JPH08137647A - 操作案内情報再生方法および操作案内情報再生装置並びにマルチメディア情報再生方法およびマルチメディア情報再生装置 - Google Patents

操作案内情報再生方法および操作案内情報再生装置並びにマルチメディア情報再生方法およびマルチメディア情報再生装置

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JPH08137647A
JPH08137647A JP27274394A JP27274394A JPH08137647A JP H08137647 A JPH08137647 A JP H08137647A JP 27274394 A JP27274394 A JP 27274394A JP 27274394 A JP27274394 A JP 27274394A JP H08137647 A JPH08137647 A JP H08137647A
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Application number
JP27274394A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Mayuzumi
達也 黛
Shinji Kurihara
信二 栗原
Shuichi Matsuda
修一 松田
Noriaki Negishi
紀明 根岸
Tadashi Yoshida
正 吉田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/44Arrangements for executing specific programs
    • G06F9/451Execution arrangements for user interfaces
    • G06F9/453Help systems

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、操作案内情報やマルチメディア情
報を再生する方法および装置に関し、操作者の手を煩わ
せることなく操作案内情報を自動的に利用できるように
して、操作効率の大幅な向上をはかることを目的とす
る。 【構成】 対象装置3において操作者による処置を施す
必要のある事象が発生した場合に当該事象に応じた操作
案内情報をデータベース4から読み出して操作案内情報
の再生を制御する再生制御部1と、操作案内情報を再生
し操作者に対して通知する再生部2Aとをそなえ、再生
部2Aは、対象装置3に接続されこの対象装置3を管理
しうる端末装置であり、この端末装置2Aにて、操作者
によって施される処置に従って変化する対象装置3の状
態に対して施すべき処置に関する操作案内情報が再生さ
れるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1〜図5) 作用(図1〜図5) 実施例 (a)第1実施例の説明(図6〜図19) (b)第2実施例の説明(図20,図21) (c)第3実施例の説明(図22〜図33) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、操作案内情報やマルチ
メディア情報を再生する方法および装置に関し、特に、
対象装置において操作者による処置を施す必要のある事
象が発生した場合にその発生事象に応じた操作案内情報
を再生する方法および装置、並びに、画像情報や音声情
報を含むマルチメディア情報(前記操作案内情報を含
む)を再生する方法および装置に関する。
【0003】
【従来の技術】一般に、コンピュータのバグでない物理
的な原因により本体装置または周辺機器に何らかの異常
(エラー,媒体補充要件等)が発生して操作者による復
旧作業を必要とする際や、異常の有無にかかわらず操作
者(ユーザ)が操作手引を必要とする際には、本体装置
の表示部上もしくは周辺機器の表示部上に操作案内画面
(ヘルプ画面)を表示している。
【0004】この操作案内画面には記号表示や文章によ
る説明が示され、操作者はその画面を参照しながら本体
装置または周辺機器に対する処置を行なっている。そし
て、操作者は、本体装置または周辺機器に対する処置の
進行に伴い、キーボードやマウス等の入力手段を操作す
ることにより、表示部上に表示される操作案内画面の表
示を進行させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、操作案内を記
号表示や文章による説明等で行なうと、操作者にとって
具体的な操作のやり方が分かりにくい。操作案内をより
分かりやすくするために、近年、画像表示および音声出
力を用いたマルチメディアにより、操作案内情報(ヘル
プ情報)を再生する方式が急速に普及しているが、プリ
ンタ等の個々の周辺機器には、詳細な操作案内情報を表
示できる機能が設けられていないことが多く、操作者は
具体的な操作のやり方を把握することができなかった。
【0006】また、上述した従来の操作案内情報再生手
法では、操作者が、本体装置または周辺機器に対する処
置の進行に伴って、次に行なうべき操作案内を参照する
際には、キーボードやマウス等を操作し何らかの指示を
一々入力する必要があり、極めて面倒であった。さら
に、装置のユーザが多数いるような場合、そのユーザの
習熟度に応じたヘルプ情報を提供することが望ましい。
上級レベルのユーザに、基本的な情報を延々と説明した
り、逆にその装置に対して何の知識も持っていない初級
レベルのユーザに、専門用語が多用されたヘルプ情報を
提供したりすることは、ユーザに非効率的な作業を強制
することになる。
【0007】そこで、従来、ユーザの習熟度に応じて難
易度,詳細度の異なるヘルプ情報の提供を実現する手段
としては、装置がユーザの習熟度を判断して記憶してお
くものや、ユーザが自らの習熟度を装置に入力するもの
や、オペレータカードなどの個人ID情報に基づきオペ
レータ別習熟度管理を行なうものなどがある。しかし、
ユーザの習熟度に応じて難易度,詳細度の異なるヘルプ
情報の提供すべく、装置がユーザ毎の習熟度を判断して
記憶する手段では、装置1台につき常に同じユーザが使
用するような装置にのみ適用できるだけで、もし他のユ
ーザがその装置のヘルプ機能を使おうとしても、ユーザ
のレベルに合わないヘルプ情報が勝手に再生されてしま
い、効率的なヘルプ機能の使用は望めない。
【0008】また、ユーザが自らの習熟度を装置に入力
する手段では、実際のヘルプ情報を見る前に、ユーザ自
身が初級者,中級者,上級者のうちどれに当てはまるか
を特定しなくてはならず、最初は自分が中級者だと思っ
てそのレベルのヘルプ情報を呼び出したがその内容が難
しすぎた場合には、もう一度レベル選択画面に戻って初
級者レベルのヘルプ情報を選択しなおす、などという事
態が発生する。
【0009】さらに、個人ID情報に基づきオペレータ
別習熟度管理を行なう手段では、オペレータの習熟度を
単純に記憶しているに過ぎず、あるユーザがかつては行
なえた操作を、その日たまたま忘れてしまった時、ある
いは、前に操作した時から随分と時間が経ってしまい、
操作方法を忘れてしまった場合などは、結局、ヘルプ情
報のレベルを選択しなおさねばならず、万全であるとは
言いがたい。
【0010】特に、エラーがそれほど頻繁に起き得ない
ような装置(例えば毎日定時に媒体補充を行なうことが
義務づけられているような銀行の現金入出金機等)の場
合、前回は操作出来たのに今回は操作出来ないというこ
とが起きやすいため、ユーザの習熟度を決め打ちしてヘ
ルプ情報を再生したのでは、ユーザに非効率的な作業を
強制することになってしまう。
【0011】従って、ユーザ自らが、難易度別に分けら
れたヘルプ情報の内容を確認しながら、その階層を一段
一段降りてゆくように、自分にあったレベルのヘルプ情
報を利用することができる仕組みが必要である。また、
なるべくユーザの手を煩わせることなく、復旧状態をメ
カセンサにより確認しながら、ヘルプ情報を自動的に利
用させることができる仕組みの開発がのぞまれている。
【0012】また、複数のエラー等の事象が同時に発生
した場合には、従来、各事象毎に操作案内を行なってい
るが、このように個別にエラー対処を行なわせることは
極めて非効率的である。最悪の場合、順序を考慮して処
理すれば省略できるような操作を、2回以上利用者に行
なわせるということも生じうる。このため、利用者の習
熟度に応じて、難易度,詳細度の異なるヘルプ情報の再
生を実現しつつ、複数のエラーが発生した場合には、無
駄な操作を省略して同一操作の繰り返しなどを行なうこ
とのない、最も効率的な順番でエラー対処を行なわせる
ような手法が必要となる。
【0013】ところで、上述のような操作案内等に利用
されるマルチメディアは、近年、特に普及し、マルチメ
ディア情報を提供するためのマルチメディアタイトルや
その再生装置が一般的に用いられるようになっている。
通常、マルチメディアの終端的使用者(エンドユーザ)
は、マルチメディアタイトル作成者によって予め意図さ
れたシナリオに沿ってしか、そのマルチメディア情報を
利用することができない。
【0014】しかし、情報の双方向性(インタラクティ
ビティ)がマルチメディアソフトウエアの普及を決定的
にする重要な要素であり、エンドユーザはただマルチメ
ディアタイトル作成者の意図したシナリオを見せられる
だけでなく、エンドユーザの要求に沿った再生形態で再
生したい情報のみを効率よく利用できるようにすること
が要求されている。また、マルチメディアタイトルは非
常に大きなメモリ容量を必要とするため、フロッピィデ
ィスクなどの携帯型小容量記憶媒体を利用することはで
きなかった。
【0015】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、操作案内情報を自動的に利用可能にして操作
効率の向上をはかり、操作者のレベルに応じた操作案内
を効率よく行なえ、また、操作案内を要する事象が複数
発生した場合に操作案内情報の再生を効率よく行なえ
る、操作案内情報再生方法および操作案内情報再生装置
を提供するほか、利用者がマルチメディアタイトルを容
易に作成・再生可能にして、必要な情報だけを効率的に
視聴できるようにした、マルチメディア情報再生方法お
よびマルチメディア情報再生装置を提供することを目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図で、この図1において、1Aは再生制御部で、こ
の再生制御部1Aは、対象装置3において操作者による
処置を施す必要のある事象が発生した場合に、当該事象
に応じた操作案内情報をデータベース4から読み出して
操作案内情報の再生を制御するものである。
【0017】また、2Aは再生部で、この再生部2A
は、再生制御部1Aにより制御されて、操作案内情報を
再生し操作者に対して通知するもので、本発明では、こ
の再生部2Aは、対象装置3に接続されこの対象装置3
を管理しうる端末装置であり、この端末装置2Aにて、
操作者によって施される処置に従って変化する対象装置
3の状態に対して施すべき処置に関する操作案内情報が
再生されるようになっている。(請求項1,10)。
【0018】図2は本発明の原理ブロック図で、この図
2において、1Aは再生制御部で、この再生制御部1A
は、対象装置3において操作者による処置を施す必要の
ある事象が発生した場合に、当該事象に応じた操作案内
情報をデータベース4から読み出して操作案内情報の再
生を制御するものである。また、2は再生部で、この再
生部2は、再生制御部1Aにより制御されて、操作案内
情報を再生し操作者に対して通知するものである。
【0019】そして、本発明の再生制御部1Aは、操作
者によって施される処置に従って変化する対象装置3の
状態を該対象装置3内のセンサ5による検知結果として
受け、対象装置3の状態に連動して、現在の対象装置3
の状態に対して施すべき処置に関する操作案内情報を再
生部2で逐次再生するように制御するものである(請求
項2,11)。
【0020】図3は本発明の原理ブロック図で、この図
3において、1Bは図1,図2にて前述した再生制御部
1Aと基本的には同様の機能を有する再生制御部、6は
再生部2により再生される操作案内情報の詳細度の変更
を指示するための入力部である。そして、本発明の再生
制御部1Bは、まず詳細度の最も低い内容の操作案内情
報を再生部2で再生し、入力部6から操作者によって詳
細度の変更を指示・要求される都度、徐々に詳細度の高
い内容の操作案内情報を再生部2で順次再生するように
制御するものである(請求項3,12)。
【0021】図4は本発明の原理ブロック図で、この図
4において、1Cはやはり図1,図2にて前述した再生
制御部1Aと基本的には同様の機能を有する再生制御部
である。なお、データベース4に、操作者が対象装置3
に対して施しうる処置の最小単位毎にパーツ化した処置
情報パーツの状態で操作案内情報が予め格納されてい
る。
【0022】また、7は対象装置3で発生した事象に応
じた複数の処置情報パーツをデータベース4から検索す
る検索部、8は検索部7により検索された複数の処置情
報パーツの再生順序を同一の処置情報パーツが重複しな
いように当該事象に応じて決定する順序決定部である。
そして、本発明の再生制御部1Cは、順序決定部8によ
り決定された再生順序に従って、データベース4からの
複数の処置情報パーツを再生部2で順次再生するように
制御するものである(請求項4,13)。
【0023】なお、再生部2として、操作案内情報を画
像として再生表示する表示部をそなえ、操作案内情報と
