JP4103364B2 - カラオケシステム、カラオケ装置およびカラオケシステムのサーバ装置 - Google Patents

カラオケシステム、カラオケ装置およびカラオケシステムのサーバ装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は歌唱者の歌唱をガイドボーカルとして他の利用者が再利用できるようにしたカラオケシステム、カラオケ装置及びサーバ装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
カラオケ装置で演奏されるカラオケ曲の曲データには、歌唱者の手本となる歌唱であるガイドボーカルが付属しているものがある。歌唱者は、このガイドボーカルを聴いて曲を覚えたり、ガイドボーカルと一緒に歌って歌唱の練習をしたりすることができる。
【0003】
しかし、全てのカラオケ曲にガイドボーカルが付属しているわけではなく、ガイドボーカルが付属していないカラオケ曲では初心者が曲を練習することが難しかった。しかしながら、曲データにガイドボーカルを付加することは非常に手間や経費のかかるものである。
その一方で、カラオケ曲の歌唱者、特に上手な歌唱者ほど、自分の歌唱を人に聴かせたいという願望が強いものである。
【0004】
そこで、この発明では、カラオケ歌唱者の歌唱をサーバに登録し、他の利用者がその歌唱をガイドボーカルとして利用できるようにしたカラオケシステムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明であるカラオケシステムは、カラオケ演奏時に、マイクから入力された歌唱音声信号に基づき歌唱を一次審査する審査手段と、
審査手段による一次審査結果が合格であったとき、前記歌唱音声信号をサーバ装置に送信するアップロード手段と、
カラオケ演奏時に、前記サーバ装置から歌唱音声信号をダウンロードする操作を受け付ける操作手段と、
前記操作手段が歌唱音声信号のダウンロード操作を受け付けると、カラオケ演奏時に、前記サーバ装置から歌唱音声信号をダウンロードし、この歌唱音声信号をガイドボーカルとしてカラオケ演奏と同期して再生する再生手段と、
を備えたカラオケ装置と、
複数のカラオケ装置と通信回線を介して接続されているサーバ装置であって、前記カラオケ装置からアップロードされてきた歌唱音声信号に基づきこの歌唱の二次審査を行い、この二次審査に合格したもののみガイドボーカルとして、前記複数のカラオケ装置がダウンロードできるように公開するサーバ装置と、
からなることを特徴とする。
【0006】
請求項2の発明は、カラオケ演奏時に、マイクから入力された歌唱音声信号に基づき歌唱を一次審査する審査手段と、
審査手段による一次審査結果が合格であったとき、前記歌唱音声信号をサーバ装置に送信するアップロード手段と、
カラオケ演奏時に、前記サーバ装置から歌唱音声信号をダウンロードする操作を受け付ける操作手段と、
前記操作手段が歌唱音声信号のダウンロード操作を受け付けると、前記サーバ装置から歌唱音声信号をダウンロードする手段と、
ダウンロードした歌唱音声信号をガイドボーカルとしてカラオケ演奏と同期して再生する再生手段と、
を備えたカラオケ装置と、
複数のカラオケ装置と通信回線を介して接続されているサーバ装置であって、前記カラオケ装置からアップロードされてきた歌唱音声信号に基づきこの歌唱の二次審査を行い、この二次審査に合格したもののみガイドボーカルとして、前記複数のカラオケ装置がダウンロードできるように公開するサーバ装置と、
からなることを特徴とする。
【0007】
請求項の発明は、前記発明において、前記サーバ装置が、歌唱音声信号とともに、その歌唱者に関する情報や歌唱の特徴を含むカタログ情報を公開することを特徴とする。請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記サーバ装置が、歌唱音声信号のダウンロード回数をカウントし、この情報を前記カタログ情報に付加することを特徴とする。請求項5の発明は、請求項3または4の発明において、前記カラオケ装置が、サーバ装置から前記カタログ情報をダウンロードし、そののち利用者の選択により、歌唱音声信号をダウンロードすることを特徴とする。
【0008】
