JP2020009720A - 誘導加熱装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】環状のワークの形状が様々であっても適用可能となる誘導加熱装置を提供する。【解決手段】誘導加熱装置10は、環状のワークWが有する内周面Wiの周方向の一部に対向させる内対向コイル部47を含む内コイル21、及び内コイル21と一体である内ベース31を有する内側部材11と、ワークWが有する外周面Woの周方向の一部に対向させる外対向コイル部57を含む外コイル22、及び外コイル22と一体である外ベース32を有する外側部材12とを備える。内側部材11及び外側部材12それぞれがワークWの径方向に移動可能である。【選択図】 図1
Description
本発明は、誘導加熱装置に関する。
例えば、転がり軸受の軌道輪(内輪、外輪)に対して高周波焼入れを行うために、コイルを備えた誘導加熱装置が用いられる。特許文献1には、環状のワークのための誘導加熱装置が開示されている。
図10(A)に示されるように、円すいころ軸受の外輪91を加熱するために、外輪91の外周側に渦巻状のコイル99が設けられる。コイル99と外輪91の外周面92との間に規定の隙間g1が設けられ、誘導加熱が行われる。
別のワークとして、例えば円すいころ軸受の内輪93(図10(B)参照)を熱処理の対象とする場合、前記コイル99を内輪93の外周側に設ければよい。しかし、この場合、コイル99と内輪93との間の隙間g2は、外輪91(図10(A)参照)を対象とする場合の隙間g1と異なる。隙間g2は広くなることから、内輪93に対して効果的な誘導加熱が困難となる。つまり、加熱するワークの形状が異なると、そのワークに応じた径のコイルが必要である。このため、ワークの径毎に対応したコイルを事前に多く準備する必要がある。
特許文献1に記載の誘導加熱装置は、ワークの内周面及び外周面に対向するコイル部を備えている。この場合、例えばワークの外径は同じであっても、内径が異なると、つまり、ワークの厚さが異なると、適用不能となる。
そこで、本発明は、環状のワークの形状が様々であっても適用可能となる誘導加熱装置を提供することを目的とする。
本発明の誘導加熱装置は、環状のワークが有する内周面の周方向の一部に対向させる内対向コイル部を含む内コイル、及び当該内コイルと一体である内ベースを有する内側部材と、前記ワークが有する外周面の周方向の一部に対向させる外対向コイル部を含む外コイル、及び当該外コイルと一体である外ベースを有する外側部材と、を備え、前記内側部材及び前記外側部材それぞれが前記ワークの径方向に移動可能である。
この誘導加熱装置によれば、ワークの形状(径及び厚さ)に応じて内側部材及び外側部材それぞれをワークの径方向に移動させ、内対向コイル部とワークとの間の隙間、及び、外対向コイル部とワークとの間の隙間を調整することができる。よって、環状のワークの形状が様々であっても、そのワークの加熱のために前記誘導加熱装置が適用可能となる。
また、前記ワークの中心線を基準とした周方向に同じ位相で前記内対向コイル部と前記外対向コイル部とが設けられているのが好ましい。この場合、内対向コイル部と外対向コイル部とによる磁場が干渉により相乗され、加熱効率を向上させることが可能となる。
また、前記内ベースから延びる前記内コイルの長さと、前記外ベースから延びる前記外コイルの長さとが、同じであるのが好ましい。内コイル及び外コイルそれぞれの長さは電気抵抗と比例する。このため、前記構成によれば、内コイルと外コイルとで電流値を調整することが可能となる。これにより、ワークの内周側及び外周側を均一に加熱することが可能となる。
また、前記内対向コイル部と前記外対向コイル部とのうちの少なくとも一方が、前記ワークの中心線に平行な基準線に対して傾斜しているのが好ましい。この場合、ワークの内周面(又はワークの外周面)がテーパ面であっても、内対向コイル部(外対向コイル部)とテーパ面との間の隙間を、テーパ面に沿ってできるだけ一定とすることが可能となる。
また、前記内側部材及び前記外側部材をそれぞれ取り外し可能として支持しているリード部材を更に備えているのが好ましい。この場合、内側部材及び外側部材の取り換えが容易となる。
また、この誘導加熱装置において、前記内側部材と前記外側部材とのうちの一方と、前記リード部材との、前記ワークの中心線に平行な方向の相対位置を調整可能とする調整材を、更に備えているのが好ましい。この場合、ワークの形状に応じて内側部材と外側部材とを相対的にワークの軸方向についても位置調整することが可能となる。
