JP3730192B2 - 内周面焼入装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、両端の開口部よりも内側に最小径部を有する貫通孔が形成された環状部品の内周面焼入装置に関し、さらに詳しくは、例えばハブユニットの外輪(ハブ外輪)おいて、この外輪の内周面部の2箇所に設けられた円錐台形状の一対の軌道面(テーパー面)、並びに、これら一対の軌道面の間に挟まれた最小径部を焼入処理する内周面焼入装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
両端の開口部よりも内側に最小径部を有する貫通孔が形成され、この貫通孔において前記最小径部からテーパー状に内径が広がる2箇所のテーパー部と、これらのテーパー部から端面にまでに繋がる2箇所の開口部とを有する環状部品の一つとして、ハブユニットの外輪が知られている。
【0003】
図4(A)及び(B)は、ハブユニットの外輪1を示すものである。図4(A)及び(B)に示すように、この外輪1は、貫通孔2を有する円筒状本体部3と、この円筒状本体部3の外周面に一体成形された例えば4つのハブホイール取付部4とから成る鋼製の環状部品であり、その貫通孔2内にローラ軸受が配設されるようになっている。なお、上述の貫通孔2においては、外輪(環状部)1の円筒状本体部3の両端の開口部5a,5bの間に最小径部6が形成されると共に、これらの開口部5a,5bと最小径部6との間の領域にそれぞれ最小径部6から開口部5a,5bに向けて円錐台形状に広がる一対のテーパー部7a,7bが形成されている。そして、これら一対のテーパー部7a,7bに軸受用のローラ(図示せず)が転動可能に当接されるようになっている。
【0004】
一方、ローラが当接される外輪1の貫通孔2の内周面に関しては摩耗を抑える必要があるため、この貫通孔2に設けられたクリップ溝8a,8bの間の内周面部分を高周波焼入(焼入処理)してその表面に図4(B)に示すように深さがほぼ均一な焼入硬化層9を形成し、これにより耐摩耗性を向上させるようにしている。
【0005】
従来、外輪1の貫通孔2の内周面2aを高周波焼入により焼入処理する場合には、図5に示すように、加熱手段として2つの高周波誘導加熱コイル10a,10bを一体に連結した加熱コイル体10を用いるようにしている。すなわち、このコイル体10としては、被焼入部である貫通孔2の内周面2aの形状に対応するように、これらの高周波誘導加熱コイル10a,10bを図5に示す如く円錐台形状に成形して互いに逆向きに配置すると共にそれらの小径部α,βを上下方向において僅かな間隔を隔てて対向配置して成る2ターン構造のものを使用するようにしている。
【0006】
なお、高周波誘導加熱コイル10a,10bにより外輪1の貫通孔2のテーパー部7a,7bを高周波誘導加熱すべく高周波誘導加熱コイル10a,10bを貫通孔2の内部(中空部)に挿入して前記テーパー部7a,7bにそれぞれ対応配置する際には、高周波誘導加熱コイル10a,10bの何れか一方のコイル10bを外輪1の開口部5aを通してさらに貫通孔2の最小径部6を通過させる必要があるため、当該コイル10bの最大外径部の直径R1 を前記貫通孔2の最小径部6の直径R2 よりも小さく設定しなければならない。そのため、前記最小径部6を通過させるべきコイルが例えば下側の高周波誘導加熱コイル10bである場合には、その高周波誘導加熱コイル10bのターン外径部Sと貫通孔2のテーパー部7bとの間隔G1 が広くなってしまい、これに起因して開口部5b側のテーパー部7b部分における高周波誘導加熱の効率が低くなって焼入硬化層深さが浅くなり、テーパー形状に沿った焼入硬化層パターンを得ることができないという不具合を生じる。
【0007】
