JPH06282426A - 対話型プログラム作成支援装置 - Google Patents

対話型プログラム作成支援装置

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JPH06282426A
JPH06282426A JP5067126A JP6712693A JPH06282426A JP H06282426 A JPH06282426 A JP H06282426A JP 5067126 A JP5067126 A JP 5067126A JP 6712693 A JP6712693 A JP 6712693A JP H06282426 A JPH06282426 A JP H06282426A
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JP
Japan
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screen
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JP5067126A
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English (en)
Inventor
Takashi Kondo
隆志 近藤
Masabumi Tamura
正文 田村
Toru Terauchi
亨 寺内
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プログラム作成の過程での誤操作取消し・試
行錯誤を容易にする。 【構成】 画面ごとに遷移条件によりどの画面に遷移す
るかを決める「遷移定義」100と、情報機器の表示画
面の内容を作成するための「部品編集」101および
「新メニュー」102と、データコピーにより次候補画
面を作成する「次候補作成」103と、選択された候補
画面を処理するための「候補選択」104と、選択され
た候補画面を削除するための「候補削除」105と、情
報機器の表示画面内の部品の配置を決める「レイアウト
編集」106と、任意の時点の状態を再現する「再操
作」107と、任意の過去の状態まで巻き戻しの感覚で
逆順で再現する「逆再生」108の各機能を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銀行ATM(automati
c tellers machine )のように画像表示装置を使って使
用者と対話する情報機器のプログラム作成を支援する装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の表示画面を有する情報機器の対話
制御プログラムの作成を支援するために、GUI(グラ
フィカル・ユーザ・インタフェース)環境のユーザ・イ
ンタフェースを対話的に作成する開発環境はいくつかあ
る。例えば、日経バイト1991年3月号pp250-254 ではN
eXT社のInterface Builder とSun Microsystems
社のDevguide (developer's graphical user interfa
ce design editor)が紹介されている。このInterface
Builder やDevguide は、ボタンやスクロール・バーな
どの部品を画面に配置するだけで、プログラムが完成
し、イベント処理などにわずらわされなくて済む。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
開発環境には以下の問題があった。
【0004】(1) 対話処理の構造化が支援されていな
い。
【0005】(2) プログラム作成者の誤操作への救済手
段が不十分である。
【0006】(3) プログラム作成の過程での試行錯誤へ
の支援が不十分である。
【0007】(4) 操作性の良い対話制御プログラムの作
成支援機能が不十分である。
【0008】本発明は、かかる点に対処してなされたも
ので、プログラム作成の過程での誤操作取消し・試行錯
誤が容易で、手順自由な対話制御プログラムの設計作成
が容易となる対話型プログラム作成支援装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、複数
の表示画面を有する情報機器の対話制御プログラムの作
