JP2009019689A - 作業機の油圧供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】走行用の車両エンジンで駆動するメイン油圧ポンプと、作業用バッテリーで駆動するサブ油圧ポンプと、両油圧ポンプを選択するモード選択手段を設け、作業バッテリーの容量が低下している時にサブ油圧ポンプを選択するとサブ油圧ポンプで駆動できなくなり作業を中止し、メイン油圧ポンプで駆動するように選択し直す煩わしい操作が必要になる。
【解決手段】モード選択手段18を通常モードを選択するとメイン油圧ポンプで駆動し、エコノミモードを選択すると作業用バッテリー5の残容量が所定以上を検出し且つ電動モータの温度が所定温度に達していないことを検出するとともに操作手段12a,13aが操作されている時にサブ油圧ポンプで駆動し、作業用バッテリー5の残容量が上記以外を検出した時あるいは電動モータ6の温度が所定温度に達したことを検出する時または操作手段を操作しない時にはメイン油圧ポンプ3で駆動するもの。
【選択図】 図1

Description

本発明は、作業機の油圧供給装置に関するものである。
この種の作業機の油圧供給装置として車両上に作業機を搭載した作業機搭載車両が公知である。この作業機搭載車両は、車体上に油圧で作業台を昇降移動させるようにした高所作業車がある。この高所作業車に走行用の車両エンジンで駆動される第1の油圧ポンプと、車両に搭載された車両バッテリーとは別に搭載した作業用バッテリーにより電動モータを介して駆動される第2の油圧ポンプとを備え、第1の油圧ポンプおよび第2の油圧ポンプからの油圧で車両に搭載した作業機の油圧アクチュエータを制御弁により駆動制御させるようにした作業機の油圧供給装置で、第1の油圧ポンプおよび第2の油圧ポンプのうちいずれか一方を作動させるために選択する選択スイッチを設け、この選択スイッチを、第2の油圧ポンプを選択するように切換えたときに車両エンジンを自動的に停止し、第1の油圧ポンプを選択するように切換えたときに車両エンジンを自動的に始動させる制御手段を備えた高所作業車が公知である。(例えば特許文献1参照)
実用新案登録第2523794号公報(図1)
ところが上記高所作業車は、オペレータが選択スイッチにより第2の油圧ポンプを選択するように切換えた場合、車両エンジンを自動的に停止させ作業用バッテリーで電動モータを介して第2の油圧ポンプを駆動させるものであるが、第2の油圧ポンプを選択している限り電動モータで第2油圧ポンプを駆動し続けるものであるから、作業用バッテリーを過度に放電させてしまうことになる。また長時間電動モータを使用すると発熱して電動モータを損傷することになる。
また、作業用バッテリーの残容量が低下している時に、オペレータが選択スイッチにより第2の油圧ポンプを選択するように切換えた場合、車両エンジンを自動的に停止させたものの、作業用バッテリーの残容量が低下しているものであるから、電動モータにより第2の油圧ポンプが十分に駆動されず、作業機の油圧アクチュエータが停止してしまう状態になる恐れがある。この時作業バッテリーは完全に放電状態になってしまい、作業用バッテリーの寿命を短くしてしまう。そこでオペレータは、選択スイッチにより第1の油圧ポンプを選択するように切換えて車両エンジンを自動的に始動させ、第1の油圧ポンプからの油圧により作業機の油圧アクチュエータを駆動制御するのであるが、選択スイッチにより第2の油圧ポンプを選択するように切換えたことにより、作業機による作業を一時停止させて作業が途中で中断してしまう結果になる。また。選択スイッチにより第2の油圧ポンプを選択したものの、作業用バッテリーの残容量が低下している場合に作業機の油圧アクチュエータが正常に作動しないことから、再び選択スイッチにより第1の油圧ポンプを選択するように切換える必要があり、操作が煩わしいものとなる。
更に、車両エンジンを停止し第2の油圧ポンプを選択して第2油圧ポンプで駆動している時に、作業用バッテリーの残容量が少なくなったので第1の油圧ポンプを選択するように切換えて車両エンジンを自動的に始動させるのであるが、作業中には車両側の電源は通電してあるものだから車両エンジンのバッテリーは放電状態にあり、車両エンジンのバッテリー状態が容量低下していると車両エンジンが始動できなく第1油圧ポンプで駆動できなくなることがあり、作業が停止することは勿論、車両エンジンが始動しないものであるので作業機自体移動できなくなり対応に苦慮することになる。
本発明は、このような問題を解決する作業機の油圧供給装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、請求項1記載の作業機の油圧供給装置は、走行用の車両エンジンで駆動されるメイン油圧ポンプと、車両に搭載された車両バッテリーとは別に搭載され車両エンジンのオルタネータで充電される作業用バッテリーと、作業用バッテリーにより電動モータを介して駆動されるサブ油圧ポンプとを備え、メイン油圧ポンプおよびサブ油圧ポンプからの油圧で車両に搭載した作業機の油圧アクチュエータを制御弁により駆動制御させるようにした作業機の油圧供給装置であって、通常モードとエコノミモードのモードを選択するモード選択手段と、作業用バッテリーの残容量を検出する第1残容量検出手段と、前記制御弁を操作していることを検出する操作検出手段と、前記電動モータの温度を検出する電動モータ温度検出手段と、コントローラとを備え、前記コントローラは、モード選択手段と各検出手段からの信号を受け、モード選択手段で通常モードを選択されている時にはメイン油圧ポンプの油圧で前記油圧アクチュエータを駆動させ、モード選択手段でエコノミモードを選択している時には第1残容量検出手段により作業用バッテリーの残容量が所定量以上を検出し且つ前記電動モータ温度検出手段により電動モータの温度が所定温度に達していないことを検出するとともに操作検出手段が操作を検出すると前記サブ油圧ポンプの油圧で前記油圧アクチュエータを駆動させ、第1残容量検出手段により作業用バッテリーの残容量が上記以外を検出した時あるいは前記電動モータ温度検出手段により電動モータの温度が所定温度に達したことを検出した時にはメイン油圧ポンプの油圧で前記油圧アクチュエータを駆動させるように制御するものである。
請求項2記載の作業機の油圧供給装置は、走行用の車両エンジンで駆動されるメイン油圧ポンプと、車両に搭載された車両バッテリーとは別に搭載され車両エンジンのオルタネータで充電される作業用バッテリーと、作業用バッテリーにより電動モータを介して駆動されるサブ油圧ポンプとを備え、メイン油圧ポンプおよびサブ油圧ポンプからの油圧で車両に搭載した作業機の油圧アクチュエータを制御弁により駆動制御させるようにした作業機の油圧供給装置であって、通常モードとエコノミモードのモードを選択するモード選択手段と、作業用バッテリーの残容量を検出する第1残容量検出手段と、車両バッテリーの残容量を検出する第2残容量検出手段と、前記制御弁を操作していることを検出する操作検出手段と、コントローラとを備え、前記コントローラは、モード選択手段と各検出手段からの信号を受け、モード選択手段で通常モードを選択されている時にはメイン油圧ポンプの油圧で前記油圧アクチュエータを駆動させ、モード選択手段でエコノミモードを選択している時には第1残容量検出手段による作業用バッテリーの残容量と第2残容量検出手段による車両バッテリーの残容量とが所定量以上を検出し且つ操作検出手段が操作を検出すると前記サブ油圧ポンプの油圧で前記油圧アクチュエータを駆動させ、第1残容量検出手段により作業用バッテリーの残容量が上記以外を検出した時、あるいは第2残容量検出手段により車両バッテリーの残容量が上記以外を検出した時にはメイン油圧ポンプの油圧で前記油圧アクチュエータを駆動させるように制御することを特徴とするものである。