また、この誘導加熱装置において、前記内側部材と前記外側部材とのうちの一方と、前記リード部材との、前記ワークの中心線に平行な方向の相対位置を調整可能とする調整材を、更に備えているのが好ましい。この場合、ワークの形状に応じて内側部材と外側部材とを相対的にワークの軸方向についても位置調整することが可能となる。
また、前記外コイルは、前記ワークの外周面に沿って軸方向一方側から軸方向他方側に向かう方向に延びる外側直線部と、当該外側直線部の長手方向に交差する方向であって前記ワークの径方向に直交する方向に延びる延在部と、を有するのが好ましい。この場合、延在部をワークの一部に対向させることができる。つまり、延在部もワークを加熱するために機能させることができ、外コイルにおいて、誘導加熱のために有効に作用する領域が広くなる。このため、例えば環状のワークが、転がり軸受のつば付きの内輪であるような場合に、そのつば部(特に、円すいころ軸受の内輪の大端側のぬすみ部)への加熱に効果的である。
本発明の誘導加熱装置によれば、様々な形状の環状のワークに適用可能となる。
〔誘導加熱装置の全体構成について〕
図1は誘導加熱装置の側面図である。この誘導加熱装置10は、環状のワークWを誘導加熱するために用いられる。ワークWは加熱後、急冷され、焼入れ処理がされる。ワークWは、例えば、転がり軸受の構成部材である外輪又は内輪である。ワークWの種類は様々であり、図1では、断面が矩形である環状のワークWが示されている。誘導加熱装置10は、内側部材11、外側部材12、及びリード部材13を備える。リード部材13が図外の給電装置と接続され、リード部材13に電流(交流電流)が供給される。リード部材13から内側部材11及び外側部材12にそれぞれ電流が供給される。内側部材11、外側部材12、及びリード部材13は、金属製であり、本実施形態では銅製である。
図1は誘導加熱装置の側面図である。この誘導加熱装置10は、環状のワークWを誘導加熱するために用いられる。ワークWは加熱後、急冷され、焼入れ処理がされる。ワークWは、例えば、転がり軸受の構成部材である外輪又は内輪である。ワークWの種類は様々であり、図1では、断面が矩形である環状のワークWが示されている。誘導加熱装置10は、内側部材11、外側部材12、及びリード部材13を備える。リード部材13が図外の給電装置と接続され、リード部材13に電流(交流電流)が供給される。リード部材13から内側部材11及び外側部材12にそれぞれ電流が供給される。内側部材11、外側部材12、及びリード部材13は、金属製であり、本実施形態では銅製である。
組み立てられた内側部材11、外側部材12、及びリード部材13は、ワークWを載せる図外のステージに取り付けられた状態にあり、ワークWの周方向の一箇所に設けられる。本実施形態では、ワークWの中心線Cが鉛直方向とされる。前記ステージはワークWを回転させる機構を備える。ワークWの中心線Cを中心としてワークWを回転させながら、内側部材11が備える内コイル21及び外側部材12が備える外コイル22による誘導加熱によってワークWが加熱される。
誘導加熱装置10において、ワークWの中心線Cに平行な方向を「軸方向」と称する。中心線Cに直交する方向を「径方向」と称する。中心線Cを中心としてワークWの回転方向を「周方向」と称する。
〔リード部材13について〕
図2は、リード部材13の平面図である。リード部材13は、板状である第一リード板18と、板状である第二リード板19とを有する。第一リード板18と第二リード板19との間には絶縁体20が介在している。第一リード板18のフランジ18aと第二リード板19のフランジ19aとの間にも絶縁体20の一部が介在している。フランジ18a,19aにおいて絶縁ボルト59により第一リード板18と第二リード板19とは締結され一体化されている。絶縁体20により、第一リード板18と第二リード板19とは電気的に絶縁された状態にある。第一リード板18及び第二リード板19それぞれにおいて、一面14側に複数のボルト孔15が設けられている。第一リード板18及び第二リード板19それぞれにおいて、一面14と反対側である他面16側(図1参照)にも複数のボルト孔(図示せず)が設けられている。これらボルト孔15は、後にも説明するが、内側部材11及び外側部材12の取り付け用のボルト孔である。リード部材13は、冷却液を通過させる管路部17を備える。
