JP7117229B2 - カラオケ装置 - Google Patents

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Description

本発明はカラオケ装置に関する。
カラオケ装置において、歌唱者の歌唱音声に種々のエフェクトを付与する技術が知られている。このようなエフェクトの中には、エコーやリバーブ等、歌唱音声に対して残響による効果を付与するものがある。残響により元の歌唱音声に響きを付与することができるため、楽曲に慣れていない歌唱者は、好んで残響を利用する傾向にある。
ここで、特許文献1には、エコー処理が施された第1の音声データ(プレイヤが発する声を検知して得られるデータ)と第2の音声データ(伴奏音のデータ)とを混合した音声データを出力する際に、第1の音声データの音高とガイド音の音高との差に基づいてエコーの強さを設定する技術が開示されている。
特開2011-175116号公報
特許文献1の技術におけるエコー処理は、プレイヤが発する声を検知して得られる第1の音声データに対して行われる。よって、カラオケ歌唱が上手くないプレイヤの場合、プレイヤが実際に声を発した部分だけでなく、エコー処理された部分まで伴奏音とのずれが生じる結果、エコー処理を行わない場合と比べ、上手く聞こえない部分がより多くなる。
本発明の目的は、歌唱者毎のカラオケ歌唱の巧拙によらず、歌唱音声に対して良好な残響を与えることが可能なカラオケ装置を提供することにある。
上記目的を達成するための発明は、カラオケ演奏手段から出力されたガイドボーカル信号に基づいてガイドボーカル残響成分信号を生成する第1の生成手段と、前記カラオケ演奏手段から出力されたカラオケ演奏信号、生成された前記ガイドボーカル残響成分信号、または歌唱者の歌唱音声に基づく歌唱音声信号が入力された場合に、各信号をミキシングして出力することが可能な信号処理手段と、前記歌唱音声信号が入力された場合には、前記ガイドボーカル残響成分信号を出力するよう前記信号処理手段を制御し、前記歌唱音声信号が入力されなかった場合には、前記ガイドボーカル残響成分信号を出力しないよう前記信号処理手段を制御する信号制御部と、を有するカラオケ装置である。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、歌唱者毎のカラオケ歌唱の巧拙によらず、歌唱音声に対して良好な残響を与えることができる。
第1実施形態に係るカラオケ装置のハードウェア構成例を示す図である。 第1実施形態に係るカラオケ本体のソフトウェア構成例を示す図である。 第1実施形態に係るカラオケ装置の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るカラオケ装置のハードウェア構成例を示す図である。 第2実施形態に係るカラオケ本体のソフトウェア構成例を示す図である。 第2実施形態に係るカラオケ装置の動作を示すフローチャートである。 変形例に係るカラオケ本体のソフトウェア構成例を示す図である。 変形例に係るカラオケ本体のハードウェア構成例を示す図である。
<第1実施形態>
図1~図3を参照して、第1実施形態に係るカラオケ装置1について説明する。
==カラオケ装置==
カラオケ装置1は、利用者が選曲した楽曲のカラオケ演奏及び利用者がカラオケ歌唱を行うための装置である。以下、カラオケ歌唱を行っている利用者を「歌唱者」という場合がある。図1に示すように、カラオケ装置1は、カラオケ本体10、スピーカ20、表示装置30、マイク40、及びリモコン装置50を備える。
スピーカ20はカラオケ本体10からの放音信号に基づいてカラオケ演奏音や歌唱音声を放音するための構成である。表示装置30は、カラオケ本体10から出力される映像信号に基づいて所定の映像を表示するための構成である。マイク40は、歌唱者がカラオケ歌唱を行った際に得られる歌唱音声をアナログの歌唱音声信号に変換してカラオケ本体10に入力するための構成である。
