JP2523794Y2 - 高所作業車の油圧供給装置 - Google Patents

高所作業車の油圧供給装置

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JP2523794Y2
JP2523794Y2 JP1990119430U JP11943090U JP2523794Y2 JP 2523794 Y2 JP2523794 Y2 JP 2523794Y2 JP 1990119430 U JP1990119430 U JP 1990119430U JP 11943090 U JP11943090 U JP 11943090U JP 2523794 Y2 JP2523794 Y2 JP 2523794Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 イ.考案の目的 (産業上の利用分野) 本考案は、高所作業車において作業台を昇降等させる
油圧を発生し、供給する油圧供給装置に関する。
(従来の技術) 高所における配電工事や建築工事等には、トラック等
の車体に、起伏、伸縮等の作業が可能なブームを取り付
け、そのブームによって上記車体に対して昇降されたり
水平移動されたりして、任意の高所に移動自在とした作
業台を備えてなる高所作業車が用いられる。
ところで、上記ブームの各作動は油圧アクチュエータ
(油圧シリンダや油圧モータ)によって行われることが
多く、上記高所作業車にはその油圧アクチュエータに油
圧を供給するための油圧供給装置が取り付けられてい
る。
ここで、上記油圧供給装置には、作業中における騒音
をできるだけ抑えることができるように、上記油圧を発
生する油圧ポンプを、作業用バッテリ(上記トラック等
の走行用バッテリとは、別に設けられる)からの電力に
より作動する電動モータによって駆動するようにしたバ
ッテリ駆動油圧発生手段が採用されることが多い。しか
し、その一方で、上記作業用バッテリの容量がある程度
限られるため、頻繁に上記ブームを作動させて作業台を
移動させるような作業にも対応できるように、上記油圧
供給装置は、上記バッテリ駆動油圧発生手段とともに、
油圧ポンプを、上記トラック等の走行用エンジンの出力
によって駆動するようにしたエンジン駆動油圧発生手段
を備えていることが多い。従来、このような油圧供給装
置から油圧供給を受けて作業を行うときは、作業を始め
る前に、作業者によって、作業条件(周囲の環境や作業
内容)を考慮して、上記バッテリ駆動油圧発生手段およ
び上記エンジン駆動油圧発生手段のうちいずれを作動さ
せるべきかを選択する必要があり、その選択を行うため
の選択スイッチは、上記トラック等の車体(地上部分)
にのみ取り付けられていた。
また、この選択スイッチによってエンジン駆動油圧発
生手段からバッテリ駆動油圧発生手段へ切り換えようと
したときには、先にエンジンを停止させてからでなけれ
ば操作できなかったり、逆にバッテリ駆動油圧発生手段
からエンジン駆動油圧発生手段へ切り換えるようとした
ときには、選択スイッチとは別に手動等でエンジンを駆
動させなければ再び油圧発生手段を作動させることがで
きなかった。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記のように選択スイッチが上記車体
にのみ取り付けられているのでは、例えば、上記バッテ
リ駆動油圧発生手段を作動させながら作業を行っている
途中で、作業用バッテリの蓄電残量が不足気味になった
場合や、上記エンジン駆動油圧発生手段を作動させなが
ら作業を行っている途中で、騒音に対する苦情が起きた
場合等には、いちいち作業を中断して作業台を地上に降
ろし、上記選択スイッチを切り換えなければならず、作
業の効率を損なうことにつながるという問題があった。
また、選択スイッチによる切換時に選択スイッチの操
