JP4265082B2 - サーバクライアントシステムおよびサーバ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、サーバ装置から複数パートの演奏データをダウンロードして再生する楽曲再生方法、該複数パートの演奏データを記憶するサーバ装置およびサーバクライアントシステムに関する。
【0002】
また、この発明は、サーバ装置から複数パートのマルチメディアデータをダウンロードして再生するマルチメディアデータ再生方法、該複数パートのマルチメディアデータを記憶するサーバ装置およびサーバクライアントシステムに関する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
サーバに蓄積されている演奏データをダウンロードしながら再生する装置としては、インターネット上のサーバから演奏データをダウンロードし、これをストリーミング再生する装置がある。一般的にこの装置は、ブラウジングソフトウェアがインストールされたパーソナルコンピュータで実現される。従来のこのような装置では、1つのサーバ装置から全パートの演奏データをダウンロードしてストリーミング再生していた。
【0004】
しかし、複数パートの演奏データが別々の場所で作成される場合があるが、上記従来の方式ではこれら複数パートの演奏データを全てサーバ装置に集約しないと、クライアント装置がダウンロードして再生することができないという欠点があった。また、演奏データが頻繁に更新される場合があるが、この場合でも、この更新された演奏データがサーバ装置にアップロードされるまで古いままの演奏データがサーバ装置からクライアント装置にダウンロードされるという問題点があった。
【0005】
また、従来のサーバ装置は、1つの曲に対して1つのデータのみ記憶しており、すなわち複数パートからなる曲の場合、各パートについて1つの演奏データのみ記憶しており、クライアント装置がこの曲のデータをダウンロードする場合には、かならずこのデータがダウンロードされるようになっていた。
【0006】
しかし、1つのパートの演奏データが色々な雰囲気に合わせて複数作成される場合もあるが、従来のサーバ装置・クライアント装置では、効率的に最適の演奏データを選択することができず、利用者が試行錯誤して選択する必要があった。
【0007】
上記のことは、動画映像データ、静止画映像データ、テキストデータ、音声データなどデータ形式の異なる複数種類のデータで構成されるマルチメディアコンテンツを再生するためのマルチメディアデータについても同様であった。
【0008】
この発明は、複数パートの演奏データまたはマルチメディアデータをサーバ装置に集約しなくても、各パート毎に分散されたサーバからデータをダウンロードしてこれを再生することができる楽曲再生方法、マルチメディアデータ再生方法、サーバクライアントシステムを提供することを目的とする。
【0009】
また、この発明は、1つのパートについて複数のデータが記憶されており、これをクライアント装置からの要求に応じて的確に選択することができるサーバ装置およびサーバクライアントシステムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明であるサーバ装置は、複数パートの演奏データを記憶する装置であって、各パートについて複数の演奏データを記憶するとともに、該複数の演奏データのそれぞれに対応してその演奏データの特徴を表す1以上のキーワードを順位付けして記憶する記憶手段と、キーワードが入力されたとき、この入力されたキーワードに対応する演奏データをパート毎に前記複数の演奏データのなかから選択し、前記入力されたキーワードに対応する演奏データが複数選択された場合は、該入力されたキーワードの順位が高い方の演奏データを選択して、これらを組み合わせて出力する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0016】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記制御手段は、それぞれ重み付けされた複数のキーワードを用いて演奏データを選択することを特徴とする。
【0017】
請求項3の発明であるサーバクライアントシステムは、請求項1または請求項2に記載のサーバ装置と、前記サーバ装置に対してキーワードを送信するとともに該サーバ装置から各パートの演奏データを受信する通信手段と、受信した各パートの演奏データを同期させて再生する再生手段と、を備えたクライアント装置と、からなることを特徴とする。
【0018】
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記サーバ装置に対して演奏データをアップロードするとともに、該演奏データのキーワードをアップロードするクライアント装置を備え、前記サーバ装置の制御手段は、該アップロードされた演奏データとキーワードを対応づけて前記記憶手段に記憶することを特徴とする。
