデータのピッチであ
る。
【0011】請求項3記載の演奏制御装置は、請求項1
又は2記載の演奏制御装置において、前記外部から入力
されたオーディオデータはデータ記録媒体に記録された
オーディオデータであり、該データ記録媒体に記録され
たオーディオデータを読み出すデータ読出手段を備える
ことを特徴とする。
【0012】上記データ読出手段は、例えば、CD−R
Wのように、データをデータ記録媒体に書き込むデータ
書込手段を併せ持つように構成されているものでもよ
い。これにより、演奏制御装置で作成されるデータをデ
ータ記録媒体に書き込むことができるようになる。
【0013】請求項4記載の演奏制御装置は、請求項3
記載の演奏制御装置において、前記データ記録媒体を識
別する識別データ、前記データ記録媒体に記録されたオ
ーディオデータのピッチに関するデータ、及び前記アコ
ースティック楽器を自動演奏させるための制御データを
記録媒体に書き込む書込手段と、該記録媒体に書き込ま
れた、これらのデータを読み出す読出手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0014】請求項5記載の自動演奏用プログラムは、
前記請求項1記載の演奏制御装置と同様の動作をコンピ
ュータに実行させることを特徴とする。
【0015】請求項6記載の記録媒体は、請求項4記載
の演奏制御装置で使用される記録媒体において、前記デ
ータ記録媒体を識別する識別データと、前記データ記録
媒体に記録されたオーディオデータに対応する音のピッ
チに関するデータと、アコースティック楽器を自動演奏
させるための制御データとを記録することを特徴とす
る。
【0016】請求項4及び請求項6において、識別デー
タはCD等のID情報であり、オーディオデータのピッ
チに関するデータはCD等のピッチ情報であり、制御デ
ータは特定の音の発音又は消音といった演奏制御を指示
するイベントと、先行するイベントと後発のイベントと
の発生時間間隔を示すデルタタイムとからなる時系列デ
ータである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0018】図1は、本発明の実施の形態に係る演奏制
御装置の構成を示すブロック図である。
【0019】同図において、CD駆動装置1は、コント
ローラ4からの指令に従い、装着されたCDから記録デ
ータを読み出して出力する装置である。CD駆動装置1
には、例えば、市販されている音楽CDや自分で作成し
たオーディオデータが書き込まれたCD等の様々なCD
が装着される。
【0020】FD駆動装置2は、コントローラ4からの
指令に従い、自動演奏の制御のためのMIDIデータを
FDから順次読み出してコントローラ4に供給するシー
ケンサ機能を有している。ここで、MIDIデータは、
図2に示すように、初期データと演奏データとを有し、
初期データは、CDに付されているID情報とCDに記
録されたオーディオデータに対応する音のピッチを示す
ピッチ情報とを有している。CDに記録されたオーディ
オデータに対応する音のピッチは以下「CDのピッチ」
という。
【0021】上記ID情報は、市販されているCD等に
付されているTOC(Table Of Contents)情報であ
り、FD駆動装置2に駆動されるFDがCD駆動装置1
に装着されたCDに対応するものであるか否かを判断す
るために使用される。また、ピッチ情報は、後述するよ
うにCDに記録されたオーディオデータの読み出し速度
を制御するために使用される。図2に示す演奏データ
は、特定の音の発音又は消音といった演奏制御を指示す
るイベントと、先行するイベントと後発のイベントとの
発生時間間隔を示すデルタタイムとからなる時系列デー
タである。FD駆動装置2は、あるイベントをFDから
読み出してコントローラ4に送った後は、そのイベント
の後のデルタタイムによって示される時間だけ待機し、
後続のイベントの読み出しを行う、という処理を繰り返
す。これがシーケンサ機能の基本的な動作である。ま
た、FD駆動装置2は、FDから読み出されたイベント
をコントローラ4に供給する動作とCD駆動装置1によ
るオーディオデータの再生動作とを同期させるためにタ
イミング調整を行う。
【0022】DSP3は、CD駆動装置1から読み出さ
れた記録データを250msecだけ遅延させてコント
ローラ4に送る。なお、このように記録データを遅延さ
せる理由については後述する。また、DSP3は、CD
駆動装置1から受け取った記録データの種類を判定し、
記録データの種類を示す情報をコントローラ4に送る。
【0023】コントローラ4は、ピアノ12のピッチ情
