JP3737541B2 - データ処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、アプリケーションプログラムの発生する文字コードの指す文字パターンをグラフィックビデオメモリに直接展開する構成を採って、そのグラフィックビデオメモリに展開される画面データをディスプレイに表示しつつデータ処理を実行するデータ処理装置に関し、特に、視覚障害者が利用可能になるデータ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
視覚障害者が使用できるようにするためには、データ処理装置が音声出力機能や点字出力機能を持つ必要がある。
【0003】
従来のデータ処理装置は、キャラクタベースのOSシステムを採用しており、図24に示すように、アプリケーションプログラムの発生する文字コードをキャラクタVRAMに展開することで、ディスプレイに文字を表示するという構成を採っていた。
【0004】
これから、図25に示すように、このキャラクタVRAMに展開される文字コードを音声データや点字データに変換する機能を持たせることで、視覚障害者が使用できるようにする構成を採っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、最近、データ処理装置のOSシステムは、キャラクタベースからグラフィックベースへと移行しつつある。
【0006】
このグラフィックベースのOSシステムを採用するデータ処理装置では、図26に示すように、アプリケーションプログラムの発生する文字コードの指す文字パターンをグラフィックビデオメモリに直接展開することで、ディスプレイに文字を表示するという構成を採っている。
【0007】
これから、このようなグラフィックベースのOSシステムを採用するデータ処理装置では、ディスプレイに表示する文字を音声データや点字データに変換できないことから、視覚障害者が使用できないという問題点がある。
【0008】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、グラフィックベースのOSシステムを採用するときにあって、視覚障害者が利用可能となる新たなデータ処理装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
図1に本発明の原理構成を図示する。
図中、1は本発明を具備するデータ処理装置であって、OSに展開されて、アプリケーションプログラム2の発生する文字コードをグラフィックデータに変換する画面出力手段3を備えて、この画面出力手段3の生成するグラフィックデータをグラフィックビデオメモリ4に直接展開することで、アプリケーションプログラム2の発生する文字をディスプレイ5に表示してデータ処理を実行するものである。
【0010】
このデータ処理装置1は、本発明を実現するために、視覚障害者用出力装置として用意される音声発生装置6と点字ディスプレイ7のいずれか一方又は双方を備える構成を採るとともに、捕獲手段8と、文字処理手段9と、バッファ手段10と、設定手段11と、特定手段12と、出力手段13とを備える。
【0011】
この捕獲手段8は、アプリケーションプログラム2の発生する文字コードと、それが持つ属性情報とを捕獲する。文字処理手段9は、捕獲手段8の捕獲する文字コード及び属性情報と、ディスプレイ上の出力位置とを対応付ける処理を実行する。バッファ手段10は、文字処理手段9の処理結果を保持する。設定手段11は、対話処理に従ってディスプレイ上の出力対象位置を設定する。特定手段12は、バッファ手段10を参照することで、設定手段11の設定する出力対象位置の指す文字コード及び属性情報を特定する。出力手段13は、特定手段12の特定する文字コード及び属性情報のいずれか一方又は双方を変換対象として、その変換対象を文字読みの音声データと点字データのいずれか一方又は双方に変換して、対応する視覚障害者用出力装置に出力する。
【0013】
【作用】
本発明では、アプリケーションプログラム2の発生する文字コードと、それが持つ属性情報とを捕獲する捕獲手段8を設けるとともに、この捕獲手段8の捕獲する文字コード及び属性情報と、ディスプレイ上の出力位置とを対応付ける処理を実行して、その処理結果をバッファ手段10に格納する文字処理手段9を設ける構成を採って、設定手段11が、対話処理に従ってディスプレイ上の出力対象位置を特定すると、特定手段12が、バッファ手段10を参照することで、その設定された出力対象位置の指す文字コード及び属性情報を特定し、この特定結果を受けて、出力手段13が、その特定された文字コード及び属性情報のいずれか一方又は双方を変換対象として、その変換対象を文字読みの音声データと点字データのいずれか一方又は双方に変換して、対応する視覚障害者用出力装置に出力する。
【0014】