請求項3記載の作業機の油圧供給装置は、走行用の車両エンジンで駆動されるメイン油圧ポンプと、車両に搭載された車両バッテリーとは別に搭載され車両エンジンのオルタネータで充電される作業用バッテリーと、作業用バッテリーにより電動モータを介して駆動されるサブ油圧ポンプとを備え、メイン油圧ポンプおよびサブ油圧ポンプからの油圧で車両に搭載した作業機の油圧アクチュエータを制御弁により駆動制御させるようにした作業機の油圧供給装置であって、通常モードとエコノミモードのモードを選択するモード選択手段と、作業用バッテリーの残容量を検出する第1残容量検出手段と、前記制御弁を操作していることを検出する操作検出手段と、車両バッテリーの残容量を検出する第2残容量検出手段と、前記電動モータの温度を検出する電動モータ温度検出手段と、コントローラとを備え、前記コントローラは、モード選択手段と各検出手段からの信号を受け、モード選択手段で通常モードを選択されている時にはメイン油圧ポンプの油圧で前記油圧アクチュエータを駆動させ、モード選択手段でエコノミモードを選択している時には第1残容量検出手段により作業用バッテリーの残容量と第2残容量検出手段による車両バッテリーの残容量とが所定量以上を検出し且つ前記電動モータ温度検出手段により電動モータの温度が所定温度に達していないことを検出するとともに操作検出手段が操作を検出すると前記サブ油圧ポンプの油圧で前記油圧アクチュエータを駆動させ、第1残容量検出手段により作業用バッテリーの残容量が上記以外を検出した時または第2残容量検出手段により車両バッテリーの残容量が上記以外を検出した時あるいは前記電動モータ温度検出手段により電動モータの温度が所定温度に達したことを検出した時にはメイン油圧ポンプの油圧で前記油圧アクチュエータを駆動させるように制御することを特徴とするものである。
請求項4記載の作業機の油圧供給装置は、 請求項1ないし請求項3のいずれか一つにおいて、前記コントローラは、前記サブ油圧ポンプの油圧で油圧アクチュエータを駆動するときには車両エンジンを停止させ、前記メイン油圧ポンプの油圧で油圧アクチュエータを駆動するときには電動モータを停止させるように制御することを特徴とするものである。
請求項5記載の作業機の油圧供給装置は、請求項1ないし請求項4のいずれか一つにおいて、前記各バッテリーの充電は、車両バッテリーが充電完了状態であるときに作業用バッテリーを充電する車両バッテリー優先充電回路を備えた充電コントローラを介して行うようにしたことを特徴とするものである。
請求項1に係る本発明の作業機の油圧供給装置は、モード選択手段でエコノミモードを選択した時に、第1残容量検出手段により作業用バッテリーの残容量が所定量以上を検出し且つ前記電動モータ温度検出手段により電動モータの温度が所定温度に達していないことを検出するとともに操作検出手段が操作した状態を検出していないと、電動モータを駆動できなくしているものだから、作業用バッテリーの残容量が低下しているとき、電動モータの温度が所定温度に達しているとき、操作手段を操作してないとき、電動モータを駆動できない。すなわち、作業用バッテリーの残容量が低下しているとき電動モータを駆動できなくしているものだから、作業用バッテリーの過度な放電を阻止できる。電動モータの温度が所定温度に達しているとき電動モータを駆動できなくしているものだから、長時間電動モータ使用することによる発熱等により電動モータが損傷するのを防止することができる。操作手段を操作した必要な時のみしか電動モータを駆動できなくしているものだから、必要な時のみしか電動モータを駆動できず、作業用バッテリーの放電を可及的に阻止することができる。
また、モード選択手段でエコノミモードを選択していても、第1残容量検出手段により作業用バッテリーの残容量が上記以外を検出した時、あるいは電動モータの温度が所定温度に達している時、メイン油圧ポンプの油圧で前記油圧アクチュエータを駆動させるようにしているものだから、モード選択手段を通常モードに切換えなくても、そのまま作業を続行できる。したがって作業を中断することなく、オペレータは煩わしい操作から開放されるのである。
なお、本発明の作業機の油圧供給装置は、作業用バッテリーの充電を車両エンジンのオルタネータを使用して充電させるようにしているから、作業用バッテリーの充電用に特別な発電機を必要としないので、その分重量軽減、作業用バッテリー等の配置スペースの自由度を確保できる。また、電動モータの駆動ができない場合には自動的に車両エンジンによるメイン油圧ポンプを駆動できるようにしてあるものだから、電動モータで長時間作動できるように作業用バッテリーを大容量にする必要がない。したがって、作業用バッテリーを比較的小容量にすることができ、その分重量軽減、作業用バッテリーの配置スペースの自由度を確保できる。
請求項2に係る本発明の作業機の油圧供給装置は、モード選択手段でエコノミモードを選択した時に、第1残容量検出手段による作業用バッテリーの残容量と第2残容量検出手段による車両バッテリーの残容量とが所定量以上を検出し且つ操作検出手段が操作した状態を検出していないと、電動モータを駆動できなくしているものだから、作業用バッテリーあるいは車両バッテリーの残容量が低下しているとき、操作手段を操作してないとき、電動モータを駆動できない。すなわち、作業用バッテリーあるいは車両バッテリーの残容量が低下しているとき電動モータを駆動できなくしているものだから、作業用バッテリーや車両バッテリーの過度な放電を阻止できる。また、サブ油圧ポンプの油圧からメイン油圧ポンプの油圧により油圧アクチュエータを駆動させる場合に、車両エンジンのバッテリーの容量低下に伴って車両エンジンが始動できなくなり、作業が停止することや車両エンジンが始動できなくなって作業機自体移動できなくなるといったことをなくすることができる。
また、モード選択手段でエコノミモードを選択していても、第1残容量検出手段により作業用バッテリーの残容量が上記以外を検出した時、あるいは第2残容量検出手段により車両バッテリーの残容量が上記以外を検出した時にはメイン油圧ポンプの油圧で前記油圧アクチュエータを駆動するようにしているものだから、モード選択手段を通常モードに切換えなくても、そのまま作業を続行できる。したがって作業を中断することなく、オペレータは煩わしい操作から開放されるのである。
なお、本発明の作業機の油圧供給装置は、作業用バッテリーの充電を車両エンジンのオルタネータを使用して充電させるようにしているから、作業用バッテリーの充電用に特別な発電機を必要としないので、その分重量軽減、作業用バッテリー等の配置スペースの自由度を確保できる。また、電動モータの駆動ができない場合には自動的に車両エンジンによるメイン油圧ポンプを駆動できるようにしてあるものだから、電動モータで長時間作動できるように作業用バッテリーを大容量にする必要がない。したがって、作業用バッテリーを比較的小容量にすることができ、その分重量軽減、作業用バッテリーの配置スペースの自由度を確保できる。