請求項6の発明であるカラオケ装置は、カラオケ演奏時に、マイクから入力された歌唱音声信号に基づき歌唱を一次審査する審査手段と、審査手段による一次審査結果が合格であったとき、前記歌唱音声信号をサーバ装置に送信するアップロード手段と、カラオケ演奏時に、前記サーバ装置から歌唱音声信号をダウンロードする操作を受け付ける操作手段と、前記操作手段が歌唱音声信号のダウンロード操作を受け付けると、カラオケ演奏時に、カラオケ装置からアップロードされて前記サーバ装置での二次審査に合格した歌唱音声信号を前記サーバ装置から歌唱音声信号をダウンロードし、この歌唱音声信号をガイドボーカルとしてカラオケ演奏と同期して再生する再生手段と、を備えたことを特徴とする。請求項7の発明であるカラオケ装置は、カラオケ演奏時に、マイクから入力された歌唱音声信号に基づき歌唱を一次審査する審査手段と、審査手段による一次審査結果が合格であったとき、前記歌唱音声信号をサーバ装置に送信するアップロード手段と、カラオケ演奏時に、前記サーバ装置から歌唱音声信号をダウンロードする操作を受け付ける操作手段と、前記操作手段が歌唱音声信号のダウンロード操作を受け付けると、カラオケ装置からアップロードされて前記サーバ装置での二次審査に合格した歌唱音声信号を前記サーバ装置からダウンロードする手段と、ダウンロードした歌唱音声信号をガイドボーカルとしてカラオケ演奏と同期して再生する再生手段と、を備えたことを特徴とする。請求項8の発明は、請求項6、7の発明において、前記カラオケ装置は、サーバ装置からカタログ情報をダウンロードし、そののち利用者の選択により歌唱音声信号をダウンロードすることを特徴とする。
【0009】
この発明では、カラオケ装置の利用者である歌唱者が歌唱した歌唱音声信号を他の利用者が利用できる歌唱としてサーバ装置で公開する。歌唱者の歌唱を無条件で公開すると、稚拙な歌唱や替え歌などが公開されてしまうおそれがあるため、カラオケ装置とサーバ装置で2度歌唱を審査し、この審査に合格したもののみをサーバで公開する。他の利用者はこの公開された歌唱を、カラオケ曲の演奏と同期して再生することにより、手本(ガイドボーカル)として聞いたり、歌入りのBGMとしたりすることができる。
【0010】
ラオケ装置で大雑把な一次審査を行って合格したものをサーバ装置にアップロードし、サーバ装置で綿密な二次審査を行って合格したものを公開することにより、無駄なトラフィックの減少および精度の高い審査の両方を実現することができる。この場合において、二次審査に不合格になった歌唱については、カラオケ装置に対してその審査結果を返信することにより、その歌唱者に対して自分の歌唱の評価がどの程度のものであるかを知らせるというサービスを提供することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図面を参照してこの発明の実施形態について説明する。図1はこの発明の実施形態であるカラオケシステムの構成図、図2は同カラオケシステムのカラオケ装置のブロック図である。
【0012】
このカラオケシステムでは、端末装置であるカラオケ装置2が、公衆電話回線やインターネットなどの通信回線を介してサーバ1と接続されている。カラオケ装置は、曲データに基づいてカラオケ曲を演奏し、それに合わせて歌唱する歌唱者の歌唱音声信号を処理してカラオケ曲の演奏楽音信号とミキシングして出力する装置である。さらに、この実施形態のカラオケ装置は、この歌唱を採点するとともに圧縮して保存し、採点結果が所定の点数以上の場合にはこの歌唱音声信号をサーバ装置1にアップロードして、ガイドボーカル(手本となる歌唱)として公開する。公開された歌唱音声信号は、どのカラオケ装置2でもダウンロードすることができ、ダウンロードした歌唱音声信号をカラオケ曲の演奏と同期して再生することにより、歌唱の練習をしたり歌入りのBGMとして再生したりすることができる。
【0013】
図2において、マイク11は歌唱者の歌唱音声を電気信号に変換して音声信号処理部12に入力する。音声信号処理部12は、この歌唱音声信号をディジタル信号に変換し、エコーなどの効果の付与、圧縮してハードディスク21に記録するとともに、曲データのメロディデータと比較して採点などの処理を行う。エコーなどの効果が付与された歌唱音声信号はミキサ13に入力される。歌唱音声信号の圧縮方式は、MP3、TwinVQなどの方式を採用すればよい。
【0014】
ハードディスク21は、同図に示すように、複数の曲データ、複数の背景映像データ、顧客データを記憶しているとともに、圧縮された歌唱音声信号を一時記憶するバッファを備えている。制御部10は、歌唱者によってリクエストされた曲データをハードディスク21から読み出してカラオケ曲を演奏する。リクエストされたカラオケ曲の曲データは、ハードディスク21から制御部10のRAMに一旦読み出され、テンポクロックに従ってRAMから音源16に出力される。音源16は、入力された曲データに基づいて楽音信号を形成し、その楽音信号をミキサ13に出力する。
