JPH1087295A - 電動作業装置搭載車 - Google Patents

電動作業装置搭載車

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JPH1087295A
JPH1087295A JP26674596A JP26674596A JPH1087295A JP H1087295 A JPH1087295 A JP H1087295A JP 26674596 A JP26674596 A JP 26674596A JP 26674596 A JP26674596 A JP 26674596A JP H1087295 A JPH1087295 A JP H1087295A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンをかけずに低騒音で作業をするため
に電動作業装置を搭載している電動作業装置搭載車で
は、商用交流電源を利用することが出来ない場所で作業
をする場合、専用の作業用バッテリが放電してしまうと
作業が出来なくなってしまっていた。 【解決手段】 作業用バッテリ15−1よりインバータ
9−1を経て、モータ9−2に給電される。モータは油
圧ポンプ9−3を駆動し、作業装置部28に作動油を供
給する。作業用バッテリが放電すると、制御装置26が
スタータリレー24をオンし、エンジン21を自動的に
始動する。クランク軸直結式発電機6は、回転軸がエン
ジンのクランク軸に直結され、低回転(従って低騒音)
でも作業用バッテリを充電したりモータを駆動し得る電
力を発電する構造とされている。これによりモータの駆
動は継続される。作業用バッテリがモータを駆動できる
程に充電されると、吸気カットバルブ23がオフされ、
エンジンは停止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業力を発生させ
る際に電気を必要とする作業装置を搭載した、電動作業
装置搭載車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】作業車に搭載されている作業装置の種類
には、車両のエンジンから駆動力を得ているものの他、
バッテリや商用交流電源から駆動力を得ているものがあ
る。例えば、車両に搭載される作業装置としては油圧で
作動するものが多いが、油圧作動のアクチュエータへの
作動油は、油圧ポンプから供給される。そのような油圧
ポンプは、車両のエンジンで駆動されるものもあるが、
バッテリや商用交流電源で電動モータを回し、その回転
力で駆動されるものもある。
【0003】作業車は、通常、工事現場に停車したまま
作業をするわけであるが、市街地から遠く離れた場所で
あれば、作業に伴って発するエンジン音等の騒音が大き
くても、あまり問題にされない。しかし、市街地に停車
したまま作業をする場合は、しばしば騒音が問題にされ
る。エンジンで油圧ポンプを駆動する場合は、継続して
確実に駆動力が得られるという利点があるものの、エン
ジンから発する騒音が大きいという難点がある。そこ
で、騒音を小さくするために、油圧ポンプを電動モータ
で駆動する作業車が提案されている。電動モータの回転
音は、油圧ポンプを回すエンジンの音に比べて小さいか
らである。その電動モータは、通常の車両用バッテリと
は別の専用のバッテリ(作業用バッテリ)や、工事現場
近くで得られる商用交流電源によって駆動される。
【0004】このように、作業力を発生させる際に、バ
ッテリや商用交流電源からの電気を必要とする作業装置
を「電動作業装置」と呼び、それを搭載した作業車を
「電動作業装置搭載車」と呼ぶことにする。なお、電動
作業装置搭載車に関する従来の文献としては、例えば、
実開平3−45334 号公報,実開平3−31193 号公報,実
開平3−48101 号公報等がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の電動作
業装置搭載車には、次のような問題点があった。商用電
源を利用することが出来ない工事現場等で作業をする場
合には、作業用バッテリは放電するばかりで充電されな
いので、作業用バッテリが放電しきってしまう。する
と、電動作業装置に給電できなくなってしまい、作業が
出来なくなってしまうばかりか、高所作業車用の電動作
業装置を搭載している場合には、ブームやジャッキを格
納状態に戻すことが出来ず、ブーム先端のバケット(後
で説明する図3参照)に乗っている作業者が降りられな
くなったり、車両が走行できなくなったりすることがあ
る。本発明は、上記のような問題点を解決することを課
題とするものであり、商用交流電源が利用できない場所
でも、出来るだけ低騒音で作業を続けることが出来、作
業終了後に確実に走行出来るようにすることを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明では、停車して使用する電動作業装置と、該
電動作業装置専用に給電するための作業用バッテリとを
具えた電動作業装置搭載車において、該作業用バッテリ
の充電量を検出する充電量検出手段と、エンジンにより
駆動され、アイドリング状態での低回転で前記作業用バ
ッテリを充電すると共に前記電動作業装置に給電し得る
電力を発電するエンジン駆動発電機と、電動作業装置を
使用しての作業中に、前記作業用バッテリの充電量が第
1の所定充電量以下になるとエンジンを始動して前記エ
ンジン駆動発電機を発電させ、充電量が前記第1の所定
充電量より大なる第2の所定充電量以上になるとエンジ
ンを停止させる制御装置とを具えることとした。
【0007】なお、エンジンを始動してエンジン駆動発
電機を発電させる際、該エンジン駆動発電機の発電可能
出力が、現に作動させられている電動作業装置が必要と
する電力より大となるエンジン回転数に上昇して来てか
ら、発電出力を取り出すようにすると、過大負荷による
エンジン停止を防止することが出来る。そして、走行中
にエンジン駆動発電機を発電させて作業用バッテリを第
2の所定充電量まで充電することとすれば、次回に作業
をする際、作業用バッテリは常に充分充電された状態と
することが出来る。
【0008】上記の構成に加え、車両搭載のオルタネー
タより前記作業用バッテリへの給電をなし得る給電経路
を設け、エンジン駆動発電機の発電中にエンジン回転数
がアイドリング状態での低回転を脱する第1の所定回転
数以上となった状況下においては、エンジン駆動発電機
の発電を停止して作業用バッテリからの給電に切り換
え、作業用バッテリの充電量が前記した第1の所定充電
量以下になれば、給電を停止して前記オルタネータから
前記給電経路を経て作業用バッテリの充電を行い、前記
