JP2012046011A - 車両運搬車 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車体に搭載されたエンジンEと、エンジンEの出力によって電力を発生させるオルタネータ20と、オルタネータ20によって発生した電力を蓄えるメインバッテリ21およびサブバッテリ23と、メインバッテリ21に蓄えられた電力によって走行系統の装置を制御するとともに、サブバッテリ23に蓄えられた電力によって作業系統の装置を制御するコントローラCと、を備える。荷台をスライドさせる伸縮シリンダ10は、サブバッテリ23に蓄えられた電力によってのみ作動可能に構成される。
【選択図】図6
Description
しかしながら、短時間の作業時などには、バッテリに蓄えられた電力ではなくエンジンの駆動によって作業が行われているという実態があり、その結果、上記の問題が解消されないという問題があった。
請求項3に記載の発明は、前記発電手段が、前記作業用バッテリよりも前記車両用バッテリに優先的に電力を蓄えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、前記作業用バッテリから前記作業系統の装置への電力供給を可能とする電源投入状態、あるいは前記作業用バッテリから前記作業系統の装置への電力供給を不可能とする電源未投入状態に切り換える電源スイッチ手段を備え、前記制御手段は、前記電源スイッチ手段によって前記電源未投入状態から電源投入状態に切り換わったとき、前記エンジンの駆動を停止することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、前記作業系統の装置を所定量動作させる操作を受け付ける操作手段と、前記操作手段が受け付けた操作を完了するのに必要となる電力量を算出する必要電力推定手段と、を備え、前記エンジン駆動手段は、前記バッテリ残量検出手段によって、前記必要電力推定手段によって算出される電力量よりも少ない電力量が検出された場合に前記エンジンを始動することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、前記エンジン駆動手段が、前記バッテリ残量検出手段によって検出される電力量が前記必要電力量となった場合に前記エンジンの駆動を停止することを特徴とする。
特に請求項3に記載の発明によれば、車両用バッテリに優先的に電力が蓄えられるので、作業用バッテリに蓄えられた電力の消費量に関わらず、走行不能となる事態の招来を防ぐことができる。
特に請求項4に記載の発明によれば、作業を開始しようとしたときに確実にエンジンの駆動が停止されるので、不必要にエンジンが駆動したまま作業が行われることがなくなる。
特に請求項6に記載の発明によれば、バッテリ切れが生じる前にエンジンが自動で駆動して電力が蓄えられるので、作業の中断時間が一層短縮されて作業性をより向上することができる。
特に請求項7に記載の発明によれば、作業を完了するまでに必要となる電力をより正確に算出することができるので、不必要なエンジンの始動を減らすことができる。
特に請求項8に記載の発明によれば、作業を完了するために必要な電力が蓄えられたところでエンジンが停止されるので、不必要にエンジンが駆動したままになることがない。
図1(a)は車両運搬車を左側方から見た側面図、図1(b)は車両運搬車を上方から見た俯瞰図、図1(c)は車両運搬車を後方から見た図である。
図1に示すように、本実施形態の車両運搬車Aは、車体1に前輪2および後輪3が支持されており、車両の前方側には運転席を有するキャビン4が設けられている。このキャビン4の車両後方側では、車両の前後方向に延設する左右一対の傾斜フレーム5,5が車体1に支持されており、この傾斜フレーム5,5に対して荷台6がスライド自在に懸架されている。荷台6のスライド構造について図2を用いて説明する。
倍速移動体13は、ガイドレール5b,5b上を転動するローラを備えた一対のフレーム13a,13aと、これら両フレーム13a,13aを連結する連結フレーム13bと、を備えており、伸縮シリンダ10の伸縮量の2倍だけ傾斜フレーム5,5に沿って移動するようになっている。
そして、この倍速移動体13は、枢支ピンを介して荷台フレーム6の先端に回動自在に連結されており、荷台6が図3〜図5に示すように、傾斜しながら車両の後方に移動することとなる。上記の構成からなる倍速移動体13、第1チェン14,14および第2チェン16,16によって本発明の倍速機構が構成されている。