(カラオケ本体のハードウェア)
図1に示すように、カラオケ本体10は、制御部11、通信部12、記憶部13、音響処理部14、表示処理部15、及び操作部16を備える。各構成はインターフェース(図示なし)を介してバスBに接続されている。
カラオケ本体10は、選曲された楽曲のカラオケ演奏制御、歌詞や背景映像等の表示制御、マイク40を通じて入力された音声の処理といった、カラオケ歌唱に関する各種の制御を行う。
制御部11は、CPU11aおよびメモリ11bを備える。CPU11aは、メモリ11bに記憶された動作プログラムを実行することにより各種の制御機能を実現する。メモリ11bは、CPU11aに実行されるプログラムを記憶したり、プログラムの実行時に各種情報を一時的に記憶したりする記憶装置である。
通信部12は、ルーター(図示なし)を介してカラオケ本体10を通信回線に接続するためのインターフェースを提供する。
記憶部13は、各種のデータを記憶する大容量の記憶装置であり、たとえばハードディスクドライブなどである。記憶部13は、カラオケ装置1によりカラオケ演奏を行うための複数の楽曲データ等を記憶する。
楽曲データは、カラオケ演奏を行うためのデータである。楽曲データは、個々の楽曲を特定するための識別情報(楽曲ID)が付与されている。楽曲データは、伴奏データ、リファレンスデータ、ガイドボーカルデータを含む。伴奏データは、楽曲のカラオケ演奏を行うためのMIDI形式のデータ(カラオケ演奏音の元となるデータ)である。リファレンスデータは、歌唱音声を評価するためのデータである。リファレンスデータは、歌唱者によるカラオケ歌唱を採点する際の基準として用いられる。ガイドボーカルデータは、カラオケ歌唱時にガイドボーカル機能を利用する際に用いる歌唱データである。ガイドボーカル機能は、予め登録されたガイドボーカル(プロの歌手等による歌唱)を楽曲演奏と併せて再生するものである。歌唱者は、ガイドボーカルをお手本とすることにより、あまり知らない楽曲であっても気軽にカラオケ歌唱できる。
楽曲データは、歌詞データ、映像データ、属性情報等を含んでいてもよい。歌詞データは、カラオケ演奏に合わせて表示装置30等に表示させる歌詞(歌詞テロップ)を示すデータである。映像データは、カラオケ演奏に合わせて表示装置30等に表示させる背景映像を示すデータである。属性情報は、曲名、歌手名、作詞・作曲者名、及びジャンル等の楽曲に関する情報である。
音響処理部14は、制御部11の制御に基づき、楽曲に対するカラオケ演奏の制御およびマイク40を通じて入力された歌唱音声の処理を行う。音響処理部14は、音源14a、第1のエフェクタ14b、ミキサ14c、及びアンプ14dを含む。
音源14aは、MIDI形式のデータに基づいてカラオケ演奏のための信号(カラオケ演奏信号)を生成する。また、音源14aは、ガイドボーカルデータに基づいて、ガイドボーカルを放音するための信号(ガイドボーカル信号)を生成する。音源14aは、生成したカラオケ演奏信号をミキサ14cに出力する。一方、音源14aは、生成したガイドボーカル信号を第1のエフェクタ14bに出力する。音源14aは「カラオケ演奏手段」の一例である。
第1のエフェクタ14bは、音源14aから出力されたガイドボーカル信号に基づいて、ガイドボーカル残響成分信号を生成する。
残響は、たとえばエコーやリバーブである。残響成分信号は、歌唱者の歌唱音声信号に残響を付与するための信号である。本実施形態において、残響成分信号は、ガイドボーカル信号に基づいて生成される。ガイドボーカル信号に基づくガイドボーカル残響成分信号の生成は、公知の手法を用いることができる。たとえばエコーは、歌唱音声の波形を所定の時間ずらした音声である。よって、第1のエフェクタ14bは、ガイドボーカルデータの波形を所定時間ずらすことでガイドボーカル残響成分信号を生成する。第1のエフェクタ14bは、生成したガイドボーカル残響成分信号をミキサ14cに出力する。第1のエフェクタ14bは「第1の生成手段」の一例である。
