JP2001005806A - 文字入力装置及び入力制御方法 - Google Patents

文字入力装置及び入力制御方法

Info

Publication number
JP2001005806A
JP2001005806A JP11176992A JP17699299A JP2001005806A JP 2001005806 A JP2001005806 A JP 2001005806A JP 11176992 A JP11176992 A JP 11176992A JP 17699299 A JP17699299 A JP 17699299A JP 2001005806 A JP2001005806 A JP 2001005806A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
area
data
editing area
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11176992A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Furuichi
佳男 古市
Hiroshi Yamazaki
弘 山崎
Kenichi Koga
憲一 古賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Computer Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Computer Engineering Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Computer Engineering Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP11176992A priority Critical patent/JP2001005806A/ja
Publication of JP2001005806A publication Critical patent/JP2001005806A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Document Processing Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】入力環境に合わせて編集領域の表示/非表示を
切り替えてデータ入力を効率的に行う。 【解決手段】文字入力画面に設けられた「切替え」ボタ
ンの押下により編集領域の表示/非表示を指示する。こ
の指示に従って、編集領域切替え制御部105は表示制
御部111を通じて表示部113に編集領域付きの文字
入力画面または編集領域のない文字入力画面を表示す
る。編集領域が表示された状態では、文字入力画面に入
力されたデータは当該編集領域にて編集処理された後に
入力対象に送られる。編集領域が非表示の状態では、文
字入力画面に入力されたデータは入力対象に直接送られ
る。このように、1つの文字入力装置にて編集領域の表
示/非表示を適宜切り替えながら効率的なデータ入力を
行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペンPCや携帯端
末装置などに用いられる文字入力装置に係り、特に編集
領域の表示/非表示機能を備えた文字入力装置及び入力
制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ペンPCや携帯端末装置などでは、入力
枠を有する文字入力画面を表示して文字を手書き入力す
る文字入力装置(「ペン入力パッド」と呼ばれているペ
ン入力ソフト)が用いられている。このような文字入力
装置には、編集領域を持つものと、編集領域を持たない
ものがある。
【0003】編集領域を持つ文字入力装置では、入力枠
に入力されたデータが一旦編集領域へ送られる。この編
集領域にて入力データの編集作業や変換作業を行ってか
ら入力対象となるアプリケーション(例えばテキストエ
ディタやワープロソフト)へと送出される。一方、編集
領域を持たない文字入力装置では、入力されたデータ
は、直接、入力対象となるアプリケーション(例えば電
卓)へと送出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従
来、編集領域を持つ文字入力装置と、編集領域を持たな
い文字入力装置の2種類があり、ユーザはそのどちらか
一方を使用して文字の入力を行っていた。しかしなが
ら、編集領域を持つ文字入力装置では、アプリケーショ
ンへのデータ送出に際して、入力データの編集作業や変
換作業が不要である場合でも、常に編集領域を介さなけ
ればならず、スムーズなデータ入力の妨げとなる。逆
に、編集領域を持たない文字入力装置では、データの入
力後、直ぐにアプリケーションへとデータが送出されて
しまうため、データの編集作業や変換作業を行うこと
や、入力データを蓄積し吟味してからアプリケーション
へ一括して送出するといったことができない。
【0005】このように、編集領域を持つものと持たな
いものとでは、データを入力する環境によって向き不向
きがある。したがって、ユーザは環境に合わせて文字入
力装置自体を切り替えるか、あるいは、操作上の不備を
我慢して、一方の文字入力装置を使用してデータ入力を
行うしかなく、非常に不便であった。
【0006】本発明は上記のような点に鑑みなされたも
ので、入力環境に合わせて編集領域の表示/非表示を切
り替えてデータ入力を効率的に行うことのできる文字入
力装置及び入力制御方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、データ入力領
域を有する文字入力画面を表示し、上記データ入力領域
に入力されたデータを入力対象に送る文字入力装置であ
って、特に編集領域の表示/非表示を指示する指示手段
を備え、この指示手段による表示/非表示指示に従って
編集領域の表示または非表示を切り替え、上記編集領域
が表示された状態では上記データ入力領域に入力された
データを上記編集領域にて編集可能とした後に上記入力
対象に送り、上記編集領域が非表示の状態では上記デー
タ入力領域に入力されたデータを編集可能な状態とする
ことなく上記入力対象に送ることを特徴としたものであ
る。
【0008】このような構成によれば、入力対象となる
アプリケーションがテキストエディタやワープロソフト
のようにデータの編集操作を必要とするものであれば、
上記指定手段により編集領域の表示を指示することによ
り、編集領域を表示して入力データを当該編集領域にて
編集処理した後に入力対象に送ることができる。また、
入力対象となるアプリケーションが電卓のようにデータ
の編集操作を必要としないものであれば、上記指定手段
により編集領域の非表示を指示することにより、編集領
域を非表示として入力データを入力対象に直接送ること
ができる。このように、1つの文字入力装置にて、編集
領域の表示/非表示を切り替えることができるため、入
力環境に合わせて効率的なデータ入力を行うことができ
る。