図2は、リード部材13の平面図である。リード部材13は、板状である第一リード板18と、板状である第二リード板19とを有する。第一リード板18と第二リード板19との間には絶縁体20が介在している。第一リード板18のフランジ18aと第二リード板19のフランジ19aとの間にも絶縁体20の一部が介在している。フランジ18a,19aにおいて絶縁ボルト59により第一リード板18と第二リード板19とは締結され一体化されている。絶縁体20により、第一リード板18と第二リード板19とは電気的に絶縁された状態にある。第一リード板18及び第二リード板19それぞれにおいて、一面14側に複数のボルト孔15が設けられている。第一リード板18及び第二リード板19それぞれにおいて、一面14と反対側である他面16側(図1参照)にも複数のボルト孔(図示せず)が設けられている。これらボルト孔15は、後にも説明するが、内側部材11及び外側部材12の取り付け用のボルト孔である。リード部材13は、冷却液を通過させる管路部17を備える。
〔内側部材11〕
図3は、内側部材11の平面図である。図4は、内側部材11を、ワークWの内周側から見た図である。図4において、リード部材13の一部を二点鎖線で示している。図4及び図5において、ワークWの一部を二点鎖線で示している。内側部材11は、リード部材13に取り付けられる内ベース31と、折れ曲がり形状を有する内側線状導体部29とを有する。内側線状導体部29には、内コイル21が含まれ、内コイル21には、ワークWの内周面Wiに対向させる内対向コイル部47が含まれる。内側線状導体部29は、中空管により構成されていて、内側線状導体部29内を冷却液が通過する。
図3は、内側部材11の平面図である。図4は、内側部材11を、ワークWの内周側から見た図である。図4において、リード部材13の一部を二点鎖線で示している。図4及び図5において、ワークWの一部を二点鎖線で示している。内側部材11は、リード部材13に取り付けられる内ベース31と、折れ曲がり形状を有する内側線状導体部29とを有する。内側線状導体部29には、内コイル21が含まれ、内コイル21には、ワークWの内周面Wiに対向させる内対向コイル部47が含まれる。内側線状導体部29は、中空管により構成されていて、内側線状導体部29内を冷却液が通過する。
内ベース31は、板状である第一内ベース板23と、板状である第二内ベース板24とを有する。第一内ベース板23と第二内ベース板24との間には絶縁体25が介在している。第一内ベース板23のフランジ23aと第二内ベース板24のフランジ24aとの間にも絶縁体25の一部が介在している。絶縁体25により、第一内ベース板23と第二内ベース板24とは電気的に絶縁されている。フランジ部23a,24aにおいて絶縁ボルト26により第一内ベース板23と第二内ベース板24とは締結され一体化されている。第一内ベース板23及び第二内ベース板24それぞれにおいて、長孔27(図3参照)が形成されている。長孔27をボルト28が挿通し、ボルト28をリード部材13(図2参照)の前記ボルト孔15に締め付けることで、内側部材11はリード部材13に固定される。この固定状態で、第一内ベース板23が第一リード板18に面で接触し、電気的に接続された状態となり、第二内ベース板24が第二リード板19に面で接触し、電気的に接続された状態となる。よって、内側部材11とリード部材13とは電気的に接続された状態となる。ボルト28を緩めると、内側部材11は、リード部材13に対して、長孔27の長手方向に沿って移動可能となる。長孔27の長手方向は、ワークWの径方向に平行な方向である。
内側線状導体部29は、一対の直線状である内固定部46(図3参照)と、Uターン形状(図4参照)となる内対向コイル部47を含む内コイル21とを有する。一方(第一)の内固定部46は、第一内ベース板23にろう付け又は溶接等によって固定されていて、第一内ベース板23と電気的に接続された状態にある。他方(第二)の内固定部46は、第二内ベース板24にろう付け又は溶接等によって固定されていて、第二内ベース板24と電気的に接続された状態にある。一対の内固定部46と内コイル21とは連続している。よって、一対の内固定部46により内コイル21と内ベース31とは一体となる。第一リード板18から第一内ベース板23に供給された電流は、内側線状導体部29を通じて、第二内ベース板24に流れ、第二リード板19へと更に流れる。