また、図1(a)および図1(c)に示すように、荷台6の後端には、車両を自走によって積載または積み下ろしする際に、路面と荷台6との段差を解消する道板18が設けられている。この道板18は、通常、図示のように荷台6に対して略90度屈曲した格納状態に維持されているが、車両を積載したり積み下ろししたりする際には、先端が路面に接触する張り出し状態へと動作するようになっている。
車体1には、車両運搬車Aが走行するための駆動源であるエンジンEが設けられている。このエンジンEの出力軸には、本発明の発電手段となるオルタネータ20が接続されており、オルタネータ20によって発電された電力がメインバッテリ21(本発明の車両用バッテリ)に蓄えられるようになっている。このメインバッテリ21には、サブバッテリチャージャー22を介してサブバッテリ23(本発明の作業用バッテリ)が接続されており、オルタネータ20からメインバッテリ21に電力供給が行われる際の余剰電流が、サブバッテリ23に蓄えられるようにしている。つまり、オルタネータ20によって発電された電力は、メインバッテリ21に優先的に蓄えられることとなる。
なお、サブバッテリ23には商用電源コネクタ24が接続されており、商用電源からサブバッテリ23に電力を蓄えることもできるようになっている。エンジンEを駆動してサブバッテリ23を充電する場合、メインバッテリ21の充電状況に応じては、サブバッテリ23に必要となる電力を蓄えるまでに時間を要する場合がある。このような場合には、商用電源コネクタ24からサブバッテリ23に電力を蓄えることで、作業中にサブバッテリ23がバッテリ切れを生じた場合でも、即座に作業を再開することが可能となる。
また、図中符号44は、作業系統の装置の状態や姿勢を検出する状態検出センサ(本発明の状態検出手段)である。この状態検出センサ44は、作業系統の装置の状態や姿勢を直接的に検出するものであってもよいし、各アクチュエータ10,32,33の状態を検出することで、作業系統の装置の状態や姿勢を間接的に検出するものであってもよい。
まず、コントローラCは、エンジンEが駆動中であるか否かを判断する。その結果、エンジンEが駆動中であると判断した場合にはステップS2に処理を移し、エンジンEの駆動が停止していると判断した場合には当該処理を終了する。
上記ステップS1において、エンジンEが駆動中であると判断された場合には、コントローラCは、サブバッテリ23の残量が予め設定された所定量以上であるかを判断する。その結果、サブバッテリ23の残量が所定量以上であると判断した場合にはステップS3に処理を移し、サブバッテリ23の残量が所定量以上ではないと判断した場合には、エンジンEを駆動したまま当該処理を終了する。
なお、ここでいう所定量とは、例えば、電動モータMを所定時間駆動するのに必要な電力量であり、電動モータMを駆動することは可能であるが、しばらくすると電動モータMを駆動することができなくなる程度のものとする。
上記ステップS2において、サブバッテリ23の残量が所定量以上であると判断された場合には、コントローラCは、エンジンEの駆動を停止するように制御する。
一方で、電源スイッチ43がON操作されたときに、十分な電力が蓄えられていない場合には、エンジンEを駆動したままにするので、サブバッテリ23が充電されて作業中のバッテリ切れを防ぐようにしている。
なお、リモートコントローラRにおいては、所定のボタンを操作している間に限って荷台6を移動させる操作(第1の操作)と、所定のボタンを1回操作すると、荷台6を自動的に格納状態または張り出し状態まで移動させる操作(第2の操作)と、が可能であるが、ここでは第1の操作が行われた場合の処理について説明することとする。
リモートコントローラRから第1の操作信号が入力すると、コントローラCは、まず、サブバッテリ残量検出センサ42によって検出されるサブバッテリ23の残量を確認する。
次に、コントローラCは、サブバッテリ23の残量が予め設定された所定量よりも少ないかを判断する。その結果、サブバッテリ23の残量が所定量よりも少ないと判断した場合にはステップS18に処理を移し、サブバッテリ23の残量が所定量以上であると判断した場合にはステップS13に処理を移す。
なお、ここでいう所定量とは、例えば、荷台6を格納状態から張り出し状態まで移動するのに必要となる最小電力量、すなわち作業を完了するまで電動モータMを駆動し続けることが可能な電力量とする。