作とは別にエンジンの起動停止を行わなければならない
とすると、作業効率を損なうだけでなく、切換毎にブー
ムの作動が停止することにもなり、停止に伴う振動等に
よって作業台の作業者に不安を与えたりすることもあっ
た。
本考案は、以上のような事情に鑑みてなされたもので
あり、作業効率を損なわず、かつ作業台上の作業者に不
安を与えることなく滑らかに上記バッテリ駆動油圧発生
手段の作業と上記エンジン駆動油圧発生手段の作動とを
切り換えることができるようにした高所作業車の油圧供
給装置を提供することを目的としている。
ロ.考案の構成 (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案では、上記作業台
上に選択スイッチを設け、この選択スイッチの選択操作
に応じて上記エンジン駆動油圧発生手段および上記バッ
テリ駆動油圧発生手段のうちいずれかを選択的に作動さ
せることができるようにし、そして、選択スイッチを、
上記エンジン駆動油圧発生手段側からバッテリ駆動油圧
発生手段側に切り換えたときにはエンジンを自動的に停
止させ、上記バッテリ駆動油圧発生手段側からエンジン
駆動油圧発生手段側に切り換えたときにはエンジンを自
動的に始動させるように構成している。
(作用) このような油圧供給装置では、作業中における作業条
件の変化に応じて、上記選択スイッチを操作することに
より、即、上記エンジン駆動油圧発生手段と上記バッテ
リ駆動油圧発生手段間で作動と非作動を効率的にかつ円
滑に切り換えることができる。
(実施例) 以下、本考案の好ましい実施例について図面を参照し
ながら説明する。
まず、本考案に係る油圧供給装置を備えた高所作業車
について、第2図を用いて説明する。
この高所作業車1の車体2上には、この車体2に対し
て旋回自在な旋回台3が取り付けられており、この旋回
台3の上部には、ブーム4が起伏自在に枢着されてい
る。このブーム4は、上記旋回台3に直接枢着されさた
基端ブーム4aと、この基端ブーム4a内に嵌入された先端
ブーム4bとから伸縮自在に構成されている。さらに、こ
のブーム4の先端には、作業台5が水平首振り自在に取
り付けられている。なお、先端ブーム4bは、電気絶縁材
によって形成されている。これにより、配電工事等にお
いて、作業台5および車体2間を電気的に絶縁し、作業
台5に搭乗した作業者を感電事故等から保護している。
また、上記旋回台3の旋回作動(以下便宜上、ブーム4
の旋回作動という)は、車体2に内蔵された油圧旋回モ
ータ6の作動によって、また、上記ブーム4の起伏作動
および伸縮作動は、それぞれ旋回台3と基端ブーム4a間
に取り付けられた油圧起伏シリンダ7およびブーム4に
内蔵された油圧伸縮シリンダ8の作動によって、さら
に、上記作業台5の首振り作動は、作動台5に取り付け
られた油圧首振りモータ9の作動によって行われる。
このように構成された高所作業車1では、上記作業台
5に搭乗した作業者は、作業台5に備えられた操作装置
5aにおける操作レバーを操作することによりブーム4を
旋回、起伏および伸縮作動させたり、作業台5を首振り
作動させたりして、任意の高所に移動することができ
る。
ここで、上記各油圧アクチュエータ(6〜9)に作動
油圧を供給するのが上記油圧供給装置である。
次に、その油圧供給装置について第1図を用いて説明
する。
この油圧供給装置10は、上部操作回路12と、エンジン
駆動油圧発生ユニット13と、バッテリ駆動油圧発生ユニ
ット14と、下部コントロール回路16とから構成されてい
る。
上部操作回路12は、前述の操作装置5a内に取り付けら
れ、油圧発生ユニット選択スイッチ(以下、単に選択ス
イッチという)21と、複数の操作検出スイッチ22と、上
部光信号−電気信号変換器23とから構成されている。
選択スイッチ21は、上記各油圧アクチュエータ(6〜
9)に供給される作動油圧を、上記エンジン駆動油圧発