そこで、従来では、図6に示すように、高周波誘導加熱コイル10a,10bを貫通孔2の内部の所定位置(各高周波誘導加熱コイル10a,10bがテーパー部7a,7bにそれぞれ対応する位置)に配置した後に、加熱コイル体10を図6において水平方向(矢印Y方向)に沿って片側に距離Lだけ偏倚(偏芯)させて高周波誘導加熱コイル10a,10bの片側部分を前記テーパー部7a,7bに近づけた位置(隙間G2 ,隙間G3 参照)に配置し、この状態の下で外輪1をその軸線を中心に回転させながら高周波誘導加熱を行なうことにより開口部5b側のテーパー部7b部分における高周波誘導加効率を高め、これによりテーパー部7a,7bに均一な焼入硬化層パターンを形成するようにしているのが実状である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、加熱コイル体10の軸線を焼入対象である外輪1の軸線からずらしてコイル体10を外輪1に対して片側に偏倚させた位置で高周波誘導加熱を行うようにした場合には、加熱コイル体10の偏芯動作(移動動作)のための時間が必要になることから、加熱コイル体10を偏倚させないで高周波誘導加熱を行う場合に比べてコイル体偏芯動作時間の分だけサイクルタイム(1つの外輪1を焼入処理するのに要する時間)が長くなるという問題点がある。また、加熱コイル体10を偏芯させるための機構が必要となるため、焼入装置の設備費が増加するという問題点がある。
【0009】
また、加熱コイル体10の偏芯動作に伴う位置精度が焼入硬化層パターンの良否ひいては焼入品質の良否に直接的に影響を与えることとなるので、加熱コイル体10の偏芯動作時における位置精度を確認することが必要となる。そのため、位置精度の確認のための機構を焼入装置に設けなければならず、焼入装置が複雑な構成となる等の問題点もある。
【0010】
本発明は、これらの問題点を解消するためになされたものであって、その目的は、焼入対象物である環状部品の貫通孔の内周面に対して高周波誘導加熱コイルを偏倚(偏芯)させなることなく、その貫通孔の内周面の最小径部及びテーパー部に連続した均一な焼入硬化層パターンを得ることができるような内周面焼入装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明では、両端の開口部の間に最小径部を有すると共に、前記両端の開口部と前記最小径部との間の領域にそれぞれ前記最小径部から前記両端の開口部に向けて円錐台形状に広がる一対のテーパー部を有する貫通孔を備える環状部品を焼入対象物とする内周面焼入装置において、
(a) 高周波電源に接続された第1及び第2リード部と、
(b) 前記第1及び第2リード部にそれぞれ接続されると共に、所定の直径の円周面上に互いに対称の関係をもって対向配置された円弧形状の第1及び第2加熱導体部と、
(c) 前記第1及び第2加熱導体部に対してそれぞれ直角に接続されると共に、互いに間隔を隔てた位置において平行状に対向配置されたストレート形状の第3及び第4加熱導体部と、
(d) 前記第3及び第4加熱導体部に対して直角に接続されると共に、前記所定の直径の円周面上に互いに対称の関係をもって対向配置され、かつ、前記第1及び第2加熱導体部に対してそれぞれ平行に対向配置された円弧形状の第5及び第6加熱導体部と、
(e) 前記第5及び第6加熱導体部に対してそれぞれ直角に接続されると共に、互いに間隔を隔てた位置において平行に対向配置され、かつ、前記第3及び第4加熱導体部に対して平行に対向配置されたストレート形状の第7及び第8加熱導体部と、
(f) 前記第7及び第8加熱導体部に対してそれぞれ直角に接続されると共に、前記第1及び第2加熱導体部の配置平面上において前記所定の直径の円周面上に互いに対称の関係をもって対向配置された円弧形状の第9及び第10加熱導体部と、
(g) 前記第9及び第10加熱導体部の間に接続されると共に、前記第1及び第2リード部に対して間隔を隔てた位置に配置された接続導体部と、
を有する直列接続構造体から成る2ターン巻き構造の高周波誘導加熱コイルであって、
