JP2017173655A - 音評価装置および音評価方法 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は本発明の一実施の形態に係る音評価装置の構成を示すブロック図である。図1の音評価装置1は、カラオケ採点装置または演奏評価装置として用いられる。カラオケ採点装置は、楽曲の伴奏音を発生するとともに歌唱者により入力される歌唱音を評価する。また、演奏評価装置は、楽曲の1つのパートを除く複数のパートの伴奏音を発生するとともに演奏者により入力される楽器の演奏音を評価する。評価は、歌唱音および演奏音における音の要素が模範となる歌唱音および演奏音における音の要素からどの程度ずれているか判定することにより行われる。評価対象となる音の要素は、音高、発音タイミング、音色および音量の少なくとも1つを含む。本実施の形態では、音の要素として音高(ピッチ)が評価され、評価結果が得点で表される。
図2は図1の採点部60の機能的な構成を示すブロック図である。図2に示すように、採点部60は、音高取得部61、ノート音高得点算出部62、音高得点集計部63、表示情報生成部64、音量取得部65、ノート音量算出部66および得点補正部67を含む。採点部60の各構成要素の機能は、CPUが音評価プログラムを実行することにより実現される。本実施の形態では、採点部60は、歌唱音および演奏音の音高を採点する。
以下、音高得点の算出方法および補正方法について説明する。本実施の形態では、ノート音高得点算出部62は、参照データRDのノートオフ時に次式によりノート毎の音高得点を算出する。
上式(1)において、満点は例えば100である。まず、減点値の算出方法について説明する。ノート音高得点算出部62は、音高取得部61による音高の取得と同期して一定のサンプリング周期で参照データRDの音高を取得し、歌唱/演奏音データSDの音高と参照データRDの音高との差分値を順次算出し、さらに各ノート内における複数の差分値の平均値に基づいて減点値を算出する。減点値は、音高の差分値が大きいほど大きくなるように決定される。例えば、減点値は音高の差分値に比例する。なお、歌唱/演奏音データSDの周波数および参照データRDの周波数を一定のサンプリング周期で順次抽出し、両方の周波数の差分値を算出し、さらに各ノート内における複数の差分値の平均値に基づいて減点値を算出してもよい。減点値は、周波数の差分値が大きいほど大きくなるように決定される。この場合、予め参照データRDにLPF(低域通過フィルタ)処理を行ってもよい。それにより、参照データRDの音高変化が滑らかになり、人間の歌唱音または楽器の演奏音の変化に近くなる。
ここで、現在音量は、現時点のノートの音量である。また、過去音量は、現時点よりも前に取得された音量の代表値である。上式(2)からわかるように、音量が低下すると、音量差は正の値になり、音量が上昇すると、音量差は負の値になる。
図5は音高得点の補正の一例を示すタイミング図である。図5には、ノート毎の音量の変化、減点率の変化および補正前後の音高得点の変化の一例が示される。図5の横軸は時間である。音高得点の変化については、補正前の音高得点が太い実線で描かれ、補正後の音高得点が太い点線で描かれている。
図6は音評価装置1における音評価方法を示すフローチャートである。図6の音評価方法は、図1の採点部60のCPUがROMまたは記憶装置20に記憶された音評価プログラムを実行することにより行われる。
図7は表示装置20の画面上の音高得点の表示の一例を示す模式図である。図7の例では、ノート毎の音高得点の変化が線分81および数値で示され、曲全体の音高得点が数値で示されている。また、音量の低下に伴って補正された音高得点の近傍に星印の図形82が表示されている。これにより、歌唱者、演奏音または聞き手は、歌唱音または演奏音の音量が低下したことにより音高得点が補正されたことを認識することができる。
上記実施の形態では、減点値を用いて音高得点が算出され、減点率を補正することにより音高得点が補正されるが、音高得点の算出方法および補正方法はこれに限定されない。以下、音高得点の算出方法および補正方法の他の例について説明する。本例では、ノート音高得点算出部62は、参照データRDのノートオフ時に次式によりノート毎の音高得点を算出する。
上式(3)において、得点値は、上式(1)における減点値とは逆に、音高の差分値または周波数の差分値が小さいほど大きくなるように決定される。本例では、減点率−音量差関係式の代わりに重み−音量差関係式が用いられる。
本実施の形態に係る音評価装置1および音評価方法によれば、現在音量が過去音量よりも一定値以上低くなると、補正後の音高得点が補正前の音高得点よりも高くなる。それにより、音量の急激な低下により人間の聴感が音の変化に即座に追従することができずに音高に対する感覚が鈍くなった場合に人間が感じる音高のずれ量に一致するように音高得点が補正される。その結果、歌唱音または演奏音における音高について人間の聴感に近い評価の結果を得ることができる。
上記実施の形態では、音の要素として音高を評価する場合について説明したが、評価されるべき音の要素は音高に限定されない。評価されるべき音の要素が、発音タイミング、音色または音量であってもよく、音高、発音タイミング、音色および音量のうち一部または全部であってもよい。この場合には、図1の音高取得部61の代わりに上記の音の要素を取得する音要素取得部が設けられ、図1のノート音高得点算出部62の代わりにノート毎の上記の音の要素の得点を算出するノート音要素得点算出部が設けられ、図1の音高得点集計部63の代わりに所定区間内の複数のノート毎の音の要素の得点を集計する音要素得点集計部が設けられる。また、得点補正部67は、取得された音量に基づいて上記の音の要素の得点を補正する。また、評価されるべき音の要素がコブシ、シャクリ、フォール等の技法であってもよい。すなわち、コブシ、シャクリ、フォール等の技法の評価を行ってもよい。
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることができる。
Claims (6)
- 時間軸方向で変化する音を入力する入力手段と、
入力された音における音量を取得する音量取得手段と、
入力された音における音の要素を評価する評価手段と、
取得される音量に基づいて前記音の要素の評価結果を補正する補正手段とを備えた、音評価装置。 - 前記音の要素は、音高、発音タイミング、音色および音量の少なくとも1つを含む、請求項1記載の音評価装置。
- 前記補正手段は、取得される音量が低下した場合に、補正後の評価結果が補正しない場合の評価結果よりも高くなるように前記音の要素の評価結果を補正する、請求項1または2記載の音評価装置。
- 現時点で取得された音量と現時点よりも前に取得された音量の代表値との差と前記音の要素の評価結果の補正量との関係が定められ、
前記補正手段は、現時点で取得された音量および前記関係に基づいて現時点で取得された音量についての補正量を決定し、決定した補正量に基づいて前記音の要素の評価結果を補正する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の音評価装置。 - 前記補正手段による前記評価結果の補正が行われたことを使用者に通知する通知手段をさらに備えた、請求項1〜4のいずれか一項に記載の音評価装置。
- 時間軸方向で変化する音を入力するステップと、
入力された音における音量を取得するステップと、
入力された音における音の要素を評価するステップと、
取得される音量に基づいて音の要素の評価結果を補正するステップとを含む、音評価方法。
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