生ユニット13および上記バッテリ駆動油圧発生ユニット
14のいずれから発生させるかを選択するためのものであ
り、入力端子21iとエンジン駆動端子21aとを接続すべく
操作されたときは上記エンジン駆動油圧発生ユニット13
から油圧が発生され、入力端子21iとバッテリ駆動端子2
1bとを接続すべく操作されたときはバッテリ駆動油圧発
生ユニット14から油圧が発生される。なお、上記入力端
子21iは上記上部光信号−電気信号変換器23における電
源信号出力端子23eにつながり、上記エンジン駆動端子2
1aおよびバッテリ駆動端子21bは、それぞれ上部光信号
−電気信号変換器23におけるエンジンユニット作動信号
入力端子23aおよびバッテリユニット作動信号入力端子2
3bに接続されている。
各操作検出スイッチ22は、上記操作装置5aにおける操
作レバー毎に設けられ、上記操作レバーが中立状態(非
操作状態)にあるときは上記上部光信号−電気信号変換
器23における電源信号出力端子23eおよび操作信号入力
端子23c間を遮断すべくオフ位置に位置し、上記操作レ
バーがブーム4等を作動させるべく操作されたときは、
上記両端子23e、23c間を接続すべくオン位置に位置す
る。なお、それら操作検出スイッチ22は、互いに並列に
接続されており、いずれかがオンのときは上記電源信号
出力端子23eおよび操作信号入力端子23c間は接続され、
すべてがオフのときにのみ上記両端子23e、23c間は遮断
される。
光信号−電気信号変換器23は、上記のように光信号入
出力端子23dと、電源信号出力端子23eと、エンジンユニ
ット作動信号入力端子23aと、バッテリユニット作動信
号入力端子23bと、操作信号入力端子23cとを備えてい
る。上記光信号入出力端子23dには光ファイバーケーブ
ルLCが接続されており、この光ファイバーケーブルLCを
介して前述の下部コントロール回路16から電源光信号が
入力される(詳しくは後述する)と、この光信号−電気
信号変換器23は、その電源光信号を電気信号に変換して
電源電気信号出力端子23eに出力する。また、エンジン
ユニット作動信号入力端子23a、バッテリユニット作動
信号入力端子23bおよび操作信号入力端子23cに電気信号
が入力されると、その電気信号を光信号に変換して光信
号入出力端子23dに出力し、上記光ファイバーケーブルL
Cを介して下部コントロール回路16に送出する。なお、
上記光ファイバーケーブルLCは、少なくとも前述の先端
ブーム4bの全長にわたって配置され、先端ブーム4bによ
る作業台5および車体2間の電気的絶縁状態を維持でき
る。
エンジン駆動油圧発生ユニット13は、パワーテイクオ
フ機構PTOと、第1油圧ポンプP1とから構成されてい
る。
パワーテイクオフ機構PTOは、第2図にも示すよう
に、高所作業車1の走行用エンジンEの出力回転を変速
して駆動輪(後輪)に伝達する変速器TMから、その出力
の一部を取り出して上記第1油圧ポンプP1を駆動する。
このパワーテイクオフ機構PTOの作動、非作動切換え
は、図示しない操作レバー(走行運転キャビン内等に取
り付けられる)のオン、オフ操作に応じて行われる。な
お、上記走行用エンジンEは、車体2の下部に搭載され
た走行用バッテリEBからの電力供給を受けて作動する。
第1油圧ポンプP1は、上記のようにして駆動され、前
述の各油圧アクチュエータ(6〜9)を駆動可能な油圧
を発生する。
バッテリ駆動油圧発生ユニット14は、第2図にも示す
ように、車体2の上部に搭載されており、作業用バッテ
リUBと、モータ駆動回路41と、電動モータMと、第2油
圧ポンプP2と、駆動回路開閉回路42とから構成されてい
る。
作業用バッテリUBは、前述の走行用バッテリEBとは別
に設けられたものである。
モータ駆動回路41は、上記作業用バッテリUBに接続さ
れており、上記作業用バッテリUBからの電力を電動モー