円弧形状の前記第1,第2,第9,及び第10加熱導体にそれぞれ流れる電流の方向が互いに同じ向きになると共に、円弧形状の前記第5及び第6加熱導体部にそれぞれ流れる電流の方向が互いに同じ向きになるように構成された高周波誘導加熱コイルを具備し、
前記高周波誘導加熱コイルを前記環状部品の貫通孔内の中空部の同軸位置に挿入配置して、前記環状部品の貫通孔の最小径部をストレート形状の前記第3,第4,第7及び第8加熱導体部にて高周波誘導加熱する一方、前記環状部品の貫通孔の内周面のうちで高周波誘導加熱されにくい部位である一方のテーパー部の開口側部分を円弧形状の前記第1,第2,第9,及び第10加熱導体部並びにストレート形状の前記第3,第4,第7,及び第8加熱導体により高周波誘導加熱すると共に、前記環状部品の内周面のうちで高周波誘導加熱されにくい部位である他方のテーパー部の開口側部分を円弧形状の前記第5及び第6加熱導体部並びにストレート形状の前記第3,第4,第7,及び第8加熱導体により高周波誘導加熱し、しかる後に冷却することにより前記貫通孔の内周面を焼入処理するようにしている。
また、本発明では、前記第1〜第10加熱導体部の外周面のうち、前記環状部品の貫通孔の内周面と対向する箇所以外の箇所に、磁性材を取付けるようにしている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図1〜図3を参照して説明する。なお、図1〜図3において、図4〜図6と同様の部分には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
【0013】
図1は、本発明の一実施形態に係る内周面焼入装置20を示すものであって、この内周面焼入装置20は、ハブユニットの外輪1の貫通孔2の内周面2aを高周波焼入する(すなわち、外輪1の貫通孔2の内周面2aを高周波誘導加熱して冷却することによりその貫通孔2の内周面2aを焼入処理する)ために使用されるものである。すなわち、内周面焼入装置20を使用して焼入処理すべき焼入対象物は、両端の開口部5a,5bの間に最小径部6を有すると共に、両端の開口部5a,5bと最小径部6との間の領域にそれぞれ最小径部6から開口部5a,5bに向けて円錐台形状に広がる一対のテーパー部7a,7bを有する貫通孔2を備えるハブユニットの外輪1(環状部品の一種)である。
【0014】
本実施形態の内周面焼入装置20は、図1に示すように、焼入対象物である外輪1(ワーク)を所定位置に保持するワーク受け治具21と、図外の昇降移動機構により上下方向に移動される高周波誘導加熱コイル22と、ワーク受け治具21にて保持される外輪1の外周を取り囲むように配置された円環状の冷却液噴射ジャケット(外周ジャケット)23とを備えている。なお、図示を省略したが、ワーク受け治具21にて保持される外輪1の貫通孔2内に配置される冷却液噴射ジャケット(内周ジャケット)も備えている。
【0015】
本装置20に用いられる高周波誘導加熱コイル22は、図2に示すように、例えば断面矩形状の導電性パイプ材から成る一続きの(一連の)直列接続構造体として構成されたものであって、高周波電源(図示せず)に接続されたL字形状の第1及び第2リード部30,31と、これらの第1及び第2リード部30,31にそれぞれ接続されると共に、所定の直径の円周面上に互いに対称の関係をもって対向配置された円弧形状の第1及び第2加熱導体部32,33と、これらの第1及び第2加熱導体部32,33に対してそれぞれ直角に接続されると共に、互いに間隔を隔てた位置において平行状に対向配置されたストレート形状の第3及び第4加熱導体部34,35と、これらの第3及び第4加熱導体部34,35に対して直角に接続されると共に、所定の直径の円周面上に互いに対称の関係をもって対向配置され、かつ、第1及び第2加熱導体部に対してそれぞれ平行に対向配置された円弧形状の第5及び第6加熱導