報等を記憶するRAM4aを備え、操作部5を介して与
えられる指示に従い、この演奏制御装置全体の制御を行
う。RAM4aは、後述するピッチ差分情報をオフセッ
トとして記憶するレジスタを備えている。
【0024】同期再生の指示が操作部5から与えられた
場合、コントローラ4は、この指示に従って、MIDI
データの再生指示をFD駆動装置2に送るとともに、オ
ーディオデータの再生指示をCD駆動装置1に送る。そ
して、コントローラ4は、CD駆動装置1からDSP3
を介して供給される符号化データをデジタルオーディオ
信号に変換してミキサ13に出力する。また、コントロ
ーラ4は、FD駆動装置2から供給されるイベントを自
動演奏を行うための手段に送る。本実施の形態に係る演
奏制御装置は、自動演奏を行うための手段として、アン
サンブル音源8と、ピアノ音源10と、駆動ソレノイド
群11及びピアノ12からなる自動ピアノとを有してい
る。アンサンブル音源8により自動演奏を行う場合、コ
ントローラ4は、FD駆動装置2から受け取ったイベン
トをアンサンブル音源8に送る。また、ピアノ音源10
又は自動ピアノにより自動演奏を行う場合、コントロー
ラ4は、FD駆動装置2から受け取ったイベントをピア
ノ自動演奏用電子回路9に送る。いずれの手段により自
動演奏を行うかは、操作部5からの指示に従って決定さ
れる。また、コントローラ4は、CD駆動装置1からタ
イムコードを受信する度に、そのタイムコードをFD駆
動装置2に送る。コントローラ4によってイベントが出
力されてから自動演奏音が発生されるまでには遅延があ
り、その遅延時間はいずれの手段により自動演奏を行う
かにより異なる。自動ピアノにより自動演奏を行う場
合、コントローラ4がイベント出力してから自動演奏音
が発生するまでに例えば500msecの時間を要す
る。そこで、コントローラ4は、CD及びFDの同期再
生の指示が操作部5から与えられ、かつ、自動演奏のた
めの手段として自動ピアノが選択されている場合には、
まず、MIDIデータの再生指示をFD駆動装置2に送
り、この時点から500msec−250msec(こ
の250msecの時間は、後述する図4のステップS
32の判別処理にかかる時間を考慮したものである。)
=250msecだけ経過したときに、オーディオデー
タの再生指示をCD駆動装置1に送る。
【0025】アンサンブル音源8は、コントローラ4か
らイベントを受け取り、そのイベントに従ってデジタル
楽音信号を生成する装置である。このアンサンブル音源
8により生成されたデジタル楽音信号はミキサ13に出
力される。
【0026】ピアノ自動演奏用電子回路9は、コントロ
ーラ4からイベントを受け取り、自動演奏のための制御
を行う回路である。このピアノ自動演奏専用電子回路9
は、以下に示す2通りの方法のうちいずれかにより自動
演奏の制御を行う。まず、第1の方法では、コントロー
ラ4から受け取ったイベントをピアノ音源10に送る。
このピアノ音源10は、イベントにより指示されたピア
ノ音に対応するデジタルオーディオ信号を電子的に生成
する装置であり、生成するピアノ音に対応するデジタル
オーディオ信号の周波数を調整するDSP16や、生成
するピアノ音のピッチ、即ち該デジタルオーディオ信号
の周波数を調整する摘みを備えている。このピアノ音源
10により生成されたデジタルオーディオ信号はミキサ
13に出力される。第2の方法では、ピアノ自動演奏用
電子回路9は、コントローラ4から受け取ったイベント
に従って駆動ソレノイド11に対する通電制御を行う。
この駆動ソレノイド群11は、ピアノ12に設けられた
複数の鍵に各々対応した複数のソレノイドと、複数のペ
ダルに各々対応した複数のソレノイドとからなる。ピア
ノ自動演奏用電子回路9は、ある鍵の押下を指示するイ
ベントをコントローラ4から受け取った場合、その鍵に
対応したソレノイドに駆動電流を流し、鍵を押下させる
のに必要な磁力をソレノイドにより発生する。離鍵を指
示するイベントを受け取った場合も同様である。第1の
方法又は第2の方法のいずれによりイベントを取り扱う
かの指示は、操作部5からコントローラ4に与えられ、
コントローラ4はこの指示をピアノ自動演奏用電子回路
9に送り、ピアノ自動演奏用電子回路9は、受け取った
指示に従う。
【0027】ピアノ音源10には、アナログオーディオ
信号をデジタルオーディオ信号に変換するアナログ/デ
ジタル(A/D)信号変換回路15が接続され、A/D
信号変換回路15にはピアノ12が発する音をアナログ
オーディオ信号として取り込むマイク14が接続されて
いる。
【0028】ミキサ13は、コントローラ4から供給さ