タMに供給してこれを作動させることができる。
電動モータMは、こうして作動し、第2油圧ポンプP2
を駆動する。
第2油圧ポンプP2は、このようにして駆動され、第1
油圧ポンプP1と同様に前述の各油圧アクチュエータ(6
〜9)を駆動可能な油圧を発生する。
駆動回路開閉回路42は、上記ポンプ駆動回路41を直接
開閉する第1リレースイッチR1と、その第1リレースイ
ッチR1の開閉作動を制御する第2、第3リレースイッチ
R2、R3とから構成されている。
第1リレースイッチR1は、第1リレーコイルC1と、第
1開閉子K1とからなり、第1リレーコイルC1が非励磁の
ときは第1開閉子K1がオフ位置に位置することにより上
記ポンプ駆動回路41を遮断し、第1リレーコイルC1が励
磁されたときは第1開閉子K1がオン位置に位置すること
によって上記ポンプ駆動回路41を開通させる。なお、第
1リレーコイルC1は第1励磁ライン42aを介して上記作
業用バッテリUBに接続可能となっている。
第2、第3リレースイッチR2、R3は、それぞれ第2、
第3リレーコイルC2、C3と、第2、第3開閉子K2、K3と
からなり、各リレーコイルC2、C3が非励磁のときは各開
閉子K2、K3がオフ位置に位置することによって上記第1
励磁ライン42aを遮断し、各リレーコイルC2、C3が励磁
されたときは各開閉子K2、K3がオン位置に位置すること
によって上記第1励磁ライン42aを開通可能となす。な
お、第1励磁ライン42aが開通するのは、両開閉子K2、K
3がオン位置に位置したときのみである。また、第2、
第3リレーコイルC2、C3は、それぞれこのバッテリ駆動
油圧発生ユニット14の外部接続端子である第2励磁端子
14a、第3励磁端子14bに接続されている。さらに、上記
作業用バッテリUBは、同じく外部接続端子である電源供
給端子14cおよび電源切換え作動用端子14dに接続されて
いる。
下部コントロール回路16は、電源供給回路61と、電源
切換え回路62と、エンジン停止回路63と、エンジン始動
回路64と、作業用バッテリ側電源供給維持回路65と、下
部光信号−電気信号変換器66とから構成されている。
電源供給回路61は、前述の走行用バッテリEBおよび上
記下部光信号−電気信号変換器66における電源電気信号
入力端子66e間を接続すべく設けられた走行用バッテリ
側供給ライン61aと、前述のバッテリ駆動油圧発生ユニ
ット14における電源供給端子14cおよび上記電源電気信
号入力端子66e間を接続すべく設けられた作業用バッテ
リ側供給ライン61bとから構成されている。
電源切換え回路62は、上記走行用バッテリ側供給ライ
ン61aおよび作業用バッテリ側供給ライン61bのいずれか
を択一的に開通させる第4リレースイッチR4を備えて構
成されている。この第4リレースイッチR4は、第4リレ
ーコイルC4と、第4開閉子K4とからなり、第4リレーコ
イルC4が非励磁のときは第4開閉子K4が上動位置(走行
用バッテリ側位置)に位置することにより上記走行用バ
ッテリ側供給ライン61aを開通させるとともに作業用バ
ッテリ側供給ライン61bを遮断し、第4リレースイッチC
4が励磁されたときは第4開閉子K4が下動位置(作業用
バッテリ側位置)に位置することにより上記作業用バッ
テリ側供給ライン61bを開通させるとともに走行用バッ
テリ側供給ライン61aを遮断する。
エンジン停止回路63は、上記走行用バッテリEBの正極
および走行用エンジンE間を接続するエンジン電力供給
ライン68を開閉する第5リレースイッチR5を備えて構成
されている。この第5リレースイッチR5は、第5リレー
コイルC5と、第5開閉子K5とからなり、第5リレーコイ
ルC5が非励磁のときは第5開閉子K5がオン位置に位置す
ることにより上記エンジン電力供給ライン68を開通さ
せ、第5リレーコイルC5が励磁されたときは第5開閉子