体部36,37と、これらの第5及び第6加熱導体部36,37に対してそれぞれ直角に接続されると共に、互いに間隔を隔てた位置において平行に対向配置され、かつ、第3及び第4加熱導体部34,35に対して平行に対向配置されたストレート形状の第7及び第8加熱導体部38,39と、これらの第7及び第8加熱導体部38,39に対してそれぞれ直角に接続されると共に、第1及び第2加熱導体部32,33の配置平面上において所定の直径の円周面上に互いに対称の関係をもって対向配置された円弧形状の第9及び第10加熱導体部40,41と、これらの第9及び第10加熱導体部40,41の間に接続されると共に、第1及び第2リード部30,31に対して間隔を隔てた位置に配置された接続導体部42とをそれぞれ具備している。かくして、高周波誘導加熱コイル22の第1及び第2リード部30,31に給電されると、図2において矢印で示すように、ストレート形状の第3及び第4加熱導体部34,35にそれぞれ流れる電流の方向が互いに逆向きになると共に、ストレート形状の第7及び第8加熱導体部38,39にそれぞれ流れる電流の方向が互いに逆向きになり、かつ、円弧形状の第1,第2,第9,及び第10加熱導体32,33,40,41にそれぞれ流れる電流の方向が互いに同じ向きになると共に、円弧形状の第5及び第6加熱導体部36,37にそれぞれ流れる電流の方向が互いに同じ向きになるように構成されている。なお、通電電流は交流電流なので、図2において矢印で示す電流方向は、次の瞬間には逆方向になる。
【0016】
更に具体的に述べると、上述の円弧形状の第1,第2,第9,及び第10加熱導体部32,33,40,41が第1の平面上において所定の直径(焼入対象物である外輪1の貫通孔2の最小径部6の直径よりも僅かに小さな直径)の円周に沿って延びるように配置されると共に、上述の円弧形状の第5及び第6の加熱導体部36,37が前記加熱導体部32〜41の配設平面から所定の距離だけ隔てた第2の平面上において前記所定半径と同様の直径の円周に沿って延びるように配置されている。そして、上述のストレート形状の第3,第4,第7,及び第8加熱導体部34,35,38,39が互いに平行上に対向配置されている。また、上述のL字形状の第1及び第2のリード部30,31の屈曲部30a,30bが前記第1の平面上において同一の直線に沿って配置されると共に、上述のストレート形状の接続導体部42が前記第1の平面上において前記第1及び第2のリード部30,31の屈曲部30a,30bに対して僅かな間隔を隔てて平行状に配置されている。かくして、高周波誘導加熱コイル22は、2ターン巻き構造となされている。すなわち、高周波誘導加熱コイル22は、第1の1ターンが、第2加熱導体部33,第4加熱導体部35,第6加熱導体部37,第8加熱導体部39,及び第10加熱導体部41にて構成されると共に、第2の1ターンが、第9加熱導体部40,第7加熱導体部38,第5加熱導体部36,第3加熱導体部34,及び第1加熱導体部32にて構成されて計2ターンの巻き構造となされている。
【0017】
また、図3に示すように、既述の第1〜第10加熱導体部32〜41には、焼入対象物に対向する面(ワーク対向面)Mを除く面Nを覆うように磁性材43が取付けられており、これにより高周波磁束が焼入対象物である外輪1に集中するような構造となされている。そして、第1及び第2のリード部30,31の間の僅かな隙間部、並びに、第1及び第2のリード部30,31の屈曲部30a,30bと接続導体部42との間の僅かな隙間部には、絶縁版(図示省略)がそれぞれ挟持状態で介在されている。な お、高周波誘導加熱コイル22内の一連の中空部には図外の冷却液供給機構から冷却液が流されるように構成されている。
【0018】