ミキサ14cは、入力される信号をミキシングする。本実施形態において、ミキサ14cは、カラオケ演奏信号、ガイドボーカル残響成分信号、または歌唱者の歌唱音声に基づく歌唱音声信号が入力された場合に、各信号をミキシングしてアンプ14dに出力する。歌唱音声信号は、マイク40から入力される。ミキサ14cは「信号処理手段」の一例である。
アンプ14dは、ミキサ14cから出力された信号を増幅してスピーカ20から放音させる。
表示処理部15は、制御部11の制御に基づき、表示装置30における各種表示に関する処理を行う。たとえば、表示処理部15は、ある楽曲のカラオケ演奏時における背景映像に歌詞や各種アイコンが重ねられた映像を表示装置30に表示する処理を行う。
操作部16は、パネルスイッチおよびリモコン受信回路などからなり、カラオケ装置1のパネルスイッチあるいはリモコン装置50の操作に応じて選曲信号、演奏中止信号などの操作信号を制御部11に対して出力する。制御部11は、操作部16からの操作信号を検出し、対応する処理を実行する。
リモコン装置50は、カラオケ本体10に対する各種操作をおこなうための装置である。歌唱者はリモコン装置50を用いて歌唱を希望する楽曲の選曲(予約)等を行うことができる。
(カラオケ本体のソフトウェア)
図2はカラオケ本体10のソフトウェア構成例を示す図である。カラオケ本体10は、信号制御部100を備える。信号制御部100は、CPU11aがメモリ11bに記憶されるプログラムを実行することにより実現される。
[信号制御部]
信号制御部100は信号処理手段を制御する。具体的に、信号制御部100は、歌唱音声信号が入力された場合には、ガイドボーカル残響成分信号を出力するよう信号処理手段を制御し、歌唱音声信号が入力されなかった場合には、ガイドボーカル残響成分信号を出力しないよう信号処理手段を制御する。
たとえば、歌唱者Uがリモコン装置50を介して楽曲Xの選曲を行ったとする。この場合、音響処理部14は、楽曲Xのカラオケ演奏を行う。歌唱者Uは、マイク40を利用し、カラオケ演奏に合わせてカラオケ歌唱を行う。
ここで、歌唱者Uがカラオケ歌唱を行った場合、ミキサ14c(信号処理手段)には、マイク40を通じて歌唱音声信号が入力される。一方、たとえば、歌唱者Uがカラオケ歌唱を上手く行うことができずに詰まってしまった場合、ミキサ14cには、歌唱音声信号が入力されない。信号制御部100は、このような歌唱音声信号の入力の有無を検出する。
歌唱音声信号の入力を検出した場合、信号制御部100は、ガイドボーカル残響成分信号を出力するようミキサ14cを制御する。ミキサ14cは、楽曲Xのカラオケ演奏信号、歌唱者Uの歌唱音声信号と併せて、ガイドボーカル残響成分信号をミキシングし、アンプ14dに出力する。この場合、スピーカ20からは、カラオケ演奏音、及び残響の効果が付与された歌唱音声が放音される。
一方、歌唱音声信号の入力を検出できなかった場合、信号制御部100は、ガイドボーカル残響成分信号を出力しないようミキサ14cを制御する。ミキサ14cは、楽曲Xのカラオケ演奏信号のみをアンプ14dに出力する。この場合、スピーカ20からは、カラオケ演奏音のみが放音される。
==カラオケ装置の動作について==
次に、図3を参照して本実施形態におけるカラオケ装置1の動作の具体例について述べる。図3は、カラオケ装置1の動作例を示すフローチャートである。この例では歌唱者Uが楽曲Xを選曲したとする。
音源14aは、記憶部13から楽曲Xの伴奏データを読み出し、カラオケ演奏信号を生成する(カラオケ演奏信号の生成。ステップ10)。音源14aは、生成したカラオケ演奏信号をミキサ14cに出力する。ミキサ14cは、カラオケ演奏信号をミキシングし、アンプ14dに出力する。アンプ14dは、ミキサ14cから出力された信号を増幅してスピーカ20から放音させる。歌唱者Uは、カラオケ演奏に合わせてカラオケ歌唱を行う。