【0009】また、上記指定手段を用いてユーザが明示
的に表示切替えを指示する他に、入力対象に対する編集
領域の必要性を判断する編集領域判断手段を設けて、入
力対象が編集領域を必要とする場合に編集領域を表示
し、入力対象が必要とない場合には編集領域を非表示と
したり、文字入力画面に設けられたデータ入力領域にデ
ータが入力されたか否かを判断する入力判断手段を設け
て、データが入力された場合にのみ編集領域を表示し、
データ入力のない場合には編集領域を非表示とするよう
に切り替えることもできる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0011】(第1の実施形態)図1は本発明の文字入
力装置の基本的なハードウェア構成を示すブロック図で
ある。なお、本実施形態における文字入力装置は、例え
ば磁気ディスク等の記録媒体に記録されたペン入力プロ
グラム(ペン入力パッド)を読み込み、このプログラム
によって動作が制御されるペンPC等のコンピュータに
よって実現される。
【0012】図1に示すように、本実施形態における文
字入力装置には、CPU11と、このCPU11にシス
テムバスを介して接続されるROM12、RAM13、
そして、入出力デバイスとして用いられる座標入力装置
14、表示装置15、外部記憶装置16などが設けられ
ている。
【0013】CPU11は、本装置全体の制御を行うも
のであり、入力指示に従ったプログラムの起動により各
種処理を実行する。ここでは、ペン入力パッドを実現す
るためのソフトウェアプログラムの起動により、手書き
文字の入力処理を実行する。ROM12は、CPU11
を動作させるためのプログラムや、表示フォント等を予
め記憶している。RAM13は、動作時のメインメモリ
として用いられ、本装置に必要な各種のデータを一時的
に記憶する。
【0014】座標入力装置14は、感圧式の透明タブレ
ットとペンからなり、手書き入力された文字のパターン
を時系列の座標データとして得るものである。表示装置
15は、液晶ディスプレイからなり、データの表示を行
う。なお、この座標入力装置14の透明タブレットと表
示装置15の液晶ディスプレイは同一寸法および同一座
標を有するもので、透明タブレットが液晶ディスプレイ
上に積層一体化されて、一体型の入力表示装置を構成し
ている。これにより、液晶ディスプレイ上に表示される
情報をペンで直接選択したり、ペンで入力した位置デー
タを筆跡イメージとして液晶ディスプレイに表示するな
ど、あたかも紙面にペンで書くような感覚で様々な情報
処理を行うペン入力インタフェースをユーザに提供して
いる(図2参照)。
【0015】外部記憶装置16は、例えばフロッピーデ
ィスク装置(FDD)やハードディスク装置(HD
D)、光ディスク装置などからなる。この外部記憶装置
16には、記録媒体を通じて本装置を制御するためのプ
ログラムがインストールされる。このプログラムは、本
装置の起動時に外部記憶装置16を通じてRAM13に
ダウンロードされる。CPU11はこのRAM13にダ
ウンロードされたプログラムを読み込み、所定の手順で
手書き入力に関する一連の処理を実行する。
【0016】図2は本装置の初期画面として表示される
文字入力画面の構成を示す図である。
【0017】この文字入力画面21には、認識結果とし
て得られた文字の表示、編集を行うための編集領域2
2、文字を手書き入力するための複数(ここでは3つ)
の入力枠23a,23b,23cの他、「切替え」ボタ
ン24、「編集」ボタン25、「送信」ボタン26とい
った各種の操作ボタンが所定の位置に設けられている。
【0018】編集領域22は、入力データの編集を行う
ための領域である。入力枠23a,23b,23cは、
ユーザがペンを用いて文字を手書き入力するためのデー
タ入力領域である。なお、このデータ入力領域には、手
書き文字用の入力枠の代わりに仮想キーボード(ソフト
ウェアキーボード)を表示して、ペンタッチによるキー
コードの入力を行うような構成でも良い。
【0019】「切替え」ボタン24は、編集領域22の
表示/非表示を切り替えるためのボタンである。「編
集」ボタン25は、編集領域22に表示されたデータを
編集(データの削除や挿入等)したり、データの変換処
理(かな漢字変換等)を行うためのボタンである。「送
信」ボタン26は、編集領域22に表示されたデータを
入力対象とするアプリケーション(テキストエディタや
ワープロソフト等)に送るためのボタンである。
【0020】次に、本実施形態における文字入力装置の
機能構成について説明する。
【0021】図3は上記図1の文字入力装置の機能構成
を示すブロック図である。
【0022】本装置を機能的に示すと、図3に示すよう
に、制御部100と、この制御部100に接続される入
力部101、表示部113、記憶部114とで構成され
る。このうち、入力部101は、上記図1の座標入力装
置14に対応しており、ユーザがペンの筆記操作により
手書き入力した文字のパターンを座標データとして得る
ものである。この入力部101によって時系列的に得ら
れた2次元の座標点列の情報に基づいて手書き文字の筆
跡データを取得し、これを表示すると共に文字認識処理
を行うことで、必要な文字コードを得ることができる。
表示部113は、上記図1の表示装置15に対応してお
り、データ入力用としての文字入力画面21や入力対象
とするアプリ画面201(図4参照)を表示するもので
ある。
【0023】制御部100は、上記図1のCPU11の
処理機能を示したものであり、座標入力制御部102、
編集領域切替え制御部105、文字認識部109、表示
制御部111からなる。
【0024】また、記憶部114は、上記図1のROM
12またはRAM13に設けられる各種の辞書やバッフ
ァなどを示したものであり、座標テーブル103、座標
データバッファ104、編集領域フラグバッファ10
6、編集領域データバッファ107、オプションデータ
テーブル108、認識辞書110、文字列データバッフ
ァ112を有している。
【0025】座標入力制御部102は、入力部101
(座標入力装置14)から入力された座標点列の情報に
関して、どのような入力がなされたかを判断し、該当す
る制御部へ処理を渡すなどを行う。また、この座標入力
制御部102は、編集領域22が表示された状態では入
力データを編集領域22を介して入力対象に送り、編集
領域22が非表示の状態では入力データを入力対象に直
接送るための入力制御を行う。座標テーブル103は、
文字入力画面の各パーツの座標位置を記憶しており、ユ
ーザがペンにて指定した画面上の位置を判断する場合に
用いられる。座標データバッファ104は、手書き入力
された文字の座標点列の情報(筆跡データ)を保持して
おくためのバッファである。
【0026】編集領域切替え制御部105は、本発明の
中心部分であり、編集領域22の表示/非表示の切替え
制御を行う。編集領域フラグバッファ106は、編集領
域22が表示されているか否かを示すフラグを記憶す
る。編集領域データバッファ107は、編集領域22に
入力されたデータ(認識結果として得られた文字列デー
タ)を記憶する。オプションデータテーブル108は、
