JP3748100B2 - エラーリカバリ方式、及び方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータシステムにおいて発生したエラーを報知するための方式及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
パソコン等のホストコンピュータには、一般に、モデム、ディスプレイ、キーボード、プリンタなどの周辺機器が接続されているが、これらの周辺機器では、種々のエラーが発生することがある。例えば、プリンタでは、トナーが無くなった、用紙が無くなった、印刷が薄くなった、紙ジャムが起こった等のエラーが発生することがある。このようなエラーの発生は、ディスプレイに表示されるメッセージ、或いは、印刷結果を見て知ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
プリンタで発生するエラーの種類には、発生原因が複数あり得るものがある。例えば、「印刷が薄くなった」というエラーには、トナーセーブがON状態になっている、印刷濃度の設定が不適切である、トナーカートリッジ内のトナーが偏っている、トナーが残り少なくなっている等の発生原因があり得るし、「紙ジャム」というエラーには、プリンタが水平に設置されていない、適切な用紙を使用していない、給紙装置が正しくセットされていない等の発生原因があり得る。発生原因が複数あり得るエラーを迅速にリカバリするためには、どんな原因によってエラーが発生したのかをすぐに突き止める必要がある。
【0004】
しかし、従来は、考え得る複数の発生原因を一つ一つ調べないと、どんな原因によってエラーが発生したかを突き止めることができない。このため、エラーの発生原因を突き止めるのに時間がかかって、エラーを迅速にリカバリして印刷処理を続行することができないときがある。また、エラーの発生原因が分かっても、それをリカバリするための処理方法がわからず、的確なエラーリカバリ処理を行なえないときもある。
【0005】
また、エラーの種類又はその発生原因によっては、エラーをリカバリできないときがある。この場合、一般に、ユーザはその旨を特定のサービスセンターに連絡するが、このとき、エラーの種類又はその発生原因に応じて連絡先のサービスセンターを違えたり、電話、FAX、電子メール等の連絡方法を違えたりしたりほうが好ましい場合がある。
【0006】
従って、本発明の目的は、コンピュータシステムにおいて種々のエラーが発生したときに、ユーザがエラーの発生原因を迅速に突き止めることができるようにすることにある。
【0007】
また、本発明の別の目的は、エラーをリカバリするための処理をユーザが的確に実行できるようにすることにある。
【0008】
更に、本発明のまた別の目的は、エラーの種類又はその発生原因に適した方法でエラー発生及びそれに関する情報を報知できるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の側面に従うエラー報知方式は、コンピュータシステムにおいて発生したエラーを検出するエラー検出手段と、コンピュータシステムにおいて発生を予測し得る個々のエラー別に対応付けてエラー発生の報知先の情報を保持する報知先情報保持手段と、発生が検出されたエラーに対応する対応先情報を報知先情報保持手段から抽出し、その報知先にエラーが発生した旨を報知する報知手段とを備える。
【0010】
本発明の第1の側面に従うエラー報知方式によれば、エラーが発生したときは、発生したエラー別にエラーの報知先が対応している。これにより、エラーが発生したときは、そのエラーに応じて、電話、FAX、電子メール等で特定のサービスマンに、或いは、ディスプレイ画面やプリンタパネル画面を通じてユーザにエラー発生を報知することができる。
【0011】
本発明の第1の側面に従う好適な実施形態では、個々のエラー別に前記報知先の情報をユーザが対応付けるための画面を表示する表示手段が更に備えられる。
【0012】
本発明の第2の側面に従うエラー報知方式は、コンピュータシステムにおいて発生したエラーを検出する検出手段と、エラー発生が検出がされた理由を報知する報知手段とを備える。
【0013】