して、操作者の視点から対象装置3を見た状態で実際の
操作手順を映像化した画像を表示部上に再生表示するよ
うに構成してもよい(請求項5,14)。このとき、前
記画像とともに実際の操作手順を説明する文字情報を操
作案内情報として表示部上に再生表示してもよい(請求
項6,15)。
【0024】また、再生部2として、操作案内情報を音
声として再生出力する音声出力部をそなえ、前記画像を
表示部上に再生表示すると同時に、実際の操作手順を説
明する音声情報を音声出力部により再生出力してもよい
(請求項7,16)。さらに、操作案内情報の再生を、
対象装置3に接続されこの対象装置3を管理しうる端末
装置で行なってもよいし(請求項8)、データベース4
を上位装置側にそなえ他装置と共用するように構成して
もよい(請求項9,17)。
【0025】図5は本発明の原理ブロック図で、この図
5において、11,12はそれぞれ画像情報および音声
情報を含むマルチメディア情報を再生するための画像情
報再生用の表示部および音声情報再生用の音声出力部で
ある。そして、13はデータベース、14は入力部、1
5はシーケンスデータ作成手段、16はシーケンスデー
タ再生手段である。
【0026】ここで、データベース13は、マルチメデ
ィア情報を、情報内容に応じた単位毎にパーツ化したマ
ルチメディアデータパーツの状態で予め格納するもので
あり、入力部14は、データベース13内のマルチメデ
ィアデータパーツを再生するために必要な指示を入力す
るものである。また、シーケンスデータ作成手段15
は、入力部14からの指示に応じてデータベース13内
の任意の複数のマルチメディアデータパーツの再生順序
を決定すべく、各マルチメディアパーツを指定するキー
データからなるシーケンスデータを作成するものであ
る。
【0027】さらに、シーケンスデータ再生手段16
は、入力部14から再生開始の指示を受けると、シーケ
ンスデータ作成手段15により作成されたシーケンスデ
ータに従って、複数のマルチメディアデータパーツをデ
ータベース13から読み出し、複数のマルチメディアデ
ータパーツを表示部11および音声出力部12で順次再
生させるものである(請求項18,21)。
【0028】なお、シーケンスデータ作成手段15が、
表示部11および音声出力部12によりシーケンスデー
タ作成に必要な情報の再生を行ない、当該情報を参照し
た利用者による入力部14からの指示入力を受けて、シ
ーケンスデータを作成するように構成してもよい(請求
項19,22)。また、マルチメディアデータパーツ
を、各マルチメディアデータパーツ固有のキーデータ
と、1シーン分の映像データおよび1シーン分の音声デ
ータと、これらの映像データおよび音声データのための
制御データとから構成することもできる(請求項20,
23)。
【0029】
【作用】図1にて上述した本発明の操作案内情報再生方
法および装置では、操作者により施される処置に従って
対象装置3の状態に対して施すべき処置に関する操作案
内情報が、端末装置(再生部)2Aの表示部に再生され
る。従って、個々の対象装置3の操作案内を端末装置2
Aの表示部にて詳細に把握することができる(請求項
1,10)。
【0030】図2にて上述した本発明の操作案内情報再
生方法および装置では、操作者により施される処置に従
って変化する対象装置3の状態がセンサ5にて検知さ
れ、再生制御部1Aにより、センサ5による検知結果に
基づき、対象装置3の状態に連動して、現在の対象装置
3の状態に対して施すべき処置に関する操作案内情報
が、逐次、再生部2で自動的に再生される。従って、次
の操作案内を参照するために、操作者が一々指示を行な
う必要がなくなり、操作者の手を煩わせることなく操作
案内情報を自動的に利用することができる(請求項2,
11)。
【0031】図2にて上述した本発明の操作案内情報再
生方法および装置では、再生制御部1Bにより、まず詳
細度の最も低い内容の操作案内情報が再生部2で再生さ
れ、入力部6から操作者によって詳細度の変更を指示・
要求されると、その都度、徐々に詳細度の高い内容の操
作案内情報が再生部2で順次再生される。従って、操作
者自らが、詳細度に応じた操作案内情報の内容を確認し
ながら、詳細度の階層を一段一段降りてゆくように、自
分にあったレベルの操作案内情報を利用することができ
る(請求項3,12)。
【0032】図4にて上述した本発明の操作案内情報再
生方法および装置では、検索部7により、対象装置3で
発生した事象に応じた複数の処置情報パーツがデータベ
ース4から検索され、再生順序決定部8により、検索部
7にて検索された複数の処置情報パーツの再生順序が、
同一の処置情報パーツを重複させないように当該事象に
応じて決定される。
【0033】この後、再生制御部1Cにより、順序決定
部8にて決定された再生順序に従って、データベース4
からの複数の処置情報パーツが再生部2で順次再生され
る。従って、対象装置3で複数の事象が同時に発生した
場合、これらの事象に応じた操作案内情報を1回の再生
で操作者に通知でき、同一操作を繰り返し行なことがな
く、無駄な操作を省略することができる(請求項4,1
3)。
【0034】なお、操作者の視点から対象装置3を見た
状態で実際の操作手順を映像化した画像を表示部上に再
生表示することにより、操作者は、その操作手順を視覚
的に把握することができる(請求項5,14)。このと
き、実際の操作手順を説明する文字情報を表示部上に再
生表示したり(請求項6,15)、実際の操作手順を説
明する音声情報を再生出力したりすることで(請求項
7,16)、マルチメディア機能を有効に用いることが
できる。
【0035】また、本発明の操作案内情報再生装置とし
ての機能は、対象装置3を管理する端末装置において実
現することができるほか(請求項8)、データベース4
を上位装置側にそなえ他装置と共用することで、そのデ
ータベース4(システム資源)を有効に利用することも
できる(請求項9,17)。図5にて上述した本発明の
マルチメディア情報再生方法および装置では、シーケン
スデータ作成手段15により、入力部14からの指示に
応じマルチメディアパーツを指定するキーデータからな
るシーケンスデータが作成され、データベース13内の
任意の複数のマルチメディアデータパーツの再生順序が
決定される。
【0036】そして、入力部14から再生開始の指示を
受けると、シーケンスデータ再生手段16により、シー
ケンスデータ作成手段15にて作成されたシーケンスデ
ータに従って、複数のマルチメディアデータパーツがデ
ータベース13から読み出され、複数のマルチメディア
データパーツが表示部11および音声出力部12で順次
再生される。
【0037】従って、予め作成されたマルチメディアデ
ータパーツを利用者が任意に選択すると、各パーツの再
生順序(シーケンスデータ)に従って、選択された各パ
ーツが自動的に再生されるので、利用者の要求に沿った
再生形態で再生したい情報のみからなるマルチメディア
タイトルを容易に作成し再生することができる(請求項
18,21)なお、シーケンスデータ作成手段15によ
り、表示部11および音声出力部12にてシーケンスデ
ータ作成に必要な情報の再生を行ない、利用者が、当該
情報を参照して入力部14から指示入力を行なって、対
話形式でシーケンスデータの作成を進めることで、作成
方法を知らない利用者でもマルチメディアタイトルを容
易に作成することができる(請求項19,22)。
【0038】また、マルチメディアデータパーツを、キ
ーデータのほか、1シーン分の映像データおよび音声デ
ータと、これらのデータのための制御データとから構成
することにより、1つのシーン毎に1つのパーツを選択
してマルチメディアタイトルを構成することができる。
また、制御データにより、映像データおよび音声データ
の再生時に特殊効果を施すこともできる(請求項20,
23)。
【0039】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。 (A)第1実施例の説明 図6は本発明の第1実施例としての操作案内情報再生装
置の構成を示すブロック図であり、この図6において、
20は図7にて後述する機構を有する紙幣入出金機(業
務装置,周辺機器,対象装置)で、本実施例の装置は、
この紙幣入出金機20においてエラーおよび媒体補充要
件等のように操作者による処置を施す必要のある事象
(以下、一括してエラーと総称する)が発生した場合
に、そのエラーの種類を感知して現在発生しているエラ
ーの復旧操作手順を自動的に再生表示するためのもので
ある。
【0040】ここで、紙幣入出金機20は、銀行等の金
融機関の窓口業務で用いられ、取引窓口の操作者が顧客
との取引で授受を行なった紙幣の入出金を行なうための
ものである。従って、通常、紙幣入出金機20は、顧客
との取引窓口の操作者近傍に配置されるとともに、操作
者が入力操作を行なう端末装置に接続されこの端末装置
を介して動作状態を管理されるようになっている。以下
に説明する本実施例の操作案内情報再生装置の機能は、
例えば上述した端末装置にそなえられるものである。
【0041】なお、紙幣入出金機20は、例えば図7に
示すように構成されている。この図7において、21は
紙幣を投入される入金口、22は入金口21から投入さ
れた紙幣を鑑別する入金鑑別部、23は紙幣の表裏を反
転する表裏反転部、24A〜24Cは入金された紙幣を
一時的にプールする一時保留部、25は不適正な紙幣を
通常の搬送路から分岐させて排出するためのリジェクト
分離搬送路、26はリジェクト分離搬送路25により分
岐された不適正な紙幣を排出するリジェクト口である。
【0042】27は紙幣を格納・保持する紙幣カセッ
ト、28,29はそれぞれ紙幣を格納・保持する第1ス
タッカおよび第2スタッカ、30は紙幣カセット27や
スタッカ28,29からの紙幣を出金するための下部搬
送部、31は紙幣カセット27やスタッカ28,29か
ら出金された紙幣を識別する出金識別部、32は出金紙
幣が排出される出金口、33は不適正な出金紙幣を取り
込むリジェクトボックスである。
【0043】そして、紙幣入出金機20内で紙幣を搬送
するために、図7に示すように、紙幣搬送路に沿って多
数のローラ(符号は付さない)が設けられ、これらのロ
ーラは駆動モータ35により回転駆動されるようになっ
ている。また、駆動モータ35は、電源ユニット34か
らの電力供給を受けて作動するものである。このような
機構(図6のメカ20A)においては、搬送路上での紙
幣の詰まりや、紙幣カセット27,スタッカ28,29
における紙幣量や、リジェクトボックス33内の紙幣の
有無等を検知するための光学式のセンサ20Bが、メカ
20A内の各箇所に配置されている。このほか、図7に
は図示しないが、紙幣入出金機20前面の扉の開閉状態
や、紙幣入出金機20内のメカ格納室等の各種機構(以
下、メカという)などの紙幣入出金機20本体に対する
装着状態を検知する機械式のセンサ20C(図6参照)
が各箇所に配置されている。
【0044】さらに、紙幣入出金機20には、図6に示
すように、紙幣入出金機20内のメカ20Aの動作状態
を制御するメカ動作制御部20Dや、センサ20B,2
0Cを介してメカ20Aの状態(エラーの発生)を把握
・監視するセンサ制御部20Eがそなえられるほか、エ
ラー情報蓄積部20Gや紙幣入出金機制御部20Fがそ
なえられている。
【0045】エラー情報蓄積部20Gは、メカ20Aで
発生したエラー等についてのエラーコード(エラー情
報)を予め格納するものであり、紙幣入出金機制御部2
0Fは、センサ制御部20Eで収集された情報に基づい
てエラー情報蓄積部20Gを検索し該当するエラーコー
ドをマルチメディアヘルプ制御部47に通知するもので
ある。
【0046】次に、上述のような紙幣入出金機20につ
いての操作案内情報(ヘルプ情報)の再生を行なう本実
施例の装置の構成を、図6により説明する。図6におい
て、40は操作者が各種指示を入力するめの入力部で、
この入力部40は、キーボード40Aやマウス40Bを
有するほか、これらのキーボード40Aやマウス40B
からの入力状態を管理する入力制御部40Cをそなえて
いる。
【0047】41は入力部40(入力制御部40C)か
らの信号を受信して後述するマルチメディアヘルプ制御
部47やエラー情報登録制御部44へ転送するユーザイ
ンタフェース制御部、42は画像情報および音声情報を
含むマルチメディア情報を再生する再生部で、この再生
部42は、画像情報再生用のCRT(表示部)42Aお
よび音声情報再生用のスピーカ(音声出力部)42Bを
有するほか、これらのCRT42Aおよびスピーカ42
Bでの画像情報および音声情報の実際の再生状態を制御
するマルチメディア情報表示・出力制御部42Cをそな
えている。
【0048】43はマルチメディアデータベースで、本
実施例のマルチメディアデータベース43は、紙幣入出
金機20についての各種操作案内情報を、画像情報およ
び音声情報からなるマルチメディア情報として予め格納
している。ここで、操作案内情報は、紙幣入出金機20
において操作者による処置を施す必要のあるエラー(紙
幣詰まり,紙幣切れ等)が発生した場合のみならず、異
常の有無にかかわらず操作者が操作手引を必要とする場
合に後述するごとく再生されて、操作者に通知されるも
のである。
【0049】また、本実施例のマルチメディアデータベ
ース43には、その操作案内情報についてのマルチメデ
ィア情報が、表2や図11にて後述するごとく、操作者
が紙幣入出金機20に対して施しうる処置の最小単位毎
にパーツ化したマルチメディアヘルプデータパーツ(処
置情報パーツ;以下、単にパーツという)の状態で格納
されている。
