JPH11231995A - ユーザインタフェース設計方法およびユーザインタフェース設計装置および自動処理装置 - Google Patents

ユーザインタフェース設計方法およびユーザインタフェース設計装置および自動処理装置

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JPH11231995A
JPH11231995A JP3590898A JP3590898A JPH11231995A JP H11231995 A JPH11231995 A JP H11231995A JP 3590898 A JP3590898 A JP 3590898A JP 3590898 A JP3590898 A JP 3590898A JP H11231995 A JPH11231995 A JP H11231995A
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JP3590898A
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Mika Amamiya
美香 雨宮
Hiroyuki Kamio
広幸 神尾
Arisa Uchiyama
ありさ 内山
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複雑なリンク構造をユーザ(設計者)が容易に
理解でき、設計時のユーザの利便性の向上が図れるユー
ザインタフェース設計方法及び装置を提供する。 【解決手段】ユーザ操作によりリンク元として指定され
た画面オブジェクト上の部品オブジェクトからユーザ操
作によりリンク先として指定された他の画面オブジェク
トへ設定された画面遷移リンクにて繋がる既作成の画面
オブジェクトと画面遷移の方向を表示し、前記画面遷移
リンクを、該画面遷移リンクの属性情報とリンク元の部
品オブジェクトの属性情報とのうちの少なくとも一方に
基づき画面遷移の本流のリンクあるいは該本流から分岐
する支流のリンクと判定し、この判定結果に基づき、前
記表示される画面遷移リンクを本流と支流とに区別して
表示することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザからの入力
を受け取り、部品をレイアウトした操作画面をユーザイ
ンタフェース(UI)として用いたシステムのための画
面の設計、動作の設計をグラフィカルユーザインタフェ
ース(GUI)を用いて行い、シミュレーションによる
動作確認を行うのに好適なユーザインタフェース設計装
置及び方法に関する。
【0002】また、本発明は、上記ユーザインタフェー
ス設計方法を用いて設計されたユーザインターフェース
を介して順次入力される情報に基づき、所定の処理を自
動的に行う自動処理装置に関する。
【0003】
【従来の技術】部品をレイアウトすることによる操作画
面設計と、動作設計をGUI操作で実現し、設計通りに
実行するツールは数多くある。
【0004】例えば、VisualBasic (米国Microsoft 社
の登録商品)を利用すると、GUI操作を利用して簡単
にWindows (米国Microsoft 社の登録商品)のプログラ
ミングを行うことができる。
【0005】また、AUTHORWARE STAR (米国Macromedia
社の登録商品)を利用すると、アイコンを並べるなどの
オーサリング操作で簡単にプレゼンテーションや情報案
内などのシステムを構築することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしVisualBasic 等
のビジュアルプログラミングツールは、複雑な操作を行
うユーザインタフェースを構築できる半面、動作設計の
大部分はプログラムコードを記述して行うため、設計者
がプログラミングを習得する必要がある。
【0007】また、動作設計の際には、設計された動作
を確認する上で、画面間の遷移の様子をビジュアルに表
示できることが望ましい。しかし、画面遷移動作の流れ
が複雑になってくると、画面遷移の様子を単に画面のア
イコンと遷移方向を示す矢印とで表示するだけでは、ユ
ーザが画面遷移の様子を把握するには容易ではなく、動
作設計に支障をきたしかねない。
【0008】そこで、本発明は、上記事情を考慮してな
されたもので、その目的は、UI操作画面(ユーザイン
タフェース操作画面)の設計だけでなく動作の設計もG
UI(グラフィカルユーザインタフェース)操作で行う
ことができ、より柔軟な動作設計が行えるユーザインタ
フェース設計装置及び方法であって、設計された画面間
の遷移動作を本流と支流に区別して視覚的に表示するこ
とで、複雑なリンク構造をユーザ(設計者)が容易に理
解できるようになり、設計時のユーザの利便性の向上が
図れるユーザインタフェース設計装置及び方法を提供す
ることにある。
【0009】また、本発明のユーザインタフェース設計
装置及び方法を用いて、用途、設置場所等に応じたユー
ザインターフェースの設計、変更が、その場で即座に行
うことができる自動処理装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】(請求項1、請求項7)
本発明のユーザインタフェース設計方法および装置は、
ユーザインタフェースの操作画面を表す画面オブジェク
ト上の任意の位置に各種部品オブジェクトを配置し、任
意の前記部品オブジェクトから他のオブジェクトに対し
てリンク付けを行うことで動作の設計を行い、設計した
ユーザインタフェースのシミュレーションを行うユーザ
インタフェース設計方法および装置において、ユーザ操
作によりリンク元として指定された画面オブジェクト上
の部品オブジェクトからユーザ操作によりリンク先とし
て指定された他の画面オブジェクトへ設定された画面遷
移リンクにて繋がる既作成の画面オブジェクトと画面遷
移の方向を表示し、前記画面遷移リンクを、該画面遷移
リンクの属性情報とリンク元の部品オブジェクトの属性
情報とのうちの少なくとも一方に基づき画面遷移の本流
のリンクあるいは該本流から分岐する支流のリンクと判
定し、この判定結果に基づき、前記表示される画面遷移
リンクを本流と支流とに区別して表示することを特徴と
する。
【0011】本発明によれば、ユーザインタフェース操
作画面とその動作の設計がGUI操作で行うことがで
き、しかも操作画面の遷移動作を本流と支流とに区別し
て表示することができるため、複雑なリンク構造をユー
ザ(設計者)が容易に理解できるようになり、設計時の
ユーザの利便性の向上が図れる。
【0012】(請求項2、8)本発明のユーザインタフ
ェース設計方法および装置は、ユーザインタフェースの
操作画面を表す画面オブジェクト上の任意の位置に各種
部品オブジェクトを配置し、任意の前記部品オブジェク
トから他のオブジェクトに対してリンク付けを行うこと
で動作の設計を行い、設計したユーザインタフェースの
シミュレーションを行うユーザインタフェース設計方法
および装置において、ユーザ操作によりリンク元として
指定された画面オブジェクト上の部品オブジェクトから
ユーザ操作によりリンク先として指定された他の画面オ
ブジェクトへ設定された画面遷移リンクにて繋がる既作
成の画面オブジェクトと画面遷移の方向を表示し、前記
画面遷移リンクを、リンク元となる部品オブジェクトの
属性値に基づき画面遷移の本流のリンクあるいは該本流
から分岐する支流のリンクと判定し、この判定結果に基
づき、前記表示される画面遷移リンクを本流と支流とに
区別して表示することを特徴とする。
【0013】本発明によれば、ユーザインタフェース操
作画面とその動作の設計がGUI操作で行うことがで
き、しかも操作画面の遷移動作を本流と支流とに区別し
て表示することができるため、複雑なリンク構造をユー
ザ(設計者)が容易に理解できるようになり、設計時の
ユーザの利便性の向上が図れる。
【0014】(請求項3、9) 本発明のユーザインタ
フェース設計方法および装置は、ユーザインタフェース
の操作画面を表す画面オブジェクト上の任意の位置に各
種部品オブジェクトを配置し、任意の前記部品オブジェ
クトから他のオブジェクトに対してリンク付けを行うこ
とで動作の設計を行い、設計したユーザインタフェース
のシミュレーションを行うユーザインタフェース設計方
法および装置において、ユーザ操作によりリンク元とし
て指定された画面オブジェクト上の部品オブジェクトか
らユーザ操作によりリンク先として指定された他の画面
オブジェクトへ設定された画面遷移リンクにて繋がる既
作成の画面オブジェクトと画面遷移の方向を表示し、前
記画面遷移リンクの持つ、画面遷移の本流のリンクと該
本流から分岐する支流のリンクとを区別するためのリン
ク情報に基づき、該画面遷移リンクを本流のリンクある
いは支流のリンクと判定し、この判定結果に基づき、前
記表示される画面遷移リンクを本流と支流とに区別して
表示することを特徴とする。
【0015】本発明によれば、ユーザインタフェース操
作画面とその動作の設計がGUI操作で行うことがで
き、しかも操作画面の遷移動作を本流と支流とに区別し
て表示することができるため、複雑なリンク構造をユー
ザ(設計者)が容易に理解できるようになり、設計時の
ユーザの利便性の向上が図れる。
【0016】(請求項6、14)本発明のユーザインタ
フェース設計方法は、前記判定結果に基づき、表示され
る既作成の各画面の画面オブジェクトの縮小イメージで
あるカードアイコンの表示位置を決定することを特徴と
する。
【0017】本発明によれば、ユーザインタフェース操
作画面とその動作の設計がGUI操作で行うことがで
き、しかも操作画面の遷移動作を本流と支流とに区別し
て表示することができるため、複雑なリンク構造をユー
ザ(設計者)が容易に理解でき、設計時のユーザの利便
性の向上が図れる。
【0018】(請求項16)本発明の自動処理装置は、
ユーザインタフェースを介して順次入力される情報に基
づき、所定の処理を自動的に行う自動処理手段と、前記
ユーザインタフェースの操作画面を表す画面オブジェク
ト上の任意の位置に各種部品オブジェクトを配置し、任
意の前記部品オブジェクトから他のオブジェクトに対し
てリンク付けを行うことで動作の設計を行い、設計した
ユーザインタフェースのシミュレーションを行うユーザ
インタフェース設計手段と、を具備したことにより、当
該自動処理装置の用途、設置場所等に応じたユーザイン
ターフェースの設計、変更が、その場で即座に行うこと
ができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を参照して説明する。
【0020】(第1の実施形態) (1)ユーザインタフェース設計装置の構成 まず、ユーザインタフェース設計装置の構成について説
明する。
【0021】図1は、本発明の一実施形態に係るユーザ
インタフェース設計装置の機能構成を示すブロック図で
ある。この図1に示すユーザインタフェース(UI)設
計装置は、音声や音(サウンド)の出力に用いられるス
ピーカ、及びCRTディスプレイ、液晶ディスプレイ等
の表示装置を含む出力装置101と、キーボードやマウ
ス等の入力手段からなり、設計時のデータ等の入力に用
いられる入力装置(以下、設計時データ入力装置と称す
る)102と、設計時及びシミュレーション時に設計者