本発明の第2の側面に従うエラー報知方式によれば、エラーが検出された理由から、エラーをリカバリするための処理を判断(推測)することができる。
【0014】
本発明の第3の側面に従うエラー報知方式は、コンピュータシステムにおいて発生したエラーを検出する検出手段と、検出されたエラーをリカバリするための情報を、発生を予測し得る個々のエラー別に対応付けて保持されている複数のエラーリカバリ情報中から選択するエラーリカバリ情報選択手段と、選択されたエラーリカバリ情報を報知する報知手段とを備える。
【0015】
本発明の第3の側面に従うエラー報知方式によれば、発生したエラーをリカバリするための情報が報知されるので、ユーザは、その情報に従えば、エラーをリカバリする処理を的確に実行することができる。
【0016】
本発明の第3の側面に従う好適な実施形態では、エラーリカバリ情報には、エラーのリカバリ処理手順を示す情報が含まれる。また、報知したリカバリ処理手順のうちどの処理手順を実行すべきかをユーザに報知する手順報知手段と、報知した手順における処理が完了したことを検出する処理完了検出手段とが更に備られ、報知された手順における処理が完了すると次の手順が報知される。
【0017】
本発明の第3の側面に従う好適な実施形態では、エラーが発生したことをユーザが入力するためのユーザ入力手段と、入力されたエラーの発生原因を調査する調査手段が更に備えられる。報知手段は、その調査の結果に応じて、エラーリカバリ情報を報知する。更に好適には、調査の結果、複数のエラー発生原因があり得る場合には、その複数のエラー発生原因に対し、エラー発生原因に該当する可能性の高い順番に優先順位をつけ、報知手段が、その優先順位に応じてエラーリカバリ情報を報知する。
【0018】
なお、本明細書で言うコンピュータシステムは、ホストコンピュータとそれに接続される種々の周辺機器とで構成されるシステムや、コンピュータネットワーク等に該当する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面により詳細に説明する。
【0020】
図1は、本発明の一実施形態に係るエラー報知方式を適用したコンピュータシステムの全体構成を示すブロック図である。
【0021】
上記システムでは、発生したエラーの種類やそのリカバリ方法等が、発生したエラーの種類に対応した報知先に報知され、エラーの報知先は、ユーザがエラーの種類別に設定することができる。上記システムは、ホストコンピュータ1とプリンタ6とで構成され、ホストコンピュータ1には、ディスプレイ3と、マウスのような入力装置5と、プリンタ6が接続され、プリンタドライバ7のソフトウェアがインストールされている。プリンタドライバ7は、ステータスシート8と、エラー検出部9と、エラー報知先データベース(DB)11と、エラーリカバリ方法データベース(DB)13と、エラーリカバリ処理部15と、GUI表示部17とを有する。
【0022】
ステータスシート8には、発生したエラーの履歴やエラー発生頻度などが記録される。
【0023】
エラー検出部9は、プリンタ6において発生する種々のエラーを検出することができる。
【0024】
エラー報知先DB11には、複数のエラーの種類情報と、それぞれの種類情報に対応付けられて、エラー報知先の情報が記録されている。
【0025】
エラーリカバリ方法DB13には、種々のエラーについて、エラーをリカバリするための方法(エラーをリカバリするための処理手順など)の情報が記録されている。
【0026】
エラーリカバリ処理部15は、エラー検出部9が検出したエラー又はユーザに入力されたエラーの種類を識別し、識別したエラー種類に対応した情報をエラー報知先DB11及びエラーリカバリ方法DB13から検索し、検索した情報に基づいてエラーの報知処理を実行する。
【0027】
GUI表示部15は、エラーリカバリ処理部15が取得した情報を、後述するGUI(グラフィックユーザインターフェース)でディスプレイ3に表示する。
【0028】
図2は、ユーザがエラーの報知先を設定するときにディスプレイ3に表示されるGUIの一例を示す。
【0029】
このGUI19には、スイッチ21a〜21dと、スイッチ23a〜23eと、登録ボタン25と、削除ボタン27、OKボタン33が含まれる。
【0030】