【0019】
上記発明において、サーバ装置は複数パートの演奏データを記憶しており、各パートの演奏データを複数記憶している。クライアント装置にダウンロードするとき、各パートから1つずつ演奏データを選択してこれを組み合わせてダウンロードする。この選択を的確・容易にするため、サーバ装置は、各演奏データに対応してキーワードを記憶している。キーワードは、たとえば、その演奏データの属性や特徴を表す情報であり、作成者の個人情報、作成日時、パート名、バンド名、ジャンル、年代、関連アーティスト、国、感覚的な語「色、匂い、味、感触、温度、固さ、…など」などである。また、キーワードは1つの演奏データに対応づけて複数記憶することもでき、その場合には、記憶されている順位に応じて重み付けしてもよい。
【0020】
クライアント装置は、サーバ装置に対してキーワードを送信してデータのダウンロードを要求する。サーバ装置は、このキーワードに基づいて各パートから最適な演奏データを選択し、この選択された演奏データを組み合わせて楽曲データを構成し、これをダウンロードする。最適な演奏データの選択は、入力されたキーワードと一致するキーワードが付された演奏データを選択することが基本であるが、複数の演奏データが抽出された場合にはそのキーワードの重みやデータの新しさでいずれかを選択する。
【0026】
請求項5の発明であるサーバ装置は、動画映像データ、静止画映像データ、テキストデータ、音声データの一部または全部を含む複数パートのデータからなるマルチメディアデータを記憶する装置であって、各パートについて複数種類のデータを記憶するとともに、該複数種類のデータのそれぞれに対応してそのデータの特徴を表す1以上のキーワードを順位付けして記憶する記憶手段と、キーワードが入力されたとき、この入力されたキーワードに対応するデータをパート毎に前記複数種類のデータのなかから選択し、前記入力されたキーワードに対応するデータが複数選択された場合は、該入力されたキーワードの順位が高い方のデータを選択して、これらを組み合わせて出力する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0027】
請求項6の発明は、上記発明において、前記制御手段は、それぞれ重み付けされた複数のキーワードを用いてデータを選択することを特徴とする。
【0028】
請求項7の発明であるサーバクライアントシステムは、上記サーバ装置と、このサーバ装置に対してキーワードを送信するとともに該サーバ装置から各パートのデータを受信する通信手段と、受信した各パートのデータを同期させて再生する再生手段と、を備えたクライアント装置と、からなることを特徴とする。
【0029】
請求項8の発明は、前記サーバ装置に対していずれかのパートのデータをアップロードするとともに、該データのキーワードをアップロードするクライアント装置を備え、前記サーバ装置の制御手段は、該アップロードされたデータとキーワードを対応づけて前記記憶手段に記憶することを特徴とする。
【0030】
上記発明において、サーバ装置は複数のパートデータからなるマルチメディアデータを記憶しており、各パートのデータを複数記憶している。クライアント装置にダウンロードするとき、各パートから1つずつデータを選択してこれを組み合わせてダウンロードする。この選択を的確・容易にするため、サーバ装置は、各パートデータに対応してキーワードを記憶している。キーワードは、たとえば、その演奏データの属性や特徴を表す情報であり、作成者の個人情報、作成日時、パート名、ジャンル、年代、関連アーティスト、国、感覚的な語「色、匂い、味、感触、温度、固さ、…など」などである。また、キーワードは1つのパートデータに対応づけて複数記憶することもでき、その場合には、記憶されている順位に応じて重み付けしてもよい。
【0031】
クライアント装置は、サーバ装置に対してキーワードを送信してデータのダウンロードを要求する。サーバ装置は、このキーワードに基づいて各パートから最適なパートデータを選択し、この選択されたパートデータを組み合わせてマルチメディアデータを構成し、これをダウンロードする。最適なパートデータの選択は、入力されたキーワードと一致するキーワードが付されたものを選択することが基本であるが、複数のパートデータが抽出された場合にはそのキーワードの重みやデータの新しさでいずれかを選択する。
【0032】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明の実施形態であるサーバクライアントシステムの構成図である。このサーバクライアントシステムは、端末装置間で楽曲データを送受信するシステムであり、ネットワーク1と、このネットワーク上に接続された複数の端末装置2からなっている。ネットワークとしては、インターネット・LANなど種々のネットワークシステムを適用することができる。各端末装置2は、このネットワーク上で分散サーバとクライアント装置を兼ねるものである。
【0033】