このようにして、本発明のデータ処理装置1によれば、グラフィックベースのOSシステムを採用するときにあっても、視覚障害者の利用に供することができるようになる。
【0015】
【実施例】
以下、実施例に従って本発明を詳細に説明する。
図2に、本発明を具備する文書作成装置20のシステム構成を図示する。
【0016】
この文書作成装置20は、グラフィックベースのOSシステムを採用するデータ処理装置上に構築されるものであって、通常の文書作成装置と同様に、ディスプレイ21及びキーボード22を備えるとともに、本発明を実現するために、視覚障害者の利用を可能にするための音声合成装置23及び点字ディスプレイ24を備える構成を採る。
【0017】
そして、この文書作成装置20は、1つ又は複数のウィンドウを開設して、そのウィンドウ上にユーザより入力される文書を表示していくことで文書作成を実行するものであって、図3に示すように、通常の文書作成装置と同様に、文書入力箇所を示す物理カーソル25を表示するとともに、本発明を実現するために、視覚障害者用の音声データ及び点字データの出力箇所を示す論理カーソル26を表示する構成を採る。
【0018】
この視覚障害者用の音声データ及び点字データの出力処理は、キーボード22のキー操作により指定させる構成を採るが、本発明では、キー数の増加を招かないようにするために、図4中に示すキーボード22の持つ「SHIFTキー」、「CTRLキー」、「1/2/4/5/6/8の数値キー」、「+キー」、「−キー」、「=キー」、「ピリオドキー」、「*キー」を、音声データ及び点字データの出力処理用として使用する構成を採っている。なお、これらのキーを用いずに、文書作成のプログラムで使用することのない他のキーを用いることも可能である。
【0019】
図5に、文書作成装置20の持つプログラム構成の一実施例を図示する。
この図に示すように、文書作成装置20は、キーボード22からの入力に従って文書作成処理を実行する文書作成プログラム30と、OSに展開されて、文書作成プログラム30の発生する文字コードをグラフィックデータに変換してグラフィックビデオメモリ31に展開することで作成中の文書をディスプレイ21に表示する画面出力プログラム32と、文書作成プログラム30と画面出力プログラム32の間に設けられて、ウィンドウ制御処理を司ることで文書作成処理を支援するウィンドウサブシステム33と、作成中の文書を音声データ及び点字データに変換して音声合成装置23及び点字ディスプレイ24に出力する音声点字出力プログラム34とを備える。
【0020】
この音声点字出力プログラム34は、作成中の文書の任意箇所の出力処理を可能にするために文字コード保存バッファ35を備えるものであり、この文字コード保存バッファ35には、文書作成プログラム30の発生する文字コードと、そのディスプレイ上の出力位置とが論理的に対応付けられた形で保存されるとともに、その文字コードの持つ属性情報についても、同様の形態で保存されることになる。
【0024】
図6ないし図18に、音声点字出力プログラム34の実行する処理フローの一実施例を図示する。次に、これら処理フローに従って本発明を詳細に説明する。
声点字出力プログラム34は、文書作成プログラム30が文字コードとそれが持つ属性情報とを出力すると、図6の処理フローに示すように、その文字コード及び属性情報を捕獲して、それらとディスプレイ上の出力位置との対応付けを行う処理を実行した後、その処理結果を文字コード保存バッファ35に保存する処理を実行する。
すなわち、図19に示すように、ディスプレイ上に表示される文字と、それが持つ属性情報(文字サイズや、文字種や、文字色や、ドット座標位置等)とを文字コード保存バッファ35に論理的に記録していく処理を実行するのである。
【0025】
ここで、このとき捕獲する文字コードには、文書作成プログラム30の作成する文書内容の文字コードの他に、文書作成プログラム30の選択対象となるメニュー項目一覧が持つ文書内容の文字コードや、それらのメニュー項目のどれが選択されているのかということや、文書作成プログラム30の選択する入力モードの持つ文字コードのようなものも含まれる。
なお、図6の処理フローでは、既に作成されている文書部分を音声データ及び点字データに変換して出力していくことを可能にするために、その処理結果を文字コード保存バッファ35に保存するという構成を採っているが、本発明に関連する技術として、作成中の文書をリアルタイムで音声データ及び点字データに変換して出力していくという構成を採る場合には、音声点字出力プログラム34は、文書作成プログラム30が文字コードを出力すると、その文字コードを捕獲して音声データ及び点字データに変換し、それを音声合成装置23及び点字ディスプレイ24に出力するように処理することになる。