スイッチ21a〜21dは、エラーの種類を設定するためのボタンであり、閉じられることでそのエラー種類が設定されたことになり、その設定がエラー報知先DB11に登録されると、後にその種類のエラーが発生したときにエラー報知される。具体的に言えば、スイッチ21aは、「用紙ナシ」を設定するためのスイッチであり、設定登録されると、「用紙ナシ」が発生したらその旨が報知される。スイッチ21bは、「トナー残量僅少(又はゼロ)」を設定するためのスイッチであり、設定登録されると、「トナー残量僅少(又はゼロ)」が発生したらその旨が報知される。スイッチ21cは、「紙ジャム」を設定するためのスイッチであり、設定登録されると、「紙ジャム」が発生したらその旨が報知される。スイッチ21dは、「重要エラー(修理が必要なエラー等)」を設定するためのスイッチであり、設定登録されると、「重要エラー(修理が必要なエラー等)」が発生したらその旨が報知される。なお、設定可能なエラー種類は、この4種類に限らず、他のエラー種類についても設定できるようにしても良い。
【0031】
スイッチ23a〜23eは、エラーの報知先を設定するためのボタンであり、閉じられることでそのエラー報知先が設定されたことになり、その設定がエラー報知先DB11に登録されると、後にエラーが発生したときに設定登録されたエラー報知先にエラーが報知される。具体的に言えば、スイッチ23aは、「ステータスシートに登録」を設定するためのスイッチであり、設定登録されると、上記対応するエラー種類が発生したときにそのエラー種類がステータスシートに登録される。スイッチ23bは、「電子メール送信」を設定するためのスイッチであり、設定登録されると、上記対応するエラー種類が発生したときにそのエラー種類が、アドレス入力欄29に入力されたアドレス先(このスイッチ23bを設定すると入力できる)に電子メールにより報知される。スイッチ23cは、「FAX送信」を設定するためのスイッチであり、設定登録されると、上記対応するエラー種類が発生したときにそのエラー種類が、FAX番号入力欄31に入力された番号先(このスイッチ23cを設定すると入力できる)にFAX送信により報知される。スイッチ23dは、「プリンタパネル表示」を設定するためのスイッチであり、設定登録されると、上記対応するエラー種類が発生したときにそのエラー種類が、プリンタ6のパネル上に表示される。スイッチ23eは、「ディスプレイ表示」を設定するためのスイッチであり、設定登録されると、上記対応するエラー種類が発生したときにそのエラー種類がディスプレイ3に表示される。なお、設定可能なエラー報知先は、上記5種類に限らず、他の報知先を設定できるようにしても良い。
【0032】
登録ボタン25は、スイッチ21a〜21dで設定したエラー種類と、スイッチ23a〜23eで設定したエラー報知先との対応関係を、エラー報知先DB11に追加登録するときに押されるボタンである。登録ボタン25が押されて、OKボタン33が押されたときは、上記対応関係がエラー報知先DB11に追加登録される。例えば、この図では、エラー種類「重要エラー」と、エラー報知先「電子メール送信」、「FAX送信」、及び「ディスプレイ表示」とが対応した状態になっているが、この状態で、登録ボタン25が押されて、OKボタン33が押されたときは、この対応関係がエラー報知先DB11に追加登録される。これにより、上記システムにおいて、「重要エラー」が発生したときは、その情報が、アドレス入力欄29に入力されたアドレス宛(例えば特定のサービスマン)に電子メールで、FAX番号入力欄31に入力された番号先にFAXで、及び、後述するGUIでディスプレイ3を介してユーザに自動的に報知される。
【0033】
削除ボタン27は、スイッチ21a〜21dで設定したエラー種類と、スイッチ23a〜23eで設定したエラー報知先との対応関係を、エラー報知先DB11から削除するときに押されるボタンである。削除ボタン27が押され、OKボタン33が押されたときは、上記対応関係がエラー報知先DB11から削除される。例えば、この図では、エラー種類「重要エラー」と、エラー報知先「電子メール送信」、「FAX送信」、及び「ディスプレイ表示」とが対応した状態になっているが、この状態で、削除ボタン27が押され、OKボタン33が押されたときは、この対応関係がエラー報知先DB11から削除される。
【0034】
