JP2000099317A - ユーザインタフェース設計装置及び方法 - Google Patents

ユーザインタフェース設計装置及び方法

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JP2000099317A
JP2000099317A JP10265251A JP26525198A JP2000099317A JP 2000099317 A JP2000099317 A JP 2000099317A JP 10265251 A JP10265251 A JP 10265251A JP 26525198 A JP26525198 A JP 26525198A JP 2000099317 A JP2000099317 A JP 2000099317A
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event
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Mika Amamiya
美香 雨宮
Hiroyuki Kamio
広幸 神尾
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】汎用のソフトウエア部品を用いて、GUI操作
画面のイメージ設計と動作の設計がGUI操作で容易に
行うことができる。 【解決手段】ソフトウエア部品の持つ属性とイベントと
メッセージに関するインデックス情報を読み取って、当
該読み取られたインデックス情報を記憶手段に記憶し、
前記ソフトウエア部品の持つ属性とイベントとメッセー
ジに任意の名称を設定し(アイテム定義ファイル11
5)、前記記憶手段に記憶されたインデックス情報と前
記設定された属性とイベントとメッセージの名称とに基
づき、リンク元とリンク先のソフトウエア部品に設定で
きる属性とイベントとメッセージのリストを作成し、こ
のリストに基づき前記リンク元とリンク先のソフトウエ
ア部品に属性とイベントとメッセージとを設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザからの入力
を受け取り、部品をレイアウトした操作画面をユーザイ
ンタフェース(UI)として用いたシステムのための画
面の設計、動作の設計をグラフィカルユーザインタフェ
ース(GUI)を用いて行い、シミュレーションによる
動作確認を行うのに好適なユーザインタフェース設計装
置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】部品をレイアウトすることによる操作画
面設計と、動作設計をGUI操作で実現し、設計通りに
実行するツールは数多くある。
【0003】例えば、VisualBasic (米国Microsoft 社
の登録商品)を利用すると、GUI操作を利用して簡単
にWindows (米国Microsoft 社の登録商品)のプログラ
ミングを行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしVisualBasic 等
のビジュアルプログラミングツールは、複雑な操作を行
うユーザインタフェースを構築できる半面、動作設計の
大部分はプログラムコードを記述して行うため、設計者
がプログラミングを習得する必要がある。
【0005】また、特開平10−21062に記載され
ているユーザインタフェース設計装置では、装置内で取
り扱う部品にあらかじめ属性を設定しており、その属性
を選択式に組み合わせてプログラムの記述を行ってい
た。ただしこの属性にはあらかじめ装置内に保持してお
く必要があり、汎用のソフトウェア部品を動的に装置に
取り込むことが不可能であった。
【0006】さらに、汎用のソフトウエア部品をある特
定の目的を有するユーザインタフェースの設計に用いる
場合、以下のような問題点があった。
【0007】(1)当該ソフトウエア部品の汎用的な名
称では、それがどのような部品であるのかがわかりにく
い。
【0008】(2)引数を必要とするメッセージをソフ
トウエア部品間に関連付ける際、予め定められたソフト
ウエア部品間に同じような引数付きメッセージを関連付
ける場合が多く、そのため同じ作業の繰り返し多い。
【0009】(3)汎用的なソフトウエア部品のプロパ
ティを目的とするユーザインタフェースを設計するため
に動的に変更できない。
【0010】そこで、本発明は上記事情を考慮してなさ
れたものでその目的は、汎用的なソフトウエア部品を用
いた、GUI操作画面(ユーザインタフェース操作画
面)のイメージ設計、動作の設計がGUI(グラフィカ
ルユーザインタフェース)操作(イベントとメッセージ
とを関連付ける操作)で容易に(プログラムを記述する
必要なく)行うことができるユーザインタフェース設計
装置及び方法を提供することにある。
【0011】また、本発明は、GUI操作画面上に配置
する汎用のソフトウェア部品を動的に装置内に組み込む
ことが可能なユーザインタフェース設計装置および方法
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1:本発明のユー
ザインターフェース設計装置は、ユーザインタフェース
の操作画面を表すカード上の任意の位置に各種ソフトウ
エア部品(例えば、OCX)を配置し、任意の前記ソフ
トウエア部品をリンク元とし、他のソフトウエア部品あ
るいはカードをリンク先として、該リンク元のイベント
と該リンク先のメッセージとを対応付けることで動作の
設計を行い、設計したユーザインタフェースのシミュレ
ーションを行うユーザインタフェース設計装置におい
て、前記ソフトウエア部品の持つ属性とイベントとメッ
セージに関するインデックス情報(プロパティ情報、イ
ベント情報、メッセージ情報、引数情報)を読み取る
(レジストリ113からOCX情報を読み取る)読取手
段と、前記読取手段で読み取られたインデックス情報を
記憶する記憶手段(テーブル114)と、前記ソフトウ
エア部品の持つ属性とイベントとメッセージに任意の名
称を設定する名称設定手段(アイテム定義ファイル11
5の作成)と、前記記憶手段に記憶されたインデックス
情報と前記名称設定手段で設定された属性の名称(プロ
パティ日本語名情報)とに基づき、リンク元とリンク先
のソフトウエア部品に設定できる属性のリスト(図12
参照)を作成する第1の作成手段と、前記属性リストに
基づき前記リンク元とリンク先のソフトウエア部品に属
性を設定する属性設定手段(リンク設定ダイアログ等)
と、前記記憶手段に記憶されたインデックス情報と前記
名称設定手段で設定されたイベントの名称(イベント日
本語名情報)とに基づき、リンク元のソフトウエア部品
のイベントリスト(図15参照)を作成する第2の作成
手段と、前記イベントリストに基づき選択されたイベン
トを前記リンク元のソフトウエア部品のイベントとして
設定するイベント設定手段(リンク設定ダイアログ等)
と、前記記憶手段に記憶されたインデックス情報と前記
名称設定手段で設定されたメッセージの名称(メッセー
ジ日本語名情報)とに基づきリンク先のソフトウエア部
品のメッセージリスト(図16参照)を作成する第3の
作成手段と、前記メッセージリストに基づき選択された
メッセージを前記リンク元のソフトウエア部品に設定さ
れたイベントに対応付ける前記リンク先のソフトウエア
部品のメッセージとして設定するメッセージ設定手段
(リンク設定ダイアログ等)と、を具備したことを特徴
とする。
【0013】本発明によれば、汎用的なソフトウエア部
品を用いて、GUI操作画面(ユーザインタフェース操
作画面)のイメージ設計と動作の設計がGUI(グラフ
ィカルユーザインタフェース)操作で容易に(プログラ
ムを記述する必要なく)行うことができる。
【0014】すなわち、GUI操作画面上に配置する汎
用のソフトウェア部品を動的に装置内に組み込むことが
可能となり、また、これらソフトウエア部品が持つプロ
パティ、イベント、メッセージのデフォルトの名称では
わかりにくい場合に、GUI設計装置の管理者が設計者
の理解しやすい別名をつけることにより、GUI操作画
面の設計環境がより向上する。
【0015】請求項2: ユーザインタフェースの操作
画面を表すカード上の任意の位置に各種ソフトウエア部
品を配置し、任意の前記ソフトウエア部品をリンク元と
し、他のソフトウエア部品あるいはカードをリンク先と
して、該リンク元のイベントと該リンク先のメッセージ
とを対応付けることで動作の設計を行い、設計したユー
ザインタフェースのシミュレーションを行うユーザイン
タフェース設計装置において、前記ソフトウエア部品の
持つ属性とイベントとメッセージに関するインデックス
情報を読み取る読取手段と、前記読取手段で読み取られ
たインデックス情報を記憶する記憶手段と、前記ソフト
ウエア部品の持つメッセージに引数値となるデータを設
定して新たなメッセージ(引数付きメッセージマクロ)
を作成するメッセージ作成手段と、前記記憶手段に記憶
されたインデックス情報に基づき、リンク元とリンク先
のソフトウエア部品に設定できる属性のリストを作成す
る第1の作成手段と、前記属性リストに基づき前記リン
ク元とリンク先のソフトウエア部品に属性を設定する属
性設定手段と、前記記憶手段に記憶されたインデックス
情報に基づき、リンク元のソフトウエア部品のイベント
リストを作成する第2の作成手段と、前記イベントリス
トに基づき選択されたイベントを前記リンク元のソフト
ウエア部品のイベントとして設定するイベント設定手段
と、前記記憶手段に記憶されたインデックス情報と前記
メッセージ作成手段で作成された新たなメッセージとに
基づきリンク先のソフトウエア部品のメッセージリスト
を作成する第3の作成手段と、前記メッセージリストに
基づき選択されたメッセージを前記リンク元のソフトウ
エア部品に設定されたイベントに対応付ける前記リンク
先のソフトウエア部品のメッセージとして設定するメッ
セージ設定手段と、を具備したことを特徴とする。
【0016】本発明によれば、汎用的なソフトウエア部
品を用いて、GUI操作画面(ユーザインタフェース操
作画面)のイメージ設計と動作の設計がGUI(グラフ
ィカルユーザインタフェース)操作で容易に(プログラ
ムを記述する必要なく)行うことができる。
【0017】すなわち、GUI操作画面上に配置する汎
用のソフトウェア部品を動的に装置内に組み込むことが
可能となり、また、引数として送るデータの内容が同じ
メッセージをメッセージマクロとして登録して再利用す
ることができるので、引数を必要とするメッセージを送
るリンク設計の手間を省略することを可能にし、GUI
操作画面の設計環境がより向上する。
【0018】請求項3: ユーザインタフェースの操作
画面を表すカード上の任意の位置に各種ソフトウエア部
品を配置し、任意の前記ソフトウエア部品をリンク元と
し、他のソフトウエア部品あるいはカードをリンク先と
して、該リンク元のイベントと該リンク先のメッセージ
とを対応付けることで動作の設計を行い、設計したユー
ザインタフェースのシミュレーションを行うユーザイン
タフェース設計装置において、前記ソフトウエア部品の
持つ属性とイベントとメッセージに関するインデックス
情報を読み取る読取手段と、前記読取手段で読み取られ
たインデックス情報を記憶する記憶手段と、前記ソフト
ウエア部品の持つメッセージに、引数と該メッセージに
対応付け可能なリンク元のソフトウエア部品とを設定し
て、新たなメッセージ(引数付きメッセージマクロ)を
作成するメッセージ作成手段と、前記記憶手段に記憶さ
れたインデックス情報に基づき、リンク元とリンク先の
ソフトウエア部品に設定できる属性のリストを作成する
第1の作成手段と、前記属性リストに基づき前記リンク
元とリンク先のソフトウエア部品に属性を設定する属性
設定手段と、前記記憶手段に記憶されたインデックス情
報に基づき、リンク元のソフトウエア部品のイベントリ
ストを作成する第2の作成手段と、前記イベントリスト
に基づき選択されたイベントを前記リンク元のソフトウ
エア部品のイベントとして設定するイベント設定手段
と、前記記憶手段に記憶されたインデックス情報と前記
メッセージ作成手段で作成された新たなメッセージとに
基づき、リンク先のソフトウエア部品のメッセージリス
トを作成する第3の作成手段と、前記メッセージリスト
に基づき選択されたメッセージを前記リンク元のソフト
ウエア部品に設定されたイベントに対応付ける前記リン
ク先のソフトウエア部品のメッセージとして設定するメ
ッセージ設定手段と、を具備し、前記第3の作成手段で
メッセージリストを作成する際、前記リンク元のソフト
ウエア部品が前記新たなメッセージに設定されたリンク
元のソフトウエア部品であるときのみ、該新たなメッセ
ージを該メッセージリストに載せることを特徴とする。
【0019】本発明によれば、汎用的なソフトウエア部
品を用いて、GUI操作画面(ユーザインタフェース操
作画面)のイメージ設計と動作の設計がGUI(グラフ
ィカルユーザインタフェース)操作で容易に(プログラ
ムを記述する必要なく)行うことができる。
【0020】すなわち、GUI操作画面上に配置する汎
用のソフトウェア部品を動的に装置内に組み込むことが
可能となり、また、引数として送るデータの内容が同じ