した第2の所定充電量に回復すれば作業用バッテリから
の給電を再開する如くすると共に、エンジン回転数が前
記第1の所定回転数より小さい第2の所定回転数以下に
復帰した場合には、エンジン駆動発電機による発電を再
開するようにすることも出来る。
【0009】前記のような給電経路としては、オルタネ
ータの発電電圧を作業用バッテリを充電するに適した電
圧に変換するDC−DCコンバータを用いることが出来
る。なお、電動作業装置を使用しての作業中に制御装置
によるエンジンを始動する条件として、エンジン回転数
がゼロで且つギヤ位置がニュートラルであるという条件
を加えたり、更に、パーキングブレーキ作動中または車
速がゼロまたはキャブがティルトされていないこととい
う条件を加えたりすることも出来る。他方、電動作業装
置を使用しての作業中にエンジンを停止する条件とし
て、パーキングブレーキ作動中または車速がゼロという
条件を加えることも出来る。
【0010】(解決する動作の概要)電動作業装置搭載
車を停車させ、搭載している電動作業装置を操作して作
業をする場合、電動作業装置専用の作業用バッテリから
給電して作業をする。作業中に作業用バッテリが第1の
所定充電量まで放電すると、エンジンを自動的に始動
し、クランク軸直結式発電機に発電させ、そこから電動
作業装置に給電して作業を続行させると共に、作業用バ
ッテリを充電する。作業用バッテリが第2の所定充電量
まで充電されると、エンジンを自動的に停止させてクラ
ンク軸直結式発電機の発電を停止し、作業用バッテリの
方から電動作業装置へ給電する。
【0011】なお、第1の所定充電量と第2の所定充電
量については、それらの値を一致させることも考えられ
るが、自動始動・自動停止の頻繁な繰り返しを避けるた
めには、第2の所定充電量を第1の所定充電量より大に
設定しておくことが好ましい。また、クランク軸直結式
発電機を低回転でも所要の発電をし得る構造にしておく
と、エンジンをかけるといっても低回転でよく、作業を
低騒音で行うことが出来る。
【0012】ところで、低回転で充分な発電が出来るよ
うにするためには、例えば、高エネルギー密度の永久磁
石を発電機の回転子に用いる必要があるが、そうする
と、エンジン回転数に応じて発電電圧が上昇し、発電機
の制御装置等の電気回路部品を、耐電圧の高い高価なも
のにしなくてはならない。かといって、過大な発電電圧
の発生を防止するために、エンジン回転が高くなった時
は発電をしないというようにすると、走行中にクランク
軸直結式発電機から作業用バッテリを充電しておこうと
しても、出来なくなる。
【0013】そこで、自動車に通常搭載されているオル
タネータの出力電圧を、必要に応じて昇圧して、作業用
バッテリに給電できるような構成にする。そして、クラ
ンク軸直結式発電機の発電中にエンジン回転数が上昇し
てきた場合には、その発電は停止する。こうすることに
より、クランク軸直結式発電機の発電電圧が関係する電
気回路の部品が高電圧にさらされることが無くなり、耐
電圧の高い高価な部品を使用する必要がなくなる。クラ
ンク軸直結式発電機の停止中は、充分には充電されてい
ない作業用バッテリから電動作業装置へ給電する。前記
した第1の所定充電量まで低下すると、電動作業装置へ
の給電は一旦停止し、オルタネータからの電力で作業用
バッテリを充電する。なお、クランク軸直結式発電機が
発電すべき期間(つまり、作業用バッテリの充電量が、
まだ第2の所定充電量まで上昇していない期間)であっ
てエンジン回転数が低下して来ると、クランク軸直結式
発電機の発電を再開する。
【0014】作業を終えた時、作業用バッテリの充電量
が低下した状態となっていても、一般走行中にオルタネ
ータから充電されるので、次回に作業を開始する際に
は、常に作業用バッテリを良好な充電状態にしておくこ
とが出来る。なお、オルタネータの発電電圧は、エンジ
ン回転数が大となっても、車両用バッテリを充電するの
に適する電圧となるよう制御されているから、過大な電
圧となることはなく、関連する電気回路の部品は高耐圧
にしなくともよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。なお、電動作業装置搭載車と
して、車両としては電動モータで駆動される油圧ポンプ
を搭載した高所作業車を例にとり、エンジン駆動発電機
としては、発電機の回転軸をエンジンのクランク軸に直
結したクランク軸直結式発電機を例にとって説明する。
【0016】(A)〔第1の実施形態〕 図3は、第1の実施形態に係わる高所作業車の外観を示
す図である。図3において、1は高所作業車、2はバケ
ット、3はブーム、4は伸縮シリンダ、5はキャブ、6
はクランク軸直結式発電機、7はジャッキ、8はジャッ
キシリンダ、9は電動パワー部、10は制御装置部、1
1は起伏シリンダ、12は車両用バッテリ、13は旋回
台、14は旋回油圧モータ、15は作業用バッテリ部で
ある。油圧ポンプやそれを駆動する電動モータは、電動
パワー部9に内蔵されている。工事現場では、周知のよ
うに、油圧ポンプよりジャッキシリンダ8,旋回油圧モ
ータ14,起伏シリンダ11,伸縮シリンダ4等に作動
油が供給され、所要の作業が行われる。
【0017】車両用バッテリ12は、車両に搭載されて
いる通常のバッテリである。作業用バッテリ部15は、
高所作業車1が作業をする時に前記電動モータに給電す
る作業用バッテリを内蔵している。クランク軸直結式発
電機6は、その回転軸をエンジンのクランク軸に直結し
た構造の発電機であり、エンジンにより駆動される発電
機の一種である。このクランク軸直結式発電機6は、エ
ンジンが低回転でも(言い換えれば、エンジンをかけた
としても低騒音の回転状態で)、作業用バッテリ部15
内の作業用バッテリを充電したり、油圧ポンプの作動用
の電動モータを駆動したりするのに充分な電力を発電す
るような構造(仕様)としておく。
【0018】図4に、そのようなクランク軸直結式発電
機6の構造を示す。図4において、21−1はエンジン
のクランク軸、6−1は回転軸、6−2はロータ、6−
3は永久磁石、6−4はステータコイル、6−5は電機
子鉄心である。発電機の回転軸6−1は、クランク軸2
1−1に直結されている。ロータ6−2の円周上には、
外周にN極,S極の磁極が現れるように永久磁石6−3
が交互に配設される。永久磁石6−3と間隙を挟んで対
向する位置には、電機子鉄心6−5が設けられており、
それに巻回されているステータコイル6−4から、発電
電力が取り出される。
【0019】図1は、本発明の第1の実施形態のブロッ
ク図であり、符号は図3のものに対応し、9−1はイン
バータ、9−2は電動モータ、9−3は油圧ポンプ、1
0−1は整流回路部、10−2は制御回路部、15−1