各端末装置2は、音楽合奏(セッション)においてそれぞれ所定の楽器パートを担当する演奏者によって管理されている。この管理者は自分が管理する端末装置に対して、自分の演奏データすなわち自分が担当するパートの演奏データを書き込む。また、全員の合奏であるセッションを聴く場合、管理者(演奏者)は、ネットワーク1を介して他の端末装置から各パートの演奏データをダウンロードし、自分の書き込んだ演奏データとともに再生する。これにより、各パートの演奏者がそれぞれ自分が管理する端末装置に演奏データを書き込んでおけば、セッションを聴こうとする演奏者の端末装置がこれを各端末装置から収集して同期して演奏することができる。
【0034】
図2は、端末装置2の構成を示す図である。端末装置は、コントローラ10、通信制御部11、バッファ12、記憶部13、タイムベース14、再生部15、入力部16を備えている。通信制御部11は、ネットワークを介して他の端末装置と交信し、演奏データを送受信する。バッファ12は、通信制御部11が他の端末装置から受信した演奏データを一時記憶する。記憶部13は、入力部16から入力されるこの端末装置を管理する管理者(演奏者)の演奏データを記憶する。入力部16は、この端末装置を操作するためのキーボードやマウスを含み、さらに、前記記憶部13に演奏データを入力するための演奏装置(鍵盤など)を含んでいる。演奏者はこの演奏装置を操作して自分のパートの演奏情報を記憶部16に書き込む。
【0035】
タイムベース14は、タイマを含み演奏データの再生時のタイミング信号を発生する。再生部15は、バッファ12に一時記憶された演奏データおよび記憶部13に記憶されているこの端末装置の演奏データをタイムベースにしたがって同期させて再生する。
【0036】
なお、各端末装置に記憶される各パートの演奏データは、どのような形式でもよく、各端末装置の再生部15がそのデータ形式をデコードして再生できればよい。データ形式としては、PCM(WAVファイル)、MP3、MIDIなどがあり、再生部15はこれら全ての形式をデコードできるようになっている。そして、複数パートのそれぞれが異なるデータ形式であっても、最終的にはPCMデータを経由してアナログ音声信号に変換されるため、このPCMデータの段階で全パートの同期をとればよい。
【0037】
また、この端末装置が他の端末装置からアクセスされ、演奏データのダウンロードを要求された場合は、通信制御部11が記憶部13から演奏データを読み出し、アクセスしてきた端末装置に対して送信する。
【0038】
なお、同図は端末装置を機能ブロックとして表現しているが、実際の装置ではコンピュータシステムで構成される場合が多く、その場合、通信制御部11はモデムやTAボード、バッファ12はRAM、記憶部13はハードディスク、コントローラ10,タイムベース14,再生部15はCPUなどで構成される。
【0039】
なお、再生部15は、通信制御部11が演奏データをダウンロードしている途中に並行してこのデータを再生するストリーミング再生を行う。再生部15は、バッファ12に各パートの演奏データがそれぞれ一定量以上一時記憶されたとき、ストリーミング再生を開始する。通信制御部11は、ストリーミング再生を行っている間も継続して演奏データのダウンロードを行うが、コントローラ10は、各パートの一時記憶データの残量を監視しており、残量が少なくなったパートの演奏データを優先してダウンロードするよう通信制御部11に指示する。
【0040】
なお、記憶部13への演奏データの入力は、入力部16から行うようになっているが、MIDIインタフェースなどのインタフェースを介して外部の装置から入力するようにすることも可能である。
【0041】
このようにセッションの各メンバーは自分が管理する端末装置に自分のパートの演奏データを書き込んでおけば、他の端末装置がそのパートの演奏データを勝手にダウンロードして再生するため、全パートの演奏データを集約管理するセンタを備える必要がなく、各メンバーも演奏を新たにした場合でもセンタまでそのデータをアップロードする必要がない。
【0042】
図3は、同端末装置が他の端末装置から各パートの演奏データをダウンロードして曲を再生する場合の動作を示すフローチャートである。まず端末装置の管理者が曲の再生を指示する(s1)。そうすると、端末装置はネットワーク上の他の端末装置と交信し、各パートの演奏データを該各パートの端末装置からダウンロードする(s2)。このダウンロードは、1つのパートの演奏データを全てダウンロードして次のパートのダウンロードに移るという方式でなく、各パートの演奏データを所定量ずつ満遍なくダウンロードするという方式で行う。
【0043】
そして、各パートの演奏データが全て一定量以上バッファリング(一時記憶)できたことをs3で確認したとき、ストリーミング再生を開始する(s4)。このストリーミング再生はバッファリングしている演奏データを消費してゆくが、これと並行して各端末装置から各パートの演奏データをダウンロードする動作は継続する(s5)。そして、各パートの出番の多寡によりデータの消費量にアンバランスが生じる場合があるが、これにより他のパートよりも消費量が多くバッファ内の残量が所定量よりも少なくなったパートがあれば(s6)、そのパートの演奏データを優先的にダウンロードして(s7)データ切れが生じないようにする。
