JP3721463B2 - コア/シェル粒子およびそれを含む硬化性エポキシ樹脂 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エラストマーのコアおよびそれにグラフトされている架橋ポリマーシェルからなる新規なコア/シェル粒子、該新規なコア/シェル粒子を含むエポキシ樹脂組成物および硬化により該エポキシ樹脂組成物から得られるコーティングおよび成形物に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばEP−A−0578613号から、硬化性エポキシ樹脂にコアがゴム様材料を含むコア/シェル粒子を添加することが、硬化したエポキシ樹脂の機械特性、特に曲げ強さおよび耐衝撃性を著しく改良できることは知られている。これらのコア/シェル粒子は基本的には架橋された不溶性コア、高分子化学で知られた方法により、それにグラフトしている非架橋性のまたは僅かに架橋されたシェルからなる。グラフトポリマーからなるシェルはコアより高いガラス転移温度をもつ。代表的には、コアのガラス転移温度が<0℃であり、シェルのガラス転移温度が>25℃である。慣用の硬化剤によってエポキシ樹脂が硬化された後、これらのコア/シェル粒子は樹脂中に分散した不連続な相の形態にある。シェルを形成するこのグラフトポリマーの重要な特性は、例えばエポキシ樹脂中のシェルの膨潤能力(swellability)によって生じるエポキシ樹脂とのそれらの相溶性である。一方で、エポキシ樹脂中のシェルの膨潤能力は樹脂との良好な相溶性に本来的に寄与するが、他方、それはエポキシ樹脂組成物の適応性をかなり制限する、硬化性エポキシ樹脂混合物の粘度の望ましくない増加の原因となる主な要素である。
【0003】
国際出願WO87/00188号はエポキシ樹脂の変性剤として、高分子量シェルをもつコア/シェル粒子の使用における粘度の過剰な増加に関する一定の留保を開示する。
【0004】
J.Y.Qian等は,"The Preparation and Application of Core-Shell Latex Particles as Toughening Agents for Epoxies", 25th International SAMPE Conference, October 26-28,1993, においてエポキシ樹脂の破断靱性を改良するための特別なコア/シェルポリマーの使用を記載する。とりわけ、シェルが架橋され、全てのコモノマーに基づいて共重合ジビニルベンゼン5重量%を含むコア/シェルポリマーが使用される。
【0005】
他のコアシェルコポリマーが使用される場合と比較して、シェルが架橋されないエポキシ樹脂の破断靱性の改良は達成されない。
【0006】
J.Y.Qian等はJournal of Applied Polymer Science,Vol.58,439-448 頁においてシェル中の共重合ジビニルベンゼンの5重量%からなるコア/シェルポリマーの使用に関して上記解釈を確認している。その中では架橋されたシェルが破断靱性に逆効果を及ぼすことを注記さえしている。
【0007】
特願平4−297220号では、耐衝撃性を改良しおよび透明性を保持するためにシェルに架橋補助成分5重量%までを含むコア/シェルポリマーへ、透明熱可塑性樹脂が添加される。
【0008】
【課題を解決するための手段】
驚いたことに、シェルが比較的高い架橋性のポリマーからなる、あるコア/シェル粒子の使用は、特にエポキシ樹脂の使用は、この新規なコア/シェルコポリマーが液体または溶融エポキシ樹脂の粘度を著しく増加させないため、加工上の利点を与えることが見いだされた。このように改良されたエポキシ樹脂組成物は、より簡素な適用条件および潜在的な適用のより広い範囲を可能とする。
【0009】
従って、本発明は、TG 値<0℃をもつエラストマーからなるコアと、その上にグラフトされている、架橋コポリマーのシェルとからなり、該シェルのコポリマーにおける架橋成分の割合が、該シェルコポリマー中のコモノマーの総量に基づいて5ないし90重量%であるコア/シェル粒子に関する。
【0010】
【発明の実施の形態】