内コイル21は、一方の内固定部46と、他方の内固定部46とを繋ぐ。内コイル21は、内ベース31(第一内ベース板23及び第二内ベース板24)から突出している部分である。内コイル21は、ワークWの内周面Wiと対向させる内対向コイル部47と、第一内中間コイル部44a及び第二内中間コイル部44bとを有する。第一内中間コイル部44a及び第二内中間コイル部44bは、内対向コイル部47と、一方及び他方の内固定部46,46それぞれとを繋ぐ。図4において、内対向コイル部47は、第一内側直線部41、第二内側直線部42、及び内連結部43を有する。第一内側直線部41及び第二内側直線部42それぞれは、ワークWの内周面Wiの軸方向一方側から軸方向の他方側(図4では、上側から下側)に向かう直線状の部分である。内連結部43は、第一内側直線部41の端部(下端部)と第二内側直線部42の端部(下端部)とを連結している。これにより、内対向コイル部47はUターン形状を有する。
第二内中間コイル部44bは、図1に示されるように、第二内側直線部42の端部(上端部)から径方向外方に延びる第一延在部45−1と、第一延在部45−1の径方向外側の端部から上方に延びる第二延在部45−2と、第二延在部45−2の端部(上端部)から径方向外方に延びる第三延在部45−3とを有する。第三延在部45−3が、内固定部46と連続する。この第二内中間コイル部44aと、第一内中間コイル部44aとは、同様の構成を有し、ここでは第一内中間コイル部44aの説明を省略する。
内ベース31上の一対の内固定部46,46は、内コイル21に含まれない。よって、内コイル21の長さは、図3において矢印X1からUターン形状である内対向コイル部47を経由して矢印X2までの長さである。
〔外側部材12〕
図5は、外側部材12の下面図である。図6は、外側部材12を、ワークWの内周側から見た図である。図6において、リード部材13の一部を二点鎖線で示している。図5及び図6において、ワークWの一部を二点鎖線で示している。外側部材12は、リード部材13に取り付けられる外ベース32と、折れ曲がり形状を有する外側線状導体部39とを有する。外側線状導体部39には、外コイル22が含まれ、外コイル22には、ワークWの外周面Woに対向させる外対向コイル部57が含まれる。外側線状導体部39は、中空管により構成されていて、外側線状導体部39内を冷却液が通過する。
図5は、外側部材12の下面図である。図6は、外側部材12を、ワークWの内周側から見た図である。図6において、リード部材13の一部を二点鎖線で示している。図5及び図6において、ワークWの一部を二点鎖線で示している。外側部材12は、リード部材13に取り付けられる外ベース32と、折れ曲がり形状を有する外側線状導体部39とを有する。外側線状導体部39には、外コイル22が含まれ、外コイル22には、ワークWの外周面Woに対向させる外対向コイル部57が含まれる。外側線状導体部39は、中空管により構成されていて、外側線状導体部39内を冷却液が通過する。
外ベース32は、板状である第一外ベース板33と、板状である第二外ベース板34とを有する。第一外ベース板33と第二外ベース板34との間には絶縁体35が介在している。第一外ベース板33のフランジ33aと第二外ベース板34のフランジ34aとの間にも絶縁体35の一部が介在している。絶縁体35により、第一外ベース板33と第二外ベース板34とは電気的に絶縁されている。フランジ部33a,34aにおいて絶縁ボルト36により第一外ベース板33と第二外ベース板34とは締結され一体化されている。第一外ベース板33及び第二外ベース板34それぞれにおいて、長孔37(図5参照)が形成されている。長孔37をボルト38が挿通し、ボルト38をリード部材13(図6参照)の他面16側に設けられているボルト孔(図示せず)に締め付けることで、外側部材12はリード部材13に固定される。この固定状態で、第一外ベース板33が第一リード板18に面で接触し、電気的に接続された状態となり、第二外ベース板34が第二リード板19に面で接触し、電気的に接続された状態となる。よって、外側部材12とリード部材13とは電気的に接続された状態となる。ボルト38を緩めると、外側部材12は、リード部材13に対して、長孔37の長手方向に沿って移動可能となる。長孔37の長手方向は、ワークWの径方向に平行な方向である。
外側線状導体部39は、一対の直線状である外固定部56(図5参照)と、Uターン形状(図6参照)となる外対向コイル部57を含む外コイル22とを有する。一方(第一)の外固定部56は、第一外ベース板33にろう付け又は溶接等によって固定されていて、第一外ベース板33と電気的に接続された状態にある。他方(第二)の外固定部56は、第二外ベース板34にろう付け又は溶接等によって固定されていて、第二外ベース板34と電気的に接続された状態にある。一対の外固定部56と外コイル22とは連続している。よって、一対の外固定部56により外コイル22と外ベース32とは一体となる。第一リード板18から第一外ベース板33に供給された電流は、外側線状導体部39を通じて、第二外ベース板34に流れ、第二リード板19へと更に流れる。