例えば帳票管理ソフトなど、オプションとして提供され
る各種アプリケーション毎に編集領域が必要な項目か否
かを示すデータを予め記憶している。
【0027】文字認識部109は、認識辞書110を用
いて手書き文字の筆跡データ(入力座標列)から文字を
認識する部分である。認識辞書110には、予め基準と
なる文字のパターンとその文字に対応した文字コードな
ど、文字認識処理に必要な情報が記憶されている。
【0028】表示制御部111は、文字認識部109で
文字認識された文字列の情報を文字列データバッファ1
12に格納した後、表示部113へ表示したり、座標デ
ータバッファ103に保存されている筆跡データを表示
部113へ表示するなどの制御を行う。また、この表示
制御部111は、編集領域切替え制御部105からの指
示を受けて編集領域22を表示または非表示とするため
の表示制御を行う。文字列データバッファ112は、文
字認識部109で文字認識された文字列の情報を保持し
ておくためのバッファである。
【0029】次に、図4乃至図6を参照して、第1の実
施形態としての編集領域の表示/非表示切替え処理つい
て説明する。
【0030】図4は第1の実施形態における文字入力画
面とアプリ画面との関係を示す図である。また、図5は
編集領域付きの文字入力画面を示す図、図6は編集領域
のない文字入力画面を示す図である。
【0031】今、図4に示すように、文字入力画面21
からアプリ画面201に対してデータを送る場合を想定
する。ソフトウェア的に言えば、文字入力画面21は文
字入力装置(ペン入力ソフト)が提供する画面であり、
アプリ画面201は入力対象となるアプリケーションが
提供する画面である。ユーザは文字入力画面21に設け
られた入力枠23a〜23cにペンの筆記操作により文
字を手書き入力することで、データの入力を行う。この
文字入力画面21上で入力されたデータは、「送信」ボ
タン26の押下により、アプリ画面201に送られる。
【0032】ここで、編集領域22は表示/非表示は、
ユーザが「切替え」ボタン24を押下することで切り替
えられる。この「切替え」ボタン24の押下によって編
集領域の表示を指示した場合には図5のような編集領域
付きの文字入力画面21が表示され、編集領域の非表示
を指示した場合には図6のような編集領域のない文字入
力画面21が表示される。図5の画面と図6の画面は同
じ文字入力装置、つまり、1つのペン入力ソフトによっ
て提供されるものである。つまり、「切替え」ボタン2
4によって切り替えられるのは、文字入力装置の種類で
はなく、編集領域22の表示/非表示である。
【0033】このように、同じ文字入力装置で編集領域
22の表示/非表示を切り替え可能とすることにより、
あたかも、編集領域を持たない文字入力装置と編集領域
を持つ文字入力装置といった、2つの文字入力装置を切
り替えるのと同等の機能を提供することができる。
【0034】この「切替え」ボタン24による編集領域
22の表示/非表示切替えは、任意のタイミングで行う
ことができる。すなわち、ユーザは文字入力装置を使用
する環境に合わせて、編集領域22の表示/非表示を切
り替えることができる。例えば、入力対象となるアプリ
ケーションがテキストエディタやワープロソフトのよう
なものであった場合、図5に示すように編集領域22を
表示することにより、入力データの編集操作を行ってか
らアプリケーションへ送ることができる。なお、図5に
示す「削除/解除」ボタン25aと「変換」ボタン25
bは「編集」ボタン25に相当するものであり、「削除
/解除」ボタン25aは編集領域22に表示されたデー
タの削除や解除を行うためのボタン、「変換」ボタン2
5bは編集領域22に表示されたデータの変換を行うた
めのボタンである。
【0035】一方、入力対象となるアプリケーションが
電卓のようなものであった場合、編集を必要としないデ
ータ(例えば数字)を入力することになるので、図6に
示すように編集領域22を非表示とする。これにより、
入力されたデータは編集領域22を介することなくアプ
リケーションへ直接送出される。この場合、図5に示す
「削除/解除」ボタン25aや「変換」ボタン25b、
さらに「送信」ボタン26は必要ないので、これらの操
作ボタンも非表示となる。
【0036】次に、第1の実施形態の動作について説明
する。
【0037】図7は第1の実施形態における編集領域の
表示/非表示切替え処理の動作を示すフローチャートで
ある。
【0038】本装置の起動時に、まず、図2に示すよう
な文字入力画面21がペン入力パッドの初期画面として
表示部113に表示される。初期化が終了した段階で、
ユーザが図2の文字入力画面21上でペンを用いて入力
操作を行うと、そのペンの押下位置がタブレットからな
る入力部101によって検知され、その押下位置に対応
したX,Y座標データの入力がなされる。なお、この座
標検知方法については、例えば感圧式タブレットなどで
行われている一般的な方法を用いるものとする。
【0039】ここで、座標入力制御部102は入力され
たX,Y座標データの文字入力画面21上の位置を確認
し、座標テーブル103を参照して当該入力位置が「切
替え」ボタン24の領域内であるか否かを判断する(ス
テップA11)。「切替え」ボタン24の領域内である
場合、つまり、ユーザが文字入力画面21に設けられた
「切替え」ボタン24を押下したことが分かると(ステ
ップA11のYes)、以下のような表示切替え処理が
実行される。
【0040】すなわち、「切替え」ボタン24の押下に
より表示/非表示指示があると、編集領域切替え制御部
105は、まず、編集領域フラグバッファ106を参照
して、文字入力画面21に編集領域22が表示されてい
るか否かを判断する(ステップA12)。編集領域フラ
グバッファ106には、編集領域22が表示されている
か否かを示すフラグが記憶されており、このフラグの状
態から編集領域22の有無を判断することになる。
【0041】文字入力画面21に編集領域22が表示さ
れていれば(ステップA12のYes)、編集領域切替
え制御部105は表示制御部111を通じて編集領域2
2を非表示とする(ステップA15)。つまり、図5に
示す編集領域付きの文字入力画面21から図6に示す編
集領域のない文字入力画面21に切り替える。その際、
編集領域切替え制御部105は編集領域データバッファ
107を参照して、編集領域22に既にデータが入力さ
れているか否かを確認する(ステップA13)。編集領
域22に入力データが存在する場合には(ステップA1
3のYes)、編集領域21の非表示によるデータの消
失を防ぐために、編集領域切替え制御部105はその入
力データを入力対象とするアプリケーションに送出する
(ステップA14)。
【0042】このようにして、編集領域22に入力デー
タがある場合には、そのデータをアプリケーションに送
出した後、編集領域22を非表示とする。この場合、編
集領域22を非表示とした状態では、「削除/解除」ボ
タン25a、「変換」ボタン25b、「送信」ボタン2
6などの操作ボタンは不要となるため、表示制御部11
1を通じて、これらの操作ボタンも非表示とする(ステ
ップA16)。また、編集領域22を非表示とすること