また、音源14aは、記憶部13から楽曲Xのガイドボーカルデータを読み出し、ガイドボーカル信号を生成する(ガイドボーカル信号の生成。ステップ11)。音源14aは、生成したガイドボーカル信号を第1のエフェクタ14bに出力する。
第1のエフェクタ14bは、音源14aから出力されたガイドボーカル信号に基づいて、ガイドボーカル残響成分信号を生成する(ガイドボーカル残響成分信号の生成。ステップ12)。第1のエフェクタ14bは、生成したガイドボーカル残響成分信号をミキサ14cに出力する。
ここで、信号制御部100は、歌唱音声信号の入力の有無を検出する。歌唱音声信号が入力された場合(ステップ13でYの場合)、信号制御部100は、ステップ12で生成されたガイドボーカル残響成分信号を出力するようミキサ14cを制御する。ミキサ14cは、楽曲Xのカラオケ演奏信号、歌唱者Uの歌唱音声信号と併せて、ガイドボーカル残響成分信号を所定のレベルバランスでミキシングし、アンプ14dに出力する(カラオケ演奏信号、歌唱音声信号、及びガイドボーカル残響成分信号の出力。ステップ14)。なお、所定のレベルバランスは、たとえばカラオケ装置1のパネルスイッチに設けられている「ミュージック音量」、「エコーレベル」、「マイク音量」に対応する操作子の設定値に基づいて決定される。
一方、歌唱音声信号が入力されなかった場合(ステップ13でNの場合)、信号制御部100は、ガイドボーカル残響成分信号を出力しないようミキサ14cを制御する。ミキサ14cは、楽曲Xのカラオケ演奏信号のみをアンプ14dに出力する(カラオケ演奏信号の出力。ステップ15)。
カラオケ装置1は、楽曲Xのカラオケ演奏が終了するまで(ステップ16でYの場合)、ステップ10~ステップ15の処理を繰り返し行う(なお、ステップ14またはステップ15の処理はいずれか一方のみ行われる)。
以上の通り、本実施形態に係るカラオケ装置1は、音源14aから出力されたガイドボーカル信号に基づいてガイドボーカル残響成分信号を生成する第1のエフェクタ14bと、音源14aから出力されたカラオケ演奏信号、生成されたガイドボーカル残響成分信号、または歌唱者の歌唱音声に基づく歌唱音声信号が入力された場合に、各信号をミキシングして出力することが可能なミキサ14cと、歌唱音声信号が入力された場合には、ガイドボーカル残響成分信号を出力するようミキサ14cを制御し、歌唱音声信号が入力されなかった場合には、ガイドボーカル残響成分信号を出力しないようミキサ14cを制御する信号制御部100と、を有する。
このようなカラオケ装置1によれば、カラオケ歌唱に伴う歌唱音声に対し、ガイドボーカルデータに基づく一定の残響を付与することができる。また、ガイドボーカルデータは、プロの歌手等による歌唱に基づく歌唱データである。従って、ガイドボーカルデータに基づく残響は、カラオケ演奏に合った音声として放音される。すなわち、本実施形態に係るカラオケ装置1によれば、歌唱者毎のカラオケ歌唱の巧拙によらず、歌唱音声に対して良好な残響を与えることができる。更に、本実施形態に係るカラオケ装置1は、歌唱音声信号が入力されなかった場合には、ガイドボーカル残響成分信号が出力されない。従って、カラオケ歌唱を行っていないにも関わらず、残響のみが放音されるといった、不自然な状況を回避することができる。
<第2実施形態>
次に、図4~図6を参照して、第2実施形態に係るカラオケ装置1について説明する。本実施形態では、歌唱音声に対し、ガイドボーカル信号に基づく残響または歌唱者の歌唱音声信号に基づく残響のいずれかを付与することが可能なカラオケ装置1について説明する。第1実施形態と同様の構成については詳細な説明を省略する。
==カラオケ装置==
(カラオケ本体のハードウェア)
図4に示すように、本実施形態に係る音響処理部14は、音源14a、第1のエフェクタ14b、ミキサ14c、アンプ14d、及び第2のエフェクタ14eを含む。