エラストマーからなる新規なコポリマーは、例えば、ポリブタジエン、ポリブタジエン誘導体、ポリイソプレン、ポリクロロイソプレン、シリコンゴム、ポリスルフィド、ポリ(メタ)アクリレートまたはそのスチレンまたはアクリロニトリルとのコポリマーまたはターポリマーである。このようなエラストマーは公知であり、およびまた市販されており、例えば、登録商標ベイスタールSポリブタジエン〔Baystal S polybutadiene(Bayer AG) 〕の名前であるポリブタジエンラテックスである。新規なコア/シェル粒子のコアは好ましくは架橋エラストマー例えば、ポリブタジエン、ポリ(メタ)アクリレートまたはそれらとスチレンとのコポリマーまたはターポリマーであり、TG 値:<−10℃をもつ。
【0011】
特に、新規なコア/シェル粒子はポリブタジエンまたはポリ(メタ)アクリレートからなる。
【0012】
新規なコア/シェル粒子においては、コアの量が、前記コア/シェル粒子の総量に基づいて10ないし90重量%、好ましくは20ないし80重量%、特に30ないし70重量%である。
【0013】
新規なコア/シェル粒子のシェルは、架橋成分およびコモノマーとして、官能基、例えばグルシジル基、ヒドロキシアルキル基、アミノ基もしくはアミド基を含むことのできるビニルモノマーをベースとする、および脂肪族ポリオールの多官能価(メタ)アクリレート、ビスフェノールジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート、エトキシ化ビスフェノールのジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールジグリシジルエーテル以外の(メタ)アクリル酸とジ−もしくはポリエポキシド化合物との付加反応生成物をベースとする、またはアリル(メタ)アクリレートもしくはジビニルベンゼンをベースとする架橋コポリマーからなる。種々のビニルモノマーおよび架橋成分の混合物を使用することもまた可能である。
【0014】
適当なビニルモノマーの例はアクリル酸、メタクリル酸およびその誘導体アクリレート、それらの誘導体、例えば(メタ)アクリレート、エポキシド基を含む(メタ)アクリレート例えばグリシジル(メタ)アクリレート、ヒドロキシ基を含む(メタ)アクリレート例えば、ヒドロキシエチル−またはヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、あるいは式I
(式中、R2 またはR3 の一方が基
を表し、他方の基は−Hまたはアルキル基を表し;
R1 およびR4 はおのおの−Hまたは−CH3 を表し、および
nは2ないし30を表す。)で表されるポリエチレングリコールもしくはポリプロピレングリコールから誘導された(メタ)アクリレート、例えば(メタ)アクリルアミド、アミノ基を含むモノマー例えばジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、またはビニルピリジン、スチレン、ビニルエーテルまたはアクリロニトリルである。
【0015】
ビニルモノマーは好ましくは(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリレート、式Iで表されるポリエチレングリコールまたはポリプロピレングリコール誘導(メタ)アクリレート、スチレン、アクリロニトリルまたはグリシジル(メタ)アクリレートである。
【0016】
特に、シェルの製造のためのビニルモノマーは式Iで表されるポリエチレングリコール−またはポリプロピレングリコール誘導(メタ)アクリレートである。
【0017】
適当な架橋成分、即ち分子中に少なくとも2つのビニル基を含むモノマーは、シェルの製造の間に官能基によって互いに反応できる少なくとも2つのビニルモノマーの混合物でもあり、例えば(メタ)アクリル酸およびグリシジルメタリレートの混合物である。
【0018】
新規なコア/シェル粒子のシェルの製造のために使用される、架橋成分は好ましくはエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコールのジ(メタ)アクリレートまたは分子中に、式
(式中、R1 は−H、−CH3 もしくは−C2 H5 を表す。)で表される反復単位の30個までを有するそれらのより高級な同族体のジ(メタ)アクリレート、あるいは1,1,1−トリメチルプロパントリ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレートまたはアリルメタクリレートである。
【0019】
特に、シェルの製造に使用される架橋成分はエチレングリコールジ(メタ)アクリレートまたはそのより高級な同族体である。
【0020】
新規なコア/シェル粒子において、シェルの量はコア/シェル粒子に基づいて一般に90−20重量%、好ましくは80ないし20重量%、特に70ないし30重量%である。