メッセージ、および、リンク元の属性を引数に送るメッ
セージの場合に、リンク元を予め限定してメッセージマ
クロとして登録して再利用することができるので、引数
を必要とするメッセージを送るリンク設計の手間を省略
でき、GUI操作画面の設計環境がより向上する。
【0021】請求項4: 好ましくは、前記メッセージ
作成手段で作成される新たなメッセージに設定される引
数は、リンク元として設定するソフトウエア部品の属性
であることを特徴とする。
【0022】請求項5: ユーザインタフェースの操作
画面を表すカード上の任意の位置に各種ソフトウエア部
品を配置し、任意の前記ソフトウエア部品をリンク元と
し、他のソフトウエア部品あるいはカードをリンク先と
して、該リンク元のイベントと該リンク先のメッセージ
とを対応付けることで動作の設計を行い、設計したユー
ザインタフェースのシミュレーションを行うユーザイン
タフェース設計装置において、前記ソフトウエア部品の
持つ属性とイベントとメッセージに関するインデックス
情報を読み取る読取手段と、前記読取手段で読み取られ
たインデックス情報を記憶する記憶手段と、前記ソフト
ウエア部品の属性を変更するための新たなメッセージを
作成するメッセージ作成手段と、前記記憶手段に記憶さ
れたインデックス情報に基づき、リンク元とリンク先の
ソフトウエア部品に設定できる属性のリストを作成する
第1の作成手段と、前記属性リストに基づき前記リンク
元とリンク先のソフトウエア部品に属性を設定する属性
設定手段と、前記記憶手段に記憶されたインデックス情
報に基づき、リンク元のソフトウエア部品のイベントリ
ストを作成する第2の作成手段と、前記イベントリスト
に基づき選択されたイベントを前記リンク元のソフトウ
エア部品のイベントとして設定するイベント設定手段
と、前記記憶手段に記憶されたインデックス情報と前記
メッセージ作成手段で作成されたメッセージとに基づき
リンク先のソフトウエア部品のメッセージリストを作成
する第3の作成手段と、前記メッセージリストに基づき
選択されたメッセージを前記リンク元のソフトウエア部
品に設定されたイベントに対応付ける前記リンク先のソ
フトウエア部品のメッセージとして設定するメッセージ
設定手段と、を具備したことを特徴とする。
【0023】本発明によれば、汎用的なソフトウエア部
品を用いて、GUI操作画面(ユーザインタフェース操
作画面)のイメージ設計と動作の設計がGUI(グラフ
ィカルユーザインタフェース)操作で容易に(プログラ
ムを記述する必要なく)行うことができる。
【0024】すなわち、GUI操作画面上に配置する汎
用のソフトウェア部品を動的に装置内に組み込むことが
可能となり、また、GUI操作画面の設計時に、ソフト
ウエア部品のプロパティを動的に変更するためのメッセ
ージを用いることができ、GUI操作画面の設計環境が
より向上する。
【0025】請求項6:本発明のユーザインタフェース
設計方法は、ユーザインタフェースの操作画面を表すカ
ード上の任意の位置に各種ソフトウエア部品を配置し、
任意の前記ソフトウエア部品をリンク元とし、他のソフ
トウエア部品あるいはカードをリンク先として、該リン
ク元のイベントと該リンク先のメッセージとを対応付け
ることで動作の設計を行い、設計したユーザインタフェ
ースのシミュレーションを行うユーザインタフェース設
計方法において、前記ソフトウエア部品の持つ属性とイ
ベントとメッセージに関するインデックス情報を読み取
って、当該読み取られたインデックス情報を記憶手段に
記憶し、前記ソフトウエア部品の持つ属性とイベントと
メッセージに任意の名称を設定し、前記記憶手段に記憶
されたインデックス情報と前記設定された属性の名称と
に基づき、リンク元とリンク先のソフトウエア部品に設
定できる属性のリストを作成し、この属性リストに基づ
き前記リンク元とリンク先のソフトウエア部品に属性を
設定し、前記記憶手段に記憶されたインデックス情報と
前記設定されたイベントの名称とに基づきリンク元のソ
フトウエア部品のイベントリストを作成し、このイベン
トリストに基づき選択されたイベントを前記リンク元の
ソフトウエア部品のイベントとして設定し、前記記憶手
段に記憶されたインデックス情報と前記設定されたメッ
セージの名称とに基づきリンク先のソフトウエア部品の
メッセージリストを作成し、このメッセージリストに基
づき選択されたメッセージを前記リンク元のソフトウエ
ア部品に設定されたイベントに対応付ける前記リンク先
のソフトウエア部品のメッセージとして設定することを
特徴とする。
【0026】発明によれば、汎用的なソフトウエア部品
を用いて、GUI操作画面(ユーザインタフェース操作
画面)のイメージ設計と動作の設計がGUI(グラフィ
カルユーザインタフェース)操作で容易に(プログラム
を記述する必要なく)行うことができる。
【0027】すなわち、GUI操作画面上に配置する汎
用のソフトウェア部品を動的に装置内に組み込むことが
可能となり、また、これらソフトウエア部品が持つプロ
パティ、イベント、メッセージのデフォルトの名称では
わかりにくい場合に、GUI設計装置の管理者が設計者
の理解しやすい別名をつけることにより、GUI操作画
面の設計環境がより向上する。
【0028】請求項7: 本発明のユーザインタフェー
ス設計方法は、ユーザインタフェースの操作画面を表す
カード上の任意の位置に各種ソフトウエア部品を配置
し、任意の前記ソフトウエア部品をリンク元とし、他の
ソフトウエア部品あるいはカードをリンク先として、該
リンク元のイベントと該リンク先のメッセージとを対応
付けることで動作の設計を行い、設計したユーザインタ
フェースのシミュレーションを行うユーザインタフェー
ス設計方法において、前記ソフトウエア部品の持つ属性
とイベントとメッセージに関するインデックス情報を読
み取って、当該読み取られたインデックス情報を記憶手
段に記憶し、前記ソフトウエア部品の持つメッセージに
引数値となるデータを設定して新たなメッセージを作成
し、前記記憶手段に記憶されたインデックス情報に基づ
き、リンク元とリンク先のソフトウエア部品に設定でき
る属性のリストを作成し、この属性リストに基づき前記
リンク元とリンク先のソフトウエア部品に属性を設定
し、前記記憶手段に記憶されたインデックス情報に基づ
きリンク元のソフトウエア部品のイベントリストを作成
し、このイベントリストに基づき選択されたイベントを
前記リンク元のソフトウエア部品のイベントとして設定
し、前記記憶手段に記憶されたインデックス情報と前記
作成された新たなメッセージとに基づきリンク先のソフ
トウエア部品のメッセージリストを作成し、このメッセ
ージリストに基づき選択されたメッセージを前記リンク
元のソフトウエア部品に設定されたイベントに対応付け
る前記リンク先のソフトウエア部品のメッセージとして
設定することを特徴とする。
【0029】本発明によれば、汎用的なソフトウエア部
品を用いて、GUI操作画面(ユーザインタフェース操
作画面)のイメージ設計と動作の設計がGUI(グラフ
ィカルユーザインタフェース)操作で容易に(プログラ
ムを記述する必要なく)行うことができる。
【0030】すなわち、GUI操作画面上に配置する汎
用のソフトウェア部品を動的に装置内に組み込むことが
可能となり、また、引数として送るデータの内容が同じ
メッセージをメッセージマクロとして登録して再利用す
ることができるので、引数を必要とするメッセージを送
るリンク設計の手間を省略することを可能にし、GUI
操作画面の設計環境がより向上する。
【0031】請求項8: 本発明のユーザインタフェー
ス設計方法は、ユーザインタフェースの操作画面を表す
カード上の任意の位置に各種ソフトウエア部品を配置
し、任意の前記ソフトウエア部品をリンク元とし、他の
ソフトウエア部品あるいはカードをリンク先として、該
リンク元のイベントと該リンク先のメッセージとを対応
付けることで動作の設計を行い、設計したユーザインタ
フェースのシミュレーションを行うユーザインタフェー
ス設計方法において、前記ソフトウエア部品の持つ属性
とイベントとメッセージに関するインデックス情報を読
み取って、当該読み取られたインデックス情報を記憶手
段に記憶し、前記ソフトウエア部品の持つメッセージ
に、引数と該メッセージに対応付け可能なリンク元のソ
フトウエア部品とを設定して、新たなメッセージを作成
し、前記記憶手段に記憶されたインデックス情報に基づ
き、リンク元とリンク先のソフトウエア部品に設定でき
る属性のリストを作成し、この属性リストに基づき前記
リンク元とリンク先のソフトウエア部品に属性を設定
し、前記記憶手段に記憶されたインデックス情報に基づ
きリンク元のソフトウエア部品のイベントリストを作成
し、このイベントリストに基づき選択されたイベントを
前記リンク元のソフトウエア部品のイベントとして設定
し、前記記憶手段に記憶されたインデックス情報と前記
作成された新たなメッセージとに基づきリンク先のソフ
トウエア部品のメッセージリストを作成し、このメッセ
ージリストに基づき選択されたメッセージを前記リンク
元のソフトウエア部品に設定されたイベントに対応付け
る前記リンク先のソフトウエア部品のメッセージとして
設定し、前記メッセージリストを作成する際、前記リン
ク元のソフトウエア部品が前記新たなメッセージに設定
されたリンク元のソフトウエア部品であるときのみ、該
新たなメッセージを該メッセージリストに載せることを
特徴とする。
【0032】本発明によれば、汎用的なソフトウエア部
品を用いて、GUI操作画面(ユーザインタフェース操
作画面)のイメージ設計と動作の設計がGUI(グラフ
ィカルユーザインタフェース)操作で容易に(プログラ
ムを記述する必要なく)行うことができる。
【0033】すなわち、GUI操作画面上に配置する汎
用のソフトウェア部品を動的に装置内に組み込むことが
可能となり、また、引数として送るデータの内容が同じ
メッセージ、および、リンク元の属性を引数に送るメッ
セージの場合に、リンク元を予め限定してメッセージマ
クロとして登録して再利用することができるので、引数
を必要とするメッセージを送るリンク設計の手間を省略
でき、GUI操作画面の設計環境がより向上する。
【0034】請求項9: 好ましくは、前記新たなメッ
セージに設定される引数は、リンク元として設定するソ
フトウエア部品の属性であることを特徴とする。
【0035】請求項10: 本発明のユーザインターフ
ェース設計方法は、ユーザインタフェースの操作画面を
表すカード上の任意の位置に各種ソフトウエア部品を配
置し、任意の前記ソフトウエア部品をリンク元とし、他
のソフトウエア部品あるいはカードをリンク先として、
該リンク元のイベントと該リンク先のメッセージとを対
応付けることで動作の設計を行い、設計したユーザイン
タフェースのシミュレーションを行うユーザインタフェ
ース設計方法において、前記ソフトウエア部品の持つ属
性とイベントとメッセージに関するインデックス情報を
読み取って、当該読み取られたインデックス情報を記憶
手段に記憶し、前記ソフトウエア部品の属性を変更する
ための新たなメッセージを作成し、前記記憶手段に記憶
されたインデックス情報に基づき、リンク元とリンク先
のソフトウエア部品に設定できる属性のリストを作成
し、この属性リストに基づき前記リンク元とリンク先の
ソフトウエア部品に属性を設定し、前記記憶手段に記憶
されたインデックス情報に基づきリンク元のソフトウエ
ア部品のイベントリストを作成し、このイベントリスト
に基づき選択されたイベントを前記リンク元のソフトウ
エア部品のイベントとして設定し、前記記憶手段に記憶
されたインデックス情報と前記作成された新たなメッセ
ージとに基づきリンク先のソフトウエア部品のメッセー
ジリストを作成し、このメッセージリストに基づき選択
されたメッセージを前記リンク元のソフトウエア部品に
設定されたイベントに対応付ける前記リンク先のソフト
ウエア部品のメッセージとして設定することを特徴とす
る。
【0036】本発明によれば、汎用的なソフトウエア部
品を用いて、GUI操作画面(ユーザインタフェース操
作画面)のイメージ設計と動作の設計がGUI(グラフ
ィカルユーザインタフェース)操作で容易に(プログラ
ムを記述する必要なく)行うことができる。
【0037】すなわち、GUI操作画面上に配置する汎
用のソフトウェア部品を動的に装置内に組み込むことが
可能となり、また、GUI操作画面の設計時に、ソフト
ウエア部品のプロパティを動的に変更するためのメッセ
ージを用いることができ、GUI操作画面の設計環境が
より向上する。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0039】(1) ユーザインタフェース設計装置の
構成 まず、ユーザインタフェース設計装置の構成について説
明する。
【0040】本実施形態にかかるユーザインタフェース
(UI)設計装置は、図2に示すように、主に、音声や
音(サウンド)の出力に用いられるスピーカ、及びCR
Tディスプレイ、液晶ディスプレイ等の表示装置を含む
出力装置101と、キーボードやマウス等の入力手段か
らなり、設計時のデータ等の入力に用いられる入力装置
(以下、設計時データ入力装置と称する)102と、設
計時及びシミュレーション時に設計者あるいは利用者と