請求項3記載の作業機の油圧供給装置は、モード選択手段でエコノミモードを選択した時に、第1残容量検出手段による作業用バッテリーの残容量と第2残容量検出手段による車両バッテリーの残容量とが所定量以上を検出し且つ前記電動モータ温度検出手段により電動モータの温度が所定温度に達していないことを検出するとともに操作検出手段が操作した状態を検出していないと、電動モータを駆動できなくしているものだから、作業用バッテリーや車両バッテリーの残容量が低下しているとき、電動モータの温度が所定温度に達しているとき、操作手段を操作してないとき、電動モータを駆動できない。すなわち、作業用バッテリーあるいは車両バッテリーの残容量が低下しているとき電動モータを駆動できなくしているものだから、作業用バッテリーや車両バッテリーの過度な放電を阻止できる。また、サブ油圧ポンプの油圧からメイン油圧ポンプの油圧により油圧アクチュエータを駆動させる時に、車両エンジンを始動させる必要がある場合に車両エンジンのバッテリーの容量低下に伴って車両エンジンが始動できなくなり、作業が停止することや車両エンジンが始動できなくなって作業機自体移動できなくなるといったことをなくすることができる。
更に、電動モータの温度が所定温度に達しているとき電動モータを駆動できなくしているものだから、長時間使用することによる発熱等により電動モータが損傷するのを防止することができる。そして操作手段を操作した必要な時のみしか電動モータを駆動できなくしているものだから、必要な時のみしか電動モータを駆動できず、作業用バッテリーの放電を可及的に阻止することができる。
また、モード選択手段でエコノミモードを選択していても、第1残容量検出手段により作業用バッテリーの残容量が上記以外を検出した時または第2残容量検出手段により車両バッテリーの残容量が上記以外を検出した時あるいは前記電動モータ温度検出手段により電動モータの温度が所定温度に達した時にはメイン油圧ポンプの油圧で前記油圧アクチュエータを駆動させるようにしているものだから、モード選択手段を通常モードに切換えなくても、そのまま作業を続行できる。したがって作業を中断することなく、オペレータは煩わしい操作から開放されるのである。
なお、本発明の作業機の油圧供給装置は、作業用バッテリーの充電を車両エンジンのオルタネータを使用して充電させるようにしているから、作業用バッテリーの充電用に特別な発電機を必要としないので、その分重量軽減、作業用バッテリー等の配置スペースの自由度を確保できる。また、電動モータの駆動ができない場合には自動的に車両エンジンによるメイン油圧ポンプを駆動できるようにしてあるものだから、電動モータで長時間作動できるように作業用バッテリーを大容量にする必要がない。したがって、作業用バッテリーを比較的小容量にすることができ、その分重量軽減、作業用バッテリーの配置スペースの自由度を確保できる。
請求項4記載の作業機の油圧供給装置は、前記サブ油圧ポンプの油圧で油圧アクチュエータを駆動するときには車両エンジンを停止させ、前記メイン油圧ポンプの油圧で油圧アクチュエータを駆動するときには電動モータを停止させるようにするものであるから、電動モータで油圧アクチュエータを駆動している時に車両のエンジンを停止させて無駄な燃料の消費(省エネ)、騒音の低下、排ガスの低減を図ることができ、環境問題に対応することも可能となる。車両エンジンを必要とするときには自動的に始動し必要のない電動モータによる駆動を停止させて無駄に作業用バッテリーの消費の阻止や長時間電動モータ使用することにより発熱等により電動モータが損傷するのを防止することができる。
請求項5記載の作業機の油圧供給装置は、車両バッテリー優先充電回路を備えた充電コントローラにより、車両バッテリーが充電完了状態であるときに作業用バッテリーを充電するようにしたものであるから、作業用バッテリーを充電するために車両バッテリーを充電できずに車両バッテリーを過度に放電してしまうことを阻止できる。したがって作業用バッテリーの容量が低下しても車両バッテリーの容量を確保でき、作業時あるいは走行用時における車両エンジンの始動を確保できる。
(第1実施形態)以下本発明に係る作業機の油圧供給装置の第1実施形態について図1および図2に図示し以下に説明する。図1は、本発明に係る作業機の油圧供給装置を説明する回路図である。1は、車両を走行させる走行用の車両エンジンであって、当該車両エンジン1にはエンジンを始動するセルモータ1a、後述する車両バッテリーを充電するオルタネータ1b、および車両エンジン1の燃料噴射ポンプの制御装置1cを有している。2は、車両エンジン1からの動力を取出すPTOであって、このPTO2にメイン油圧ポンプ3を連結させ、車両エンジン1によりメイン油圧ポンプ3を駆動させるようにしている。4は、前記した車両バッテリーであって、オルタネータ1bからの発電で充電され、前記セルモータ1aに電力を供給して車両エンジン1を始動させる電源である。
5は、前記車両バッテリー4とは別に車両に搭載され車両エンジン1のオルタネータ1bで充電される作業用バッテリーである。6は、作業用バッテリー5により駆動される電動モータであり、7は、電動モータ6を介して駆動されるサブ油圧ポンプである。8、9は、車両に搭載した作業機の油圧アクチュエータであり、10、11は、当該油圧アクチュエータを駆動制御する制御弁である。12、13、は、各制御弁8、9のスプールを操作する操作レバー(操作手段)である。12aは、操作レバー12を操作したことを検出する第1操作検出器(請求項1記載の操作検出手段に該当)で、13aは、操作レバー13を操作したことを検出する第2操作検出器(請求項1記載の操作検出手段に該当)である。
14は、充電コントローラであって、オルタネータ1bからの発電電力を受け、車両バッテリー4が充電を完了状態でないときに作業用バッテリーを充電せずに車両バッテリー4を充電し、車両バッテリー4が充電完了状態であるときに作業用バッテリー5を充電する所謂車両バッテリー4を優先して充電する優先充電回路を備えた充電用のコントローラである。
15は、スタータリレーであり、後述するコントローラ19からの指令を受けて車両バッテリー4をセルモータ1aに接続し、車両エンジン1を始動させるリレーである。16は、後述するコントローラ19からの指令を受けて作業用バッテリー5を電動モータ6に接続し、電動モータ6を駆動させる電動モータ駆動リレーである。17は、作業用バッテリー5の残容量を検出する残容量検出手段であり、作業用バッテリー5の電圧あるいは比重等を計測して残容量を検出する検出手段である。6aは、電動モータ6の温度を検出する電動モータ温度検出手段であって、電動モータ6を駆動しているときに電動モータ6が発熱するのでその温度を検出する検出手段である。
18は、通常モードとエコノミモードのモードを選択するモード選択手段で、通常モードは、メイン油圧ポンプ3で作業機の油圧アクチュエータ8,9を駆動する場合に選択するモードである。エコノミモードは、主としてサブ油圧ポンプ7で作業機の油圧アクチュエータ8、9を駆動させる場合であるが、作業用バッテリー5の残容量が低下した場合など電動モータ6を駆動できない状態になると自動的にメイン油圧ポンプ3で作業機の油圧アクチュエータ8、9を駆動できるようにする場合に選択するモードである。