れるデジタルオーディオ信号、アンサンブル音源8から
供給されるデジタルオーディオ信号、及びピアノ音源1
0から供給されるデジタルオーディオ信号を各々アナロ
グオーディオ信号に変換し、これらの変換されたアナロ
グオーディオ信号をミキシングする。このミキシングさ
れた信号は、アンプ6及びスピーカ7を介し、音として
出力される。
【0029】以上のような構成及び機能を有する演奏制
御装置を使用して、CDのピッチとピアノ12が発する
音のピッチとを一致させて合奏させる場合には、大きく
分けて以下の3つの処理を行うことが必要である。 (1)ピアノ12が発する音のピッチの検出処理 (2)CDのID情報とピッチ情報とを含む初期化デー
タ、及びイベントとデルタタイムとを含む演奏データを
有するMIDIデータを記録するFDの作成処理 (3)上記(1)の処理で検出されたピアノ12が発す
る音のピッチと上記(2)で作成されたFDから読み出
されたピッチ、即ちCDのピッチとを一致させ又は意図
的に所定量ずらした上で、CDに記録されたオーディオ
データ及びFDに記録されたMIDIデータの再生を行
う再生処理 以上の3つの処理について、図3〜図5を参照しながら
説明する。
【0030】まず、上記(1)のピアノ12が発する音
のピッチの検出処理について説明する。
【0031】ユーザが、操作部5でピアノ12の特定の
鍵を押鍵するイベントを入力すると、コントローラ4に
より該イベントはピアノ自動演奏用電子回路9に出力さ
れ、ピアノ自動演奏用電子回路9は、駆動ソレノイド群
11におけるその鍵に対応したソレノイドに駆動電流を
流し、鍵を押下させるのに必要な磁力をソレノイドによ
り発生し、ピアノ12の特定の鍵が押鍵される。ピアノ
12の特定の鍵が押鍵されることで、ピアノ12が発す
る音はマイク14にアナログオーディオ信号として取り
込まれ、該アナログオーディオ信号はA/D信号変換回
路15に出力され、デジタルオーディオ信号に変換され
た後に、ピアノ音源10に出力される。
【0032】ピアノ音源10に含まれるDSP16は、
ピアノ音源10が備えている、当該特定の鍵に対応する
音のデジタルオーディオ信号とマイク14及びA/D信
号変換回路15を介して入力されたデジタルオーディオ
信号との周波数が一致するように、当該特定の鍵に対応
する音のデジタルオーディオ信号の周波数を制御する。
換言すれば、当該特定の鍵に対応する音のデジタルオー
ディオ信号の周波数を上下動させて、マイク14及びA
/D信号変換回路15を介して入力されたデジタルオー
ディオ信号の周波数と一致させる。マイク14及びA/
D信号変換回路15を介して入力されたデジタルオーデ
ィオ信号の周波数は周波数分析等の技術を利用して検出
する。
【0033】これにより、ピアノ12が発する音のピッ
チとピアノ音源10が生成するピアノ音のピッチとが一
致するため、当該特定の鍵に対応する音のデジタルオー
ディオ信号の周波数がピアノ12が発する音のピッチと
なる。このような方法でピアノ12の音のピッチを検出
する。ここで検出されたピアノ12が発する音のピッチ
情報、即ち該音の周波数の情報はコントローラ4に設け
られたRAM4aに記録され、合奏の際に利用される。
【0034】次に、上記(2)のFDの作成処理につい
て図3を参照しながら説明する。
【0035】まず、ユーザがCDをCD駆動装置1に、
FDをFD駆動装置2にセットする(ステップS1
1)。
【0036】次いで、コントローラ4が操作部5からC
D駆動装置1にセットされたCDに関する情報をFDに
記録する旨の指示が入力されたか否かを判別する(ステ
ップS12)。ここで、CDに関する情報とは、CDの
ID情報及びピッチ情報である。
【0037】上記ステップS12の判別の結果、CDに
関する情報をFDに記録する旨の指示が入力されない場
合には、後述するステップS20に進む一方、CDに関
する情報をFDに記録する旨の指示が入力された場合に
は、コントローラ4はCDに記録されたオーディオデー
タの所定周波数の音圧情報を取得する(ステップS1
3)。ここで、所定周波数とは、例えば、430Hzで
あるが、この周波数の値は特に限定するものではなく、
1つの基準として採る値である。後述するステップS1
6でこの所定周波数の値は1Hzずつ変更される。ま
た、音圧情報とは、オーディオデータの周波数が、例え
ば440Hzのときに、音圧が100dBのような具体
的な音圧値である。
【0038】そして、コントローラ4は、このステップ
S13で取得された音圧情報をスキャンし(ステップS
14)、このスキャンされた音圧情報に予め決められた
所定値(例えば、100dB)以上の音圧値があるか否