【0021】
シェル自体においては、架橋成分の割合はシェルポリマーのコノモノマーの総量に基づいて好ましくは6ないし60重量%、特には10ないし50重量%である。
【0022】
新規なコア/シェル粒子はそれ自体の公知の方法で製造される。好ましいものは水性媒体におけるエマルジョンポリマーとして製造される。この場合には、コアは最初にエマルジョンポリマーとして製造され、次いでシェルがその上にグラフトされる。重合の後、コア/シェル粒子は水性ラテックスの形態である。これは、例えば噴霧乾燥または凍結乾燥により固体の形態で単離されるラテックスとしてさらに加工するかまたは溶媒交換によって有機溶媒中へ分散することができる。
【0023】
コア/シェル粒子の粒径は広い制限範囲で変化できそして一般に0.05ないし30μmである。
【0024】
最初に述べた通り、新規なコア/シェル粒子は、それらがエポキシ樹脂との低粘度の安定なエポキシ樹脂分散物を与え、それゆえ加工特性を改良するため、エポキシ樹脂のための強化剤として好ましく適当である。
【0025】
従って、本発明はまた
(a)分子中に平均1より多くの1,2−エポキシド基を含むエポキシ樹脂またはエポキシ樹脂混合物、
(b)TG 値<0℃をもつエラストマーからなるコアと、その上にグラフトされている、架橋コポリマーのシェルとからなり、該シェルのコポリマーにおける架橋成分の割合が、該シェルコポリマー中のコモノマーの総量に基づいて5ないし90重量%であるコア/シェル粒子、および
(c)エポキシ樹脂成分(a)のための硬化剤または硬化触媒
からなるエポキシ樹脂組成物にも関する。
【0026】
新規なエポキシ樹脂組成物の製造のための適当なエポキシ樹脂(a)はエポキシ樹脂技術における通常のエポキシ樹脂である。エポキシ樹脂の実例を以下に示す。
【0027】
I) 分子中に少なくとも2個のカルボキシル基を含む化合物と、エピクロロヒドリン又はβ−メチルエピクロロヒドリンとを反応させることにより得ることができるポリグリシジル又はポリ(β−メチルグリシジル)エステル。前記反応は塩基の存在下で行うと都合が良い。
【0028】
分子中に少なくとも2個のカルボキシル基を含む適当な化合物は、脂肪族ポリカルボン酸である。このようなポリカルボン酸の例はシュウ酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸または二量化または三量化リノレン酸である。しかし、脂環式カルボン酸例えばテトラヒドロフタル酸、4−メチルテトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸または4−メチルヘキサヒドロフタル酸を使用することもできる。さらに芳香族ポリカルボン酸フタル酸、イソフタル酸またはテレフタル酸を使用することもできる。
【0029】
II) 少なくとも2個の遊離のアルコール性ヒドロキシル基及び/またはフェノール性ヒドロキシル基を含む化合物と、エピクロロヒドリンまたはβ−メチルエピクロロヒドリンとを、アルカリ性条件下または酸触媒の存在下で反応させ、続いてアルカリで処理することにより得ることができるポリグリシジルまたはポリ(β−メチルグリシジル)エーテル。
【0030】
このタイプのグリシジルエーテルは代表的には非環式アルコールから、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコールおよびより高級なポリ(オキシエチレン)グリコール、1,2−プロパンジオールまたはポリ(オキシプロピレン)グリコール、1,3−プロパンジオール、ブタン−1,4−ジオール、ポリ(オキシテトラメチレン)グリコール、ペンタン−1,5−ジオール、ヘキサン−1,6−ジオール、ヘキサン−2,4,6−トリオール、グリセロール、1,1,1−トリメチロールプロパン、ペンタエリトリトール、ソルビトールからならびに、ポリエピクロロヒドリンから誘導される。
【0031】
しかしながら、これらは代わりに例えば脂環式アルコール、例えば1,4−シクロヘキサンジメタノール、ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)メタンまたは2,2−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパンから誘導されてもよく、或いはこれらは、芳香族核、例えばN,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)アニリンまたはp,p′−ビス(2−ヒドロキシエチルアミノ)ジフェニルメタンを含む。