あるいは利用者とのインタラクティブな対話を行うユー
ザインタフェース設計機構(以下、UI設計機構と称す
る)103と、(タッチ入力用の)タッチパネル、(音
声入力用の)マイクロフォン、マウス、キーボード等の
入力手段からなり、シミュレーション時の情報入力に用
いられる入力装置(以下、シミュレーション時入力装置
と称する)104と、設計された画面情報、動作情報及
びデータの素材等を保存・管理するデータベース(D
B)105と、設計された画面情報、動作情報及びデー
タの素材等を一時保持するための領域、作業領域等を提
供するメモリ106とで構成されている。ここで、設計
時データ入力装置102及びシミュレーション時入力装
置104は、物理的には同一の入力装置である。
【0022】UI設計機構103は、画面や動作の設計
時の管理を司るエディティング部107と、設計したU
Iの動作確認のためのシミュレーション時の管理を司る
プロトタイプ実行部108とで構成されている。このエ
ディティング部107及びプロトタイプ実行部108の
構成については後述する。
【0023】図1のユーザインタフェース設計装置は、
例えば、タッチパネル、マイクロフォン、マウス、キー
ボード等の入力手段、スピーカ、ディスプレイ(表示装
置)、等の出力手段、フロッピーディスク装置、ハード
ディスク装置等の大容量記憶装置、主メモリ、及びCP
U等を備えたパーソナルコンピュータ(計算機)を用い
て実現される。
【0024】特に、図1のユーザインタフェース設計装
置の中心をなすUI設計機構103の持つ機能は、その
機能を上記のパーソナルコンピュータにより実行させる
ためのプログラムを記録した記憶媒体、例えばフロッピ
ーディスクを用い、当該フロッピーディスクを上記パー
ソナルコンピュータ中のフロッピーディスク装置に装着
して、当該フロッピーディスク装置に記録されているプ
ログラムを上記パーソナルコンピュータ(中のCPU)
で読み取り実行させることにより実現される。
【0025】(2)UI設計機構103の概要 次に、UI設計機構103の概要について、図2の画面
イメージ例を参照して説明する。
【0026】UI設計機構103は、UIの画面仕様、
動作仕様をGUIで設計するツールである。UI設計機
構103による画面の設計は、カードレイアウトマネジ
ャウインドウ(CLMW)201上で行われる。即ち、
CLMW201上で、UI操作画面を表す画面オブジェ
クト(オブジェクト指向でいうところのオブジェクト)
としてのカード202を作成し、当該カード202上に
テキスト部品203、イメージ部品204などのUI操
作画面を構成する部品オブジェクトをレイアウトするこ
とで画面設計が行われる。
【0027】また、UI設計機構103による設計時に
は、CLMW201と共にマップビューア205が表示
される。このマップビューア205は、作成済みのカー
ドを一覧して表示するためのウインドウであり、当該マ
ップビューア205上には、作成済みのカードの縮小イ
メージであるカードアイコンが表示される。図2の例で
は、カードアイコン206を含む複数のカードアイコン
が表示されている。作成済みのカード数が多い場合に
は、一部のカードに対応するカードアイコンのみがマッ
プビューア205上に表示され、残りのカードに対応す
るカードアイコンは当該マップビューア205上で上下
或いは左右にスクロールすることで表示される。また、
カード上に配置される部品(部品オブジェクト)から他
のカードへのリンクが張られている場合には、対応する
カードアイコン間にリンクとその方向を表す矢印(リン
ク線)が表示される。
【0028】(3)マネジャの種類 次に、図1中のエディティング部107及びプロトタイ
プ実行部108が有するマネジャ(管理手段)の種類に
ついて説明する。
【0029】まず、図1中のエディティング部107
は、カード202の生成及び管理を行うカードレイアウ
トマネジャ(CLM)109と、カード202上の部品
オブジェクトの生成を行うパーツ(部品)マネジャ(P
M)110とで構成される。
【0030】CLM109は、起動時には、カード20
2及びカード202上にレイアウトされた部品オブジェ
クトの編集、及びユーザからのイベント(ボタンをクリ
ックする、音声による入力を行うなど)に対して行われ
る動作処理のためのリンク設定を行う。
【0031】PM110は、CLM109より起動さ
れ、ユーザから指定された部品オブジェクトの生成を行
い、カード202に登録する。このカード202に登録
される部品オブジェクトの管理は当該カード(画面オブ
ジェクト)202が行う。
【0032】一方、図1中のプロトタイプ実行部108
は、プロトタイプマネジャ(PTM)111により構成
される。PTM111は、ユーザからの指示に従ってC
LM109により起動される。このPTM111の起動
時には、ユーザからのイベントを受けた部品オブジェク
トは、そのメッセージ送信機能により、設定されたリン
ク先へメッセージを送る。このメッセージ送信の繰り返
しにより、リンクの設計通りに動作シミュレーションを
行うことができる。
【0033】(4)設計操作の説明 次に図1のUI設計装置(中のUI設計機構103)の
設計操作について説明する。この設計操作は、設計者か
らの指示に従ってUI設計機構103内のエディティン
グ部107によって実行される。設計中の状態を、設計
モードという。本実施形態のUI設計装置上では、以下
に述べるような、部品を配置した画面イメージの設計
と、動作シナリオの設計の2つを行う必要がある。
【0034】(4−1) 画面イメージの設計 (4−1−1) CLMの起動 設計者が図1中のUI設計機構103を立ち上げると、
当該UI設計機構103のエディティング部107内の
CLM109が起動される。CLM109が起動される
と、DB105に保存されている情報(設計済みの画面
情報、動作情報及びデータの素材等)がメモリ106に
読み込まれると共に、図2に示されるように、カードレ
イアウトマネジャメニュー(CLMM)207とカード
レイアウトマネジャウインドウ(CLMW)201が出
力装置101のディスプレイに画面表示される。一方、
CLMM207には、「カード」「カード表示」「編
集」「情報設定」「リンク」「プロトタイプ実行」の各
項目が用意されている。
【0035】図2の画面表示状態で、設計者が設計時デ
ータ入力装置102(の例えばマウス)を操作し、CL
MM(カードレイアウトマネジャメニュー)207中の
「カード」の項目にカーソルを移動させてマウスクリッ
クすることで「カード」を選択すると、当該「カード」
に対応するサブメニューがCLM109により表示され
る。この「カード」のサブメニューには、例えば「新規
カード」「カード部品呼び出し」「終了」が用意されて
いる。そこで、設計者がカーソルを「新規カード」へ移
動させて選択すると、CLM109により新規のカード
が生成され、CLMW201上に表示される。この生成
されたカードの情報(画面オブジェクト)は、メモリ1
06に格納される。
【0036】画面(UI操作画面)を設計するには、希
望のカード202を表示させ、そこに所望の部品オブジ
ェクトを配置していけばよい。
【0037】ここで、希望のカードを表示させるには、
まず設計者がCLMM207中の「カード表示」の項目
にカーソルを移動させクリックし、当該「カード表示」
に対応するサブメニューを表示させる。このサブメニュ
ーには、例えば「次カード」と「前カード」という項目
が用意されている。一方、作成済みのカード(の情報)
はDB105内に作成順の並び(ここでは論理的な並
び)で保持管理されており、この段階では前記したよう
にメモリ106に読み込まれている。
【0038】そこで、設計者が「次カード」を選択する
と現在表示中のカードの1枚後に作成したカードが、
「前カード」を選択すると現在表示中のカードの1枚前
に作成したカードが、CLM109によりメモリ106
から読み込まれ、CLMW201に表示される。図2に
おいてCLMW201に表示されているカード202
は、このようにしてメモリ106から読み込まれたカー
ド、或いは新規に作成されたカードである。なお、図2
では、カード202上に各種カード部品(部品オブジェ
クト)が配置されている様子が示されているが、この段
階では未だ配置されていないものとする。
【0039】さて設計者は、上記のようにして表示され
たカード202に配置する部品オブジェクトを生成する
には、まずCLMM207の「カード」のサブメニュー
「カード部品呼び出し」を選択する。
【0040】(4−1−2) PMの起動 「カード部品呼び出し」が選択されると、CLM109
はPM110を起動する。PM110の起動時には、図
2中のパーツマネジャメニュー(PMM)208が出力
装置101のディスプレイに画面表示される。PMM2
08には、「テキストボタン作成」「テキスト部品作
成」「イメージ作成」「終了」の各項目が用意されてい
る。
【0041】(4−1−3) テキストボタンの作成 テキストボタンは、設計者の指定した文字列を表示する
ことができる(手続きを持つ)ボタン形状の部品(部品
オブジェクト)である。
【0042】テキストボタン、例えば図3に示すテキス
トボタン300を生成して(図2中のカード202に相
当する)カード302上に配置するには、まず設計者が
設計時データ入力装置102(中のマウス)を操作して
図2中のPMM(パーツマネジャメニュー)208の
「テキストボタン作成」にカーソルを移動し選択する。
これを受けてPM110は、図3に示されるようにテキ
ストボタン情報設定ダイアログ301を表示する。設計
者は、このテキストボタン情報設定ダイアログ301上
でテキストボタン300の属性を設定する。
【0043】図3から明らかなように、テキストボタン
300を作成するために設定する属性には、部品名、部
品の横サイズ、部品の縦サイズ、カード(ここではカー
ド302)上のX位置(X座標)、Y位置(Y座標)、
部品の背景色、文字色、文字フォント(の種類)、テキ
スト内容、プロトタイプ実行中(シミュレーション実行
中)の状態等がある。プロトタイプ実行中の状態とは、
例えばカード302が表示されたときの(当該カード3
02内に配置される)テキストボタン300の初期状態
などである。テキストボタン300の状態には、“表示
状態”または“非表示状態”がある。
【0044】設計者は、これらの属性値を設計時データ
入力装置102(中のマウスやキーボード)を操作して
テキストボタン情報設定ダイアログ301上で入力し、
当該情報設定ダイアログ301に設けられたOKボタン
303をクリックする。するとPM110は、入力され
た属性値が設定されたテキストボタン300を作成し、
(図2中のカード202に相当する)図3に示す表示中
のカード302上に表示すると共に、そのボタン300
の情報(カード部品の情報)を当該カード302の部品
オブジェクト(の情報)としてメモリ106内に格納す
る。
【0045】もし、テキストボタン作成をキャンセルし
たい場合には、設計者はテキストボタン情報設定ダイア
ログ301に設けられたCancel(キャンセル)ボ
タン304をクリックすればよい。この場合PM110
は、テキストボタン情報設定ダイアログ301を非表示
にし、テキストボタン作成処理を中止する。