エラー報知先DB11には、エラー種類とエラー報知先との対応関係(組み合わせ)は何種類でも登録することができる。例えば、上記組み合わせ(つまりエラー種類「重要エラー」とエラー報知先「電子メール送信」、「FAX送信」、「ディスプレイ表示」との組み合わせ)の他に、エラー種類「紙ジャム」、「重要エラー」とエラー報知先「電子メール送信(アドレス入力欄29には例えばシステム管理者宛のアドレスが入力)」との組合わせや、エラー種類「用紙ナシ」、「トナー残量僅少」とエラー報知先「FAX送信(番号入力欄31には例えば消耗品サプライヤー宛の番号が入力)」との組合わせ等も、エラー報知先DB11に登録することができる。これにより、紙ジャムが発生したときは、そのことが、自動的に電子メールでシステム管理者に報知される。また、トナー残量僅少が発生したときは、自動的にFAXで消耗品サプライヤーに報知される。なお、その後更に、例えば、エラー種類「紙ジャム」とエラー報知先「プリンタパネル表示」との組合わせをエラー報知先DB11に追加登録することもできる。そうすれば、紙ジャムが発生したときは、その事が、電子メールでシステム管理者に報知されるだけでなくプリンタパネルを通じてユーザに報知されるようにもなる。なお、登録できるエラー種類と報知先との組合わせの種類の数は、例えば4種類までというように限定するようにしても良い。
【0035】
図3は、GUI19上でエラー種類及び報知先が設定されるときにエラーリカバリ処理部15が行なう処理の流れを示す。
【0036】
GUI19上で、エラー種類及び報知先が設定されて(ステップS1)、その後、登録ボタン25が押されて(S2で「登録ボタン」)、OKボタン33が押されたときは(S3でY)、エラーリカバリ処理部15は、ステップS1で設定されたエラー種類とエラー報知先との対応関係をエラー報知先DB11に追加登録し(S4)、ステップS1に戻る(つまり、エラー種類及び報知先を設定可能な状態にする)。
【0037】
ステップS2で、削除ボタン27が押されて(S2で「削除ボタン」)、OKボタン33が押されたときは(S5でY)、ステップS1で設定されたエラー種類とエラー報知先との対応関係をエラー報知先DB11から削除して、ステップS1に戻る。
【0038】
この後、エラーリカバリ処理部15は、エラーが発生したときは、発生したエラーの種類を識別し、識別したエラー種類に対応したエラーリカバリに関する情報をエラーリカバリ方法DB13から取得する。取得した情報をディスプレイ3に表示する場合には、次のタイプのGUIで、ディスプレイ3にエラーリカバリのための情報を表示する。
【0039】
図4は、例えば「トナー残量ゼロ(又は僅少)」というエラーが発生したときにディスプレイ3に表示されるGUIの例を示す。
【0040】
このGUI37には、発生したエラーの種類、リカバリ方法、リカバリのために準備するもの、及びリカバリ手順(リカバリまでの全処理ステップ)の情報が含まれる。すなわち、「トナー残量ゼロ(又は僅少)」というエラーの場合には、エラー種類として「トナーがなくなりました」、リカバリ方法として「新しいトナーカートリッジと交換して下さい」、リカバリのために準備するものとして「新しいトナーカートリッジ」、リカバリ手順としてトナーカートリッジ交換手順が表示される。リカバリまでの処理手順が全て表示されることで、ユーザは、リカバリのためにどれだけの手間がかかりどれだけの処理を実行しなければならないのかを一目で知ることができる。
【0041】
リカバリ手順が表示されるエリア38には、現在ユーザがどの処理を実行しているのかを示す指型カーソル39が表示される。この指型カーソル39は、ユーザのリカバリ処理の進行に応じて自動的に移動する。具体的に言えば、プリンタ6に、DM(ドラム)カバーの開閉、トナーカートリッジカバーの開閉、及びトナーカートリッジの装着の有無を検出するためのセンサーが設けられていて、指型カーソル39が例えば手順1「プリンタ本体向かって左側のDMカバーを左へ開く」を示しているときに、その手順にしたがってユーザがDMカバーを開いたら、上記センサでそれが検出され手順1が完了したと認識されて、指型カーソル39は自動的に次の手順2を示すように移動する。この後、ユーザが手順2「本体前面左側のトナーカートリッジカバーを手前に開く」に従ってトナーカートリッジカバーを開いたら、上記センサでそれが検出され手順2が完了したと認識され、手順1のときと同様に、指型カーソル39は手順2の場所から自動的に次の手順3を示すように移動する。この指型カーソル39により、ユーザは、自分が今どの処理を実行しているのかを理解しながらリカバリ処理を実行することができる。