のインタラクティブな対話を行うユーザインタフェース
設計機構(以下、UI設計機構と称する)103と、
(タッチ入力用の)タッチパネル、(音声入力用の)マ
イクロフォン、マウス、キーボード等の入力手段からな
り、シミュレーション時の情報入力に用いられる入力装
置(以下、シミュレーション時入力装置と称する)10
4と、設計された画面情報、動作情報及びデータの素材
等を保存・管理するデータベース(DB)105と、設
計された画面情報、動作情報及びデータの素材等を一時
保持するための領域、作業領域等を提供するメモリ10
6とで構成されている。ここで、設計時データ入力装置
102及びシミュレーション時入力装置104は、物理
的には同一の入力装置である。データベース105に
は、後述するアイテム定義ファイル115が格納され
る。
【0041】本実施形態にかかるユーザインタフェース
設計装置は、例えば、タッチパネル、マイクロフォン、
マウス、キーボード等の入力手段、スピーカ、ディスプ
レイ(表示装置)、等の出力手段、フロッピーディスク
装置、ハードディスク装置等の大容量記憶装置、主メモ
リ、及びCPU等を備えたパーソナルコンピュータ(計
算機)を用いて実現される。
【0042】特に、図2のユーザインタフェース設計装
置の中心をなすUI設計機構103の持つ機能は、その
機能を上記のパーソナルコンピュータにより実行させる
ためのプログラムを記録した記憶媒体、例えばフロッピ
ーディスクを用い、当該記録媒体を上記パーソナルコン
ピュータ中のフロッピーディスク装置に装着して、当該
フロッピーディスクに記録されているプログラムを上記
パーソナルコンピュータ(中のCPU)で読み取り実行
させることにより実現される。
【0043】例えば、図1に示すように、記録媒体に記
録されたUI設計機構103の持つ機能を実行させるた
めのプログラムはコンピュータ10上で実行され、コン
ピュータ10には入力手段としてのキーボード11およ
びマウス12、出力手段としてのディスプレイ13が接
続されている。
【0044】UI設計機構103は、画面や動作の設計
時の管理を司るエディティング部107と、設計したU
Iの動作確認のためのシミュレーション時の管理を司る
プロトタイプ実行部108とで構成されている。このエ
ディティング部107及びプロトタイプ実行部108の
構成については後述する。
【0045】(2) UI設計機構103の概要 次に、UI設計機構103の概要について、図3の画面
イメージ例を参照して説明する。
【0046】図2のUI設計機構103は、UIの画面
使用、操作仕様をGUIで設計するツールである。UI
設計機構103による画面の設計は、図3に示すよう
に、出力装置101としてのディスプレイ13に表示さ
れる画面上で行われる。すなわち、カードレイアウトマ
ネジャーウインドウ(CLMW)201上でUI操作画
面を表す画面オブジェクト(オブジェクト指向でいうと
ころのオブジェクト)としてのカード202を作成し、
当該カード上にソフトウェア部品202を配置すること
で画面設計が行われる。
【0047】ソフトウェア部品は、ツールバー204か
ら任意のものが選択されて、配置される。本実施形態で
は、このソフトウェア部品として、例えば、Win32
(米国Microsoft社マイクロソフト社の登録商
品)API(Application Program
Interface)上で用いられるOCX(OLE
(Object Linking and Embed
ding)カスタムコントロール)を用いる。
【0048】各OCXには、それぞれCLSIDと呼ば
れるソウトウエア部品の種類を表したグローバルユニー
クな識別情報を有する。また、OCXのファイル(実体
ファイル)には、CLSIDの他に、後述するように、
当該OCXが持つ属性、イベント、メッセージ等のイン
デックス情報(イベント情報、メッセージ情報、プロパ
ティ情報、引数情報)や、メソッド等が記述されてい
る。
【0049】OCXを供給するものが、図2のサーバ1
12である。ユーザが当該GUI設計装置で利用したい
OCXは、予め(UI設計装置を起動して設計を開始す
る前に)、コンピュータ10にインストールされている
必要がある。すなわち、図1のコンピュータ10にハー
ドディスク等の記憶装置にフロッピーディスクやCD−
ROMなどを使用してOCXをインストロールすると、
コンピュータ10の所定の記憶領域に当該OCXのファ
イルが書き込まれる。OCXのファイルが書き込まれた
記憶領域をサーバ112と呼ぶ。その際、OS(オペレ
ーションシステム)に当該インストールされたOCXの
CLSIDを登録する必要があるが、ここでは、例え
ば、Windows(米国Microsoft社の登録
商品)のレジストリが用いられる。
【0050】OCXがインストールされると、レジスト
リ113には、当該OCXのCLSIDと、それに対応
して、当該OCXの名前(例えば、「ボタン」、「計算
結果表示箱」というような部品名)やOCXのファイル
の記憶されている記憶領域へのポインタ情報等(以下、
OCX情報と呼ぶ)が登録される。
【0051】このようなOCXのインストール(サーバ
112の作成、レジストリ113への登録)は、この場
合、Windowsに対応したインストーラにより自動
的に実行される。
【0052】なお、UI設計機構103による設計時に
は、CLMW201と共にマップビューア205が表示
されてもよい。このマップビューア205は、作成済み
のカードを一覧して表示するためのウインドウであり、
当該マップビューア205上には、作成済みのカードの
縮小イメージであるカードアイコン206が表示され
る。作成済みのカード数が多い場合には、一部のカード
に対応するカードアイコンのみがマップビューア205
上に表示され、残りのカードに対応するカードアイコン
は当該マップビューア205上で上下或いは左右にスク
ロールすることで表示される。また、カード上に配置さ
れるソフトウエア部品(以下、部品オブジェクトとも呼
ぶ)から他のカードへのリンクが張られている場合に
は、対応するカードアイコン間にリンクとその方向を表
す矢印(リンク線)が表示される。
【0053】(3) マネジャの種類 次に、図2中のエディティング部107及びプロトタイ
プ実行部108が有するマネジャ(管理手段)の種類に
ついて説明する。
【0054】まず、図2中のエディティング部107
は、カード202の生成及び管理と、ソフトウエア部品
をサーバ112から読み込み、カード202上に配置す
るカードレイアウトマネジャ(CLM)109から構成
される。
【0055】CLM109は、起動時には、カード20
2及びカード202上にレイアウトされたソフトウエア
部品の編集、及びユーザからのイベント(ボタンをクリ
ックする、音声による入力を行うなど)に対して行われ
る動作処理のためのリンク設定を行う。また、ソフトウ
エア部品(すなわち、OCX)をサーバ112から読み
出し、カード202に登録する、いわゆるコンテナとし
ての機能を有する。
【0056】一方、図2中のプロトタイプ実行部108
は、プロトタイプマネジャ(PTM)111により構成
される。PTM111は、ユーザからの指示に従ってC
LM109により起動される。このPTM111の起動
時には、ユーザからのイベントを受けたソフトウエア部
品は、そのメッセージ送信機能により、設定されたリン
ク先へメッセージを送る。このメッセージ送信の繰り返
しにより、リンクの設計通りに動作シミュレーションを
行うことができる。
【0057】(4)アイテム定義ファイルの作成 図2のユーザインタフェース設計装置を用いてユーザイ
ンタフェースを設計する際に、より使い易い環境を提供
するため、当該ユーザインタフェース設計装置は、汎用
的なソフトウエア部品であるOCXをカスタマイズする
ための機能(ソフトウエア部品に対する任意の名称の付
加機能、引数付きメッセージのマクロの設定機能、プロ
パティ変更マクロの設定機能)を有している。
【0058】図25は、CLM109により出力装置1
01に表示されるOCXのカスタマイズウインドウの一
例を示したものである。図25では、例えば、部品名が
「ボタン」であるOCXのカスタマイズウインドウを示
している。例えば、出力装置101に表示されている図
3に示すような表示画面上にあるツールバー204から
所望のOCXを選択することにより表示される、当該O
CXに対する操作メニューからカスタマイズを指示する
することにより、図25に示すようなウインドウが表示
される。
【0059】図25に示すように、OCXのカスタマイ
ズウインドウには、5ページ分のタブ1301a〜13
01eが表示され、各タブ1301a〜1301eに対
応するページ1302上で、それぞれOCXのプロパテ
ィ(属性)の日本語名、イベントの日本語名、メッセー
ジの日本語名、引数つきメッセージのマクロ、プロパテ
ィ変更のマクロの設定を行うようになっている。
【0060】このカスタマイズウインドウで設定した内
容は、アイテム定義ファイル115として、各OCX毎
にデータベース105に例えばテキスト形式で保存され
る。アイテム定義ファイル115は、1つのOCXにつ
き、「当該OCXの部品名.itm」というファイル名
を持つものとする。
【0061】まず、当該選択されたOCXがもつプロパ
ティ、イベント、メッセージにユーザが所望する任意の
日本語名を設定する場合について説明する。
【0062】図25では、部品名が「ボタン」のOCX
に対し、そのOCXが持つプロパティにユーザが所望す
る任意の日本語名を設定するためのプロパティ日本語名
設定ページ1302が選択されている。
【0063】リストボックス1303の「プロパティ
名」というフィールドには、当該選択されているOCX
の予めもつプロパティ名の一覧が縦一列に表示される。
このプロパティ名のうち所望のものをクリックして選択
すると、テキスト入力ボックス1304が表示される。
【0064】テキスト入力ボックス1304に所望の日
本語名を入力して、当該入力を確定すると、テキスト入
力ボックス1304が消え、当該選択されたプロパティ
名の右隣のフィールドに、入力した日本語名が表示され
る。
【0065】イベント、メッセージの日本語名もそれぞ
れのページを選択、表示して上記同様の手順にて設定す
ればよい。
【0066】プロパティ、イベント、メッセージの日本
語名設定ページ1302上での設定が終了したら、「O
K」ボタン1305をクリックして、当該設定を確定さ
せる。すると、これらページ上で設定されたプロパテ
ィ、イベント、メッセージの日本語名は、当該OCXの
アイテム定義ファイル、例えば、「ボタン.itm」に
保存される。
【0067】次に、引数付きメッセージマクロ(以下、
簡単にメッセージマクロと呼ぶことがある)を設定する
場合について説明する。
【0068】図26は、例えば、計算結果表示箱という
部品名のOCXの引数つきメッセージのマクロを設定す
るページである。
【0069】引数つきメッセージのメッセージマクロを
設定しておくと、後述するリンク設定時に、このOCX
がリンク先に選択されると、メッセージとしてこのマク
ロが図16のメッセージ選択リストにリスト表示される
ようになり、既に引数が設定されているメッセージとし
て(リンク設定時には引数を設定しなくても)利用する
ことができる。この機能により、同じ内容の引数でメッ
セージを送る場合には、引数の設定を省略した形でリン
ク設定を行えるようになるので設計者の手間を省くこと
ができる。
【0070】図26において、マクロ名リスト1500
には、既に設定済みのメッセージマクロのマクロ名がリ
スト表示されている。新しくメッセージマクロを設定す
るには新規作成ボタン1501を、既設定のマクロを削
除するには、マクロ名リスト1500から削除したいマ
クロ名を1つ選択して削除ボタン1502を押す。
【0071】新規作成ボタン1501を押すと、図27
に示すような引数メッセージマクロ設定ウインドウ16
00が表示される。ここで、マクロ名入力領域1601
に、所望のマクロ名を入力し、リンク元選択領域160
2に、リンク元となるOCXの種類(部品名)を選択し
て入力し、メッセージ選択領域1603にメッセージを
選択して入力する。リンク元選択領域1602、メッセ
ージ選択領域1603でリンク元やメッセージを選択す
る際には、当該選択されたOCXが予め持つ選択可能な
リンク元やメッセージの羅列したリンク元選択リストや
メッセージ選択リストが表示されて、そのリストから所
望のものを選択するようにしてしてもよい。このとき、
リンク元選択リストからリンク元「なし」を選択するこ
ともできる。引数にリンク元のプロパティを設定する必
要がない場合や、リンク設定時にすべてのリンク元から
このメッセージマクロを呼べるようにしたい(リンク元
を限定したくない)場合には、リンク元「なし」を選択
する。それ以外の場合はリンク元のOCXの種類を選択
する。
【0072】その後、引数ボタン1604を押すと、例
えば、図18に示すような引数一覧ダイアログ1100
が表示される。
【0073】図18に示したように、引数一覧ダイアロ
グ1100には、先に選択されたメッセージ名と、当該
メッセージの有する引数の一覧を選択可能なように表示
する引数選択領域1101とが表示されている。