成を支援する対話型プログラム作成支援装置において、
情報機器の表示画面を表示する表示画面表示手段と、複
数の表示画面の間の遷移関係を示すネットワークを表示
するネットワーク表示手段と、座標および文字を含む情
報を入力する入力手段と、この入力手段により入力され
た情報に基づいて、表示画面およびその遷移関係を編集
・定義する編集・定義手段と、この編集・定義手段によ
って生成された状態を時系列的に蓄積する状態蓄積手段
と、座標および文字を含む入力情報を蓄積する入力情報
蓄積手段と、状態蓄積手段および入力情報蓄積手段から
ある時点での状態および該時点以後の入力情報を読み出
して任意の時点での編集状態に復帰する再操作手段と、
この再操作手段により生成された編集状態に基づいて、
過去に遡って逆順にリプレイ画像を生成し、任意の時点
での編集状態に復帰する逆再生手段とを具備することを
特徴とする。
【0010】また本発明は、上記構成の対話型プログラ
ム作成支援装置において、入力情報蓄積手段から読み出
された入力情報を変更する入力情報変更手段を具備し、
編集・定義手段が、状態蓄積手段から読み出された状態
と入力情報変更手段によって変更した入力情報に基づい
て表示画面を再編集することを特徴とする。
【0011】さらに本発明は、上記構成の対話型プログ
ラム作成支援装置において、編集・定義手段によって編
集された表示画面を編集操作順に表示する編集手順表示
手段を具備し、再操作手段および逆再生手段が、編集手
順表示手段によって表示された表示画面から所望の表示
画面を指定することによって、指定された表示画面の編
集状態に復帰することを特徴とする。
【0012】
【作用】上記構成において、表示画面表示手段およびネ
ットワーク表示手段は、対象情報機器の対話制御プログ
ラムの作成を支援するために、情報機器の編集対象の表
示画面およびその遷移関係のネットワークを提示する。
プログラム作成者は、表示画面の編集およびその遷移関
係の定義操作を行うために、入力手段により座標および
文字を含む情報を入力する。編集・定義手段は、入力さ
れた情報に基づいて、表示画面を編集しあるいはその遷
移関係を定義する。編集・定義された状態は定期的に状
態蓄積手段によって蓄積される。そのとき入力された入
力情報も状態に関連づけて入力情報蓄積手段に時系列的
に蓄積される。再操作手段は、プログラム作成者によっ
て再現したい操作時点が指定されると、状態蓄積手段か
ら指定された時点もしくは直前で蓄積された状態を読み
出すとともに、入力情報蓄積手段からその操作時点以後
の入力情報を読み出して自動的にリプレイ画像を生成し
て指定された時点の編集状態に復帰しプログラム作成者
に提示する。また、逆再生手段は、プログラム作成者が
巻戻し要求を行った時点で、状態蓄積手段から直前に蓄
積された状態を読み出しリプレイ画像を生成し、さらに
その前の状態を読み出しリプレイ画像を生成する逆再生
処理を繰り返すことにより、過去に遡って編集操作の逆
順に編集状態を再現しつつプログラム作成者に提示す
る。これにより、プログラム作成者は、ビデオテープの
巻戻しを見る感覚で所望の編集状態状態にまで遡ること
ができる。
【0013】再操作手段あるいは逆再生手段によって復
帰された編集状態において、プログラム作成者が入力情
報蓄積手段から読み出された入力情報を入力情報変更手
段で変更すると、編集・定義手段は変更した入力情報に
基づいて表示画面を再編集する。これにより、すでに編
集された表示画面も修正することができる。
【0014】このようにして、試行錯誤的なプログラム
作成を支援することができるとともに、プログラム作成
者の誤操作を救済することができる。
【0015】また、編集手順表示手段により編集された
前記表示画面を編集操作順に表示し、再操作手段および
逆再生手段が、編集手順表示手段によって表示された表
示画面の中から指定された表示画面の編集状態を再現す
ることにより、注目する表示画面の編集作業の変更・再
実行を効率よく行うことが可能となる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。
【0017】図1は、本発明にかかわる対話型プログラ
ム作成支援装置の基本的な概略構成を示すもので、1は
銀行ATMのような画面で使用者と対話する情報機器、
2は対象情報機器1のプログラムを効率的に作成するた
めの開発環境を形成するエンジニアリングワークステー
ション、3は編集用データをグラフィカルに表示し必要