【0042】
なお、このGUI37には、図に示すように、特定の空きスペース40に、エラー頻出度を示すレポート41を表示させることができる。レポート41には、発生したエラーの頻出度と、今後なるべくそのエラーが発生しないようにするための対策等を示すコメント等がある。
【0043】
エラーが発生したときにディスプレイ3に表示されるGUIには、以下のような別のタイプもある。
【0044】
図5は、例えば「用紙なし」というエラーが発生したときにディスプレイ3に表示されるGUIの例を示す。
【0045】
GUI43には、発生したエラーの種類「用紙がありません」と、エラーの発生原因、例えば「用紙がありません」を報告した理由が含まれる。「用紙がありません」を報告した理由には、「用紙なし」というエラーが検出されるまでの過程(つまり「用紙なし」と判断した過程(理由))が表示される。この表示により、ユーザは、「用紙なし」というエラーをリカバリするための処置を判断することができる。すなわち、この表示によれば、印刷ジョブで指定された用紙サイズを「フリーサイズ」にするか、或いは、印刷ジョブで指定された用紙サイズと給紙装置内の用紙サイズとを一致するようにすることで、「用紙なし」をリカバリできることが判断できる。
【0046】
なお、エラーリカバリ処理部15は、「用紙なし」というエラーが発生した場合でも、GUI表示部17を通じて図5に示したタイプのGUIを表示することもできるし、「トナー残量ゼロ(又は僅少)」というエラーが発生した場合でも、図6に示したタイプのGUIを表示することもできる(つまり、発生したエラーの種類に関わらず、両方のタイプのGUIを表示することができる)。
【0047】
プリンタ6で発生するエラーの種類には、何も印刷されない、印刷が薄い、印刷が汚い等のように、プリンタドライバ7のエラー検出部9が検出することができないものがある。このようなエラーが発生した場合は、ユーザが、発生したエラーの種類を次のGUIを通じてエラーリカバリ処理部15に通知する。
【0048】
図6は、発生したエラーの種類をユーザが入力するためのGUIの例を示す。
【0049】
この図に示すGUI45には、プリンタドライバ7のエラー検出部9が検出することができないもの、換言すれば、ユーザが検出することになるエラーの種類、例えば、「プリンタの電源が入らない」、「(プリンタ6の)操作パネルのスイッチが機能しない」、「データを送っても印刷が始まらない」等を入力するためのボタン46a〜46jが含まれている。ユーザは、検出したエラー種類に該当するボタン46a〜46jを押せば、その種類のエラーが発生したことをエラーリカバリ処理部15に通知でき、エラーリカバリ処理部15によって、そのエラーをリカバリするための情報を表示させることがえできる。例えば、ユーザは、「印刷が薄い」というエラーを検出したときは、ボタン46fを押す。それにより、エラーリカバリ処理部15は、「印刷が薄い」というエラーが発生したことを認識する。エラーリカバリ処理部15は、そのエラーの発生原因を調査し、調査結果に応じた情報をエラーリカバリ方法DB13から取得して、その情報をGUI表示部17を通じてディスプレイ3に表示する。
【0050】
図7は、「印刷が薄い」ボタン46fが押されたときに表示されるGUIの例を示す。
【0051】
この図に示すGUI47には、ユーザに入力されたエラー種類「印刷が薄い」と、エラーリカバリ処理部15の調査結果であるエラー発生原因「トナーカートリッジ内のトナーが偏っています」と、リカバリ手順とが含まれている。
【0052】
「印刷が薄い」というエラーが発生する原因としては、トナーセーブがON状態になっている、用紙が湿気を含んでいる、印刷濃度の設定が正しくない、トナーカートリッジ内でトナーが偏っている、トナーカートリッジが劣化又は損傷している、トナー残量が僅少(又はゼロ)である、という複数のうちのいずれかである。