K5がオフ位置に位置することにより上記エンジン作動用
電力供給ライン68を遮断する。
なお、上記第4リレーコイルC4および第5リレーコイ
ルC5は、それぞれ第4励磁ライン62aおよび第5励磁ラ
イン63aを介して、さらには、電源切換え作動ライン69
を介して、前述のバッテリ駆動油圧発生ユニット14にお
ける電源切換え作動用端子14dに接続可能となってい
る。
エンジン始動回路64は、上記第5励磁ライン63aを開
閉する第6リレースイッチR6を備えて構成されている。
この第6リレースイッチR6は、第6リレーコイルC6と、
第6開閉子K6とからなり、第6リレーコイルC6が非励磁
のときは第6開閉子K6がオン位置に位置することにより
上記第5励磁ライン63aを開通させ、第6リレーコイルC
6が励磁されたときは第6開閉子K6がオフ位置に位置す
ることにより上記第5励磁ライン63aを遮断する。な
お、第6リレーコイル6は、第6励磁ライン64aを介し
て上記下部光信号−電気信号変換器66におけるエンジン
ユニット作動信号出力端子66aに接続されている。
作業用バッテリ側電源供給維持回路65は、上記電源切
換え作動ライン69を開閉する第7リレースイッチR7と、
この第7リレースイッチR7のリレーコイル(第7リレー
コイルC7)を励磁すべくこれにつながる第7励磁ライン
65aと、下部光信号−電気信号変換器66におけるバッテ
リユニット作動信号出力端子66bにつながるバッテリユ
ニット作動信号ライン65bと、上記第7励磁ライン65a
を、上記電源切換え作動ライン69およびバッテリユニッ
ト作動信号ライン65bのいずれかに択一的に接続する第
8リレースイッチR8と、この第8リレースイッチR8のリ
レーコイル(第8リレーコイルC8)を励磁すべくこれに
つながる第8励磁ライン65cと、この第8励磁ライン65c
を開閉するパワーテイクオフ機構作動検出スイッチ65d
とから構成されている。
第7リレースイッチR7は、上記第7リレーコイルC7
と、第7開閉子K7とからなり、第7リレーコイルC7が非
励磁のときは第7開閉子K7がオフ位置に位置することに
より上記電源切換え作動ライン69を遮断し、第7リレー
コイルC7が励磁されたときは第7開閉子がオン位置に位
置することにより上記電源切換え作動ライン69が開通可
能となす。
第8リレースイッチR8は、上記第8リレーコイルC8
と、第8切換え子K8とからなり、この第8切換え子K8
は、上記第7励磁ライン65aに接続された励磁端子65m
を、上記電源切換え作動ライン69から分岐した分岐ライ
ン69aに接続された電源端子65p、もしくは上記バッテリ
ユニット作動信号ライン65bに接続されたバッテリ信号
端子65nに切換え接続が可能となっている。即ち、第8
リレーコイルC8が非励磁のときは第8切換え子K8が電源
端子65p側に位置することにより上記第7励磁ライン65a
を上記分岐ライン69aおよび電源切換作動ライン69(9
日、簡単のため、まとめて電源切換え作動ライン69とい
う)に接続し、第8リレーコイルC8が励磁されたときは
第8開閉子K8がバッテリ信号端子65n側に位置して上記
第7励磁ライン65aを上記バッテリユニット作動信号ラ
イン65bに接続する。なお、第8励磁ライン65cは、前述
のエンジン作動用電力供給ライン68に接続されている。
また、上記電源切換え作動ライン69および第7励磁ラ
イン65aは、バッテリ駆動油圧発生ユニット14を使用す
るか否かの選択(即ち、エンジン駆動油圧発生ユニット
13のみ使用して作業を行うこともできるのである)を行
うべく設けられたメインスイッチMSによっても開閉さ
れ、上記バッテリ駆動油圧発生ユニット14を使用すると
きにオン操作されて上記電源切換え作動ライン69および
第7励磁ライン65aを開通可能となす。
パワーテイクオフ機構作動検出スイッチ65dは、前述