【0044】
なお、ネットワーク上に1曲分の演奏データのみ存在する場合は、上記の動作で十分であるが、ネットワーク上に複数曲の演奏データが存在する場合は、その管理者は再生を指示するときに曲名を指定する(s1−1)。そうすると、その曲の各パートの演奏データがどの端末装置に記憶されているかをネットワーク上で検索して(s1−2)、その端末装置にアクセスする(s2)。
【0045】
次に、1つの(センタ)サーバ装置を設け、全パートの演奏データをそのサーバ装置に記憶したサーバクライアントシステムについて説明する。上記サーバ装置は、全パートのうち一部または全部のパートについてそれぞれ複数の演奏データを記憶しており、同一パートの複数の演奏データは、その演奏の特徴を表すキーワードで識別される。
【0046】
図4は上記この発明の他の実施形態であるサーバクライアントシステムの構成を示す図である。このサーバクライアントシステムは、ネットワーク20と、このネットワーク上に接続されたサーバ装置21、クライアント装置22からなっている。サーバ装置21、クライアント装置22の台数に制限はない。ネットワーク20としては、インターネット、LANなどの種々のネットワークを適用することができる。サーバ装置21は、楽曲データベース23、制御部24および通信制御部25を有している。楽曲データベース23には、曲の各パートの演奏データからなる楽曲データが記憶されている。通信制御部25は、クライアント装置22との通信を制御する。制御部24は、クライアント装置から入力された要求に応じて所定の演奏データを該クライアントにダウンロードする。クライアント装置22は、サーバ装置21からダウンロードした楽曲データを再生する。
【0047】
図5は、上記楽曲データベース23の構成を示す図である。同図に示す曲はN個のパートからなっている。楽曲データベース23は、複数パートからなる楽曲データの各パート(パート1,パート2,…,パートN)の演奏データをそれぞれ複数ずつ記憶している。パートnの複数の演奏データは、パートn−i(i=1,2,…)で識別される。そして、各演奏データに対応して、1または複数のキーワードが記憶されている。キーワードは、その演奏データの属性や特徴を表す情報であり、作成者の個人情報、作成日時、パート名、バンド名、ジャンル、年代、関連アーティスト、国、感覚的な語「色、匂い、味、感触、温度、固さ、…など」などからなっている。1つの演奏データに対して複数のキーワードが付されている場合には、その書込順に順位付けされ、重み(点数)が与えられている。たとえば、第1位:10点、第2位:7点、第3位:5点、第4位:3点、第5位:2点、第6位:1点などである。なお、この図では1曲の楽曲データのみを示しているが、楽曲データベース23に複数の曲の楽曲データを同図のように記憶しておくことも可能である。
【0048】
図6は前記クライアント装置のブロック図である。ネットワーク20にはネットワークインタフェース32を介して接続されている。CPU30はバスを介してこのネットワークインタフェース32と接続され、サーバ装置21から演奏データを受信する。バス上にはCPU30、ネットワークインタフェース32のほか、記憶装置31、入力装置33、表示装置34、再生装置35が接続されている。記憶装置31は、サーバ装置21からダウンロードした楽曲データを記憶する。入力装置33は、キーボード33aなどを含み、サーバ装置21からダウンロードする曲名やキーワードなどが利用者によって入力される。表示装置34はモニタ34aを含み、入力された曲名やキーワードなどが表示される。再生装置35は、記憶装置31にダウンロードされた楽曲データを再生する装置である。
【0049】
ここで、楽曲データは、PCMデータ、MP3データ、MIDIデータなどのどのようなデータ形式のものであってもよく、各パート毎に異なるデータ形式の演奏データが混在していてもよい。再生装置35は、各データ形式に合わせてこれをデコード(発音)し、同期してオーディオ回路36に出力する。オーディオ回路はスピーカを有しており、この再生された楽曲データの楽音を出力する。また、再生装置35には電子楽器37が接続されている。利用者が、上記楽曲データの再生に合わせてこの電子楽器37を演奏すると、この電子楽器37が発生したMIDIデータが再生装置35に入力され、上記楽曲データとともに楽音が形成される。再生装置35はこれらをミキシングしてオーディオ回路36に出力する。
【0050】
なお、このクライアント装置22は電子楽器37で演奏した内容を演奏データとしてサーバ装置21にアップロードする機能も有しており、この場合に、この演奏データとともにこの演奏データの特徴を示すキーワードをアップロードすることができる。