は作業用バッテリ、15−2は充電量検出センサ、15
−5はバッテリ接続部、20はオルタネータ、21はエ
ンジン、22はスタータ、23は吸気カットバルブ、2
4はスタータリレー、25は整流器、27は作業スイッ
チ、28は作業装置制御ユニット、29は作業装置部、
29−1は切換バルブ、30はエンジン回転数センサ、
31は車速センサ、32はニュートラルセンサ、33は
パーキングブレーキセンサ、34はキャブティルトセン
サである。作業用バッテリ15−1の電圧は、通常、車
両用バッテリ12の電圧より高い(例えば、288〜3
00V)。
【0020】インバータ9−1は、作業用バッテリ部1
5または整流回路部10−1から供給される直流を交流
に変換して、電動モータ9−2に供給する。電動モータ
9−2は油圧ポンプ9−3を駆動し、油圧ポンプ9−3
は作業装置部29に作動油を供給する。作業装置部29
に供給された作動油は、切換バルブ29−1により、伸
縮シリンダ4,旋回油圧モータ14,起伏シリンダ1
1,ジャッキシリンダ8のうち、必要とする油圧機器へ
切り換えられ、供給される。
【0021】オルタネータ20は、車両に通常搭載され
ている小容量の三相発電機であり、エンジン21のクラ
ンクプーリよりベルトを介して駆動される。オルタネー
タ20の発電電力は、整流器25を経て車両用バッテリ
12を充電する他、図示しない車載負荷へ供給される。
その電圧は、車載負荷や車両用バッテリ12に供給する
のに適した電圧に制御されている(通常、12Vか24
V)。クランク軸直結式発電機6からの発電電力は、整
流回路部10−1で直流に変換され、電動パワー部9へ
給電したり、作業用バッテリ15−1を充電したりする
のに用いられる。作業用バッテリ15−1からの給電で
電動モータ9−2を駆動出来る間は、低騒音での作業を
実現するため、エンジン21は停止しておき、作業用バ
ッテリ15−1からの給電により駆動される。
【0022】作業用バッテリ15−1の放電が進行し、
電動モータ9−2を駆動するに充分でなくなると、エン
ジン21を自動的に始動させ、クランク軸直結式発電機
6の発電を開始させる。そして、クランク軸直結式発電
機6の発電電力により、電動モータ9−2を駆動すると
共に、作業用バッテリ15−1を充電する。作業用バッ
テリ15−1の充電が所定の程度まで行われると、エン
ジン21を自動的に停止させ、クランク軸直結式発電機
6の発電を停止させる。電動モータ9−2は、再び作業
用バッテリ15−1からの給電により駆動される。エン
ジン21の自動始動は、スタータリレー24をオンさせ
スタータ22を起動することによって行われる。自動停
止は、吸気カットバルブ23を作動させ、エンジン21
への吸気を停止させることによって行われる。
【0023】作業スイッチ27は、電動作業装置を使用
して作業をしようとする時にオンするスイッチである。
これがオンされると、車両用バッテリ12から制御回路
部10−2および作業装置制御ユニット28に動作電源
が供給され、それらが動作状態とされる。作業装置制御
ユニット28には、電動作業装置を操作する各種ボタ
ン,パネル等が含まれている。作業装置制御ユニット2
8からは、制御回路部10−2へ電動モータ9−2を起
動せよとの信号が送出されたり、切換バルブ29−1へ
作動油切り換え信号が送出されたりする。
【0024】制御回路部10−2には、そのほか充電量
検出センサ15−2、エンジン回転数センサ30,車速
センサ31,ニュートラルセンサ32,パーキングブレ
ーキセンサ33,キャブティルトセンサ34等からの検
出信号も入力される。そして、破線で示すように、整流
回路部10−1,電動パワー部9内のインバータ9−
1,バッテリ接続部15−5,吸気カットバルブ23,
スタータリレー24等に制御信号が送出される。
【0025】充電量検出センサ15−2は、作業用バッ
テリ15−1の充電の程度を検出するためのものであ
る。バッテリの充電量を検出する方法としては、バッテ
リの起電力から充電量を検出する方法,電解液の密度か
ら検出する方法等いくつか公知の方法があるが、いずれ
の方法を採用してもよい。
【0026】図2は、第1の実施形態における電動パワ
ー部9への給電回路を示す図である。符号は図1のもの
に対応し、10−4は整流回路、10−5はゲート、1
5−3はゲート、15−4はダイオードである。バッテ
リ接続部15−5は、ゲート15−3とダイオード15
−4とで構成されている。ゲート10−5,15−3と
しては、例えば複数のパワーMOSFETから構成され
るIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor )を
用いることが出来る。エンジンを始動し、クランク軸直
結式発電機6から発電出力を取り出そうとする時には、
ゲート10−5をオンとする。
【0027】作業用バッテリ15−1から電動モータ9
−2に給電する場合は、ゲート10−5がオフ,ゲート
15−3がオンとされる。バッテリ電圧はゲート15−
3を経てインバータ9−1に印加され、交流に変換され
て電動モータ9−2に供給される。作業用バッテリ15
−1が所定の程度まで放電した時には、エンジンを始動
し、クランク軸直結式発電機6から発電出力を取り出す
が、その時にはゲート10−5をオン,ゲート15−3
をオフとする。発電出力は、インバータ9−1に供給さ
れると共に、ダイオード15−4を経て作業用バッテリ
15−1に供給される。ゲート15−3がオフしている
ため、作業用バッテリ15−1からインバータ9−1へ
電流が流れ出ることはない。
【0028】なお、作業用バッテリ15−1の代わり
に、小型で大容量のコンデンサ(例えば、電気2重層コ
ンデンサ)を使用してもよい。コンデンサであれば、充
電を短時間(例、数秒)で行うことが出来ると共に、充
放電を繰り返し行っても、なかなか劣化しないという特
徴を有している。
【0029】次に動作について説明する。 (A−1)〔作業中の動作〕 まず、動作の概要を説明する。作業スイッチ27がオン
されると、作業用バッテリ15−1からインバータ9−
1を経て電動モータ9−2に給電される。電動モータ9
−2に駆動される油圧ポンプ9−3は、作業装置部29
に作動油を供給する。作業装置部29の中の所望の装置
を使っての作業が行われる。
【0030】バッテリ充電量検出センサ15−2によ
り、作業用バッテリ15−1の充電量が第1の所定値ま
で低下して来たことが検出されると、制御回路部10−
2はエンジンを自動始動し、クランク軸直結式発電機6
に発電を開始させる。発電出力は、整流回路部10−1
で整流され、一部は電動パワー部9に供給され、作業用
バッテリ15−1に代わって作業装置部29の装置を動
作させると共に、一部は作業用バッテリ部15に供給さ