【0050】さらに、各パーツには、操作案内情報とし
て、操作者の視点から紙幣入出金機20を見た状態で実
際の操作手順を映像化した画像情報や、実際の操作手順
を説明する文字情報(画像情報に含んでもよい)や、実
際の操作手順を説明する音声情報が含まれている。44
はエラー情報登録制御部、45はエラー情報蓄積部、4
6はマルチメディア情報検索制御部(検索部)、47は
マルチメディアヘルプ制御部(再生制御部,順序決定
部)、48はフラグ用メモリである。
【0051】ここで、エラー情報登録制御部44は、紙
幣入出金機20において発生するエラー毎にエラーコー
ドを登録する機能と、各エラーコード毎にそのエラーに
対処するためのヘルプ情報を構成するために必要なパー
ツに関する情報〔パーツを指定するパーツコード(キー
データ)〕を登録・編集する機能とを有している。つま
り、このエラー情報登録制御部44は、マルチメディア
ヘルプ制御部46と連携し、各種エラー毎にパーツコー
ドを登録・編集する機能と、登録・編集されたパーツコ
ードを操作順に並べ替える機能と、各エラーコードにそ
のパーツコードのシーケンスを割り当てる機能とを有し
ている。これらの手段によるエラー情報登録状況は、例
えば図8〜図10にて後述するごとくCRT42A上に
表示されて操作者に提供され、操作者は、その表示を参
照しながらキーボード40Aやマウス40Bを操作して
希望する情報を入力することにより、エラー情報を対話
形式で登録・編集できるようになっている。
【0052】そして、このエラー情報登録制御部44で
編集された情報は、エラーコード毎に、例えば表1に示
すようなテーブルとしてエラー情報蓄積部45に蓄積・
保持されるようになっている。なお、エラー情報蓄積部
45には、パーツを指定するためのパーツコードが登録
されるだけで、実際の画像情報や音声情報は登録されな
い。
【0053】マルチメディア情報検索制御部46は、後
述するごとく、マルチメディアヘルプ制御部47からの
指示およびエラー情報蓄積部45からの情報に従って、
マルチメディアデータベース43内のパーツを検索する
ものである。また、マルチメディアヘルプ制御部47
は、図14,図16〜図19により後述するフローチャ
ートに従って動作し、本発明として特徴的な機能を果た
すもので、このマルチメディアヘルプ制御部47は、メ
カ動作制御部20D,センサ制御部20E,エラー情報
登録制御部44およびマルチメディア情報検索制御部4
6と連携しながら、マルチメディアヘルプ情報を再生し
て表示・出力するように制御するものである。
【0054】より具体的に、マルチメディアヘルプ制御
部47は、紙幣入出金機20のメカ20Aでのエラー発
生をセンサ制御部20Eで検知しその旨の通知をセンサ
制御部20Eから受けると、エラー情報登録制御部44
にエラー情報蓄積部45を検索させて、今回発生したエ
ラーのエラーコードに応じたエラー情報(表1参照)を
取り出してから、そのエラー情報(パーツコードのシー
ケンス)に従ってマルチメディア情報検索制御部46に
マルチメディアデータベース43を検索させ、読み出さ
れたパーツ(マルチメディア情報)を、パーツコードの
シーケンス等に基づいて決定される再生順序で再生する
ように制御するものである。
【0055】このとき、各パーツのマルチメディア情報
を再生して表示・出力するタイミングは、センサ制御部
20Eとの連携によって決定され、メカ20Aの状態に
連動して各パーツのマルチメディア情報が再生されるよ
うになっている。なお、エラー情報の登録状況によって
は、メカ動作制御部20Dを通じてメカ20Aのリセッ
ト動作などを行なう。
【0056】ここで、本実施例のマルチメディアヘルプ
制御部47の機能を詳細に説明すると、マルチメディア
ヘルプ制御部47は、主として下記の3つの機能を果た
している。まず、第1の機能として、マルチメディアヘ
ルプ制御部47は、操作者によって施される処置に従っ
て変化するメカ20Aの状態を、センサ20B,20C
およびセンサ制御部20Eを介して受け、前述した通
り、そのメカ20Aの状態に連動して、現在のメカ20
Aの状態に対して施すべき処置に関するヘルプ情報を再
生部42で逐次再生するように制御する。
【0057】第2の機能として、マルチメディアヘルプ
制御部47は、図15〜図19にて後述するごとく、ま
ず詳細度の最も低い内容の操作案内情報(上級者向けヘ
ルプ情報)を再生部42で再生し、入力部40から操作
者によって詳細度の変更を指示・要求される都度、徐々
に詳細度の高い内容の操作案内情報(中級者向けヘルプ
情報,初級者向けヘルプ情報)を再生部42で順次再生
するように制御する。
【0058】第3の機能として、マルチメディアヘルプ
制御部47は、メカ20Aにおいて同時に複数のエラー
が発生した場合に、エラー情報登録制御部44によりエ
ラー情報蓄積部45から検索された全エラーに対応する
全てのパーツコードをソートし、同じパーツコードが存
在する場合にはその一つのパーツコードだけをヘルプ情
報の再生順序(シーケンス)に加え、パーツの再生順序
を同一のパーツが重複しないように決定する。そして、
マルチメディアヘルプ制御部47は、決定された再生順
序に従って、マルチメディア情報検索制御部46により
データベース43を検索して得られたパーツを、再生部
42で順次再生するように制御する。
【0059】なお、フラグ用メモリ48は、マルチメデ
ィアヘルプ制御部47による制御動作時に設定される各
種フラグを記憶するためのもので、具体的には図16〜
図19にて後述するごとく、メカ20Aに対する処置を
終了し既に表示再生処理を終了したパーツであることを
明確にするためのパーツフラグなどが、このメモリ48
に設定保持されるようになっている。
【0060】上述のごとく構成された本実施例の操作案
内情報再生装置の動作を、以下、図8〜図19を参照し
ながら説明する。まず、前述したマルチメディアヘルプ
制御部47の第3の機能(同時に複数のエラーが発生し
た場合でも、同一の作業を重複させることなくパーツを
組み合わせて最も効率的な順序で操作案内を行なえるよ
うにした機能)について、その具体的な実現手段の例を
以下に説明する。
【0061】なお、下記項目(a1)〜(a4)のうち
項目(a1)〜(a3)における画面表示状態では、ユ
ーザ(操作者)からの要求(入力部40からの指示入
力)に従って、マルチメディアヘルプ制御部47とエラ
ー情報登録制御部44とが連携動作し、エラー情報登録
結果がエラー情報登録制御部44を通じてエラー情報蓄
積部45に蓄積される。
【0062】(a1)まず、ユーザ(操作者)が自らの
手で復旧させ得る全てのエラー事象を、エラー種別毎に
登録する。この際、各エラー種別には、固有のエラーコ
ードを付加する。エラーコード設定画面のCRT42A
上での表示例を図8に示す。この図8に示す画面では、
網掛け部分で示すように、例えば、エラー種別「メカγ
現金ジャム」(メカ20Aを構成するメカγ部で発生し
た現金ジャム)に固有のエラーコード「00003」を
設定した場合が表示されている。なお、現段階では、そ
のエラー種別についてはパーツ構成は未だ登録しない。
【0063】(a2)各エラーコードに対応するエラー
対処操作の流れを、時間軸的に区切ることのできる最小
の単位に区分してパーツ化して登録する。その際、その
パーツの終了条件となるセンサの種類と状態も同時に登
録する。このときのパーツ設定画面のCRT42A上で
の表示例を図9に示す。この図9に示す画面では、パー
ツAの内容「扉Aオープン」が表示されるとともに、そ
のパーツの再生を終了するための条件の設定状態(ここ
では扉Aセンサが開状態になること)が表示されてい
る。また、図9に示すパーツ設定画面には、各パーツに
ついての内容確認・編集等を行なうべく、「新規登
録」,「変更」,「削除」,「内容検索」,「センサ検
索」の領域が表示され、各領域をマウスポインタでクリ
ック操作することで、各種操作を行なえるようになって
いる。
【0064】(a3)図9に示すパーツ設定画面上で登
録した各パーツに対して、どの順番で実施したら最も効
率よく、且つ、無駄なくエラー対処できるかを検討し、
理想的な実施順を決定する。決定された実施順を、パー
ツ操作順設定画面にて登録する。パーツ操作順設定画面
のCRT42A上での表示例を図10に示す。この図1
0に示す画面では、各パーツを操作順に並べ替える度
に、自動的にパーツ番号が付加・変更される。
【0065】(a4)図10に示すパーツ操作順設定画
面上で操作順つまりパーツ再生順序の設定を終了する
と、自動的に図8に示すようなエラーコード設定画面に
切り替わる。その表示状態では、各エラーコードに対応
するパーツ構成を入力する。パーツ構成の入力は、パー
ツの一覧を見ることができる「パーツ選択」のリストボ
ックス(ウインドウ表示)から選択することで行なう。
異なるエラーコード間で共通の操作がある場合、パーツ
が共用されることも当然あり得る。
【0066】なお、上述したエラーコードの登録につい
ては、行員等の操作者が行なうことなく、予めインスト
ールしておくことにより、操作者の登録の手間を省くこ
とも可能である。以上の(a1)〜(a4)の手順を踏
んで、ある一つのエラー事象にエラーコードを付加する
までの具体例を以下に説明する。
【0067】ここで、エラー事象を「メカαに現金ジャ
ム発生」(つまりメカ20Aを構成するメカα部で発生
した現金ジャム)とする。 エラーコード:00001 エラー種別 :「メカα現金ジャム」 パーツ種別 :「扉Aオープン」:装置の前面にある
扉Aを開ける 「メカ格納室Bオープン」:メカ格納室Bを本体から
引出す 「メカαからジャム除去」:メカ格納室Bの上面にあ
るメカαから現金ジャムを取り除く 「メカ格納室Bクローズ」:メカ格納室Bを本体に押
し込んでセットする 「扉Aクローズ」:扉Aを閉める 各パーツの終了条件:扉Aセンサ:開 メカ格納室Bセンサ:開 メカαセンサ :正常 メカ格納室Bセンサ:閉 扉Aセンサ:閉 ここでは例として、全部で7つのエラー事象があると仮
定し、以下のように分類するものとする。表1に、各エ
ラーコードに対応する優先度a〜cとエラー種別とエラ
ー復旧に必要なパーツ及びシーケンスとを示し、表2に
エラーコード00001および00002に使用されて
いる各パーツコードの操作内容詳細を示し、図11に各
パーツコードA〜Xの関係の一例を示す。
【0068】
【表1】
【0069】
【表2】
【0070】以上の手順で決定したパーツ毎に、マルチ
メディアヘルプ情報が作成される。このマルチメディア
ヘルプ情報を順番に再生し、画像情報をCRT42A上
に表示するととともに音声情報をスピーカ42Bから出
力することによって、操作案内情報が操作者に通知さ
れ、紙幣入出金機20のメカ20Aで発生したエラーを
復旧させることができる。
【0071】図11において、エラーコード00001
および00002に使用されているパーツコードは、
A,B,E,Iが共通であり、異なるのはC,Dだけと
なっている。従って、この2つのエラーが同時に発生し
た場合は、パーツコードA,Bの操作を行なった後に
C,Dの操作を一度に行ない、その後、E,Iの操作を
行なうようにすることが望ましい。このようにすれば、
共通の操作であるA,B,E,Iの操作を繰り返さなく
てもよいため、より効果的な作業を行なうことができ
る。このような考え方で、全てのエラーコードに対して
パーツコードの優先順位が決定される。
【0072】マルチメディアヘルプ情報の画像や音声等
のデータはCD−ROM,ハードディスク等の大容量記
憶装置(データベース43)に格納されている。エラー
コードに対応するマルチメディアヘルプデータの全パー
ツコードは、エラー情報蓄積部45において、例えば図
12に示すようなヘルプデータパーツテーブルに記憶さ
れている。なお、各ヘルプデータパーツテーブルは可変
長であり、その先頭には、エラー情報登録制御部44が
各テーブルの位置を検索する際のキーとなるTOD(To
p Of Data)が付されている。また、各ヘルプデータパー
ツが存在するアドレスは、エラー情報蓄積部45におい
て、例えば図13に示すようなアドレス変換テーブルに
記憶されている。
【0073】ところで、前述したエラーコード0000
1と00002のエラーが同時に発生した場合、マルチ
メディアヘルプ制御部47からエラー情報登録制御部4
4を介して両エラーコードのデータパーツテーブルがエ
ラー情報蓄積部45内で検索され、マルチメディアヘル
プ制御部47において必要なパーツコードがチェックさ
れる。
【0074】そして、マルチメディアヘルプ制御部47
において両エラーコード全てのパーツコードをソート
し、同じパーツコードが複数ある場合には一つだけをヘ
ルプ情報構成要素に入れる。ここでは、両エラー間で共
通のパーツコードであるA,B,E,Iがそれにあた
る。従って、ソート後のパーツコードシーケンスは、
「A→B→C→D→E→I」となる。
【0075】マルチメディアヘルプ制御部47は、エラ
ー情報蓄積部45のアドレス変換テーブル内の各パーツ
コードのアドレスを参照しながら、その再生順序の通り
に、マルチメディア情報検索制御部46を通じてマルチ
メディアデータベース43からパーツを検索してその再
生制御を行なう。これにより、マルチメディアによるエ
ラー復旧操作案内が再生され表示・出力されるので、操
作者は、その操作案内に従って紙幣入出金機20のメカ
20Aに対する処置を行なうことにより、最も効率的に
エラー対処を行なうことが可能になる。
【0076】次に、本実施例の装置によるヘルプ情報再
生処理の全体的な流れを図14(ステップS1〜S8)
により説明する。通常、銀行窓口で用いられる紙幣入出