【0032】
この種のグリシジルエーテルは、代表的には、単核フェノール類から、例えばレゾルシノールまたはヒドロキノンから誘導されるか、または、これらは多核フェノール類、例えばビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、4,4′−ジヒドロキシビフェニル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、1,1,2,2−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロパンから、並びにアルデヒド類、例えばホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、クロラールまたはフルフルアルデヒドを、フェノール類、例えばフェノールと、または塩素原子若しくは炭素原子数1ないし9のアルキル基により核が置換されたフェノール類、例えば4−クロロフェノール、2−メチルフェノールまたは4−第三ブチルフェノールと縮合させることにより、或いは上記種類のビスフェノールと縮合させることにより得ることができるノボラック類から誘導される。
【0033】
III )エピクロロヒドリンと少なくとも2個のアミノ水素原子を含むアミンとの反応生成物の脱塩化水素化により得ることのできるポリ(N−グリシジル)化合物。これらのアミンは代表的にはアニリン、n−ブチルアミン、ビス(4−アミノフェニル)メタン、m−キシリレンジアミンまたはビス(4−メチルアミノフェニル)メタンである。
【0034】
しかしポリ(N−グリシジル)化合物はまた、トリグリシジルイソシヌレート、エチレン尿素、1,3−プロピレン尿素のようなシクロアルキレン尿素のN,N’−ジグリシジル誘導体、およびヒダントインのジグリシジル誘導体、代表的には5,5−ジメチルヒダントイン)である。
【0035】
IV)ポリ(S−グリシジル)化合物、好ましくは、1,2−エタンジオールまたはビス(4−メルカプトメチルフェニル)エーテルのようなジチオールから誘導されたジ−(S−グリシジル)誘導体。
【0036】
V)脂環式エポキシ樹脂例えば、ビス(2,3−エポキシシクロペンチル)エーテル、2,3−エポキシシクロペンチルグリシジルエーテル、1,2−ビス(2,3−エポキシシクロフペンチルオキシ)エタンまたは3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3’,4’−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート。
【0037】
しかし、1,2−エポキシ基が異なるヘテロ原子または官能基に結合しているエポキシ樹脂を使用することもまた可能である。これらの化合物は代表的には、4−アミノフェノールのN,N,O−トリグリシジル誘導体、サリチル酸のグリシジルエーテル−グルシジルエステル、N−グリシジル−N’−(2−グリシジルオキシプロピル)−5,5−ジメチルヒダントインまたは2−グリシジルオキシ−1,3−ビス(5,5−ジメチル−1−グリシジルヒダントイン−3−イル)プロパンを含む。
【0038】
新規なエポキシ樹脂組成物は好ましくは液体または固体ポリグリシジルエーテルまたはエステル、特に液体または固体ビスフェノールグリシジルエーテルまたは脂環式もしくは芳香族ジカルボン酸の固体または液体ジグリシジルエーテル、または脂環式エポキシ樹脂を使用して製造される。エポキシ樹脂の混合物を使用することも可能である。
【0039】
適当な固体のポリグリシジルエーテルおよびエステルは、室温以上で約250℃までの融点を有する化合物であってよい。固体化合物の融点は、好ましくは、50ないし150℃の範囲内である。このようなタイプの固体化合物は公知であり、且つ幾つかは市販されている。使用可能な固体のポリグリシジルエーテルおよびエステルは液体ポリグリシジルエーテルおよびエステルの前駆生成物をも含む。
【0040】
特には、新規なエポキシ樹脂組成物は液体グリシジルエーテルまたはエステルを含む。
【0041】
新規なエポキシ樹脂組成物の成分(b)は好ましくはコアがTG 値<−10℃をもつ架橋エラストマー、例えばポリブタジエンまたはポリ(メタ)アクリレートまたはスチレンとのそれらのコポリマーまたはターポリマーからなるコア/シェル粒子よりなる。
【0042】
特に、新規なエポキシ樹脂組成物はコアがポリブタジエンまたはポリ(メタ)アクリレートからなるコア/シェル粒子を含む。