れて作業用バッテリ15−1を充電する。作業用バッテ
リ15−1の充電量が第2の所定値まで回復すると、エ
ンジンは自動停止され、クランク軸直結式発電機6の発
電も停止される。そして、再び作業用バッテリ15−1
から電動作業装置への給電が再開される。以下、エンジ
ンの自動始動,自動停止について詳細に説明する。
【0031】図6は、作業用バッテリの充電量によりエ
ンジン自動始動,自動停止を説明する図である。充電量
の第1の所定値H1 ,第2の所定値H2 は、次のように
設定しておく。 H1 …作業用バッテリ15−1で電動モータ9−2を駆
動し得る最低限の充電状態にある時の充電量 H2 …作業用バッテリ15−1が充分に充電された時の
充電量 従って、充電量が第1の所定値H1 (即ち、A点)より
小になれば、充電をしてやる必要がある。そこで、エン
ジンを自動始動してクランク軸直結式発電機6に発電を
させる。作業用バッテリ15−1の充電が進行すれば、
充電量は破線矢印のように上昇し、やがて、第2の所定
値H2 のB点に至る。充電量が第2の所定値H2 より大
になれば、もはや充電する必要はないから、エンジンを
自動停止してクランク軸直結式発電機6の発電を停止さ
せる。
【0032】図7は、エンジンの自動始動動作を説明す
るフローチャートである。 ステップ1…作業用バッテリ15−1の充電量が、前記
した第1の所定値H1 より小となったかどうか調べる。
小でなければまだ充電する必要はない。 ステップ2…バッテリの充電量が第1の所定値H1 より
小となっていれば、電動作業装置を駆動し得る限界以下
であるから、充電してやる必要がある。そこで、クラン
ク軸直結式発電機6に発電させるため、エンジンを始動
するに先立ち、次の〜のような条件が整っているか
どうか調べる。〜の条件は始動した場合の安全性を
考慮しての条件であり、当然満たされている筈の条件だ
が、念のために確認している。
【0033】まず、作業スイッチ27がオンされてい
るかどうか調べる。オンされていなければ、電動作業装
置を使おうとはしていないということであるから、作業
用バッテリ15−1を充電する必要もない。エンジン
回転数センサ30からの信号で、回転数がゼロかどうか
調べる。既に回転していれば、今更始動する必要はない
からである。
【0034】パーキングブレーキセンサ33からの信
号で、パーキングブレーキが作動させられているかどう
か調べる。作業をする場合は、作業車が動かないように
パーキングブレーキがかけられている筈であるが、それ
を確認するためである。ニュートラルセンサ32から
の信号で、ギヤがニュートラルかどうか調べる。万一、
走行ギヤ等に入っていれば、始動した途端に走行し始
め、危険だからである。キャブティルトセンサ34か
らの信号で、図3のキャブ5がティルトされていないこ
とを確認する。キャブ5を傾けてエンジンの点検を行っ
ている時などに自動始動すると、危険だからである。
車速センサ31からの信号で、車速がゼロかどうか調べ
る。作業のための操作は、作業車が停止して行っている
筈であるが、それを確認するためである。
【0035】ステップ3…ステップ2の条件を全て満た
している時、エンジンの自動始動処理を行う。即ち、制
御回路部10−2から、スタータリレー24をオンする
制御信号を送出する。スタータリレー24がオンする
と、車両用バッテリ12からスタータ22へ電流が流
れ、エンジン21を始動する。そして、クランク軸直結
式発電機6は発電を開始する。
【0036】電動作業装置は給電され、作業用バッテリ
15−1は充電される。クランク軸直結式発電機6は、
低回転でも作業用バッテリ15−1を充電するに充分な
電力を発電する仕様とされているから、エンジンは低回
転状態で運転すればよい。従って、エンジンをかけたと
いってもその音は小さく、低騒音で作業をすることが出
来る。
【0037】なお、制御回路10−2から何回か制御信
号を送っても始動しない場合は、図示しない警告装置に
より、そのことを作業者に報知する。 ステップ4…ステップ2の条件の一部でも満たすことが
出来ない時は、条件が満たされなかったから始動出来な
い旨の警告処理をする。例えば、ブザーやランプで作業
者に知らせる。
【0038】ところで、前記のステップ3では、エンジ
ン自動始動処理について簡単にしか述べなかったが、そ
の処理においては、クランク軸直結式発電機6からの給
電開始時点(具体的には、図2のゲート10−5をオン
する時点)は、慎重に選定する必要がある。以下、その
ことについて説明する。エンジンを始動したからといっ
て、直ちにクランク軸直結式発電機6から所要の電力が
取り出せるとは限らない。回転数がまだ上がらないうち
は発電電力は小さいから、その時にいきなり大きい電力
を必要とする負荷を接続すると、エンジンは負担に耐え
きれず、停止してしまう。
【0039】そのような事態になるのを避けたいという
のであれば、クランク軸直結式発電機6から電動作業装
置への給電開始は、現時点でのエンジン出力でクランク
軸直結式発電機6が発電可能な出力が、現に要求されて
いる電力(現に作動している電動作業装置が必要とする
電力)より大となってから行うようにすればよい。それ
を、図5,図11によって説明する。
【0040】図5は、エンジン出力およびクランク軸直
結式発電機の発電可能出力を示す図である。横軸はエン
ジン回転数,縦軸は出力である。曲線aはエンジン出力
を示し、曲線bは、該エンジン出力によって駆動される
クランク軸直結式発電機の発電可能出力である。作業用
バッテリ15−1の充電量が低下して、エンジンが自動
始動された際、電動作業装置のために必要とされる電力
は、幾つかの電動作業装置の内、どの電動作業装置が作
動させられているかによって異なる。
【0041】現に作動している電動作業装置に必要とさ
れる電力が、仮にP1 であるとすると、発電可能出力曲
線b上の動作点は、少なくとも(P1 に対応する)点K
1 より上の点であることが必要である。クランク軸直結
式発電機6の発電可能出力は、エンジン回転数と共に上
昇するから、エンジン回転数で言えば、(点K1 に対応
する)N1 より大になってから給電する。そうすれば、
エンジン停止が避けられる。同様に、電動作業装置から
要求されている電力がP2 であった場合には、その電力
2 と発電可能出力曲線bとから割り出したエンジン回
転数N2 より大になってから給電する。なお、アイドリ
ング状態の回転数まで上昇して来ると、いずれの電動作
業装置から要求される電力でも発電可能な状態となるよ
うに、クランク軸直結式発電機6は製作しておく。
【0042】図11は、エンジン自動始動処理(図7の
ステップ3の処理)の仕方の詳細を説明するフローチャ