上記ステップS12において、サブバッテリ23の残量が所定量以上であると判断された場合には、コントローラCは、電動モータMを駆動するように制御する。
次に、コントローラCは、入力した操作信号に基づいて電磁ソレノイド35aを通電してコントロールバルブCVaを切り換える。
次に、コントローラCは、操作信号の入力が停止したかを判断するとともに、操作信号の入力が継続している場合には上記ステップS14以降の処理を繰り返し行い、操作信号の入力が停止した場合にはステップS16に処理を移す。
上記ステップS15において、操作信号の入力が停止したと判断した場合には、コントローラCは、切り換え中のコントロールバルブCVaを中立位置に復帰させる。
次に、コントローラCは、電動モータMの駆動を停止して当該処理を終了する。
一方、上記ステップS12において、サブバッテリ23の残量が所定量よりも少ないと判断された場合には、コントローラCはエンジンEを始動する。
次に、コントローラCは、上記ステップS11と同様に、サブバッテリ残量検出センサ42によって検出されるサブバッテリ23の残量を確認する。
次に、コントローラCは、サブバッテリ23の残量が予め設定された所定量以上となったかを判断するとともに、サブバッテリ23の残量が所定量以上になるまで上記ステップS19およびステップS20の処理を繰り返して待機する。そして、サブバッテリ23の残量が所定量以上になったと判断したところでステップS21に処理を移す。
なお、ここでいう所定量は、上記ステップS12で判断する所定量と同じであってもよいし異なるものであってもよいが、上記ステップS12で判断する所定量以上であることが望ましい。
上記ステップS20において、サブバッテリ23の残量が所定量以上になったと判断された場合には、コントローラCは、サブバッテリ23の充電が完了したことを報知する。なお、報知の態様や報知装置の構成はどのようなものであってもよい。
次に、コントローラCは、エンジンEの駆動を停止して当該処理を終了する。
また、ステップS12でサブバッテリ23の残量に余裕があると判定し、エンジンEの駆動を停止したまま作業が行われた場合に、万一バッテリが上がって作業が中断したとしても、操作を一旦中止した後に再度操作を行えば、ステップS12でサブバッテリ23の残量が所定量よりも少ないと判定される。その結果、ステップS18でエンジンEが始動されて、サブバッテリ23への充電が開始される。そして、作業を継続するのに必要最小限の電力量が充電できれば、ステップS21において充電完了が報知され、エンジンEが停止されるのと同時に速やかに作業が再開される。なお、この場合、車両の積載が完了した後すぐに走行に移るような場合には、必ずしもエンジンEを停止するように制御する必要はない。
なお、図9は、リモートコントローラRの所定のボタンを操作している間に限って、荷台6を移動させる場合の処理(第1の操作が行われた場合の処理)の一例を示している。一方、図10は、リモートコントローラRの所定のボタンを1回操作すると、荷台6を自動的に格納状態または張り出し状態まで移動させる場合の処理(第2の操作が行われた場合の処理)の一例を示している。
リモートコントローラRから第1の操作信号が入力すると、コントローラCは、まず、サブバッテリ残量検出センサ42によって検出されるサブバッテリ23の残量を確認する。
次に、コントローラCは、サブバッテリ23の残量が予め設定された所定量よりも少ないかを判断する。その結果、サブバッテリ23の残量が所定量よりも少ないと判断した場合にはステップS33に処理を移し、サブバッテリ23の残量が所定量以上であると判断した場合にはステップS35に処理を移す。
なお、ここでいう所定量とは、例えば、電動モータMを所定時間駆動するのに必要な電力量であり、電動モータMを駆動することは可能であるが、しばらくすると電動モータMを駆動することができなくなる程度のものとする。
上記ステップS32において、サブバッテリ23の残量が所定量よりも少ないと判断した場合には、コントローラCはエンジンEを駆動する。
次に、コントローラCは、サブバッテリ23の残量が0であるかを判断する。その結果、バッテリ残量が0であると判断した場合にはステップS38に処理を移し、バッテリ残量は0ではないと判断した場合にはステップS35に処理を移す。
なお、サブバッテリ23の残量=0というのは、電動モータMを所定の出力で駆動することができない場合をいうものである。