で、文字入力画面21の編集領域22が表示されていた
部分に余白が発生するので、これを削除して表示サイズ
を縮小する(ステップA17)。
【0043】最後に、編集領域切替え制御部105は編
集領域22を非表示とした旨を示すフラグを編集領域フ
ラグバッファ106にセットして(ステップA18)、
ここでの処理を終える。以後、文字入力画面21上にて
入力されたデータは、文字認識部109にて文字認識処
理された後、入力対象となるアプリケーションに直接送
られる。したがって、例えば入力対象となるアプリケー
ションが電卓のようなものであった場合に、編集領域2
2にて編集操作を行わなくて済む分、スムーズな入力が
可能となる。なお、上記文字認識部109で実行される
文字認識処理については、一般的に用いられている手書
き文字の認識方法を用いるものとし、本発明とは直接関
係しないため、その具体的な説明は省略するものとす
る。
【0044】一方、上記ステップA12において、編集
領域22が非表示である場合には、編集領域切替え制御
部105は、まず、編集領域22を表示するための領域
を確保するために表示制御部111を通じて文字入力画
面21のサイズを広げ(ステップA19)、その文字入
力画面21の所定位置に編集領域22を表示する(ステ
ップA20)。つまり、図6に示す編集領域のない文字
入力画面21から図5に示す編集領域付きの文字入力画
面21に切り替える。その際、編集領域22の表示に伴
い、表示制御部111を通じて「削除/解除」ボタン2
5a、「変換」ボタン25b、「送信」ボタン26とい
った操作ボタンを当該文字入力画面21の中に表示する
(ステップA21)。
【0045】最後に、編集領域切替え制御部105は編
集領域22を表示した旨を示すフラグを編集領域フラグ
バッファ106にセットして(ステップA22)、ここ
での処理を終える。以後、文字入力画面21上にて入力
されたデータは、文字認識部109にて文字認識処理さ
れた後、編集領域22に表示される。この編集領域22
にて、「削除/解除」ボタン25aや「変換」ボタン2
5bの操作により編集処理された後、「送信」ボタン2
6が押下されたときに入力対象となるアプリケーション
に送られる。このように、例えば入力対象となるアプリ
ケーションがテキストエディタやワープロソフトのよう
なものであった場合に、編集領域22にて文字列の削除
や挿入、変換等の編集処理を行ってからアプリケーショ
ンに入力することができる。
【0046】このように、入力対象となるアプリケーシ
ョンの種類に応じて、ユーザが編集領域22の表示/非
表示を任意に切り替えることができる。したがって、予
め編集領域22を持つものと、持たないものの2つの文
字入力装置を用意しておかなくとも、そのときの入力環
境に合わせて編集領域22の表示/非表示を適宜切り替
えることで、スムーズな入力が可能となる。また、文字
入力装置を使用するユーザにとっても、1種類の文字入
力装置の使用方法を覚えるだけで良い。
【0047】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。
【0048】上記第1の実施形態では、「切替え」ボタ
ン24の押下によって、ユーザが表示切替えを明示的に
指示することで編集領域22の表示/非表示を切り替え
るようにしたが、ここではアプリケーションからの表示
切替え指示によって、編集領域22の表示切替えを自動
的に行うことを特徴とする。
【0049】以下に、図8乃至図11を参照して第2の
実施形態としての編集領域の表示/非表示切替え処理つ
いて説明する。
【0050】図8は第2の実施形態における文字入力画
面とアプリ画面との関係を示す図である。また、図9は
アプリ画面の構成、図10はアプリ画面に対して編集領
域付きの文字入力画面が表示された状態を示す図、図1
1はアプリ画面に対して編集領域のない文字入力画面が
表示された状態を示す図である。
【0051】今、図8に示すように、文字入力画面21
からアプリ画面201に対してデータを送る場合を想定
する。ソフトウェア的に言えば、文字入力画面21は文
字入力装置(ペン入力ソフト)が提供する画面であり、
アプリ画面201は入力対象となるアプリケーションが
提供する画面である。
【0052】文字入力画面21には、図4に示すような
「切替え」ボタン24はなく、編集領域22、入力枠2
3a〜入力枠23c、「編集」ボタン25および「送
信」ボタン26が設けられている。編集領域22は、入
力データの編集を行うための領域である。入力枠23a
〜23cは、ユーザがペンを用いて文字を手書き入力す
るためのデータ入力領域である。なお、このデータ入力
領域には、手書き文字用の入力枠の代わりに仮想キーボ
ード(ソフトウェアキーボード)を表示して、ペンタッ
チによるキーコードの入力を行うような構成でも良い。
「編集」ボタン25は、編集領域22に表示されたデー
タを編集(データの削除や挿入等)したり、データの変
換処理(かな漢字変換等)を行うためのボタンである。
「送信」ボタン26は、編集領域22に表示されたデー
タを入力対象とするアプリケーション(テキストエディ
タやワープロソフト等)に送るためのボタンである。
【0053】ここで、編集領域22の表示/非表示の切
替えはアプリ画面201の各入力項目毎に行われる。こ
のときの切替え指示はアプリケーションから文字入力装
置に対して送られてくる。
【0054】具体的に説明すると、アプリ画面201に
図9に示すような複数の入力項目301〜304が設け
られていたとする。入力項目301は名前データを入力
するための項目、入力項目302は電話番号データを入
力するための項目、入力項目303は住所データを入力
するための項目、入力項目304はその他のデータを入
力するための項目である。
【0055】これらの入力項目のうち、入力項目301
には編集済みのデータを入力し、入力項目302には非
編集データを入力するものとすると、ユーザが入力項目
301に対して入力を行うときに、当該アプリ画面20
1を提供しているアプリケーションは文字入力装置に対
して編集領域表示指示を出す。この指示を受けた文字入
力装置は、図10に示すように編集領域付きの文字入力
画面21を表示する。この文字入力画面21には編集領
域22が設けられており、ユーザはこの編集領域22に
て入力データの編集処理を行うことができる。編集後の
データは「送信」ボタン26の押下によりアプリ画面2
01の入力項目301に送られる。なお、図10に示す
「削除/解除」ボタン25aと「変換」ボタン25bは
「編集」ボタン25に相当するものであり、「削除/解
除」ボタン25aは編集領域22に表示されたデータの
削除や解除を行うためのボタン、「変換」ボタン25b
は編集領域22に表示されたデータの変換を行うための
ボタンである。また、「送信」ボタン26は、編集領域
22に表示されたデータをアプリケーションに送るため
のボタンである。
【0056】一方、ユーザが入力項目302に対してデ
ータ入力を行うときには、アプリケーションは文字入力
装置に対して編集領域非表示指示を出す。この指示を受
けた文字入力装置は、図11に示すように編集領域のな
い文字入力画面21を表示する。この文字入力装置に対