のパワーテイクオフ機構PTOにおける作動、非作動切り
換え用操作レバーがオフ状態(非作動側位置)にあると
きはオフ位置に位置して上記第8励磁ライン65cを遮断
し、その操作レバーがオン操作(作動側操作)されたと
きは、オン位置に位置して上記第8励磁ライン65cを開
通させる。
さらに、上記電源切換え作動ライン69には、バッテリ
駆動油圧発生ユニット14における第3励磁端子14bにつ
ながる第3励磁ライン70が接続され、上記下部光信号−
電気信号変換器66における操作信号出力端子66cにはバ
ッテリ駆動油圧発生ユニット14における第2励磁端子14
aにつながる第2励磁ライン70が接続されている。
下部光信号−電気信号変換器66は、光信号入出力端子
66dと、これまでに説明した電源信号入力端子66eと、エ
ンジンユニット作動信号出力端子66aと、バッテリユニ
ット作動信号出力端子66bと、操作信号出力端子66cとを
備えている。電源信号入力端子66eに走行用バッテリEB
もしくは作業用バッテリUBからの電力が入力されると、
この下部光信号−電気信号変換器66は、その電力信号を
光信号(電力光信号)に変換して上記光信号入出力端子
66dに出力する。その光信号入出力端子66dには前述の光
ファイバーケーブルLCが接続されており、この光ファイ
バーケーブルLCを介して前述の上部光信号−電気信号変
換器23における光信号入出力端子23dに上記電力光信号
が送出される。一方、上記光信号入出力端子66dには、
上記光ファイバーケーブルLCを介して、上記光信号−電
気信号変換器23におけるエンジンユニット作動信号出力
端子23a、バッテリユニット作動信号入力端子23bおよび
作動信号入力端子23cから入力された各電気信号が、上
部光信号−電気信号変換器23によって光信号に変換され
て入力される。下部光信号−電気信号変換器66は、それ
らの光信号を再び電気信号に変換して、それぞれエンジ
ンユニット作動信号出力端子66a、バッテリユニット作
動信号出力端子66bおよび操作信号出力端子66cに出力す
る。
以上のような構成の油圧供給装置10によって、エンジ
ン駆動油圧発生ユニット13の作動と、バッテリ駆動油圧
発生ユニット14の作動とを切換えできるようにして作業
を行うときは、作業前に、前述のパワーテイクオフ機構
PTOにおける作動、非作動切り換え用操作レバーおよび
メインスイッチMSをオン操作しておく。
まず、エンジン駆動油圧発生ユニット13による油圧供
給を受けているとき(第4リレーコイルC4および第5リ
レーコイルC5はともに非励磁であり、走行用バッテリ側
供給ライン61aおよびエンジン作動用電力供給ライン68
が開通状態にあって、上部操作回路12には走行用バッテ
リEBからの電力が供給されている)に、バッテリ駆動油
圧発生ユニット14による油圧供給に切換える場合につい
て説明する。
作業台5に搭乗した作業者によって、上部操作回路12
における選択スイッチ21が、エンジン駆動端子21a側か
らバッテリ駆動端子21b側に切換えられると、走行用バ
ッテリEBからの電力が、その選択スイッチ21および上下
光信号−電気信号変換器、23、66を介して下部コントロ
ール回路16の作業用バッテリ側電源供給維持回路65にお
けるバッテリユニット作動信号ライン65bに出力され
る。このとき、第8リレーコインC8は励磁状態にあり
(エンジン作動用電力供給ライン68および第8励磁ライ
ン65cは開通状態にある)。上記第7励磁ライン65aは、
バッテリユニット作動信号ライン65bに接続され、第7
リレーコイルC7が励磁されて電源切換え作動ライン69が
開通される。このため、作業用バッテリUBからの電力に
よって、第4リレーコイルC4および第5リレーコイルC5
がともに励磁され(第6リレーコイルC6は非励磁であ
る)、走行用バッテリ側供給ライン61aが遮断されると