19は、コントローラであって、モード選択手段18と各検出手段17、6aからの信号を受け、通常モードを選択されている時にはメイン油圧ポンプ3の油圧で前記油圧アクチュエータ8、9を駆動させ、エコノミモードを選択している時には第1残容量検出手段17と電動モータ温度検出手段6aと操作検出手段12a、13aからの検出信号を受け、作業用バッテリー5の残容量が所定量以上を検出し且つ電動モータ6の温度が所定温度に達していないことを検出するとともに操作検出手段12a、13の操作を検出すると、サブ油圧ポンプ7で前記油圧アクチュエータ8、9を駆動させ、第1残容量検出手段17により作業用バッテリー5の残容量が上記以外を検出した時あるいは前記電動モータ温度検出手段6aにより電動モータ6の温度が所定温度に達したことを検出した時にはメイン油圧ポンプ3の油圧で前記油圧アクチュエータ8、9を駆動させるように制御する。
20は、コントローラ19からの信号を受け、前記第1残容量検出手段17で検出された作業用バッテリー5の残容量と電動モータ温度検出手段6aで検出された電動モータ6の温度をディスプレイ等に表示する表示手段である。
ここでコントローラ19の詳細な制御について図2に図示するフローチャートを基に以下に説明する。電源が投入され制御がスタートすると、S1において、モード選択手段18で通常モードを選択したか否かを判断する。S1で通常モードを選択するとS8に進み、通常モードを選択しないとS2に進む。S2において、モード選択手段でエコノミモードを選択したか否かを判断する。S2でエコノミモードを選択するとS3に進み、エコノミモードを選択しないとS1に戻る。S3において、第1残容量検出手段17からの検出信号を受け、作業用バッテリー5の残容量が所定量以上であるか否かを判断する。ここで所定量とは、サブ油圧ポンプ7により前記油圧アクチュエータ8、9の作動を可能にするに必要なパワーを前記電動モータ6の駆動力で発生させるに足りる必要な作業用バッテリー5の残容量である。S3で所定量以上であればS4に進み、所定量以上でない場合はS8に進む。
S4においては、電動モータ温度検出手段6aからの検出信号を受け、電動モータ6の温度が所定温度に達しているか否かの判断をする。電動モータ6の温度が所定温度に達していないときにはS5に進み、達するとS8に進む。ここで所定温度とは、電動モータ6を連続して使用するときに発熱する温度が電動モータ6を駆動するに支障のない温度で電動モータ6を駆動できる温度に設定している。
S5においては、第1あるいは第2操作検出器12a、13aからの操作信号を受けて、制御弁10あるいは制御弁11の操作をしているか否かの判断をし、操作していることを検出するとS6に進み、操作していないことを検出するとS1に戻る。
S6において、コントローラ19より電動モータ駆動リレー16に作動指令して、電動モータ6を駆動させサブ油圧ポンプ7により油圧を発生させるとともに、操作レバー12、13により操作された制御弁10、11に基づき各油圧アクチュエータ8、9を作動させ、S7に進む。S7においては、車両エンジン1を停止させるためにコントローラ19より車両エンジン1の燃料噴射プンプの制御装置1cにエンジン停止指令信号を出力し、車両エンジン1を停止させ、S1に戻る。
S8では、車両エンジン1が作動している場合は、メイン油圧ポンプ3の油圧で操作レバー12、13により操作された制御弁10、11に基づき各油圧アクチュエータ8、9を作動させ、S9に進む。車両エンジン1が停止している場合は、コントローラ19よりスタータリレー15に車両エンジン1の始動指令信号を指令して車両エンジン1を始動させメイン油圧ポンプ3を駆動して油圧を発生させ、操作レバー12、13により操作された制御弁10、11に基づき各油圧アクチュエータ8、9を作動させ、S9に進む。S9においては、電動モータ6が作動している場合は、コントローラ19から、電動モータ駆動リレー16に作動中止指令して電動モータ6の駆動を停止させ、サブ油圧ポンプ7からの油圧発生を中止させ、S1に戻る。電動モータ6が作動していない場合は、即S1に戻る。
このように構成した第1実施形態における本発明の作業機の油圧供給装置は次のように作用する。まず車両エンジン1を作動させている時に、モード選択手段18で通常モードに選択した場合は、S1からS8に進み、S8でメイン油圧ポンプ3からの油圧で操作レバー12、13により操作された制御弁10、11に基づき各油圧アクチュエータ8、9を作動させ、S9に進む。S9においては、電動モータ6が作動していないので即S1に戻る。すなわち、S1、S8、S9、S1の繰り返しルーチンになり、このルーチンでは車両エンジン1によりメイン油圧ポンプ3を駆動し油圧を発生させ、操作レバー12、13により操作された制御弁10、11に基づき各油圧アクチュエータ8、9を作動させる。
モード選択手段18でエコノミモードを選択した場合は、作業用バッテリー5の残容量が所定量以上でなければ、S1、S2、S3、S8、S9、S1を経過するルーチンの繰り返しになり、やはりこのルーチンでは車両エンジン1によりメイン油圧ポンプ3を駆動し油圧を発生させ、操作レバー12、13により操作された制御弁10、11に基づき各油圧アクチュエータ8、9を作動させることになる。
モード選択手段18でエコノミモードを選択した場合で、作業用バッテリー5の残容量が所定量以上を検出したが、電動モータ6の温度が所定温度に達しているときには、S1、S2、S3、S4、S8、S9、S1を経過するルーチンの繰り返しになり、やはりこのルーチンでは車両エンジン1によりメイン油圧ポンプ3を駆動し油圧を発生させ、操作レバー12、13により操作された制御弁10、11に基づき各油圧アクチュエータ8、9を作動させることになる。
モード選択手段18でエコノミモードを選択した場合で、作業用バッテリー5の残容量が所定量以上を検出し且つ、電動モータ6の温度が所定温度に達していないことを検出するが、第1あるいは第2操作検出器12a、13aからの操作信号を受けて、制御弁10あるいは制御弁11の操作をしていない場合は、S1、S2、S3、S4、S5、S1を経過するルーチンの繰り返しになり、操作されるまでこのルーチンを繰り返すことになる。
S5においては、第1あるいは第2操作検出器12a、13aからの操作信号を受けて、制御弁10あるいは制御弁11の操作をするとS6に進み、S6において、コントローラ19より電動モータ駆動リレー16に作動指令して、電動モータ6を駆動させサブ油圧ポンプ7により油圧を発生させるとともに、操作レバー12、13により操作された制御弁10、11に基づき各油圧アクチュエータ8、9を作動させ、S7に進む。S7においては、車両エンジン1を停止させるためにコントローラ19より車両エンジン1の燃料噴射プンプの制御装置1cにエンジン停止指令信号を出力し、車両エンジン1を停止させ、S1に戻る。
すなわち、S1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S1を経過するルーチンの繰り返しになり、サブ油圧ポンプ7の油圧により各油圧アクチュエータ8、9を作動させることになる。そして、このルーチンは、制御弁10と制御弁11の操作を中止するか、モード選択手段18で通常モードを選択するか、作業用バッテリー5の残容量が所定値以上を検出しなくなるか、電動モータ6の温度が所定温度に達したことを検出するなどしない限り、サブ油圧ポンプ7の油圧により各油圧アクチュエータ8、9を作動させることになる。