【0015】
ミキサ13は、音声信号処理部12から入力された歌唱音声信号および音源16から入力されたカラオケ曲の演奏楽音信号をミキシングしてアンプ14に出力する。アンプ14はこれを増幅してスピーカ15から放音する。
【0016】
また、制御部10は、カラオケ曲の演奏時に曲データに含まれる歌詞トラックに基づいて歌詞テロップの画像データを合成し画像処理部19に入力する。また、制御部10は、リクエストされたカラオケ曲に対応する背景映像をハードディスク21から画像処理部19に入力して再生する。画像処理部19は、この背景映像および歌詞テロップを合成してモニタ20に表示する。
【0017】
ハードディスク21に記憶されている曲データや背景映像データは、通信制御部22を介してサーバ装置1からダウンロードされる。また、ハードディスク21に書き込まれた歌唱音声は、通信制御部22を介してアップロードされる。
【0018】
リモコン装置17は、利用者(歌唱者)がリクエストする曲の曲番号を赤外線信号としてカラオケ装置本体に送信する装置であり、この実施形態では、利用者が個人で所持し、曲番号とともに利用者のIDコードを送信するいわゆるIDリモコンを用いる。リモコン装置17が送信した赤外線信号はリモコン受信部18によって受信され制御部10に入力される。
【0019】
また、利用者はリモコン装置17の操作により、上記リクエストしたカラオケ曲の歌唱音声信号をガイドボーカルとしてサーバ装置1に登録するよう要求することができる。また逆に、利用者はリモコン装置17の操作により、リクエストした曲のガイドボーカルをサーバ装置1からダウンロードしてカラオケ曲の演奏と並行して再生するように要求することもできる。
なお、上記の操作は、IDリモコンでない一般のリモコンでも可能であり、また、装置本体の操作パネルを操作することによってもすることができる。
【0020】
カラオケ装置2(制御部10)は、その歌唱の採点結果が所定の点数以上であればその歌唱の歌唱音声信号すなわちハードディスク21に記憶されている圧縮された歌唱音声信号をサーバ装置1にアップロードする。このとき、IDリモコン17から送信されてきたIDコードを一緒に送信する。
【0021】
サーバ装置1は、アップロードされた歌唱音声信号をより高度な評価エンジンによって評価し、登録の条件を満たすと判断された歌唱のみガイドボーカルとして端末であるカラオケ装置に公開する。サーバ装置1は、端末装置であるカラオケ装置よりも高性能な音声信号処理機能を備え、アップロードされてきた歌唱音声信号をバッチ処理で綿密に分析して登録の条件を満たすか否かを審査する。
【0022】
評価エンジンは、歌唱の音程、歌詞、声質等を分析し、歌唱の正確さ、技量、特徴などを割り出す。そして、登録の条件満たすという評価が得られればこの歌唱音声信号をガイドボーカルとして登録し、通信回線で接続されている全てのカラオケ装置に公開する。サーバ装置1は、このガイドボーカルの歌唱音声データとともに、サンプルデータ、曲名、曲番号、歌唱者のプロファイル、歌唱の特徴、ダウンロード回数などからなるカタログ情報を公開し、カラオケ装置の利用者が参照できるようにしている。サンプルデータは、ガイドボーカルとして公開した歌唱音声信号の一部のみを切り出した小さい歌唱音声ファイルであり、利用者がこれを試聴してガイドボーカルとして利用するか否かを決めることができるものである。曲番号は、このカラオケ曲の曲データをリクエストするときの曲番号と共通であり、連動した再生が可能になっている。歌唱者のプロファイルは、歌唱音声データと一緒に送られてきた歌唱者のIDに基づいて顧客データベースから読み出したものであり、名前(ニックネーム)、好きな曲のジャンルなどである。歌唱の特徴は、評価エンジンの評価に基づくものであり、レガートなメロゥな歌唱、歯切れのよい歌唱などの評価がされる。また、ダウンロード回数は、この歌唱音声信号を公開したのちこの歌唱がカラオケ装置からダウンロードされた回数をカウントしたカウンタ値である。この値が大きいほど人気のある歌唱といえる。
【0023】