な情報を画面で指示することによって入力する表示装置
および座標入力装置、4は表示装置および座標入力装置
3およびエンジニアリングワークステーション2を介し
て対話的に編集されたデータおよび入力データを蓄積す
るデータ蓄積装置である。
【0018】ここでは、画面で使用者と対話する情報機
器1の例として、銀行ATMを取り上げ、そのプログラ
ム作成を支援する装置の作用を説明する。本実施例の装
置の動作は、2つのモード、図2に動作フローを示す画
面間遷移定義モードと、画面内対話機能定義モードに分
けられ、画面レイアウト定義機能はどちらからも起動さ
れる。
【0019】ここで言う「画面」とは、以下に示す対話
の単位を示す。 (A) 情報機器1の使用者が何らかの入力操作をすれば、
別の「画面」に遷移するもの。例えば、図3に示すよう
な情報機器1の動作モード選択画面11がこれに当た
る。
【0020】(B) 情報機器使用者が予め決められた回数
の操作をするか、特定の操作、例えば「中止」選択操作
をしたときに、別の「画面」に遷移するもの。例えば、
暗証番号入力画面がこれにあたる。
【0021】(C) 情報機器使用者が特定の操作、例えば
「円」選択操作をしたときに、別の「画面」に遷移する
もの。例えば、図4に示すような金額入力画面12がこ
れにあたる。
【0022】なお、ここで言う「画面」とは当該情報機
器1の仕様決定者やプログラム作成者が決める単位であ
る。例えば、4桁の暗証番号を入力する画面を、1桁ず
つ別々の「画面」と決めることも可能であるが、その場
合には対話処理の流れがより複雑となり、構造が分かり
にくくなる。
【0023】仕様決定者やプログラム作成者が「画面」
単位を決める際に、完全に自由に決めることは適当では
ない。その際に加えるべき制約は、「同一の『画面』で
同一の操作を行ったときに、異なる『画面』に遷移する
ことは許さない」ことである。例えば、暗証番号を誤っ
て入力した場合、2回目までは再入力を許すが3回目に
は以後の操作を禁止する、というような処理では、一つ
の「画面」で回数を条件としてどの「画面」に遷移する
かを決めることにより実現することもできるが、1回
目、2回目、3回目を別々の「画面」として扱う方が、
対話処理の構造が分かり易い。
【0024】このように対話処理の構造に注目して定義
する「画面」は、表示の見え方とは独立である。上記の
暗証番号入力の1回目、2回目、3回目のように別々の
「画面」であっても表示の見え方が同一である場合もあ
るし、逆に図4の金額入力画面12のように、同一の
「画面」であっても金額が入力されるにつれて金額表示
欄13が変化して表示の見え方が変わる場合もある。
【0025】以下の説明では、この単位を括弧を省略し
て画面と記す。
【0026】まず、画面間遷移定義モードについて説明
する。本実施例の装置では、画面間遷移定義モードに関
わる機能メニューとして、図2に示すように、画面ごと
に遷移条件によりどの画面に遷移するかを決める「遷移
定義」100、情報機器の表示画面の内容を作成するた
めの「部品編集」101および「新メニュー」102、
データコピーにより次候補画面を作成する「次候補作
成」103、選択された候補画面を処理するための「候
補選択」104、選択された候補画面を削除するための
「候補削除」105、画面内の部品の配置を決める「レ
イアウト編集」106、編集処理のやり直しをするため
に任意の時点の状態を再現する「再操作」107、編集
処理のやり直しをするために巻戻し感覚で任意の時点の
状態を再現する「逆再生」108の各メニューが設けら
れている。なお、図2において、実線はユーザの選択・
入力を、破線はプログラムの処理をそれぞれ示す。
【0027】「遷移定義」メニュー100においては、
画面ごとに条件によって次にどの画面に遷移するかを定
義する。ここで、どの画面に遷移するかを決める条件と
しては、以下のものが定義可能である。
【0028】(1)情報機器1の表示装置に表示される
メニューが情報機器1の使用者に選択されたときに、対
応する画面に遷移する。ただし、遷移先が元の画面と同
一である場合、例えば「やり直し」メニューが選択され
てその画面での操作を最初からやり直す場合には遷移が
起こらなかったものと見なす。これは後記(5)のタイ
ムアウト処理に関わる。
【0029】(2)予め決められた回数の操作が完了し
た段階で、個別の応用プログラムが操作内容を分類する
