JP3744320B2 - ウインチの制御装置及び制御方法 - Google Patents

ウインチの制御装置及び制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、作業船、クローラクレーン、ホイールクレーン等の荷役作業を行う機械に搭載されるウインチの制御装置及び制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のウインチの制御装置及び制御方法を、図4に基づいて説明する。
図4において、油圧モータ8により駆動されるウインチドラム1は、操作レバー2を巻上位置、中立位置及び巻下位置へ操作することにより運転が制御される。操作レバー2の位置検知に、圧力スイッチ5A、5Bを使用し、操作レバー2を巻上位置及び巻下位置に操作した場合は、ネガブレーキ切換弁3を作動させ、ネガブレーキ10を開放状態とし、ウインチドラム1は回転する。操作レバー2を中立位置に操作した場合は、ネガブレーキ10が効きウインチドラム1は停止する。なお、7はポジブレーキ圧検知圧力スイッチである。13は油圧モータ8への油圧の供給を制御するコントロールバルブである。
【0003】
このウインチドラム1をフリーフォール(自由落下)させる従来の方法について以下に説明する。
まず、操作レバー2を中立位置にし圧力スイッチ5A、5Bを開放状態にする。別設のフリーフォール許可スイッチ(図示省略)を中立ブレーキ側にし、ポジブレーキ(フットブレーキ)ペダル6を操作し、ポジブレーキ11を効かせた状態にする。次にフリーフォール許可スイッチを中立フリー側にする。これらの条件が成立した場合に限り、ネガブレーキ切換弁3及びクラッチ切換弁4を作動させ、ネガブレーキ10とクラッチ9を開放状態にし、フリーフォール状態を成立させる。ポジブレーキペダル6を放すことによりウインチドラム1はフリーフォールする。操作レバー2を巻上位置あるいは巻下位置にした場合は、クラッチ切換弁4が非作動となりクラッチ9が結合状態になる。フリーフォールの条件が成立しているため、操作レバーを中立位置にすることにより再度フリーフォール状態になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来技術においては、フリーフォール条件を成立させるためには、フットブレーキペダル6とフリーフォール許可スイッチを操作する必要があり操作が煩雑で、必要に応じて即座にフリーフォール状態を成立させる事が困難である。また、一旦フリーフォール条件を成立させると、フリーフォール許可スイッチを中立ブレーキ側に戻さない限りフリーフォール状態は継続され、吊り荷の保持はポジブレーキペダル6でしか行えない。
【0005】
更に、フリーフォール状態が継続している事を作業者が忘れ、操作レバー2を中立位置にした時に吊り荷を落としてしまう危険性があった。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、誤操作の可能性が極めて少なく安全で且つ操作性に優れた、ウインチの制御装置及び制御方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る本発明は、油圧モータにより駆動されるウインチドラムと、前記油圧モータと前記ウインチドラムとの接続および切り離しを行うクラッチと、少なくとも前記ウインチドラムを停止させる中立位置とフリーフォールさせるフリーフォール位置とに操作可能であってその操作量に応じた速度で前記ウインチドラムを操作可能な操作レバーと、前記操作レバーに取り付けられるとともに前記ウインチドラムをフリーフォールさせる状態を選択するための操作部材と、前記クラッチを制御する制御回路とを備えたウインチの制御装置において、前記制御回路は、前記操作レバーが中立位置にある状態で前記操作部材が操作された後、前記操作部材が操作されたそのままの状態で前記操作レバーが中立位置からフリーフォール位置に操作された場合のみに、前記油圧モータと前記ウインチドラムとを切り離すように前記クラッチを制御し、前記ウインチドラムをフリーフォールさせる状態にするものである。
【0008】
請求項2に係る本発明は、請求項1記載のウインチの制御装置において、前記操作レバーは、巻上位置、中立位置または巻下位置に操作可能であって、前記操作レバーが中立位置にある状態で前記操作部材が操作された後、前記操作部材が操作されたそのままの状態で前記操作レバーが中立位置から巻下位置に操作された場合のみに、前記制御装置は、この巻下位置を前記フリーフォール位置として前記油圧モータと前記ウインチドラムとを切り離すように前記クラッチを制御し、前記ウインチドラムをフリーフォールさせる状態にするものである。
