JP2001184061A - 再生装置および方法、並びに記録媒体 - Google Patents

再生装置および方法、並びに記録媒体

Info

Publication number
JP2001184061A
JP2001184061A JP36608599A JP36608599A JP2001184061A JP 2001184061 A JP2001184061 A JP 2001184061A JP 36608599 A JP36608599 A JP 36608599A JP 36608599 A JP36608599 A JP 36608599A JP 2001184061 A JP2001184061 A JP 2001184061A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
performance
tempo
sound
reproducing
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP36608599A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Tsuji
実 辻
Kenichi Imai
憲一 今井
Takashi Koike
隆 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP36608599A priority Critical patent/JP2001184061A/ja
Publication of JP2001184061A publication Critical patent/JP2001184061A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 MIDI信号とその他のオーディオ信号を同期さ
せた状態で状態で、再生速度を変更する。 【解決手段】 入力部1は、コマンドを受け付けて対応
するテンポ・キー指定信号をデータ復号部2に出力す
る。データ復号部2は、SMFデータからMIDI信号を生成
し、MIDI音源3に供給する。データ復号部2はまた、テ
ンポ・キー指定信号に対応するオーディオ制御データを
オーディオデータ再生部4に出力する。オーディオデー
タ再生部4は、入力されたオーディオデータを、データ
復号部2からのオーディオ制御データに対応する速度と
ピッチで再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、再生装置および方
法、並びに記録媒体に関し、特に、MIDI信号とその他の
オーディオ信号を同期再生する際、再生速度や再生調を
変更できるようにした再生装置および方法、並びに記録
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】サンプリングされた楽器の演奏音が蓄積
されている、例えばシンセサイザのような電子楽器を制
御する信号として、MIDI(Musical Instrument Digital
Interface)信号が知られている。
【0003】MIDI信号は、シンセサイザ等の電子楽器に
対して演奏を指示する楽譜のようなものであり、シーケ
ンサと呼ばれるハードウェアまたはシーケンスソフトウ
ェアによって編集、記録、再生が可能である。シーケン
サおよびシーケンスソフトウェアにおいて、MIDI信号は
MIDIファイルとして扱われる。
【0004】異なるシーケンサまたはシーケンスソフト
ウェアによって編集、記録されるMIDI信号の互換性を保
つための統一規格として、標準MIDIファイル(以下、SM
F(Standard MIDI File)と記述する)がある。
【0005】SMFは、ヘッダチャンクとトラックチャン
クと呼ばれるデータから構成される。トラックチャンク
は、時間情報とイベントから構成される。イベントは、
データファイルの各項目に変更を与えるような出来事、
事象を表す。SMFフォーマット化されたMIDIファイルの
イベントとしては、ミディイベント(MIDI Event)、シス
テムエクスクルーシブイベント(SysEx Eent)、および、
メタイベント(Meta Event)の3種類のイベントがある。
【0006】ミディイベントには、演奏データそのもの
が含まれている。システムエクスクルーシブイベントに
は、主にMIDIのシステムエクスクルーシブメッセージが
含まれている。メタイベントには、テンポや拍子などの
演奏全体に係わる情報や、シーケンサやシーケンスソフ
トウェアが利用する歌詞や著作権情報などの付加的な情
報が含まれている。
【0007】上述したように、MIDIファイルは、シーケ
ンサまたはシーケンスソフトウェアによって編集可能で
あり、例えば、ミディイベントに含まれる演奏データを
変更することにより、演奏全体または一部のキー(再生
調)を変えることができる。また、例えばメタイベント
に含まれるテンポ情報を変更することにより、演奏全体
または一部のテンポを変えることができる。
【0008】MIDIファイルに対応する演奏音を出力する
シンセサイザ等は、一般にMIDI音源と呼ばれている。MI
DI音源で、例えば、人の声や自然音などのモデル化が困
難である音、あるいは研究が進んでいない音を表現する
ことは現状では難しい。したがって、MIDIファイルによ
って表現できる音楽は、楽曲の演奏程度に限られてい
る。
【0009】そこで、MIDI規格の音楽表現の不足部分を
補う技術として、楽器の演奏音ではない人の声や自然音
等のオーディオデータ(以下、単にオーディオデータと
記述する)の再生音と、MIDIファイルに従った演奏音と
を同期して出力することができるシーケンサやシーケン
スソフトウェアが既に開発されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オーデ
ィオデータの再生音と、MIDIファイルに従った演奏音と
を同期して再生させることができるシーケンサやシーケ
ンスソフトウェアでは、オーディオデータの再生音のピ
ッチ(周波数の高低)や再生速度を独立して変更するこ
とができないので、演奏音のキー(再生調)やテンポを