【0074】引数選択領域1101に表示される引数の
一覧は、CLM109が、先に選択されたメッセージの
メッセージ情報に含まれる引数リストを参照して作成し
たもので、例えば、引数リストにある引数名を羅列した
ものである。
【0075】ここで、リンク先のOCXである計算結果
表示箱701の「数字入力」というメッセージには、メ
ッセージ情報から「数字」という引数を1つ有している
ので、図18の引数選択領域1101には「数字」とい
う引数のみが表示されている。もちろん引数を複数有す
る場合には、それら全てが引数選択領域1101に表示
される。
【0076】図18の引数選択領域1101から所望の
引数名をクリックして選択し、さらに、設定ボタン11
02を押下すると、図19に示したような引数設定ダイ
アログ1103が表示される。引数設定ダイアログ11
03は、当該選択されたメッセージにどんな値の引数を
設定するかを決めるダイアログである。
【0077】図19に示したように、引数設定ダイアロ
グ1103には、引数名表示エディットボックス110
4、引数型表示エディットボックス1105のそれぞれ
に、CLM109がテーブル114の当該引数情報から
読み出した引数名と引数の型とが表示されている。ここ
では、「数字」という引数に整数型(int)の値が設
定されることが分かる。
【0078】当該引数に値を設定する際、設定値切替え
ラジオボタン1106で固定の値を引数として送るか、
OCXのプロパティ名を引数の値として送るかを選択す
る。固定値を引数として送る場合には、設定値入力エデ
ィットボックス1107に所望の値(例えば「0」)を
入力する。
【0079】OCXのプロパティ(の値)を引数として
送る場合には、どのソフトウエア部品(OCX)のプロ
パティ名であるかを選択する。まず、部品名選択領域1
108の右側にある下向きの矢印表示されているボタン
をクリックする。すると、部品名選択リストが表示され
るが、ここでは、「リンク元」「リンク先」の2つのみ
をしか選択することができない(なお、図27でリンク
元を「なし」が選ばれているときは「リンク先」のみ選
択可能である)。これは、メッセージマクロ設定時に
は、リンク設定時に画面上にどのようなOCXが作成さ
れているかわからず、わかっている情報としてはリンク
設定時に必ず作成されているOCXはリンク元とリンク
先に指定されたOCXの2種類のみ(リンク元とリンク
先のOCXが同じ場合は1種類)であるという事実のみ
だからである。
【0080】部品名選択リストで「リンク元」を選び、
次に、プロパティ名選択領域1109の右側にある下向
きの矢印表示されているボタンをクリックする。する
と、プロパティ名選択リストが表示される。プロパティ
名選択リストには、図27のリンク元選択領域1601
で選択したOCXのプロパティ名がリスト表示される。
部品名選択リストで「リンク先」を選択したときに表示
されるプロパティ選択リストには、現在選択中の(カス
タマイズ中である)OCXのプロパティ名がリスト表示
される。このプロパティ名選択リストから所望のプロパ
ティ名をクリックして選択すればよい。
【0081】なお、プロパティ名選択リストは、CLM
109が部品名選択リストから選択した部品のプロパテ
ィ情報をテーブル114から読み出して、当該選択され
た部品の有するプロパティ名のうち、引数型表示エディ
ットボックス1105に表示されている型と同じ型のプ
ロパティ名を抜き出して一覧表示したプルダウンメニュ
ーとして表示される。
【0082】最後にOKボタン1101を押下すること
で、引数の設定を完了する。
【0083】ここで、計算結果表示箱というOCXの
「Number」という名の引数を1つ持つメッセージ
「Insert Number」のメッセージマクロを
作成する場合を例にとり、より具体的に説明する。図2
7のメッセージマクロ設定ウインドウ1600のマクロ
名入力領域1601に、「計算」というマクロ名を入力
し、リンク元選択領域1602で、リンク元として「ボ
タン」というOCXを選択し、メッセージ選択領域16
03で、「Insert Number」というメッセ
ージを選択する。
【0084】さらに、引数ボタン1604を押下して、
引数一覧ダイアログ1100で引数名「Number」
を選択し、ついで、引数設定ダイアログ1103では、
設定値切替えラジオボタン1106で引数にプロパティ
を送るように設定する。すなわち、部品名選択領域11
08で「リンク元」を選択すると、プロパティ名選択領
域1109には、リンク元選択領域1602でリンク元
として選択した「ボタン」というOCXのプロパティが
プロパティ名選択リストが表示されので、そこから「D
ata」というプロパティを選択し、「OK」ボタン1
100を押す。このように作成した計算結果表示箱とい
うOCXの「計算」メッセージマクロは、ボタンという
OCXから計算結果表示箱というOCXへのリンク設定
を行うときにメッセージとして利用できるようになる。
【0085】「計算」メッセージマクロを用いて設定し
たリンクは、実行時にリンク元のボタンから「Dat
a」プロパティの値を引数として計算結果表示箱の「I
nsert Number」メッセージを呼ぶコードに
変換される。
【0086】さて、図27のメッセージマクロ設定ウイ
ンドウにて、メッセージマクロの設定が終了したら「O
K」ボタン1605をクリックして、当該設定を確定さ
せる。すると、引数付きメッセージマクロ設定ページ上
で設定された内容が、図30に示すようなメッセージマ
クロ情報として、当該OCXのアイテム定義ファイル、
例えば、「計算結果表示箱.itm」に保存される。
【0087】図30に示すメッセージマクロ情報には、
例えば、マクロ名、リンク元のOCXの種類、メッセー
ジ名、メッセージの引数の個数、引数情報(後述)への
ポインタが含まれている。
【0088】次に、OCXがもともと持っているプロパ
ティを変更するためのマクロを設定する場合について説
明する。
【0089】図28は、例えば、計算結果表示箱という
部品名のOCXのプロパティを変更するメッセージマク
ロを設定するページである。
【0090】プロパティ変更のメッセージマクロを設定
しておくと、リンク設定時にこのOCXがリンク先に選
択されると、メッセージとしてこのメッセージマクロが
図16のメッセージ選択リストにリスト表示されるよう
になる。この機能により、OCXのプロパティを動的に
変更する処理がGUIによる設計で行えるようになる。
【0091】図28において、マクロ名リスト1900
には、既に設定済みのプロパティ変更マクロがリスト表
示されている。新しくプロパティ変更マクロを設定する
には新規作成ボタン1901を、既設定のマクロを削除
するには、マクロ名リスト1900から削除したいマク
ロ名を1つ選択して削除ボタン1902を押す。
【0092】新規作成ボタン1901を押すと、図29
に示すようなプロパティ変更のメッセージマクロ設定ウ
インドウ2000が表示される。ウインドウ2000中
のマクロ名入力領域2001に、所望のマクロ名を入力
する。プロパティ名選択領域2002の右側にある下向
きの矢印表示されているボタンをクリックすると、現在
カスタマイズ中の選択されたOCXがもともと持ってい
るプロパティのリスト(プロパティ選択リスト)表示さ
れるので、このプロパティ選択リストから動的に変更し
たいOCXのプロパティ名を選択し、ついで、変更値入
力領域2003に当該プロパティの変更後の値を入力す
る。すなわち、当該選択したプロパティの型が文字型な
ら文字を、数値型なら数値を入力し、論理型なら「TR
UE」か「FALSE」を変更値入力領域2003に入
力する。
【0093】プロパティ変更のメッセージマクロの設定
が終了したら「OK」ボタン2004をクリックして、
当該設定を確定させる。すると、プロパティ変更のメッ
セージマクロ設定ページ上で設定された内容が、図31
に示すようなプロパティ変更マクロ情報として、当該O
CXのアイテム定義ファイル、例えば、「計算結果表示
箱.itm」に保存される。
【0094】図31に示すプロパティ変更マクロ情報に
は、例えば、マクロ名、プロパティ名、当該プロパティ
の変更後の値が含まれている。
【0095】以上説明したように、OCXのカスタマイ
ズウインドウを操作することにより作成された、アイテ
ム定義ファイ115の一例を図32に示す。
【0096】図32に示すように、1つのOCXに対応
するアイテム定義ファイル115には、プロパティ日本
語名設定ページで設定された内容(プロパティ日本語名
情報)と、イベント日本語名設定ページで設定された内
容(イベント日本語名情報)と、メッセージ日本語名設
定ページで設定された内容(メッセージ日本語名情報)
と、引数付きメッセージマクロ設定ページで設定された
内容(メッセージマクロ情報)と、プロパティ変更のメ
ッセージマクロ設定ページで設定された内容(プロパテ
ィ変更マクロ情報)とが保存されている。
【0097】プロパティ日本語名情報には、当該OCX
が有するプロパティに対し予め与えられている汎用的な
プロパティ名と、ユーザにより設定された任意の日本語
名との対応関係が記載されている。
【0098】同様に、イベント日本語名情報には、当該
OCXが有するイベントに対し予め与えられている汎用
的なイベント名と、ユーザにより設定された任意の日本
語名との対応関係を記載したものである。
【0099】また、メッセージ日本語情報には、当該O
CXが有するメッセージに対し予め与えられている汎用
的なメッセージ名と、ユーザにより設定された任意の日
本語名との対応関係を記載したものである。
【0100】メッセージマクロ情報は、例えば、図30
に示したような情報で、当該OCXが有するメッセージ
と、所望の引数、当該メッセージにてリンクできるリン
ク元のOCXとの対応関係を記載したものである。
【0101】プロパティ変更マクロ情報は、例えば、図
31に示したような情報で、当該OCXが有するプロパ
ティと、その値との対応関係を記載したものである。
【0102】(5)カードレイアウトマネジャ(CL
M)のコンテナ機能 図5は、CLM109がサーバ112から供給されるO
CXのインデックス情報(当該OCXの持つイベント、
メッセージ、メソッド、属性(プロパティ)についての
情報で、以下、イベント情報、メッセージ情報、メソッ
ド情報、プロパティ情報と呼ぶ)、データベース105
に保存されているアイテム定義ファイルからプロパティ
日本語情報、イベント日本語情報、メッセージ日本語情
報、メッセージマクロ情報、プロパティ変更マクロ情報
を得する処理動作を示したフローチャートである。
【0103】GUI設計装置のアプリケーションが起動
すると(ステップS1)、CLM109は、コンピュー
タ10のレジストリ113からOCX情報を取得し(ス
テップS2)、図3に示したように、ツールバー204
に各OCXのアイコンを作成し並べる(ステップS
3)。
【0104】OCXのアイコンを復元するためのファイ
ル(アイコンファイル)は、例えば、CLSIDに対応
して予め作成されているものであって、レジストリ11
3から読み出したCLSIDに対応したアイコンファイ
ルを読み出してアイコンを作成してもよい。あるいは、
各OCXのアイコンファイルは、サーバ112に当該O
CXのCLSIDに対応して記憶され、レジストリ11
3から読み出したCLSIDに対応したアイコンファイ
ルへのポインタ情報に基づきサーバ112から読み出し
てアイコンを作成するようにしてもよい。
【0105】次に、CLM109は、レジストリ113
から読み出したOCX情報(に含まれるポインタ情報)
に基づき、サーバ112にアクセスし、各OCXについ
て、当該OCXが持つイベント情報、メッセージ情報、
プロパティ情報、引数情報を読み出して、テーブル11
4を作成する(ステップS4)。
【0106】ここで作成されるテーブル114は、例え
ば、図6に示したように、各OCX毎に1つのテーブル
が割り当てられている。すなわち、1つのテーブルに
は、各OCXのCLSID(および部品名)に対応させ
て、そのOCXが有するプロパティ情報、イベント情
報、メッセージ情報、引数情報が書き込まれている。
【0107】図7は、テーブル114に保存されるプロ
パティ情報の一例を示したものである。プロパティ情報
には、当該プロパティを持つOCXのグローバルユニー
クな識別情報であるCLSIDと、当該OCXが複数の
プロパティを有する場合に各プロパティを識別するため
の当該OCX内でユニークな識別情報であるメンバID
と、例えば、当該OCXがボタンであるならば、そのボ
タンの表示文字、テキスト文等を表す「データ」や「表
示文字色」や「背景色」等を示すプロパティ名と、プロ
パティが整数型か文字型か等を示すプロパティの型情報
とが保存されている。1つのプロパティ情報には、1つ
のプロパティ(名)が対応している。
【0108】1つのOCXには通常複数のプロパティが
存在するので、このプロパティ情報をプロパティの数だ
け作成し、テーブル114に保管する。
【0109】図8は、テーブル114に保存されるイベ
ント情報の一例を示したものである。イベント情報に
は、当該イベントを持つOCXのグローバルユニークな