【0046】なお、部品の横サイズ、部品の縦サイズ、
カード上のX位置、Y位置などの属性値は、マウスを用
いたカード302上での位置指定操作により設定するこ
とも可能である。
【0047】(4−1−4) テキスト部品の作成 テキスト部品は、設計者の指定した文字列を表示するこ
とができる(手続きを持つ)ボード形状の部品である。
【0048】テキスト部品、例えば図2に示すテキスト
部品203を生成(して図2のようにカード202上に
配置)するには、まず設計者が設計時データ入力装置1
02(中のマウス)を操作して図2中のPMM208の
「テキスト部品作成」にカーソルを移動し選択する。以
下は、前記したテキストボタン300の生成の場合と同
様である。
【0049】(4−1−5) イメージ部品の作成 イメージ部品は、設計者の指定したイメージファイルの
データ(イメージデータ)を表示することができる(手
続きを持つ)部品であり、平常時と押下時のイメージフ
ァイル(の例えばファイル名)を指定することができる
(手続きを持つ)部品である。
【0050】イメージ部品、例えば図2に示すイメージ
部品204を生成(して図2のようにカード202上に
配置)するには、まず設計者が設計時データ入力装置1
02(中のマウス)を操作して図2中のPMM208の
「イメージ作成」にカーソルを移動し選択する。以下
は、前記したテキストボタン300の生成の場合と同様
である。なお、イメージ部品204を作成するために設
定する属性には、部品名、部品の横サイズ、部品の縦サ
イズ、カード上のX位置、Y位置、平常時イメージファ
イル、押下時イメージファイル、プロトタイプ実行中の
状態等がある。
【0051】以上のようにして、画面イメージを設計す
ることができる。この画面イメージの設計により生成さ
れたカード(画面オブジェクト)及び当該カード上に配
置された各種部品オブジェクト(の情報)は、メモリ1
06からDB105に転送されて当該DB105に保存
される。
【0052】(4−2) 動作シナリオの設計 設計者は、画面イメージの設計を終了すると、動作シナ
リオの設計を行う。本実施形態における動作シナリオの
設計は、例えばマウス操作によってオブジェクト間にリ
ンクを設定することで行われる。リンクには部品オブジ
ェクトからカード(画面オブジェクト)へのリンクと、
部品オブジェクトから部品オブジェクトへのリンクがあ
る。
【0053】以下、リンクの説明とリンクの設定の手順
について順に説明する。
【0054】(4−2−1) リンク リンクは、当該リンクを識別するためのリンク名(リン
ク識別タグ)、リンク元のオブジェクトを指すポイン
タ、リンク先のオブジェクトを指すポインタ、リンク元
の受けるイベント、リンク先オブジェクトに渡されるメ
ッセージ等の属性を持つオブジェクト(リンクオブジェ
クト)である。このリンク(リンクオブジェクト)に
は、部品オブジェクトから部品オブジェクトへのリンク
と、部品オブジェクトからカード(画面オブジェクト)
へのリンクの2種がある。
【0055】(4−2−2) 部品オブジェクトからカ
ードへのリンク設定 ここで、部品オブジェクトからカード(画面オブジェク
ト)へのリンク設定について、プロトタイプ実行中に画
面上のテキストボタンを押すと他の画面に遷移するとい
う動作を設計する場合のリンク設定操作を例に、図4の
画面例および図5に示すフローチャートを参照して説明
する。
【0056】今、出力装置101のディスプレイには、
図4に示すように、目的とする画面を構成するカード4
00(#1)と(図2中のマップビューア205に相当
する)マップビューア409とが表示されているものと
する。カード400上には、2つのテキストボタン40
1、410と、イメージ部品411とが配置されてい
る。またマップビューア409には、カード400(#
1)の縮小イメージとしてのカードアイコン417、カ
ード400のリンク元部品が配置されているカード(カ
ード#0)のカードアイコン416、及びカード400
上の部品(ここではテキストボタン401)からリンク
を設定する予定のカード(カード#2)のカードアイコ
ン418が表示されている。なお、出力装置101のデ
ィスプレイには図2中のCLMM207も表示されてい
るが、図4では省略してある。
【0057】このような状態でリンク設定を行う場合、
まず設計者は、設計時データ入力装置102(中のマウ
ス)を操作してカード400に配置されている部品オブ
ジェクトの中からリンク元としたい部品オブジェクトを
クリックして選択する。ここでは、テキストボタン40
1が選択されたものとする。
【0058】次に設計者は、CLMM207(図2参
照)中の「リンク」の項目にカーソルを移動させてクリ
ックし、当該「リンク」に対応するサブメニューをCL
M109により表示させる。このサブメニューには、
「リンク設定」という項目が用意されている。そこで設
計者が「リンク設定」を選択すると、CLM109は図
4に示すようにリンク設定ダイアログ402を表示する
と共に、先にカード400上から選択された部品オブジ
ェクト(ここではテキストボタン401)がリンク元と
して指定されたものであると判断する(ステップS1
1、S12)。
【0059】リンク設定ダイアログ402には、リンク
名を入力するためのリンク名入力領域403と、イベン
トのリストの中からリンク元のオブジェクトが受けるイ
ベントを選択するためのイベント選択領域404と、メ
ッセージのリスト中からリンク先のオブジェクトが受け
取るメッセージを選択するためメッセージ選択領域40
5と、リンクが本流か支流かを選択するための「本流」
ボタン420、「支流」ボタン421と、OKボタン5
09と、Cancel(キャンセル)ボタン510とが
ある。
【0060】上記メッセージには「表示」と「非表示」
のメッセージが含まれており、メッセージ選択領域40
5内のリスト呼び出しボタンをクリックすると、そのメ
ッセージのリストが表示(例えばプルダウン表示)さ
れ、設計者は、そのリストから任意のメッセージを選択
して当該メッセージ選択領域405に設定することが可
能となる。
【0061】設計者は、リンク設定ダイアログ402が
表示されると、マップビューア409の中から、遷移先
の画面、即ち(テキストボタン401の)リンク先とな
るカードに対応するカードアイコン、例えばカードアイ
コン418をクリックすることで、遷移先(リンク先)
の画面(カード)を選択指定する(ステップS13)。
このとき、クリックされたカードアイコン418は、そ
の旨が設計者に容易に視認可能なように強調表示される
(ステップS14)。ここでは、例えば、カードアイコ
ン418の4隅に、選択されたことを示す選択マークが
表示される。また、表示中のカード400(#1)、即
ちリンク元として選択された部品オブジェクト(テキス
トボタン401)が配置されているカード400(#
1)に対応するカードアイコン417は、その旨が設計
者に容易に視認可能なように、他のカードアイコンとは
異なる所定の色で表示(強調表示)される。また、リン
ク元として選択されたテキストボタン401は、その旨
が設計者に容易に視認可能なように、他の部品とは異な
る所定の色で表示(強調表示)される。
【0062】この状態で設計者は、リンク名入力領域4
03に所望のリンク名(例えばリンク1)を入力設定す
ると共に、メッセージ選択領域405内のリスト呼び出
しボタンをクリックしてメッセージリストを表示させ、
そのリストから遷移先(リンク先)の画面(カード)の
表示のために「表示」メッセージを選択して当該領域4
05に設定する。また、イベント選択領域404内のリ
スト呼び出しボタンをクリックしてイベントリストを表
示させる。イベントリストには例えば、「押された」
「離された」「クリックされた」などの選択可能なイベ
ントが含まれており、そのリストから例えば「押され
た」を選択して当該領域404に設定する。さらに、
「本流」ボタン、「支流」ボタンのいずれかを押下して
現在設定中のリンクが本流であるか支流であるかを選択
するようにしてもよい。但し、この本流か支流かの選択
は設計変更に柔軟に対処するためにも必ずしも必要では
ない方が望ましい(ステップS15)。
【0063】設計者は上記のようにリンク名及びメッセ
ージ、イベント、本流/支流を設定した段階で、OKボ
タン406をクリックする。
【0064】すると、CLM109は、リンク元として
選択指定された(カード400上の)テキストボタン4
01からリンク先として選択指定された(カードアイコ
ン418に対応する)カードへのリンク(リンクオブジ
ェクト)416(図では矢印で示されているが、ここで
は画面表示されない)を作成し、当該リンク416の属
性であるリンク名(リンク名1)、リンク元オブジェク
ト(カード400上のテキストボタン401)を指すポ
インタ、リンク先オブジェクト(カードアイコン418
に対応するカード)を指すポインタ、リンク先へのメッ
セージ(「表示」メッセージ)、リンク元の受け付ける
イベント(「押された」)、当該リンクが本流か支流か
らの指定がなされた場合にはその指定内容等を設定し
て、そのリンク416の情報をメモリ106に格納する
と共にリンク設定ダイアログ402を非表示とする(ス
テップS16)。
【0065】(4−2−3) 部品オブジェクトから部
品オブジェクトへのリンク設定 次に、部品オブジェクトから部品オブジェクトへのリン
ク設定について、プロトタイプ実行中に画面上のテキス
トボタンを押すとイメージ部品と他のテキストボタンが
非表示とされるという動作を設計する場合のリンク設定
操作を例に、上記の図4および図5を参照して説明す
る。
【0066】まず設計者は、設計時データ入力装置10
2(中のマウス)を操作してカード400に配置されて
いる部品オブジェクトの中からリンク元としたい部品オ
ブジェクトをクリックして選択する。ここでは、テキス
トボタン410が選択されたものとする。
【0067】次に設計者は、前記した部品オブジェクト
からカードへのリンク設定の場合と同様に、CLMM2
07(図2参照)中の「リンク」の項目にカーソルを移
動させてクリックし、当該「リンク」に対応するサブメ
ニューをCLM109により表示させた状態で、そのサ
ブメニューから「リンク設定」を選択する。するとCL
M109によりリンク設定ダイアログ402が表示され
ると共に、先にカード400上から選択された部品オブ
ジェクト(ここではテキストボタン410)がリンク元
として指定されたものであると判断される(ステップS
11、S12)。
【0068】次に設計者は、カード400上に配置され
ている部品オブジェクトの中から(テキストボタン41
0の)リンク先としたい部品オブジェクト、例えばテキ
ストボタン401をクリックすることで、リンク先の部
品オブジェクトを選択指定する(ステップS13)。こ
のときリンク元とリンク先の部品は、その旨が設計者に
容易に視認可能なように、他の部品とは異なる所定の色
で表示(強調表示)される(ステップS14)。
【0069】この状態で設計者が、リンク名入力領域4
03に所望のリンク名を入力設定すると共に、メッセー
ジ選択領域405に例えばリンク先の部品オブジェクト
(ここではテキストボタン401)を非表示とするため
の「非表示」メッセージを設定する。また、イベント選
択領域404にリンク元のうけるイベントとして例えば