ここで、このとき捕獲する文字コードには、文書作成プログラム30の作成する文書内容の文字コードの他に、文書作成プログラム30の選択するメニュー項目の持つ文書内容の文字コードや、文書作成プログラム30の選択する入力モード(英字入力モード等)の持つ文字コードのようなものも含まれる。また、文字コードの他に、その文字コードの持つ属性情報についても捕獲する構成を採って、それについても音声データ及び点字データに変換して音声合成装置23及び点字ディスプレイ24に出力していく構成を採ることも可能である。
この本発明に関連する技術を具備する文書作成装置20では、グラフィックベースのOSシステムを採用するときにあって、文書作成プログラム30がOSの画面出力プログラム32に対して文書の文字コードを出力するときに、音声点字出力プログラム34がその文字コードを捕獲して音声データ及び点字データに変換して音声合成装置23及び点字ディスプレイ24に出力する構成を採ることから、作成中の文書の音声データ及び点字データをリアルタイムで出力できるようになる。
【0026】
このようにして、文字コード保存バッファ35に作成文書の文字コードと、それが持つ属性情報とが保存されているときに、音声点字出力プログラム34は、ユーザにより「SHIFTキー」及び「1の数値キー」が同時操作されることで、論理カーソル26の位置する文字の文字出力要求が発行されると、図7の処理フローに示すように、先ず最初に、文字コード保存バッファ35から、論理カーソル26の位置する文字又は文字列の文字コードを取り込み、続いて、その取り込んだ文字コードを音声データ及び点字データに変換し、続いて、その生成した音声データ及び点字データを音声合成装置23及び点字ディスプレイ24に出力する。
【0027】
この処理に従って、図20に示すような作成文書がディスプレイ21に表示されているときにあって、その作成文書中に含まれる論理カーソル26の位置する文字「は」の音声データ及び点字データが出力されることになる。
【0028】
また、文字コード保存バッファ35に作成文書の文字コードと、それが持つ属性情報とが保存されているときに、音声点字出力プログラム34は、ユーザにより「SHIFTキー」及び「5の数値キー」が同時操作されることで、論理カーソル26の位置する行の文字出力要求が発行されると、図8の処理フローに示すように、先ず最初に、文字コード保存バッファ35から、論理カーソル26の位置する行の文字列の文字コードを取り込み、続いて、その取り込んだ文字コードを音声データ及び点字データに変換し、続いて、その生成した音声データ及び点字データを音声合成装置23及び点字ディスプレイ24に出力する。
【0029】
この処理に従って、図20に示すような作成文書がディスプレイ21に表示されているときにあって、その作成文書中に含まれる論理カーソル26の位置する行の文字列「今日は良い天気です」の音声データ及び点字データが出力されることになる。
【0030】
また、文字コード保存バッファ35に作成文書の文字コードと、それが持つ属性情報とが保存されているときに、音声点字出力プログラム34は、ユーザにより「CTRLキー」及び「5の数値キー」が同時操作されることで、論理カーソル26の位置するウィンドウ領域の文字出力要求が発行されると、図9の処理フローに示すように、先ず最初に、文字コード保存バッファ35から、論理カーソル26の位置するウィンドウ領域の文字列の文字コードを取り込み、続いて、その取り込んだ文字コードを音声データ及び点字データに変換し、続いて、その生成した音声データ及び点字データを音声合成装置23及び点字ディスプレイ24に出力する。
【0031】
この処理に従って、図20に示すような作成文書がディスプレイ21に表示されているときにあって、その作成文書中に含まれる論理カーソル26の位置するウィンドウ領域の文字列「今日は良い天気です。学校に行きました。あし」の音声データ及び点字データが出力されることになる。
【0032】
図10に、音声点字出力プログラム34の実行する論理カーソル26の移動処理の処理フローの一実施例を図示する。
音声点字出力プログラム34は、ユーザにより「2の数値キー」が操作されることで、論理カーソル26を下に移動させる要求が発行されたり、ユーザにより「4の数値キー」が操作されることで、論理カーソル26を左に移動させる要求が発行されたり、ユーザにより「6の数値キー」が操作されることで、論理カーソル26を右に移動させる要求が発行されたり、ユーザにより「8の数値キー」が操作されることで、論理カーソル26を上に移動させる要求が発行されると、図10(a)に示すように、その移動指示に従って論理カーソル26を移動させる。
【0033】
この処理に従って、図20に示すような作成文書がディスプレイ21に表示されているときにあって、ユーザにより「4の数値キー」が操作されることで、論理カーソル26を左に移動させる要求が発行されると、「日」の文字位置に論理カーソル26が移動され、ユーザにより「2の数値キー」が操作されることで、論理カーソル26を下に移動させる要求が発行されると、「に」の文字位置に論理カーソル26が移動されることになる。