【0009】
請求項3に係る本発明は、請求項1または2記載のウインチの制御装置において、前記ウインチドラムを停止させるネガブレーキを有するとともに、該ネガブレーキは、少なくとも前記操作レバーが中立位置にある場合には前記ウインチドラムを停止させるものである。
【0010】
請求項4に係る本発明は、請求項3記載のウインチの制御装置において、前記操作レバーが中立位置にある状態で前記操作部材が操作された後、前記操作部材が操作されたそのままの状態で前記操作レバーが中立位置からフリーフォール位置に操作された場合のみに、前記ネガブレーキは、フリーフォール位置もしくはその近傍まで前記ウインチドラムを停止させる状態を保持するものである。
【0011】
請求項5に係る本発明は、請求項3または4記載のウインチの制御装置において、前記ウインチドラムをフリーフォールさせる状態にある時に、前記操作部材が更に操作された場合に前記ネガブレーキが作動するものである。
【0012】
請求項6に係る本発明は、油圧モータにより駆動されるウインチドラムと、前記油圧モータと前記ウインチドラムとの接続および切り離しを行うクラッチと、少なくとも前記ウインチドラムを停止させる中立位置とフリーフォールさせるフリーフォール位置とに操作可能であってその操作量に応じた速度で前記ウインチドラムを操作可能な操作レバーと、前記操作レバーに取り付けられるとともに前記ウインチドラムをフリーフォールさせる状態を選択するための操作部材と、前記クラッチを制御する制御回路とを備えたウインチの制御装置において、前記制御回路は、前記操作レバーが中立位置にある状態で前記操作部材が操作された後、前記操作部材が操作されたそのままの状態で前記操作レバーが中立位置からフリーフォール位置に操作され、更に前記操作部材が操作された場合のみに、前記油圧モータと前記ウインチドラムとを切り離すように前記クラッチを制御し、前記ウインチドラムをフリーフォールさせる状態にするものである。
【0013】
請求項7に係る本発明は、少なくともウインチドラムを停止させる中立位置とフリーフォールさせるフリーフォール位置とに操作可能であってその操作量に応じた速度で前記ウインチドラムを操作可能な操作レバーと、前記操作レバーに取り付けられるとともに前記ウインチドラムをフリーフォールさせる状態を選択するための操作部材との操作状態に基づいて、前記油圧モータと前記ウインチドラムとの接続および切り離しを行うクラッチを制御するウインチの制御方法において、前記操作レバーが中立位置にある状態で前記操作部材が操作された後、前記操作部材が操作されたそのままの状態で前記操作レバーが中立位置からフリーフォール位置に操作された場合のみに、前記油圧モータと前記ウインチドラムとを切り離すように前記クラッチを制御し、前記ウインチドラムをフリーフォールさせる状態にするものである。
【0014】
請求項1、2、および7に係る本発明によれば、ウインチドラムのフリーフォールを行うための操作が簡単となり、必要に応じて即座にフリーフォール状態を成立させることができる。特に請求項2のように操作レバーを巻上位置、巻下位置に操作可能な場合において、操作部材の操作の有無によって、通常の動力巻上、動力巻下と、フリーフォールの操作が容易に選択可能であり、一連の作業を効率よく行うことが可能となる。
【0015】
また、フリーフォール条件を成立させるためには操作部材を操作しながら操作レバーを操作する必要があるので、操作に作業者の意志が入ることにより誤操作を防止することが可能となる。
【0016】
請求項3に係る本発明によれば、操作レバーを中立位置に操作することで、ネガブレーキによって吊り荷を停止状態で保持させることができるので有用である。
【0017】
請求項4に係る本発明によれば、操作レバーを中立位置からフリーフォール位置に操作するまでの過程において、ネガブレーキによって吊り荷を停止状態で保持させることができるので、吊り荷のずり落ちを防止することができる。
【0018】
請求項5に係る本発明によれば、ウインチドラムをフリーフォールさせる状態にある時に、操作部材を操作すればその操作に連動してネガブレーキが作動するので、例えば軽荷重の吊り荷を微小繰り出しによって巻下げる作業が容易に行えるようになる。
【0019】
請求項6に係る本発明によれば、ウインチドラムのフリーフォールを行うための操作が簡単となり、必要に応じて即座にフリーフォール状態を成立させることができる。また、フリーフォール条件を成立させるためには操作部材を操作しながら操作レバーを操作する必要があるので、操作に作業者の意志が入ることにより誤操作を防止することが可能となる。