かを判別し(ステップS15)、予め決められた所定値
以上の音圧値がない場合には、ステップS13で用いら
れたオーディオデータの所定周波数の値を1Hz上げて
(ステップS16)、ステップS13に戻り、再度ステ
ップS13〜ステップS15の処理を繰り返し、予め決
められた所定値以上の音圧値があるか否かを判別する。
ステップS16では、ステップS13で用いられたオー
ディオデータの所定周波数の値を変更することが目的な
ので、該所定周波数の値を1Hz下げるようにしてもよ
い。
【0039】上記ステップS15の判別の結果、ステッ
プS14でスキャンされた音圧情報に予め決められた所
定値以上の音圧値がある場合には、コントローラ4は、
当該音圧値が得られたオーディオデータの所定周波数の
値をピッチ情報としてRAM4aに記録する(ステップ
S17)。
【0040】次いで、コントローラ4はCDに付されて
いるID情報を読み出し(ステップS18)、この読み
出されたID情報とステップS17でRAM4aに記録
されたピッチ情報とをFDの初期データを記録する領域
に記録する(ステップS19)。
【0041】次に、コントローラ4は、操作部5から演
奏データを記録する旨の指示が入力されたか否かを判別
し(ステップS20)、演奏データを記録する旨の指示
が入力された場合には、FDの演奏データを記録する領
域に演奏データを記録する(ステップS21)一方、演
奏データを記録する旨の指示が入力されない場合には、
ステップS22に進む。
【0042】その後、コントローラ4は、操作部5から
演奏データの記録を停止する旨の指示が入力されたか否
かを判別し(ステップS22)、演奏データの記録を停
止する旨の指示が入力された場合には、本処理を終了す
る一方、演奏データの記録を停止する旨の指示が入力さ
れていない場合には、ステップS12に戻る。
【0043】以上の処理により、初期化データ及び演奏
データを有するMIDIデータを記録したFDが作成さ
れる。
【0044】次いで、上記(3)の再生処理について図
4及び図5を参照しながら説明する。
【0045】まず、コントローラ4は、操作部5から演
奏データの再生指示が入力されると、FDからCDのI
D情報を読み出すと共に、CD駆動装置1にセットされ
たCDに付されたID情報を読み出す。また、このとき
同時に、ユーザが予め操作部5を操作することでRAM
4aに設定した、ピアノ12が発する音のピッチに対す
るCDのピッチの差分の情報(以下、「ピッチ差分情
報」という)を読み出す(ステップS31)。このピッ
チ差分情報は、RAM4aに含まれるレジスタにオフセ
ットとして記憶される。例えば、ユーザは、ピアノ12
が発する音のピッチとCDのピッチとを完全に一致させ
る場合には、オフセットに「0」を設定し、ピアノ12
が発する音のピッチに対するCDのピッチを1Hz上げ
る場合には、オフセットに「+1」を設定し、ピアノ1
2が発する音のピッチに対するCDのピッチを1Hz下
げる場合には、オフセットに「−1」を設定する。な
お、ピッチ差分情報を設定するのではなく、制御後のC
Dのピッチの値を直接設定するようにしてもよい。両ピ
ッチに所定の差分を設定するのは、CDに記録されたオ
ーディオデータに対応する音に対して、ピアノ12の音
が音楽的に浮き出て、より芸術性の高い演奏表現が可能
になるという効果もあるからである。
【0046】次に、コントローラ4は、FDから読み出
されたCDのID情報とCD駆動装置1にセットされた
CDのID情報とが一致するか否かを判別する(ステッ
プS32)。この判別は、CD駆動装置1にセットされ
たCDのデータ読み出し開始後、250msの間に行
う。この250msの時間は、判別にかかる時間に応じ
て適宜変更することができる。
【0047】ステップS32の判別の結果、両方のID
情報が互いに一致しない場合には、FDがCD駆動装置
1に装着されたCDに対応するものでないため、本処理
を終了する一方、両方のID情報が互いに一致した場合
には、FDがCD駆動装置1に装着されたCDに対応す
るものであるため、コントローラ4は該FDからCDの
ピッチ情報を読み出す(ステップS33)。
【0048】次いで、コントローラ4は、RAM4aに
記録されたピアノ12の音のピッチ情報を読み出し(ス
テップS34)、ステップS33で読み出されたCDの
ピッチ情報とステップS34で読み出されたピアノ12
の音のピッチ情報とを使用して、CDに記録されたオー
ディオデータの読み出し速度を演算するための係数rate
を以下の(a)式に基づいて算出する(ステップS3
5)。