【0053】
エラーリカバリ処理部15は、「印刷が薄い」が入力されたら、印刷濃度やトナーセーブの設定、及びトナー残量等をチェックして、上述した複数の発生原因のうち印刷が薄くなった原因である可能性が最も高い発生原因を判断し、判断した発生原因と、その発生原因に対応したリカバリ手順とをGUI47で表示するようにする。リカバリ手順を表示するエリア49には、図5と同様に、リカバリまでの全処理ステップと、指型カーソル51を表示するようにし、ユーザがどの処理を実行しているのかを理解できるようにする。
【0054】
なお、エラーリカバリ処理部15は、エラー発生原因が複数考えられるエラーについては、上記チェック後に、その複数の発生原因に対して該当する可能性の高い順に優先順位をつけて、GUI47に、全てのエラー発生原因とその優先順位を表示するようにすることもできる。
【0055】
図8は、エラーが発生したときにエラーリカバリ処理部15が実行する処理の流れを示す。
【0056】
ユーザに検出されたエラーがコンピュータ1に入力されたとき、又はエラー検出部9が発生したエラーを検出したとき(ステップS9でY)、エラーリカバリ処理部15が、エラーリカバリ方法DB13から、発生したエラーの種類に関連するデータ(エラーリカバリ手順の情報等)を取得する(S10)。次に、エラー報知先DB11にアクセスして、発生したエラー種類に対応した報知先の登録があるか否かを確認する(S11)。その報知先の登録があれば(S11でY)、登録されている報知先に、エラー種類、発生原因、又はリカバリ手順等の情報を報知するようにする(S12)。報知先の登録が無ければ(S11でN)、GUI表示部17を通じてディスプレイ3に、エラー種類、発生原因、又はリカバリ方法等の情報を表示するようにする(S13)。
【0057】
以上、上述した実施形態によれば、ユーザは、エラーの種類別に報知先を設定することができる。これにより、エラーが発生したときは、そのことが、発生したエラーの種類に適切な報知先に報知されるので、ユーザにとって便利になる。
【0058】
また、本実施形態によれば、エラーリカバリまでの全処理ステップと、どのステップを実行しているかを示す指型カーソル38が表示される。これにより、ユーザは、リカバリするためにどれだけの手間がかかりどれだけの処理を行なわなければならないのかを一目で知ることができ、且つ、現在どのステップを実行しているのかを理解しながらリカバリのためのステップをすすめていくことができる。
【0059】
また、この実施形態によれば、エラー発生を報知するときは、そのエラーを検出するまでにいたった過程、別の言い方をすれば、そのエラーを報知した理由が表示される。この表示により、ユーザはどのように処理をすればエラーをリカバリできるのかを判断することができる。
【0060】
また、この実施形態によれば、エラーの発生原因が複数考えられるエラーが発生した場合には、エラーリカバリ処理部15が、自動的に複数の発生原因のうち該当する最も可能性の高い原因を調べてそれを表示するようにする。これにより、ユーザは、複数の発生原因を一つ一つ調べなくてもエラーの発生原因を突き止めることができるので、エラーを迅速にリカバリして印刷を続けることができるようになる。
【0061】
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、これは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこの実施例にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。すなわち、本発明に従うエラー報知方式は、あらゆるコンピュータシステムに適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るエラー関連情報報知方式を適用したコンピュータシステムの全体構成を示すブロック図。
【図2】ユーザがエラーの報知先を設定するときにディスプレイ3に表示されるGUIの一例を示す図。
【図3】GUI19上でエラー種類及び報知先が設定されるときにエラーリカバリ処理部15が行なう処理の流れを示す図。
【図4】「トナー残量ゼロ(又は僅少)」というエラーが発生したときにディスプレイ3に表示されるGUIの例。