【0020】
更にまた、操作レバーをフリーフォール位置とした後、操作部材を操作させてはじめてフリーフォール状態となるので、フリーフォールのタイミングを任意に変えることが容易となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明に係るウインチの制御装置の第一実施形態の全体構成を示す図である。
【0022】
図1において、1は油圧モータ8により駆動されるウインチドラムである。このウインチドラム1と油圧モータ8とはクラッチ9により連結される。クラッチ9の制御は、制御回路12によりクラッチ切換弁4を電気的に制御することにより行われる。ウインチドラム1は、吊荷保持用のネガブレーキ10と制動用のポジブレーキ(フットブレーキ)11を有する。ネガブレーキ10の制御は、クラッチ9と同様に制御回路12によりネガブレーキ切換弁3を電気的に制御することにより行なわれる。油圧モータ8への油圧は、制御回路12によりコントロールバルブ13を制御することで供給される。
【0023】
2は、操作レバーである。この操作レバー2を巻上位置、中立位置または巻下位置へ操作することにより、ウインチドラム1の運転が制御される。操作レバー2には、操作部材として、モーメンタリータイプのフリーフォールスイッチ21が設けられている。制御回路12の入力として、操作レバー2の位置検出用ポテンショメータとフリーフォールスイッチ21が接続される。
【0024】
動力による巻上、巻下方法を以下に記載する。
操作レバー2の中立位置、巻上位置及び巻下位置をあらかじめ制御回路12に記憶させておく。操作レバー2が中立位置では、制御回路12は、ネガブレーキ切換弁3及びクラッチ切換弁4を励磁せず、更にコントロールバルブ13への出力もしない。従ってウインチドラム1はネガブレーキ10により保持される。操作レバー2を巻上あるいは巻下方向に動かす、すなわち操作レバーが中立位置を外れると、制御回路12はネガブレーキ切換弁3を励磁し、操作レバー2の操作量に応じた電流をコントロールバルブ13に出力する。これによってネガブレーキ10は開放状態となり、ウインチドラム1は操作レバー2の操作量に応じた速度で動力巻上あるいは巻下を行う。
【0025】
次に、図1の第一実施形態に係るウインチの制御装置を用いたフリーフォールによる巻下方法を、図2に示したフローチャートを参照して以下に説明する。
【0026】
ウインチドラム1をフリーフォールさせるためには、まず操作レバー2を中立位置にし、フリーフォールスイッチ21を操作し、そのままの状態で操作レバー2を巻下位置に操作する。
【0027】
ステップS1において、操作レバー2が中立位置にあれば、上記動力による巻上、巻下方法と同様に、制御回路12によりネガブレーキ切換弁3及びクラッチ切換弁4は非励磁の状態となり、コントロールバルブ13への出力もOFFとなるので、ウインチドラム1はネガブレーキ10により保持される(ステップS2)。次にステップS3においてフリーフォールスイッチ21を操作した時点で、フリーフォール条件FLAGをONにする(ステップS4,S5)。
【0028】
フリーフォールスイッチ21を操作したまま、すなわちフリーフォール条件FLAGがONの状態で、ステップS1において操作レバー2を巻下方向に操作した場合には、ステップS6以下に移り、制御回路12は操作レバー2が巻下(フリーフォール)位置に達するまでの区間は、ネガブレーキ切換弁3及びクラッチ切換弁4を励磁せず、コントロールバルブ13へも出力しない。つまりネガブレーキ10により保持されたままである(ステップS6ないしS10)。図2から分かるとおり、ステップS7,S9はそれぞれ動力巻上、動力巻下を示している。
【0029】
そして、操作レバー2が巻下(フリーフォール)位置に達した時点(ステップS11)で、制御回路12はネガブレーキ切換弁3を励磁すると同時にクラッチ切換弁4を励磁し、ウインチドラム1をフリーフォール状態にする(ステップS12)。一旦、フリーフォール状態となると、操作レバー2が巻下(フリーフォール)位置にある間は、フリーフォールスイッチ21の操作に関係なくフリーフォール状態で、操作レバー2が巻下(フリーフォール)位置を外れるまでフリーフォール状態は継続する。ただし、ステップS10において操作レバー2が巻下(フリーフォール)位置に達する前にフリーフォールスイッチ21の操作が解除された場合は、フリーフォール条件FLAGをOFFにし(ステップS11)、フリーフォール状態にはならない(ステップS14,S15)。