【0051】
図7は前記クライアント装置22およびサーバ装置21の動作を示すフローチャートである。
【0052】
同図(A)はクライアント装置22の動作を示すフローチャートである。まず利用者が入力装置33を操作して選曲操作をするのでこれを記憶する(s10)。次に利用者がキーワードを入力するのでこれを記憶する(s11)。複数のキーワードが入力される場合には、入力が終了するまでその全てを記憶する(s12)。これら曲名(曲番号)およびキーワードをサーバ装置21に送信する(s13)。サーバ装置21は同図(B)で説明する処理を実行して楽曲データをこのクライアント装置にダウンロードしてくるので、このクライアント装置はこの楽曲データを受信する(s14)。そしてこの楽曲データを再生する(s15)。
【0053】
同図(B)はサーバ装置21の動作を示すフローチャートである。前記クライアント装置22から曲名(曲番号)とキーワードを受信する(s20)。受信した曲名(曲番号)で楽曲データベース23中の曲を選択する(s21)。そしてこの曲の各パートについて複数ずつ記憶されている演奏データから1つずつを選択し(s22)、選択した各パートの演奏データを楽曲データに編集して(s23)、これをクライアント措置にダウンロードする(s24)。
【0054】
キーワードに基づく演奏データの選択は、以下の手順で行う。まず、クライアント装置から送られてきたキーワードが1つであれば、これと同じキーワードが付された演奏データを選択する。これが1つであればこの演奏データに選択を確定する。同じキーワードが付された演奏データが複数あった場合には、各演奏データにおけるそのキーワードの順位を判断し、順位の高いほうの演奏データを選択する。もし、キーワードの順位が同じの場合には新しいほうを選択する。以上の処理を各パート毎に実行して、全パートの演奏データを選択する。
【0055】
また、クライアント装置から複数のキーワードが送られてきた場合には、この送られてきたキーワードをその順位で重み付けする。たとえば、演奏データのキーワードと同様に、第1位:10点、第2位:7点、第3位:5点、第4位:3点、第5位:2点、第6位:1点の点数を持たせるなどの重み付けを行う。そして、各パート毎に以下の選択処理を行う。クライアント装置から送られてきたキーワードと一致するキーワードが1つでも付されている演奏データがあればそれを選びだし、両方のキーワードの重み(点数)を乗算する。この乗算結果をこの演奏データのポイントとする。一致するキーワードが複数ある場合はそれぞれの乗算結果を合計したものをポイントとする。全ての演奏データについてこの処理を行ったのち、最もポイントの高いものをクライアント装置の要求に最も適した当該パートの演奏データであるとして選択する。以上の処理を全パートについて行う。これにより、クライアント装置からの細かい要求に的確に応じて全パートの演奏データを選択することができる。
【0056】
このように各パート毎に複数の演奏データを記憶し、その演奏データのそれぞれにキーワードを付すことにより、キーワードを入力することで各パートの演奏データの組み合わせを自動的に選択することができ、最適な組み合わせを選択したり、全く新しい感覚を持った曲を作成したりすることができる。
【0057】
図8はクライアント装置22からサーバ装置21に対して演奏データをアップロードする場合の動作を示すフローチャートである。同図(A)はクライアント装置の動作を示すフローチャートである。利用者が電子楽器37を操作するなどにより演奏データを入力する(s30)。そして、この演奏データの曲名やパート名を入力する(s31)。この曲名,パート名は実際の曲名や「ギター」などのパート名でなくても曲およびパートを識別できるコードや番号でもよい。そしてキーワードを入力する(s32)。そうすると、クライアント装置はサーバ装置にアクセスし(s33)、これら演奏データ、曲名、パート名、キーワードをアップロードする(s34)。
【0058】
同図(B)はサーバ装置の動作を示すフローチャートである。クライアント装置22から演奏データ、曲名、パート名、キーワードを受信すると(s35)、この演奏データを当該曲名の当該パート名の記憶エリアに追加記憶する(s36)。このとき送られてきたキーワードを対応づけて書き込む。これにより、以後のクライアント装置からのダウンロード要求に対してこの演奏データも候補となる。
【0059】
以上の実施形態では、複数パートからなる楽曲データをダウンロード・アップロードするサーバクライアントシステムについて説明したが、このサーバクライアントシステムは動画映像データ、静止画映像データ、テキストデータ、音声データなどのパートデータからなるマルチメディアコンテンツを再生するマルチメディアデータにもそのまま適用することができる。この場合、各データ形式(動画、静止画、テキスト、音声など)のデータがさらに複数パートで構成されている場合には、そのそれぞれについてこの発明を適用したサーバクライアントシステムを構成することも可能である。