ともに、作業用バッテリ側供給ライン61bが開通される
一方、エンジン作動用電力供給ライン68が遮断される。
こうして、走行用バッテリEBからの電力に代わって作業
用バッテリUBからの電力が上部操作回路12に供給される
一方、エンジンEが停止され、第1油圧ポンプP1の作動
も停止する。また、このとき第8励磁ライン65cにも電
力が供給されなくなるので、第8リレーコイルC8は非励
磁となり、第7励磁ライン65aは、バッテリユニット作
動信号ライン65bに変えて電源切換え作動ライン69に接
続される。このため、これまで走行用バッテリEBからの
電力によって励磁されていた第7リレーコイルC7は、上
記第8リレースイッチR8における切換え作動とともに作
業用バッテリUBからの電力によって励磁されることにな
り、電源切換え作動ライン69は、開通状態を維持する。
さらに、これと同時に、第3励磁ライン70を介して、作
業用バッテリUBからの電力が第3リレーコイルC3に供給
されてこれを励磁し、駆動回路開閉回路42における第1
励磁ライン42aをスタンバイ状態(第2開閉子K2がオン
位置に切換われば開通する状態)にする。
このようなスタンバイ状態において、ブーム4等を作
動させるべく操作装置5aが操作され、上部操作回路12に
おける操作検出スイッチ22のいずれかがオンになると、
作業用バッテリ側供給ライン61bを介して上部操作回路1
2に供給された作業用バッテリUBからの電力の一部が、
第2励磁ライン71に出力されて第2リレーコイルC2を励
磁するとともに、上記第1励磁ライン42aが開通して、
第1リレーコイルC1が励磁される。
こうしてモータ駆動回路41が開通されると電動モータ
Mが作動し、第2油圧ポンプP2による油圧の発生が開始
される。なお、ブーム4等の作動を停止させるべく操作
装置5aが操作され、上部操作回路12における操作検出ス
イッチ22のすべてがオフになると、再び、第1励磁ライ
ン42aが上記スタンバイ状態に戻り、電動モータMおよ
び第2油圧ポンプP2の作動が停止する。
次に、上述のようにバッテリ駆動油圧発生ユニット14
による油圧供給を受けているときに、エンジン駆動油圧
発生ユニット13による油圧供給に切り換える場合につい
て説明する。
上記作業者によって、上部操作回路12における選択ス
イッチ21が、バッテリ駆動端子21b側からエンジン駆動
端子21a側に切り換えられると、作業用バッテリUBから
の電力が、その選択スイッチ21および上下光信号−電気
信号変換器、23、66を介して下部コントロール回路16の
エンジン始動回路64における第6励磁ライン64aに出力
され、第6リレーコイルC6を励磁する。これにより、エ
ンジン停止回路63における第5励磁ライン63aが遮断さ
れ、これまで、作業用バッテリUBからの電力によって励
磁されていた第5リレーコイルC5が非励磁とされ、エン
ジン作動用電力供給ライン68が開通される。
こうしてエンジンEが始動され、第1油圧ポンプP1が
作動して油圧発生を開始する。なお、エンジン駆動油圧
発生ユニット13は、上部操作回路12における操作検出ス
イッチ22のオン、オフにかかわらず作動し続ける。
一方、これと同時に、第8励磁ライン65cにも電力が
供給されるため、第8リレーコイルC8が励磁され、第7
励磁ライン65aは、電源切換え作動ライン69に変えてバ
ッテリユニット作動信号ライン65bに接続される。ここ
で、上記バッテリユニット作動信号ライン65bには何等
電力が供給されないので、第7リレーコイルC7は非励磁
となり、電源切換え作動ライン69は遮断される。このた
め、第4リレーコイルC4が非励磁となって、作業用バッ
テリ側供給ライン61bが遮断されるとともに走行用バッ
テリ側供給ライン61aが開通され、上部操作回路12に
は、作業用バッテリUBからの電力に代わって走行用バッ
テリEBからの電力が供給されるとともに、第3リレーコ