ートである。 ステップ1…エンジンを自動始動することが決定された
ら、まず、制御回路部10−2内に設定されているタイ
マー(図示せず)による計時をスタートさせる。 ステップ2…ついで、スタータリレー24をオンする。
これにより、スタータ22が作動し、エンジン21の始
動が開始される。
【0043】ステップ3…現に動作している電動作業装
置から要求される電力(つまり、その電動作業装置の消
費電力)Pを求める。電力Pの求め方の1例を示すと、
次の通りである。図2の作業用バッテリ15−1の電位
をEとし、ゲート15−3の両端の電位差をVdとし、
ゲート15−3のオン抵抗をRとすると、要求電力P
は、 P=E×Vd/Rとして求めることが出来る。 ステップ4…求めた電力Pを図5に当てはめて、その電
力Pを発電することが可能なエンジン回転数NP (これ
を説明の便宜上「目標回転数」と言うことにする)を求
める。もし、求めた電力がP1 なら、目標回転数はN1
と求められる。
【0044】ステップ5…現在のエンジン回転数は、図
1のエンジン回転数センサ30から検出されて来るが、
それが目標回転数NP より大になったかどうか調べる。 ステップ6…まだ目標回転数NP より大になっていない
場合、タイマー値が所定時間Tを越えたかどうか調べ
る。越えていれば、ステップ3に戻る。所定時間Tは、
始動が完了したとされる回転数に上昇するまで通常かか
ると思われる時間より、僅かに大きな時間に設定してお
く。例えば3秒程度の時間である。つまり、この時間T
だけ経過してもエンジン回転数が上昇して来ない場合
は、エンジンは正常ではなく、なんらかの故障があると
判断するのである。
【0045】ステップ7…エンジン回転数が目標回転数
に上昇して来ないまま、所定時間Tが経過した場合は、
クランク軸直結式発電機6から給電できない旨を作業者
に警告したり、スタータリレー24をオフにしたりする
といった処理をする。 ステップ8…ステップ5でYESの場合には、クランク
軸直結式発電機6から首尾よく給電し得るということで
あるから、ゲート10−5をオンすると共に、ゲート1
5−3をオフにする。ゲート10−5オンにより発電出
力が取り出され、ゲート15−3オフにより作業用バッ
テリ15−1からの放電が停止される(そして、ダイオ
ード15−4を通っての充電が開始される)。
【0046】図8は、エンジンの自動停止動作を説明す
るフローチャートである。 ステップ1…作業用バッテリ15−1の充電量が、図6
で示した第2の所定値H2 より大になったかどうか調べ
る。大でなければ充電を続行する必要がある。ステップ
2…充電量が第2の所定値H2 より大となれば、エンジ
ンを停止して充電を停止してやる必要がある。そこで、
停止に先立ち、次の〜のような条件が整っているか
どうか調べる。,の条件は走行中にエンジンを停止
させたりしないようにするための条件である。
【0047】まず、作業スイッチ27がオンされてい
るかどうか調べる。オンされていなければ、電動作業装
置を使おうとはしていないということであるが、その時
にエンジンが回転しているということは、走行中である
ことも考えられる。パーキングブレーキセンサ33か
らの信号で、パーキングブレーキが作動させられている
かどうか調べる。作業をしている時なら、作業車が動か
ないようにパーキングブレーキがかけられている筈であ
るが、その確認をするためである。車速センサ31か
らの信号で、車速がゼロかどうか調べる。車速がゼロで
なくエンジンが回転しているというのであれば、走行中
ということであるから、エンジンを停止してはならな
い。
【0048】ステップ3…ステップ2の条件を全て満た
している時、エンジンの自動停止処理を行う。即ち、制
御回路部10−2から、吸気カットバルブ23を作動さ
せる制御信号を送出する。吸気カットバルブ23が作動
すると、エンジン21へ吸気が入らなくなり、エンジン
21は停止する。クランク軸直結式発電機6は発電を停
止し、作業用バッテリ15−1の充電も停止される。こ
れ以後の作業は、充電された作業用バッテリ15−1か
らの給電で続行される。従って、作業は、エンジン始動
前の元の低騒音で行われる。
【0049】ステップ4…ステップ2の条件の一部でも
満たすことが出来なかった時は、作業スイッチ27がオ
ンで且つパーキングブレーキが非作動となっているかど
うか調べる。パーキングブレーキが解除されていれば、
電動作業装置を使っての作業は終えたものの、作業スイ
ッチ27をオフにするのを忘れ、走行を開始したという
ことが考えられる。 ステップ5…ステップ4でYESであれば、信号待ち等
でエンジンが自動停止する可能性があるので、作業スイ
ッチ27をオフにするようドライバーに警告する。これ
は、ブザーやランプあるいはメッセージ表示パネル等の
警告装置により行う。
【0050】ところで第1の実施形態では、放電した作
業用バッテリ15−1を充電したり電動作業装置に給電
したりするためにクランク軸直結式発電機6を設けた
が、発生する騒音を低くするため、エンジンを低回転と
しても大きな起電力が得られるように、界磁用として高
密度の永久磁石を回転子に設ける場合がある。しかし、
そのような構造のクランク軸直結式発電機6では、回転
数に比例して起電力も上昇するので、何らかの原因によ
りエンジン回転数が上昇すると、高電圧が発生する。従
って、図2に記載した電気回路等を、それに耐えれるよ
う高耐圧の部品で構成しておかなければならない。
【0051】電気回路保護のために、起電力が大になる
と発電を停止させてしまうということも考えられるが、
そうすると、作業用バッテリ15−1の充電がまだ完了
していない段階で充電が停止されるので、電動作業装置
を駆動し得ないかも知れず、動いていた電動作業装置が
止まってしまうかも知れない。そのような事態を避ける
ため、関連する電気回路は大きな起電力に耐えれるよ
う、高耐圧の部品で構成しておき、エンジン回転数が上
昇しても、作業用バッテリが充分に充電されるまでクラ
ンク軸直結式発電機6の発電は続行する。
【0052】(A−2)〔走行中の動作〕 次に、走行中での作業用バッテリ15−1の充電につい
て述べる。走行中のエンジン回転数は、車両を停止して
の作業中にクランク軸直結式発電機6を駆動するエンジ
ン回転数よりも、通常、大であるが、クランク軸直結式
発電機6の発電電圧に関連する電気回路は、高耐圧の部
品で構成してあるから、走行中に発電させることも可能
である。
【0053】ところで、前回の作業を終えた後、バッテ
リ充電量検出センサ15−2で検出される充電量が、図
6の第2の所定値H2 より小であれば(例えば、第1の
所定値H1 より僅かに大という程度)、次に作業を開始
した時、直ぐに充電量不足に陥る可能性がある。そうす