利用者がカラオケ曲をリクエストし、そのカラオケ曲のガイドボーカルを要求すると、カラオケ装置は、サーバ装置1に対してそのカラオケ曲のガイドボーカルのカタログ情報を要求する。このカラオケ曲に対して複数の歌唱音声信号がガイドボーカルとして登録されていれば、その全てのカタログ情報がダウンロードされる。利用者はこのカタログを参照して(サンプルデータを試聴して)、どの歌唱音声信号をダウンロードするか(またはダウンロードするか否か)を決定する。利用者がいずれかの歌唱音声信号をダウンロードすることに決めた場合には、その旨の操作を行えばその歌唱音声信号がサーバ装置1からカラオケ装置2にダウンロードされ、カラオケ曲の演奏とともに再生される。
【0024】
この歌唱音声信号の再生の方式は、単純にマイクからの歌唱に代えて演奏楽音とミキシングする方式、マイクからの歌唱音声が入力されないときのみガイドボーカルの歌唱音声信号ボリュームを上げて再生する方式、スイッチのオン/オフにより、ガイドボーカルの歌唱音声信号をオン/オフできる方式など種々の態様で行うことができる。
【0025】
図3は前記カラオケ装置の動作を示すフローチャートである。このフローチャートは、利用者がカラオケ曲をリクエストして自ら歌唱する場合を示すフローチャートである。利用者がリモコン装置17を用いてカラオケ曲を選曲すると、すなわち、リモコン装置17から曲データが送信されてくると(s1)、同時にこの利用者のIDコードも送信されくる(s2)。IDコードは歌唱音声信号をサーバ装置1にアップロードするとき同時にサーバ装置に送られるものであるが、このIDコードに基づいて「○○さんのリクエストは×××です。」のようにリクエストと歌唱者の対応を分かりやすく表示するようにしてもよい。このIDコードに対応する名前などの顧客データベースはサーバ装置1からダウンロードしてハードディスク21に記憶しておけばよい。
【0026】
s1のリクエストがあると、このリクエストされたカラオケ曲の曲データをハードディスク21から読み出し(s3)、テンポクロックに従って音源16に入力することによってこの曲を演奏する(s4)。この演奏と並行して歌唱者(利用者)が歌唱し、この歌唱音声が入力される(s5)。これをMP3またはTwinVQに圧縮してハードディスク21に書き込む(s6)とともに、この歌唱を採点する(s7)。曲が終了するまでs4以下の動作を継続し、曲が終了すると(s8)、利用者からこの歌唱を登録するよう要求があったかを判断する(s9)。この登録の要求は、カラオケ曲のリクエストと同時、曲の演奏中、または、曲の終了後のどのタイミングで受け付けるようにしてもよい。
【0027】
登録の要求がなければ、採点結果を表示して(s14)、終了する。歌唱の登録要求があれば、歌唱の採点結果に基づいてアップロードを許可するか否かをを判断し(一次審査:s10)、この一次審査に合格した場合には(s11)、この歌唱音声信号をサーバ装置1にアップロードする(s12)。一次審査に不合格であった場合には、登録できない旨を表示して(s13)、終了する。
【0028】
図4は、カラオケ装置から歌唱音声データのアップロードを受けたサーバ装置1の動作を示すフローチャートである。カラオケ装置から歌唱音声信号がアップロードされると、これを受信し(s20)、評価エンジンを用いてこの歌唱の音程、歌詞、声質などの特徴を評価する(s21)。この評価の結果に基づいてこの歌唱音声信号をガイドボーカルとして登録・公開する条件を満たしているかを評価する(二次審査:s22)。この審査に合格した場合には(s23)、この歌唱音声信号をガイドボーカルとしてサーバ装置に登録し、各カラオケ装置に対して公開するとともに(s24)、この歌唱音声信号のカタログ情報を一緒に公開する。
【0029】
一方、二次審査に不合格であった場合には、審査結果すなわち評価エンジンの評価結果を、この歌唱音声信号をアップロードしてきたカラオケ装置に対して返信する(s26)。
【0030】
この評価結果は、そのカラオケ装置において歌唱者に対して表示される。歌唱者は二次審査で不合格であったが、カラオケ装置の採点よりも精度の高い評価を得ることができ、今後の歌唱の参考にすることができる。
【0031】