【0030】
第一実施形態では、上記のようにフリーフォール成立条件にフリーフォールスイッチ21の状態と操作レバー2の位置を使用している。従って、フリーフォールスイッチ21を操作しながら操作レバー2を操作するというオペレータの意志が操作に入るため、誤操作による吊荷落下の危険性が極めて少ない。また、フリーフォールスイッチ21の操作に関係なく、操作レバー2が中立位置では必ずネガブレーキが効くので、従来のように中立ブレーキとフリーフォールを混同してしまうこともない。更に、別設のスイッチを必要とせず、フリーフォール操作は操作レバー2から手を離すことなく容易に行うことができる。
【0031】
フリーフォール開始時期を任意に選択したい場合は、操作レバー2が中立位置でフリーフォールスイッチ21を操作し、そのままの状態で、操作レバー2を巻下(フリーフォール)位置に操作し、更にフリーフォールスイッチ21を操作してはじめてフリーフォール状態となるようにしても良い。
【0032】
また、ウインチドラム1をフリーフォールさせる状態にある時に、フリーフォールスイッチ21を操作し、その操作に連動して、ネガブレーキ10を効かせるようにしてもよい。これによって、例えば軽荷重の吊り荷を微小繰り出しによって巻下げる作業が容易に行えるようになる。
【0033】
次に、本発明の第二実施形態を、図3を参照して説明する。ただし、図1の第一実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
【0034】
図3においては、ポジブレーキ11を制御回路12で制御できるように構成している。すなわち、フリーフォール状態でフリーフォールスイッチ21を操作し、制御回路12とポジブレーキペダル6とをポジブレーキ切換弁14を介して接続し、フリーフォールスイッチ21の操作に連動して、ポジブレーキ11を効かせるようにしている。
【0035】
上述の各実施形態においては、操作レバー2に取り付けられた操作部材として、フリーフォールスイッチ21を用いてフリーフォール条件を成立させているが、本発明の思想は操作部材をスイッチに限定するものではない。
【0036】
【発明の効果】
請求項1、2、および7に係る本発明によれば、ウインチドラムのフリーフォールを行うための操作が簡単となり、必要に応じて即座にフリーフォール状態を成立させることができる。特に請求項2のように操作レバーを巻上位置、巻下位置に操作可能な場合において、操作部材の操作の有無によって、通常の動力巻上、動力巻下と、フリーフォールの操作が容易に選択可能であり、一連の作業を効率よく行うことが可能となる。
【0037】
また、フリーフォール条件を成立させるためには操作部材を操作しながら操作レバーを操作する必要があるので、操作に作業者の意志が入ることにより誤操作を防止することが可能となる。
【0038】
請求項3に係る本発明によれば、操作レバーを中立位置に操作することで、ネガブレーキによって吊り荷を停止状態で保持させることができるので有用である。
【0039】
請求項4に係る本発明によれば、操作レバーを中立位置からフリーフォール位置に操作するまでの過程において、ネガブレーキによって吊り荷を停止状態で保持させることができるので、吊り荷のずり落ちを防止することができる。
【0040】
請求項5に係る本発明によれば、ウインチドラムをフリーフォールさせる状態にある時に、操作部材を操作すればその操作に連動してネガブレーキが作動するので、例えば軽荷重の吊り荷を微小繰り出しによって巻下げる作業が容易に行えるようになる。
【0041】
請求項6に係る本発明によれば、ウインチドラムのフリーフォールを行うための操作が簡単となり、必要に応じて即座にフリーフォール状態を成立させることができる。また、フリーフォール条件を成立させるためには操作部材を操作しながら操作レバーを操作する必要があるので、操作に作業者の意志が入ることにより誤操作を防止することが可能となる。
【0042】
更にまた、操作レバーをフリーフォール位置とした後、操作部材を操作させてはじめてフリーフォール状態となるので、フリーフォールのタイミングを任意に変えることが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るウインチの制御装置の第一実施形態の全体構成を示す図である。
【図2】第一実施形態に係るウインチの制御装置を用いたフリーフォールによる巻下方法を示すフローチャートである。
【図3】本発明に係るウインチの制御装置の第二実施形態の全体構成を示す図である。