容易に変更することができるMIDIファイルの特性を十分
に活用することができない課題があった。
【0011】すなわち、オーディオデータとMIDIファイ
ルに従った演奏との同期を維持した状態で、オーディオ
データの再生音ピッチや再生速度、MIDIファイルの演奏
音のテンポやキーを変更することができない課題があっ
た。
【0012】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、オーディオデータとMIDIファイルを同期再
生した状態で、再生速度や再生調を変更できるようにす
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の再生装置は、演
奏信号を基に、予め蓄積されている楽器音情報を用いて
演奏音を発生する発生手段と、演奏音に同期して符号化
データを再生する再生手段と、演奏音のテンポ変更を指
示するコマンドを入力する入力手段と、入力手段が入力
した演奏音のテンポ変更を指示するコマンドに対応し
て、演奏信号に含まれるテンポ情報を書き換える書き換
え手段と、書き換え手段が書き換えたテンポ情報に対応
して、符号化データの再生速度を変更する変更手段とを
含むことを特徴とする。
【0014】前記入力手段は、演奏音のキー変更を指示
するコマンドも入力するようにすることができ、前記書
き換え手段は、入力手段が入力した演奏音のキー変更を
指示するコマンドに対応して、演奏信号に含まれるキー
情報も書き換えるようにすることができ、前記変更手段
は、書き換え手段が書き換えたキー情報に対応して、符
号化データの再生ピッチを変更するようにすることがで
きる。
【0015】前記変更手段は、符号化データの再生速度
と再生ピッチを互いに独立して変更するようにすること
ができる。
【0016】本発明の再生方法は、演奏信号を基に、予
め蓄積されている楽器音情報を用いて演奏音を発生する
発生ステップと、演奏音に同期して符号化データを再生
する再生ステップと、演奏音のテンポ変更を指示するコ
マンドを入力する入力ステップと、入力ステップの処理
で入力された演奏音のテンポ変更を指示するコマンドに
対応して、演奏信号に含まれるテンポ情報を書き換える
書き換えステップと、書き換えステップの処理で書き換
えられたテンポ情報に対応して、符号化データの再生速
度を変更する変更ステップとを含むことを特徴とする。
【0017】本発明の記録媒体のプログラムは、演奏信
号を基に、予め蓄積されている楽器音情報を用いる演奏
音の発生を制御する発生制御ステップと、演奏音に同期
して符号化データを再生する再生ステップと、入力ステ
ップの処理で入力された演奏音のテンポ変更を指示する
コマンドに対応して、演奏信号に含まれるテンポ情報を
書き換える書き換えステップと、書き換えステップの処
理で書き換えられたテンポ情報に対応して、符号化デー
タの再生速度を変更する変更ステップとを含むことを特
徴とする。
【0018】本発明の再生装置は、演奏信号を基に、予
め蓄積されている楽器音情報を用いて演奏音を発生する
発生手段と、演奏信号からテンポ情報を抽出する抽出手
段と、演奏音のテンポ変更を指示するコマンドを入力す
る入力手段と、入力手段が入力した演奏音のテンポ変更
を指示するコマンドに対応して、テンポ情報を書き換え
る書き換え手段と、テンポ情報に対応して、入力された
複数の符号化データを選択する選択手段と、選択手段が
選択した符号化データを再生する再生手段とを含むこと
を特徴とする。
【0019】前記抽出手段は、演奏信号からテンポ情報
も抽出するようにすることができ、前記入力手段は、演
奏音のキー変更を指示するコマンドも入力するようにす
ることができ、前記書き換え手段は、入力手段が入力し
た演奏音のキー変更を指示するコマンドに対応して、キ
ー情報を書き換えるようにすることができ、前記選択手
段は、テンポ情報またはキー情報のうちの少なくとも一
方に対応して、入力された複数の符号化データを選択す
るようにすることができる。
【0020】本発明の再生方法は、演奏信号を基に、予
め蓄積されている楽器音情報を用いて演奏音を発生する
発生ステップと、演奏信号からテンポ情報を抽出する抽
出ステップと、演奏音のテンポ変更を指示するコマンド
を入力する入力ステップと、入力ステップの処理で入力
された演奏音のテンポ変更を指示するコマンドに対応し
て、テンポ情報を書き換える書き換えステップと、テン
ポ情報に対応して、入力された複数の符号化データを選
択する選択ステップと、選択ステップの処理で選択され
た符号化データを再生する再生ステップとを含むことを
特徴とする。
【0021】本発明の記録媒体のプログラムは、演奏信
号を基に、予め蓄積されている楽器音情報を用いた演奏
音の発生を制御する発生制御ステップと、演奏信号から
テンポ情報を抽出する抽出ステップと、入力された演奏
音のテンポ変更を指示するコマンドに対応して、テンポ
情報を書き換える書き換えステップと、テンポ情報に対
応して、入力された複数の符号化データを選択する選択
ステップと、選択ステップの処理で選択された符号化デ
ータを再生する再生ステップとを含むことを特徴とす
る。
【0022】本発明の再生装置、再生方法、および記録
媒体のプログラムにおいては、演奏信号を基に、予め蓄
積されている楽器音情報を用いて演奏音が発生され、演
奏音に同期して符号化データが再生される。また、演奏
音のテンポ変更を指示するコマンドが入力され、入力さ
れた演奏音のテンポ変更を指示するコマンドに対応し
て、演奏信号に含まれるテンポ情報が書き換えられる。
さらに、書き換えられたテンポ情報に対応して、符号化
データの再生速度が変更される。
【0023】本発明の再生装置、再生方法、および記録
媒体のプログラムにおいては、演奏信号を基に、予め蓄
積されている楽器音情報を用いて演奏音が発生され、演
奏信号からテンポ情報が抽出され、演奏音のテンポ変更
を指示するコマンドが入力されて、入力された演奏音の
テンポ変更を指示するコマンドに対応して、テンポ情報
が書き換えられる。さらに、テンポ情報に対応して、入
力された複数の符号化データが選択されて、選択された