して入力されたデータは、直接、アプリ画面201の入
力項目302に送られる。
【0057】このように、入力対象とするアプリケーシ
ョンの各項目毎に編集領域22の必要性が判断され、そ
の判断結果に応じて編集領域22の表示/非表示が自動
的に切り替えられる。
【0058】次に、第2の実施形態の動作について説明
する。
【0059】図12は第2の実施形態における編集領域
の表示/非表示切替え処理の動作を示すフローチャート
である。
【0060】図9に示すようなアプリ画面201に対し
て各項目毎にデータを入力する場合において、ユーザが
入力対象となる項目を指定すると(ステップB11)、
図3に示す編集領域切替え制御部105がオプションデ
ータテーブル108を参照して、オプションとして提供
されたアプリケーションの画面構成を解析し、ユーザが
指定した入力項目に対する編集領域の必要性を判断する
(ステップB12)。
【0061】その結果、編集領域が必要である場合には
(ステップB12のYes)、編集領域切替え制御部1
05は表示制御部111を通じて編集領域22を表示す
る(ステップB13)。つまり、図10に示すように、
アプリ画面201の入力項目301にデータを入力する
ときには、編集領域付きの文字入力画面21を表示する
ように表示制御部111に指示を出す。
【0062】一方、編集領域が必要でない場合には(ス
テップB12のNo)、編集領域切替え制御部105は
表示制御部111を通じて編集領域22を非表示とする
(ステップB13)。つまり、図11に示すように、ア
プリ画面201の入力項目302にデータを入力すると
きには、編集領域のない文字入力画面21を表示するよ
うに表示制御部111に指示を出す。
【0063】なお、上記ステップB12での編集領域の
必要性を判断する処理は、アプリケーション側で行われ
る。すなわち、ソフトウェア的に言えば、アプリケーシ
ョンが入力対象として指定された項目に対する編集領域
の必要性を判断し、その判断結果に応じて文字入力装置
に対して編集領域表示/非表示の指示を出すことにな
る。
【0064】図10に示すような編集領域付きの文字入
力画面21が表示された場合において、その文字入力画
面21に対してデータが入力されると(ステップB15
のYes)、そのときの入力データは一旦編集領域22
に送られる(ステップB16)。詳しくは、座標入力制
御部102が座標テーブル103を参照して、図10に
示す文字入力画面21の入力枠23a〜23cに文字が
手書き入力されたことを判断し、そのときの入力座標点
列を座標データバッファ104に順次格納し、所定のタ
イミングで文字認識部109に文字認識の指示を出す。
この指示を受けて、文字認識部109は文字認識用の認
識辞書109を参照し、上記入力座標点列に対する文字
認識処理を実行する。なお、文字認識処理については、
一般的に用いられている手書き文字の認識方法を用いる
ものとし、本発明とは直接関係しないため、その具体的
な説明は省略するものとする。文字認識部108によっ
て得られた認識結果(認識候補文字)は文字列データバ
ッファ112に格納された後、表示制御部111を通じ
て表示部113に表示されている文字入力画面21の編
集領域22に送られる。
【0065】編集領域22に入力データが表示された状
態で、ユーザは「削除/解除」ボタン25aや「変換」
ボタン25bを押下して編集操作を行うことができる
(ステップB17)。データ編集後、ユーザが「送信」
ボタン26を押下してデータ送信を指示することにより
(ステップB18のYes)、編集領域22中のデータ
がアプリ画面201中の指定項目(ここでは、入力項目
301)に送られる(ステップB19)。
【0066】一方、図11に示すような編集領域のない
文字入力画面21が表示された場合において、その文字
入力画面21に対してデータが入力されると(ステップ
B20のYes)、そのときの入力データは直接アプリ
画面201中の指定項目に送られる(ステップB2
1)。詳しくは、座標入力制御部102が座標テーブル
103を参照して、図11に示す文字入力画面21の入
力枠23a〜23cに文字が手書き入力されたことを判
断し、そのときの入力座標点列を座標データバッファ1
04に順次格納し、所定のタイミングで文字認識部10
9に文字認識の指示を出す。この指示を受けて、文字認
識部109は文字認識用の認識辞書109を参照し、上
記入力座標点列に対する文字認識処理を実行する。文字
認識部108によって得られた認識結果(認識候補文
字)は文字列データバッファ112に格納された後、表
示制御部111を通じて表示部113に表示されている
アプリ画面201中の指定項目(ここでは入力項目30
2)に送られる。
【0067】このように、オプションとして提供される
アプリケーションに応じて各入力項目毎に編集領域22
の表示/非表示を切り替えることにより、データ編集を
必要としない項目へデータを入力する場合には無駄な編
集操作を省いて効率的なデータ入力を行うことができ
る。
【0068】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態について説明する。
【0069】第3の実施形態では、ユーザが文字を手書
き入力するときに編集領域を表示することを特徴とす
る。
【0070】以下に、図13乃至図16を参照して第3
の実施形態としての編集領域の表示/非表示切替え処理
ついて説明する。
【0071】図13は第3の実施形態における文字入力
画面とアプリ画面との関係を示す図である。また、図1
4はアプリ画面の構成を示す図、図15は文字入力画面
の構成を示す図、図16は文字入力時にアプリ画面上の
入力指定位置に編集領域が表示された状態を示す図であ
る。
【0072】今、図13に示すように、文字入力画面2
1からアプリ画面201に対してデータを送る場合を想
定する。ソフトウェア的に言えば、文字入力画面21は
文字入力装置(ペン入力ソフト)が提供する画面であ
り、アプリ画面201は入力対象となるアプリケーショ
ンが提供する画面である。
【0073】文字入力画面21には、図4に示すような
編集領域22やその「切替え」ボタン24はなく、入力
枠23a〜入力枠23c、「編集」ボタン25および
「送信」ボタン26が設けられている。入力枠23a〜
23cは、ユーザがペンを用いて文字を手書き入力する
ためのデータ入力領域である。なお、このデータ入力領
域には、手書き文字用の入力枠の代わりに仮想キーボー
ド(ソフトウェアキーボード)を表示して、ペンタッチ
によるキーコードの入力を行うような構成でも良い。
「編集」ボタン25は、編集領域22に表示されたデー
タを編集(データの削除や挿入等)したり、データの変
換処理(かな漢字変換等)を行うためのボタンである。
「送信」ボタン26は、編集領域22に表示されたデー
タを入力対象とするアプリケーション(テキストエディ
タやワープロソフト等)に送るためのボタンである。
【0074】ここで、編集領域22は文字入力画面21
の入力枠23a〜23cに文字が入力されたときに、ア
プリ画面201上の入力指定位置に文字入力画面21と
は独立して表示される。
【0075】具体的に説明すると、今、図14に示すよ