ると、直ぐにクランク軸直結式発電機6を発電させて充
電せざるを得ず、低騒音ながらもエンジン音を発してし
まうことになる。
【0054】そこで、充電量が第2の所定値H2 より小
であれば、走行中でもクランク軸直結式発電機6に発電
をさせ(具体的には、図2のゲート10−5をオン
し)、作業用バッテリ15−1を充電する。充電量が第
2の所定値H2 に達すれば、発電を停止させる。このよ
うにすることにより、次回の作業を開始する際には、常
に第2の所定値H2 まで充電された状態にしておくこと
が出来る。
【0055】第1の実施形態での動作をまとめると、次
のようになる。 (1)作業中 作業用バッテリ15−1から電動作業装置に給電す
る。 作業用バッテリ15−1の充電量が第1の所定値H1
より小に低下すると、クランク軸直結式発電機6の発電
を開始し、電動作業装置に給電すると共に、作業用バッ
テリ15−1を充電する。 作業用バッテリ15−1の充電量が第1の所定値H2
まで回復すると、クランク軸直結式発電機6の発電は停
止し、作業用バッテリ15−1からの給電を再開する。 (2)走行中 クランク軸直結式発電機6に発電をさせ、作業用バッ
テリ15−1を充電する。 作業用バッテリ15−1を、その充電量が第2の所定
値H2 になるまで充電したら、クランク軸直結式発電機
6の発電を停止させる。
【0056】(B)〔第2の実施形態〕 クランク軸直結式発電機6の発電電圧に関連する電気回
路を、第1の実施形態のように全て高耐圧の部品で構成
すると、コストが高くなる。そこで、コスト低減のため
に高耐圧の部品を用いないよう工夫を加えたものが、第
2の実施形態である。図9は本発明の第2の実施形態の
ブロック図であり、図10は第2の実施形態における電
動パワー部への給電回路を示す図である。それぞれ、第
1の実施形態の図1,図2に相当している。符号は図
1,図2のものに対応し、36はDC−DCコンバー
タ、36−1はゲート、36−2は昇圧トランス、36
−3はダイオード、36−4はコンデンサである。
【0057】構成上、第1の実施形態と相違する第1の
点は、クランク軸直結式発電機6の発電電圧が関連する
電気回路が、高耐圧の部品を使用せずに(つまり低耐圧
の部品ばかりで)構成されているという点である。相違
する第2の点は、オルタネータ20の出力が入力される
整流器25の出力側と、作業用バッテリ部15との間
に、新たな給電経路を構成した点である。給電経路は、
必要に応じて、作業用バッテリ15−1を充電するに適
した電圧に変換する電圧変換回路を含む。通常、作業用
バッテリ15−1の電圧はオルタネータ20の出力電圧
より高いので、直流電圧変換により昇圧する必要があ
る。直流電圧変換回路としては、DC−DCコンバータ
が知られている。
【0058】この給電経路の役割は、エンジン回転数が
クランク軸直結式発電機6の発電を停止しなければなら
ない程に高い時、車両に通常搭載されているオルタネー
タ20から作業用バッテリ15−1に給電し得るように
するためである。なお、オルタネータ20から作業用バ
ッテリ15−1への充電は、作業用バッテリから負荷
(電動作業装置)への給電が行われていない時(ゲート
15−3オフ時)に行う。給電が行われている時に行う
と、オルタネータ20からの電力は電動作業装置へも供
給されることになるが、供給される電力は電動作業装置
を駆動するにはあまりにも少ないので、電動作業装置を
駆動することもできず、作業用バッテリ15−1を速や
かに充電することも出来ないということになってしまう
からである。
【0059】DC−DCコンバータ36は、オルタネー
タ20から作業用バッテリ15−1への給電が指令され
た時、オルタネータ20からの直流電圧を、作業用バッ
テリ15−1を充電するのに適した直流電圧に変換す
る。即ち、DC−DCコンバータ36を経て作業用バッ
テリ15−1を充電することが指令されると、制御回路
部10−2からの制御信号によりゲート36−1を所定
の周波数でオン,オフし、交流を発生する。その交流は
昇圧トランス36−2で変圧され、ダイオード36−3
とコンデンサ36−4とで平滑直流にされ、作業用バッ
テリ15−1を充電する。トランス36−2での昇圧
は、平滑直流が作業用バッテリ15−1を充電するのに
適した電圧となる程度に行われる。もし、作業用バッテ
リ15−1の電圧が車両用バッテリ12の電圧と同じで
あれば昇圧する必要はないから、給電経路としてDC−
DCコンバータ36を接続する代わりに、単なるスイッ
チを接続しておけばよい。
【0060】さて、高耐圧の部品を使用せずに構成した
電気回路が耐えられる範囲の電圧で使用限界の電圧を定
め、その電圧を「限界電圧VH 」と言うことにすると、
第2の実施形態では、クランク軸直結式発電機6の発電
電圧が限界電圧VH に上昇したら、発電を停止してしま
うということが、動作の大前提となる。クランク軸直結
式発電機6の発電電圧は、エンジン回転数と対応関係に
あるから(図5参照)、言い換えれば、エンジン回転数
が限界電圧VH に対応する回転数(それを「限界回転数
H 」と言うことにする)に上昇したら、発電を停止す
る必要がある。なお、限界回転数NH は、アイドリング
状態の低回転を脱する程度の回転数である。
【0061】従って、電動作業装置を使用しての作業
中にクランク軸直結式発電機6を発電させている場合、
エンジン回転数が限界回転数NH に上昇して来たら、発
電を停止させなければならない。 また、走行中のエンジン回転数は、通常、限界回転数
H より大であるから、走行中にはクランク軸直結式発
電機6を発電させることは出来ない(従って、走行中
に、クランク軸直結式発電機6によって作業用バッテリ
15−1を充電しておくことは出来ない)。
【0062】次に、動作について説明する。 (B−1)〔作業中の動作〕 電動作業装置を使用して作業をする際、作業用バッテリ
15−1の充電量を監視しながら、エンジンを自動始動
させたり自動停止させたりすることは、第1の実施形態
と同様である。ただ、次の点で相違している。
【0063】クランク軸直結式発電機6で発電中に、エ
ンジン回転数が何らかの原因により限界回転数NH より
大となれば、その発電を停止する(エンジンを停止する
のではなく発電を停止する)。具体的には、エンジン回
転数センサ30からの検出信号が限界回転数NH より大
となったら、制御回路部10−2から整流回路10−1
に制御信号を発してゲート10−5をオフとする。即
ち、クランク軸直結式発電機6の発電電圧が大になろう
とすると発電が停止されるので、関連する電気回路は高
電圧にさらされることがない。そのため、コストの安い
低耐圧の部品を使用して電気回路を構成していても、破