識別情報であるCLSIDと、当該OCXが複数のイベ
ントを有する場合に各イベントを識別するための当該O
CX内でユニークな識別情報であるメンバIDと、例え
ば、当該OCXがボタンであるならば、「ボタンダウ
ン」「ボタンアップ」「クリック」等のイベント名と、
当該イベントが発生する際に送られる引数のリスト(例
えば、引数名を羅列したもの)とが保存されている。1
つのイベント情報には1つのイベント(名)が対応して
いる。
【0110】1つのOCXには通常複数のイベントが存
在するので、このイベント情報をイベントの数だけ作成
し、テーブル114に保管する。
【0111】図9は、テーブル114に保存されるメッ
セージ情報の一例を示したものである。なお、メッセー
ジとは当該OCXを呼び出すことが可能な関数のことで
ある。メッセージ情報には、当該メッセージを持つOC
Xのグローバルユニークな識別情報であるCLSID
と、当該OCXが複数のメッセージを有する場合には各
メッセージを識別するための当該OCX内でユニークな
識別情報であるメンバIDと、「表示する」「消去す
る」等のメッセージ名と、メッセージを呼び出す時に必
要な引数のリスト(例えば、引数名を羅列)と、メッセ
ージの戻り値情報とが保存される。1つのメッセージ情
報には1つのメッセージ(名)が対応する。
【0112】1つのOCXには通常複数のメッセージが
存在するので、このメッセージ情報をメッセージの数だ
け作成し、テーブル114に保管する。
【0113】図10は、イベント情報、メッセージ情報
の引数リストから参照される引数情報の一例を示す。引
数情報には、引数の識別情報として引数IDと、「数
字」「文字色」等の引数名と、例えば、引数名が「数
字」のとき整数型か実数型かを示す引数の型とが保存さ
れている。
【0114】ここでは、図7〜図10に示したような構
成のプロパティ情報、イベント情報、メッセージ情報、
引数情報は、予め各OCXファイルに書き込まれている
ものをCLM109が読み出して、図6に示したような
テーブル114を作成するものとする。
【0115】次に、CLM109は、データベース10
5に保存されているアイテム定義ファイル115から各
OCX毎のプロパティ日本語情報を読み込み、それを基
に、プロパティの日本語名を当該OCXに対応するテー
ブル114のプロパティ情報に登録する(ステップS
5)。すなわち、プロパティ日本語情報に含まれるプロ
パティ名に対応するプロパティ情報に、図34に示すよ
うに日本語名を登録する。なお、アイテム定義ファイル
にはOCXの識別情報CLSIDが付され、これに基づ
き当該アイテム定義ファイルはどのOCXのものである
かが判別できるようになっていてもよい。
【0116】また、CLM109は、データベース10
5に保存されているアイテム定義ファイル115から各
OCX毎のイベント日本語情報を読み込み、それを基
に、イベントの日本語名を当該OCXに対応するテーブ
ル114のイベント情報に登録する(ステップS6)。
すなわち、イベント日本語情報に含まれるイベント名に
対応するイベント情報に、図35に示すように日本語名
を登録する。
【0117】また、CLM109は、データベース10
5に保存されているアイテム定義ファイル115から各
OCX毎のメッセージ日本語情報を読み込み、それを基
に、メッセージの日本語名を当該OCXに対応するテー
ブル114のメッセージ情報に登録する(ステップS
7)。すなわち、メッセージ日本語情報に含まれるメッ
セージ名に対応するメッセージ情報に、図36に示すよ
うに日本語名を登録する。
【0118】さらに、CLM109は、データベース1
05に保存されているアイテム定義ファイル115から
各OCX毎のメッセージマクロ情報、プロパティ変更マ
クロ情報を読み込み、それらを、当該OCXに対応する
テーブル114に登録する(ステップS8)。その結
果、図33に示すようなテーブル114が作成されるこ
とになる。
【0119】(6) 設計操作の説明 次に、図2のUI設計装置(中のUI設計機構103)
の設計操作について説明する。この設計操作は、設計者
からの指示に従ってUI設計機構103内のエディティ
ング部107によって実行される。設計中の状態を、設
計モードという。本実施形態のUI設計装置上では、以
下に述べるような、部品を配置した画面イメージ(画面
の外観)設計と、動作シナリオの設計の2つを行う必要
がある。
【0120】ここでは、図11に示すような電卓のGU
Iを作成する場合を例にとり説明する。
【0121】(6−1) 画面イメージの設計 設計者が図2中のUI設計機構103を立ち上げると、
当該UI設計機構103のエディティング部107内の
CLM109が起動される。CLM109が起動される
と、DB105に保存されている情報(設計済みの画面
情報、動作情報及びデータの素材等)がメモリ106に
読み込まれと共に、図5のフローチャートに示したよう
に、CLM109は、レジストリ113からOCX情報
を読み込むとともに、データベース105からアイテム
定義ファイル115を読み込み、図33に示したような
テーブル114を作成する。
【0122】図3に示されるように、カードレイアウト
マネジャメニュー(CLMM)200とカードレイアウ
トマネジャウインドウ(CLMW)201とツールバー
204が出力装置101のディスプレイに画面表示され
る。一方、CLMM200には、例えば、「カード」
「カード表示」「編集」「情報設定」「リンク」「プロ
トタイプ実行」の各項目が用意されている。
【0123】ツールバー204には、図5に示したよう
にOCXのアイコンが表示される。
【0124】図2の画面表示状態で、設計者が設計時デ
ータ入力装置102(の例えばマウス)を操作し、CL
MM(カードレイアウトマネジャメニュー)200中の
「カード」の項目にカーソルを移動させてマウスクリッ
クすることで「カード」を選択すると、当該「カード」
に対応するサブメニューがCLM109により表示され
る。この「カード」のサブメニューには、例えば「新規
カード」「カード部品呼び出し」「終了」が用意されて
いる。そこで、設計者がカーソルを「新規カード」へ移
動させて選択すると、CLM109により新規のカード
が生成され、CLMW201上に表示される。この生成
されたカードの情報(画面オブジェクト)は、メモリ1
06に格納される。
【0125】画面(UI操作画面)を設計するには、希
望のカード202を表示させ、そこに所望の部品オブジ
ェクトを配置していけばよい。
【0126】ここで、希望のカードを表示させるには、
まず設計者がCLMM200中の「カード表示」の項目
にカーソルを移動させクリックし、当該「カード表示」
に対応するサブメニューを表示させる。このサブメニュ
ーには、例えば「次カード」と「前カード」という項目
が用意されている。一方、作成済みのカード(の情報)
はDB105内に作成順の並び(ここでは論理的な並
び)で保持管理されており、この段階では前記したよう
にメモリ106に読み込まれている。
【0127】そこで、設計者が「次カード」を選択する
と現在表示中のカードの1枚後に作成したカードが、
「前カード」を選択すると現在表示中のカードの1枚前
に作成したカードが、CLM109によりメモリ106
から読み込まれ、CLMW201に表示される。
【0128】図11においてCLMW700に表示され
ているカード703は、このようにしてメモリ106か
ら読み込まれたカード、或いは新規に作成されたカード
である。なお、図11では、カード702上に各種カー
ド部品(ソフトウエア部品)が配置されている様子が示
されているが、この段階では未だ配置されていないもの
とする。
【0129】さて設計者は、上記のようにして表示され
たカード702に配置するソフトウエア部品を、図3の
ツールバー204に表示されているアイコンから選択す
る。
【0130】設計者は、まず、ツールバー204から計
算結果表示箱701という計算を行う専用のOCXを選
択し、カード703上の所望の配置位置を指定する。す
ると、CLM109は、レジストリ113から当該選択
されたOCXの識別情報に対応するポインタ情報を取得
してサーバ112にアクセスし、サーバ112から読み
出された当該OCXのイメージを復元するためのファイ
ルに基づきイメージを作成してカード703上の指定位
置に図11に示したように配置する。
【0131】次に、ツールバー204からボタン702
を選択して、カード703上の所望の配置位置を指定す
る。すると、CLM109は、レジストリ113から当
該選択されたOCXの識別情報に対応するポインタ情報
を取得してサーバ112にアクセスし、サーバ112か
ら読み出された当該OCXのイメージを復元するための
ファイルに基づきイメージを作成してカード703上の
指定位置に図11に示したように配置する。
【0132】次に、カード703上に配置されたソフト
ウエア部品のプロパティを設定する。例えば、カード7
03上に配置されたボタン702は、「データ」、「文
字色」という2つのプロパティ名を持つ(すなわち、少
なくとも当該2つのプロパティ名に対応する2つのプロ
パティ情報を有する)OCXであるとする。設計者は、
このボタン702を設計時データ入力装置102として
のマウスでクリックすると、図12に示したようなプロ
パティ設定ダイアログボックス(設定画面)が表示され
る。
【0133】図12において、ボタン702のプロパテ
ィ情報から抽出できる情報、すなわち、プロパティ名と
プロパティの型は、このダイアログが表示される時点で
すでにそれぞれの表示ボックス801、802、80
4、805に表示されていることが望ましい。このと
き、当該プロパティ情報に先に説明した日本語名が登録
されている場合には、表示ボックス801に、当該プロ
パティがもともともっている正式名称に代えて、その日
本語名が表示される。
【0134】設計者は、プロパティ名「データ」の設定
値入力エディットボックス803に所望のテキストを入
力すればよい。この場合、例えば、「1」を入力したと
すると、ボタン702に表示されるデータは「1」とな
る。また、プロパティ名「文字色」の設定値入力エディ
ットボックス804に所望の文字色を入力すればよい。
この場合、例えば、「黒」を入力したとすると、ボタン
702に表示される「1」という文字色は黒色となる。
【0135】以上を繰り返して、図11に示したような
電卓の画面イメージを作成することができる。
【0136】(6−2) 動作シナリオの設計 設計者は、画面イメージの設計を終了すると、動作シナ
リオの設計を行う。本実施形態における動作シナリオの
設計は、例えばマウス操作によってソフトウエア部品
(OCX)間にリンクを設定することで行われる。ここ
では、「あるOCXにイベントが発生すると他のOCX
のメッセージを呼び出す」ということを示すリンクを設
定することで行う。なお、リンクにはソフトウエア部品
からソフトウエア部品へのリンクの他にソフトウエア部
品からカードへのリンクがあるが、後者の場合は後述す
る。
【0137】ソフトウエア部品間のリンクを設定すると
は、例えば、図11の場合、ボタン702から計算結果
表示箱701へリンクを設定することで、ボタン702
が押されたら計算結果表示箱701にボタン702に表
示されているデータ(すなわち、ボタン702の属性
値)「1」が代入するという処理を記述することであ
る。
【0138】次に、図13に示すフローチャートを参照
して、ボタン702から計算結果表示箱701へリンク
を設定する場合を例にとり、リンク設定の処理動作につ
いて説明する。
【0139】設計者は最初にリンク元となるボタン70
2を選択し、図3のカードレイアウトマネージャメニュ
ー(CLMM)200から「リンク」を選択する。次に
リンク先となる計算結果表示箱701を選択する(ステ
ップS11)。するとCLM109は図14に示したよ
うなリンク設定ダイアログ900を表示する(ステップ
S12)。
【0140】図14において、リンク設定ダイアログ9
00には、リンク元とリンク先の表示エディットボック
ス902、904には、それぞれ、ボタン702の部品
名「ボタン1」と計算結果表示箱701の部品名「計算
結果表示箱」とが既に表示されている。部品名は、レジ
ストリ113に当該OCXの識別情報CLSIDに対応
して登録されているので、これを読み取って、リンク元
とリンク先の表示エディットボックス902、904に
表示してもよい。
【0141】設計者は、まず、リンク名設定エディット
ボックス901に所望の(設計者が把握することのでき
るものであれば何でもよい)リンク名を入力する。例え
ば、ここでは、「数字代入」が入力されている(ステッ
プS13)。
【0142】次に、リンク元であるOCXのイベントを
選択するわけであるが、その際、イベント選択領域90
3の右側にある下向きの矢印表示されているボタンをク
リックする。すると、図15に示したようなイベント選
択リストが表示される(ステップS14)。
【0143】イベント選択リストは、図6に示したよう
なテーブル114からボタン702の識別情報CLSI
Dに対応して登録されているイベント情報を読み込み、
各イベント情報のイベント名を抜き出して作成された当
該OCXについて選択可能なイベント名を一覧表示した