「押された」を設定する。当該リンクは、明らかに本流
とはなりえないので、この場合、「支流」ボタン421
が押下される(ステップS15)。
【0070】設計者は上記のようにリンク名及びメッセ
ージ、イベント、本流/支流を設定した段階で、OKボ
タン406をクリックする。
【0071】するとCLM109は、リンク元として選
択指定されたテキストボタン410からリンク先として
選択指定された同一カード400上のテキストボタン4
01へのリンク(リンクオブジェクト)415を作成
し、当該リンク415の属性であるリンク名、リンク元
オブジェクト(テキストボタン410)を指すポイン
タ、リンク先オブジェクト(テキストボタン401)を
指すポインタ、リンク先へのメッセージ(「非表示」メ
ッセージ)、リンク元の受け付けるイベント(「押され
た」)、当該リンクが支流であることを設定して、その
リンク415の情報をメモリ106に格納すると共にリ
ンク設定ダイアログ402を非表示とする(ステップS
16)。
【0072】同様の手順で、テキストボタン410をリ
ンク元として選択指定すると共に、イメージ部品411
をリンク先として選択指定することで、テキストボタン
410から同一カード400上のイメージ部品411へ
のリンク(リンクオブジェクト)414を作成し、当該
リンク414の属性であるリンク名、リンク元オブジェ
クト(テキストボタン410)を指すポインタ、リンク
先オブジェクト(イメージ部品411)を指すポイン
タ、リンク先へのメッセージ(「非表示」メッセー
ジ)、リンク元の受け付けるイベント(「押され
た」)、当該リンクが支流であることを設定して、その
リンク414の情報をメモリ106に格納すると共にリ
ンク設定ダイアログ402を非表示とする。
【0073】(4−2−4) リンク情報一覧ウインド
ウ 以上に述べたように、図1の構成のUI設計装置(中の
UI設計機構103)では、1つのオブジェクトから複
数個のリンク設定が可能なため、リンク構造が複雑化す
る場合がある。そこで本実施形態では、あるオブジェク
トに関するリンクの情報を一覧するリンク情報一覧ウイ
ンドウが表示可能なようになっている。このリンク情報
一覧ウインドウの画面構成につき図6の画面例及び図7
〜図9のフローチャートを参照して説明する。
【0074】まず、図6中のリンク情報一覧ウインドウ
501には、リンク先一覧ページ502と、リンク元一
覧ページ503とがある。
【0075】リンク先一覧ページ502は、あるオブジ
ェクトがリンク元であるリンクのリストを表示したペー
ジである。一方、リンク元一覧ページ503は、あるオ
ブジェクトがリンク先であるリンクのリストを表示した
ページである。
【0076】リンク先一覧ページ502にはリンク先一
覧タブ504が、リンク元一覧ページ503にはリンク
元一覧タブ505が、それぞれ付されている。タブ50
4、505はリンク情報一覧ウインドウ501上で常時
表示されており、タブ(リンク先一覧タブ)504をク
リックするとリンク先一覧ページ502全体が表示さ
れ、タブ(リンク元一覧タブ)505をクリックすると
リンク元一覧ページ503全体が表示されるようになっ
ている。図6では、リンク先一覧ページ502が表示さ
れている様子が示されている。
【0077】リンク先一覧ページ502には、指定のオ
ブジェクトをリンク元として設定されたリンクのリンク
名のリスト(リンク名リスト)506と、設定したリン
クを削除するための「リンク削除」ボタン507と、リ
ンク先部品種類表示領域508と、リンク先部品名表示
領域509と、イベント表示領域510と、メッセージ
表示領域511と、本流/支流表示領域528と、「閉
じる」ボタン512とがある。
【0078】一方、リンク元一覧ページ503にも、リ
ンク先一覧ページ502と同様に、リンク名のリスト
(但し、指定のオブジェクトをリンク先として設定され
たリンクのリンク名リスト)と、「リンク削除」ボタン
と、リンク先部品種類表示領域と、リンク先部品名表示
領域と、イベント表示領域と、メッセージ表示領域と、
本流/支流表示領域と、「閉じる」ボタンとがある。
【0079】次に、リンク情報一覧ウインドウ501の
利用手順を説明する。
【0080】今、図5に示すように、初期画面を構成す
るカード522及びマップビューア523が出力装置1
01のディスプレイに表示されているものとする(ステ
ップS41)。また、カード522には、テキストボタ
ン520と、当該テキストボタン520のリンク先とな
る2つのテキストボタン524a、524bと、当該テ
キストボタン520のリンク元となるテキストボタン5
25とを含む各種部品オブジェクトが配置され、マップ
ビューア523にはカード522に対応するカードアイ
コン527と、カード522上の部品のリンク先のカー
ド526に対応するカードアイコン521が表示されて
いるものとする。
【0081】ここで、カード522上のあるオブジェク
ト、例えばテキストボタン520に関するリンク情報一
覧ウインドウ501を表示させるには、以下の操作を行
う。
【0082】まず設計者は、設計時データ入力装置10
2(中のマウス)を操作してカード522上のテキスト
ボタン520をクリックして選択する(ステップS4
2)。次に設計者は、CLMM207の項目「リンク」
にカーソルを移動させてクリックし、当該「リンク」に
対応するサブメニューを表示させる。このサブメニュー
には、前記した「リンク設定」の他に「リンク情報表
示」という項目が用意されている。
【0083】そこで設計者が「リンク情報表示」を選択
すると、CLM109は、その直前に選択されたカード
522上のテキストボタン520に関するリンク情報の
一覧表示が要求されたものと判断する(ステップS4
3)。
【0084】この場合、CLM109は、テキストボタ
ン520に関するリンク情報一覧の画面イメージを生成
し、図6に示すようにリンク情報一覧ウインドウ501
として表示する(ステップS44)。このとき(即ちリ
ンク情報一覧ウインドウ501が表示された初期状態で
は)、リンク先一覧タブ504がクリックされているの
と等価な状態にあり、リンク情報一覧ウインドウ501
にはリンク先一覧ページ502が表示されるものとす
る。このリンク先一覧ページ502のリンク名リスト5
06には、カード522上で選択されたオブジェクト
(ここではテキストボタン520)がリンク元となるリ
ンクのリンク名の一覧が表示される。
【0085】同時にCLM109は、テキストボタン5
20から当該テキストボタン520のリンク先部品であ
るテキストボタン(リンク先テキストボタン)524
a、524bへ、リンクとその方向を表す矢印(リンク
線)531a、531bを表示すると共に(ステップS
45〜S47)、テキストボタン520のリンク元部品
であるテキストボタン(リンク元テキストボタン)52
5から当該テキストボタン520へ、リンクとその方向
を表す矢印(リンク線)532を表示する(ステップS
48〜S50)。
【0086】このように本実施形態においては、設計者
(ユーザ)がカード上の任意の部品を選択した状態で
「リンク情報表示」を要求すると、即ち選択した部品に
関するリンク情報の一覧表示を要求すると、リンク情報
一覧ウインドウ501が表示されると共に、その部品を
含む同一カード上の部品間にリンクが張られている場合
には、各部品間にリンクとその方向を表す矢印が表示さ
れる。また、設計者が選択した部品から他カードへ張ら
れているリンクが存在する場合には(ステップS51、
S52)、そのリンク先のカードが表示中でなければ、
そのカードがCLM109により表示される(ステップ
S53、S54)。図6の例で説明すると、テキストボ
タン520からカード526へのリンクが張られている
と、当該カード526が表示中でないならば、リンク情
報一覧ウインドウ501が表示されると同時に当該カー
ド526も表示される。
【0087】さて、リンク情報一覧ウインドウ501上
にリンク先一覧ページ502が表示されている状態で、
設計者がリンク元一覧タブ505をクリックすると、C
LM109はリンク先一覧ページ502からリンク元一
覧ページ503に切り替え表示する。このリンク元一覧
ページ503のリンク名リストには、カード522上で
選択されたオブジェクト(ここではテキストボタン82
0)がリンク先となるリンクのリンク名の一覧が表示さ
れる。逆に、リンク元一覧ページ503が表示されてい
る状態でリンク先一覧タブ504がクリックされると、
リンク元一覧ページ503からリンク先一覧ページ50
2に切り替え表示される。
【0088】以上のようにリンク先一覧ページ502ま
たはリンク元一覧ページ503が選択的に表示されてい
る状態、例えばリンク先一覧ページ502が表示されて
いる状態で、設計者が当該ページ502上のリンク名リ
スト506から所望のリンク名をクリックして選択する
と、CLM109はそのリンク名のリンクが持つ属性情
報をメモリ106から読み込んで、当該ページ502上
の領域508〜511、512に表示する(ステップS
55、S56)。またCLM109は、属性情報の表示
と同時に、該当するリンクのリンク元のオブジェクト
(ここではテキストボタン520)と、リンク先のオブ
ジェクトとを強調表示する(ステップS57)。ここ
で、リンク先のオブジェクトが部品、例えばテキストボ
タン524aまたは524bであれば、当該テキストボ
タン524aまたは524bが強調表示され、リンク先
のオブジェクトがカード、例えばカード526であれ
ば、当該カード526に対応するカードアイコン521
が強調表示される。本実施形態における強調表示には色
を変えて表示する手法が適用されているが、特別なマー
クを付加して表示することも可能である。また、リンク
元及びリンク先が同一カード上の部品オブジェクトの場
合には、リンクを表す矢印(531a、531bまたは
532)も強調表示される。なお、リンク元及びリンク
先が同一カード上の部品オブジェクトの場合には、リン
ク元とリンク先のオブジェクト、またはリンクを表す矢
印のいずれか一方だけが強調表示されるものであっても
構わない。
【0089】(4−2−5) リンク削除 本実施形態において、作成したリンクの削除は、リンク
情報一覧ウインドウ501上で行うことができる。この
リンク削除の手順につき、図6中のリンク情報一覧ウイ
ンドウ501上にリンク先一覧ページ502が表示され
ている場合を例に上記の図8並びに図9のフローチャー
トを参照して説明する。
【0090】まず設計者は、リンク先一覧ページ502
上のリンク名リスト506から削除しようとするリンク
のリンク名をクリックして選択する(ステップS5
5)。するとCLM109は、前記したように、設計者
が選択したリンク名のリンクが持つ属性情報を表示する
と共に、そのリンクのリンク元とリンク先のオブジェク
トを強調表示する(ステップS55〜S57)。これに
より設計者は、自身が削除しようとして選択したリンク
の情報を画面上で確認することができ、その上で「リン
ク削除」ボタン507をクリックする。
【0091】するとCLM109は、設計者が選択した
リンク名のリンク(の情報)をメモリ106から削除す
ると共に、リンク名リスト506中の当該リンク名を非
表示とする(ステップS58〜S60)。同時にCLM