壊されることがない。
【0064】発電が停止されると、電動作業装置へは、
充電不足ではあるが作業用バッテリ15−1から給電せ
ざるを得ない。そこで、発電停止(ゲート10−5のオ
フ)と同時に、作業用バッテリ15−1からの給電経路
であるゲート15−3をオンする。エンジン回転数が限
界回転数NH より少し小に低下すれば(発電停止,再開
が頻繁にならぬよう、ヒステリシスを持たせるため少し
小に)、クランク軸直結式発電機6の発電を再開する
(ゲート10−5オン,ゲート15−3オフ)。
【0065】しかし、エンジン回転数が低下して来なけ
れば、作業用バッテリ15−1からの給電が継続される
から、やがて電動作業装置を駆動し得ない程に充電量が
低下して来る(図6の第1の所定値H1 )。そうなる
と、ゲート15−3をオフし、電動作業装置への給電は
一旦停止する。そして、オルタネータ20からの充電を
開始する。即ち、DC−DCコンバータ36を作動させ
る。
【0066】オルタネータ20からの充電で、充電量が
第2の所定値H2 まで回復すれば、作業用バッテリ15
−1から電動作業装置への給電を再開する(DC−DC
コンバータ36の動作停止,ゲート15−3オン)。電
動作業装置は一時停止することがあるが、それは、電気
回路部品を安価な部品で構成したための代償ということ
になる。なお、作業中に何らかの原因でエンジン回転数
が限界回転数NH より大に上昇して来るのは、滅多に起
こることではないので、上記のような一時停止もたびた
び起こることではなく、実際には、殆ど問題にならな
い。
【0067】(B−2)〔走行中の動作〕 次に走行中での作業用バッテリ15−1の充電について
述べる。走行中のエンジン回転数は、通常、限界回転数
H よりも大である。従って、クランク軸直結式発電機
6は発電を停止させられた状態となっている。他方、オ
ルタネータ20からDC−DCコンバータ36を経ての
充電は、行い得る。前回の作業を終えた後、作業用バッ
テリ15−1の充電量が図6の第2の所定値H2より小
であれば、DC−DCコンバータ36を作動させてオル
タネータ20からの充電を行う。そして、充電量が第2
の所定値H2 に達すれば、DC−DCコンバータ36を
不作動として充電を停止する。これにより、次回の作業
を開始する場合、作業用バッテリ15−1は常に第2の
所定値H2 に充電された状態としておくことが出来る。
【0068】第2の実施形態での動作をまとめると、次
のようになる。 (1)作業中 作業用バッテリ15−1から電動作業装置に給電す
る。 作業用バッテリ15−1の充電量が第1の所定値H1
より小に低下すると、クランク軸直結式発電機6の発電
を開始し、電動作業装置に給電すると共に作業用バッテ
リ15−1を充電する。エンジン回転数が限界回転数N
H より大にならない限り、クランク軸直結式発電機6か
らの充電が続行され、第2の所定値H2 まで充電され
る。すると、クランク軸直結式発電機6は発電停止さ
れ、作業用バッテリ15−1から電動作業装置への給電
が再開される。
【0069】クランク軸直結式発電機6の発電中に、
もし、エンジン回転数が限界回転数NH より大になれ
ば、クランク軸直結式発電機6の発電は停止され、充電
不足のままの作業用バッテリ15−1からの給電に切り
換えられる。充電量が第1の所定値H1 まで低下すれ
ば、電動作業装置への給電は一旦停止する。そして、オ
ルタネータ20から作業用バッテリ15−1への充電を
開始する。充電量が第2の所定値H2 まで回復すると、
オルタネータ20からの充電を停止し、作業用バッテリ
15−1から電動作業装置への給電を再開する。一旦停
止されていた電動作業装置は、動作を再開する。なお、
この間にエンジン回転数が限界回転数NH より少し低い
回転数まで下がって来れば、その時点でクランク軸直結
式発電機6の発電を再開する(オルタネータ20からの
充電等は停止する)。
【0070】(2)走行中 作業用バッテリ15−1の充電量が第2の所定値H2
より小であれば、オルタネータ20からの充電を行う。 充電量が第2の所定値H2 に回復すれば、オルタネー
タ20からの充電を停止する。
【0071】実施形態では、電動作業装置搭載車とし
て、車両としては電動モータで駆動される油圧ポンプを
搭載した高所作業車を例にとり、エンジン駆動発電機と
しては発電機の回転軸をエンジンのクランク軸に直結し
たクランク軸直結式発電機を例にとって説明したが、本
発明はこれらに限定されるものではない。電動作業装置
搭載車は、電動モータで駆動される油圧ポンプを搭載し
た車両であれば何でもよい。また、エンジン駆動発電機
としては、エンジンにより駆動される発電機であれば何
でも良く、例えば、フライホイールPTO(PTO…Po
wer Take Off)により駆動される発電機であってもよ
い。
【0072】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の電動作業装置
搭載車によれば、次のような効果を奏する。 (1)請求項1の効果 作業中に、可能な限りエンジンをかけていなくとも良い
ようにし、エンジンの始動,停止が自動的に行われるの
で、作業者の手を煩わせることなく、電動作業装置搭載
車の作業を低騒音にて行うことが出来る。低騒音は、次
のことによって実現される。電動作業装置を、作業用バ
ッテリで駆動できる間は作業用バッテリで駆動する。電
動作業装置を駆動し得ないほどに作業用バッテリが放電
した時には、エンジンを自動始動し、クランク軸直結式
発電機を発電させて電動作業装置を駆動すると共に、作
業用バッテリも充電する。クランク軸直結式発電機は、
所要の発電をするのにアイドル回転程度の低回転でよい
ように設計しておくので、エンジン音は発生するものの
低騒音である。
【0073】作業用バッテリが所定程度まで充電される
と、エンジンを自動停止し、再び作業用バッテリによる
駆動に切り換え、低騒音での作業を続けることが出来
る。また、作業用バッテリが放電したままとはならない
ので、作業用アクチュエータが元に戻らなくなったり、
車両が走行できなくなったりするということが無くな
る。エンジンが自動始動できるようにしてあるため、作
業用バッテリの放電を気にせずに作業を行うことが出来
る。
【0074】(2)請求項2の効果 エンジンを自動始動して、クランク軸直結式発電機を発
電させる際、クランク軸直結式発電機の発電可能出力が
電動作業装置を駆動するのに必要とされる電力より大と
なるエンジン回転数になってから、発電を開始させるの
で、作業用バッテリからの給電電力以下の弱々しい電力
しか供給し得なかったり(従って、電動作業装置の動き
は急に弱々しくなり、操作に違和感を感じさせる)、エ