【0060】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、各パートのデータをそれぞれ複数記憶しておき、これを選択・組み合わせして曲やマルチメディアコンテンツのデータを構成することができる。そして、各パートデータに対応づけてキーワードを記憶し、このキーワードで各パートデータを選択することができるため、自動的に最適な組み合わせを選択することができ、利用者の好みに合わせた曲作り、コンテンツ作りを支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるサーバクライアントシステムの構成図
【図2】同サーバクライアントシステムのクライアント装置のブロック図
【図3】同クライアント装置の動作を示すフローチャート
【図4】この発明の他の実施形態であるサーバクライアントシステムの構成図
【図5】同サーバクライアントシステムのサーバ装置の楽曲データベースの構成図
【図6】同サーバクライアントシステムのクライアント装置のブロック図
【図7】同サーバクライアント装置のサーバ装置、クライアント装置の動作を示すフローチャート
【図8】同サーバクライアント装置のサーバ装置、クライアント装置の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1…ネットワーク、2…(分散サーバ,クライアント装置を兼ねる)端末装置、10…コントローラ、11…通信制御部、12…バッファ、13…記憶部、14…タイムベース、15…再生部、16…入力部、
20…ネットワーク、21…サーバ装置、22…クライアント装置、23…楽曲データベース、24…制御部、25…通信制御部、
30…CPU、31…記憶装置、32…ネットワークインタフェース、33…入力装置、34…表示装置、35…再生装置、36…オーディオ回路、37…電子楽器
Claims (8)
- 複数パートの演奏データを記憶する装置であって、
各パートについて複数の演奏データを記憶するとともに、該複数の演奏データのそれぞれに対応してその演奏データの特徴を表す1以上のキーワードを順位付けして記憶する記憶手段と、
キーワードが入力されたとき、この入力されたキーワードに対応する演奏データをパート毎に前記複数の演奏データのなかから選択し、前記入力されたキーワードに対応する演奏データが複数選択された場合は、該入力されたキーワードの順位が高い方の演奏データを選択して、これらを組み合わせて出力する制御手段と、
を備えたサーバ装置。 - 前記制御手段は、それぞれ重み付けされた複数のキーワードを用いて演奏データを選択する請求項1に記載のサーバ装置。
- 請求項1または請求項2に記載のサーバ装置と、
前記サーバ装置に対してキーワードを送信するとともに該サーバ装置から各パートの演奏データを受信する通信手段と、受信した各パートの演奏データを同期させて再生する再生手段と、を備えたクライアント装置と、
からなるサーバクライアントシステム。 - 前記サーバ装置に対して演奏データをアップロードするとともに、該演奏データのキーワードをアップロードするクライアント装置を備え、
前記サーバ装置の制御手段は、該アップロードされた演奏データとキーワードを対応づけて前記記憶手段に記憶する請求項3に記載のサーバクライアントシステム。 - 動画映像データ、静止画映像データ、テキストデータ、音声データの一部または全部を含む複数パートのデータからなるマルチメディアデータを記憶する装置であって、
各パートについて複数種類のデータを記憶するとともに、該複数種類のデータのそれぞれに対応してそのデータの特徴を表す1以上のキーワードを順位付けして記憶する記憶手段と、
キーワードが入力されたとき、この入力されたキーワードに対応するデータをパート毎に前記複数種類のデータのなかから選択し、前記入力されたキーワードに対応するデータが複数選択された場合は、該入力されたキーワードの順位が高い方のデータを選択して、これらを組み合わせて出力する制御手段と、
を備えたサーバ装置。 - 前記制御手段は、それぞれ重み付けされた複数のキーワードを用いてデータを選択する請求項5に記載のサーバ装置。
- 請求項5または請求項6に記載のサーバ装置と、
前記サーバ装置に対してキーワードを送信するとともに該サーバ装置から各パートのデータを受信する通信手段と、受信した各パートのデータを同期させて再生する再生手段と、を備えたクライアント装置と、
からなるサーバクライアントシステム。 - 前記サーバ装置に対していずれかのパートのデータをアップロードするとともに、該データのキーワードをアップロードするクライアント装置を備え、
前記サーバ装置の制御手段は、該アップロードされたデータとキーワードを対応づけて前記記憶手段に記憶する請求項7に記載のサーバクライアントシステム。
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