109は、該当するリンクとその方向を表す矢印も非表
示とする。
【0092】また、リンク情報一覧ウインドウ501に
用意されている「閉じる」ボタン515を設計者がクリ
ックすると、CLM109は当該リンク情報一覧ウイン
ドウ801を非表示とする(ステップS61、S6
2)。
【0093】(4−2−6) マップビューア 作成済みのカードの縮小イメージであるカードアイコン
が表示される。図2の例では、カードアイコン206を
含む複数のカードアイコンが表示されている。作成済み
のカード数が多い場合には、一部のカードに対応するカ
ードアイコンのみがマップビューア205上に表示さ
れ、残りのカードに対応するカードアイコンは当該マッ
プビューア205上で上下或いは左右にスクロールする
ことで表示される。また、カード上に配置される部品
(部品オブジェクト)から他のカードへのリンクが張ら
れている場合には、対応するカードアイコン間にリンク
とその方向を表す矢印(リンク線)が表示される。
【0094】CLMM(カードレイアウトマネジャメニ
ュー)207中の「カード」の項目を選択することで表
示されるサブメニュー中の「新規カード」を選択するこ
とで、CLM109により新規のカードが生成され、C
LMW201上に表示される。このとき、カードアイコ
ン206も作成される。新規のカードは部品オブジェク
トをレイアウトしていないので、マップビューア205
にはデフォルトのカードアイコンマークが表示される。
ある程度カードに部品オブジェクトをレイアウトした段
階で対応するカードアイコン206にそのカードの縮小
イメージを張り付けたいときは、CLMM207中の
「カード」のサブメニューから「アイコンイメージ作
成」を選択して行う。カードアイコン206はマウスに
よるドラッグ操作でマップビューア205上の適当な位
置に移動することができる。
【0095】リンクアイコン209は、部品オブジェク
トからカードへのリンクを設定したタイミングで、リン
ク元である部品オブジェクトの親カードとリンク先であ
るカードのカードアイコン間に自動的に表示される矢印
の線である。
【0096】(4−3)本流と支流 (4−3−1)マップビューアの表示 リンクが入り組んでくると、マップビューア205上に
おける画面間の処理フローを把握するのが困難になる。
そこで、マップビューア205では、カード間のフロー
情報をメインのフローである本流と本流から分岐したフ
ローである支流とに区別して表示することで、メインの
処理フローが一目で確認できるようになっている。
【0097】図10、図11は、マップビューア205
の拡大表示画面の一例を示したものである。
【0098】図10に示すように、マップビューア20
5の上端には、例えば、マップビューアの表示形式を切
替えるためのモード切替設定ボタンが配置され、これを
押下することにより、モード切替えメニュー210が表
示されるようになっている。モード切替メニュー210
には、「本流支流の区別なし」「本流支流の色分け表
示」「本流のみ表示」の各項目が用意されている。
【0099】設計者が設計時データ入力装置102(の
例えばマウス)を操作し、モード切替メニュー210中
の「本流支流の区別なし」を選択したときは、通常のマ
ップビューアの表示形態となり、「本流支流の色分け表
示」を選択したときは、本流と支流のリンクアイコンの
色が区別して表示される(図10参照)。なお、図10
では、色分けの代わりに本流のリンクアイコンを支流の
リンクアイコンより太くして表している。モード切替メ
ニュー210中の「本流のみ表示」を選択したときは、
本流として繋がれたカードアイコン206とリンクアイ
コン209のみが表示される(図11参照)。
【0100】(4−3−2)本流支流の判定 CLM108は、例えば、マップビューア205のモー
ド切替メニュー210中の「本流支流の色分け表示」
「本流のみ表示」が選択されたときに、メモリ106に
保存されているカードの属性(例えば、図3のテキスト
ボタン情報設定ダイアログにて設定された部品の属性情
報、図4のリンク設定ダイアログにて設定されたリンク
の属性情報等)、に基づきカード間のリンクが本流か支
流かを判定する。
【0101】カード間の処理フローとなるリンク情報
は、部品オブジェクトから他のカードへ張られたリンク
の中から得られる。その中から、本流支流の判定規則と
して例えば、以下のものが考えられる。
【0102】・ リンクの属性として「本流/支流」を
示す情報が付加されている場合、同じカード上の部品か
らそれぞれ異なるカードへのリンクが設定されていると
き、これら複数のリンクのうち、「本流」という属性の
付されたリンクを判定する。
【0103】・ 同じカード上の部品からそれぞれ異な
るカードへのリンクが設定されているとき、一番はじめ
に設定されたリンクを本流と判定する。
【0104】・ リンク元となる部品の属性「部品名」
の値が「取消」や「戻る」などの本流へのリンク元には
なりえない場合のリンクは支流と判定する。
【0105】・ 一度通過したカードを通るフローは支
流と判定する。すなわち、画面遷移を下流にあるカード
から上流にあるカードへのリンクは支流と判定する。
【0106】図12に示すフローチャートは、CLM1
09にて実行されるリンクの本流/支流を判定するため
の処理手順の一例を示したものである。
【0107】図12において、所定のメモリ内に用意さ
れたメモリ領域(以下、変数と呼ぶ)cardには、現
在リンク情報をチェック中のカードのポインタ値が格納
される。変数PassedCardCltnには既に一
度通過したカードのポインタ値が順次格納される。変数
linkにはリンクオブジェクトのポインタ値が格納さ
れる。
【0108】リンクオブジェクトは、当該リンクの属性
であるリンク元、リンク先、リンク元の受けるイベン
ト、リンク先へのメッセージ、本流/支流等の属性情報
の構造体で、リンク元のオブジェクトが(例えば、当該
オブジェクトの属性の1つとして)リンクオブジェクト
を持っている。
【0109】メモリ106には、カード(オブジェク
ト)の情報を該カードが生成された順に保存されてい
る。CLM109は、まず、メモリ106に保存されて
いるカードの情報のうち、先頭に保存されているカード
のポインタ値を変数cardに上書きするとともに、変
数PassedCardCltnに当該カードのポイン
タ値を追加書込する(ステップS101)。
【0110】そして、当該カードにレイアウトされてい
る部品オブジェクトに、当該部品オブジェクトをリンク
元としリンク先を他のカードとするリンクオブジェクト
が対応付けられているかをチェックする(ステップS1
03)。
【0111】リンク先を他のカードとするリンクオブジ
ェクトが対応付けられている部品オブジェクトが存在
し、当該リンクオブジェクトが(複数のリンクオブジェ
クトが存在するときはそのうちの1つが)その属性情報
にて「本流」と指定されているとき、変数linkに属
性が「本流」となっているリンクオブジェクトのポイン
タ値を上書きする(ステップS104〜ステップS10
5)。
【0112】さらに、変数linkにポインタ値の保存
されたリンクオブジェクトのリンク先のカードのポイン
タ値が変数PassedCardCltnに保存されて
いないとき(すなわち、一度通過したことのあるカード
へ向けてのリンクでないとき)は、現在変数linkに
ポインタ値の保存されているリンクオブジェクトは本流
のリンクを表しているものと判定できる(ステップS1
06)。以後、変数linkに保存されているポインタ
値で変数cardを上書きし(ステップS107)、ス
テップS102に戻る。
【0113】一方、ステップS104で、リンク先を他
のカードとするリンクオブジェクトが対応付けられてい
る部品オブジェクトが存在し、当該リンクオブジェクト
が(複数のリンクオブジェクトが存在するときはそのう
ちの1つが)その属性情報にて「本流」と指定されてい
るものがないとき、当該リンクオブジェクトのポインタ
値(複数存在する場合は、それらのポインタ値を順次1
つづつ)を変数linkに上書きしていき、変数lin
kにポインタ値の保存されているリンクオブジェクトに
ついて、さらに本流/支流の判定をおこなっていく(ス
テップS108〜ステップS113)。
【0114】まず、当該リンクオブジェクトのリンク元
となる部品オブジェクトの属性としての「部品名」の値
が「取消」や「戻る」などの本流へのリンク元にはなり
えないものであるか否かをチェックする(ステップS1
11)。当該リンクオブジェクトのリンク元となる部品
オブジェクトが本流へのリンク元にはなり得ないもので
あるときは、該リンクオブジェクトは支流のリンクを表
しているものと判定できる。
【0115】ステップS111で、当該リンクオブジェ
クトのリンク元となる部品オブジェクトが本流へのリン
ク元になり得るものであるとき、さらに、当該リンクオ
ブジェクトのリンク先のカードのポインタ値が変数Pa
ssedCardCltnに保存されていないとき(す
なわち、一度通過したことのあるカードへ向けてのリン
クでないとき)、現在変数linkにポインタ値の保存
されているリンクオブジェクトは本流のリンクを表して
いるものと判定できる(ステップS112)。その後、
ステップS107へ進む。
【0116】図12のフローチャートは、前述した本流
支流の判定規則を全て組み合わせた場合について示して
いるが、この場合に限らず、例えば、前述の判定規則の
うちの少なくとも1つに基づき本流支流の判定を行うよ
うにしてもよい。
【0117】図12のフローチャートに従った判定処理
結果に基づき、CLM108は、例えば、マップビュー
ア205のモード切替メニュー210中の「本流支流の
色分け表示」「本流のみ表示」が選択されたときに、本
流、支流を区別して表示する。
【0118】(4−3−3)カードアイコンの整列 マップビューア205にカードアイコンを配置する際、
リンクの本流、支流の判断結果に基づきカードアイコン
の配置を決定し、設計されたカード遷移が明確になるよ
うに整列させることもできる。
【0119】図13に示すように、マップビューア20
5の上端に設けられたモード切替メニュー210には、
さらに、「アイコン整列」という項目を用意し、この
「アイコン整列」が選択されたとき、CLM109がリ
ンクの本流、支流の判断結果に基づくカードアイコンの
整列を実行するようにしてもよい。
【0120】次に、図14〜図15に示すフローチャー
トを参照して、CLM109にて実行される、リンクの
本流、支流の判断結果に基づくカードアイコンの整列手
順の一例について説明する。
【0121】ここでは、本流に沿ったカードアイコンを
最左列に、また、上流にあるものほど上側に配置する場
合の手順について説明する。
【0122】なお、図14〜図15において、変数ca
rd、card2には、現在リンク情報をチェック中の
カードのポインタ値が格納される。変数AllCard
Cltnには、メモリ106に保存されている全てのカ
ードのポインタが格納されている。変数RePosCa
rdCltnには、カードアイコンの配置が決定した
(整列済みの)当該カードアイコンに対応するカードの
ポインタが順次格納なされる。変数iconXにはカー
ドアイコンのX座標、変数iconYにはカードアイコ