【0043】
さらに好ましくは成分(b)として、コポリマーの架橋成分の割合が、該シェルポリマーの総量に基づいて6ないし60重量%、特に10ないし50重量%である架橋コポリマーのシェルをもつコア/シェル粒子からなる。
【0044】
また好ましいのは成分(b)として、シェルが、架橋成分およびコモノマーとして、官能基を含むことのできるビニルモノマーをベースとする、および脂肪族ポリオールの多官能価(メタ)アクリレート、ビスフェノールジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート、エトキシ化ビスフェノールのジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールジグリシジルエーテル以外の(メタ)アクリル酸とジ−もしくはポリエポキシド化合物との付加反応生成物をベースとする、またはアリル(メタ)アクリレートもしくはジビニルベンゼンをベースとする架橋コポリマーからなる、コア/シェル粒子(b)に示される。
【0045】
コア/シェル粒子のシェルは好ましくは、(メタ)アクリル酸ビニルモノマー、(メタ)アクリレート、式I
(式中、R2 またはR3 の一方が基
を表し、他方の基は−Hまたはアルキル基を表し;
R1 およびR4 はおのおの−H、−CH3 または−C2 H5 を表し、および
nは2ないし30を表す。)で表されるポリエチレングリコールもしくはポリプロピレングリコールから誘導された(メタ)アクリレート、
スチレン、アクリロニトリルまたはグリシジル(メタ)アクリレートをベースとする架橋コポリマーからなる。
【0046】
特に新規なエポキシ樹脂組成物におけるコア/シェル粒子のシェルはポリエチレンまたはポリプロピレングリコールから誘導された式Iで表される架橋(メタ)アクリレートの少なくと1種からなる。
【0047】
非常に特別に好ましいのはコア/シェル粒子のシェルが、架橋成分としてエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコールのジ(メタ)アクリレートまたは分子中に、式
(式中、R1 は−H、−CH3 もしくは−C2 H5 を表す。)で表される反復単位の30個までを有するそれらのより高級な同族体、あるいは1,1,1−トリメチルプロパントリ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレートまたはアリルメタクリレートである架橋コポリマーからなる。
【0048】
成分(b)の割合は好ましくは5ないし30重量%、特に5ないし25重量%である。
【0049】
硬化剤(c)として、新規なエポキシ樹脂組成物はエポキシ樹脂のために使用される慣用の硬化剤、例えばポリカルボン酸もしくはその酸無水物、ポリアミン、ポリアミノアミド、アミノ基含有付加物、並びに脂肪族または芳香族ポリオールおよび触媒的活性のある硬化剤を使用してもよい。
【0050】
言及できるポリカルボン酸の例は、脂肪族ポリカルボン酸、例えばマレイン酸、蓚酸、コハク酸、ノニル−またはドデシルコハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸または二量化若しくは三量化リノレン酸、脂環式ポリカルボン酸、例えばテトラヒドロフタル酸、メチレンドメチレンテトラヒドロフタル酸、ヘキサクロロエンドメチレンテトラヒドロフタル酸、4−メチルテトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、または4−メチルヘキサヒドロフタル酸、または芳香族ポリカルボン酸、例えばフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸またはベンゾフェノン−3,3′,4,4′,−テトラカルボン酸、並びに前記ポリカルボン酸の無水物である。
【0051】