プルダウンメニューとして表示される。イベント名は、
当該OCXに対し為され得る操作の汎用的な名称である
が、先に説明したアイテム定義ファイルにて日本語名が
設定されているイベント名の場合は、当該イベントの汎
用的な名称に代えて、その設定された日本語名がプルダ
ウンメニューに表示される。
【0144】ボタン702のイベント情報は例えば4つ
あり、図15に示すように、それぞれのイベント名は
「ボタンダウン」「ボタンアップ」「クリック」「ムー
ブ」である。
【0145】設計者は、図15のイベント選択リストか
ら所望のイベント名を選択すればよい(ステップS1
5)。すると、イベント選択領域903には、当該選択
されたイベント名、例えば、「ボタンダウン」が表示さ
れる。
【0146】次に、リンク先であるOCXのメッセージ
を選択するわけであるが、その際、メッセージ選択領域
905の右側にある下向きの矢印表示されているボタン
をクリックする。すると、図16に示したようなメッセ
ージ選択リストが表示される(ステップS16)。メッ
セージ選択リストは、当該OCXについて選択可能なメ
ッセージ名を一覧表示したプルダウンメニューとして表
示される。
【0147】ここで、図37を参照して、メッセージ選
択リスト作成/表示処理動作について説明する。
【0148】CLM109は、図33に示したようなテ
ーブル114からリンク先である計算結果表示箱701
の識別情報CLSIDに対応して登録されているメッセ
ージ情報を読み込み(ステップS101)、各メッセー
ジ情報のメッセージ名を抜き出して作成された当該OC
Xについて選択可能なメッセージ名を一覧表示したプル
ダウンメニューを作成する(ステップS102)。
【0149】さらに、CLM109は、図33に示した
ようなテーブル114から計算結果表示箱701の識別
情報CLSIDに対応して登録されている図30、図3
1に示すようなメッセージマクロ情報、プロパティ変更
マクロ情報を読み込む(ステップS103)。そして、
当該メッセージマクロ情報およびプロパティ変更マクロ
情報にて、リンク元のOCXが指定されているときは、
リンク設定のために先に選択されたリンク元のOCX
が、その指定されたOCXであるか否かチェックして
(ステップS104)、リンク設定のために先に選択し
たリンク元のOCXが当該マクロ情報にて指定されたリ
ンク元であるときは、当該マクロ情報に記載されている
マクロ名をメッセージ選択リストに追加し(ステップS
105)、図14のリンク設定ダイアログ上に当該メッ
セージ選択リストを表示する(ステップS106)。
【0150】このように、メッセージ選択リストに表示
されるメッセージ名には、当該リンク先のOCXの有す
る当該OCXが受け付け得る指示命令の汎用的な名称の
他に、マクロ名(引数付きメッセージマクロのマクロ
名、プロパティ変更マクロのマクロ名)も含まれてい
る。計算結果表示箱701がもともと持つメッセージ情
報は例えば5つあり、図16に示すように、それぞれの
メッセージ名は「数字入力」「加算」「減算」「乗算」
「除算」であり、さらに、メッセージマクロのマクロ名
として「計算」がある。
【0151】設計者は、図16のメッセージ選択リスト
から所望のメッセージ名を選択すればよい(ステップS
17)。すると、メッセージ選択領域905には、当該
選択されたメッセージ名、例えば、「数字入力」が表示
される。その際、CLM109は、テーブル114に格
納された当該選択されたメッセージ情報から引数(引数
リスト)があるか否かを判断し、リンク先を呼び出す際
の当該メッセージに引数を必要とするものであれば、引
数設定ボタン906が有効となる(例えば、引数設定ボ
タン906は、非表示状態から表示状態となる)。この
ボタンを押下することでメッセージの引数を設定するた
めのダイアログが表示される(ステップS18)。この
ダイアログに必要な事項を入力して、引数の設定を行っ
た後(ステップS19)、最後にOKボタン907を押
下することで、リンクの設定を完了する(ステップS2
0)。すなわち、図14に示したリンク設定ダイアログ
に入力されたリンク名、リンク元、リンク先、イベン
ト、メッセージ等の属性を有するリンクが設定される。
【0152】CLM109は、この設定されたリンクの
情報をメモリ106に格納すると共にリンク設定ダイア
ログを非表示とする。
【0153】一方、図16のメッセージ選択リストから
「計算」というメッセージマクロを選択した場合、メッ
セージ選択領域905には、当該選択されたマクロ名、
すなわち、「計算」が表示される。このメッセージマク
ロが実行されれば(例えば、OKボタン907を押下す
ることで、データベース105に格納されている当該マ
クロのメソッド情報を実行する)、ボタンというリンク
元のOCXのもつ「Data」というプロパティを「N
umber」という名の引数に代入して、「Inser
t Number」というメッセージにて計算結果表示
箱というリンク先のOCXへ渡すメッセージを自動的に
設定する。従って、ステップS18〜ステップS19の
引数の設定はする必要がなくなる。
【0154】次に、図13のステップS19おける引数
設定処理手順について、図17に示すフローチャートを
参照して説明する。
【0155】設計者が図14のリンク設定ダイアログの
引数設定ボタン906を押下すると、図18に示したよ
うな引数一覧ダイアログ1100が表示される(ステッ
プS31)。
【0156】図18に示したように、引数一覧ダイアロ
グ1100には、先に選択されたメッセージ名と、当該
メッセージの有する引数の一覧を選択可能なように表示
する引数選択領域1101とが表示されている。
【0157】引数選択領域1101に表示される引数の
一覧は、CLM109が、先に選択されたメッセージの
メッセージ情報に含まれる引数リストを参照して作成し
たもので、例えば、引数リストにある引数名を羅列した
ものである。
【0158】ここで、リンク先のOCXである計算結果
表示箱701の「数字入力」というメッセージには、メ
ッセージ情報から「数字」という引数を1つ有している
ので、図18の引数選択領域1101には「数字」とい
う引数のみが表示されている。もちろん引数を複数有す
る場合には、それら全てが引数選択領域1101に表示
される。
【0159】設計者は、図18の引数選択領域1101
が所望の引数名をクリックし、さらに、設定ボタン11
02を押下すると(ステップS32)、図19に示した
ような引数設定ダイアログ1103が表示される(ステ
ップS33)。
【0160】引数設定ダイアログ1103は、引数一覧
ダイアログ1100で選択した引数にどんな値を設定す
るかを決めるダイアログである。
【0161】図19に示したように、引数設定ダイアロ
グ1103には、引数名表示エディットボックス110
4、引数型表示エディットボックス1105のそれぞれ
に、CLM109がテーブル114の当該引数情報から
読み出した引数名と引数の型とが表示されている。ここ
では、「数字」という引数に整数型(int)の値が設
定されることが分かる。
【0162】設計者は、当該引数に値を設定する際、設
定値切替えラジオボタン1106で固定の値を引数とし
て送るか、OCXのプロパティ名を引数の値として送る
かを選択する(ステップS34)。固定値を引数として
送る場合には、設定値入力エディットボックス1107
に所望の値(例えば「0」)を入力する(ステップS3
5)。
【0163】OCXのプロパティ(の値)を引数として
送る場合には、どのソフトウエア部品(OCX)のプロ
パティ名であるかを選択する(ステップS36〜ステッ
プS37)。
【0164】まず、部品名選択領域1108の右側にあ
る下向きの矢印表示されているボタンをクリックする。
すると、図20に示したような部品名選択リストが表示
される。
【0165】図20に示す部品名選択リストは、そのプ
ロパティを引数として利用可能な部品として、「リンク
元」と、現在設計中のカード上に配置されている全ての
部品名(例えば、図11においてカード703上に配置
されている全てのOCXの部品名)を一覧表示したプル
ダウンメニューとして表示される。
【0166】設計者は、図20の部品名選択リストから
所望の部品名(例えば、「リンク元」)をクリックして
選択すればよい。すると、部品名選択領域1108に
は、当該選択された部品名、例えば、「リンク元」が表
示される。
【0167】次に、当該選択されたソフトウエア部品
(OCX)の持つプロパティ名を選択すべく、プロパテ
ィ名選択領域1109の右側にある下向きの矢印表示さ
れているボタンをクリックする。すると、図21に示し
たようなプロパティ名選択リストが表示される。
【0168】図21に示すプロパティ名選択リストは、
CLM109が当該選択されたソフトウエア部品のプロ
パティ情報をテーブル114から読み出して、当該選択
された部品の有するプロパティ名のうち、引数型表示エ
ディットボックス1105に表示されている型と同じ型
のプロパティ名を抜き出して一覧表示したプルダウンメ
ニューとして表示される。例えば、部品名選択リストか
ら「リンク元」を選択した場合、当該リンク元のOCX
はボタン702であるので、このボタン702の有する
プロパティ名は「データ」と「文字色」であるが、その
うち、引数型表示エディットボックス1105に表示さ
れている型と同じ型である「データ」のみがプロパティ
名選択リストに表示される。
【0169】設計者は、図21のプロパティ名選択リス
トから所望のプロパティ名(例えば、「データ」)をク
リックして選択すればよい。すると、プロパティ名選択
領域1109には、当該選択されたプロパティ名、例え
ば、「データ」が表示される。
【0170】最後にOKボタン1101を押下すること
で、引数の設定を完了する。
【0171】以上、ソフトウエア部品(OCX)からソ
フトウエア部品(OCX)へのリンク設定について説明
したが、ソフトウエア部品からカードへリンクを設定す
る場合、例えば、ボタン702と他のカードをリンクす
る場合について簡単に説明する。すなわち、設計者は最
初にリンク元となるボタン702を選択し、図3のカー
ドレイアウトマネージャメニュー(CLMM)200か
ら「リンク」を選択する。次にリンク先となるカード
を、たとえば、図4に示したようなマップビューア20
5から選択する。するとCLM109は図14に示した
ようなリンク設定ダイアログを表示する。リンク元のイ
ベントを選択する際は、前述同様である。先に説明した
ソフトウエア部品間のリンクを設定する際に表示された
リンク設定ダイアログの場合と異なる点は、リンク先の
カードのメッセージを選択する際は、CLM109がテ
ーブル114を参照することなく作成したメッセージ選
択リストが表示される。従って、当該メッセージに必要
な引数を設定する際にも、CLM109の機能に依存す
る設定方法が考えられる。なお、その具体的な設定方法
は、本発明の要旨ではないので説明は割愛する。
【0172】(6−3)多対多のリンク設定 図22は、複数のリンク元や複数のリンク先が選択され
ている場合のリンク設定を概念的に示したもので、例え
ば、2つのリンク元(部品名が「ボタン1」と「ボタン
2」)と2つリンク先(部品名が「ボタン3」と「ボタ
ン4」)がある場合、1回のリンク設定の操作で合計4
つのリンクが設定できる。この場合、リンク元が受ける
イベントやリンク先に送るメッセージ、引数はすべての
リンクにおいて共通となる。なお、リンク元とリンク先
のいずれか一方が複数である場合(1対多、多対1)も
同様である。
【0173】次に、このような多対多のリンク設定手順
について、図13、図17のフローチャートを参照し
て、前述の1対1のリンク設定の場合と異なる点のみ説
明する。
【0174】ステップS11において、設計者はリンク
元となる複数のソフトウエア部品(例えば、部品名「ボ
タン1」と「ボタン2」)をクリック等して選択した
後、図3のカードレイアウトマネージャメニュー(CL
MM)200から「リンク」を選択する。次にリンク先
となる複数のソフトウエア部品(例えば、部品名「ボタ
ン3」と「ボタン4」)をクリック等して選択する。こ
のとき表示されるリンク設定ダイアログには、図23に
示すように、リンク元表示エディットボックス902に
はリンク元の部品名として、当該選択された複数のソフ
トウエア部品名(すなわち、「ボタン1」と「ボタン
2」)が表示され、リンク先表示エディットボックス9
04にはリンク先の部品名として、当該選択された複数
のソフトウエア部品名(すなわち、「ボタン3」と「ボ
タン4」)が表示されている。
【0175】ステップS14で表示されるイベント選択
リストには、リンク元が複数選択されているとき、当該
選択された複数のリンク元の部品が共通に有するイベン
ト名のみが表示される。すなわち、CLM109は、図
6に示したようなテーブル114から、「ボタン1」
「ボタン2」のそれぞれの識別情報CLSIDに対応し
て登録されているイベント情報のうち2つの部品に共通
しているイベント名のみを抜き出してイベント選択リス
トを作成する。
【0176】ステップS16で表示されるメッセージ選
択リストには、リンク先が複数選択されているとき、当
該選択された複数のリンク先の部品が共通に有するメッ