ンのY座標が格納される。ここでは、X方向はマップビ
ューア205の画面の左から右に向かった方向で、Y方
向はマップビューア205の画面の上から下に向かった
方向である。第1列目として、X座標iconX=0の
Y方向に沿ってY座標iconY=0、10、20…の
各位置にカードアイコンが配置される。第2列目とし
て、X座標iconX=10のY方向に沿ってY座標i
conY=0、10、20…の各位置にカードアイコン
が配置される。第3列目以降も同様である。
【0123】リンクオブジェクトには、それぞれ、フラ
グ(passedFlag)が与えられ、チェック済み
(真)か否か(偽)が区別できるようになっている。
【0124】メモリ106には、カード(オブジェク
ト)の情報を該カードが生成された順に保存されてい
る。CLM109は、まず、メモリ106に保存されて
いるカードの情報のうち、先頭に保存されているカード
から順に処理を実行する。そして、まず、本流の画面遷
移を形成するカードアイコンのみを最左端Y方向(マッ
プビューア205の画面の上から下に向かった方向)に
沿った第一列目に整列する。そのために、リンク先が他
のカードとなるようなリンクオブジェクトのうち、本流
であるものを抽出して、そのリンク元のカードのカード
アイコンを順次第1列目に整列する。
【0125】メモリ106から取り出されたカードのポ
インタ値を変数cardに書き込むとともに、当該カー
ドの位置決めのための変数(i、j、k)を初期化
(「0」にセット)する。
【0126】その後、変数AllCardCltnか
ら、当該カード(変数cardにポインタ値の書き込ま
れたカード)のポインタ値を削除し、変数RePosC
ardCltnに当該カードのポインタ値を追加し、当
該カードに対応するカードアイコンの整列位置、すなわ
ち、座標値(iconX、iconY)を決定する(ス
テップS121〜ステップS124)。
【0127】次に、ステップS125〜ステップS12
8で次回整列させるカードアイコンを選択する。
【0128】現在、変数cardにポインタ値の保存さ
れているカードに、他のカードをリンク先とするリンク
オブジェクトで、未だチェックされていないもの(フラ
グが「偽」のもの)があるとき、さらに、そのリンクオ
ブジェクトのうち、優先度の高いリンク(例えば、ここ
では、本流と判定されたリンク)のものがあるときは、
そのリンクオブジェクトのポインタ値を変数linkに
書き込み、当該リンクオブジェクトのフラグを「真」に
変更する(ステップS125〜ステップS126)。
【0129】当該リンクオブジェクトのリンク先のカー
ドに、未だ整列されていないものがあるとき(変数Re
PosCardCltnに該リンク先のカードのポイン
タ値が保存されていないとき)は、その未だ整列されて
いないリンク先のカードのポインタ値を変数cardに
書込み(ステップS127〜ステップS128)、ステ
ップS123に戻り、前述のように、そのカードの整列
位置を決定する。
【0130】以上で、本流の画面遷移を形成するカード
アイコンがマップビューア205の第1列目に整列され
る(図13参照)。
【0131】なお、ステップS127で、変数link
にポインタ値の保存されているリンクオブジェクトのリ
ンク先のカードが既に整列されているものでるとき、あ
るいは、ステップS125で、整列位置の決定されたカ
ードアイコンに対応するカード(変数cardにポイン
タ値の保存されているカード)に他のカードをリンク先
とするリンクオブジェクトで未チェックのものがないと
きは、図15のステップS129に進み、既にカードア
イコンが整列済みのカード(変数RePosCardC
ltnにポインタ値が保存されているカード)に支流の
フローとしてリンクされた他のカードのカードアイコン
を第2列目以降に整列していく。
【0132】まず、既に整列済みのカードのうち、今回
整列しようとしている列の直前の列に既に整列されたカ
ードについて、当該カードをリンク元とするカードオブ
ジェクトをチェックしていく。すなわち、変数RePo
sCardCltnの先頭からカードを取り出し(該カ
ードのポインタ値を変数card2に保存)、そのカー
ドのカードアイコンが今回整列しようとしている列(i
+1列目)の直前の列(i列目)に既に整列されている
ものであり、さらに、そのカードに未チェックのリンク
オブジェクト(他のカードをリンク先とするリンク)が
あれば、そのうち、優先度がその時点で最も高い(例え
ば、リンク元の部品オブジェクトの属性「部品名」の値
に予め付された優先度等に基づき判断される)リンク
で、そのリンク先のカードが未整列であるものを検索す
る(ステップS129〜ステップS135)。これらの
条件を満たすリンクオブジェクトのリンク先のカードか
らカードアイコンの整列を開始する(ステップS13
6)。
【0133】ステップS136では、当該カードのポイ
ンタ値を変数cardに書込み、当該カード以降のアイ
コンを(i+1)列目に配列するため、X座標を決定す
る変数iをインクリメントし、Y座標を決定するjを当
該カードのリンク元のカード(変数card2にポイン
タ値が保存されているカード)のカードアイコンのY座
標値となるように変更する。
【0134】その後、ステップS123に戻り、前述同
様の処理を続行する。なお、ステップS126でのリン
クの優先度とは、支流のリンクの場合、リンク元の部品
オブジェクトの属性「部品名」の値に予め付された優先
度であってもよい。例えば、「取消」や「戻る」などの
属性値は優先度を低くするようにしてもよい。
【0135】以上のような処理によるカードアイコンの
整列結果を、マップビューア206の表示例として示し
たもので図13である。
【0136】(5) プロトタイプ実行操作の説明 最後に、図1のUI設計装置(中のUI設計機構10
3)のプロトタイプ実行操作について説明する。このプ
ロトタイプ実行操作は、設計者からの指示に従ってUI
設計機構103内のプロトタイプ実行部108によって
実行される。プロトタイプ実行中の状態を、プロトタイ
プ実行モードという。
【0137】プロトタイプ実行モードでは、エディティ
ング部107で設計したデータの処理は、全てプロトタ
イプ実行部108が担当する。設計モードでは(エディ
ティング部107の起動中は)、前記したようにエディ
ティング部107内のCLM109がデータの管理を行
うが、プロトタイプ実行モードでは、プロトタイプ実行
部108内のPTM(プロトタイプマネジャ)111が
データの管理を行う。
【0138】さて、設計モードからプロトタイプ実行モ
ードに切り替えるには、設計者は設計時データ入力装置
102(中のマウス)を操作して、図2に示したCLM
M207中の「プロトタイプ実行」の項目にカーソルを
移動させてクリックし、当該「プロトタイプ実行」を選
択すればよい。この場合、CLM109はPTM111
を起動する。これによりPTM111は、図16に示す
ようなプロトタイプマネジャメニュー(PTMM)11
01を出力装置101のディスプレイに表示する。この
PTMM1101は、PTM111の起動中表示され
る。PTMM1101には、「プロトタイプ実行」「プ
ロトタイプ一時停止」「プロトタイプ終了」の各項目が
用意されている。
【0139】プロトタイプ実行モードにおいて設計者が
シミュレーション時入力装置104(中のマウス)を操
作して、PTMM901から「プロトタイプ実行」を選
択すると、PTM111はシミュレーション時入力装置
104中のハードウェアデバイスとの通信を行い、ハー
ドウェアデバイスから入力されたデータにより、当該P
TM111を経由して対応するオブジェクトにイベント
を与える。これによりプロトタイプ(シミュレーショ
ン)が実行される。
【0140】ここでは、画面上の部品がクリックされる
など、何らかのイベントが入力されると、該当する部品
をリンク元とするリンク(リンクオブジェクト)に設定
されているメッセージがリンク先のオブジェクトに渡さ
れ、リンク先では当該メッセージに対応した動作を行
う。
【0141】一方、PTMM901から「プロトタイプ
一時停止」が選択されると、PTM111はハードウェ
アデバイスからの入力を受け付けない状態に切り替え、
プロトタイプ実行を一時中断する。この状態で再び「プ
ロトタイプ実行」が選択されると、PTM111はハー
ドウェアデバイスからの入力を受け付けない状態から解
除される。これにより、再びプロトタイプが実行され
る。
【0142】次に、PTMM901から「プロトタイプ
終了」が選択されると、PTM111からCLM109
に終了が通知され、再び設計モードになる。
【0143】(第2の実施形態)次に、図1のユーザイ
ンタフェース設計装置の持つ機能を兼ね備えた自動処理
装置について説明する。ここでは、当該自動処理装置の
一例として自動取引装置の場合を例にとり説明する。
【0144】図17は、第2の実施形態に係る自動取引
装置の外観を示すものである。図1において、筐体10
の前面には、略L字形状の操作部11が形成されてい
る。この操作部11の垂直操作部11aには、通帳挿入
口12、カード挿入口13、硬貨受部としての入出金口
14、及び伝票発行口15が設けられている。
【0145】水平操作部11bには、入金口と出金口を
兼用する、紙幣受部としての入出金口16が設けられて
おり、この入出金口16には、開閉自在な扉17が設け
られている。また、水平操作部11bには、タッチセン
サ内蔵のCRT表示部18が設けられていて、操作手順
やその他の情報をイラスト文字あるいは文言によって、
表示することによって顧客を誘導するとともに、その表
示によって、暗証番号、金額、口座番号、取引の承認、
確認あるいは取消しなどに応じた表示部分を押圧するこ
とによって操作が行なわれるものである。
【0146】図18は、上記した自動取引装置1の内部
構成を概略的に示すもので、磁気カードリーダ部22、
伝票処理ユニット23、通帳プリント部24、入出金ユ
ニット25、硬貨入出金ユニット26、接客ユニット2
7、音声案内ユニット28、内部モニタ29、記憶部と
してのRAM30、伝送制御部31、フロッピーディス
ク装置32、主制御部33、電源部35、電子ジャーナ
ル記憶部40などによって構成される。
【0147】磁気カードリーダ部22は、カード挿入口
13から挿入された磁気カードを受け入れて、その磁気
カードの磁気ストライプに対してデータの読取りあるい
は書込みを行うものである。
【0148】伝票処理ユニット23は、主に、利用者に
対する出金取引の際の伝票(レシート)を印刷するレシ
ート用プリンタ23a、および、装置側の取引の際の控
えであるジャーナルを印刷するジャーナル用プリンタ2
3bから構成され、それぞれ、上記伝票発行口15への
伝票発行、および控ジャーナルの作成を行なうものであ
る。また、このとき作成されたジャーナルデータは、バ
ックアップデータとして、電子ジャーナル記憶部40に
記憶されるようになっている。
【0149】通帳プリント部24は、通帳挿入口12か
ら挿入された通帳を受入れて、その磁気ストライプに対
する磁気情報の読取りおよび記録を行なうとともに、取
引内容の印字を行なうものである。
【0150】入出金ユニット25は、入出金口16に一
括して投入された紙幣を判別・計数して収納するととも
に、必要に応じて、あらかじめ金庫(図示しない。)に