【0049】 係数rate=(ピアノ12の音のピッチ情報−オフセット値)/CDのピッチ情 報 …(a) ここで、オフセット値とは、RAM4aにオフセットと
して記憶されたピッチ差分情報である。また、ピアノ1
2の音のピッチ情報は、具体的には、ピアノ12が発す
る音の周波数であり、CDのピッチ情報はCDに記録さ
れたオーディオデータの周波数である。
【0050】ついで、ピアノ音源10内に設けられたR
AM10aにオーディオデータを所定時間分(例えば、
30秒分)転送する。CDに記憶されたオーディオデー
タを任意の速さで読み出すために、このRAM10aか
ら読み出したデータで再生するようにしており、CDに
記憶されたオーディオデータは、このRAM10aに記
憶されたオーディオデータを所望の速さで読み出すこと
で、ピッチを変更して再生される(ステップS36)。
つまり、オーディオデータの再生開始に応じて、CDか
らのデータは、f0の読出し速度で読み出され、既に読
み出されたRAM10aの領域に順次書き込まれてい
く。さらにRAM10aからは、後述する読み出し速度
で、記録されたオーディオデータを読み出して再生を行
うことで、所望のピッチで再生されることとなる。
【0051】さらに、コントローラ4は、ステップS3
5において(a)式で算出された係数rateをCDに記憶
されたオーディオデータの読出し速度f0(例えば、4
4.1kHz)に対して乗算し、前述のピアノ音源10
内のRAM10aからのオーディオデータを読み出す読
み出し速度fを決定する(ステップ37)。具体的に
は、以下の(b)式で読み出し速度fが決定される。
【0052】f = f0 * rate …(b) このステップS35〜S37に示した読み出し速度を決
定するための処理は、一例にすぎず、周知のピッチチェ
ンジの技術を利用して、他の方法を用いてもよい。
【0053】ステップS35〜S37では、CD駆動装
置1の読み出し速度を決定している、即ちCDのピッチ
を制御しているが、その理由は、ピアノ12が発する音
のピッチを正確に制御することは、一般のユーザでは困
難であり、また、CDに記録されたオーディオデータの
読み出し速度を制御することで、CDのピッチを容易に
制御することができるからである。また、コントローラ
4は、ユーザによりRAM4aに設定されたピッチ差分
情報、即ち、オフセット値を用いてオーディオデータの
読み出し速度を制御しているが、工場出荷時等に予めオ
フセット値(0、±1、±2…)を設定しておき、この
予め設定されたオフセット値を用いてオーディオデータ
の読み出し速度を制御してもよい。
【0054】次に、コントローラ4は、MIDIデータ
の再生指示をFD駆動装置2に出力し(ステップS3
8)、この時点から、所定時間、例えば250msec
だけ経過したときに、オーディオデータの再生指示をC
D駆動装置1に出力する(ステップS39)。
【0055】CD駆動装置1は、ステップS39でコン
トローラ4から出力されたオーディオデータの再生指示
を受けると、ステップS36で読み出されて転送された
分以降のオーディオデータの読み出しを開始するととも
に、DSP16はピアノ音源10内のRAMに記憶され
たオーディオデータをステップS37において(b)式
で決定された読出し速度に基づいて読み出し、再生する
(ステップS40)。
【0056】FD駆動装置2は、FDに記録されたMI
DIデータを読み出し、該MIDIデータに含まれるイ
ベントのコントローラ4への出力動作をステップS40
のオーディオデータの再生に同期化させためのタイミン
グ調整を行いつつ、該イベントをコントローラ4へ出力
する(ステップS41)。
【0057】コントローラ4はステップS41でFD駆
動装置2から出力されたイベントをピアノ自動演奏用電
子回路9に出力し(ステップS42)、ピアノ自動演奏
用電子回路9は、コントローラ4から受け取ったイベン
トに従って駆動ソレノイド11に対する通電制御を行
い、ピアノ12の自動演奏が実行される(ステップS4
3)。これにより、CDとピアノ12の合奏が実行され
る。
【0058】次に、コントローラ4は、FD駆動装置2
から入力されるイベントに基づいて1曲分の演奏が終了
したか否かを判別し(ステップS44)、1曲分の演奏
が終了していない場合には、ステップS40に戻る一
方、1曲分の演奏が終了した場合には、本処理を終了す
る。
【0059】尚、アンサンブル音源8及びピアノ音源1
0の少なくとも一方からデジタルオーディオ信号を出力
するイベントを上記(2)のFDの作成処理において、
FDに書き込んでおくことで、上記ステップS42で、
該デジタルオーディオ信号を出力するイベントを対応す