ことを想定して複数の画面のいずれかに遷移する。これ
は、暗証番号チェックのように応用プログラムが他のコ
ンピュータと通信して分類するものでも良い。
【0030】(3)情報機器1の画面操作以外の操作、
例えばカード挿入で遷移する。
【0031】(4)画面ごとに設定された長さの時間、
操作が行われない場合に、指定された画面に遷移する。
【0032】(5)画面ごとに設定された別の長さの時
間、その画面にとまった場合、指定された画面に遷移す
る。
【0033】(6)他のコンピュータからの応答、例え
ば「処理正常終了」、または、「処理異常終了」によ
り、応答の種類に対応する画面に遷移する。
【0034】これらの定義は、図5に示すような操作画
面14で行われる。窓15は情報機器1の表示面である
画面eを示し、メニュー・背景・情報機器1での表示な
どの内容・配置を図的な操作環境で定義できる。前者の
内容の定義は、図2の「部品編集」101、「新メニュ
ー」102の機能メニューで行われ、後者の配置の定義
は「レイアウト編集」106でなされる。なお、この定
義操作の中で、メニューでの特殊なフォント生成、メニ
ュー選択時のサウンド生成のように、汎用のツール・プ
ログラムを使用することも多い。例えば、「部品編集」
101のボタンを選んでから部品を選択すると、種類
(文字列、画像等)が決まるので、自動的にその種類に
合ったツールが起動される。
【0035】操作画面14の窓16は、画面eに関する
画面a〜i間の遷移関係を図で表示しており、窓15と
窓16を使って遷移関係を定義・変更することができ
る。なお上記の条件(2)〜(6)での遷移先を図的な
操作で定義・変更することを許すために、窓15の右側
に、該画面eで使用されている遷移条件16を文字列あ
るいはアイコンで表示している。これらの定義・編集は
入力手段として、キーボードと、マウス(複数のスイッ
チのOn/Off信号で操作の種類を示し、スイッチが状態を
変えた時の座標だけで操作対象を示す)を使用する。
【0036】本発明の第1の特徴は、上記操作における
編集・入力情報を時系列に従ってファイルに記憶するこ
とによって、 状態を蓄積した任意の時点からの入力操作をやり直
すことと、 操作中常に定期的に状態を蓄積しておいて、ユーザ
が巻戻し要求したときに、直前の蓄積状態からそれ以後
所定期間に入力した情報によりリプレイした画像を作成
しファイルに蓄積し、さらにその前の蓄積状態からのリ
プレイ画像を作成して蓄積するという逆再生処理を繰り
返すことで、ユーザからみて状態が連続的に過去に遡る
ように見せ、任意の過去の状態に戻ってその状態から操
作をやり直すことを可能にした点である。前者の機能は
図2の「再操作」107に相当し、後者の機能は「逆再
生」108に相当する。
【0037】この[再操作]107と「逆再生」108
の実現によって、対話制御プログラム作成支援プログラ
ムそのものにやり直し・取り消し機能を組み込む場合と
異なり、上記の汎用のツール・プログラムでの操作も、
それが外部のプログラムであるにもかかわらず、やり直
し・取り消し可能である。図6にその構成を示す。
【0038】ここで説明したリプレイと逆再生は、本装
置の制御機能で、あたかもビデオテープのように、高速
または低速の処理も可能である。
【0039】本発明の第2の特徴は、上記の逆再生およ
びリプレイを画面単位で行える点である。何画面かに渡
る操作のリプレイをする場合、ある1画面に関する編集
処理だけを、それが時間的に幾つかのタイミングに分か
れた処理であっても、選択的に蓄積・ファイルを読み出
して連続リプレイすることで、注目する画面に関する編
集処理のやり直しが簡単にできる。
【0040】また、注目する画面について、意識的に複
数の案を作成し比較検討し、比較した結果、選択するこ
とも可能である。
【0041】本発明の第3の特徴は、この画面間遷移定
義モードにおいて、開発対象である情報機器1の操作手
順に自由度をもたせることを支援する点である。図7
に、「カード挿入動作」と「3つのメニュー選択」の順
序が自由である場合に、窓16に表示される画像の一部
分の例を示す。
【0042】次に、図8を参照しながら、画面間遷移定
義モードの操作例を説明する。この図の上部は、画面間
遷移定義モードの履歴を表現しているもので、プログラ
ム作成者に、リプレイすべき過去の操作を選択する時に
提示されるものである。図8において、一番上の横長の