金機20等の業務装置では、そのディスプレイ、もしく
は、その業務装置を接続された端末装置のディスプレイ
(本実施例のCRT42A)には業務画面が表示されて
いる。
【0077】前述した通り、紙幣入出金機20には光学
式あるいは機械式の多数のセンサ20B,20Cがそな
えられており、これらのセンサ20B,20Cからの検
知信号に基づいてセンサ制御部20Eにより紙幣入出金
機20のメカ20Aにエラーが発生したことを検知する
と(ステップS1でYES判定)、まず、紙幣入出金機
20の機械動作を強制的に停止する(ステップS2)。
【0078】この後、エラーの発生箇所,エラーコー
ド,紙幣入出金機20のメカ20Aの状態などのエラー
情報がセンサ制御部20Eを通じて収集され、収集した
情報を紙幣入出金機制御部20Fに通知すると、紙幣入
出金機制御部20Fは、収集した情報に基づいてエラー
情報蓄積部20Gを検索し、該当するエラーコードをマ
ルチメディアヘルプ制御部47に通知する(ステップS
3)。このとき、複数のエラーが同時に発生している場
合には、その複数のエラーについての情報が収集され、
複数のエラーコードが検索・通知される。マルチメディ
アヘルプ制御部47は、通知されたエラーコードに基づ
いて、エラー情報登録制御部44を介してエラー情報蓄
積部45内の各エラーコードのデータパーツテーブルを
検索し、必要なパーツコードを検索・収集する(ステッ
プS4)。
【0079】そして、マルチメディアヘルプ制御部47
は、収集された全てのパーツコードをソートし(ステッ
プS5)、複数含まれる同一のパーツコードを1つに統
合してパーツコードシーケンス(パーツ再生順序)を作
成する(ステップS6)。さらに、マルチメディアヘル
プ制御部47は、1つに統合されたパーツコードシーケ
ンスに基づいて、必要なヘルプデータパーツが格納され
ているデータベース43上のアドレスを、エラー情報蓄
積部45内のアドレス変換テーブルから割り出し、該当
するヘルプデータパーツをマルチメディア情報検索制御
部46によりデータベース43から検索して、ヘルプ情
報についての画像情報をCRT42A上に再生表示する
とともに、ヘルプ情報についての音声情報をスピーカ4
2Bから再生出力する(ステップS7,S8)。
【0080】さて、次に、図15と図16〜図19に示
すフローチャート(ステップS11〜S50)とに従っ
て、前述したマルチメディアヘルプ制御部47の第1の
機能(メカ20Aの状態に連動してヘルプ情報の再生を
行なう機能)および第2の機能(操作者のレベルに応じ
たヘルプ情報を容易に再生できるようにした機能)を実
現するための処理手順について説明する。
【0081】なお、図16〜図19は、表1におけるエ
ラーコード00001と00002のエラーが同時に発
生した場合にマルチメディアヘルプ制御部47により実
行される制御処理手順を示すもので、特に、図15は、
操作者のレベルに応じた階層的な画面表示例を実際の処
理の流れに沿って具体的に図示したものである。まず、
紙幣入出金機20のメカ20Aでエラーが発生すると、
フラグ用メモリ48におけるパーツフラグがクリアされ
てから(図16のステップS11)、CRT42A上で
は、図15に示すように、業務画面A0から、まずヘル
プ画面Aが表示される(ステップS12)。この画面A
には、エラー発生箇所,エラーコード,詳細情報が表示
されている。ここでは、マルチメディアヘルプタイトル
は使用しない。
【0082】紙幣入出金機20のエラー対処に慣れた上
級レベルの操作者であれば、このヘルプ画面Aを見ただ
けで適切なエラー対処を行ない、紙幣入出金機20を復
旧させることができる。復旧を完了すると、メカ20A
内のセンサ20B,20Cにより復旧が検知され(図1
6のステップS13でYES判定)、「復旧した」等の
表示を画面上で行なってから(図19のステップS4
9)、CRT42A上の表示は自動的に業務画面A0に
復帰する(ステップS50)。
【0083】このヘルプ画面Aだけではエラー対処を行
なえない場合には、マウス40BによりCRT42A上
の「詳細説明」表示をクリックするか、キーボード40
A上の詳細説明ボタンを押下する(図16のステップS
14でYES判定)。この操作に応じて、メモリ48に
おけるパーツフラグをチェックし(ステップS15)、
フラグを設定されているパーツについての画面について
はグレー表示等の特殊表示処理を施して(ステップS1
6)、ヘルプ画面Bを表示する(ステップS17)。
【0084】なお、ステップS15,S16の処理の意
義については、追って説明する。また、本実施例では、
エラー発生に伴ってヘルプ画面Aが表示されると同時に
タイマを作動させ、障害の復旧および「詳細説明」の要
求も行なわれない状態(ステップS13,S14でいず
れもNO判定)が所定時間以上継続したことがタイマに
より検知されると、自動的にステップS15,S16の
処理を行なってから、ステップS17によるヘルプ画面
Bの表示を行なう。
【0085】ヘルプ画面Bでは、図15に示すように、
現在発生しているエラーを復旧させるための一連の作業
の流れを示す図(画像)およびテキスト(文字情報)
が、その作業単位(パーツ)毎に小さな複数の画面B1
〜B6に格子状に区切られ、左上から右下へ向かって操
作順に表示されている。表示の順序は、最も効率的にエ
ラー対処が行なえるように、前述のごとく予め決定され
たパーツコードシーケンスに従っている。
【0086】このとき、各画面B1〜B6は、マルチメ
ディアヘルプタイトルを構成する各パーツの先頭画面と
同じものになっている。紙幣入出金機20のエラー対処
にある程度慣れた中級レベルの操作者であれば、このヘ
ルプ画面Bを見ただけで適切なエラー対処を行ない、紙
幣入出金機20を復旧させることができる。復旧を完了
すると、メカ20A内のセンサ20B,20Cにより復
旧が検知され(ステップS18でYES判定)、「復旧
した」等の表示を画面上で行なってから(図19のステ
ップS49)、CRT42A上の表示は自動的に業務画
面A0に復帰する(ステップS50)。
【0087】ヘルプ画面Bを参照してもエラー対処を行
なえない場合には、ヘルプ画面Bの小画面B1〜B6の
うち、操作方法の分からない操作の表示画面を、マウス
40BによりCRT42A上でクリックして選択する
(図16のステップS19)。この操作により、マルチ
メディアヘルプ情報の各パーツが再生される。なお、こ
こでも、ヘルプ画面Bが表示されると同時にタイマを作
動させ、障害の復旧および小画面B1〜B6の選択も行
なわれない状態(ステップS18,S19でいずれもN
O判定)が所定時間以上継続すると、図17のステップ
S20によるヘルプ画面の表示処理へ移行する。
【0088】図15に示すように、パーツA(ヘルプ画
面B1)がクリックされた場合、もしくは、タイマによ
りヘルプ画面B表示後所定時間が経過したことが検知さ
れた場合には、図17のステップS20に移行し、より
詳細なヘルプ画面C1−1〜C1−nが順次表示され
る。同様に、パーツB,C,D,E,I(ヘルプ画面B
2〜B6)がクリックされた場合には、それぞれ、図1
7のステップS24,図18のステップS28,S32
(S35),図19のステップS41,S45へ移行
し、より詳細なヘルプ画面C2−1〜C2−n;…;C
6−1〜C6−nが順次表示される。これらのヘルプ画
面C1−1〜C1−n;…;C6−1〜C6−nをヘル
プ画面Cと総称する。
【0089】このヘルプ画面Cでは、動画,静止画,音
声,テキスト(文字情報)等を使用したエラー復旧方法
の操作説明が行なわれるようになっており、紙幣入出金
機20に初めて触れるような初級レベルの操作者でも、
そのヘルプ画面Cを参照しながら並行して紙幣入出金機
20に対する操作を行なえば、確実に適切なエラー対処
を行ない、紙幣入出金機20を復旧させることができ
る。
【0090】なお、ヘルプ画面Cに表示される動画,静
止画は、操作者の視点から紙幣入出金機20を見た状態
で実際の操作手順を映像化されたものであり、実際の操
作手順を説明する文字情報(テキスト)とともに表示さ
れる。また、その表示と同時に実際の操作手順を説明す
る音声もスピーカ42Bから出力される。上述のような
ヘルプ画面Cは、マルチメディアヘルプ制御部47によ
り、メカ20A内のセンサ20B,20Cによる検知結
果(メカ20Aの状態)に基づいて操作者が行なった実
際に処置を行なったかどうかを判断しながら、順次、次
に行なうべき操作を示す画面に切り替えられる。
【0091】例えば、ヘルプ画面B1を選択した場合
(もしくはヘルプ画面B表示後に所定時間経過した場
合)には、パーツコードシーケンス先頭のパーツAが再
生され、ヘルプ画面C1−1が表示される。パーツA
は、装置の前面にある扉Aを開ける操作を促すヘルプ情
報であるから、図15に示すように、「緑色の鍵を用意
します。」,「鍵を差し込みます。」等の文字表示(音
声出力)とともに各操作の実際の映像がヘルプ画面C1
−1,C1−2,…として順次表示される(図17のス
テップS20)。
【0092】パーツAの表示後、マウス40Bのダブル
クリックまたはキーボード40A上の所定キーの押下が
行なわなければ(ステップS21でNO判定;当該操作
の詳細説明は後述)、パーツAの次のヘルプ表示に移行
するが、このとき、扉Aが開いていることを確認する必
要がある。そこで、扉Aに取り付けられている扉Aセン
サからの検知信号をチェックして扉Aが開いたことを確
認し(ステップS22でYES判定)、次のヘルプ表示
を行なう。
【0093】つまり、操作者が、ヘルプ画面C1−1,
C1−2,…を参照して扉Aを開け、扉Aセンサが開状
態を検知した時点で、パーツAについての処理を終了し
た旨を示すフラグをメモリ48にON設定してから(ス
テップS23)、次のヘルプ情報であるパーツBの再生
を行なう(ステップS24)。このようにヘルプ画面C
を一度選択すると、操作者から中断の意思表示がない限
りは、その後に連続するヘルプ画面C(各ヘルプデータ
パーツ)が、センサ20B,20Cからの検知信号(メ
カ20Aの状態)に連動してその再生タイミングを自動
的に決定されながら、自動的に再生・表示される。
【0094】ただし、操作者が、ヘルプ画面Cの再生・
表示を中断したい場合には、例えば、マウス40Bをダ
ブルクリックするか、または、キーボード40A上の所
定キーを押下すると(図17のステップS21,S2
5,図18のステップS29,S33,S36,図19
のステップS42,S46でYES判定)、ステップS
15,S16の処理を行なってから、ステップS17に
よるヘルプ画面Bの表示に戻って入力待ち状態へ移行す
る。
【0095】以降、同様に、センサ20B,20Cから
の検知結果(メカ20Aの状態)に連動することによ
り、ヘルプデータパーツの再生タイミングが自動的に決
定される。パーツAによる処理を終了した場合、もしく
は、ヘルプ画面B2を選択した場合には、パーツBが再
生され、ヘルプ画面C2−1が表示される。パーツB
は、メカ格納室Bを引き出す操作を促すヘルプ情報であ
るから、図15に示すように、「解除ボタンを押しなが
ら…」,「解除レバーを引きます。」等の文字表示(音
声出力)とともに各操作の実際の映像がヘルプ画面C2
−1,C2−2,…として順次表示される(ステップS
24)。
【0096】パーツBの表示後、マウス40Bのダブル
クリックまたはキーボード40A上の所定キーの押下が
行なわなければ(ステップS25でNO判定)、パーツ
Bの次のヘルプ表示に移行するが、このとき、メカ格納
室Bが引き出されていることを確認する必要がある。そ
こで、メカ格納室Bに取り付けられているメカ格納室B
センサからの検知信号をチェックしてメカ格納室Bが引
き出されたことを確認してから(ステップS26でYE
S判定)、次のヘルプ表示を行なう。
【0097】つまり、操作者が、ヘルプ画面C2−1,
C2−2,…を参照してメカ格納室Bが引き出し、メカ
格納室Bセンサが開状態を検知した時点で、パーツBに
ついての処理を終了した旨を示すフラグをメモリ48に
ON設定してから(図18のステップS27)、次のヘ
ルプ情報であるパーツCの再生を行なう(ステップS2
8)。
【0098】パーツBによる処理を終了した場合、もし
くは、ヘルプ画面B3を選択した場合には、パーツCが
再生されてヘルプ画面C3−1,C3−2,…が順次表
示され(ステップS28)、操作者に対して、メカ格納
室Bの上面にあるメカαから現金ジャムを取り除く操作
をヘルプ情報として促す。パーツCの表示後、マウス4
0Bのダブルクリックまたはキーボード40A上の所定
キーの押下が行なわなければ(ステップS29でNO判
定)、パーツCの次のヘルプ表示に移行するが、このと
き、メカαから現金ジャムが取り除かれていることを確
認する必要がある。そこで、メカαに取り付けられてい
るメカαセンサからの検知信号をチェックして現金ジャ
ムが取り除かれたことを確認してから(ステップS30
でYES判定)、次のヘルプ表示を行なう。
【0099】つまり、操作者が、ヘルプ画面C3−1,
C3−2,…を参照してメカαから現金ジャムを取り除
き、メカαセンサが「ジャム除去」を検知した時点で、
パーツCについての処理を終了した旨を示すフラグをメ
モリ48にON設定してから(ステップS31)、次の
ヘルプ情報であるパーツDの再生を行なう(ステップS
32)。
【0100】本実施例において、パーツDは、表2に示
した通り「メカβをメカ格納室Bから引き出し、現金ジ
ャムを取り除き、メカβをメカ格納室Bに押し込んでセ
ットする」という3つの操作を一つのパーツとして扱っ