このように作用する本発明に係る第1実施形態では、モード選択手段18でエコノミモードを選択した時に、第1残容量検出手段17により作業用バッテリー5の残容量が所定量以上を検出し且つ前記電動モータ温度検出手段6aにより電動モータ6の温度が所定温度に達していないことを検出するとともに操作検出手段12a、13aが操作した状態を検出していないと、電動モータ6を駆動できなくしているものだから、作業用バッテリー5の残容量が低下しているとき、電動モータ6の温度が所定温度に達しているとき、操作手段12、13を操作してないとき、電動モータ6を駆動できない。すなわち、作業用バッテリー5の残容量が低下しているとき電動モータ6を駆動できなくしているものだから、作業用バッテリー5の過度な放電を阻止できる。電動モータ6の温度が所定温度に達しているとき電動モータ6を駆動できなくしているものだから、長時間を使用することによる発熱等により電動モータ6が損傷するのを防止することができる。操作手段12、13を操作した必要な時のみしか電動モータ6を駆動できなくしているものだから、必要な時のみしか電動モータ6を駆動できず、作業用バッテリー5の放電を可及的に阻止することができる。
また、モード選択手段18でエコノミモードを選択していても、第1残容量検出手段17により作業用バッテリー5の残容量が上記以外を検出した時あるいは電動モータ6の温度が所定温度に達している時、メイン油圧ポンプ3の油圧で前記油圧アクチュエータ8、9を駆動させるようにしているものだから、モード選択手段18を通常モードに切換えなくても、そのまま作業を続行できる。したがって作業を中断することなく、オペレータは煩わしい操作から開放されるのである。
なお、本発明の作業機の油圧供給装置は、作業用バッテリー5の充電を車両エンジン1のオルタネータ1bを使用して充電させるようにしているから、作業用バッテリー5の充電用に特別な発電機を必要としないので、その分重量軽減、作業用バッテリー5等の配置スペースの自由度を確保できる。また、電動モータ6の駆動ができない場合には自動的に車両エンジン1によるメイン油圧ポンプ3を駆動できるようにしてあるものだから、電動モータ6で長時間作動できるように作業用バッテリー5を大容量にする必要がない。したがって、作業用バッテリー5を比較的小容量にすることができ、その分重量軽減、作業用バッテリー5の配置スペースの自由度を確保できる。
(第2実施形態)次に、本発明を説明する第2実施形態を図3及び図4に図示し以下に説明する。図3は、本発明に係る作業機の油圧供給装置の第2実施形態を説明する回路図である。図1に図示し説明したものとは、前記電動モータ温度検出手段6aを配置していない点、車両バッテリー4の残容量を検出する第2残容検出手段を配置した点、コントローラ19での制御内容が一部相違している点、表示手段20の表示内容が一部相違している点で相違している。したがって、以下の説明ではこの相違部分を中心に説明し、図1に図示し説明したものと同じものは同符合を用い詳細な説明は省略する。
図3において、21は、上述した車両バッテリー4の残容量を検出する第2残容検出手段であって、車両バッテリー4の電圧あるいは比重等を計測して残容量を検出する検出手段である。19aは、コントローラであって、モード選択手段18と各検出手段17、21からの信号を受け、通常モードを選択されている時にはメイン油圧ポンプ3の油圧で前記油圧アクチュエータ8、9を駆動させ、エコノミモードを選択している時には第1残容量検出手段17による作業用バッテリー5の残容量と第2残容量検出手段21による車両バッテリー5の残容量とが所定量以上を検出し且つ操作検出手段12a、13aが操作を検出すると前記サブ油圧ポンプ7の油圧で前記油圧アクチュエータ8、9を駆動させ、第1残容量検出手段17により作業用バッテリー5の残容量が上記以外を検出した時、あるいは第2残容量検出手段21により車両バッテリー4の残容量が上記以外を検出した時にはメイン油圧ポンプ3の油圧で前記油圧アクチュエータ8、9を駆動させるように制御する。20aは、コントローラ19からの信号を受け、前記第1残容量検出手段17で検出された作業用バッテリー5の残容量と第2残容量検出手段21で検出された車両バッテリー4の残容量をディスプレイ等に表示する表示手段である。
ここでコントローラ19aの詳細な制御について図4に図示するフローチャートを基に以下に説明する。図2に図示したフローチャートと図4に図示するフローチャートとは、S4で電動モータ6が所定温度に達したか否かの判断を行っていたのを、車両バッテリー4の残容量が所定量以上か否かを判断するS10に変更した点でのみ相違している。したがって、他の部分は同じであるので以下の説明では相違する部分のみ説明する。
S10では、第2残容量検出手段21からの検出信号を受け、車両バッテリー4の残容量が所定量以上であるか否かを判断する。ここで所定量とは、車両エンジン1をセルモータ1aで始動するに足りる必要な車両バッテリー4の残容量である。S10で所定量以上であればS5に進み、所定量以上でない場合はS8に進む。
このように構成した第2実施形態における本発明の作業機の油圧供給装置は次のように作用する。なおS1〜S3、S5〜S7、S8、S9での処理は第1実施形態と同じであるので、ここではこれらについての説明は省略する。
まず車両エンジン1を作動させている時に、モード選択手段18で通常モードに選択した場合は、第1実施形態と同様に、S1、S8、S9、S1の繰り返しルーチンになり、このルーチンでは車両エンジン1によりメイン油圧ポンプ3を駆動し油圧を発生させ、操作レバー12、13により操作された制御弁10、11に基づき各油圧アクチュエータ8、9を作動させる。
モード選択手段18でエコノミモードを選択した場合で、作業用バッテリー5の残容量が所定量以上を検出しないときには、S1、S2、S3、S8、S9、S1を経過するルーチンの繰り返しになり、やはりこのルーチンでは車両エンジン1によりメイン油圧ポンプ3を駆動し油圧を発生させ、操作レバー12、13により操作された制御弁10、11に基づき各油圧アクチュエータ8、9を作動させることになり、第1実施形態と同様である。
モード選択手段18でエコノミモードを選択した場合で、作業用バッテリー5の残容量が所定量以上を検出したが、車両バッテリー4の残容量が所定量以上を検出しない時は、S1、S2、S3、S10、S8、S9、S1を経過するルーチンの繰り返しになり、やはりこのルーチンでは車両エンジン1によりメイン油圧ポンプ3を駆動し油圧を発生させ、操作レバー12、13により操作された制御弁10、11に基づき各油圧アクチュエータ8、9を作動させることになる。
モード選択手段18でエコノミモードを選択した場合で、作業用バッテリー5の残容量が所定量以上を検出し且つ、車両バッテリー4の残容量が所定量以上を検出したが、第1あるいは第2操作検出器12a、13aからの操作信号を受けて、制御弁10あるいは制御弁11の操作をしていない場合は、S1、S2、S3、S10、S5、S1を経過するルーチンの繰り返しになり、操作されるまでこのルーチンを繰り返すことになる。
S5においては、第1あるいは第2操作検出器12a、13aからの操作信号を受けて、制御弁10あるいは制御弁11の操作をするとS6に進み、S6において、コントローラ19より電動モータ駆動リレー16に作動指令して、電動モータ6を駆動させサブ油圧ポンプ7により油圧を発生させるとともに、操作レバー12、13により操作された制御弁10、11に基づき各油圧アクチュエータ8、9を作動させ、S7に進む。S7においては、車両エンジン1を停止させるためにコントローラ19より車両エンジン1の燃料噴射プンプの制御装置1cにエンジン停止指令信号を出力し、車両エンジン1を停止させ、S1に戻る。