【0034】
このようにして移動される論理カーソル26を使って、図6ないし図9の処理フローで説明したように、ユーザの要求する文字又は文字列の音声データ及び点字データが出力されることになる。
【0035】
文書作成プログラム30は、文字入力領域以外の領域へは物理カーソル25を移動できないようにする構成を採っている。しかし、視覚障害者の場合、そのような領域にどのような文字が記述されているのか知る必要がでてくる。これから、音声点字出力プログラム34は、論理カーソル26を画面上の任意位置に移動できるようにしている。例えば、図21に示すような文書作成画面がディスプレイ21に表示されているときにあって、物理カーソル25の移動できない領域に記述される「ファイル」や「編集」や「ヘルプ」のメニュー位置に対しても、論理カーソル26を移動できるようにする構成を採っているのである。
【0036】
論理カーソル26を物理カーソル25の移動不可能領域に移動させる場合、その移動先の文字列を音声データ及び点字データに変換して出力してから、自動的に移動元に戻す構成を採ると、視覚障害者にとって便利なものとなる。
【0037】
図10(b)に示す処理フローは、この機能の実現のために用意されるものであり、文書作成プログラム30は、この処理フローに従う場合には、図10(a)で説明したキー操作に従って論理カーソル26の移動要求が発行されると、
先ず最初に、ステップ1で、その移動指示に従って論理カーソル26を移動させ、続くステップ2で、その移動先が物理カーソル25の移動不可能領域である特定領域であるの否かを判断して、特定領域でないことを判断するときには、そのまま処理を終了し、特定領域であることを判断するときには、ステップ3に進んで、文字コード保存バッファ35から、論理カーソル26の位置する文字列の文字コードを取り込む。
【0038】
そして、続いて、ステップ4で、その取り込んだ文字コードを音声データ及び点字データに変換し、続くステップ5で、その生成した音声データ及び点字データを音声合成装置23及び点字ディスプレイ24に出力した後、続くステップ6で、論理カーソル26を移動前の元の位置に戻すのである。
【0039】
なお、この処理フローでは、論理カーソル26の移動先が特定領域であるときに、自動的に、論理カーソル26の位置する文字列を音声データ及び点字データに変換して音声合成装置23及び点字ディスプレイ24に出力していく構成を採ったが、移動先が特定領域でないときにも、自動的に、論理カーソル26の位置する文字列を音声データ及び点字データに変換して音声合成装置23及び点字ディスプレイ24に出力していく構成を採ることも可能である。また、そのようなときの出力形式として、論理カーソル26の位置する文字列を変換対象とするのではなくて、論理カーソル26の位置する行の文字列を変換対象とするように、変換対象の範囲を広げる構成を採ることも可能である。
【0040】
文書作成プログラム30は、文書作成にあたって、入力文字のモード(英字入力モード等)を指定させたり、メニューを開設してその中からメニュー項目を選択させることで文書を作成していく処理を実行する。
【0041】
このような動作情報の選択の際に発生される文字コードは、それ自体が意味を持つものではなくて、その動作情報の文字内容が意味を持つものである。上述したように、音声点字出力プログラム34は、このような動作情報の指す文字コードについても捕獲して文字コード保存バッファ35に格納するので、これを使って、どういう入力モードが設定されているのかということや、メニュー項目としてどのようなものがあるのかということや、どのメニュー項目が選択されているのかということを音声合成装置23及び点字ディスプレイ24に出力できるようにする構成を採っている。
【0042】
すなわち、音声点字出力プログラム34は、文字コード保存バッファ35の格納データを参照することで、入力モードが変更されたことを検出すると、図11の処理フローに示すように、先ず最初に、文字コード保存バッファ35から、その変更後の入力モードの持つ文字列の文字コードを取り込み、続いて、その取り込んだ文字コードを音声データ及び点字データに変換し、続いて、その生成した音声データ及び点字データを音声合成装置23及び点字ディスプレイ24に出力する。
【0043】
また、ユーザにより「SHIFTキー」及び「=キー」が同時操作されることで、入力モードの表示要求が発行されると、図12の処理フローに示すように、文字コード保存バッファ35から、入力モードの持つ文字列の文字コードを取り込み、続いて、その取り込んだ文字コードを音声データ及び点字データに変換し、続いて、その生成した音声データ及び点字データを音声合成装置23及び点字ディスプレイ24に出力する。