うなアプリ画面201に文字を入力するものとする。図
中の401はユーザがカーソル等にて指定した入力指定
位置を示している。また、文字入力画面21には、図1
5に示すように編集領域22は設けられていない。な
お、図15に示す「削除/解除」ボタン25aと「変
換」ボタン25bは「編集」ボタン25に相当するもの
であり、「削除/解除」ボタン25aは編集領域22に
表示されたデータの削除や解除を行うためのボタン、
「変換」ボタン25bは編集領域22に表示されたデー
タの変換を行うためのボタンである。
【0076】ここで、データの入力が行われていない状
態では、編集領域22はどこにも表示されていないが、
図16に示すように、ユーザが文字入力画面21の入力
枠23a〜23cに文字を手書き入力したときに、編集
領域22がアプリ画面201上の入力指定位置401の
付近に表示される。このとき手書き入力された文字は認
識処理されて編集領域22に表示された後、「送信」ボ
タン26の押下に従ってアプリ画面201上の入力指定
位置401に送られる。
【0077】次に、第3の実施形態の動作について説明
する。
【0078】図17は第3の実施形態における編集領域
の表示/非表示切替え処理の動作を示すフローチャート
である。
【0079】ユーザが図15に示すような編集領域のな
い文字入力画面21上でペンを用いて入力操作を行う
と、そのペンの押下位置がタブレットからなる入力部1
01によって検知され、その押下位置に対応したX,Y
座標データの入力がなされる。なお、この座標検知方法
については、例えば感圧式タブレットなどで行われてい
る一般的な方法を用いるものとする。
【0080】ここで、座標入力制御部102は入力され
たX,Y座標データの文字入力画面21上の位置を確認
し、座標テーブル103を参照して当該入力位置が入力
枠23a〜23cの領域内であるか否かを判断する(ス
テップC11)。入力枠23a〜23cの領域内である
場合、つまり、ユーザが文字を手書き入力したことが分
かると(ステップC11のYes)、以下のような編集
領域切替え処理が実行される。
【0081】すなわち、文字入力があると、編集領域切
替え制御部105は、まず、編集領域フラグバッファ1
06を参照して、アプリ画面201の中に編集領域22
が表示されているか否かを判断する(ステップC1
2)。編集領域フラグバッファ106には、編集領域2
2が表示されているか否かを示すフラグが記憶されてお
り、このフラグの状態から編集領域22の有無を判断す
ることになる。編集領域22が表示されていない場合に
は(ステップC13のNo)、編集領域切替え制御部1
05は表示制御部111を通じて、図16に示すように
アプリ画面201上の入力指定位置401の付近に編集
領域22を文字入力画面21とは独立して表示する(ス
テップC13)。このとき、編集領域切替え制御部10
5は編集領域22を表示した旨を示すフラグを編集領域
フラグバッファ106にセットする(ステップC1
4)。
【0082】このようにして、文字入力時に編集領域2
2が表示されると、そのとき入力されたデータは編集領
域22に送られる(ステップC15)。詳しくは、座標
入力制御部102が座標テーブル103を参照して、図
16に示す文字入力画面21の入力枠23a〜23cに
文字が手書き入力されたことを判断し、そのときの入力
座標点列を座標データバッファ104に順次格納し、所
定のタイミングで文字認識部109に文字認識の指示を
出す。この指示を受けて、文字認識部109は文字認識
用の認識辞書109を参照し、上記入力座標点列に対す
る文字認識処理を実行する。なお、文字認識処理につい
ては、一般的に用いられている手書き文字の認識方法を
用いるものとし、本発明とは直接関係しないため、その
具体的な説明は省略するものとする。文字認識部108
によって得られた認識結果(認識候補文字)は文字列デ
ータバッファ112に格納された後、表示制御部111
を通じて編集領域22に送られる。ここでは、編集領域
22は文字入力画面21とは独立して表示されている。
【0083】編集領域22に入力データが表示された状
態で、ユーザは「削除/解除」ボタン25aや「変換」
ボタン25bを押下して編集操作を行うことができる
(ステップC16)。データ編集後、ユーザが「送信」
ボタン26を押下してデータ送信を指示することにより
(ステップC17のYes)、編集領域22中のデータ
がアプリ画面201中の入力指定位置401に送られる
(ステップC18)。データ送信指示がない場合には
(ステップC17のNo)、再度、編集領域22への文
字入力処理が行われる。
【0084】データ送信後は編集領域22内に入力デー
タは残されていないので、編集領域切替え制御部105
は表示制御部111を通じて編集領域22を非表示とし
(ステップC19)、編集領域フラグバッファ106に
その旨を示すフラグをセットして(ステップC20)、
ここでの処理を終える。
【0085】このように、データ入力時にのみ編集領域
22を文字入力画面21とは独立して表示することによ
り、編集領域22を必要とない場合での画面領域を広く
使うことができる。また、図16に示すように、編集領
域22をアプリ画面201上の入力指定位置401の付
近に表示することで、現在の入力位置を確認しながら編
集操作を行うことができる、といった利点がある。
【0086】なお、上記第3の実施形態において、編集
領域22を表示する場所はアプリ画面201上の入力指
定位置401に限るものではなく、ユーザが任意に指定
した場所や、上記第1または第2の実施形態のように文
字入力画面21上の所定位置であっても良い。
【0087】さらに、上記第1または第2の実施形態の
手法によって表示される編集領域22の場所についても
文字入力画面21上に限らず、上記第3の実施形態のよ
うにアプリ画面201上の入力指定位置401や、ユー
ザが任意に指定した場所であっても良い。
【0088】また、上述した実施形態において記載した
手法は、ペンPC等のコンピュータに実行させることの
できるプログラムとして、例えば磁気ディスク(フロッ
ピーディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD
−ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に
書き込んで各種装置に適用したり、通信媒体により伝送
して各種装置に適用することも可能である。本装置を実
現するコンピュータは、記録媒体に記録されたプログラ
ムを読み込み、このプログラムによって動作が制御され
ることにより、上述した処理を実行する。
【0089】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、編
集領域の表示/非表示を切り替えるようにし、上記編集
領域が表示された状態では入力データを上記編集領域に
て編集可能とした後に上記入力対象に送り、上記編集領
域が非表示の状態では上記データ入力領域に入力された
データを編集可能な状態とすることなく上記入力対象に
送るような構成としたため、編集領域を持つものと持た
ないもの2種類の文字入力装置を用意しておかなくと