図5は、カラオケ演奏とともにガイドボーカルの歌唱音声信号を再生する場合のカラオケ装置の動作を示すフローチャートである。利用者が選曲操作をし、リモコン装置17から曲番号が入力されると(s30)、このリクエストされたカラオケ曲の曲データをハードディスク21から読み出して(s31)、カラオケ曲の演奏を可能にする。このときガイドボーカルの歌唱音声信号が要求されたかを判断する(s32)。ガイドボーカルが要求された場合には、サーバ装置1をアクセスしてこのカラオケ曲(曲番号)のガイドボーカルを検索し(s33)、該当する歌唱音声信号のカタログ情報をサーバ装置1からダウンロードする(s34)。複数の歌唱音声信号がガイドボーカルとして登録されている場合にはその各歌唱音声信号のカタログ情報がダウンロードされる。このカタログ情報を順次モニタ20に表示するとともに、音声信号処理部12で再生する。利用者は、これを参考にして歌唱音声信号をダウンロードするか否か(またはどの歌唱音声信号をダウンロードするか)を選択するため、この選択情報をサーバ装置1に送信する(s35)。この選択に応じてサーバ装置1から選択されたガイドボーカルデータがダウンロードされてくる(s36)。
【0032】
こののち、曲データをテンポクロックにしたがって読み出し、音源16に入力することによってカラオケ曲を演奏し(s37)、これと並行してガイドボーカルデータを音声信号処理部12でデコードして再生する(s38)。このカラオケ曲の演奏楽音信号とガイドボーカルの歌唱音声信号はミキサ13でミキシングされてスピーカ15から出力される。
【0033】
なお、利用者によってガイドボーカルが要求されなかった場合には(s32)、曲データに基づいてカラオケ曲のみを演奏する。この演奏と並行してマイク11から入力される歌唱音声は音声信号処理部12で処理され、ミキサ13でカラオケ演奏の楽音信号とミキシングされてスピーカ15から出力される。
【0034】
なお、ガイドボーカルの再生中もマイク11からの入力を受け付けて、ガイドボーカルと歌唱音声とを一緒にミキサ13に入力するようにしてもよい。
【0035】
また、ガイドボーカルの歌唱音声信号は利用者の操作によってオン/オフできるようにしてもよい。また、マイク11から歌唱音声が入力されているときはガイドボーカルの歌唱音声信号をオフし、マイク11から歌唱音声が入力されていないときはガイドボーカルの歌唱音声信号をオンするようにしてもよい。さらに、オン/オフではなく、マイク11から歌唱音声が入力されているときはガイドボーカルの歌唱音声信号のボリュームを小さくし、マイク11から歌唱音声が入力されていないときはガイドボーカルの歌唱音声信号を大きくするようにしてもよい。
【0036】
図6は前記サーバ装置の動作を示すフローチャートである。カラオケ装置から曲を指定する曲番号とともにガイドボーカルの歌唱音声信号のダウンロードを要求するコマンドが送信されてくると(s41)、この曲番号のカラオケ曲のガイドボーカルを検索し、そのカタログ情報をカラオケ装置にダウンロードする(s42)。カラオケ装置では、このカタログを参照して利用者がダウンロードするものを選択し、その選択情報が送られてくる(s43)。この選択情報に対応するガイドボーカルの歌唱音声信号をカラオケ装置に対してダウンロードし(s44)、この歌唱音声信号のダウンロード回数のカウンタを1カウントアップする(s45)。
【0037】
なお、この発明は、図1に示したサーバ装置1とカラオケ装置2がWANで接続されている形態のみならず、図7に示すようにLANで接続された形態にも適用することができる。
【0038】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、カラオケ装置の利用者の歌唱をガイドボーカルとして公開し、再利用することができるため、ガイドボーカルを予め作成しておく手間や経費を省くことができるとともに、歌唱者は自分の歌唱を他人に聴いてもらうことができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるカラオケシステムの構成図
【図2】カラオケ装置のブロック図
【図3】カラオケ装置の動作を示すフローチャート
【図4】サーバ装置の動作を示すフローチャート
【図5】カラオケ装置の動作を示すフローチャート
【図6】サーバ装置の動作を示すフローチャート
【図7】この発明の他の実施形態であるカラオケシステムの構成図
【符号の説明】
1…サーバ装置、2…カラオケ装置、
10…制御部、11…マイク、12…音声信号処理部、13…ミキサ、14…アンプ、15…スピーカ、16…音源、17…リモコン装置、18…リモコン受信部、19…画像処理部、20…モニタ、21…ハードディスク、22…通信制御部

Claims (9)

  1. カラオケ演奏時に、マイクから入力された歌唱音声信号に基づき歌唱を一次審査する審査手段と、