【図4】従来のウインチの制御装置を示す図である。
【符号の説明】
1:ウインチドラム
2:操作レバー
8:油圧モータ
9:クラッチ
10:ネガブレーキ
12:制御回路
21:フリーフォールスイッチ

Claims (7)

  1. 油圧モータにより駆動されるウインチドラムと、前記油圧モータと前記ウインチドラムとの接続および切り離しを行うクラッチと、少なくとも前記ウインチドラムを停止させる中立位置とフリーフォールさせるフリーフォール位置とに操作可能であってその操作量に応じた速度で前記ウインチドラムを操作可能な操作レバーと、前記操作レバーに取り付けられるとともに前記ウインチドラムをフリーフォールさせる状態を選択するための操作部材と、前記クラッチを制御する制御回路とを備えたウインチの制御装置において、前記制御回路は、前記操作レバーが中立位置にある状態で前記操作部材が操作された後、前記操作部材が操作されたそのままの状態で前記操作レバーが中立位置からフリーフォール位置に操作された場合のみに、前記油圧モータと前記ウインチドラムとを切り離すように前記クラッチを制御し、前記ウインチドラムをフリーフォールさせる状態にすることを特徴とするウインチの制御装置。
  2. 前記操作レバーは、巻上位置、中立位置または巻下位置に操作可能であって、前記操作レバーが中立位置にある状態で前記操作部材が操作された後、前記操作部材が操作されたそのままの状態で前記操作レバーが中立位置から巻下位置に操作された場合のみに、前記制御装置は、この巻下位置を前記フリーフォール位置として前記油圧モータと前記ウインチドラムとを切り離すように前記クラッチを制御し、前記ウインチドラムをフリーフォールさせる状態にすることを特徴とする請求項1記載のウインチの制御装置。
  3. 前記ウインチドラムを停止させるネガブレーキを有するとともに、該ネガブレーキは、少なくとも前記操作レバーが中立位置にある場合には前記ウインチドラムを停止させることを特徴とする請求項1または2記載のウインチの制御装置。
  4. 前記操作レバーが中立位置にある状態で前記操作部材が操作された後、前記操作部材が操作されたそのままの状態で前記操作レバーが中立位置からフリーフォール位置に操作された場合のみに、前記ネガブレーキは、フリーフォール位置もしくはその近傍まで前記ウインチドラムを停止させる状態を保持することを特徴とする請求項3記載のウインチの制御装置。
  5. 前記ウインチドラムをフリーフォールさせる状態にある時に、前記操作部材が更に操作された場合に前記ネガブレーキが作動することを特徴とする請求項3または4記載のウインチの制御装置。
  6. 油圧モータにより駆動されるウインチドラムと、前記油圧モータと前記ウインチドラムとの接続および切り離しを行うクラッチと、少なくとも前記ウインチドラムを停止させる中立位置とフリーフォールさせるフリーフォール位置とに操作可能であってその操作量に応じた速度で前記ウインチドラムを操作可能な操作レバーと、前記操作レバーに取り付けられるとともに前記ウインチドラムをフリーフォールさせる状態を選択するための操作部材と、前記クラッチを制御する制御回路とを備えたウインチの制御装置において、前記制御回路は、前記操作レバーが中立位置にある状態で前記操作部材が操作された後、前記操作部材が操作されたそのままの状態で前記操作レバーが中立位置からフリーフォール位置に操作され、更に前記操作部材が操作された場合のみに、前記油圧モータと前記ウインチドラムとを切り離すように前記クラッチを制御し、前記ウインチドラムをフリーフォールさせる状態にすることを特徴とするウインチの制御装置。
  7. 少なくともウインチドラムを停止させる中立位置とフリーフォールさせるフリーフォール位置とに操作可能であってその操作量に応じた速度で前記ウインチドラムを操作可能な操作レバーと、前記操作レバーに取り付けられるとともに前記ウインチドラムをフリーフォールさせる状態を選択するための操作部材との操作状態に基づいて、前記油圧モータと前記ウインチドラムとの接続および切り離しを行うクラッチを制御するウインチの制御方法において、前記操作レバーが中立位置にある状態で前記操作部材が操作された後、前記操作部材が操作されたそのままの状態で前記操作レバーが中立位置からフリーフォール位置に操作された場合のみに、前記油圧モータと前記ウインチドラムとを切り離すように前記クラッチを制御し、前記ウインチドラムをフリーフォールさせる状態にすることを特徴とするウインチの制御方法。
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