るアンサンブル音源8及びピアノ音源10の少なくとも
一方に出力する。これにより、上記ステップS40で再
生されるCDに記録されたオーディオデータ、即ち、コ
ントローラ4から出力されるデジタルオーディオ信号
と、アンサンブル音源8及びピアノ音源10の少なくと
も一方から出力されるデジタルオーディオ信号とがミキ
サ13に入力され、該入力された信号の各々がアナログ
オーディオ信号に変換され、これらの変換されたアナロ
グオーディオ信号がミキシングされ、アンプ6及びスピ
ーカ7を介して、音として出力されるので、CDと、ア
ンサンブル音源8及びピアノ音源10の少なくとも一方
と、ピアノ12との合奏が可能となる。
【0060】また、RAM4aにレジスタを含めるよう
に構成したこと及びステップS35〜S37の処理にお
いて、レジスタに設定したオフセット値を使用したこと
は、CDに記録されたオーディオデータのピッチ及びピ
アノ12が発する音のピッチを一致させることのみなら
ず、両ピッチの差分が所定値を採ることをも考慮したた
めであり、例えば、両ピッチを一致させることのみで足
りるのであるのならば、RAM4aにレジスタを含める
必要はなく、また、ステップS35〜S37の処理にお
いて、レジスタに設定したオフセット値を使用する必要
もない。
【0061】上述したように、本実施の形態によれば、
CDに記録されたオーディオデータのピッチ及びピアノ
12が発する音のピッチを検出し、これらの検出された
両ピッチ情報に基づいてCDに記録されたオーディオデ
ータの読み出し速度を決定する、即ちCDのピッチを制
御するので、オーディオデータのピッチとアコースティ
ック楽器が発する音のピッチとを少なくとも一致させる
ことができる。
【0062】また、該検出された両ピッチ情報とRAM
4aに設定されたピッチ差分情報、即ち、オフセット値
とに基づいてCDに記録されたオーディオデータの読み
出し速度を決定する、即ちCDのピッチを制御するの
で、オーディオデータのピッチとアコースティック楽器
が発する音のピッチとを一致させることができるのみな
らず、これら両方のピッチの差分が所定値を採るように
オーディオデータのピッチを制御することができる。
【0063】上記実施の形態では、アコースティック楽
器としてピアノ12を使用したが、楽器の種類はこれに
限定されるものではなく、ピッチを調整することが可能
な弦楽器、管楽器、鍵盤楽器、その他これに類する楽器
であればよい。アコースティック楽器として、例えばギ
ターを使用する場合には、ピアノ自動演奏用電子回路
9、ピアノ音源10及び駆動ソレノイド群11は各々ギ
ター仕様のものに変更しなければならないことはいうま
でもない。
【0064】上記実施の形態では、FDに記録された演
奏データに基づく自動演奏とCDのオーディオデータの
同期再生を前提とした構成を説明したが、CDの演奏に
対してマニュアルによる演奏を合奏させる場合にも、C
Dのピッチを制御するようにしてもよい。自動演奏機能
のないアコースティック楽器を合奏に用いる場合は、ア
コースティック楽器の特定のピッチの楽音を発音させ、
その音をマイク14で集音し、これに基づいてCDのピ
ッチを制御する。
【0065】また、CDの読み出し速度の変更に伴っ
て、オーディオデータの再生時間が変化することが問題
となる場合にはFDに記憶されているMIDIデータの
再生テンポを前述の係数rateを考慮してタイムストレッ
チング技術等に基づいて変更することで、演奏タイミン
グのズレをなくすようにしてもよい。
【0066】また、上記実施の形態では、演奏制御装置
がCD駆動装置1及びFD駆動装置2を備えていたが、
これらの装置を接続するインターフェースを用意して、
これらの装置を外付けするようにしてもよい。これによ
り、演奏制御装置の製造コストの低減化を図ることがで
きる。
【0067】更にまた、コントローラ4に、例えば、ハ
ードディスク等を接続し、CDに記録されたオーディオ
データを一旦該ハードディスクに記録させるようにして
もよい。これにより、ハードディスクからのオーディオ
データの読み出し速度を制御すれば、該オーディオデー
タに対応する音のピッチを制御することが可能となり、
CD駆動装置1自体の装置変更ができるため、市販され
ているCD−R駆動装置やCD−RW駆動装置などの取
り付けが可能になる。また、自動演奏処理とCDに記録
されたオーディオデータを一旦ハードディスクに記録さ
せる処理とを同時に並列に進行させることが可能にな
る。
【0068】また、上記(1)のピアノ12の音のピッ
チの検出処理では、ピアノ音源10を利用してピアノ1
0の音のピッチを検出したが、以下のように検出しても
よい。