すなわち、S1、S2、S3、S10、S5、S6、S7、S1を経過するルーチンの繰り返しになり、サブ油圧ポンプ7の油圧により各油圧アクチュエータ8、9を作動させることになる。そして、このルーチンは、制御弁10あるいは制御弁11の操作を中止するか、モード選択手段18で通常モードを選択するか、作業用バッテリー5の残容量が所定値以上を検出しなくなるか、車両バッテリー4の残容量が所定量以上を検出しなくなるなどしない限り、サブ油圧ポンプ7の油圧により各油圧アクチュエータ8、9を作動させることになる。
このように作用する本発明に係る第2実施形態では、モード選択手段18でエコノミモードを選択した時に、第1残容量検出手段17による作業用バッテリー5の残容量と第2残容量検出手段21による車両バッテリー4の残容量とが所定量以上を検出し且つ操作検出手段12、13が操作した状態を検出していないと、電動モータ6を駆動できなくしているものだから、作業用バッテリー5あるいは車両バッテリー4の残容量が低下しているとき、操作手段12、13を操作してないとき、電動モータ6を駆動できない。すなわち、作業用バッテリー5あるいは車両バッテリー4の残容量が低下しているとき電動モータ6を駆動できなくしているものだから、作業用バッテリー5や車両バッテリー4の過度な放電を阻止できる。また、サブ油圧ポンプ7による油圧からメイン油圧ポンプに3よる油圧により油圧アクチュエータ8、9を駆動させる場合に、車両バッテリー4の容量低下に伴って車両エンジン1が始動できなくなり、作業が停止することや車両エンジン1が始動できなくなって作業機自体移動できなくなるといったことをなくすることができる。
また、モード選択手段18でエコノミモードを選択していても、第1残容量検出手段17により作業用バッテリー5の残容量が上記以外を検出した時、あるいは第2残容量検出手段21により車両バッテリー1の残容量が上記以外を検出した時にはメイン油圧ポンプ3の油圧で前記油圧アクチュエータ8、9を駆動するようにしているものだから、モード選択手段18を通常モードに切換えなくても、そのまま作業を続行できる。したがって作業を中断することなく、オペレータは煩わしい操作から開放されるのである。
なお、本発明の作業機の油圧供給装置は、作業用バッテリー5の充電を車両エンジン1のオルタネータ1bを使用して充電させるようにしているから、作業用バッテリー5の充電用に特別な発電機を必要としないので、その分重量軽減、作業用バッテリー等の配置スペースの自由度を確保できる。また、電動モータ6の駆動ができない場合には自動的に車両エンジン1によるメイン油圧ポンプ7を駆動できるようにしてあるものだから、電動モータ6で長時間作動できるように作業用バッテリー5を大容量にする必要がない。したがって、作業用バッテリー5を比較的小容量にすることができ、その分重量軽減、作業用バッテリー5の配置スペースの自由度を確保できる。
(第3実施形態)次に、本発明を説明する第3実施形態を図5及び図6に図示し以下に説明する。図5は、本発明に係る作業機の油圧供給装置の第3実施形態を説明する回路図である。図1に図示し説明したものとは、車両バッテリー4の残容量を検出する第2残容検出手段を配置21した点、図3に図示し説明したものとは、前記電動モータ6の温度を検出する電動モータ温度検出手段6aを配置した点でそれぞれと相違している。すなわち、図5に図示する第3実施形態では、第2残容検出手段21と電動モータ温度検出手段6aの両方の検出手段を配置したものである。
したがってコントローラ19、19aでの制御内容及び表示手段20、20aの表示内容がそれぞれ相違しており、以下の説明ではこの相違部分を中心に説明し、図1および図3に図示し説明したものと同じものは同符合を用い詳細な説明は省略する。
図5において、19bはコントローラであって、モード選択手段18と各検出手段17、21、6aからの信号を受け、モード選択手段18で通常モードを選択されている時にはメイン油圧ポンプ3の油圧で前記油圧アクチュエータ8、9を駆動させ、モード選択手段18でエコノミモードを選択している時には第1残容量検出手段17により作業用バッテリー5の残容量と第2残容量検出手段21による車両バッテリー4の残容量とが所定量以上を検出し且つ前記電動モータ温度検出手段6aにより電動モータ6の温度が所定温度に達していないことを検出し操作検出手段12、13が操作を検出すると前記サブ油圧ポンプ7の油圧で前記油圧アクチュエータ8、9を駆動させ、第1残容量検出手段17により作業用バッテリー5の残容量が上記以外を検出した時または第2残容量検出手段21により車両バッテリー4の残容量が上記以外を検出した時あるいは前記電動モータ温度検出手段6aにより電動モータ6の温度が所定温度に達したことを検出した時にはメイン油圧ポンプ3の油圧で前記油圧アクチュエータ8、9を駆動させるように制御する。
20bは、コントローラ19bからの信号を受け、前記第1残容量検出手段17で検出された作業用バッテリー5の残容量と第2残容量検出手段21で検出された作業用バッテリー5の残容量と、前記電動モータ温度検出手段6a検出された電動モータ6の温度をディスプレイ等に表示する表示手段である。
ここでコントローラ19bの詳細な制御について図6に図示するフローチャートを基に以下に説明する。図6に図示するフローチャートは、図2に図示するフローチャートのS4と、図4に図示するフローチャートのS10を、S3とS5の間で処理させたものである。したがって、他の部分は同じであるので以下の説明では相違する部分のみ説明する。
S10では、第2残容量検出手段21からの検出信号を受け、車両バッテリー4の残容量が所定量以上であるか否かを判断する。ここで所定量とは、車両エンジン1をセルモータ1aで始動するに足りる必要な車両バッテリー4の残容量である。S4で所定量以上であればS4に進み、所定量以上でない場合はS8に進む。
S4においては、電動モータ温度検出手段6aからの検出信号を受け、電動モータ6の温度が所定温度に達しているか否かの判断をする。電動モータ6の温度が所定温度に達していないときにはS5に進み、達するとS8に進む。ここで所定温度とは、電動モータ6を連続して使用するときに発熱する温度が電動モータ6を駆動するに支障のない温度で電動モータ6を駆動できる温度に設定している。
このように構成した第3実施形態における本発明の作業機の油圧供給装置は次のように作用する。なおS1〜S3、S5〜S7、S8、S9での処理は第1実施形態及び第2実施形態と同じであるので、ここではこれらについての説明は省略する。
まず車両エンジン1を作動させている時に、モード選択手段18で通常モードに選択した場合は、第1実施形態及び第2実施形態と同様に、S1、S8、S9、S1の繰り返しルーチンになり、このルーチンでは車両エンジン1によりメイン油圧ポンプ3を駆動し油圧を発生させ、操作レバー12、13により操作された制御弁10、11に基づき各油圧アクチュエータ8、9を作動させる。
モード選択手段18でエコノミモードを選択した場合は、作業用バッテリー5の残容量が所定量以上を検出しないときには、S1、S2、S3、S8、S9、S1を経過するルーチンの繰り返しになり、やはりこのルーチンでは車両エンジン1によりメイン油圧ポンプ3を駆動し油圧を発生させ、操作レバー12、13により操作された制御弁10、11に基づき各油圧アクチュエータ8、9を作動させることになり、第1実施形態及び第2実施形態と同様である。