硬化に使用できるポリアミンは、脂肪族、脂環式、芳香族または複素環式アミンであり、例えば、エチレンジアミン、プロパン−1,2−ジアミン、プロパン−1,3−ジアミン、N,N−ジエチルエチレンジアミン、ヘキサメチルエチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、N−(2−ヒドロキシエチル)−、N−(2−ヒドロキシプロピル)−及びN−(2−シアノエチル)ジエチルトリアミン、2,2,4−トリメチルヘキサン−1,6−ジアミン、2,3,3−トリメチルヘキサン−1,6−ジアミン、N,N−ジメチル−及びN,N−ジエチルプロパン−1,3−ジアミン、エタノールアミン、m−及びp−フェニレンジアミン、ビス(4−アミノフェニル)メタン、アニリン−ホルムアルデヒド樹脂、ビス(4−アミノフェニル)スルホン、m−キシリレンジアミン、ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン、2,2−ビス(4−アミノシクロヘキシル)プロパン、2,2−ビス(4−アミノ−3−メチルシクロヘキシル)プロパン、3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルアミン(イソホロンジアミン)及びN−(2−アミノエチル)ピペラジンであり、並びに、使用できるポリアミノアミドは、例えば、脂肪族ポリアミン及び二量化または三量化脂肪酸から誘導されたものである。
【0052】
適当なポリアミノアミドの具体例はポリカルボン酸、好ましくは二量化脂肪酸のポリカルボン酸と過剰モル量のポリアミンとの反応によって得られる反応生成物であり、特にH.リー(H. Lee) およびK.ネヴィル(K. Neville)著、「Handbook of Epoxy Resins(エポキシ樹脂のハンドブック)」、1967年刊、10−2ないし10−10頁に記載されているものである。
アミンとポリエポキシドのアミノ基含有付加物はまた、エポキシ樹脂用硬化剤として公知であり、新規なエポキシ樹脂組成物を硬化するのに使用できる。それらは、エポキシ樹脂と過剰当量のポリアミンとの反応で得られる。このタイプのアミノ基含有付加物はさらに詳細には、特に米国特許US3538184号;4330659号;4500582号および4540750号に記載されている。
【0053】
新規なエポキシ樹脂の硬化のための適当な脂肪族ポリオールの具体例は、エチレングリコール、ジエチレングリコールおよびより高級なポリ(オキシエチレン)グリコール、プロパン−1,2−ジオールまたはポリ(オキシプロピレン)グリコール、プロパン−1,3−ジオール、ブタン−1,4−ジオール、ポリ(オキシテトラメチレン)グリコール、ペンタン−1,5−ジオール、ヘキサン−1,6−ジオール、ヘキサン−2,4,6−トリオール、グリセロール、1,1,1−トリメチロールプロパン、ペンタエリトリトール、ソルビトール、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)アニリンまたはp,p’−ビス(2−ヒドロキシエチルアミノ)ジフェニルメタンである。
【0054】
硬化するために適当な芳香族ポリオールの具体例は単核フェノール例えばレゾルシノール、ヒドロキノン、または多核フェノール、例えばビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、4,4’−ジヒドロキシビフェニル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、1,1,2,2−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ならびにホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、クロラール、フルフラアルデヒドのようなアルデヒドと、フェノールのようなフェノール類、または核中、塩素原子あるいは炭素原子数1ないし9のアルキル基で置換されたフェノール類例えば4−クロロフェノール、2−メチルフェノールもしくは4−第三ブチルフェノールとの縮合により、または上述したタイプのようなビスフェノールとの縮合により得られるノボラックを包含する。
【0055】
新規なエポキシ樹脂組成物を硬化させるための触媒的に活性のある硬化剤を使用することができ、例えば2,4,6−トリス(ジメチルアミノエチル)フェノールおよび別のマンニッヒ塩基、N−ベンジルジメチルアミンおよびトリエタノールアミンのような第三アミン;アルコールのアルカリ金属アルコキシド例えば、2,4−ジヒドロキシ−3−ヒドロキシメチルペンタンのナトリウムアルコラート;アルカン酸の錫塩代表的には錫オクタノエート;フリーデル−クラフト触媒例えばトリフッ化ホウ素および錯体例えば、トリフッ化ホウ素/アミン錯体およびトリフッ化ホウ素と例えば1,3−ジケトンとの反応により得られるキレート化合物;例えば欧州特許第0379464号、米国特許第5013814号、欧州特許第0580552号および米国特許第5374697号に記載されたようなスルホニウム塩;あるいは複素環式アンモニウム塩、例えばEP−A−0066543号に言及されるようなベンゾピナコールと混合されたキノリニウム塩である。