【0069】まず、ユーザが、ピアノ12の特定のキー
を押鍵して、ピアノ12の音を出すと同時に、ピアノ音
源10から当該キーに対応する音のデジタルオーディオ
信号を出力させる。ピアノ音源10から出力されたデジ
タルオーディオ信号はミキサー13、アンプ6及びスピ
ーカ7を介して音として出力される。このとき、ピアノ
12が発する音とスピーカ7から出力される音との間で
うなりが発生すれば、ピアノ12が発する音のピッチと
スピーカ7を介して出力される音のピッチ、即ちピアノ
音源10が生成したピアノ音のピッチとが一致していな
いことになる。
【0070】そこで、ユーザは、ピアノ音源10におい
て、生成したピアノ音のピッチを調整する摘みをひねる
ことにより、うなりが発生しなくなるように当該生成し
たピアノ音のピッチを調整する、即ち生成したピアノ音
に対応するデジタルオーディオ信号の周波数を上下動さ
せて調整する。うなりが発生しなくなれば、ピアノ12
が発する音のピッチとピアノ音源10が生成したピアノ
音のピッチとが一致するため、ピアノ音源10が生成し
たピアノ音に対応するデジタルオーディオ信号の周波数
がピアノ12が発する音のピッチとなる。このような方
法でピアノ12が発する音のピッチを検出してもよい。
【0071】本発明は、上述した実施の形態の機能を実
現するソフトウェアのプログラムを、コンピュータ又は
CPUに供給し、そのコンピュータ又はCPUが該供給
されたプログラムを読出して実行することによっても本
発明の目的が達成されることは云うまでもない。
【0072】この場合、上記プログラムは、該プログラ
ムを記録した記録媒体から直接、又はインターネット、
商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワー
ク等に接続される不図示の他のコンピュータやデータベ
ース等からダウンロードすることにより供給される。
【0073】また、上記プログラムは、上述した実施の
形態の機能をコンピュータで実現することができればよ
く、その形態は、オブジェクトコード、インタプリタに
より実行されるプログラム、OSに供給されるスクリプ
トデータ等の形態を有するものでもよい。
【0074】更にまた、上述した実施の形態の機能を実
現するソフトウェアのプログラムを記録した記録媒体を
コンピュータに供給し、そのコンピュータ又はCPUが
記録媒体に格納されたプログラムを読出し実行すること
によっても、本発明の目的が達成されることは云うまで
もない。
【0075】プログラムを供給する記録媒体としては、
例えば、RAM、フレキシブルディスク、光ディスク、
光磁気ディスク、CD−ROM、MO、CD−R、CD
−RW、DVD(DVD−ROM、DVD−R)、磁気
テープ、不揮発性のメモリカード、他のROM等の上記
プログラムを記録できるものであればよい。
【0076】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1記
載の演奏制御装置及び請求項5記載の演奏制御用プログ
ラムによれば、オーディオデータのピッチが検出され、
アコースティック楽器が発する音のピッチが検出され、
これらの検出された両ピッチとに基づいてオーディオデ
ータのピッチが制御されるので、オーディオデータのピ
ッチとアコースティック楽器が発する音のピッチとを少
なくとも一致させるようにオーディオデータのピッチを
制御することができる。
【0077】請求項2記載の演奏制御装置によれば、制
御手段が、第1ピッチ検出手段により検出されるピッチ
と第2ピッチ検出手段により検出されるピッチと、ピッ
チ差分情報又はオーディオデータの所定のピッチとに基
づいて第1ピッチ検出手段により検出されたピッチを制
御するので、オーディオデータのピッチとアコースティ
ック楽器が発する音のピッチとを一致させることができ
るのみならず、これら両方のピッチの差分が所定値を採
るようにオーディオデータのピッチを制御することがで
きる。
【0078】請求項3記載の演奏演奏装置によれば、例
えばCDに記録されたオーディオデータに対応する音の
ピッチ制御することができるので、CD等に記録された
オーディオデータに対応する音のピッチとアコースティ
ック楽器が発する音のピッチとを高精度で且つ容易に一
致させることができる又はこれら両方のピッチの差分が
所定値を採るように制御することができる。
【0079】請求項4記載の演奏制御装置及び請求項6
記載の記録媒体によれば、例えばCDと、該CDを識別
する識別データ、該CDに記録されたオーディオデータ
に対応する音のピッチに関するデータ、及びアコーステ