帯21は画面を単位とする編集の手順を示している。こ
の帯21の一つ一つの枠が一つの画面に対応している。
枠の中には、ここではA〜Eの画面記号が記されている
が、ここに表示するものは内容が分かる画面名称であっ
ても良いし、作成された画面の縮小画像でも良い。
【0043】一つの画面Iの編集の例を図9に示す。こ
れはメニュー作成の例で、以下の手順で行う。
【0044】 本装置の機能メニューで「新メニュ
ー」102(図2)を選択する。
【0045】 キーボードでメニュー名称「中止」を
入力する。
【0046】 窓15で「中止」メニューの位置を指
示する。これにより、窓15に「中止」メニュー31が
表示される。
【0047】 窓16で、「中止」メニューが選択さ
れたときに遷移する画面Fを指示する。これにより、画
面Iと画面F間に新しいリンク32が追加される。
【0048】このような操作での編集を画面単位で行
う。
【0049】図8に戻って説明すると、中央の縦のサイ
ズが変動する横長の帯22はそれぞれの時点での画面の
構成の候補を示している。ここでの個々の枠にはそれぞ
れの候補画面(一つの画面で表示が変化する場合には、
代表的な画面)23が縮小表示される。図8では*印で
この時に編集された候補を示しているが、縮小画面中で
この印が見えにくい場合には別の手段で、この時に編集
された候補を示す。
【0050】図8に示されている画面編集手順は以下の
ような操作履歴を示している。
【0051】 画面Aを作成する。
【0052】 画面Bの候補を3種類作成する。ここ
で複数の候補を残す理由は、他の画面との比較や他の開
発者との協議を想定しているためである。
【0053】 同じように画面Cの候補を3種類作成
する。
【0054】 同じように画面Dの候補を2種類作成
する。
【0055】 画面Eの作成を開始する。
【0056】 画面Eの作成途中で画面B、画面Cの
不具合に気付き、まず「候補選択」機能104(図2)
により画面Bの第二候補を修正する。
【0057】 次に、「候補削除」機能105(図
2)により画面C候補の一つを削除する。
【0058】 その後で画面E作成を続行する。
【0059】このような操作履歴の後で、で削除した
画面Cの候補を復活させるためには、編集操作を削除
するだけで良い。
【0060】なお、図8の一番下に示されている3つの
枠24は、それぞれの画面の候補の内容を示している。
【0061】次に、画面内対話機能定義モードについて
説明する。
【0062】本発明に係わるプログラム作成支援装置は
汎用のものであるので、当該情報機器の全ての機能を定
義することは支援しない。例えば、磁気カード、通帳、
紙幣、貨幣などを入出力する周辺装置の制御機能、中央
計算機との通信機能はこのプログラム作成支援装置で作
成するのではなく、別途作成され、関数あるいはサブル
ーチンとして提供されるものとする。
【0063】このプログラム作成支援装置で定義するも
のは、情報機器使用者が入力装置、表示装置、そして場
合によっては、音声・サウンド出力装置を使用した情報
機器とその使用者の間で行われる対話に関する機能だけ
である。例えば、図4のような金額入力画面12を定義
する場合には、使用者が数字を1文字入力するごとに右
上方の表示窓13に入力値を表示することを定義するこ
とは、前記の従来技術ですでに可能である。
【0064】なお、上記実施例では、銀行ATMを開発
対象情報機器の例として挙げて説明したが、鉄道用の切
符の自動販売機・定期券発行機のようなその他の専用情
報機器、パソコン通信プログラムのようなコンピュータ
応用システム開発にも応用可能である。
【0065】また、ここでは操作順序に自由度がある場
合に図7のように、2次元の図形で表示を行う例を示し
たが、3次元図形を2次元に投影した図を表示すること
も有効である。
【0066】また、ここでは表示されたメニューを選択
する方法を説明したが、メニューは表示装置の外部にボ
タンとて備えられていても良い。その場合には、外部ボ
タンとして備えられているメニューは、図5のような画
面間遷移定義のための表示では窓15の右側に常時表示
される。
【0067】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、(1)開発対象である情報機器の、画面に注
目して操作単位を定義し、その間の関係を図的に表示す
ることで、構造化を支援する、(2)ビデオ・テープ・
レコーダの巻戻しの感覚での誤操作取り消しと、任意の