ここで、上述の高周波焼入装置20を用いて外輪1の貫通孔2の内周面2aを焼入処理する際の手順を述べると、次の通りである。まず、焼入対象物である外輪1を図1に示すようにワーク受け治具21の上部に載置した状態で保持する。すなわち、外輪1の一方(下端側)の開口部5bの外周部分をワーク受け治具21にて固定状態で保持し、外輪1の他端側の開口部5aを上方に向けて貫通孔2の軸線を鉛直方向に沿って配置すると共に、外輪1を円環状の冷却液噴射ジャケット23の内部の中心位置に配置する。次いで、図外の昇降移動機構を作動させることにより高周波誘導加熱コイル22を下降移動させて外輪1の上方の開口部5a及び貫通孔2の最小径部6を順次に通して外輪1の貫通孔2内(外輪1の中空部内」)に挿入配置し、外輪1と高周波誘導加熱コイル22とを互いに同軸状態(軸線X)に配置する。そして、高周波誘導加熱コイル22の第1,第2,第9,第10加熱導体部32,33,40,41を外輪1の貫通孔2の上方側のテーパー7aのうちの上端の開口部5aの側の部分Mに対して僅かな間隔を隔てて対向配置すると共に、高周波誘導加熱コイル22の第5,第6加熱導体部36,37を外輪1の貫通孔2の下方側のテーパー7bのうちの下端の開口部5bの側の部分Nに対して僅かな間隔を隔てて対向配置する。
【0019】
しかる後に、ワーク受け治具21を外輪1と一緒に軸線Xを中心に回転駆動すると共に、外輪1を図外の高周波電源から高周波誘導加熱コイル22の第1及び第2リード部30,31に所定周波数の高周波電流を供給し、外輪1の貫通孔2の内面2aであってかつクリップ溝8a,8b間の面、すなわち、前記貫通孔2の最小径部6及びこの最小径部6に連なる一対のテーパー部7a,7bを高周波誘導加熱する。そして、所要の焼入温度に達した時点で高周波誘導加熱コイル22への通電を遮断し、その直後に内周ジャケット(図示省略)から前記貫通孔2の内周面2aに、また冷却液噴射ジャケット(外周ジャケット)23の噴射孔23aから外輪1の外周面(ワーク外周面)に冷却液を噴射して冷却を行って前記最小径部6及びテーパー部7a,7bに焼入硬化層を形成する。
【0020】
このような高周波誘導加熱装置によれば、上述の如く特殊形状に構成した高周波誘導加熱コイル22を用いるようにしているので、高周波誘導加熱コイル22を外輪1の上端の開口5a及び最小径部6を通して貫通孔2の内部に同軸位置に配置した状態のままで、高周波誘導加熱コイル22を前記貫通孔2の内周面2aに対して水平方向に移動(偏倚)させることなく、高周波誘導加熱を効率良く行って均一な焼入硬化層パターンを得ることが可能である。すなわち、高周波誘導加熱を行なう際には、外輪1の貫通孔2の最小径部6に高周波誘導加熱コイル22のストレート形状の第3,第4,第7及び第8加熱導体部34,35,38,39を対向配置して最小径部6を高周波誘導加熱する一方、前記貫通孔2の内周面2aのうちで高周波誘導加熱されにくい部位(高周波誘導加熱コイル22との間の間隔が相対的に広くなる部位)であるテーパー部7aの開口部5a側の部分P(一方のテーパー部の開口側部分)に高周波誘導加熱コイル22の第1,第2,第9,及び第10加熱導体部32,33,40,41並びにストレート形状の第3,第4,第7及び第8加熱導体部34,35,38,39を対向配置してこれらの加熱導体部にて前記部分Pを高周波誘導加熱すると共に、前記貫通孔2の内周面2aのうちで高周波誘導加熱されにくい部位(高周波誘導加熱コイル22との間の間隔が相対的に広くなる部位)であるテーパー部7bの開口部5b側の部分Q(他方のテーパー部の開口側部分)に第5及び第6加熱導体部36,37並びにストレート形状の第3,第4,第7及び第8加熱導体部34,35,38,39を対向配置してこれらの加熱導体部にて前記部分Qを高周波誘導加熱するようにしているので、テーパー部7a,7bの開口部5a,5b側の部分P,Qにおける高周波磁束が増大され、その結果、これらの部分P,Qの高周波誘導加熱を良好に行なうことができる。
【0021】