収納された紙幣を所定枚数だけ取り出して入出金口16
から一括して払出すものである。また、取り忘れた紙幣
の入金返却、取忘れ回収、装填および精査機能を備えて
いる。
【0151】硬貨入出金ユニット26は、入出金口14
に一括して投入された硬貨を判別・計数して収納すると
ともに、必要に応じて、あらかじめ金庫(図示しな
い。)に収納された硬貨を所定枚数だけ取り出して、入
出金口14から一括して払出す。
【0152】接客ユニット27は、CRT表示部18な
どから構成されている。音声案内ユニット28は、音声
により利用者の操作を誘導する案内を行う。
【0153】内部モニタ29は、例えばタッチセンサL
CD等から構成され、本装置の運用に係る係員に、本装
置の状態を通知するとともに、係員による操作指示の入
力に用いられる。また、図1のユーザインタフェース設
計装置の出力装置101、入力装置102、104の機
能を兼ね備えている。
【0154】主記憶部30には、本装置の取引処理動作
に係るプログラム、データ等の各種データの記憶に用い
られる。また、図1のユーザインタフェース設計装置の
中心をなすUI設計機構103の持つ機能を実行させる
ためのプログラムを記憶したり、当該ユーザインターフ
ェース設計装置にて設計された画面情報、動作情報及び
データの素材等を保存・管理するデータベース105と
しての機能を有する。
【0155】伝送制御部31は通信回線3により、ホス
トコンピュータとオンライン接続されていて、必要に応
じてホストコンピュータとオンライン交信するようにな
っている。
【0156】フロッピーディスク装置32は、本装置の
運用に係る取引情報、本装置の稼働状況、本装置固有に
設定された特殊な情報が記録される。また、予めフロッ
ピーディスク32に記憶された本装置の運用に係るプロ
グラム、データをRAM30にローディングするために
用いる。
【0157】主制御部33は、主記憶部30に記憶され
たプログラム情報を参照しつつ、各ユニット23〜2
8、内部モニタ29、および伝送制御部31を制御し
て、所定の取引動作を行わしめる。また、主記憶部30
に記憶されたUI設計機構103の持つ機能を実行させ
るためのプログラムを参照しつつ、内部モニタ29等を
制御して、ユーザインタフェースの設計動作、シミュレ
ーション等を行わせる。その処理実行の際に必要な(図
1のメモリ106に対応する)メモリ領域は主制御部3
3に具備されているとする。
【0158】主制御部33には、必要に応じてリモート
モニタ34を接続し、遠方から監視することができる。
リモートモニタ34は、主制御部33によって制御さ
れ、内部モニタ29とほぼ同じ情報を表示するととも
に、本装置に異常が発生した場合にはブザーなどの鳴動
手段を併用して報知せしめる。
【0159】電子ジャーナル記憶部40は、読み書き可
能な記録媒体メモリで構成されたもので、例えば、ハー
ドディスク、交換記録媒体であるRAMカード、フロッ
ピーディスク等である。
【0160】この電子ジャーナル記憶部40には、伝票
処理ユニット23で作成されたジャーナルデータが記憶
され、伝票処理ユニット23のジャーナルプリンタ23
bの用紙切れ、あるいは、ジャーナルプリンタ23b自
体の故障等により、ジャーナルデータの印刷ができなく
なったときでも、この電子ジャーナル記憶部40に記憶
されたデータをもとに、後に、ジャーナルプリンタ23
bの運用が可能となったときに、そのジャーナルプリン
タ23bにより未印字のジャーナルデータを一括印字し
て、ジャーナルの作成を行うようになっている。
【0161】また、電子ジャーナル記憶部40が、RA
Mカード、フロッピーディスク等のように、交換記録媒
体であるときは、それを自動取引装置から取り外して、
適当なプリンタでジャーナルデータを印刷して、ジャー
ナルの作成を行うようにしてもよい。
【0162】このような構成の自動取引装置において
は、接客ユニット27に具備されるCRT表示部18に
表示される接客のための画面を、例えば通常の取引時間
外などに、主記憶部30に記憶されたユーザインタフェ
ース設計のためのプログラムを実行して、内部モニタ2
9を介して第1の実施形態で説明したような手順にて作
成し、さらに内部モニタ29を介して当該作成された画
面のシミュレーションを行うようになっている。
【0163】このようにして作成された画面情報は主記
憶部30に構成されるデータベース105に記憶され、
実際の取引動作時には、ユーザからの指示に応じて主記
憶部30に記憶された画面が読み出されて、接客ユニッ
ト27のCRT表示部18に表示されて、所定の取引処
理動作が実行されるようになる。
【0164】なお、上記第2の実施形態では、ユーザイ
ンタフェース設計装置の持つ機能を兼ね備えた自動取引
装置について説明したが、自動取引装置とは別個に設け
られた図1に示したようなユーザインタフェース設計装
置にて作成された画面情報をフロッピーディスク、CD
−ROM、DVD等の記録媒体(ここでは、フロッピー
ディスク32)に記録して、主記憶部33にローディン
グしてもよい。
【0165】また、図1に示したようなユーザインタフ
ェース設計装置にて作成された画面情報を通信にて(例
えば、所定の通信回線を介して伝送制御部31より)主
記憶部33にローディングしてもよい。
【0166】さらに、本発明のユーザインタフェース設
計装置の持つ機能を兼ね備えた自動処理装置、本発明の
ユーザインタフェース設計装置にて作成された画面をユ
ーザインタフェースとして用いる自動処理装置として
は、上記自動取引装置以外にも、乗車券や定期券等を自
動発券する自動発券装置等の少なくともユーザインタフ
ェースを有する全ての自動処理装置に適用できる。
【0167】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のユーザイ
ンタフェース設計方法および装置によれば、ユーザイン
タフェース操作画面とその動作の設計がGUI操作で行
うことができ、しかも操作画面の遷移動作を本流と支流
とに区別して表示することができるため、複雑なリンク
構造をユーザ(設計者)が容易に理解でき、設計時のユ
ーザの利便性の向上が図れる。
【0168】また、本発明の自動処理装置によれば、自
動処理装置の用途、設置場所等に応じたユーザインター
フェースの設計、変更が、その場で即座に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るユーザインタフェー
ス(UI)設計装置の構成を示すブロック図。
【図2】図1中のUI設計装置の立ち上げ時に表示され
るカードレイアウトマネジャメニュー(CLMM)20
7及びカードレイアウトマネジャウインドウ(CLM
W)201を含む画面イメージの一例を示す図。
【図3】テキストボタン作成時のテキストボタン情報設
定ダイアログ301を含む画面イメージの一例を示す
図。
【図4】リンク設定時のリンク設定ダイアログ402を
含む画面イメージの一例を示す図。
【図5】リンク設定処理を説明するためのフローチャー
ト。
【図6】リンク情報一覧表示時のリンク情報一覧ウイン
ドウ501を含む画面イメージの一例を示す図。
【図7】リンク情報一覧表示処理を説明するためのフロ
ーチャートの一部を示す図。
【図8】リンク情報一覧表示処理を説明するためのフロ
ーチャートの他の一部を示す図。
【図9】リンク情報一覧表示処理を説明するためのフロ
ーチャートの残りを示す図。
【図10】画面遷移の流れを本流/支流を区別して表示
するためのモード切替メニューを含むマップビューアの
表示例を示した図。
【図11】画面遷移の流れを本流/支流を区別して表示
するためのモード切替メニューを含むマップビューアの
他の表示例を示した図。
【図12】画面間の遷移リンクを本流あるいは支流と判
断するための処理動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図13】画面の縮小イメージであるカードアイコンを
画面間の本流の遷移動作と支流の遷移動作とに分けて整
列させたマップビューアの表示例を示した図。
【図14】カードアイコンの整列処理動作を説明するた
めのフローチャート。
【図15】カードアイコンの整列処理動作を説明するた
めのフローチャート。
【図16】プロトタイプ実行モードにおいて表示される
プロトタイプマネジャメニュー(PTMM)1101の
一例を示す図。
【図17】本発明の第2の実施形態に係る自動取引装置
の外観図。
【図18】図1の自動取引装置の内部構成例を概略的に
示した図。
【符号の説明】
101…出力装置、 102…設計時データ入力装置、 103…ユーザインタフェース設計機構(UI設計機
構)、 104…入力装置、 105…データベース(DB)、 106…メモリ、 107…エディティング部、 108…プロトタイプ実行部、 109…カードレイアウトマネジャ(CLM)、 110…パーツ(部品)マネジャ(PM)、 111…プロトタイプマネジャ(PTM)、 205、409、523…マップビューア。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G07D 9/00 421 G06F 15/30 320

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザインタフェースの操作画面を表す
    画面オブジェクト上の任意の位置に各種部品オブジェク
    トを配置し、任意の前記部品オブジェクトから他のオブ
    ジェクトに対してリンク付けを行うことで動作の設計を
    行い、設計したユーザインタフェースのシミュレーショ
    ンを行うユーザインタフェース設計方法において、 ユーザ操作によりリンク元として指定された画面オブジ
    ェクト上の部品オブジェクトからユーザ操作によりリン
    ク先として指定された他の画面オブジェクトへ設定され
    た画面遷移リンクにて繋がる既作成の画面オブジェクト
    と画面遷移の方向を表示し、 前記画面遷移リンクを、該画面遷移リンクの属性情報と
    リンク元の部品オブジェクトの属性情報とのうちの少な
    くとも一方に基づき画面遷移の本流のリンクあるいは該
    本流から分岐する支流のリンクと判定し、 この判定結果に基づき、前記表示される画面遷移リンク
    を本流と支流とに区別して表示することを特徴とするユ
    ーザインタフェース設計方法。
  2. 【請求項2】 ユーザインタフェースの操作画面を表す
    画面オブジェクト上の任意の位置に各種部品オブジェク
    トを配置し、任意の前記部品オブジェクトから他のオブ
    ジェクトに対してリンク付けを行うことで動作の設計を
    行い、設計したユーザインタフェースのシミュレーショ
    ンを行うユーザインタフェース設計方法において、 ユーザ操作によりリンク元として指定された画面オブジ
    ェクト上の部品オブジェクトからユーザ操作によりリン
    ク先として指定された他の画面オブジェクトへ設定され
    た画面遷移リンクにて繋がる既作成の画面オブジェクト
    と画面遷移の方向を表示し、 前記画面遷移リンクを、リンク元となる部品オブジェク
    トの属性値に基づき画面遷移の本流のリンクあるいは該