モード選択手段18でエコノミモードを選択した場合で、作業用バッテリー5の残容量が所定量以上を検出したが、車両バッテリー4の残容量が所定量以上を検出しない時は、S1、S2、S3、S10、S8、S9、S1を経過するルーチンの繰り返しになり、やはりこのルーチンでは車両エンジン1によりメイン油圧ポンプ3を駆動し油圧を発生させ、操作レバー12、13により操作された制御弁10、11に基づき各油圧アクチュエータ8、9を作動させることになり、第2実施形態と同様である。
モード選択手段18でエコノミモードを選択した場合で、作業用バッテリー5の残容量が所定量以上を検出し且つ、車両バッテリー4の残容量が所定量以上を検出するが、S4においては、電動モータ6の温度が所定温度に達していることを検出した時には、S1、S2、S3、S10、S4、S8、S9、S1を経過するルーチンの繰り返しになり、やはりこのルーチンでは車両エンジン1によりメイン油圧ポンプ3を駆動し油圧を発生させ、操作レバー12、13により操作された制御弁10、11に基づき各油圧アクチュエータ8、9を作動させることになる。
モード選択手段18でエコノミモードを選択した場合で、作業用バッテリー5の残容量が所定量以上を検出し且つ、車両バッテリー4の残容量が所定量以上を検出し、しかも電動モータ6の温度が所定温度に達していないことを検出し、そして第1あるいは第2操作検出器12a、13aからの操作信号を受けて、制御弁10あるいは制御弁11の操作をしていない場合は、S1、S2、S3、S10、S4、S5、S1を経過するルーチンの繰り返しになり、操作されるまでこのルーチンを繰り返すことになる。
S5においては、第1あるいは第2操作検出器12a、13aからの操作信号を受けて、制御弁10あるいは制御弁11の操作をするとS6に進み、S6において、コントローラ19より電動モータ駆動リレー16に作動指令して、電動モータ6を駆動させサブ油圧ポンプ7により油圧を発生させるとともに、操作レバー12、13により操作された制御弁10、11に基づき各油圧アクチュエータ8、9を作動させ、S7に進む。S7においては、車両エンジン1を停止させるためにコントローラ19より車両エンジン1の燃料噴射プンプの制御装置1cにエンジン停止指令信号を出力し、車両エンジン1を停止させ、S1に戻る。
すなわち、S1、S2、S3、S10、S4、S5、S6、S7、S1を経過するルーチンの繰り返しになり、サブ油圧ポンプ7の油圧により各油圧アクチュエータ8、9を作動させることになる。そして、このルーチンは、制御弁10あるいは制御弁11の操作を中止するか、モード選択手段18で通常モードを選択するか、作業用バッテリー5の残容量が所定値以上を検出しなくなるか、車両バッテリー4の残容量が所定量以上を検出しなくなるか、電動モータ6の温度が所定温度に達したことを検出するなどしない限り、サブ油圧ポンプ7の油圧により各油圧アクチュエータ8、9を作動させることになる。
このように作用する本発明に係る第3実施形態では、モード選択手段18でエコノミモードを選択した時に、第1残容量検出手段17による作業用バッテリ5ーの残容量と第2残容量検出手段21による車両バッテリー4の残容量とが所定量以上を検出し且つ前記電動モータ温度検出手段6aにより電動モータ6の温度が所定温度に未達であることを検出するとともに操作検出手段12、13が操作した状態を検出していないと、電動モータ6を駆動できなくしているものだから、作業用バッテリー5や車両バッテリー4の残容量が低下しているとき、電動モータ6の温度が所定温度に達しているとき、操作手段12、13を操作してないとき、電動モータ6を駆動できない。すなわち、作業用バッテリー5あるいは車両バッテリー4の残容量が低下しているとき電動モータ6を駆動できなくしているものだから、作業用バッテリー5や車両バッテリー4の過度な放電を阻止できる。また、サブ油圧ポンプ7の油圧からメイン油圧ポンプ3の油圧により油圧アクチュエータ8、9を駆動させる場合に、車両エンジン1を始動させる場合に車両バッテリー4の容量低下に伴って車両エンジン1が始動できなくなり、作業が停止することや車両エンジン1が始動できなくなって作業機自体移動できなくなるといったことをなくすることができる。
更に、電動モータ6の温度が所定温度に達しているとき電動モータ6を駆動できなくしているものだから、長時間使用することによる発熱等により電動モータ6が損傷するのを防止することができる。そして操作手段12、13を操作した必要な時のみしか電動モータ6を駆動できなくしているものだから、必要な時のみしか電動モータ6を駆動できず、作業用バッテリー5の放電を可及的に阻止することができる。
また、モード選択手段18でエコノミモードを選択していても、第1残容量検出手段17により作業用バッテリー5の残容量が上記以外を検出した時または第2残容量検出手段21により車両バッテリー4の残容量が上記以外を検出した時、あるいは前記電動モータ温度検出手段6aにより電動モータ6の温度が所定温度に達した時にはメイン油圧ポンプ3の油圧で前記油圧アクチュエータ8、9を駆動させるようにしているものだから、モード選択手段を通常モードに切換えなくても、そのまま作業を続行できる。したがって作業を中断することなく、オペレータは煩わしい操作から開放されるのである。
なお、本発明の作業機の油圧供給装置は、作業用バッテリー5の充電を車両エンジンのオルタネータ1bを使用して充電させるようにしているから、作業用バッテリー5の充電用に特別な発電機を必要としないので、その分重量軽減、作業用バッテリー5等の配置スペースの自由度を確保できる。また、電動モータ6の駆動ができない場合には自動的に車両エンジン1によるメイン油圧ポンプ3を駆動できるようにしてあるものだから、電動モータ6で長時間作動できるように作業用バッテリー5を大容量にする必要がない。したがって、作業用バッテリー5を比較的小容量にすることができ、その分重量軽減、作業用バッテリー5の配置スペースの自由度を確保できる。
上記第1実施形態から第3実施形態のいずれの実施形態においても、前記サブ油圧ポンプ7の油圧で油圧アクチュエータ8、9を駆動するときには車両エンジン1を停止させ、前記メイン油圧ポンプ3の油圧で油圧アクチュエータ8、9を駆動するときには電動モータ6を停止させるようにするものであるから、電動モータ6で油圧アクチュエータ8、9を駆動している時に車両のエンジン1を停止させて無駄な燃料の消費(省エネ)、騒音の低下、排ガスの低減を図ることができ、環境問題に対応することも可能となる。車両エンジン1を必要とするときには自動的に始動し必要のない電動モータ6による駆動を停止させて無駄に作業用バッテリー5の消費の阻止や長時間使用することにより発熱等により電動モータ6が損傷するのを防止することができる。
また、上記実施形態では、車両バッテリー優先充電回路を備えた充電コントローラ14により、車両バッテリー1が充電完了状態であるときに作業用バッテリー5を充電するようにしたものであるから、作業用バッテリー5を充電するために車両バッテリー1を充電できずに車両バッテリー1を過度に放電してしまうことを阻止できる。したがって作業用バッテリー5の容量が低下しても車両バッテリー1の容量を確保でき、作業時あるいは走行用時における車両エンジン1の始動を確保できる。