また、外輪1の最小径部6から開口部5a,5bにそれぞれ向かうにつれて内径が徐々に広がる2箇所のテーパー部7a,7bに対応して、高周波誘導加熱コイル22の第3,第4,第7,及び第8加熱導体部34,35,38,39を配置するようにしているので、外輪1のテーパー部開口側の部分P,Qだけでなくワーク開口側から最小径部6に至るまでの領域の全体にわたり、ほぼ均一に高周波誘導加熱することができ、ひいては連続した均一深さの焼入硬化層パターンを得ることができる。
【0022】
さらに、本実施形態においては、図2に示すように加熱導体部に磁性材43を取付けて高周波磁束を増加させるようにしているので、外輪1のテーパー部7aと高周波誘導加熱コイル22の第1,第2,第9,第10加熱導体部32,33,40,41との間の隙間G4 、並びに、テーパー部7bと高周波誘導加熱コイル22の第5、第6加熱導体部36,37との間の隙間G5 が前記隙間G2 (図6参照)より広くなることによる高周波誘導加熱効率の低下を補うことができ、従って誘導加熱効率を良好にすることができる。
【0023】
以下に、本発明に係わる具体的な実施例を示す。
実施例
(1) ワーク : ハブユニットの外輪
(a) 材質 : S53C
(2) 高周波誘導加熱条件
(a) 周波数 : 30kHz
(b) プレート電圧: 9.3kV
(c) プレート電流: 16.5A
(d) グリット電流: 3.6A
(e) 加熱時間 : 6.5sec
(f) 回転数 : 120rpm
(3) 冷却条件
(a) 冷却液 : ユーコンクェンチャントA(8%)
(浜松長瀬株式会社製の水溶性焼入剤の商品名)
(b) 液温 : 30℃
(c) 流量
内周 : 40L/min
外周 : 80L/min
【0024】
上記加工条件により、ハブユニットの外輪1の内周面部を焼入処理したところ、得られた焼入硬化層パターンは、クリップ溝8a,8b間のテーパー部 から最小径部6にかけて、1.0〜3.0mmの範囲の焼入硬化層深さとなった。また、外輪1の貫通孔2の焼入部の表面硬さは、Hv700以上であり、貫通孔2のテーパー部 に接触されるローラ軸による接触摩耗に充分に耐え得る表面硬さを確保することができた。
【0025】
以上、本発明の実施形態について述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。例えば、外輪1に限らず、最小径部及びこの最小径部に連なる一対のテーパー部を有する貫通孔を被焼入部とする各種の部品を焼入処理することが可能である。
【0026】
請求項1に記載の本発明は、両端の開口部の間に最小径部を有すると共に、前記両端の開口部と前記最小径部との間の領域にそれぞれ前記最小径部から前記両端の開口部に向けて円錐台形状に広がる一対のテーパー部を有する貫通孔を備える環状部品(例えば、既述の実施形態で示したハブユニットの外輪1)を焼入対象物とし、特殊な形状に構成した高周波誘導加熱コイルを用いて環状部品の貫通孔の内周面を高周波焼入するようにしたものであるから、高周波誘導加熱コイルを環状部品の貫通孔に挿入配置した後にこの高周波誘導加熱コイルを前記貫通孔内において偏倚させる操作(前記内周面に対して片側に近寄らせる操作)を行なうことなく焼入処理することにより、均一な焼入硬化層パターンを得ることできる。すなわち、本発明によれば、高周波電源に接続された第1及び第2リード部と、第1及び第2リード部にそれぞれ接続されると共に、所定の直径の円周面上に互いに対称の関係をもって対向配置された円弧形状の第1及び第2加熱導体部と、第1及び第2加熱導体部に対してそれぞれ直角に接続されると共に、互いに間隔を隔てた位置において平行状に対向配置されたストレート形状の第3及び第4加熱導体部と、第3及び第4加熱導体部に対して直角に接続されると共に、所定の直径の円周面上に互いに対称の関係をもって対向配置され、かつ、第1及び第2加熱導体部に対してそれぞれ平行に対向配置された円弧形状の第5及び第6加熱導体部と、第5及び第6加