【0044】
なお、この図12の処理フローに代えて、ユーザにより「SHIFTキー」及び「=キー」が同時操作されることで、入力モードの表示要求が発行されると、論理カーソル26を入力モードの表示領域に移動させ、ユーザからの出力要求が発行されることを条件にして、入力モードを音声データ及び点字データに変換して出力していくようにしてもよい。
【0045】
このようにして、図22に示すように、入力モードが「かな入力モード」に変更されると、「カナ」という音声データ及び点字データが出力されることになり、また、入力モードの出力要求が発行されるときに、入力モードが「かな入力モード」に設定されているときには、「カナ」という音声データ及び点字データが出力されることになる。
【0046】
そして、音声点字出力プログラム34は、物理カーソル25が移動されることで、メニュー項目の選択指示が発行されると、図13の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ1で、物理カーソル25の移動先がメニュー項目であることでリバース表示されているのか否かを判断して、リバース表示されていることを判断するときには、ステップ2に進んで、文字コード保存バッファ35から、そのリバース表示部分の文字列の文字コードを取り込み、続いて、ステップ3で、その取り込んだ文字コードを音声データ及び点字データに変換し、続いて、ステップ4で、その生成した音声データ及び点字データを音声合成装置23及び点字ディスプレイ24に出力する。一方、ステップ1でリバース表示されていないことを判断するときには、ステップ5に進んで、文字コード保存バッファ35から、物理カーソル25の位置する文字列の文字コードを取り込み、続いて、ステップ3で、その取り込んだ文字コードを音声データ及び点字データに変換し、続いて、ステップ4で、その生成した音声データ及び点字データを音声合成装置23及び点字ディスプレイ24に出力する。
【0047】
また、ユーザにより「CTRLキー」及び「−キー」が同時操作されることで、リバース表示されている選択メニュー項目の表示要求が発行されると、図14の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ1で、文字コード保存バッファ35の中のリバース表示部分の文字列の文字コードを検索し、続いて、ステップ2で、文字コードが検索されたのか否かを判断して、文字コードが検索されなかったことを判断するときには、そのまま処理を終了し、文字コードが検索されたことを判断するときには、ステップ3に進んで、その検索された文字コードを音声データ及び点字データに変換し、続いて、ステップ4で、その生成した音声データ及び点字データを音声合成装置23及び点字ディスプレイ24に出力する。
【0048】
なお、この図14の処理フローに代えて、ユーザにより「CTRLキー」及び「−キー」が同時操作されることで、リバース表示されている選択メニュー項目の表示要求が発行されると、論理カーソル26をリバース表示されている選択メニュー項目に移動させ、ユーザからの出力要求が発行されることを条件にして、リバース表示されている選択メニュー項目を音声データ及び点字データに変換して出力していくようにしてもよい。
【0049】
このようにして、図23に示すようなメニューがディスプレイ21に表示されるときにあって、メニュー項目の「SAVE」が選択されると、「セーブ」という音声データ及び点字データが出力されることになり、また、選択メニュー項目の出力要求が発行されるときにあって、メニュー項目の「SAVE」が選択されているときには、「セーブ」という音声データ及び点字データが出力されることになる。
【0050】
音声点字出力プログラム34は、視覚障害者の使用を一層便利なものとするために、更にいくつかの機能を持っている。それらの機能として、文字コードのコード読み出力機能があり、文字属性の出力機能があり、声質を使った文字種別の識別出力機能があり、音声データの出力速度の変更機能がある。
【0051】
図15ないし図18に、これらの機能を実現するために音声点字出力プログラム34の実行する処理フローの一実施例を図示する。
音声点字出力プログラム34は、ユーザにより「SHIFTキー」及び「ピリオドキー」が同時操作されることで、文字コードのコード読み出力要求が発行されると、図15の処理フローに示すように、先ず最初に、文字コード保存バッファ35から、論理カーソル26の位置する文字の文字コードを取り込み、続いて、その取り込んだ文字コードを出力対象の文字コードに変換し、続いて、その変換した文字コードを音声データ及び点字データに変換し、続いて、その生成した音声データ及び点字データを音声合成装置23及び点字ディスプレイ24に出力する。
【0052】