符号化データが再生される。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明を適用した同期再生装置の
構成例について、図1を参照して説明する。この同期再
生装置は、入力されるSMFデータとオーディオデータを
同期させて再生するものである。同期再生装置におい
て、SMFデータはデータ復号部2に供給され、オーディ
オデータはオーディオデータ再生部4に供給される。な
お、SMFデータおよびオーディオデータを同期再生装置
に入力する方法は、同一の記憶媒体(例えば、MD(Min
i Disc)やハードディスクなど)に記録されているSMFデ
ータおよびオーディオデータを読み出して入力する方法
や、インタネット等のネットワークを介して配信される
SMFデータおよびオーディオデータを受信して入力する
方法などが考えられる。
【0025】入力部1は、ユーザインタフェースであ
り、例えば、再生開始コマンド、テンポを遅くする、キ
ーを下げる等のコマンドをユーザから受け付けて、対応
するテンポ・キー指定信号をデータ復号部2に出力す
る。
【0026】データ復号部2は、制御部5からの制御に
基づき、入力されるSMFデータからMIDI信号を生成し、M
IDI音源3に供給する。データ復号部2はまた、SMFデー
タのミディイベントに含まれるキー(再生調)に関する
情報と、メタイベントに含まれるテンポ情報を抽出し
て、オーディオ制御データとしてオーディオデータ再生
部4に出力する。データ復号部2はさらに、入力部1か
らテンポ・キー指定信号が入力された場合、当該テンポ
・キー指定信号に対応して、MIDI信号およびオーディオ
制御データを変更し、それぞれをMIDI音源3、またはオ
ーディオデータ再生部4に出力する。
【0027】MIDI音源3は、ハードウェアまたはソフト
ウェアにより実現される、例えば、シンセサイザのよう
な電子楽器であり、入力されるMIDI信号に対応する楽曲
音を発生する。なお、MIDI音源3をソフトウェアによっ
て実現した場合は、ハードウェアによって実現した場合
に比べて、楽曲音の出力が開始されるまでの処理に時間
がかかる。そのような場合、オーディオデータ再生部4
からの再生音の出力を対応する時間だけ遅延させること
により、同期を維持するようにする。
【0028】オーディオデータ再生部4は、制御部5か
らの制御に基づき、入力されたオーディオデータを、デ
ータ復号部2からのオーディオ制御データに対応する速
度とピッチで再生する。
【0029】制御部5は、ドライブ6を制御して、磁気
ディスク7、光ディスク8、光磁気ディスク9、または
半導体メモリ10に記憶されている制御用プログラムを
読み出し、読み出した制御用プログラムに基づいて同期
再生装置の各部を制御する。
【0030】図2は、オーディオデータ再生部4の第1
の構成例を示している。オーディオデータ再生部4の第
1の構成例に入力されるオーディオデータとしては、HV
XC(Harmonic Vector Extension Codec)データを用い
る。HVXCデータは、MPEG(Moving Picture Experts Grou
p)4で規定されている符号化方式によって符号化されて
いるディジタルデータであり、復号時に所定のパラメー
タを与えることにより、再生速度とピッチをそれぞれ独
立に変更できることを特徴としている。
【0031】オーディオデータ再生部4の第1の構成例
において、オーディオ復号部2からのオーディオ制御デ
ータは、オーディオ制御データ復号部21に供給され、
HVXCデータはメモリ22にバッファリングされる。
【0032】オーディオ制御データ復号部21は、オー
ディオ復号部2からのオーディオ制御データに含まれる
キー情報とテンポ情報を抽出する。オーディオ制御デー
タ復号部21はまた、キー情報を用い、HVXCデータに対
するパラメータである再生ピッチ変更情報(pitch contr
ol factor)を生成してハーモニック振幅デコーダ24に
出力し、テンポ情報を用い、HVXCデータに対するパラメ
ータである再生速度変更情報(speed control factor)を
生成してパラメータ内挿部27に出力する。オーディオ
制御データ復号部21はさらに、メモリ22でバッファ
リングされるHVXCデータの出力と、メモリ31にバッフ
ァリングされるHVXCデータの再生音の出力を制御する。
【0033】メモリ22は、オーディオ制御データ復号
部21からの制御に対応して、バッファリングしている
HVXCデータをパラメータ展開部23に出力する。パラメ
ータ展開部23は、メモリ22から入力されるHVXCデー
タのビット列から各パラメータの値を展開して、対応す
るハーモニック振幅デコーダ24、CELP(符号励起線形
予測)デコーダ25、またはLSP(線スペクトル対)デ
コーダ26に出力する。
【0034】ハーモニック振幅デコーダ24は、入力さ
れたパラメータを復号し、得られるベクトル量子化され
たハーモニック振幅を、オーディオ制御データ復号部2
1からの再生ピッチ変更情報を基に変更してパラメータ
内挿部27に出力する。CELPデコーダ25は、入力され
たパラメータに含まれるインデックス符号とゲイン符号
を復号し、得られる無音声の励起信号をパラメータ内挿
部27に出力する。LSPデコーダ26は、入力されたパ
ラメータを復号し、得られるLSP量子化されたLSP係数を
パラメータ内挿部27に出力する。
【0035】パラメータ内挿部27は、オーディオ制御
データ復号部21からの再生速度変更情報に基づき、ハ
ーモニック振幅デコーダ24から入力されるハーモニッ
ク振幅、CELPデコーダ25から入力される無音声の励起
信号、および、LSPデコーダ26から入力されるLSP係数
を、補間によって更新して有声音信号合成部28および
無声音合成部29に出力する。
【0036】有声音信号合成部28は、ハーモニック振
幅から有声音の励起信号を合成し、各パラメータを基
に、1フレーム分の有声音信号をLPC(線形予測符号
化)合成して加算器30に出力する。無声音信号合成部
29は、各パラメータを基に、1フレーム分の無声音信
号をLPC合成して加算器30に出力する。加算器30
は、有声音信号合成部28からの有声音信号と無声音信
号合成部29からの無声音信号を合成して、得られる再