ている。これは、その3つの操作を連続して行なう必要
があり、別々のパーツに分けても意味がないからであ
る。ただし、操作を分かりやすく説明するために、本実
施例では、パーツDのヘルプデータ内容を2つのパーツ
D−1,D−2に分けている。
【0101】従って、パーツCによる処理を終了した場
合、もしくは、ヘルプ画面B4を選択した場合には、ま
ず、パーツD−1が再生され(ステップS32)、操作
者に対して、メカ格納室Bからメカβを引き出す操作を
ヘルプ情報として促す。パーツD−1の表示後、マウス
40Bのダブルクリックまたはキーボード40A上の所
定キーの押下が行なわなければ(ステップS33でNO
判定)、パーツD−2の次のヘルプ表示に移行するが、
このとき、メカβが引き出されたことを確認する必要が
ある。そこで、メカ格納室Bに取り付けられているメカ
βセンサからの検知信号をチェックしてメカβが引き出
されたことを確認してから(ステップS34でYES判
定)、2つ目のパーツD−2の再生・表示を行なう(ス
テップS35)。
【0102】このパーツD−2の表示では、操作者に対
して、メカβから現金ジャムを取り除いてからメカβを
メカ格納室Bにセットする操作をヘルプ情報として促
す。パーツD−2の表示後、マウス40Bのダブルクリ
ックまたはキーボード40A上の所定キーの押下が行な
わなければ(ステップS36でNO判定)、パーツD−
2の表示に対応する操作が確実に行なわれたかどうかを
以下のように確認する(ステップS37,S38)。
【0103】メカβは、メカ格納室Bに確実にセットさ
れた状態でないと正常に動作しないため、まずメカβセ
ットセンサからの検知信号をチェックし、メカβがメカ
格納室Bにセットされていることを確認してから(ステ
ップS37でYES判定)、メカβセンサからの検知信
号をチェックして、現金ジャムの除去を確認する(ステ
ップS38)。
【0104】もし、メカβの現金ジャムが確実に除去さ
れていない場合(ステップS38でNO判定の場合)に
は、「ジャムが除去されていません。もう一度やり直し
て下さい」等の内容のパーツZを再生して表示してから
(ステップS39)、ステップS32に戻って再び内容
D−1の再生を行なう。このようにして、確実に現金ジ
ャムが取り除かれたことを確認してから(ステップS3
8でYES判定)、パーツDについての処理を終了した
旨を示すフラグをメモリ48にON設定してから(ステ
ップS40)、次のヘルプ情報であるパーツEの再生を
行なう(図19のステップS41)。
【0105】パーツDによる処理を終了した場合、もし
くは、ヘルプ画面B5を選択した場合には、パーツEが
再生されてヘルプ画面C5−1,C5−2,…が順次表
示され(ステップS41)、操作者に対して、メカ格納
室Bを本体に押し込む操作をヘルプ情報として促す。パ
ーツEの表示後、マウス40Bのダブルクリックまたは
キーボード40A上の所定キーの押下が行なわなければ
(ステップS42でNO判定)、パーツEの次のヘルプ
表示に移行するが、このとき、メカ格納室Bが押し込ま
れていることを確認する必要がある。そこで、メカ格納
室Bセンサからの検知信号をチェックしてメカ格納室B
が押し込まれたことを確認してから(ステップS43で
YES判定)、次のヘルプ表示を行なう。
【0106】つまり、操作者が、ヘルプ画面C5−1,
C5−2,…を参照してメカ格納室Bを押し込み、メカ
格納室Bセンサが閉状態を検知した時点で、パーツEに
ついての処理を終了した旨を示すフラグをメモリ48に
ON設定してから(ステップS44)、最後のヘルプ情
報であるパーツIの再生を行なう(ステップS45)。
【0107】パーツEによる処理を終了した場合、もし
くは、ヘルプ画面B6を選択した場合には、パーツIが
再生されてヘルプ画面C6−1,C6−2,…が順次表
示される。パーツIは、装置の前面にある扉Aを閉める
操作を促すヘルプ情報であるから、図15に示すよう
に、「鍵を回さずに待ち…」,「そのまま扉を閉めま
す。」等の文字表示(音声出力)とともに各操作の実際
の映像がヘルプ画面C6−1,C6−2,…として順次
表示される(ステップS45)。
【0108】パーツIの表示後、マウス40Bのダブル
クリックまたはキーボード40A上の所定キーの押下が
行なわなければ(ステップS46でNO判定)、ヘルプ
ガイダンスを終了するが、このとき、扉Aが閉じている
ことを確認する必要がある。そこで、扉Aセンサからの
検知信号をチェックして扉Aが閉じたことを確認し(ス
テップS47でYES判定)、ヘルプガイダンスを終了
する。
【0109】つまり、操作者が、ヘルプ画面C6−1,
C6−2,…を参照して扉Aを閉め、扉Aセンサが閉状
態を検知した時点で、パーツIについての処理を終了し
た旨を示すフラグをメモリ48にON設定してから(ス
テップS48)、「復旧した」等の表示を画面上で行な
ってから(ステップS49)、CRT42A上の表示は
自動的に業務画面A0に復帰する(ステップS50)。
【0110】なお、操作者により実際に作業を行なわれ
た画面B1〜B6については、メモリ48内の所定のフ
ラグがON設定されているので、ヘルプ画面Cの再生・
表示を中断してヘルプ画面Bを表示した場合、そのフラ
グを参照し(図16のステップS15)、フラグONの
パーツの小画面(B1〜B6)にグレー表示等の特殊表
示処理を自動的に施す(ステップS16)。これによ
り、既に終了した作業であることが操作者に明確化され
るとともに、グレー表示された小画面については再度選
択できないようになっている。
【0111】また、前述した通り、ヘルプ画面AやBを
表示している場合でも、紙幣入出金機20に対するエラ
ー対処が完了してエラーが復旧すると、紙幣入出金機2
0のセンサ制御部20Eによりエラー復旧が検知され
(図16のステップS13,S18でYES判定)、現
在表示されているヘルプ画面AまたはBに「エラー復
旧」等のメッセージが表示され(図19のステップS4
9)、ヘルプ画面AまたはBがCRT42Aから消去さ
れ、CRT42A上の表示は自動的に業務画面A0に復
帰する(ステップS50)。
【0112】このように、本発明の第1実施例によれ
ば、エラーの復旧および媒体補充の操作を装置自体が検
知し、これと同期してヘルプガイダンスの再生を自動的
に進行させることができるので、操作者の手を煩わせる
ことなくヘルプ情報を自動的に利用でき、操作効率が大
幅に向上する。また、本実施例の操作案内情報再生装置
としての機能は、前述した通り端末装置にそなえている
が、この端末装置は、紙幣入出金機20を管理するため
の端末装置に元々そなえられているものなので、詳細な
操作案内情報を再生するための装置を新たに設ける必要
がなく、低コストで正確な操作手順の再生を実現できる
利点もある。
【0113】さらに、上級者向けの簡略なヘルプ説明か
ら、操作者の要求に応じて段階的に中級者向け,初級者
向けのヘルプ情報を表示再生できるので、操作者に非効
率的な作業を強制することなく、あらゆるレベルの操作
者に対してその人に合ったレベル内容のヘルプ情報を効
率よく提供することができ、操作者は、必要な情報だけ
を効率的に視聴するだけで、操作を行なうことができ
る。
【0114】またさらに、複数のエラーや媒体補充要件
が発生した場合には、同一の処理を重複しないよう、且
つ、ユーザ毎に処理の順番をカスタマイズできるように
プログラムされているので、最も効率的な順番でヘルプ
画面B,Cを表示することができる。また、操作者の視
点から紙幣入出金機20を見た状態で実際の操作手順を
映像化した画像をヘルプ画面Cで再生表示すると同時に
文字情報や音声情報も再生してマルチメディア機能を有
効に利用することで、操作者はその操作手順を視覚的に
も聴覚的にも確実に把握でき、操作内容を極めて分かり
やすく操作者に通知することができる。
【0115】なお、上述した実施例では、操作案内を行
なう対象装置が紙幣入出金機である場合について説明し
たが、本発明は、これに限定されるものでなく、その他
の業務装置にも同様に適用され、上述した実施例と同様
の作用効果を得ることができる。また、上述した実施例
では、エラーや媒体補充要件が発生した場合に操作案内
を行なう例について説明したが、異常の有無にかかわら
ず操作者(ユーザ)が操作手引を必要とする際には、上
述の実施例と同様にして操作案内を行なうようにしても
よい。
【0116】さらに、上述した実施例では、操作者のレ
ベルを上級者,中級者,初級者の3段階とし、各レベル
に応じた3段階表示を行なう場合について説明したが、
本発明は、これに限定されるものではなく、2段階表示
を行なっても4段階以上に階層化した表示を行なっても
よい。 (B)第2実施例の説明 図20は本発明の第2実施例としての操作案内情報再生
装置を有するシステムの構成を示すブロック図であり、
この図20に示す第2実施例でも、端末装置(ワークス
テーション)50が、第1実施例で前述した操作案内情
報再生装置とほぼ同様の機能を有しており、この端末装
置50により、周辺機器(対象装置)60を管理し、こ
の周辺機器60内でエラー等の何らか事象が発生した場
合に、その事象に応じた操作ガイダンス(操作案内情
報)を端末装置50で再生するようになっている。
【0117】ただし、この第2実施例では、端末装置5
0は、LAN等のネットワークを構成する伝送路65を
介してサーバ装置(上位装置;他の端末装置,照会コン
ピュータ等)70に接続され、このサーバ装置70に接
続された操作ガイダンス登録ファイル(データベース)
71から、再生表示すべき操作ガイダンスについての情
報を提供されるようになっている。
【0118】図20に示すように、本実施例の端末装置
50は、処理部51,ネットワーク接続制御機構52,
通信機構53,入力部制御機構54,表示部制御機構5
5および音声出力部制御機構56を有して構成されてい
る。ここで、処理部51は、ネットワーク接続機構52
を介してLAN(伝送路65)に対する送受信アクセス
や、通信機構53を介して周辺機器60の管理を行なう
ほか、第1実施例で前述したマルチメディアヘルプ制御
部47とほぼ同様の機能を果たすものである。
【0119】また、入力部制御機構54,表示部制御機
構55および音声出力部制御機構56は、それぞれ、端
末装置50に接続される入力部57,表示部58および
音声出力部59と処理部51との間のインタフェースを
行なうものである。なお、入力部57は、例えばマウ
ス,キーボード等で、操作者からの指示を入力するもの
であり、表示部58は、例えばCRT等のディスプレイ
で、動画,静止画,文字等により操作案内情報を再生表
示するものであり、音声出力部59は、例えばスピーカ
等で、音声により操作案内情報を再生出力するものであ
る。
【0120】一方、本実施例の周辺機器60は、通信機
構61,I/Oメカ62およびI/O制御機構63を有
して構成されている。通信機構61は、端末装置50と
の間のインタフェースを行なうものであり、I/Oメカ
62は、周辺機器60内の詳細状態(動作状態,エラー
等)を検出するものである。そして、I/O制御機構6
3は、I/Oメカ63で検出された機器60内の詳細情
報を、通信機構61を介して端末装置50へ通知するも
のである。
【0121】また、本実施例のサーバ装置70は、ネッ
トワーク接続制御機構72,通信機構73およびガイダ
ンスデータ支援処理部74を有して構成されている。ネ
ットワーク接続制御機構72は、LAN(伝送路65)
とガイダンスデータ支援処理部74とのインタフェース
を行なうものであり、通信機構73は、操作ガイダンス
登録ファイル71とガイダンスデータ支援処理部74と
のインタフェースを行なうものである。
【0122】そして、ガイダンスデータ支援処理部(検
索部)74は、伝送路65および接続機構72を介して
端末装置50から操作ガイダンスの読み込み依頼を受け
ると、通信機構73を介して操作ガイダンス登録ファイ
ル71を検索し、読み込みを依頼された操作ガイダンス
情報を読み出し、接続機構72および伝送路65を介し
て端末装置50へ転送するものである。
【0123】なお、操作ガイダンス登録ファイル71
は、例えばハードディスク等の外部記憶装置で、操作案
内情報として端末装置50で再生される映像,音声等の
データを予め格納している。特に、その映像データは、
操作者の視点から周辺機器60を見た状態で実際の操作
のやり方を撮影して作成されている。そして、本実施例
の端末訴追50における処理部(再生制御部)51は、
操作者によって施される処置に従って変化する周辺機器
60の状態(I/Oメカ62に検出されたもの)を周辺
機器60から受信し、その周辺機器60の状態に連動し
て、操作の進み具合に応じた操作ガイダンスを、操作ガ
イダンス登録ファイル71から受信して、表示部58お
よび音声出力部59で逐次再生するように制御する。
【0124】次に、上述のごとく構成された第2実施例
の装置の動作を、図21に示すフローチャート(ステッ
プS51〜S65)に従って説明する。周辺機器60で
何らかの異常が発生すると(ステップS51)、その異
常をI/Oメカ62により検出するとともにエラー詳細
情報を取得する(ステップS52)。取得したエラー詳
細情報は、I/O制御機構63,通信機構61を介して
端末装置50へ通知される(ステップS53)。
【0125】端末装置50の処理部51では、通信機構
53を介してエラー詳細情報を取得すると(ステップS
54)、そのエラー詳細情報に基づいて、再生すべき操
作案内を選択し(ステップS55)、選択した操作案内
で再生する映像と音声のデータの読み込みを、伝送路6
5を介してサーバ装置70に依頼する(ステップS5