第2のエフェクタ14eは、歌唱音声信号に基づいて、音声残響成分信号を生成する。歌唱音声信号は、マイク40から入力される。
歌唱音声信号に基づく音声残響成分信号の生成は、公知の手法を用いることができる。たとえばエコーは、歌唱音声の波形を所定の時間ずらした音声である。よって、第2のエフェクタ14bは、歌唱音声信号の波形を所定時間ずらすことで音声残響成分信号を生成する。第2のエフェクタ14eは、生成した音声残響成分信号をミキサ14cに出力する。第2のエフェクタ14eは「第2の生成手段」の一例である。
本実施形態において、ミキサ14cは、カラオケ演奏信号、ガイドボーカル残響成分信号、歌唱者の歌唱音声に基づく歌唱音声信号、または音声残響成分信号が入力された場合に、各信号をミキシングしてアンプ14dに出力する。
(カラオケ本体のソフトウェア)
図5はカラオケ本体10のソフトウェア構成例を示す図である。カラオケ本体10は、信号制御部100及び判定部200を備える。信号制御部100及び判定部200は、CPU11aがメモリ11bに記憶されるプログラムを実行することにより実現される。
[判定部]
判定部200は、歌唱音声信号から抽出した音高と、歌唱音声を評価するためのリファレンスデータに含まれる音高との音高差が所定条件を満たすか否かを判定する。歌唱音声信号から音高を抽出する方法は、公知の手法を用いることができる。
たとえば、歌唱者Uが楽曲Xのカラオケ歌唱を行った場合、判定部200は、記憶部13から楽曲Xのリファレンスデータを読み出す。また、判定部200は、カラオケ歌唱に伴う歌唱音声信号から音高を抽出する。判定部200は、リファレンスデータに含まれる音高と、抽出した音高とを比較し、所定条件を満たすかどうかを判定する。所定条件は、残響成分信号として、音声残響成分信号とガイドボーカル残響成分信号のいずれを利用するかを判断するための条件である。所定条件は、たとえば20cent未満のようなcent値で示すことができる。判定部200は、判定結果を信号制御部100に出力する。
[信号制御部]
本実施形態に係る信号制御部100は、歌唱音声信号が入力された場合であって、音高差が所定条件を満たす場合には、ガイドボーカル残響成分信号を出力せず、且つ音声残響成分信号を出力するよう信号処理手段を制御する。一方、本実施形態に係る信号制御部100は、歌唱音声信号が入力された場合であって、音高差が所定条件を満たさない場合には、音声残響成分信号を出力せず、且つガイドボーカル残響成分信号を出力するよう信号処理手段を制御する。
たとえば、歌唱者Uが楽曲Xのカラオケ歌唱を行った場合、ミキサ14c(信号処理手段)には、マイク40を通じて歌唱音声信号が入力される。信号制御部100は、歌唱音声信号の入力を検出する。
歌唱音声信号の入力を検出した場合、信号制御部100は、判定部200から出力された判定結果を参照する。
ここで、音高差が所定条件を満たす場合、歌唱音声信号に含まれる音高がリファレンスデータの音高に近似していることを示す。すなわち、この場合、歌唱者のカラオケ歌唱が上手く行われている。このような場合、信号制御部100は、ガイドボーカル残響成分信号を出力せず、且つ音声残響成分信号を出力するようミキサ14cを制御する。ミキサ14cは、楽曲Xのカラオケ演奏信号、歌唱者Uの歌唱音声信号と併せて、音声残響成分信号をミキシングし、アンプ14dに出力する。この場合、スピーカ20からは、カラオケ演奏音、及び歌唱者のカラオケ歌唱に基づく残響の効果が付与された歌唱音声が放音される。
一方、音高差が所定条件を満たさない場合、歌唱音声信号に含まれる音高がリファレンスデータの音高と大きく異なっていることを示す。すなわち、この場合、歌唱者のカラオケ歌唱が上手く行われていない。このような場合、信号制御部100は、音声残響成分信号を出力せず、且つガイドボーカル残響成分信号を出力するようミキサ14cを制御する。ミキサ14cは、楽曲Xのカラオケ演奏信号、歌唱者Uの歌唱音声信号と併せて、ガイドボーカル残響成分信号をミキシングし、アンプ14dに出力する。この場合、スピーカ20からは、カラオケ演奏音、及びガイドボーカルに基づく残響の効果が付与された歌唱音声が放音される。