外コイル22は、一方の外固定部56と、他方の外固定部56とを繋ぐ。外コイル22は、外ベース32(第一外ベース板33及び第二外ベース板34)から突出している部分である。外コイル22は、ワークWの外周面Woと対向させる外対向コイル部57と、第一外中間コイル部54a及び第二外中間コイル部54bとを有する。第一外中間コイル部54a及び第二外中間コイル部54bは、外対向コイル部57と、一方及び他方の外固定部56,56それぞれとを繋ぐ。図6において、外対向コイル部57は、第一外側直線部51、第二外側直線部52、及び外連結部53を有する。第一外側直線部51及び第二外側直線部52それぞれは、ワークWの外周面Woの軸方向一方側から軸方向の他方側(図6では、上側から下側)に向かう直線状の部分である。外連結部53は、第一外側直線部51の端部(下端部)と第二外側直線部52の端部(下端部)とを連結している。これにより、外対向コイル部57はUターン形状を有する。
図5において、第一外中間コイル部54aは、第一延在部55−1と、第二延在部55−2とを有する。第一延在部55−1は、第一外側直線部51の長手方向に交差(直交)する方向であってワークWの径方向に直交する方向に延びる。第二延在部55−2は、第一延在部55−1の端部から径方向外方に延びる。第二延在部55−2が、外固定部56と連続する。第一外中間コイル部54aは第二外中間コイル部54bと、図6において左右対照であるが同様の構成を有し、ここでは説明を省略する。
外ベース32上の一対の外固定部56,56は、外コイル22に含まれない。よって、外コイル22の長さは、図5において矢印X3からUターン形状である外対向コイル部57を経由して矢印X4までの長さである。
〔前記形態の誘導加熱装置10について〕
前記のとおり(図1参照)内側部材11は、内コイル21を有し、内コイル21は、ワークWの内周面Wiの周方向の一部に対向させる内対向コイル部47を含む。外側部材12は、外コイル22を有し、外コイル22は、ワークWの外周面Woの周方向の一部に対向させる外対向コイル部57を含む。内側部材11及び外側部材12は、ボルト28及びボルト38によってリード部材13に取り付けられている。内側部材11の内ベース31(図3参照)に形成されている長孔27の長手方向は、ワークWの径方向に平行な方向である。図1において、ボルト28を緩めることで、内側部材11はリード部材13に対してワークWの径方向に移動可能となる。また、外側部材12の外ベース32(図5参照)に形成されている長孔37の長手方向は、ワークWの径方向に平行な方向である。図1において、ボルト38を緩めることで、外側部材12はリード部材13に対してワークWの径方向に移動可能となる。以上より、本実施形態の誘導加熱装置10では、内側部材11及び外側部材12それぞれがワークWの径方向に移動可能である。そして、ボルト28及びボルト38を締め付けることで、任意の位置にある内側部材11及び外側部材12の移動を不能とすることができる。
前記のとおり(図1参照)内側部材11は、内コイル21を有し、内コイル21は、ワークWの内周面Wiの周方向の一部に対向させる内対向コイル部47を含む。外側部材12は、外コイル22を有し、外コイル22は、ワークWの外周面Woの周方向の一部に対向させる外対向コイル部57を含む。内側部材11及び外側部材12は、ボルト28及びボルト38によってリード部材13に取り付けられている。内側部材11の内ベース31(図3参照)に形成されている長孔27の長手方向は、ワークWの径方向に平行な方向である。図1において、ボルト28を緩めることで、内側部材11はリード部材13に対してワークWの径方向に移動可能となる。また、外側部材12の外ベース32(図5参照)に形成されている長孔37の長手方向は、ワークWの径方向に平行な方向である。図1において、ボルト38を緩めることで、外側部材12はリード部材13に対してワークWの径方向に移動可能となる。以上より、本実施形態の誘導加熱装置10では、内側部材11及び外側部材12それぞれがワークWの径方向に移動可能である。そして、ボルト28及びボルト38を締め付けることで、任意の位置にある内側部材11及び外側部材12の移動を不能とすることができる。