この処理に従って、論理カーソル26の位置する文字が「亜」であるときに、出力対象の文字コードがJISコードであるときには、「ジスコード サンゼロニーイチ」という音声データ及び点字データが出力されることになり、出力対象の文字コードが句点コードであるときは、「クテンコード イチロクゼロイチ」という音声データ及び点字データが出力されることになる。
【0053】
また、音声点字出力プログラム34は、ユーザにより「SHIFTキー」及び「*キー」が同時操作されることで、文字属性の出力要求が発行されると、図16の処理フローに示すように、先ず最初に、文字コード保存バッファ35から、論理カーソル26の位置する文字の持つ属性の文字コードを取り込み、続いて、その取り込んだ文字コードを音声データ及び点字データに変換し、続いて、その生成した音声データ及び点字データを音声合成装置23及び点字ディスプレイ24に出力する。
【0054】
この処理に従って、論理カーソル26の位置する文字が「拡大文字」という属性を持つときには、「カクダイモジ」という音声データ及び点字データが出力されることになる。
【0055】
また、音声点字出力プログラム34は、ユーザにより「CTRLキー」及び「*キー」が同時操作されることで、声質を使った文字種別の識別出力要求が発行されると、図17の処理フローに示すように、出力対象の文字が全角ローマ大文字であるときには、音声合成装置23に対して、男声の高音を使って音声データを出力することを指示し、出力対象の文字が全角ローマ小文字であるときには、音声合成装置23に対して、男声の低音を使って音声データを出力することを指示し、出力対象の文字が半角ローマ大文字であるときには、音声合成装置23に対して、女声の高音を使って音声データを出力することを指示し、出力対象の文字が半角ローマ小文字であるときには、音声合成装置23に対して、女声の低音を使って音声データを出力することを指示する。
【0056】
この処理に従って、視覚障害者は、文字の音声データが出力されるときに、その文字の種類についても同時に認識できるようになる。
また、音声点字出力プログラム34は、ユーザにより「SHIFTキー」及び「+キー」が同時操作されることで、音声データの出力速度を1段階上げる要求が発行されたり、「SHIFTキー」及び「−キー」が同時操作されることで、音声データの出力速度を1段階下げる要求が発行されると、図18の処理フローに示すように、音声データの出力速度をそれに従って変更して、その変更した音声データの出力速度が上限以上となるときには、それを上限に設定し直すとともに、その変更した音声データの出力速度が下限以下となるときには、それを下限に設定し直して、そのようにして設定した音声データの出力速度を音声合成装置23に対して通知する。
【0057】
この処理に従って、視覚障害者は、自分の聞き取りやすい音声データの出力速度を選択できるようになる。なお、この図18の処理フローで示さなかったが、音声データの出力を途中で打ち切るような機能を持たせることも可能である。
【0058】
図示実施例に従って本発明を開示したが、本発明はこれに限定されるものでない。例えば、実施例では、文書作成装置20に従って開示したが、本発明はそれ以外のデータ処理装置にもそのまま適用できる。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のデータ処理装置によれば、グラフィックベースのOSシステムを採用するときにあっても、視覚障害者の利用に供することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明を具備する文書作成装置のシステム構成図である。
【図3】物理カーソル/論理カーソルの説明図である。
【図4】キーボードの説明図である。
【図5】文書作成装置のプログラム構成の一実施例である。
【図6】音声点字出力プログラムの実行する処理フローの一実施例である。
【図7】音声点字出力プログラムの実行する処理フローの一実施例である。
【図8】音声点字出力プログラムの実行する処理フローの一実施例である。
【図9】音声点字出力プログラムの実行する処理フローの一実施例である。
【図10】音声点字出力プログラムの実行する処理フローの一実施例である。
【図11】音声点字出力プログラムの実行する処理フローの一実施例である。
【図12】音声点字出力プログラムの実行する処理フローの一実施例である。
【図13】音声点字出力プログラムの実行する処理フローの一実施例である。
【図14】音声点字出力プログラムの実行する処理フローの一実施例である。
【図15】音声点字出力プログラムの実行する処理フローの一実施例である。
【図16】音声点字出力プログラムの実行する処理フローの一実施例である。
【図17】音声点字出力プログラムの実行する処理フローの一実施例である。
【図18】音声点字出力プログラムの実行する処理フローの一実施例である。