6)。
【0126】サーバ装置70のガイダンスデータ支援処
理部74では、端末装置50から読み込み依頼を受ける
と、通信機構73を介して操作ガイダンス登録ファイル
71を検索し、読み込みを依頼された操作ガイダンス情
報を読み出し(ステップS57)、接続機構72および
伝送路65を介して端末装置50へ転送する(ステップ
S58)。
【0127】そして、端末装置50の処理部51では、
サーバ装置70からの操作ガイダンス情報を受信する
と、その操作ガイダンス情報に含まれる映像データおよ
び音声データを、実際に再生できる形式に加工処理して
から(ステップS59)、表示部制御機構55および音
声出力部制御機構56を介して表示部58および音声出
力部59に送り、表示部58で操作案内情報を映像とし
て再生表示するともに、音声出力部59により操作案内
情報を音声として再生出力する(ステップS60)。
【0128】利用者は、表示部58および音声出力部5
9で再生された操作案内を参考にしながら、周辺機器6
0における復旧作業等を行なう(ステップS61)。操
作案内を再生した部分の復旧作業が終了すると(ステッ
プS62でYES判定)、その状態がI/Oメカ62に
より検出され、エラー復旧処理が完了した旨が、I/O
制御機構63,通信機構61を介して端末装置50へ通
知される(ステップS63)。周辺機器60から、操作
案内を再生した部分の復旧作業完了の通知が一定時間以
上行なわれない場合には、端末装置50の処理部51
は、再び同じ操作案内の再生を行なう。
【0129】端末装置50の処理部51で、操作案内を
再生した部分の復旧作業完了の通知を受けると、次に再
生すべき操作案内の有無を判断し(ステップS64)、
再生すべき操作案内が無い場合、つまり、全ての復旧処
理が終わった場合には、処理部51による再生制御処理
を終了する一方、未だ復旧処理の途中である場合には、
再び、次のエラー復旧処理で再生すべき操作案内を選択
し(ステップS65)、前述したステップS56〜S6
3の処理を繰り返し行なう。
【0130】以下、同様に、利用者は、表示部58およ
び音声出力部59により再生された操作案内を参照しな
がら、周辺機器60に対する復旧作業を繰り返し、周辺
機器60を通常の状態まで復帰させる。このように、端
末装置50が、周辺機器60の状態に連動して操作案内
情報を再生することにより、周辺機器に対して実際に復
旧作業を行なう操作者の手助けが行なわれる。
【0131】また、操作者が操作手引きを必要とした際
には、入力部57から操作手引きが必要であることを示
す情報を入力する。入力された情報は、入力部制御機構
54を介して処理部51に通知される。この情報を受け
た処理部51は、表示部制御機構55を介して表示部5
8に、どのような操作手引きを要求しているのかを操作
者に対して問い合わせるための選択画面を表示する。
【0132】そして、操作者は、表示部58に表示され
た選択画面を参照し、必要とする操作手引きを入力部5
7により選択・指定する。選択された操作手引きに関す
る情報は、入力部制御機構54を介して処理部51に通
知され、処理部51は、通知された操作手引き情報に基
づいて、再生すべき操作案内を選択し、その操作案内で
再生する映像と音声のデータの読み込みを、伝送路65
を介してサーバ装置70に依頼する。以下、図21によ
り前述した手順と同様にして、操作者が要求した操作手
引きが、表示部58および音声出力部59で再生され
る。
【0133】このように、本発明の第2実施例によれ
ば、前述した第1実施例と同様に、周辺機器60で復旧
操作が行なわれる度に周辺機器60から端末装置50へ
復旧状態に関する情報が通知され、その復旧状態(つま
り復旧操作段階)に応じた操作案内が端末装置50上で
再生されるので、利用者がマウス等により特別な指示を
行なうことなく、必要な操作案内が自動的に再生される
ので、操作効率が大幅に向上する。
【0134】また、操作者の視点から周辺機器60を見
た状態で実際の操作手順を映像化した映像が再生表示さ
れるので、操作内容を極めて分かりやすく操作者に通知
することができる。さらに、LAN等によりクライアン
ト/サーバシステムを構築し、操作案内に関する映像,
音声等のデータを、サーバ装置70に接続された操作ガ
イダンス登録ファイル71に一括して登録し、各端末装
置で共用できるように構成したので、端末装置(ワーク
ステーション)50のディスク資源を小さくすることが
できるほか、端末装置間の通信経路上のトラフィックを
少なくできる利点もある。
【0135】(C)第3実施例の説明 図22は本発明の第3実施例としてのマルチメディア情
報再生装置の構成を示すブロック図である。第1実施例
では、再生すべきデータをパーツ化して登録しておき、
必要なデータパーツを検索して組み合わせ、適宜、操作
案内情報を作成する場合について説明したが、この第3
実施例の装置は、上述のようなパーツ化を任意のマルチ
メディア情報について行ない、利用者が、そのパーツを
組み合わせることにより、任意のマルチメディアタイト
ルを作成できるようにしたものである。
【0136】図22において、81,82はそれぞれ画
像情報および音声情報を含むマルチメディア情報を再生
するための画像表示装置(表示部)および音声再生装置
(音声出力部)である。また、83はデータベースで、
このデータベース83は、マルチメディア情報を、情報
内容に応じた単位毎にパーツ化したマルチメディアデー
タパーツの状態で予め格納するものである。
【0137】本実施例におけるマルチメディアデータパ
ーツは、例えば図23に示すように構成されている。つ
まり、各マルチメディアデータパーツには、そのパーツ
を特定できる固有の番号がキーデータとして格納される
とともに、1シーン分の映像データおよび1シーン分の
音声データが格納されている。さらに、各マルチメディ
アデータパーツには、制御データとして、映像データお
よび音声データのパーツ内でのアドレス,このパーツの
レングス,映像データおよび音声データの再生に関する
制御情報(特殊効果等を施すための情報)などが格納さ
れている。
【0138】このような構成のマルチメディアデータパ
ーツを、図24に示すように多数集めた形でデータベー
ス83が構成されている。また、各マルチメディアデー
タパーツ先頭のキーデータを順番に記憶媒体(後述する
シーケンスデータ記憶装置91)に記憶するだけで、マ
ルチメディア情報のアドレスと再生順序とを指定するこ
とができるようになっている。このキーデータを記憶媒
体に格納し、ファイル化したものは、シーケンスデータ
ファイルと呼ばれ、例えば図25に示すような構造を有
している。
【0139】さて、図22において、84は利用者がデ
ータベース83内のマルチメディアデータパーツを再生
するために必要な指示を入力するもので例えばマウス,
キーボード等の入力部、85はシーケンスデータ作成更
新プログラム(シーケンスデータ作成手段)86および
シーケンスデータ再生プログラム(シーケンスデータ再
生手段)87を記憶するROMである。
【0140】ROM85に格納されたプログラム86,
87は、実際には図示しないCPU上で動作するもので
あり、シーケンスデータ作成更新プログラム86は、図
27〜図31にて後述するフローチャートに従って動作
し、入力部84からの指示に応じてデータベース83内
の任意の複数のマルチメディアデータパーツの再生順序
を決定すべく、各マルチメディアパーツを指定するキー
データからなるシーケンスデータファイルを作成して、
シーケンスデータ記憶装置91に設定・格納するもので
ある。
【0141】また、シーケンスデータ再生プログラム8
7は、図32にて後述するフローチャートに従って動作
し、入力部84から再生開始の指示を受けると、シーケ
ンスデータ作成更新プログラム86により作成されシー
ケンスデータ記憶装置91に格納されたシーケンスデー
タファイルに従って、複数のマルチメディアデータパー
ツをデータベース83から読み出し、複数のマルチメデ
ィアデータパーツを、再生処理部88により画像表示装
置81および音声再生装置82で順次再生させるもので
ある。
【0142】さらに、88は再生処理部で、この再生処
理部88は、シーケンスデータ作成更新プログラム86
やシーケンスデータ再生プログラム87から通知された
各種情報を処理して画像データおよび音声データを作成
し、その画像データおよび音声データを画像表示装置8
1および音声再生装置82へ送信して再生させる機能を
有するほか、シーケンスデータ記憶装置91に対するア
クセスを行なってシーケンスデータファイルの書込や読
出を行なう機能も有している。
【0143】なお、89はRAM、90はレジスタで、
これらのRAM89やレジスタ90は、再生処理部88
の処理動作時に利用され、各種データを一時的に格納す
るためのものである。次に、上述のごとく構成された第
3実施例の装置の動作を、図26〜図33により説明す
る。
【0144】本実施例では、通常、図26に示すよう
に、シーケンスデータ作成更新プログラム86による処
理(ステップS69),シーケンスデータ再生プログラ
ム87による処理(ステップ70)の順で、各プログラ
ムによる処理が実行される。そして、シーケンスデータ
作成更新プログラム86のシナリオは、図27に示すよ
うな展開になっている。当シナリオでは、まず、ユーザ
に任意のマルチメディアデータパーツの選択を促すよう
な番組を再生してから(ステップS71)、処理A(ス
テップS72;図28参照),処理B(ステップS7
3;図29参照)および処理C(ステップS74;図3
0参照)を連続的に実行し、一連のデータパーツの入力
を終了するまで、これらの処理A,B,Cを繰り返し行
なう。その後、処理D(ステップS75;図31参照)
を実行して、シーケンスデータ作成更新プログラム86
による処理を終了する。
【0145】処理Aでは、図28に示すように、入力部
84を通じてユーザに任意のマルチメディアデータパー
ツを選択入力させ、その入力を受け付け(ステップS7
6)、選択されたマルチメディアデータパーツのキーデ
ータを、再生処理部88を通じてレジスタ90に一旦格
納する。処理Bは、図29に示すように、処理Aで何ら
かのマルチメディアデータパーツが選択されたことをユ
ーザに認知させるために、選択されたマルチメディアデ
ータパーツの名称を画像表示装置81の画面上に表示さ
せるためのものである。つまり、まず、シーケンスデー
タ作成更新プログラム86から、表示する文字の各情報
(表示文字列,表示座標,字体・ポイント,文字色)を
受け付ける(ステップS78〜S81)。この後、再生
処理部88を通じて、画像表示装置81の画面上にマル
チメディアデータパーツの名称を示す文字を表示する
(ステップS82)。
【0146】処理Cは、図30に示すように、処理Aで
一時的にレジスタ90に格納しておいたキーデータを、
シーケンスデータとしてRAM89に転送するためのも
のである(入力結果転送;ステップS83)。RAM8
9に転送されたデータは、シーケンスデータ再生プログ
ラム87がユーザ任意のマルチメディアタイトルを再生
する際の順番情報となる。これがシーケンスデータあ
り、そのファイルがシーケンスデータファイルである。
【0147】処理Dでは、図31に示すように、今回作
成されたシーケンスデータファイルの名称の入力をユー
ザに対して促し、入力部84からシーケンスデータファ
イル名称が入力されると(ステップS84)、RAM8
9上のシーケンスデータファイルは、再生処理部88を
通じ、そのファイル名称とともにシーケンスデータ記憶
装置91に転送されて格納される(ステップS85)。
【0148】以上のようにして、シーケンスデータ作成
更新プログラム86の実行を終了すると、ユーザは任意
にシーケンスデータ再生プログラム87を実行すること
ができる。シーケンスデータ再生プログラム87は、図
32に示すような展開になっている。つまり、まず、シ
ーケンスデータ記憶装置91に格納されている複数のシ
ーケンスデータファイルを検索し、ユーザに任意のシー
ケンスデータファイルの選択を促す。
【0149】シーケンスデータファイルが選択されると
(ステップS86)、選択されたシーケンスデータファ
イルをシーケンスデータ記憶装置91からRAM89に
読み込んでから(ステップS87)、シーケンスデータ
ファイル内のキーデータに基づいて、該当するマルチメ
ディアデータパーツをデータベース83から検索する
(ステップS88)。
【0150】そして、検索されたデータを、再生処理部
88を通じてRAM89に読み込み(ステップS8
9)、その画像データおよび音声データを画像表示装置
81および音声再生装置82で再生させる(ステップS
90)。ステップS88〜S90による処理は、一つの
シーケンスデータファイルの全てのキーデータについて
実行され、全てのキーデータに対する処理を終了すると
(ステップS91でYES判定)、シーケンスデータ再
生プログラム87による処理を終了する。
【0151】さて、上述した第3実施例の装置による動
作例を、より具体的に図33により説明する。この図3
3に示すマルチメディアタイトルは、旅行会社の顧客対
応カウンタに設置する目的で作成されたもので、訪問都
市,搭乗する航空機の会社,訪れる観光地を任意に顧客
に選ばせ、それらの情報を解説したマルチメディア情報
を再生表示することができるものである。なお、図33
に示すマルチメディアタイトルの進行は、図26〜図3
2にて示したフローチャートに基づいている。
【0152】まず、本実施例のマルチメディアタイトル
をスタートさせると、図33(a)に示すような画面が
画像表示装置81で表示される。そのタイトルには、