も、1つの文字入力装置にて入力環境に合わせて編集領
域の表示/非表示を適宜切り替えて効率的なデータ入力
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の文字入力装置の基本的なハードウェア
構成を示すブロック図。
【図2】上記文字入力装置の初期画面として表示される
文字入力画面の構成を示す図。
【図3】上記文字入力装置の機能構成を示すブロック
図。
【図4】第1の実施形態における文字入力画面とアプリ
画面との関係を示す図。
【図5】第1の実施形態における編集領域付きの文字入
力画面を示す図。
【図6】第1の実施形態における編集領域のない文字入
力画面を示す図。
【図7】第1の実施形態における編集領域の表示/非表
示切替え処理の動作を示すフローチャート。
【図8】第2の実施形態における文字入力画面とアプリ
画面との関係を示す図。
【図9】第2の実施形態におけるアプリ画面の構成を示
す図。
【図10】第2の実施形態におけるアプリ画面に対して
編集領域付きの文字入力画面が表示された状態を示す
図。
【図11】第2の実施形態におけるアプリ画面に対して
編集領域のない文字入力画面が表示された状態を示す
図。
【図12】第2の実施形態における編集領域の表示/非
表示切替え処理の動作を示すフローチャート。
【図13】第3の実施形態における文字入力画面とアプ
リ画面との関係を示す図。
【図14】第3の実施形態におけるアプリ画面の構成を
示す図。
【図15】第3の実施形態における文字入力画面の構成
を示す図。
【図16】第3の実施形態における文字入力時にアプリ
画面上の入力指定位置に編集領域が表示された状態を示
す図。
【図17】第3の実施形態における編集領域の表示/非
表示切替え処理の動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
21…文字入力画面 23a〜23c…入力枠 24…「切替え」ボタン 25…「編集」ボタン 26…「送信」ボタン 100…制御部 101…入力部 102…座標入力制御部 103…座標テーブル 104…座標データバッファ 105…編集領域切替え制御部 106…編集領域フラグバッファ 107…編集領域データバッファ 108…オプションデータテーブル 109…文字認識部 110…認識辞書 111…表示制御部 112…文字列データバッファ 113…表示部 114…記憶部
フロントページの続き (72)発明者 山崎 弘 東京都青梅市新町3丁目3番地の1 東芝 コンピュータエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 古賀 憲一 東京都青梅市新町3丁目3番地の1 東芝 コンピュータエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5B009 LA01 MA11 TA07 TA09 5E501 AA04 AA11 AC34 BA05 CA04 CB05 CB11 CC04 EA05 EA10 EB01 FA03 FB34

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ入力領域を有する文字入力画面を
    表示し、上記データ入力領域に入力されたデータを入力
    対象に送る文字入力装置であって、 編集領域の表示/非表示を指示する指示手段と、 この指示手段による表示/非表示指示に従って編集領域
    の表示または非表示を切り替える編集領域切替え手段
    と、 この編集領域切替え手段によって上記編集領域が表示さ
    れた状態では上記データ入力領域に入力されたデータを
    上記編集領域にて編集可能とした後に上記入力対象に送
    り、上記編集領域が非表示の状態では上記データ入力領
    域に入力されたデータを編集可能な状態とすることなく
    上記入力対象に送る入力制御手段とを具備したことを特
    徴とする文字入力装置。
  2. 【請求項2】 データ入力領域を有する文字入力画面を
    表示し、上記データ入力領域に入力されたデータを入力
    対象に送る文字入力装置であって、 上記入力対象に対する編集領域の必要性を判断する編集
    領域判断手段と、 この編集領域判断手段の判断結果に従って、上記入力対
    象が編集領域を必要とする場合に編集領域を表示し、上
    記入力対象が編集領域を必要としない場合に編集領域を
    非表示とするように切り替える編集領域切替え手段と、 この編集領域切替え手段によって上記編集領域が表示さ
    れた状態では上記データ入力領域に入力されたデータを
    上記編集領域にて編集可能とした後に上記入力対象に送
    り、上記編集領域が非表示の状態では上記データ入力領
    域に入力されたデータを編集可能な状態とすることなく
    上記入力対象に送る入力制御手段とを具備したことを特
    徴とする文字入力装置。
  3. 【請求項3】 データ入力領域を有する文字入力画面を
    表示し、上記データ入力領域に入力されたデータを入力
    対象に送る文字入力装置であって、 上記データ入力領域にデータが入力されたか否かを判断
    する入力判断手段と、 この入力判断手段によって上記データ入力領域にデータ
    が入力されたと判断された場合にのみ編集領域を表示
    し、データ入力のない場合には編集領域を非表示とする
    ように切り替える編集領域切替え手段と、 この編集領域切替え手段によって上記編集領域が表示さ
    れた状態では上記データ入力領域に入力されたデータを
    上記編集領域にて編集可能とした後に上記入力対象に送
    り、上記編集領域が非表示の状態では上記データ入力領
    域に入力されたデータを編集可能な状態とすることなく
    上記入力対象に送る入力制御手段とを具備したことを特
    徴とする文字入力装置。
  4. 【請求項4】 上記編集領域切替え手段は、上記編集領
    域を表示する際に上記文字入力画面上の所定位置に表示
    することを特徴とする請求項1乃至3にいずれかに記載
    の文字入力装置。
  5. 【請求項5】 上記編集領域切替え手段は、上記編集領
    域を表示する際に上記文字入力画面とは独立した位置に
    表示することを特徴とする請求項1乃至3にいずれかに
    記載の文字入力装置。
  6. 【請求項6】 上記編集領域表示切替え手段は、上記編
    集領域を表示する際に上記入力対象となる画面上の入力
    指定位置に表示することを特徴とする請求項1乃至3に
    いずれかに記載の文字入力装置。
  7. 【請求項7】 データ入力領域を有する文字入力画面を
    表示し、上記データ入力領域に入力されたデータを入力
    対象に送るための入力制御方法であって、 編集領域の表示/非表示指示を入力し、 この表示/非表示指示に従って編集領域の表示または非
    表示を切り替え、 上記編集領域が表示された状態では上記データ入力領域
    に入力されたデータを上記編集領域にて編集可能とした
    後に上記入力対象に送り、上記編集領域が非表示の状態