所定の出力で電動モータMを駆動することができる電力がサブバッテリ23に蓄えられている場合には、コントローラCは、電動モータMを駆動するように制御する。
次に、コントローラCは、入力した操作信号に基づいて電磁ソレノイド35aを通電してコントロールバルブCVaを切り換える。
次に、コントローラCは、操作信号の入力が停止したかを判断するとともに、操作信号の入力が継続している場合には上記ステップS31〜当該ステップS37の処理を繰り返し行い、操作信号の入力が停止した場合にはステップS38に処理を移す。
上記ステップS37において、操作信号の入力が停止したと判断した場合や、上記ステップS34において、サブバッテリ23の残量が0になったと判断した場合には、コントローラCは、切り換え中のコントロールバルブCVaを中立位置に復帰させる。
次に、コントローラCは、電動モータMの駆動を停止して当該処理を終了する。
なお、上記の処理においては、エンジンEを駆動制御した後、サブバッテリ23への充電量が電動モータMの消費量を上回れば、作業を中断することなく継続することができる。また、サブバッテリ23への充電量が電動モータMの消費量を下回る場合には、作業中にバッテリ残量が0になって作業が中断する場合もあり得るが、この場合、電動モータMの駆動も停止されるので、サブバッテリ23への充電量が回復次第、作業を続行することができる。
リモートコントローラRから第2の操作信号が入力すると、コントローラCは、まず、サブバッテリ残量検出センサ42によって検出されるサブバッテリ23の残量を確認する。
次に、コントローラCは、状態検出センサ44によって検出される伸縮シリンダ10の状態を確認する。
次に、コントローラCは、伸縮シリンダ10の作動すなわち荷台6の移動が完了するまでに必要となる必要電力量を、入力した操作信号と、上記ステップS42で確認した現在の伸縮シリンダ10の状態と、に基づいて算出する。
なお、このステップS43の処理を実行するコントローラCが本発明の必要電力推定手段に相当する。
次に、コントローラCは、上記ステップS41で確認したサブバッテリ23に蓄えられた電力量(バッテリ残量)が、上記ステップS43で算出された必要電力量よりも少ないかを判断する。その結果、「バッテリ残量<必要電力量」であると判断した場合にはステップS45に処理を移し、「バッテリ残量≧必要電力量」であると判断した場合にはステップS48に処理を移す。
上記ステップS44において、「バッテリ残量<必要電力量」であると判断された場合には、コントローラCはエンジンEを始動する。
次に、コントローラCは、エンジンEの始動によってサブバッテリ23への充電が開始された結果、サブバッテリ23のバッテリ残量が、必要電力量以上となったかを判断する。その結果、バッテリ残量≧必要電力量ではないと判断した場合には当該ステップS46の処理を繰り返し行って待機するとともに、バッテリ残量≧必要電力量と判断した場合にはステップS47に処理を移す。
上記ステップS46において、サブバッテリ23のバッテリ残量が必要電力量以上になったと判断した場合には、コントローラCはエンジンEの駆動を停止する。
また、上記ステップS44において、バッテリ残量が必要電力量よりも多いと判断された場合には、コントローラCは、電動モータMを駆動する。
次に、コントローラCは、コントロールバルブCVaを切り換えて当該処理を終了する。これにより、伸縮シリンダ10が伸縮動作して荷台6が移動することとなる。
しかも、必要電力量が充電された場合には、エンジンEの駆動が自動的に停止されるので、不必要にエンジンEが駆動したままとなるのを防ぐことができる。
なお、上記の処理においては、要求された動作が完了するまでに必要となる電力を、伸縮シリンダ10の状態と入力した操作信号とに基づいて算出することとしたが、単に入力した操作信号に基づいてのみ必要電力を算出することも可能である。
一方で、図8に示す処理においては、サブバッテリ23に蓄えられた電力量が不十分である場合には、作業が開始されないので、オルタネータ20の発電能力や電動モータMの容量などに特段の制約を受けることはない。