この誘導加熱装置10によれば、ワークWの形状(径及び厚さ)に応じて内側部材11及び外側部材12それぞれを独立してワークWの径方向に移動させ、内対向コイル部47とワークWの内周面Wiとの間の隙間gi、及び、外対向コイル部57とワークWの外周面Woとの間の隙間goを調整(最適化)することができる。そして、誘導加熱装置10に電流(交流電流)を供給すると、内対向コイル部47及び外対向コイル部57によって、ワークWは、変化する磁場(磁力線)の影響を受けて加熱される。図7は、図1の場合よりも外周面Woの直径が小さいワークWに図1に示される誘導加熱装置10を適用した説明図である。この適用のために、図1の状態でボルト38を緩め、外側部材12をワークWに接近させる方向へ移動させ(図7参照)、ボルト38を締め付ける。これにより、図1と図7との場合で隙間gi及びgoが同じとなる。このように本実施形態の誘導加熱装置10によれば、ワークWの形状(径及び厚さ)が様々であっても、そのワークWの加熱のために誘導加熱装置10が適用可能となる。なお、内側部材11及び外側部材12それぞれが移動可能となるストロークを様々な値に設定できるが、例えば10ミリメートル〜100ミリメートルである。
内側部材11及び外側部材12は共通するリード部材13に取り付けられている。このため、ワークWの中心線Cを基準とした周方向に同じ位相で内対向コイル部47と外対向コイル部57とが設けられている。そして、内対向コイル部47と外対向コイル部57との間に、ワークWの周方向の一部が位置する。このように、内対向コイル部47と外対向コイル部57とが同じ位相で設けられているため、内対向コイル部47と外対向コイル部57とによる磁場が干渉により相乗され、ワークWの加熱効率を向上させることが可能となる。
内ベース31から延びる内コイル21の長さと、外ベース32から延びる外コイル22の長さとは、異なっていてもよく、同じであってもよい。なお、内コイル21の長さは、図3において矢印X1から内対向コイル部47を経由して矢印X2までの長さである。また、外コイル22の長さは、図5において矢印X3から外対向コイル部57側を経由して矢印X4までの長さである。内コイル21及び外コイル22それぞれの長さは電気抵抗と比例する。このため、内コイル21の長さと外コイル22の長さとが同じである場合、内コイル21と外コイル22とで電流値を調整することが可能となる。これにより、ワークWの内周側及び外周側を均一に加熱することが可能となる。
〔内側部材11の変形例〕
図8は、内側部材11の変形例の説明図である。ワークWの内周面Wiはテーパ面となっている。ワークWの内周面Wiと内対向コイル部47との間の隙間giを、テーパ面からなる内周面Wiに沿ってほぼ一定とするために、内対向コイル部47は、ワークWの中心線Cに平行な基準線Lに対して傾斜している。図8では、この傾斜角度をθとしている。内側部材11は、ボルト28を外すことで、リード部材13から取り外すことができる。そこで、図1に示される内側部材11の代わりに、図8に示される内側部材11をリード部材13に取り付けることで、内周面Wiがテーパ面であるワークWに、誘導加熱装置10を適用できる。
図8は、内側部材11の変形例の説明図である。ワークWの内周面Wiはテーパ面となっている。ワークWの内周面Wiと内対向コイル部47との間の隙間giを、テーパ面からなる内周面Wiに沿ってほぼ一定とするために、内対向コイル部47は、ワークWの中心線Cに平行な基準線Lに対して傾斜している。図8では、この傾斜角度をθとしている。内側部材11は、ボルト28を外すことで、リード部材13から取り外すことができる。そこで、図1に示される内側部材11の代わりに、図8に示される内側部材11をリード部材13に取り付けることで、内周面Wiがテーパ面であるワークWに、誘導加熱装置10を適用できる。
図示しないが、ワークWの外周面Woがテーパ面である場合、外対向コイル部57が、ワークWの中心線Cに平行な基準線に対して傾斜していればよい。この場合においても同様に、図1に示される外側部材12の代わりに、ワークWの中心線Cに平行な基準線に対して傾斜している外コイル22を有する外側部材12を、リード部材13に取り付ければよい。このように、内対向コイル部47又は外対向コイル部57が、ワークWの中心線Cに平行な基準線Lに対して傾斜していてもよい。この構成により、ワークWの内周面Wi(又はワークWの外周面Wo)がテーパ面であっても、内対向コイル部47(又は外対向コイル部57)とテーパ面との間の隙間gi(go)を、テーパ面に沿ってできるだけ一定とすることが可能となる。