【図19】文字コード保存バッファへの格納処理説明図である。
【図20】音声点字出力プログラムの処理説明図である。
【図21】音声点字出力プログラムの処理説明図である。
【図22】音声点字出力プログラムの処理説明図である。
【図23】音声点字出力プログラムの処理説明図である。
【図24】キャラクタベースのデータ処理装置の説明図である。
【図25】従来技術の説明図である。
【図26】グラフィックベースのデータ処理装置の説明図である。
【符号の説明】
1 データ処理装置
2 アプリケーションプログラム
3 画面出力手段
4 グラフィックビデオメモリ
5 ディスプレイ
6 音声発生装置
7 点字ディスプレイ
8 捕獲手段
9 文字処理手段
10 バッファ手段
11 設定手段
12 特定手段
13 出力手段

Claims (9)

  1. アプリケーションプログラムの発生する文字コードの指す文字パターンをグラフィックビデオメモリに直接展開する構成を採って、そのグラフィックビデオメモリに展開される画面データをディスプレイに表示しつつデータ処理を実行するデータ処理装置において、
    視覚障害者用出力装置として、音声発生装置と点字ディスプレイのいずれか一方又は双方を備える構成を採り、
    かつ、アプリケーションプログラムの発生する文字コードと、それが持つ属性情報とを捕獲する捕獲手段と、
    上記捕獲手段の捕獲する文字コード及び属性情報と、ディスプレイ上の出力位置とを対応付ける処理を実行する文字処理手段と、
    上記文字処理手段の処理結果を保持するバッファ手段と、
    対話処理に従ってディスプレイ上の出力対象位置を設定する設定手段と、
    上記バッファ手段を参照することで、上記設定手段の設定する出力対象位置の指す文字コード及び属性情報を特定する特定手段と、
    上記特定手段の特定する文字コード及び属性情報のいずれか一方又は双方を変換対象として、その変換対象を文字読みの音声データと点字データのいずれか一方又は双方に変換して、対応する視覚障害者用出力装置に出力する出力手段とを備えることを、
    特徴とするデータ処理装置。
  2. 請求項1に記載のデータ処理装置において、
    上記捕獲手段は、アプリケーションプログラムの選択する動作情報の指す文字コード及び属性情報についても捕獲するよう処理することを、
    特徴とするデータ処理装置。
  3. 請求項1に記載のデータ処理装置において、
    上記捕獲手段は、アプリケーションプログラムの選択対象となる動作情報の指す文字コード及び属性情報と、それらの動作情報の内のどれが選択されるのかについても捕獲するよう処理することを、
    特徴とするデータ処理装置。
  4. 請求項2又は3に記載のデータ処理装置において、
    上記特定手段は、アプリケーションプログラムの選択する動作情報の指す文字コード及び属性情報については、動作情報の選択が変更されるときに、設定手段の設定処理に依らずに自動的に特定するよう処理することを、
    特徴とするデータ処理装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のデータ処理装置において、
    上記設定手段は、ディスプレイ上の任意位置への移動可能な論理カーソルを使って出力対象位置を設定するよう処理することを、
    特徴とするデータ処理装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載のデータ処理装置において、
    上記設定手段は、指定される位置の規定近傍範囲を出力対象位置として設定するよう処理することを、
    特徴とするデータ処理装置。
  7. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載のデータ処理装置において、
    上記設定手段は、指定される位置を含む領域の全領域を出力対象位置として設定するよう処理することを、
    特徴とするデータ処理装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載のデータ処理装置において、
    上記出力手段は、文字読みの変換データに変換するのではなくて、コード読みの変換データに変換するよう処理することを、
    特徴とするデータ処理装置。
  9. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載のデータ処理装置において、
    上記出力手段は、文字読みの音声データに変換するときに、文字種別に応じた異なる声質の音声データに変換するよう処理することを、
    特徴とするデータ処理装置。
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