==カラオケ装置の動作について==
次に、図6を参照して本実施形態におけるカラオケ装置1の動作の具体例について述べる。図6は、カラオケ装置1の動作例を示すフローチャートである。この例では歌唱者Uが楽曲Xを選曲したとする。
音源14aは、記憶部13から楽曲Xの伴奏データを読み出し、カラオケ演奏信号を生成する(カラオケ演奏信号の生成。ステップ20)。音源14aは、生成したカラオケ演奏信号をミキサ14cに出力する。ミキサ14cは、カラオケ演奏信号をミキシングし、アンプ14dに出力する。アンプ14dは、ミキサ14cから出力された信号を増幅してスピーカ20から放音させる。歌唱者Uは、カラオケ演奏に合わせてカラオケ歌唱を行う。
また、音源14aは、記憶部13から楽曲Xのガイドボーカルデータを読み出し、ガイドボーカル信号を生成する(ガイドボーカル信号の生成。ステップ21)。音源14aは、生成したガイドボーカル信号を第1のエフェクタ14bに出力する。
第1のエフェクタ14bは、音源14aから出力されたガイドボーカル信号に基づいて、ガイドボーカル残響成分信号を生成する(ガイドボーカル残響成分信号の生成。ステップ22)。第1のエフェクタ14bは、生成したガイドボーカル残響成分信号をミキサ14cに出力する。
一方、第2のエフェクタ14eは、歌唱者Uのカラオケ歌唱に伴って入力される歌唱音声信号に基づいて、音声残響成分信号を生成する(音声残響成分信号の生成。ステップ23)。第2のエフェクタ14eは、生成した音声残響成分信号をミキサ14cに出力する。なお、ステップ22とステップ23の処理は、カラオケ歌唱に伴って並行して行われる。
判定部200は、歌唱音声信号から抽出した音高と、歌唱音声を評価するためのリファレンスデータに含まれる音高との音高差が所定条件を満たすか否かを判定する(歌唱音声信号に含まれる音高とリファレンスデータの音高との音高差を判定。ステップ24)。
音高差が所定条件を満たす場合(ステップ25でYの場合)、信号制御部100は、ステップ22で生成したガイドボーカル残響成分信号を出力せず、且つステップ23で生成した音声残響成分信号を出力するようミキサ14cを制御する。ミキサ14cは、楽曲Xのカラオケ演奏信号、歌唱者Uの歌唱音声信号と併せて、音声残響成分信号を所定のレベルバランスでミキシングし、アンプ14dに出力する(カラオケ演奏信号、歌唱音声信号、及び音声残響成分信号の出力。ステップ26)。
一方、音高差が所定条件を満たさない場合(ステップ25でNの場合)、信号制御部100は、ステップ23で生成した音声残響成分信号を出力せず、且つステップ22で生成したガイドボーカル残響成分信号を出力するようミキサ14cを制御する。ミキサ14cは、楽曲Xのカラオケ演奏信号、歌唱者Uの歌唱音声信号と併せて、ガイドボーカル残響成分信号を所定のレベルバランスでミキシングし、アンプ14dに出力する(カラオケ演奏信号、歌唱音声信号、及びガイドボーカル残響成分信号の出力。ステップ27)。
カラオケ装置1は、楽曲Xのカラオケ演奏が終了するまで(ステップ28でYの場合)、ステップ20~ステップ27の処理を繰り返し行う(なお、ステップ26またはステップ27の処理はいずれか一方のみ行われる)。
以上の通り、本実施形態に係るカラオケ装置1は、歌唱音声信号に基づいて音声残響成分信号を生成する第2のエフェクタ14eと、歌唱音声信号から抽出した音高と、歌唱音声を評価するためのリファレンスデータに含まれる音高との音高差が所定条件を満たすか否かを判定する判定部200と、を有し、ミキサ14cは、音声残響成分信号が入力された場合に当該信号をミキシングして出力することが可能であり、信号制御部100は、歌唱音声信号が入力された場合であって、音高差が所定条件を満たす場合には、ガイドボーカル残響成分信号を出力せず、且つ音声残響成分信号を出力するようミキサ14cを制御し、音高差が所定条件を満たさない場合には、音声残響成分信号を出力せず、且つガイドボーカル残響成分信号を出力するようミキサ14cを制御する。