生音をメモリ31に出力する。
【0037】メモリ31は、オーディオ制御データ復号
部21からの制御に従って、加算器30からの再生音を
遅延して後段に出力する。
【0038】次に、オーディオデータ再生部4が図2に
示した第1の構成例であるときの同期再生装置の動作に
ついて、図3のフローチャートを参照して説明する。
【0039】ステップS1において、再生開始のコマン
ドとともに、同期再生させるSMFデータとHVXCデータ
が、例えば記録媒体から読み出されて同期再生装置に入
力される。SMFデータはデータ復号部2に供給され、HVX
Cデータはオーディオデータ再生部4のメモリ22にバ
ッファリングされる。
【0040】ステップS2において、データ復号部2
は、入力されたSMFデータを用い、MIDI信号を生成してM
IDI音源3に供給する。データ復号部2はまた、SMFデー
タに含まれるキー情報とテンポ情報を抽出し、オーディ
オ制御データとしてオーディオデータ再生部4に出力す
る。一方、オーディオデータ再生部4では、オーディオ
制御データがオーディオ制御データ復号部21に入力さ
れ、キー情報とテンポ情報が抽出されて、キー情報を用
いて再生ピッチ変更情報が生成され、テンポ情報を用い
て再生速度変更情報が生成されて、再生ピッチ変更情報
はハーモニック振幅デコーダ24に供給され、再生速度
変更情報はパラメータ内挿部27に供給される。
【0041】ステップS3において、MIDI音源3は、入
力されたMIDI信号に対応する楽曲音を発生して後段に出
力する。一方、オーディオデータ再生部4では、メモリ
22にバッファリングされたHVXCデータが再生される。
【0042】具体的には、メモリ22にバッファリング
されたHVXCデータは、オーディオ制御データ復号部21
の制御によって後段に出力され、パラメータ展開部23
によって、HVXCデータのビット列から各パラメータの値
が展開されて、対応するハーモニック振幅デコーダ2
4、CELPデコーダ25、またはLSP(線スペクトル対)
デコーダ26に供給される。ハーモニック振幅デコーダ
24では、入力されたパラメータからベクトル量子化さ
れたハーモニック振幅が復号され、オーディオ制御デー
タ復号部21からの再生ピッチ変更情報を基に変更され
てパラメータ内挿部27に供給される。CELPデコーダ2
5では、パラメータに含まれるインデックス符号とゲイ
ン符号から、無音声の励起信号が復号されてパラメータ
内挿部27に供給される。LSPデコーダ26では、入力
されたパラメータから、LSP量子化されたLSP係数が復号
されてパラメータ内挿部27に供給される。
【0043】パラメータ内挿部27に供給されたハーモ
ニック振幅、無音声の励起信号、およびLSP係数は、有
声音信号合成部28および無声音合成部29に出力され
る。有声音信号合成部28では、ハーモニック振幅から
合成する有声音の励起信号とその他のパラメータを基
に、1フレーム分の有声音信号がLPC合成されて加算器
30に出力され、無声音信号合成部29では、各パラメ
ータを基に、1フレーム分の無声音信号がLPC合成され
て加算器30に出力される。加算器30では、有声音信
号合成部28から入力された有声音信号と無声音信号合
成部29から入力された無声音信号が合成され、オーデ
ィオ制御データ復号部21の制御により、メモリ31で
遅延されて後段に出力される。
【0044】ステップS4において、データ復号部2
は、SMFデータとHVXCデータの同期再生が終了したか否
かを判定する。同期再生が終了していないと判定された
場合、ステップS5に進む。ステップS5において、デ
ータ復号部2は、入力部1からテンポ・キー指定信号が
入力されたか否か、すなわち、ユーザから再生速度(テ
ンポ)の変更、あるいは再生調(キー)の変更が指示さ
れたか否かを判定する。テンポ・キー指定信号が入力さ
れたと判定された場合、ステップS6に進む。
【0045】ステップS6において、データ復号部2
は、入力されたテンポ・キー指定信号に対応して、MIDI
信号およびオーディオ制御データを変更し、それぞれを
MIDI音源3、またはオーディオデータ再生部4に出力す
る。MIDI音源3は、MIDI信号の変更に対応して、発生す
る楽曲音のテンポとキーを変更する。
【0046】ステップS7において、オーディオデータ
再生部4のオーディオ制御データ復号部21は、変更さ
れたオーディオ制御データに対応して、再生ピッチ変更
情報および再生速度変更情報を更新し、それぞれをハー
モニック振幅デコーダ24、パラメータ内挿部27に出
力する。ハーモニック振幅デコーダ24では、再生ピッ
チ変更情報の変化に対応してハーモニック振幅が変更さ
れ、パラメータ内挿部27では、再生速度変更情報の変
化に対応して、ハーモニック振幅、無音声の励起信号、
およびLSP係数が、前後の値を用いて補間される。ハー
モニック振幅、無音声の励起信号、およびLSP係数が補
間されることにより、後段の加算器30で合成される再
生音の再生速度と再生調は、MIDI音源3から出力される
演奏音のテンポとキーと等しいので、メモリ31からの
出力タイミングだけをオーディオ制御データ復号部21
で調整すれば、同期のとれた再生が可能となる。
【0047】その後、ステップS4に戻り、同期再生が
終了した判定されるまで、それ以降の処理が繰り返され
る。なお、ステップS5において、テンポ・キー指定信
号が入力されていないと判定された場合はステップS
6,S7の処理はスキップされる。なお、本実施の形態
においては、HVXCデータを用いたが、パラメータとして
再生速度やピッチ変更などの再生付加情報を再生時に与
えることにより、再生速度やピッチを変更することがで
きるオーディオデータを用いるようにしてもよい。
【0048】次に、図4は、オーディオデータ再生部4
の第2の構成例を示している。オーディオデータ再生部
4の第2の構成例には、共通の音を源として、再生速度
やピッチを変化させた複数のオーディオデータ1乃至N
を入力する。オーディオデータ1乃至Nは、所定の符号
化方式(例えば、PCM(Pulse Code Modulation)方式、AT
RAC(Adaptive Transform Acoustic Coding)方式など)