【図5】「用紙なし」というエラーが発生したときにディスプレイ3に表示されるGUIの例。
【図6】発生したエラーの種類をユーザが入力するためのGUIの例。
【図7】図6において「印刷が薄い」が選択されたときに表示されるGUIの例。
【図8】エラーが発生したときにエラーリカバリ処理部15が実行する処理の流れを示す図。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ
3 ディスプレイ
5 入力装置
6 プリンタ
7 プリンタドライバ
9 エラー検出部
11 エラー報知先データベース
13 エラーリカバリ方法データベース
15 エラーリカバリ処理部
17 GUI表示部

Claims (5)

  1. コンピュータシステムにおいて発生したエラーを検出する検出手段を備えたエラーリカバリ方式において、
    前記検出手段が検出することができずユーザが検出することになる複数のエラー種類の中から前記ユーザに検出されたエラー種類を入力するためのGUIを表示する手段と、
    前記ユーザから前記GUIを介してエラー種類の入力を受けることにより、発生したエラーを認識する手段と、
    前記認識されたエラーの複数の発生原因を調査し、前記複数の発生原因の中から最も可能性の高い発生原因を判断する手段と、
    前記判断された発生原因に対応したリカバリ手順を複数のリカバリ手順情報中から選択する手段と、
    前記判断した発生原因と前記選択されたリカバリ手順とを報知する報知手段と
    を備えるエラーリカバリ方式。
  2. 前記報知したリカバリ手順のうちどの手順を実行すべきかをユーザに報知する手順報知手段と、
    前記報知した手順における処理が完了したことを検出する処理完了検出手段と
    を更に備え、前記報知された手順における処理が完了すると次の手順が報知される、
    請求項1記載のエラーリカバリ方式。
  3. 前記複数の発生原因に対して該当する可能性の高い順に優先順位をつける優先順位付与手段を更に備え、
    前記報知手段が、前記判断した発生原因と前記選択したリカバリ手順とを表示したGUIを表示し、そのGUI上に、前記複数の発生原因の全てと、前記優先順位付与手段によって付与された、各発生原因の優先順位とを表示する、
    請求項1記載のエラーリカバリ方式。
  4. コンピュータシステムにおいて発生したエラーを検出する検出手段を備えたエラーリカバリ方法において、
    コンピュータが、前記検出手段が検出することができずユーザが検出することになる複数のエラー種類の中から前記ユーザに検出されたエラー種類を入力するためのGUIを表示するステップと、
    コンピュータが、前記ユーザから前記GUIを介してエラー種類の入力を受けることにより、発生したエラーを認識するステップと、
    コンピュータが、前記認識されたエラーの複数の発生原因を調査し、前記複数の発生原因の中から最も可能性の高い発生原因を判断するステップと、
    コンピュータが、前記判断された発生原因に対応したリカバリ手順を複数のリカバリ手順情報中から選択するステップと、
    コンピュータが、前記判断した発生原因と前記選択されたリカバリ手順とを報知するステップと
    を有するエラーリカバリ方法。
  5. コンピュータシステムにおいて発生したエラーを検出する検出手段が検出することができずユーザが検出することになる複数のエラー種類の中から前記ユーザに検出されたエラー種類を入力するためのGUIを表示するステップと、
    前記ユーザから前記GUIを介してエラー種類の入力を受けることにより、発生したエラーを認識するステップと、
    前記認識されたエラーの複数の発生原因を調査し、前記複数の発生原因の中から最も可能性の高い発生原因を判断するステップと、
    前記判断された発生原因に対応したリカバリ手順を複数のリカバリ手順情報中から選択するステップと、
    前記判断した発生原因と前記選択されたリカバリ手順とを報知するステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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