時点からのやり直しを実現する、(3)複数の画面案の
比較選択を支援する、(4)対話制御プログラムの操作
性の重要な点である、操作順序の自由化を、順序が異な
る複数の操作手順を図的に表示する設計・プログラム作
成機能で支援することにより、プログラム作成の過程で
の、誤操作取消し・試行錯誤が容易となり、手順自由な
対話制御プログラムの設計作成が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の対話型プログラム作成支援装置の基本
的な概略構成を示すブロック図たである。
【図2】本発明の一実施例の対話型プログラム作成支援
装置の各機能とその動作フローを示す図である。
【図3】メニュー選択で遷移先が決まる画面の例を示す
図である。
【図4】複数操作を許す画面の例を示す図である。
【図5】本発明の一実施例の対話型プログラム作成支援
装置における操作のための表示例を示す図である。
【図6】外部の汎用ツール・プログラムでの操作のやり
直し・取り消しを実現するための仕組みを示すブロック
図である。
【図7】操作順序に自由度がある場合の表示例を示す図
である。
【図8】画面間遷移定義モードの履歴と、一部画面の複
数候補を示す図である。
【図9】一つの画面の編集結果の例を示す。
【符号の説明】
1………対象情報機器 2………エンジニアリングワークステーション 3………表示装置および座標入力装置 4………データ蓄積装置 15、16………窓 17………遷移条件

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の表示画面を有する情報機器の対話
    制御プログラムの作成を支援する対話型プログラム作成
    支援装置において、 前記情報機器の表示画面を表示する表示画面表示手段
    と、 前記複数の表示画面の間の遷移関係を示すネットワーク
    を表示するネットワーク表示手段と、 座標および文字を含む情報を入力する入力手段と、 この入力手段により入力された情報に基づいて、前記表
    示画面およびその遷移関係を編集・定義する編集・定義
    手段と、 この編集・定義手段によって生成された状態を時系列的
    に蓄積する状態蓄積手段と、 前記座標および文字を含む入力情報を蓄積する入力情報
    蓄積手段と、 前記状態蓄積手段および入力情報蓄積手段からある時点
    での状態および該時点以後の入力情報を読み出して任意
    の時点での編集状態に復帰する再操作手段と、 前記再操作手段により生成された編集状態に基づいて、
    過去に遡って逆順にリプレイ画像を生成し、任意の時点
    での編集状態に復帰する逆再生手段とを具備することを
    特徴とする対話型プログラム作成支援装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の対話型プログラム作成支
    援装置において、 前記入力情報蓄積手段から読み出された入力情報を変更
    する入力情報変更手段を具備し、 前記編集・定義手段は、前記状態蓄積手段から読み出さ
    れた状態と前記入力情報変更手段によって変更した入力
    情報に基づいて前記表示画面を再編集することを特徴と
    する対話型プログラム作成支援装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の対話型プログラ
    ム作成支援装置において、 前記編集・定義手段によって編集された前記表示画面を
    編集操作順に表示する編集手順表示手段を具備し、 前記再操作手段および逆再生手段は、前記編集手順表示
    手段によって表示された表示画面から所望の表示画面を
    指定することによって、指定された表示画面の編集状態
    に復帰することを特徴とする対話型プログラム作成支援
    装置。
JP5067126A 1993-03-25 1993-03-25 対話型プログラム作成支援装置 Withdrawn JPH06282426A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH08147265A (ja) * 1994-11-18 1996-06-07 Canon Inc 操作性検証方法及び装置
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