によって符号化されているディジタルデータである。例
えば、再生速度として3種類(普通、速い、遅い)を設
定し、再生調として3種類(普通、高い、低い)を設定
するためには、9(=3×3)種類のオーディオデータ
1乃至9が必要となる。
【0049】オーディオデータ再生部4の第2の構成例
において、オーディオ復号部2からのオーディオ制御デ
ータは、オーディオ制御データ復号部41に供給され、
複数のオーディオデータはオーディオデータ再生部4の
メモリ42にバッファリングされる。
【0050】オーディオ制御データ復号部41は、オー
ディオ復号部2からのオーディオ制御データに含まれる
キー情報とテンポ情報を抽出し、キー情報とテンポ情報
に対応するピッチと再生速度を有するオーディオデータ
がオーディオデータ復号部44に供給されるように、オ
ーディオデータ選択部43を制御する。
【0051】メモリ42は、入力されるオーディオデー
タをバッファリングし、出力側に接続されているオーデ
ィオデータ選択部43の入力端子に出力する。オーディ
オデータ選択部43は、オーディオ制御データ復号部4
1からの制御に対応して出力を切り替え、上段のメモリ
42にバッファリングされているオーディオデータを後
段のオーディオデータ復号部44に供給する。オーディ
オデータ復号部44は、オーディオデータ選択部43か
ら入力されるオーディオデータを復号し、得られる再生
音をメモリ45に出力する。メモリ45は、オーディオ
制御データ復号部41からの制御に従って、オーディオ
データ復号部44からの再生音を遅延させて後段に出力
する。
【0052】次に、オーディオデータ再生部4が図4に
示した第2の構成例であるときの同期再生装置の動作に
ついて、図5のフローチャートを参照して説明する。
【0053】ステップS21において、同期再生開始の
コマンドとともに、同期再生させるSMFデータと複数の
オーディオデータ1乃至Nが、例えば記録媒体から読み
出されて同期再生装置に入力される。SMFデータはデー
タ復号部2に供給され、複数のオーディオデータ1乃至
Nはオーディオデータ再生部4のメモリ42にバッファ
リングされる。
【0054】ステップS22において、データ復号部2
は、入力されたSMFデータを用い、MIDI信号を生成してM
IDI音源3に供給する。データ復号部2はまた、SMFデー
タに含まれるキー情報とテンポ情報を抽出し、オーディ
オ制御データとしてオーディオデータ再生部4に出力す
る。ステップS23において、オーディオデータ再生部
4では、オーディオ復号部2からのオーディオ制御デー
タがオーディオ制御データ復号部41に入力され、オー
ディオ制御データに含まれるキー情報とテンポ情報が抽
出されて、キー情報とテンポ情報に対応するピッチと再
生速度を有するオーディオデータがオーディオデータ復
号部44に供給されるように、オーディオデータ選択部
43の出力が切り替えられる。
【0055】ステップS24において、MIDI音源3は、
入力されたMIDI信号に対応する楽曲音を発生して後段に
出力する。一方、オーディオデータ再生部4のオーディ
オデータ復号部44は、オーディオデータ選択部43か
ら入力されたオーディオデータを復号し、得られた再生
音をメモリ45に出力する。
【0056】ステップS25において、データ復号部2
は、SMFデータとオーディオデータ1乃至Nのうちのい
ずれかとの同期再生が終了したか否かを判定する。同期
再生が終了していないと判定された場合、ステップS2
6に進む。ステップS26において、データ復号部2
は、入力部1からテンポ・キー指定信号が入力されたか
否か否かを判定する。テンポ・キー指定信号が入力され
たと判定された場合、ステップS27に進む。
【0057】ステップS27において、データ復号部2
は、入力されたテンポ・キー指定信号に対応して、MIDI
信号およびオーディオ制御データを変更し、それぞれを
MIDI音源3、またはオーディオデータ再生部4に出力す
る。MIDI音源3は、MIDI信号の変更に対応して、発生す
る楽曲音のテンポとキーを変更する。
【0058】ステップS28において、オーディオ制御
データ復号部41は、変更されたオーディオ制御データ
に対応して、オーディオデータ選択部43の出力を切り
替える。これにより、オーディオデータ復号部44で復
号されて得られる再生音の再生速度と再生調は、MIDI音
源3から出力される演奏音のテンポとキーと等しいもの
となる。したがって、メモリ45からの出力タイミング
だけをオーディオ制御データ復号部21で調整すれば、
同期のとれた再生が可能となる。
【0059】その後、ステップS25に戻り、同期再生
が終了した判定されるまで、それ以降の処理が繰り返さ
れる。なお、ステップS26において、テンポ・キー指
定信号が入力されていないと判定された場合はステップ
S27,S28の処理はスキップされる。
【0060】なお、オーディオデータ再生装置4の構成
を、図2に示した第1の構成例と図4に示した第2の構
成例を組み合わせたものにしてもかなわない。
【0061】また、本発明は、動画像信号の表示、その
他、時間とともに変化がある表示や表現(例えば、プレ
ゼンテーションのために、自動的に文章が表示されるも
のや、スライドのようなもの)を、MIDI信号を同期させ
て再生速度を変化させる場合に適用することが可能であ
る。
【0062】上述した一連の処理は、ハードウェアによ
り実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行
させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより
実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプロ
グラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコン
ピュータ、または、各種のプログラムをインストールす
ることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば
汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からイ