「CREAT(作成更新プログラム実行)」と「PLAY(再生プ
ログラム実行)」の2種類のメニューが表示されてい
る。ここでは、まず「CREATE」を選択し、シーケンスデ
ータ作成更新プログラム86を実行する。
【0153】「CREATE」の選択に応じて、画像,音声が
出力され、番組が再生され、図33(b)に示すよう
に、訪問都市を選択する画面が表示される。このとき、
利用者は、画面上のある箇所を指定すると、訪問都市を
決定する際の参考となる、マルチメディア情報による特
色一覧(主な観光地,見どころ等)を視聴することがで
きるようになっている。訪問都市を選択すると、図28
の処理Aが実行され、入力結果がレジスタ90に一時的
に格納される。なお、図33(b)では、パリを訪問都
市として選択している。
【0154】訪問都市を選択すると、図29の処理Bお
よび図30の処理Cが実行され、図33(c)に示すよ
うに、入力結果が画面上に表示されるとともに、その入
力結果がRAM89にシーケンスデータとして転送され
る。次に、図33(d)に示すように、利用する航空機
の会社を選択する画面が表示される。このときも、利用
者は、画面のある箇所を指定すると、航空会社を決定す
る際の参考となる、マルチメディア情報による特色一覧
(料金,機内食メニュー,特別サービス等)を視聴する
ことができるようになっている。航空会社を選択する
と、前述と同様に、処理Aが実行され、入力結果がレジ
スタ90に一時的に格納される。なお、図33(d)で
は、日本航空を選択している。
【0155】航空会社を選択すると、やはり処理Bおよ
び処理Cが実行され、図33(e)に示すように、入力
結果が画面上に表示されるとともに、その入力結果がR
AM89にシーケンスとして転送される。次に、図33
(f)に示すように、訪れる観光地を選択する画面が表
示される。このときも、利用者は、画面のある箇所を指
定すると、観光地を決定する際の参考となる、マルチメ
ディア情報による観光地案内(見どころ,費用,時間
等)を視聴することができるようになっている。観光地
を選択すると、前述と同様に、処理Aが実行され、入力
結果がレジスタ90に一時的に格納される。なお、図3
3(f)では、エッフェル塔を選択している。
【0156】観光地を選択すると、やはり処理Bおよび
処理Cが実行され、図33(g)に示すように、入力結
果が画面上に表示されるとともに、その入力結果がRA
M89にシーケンスとして転送される。以上のようにし
て全ての項目の選択を終了すると、図31の処理Dが実
行され、図33(h)に示すように、作成されたシーケ
ンスデータのファイル名を入力するための画面が表示さ
れる。任意のファイル名を入力して「保存」を選択する
と、RAM89に保持されていたシーケンスデータファ
イルが、該当のファイル名をもつシーケンスデータファ
イルとしてシーケンスデータ記憶装置91に転送されて
格納される。
【0157】このようにして、作成更新プログラム86
の実行を終了すると、画像表示装置81における表示状
態は、図33(i)に示すように、当初の選択メニュー
画面に戻る。その画面上で、利用者が、「PLAY」を選択
し、シーケンスデータ再生プログラム87を実行する。
このとき、図32に示す処理が実行され、図33(j)
に示すように、シーケンスデータ記憶装置91の全シー
ケンスデータファイル名(ここでは例として拡張子.SQC
で示す)が検索されて画面に表示される。利用者は、そ
の表示の中から任意のシーケンスデータを選択する。選
択されたシーケンスデータファイルは、シーケンスデー
タ記憶装置91からRAM89に読み出される。
【0158】そして、RAM89に読みされたシーケン
スデータに基づいて、マルチメディアタイトルが再生さ
れる。この例では、パリの見どころを説明するマルチメ
ディアデータパーツ,日本航空のサービスを説明するマ
ルチメディアデータパーツ,およびエッフェル塔を説明
するマルチメディアデータパーツが、画像表示装置81
および音声再生装置82で順次再生出力される。
【0159】このようにして、ユーザは、任意に選択し
たマルチメディア情報のみを効率よく視聴することが可
能になる。このように、本発明の第3実施例によれば、
マルチメディアタイトルの作成方法を全く知らない利用
者が、プログラムを意識することなく、任意のマルチメ
ディアデータパーツをつなぎ合わせて二次的なマルチメ
ディアタイトルを作成することができ、利用者は必要な
情報だけを効率的に視聴できる利点がある。
【0160】また、携帯型小容量記憶媒体に、キーコー
ドからなるシーケンスデータを格納して、手軽にデータ
の受渡しができるため、マルチメディアタイトルをより
ユーザに身近で便利なものにすることができ、マルチメ
ディア情報再生装置の普及に寄与するところが大きい。
なお、上述した第3実施例では、旅行会社の顧客対応カ
ウンタに設置する目的で作成されたマルチメディアタイ
トルの場合について説明したが、本発明は、これに限定
されるものではなく、その各種マルチメディア情報を再
生する場合に上述と同様に適用され、上記実施例と同様
の作用効果を得ることができる。
【0161】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の操作案内
情報再生方法および装置によれば、操作者により施され
る処置に従って変化する対象装置の状態に対し、次に施
すべき処置に関する操作案内情報が、対象装置に接続さ
れその対象装置を管理するために設けられている端末装
置にて再生される。端末装置は表示部を有しており、そ
の表示部から詳細な操作案内情報が再生されるので、操
作者は正確に操作手順を把握することが可能になる。し
かも、端末装置は、対象装置を管理するために予め設け
られているものであるから、詳細な操作案内情報を再生
するための装置を新たに設ける必要がなく、低コストで
正確な操作手順の再生を実現することができる(請求項
1,10)。
【0162】また、本発明の操作案内情報再生方法およ
び装置によれば、操作者により施される処置に従って変
化する対象装置の状態に連動し、現在の対象装置の状態
に対して施すべき処置に関する操作案内情報が逐次再生
されるので、操作者の手を煩わせることなく操作案内情
報を自動的に利用でき、操作効率が大幅に向上する効果
がある(請求項2,11)。
【0163】さらに、本発明の操作案内情報再生方法お
よび装置によれば、詳細度の最も低い内容の操作案内情
報から、操作者の要求に応じて、徐々に詳細度の高い内
容の操作案内情報が順次再生されるので、操作者に非効
率的な作業を強制することなく、操作者のレベルに応じ
た操作案内を効率よく行なえる効果がある(請求項3,
12)。
【0164】また、本発明の操作案内情報再生方法およ
び装置によれば、操作案内情報を最小処置単位毎にパー
ツ化することで、同一の処置情報パーツが重複しないよ
うに操作案内情報を作成し再生できるので、無駄な操作
を省略して同一操作の繰り返しなどを行なうことがな
く、最も効率的な順番で発生事象に対する処置を操作案
内情報が操作者に通知される(請求項4,13)。
【0165】なお、操作者の視点から対象装置を見た状
態で実際の操作手順を映像化した画像を表示部上に再生
表示することにより、操作者はその操作手順を視覚的に
把握でき、操作内容が極めて分かりやすく操作者に通知
される(請求項5,14)。また、画像情報の再生と同
時に、文字情報(請求項6,15)や音声情報(請求項
7,16)を再生し、マルチメディア機能を有効に利用
することで、操作者は、その操作手順をより確実に把握
することができる。
【0166】さらに、本発明の操作案内情報再生装置と
しての機能は、対象装置管理用の端末装置上にもたせる
ことができ、別個に装置を設けることなく容易に実現さ
れるほか(請求項8)、データベースを上位装置側にそ
なえ他の端末装置(操作案内情報再生装置)と共用する
ことで、システム資源を有効に利用できる効果もある
(請求項9,17)。
【0167】一方、本発明のマルチメディア情報再生方
法および装置によれば、予め作成されたマルチメディア
データパーツを利用者が任意に選択すると、各パーツの
再生順序に従って、選択された各パーツが自動的に再生
されるので、利用者の要求に沿った再生形態で再生した
い情報のみからなるマルチメディアタイトルを容易に作
成し再生でき、必要な情報だけを効率的に視聴できる効
果がある(請求項18,21) なお、シーケンスデータを利用者との対話形式で作成す
ることで、作成方法を知らない利用者でもマルチメディ
アタイトルを容易に作成でき、必要な情報だけを効率的
に利用できる(請求項19,22)。
【0168】また、1つのシーン毎に1つのパーツを選
択することで、複数シーンのマルチメディアタイトルを
極めて容易に作成できるほか、制御データを用いること
により、各パーツの再生時に特殊効果を容易に施せる効
果もある(請求項20,23)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の原理ブロック図である。
【図3】本発明の原理ブロック図である。
【図4】本発明の原理ブロック図である。
【図5】本発明の原理ブロック図である。
【図6】本発明の第1実施例としての操作案内情報再生
装置の構成を示すブロック図である。
【図7】第1実施例における対象装置(紙幣入出金機)
の構成例およびセンサ配置例を示す模式的な縦断面図で
ある。
【図8】第1実施例のエラーコード設定画面を示す図で
ある。
【図9】第1実施例のパーツ設定画面を示す図である。
【図10】第1実施例のパーツ操作順設定画面を示す図
である。
【図11】第1実施例のパーツコードの関係を示す図で
ある。
【図12】第1実施例のヘルプデータパーツテーブルを
示す図である。
【図13】第1実施例のアドレス変換テーブルを示す図
である。
【図14】第1実施例のヘルプ情報再生処理の全体的な
流れを説明するためのフローチャートである。
【図15】第1実施例における、操作者のレベルに応じ
た階層的な画面表示例を実際の処理の流れに沿って具体
的に示す図フローチャートである。
【図16】第1実施例におけるマルチメディアヘルプ情
報の再生処理手順を説明するためのフローチャートであ
る。
【図17】第1実施例におけるマルチメディアヘルプ情
報の再生処理手順を説明するためのフローチャートであ
る。
【図18】第1実施例におけるマルチメディアヘルプ情
報の再生処理手順を説明するためのフローチャートであ
る。
【図19】第1実施例におけるマルチメディアヘルプ情
報の再生処理手順を説明するためのフローチャートであ
る。
【図20】本発明の第2実施例としての操作案内情報再
生装置を有するシステムの構成を示すブロック図であ
る。
【図21】第2実施例の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図22】本発明の第3実施例としてのマルチメディア
情報再生装置の構成を示すブロック図である。
【図23】第3実施例のマルチメディアデータパーツの
構成を示す図である。
【図24】第3実施例のマルチメディアデータベースの
構造を示す図である。
【図25】第3実施例のシーケンスデータファイルの構
造を示す図である。
【図26】第3実施例の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図27】第3実施例の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図28】第3実施例の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図29】第3実施例の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図30】第3実施例の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図31】第3実施例の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図32】第3実施例の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図33】(a)〜(k)はいずれも第3実施例の動作
を説明すべく具体的な表示例を示す図である。
【符号の説明】
1A〜1C 再生制御部 2 再生部 3 対象装置 4 データベース 5 センサ 6 入力部 7 検索部 8 順序決定部 11 表示部 12 音声出力部 13 データベース 14 入力部 15 シーケンスデータ作成手段 16 シーケンスデータ再生手段 20 現金入出金機(対象装置) 20A メカ 20B,20C センサ 20D メカ動作制御部 20E センサ制御部 20F 紙幣入出金機制御部 20G エラー情報蓄積部 21 入金口 22 入金鑑別部 23 表裏反転部 24A〜24C 一時保留部 25 リジェクト分離搬送路 26 リジェクト口 27 紙幣カセット 28 第1スタッカ 29 第2スタッカ 30 下部搬送部 31 出金識別部 32 出金口 33 リジェクトボックス 34 電源ユニット 35 駆動モータ 40 入力部 40A キーボード 40B マウス 40C 入力制御部 41 ユーザインタフェース制御部 42 再生部 42A CRT(表示部) 42B スピーカ(音声出力部) 42C マルチメディア情報表示・出力制御部 43 マルチメディアデータベース 44 エラー情報登録制御部 45 エラー情報蓄積部 46 マルチメディア情報検索制御部(検索部) 47 マルチメディアヘルプ制御部(再生制御部,順序