    審査手段による一次審査結果が合格であったとき、前記歌唱音声信号をサーバ装置に送信するアップロード手段と、
    カラオケ演奏時に、前記サーバ装置から歌唱音声信号をダウンロードする操作を受け付ける操作手段と、
    前記操作手段が歌唱音声信号のダウンロード操作を受け付けると、カラオケ演奏時に、前記サーバ装置から歌唱音声信号をダウンロードし、この歌唱音声信号をガイドボーカルとしてカラオケ演奏と同期して再生する再生手段と、
    を備えたカラオケ装置と、
    複数のカラオケ装置と通信回線を介して接続されているサーバ装置であって、前記カラオケ装置からアップロードされてきた歌唱音声信号に基づきこの歌唱の二次審査を行い、この二次審査に合格したもののみガイドボーカルとして、前記複数のカラオケ装置がダウンロードできるように公開するサーバ装置と、
    からなるカラオケシステム。
  2. カラオケ演奏時に、マイクから入力された歌唱音声信号に基づき歌唱を一次審査する審査手段と、
    審査手段による一次審査結果が合格であったとき、前記歌唱音声信号をサーバ装置に送信するアップロード手段と、
    カラオケ演奏時に、前記サーバ装置から歌唱音声信号をダウンロードする操作を受け付ける操作手段と、
    前記操作手段が歌唱音声信号のダウンロード操作を受け付けると、前記サーバ装置から歌唱音声信号をダウンロードする手段と、
    ダウンロードした歌唱音声信号をガイドボーカルとしてカラオケ演奏と同期して再生する再生手段と、
    を備えたカラオケ装置と、
    複数のカラオケ装置と通信回線を介して接続されているサーバ装置であって、前記カラオケ装置からアップロードされてきた歌唱音声信号に基づきこの歌唱の二次審査を行い、この二次審査に合格したもののみガイドボーカルとして、前記複数のカラオケ装置がダウンロードできるように公開するサーバ装置と、
    からなるカラオケシステム。
  3. 前記サーバ装置は、歌唱音声信号とともに、その歌唱者に関する情報や歌唱の特徴を含むカタログ情報を公開する請求項1、請求項2または請求項3に記載のカラオケシステム。
  4. 前記サーバ装置は、歌唱音声信号のダウンロード回数をカウントし、この情報を前記カタログ情報に付加する請求項3に記載のカラオケシステム。
  5. 前記カラオケ装置は、前記サーバ装置から前記カタログ情報をダウンロードし、そののち利用者の選択により歌唱音声信号をダウンロードする請求項3または4に記載のカラオケシステム。
  6. カラオケ演奏時に、マイクから入力された歌唱音声信号に基づき歌唱を一次審査する審査手段と、
    審査手段による一次審査結果が合格であったとき、前記歌唱音声信号をサーバ装置に送信するアップロード手段と、
    カラオケ演奏時に、前記サーバ装置から歌唱音声信号をダウンロードする操作を受け付ける操作手段と、
    前記操作手段が歌唱音声信号のダウンロード操作を受け付けると、カラオケ演奏時に、カラオケ装置からアップロードされて前記サーバ装置での二次審査に合格した歌唱音声信号を前記サーバ装置から歌唱音声信号をダウンロードし、この歌唱音声信号をガイドボーカルとしてカラオケ演奏と同期して再生する再生手段と、
    を備えたカラオケ装置。
  7. カラオケ演奏時に、マイクから入力された歌唱音声信号に基づき歌唱を一次審査する審査手段と、
    審査手段による一次審査結果が合格であったとき、前記歌唱音声信号をサーバ装置に送信するアップロード手段と、
    カラオケ演奏時に、前記サーバ装置から歌唱音声信号をダウンロードする操作を受け付ける操作手段と、
    前記操作手段が歌唱音声信号のダウンロード操作を受け付けると、カラオケ装置からアップロードされて前記サーバ装置での二次審査に合格した歌唱音声信号を前記サーバ装置からダウンロードする手段と、
    ダウンロードした歌唱音声信号をガイドボーカルとしてカラオケ演奏と同期して再生する再生手段と、
    を備えたカラオケ装置。
  8. 前記カラオケ装置は、サーバ装置からカタログ情報をダウンロードし、そののち利用者の選択により歌唱音声信号をダウンロードする請求項6または請求項7に記載のカラオケ装置。
  9. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のカラオケシステムに用いられるサーバ装置。
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