    では上記データ入力領域に入力されたデータを編集可能
    な状態とすることなく上記入力対象に送ることを特徴と
    する入力制御方法。
  8. 【請求項8】 データ入力領域を有する文字入力画面を
    表示し、上記データ入力領域に入力されたデータを入力
    対象に送るための入力制御方法であって、 上記入力対象に対する編集領域の必要性を判断し、 上記入力対象が編集領域を必要とする場合に編集領域を
    表示し、上記入力対象が編集領域を必要としない場合に
    編集領域を非表示とするように切り替え、 上記編集領域が表示された状態では上記データ入力領域
    に入力されたデータを上記編集領域にて編集可能とした
    後に上記入力対象に送り、上記編集領域が非表示の状態
    では上記データ入力領域に入力されたデータを編集可能
    な状態とすることなく上記入力対象に送ることを特徴と
    する入力制御方法。
  9. 【請求項9】 データ入力領域を有する文字入力画面を
    表示し、上記データ入力領域に入力されたデータを入力
    対象に送るための入力制御方法であって、 上記データ入力領域にデータが入力されたか否かを判断
    し、 上記データ入力領域にデータが入力されたと判断された
    場合にのみ編集領域を表示し、データ入力のない場合に
    は編集領域を非表示とするように切り替え、 上記編集領域が表示された状態では上記データ入力領域
    に入力されたデータを上記編集領域にて編集可能とした
    後に上記入力対象に送り、上記編集領域が非表示の状態
    では上記データ入力領域に入力されたデータを編集可能
    な状態とすることなく上記入力対象に送ることを特徴と
    する入力制御方法。
JP11176992A 1999-06-23 1999-06-23 文字入力装置及び入力制御方法 Pending JP2001005806A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11176992A JP2001005806A (ja) 1999-06-23 1999-06-23 文字入力装置及び入力制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11176992A JP2001005806A (ja) 1999-06-23 1999-06-23 文字入力装置及び入力制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001005806A true JP2001005806A (ja) 2001-01-12

Family

ID=16023300

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11176992A Pending JP2001005806A (ja) 1999-06-23 1999-06-23 文字入力装置及び入力制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001005806A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006195781A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Oki Electric Ind Co Ltd 事務集中処理方法および事務集中システム
JP2010020664A (ja) * 2008-07-14 2010-01-28 Alps Electric Co Ltd 入力処理装置
JP2018097413A (ja) * 2016-12-08 2018-06-21 富士ゼロックス株式会社 遠隔操作装置、遠隔操作システム及びプログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006195781A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Oki Electric Ind Co Ltd 事務集中処理方法および事務集中システム
JP2010020664A (ja) * 2008-07-14 2010-01-28 Alps Electric Co Ltd 入力処理装置
JP2018097413A (ja) * 2016-12-08 2018-06-21 富士ゼロックス株式会社 遠隔操作装置、遠隔操作システム及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9628423B2 (en) Electronic sticky note system, information processing terminal, method for processing electronic sticky note, medium storing program, and data structure of electronic sticky note
JP2005174026A (ja) 情報処理装置及びその制御方法、プログラム
JPH03500943A (ja) 注釈可能なイメージを処理するデータ処理システム
JP2000123114A (ja) 手書き文字入力装置及び記憶媒体
JPH1115914A (ja) 文字データ入力装置およびその方法
JP2017083960A (ja) 情報処理装置、制御方法、及びプログラム
JPH07104959A (ja) マルチメディア情報付加システム
JPS6290758A (ja) 情報処理装置
JP2001014103A (ja) 文字入力装置及び文字入力方法
JP2003044214A (ja) 手書き文字入力装置及びそれを実現するプログラム
JP2000099223A (ja) 手書き文字入力インタフェースを有するデータ処理装置及び記録媒体
JP2001005806A (ja) 文字入力装置及び入力制御方法
JP2000194869A (ja) 文書作成装置
JP2003036130A (ja) ユーザ操作管理処理プログラム、ユーザ操作管理方法、及びユーザ操作管理装置
JPH11306369A (ja) 画像データ編集装置
CN115134317B (zh) 消息显示方法、装置、存储介质和电子装置
KR100379917B1 (ko) 핫키입력부를 구비한 휴대용 단말기
JP4480378B2 (ja) 文字入力支援モジュール
JPH10207607A (ja) 文書作成装置及び文字入力方法
JP2006277040A (ja) グラフィクス対話装置およびグラフィクス対話プログラム
JPH1063656A (ja) 文書作成装置
KR100651733B1 (ko) 소형 정보 단말기에 내장된 응용 프로그램의 메뉴를 외부디스플레이 디바이스에 제시하는 장치 및 그 방법
JP2016091140A (ja) 情報処理装置、制御方法、及びプログラム
JP2000112607A (ja) マルチウィンドウインタフェース制御方法
JP2002032182A (ja) キー割当てシステムおよびキー割当て方法