上記実施形態では、高所作業車等の車両上に作業機を搭載した実施形態に理由する場合について説明したが、車両に他の作業機を搭載した作業機の油圧供給装置に実施可能である。例えば、次に説明する車両運搬車等にも実施可能である。すなわち、車両運搬車は、車両の荷台に別の車両を積載するために荷台を傾斜させる油圧アクチュエータを作動させるようになっている。この油圧アクチュエータを、本発明のようにモード選択手段で選択して電動モータによる油圧ポンプと走行の車両エンジンによる油圧ポンプとで切換えて同様に実施できるようにしてもよい。
本発明に係る作業機の油圧供給装置の第1実施形態を説明する回路図である。 本発明に係る作業機の油圧供給装置の第1実施形態を説明するフローチャートである。 本発明に係る作業機の油圧供給装置の第2実施形態を説明する回路図である。 本発明に係る作業機の油圧供給装置の第2実施形態を説明するフローチャートである。 本発明に係る作業機の油圧供給装置の第3実施形態を説明する回路図である。 本発明に係る作業機の油圧供給装置の第3実施形態を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 車両エンジン
1b オルタネータ
3 メイン油圧ポンプ
4 車両バッテリー
5 作業用バッテリー
6 電動モータ
6a 電動モータ温度検出手段
7 サブ油圧ポンプ
8 油圧アクチュエータ
9 油圧アクチュエータ
12a 第1操作検出器(操作検出手段)
13a 第2操作検出器(操作検出手段)
17 第1残容量検出手段
18 モード選択手段
19 コントローラ
19a コントローラ
19b コントローラ
21 第2残容量検出手段

Claims (5)

  1. 走行用の車両エンジンで駆動されるメイン油圧ポンプと、車両に搭載された車両バッテリーとは別に搭載され車両エンジンのオルタネータで充電される作業用バッテリーと、作業用バッテリーにより電動モータを介して駆動されるサブ油圧ポンプとを備え、メイン油圧ポンプおよびサブ油圧ポンプからの油圧で車両に搭載した作業機の油圧アクチュエータを制御弁により駆動制御させるようにした作業機の油圧供給装置であって、
    通常モードとエコノミモードのモードを選択するモード選択手段と、作業用バッテリーの残容量を検出する第1残容量検出手段と、前記制御弁を操作していることを検出する操作検出手段と、前記電動モータの温度を検出する電動モータ温度検出手段と、コントローラとを備え、
    前記コントローラは、モード選択手段と各検出手段からの信号を受け、モード選択手段で通常モードを選択されている時にはメイン油圧ポンプの油圧で前記油圧アクチュエータを駆動させ、モード選択手段でエコノミモードを選択している時には第1残容量検出手段により作業用バッテリーの残容量が所定量以上を検出し且つ前記電動モータ温度検出手段により電動モータの温度が所定温度に達していないことを検出するとともに操作検出手段が操作を検出すると前記サブ油圧ポンプの油圧で前記油圧アクチュエータを駆動させ、第1残容量検出手段により作業用バッテリーの残容量が上記以外を検出した時あるいは前記電動モータ温度検出手段により電動モータの温度が所定温度に達したことを検出した時にはメイン油圧ポンプの油圧で前記油圧アクチュエータを駆動させるように制御することを特徴とする作業機の油圧供給装置。
  2. 走行用の車両エンジンで駆動されるメイン油圧ポンプと、車両に搭載された車両バッテリーとは別に搭載され車両エンジンのオルタネータで充電される作業用バッテリーと、作業用バッテリーにより電動モータを介して駆動されるサブ油圧ポンプとを備え、メイン油圧ポンプおよびサブ油圧ポンプからの油圧で車両に搭載した作業機の油圧アクチュエータを制御弁により駆動制御させるようにした作業機の油圧供給装置であって、
    通常モードとエコノミモードのモードを選択するモード選択手段と、作業用バッテリーの残容量を検出する第1残容量検出手段と、車両バッテリーの残容量を検出する第2残容量検出手段と、前記制御弁を操作していることを検出する操作検出手段と、コントローラとを備え、
    前記コントローラは、モード選択手段と各検出手段からの信号を受け、モード選択手段で通常モードを選択されている時にはメイン油圧ポンプの油圧で前記油圧アクチュエータを駆動させ、モード選択手段でエコノミモードを選択している時には第1残容量検出手段による作業用バッテリーの残容量と第2残容量検出手段による車両バッテリーの残容量とが所定量以上を検出し且つ操作検出手段が操作を検出すると前記サブ油圧ポンプの油圧で前記油圧アクチュエータを駆動させ、第1残容量検出手段により作業用バッテリーの残容量が上記以外を検出した時、あるいは第2残容量検出手段により車両バッテリーの残容量が上記以外を検出した時にはメイン油圧ポンプの油圧で前記油圧アクチュエータを駆動させるように制御することを特徴とする作業機の油圧供給装置。
  3. 走行用の車両エンジンで駆動されるメイン油圧ポンプと、車両に搭載された車両バッテリーとは別に搭載され車両エンジンのオルタネータで充電される作業用バッテリーと、作業用バッテリーにより電動モータを介して駆動されるサブ油圧ポンプとを備え、メイン油圧ポンプおよびサブ油圧ポンプからの油圧で車両に搭載した作業機の油圧アクチュエータを制御弁により駆動制御させるようにした作業機の油圧供給装置であって、
    通常モードとエコノミモードのモードを選択するモード選択手段と、作業用バッテリーの残容量を検出する第1残容量検出手段と、前記制御弁を操作していることを検出する操作検出手段と、車両バッテリーの残容量を検出する第2残容量検出手段と、前記電動モータの温度を検出する電動モータ温度検出手段と、コントローラとを備え、
    前記コントローラは、モード選択手段と各検出手段からの信号を受け、モード選択手段で通常モードを選択されている時にはメイン油圧ポンプの油圧で前記油圧アクチュエータを駆動させ、モード選択手段でエコノミモードを選択している時には第1残容量検出手段により作業用バッテリーの残容量と第2残容量検出手段による車両バッテリーの残容量とが所定量以上を検出し且つ前記電動モータ温度検出手段により電動モータの温度が所定温度に達していないことを検出するとともに操作検出手段が操作を検出すると前記サブ油圧ポンプの油圧で前記油圧アクチュエータを駆動させ、第1残容量検出手段により作業用バッテリーの残容量が上記以外を検出した時または第2残容量検出手段により車両バッテリーの残容量が上記以外を検出した時あるいは前記電動モータ温度検出手段により電動モータの温度が所定温度に達したことを検出した時にはメイン油圧ポンプの油圧で前記油圧アクチュエータを駆動させるように制御することを特徴とする作業機の油圧供給装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一つにおいて、前記コントローラは、前記サブ油圧ポンプの油圧で油圧アクチュエータを駆動するときには車両エンジンを停止させ、前記メイン油圧ポンプの油圧で油圧アクチュエータを駆動するときには電動モータを停止させるように制御することを特徴とする作業機の油圧供給装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか一つにおいて、前記各バッテリーの充電は、車両バッテリーが充電完了状態であるときに作業用バッテリーを充電する車両バッテリー優先充電回路を備えた充電コントローラを介して行うようにしたことを特徴とする作業機の油圧供給装置。
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