熱導体部に対してそれぞれ直角に接続されると共に、互いに間隔を隔てた位置において平行に対向配置され、かつ、第3及び第4加熱導体部に対して平行に対向配置されたストレート形状の第7及び第8加熱導体部と、第7及び第8加熱導体部に対してそれぞれ直角に接続されると共に、第1及び第2加熱導体部の配置平面上において所定の直径の円周面上に互いに対称の関係をもって対向配置された円弧形状の第9及び第10加熱導体部と、第9及び第10加熱導体部の間に接続されると共に、第1及び第2リード部に対して間隔を隔てた位置に配置された接続導体部とから成る直列接続構造体としての高周波誘導加熱コイルであっって、円弧形状の前記第1,第2,第9,及び第10加熱導体にそれぞれ流れる電流の方向が互いに同じ向きになると共に、円弧形状の前記第5及び第6加熱導体部にそれぞれ流れる電流の方向が互いに同じ向きになるように構成された高周波誘導加熱コイルを用い、環状部品のテーパー部と最小径部に対向して加熱導体部を配置して高周波誘導加熱を行なうようにしているので、環状部の最小径部並びにこの最小径部から開口部にまでテーパー状に内径が広がる2箇所のテーパー部(環状部品の一対の開口部からテーパー部を介して最小径部にわたる部分)に、連続した均一な焼入硬化層パターンを得ることできる。さらに具体的に述べると、本発明によれば、焼入対象物である環状部品の貫通孔の最小径部に高周波誘導加熱コイルのストレート形状の第3,第4,第7,及び第8加熱導体部を対向配置する一方、前記貫通孔の内周面のうちで高周波誘導加熱されにくい部位である一方のテーパー部の開口側部分に円弧形状の第1,第2,第9,及び第10加熱導体部(電流方向は互いに同一方向)並びにストレート形状の第3,第4,第7及び第8加熱導体部34,35,38,39を対向配置すると共に、前記貫通孔の内周面のうちで高周波誘導加熱されにくい部位である他方のテーパー部の開口側部分に円弧形状の第5及び第6加熱導体部(電流方向は互いに同一方向)並びにストレート形状の第3,第4,第7及び第8加熱導体部34,35,38,39をそれぞれ対向配置して高周波誘導加熱を行なうことにより、加熱されにくいテーパー部の部分を効率よく高周波誘導加熱することができ、ひいては環状部品の貫通孔のテーパー部開口部からテーパー部を介して最小径部までの領域の全体にわたって連続した均一な焼入硬化層パターンを得ることができる。また、本発明の内周面焼入装置によれば、上述の如く環状部品に対する高周波誘導加熱コイルの偏倚(偏芯)動作が不要となるので、焼入サイクルの短縮を図ることが可能になると共に、高周波誘導加熱コイルの偏倚機構の省略により設備コストの低減を図ることが可能になる。
【0027】
また、請求項2に記載の本発明は、第1乃至第10加熱導体部の外周面のうち、環状部品の貫通孔の内周面と対向する箇所以外の箇所に、磁性材を取付けるようにしたものであるから、この磁性材の存在により前記内周面への磁束を増大させることができて誘導加熱効率の向上を図ることが可能であると共に、高周波誘導加熱コイルに配設する磁性材の量を適宜に調整することにより環状部材のテーパー部及び最小径部の焼入硬化層深さを調整することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る内周面焼入装置を示す断面図である。
【図2】図1の内周面焼入装置に用いられる高周波誘導加熱コイルの斜視図である。
【図3】図2の高周波誘導加熱コイルへの磁性材の取付状態を示す断面図である。
【図4】焼入対象物であるハブユニットの外輪を示すものであって、図4(A)は外輪の平面図、図4(B)は外輪の断面図である。
【図5】従来の内周面焼入装置に用いられる高周波誘導加熱コイルの側面図である。
【図6】従来の内周面焼入装置の高周波誘導加熱コイルにて外輪の貫通孔の内周面高周波誘導加熱している状態を示す図である。
【符号の説明】
1 外輪
2 貫通孔
2a 内周面