また、上記実施形態においては、倍速機構によって荷台6が伸縮シリンダ10の伸縮量の2倍スライドすることとしたが、倍速機構は必須の構成ではない。ただし、元来、駆動動力が小さくてよい車両運搬車の荷台の駆動機構として倍速機構を設ければ、出力の小さい電動モータによっても作動速度を十分に確保することが可能である。また、車両の積降作業の後に必ず走行を伴う車両運搬車は、サブバッテリの充放電サイクルが一定しているため、サブバッテリに安定して充電を行うことができ、車両運搬車にサブバッテリを用いたシステムは成立性が高い。したがって、倍速機構を備えた車両運搬車の駆動源として、サブバッテリ駆動の電動モータを用いれば、余剰なエンジン出力によって荷台を移動する従来の車両運搬車に比べて効率のよいシステムを成立させることができる。
6 荷台
10 伸縮シリンダ
13 倍速移動体
14 第1チェン
16 第2チェン
17 ウインチ装置
18 道板
19 作業灯
20 オルタネータ
21 メインバッテリ
23 サブバッテリ
32 道板用シリンダ
33 ウインチ用モータ
42 サブバッテリ残量検出センサ
43 電源スイッチ
44 状態検出センサ
A 車両運搬車
C コントローラ
E エンジン
M 電動モータ
P 油圧ポンプ
R リモートコントローラ
Claims (8)
- 荷台がスライド自在に積載される車体に走行系統の装置と作業系統の装置が設けられ、前記作業系統の装置には、前記荷台をスライドさせる作業アクチュエータが少なくとも含まれる車両運搬車において、
前記車体に搭載されたエンジンと、
前記エンジンの出力によって電力を発生させる発電手段と、
前記発電手段によって発生した電力を蓄える車両用バッテリおよび作業用バッテリと、
前記車両用バッテリに蓄えられた電力によって走行系統の装置を制御するとともに、前記作業用バッテリに蓄えられた電力によって作業系統の装置を制御する制御手段と、を備え、
前記荷台をスライドさせる作業アクチュエータは、前記作業用バッテリに蓄えられた電力によってのみ作動可能に構成されてなることを特徴とする車両運搬車。 - 前記荷台をスライドさせる作業アクチュエータとして設けられた伸縮シリンダと、
前記伸縮シリンダと前記荷台とを連結するとともに、前記伸縮シリンダの伸縮を倍速して前記荷台をスライドさせる倍速機構と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の車両運搬車。 - 前記発電手段は、
前記作業用バッテリよりも前記車両用バッテリに優先的に電力を蓄えることを特徴とする請求項1または2記載の車両運搬車。 - 前記作業用バッテリから前記作業系統の装置への電力供給を可能とする電源投入状態、あるいは前記作業用バッテリから前記作業系統の装置への電力供給を不可能とする電源未投入状態に切り換える電源スイッチ手段を備え、
前記制御手段は、
前記電源スイッチ手段によって前記電源未投入状態から電源投入状態に切り換わったとき、前記エンジンの駆動を停止することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車両運搬車。 - 前記制御手段は、
前記作業用バッテリに蓄えられた電力量を検出するバッテリ残量検出手段と、
前記バッテリ残量検出手段によって前記作業用バッテリに蓄えられた電力量が所定量以下となった場合に前記エンジンを始動するエンジン駆動手段と、を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の車両運搬車。 - 前記作業系統の装置を所定量動作させる操作を受け付ける操作手段と、
前記操作手段が受け付けた操作を完了するのに必要となる電力量を算出する必要電力推定手段と、を備え、
前記エンジン駆動手段は、
前記バッテリ残量検出手段によって、前記必要電力推定手段によって算出される電力量よりも少ない電力量が検出された場合に前記エンジンを始動することを特徴とする請求項5に記載の車両運搬車。 - 前記作業系統の装置の状態を検出する状態検出手段を備え、
前記必要電力推定手段は、
前記状態検出手段によって検出される作業系統の装置の状態から、前記操作手段が受け付けた操作が完了するまでに必要となる必要電力量を算出し、
前記バッテリ残量検出手段によって、前記必要電力推定手段によって算出される必要電力量よりも少ない電力量が検出された場合に前記エンジンを始動することを特徴とする請求項6に記載の車両運搬車。 - 前記エンジン駆動手段は、
前記バッテリ残量検出手段によって検出される電力量が前記必要電力量となった場合に前記エンジンの駆動を停止することを特徴とする請求項6または7記載の車両運搬車。
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