このようなカラオケ装置1によれば、歌唱音声信号に含まれる音高とリファレンスデータの音高との音高差が所定条件を満たす場合には、カラオケ歌唱に対し、歌唱音声信号に基づく残響を付与することができる。歌唱音声信号に基づく残響は、歌唱者の音声に近似している。従って、カラオケ歌唱を聴く聴衆は、より自然な残響を聴くことができる。
なお、本実施形態では、音高差を求める際に、リファレンスデータの音高を利用する例について述べた。一方、判定部200は、ガイドボーカルデータから抽出した音高と、歌唱音声信号から抽出した音高との音高差を求め、当該音高差が所定条件を満たすか否かを判定することでもよい。
<変形例>
上記実施形態では、ガイドボーカル残響成分信号を生成する際、ガイドボーカルデータをそのまま利用している。一方、ガイドボーカルデータはプロの歌手等の歌唱に基づく歌唱データであるため、カラオケ歌唱が上手くない歌唱者の歌唱音声にガイドボーカル残響成分信号による残響を付与すると、残響を聴いた聴衆が違和感を覚えることもありうる。そこで、本変形例では、ガイドボーカル信号を歌唱者の声質に応じて補正する例について述べる。
図7はカラオケ本体10のソフトウェア構成例を示す図である。カラオケ本体10は、信号制御部100及び取得部300を備える。信号制御部100及び取得部300は、CPU11aがメモリ11bに記憶されるプログラムを実行することにより実現される。
[取得部]
取得部300は、歌唱者を識別するための歌唱者識別情報に基づいて、サーバ装置から当該歌唱者の声質を示す歌唱者フォルマント情報を取得する。
本変形例において、カラオケ装置1は、サーバ装置(図示なし)と通信可能に接続されている。サーバ装置には、歌唱者を識別するための歌唱者識別情報(歌唱者ID)毎に、歌唱者フォルマント情報が予め記憶されている。歌唱者フォルマント情報は、歌唱者の声質を示す情報であり、周波数の情報として表すことができる。歌唱者フォルマント情報は、歌唱者の歌唱音声信号から公知の技術(たとえば特開2008-003483号公報参照)を利用して抽出し、抽出したデータを処理することにより、一般的なデジタル・イコライザに付与するパラメータとすることができる。
たとえば、歌唱者Uがカラオケ装置1を利用する際に、リモコン装置50を介して自己の歌唱者IDを入力したとする。取得部300は、入力された歌唱者IDをサーバ装置に送信する。サーバ装置は、受信した歌唱者IDに対応する歌唱者Uの歌唱者フォルマント情報を読み出し、カラオケ装置1に送信する。取得部300は、サーバ装置から送信された歌唱者Uの歌唱者フォルマント情報を取得する。取得部300は、取得した歌唱者フォルマント情報をイコライザ14f(後述)に出力する。
ここで、図8に示すように、本実施形態に係る音響処理部14は、音源14a、第1のエフェクタ14b、ミキサ14c、アンプ14d、及びイコライザ14fを含む。
[イコライザ]
イコライザ14fは、取得した歌唱者フォルマント情報に基づいてガイドボーカル信号の周波数特性を補正する。イコライザ14fは「周波数特性補正手段」の一例である。
イコライザ14fは、音源14aからガイドボーカル信号が入力された場合、当該ガイドボーカル信号を、取得部300から出力された歌唱者フォルマント情報に基づいて補正することで、ガイドボーカル信号の周波数特性を歌唱者の歌唱音声信号の周波数特性に近づけることができる。
イコライザ14fは、周波数特性を補正したガイドボーカル信号を第1のエフェクタ14bに出力する。第1のエフェクタ14bは、周波数特性を補正したガイドボーカル信号に基づいてガイドボーカル残響成分信号を生成する。