3 円筒状本体部
5a,5b 開口部
6 最小径部
7a,7b テーパー部
20 内周面焼入装置
21 ワーク受け治具
22 高周波誘導加熱コイル
23 冷却液噴射ジャケット
30 第1リード部
31 第2リード部
32 第1加熱導体部
33 第2加熱導体部
34 第3加熱導体部
35 第4加熱導体部
36 第5加熱導体部
37 第6加熱導体部
38 第7加熱導体部
39 第8加熱導体部
40 第9加熱導体部
41 第10加熱導体部
42 接続導体部
43 磁性材

Claims (2)

  1. 両端の開口部の間に最小径部を有すると共に、前記両端の開口部と前記最小径部との間の領域にそれぞれ前記最小径部から前記両端の開口部に向けて円錐台形状に広がる一対のテーパー部を有する貫通孔を備える環状部品を焼入対象物とする内周面焼入装置において、
    (a) 高周波電源に接続された第1及び第2リード部と、
    (b) 前記第1及び第2リード部にそれぞれ接続されると共に、所定の直径の円周面上に互いに対称の関係をもって対向配置された円弧形状の第1及び第2加熱導体部と、
    (c) 前記第1及び第2加熱導体部に対してそれぞれ直角に接続されると共に、互いに間隔を隔てた位置において平行状に対向配置されたストレート形状の第3及び第4加熱導体部と、
    (d) 前記第3及び第4加熱導体部に対して直角に接続されると共に、前記所定の直径の円周面上に互いに対称の関係をもって対向配置され、かつ、前記第1及び第2加熱導体部に対してそれぞれ平行に対向配置された円弧形状の第5及び第6加熱導体部と、
    (e) 前記第5及び第6加熱導体部に対してそれぞれ直角に接続されると共に、互いに間隔を隔てた位置において平行に対向配置され、かつ、前記第3及び第4加熱導体部に対して平行に対向配置されたストレート形状の第7及び第8加熱導体部と、
    (f) 前記第7及び第8加熱導体部に対してそれぞれ直角に接続されると共に、前記第1及び第2加熱導体部の配置平面上において前記所定の直径の円周面上に互いに対称の関係をもって対向配置された円弧形状の第9及び第10加熱導体部と、
    (g) 前記第9及び第10加熱導体部の間に接続されると共に、前記第1及び第2リード部に対して間隔を隔てた位置に配置された接続導体部と、
    を有する直列接続構造体から成る2ターン巻き構造の高周波誘導加熱コイルであって、
    円弧形状の前記第1,第2,第9,及び第10加熱導体にそれぞれ流れる電流の方向が互いに同じ向きになると共に、円弧形状の前記第5及び第6加熱導体部にそれぞれ流れる電流の方向が互いに同じ向きになるように構成された高周波誘導加熱コイルを具備し、
    前記高周波誘導加熱コイルを前記環状部品の貫通孔内の中空部の同軸位置に挿入配置して、前記環状部品の貫通孔の最小径部をストレート形状の前記第3,第4,第7及び第8加熱導体部にて高周波誘導加熱する一方、前記環状部品の貫通孔の内周面のうちで高周波誘導加熱されにくい部位である一方のテーパー部の開口側部分を円弧形状の前記第1,第2,第9,及び第10加熱導体部並びにストレート形状の前記第3,第4,第7,及び第8加熱導体により高周波誘導加熱すると共に、前記環状部品の内周面のうちで高周波誘導加熱されにくい部位である他方のテーパー部の開口側部分を円弧形状の前記第5及び第6加熱導体部並びにストレート形状の前記第3,第4,第7,及び第8加熱導体により高周波誘導加熱し、しかる後に冷却することにより前記貫通孔の内周面を焼入処理するようにしたこと、
    を特徴とする内周面焼入装置。
  2. 前記第1〜第10加熱導体部の外周面のうち、前記環状部品の貫通孔の内周面と対向する箇所以外の箇所に、磁性材を取付けたことを特徴とする請求項1に記載の内周面焼入装置。
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