セージ名のみが表示される。すなわち、CLM109
は、図6に示したようなテーブル114から、「ボタン
3」「ボタン4」のそれぞれの識別情報CLSIDに対
応して登録されているメッセージ情報のうち2つの部品
に共通しているメッセージ名のみを抜き出してメッセー
ジ選択リストを作成する。
【0177】また、引数を設定する際、図17のステッ
プS36でソフトウエア部品のプロパティ名を引数の値
とする場合に、図19の引数設定ダイアログの部品名選
択領域1108で「リンク元」を選択したとき、プロパ
ティ名選択領域1109でプロパティ名を選択する際に
表示されるプロパティ名選択リストには、引数型表示エ
ディットボックス1105に表示されている型と同じ型
のプロパティで、かつ、当該複数のリンク元が共通にも
つプロパティ名のみが表示される。すなわち、CLM1
09は、図6に示したようなテーブル114から「ボタ
ン1」「ボタン2」のそれぞれの識別情報CLSIDに
対応して登録されているプロパティ情報のうち、引数型
表示エディットボックス1105に表示されている型と
同じ型のプロパティで、かつ、2つの部品に共通してい
るプロパティ名のみを抜き出してプロパティ名選択リス
トを作成する。
【0178】(7) プロトタイプ実行操作の説明 最後に、図2のUI設計装置(中のUI設計機構10
3)のプロトタイプ実行操作について説明する。このプ
ロトタイプ実行操作は、設計者からの指示に従ってUI
設計機構103内のプロトタイプ実行部108によって
実行される。プロトタイプ実行中の状態を、プロトタイ
プ実行モードという。
【0179】プロトタイプ実行モードでは、エディティ
ング部107で設計したデータの処理は、全てプロトタ
イプ実行部108が担当する。設計モードでは(エディ
ティング部107の起動中は)、前記したようにエディ
ティング部107内のCLM109がデータの管理を行
うが、プロトタイプ実行モードでは、プロトタイプ実行
部108内のPTM(プロトタイプマネジャ)111が
メモリ106に記録されたデータの管理を行う。
【0180】さて、設計モードからプロトタイプ実行モ
ードに切り替えるには、設計者は設計時データ入力装置
102(中のマウス)を操作して、図3に示したCLM
M200中の「プロトタイプ実行」の項目にカーソルを
移動させてクリックし、当該「プロトタイプ実行」を選
択すればよい。この場合、CLM109はPTM111
を起動する。これによりPTM111は、図24に示す
ようなプロトタイプマネジャメニュー(PTMM)12
01を出力装置101のディスプレイに表示する。この
PTMM1201は、PTM111の起動中表示され
る。PTMM1201には、「プロトタイプ実行」「プ
ロトタイプ一時停止」「プロトタイプ終了」の各項目が
用意されている。
【0181】プロトタイプ実行モードにおいて設計者が
シミュレーション時入力装置104(中のマウス)を操
作して、PTMM1201から「プロトタイプ実行」を
選択すると、PTM111はシミュレーション時入力装
置104中のハードウェアデバイスとの通信を行い、ハ
ードウェアデバイスから入力されたデータにより、当該
PTM111を経由して対応するオブジェクトにイベン
トを与える。これによりプロトタイプ(シミュレーショ
ン)が実行される。
【0182】ここでは、画面上のソフトウエア部品がク
リックされるなど、何らかのイベントが入力されると、
該当する部品をリンク元とするリンクに設定されている
メッセージがリンク先のソフトウエア部品あるいはカー
ドに渡される。
【0183】一方、PTMM1201から「プロトタイ
プ一時停止」が選択されると、PTM111はハードウ
ェアデバイスからの入力を受け付けない状態に切り替
え、プロトタイプ実行を一時中断する。この状態で再び
「プロトタイプ実行」が選択されると、PTM111は
ハードウェアデバイスからの入力を受け付けない状態か
ら解除される。これにより、再びプロトタイプが実行さ
れる。
【0184】次に、PTMM1201から「プロトタイ
プ終了」が選択されると、PTM111からCLM10
9に終了が通知され、再び設計モードになる。
【0185】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
汎用のソフトウエア部品を用いて、GUI操作画面(ユ
ーザインタフェース操作画面)のイメージ設計と動作の
設計がGUI(グラフィカルユーザインタフェース)操
作で容易に(プログラムを記述する必要なく)行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るユーザインタフェース
設計装置としてのコンピュータシステムの一例を示した
図。
【図2】ユーザインタフェース設計装置の概略構成図。
【図3】図2のUI設計機構が立ち上げられたとき表示
される、カードレイアウトマネージャメニュー(CLM
M)、カードレイアウトウインドウ(CLMW)、ツー
ルバーを含む画面イメージの一例を示した図。
【図4】マップビューアの表示例を示した図。
【図5】CLMが、サーバから供給されるOCXのイン
デックス情報(当該OCXの持つイベント、メッセー
ジ、メソッド、属性(プロパティ)についての情報で、
以下、イベント情報、メッセージ情報、メソッド情報、
プロパティ情報と呼ぶ)を取得する処理動作を示したフ
ローチャート。
【図6】テーブル114のインデックス情報の記憶例を
示した図。
【図7】プロパティ情報の構成例を示した図。
【図8】イベント情報の構成例を示した図。
【図9】メッセージ情報の構成例を示した図。
【図10】引数情報の構成例を示した図。
【図11】設計中の画面イメージの具体例(電卓のGU
I)を示した図。
【図12】カード上に配置するソフトウエア部品(OC
X)の属性(プロパティ)を設定するために表示される
プロパティ設定ダイアログの一例を示した図。
【図13】リンク設定処理手順を説明するためのフロー
チャート。
【図14】リンクを設定する際に表示されるリンク設定
ダイアログの一例を示した図。
【図15】リンク元のソフトウエア部品のイベントを設
定する際に表示されるイベント選択リストの一例を示し
た図。
【図16】リンク先のソフトウエア部品のメッセージを
設定する際に表示されるメッセージ選択リストの一例を
示した図。
【図17】メッセージの引数を設定する際に処理手順を
説明するためのフローチャート。
【図18】メッセージの引数を設定する際に表示される
引数一覧ダイアログの一例を示した図。
【図19】メッセージの引数を設定する際に表示される
引数設定ダイアログの一例を示した図。
【図20】ソフトウエア部品の属性(プロパティ)を引
数の値に設定する場合、ソフトウエア部品を選択する際
に表示される部品選択リストの一例を示した図。
【図21】ソフトウエア部品の属性(プロパティ)を引
数の値に設定する場合、属性(プロパティ)を選択する
際に表示されるプロパティ選択リストの一例を示した
図。
【図22】複数のリンク元や複数のリンク先が選択され
ている場合のリンク設定を概念的に示した図。
【図23】複数のリンク元や複数のリンク先が選択され
ている場合のリンク設定を行う際に表示されるリンク設
定ダイアログの一例を示した図。
【図24】プロトタイプ実行モードにおいて表示される
プロトタイプマネージャメニュー(PTMM)の一例を
示した図。
【図25】CLMにより出力装置101に表示されるO
CXのカスタマイズウインドウの一例として、例えば、
部品名が「ボタン」であるOCXのカスタマイズウイン
ドウを示した図。
【図26】計算結果表示箱という部品名のOCXの引数
つきメッセージマクロを設定するページの一例を示した
図。
【図27】図26のメッセージマクロ設定ページ上に配
置された新規作成ボタンを押下することにより表示され
る引数メッセージマクロ設定ウインドウの一例を示した
図。
【図28】計算結果表示箱という部品名のOCXのプロ
パティを変更するメッセージマクロを設定するページの
一例を示した図。
【図29】図28のプロパティ変更マクロ設定ページ上
に配置された新規作成ボタンを押下することにより表示
されるプロパティ変更のメッセージマクロ設定ウインド
ウの一例を示した図。
【図30】アイテム定義ファイルに保存されるメッセー
ジマクロ情報の構成例を示した図。
【図31】アイテム定義ファイルに保存されるプロパテ
ィ変更マクロ情報の構成例を示した図。
【図32】アイテム定義ファイルの一例を示した図。
【図33】インデックス情報とアイテム定義ファイルと
から作成されるテーブル114の記憶内容の一例を示し
た図。
【図34】図33のテーブルに記憶されるプロパティ情
報の構成例を示した図。
【図35】図33のテーブルに記憶されるイベント情報
の構成例を示した図。
【図36】図33のテーブルに記憶されるメッセージ情
報の構成例を示した図。
【図37】メッセージ選択リストの作成および表示処理
動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
101…出力装置 102…設計時データ入力装置 103…ユーザインタフェース設計機構(UI設計機
構) 104…入力装置 105…データベース(DB) 106…メモリ 107…エディティング部 108…プロトタイプ実行部 109…カードレイアウトマネジャ(CLM) 111…プロトタイプマネジャ(PTM) 112…サーバ 113…レジストリ 114…テーブル 115…アイテム定義ファイル 204…ツールバー

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザインタフェースの操作画面を表す
    カード上の任意の位置に各種ソフトウエア部品を配置
    し、任意の前記ソフトウエア部品をリンク元とし、他の
    ソフトウエア部品あるいはカードをリンク先として、該
    リンク元のイベントと該リンク先のメッセージとを対応
    付けることで動作の設計を行い、設計したユーザインタ
    フェースのシミュレーションを行うユーザインタフェー
    ス設計装置において、 前記ソフトウエア部品の持つ属性とイベントとメッセー
    ジに関するインデックス情報を読み取る読取手段と、 前記読取手段で読み取られたインデックス情報を記憶す
    る記憶手段と、 前記ソフトウエア部品の持つ属性とイベントとメッセー
    ジに任意の名称を設定する名称設定手段と、 前記記憶手段に記憶されたインデックス情報と前記名称
    設定手段で設定された属性の名称とに基づき、リンク元
    とリンク先のソフトウエア部品に設定できる属性のリス
    トを作成する第1の作成手段と、 前記属性リストに基づき前記リンク元とリンク先のソフ
    トウエア部品に属性を設定する属性設定手段と、 前記記憶手段に記憶されたインデックス情報と前記名称
    設定手段で設定されたイベントの名称とに基づき、リン
    ク元のソフトウエア部品のイベントリストを作成する第
    2の作成手段と、 前記イベントリストに基づき選択されたイベントを前記
    リンク元のソフトウエア部品のイベントとして設定する
    イベント設定手段と、 前記記憶手段に記憶されたインデックス情報と前記名称
    設定手段で設定されたメッセージの名称とに基づきリン
    ク先のソフトウエア部品のメッセージリストを作成する
    第3の作成手段と、 前記メッセージリストに基づき選択されたメッセージを
    前記リンク元のソフトウエア部品に設定されたイベント
    に対応付ける前記リンク先のソフトウエア部品のメッセ
    ージとして設定するメッセージ設定手段と、 を具備したことを特徴とするユーザインターフェース設
    計装置。
  2. 【請求項2】 ユーザインタフェースの操作画面を表す
    カード上の任意の位置に各種ソフトウエア部品を配置
    し、任意の前記ソフトウエア部品をリンク元とし、他の
    ソフトウエア部品あるいはカードをリンク先として、該
    リンク元のイベントと該リンク先のメッセージとを対応
    付けることで動作の設計を行い、設計したユーザインタ
    フェースのシミュレーションを行うユーザインタフェー
    ス設計装置において、 前記ソフトウエア部品の持つ属性とイベントとメッセー
    ジに関するインデックス情報を読み取る読取手段と、 前記読取手段で読み取られたインデックス情報を記憶す
    る記憶手段と、 前記ソフトウエア部品の持つメッセージに引数値となる
    データを設定して新たなメッセージを作成するメッセー
    ジ作成手段と、 前記記憶手段に記憶されたインデックス情報に基づき、
    リンク元とリンク先のソフトウエア部品に設定できる属
    性のリストを作成する第1の作成手段と、 前記属性リストに基づき前記リンク元とリンク先のソフ
    トウエア部品に属性を設定する属性設定手段と、 前記記憶手段に記憶されたインデックス情報に基づき、
    リンク元のソフトウエア部品のイベントリストを作成す
    る第2の作成手段と、 前記イベントリストに基づき選択されたイベントを前記
    リンク元のソフトウエア部品のイベントとして設定する
    イベント設定手段と、 前記記憶手段に記憶されたインデックス情報と前記メッ