以上の通り、本変形例に係るカラオケ装置1は、歌唱者を識別するための歌唱者識別情報に基づいて、サーバ装置から当該歌唱者の声質を示す歌唱者フォルマント情報を取得する取得部300と、取得した歌唱者フォルマント情報に基づいてガイドボーカル信号の周波数特性を補正するイコライザ14fと、を有する。また、第1のエフェクタ14bは、周波数特性を補正したガイドボーカル信号に基づいてガイドボーカル残響成分信号を生成する。
このようなカラオケ装置1によれば、ガイドボーカル信号を利用して歌唱音声に対して残響を付与する場合に、歌唱者の音声に近似した残響を付与することができる。なお、上記変形例は第1実施形態の構成を元に説明をしたが、上記変形例は第2実施形態の構成に対しても適用可能である。すなわち、判定部200及び第2のエフェクタ14eがある構成に対しても、取得部300及びイコライザ14fの構成を設けることにより、変形例と同様の作用効果を得ることができる。
<その他>
上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定するものではない。上記の構成は、適宜組み合わせて実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 カラオケ装置
14a 音源(カラオケ演奏手段)
14b 第1のエフェクタ(第1の生成手段)
14c ミキサ(信号処理手段)
14d アンプ
14e 第2のエフェクタ(第2の生成手段)
14f イコライザ(周波数特性補正手段)
100 信号制御部
200 判定部
300 取得部


Claims (3)

  1. カラオケ演奏手段から出力されたガイドボーカル信号に基づいてガイドボーカル残響成分信号を生成する第1の生成手段と、
    前記カラオケ演奏手段から出力されたカラオケ演奏信号、生成された前記ガイドボーカル残響成分信号、または歌唱者の歌唱音声に基づく歌唱音声信号が入力された場合に、各信号をミキシングして出力することが可能な信号処理手段と、
    前記歌唱音声信号が入力された場合には、前記ガイドボーカル残響成分信号を出力するよう前記信号処理手段を制御し、前記歌唱音声信号が入力されなかった場合には、前記ガイドボーカル残響成分信号を出力しないよう前記信号処理手段を制御する信号制御部と、
    を有するカラオケ装置。
  2. 前記歌唱音声信号に基づいて音声残響成分信号を生成する第2の生成手段と、
    前記歌唱音声信号から抽出した音高と、前記歌唱音声を評価するためのリファレンスデータに含まれる音高との音高差が所定条件を満たすか否かを判定する判定部と、
    を有し、
    前記信号処理手段は、前記音声残響成分信号が入力された場合に当該信号をミキシングして出力することが可能であり、
    前記信号制御部は、
    前記歌唱音声信号が入力された場合であって、
    前記音高差が前記所定条件を満たす場合には、前記ガイドボーカル残響成分信号を出力せず、且つ前記音声残響成分信号を出力するよう前記信号処理手段を制御し、
    前記音高差が前記所定条件を満たさない場合には、前記音声残響成分信号を出力せず、且つ前記ガイドボーカル残響成分信号を出力するよう前記信号処理手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項1記載のカラオケ装置。
  3. 前記歌唱者を識別するための歌唱者識別情報に基づいて、サーバ装置から当該歌唱者の声質を示す歌唱者フォルマント情報を取得する取得部と、
    取得した前記歌唱者フォルマント情報に基づいて前記ガイドボーカル信号の周波数特性を補正する周波数特性補正手段と、
    を有し、
    前記第1の生成手段は、周波数特性を補正した前記ガイドボーカル信号に基づいて前記ガイドボーカル残響成分信号を生成することを特徴とする請求項1または2に記載のカラオケ装置。
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