【0056】
新規なエポキシ樹脂組成物のための硬化剤は、好ましくはポリカルボン酸またはその酸無水物、ポリアミン、ジシアンジアミドまたは触媒的に作用する硬化剤である。
【0057】
特に新規なエポキシ樹脂組成物のための硬化剤は、好ましくはポリカルボン酸無水物または触媒的に作用する硬化剤例えばスルホニウム塩である。
【0058】
硬化剤の量は硬化剤の化学的性質および硬化性混合物および硬化生成物の所望の特性に依存する。1エポキシド当量当りカルボキシル基およびその酸無水物基最大ないし1.1当量が通常使用される。硬化剤としてポリフェノールが使用される場合、1エポキシド当量当り0.75ないし1.25フェノール性ヒドロキシル基が使用される。触媒的に作用する硬化剤は一般にエポキシ樹脂100重量部当り1ないし40重量部の量で使用される。
【0059】
新規なエポキシ樹脂組成物はまた、エポキシ樹脂技術での通常の充填剤および強化材料をも含むことができる。適当な充填剤を以下に示す:石英粉、溶融シリカ、酸化アルミニウム、ガラス粉、雲母、カオリン、ドロマイト、グラファイト、カーボンブラックならびに炭素繊維および紡織繊維のような繊維性充填剤である。好ましい充填剤は石英粉、溶融シリカ、アルミナまたはドロマイトである。適当な強化材料はガラス繊維または炭素繊維である。
【0060】
新規なエポキシ樹脂組成物はスターラー、配合機、ロール機のような公知の混合装置を使用してあるいは固体物質の場合はドライミキサーを使用してそれ自体公知の方法で製造される。
【0061】
新規なエポキシ樹脂組成物は例えばH.リーおよびK.ネヴィル著、1967年刊の「Handbook of Epoxy Resins」に記載されているようなエポキシ樹脂技術の通常の方法において硬化して成形品、コーティング等になる。
【0062】
新規なエポキシ樹脂組成物は注型樹脂、積層樹脂、接着剤、成型材料、塗料組成物として、さらに電気部品および電子部品のための封入系として好適である。好ましくは封入系または塗料組成物、ならびに注型樹脂および積層樹脂または接着剤である。
【0063】
特に新規なエポキシ樹脂組成物は、例えば、中ないし高電圧範囲間の良好な耐衝撃性および破断靱性を有する計器用変圧器または電気断路器のための封入系(encapsulating system) としてまたは塗料組成物として適当である。
このような封入系または塗料組成物は従って、
(a)分子中に平均1より多くの1,2−エポキシド基を含むエポキシ樹脂またはエポキシ樹脂混合物、
(b)TG 値<0℃をもつエラストマーからなるコアと、その上にグラフトされている、架橋コポリマーのシェルとからなり、該シェルのコポリマーにおける架橋成分の割合が、該シェルコポリマーのコモノマーの総量に基づいて5ないし90重量%であるコア/シェル粒子、
(c)エポキシ樹脂成分(a)のための硬化剤または硬化触媒および
(d)エポキシ樹脂技術において適当な無機充填剤の少なくとも1種
からなる。
【0064】
本発明の封入系または塗料組成物におけるコア/シェル粒子の粒径は好ましくは30μm以下である。
【0065】
エポキシ樹脂技術での通常の無機充填剤は石英粉、溶融シリカ、酸化アルミニウム、二酸化チタン、雲母、カオリン、ドロマイトまたはグラファイトである。他のエポキシ樹脂技術での通常使用される充填剤はカーボンブラック、ガラス粉、炭素繊維および紡織繊維である。これらの充填剤の量は一般的には本発明の封入系または塗料組成物の全量に関し、40ないし80重量%で行う。充填剤の上の方の量は注型用樹脂としての本発明の封入系または塗料組成物の適合性によって制限される。
【0066】
本発明の封入系または塗料組成物における充填剤は好ましくは250μm以下の粒径をもつ。
【0067】
本発明の他の好ましい具体例は、注型品例えばトラフ、注水用カップ(douche cups)、機能的要素を備えたプレート、装置用ボックスまたはバルブエレメント、の製造のための注型用樹脂組成物としての新規な樹脂組成物の使用にある。
【0068】
従って、本発明はまた、
(a)分子中に平均1より多くの1,2−エポキシド基を含むエポキシ樹脂またはエポキシ樹脂混合物、
(b)TG 値<0℃をもつエラストマーからなるコアと、その上にグラフトされている、架橋コポリマーのシェルとからなり、該シェルのコポリマーにおける架橋成分の割合が、該シェルコポリマーのコモノマーの総量に基づいて5ないし90重量%であるコア/シェル粒子、