    本流から分岐する支流のリンクと判定し、 この判定結果に基づき、前記表示される画面遷移リンク
    を本流と支流とに区別して表示することを特徴とするユ
    ーザインタフェース設計方法。
  3. 【請求項3】 ユーザインタフェースの操作画面を表す
    画面オブジェクト上の任意の位置に各種部品オブジェク
    トを配置し、任意の前記部品オブジェクトから他のオブ
    ジェクトに対してリンク付けを行うことで動作の設計を
    行い、設計したユーザインタフェースのシミュレーショ
    ンを行うユーザインタフェース設計方法において、 ユーザ操作によりリンク元として指定された画面オブジ
    ェクト上の部品オブジェクトからユーザ操作によりリン
    ク先として指定された他の画面オブジェクトへ設定され
    た画面遷移リンクにて繋がる既作成の画面オブジェクト
    と画面遷移の方向を表示し、 前記画面遷移リンクの持つ、画面遷移の本流のリンクと
    該本流から分岐する支流のリンクとを区別するためのリ
    ンク情報に基づき、該画面遷移リンクを本流のリンクあ
    るいは支流のリンクと判定し、 この判定結果に基づき、前記表示される画面遷移リンク
    を本流と支流とに区別して表示することを特徴とするユ
    ーザインタフェース設計方法。
  4. 【請求項4】 前記画面遷移リンクが画面遷移の下流に
    ある画面オブジェクトから上流にある画面オブジェクト
    へのリンクであるとき、該画面遷移リンクを支流のリン
    クと判定することを特徴とする請求項2または請求項3
    記載のユーザインタフェース設計方法。
  5. 【請求項5】 1つの画面オブジェクトに複数の画面遷
    移リンクが設定されているとき、最先に設定された画面
    遷移リンクを画面遷移の本流のリンクと判定することを
    特徴とする請求項2または請求項3記載のユーザインタ
    フェース設計方法。
  6. 【請求項6】 前記判定結果に基づき、表示される既作
    成の各画面の画面オブジェクトの縮小イメージであるカ
    ードアイコンの表示位置を決定することを特徴とする請
    求項2または請求項3記載のユーザインタフェース設計
    方法。
  7. 【請求項7】 ユーザインタフェースの操作画面を表す
    画面オブジェクト上の任意の位置に各種部品オブジェク
    トを配置し、任意の前記部品オブジェクトから他のオブ
    ジェクトに対してリンク付けを行うことで動作の設計を
    行い、設計したユーザインタフェースのシミュレーショ
    ンを行うユーザインタフェース設計装置において、 ユーザ操作によりリンク元として指定された画面オブジ
    ェクト上の部品オブジェクトからユーザ操作によりリン
    ク先として指定された他の画面オブジェクトへ設定され
    た画面遷移リンクにて繋がる既作成の画面オブジェクト
    と画面遷移の方向を表示する表示手段と、 前記画面遷移リンクを、該画面遷移リンクの属性情報と
    リンク元の部品オブジェクトの属性情報とのうちの少な
    くとも一方に基づき画面遷移の本流のリンクあるいは該
    本流から分岐する支流のリンクと判定する判定手段と、 前記判定手段の判定結果に基づき、前記表示手段で表示
    される画面遷移リンクを本流と支流とに区別して表示す
    る表示制御手段と、 を具備したことを特徴とするユーザインタフェース設計
    装置。
  8. 【請求項8】 ユーザインタフェースの操作画面を表す
    画面オブジェクト上の任意の位置に各種部品オブジェク
    トを配置し、任意の前記部品オブジェクトから他のオブ
    ジェクトに対してリンク付けを行うことで動作の設計を
    行い、設計したユーザインタフェースのシミュレーショ
    ンを行うユーザインタフェース設計装置において、 ユーザ操作によりリンク元として指定された画面オブジ
    ェクト上の部品オブジェクトからユーザ操作によりリン
    ク先として指定された他の画面オブジェクトへ設定され
    た画面遷移リンクにて繋がる既作成の画面オブジェクト
    と画面遷移の方向を表示する表示手段と、 前記画面遷移リンクを、リンク元となる部品オブジェク
    トの属性値に基づき画面遷移の本流のリンクあるいは該
    本流から分岐する支流のリンクと判定する判定手段と、 前記判定手段の判定結果に基づき、前記表示手段で表示
    される画面遷移リンクを本流と支流とに区別して表示す
    る表示制御手段と、 を具備したことを特徴とするユーザインタフェース設計
    装置。
  9. 【請求項9】 ユーザインタフェースの操作画面を表す
    画面オブジェクト上の任意の位置に各種部品オブジェク
    トを配置し、任意の前記部品オブジェクトから他のオブ
    ジェクトに対してリンク付けを行うことで動作の設計を
    行い、設計したユーザインタフェースのシミュレーショ
    ンを行うユーザインタフェース設計装置において、 ユーザ操作によりリンク元として指定された画面オブジ
    ェクト上の部品オブジェクトからユーザ操作によりリン
    ク先として指定された他の画面オブジェクトへ設定され
    た画面遷移リンクにて繋がる既作成の画面オブジェクト
    と画面遷移の方向を表示する表示手段と、 前記画面遷移リンクの持つ、画面遷移の本流のリンクと
    該本流から分岐する支流のリンクとを区別するためのリ
    ンク情報に基づき、該画面遷移リンクを本流のリンクあ
    るいは支流のリンクと判定する判定手段と、 この判定手段の判定結果に基づき、前記表示手段で表示
    される画面遷移リンクを本流と支流とに区別して表示す
    る表示制御手段と、 を具備したことを特徴とするユーザインタフェース設計
    装置。
  10. 【請求項10】 前記判定手段は、前記画面遷移リンク
    が画面遷移の下流にある画面オブジェクトから上流にあ
    る画面オブジェクトへのリンクであるとき、該画面遷移
    リンクを支流のリンクと判定することを特徴とする請求
    項8または請求項9記載のユーザインタフェース設計装
    置。
  11. 【請求項11】 前記判定手段は、1つの画面オブジェ
    クトに複数の画面遷移リンクが設定されているとき、最
    先に設定された画面遷移リンクを画面遷移の本流のリン
    クと判定することを特徴とする請求項8または請求項9
    記載のユーザインタフェース設計装置。
  12. 【請求項12】 前記画面遷移リンクに、本流と支流を
    区別するリンク情報を付加するリンク情報設定手段をさ
    らに具備したことを特徴とする請求項9記載のユーザイ
    ンタフェース設計装置。
  13. 【請求項13】 前記表示手段は、既作成の各画面の画
    面オブジェクトの縮小イメージであるカードアイコン
    と、該カードアイコンを繋げる画面遷移の方向を示すリ
    ンク線を表示することを特徴とする請求項8または9記
    載のユーザインタフェース設計装置。
  14. 【請求項14】 前記判定手段の判定結果に基づき、前
    記表示手段で表示される既作成の各画面の画面オブジェ
    クトの縮小イメージであるカードアイコンの表示位置を
    決定する表示位置決定手段をさらに具備したことを特徴
    とする請求項8たは請求項9記載のユーザインタフェー
    ス設計装置。
  15. 【請求項15】 前記表示制御手段は、本流の画面遷移
    リンクのみを表示することを特徴とする請求項8または
    9記載のユーザインタフェース設計装置。
  16. 【請求項16】 ユーザインタフェースを介して順次入
    力される情報に基づき、所定の処理を自動的に行う自動
    処理手段と、 前記ユーザインタフェースの操作画面を表す画面オブジ
    ェクト上の任意の位置に各種部品オブジェクトを配置
    し、任意の前記部品オブジェクトから他のオブジェクト
    に対してリンク付けを行うことで動作の設計を行い、設
    計したユーザインタフェースのシミュレーションを行う
    ユーザインタフェース設計手段と、 を具備したことを特徴とする自動処理装置。
  17. 【請求項17】 前記ユーザインタフェース設計手段
    は、 ユーザ操作によりリンク元として指定された画面オブジ
    ェクト上の部品オブジェクトからユーザ操作によりリン
    ク先として指定された他の画面オブジェクトへ設定され
    た画面遷移リンクにて繋がる既作成の画面オブジェクト
    と画面遷移の方向を表示する表示手段と、 前記画面遷移リンクを、該画面遷移リンクの属性情報と
    リンク元の部品オブジェクトの属性情報とのうちの少な
    くとも一方に基づき画面遷移の本流のリンクあるいは該
    本流から分岐する支流のリンクと判定する判定手段と、 前記判定手段の判定結果に基づき、前記表示手段で表示
    される画面遷移リンクを本流と支流とに区別して表示す
    る表示制御手段と、 を具備したことを特徴とする請求項16記載の自動処理
    装置。
  18. 【請求項18】 前記ユーザインタフェース設計手段
    は、 ユーザ操作によりリンク元として指定された画面オブジ
    ェクト上の部品オブジェクトからユーザ操作によりリン
    ク先として指定された他の画面オブジェクトへ設定され
    た画面遷移リンクにて繋がる既作成の画面オブジェクト
    と画面遷移の方向を表示する表示手段と、 前記画面遷移リンクを、リンク元となる部品オブジェク
    トの属性値に基づき画面遷移の本流のリンクあるいは該
    本流から分岐する支流のリンクと判定する判定手段と、 前記判定手段の判定結果に基づき、前記表示手段で表示
    される画面遷移リンクを本流と支流とに区別して表示す
    る表示制御手段と、 を具備したことを特徴とする請求項16記載の自動処理
    装置。
  19. 【請求項19】 前記ユーザインタフェース設計手段
    は、ユーザ操作によりリンク元として指定された画面オ
    ブジェクト上の部品オブジェクトからユーザ操作により
    リンク先として指定された他の画面オブジェクトへ設定
    された画面遷移リンクにて繋がる既作成の画面オブジェ
    クトと画面遷移の方向を表示する表示手段と、 前記画面遷移リンクの持つ、画面遷移の本流のリンクと
    該本流から分岐する支流のリンクとを区別するためのリ
    ンク情報に基づき、該画面遷移リンクを本流のリンクあ
    るいは支流のリンクと判定する判定手段と、 この判定手段の判定結果に基づき、前記表示手段で表示
    される画面遷移リンクを本流と支流とに区別して表示す
    る表示制御手段と、 を具備したことを特徴とする請求項16記載の自動処理
    装置。
  20. 【請求項20】 前記判定手段の判定結果に基づき、前
    記表示手段で表示される既作成の各画面の画面オブジェ
    クトの縮小イメージであるカードアイコンの表示位置を
    決定する表示位置決定手段をさらに具備したことを特徴
    とする請求項16記載の自動処理置。
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