本実施形態では、内側部材11用のボルト28及び外側部材12用のボルト38によって、リード部材13は、内側部材11及び外側部材12をそれぞれ取り外し可能として支持している。このため、内側部材11及び外側部材12の取り換えが容易となる。本実施形態の場合、リード部材13に対する内側部材11(外側部材12)の取り付け構造は、長孔27とボルト28(長孔37とボルト38)による。この取り付け構造によれば、リード部材13に対する内側部材11(外側部材12)の取り付けが容易であり、かつ、内側部材11(外側部材12)の移動(スライド移動)が妨げられない。
図9は、図1に示される誘導加熱装置10を別のワークWに適用した場合の説明図である。このワークWは、円すいころ軸受の内輪であり、軸方向一方側の端部に、環状のつば部9が設けられている。この場合、図示しないが、つば部9の径方向外側に外対向コイル部57を配置すると、外対向コイル部57から、内輪(ワークW)の軌道面8までの距離が遠くなる。そこで、図1の形態と比較して、図9の形態では、内側部材11の内ベース31とリード部材13との間にスペーサとして機能する板状の調整材(シムプレート)55が設けられている。調整材55にはボルト28を挿通させる貫通孔が形成されていて、リード部材13と内側部材11との間に調整材55を挟んだ状態としてボルト28によりこれらを一体とする。これにより、内側部材11と外側部材12との軸方向の相対位置が調整され、内コイル21の内中間コイル部44bと外中間コイル部54bとの間に、つば部9を位置させることができ、外対向コイル57を軌道面8に接近状態で対向させることができる。このように、誘導加熱装置10は、調整材55を備えていてもよい。なお、調整材55は、リード部材13と外側部材12との間に設けられてもよい。調整材55は、内側部材11と外側部材12とのうちの一方と、リード部材13との、ワークWの中心線Cに平行な方向の相対位置を調整可能とする。この調整材55によれば、ワークWの形状に応じて、内側部材11及び外側部材12を、ワークWの径方向のみならず、ワークWの軸方向についても相対的に位置調整することが可能となる。
更に、図5及び図6に示される外側部材12は、次に説明するように、図9に示されるつば部9付きの内輪(ワークW)に好適である。すなわち、前記のとおり(図6参照)外コイル22は、第二外側直線部52と、第一延在部55−1とを有する。第二外側直線部52は、図9に示されるように、内輪(ワークW)の外周面Woの一部である軌道面8に対向する外対向コイル部57に含まれる。第二外側直線部52は、軌道面8に対向し軌道面8に沿って軸方向一方側(図例では下側)から軸方向他方側(図例では上側)に向かう方向に延びる部分である。よって、第二外側直線部52は、内輪(ワークW)の軌道面8を含む領域を主に加熱するために寄与する。そして、第一延在部55−1は、第二外側直線部52の長手方向に交差(図例では直交)する方向であってワークWの径方向に直交する方向に延びる部分である。よって、第一延在部55−1は、つば部9の一部に沿って位置することができ、つば部9を含む領域を加熱するために寄与する。
外対向コイル部57に含まれる他方側の第一外側直線部51、及び、この第一外側直線部51と連続する第一延在部55−1とにおいても、同様である。つまり、第一外側直線部51は、内輪(ワークW)の軌道面8を含む領域を主に加熱するために寄与し、第一延在部55−1は、つば部9の一部に沿って位置することができ、つば部9を含む領域を加熱するために寄与する。このように、外コイル22が備える第一外側直線部51及び第二外側直線部52以外に、外コイル22が備える両側の第一延在部55−1を、ワークWの一部に接近して対向させることができる。このため、外コイル22において、誘導加熱のために有効に作用する領域が広くなる。よって、つば部9を有する環状のワークWに対して、効率よく加熱することが可能となる。特に、円すいころ軸受の内輪(ワークW)の大端側のぬすみ部への加熱に効果的である。
〔その他について〕
前記実施形態の内コイル21及び外コイル22それぞれは、断面が矩形である。断面が矩形であることで、断面が円形である場合よりも、断面積が大きくなる。このため、冷却液の通過可能断面を大きくすることができる。
前記実施形態の内コイル21及び外コイル22それぞれは、断面が矩形である。断面が矩形であることで、断面が円形である場合よりも、断面積が大きくなる。このため、冷却液の通過可能断面を大きくすることができる。