ンストールされる。
【0063】この記録媒体は、図1に示すように、コン
ピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するため
に配布される、プログラムが記録されている磁気ディス
ク7(フロッピディスクを含む)、光ディスク8(CD-R
OM(Compact Disc-Read OnlyMemory)、DVD(Digital Vers
atile Disc)を含む)、光磁気ディスク9(MD(Mini D
isc)を含む)、もしくは半導体メモリ10などよりなる
パッケージメディアにより構成されるだけでなく、コン
ピュータに予め組み込まれた状態でユーザに提供され
る、プログラムが記録されているROMやハードディスク
などで構成される。
【0064】なお、本明細書において、記録媒体に記録
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理をも含むものである。
【0065】
【発明の効果】以上のように、本発明の本発明の再生装
置、再生方法、および記録媒体のプログラムによれば、
入力された演奏音のテンポ変更を指示するコマンドに対
応して、演奏信号に含まれるテンポ情報を書き換え、書
き換えたテンポ情報に対応して、符号化データの再生速
度を変更するようにしたので、MIDI信号とその他のオー
ディオ信号を同期再生した状態で、再生速度を変更する
ことが可能となる。
【0066】また、本発明の再生装置、再生方法、およ
び記録媒体のプログラムによれば、入力された演奏音の
テンポ変更を指示するコマンドに対応して、テンポ情報
を書き換え、テンポ情報に対応して、入力された複数の
符号化データを選択して再生するようにしたので、MIDI
信号とその他のオーディオ信号を同期再生した状態で、
再生速度を変更することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した同期再生装置の一実施の形態
を示すブロック図である。
【図2】図1のオーディオデータ再生部4の第1の構成
例を示すブロック図である。
【図3】同期再生装置の動作を説明するフローチャート
である。
【図4】図1のオーディオデータ再生部4の第2の構成
例を示すブロック図である。
【図5】同期再生装置の動作を説明するフローチャート
である。
【符号の説明】
1 入力部, 2 データ復号部, 3 MIDI音源,
4 オーディオデータ再生部, 5 制御部, 6 ド
ライブ, 7 磁気ディスク, 8 光ディスク, 9
光磁気ディスク, 10 半導体メモリ, 21 オ
ーディオ制御データ復号部, 22 メモリ, 23
パラメータ展開部, 24 ハーモニック振幅デコー
ダ, 25 CELPデコーダ, 26 LSPデコーダ,
27 パラメータ内挿部, 28 有声音合成部, 2
9 無声音合成部, 30 加算器, 31 メモリ,
41 オーディオ制御データ復号部, 42 メモ
リ,43 オーディオデータ選択部, 44 オーディ
オデータ復号部, 45 メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小池 隆 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5D045 BA02 5D378 FF07 KK44 MM16 MM33 MM47 MM64 MM65 MM68 MM94 QQ23 QQ28 QQ30 9A001 EE02 HH34 JZ19 KK62

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演奏信号に基づいて発生する演奏音に同
    期して、符号化データを再生する再生装置において、 前記演奏信号を基に、予め蓄積されている楽器音情報を
    用いて前記演奏音を発生する発生手段と、 前記演奏音に同期して前記符号化データを再生する再生
    手段と、 前記演奏音のテンポ変更を指示するコマンドを入力する
    入力手段と、 前記入力手段が入力した前記演奏音のテンポ変更を指示
    するコマンドに対応して、前記演奏信号に含まれるテン
    ポ情報を書き換える書き換え手段と、 前記書き換え手段が書き換えた前記テンポ情報に対応し
    て、前記符号化データの再生速度を変更する変更手段と
    を含むことを特徴とする再生装置。
  2. 【請求項2】 前記演奏信号は、MIDI信号であることを
    特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  3. 【請求項3】 前記入力手段は、前記演奏音のキー変更
    を指示するコマンドも入力し、 前記書き換え手段は、前記入力手段が入力した前記演奏
    音の前記キー変更を指示するコマンドに対応して、前記
    演奏信号に含まれるキー情報も書き換え、 前記変更手段は、前記書き換え手段が書き換えた前記キ
    ー情報に対応して、前記符号化データの再生ピッチを変
    更することを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  4. 【請求項4】 前記変更手段は、前記符号化データの前
    記再生速度と前記再生ピッチを互いに独立して変更する
    ことを特徴とする請求項3に記載の再生装置。
  5. 【請求項5】 前記符号化データは、前記再生速度また
    は前記再生ピッチのうちの少なくとも一方を変更可能な
    オーディオデータであることを特徴とする請求項3に記
    載の再生装置。
  6. 【請求項6】 前記オーディオデータは、HVXCデータで
    あることを特徴とする請求項5に記載の再生装置。
  7. 【請求項7】 演奏信号に基づいて発生する演奏音に同
    期して、符号化データを再生する再生装置の再生方法に
    おいて、 前記演奏信号を基に、予め蓄積されている楽器音情報を
    用いて前記演奏音を発生する発生ステップと、 前記演奏音に同期して前記符号化データを再生する再生
    ステップと、 前記演奏音のテンポ変更を指示するコマンドを入力する