イルC3が非励磁となって第1励磁ライン42aのスタンバ
イ状態が解除され、バッテリ駆動油圧発生ユニット14
は、非作動状態に保持される。
このようにして作業者は、作業台5に搭乗したまま、
エンジン駆動油圧発生ユニット13およびバッテリ駆動油
圧発生ユニット14間における作動、非作動を切り換える
ことができるため、例えば、エンジン駆動油圧発生ユニ
ット13を作動させながらの作業中に、エンジンE等が発
生する騒音について苦情が起こった場合、バッテリ駆動
油圧発生ユニット14を作動させながらの作業中に、作業
用バッテリUBの残量が不足してしまった場合に、即、も
う一方の油圧発生ユニットの作動に切り換えて、上記騒
音を低く抑えたり、作業用バッテリUBの蓄電残量を気に
せずに作業を続行したりすることができる。
ハ.考案の効果 以上のように、本考案の油圧供給装置を用いれば、高
所作業車の作業台に搭乗した作業者は、その場でエンジ
ン駆動油圧発生手段およびバッテリ駆動油圧発生手段間
の作動、非作動の切換えを行うことができるので、従来
のように、いちいち地上に降りてしか上記切換えを行え
ないものに比べて、便利であり、作業効率の向上に有効
である。
また、選択スイッチを、エンジン駆動油圧発生手段か
らバッテリ駆動油圧発生手段に切り換えたときにはエン
ジンを自動的に停止させ、バッテリ駆動油圧発生手段か
らエンジン駆動油圧発生手段に切り換えたときにはエン
ジンを自動的に始動させるように構成されていることか
ら、選択スイッチの切換時にブームが停止することなく
円滑にかつ効率的に行われ、停止に伴う車体等の振動が
生じないため、作業者に不安を与えることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る油圧供給装置の電気回路図、 第2図は、上記油圧供給装置を備えた高所作業車の斜視
図である。 5……作業台、5a……操作装置 12……上部操作回路 13……エンジン駆動油圧発生ユニット 14……バッテリ駆動油圧発生ユニット 16……下部コントロール回路 21……油圧発生ユニット選択スイッチ 22……操作検出スイッチ E……走行用エンジン、EB……走行用バッテリ UB……作業用バッテリ P1……第1油圧ポンプ、P2……第2油圧ポンプ M……電動モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F04B 49/06 311 F04B 49/06 311

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体上に、この車体に対して油圧力により
    昇降その他の移動が自在な作業台を備えてなる高所作業
    車において、 前記高所作業車の走行用エンジンの出力を使用して、前
    記油圧力を供給する油圧ポンプを駆動するようにしたエ
    ンジン駆動油圧発生手段と、 前記車体上に搭載された作業用バッテリからの電力を使
    用して、前記油圧力を供給する油圧ポンプを駆動するよ
    うにしたバッテリ駆動油圧発生手段と、 前記作業台上に配設され、前記エンジン駆動油圧発生手
    段および前記バッテリ駆動油圧発生手段のうちいずれか
    一方を作動させるために選択操作される選択スイッチ
    と、 前記選択スイッチを、前記エンジン駆動油圧発生手段か
    ら前記バッテリ駆動油圧発生手段に切り換えたときには
    前記走行用エンジンを自動的に停止させ、前記バッテリ
    駆動油圧発生手段から前記エンジン駆動油圧発生手段に
    切り換えたときには前記走行用エンジンを自動的に始動
    させる制御手段とを備えたことを特徴とする高所作業車
    の油圧供給装置。
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