以上のように、本実施形態の誘導加熱装置10によれば、ワークWの形状に応じて、内側部材11及び外側部材12それぞれの位置調整が可能である。また、ワークWの形状に応じて、内側部材11及び外側部材12の交換が容易である。よって、誘導加熱装置10は、様々な形状の環状のワークWに適用可能となり、多品種小ロット生産のワークWに対応できる。
今回開示した実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の権利範囲は、上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された構成と均等の範囲内でのすべての変更が含まれる。
10:誘導加熱装置 11:内側部材 12:外側部材
13:リード部材 21:内コイル 22:外コイル
31:内ベース 32:外ベース 47:内対向コイル部
51:外側直線部 52:外側直線部 55−1:第一延在部
55:調整材 57:外対向コイル部 C:中心線
L:基準線 W:ワーク Wi:内周面
Wo:外周面
13:リード部材 21:内コイル 22:外コイル
31:内ベース 32:外ベース 47:内対向コイル部
51:外側直線部 52:外側直線部 55−1:第一延在部
55:調整材 57:外対向コイル部 C:中心線
L:基準線 W:ワーク Wi:内周面
Wo:外周面
Claims (7)
- 環状のワークが有する内周面の周方向の一部に対向させる内対向コイル部を含む内コイル、及び当該内コイルと一体である内ベースを有する内側部材と、
前記ワークが有する外周面の周方向の一部に対向させる外対向コイル部を含む外コイル、及び当該外コイルと一体である外ベースを有する外側部材と、を備え、
前記内側部材及び前記外側部材それぞれが前記ワークの径方向に移動可能である、誘導加熱装置。 - 前記ワークの中心線を基準とした周方向に同じ位相で前記内対向コイル部と前記外対向コイル部とが設けられている、請求項1に記載の誘導加熱装置。
- 前記内ベースから延びる前記内コイルの長さと、前記外ベースから延びる前記外コイルの長さとが、同じである、請求項1又は2に記載の誘導加熱装置。
- 前記内対向コイル部と前記外対向コイル部とのうちの少なくとも一方が、前記ワークの中心線に平行な基準線に対して傾斜している、請求項1〜3のいずれか一項に記載の誘導加熱装置。
- 前記内側部材及び前記外側部材をそれぞれ取り外し可能として支持しているリード部材を更に備えている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の誘導加熱装置。
- 前記内側部材と前記外側部材とのうちの一方と、前記リード部材との、前記ワークの中心線に平行な方向の相対位置を調整可能とする調整材を、更に備えている、請求項5に記載の誘導加熱装置。
- 前記外コイルは、前記ワークの外周面に沿って軸方向一方側から軸方向他方側に向かう方向に延びる外側直線部と、当該外側直線部の長手方向に交差する方向であって前記ワークの径方向に直交する方向に延びる延在部と、を有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の誘導加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018132511A JP2020009720A (ja) | 2018-07-12 | 2018-07-12 | 誘導加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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Family
ID=69152233
Family Applications (1)
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JP2018132511A Pending JP2020009720A (ja) | 2018-07-12 | 2018-07-12 | 誘導加熱装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2020009720A (ja) |
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2018
- 2018-07-12 JP JP2018132511A patent/JP2020009720A/ja active Pending
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