    入力ステップと、 前記入力ステップの処理で入力された前記演奏音のテン
    ポ変更を指示するコマンドに対応して、前記演奏信号に
    含まれるテンポ情報を書き換える書き換えステップと、 前記書き換えステップの処理で書き換えられた前記テン
    ポ情報に対応して、前記符号化データの再生速度を変更
    する変更ステップとを含むことを特徴とする再生方法。
  8. 【請求項8】 演奏信号に基づいて発生する演奏音に同
    期して、符号化データを再生する再生用のプログラムで
    あって、 前記演奏信号を基に、予め蓄積されている楽器音情報を
    用いる前記演奏音の発生を制御する発生制御ステップ
    と、 前記演奏音に同期して前記符号化データを再生する再生
    ステップと、 前記入力ステップの処理で入力された前記演奏音のテン
    ポ変更を指示するコマンドに対応して、前記演奏信号に
    含まれるテンポ情報を書き換える書き換えステップと、 前記書き換えステップの処理で書き換えられた前記テン
    ポ情報に対応して、前記符号化データの再生速度を変更
    する変更ステップとを含むことを特徴とするコンピュー
    タが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒
    体。
  9. 【請求項9】 演奏信号に基づいて発生する演奏音に同
    期して、符号化データを再生する再生装置において、 前記演奏信号を基に、予め蓄積されている楽器音情報を
    用いて前記演奏音を発生する発生手段と、 前記演奏信号からテンポ情報を抽出する抽出手段と、 前記演奏音のテンポ変更を指示するコマンドを入力する
    入力手段と、 前記入力手段が入力した前記演奏音のテンポ変更を指示
    するコマンドに対応して、前記テンポ情報を書き換える
    書き換え手段と、 前記テンポ情報に対応して、入力された複数の前記符号
    化データを選択する選択手段と、 前記選択手段が選択した前記符号化データを再生する再
    生手段とを含むことを特徴とする再生装置。
  10. 【請求項10】 前記演奏信号は、MIDI信号であること
    を特徴とする請求項9に記載の再生装置。
  11. 【請求項11】 前記抽出手段は、前記演奏信号からテ
    ンポ情報も抽出し、 前記入力手段は、前記演奏音のキー変更を指示するコマ
    ンドも入力し、 前記書き換え手段は、前記入力手段が入力した前記演奏
    音のキー変更を指示するコマンドに対応して、前記キー
    情報を書き換え、 前記選択手段は、前記テンポ情報または前記キー情報の
    うちの少なくとも一方に対応して、入力された複数の前
    記符号化データを選択することを特徴とする請求項9に
    記載の再生装置。
  12. 【請求項12】 前記複数の符号化データは、複数種類
    の再生速度と複数種類の再生ピッチが組み合わされて設
    定された複数のオーディオデータであることを特徴とす
    る請求項11に記載の再生装置。
  13. 【請求項13】 演奏信号に基づいて発生する演奏音に
    同期して、符号化データを再生する再生装置の再生方法
    において、 前記演奏信号を基に、予め蓄積されている楽器音情報を
    用いて前記演奏音を発生する発生ステップと、 前記演奏信号からテンポ情報を抽出する抽出ステップ
    と、 前記演奏音のテンポ変更を指示するコマンドを入力する
    入力ステップと、 前記入力ステップの処理で入力された前記演奏音のテン
    ポ変更を指示するコマンドに対応して、前記テンポ情報
    を書き換える書き換えステップと、 前記テンポ情報に対応して、入力された複数の前記符号
    化データを選択する選択ステップと、 前記選択ステップの処理で選択された前記符号化データ
    を再生する再生ステップとを含むことを特徴とする再生
    方法。
  14. 【請求項14】 演奏信号に基づいて発生する演奏音に
    同期して、符号化データを再生する再生用のプログラム
    であって、 前記演奏信号を基に、予め蓄積されている楽器音情報を
    用いた前記演奏音の発生を制御する発生制御ステップ
    と、 前記演奏信号からテンポ情報を抽出する抽出ステップ
    と、 入力された前記演奏音のテンポ変更を指示するコマンド
    に対応して、前記テンポ情報を書き換える書き換えステ
    ップと、 前記テンポ情報に対応して、入力された複数の前記符号
    化データを選択する選択ステップと、 前記選択ステップの処理で選択された前記符号化データ
    を再生する再生ステップとを含むことを特徴とするコン
    ピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている
    記録媒体。
  15. 【請求項15】 複数の楽器音情報が蓄積されている電
    子音源を制御する演奏信号、および前記演奏信号と同期
    して再生させる符号化データが記録されている記録媒体
    であって、 前記演奏信号は、MIDI信号であり、 前記符号化データは、再生速度または再生調のうちの少
    なくとも一方が変更可能なオーディオデータ、または、
    複数種類の再生速度と複数種類の再生調が組み合わされ
    て設定された複数のオーディオデータのうちの少なくと
    も一方であることを特徴とする記録媒体。
JP36608599A 1999-12-24 1999-12-24 再生装置および方法、並びに記録媒体 Withdrawn JP2001184061A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36608599A JP2001184061A (ja) 1999-12-24 1999-12-24 再生装置および方法、並びに記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36608599A JP2001184061A (ja) 1999-12-24 1999-12-24 再生装置および方法、並びに記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001184061A true JP2001184061A (ja) 2001-07-06