ィック楽器を自動演奏させるための制御データを記録し
たFDを演奏制御装置にセットすることで、CDに記録
されたオーディオデータに対応する音のピッチとアコー
スティック楽器が発する音のピッチとが一致する又はこ
れら両方のピッチの差分が所定値を採るように制御する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る演奏制御装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】 図1におけるFDに記録される自動演奏の制
御のためのMIDIデータの構成を示す図である。
【図3】 図1におけるFDの作成処理を示すフローチ
ャートである。
【図4】 CDに記録されたオーディオデータ及びFD
に記録されたMIDIデータの再生を行う再生処理を示
すフローチャートである。
【図5】 CDに記録されたオーディオデータ及びFD
に記録されたMIDIデータの再生を行う再生処理を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CD駆動装置(データ読出手段) 2 FD駆動装
置(書込手段、読出手段) 3 DSP 4 コントロ
ーラ(第1ピッチ検出手段、設定手段、制御手段) 5
操作部 8 アンサンブル音源 9 ピアノ自動演奏
用電子回路 10ピアノ音源(第2ピッチ検出手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーディオデータのピッチを検出する第
    1ピッチ検出手段と、 アコースティック楽器が発する音のピッチを検出する第
    2ピッチ検出手段と、 前記第1ピッチ検出手段により検出されるピッチと前記
    第2ピッチ検出手段により検出されるピッチとに基づい
    て前記第1ピッチ検出手段により検出されたピッチを制
    御する制御手段とを備えることを特徴とする演奏制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1ピッチ検出手段により検出され
    るピッチと前記第2ピッチ検出手段により検出されるピ
    ッチとのピッチの差分を示すピッチ差分情報又は前記オ
    ーディオデータの所定のピッチを設定する設定手段を備
    え、 前記制御手段は、前記第1ピッチ検出手段により検出さ
    れるピッチと前記第2ピッチ検出手段により検出される
    ピッチと、前記ピッチ差分情報又は前記オーディオデー
    タの所定のピッチとに基づいて前記第1ピッチ検出手段
    により検出されたピッチを制御することを特徴とする請
    求項1記載の演奏制御装置。
  3. 【請求項3】 前記オーディオデータはデータ記録媒体
    に記録されたオーディオデータであり、該データ記録媒
    体に記録されたオーディオデータを読み出すデータ読出
    手段を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の演
    奏制御装置。
  4. 【請求項4】 前記データ記録媒体を識別する識別デー
    タ、前記データ記録媒体に記録されたオーディオデータ
    のピッチに関するデータ、及び前記アコースティック楽
    器を自動演奏させるための制御データを記録媒体に書き
    込む書込手段と、該記録媒体に書き込まれた、これらの
    データを読み出す読出手段とを備えることを特徴とする
    請求項3記載の演奏制御装置。
  5. 【請求項5】 オーディオデータの読み込みが可能なコ
    ンピュータを、 オーディオデータのピッチを検出する第1ピッチ検出手
    段、 アコースティック楽器が発する音のピッチを検出する第
    2ピッチ検出手段、及び前記第1ピッチ検出手段により
    検出されたピッチと前記第2ピッチ検出手段により検出
    されたピッチとに基づいて前記第1ピッチ検出手段によ
    り検出されたピッチを制御する制御手段として機能させ
    ることを特徴とする演奏制御用プログラム。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の演奏制御装置で使用され
    る記録媒体において、前記データ記録媒体を識別する識
    別データと、前記データ記録媒体に記録されたオーディ
    オデータのピッチに関するデータと、アコースティック
    楽器を自動演奏させるための制御データとを記録するこ
    とを特徴とする記録媒体。
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