決定部) 48 フラグ用メモリ 50 端末装置(操作案内情報再生装置) 51 処理部(再生制御部) 52 ネットワーク接続制御機構 53 通信機構 54 入力部制御機構 55 表示部制御機構 56 音声出力部制御機構 57 入力部 58 表示部(再生部) 59 音声出力部(再生部) 60 周辺機器(対象装置) 61 通信機構 62 I/Oメカ 63 I/O制御機構 65 伝送路(LAN) 70 サーバ装置(上位装置) 71 操作ガイダンス登録ファイル(データベース) 72 ネットワーク接続制御機構 73 通信機構 74 ガイダンスデータ支援処理部(検索部) 81 画像表示装置(表示部) 82 音声再生装置(音声出力部) 83 データベース 84 入力部 85 ROM 86 シーケンスデータ作成更新プログラム(シーケン
スデータ作成手段) 87 シーケンスデータ再生プログラム(シーケンスデ
ータ再生手段) 88 再生処理部 89 RAM 90 レジスタ 91 シーケンスデータ記憶装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 17/30 G06T 1/00 9365−5H G06F 15/62 330 G (72)発明者 根岸 紀明 群馬県前橋市問屋町1丁目8番3号 株式 会社富士通ターミナルシステムズ内 (72)発明者 吉田 正 群馬県前橋市問屋町1丁目8番3号 株式 会社富士通ターミナルシステムズ内

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象装置において操作者による処置を施
    す必要のある事象が発生した場合、当該事象に応じた操
    作案内情報をデータベースから読み出して再生し操作者
    に通知する操作案内情報再生方法であって、 操作者によって施される処置に従って変化する該対象装
    置の状態に対して施すべき処置に関する操作案内情報
    を、該対象装置に接続され該対象装置を管理しうる端末
    装置で再生して操作者に通知することを特徴とする、操
    作案内情報再生方法。
  2. 【請求項2】 対象装置において操作者による処置を施
    す必要のある事象が発生した場合、当該事象に応じた操
    作案内情報をデータベースから読み出して再生し操作者
    に通知する操作案内情報再生方法であって、 操作者によって施される処置に従って変化する該対象装
    置の状態を検知し、 検知された該対象装置の状態に連動し、現在の該対象装
    置の状態に対して施すべき処置に関する操作案内情報
    を、逐次、再生して操作者に通知することを特徴とす
    る、操作案内情報再生方法。
  3. 【請求項3】 対象装置において操作者による処置を施
    す必要のある事象が発生した場合、当該事象に応じた操
    作案内情報をデータベースから読み出して再生し操作者
    に通知する操作案内情報再生方法であって、 該操作案内情報として、まず詳細度の最も低い内容のも
    のを再生し、操作者の要求に応じて徐々に詳細度の高い
    内容のものを順次再生することを特徴とする、操作案内
    情報再生方法。
  4. 【請求項4】 対象装置において操作者による処置を施
    す必要のある事象が発生した場合、当該事象に応じた操
    作案内情報をデータベースから読み出して再生し操作者
    に通知する操作案内情報再生方法であって、 該操作案内情報を、操作者が該対象装置に対して施しう
    る処置の最小単位毎にパーツ化した処置情報パーツの状
    態で該データベースに予め格納しておき、 当該事象に応じた複数の処置情報パーツを該データベー
    スから読み出し、 該複数の処置情報パーツの再生順序を、同一の処置情報
    パーツが重複しないように、当該事象に応じて決定して
    から、 該再生順序に従って該複数の処置情報パーツを順次再生
    し当該事象に応じた操作案内情報として操作者に通知す
    ることを特徴とする、操作案内情報再生方法。
  5. 【請求項5】 前記操作案内情報として、操作者の視点
    から該対象装置を見た状態で実際の操作手順を映像化し
    た画像を所定の表示部上に表示することを特徴とする、
    請求項1〜4のいずれかに記載の操作案内情報再生方
    法。
  6. 【請求項6】 前記画像とともに前記実際の操作手順を
    説明する文字情報を前記操作案内情報として該表示部上
    に表示することを特徴とする、請求項5記載の操作案内
    情報再生方法。
  7. 【請求項7】 前記画像を該表示部上に表示すると同時
    に、前記実際の操作手順を説明する音声情報を出力する
    ことを特徴とする、請求項5または請求項6に記載の操
    作案内情報再生方法。
  8. 【請求項8】 前記操作案内情報の再生を、該対象装置
    に接続され該対象装置を管理しうる端末装置で行なうこ
    とを特徴とする、請求項2〜7のいずれかに記載の操作
    案内情報再生方法。
  9. 【請求項9】 該データベースを、該端末装置に接続さ
    れ該端末装置を管理しうる上位装置側にそなえ他端末装
    置と共用することを特徴とする、請求項1または請求項
    8に記載の操作案内情報再生方法。
  10. 【請求項10】 対象装置において操作者による処置を
    施す必要のある事象が発生した場合に、当該事象に応じ
    た操作案内情報をデータベースから読み出して該操作案
    内情報の再生を制御する再生制御部と、 該再生制御部により制御されて、該操作案内情報を再生
    し操作者に対して通知する再生部とをそなえてなる操作
    案内情報再生装置であって、 該再生部が、該対象装置に接続され該対象装置を管理し
    うる端末装置であり、 該端末装置にて、操作者によって施される処置に従って
    変化する該対象装置の状態に対して施すべき処置に関す
    る操作案内情報が再生されることを特徴とする、操作案
    内情報再生装置。
  11. 【請求項11】 対象装置において操作者による処置を
    施す必要のある事象が発生した場合に、当該事象に応じ
    た操作案内情報をデータベースから読み出して該操作案
    内情報の再生を制御する再生制御部と、 該再生制御部により制御されて、該操作案内情報を再生
    し操作者に対して通知する再生部とをそなえてなる操作
    案内情報再生装置であって、 該再生制御部が、操作者によって施される処置に従って
    変化する該対象装置の状態を該対象装置内のセンサによ
    る検知結果として受け、該対象装置の状態に連動して、
    現在の該対象装置の状態に対して施すべき処置に関する
    操作案内情報を該再生部で逐次再生するように制御する
    ことを特徴とする、操作案内情報再生装置。
  12. 【請求項12】 対象装置において操作者による処置を
    施す必要のある事象が発生した場合に、当該事象に応じ
    た操作案内情報をデータベースから読み出して該操作案
    内情報の再生を制御する再生制御部と、 該再生制御部により制御されて、該操作案内情報を再生
    し操作者に対して通知する再生部とをそなえてなる操作
    案内情報再生装置であって、 該再生部により再生される操作案内情報の詳細度の変更
    を指示するための入力部をそなえ、 該再生制御部が、まず詳細度の最も低い内容の操作案内
    情報を該再生部で再生し、該入力部から操作者によって
    詳細度の変更を指示・要求される都度、徐々に詳細度の
    高い内容の操作案内情報を該再生部で順次再生するよう
    に制御することを特徴とする、操作案内情報再生装置。
  13. 【請求項13】 対象装置において操作者による処置を
    施す必要のある事象が発生した場合に、当該事象に応じ
    た操作案内情報をデータベースから読み出して該操作案
    内情報の再生を制御する再生制御部と、 該再生制御部により制御されて、該操作案内情報を再生
    し操作者に対して通知する再生部とをそなえてなる操作
    案内情報再生装置であって、 該操作案内情報を、操作者が該対象装置に対して施しう
    る処置の最小単位毎にパーツ化した処置情報パーツの状
    態で該データベースに予め格納しておき、 当該事象に応じた複数の処置情報パーツを該データベー
    スから検索する検索部と、 該検索部により検索された該複数の処置情報パーツの再
    生順序を、同一の処置情報パーツが重複しないように、
    当該事象に応じて決定する順序決定部とをそなえ、 該再生制御部が、該順序決定部により決定された該再生
    順序に従って、該データベースからの該複数の処置情報
    パーツを該再生部で順次再生するように制御することを
    特徴とする、操作案内情報再生装置。
  14. 【請求項14】 該再生部として、前記操作案内情報を
    画像として再生表示する表示部をそなえ、 前記操作案内情報として、操作者の視点から該対象装置
    を見た状態で実際の操作手順を映像化した画像を該表示
    部上に再生表示することを特徴とする、請求項10〜1
    3のいずれかに記載の操作案内情報再生装置。
  15. 【請求項15】 前記画像とともに前記実際の操作手順
    を説明する文字情報を前記操作案内情報として該表示部
    上に再生表示することを特徴とする、請求項14記載の
    操作案内情報再生装置。
  16. 【請求項16】 該再生部として、前記操作案内情報を
    音声として再生出力する音声出力部をそなえ、 前記画像を該表示部上に再生表示すると同時に、前記実
    際の操作手順を説明する音声情報を該音声出力部により
    再生出力することを特徴とする、請求項14または請求
    項15に記載の操作案内情報再生装置。
  17. 【請求項17】 該データベースを上位装置側にそなえ
    他装置と共用することを特徴とする、請求項10〜16
    記載の操作案内情報再生装置。
  18. 【請求項18】 画像情報および音声情報を含むマルチ
    メディア情報を再生するマルチメディア情報再生方法で
    あって、 該マルチメディア情報を、情報内容に応じた単位毎にパ
    ーツ化したマルチメディアデータパーツの状態でデータ
    ベースに予め格納しておき、 利用者の指示に応じて、該データベース内の任意の複数
    のマルチメディアデータパーツの再生順序を決定すべ
    く、各マルチメディアパーツを指定するキーデータから
    なるシーケンスデータを作成し、 作成された該シーケンスデータに従って、該複数のマル
    チメディアデータパーツを該データベースから読み出し
    て順次再生することを特徴とする、マルチメディア情報
    再生方法。
  19. 【請求項19】 該シーケンスデータを、該利用者との
    対話形式で作成することを特徴とする、請求項18記載
    のマルチメディア情報再生方法。
  20. 【請求項20】 該マルチメディアデータパーツが、各
    マルチメディアデータパーツ固有のキーデータと、1シ
    ーン分の映像データおよび1シーン分の音声データと、
    これらの映像データおよび音声データのための制御デー
    タとを有していることを特徴とする、請求項18または
    請求項19に記載のマルチメディア情報再生方法。
  21. 【請求項21】 画像情報および音声情報を含むマルチ
    メディア情報を再生すべく、画像情報再生用の表示部お
    よび音声情報再生用の音声出力部を有するマルチメディ
    ア情報再生装置であって、 該マルチメディア情報を、情報内容に応じた単位毎にパ
    ーツ化したマルチメディアデータパーツの状態で予め格
    納するデータベースと、 該データベース内のマルチメディアデータパーツを再生
    するために必要な指示を入力する入力部と、 該入力部からの指示に応じて該データベース内の任意の
    複数のマルチメディアデータパーツの再生順序を決定す
    べく、各マルチメディアパーツを指定するキーデータか
    らなるシーケンスデータを作成するシーケンスデータ作
    成手段と、 該入力部から再生開始の指示を受けると、該シーケンス
    データ作成手段により作成されたシーケンスデータに従
    って、該複数のマルチメディアデータパーツを該データ
    ベースから読み出し、該複数のマルチメディアデータパ
    ーツを該表示部および該音声出力部で順次再生させるシ
    ーケンスデータ再生手段とをそなえたことを特徴とす
    る、マルチメディア情報再生装置。
  22. 【請求項22】 該シーケンスデータ作成手段が、該表
    示部および該音声出力部によりシーケンスデータ作成に
    必要な情報の再生を行ない、当該情報を参照した利用者
    による該入力部からの指示入力を受けて、該シーケンス
    データを作成することを特徴とする、請求項21記載の
    マルチメディア情報再生装置。
  23. 【請求項23】 該マルチメディアデータパーツが、各
    マルチメディアデータパーツ固有のキーデータと、1シ
    ーン分の映像データおよび1シーン分の音声データと、
    これらの映像データおよび音声データのための制御デー
    タとを有していることを特徴とする、請求項21または
    請求項22に記載のマルチメディア情報再生装置。
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