Family

ID=18485893

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36608599A Withdrawn JP2001184061A (ja) 1999-12-24 1999-12-24 再生装置および方法、並びに記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001184061A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003208170A (ja) * 2002-01-16 2003-07-25 Yamaha Corp 演奏制御装置及び演奏制御用プログラム、並びに記録媒体
WO2006064722A1 (ja) * 2004-12-14 2006-06-22 Sony Corporation 楽曲データ再構成装置、楽曲データ再構成方法、音楽コンテンツ再生装置および音楽コンテンツ再生方法
JP2006195047A (ja) * 2005-01-12 2006-07-27 Yamaha Corp 電子音楽装置、同装置に適用されるコンピュータ読み取り可能なプログラムおよびサーバコンピュータ
JP2015087436A (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 パイオニア株式会社 音声処理装置、音声処理装置の制御方法およびプログラム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003208170A (ja) * 2002-01-16 2003-07-25 Yamaha Corp 演奏制御装置及び演奏制御用プログラム、並びに記録媒体
WO2006064722A1 (ja) * 2004-12-14 2006-06-22 Sony Corporation 楽曲データ再構成装置、楽曲データ再構成方法、音楽コンテンツ再生装置および音楽コンテンツ再生方法
US8022287B2 (en) 2004-12-14 2011-09-20 Sony Corporation Music composition data reconstruction device, music composition data reconstruction method, music content reproduction device, and music content reproduction method
JP2006195047A (ja) * 2005-01-12 2006-07-27 Yamaha Corp 電子音楽装置、同装置に適用されるコンピュータ読み取り可能なプログラムおよびサーバコンピュータ
JP2015087436A (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 パイオニア株式会社 音声処理装置、音声処理装置の制御方法およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6281424B1 (en) Information processing apparatus and method for reproducing an output audio signal from midi music playing information and audio information
US5518408A (en) Karaoke apparatus sounding instrumental accompaniment and back chorus
JP3744216B2 (ja) 波形形成装置及び方法
US20220238088A1 (en) Electronic musical instrument, control method for electronic musical instrument, and storage medium
JP2947032B2 (ja) カラオケ装置
WO1999040566A1 (fr) Procede et appareil de traitement de signaux numeriques, procede et appareil de generation de donnees de commande et support pour programme d'enregistrement
JP4561636B2 (ja) 楽音合成装置及びプログラム
JP4802857B2 (ja) 楽音合成装置及びプログラム
JP2001184061A (ja) 再生装置および方法、並びに記録媒体
Dutilleux et al. Time‐segment Processing
JP3675184B2 (ja) 波形形成装置及び方法
JP3904012B2 (ja) 波形生成装置及び方法
JPH08254985A (ja) 音楽再生制御装置及び音楽再生装置
JP4236533B2 (ja) 楽音発生装置及びそのプログラム
JPH09134188A (ja) 歌声合成装置および音楽再生装置
JP5106437B2 (ja) カラオケ装置及びその制御方法並びにその制御プログラム
JP3520781B2 (ja) 波形生成装置及び方法
JP3552675B2 (ja) 波形生成方法及び装置
JP3613191B2 (ja) 波形生成方法及び装置
JP3876896B2 (ja) 波形生成方法及び装置
JP3552676B2 (ja) 波形生成方法及び装置
JP2000122665A (ja) 楽音データ作成方法及び楽音合成装置並びに記録媒体
JP3933162B2 (ja) 波形生成方法及び装置
JP2005257832A (ja) 演奏再生装置
JPH1011096A (ja) カラオケ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070306