ンジンが停止してしまったりする等ということがない。
【0075】(3)請求項3,6の効果 次回に作業を開始する際、作業用バッテリを常に充分充
電された状態にしておくことが出来る。 (4)請求項4,5の効果 請求項1,2と同様の効果の他、クランク軸直結式発電
機の発電電圧が関連する電気回路の部品に、高耐圧のも
のを使用しなくともよくなる。 (5)請求項7,8の効果 エンジンを自動始動する際、始動しても安全上差し支え
ない状態であることを、一層確実にする。 (6)請求項9の効果 走行中にエンジンが自動停止されることがないことを、
一層確実にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態のブロック図
【図2】 第1の実施形態における電動パワー部への給
電回路を示す図
【図3】 第1の実施形態に係わる高所作業車の外観を
示す図
【図4】 クランク軸直結式発電機の構造を示す図
【図5】 エンジン出力およびクランク軸直結式発電機
の発電可能出力を示す図
【図6】 バッテリ液の充電量とエンジン自動始動,自
動停止を説明する図
【図7】 エンジンの自動始動動作を説明するフローチ
ャート
【図8】 エンジンの自動停止動作を説明するフローチ
ャート
【図9】 本発明の第2の実施形態のブロック図
【図10】 第2の実施形態における電動パワー部への
給電回路を示す図
【図11】 エンジン自動始動処理の仕方の詳細を説明
するフローチャート
【符号の説明】 1…高所作業車、2…バケット、3…ブーム、4…伸縮
シリンダ、5…キャブ、6…クランク軸直結式発電機、
7…ジャッキ、8…ジャッキシリンダ、9…電動パワー
部、10…制御装置部、11…起伏シリンダ、12…車
両用バッテリ、13…旋回台、14…旋回油圧モータ、
15…作業用バッテリ部、20…オルタネータ、21…
エンジン、22…スタータ、23…吸気カットバルブ、
24…スタータリレー、25…整流器、27…作業スイ
ッチ、28…作業装置制御ユニット、29…作業装置
部、29−1…切換バルブ、30…エンジン回転数セン
サ、31…車速センサ、32…ニュートラル位置セン
サ、33…パーキングブレーキセンサ、34…キャブテ
ィルトセンサ、36…DC−DCコンバータ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 停車して使用する電動作業装置と、該電
    動作業装置専用に給電するための作業用バッテリとを具
    えた電動作業装置搭載車において、該作業用バッテリの
    充電量を検出する充電量検出手段と、エンジンにより駆
    動され、アイドリング状態での低回転で前記作業用バッ
    テリを充電すると共に前記電動作業装置に給電し得る電
    力を発電するエンジン駆動発電機と、電動作業装置を使
    用しての作業中に、前記作業用バッテリの充電量が第1
    の所定充電量以下になるとエンジンを始動して前記エン
    ジン駆動発電機を発電させ、充電量が前記第1の所定充
    電量より大なる第2の所定充電量以上になるとエンジン
    を停止させる制御装置とを具えたことを特徴とする電動
    作業装置搭載車。
  2. 【請求項2】 エンジンを始動してエンジン駆動発電機
    を発電させる際、該エンジン駆動発電機の発電可能出力
    が、現に作動させられている電動作業装置が必要とする
    電力より大となるエンジン回転数に上昇して来てから、
    発電出力を取り出すようにしたことを特徴とする請求項
    1記載の電動作業装置搭載車。
  3. 【請求項3】 走行中にエンジン駆動発電機を発電させ
    て作業用バッテリを第2の所定充電量まで充電すること
    を特徴とする請求項1または2記載の電動作業装置搭載
    車。
  4. 【請求項4】 車両搭載のオルタネータより前記作業用
    バッテリへの給電をなし得る給電経路を設け、エンジン
    駆動発電機の発電中にエンジン回転数がアイドリング状
    態での低回転を脱する第1の所定回転数以上となった状
    況下においては、エンジン駆動発電機の発電を停止して
    作業用バッテリからの給電に切り換え、作業用バッテリ
    の充電量が前記した第1の所定充電量以下になれば、給
    電を停止して前記オルタネータから前記給電経路を経て
    作業用バッテリの充電を行い、前記した第2の所定充電
    量に回復すれば作業用バッテリからの給電を再開する如
    くすると共に、エンジン回転数が前記第1の所定回転数
    より小さい第2の所定回転数以下に復帰した場合には、
    エンジン駆動発電機による発電を再開するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の電動作業装置搭
    載車。
  5. 【請求項5】 オルタネータより作業用バッテリへの給
    電経路として、オルタネータの発電電圧を作業用バッテ
    リを充電するのに適した電圧に変換するDC−DCコン
    バータを用いたことを特徴とする請求項4記載の電動作
    業装置搭載車。
  6. 【請求項6】 走行中に、オルタネータから前記給電経
    路を経て作業用バッテリに給電し、作業用バッテリを第
    2の所定充電量まで充電することを特徴とする請求項4
    または5記載の電動作業装置搭載車。
  7. 【請求項7】 エンジン回転数センサおよびニュートラ
    ル位置センサを具え、電動作業装置を使用しての作業中
    に制御装置によるエンジンを始動する条件として、エン
    ジン回転数がゼロで且つギヤ位置がニュートラルである
    という条件を加えたことを特徴とする請求項1,2,
    4,5のいずれかに記載の電動作業装置搭載車。
  8. 【請求項8】 パーキングブレーキセンサまたは車速セ
    ンサまたはキャブティルトセンサを具え、電動作業装置
    を使用しての作業中にエンジンを始動する条件として、
    パーキングブレーキ作動中または車速がゼロまたはキャ
    ブがティルトされていないことという条件を加えたこと
    を特徴とする請求項1,2,4,5のいずれかに記載の
    電動作業装置搭載車。
  9. 【請求項9】 パーキングブレーキセンサまたは車速セ
    ンサを具え、電動作業装置を使用しての作業中にエンジ
    ンを停止する条件として、パーキングブレーキ作動中ま
    たは車速がゼロという条件を加えたことを特徴とする請
    求項1,2,4,5のいずれかに記載の電動作業装置搭
    載車。
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