    セージ作成手段で作成された新たなメッセージとに基づ
    き前記リンク先のソフトウエア部品のメッセージリスト
    を作成する第3の作成手段と、 前記メッセージリストに基づき選択されたメッセージを
    前記リンク元のソフトウエア部品に設定されたイベント
    に対応付ける前記リンク先のソフトウエア部品のメッセ
    ージとして設定するメッセージ設定手段と、 を具備したことを特徴とするユーザインターフェース設
    計装置。
  3. 【請求項3】 ユーザインタフェースの操作画面を表す
    カード上の任意の位置に各種ソフトウエア部品を配置
    し、任意の前記ソフトウエア部品をリンク元とし、他の
    ソフトウエア部品あるいはカードをリンク先として、該
    リンク元のイベントと該リンク先のメッセージとを対応
    付けることで動作の設計を行い、設計したユーザインタ
    フェースのシミュレーションを行うユーザインタフェー
    ス設計装置において、 前記ソフトウエア部品の持つ属性とイベントとメッセー
    ジに関するインデックス情報を読み取る読取手段と、 前記読取手段で読み取られたインデックス情報を記憶す
    る記憶手段と、 前記ソフトウエア部品の持つメッセージに、引数と該メ
    ッセージに対応付け可能なリンク元のソフトウエア部品
    とを設定して、新たなメッセージを作成するメッセージ
    作成手段と、 前記記憶手段に記憶されたインデックス情報に基づき、
    リンク元とリンク先のソフトウエア部品に設定できる属
    性のリストを作成する第1の作成手段と、 前記属性リストに基づき前記リンク元とリンク先のソフ
    トウエア部品に属性を設定する属性設定手段と、 前記記憶手段に記憶されたインデックス情報に基づき、
    リンク元のソフトウエア部品のイベントリストを作成す
    る第2の作成手段と、 前記イベントリストに基づき選択されたイベントを前記
    リンク元のソフトウエア部品のイベントとして設定する
    イベント設定手段と、 前記記憶手段に記憶されたインデックス情報と前記メッ
    セージ作成手段で作成された新たなメッセージとに基づ
    き、リンク先のソフトウエア部品のメッセージリストを
    作成する第3の作成手段と、 前記メッセージリストに基づき選択されたメッセージを
    前記リンク元のソフトウエア部品に設定されたイベント
    に対応付ける前記リンク先のソフトウエア部品のメッセ
    ージとして設定するメッセージ設定手段と、 を具備し、 前記第3の作成手段でメッセージリストを作成する際、
    前記リンク元のソフトウエア部品が前記新たなメッセー
    ジに設定されたリンク元のソフトウエア部品であるとき
    のみ、該新たなメッセージを該メッセージリストに載せ
    ることを特徴とするユーザインターフェース設計装置。
  4. 【請求項4】 前記メッセージ作成手段で作成される新
    たなメッセージに設定される引数は、リンク元として設
    定するソフトウエア部品の属性であることを特徴とする
    請求項2または3記載のユーザインターフェース設計装
    置。
  5. 【請求項5】 ユーザインタフェースの操作画面を表す
    カード上の任意の位置に各種ソフトウエア部品を配置
    し、任意の前記ソフトウエア部品をリンク元とし、他の
    ソフトウエア部品あるいはカードをリンク先として、該
    リンク元のイベントと該リンク先のメッセージとを対応
    付けることで動作の設計を行い、設計したユーザインタ
    フェースのシミュレーションを行うユーザインタフェー
    ス設計装置において、 前記ソフトウエア部品の持つ属性とイベントとメッセー
    ジに関するインデックス情報を読み取る読取手段と、 前記読取手段で読み取られたインデックス情報を記憶す
    る記憶手段と、 前記ソフトウエア部品の属性を変更するための新たなメ
    ッセージを作成するメッセージ作成手段と、 前記記憶手段に記憶されたインデックス情報に基づき、
    リンク元とリンク先のソフトウエア部品に設定できる属
    性のリストを作成する第1の作成手段と、 前記属性リストに基づき前記リンク元とリンク先のソフ
    トウエア部品に属性を設定する属性設定手段と、 前記記憶手段に記憶されたインデックス情報に基づき、
    リンク元のソフトウエア部品のイベントリストを作成す
    る第2の作成手段と、 前記イベントリストに基づき選択されたイベントを前記
    リンク元のソフトウエア部品のイベントとして設定する
    イベント設定手段と、 前記記憶手段に記憶されたインデックス情報と前記メッ
    セージ作成手段で作成されたメッセージとに基づきリン
    ク先のソフトウエア部品のメッセージリストを作成する
    第3の作成手段と、 前記メッセージリストに基づき選択されたメッセージを
    前記リンク元のソフトウエア部品に設定されたイベント
    に対応付ける前記リンク先のソフトウエア部品のメッセ
    ージとして設定するメッセージ設定手段と、 を具備したことを特徴とするユーザインターフェース設
    計装置。
  6. 【請求項6】 ユーザインタフェースの操作画面を表す
    カード上の任意の位置に各種ソフトウエア部品を配置
    し、任意の前記ソフトウエア部品をリンク元とし、他の
    ソフトウエア部品あるいはカードをリンク先として、該
    リンク元のイベントと該リンク先のメッセージとを対応
    付けることで動作の設計を行い、設計したユーザインタ
    フェースのシミュレーションを行うユーザインタフェー
    ス設計方法において、 前記ソフトウエア部品の持つ属性とイベントとメッセー
    ジに関するインデックス情報を読み取って、当該読み取
    られたインデックス情報を記憶手段に記憶し、 前記ソフトウエア部品の持つ属性とイベントとメッセー
    ジに任意の名称を設定し、 前記記憶手段に記憶されたインデックス情報と前記設定
    された属性の名称とに基づき、リンク元とリンク先のソ
    フトウエア部品に設定できる属性のリストを作成し、こ
    の属性リストに基づき前記リンク元とリンク先のソフト
    ウエア部品に属性を設定し、 前記記憶手段に記憶されたインデックス情報と前記設定
    されたイベントの名称とに基づきリンク元のソフトウエ
    ア部品のイベントリストを作成し、このイベントリスト
    に基づき選択されたイベントを前記リンク元のソフトウ
    エア部品のイベントとして設定し、 前記記憶手段に記憶されたインデックス情報と前記設定
    されたメッセージの名称とに基づきリンク先のソフトウ
    エア部品のメッセージリストを作成し、このメッセージ
    リストに基づき選択されたメッセージを前記リンク元の
    ソフトウエア部品に設定されたイベントに対応付ける前
    記リンク先のソフトウエア部品のメッセージとして設定
    することを特徴とするユーザインタフェース設計方法。
  7. 【請求項7】 ユーザインタフェースの操作画面を表す
    カード上の任意の位置に各種ソフトウエア部品を配置
    し、任意の前記ソフトウエア部品をリンク元とし、他の
    ソフトウエア部品あるいはカードをリンク先として、該
    リンク元のイベントと該リンク先のメッセージとを対応
    付けることで動作の設計を行い、設計したユーザインタ
    フェースのシミュレーションを行うユーザインタフェー
    ス設計方法において、 前記ソフトウエア部品の持つ属性とイベントとメッセー
    ジに関するインデック ス情報を読み取って、当該読み取られたインデックス情
    報を記憶手段に記憶し、前記ソフトウエア部品の持つメ
    ッセージに引数値となるデータを設定して新たなメッセ
    ージを作成し、 前記記憶手段に記憶されたインデックス情報に基づき、
    リンク元とリンク先のソフトウエア部品に設定できる属
    性のリストを作成し、この属性リストに基づき前記リン
    ク元とリンク先のソフトウエア部品に属性を設定し、 前記記憶手段に記憶されたインデックス情報に基づきリ
    ンク元のソフトウエア部品のイベントリストを作成し、
    このイベントリストに基づき選択されたイベントを前記
    リンク元のソフトウエア部品のイベントとして設定し、 前記記憶手段に記憶されたインデックス情報と前記作成
    された新たなメッセージとに基づきリンク先のソフトウ
    エア部品のメッセージリストを作成し、このメッセージ
    リストに基づき選択されたメッセージを前記リンク元の
    ソフトウエア部品に設定されたイベントに対応付ける前
    記リンク先のソフトウエア部品のメッセージとして設定
    することを特徴とするユーザインタフェース設計方法。
  8. 【請求項8】 ユーザインタフェースの操作画面を表す
    カード上の任意の位置に各種ソフトウエア部品を配置
    し、任意の前記ソフトウエア部品をリンク元とし、他の
    ソフトウエア部品あるいはカードをリンク先として、該
    リンク元のイベントと該リンク先のメッセージとを対応
    付けることで動作の設計を行い、設計したユーザインタ
    フェースのシミュレーションを行うユーザインタフェー
    ス設計方法において、 前記ソフトウエア部品の持つ属性とイベントとメッセー
    ジに関するインデックス情報を読み取って、当該読み取
    られたインデックス情報を記憶手段に記憶し、 前記ソフトウエア部品の持つメッセージに、引数と該メ
    ッセージに対応付け可能なリンク元のソフトウエア部品
    とを設定して、新たなメッセージを作成し、 前記記憶手段に記憶されたインデックス情報に基づき、
    リンク元とリンク先のソフトウエア部品に設定できる属
    性のリストを作成し、この属性リストに基づき前記リン
    ク元とリンク先のソフトウエア部品に属性を設定し、 前記記憶手段に記憶されたインデックス情報に基づきリ
    ンク元のソフトウエア部品のイベントリストを作成し、
    このイベントリストに基づき選択されたイベントを前記
    リンク元のソフトウエア部品のイベントとして設定し、 前記記憶手段に記憶されたインデックス情報と前記作成
    された新たなメッセージとに基づきリンク先のソフトウ
    エア部品のメッセージリストを作成し、このメッセージ
    リストに基づき選択されたメッセージを前記リンク元の
    ソフトウエア部品に設定されたイベントに対応付ける前
    記リンク先のソフトウエア部品のメッセージとして設定
    し、 前記メッセージリストを作成する際、前記リンク元のソ
    フトウエア部品が前記新たなメッセージに設定されたリ
    ンク元のソフトウエア部品であるときのみ、該新たなメ
    ッセージを該メッセージリストに載せることを特徴とす
    るユーザインタフェース設計方法。
  9. 【請求項9】 前記新たなメッセージに設定される引数
    は、リンク元として設定するソフトウエア部品の属性で
    あることを特徴とする請求項7または8記載のユーザイ
    ンターフェース設計方法。
  10. 【請求項10】 ユーザインタフェースの操作画面を表
    すカード上の任意の位置に各種ソフトウエア部品を配置
    し、任意の前記ソフトウエア部品をリンク元とし、他の
    ソフトウエア部品あるいはカードをリンク先として、該
    リンク元のイベントと該リンク先のメッセージとを対応
    付けることで動作の設計を行い、設計したユーザインタ
    フェースのシミュレーションを行うユーザインタフェー
    ス設計方法において、 前記ソフトウエア部品の持つ属性とイベントとメッセー
    ジに関するインデックス情報を読み取って、当該読み取
    られたインデックス情報を記憶手段に記憶し、 前記ソフトウエア部品の属性を変更するための新たなメ
    ッセージを作成し、 前記記憶手段に記憶されたインデックス情報に基づき、
    リンク元とリンク先のソフトウエア部品に設定できる属
    性のリストを作成し、この属性リストに基づき前記リン
    ク元とリンク先のソフトウエア部品に属性を設定し、 前記記憶手段に記憶されたインデックス情報に基づきリ
    ンク元のソフトウエア部品のイベントリストを作成し、
    このイベントリストに基づき選択されたイベントを前記
    リンク元のソフトウエア部品のイベントとして設定し、 前記記憶手段に記憶されたインデックス情報と前記作成
    された新たなメッセージとに基づきリンク先のソフトウ
    エア部品のメッセージリストを作成し、このメッセージ
    リストに基づき選択されたメッセージを前記リンク元の
    ソフトウエア部品に設定されたイベントに対応付ける前
    記リンク先のソフトウエア部品のメッセージとして設定
    することを特徴とするユーザインタフェース設計方法。
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