(c)エポキシ樹脂成分(a)のための硬化剤または硬化触媒および
(d)エポキシ注型樹脂技術において適当な無機充填剤の少なくとも1種
からなるエポキシ注型用樹脂組成物にも関する。
【0069】
エポキシ樹脂注型技術での通常の無機充填剤は石英粉、溶融シリカ、酸化アルミニウム、二酸化チタン、雲母、カオリン、ドロマイト、グラファイト、花崗岩、砂および他の特別な無機添加剤である。他のエポキシ注型樹脂技術での通常の充填剤はカーボンブラック、ガラス粉、炭素繊維および紡織繊維である。これらの充填剤の量は一般的には本発明の注型用樹脂組成物の全量に関し、40ないし85重量%で行う。充填剤の上の方の量は注型用樹脂としての本発明の組成物の適合性によって制限される。
【0070】
本発明はまた新規なエポキシ樹脂組成物から製造された成形物、コーティングまたは接着層にも関する。
【0071】
【実施例】
本発明を以下の実施例でさらに詳細に説明する。
以下の実施例では、使用する物質に関して以下の略称を使用する。
【0072】
コア/シェルポリマーの製造
実施例A:固形分59重量%をもつPBdL〔登録商標ベイスタール(Baystal)S ポリブタジエン 2004,バイエル社(Bayer AG)〕51.2gおよびDW98.8gを窒素下でガラスアンカースターラー、温度計、ガス連結部(gas connection)および2つの計測連結部(metering connection)を備える350mlスルホン化フラスコ中に窒素下で導入する。混合物を攪拌しおよび80℃(内部温度)に加熱する。以下のモノマー混合物および開始剤/乳化剤溶液を50分間かけて計り入れる。
添加後、混合物を80℃でさらに2時間攪拌して重合させる。反応エマルジョンを室温に冷却しそしでろ紙でろ過する。固形分27重量%およびフラウンホーファー回折法(Modern Method of Particle Size Analysis に開示される) により測定した粒径0.5−1.7μmをもちそしてシェルポリマーのモノマーの量に基づいてシェルポリマーの架橋成分20重量%を含む得られたエマルジョンポリマーは強化剤として使用される。
【0073】
実施例B:実施例Aと同様にして、下記に示すモノマー混合物および開始剤/乳化剤溶液をPBdL51.2gおよびDW98.8gの混合物に計り入れる。
添加後、混合物を80℃でさらに6時間攪拌して重合させる。
固形分:26.8重量%
シェル中の架橋成分の割合:15重量%
【0074】
実施例C:実施例Aと同様にして、下記に示すモノマー混合物および開始剤/乳化剤溶液をPBdL51.2gおよびDW98.8gの混合物に計り入れる。
添加後、混合物を80℃でさらに6時間攪拌する。
固形分:28.0重量%
シェル中の架橋成分の割合:15重量%
【0075】
実施例D:実施例Aと同様にして、下記に示すモノマー混合物および開始剤/乳化剤溶液をPBdL51.2gおよびDW98.8gの混合物に計り入れる。
添加後、混合物を80℃でさらに6時間攪拌する。
固形分:26.6重量%
シェル中の架橋成分の割合:15重量%
【0076】
実施例E:実施例Aと同様にして、下記に示すモノマー混合物および開始剤/乳化剤溶液をPBdL51.2gおよびDW98.8gの混合物に計り入れる。
添加後、混合物を80℃でさらに6時間攪拌する。
固形分:28.6重量%
シェル中の架橋成分の割合:15重量%
【0077】
実施例F:実施例Aと同様にして、下記に示すモノマー混合物および開始剤/乳化剤溶液をPBdL51.2gおよびDW98.8gの混合物に2時間かけて計り入れる。
添加後、混合物を80℃でさらに6時間攪拌しそして重合させる。
固形分:26.5重量%
シェル中の架橋成分の割合:15重量%
【0078】
実施例G:実施例Aと同様にして、下記に示すモノマー混合物および開始剤/乳化剤溶液をPBdL51.2gおよびDW98.8gの混合物に2時間かけて計り入れる。
添加後、混合物を80℃でさらに6時間攪拌する。
固形分:27.9重量%
シェル中の架橋成分の割合:15重量%
【0079】
実施例H:実施例Aと同様にして、下記に示すモノマー混合物および開始剤/乳化剤溶液をPBdL76.8gおよびDW148.2gの混合物に1.25時間かけて計り入れる。
添加後、混合物を80℃でさらに4.75時間攪拌する。
固形分:28.3重量%
シェル中の架橋成分の割合:6重量%
【0080】
実施例I:DW70g、BA19.6g、EGDMA0.4g、SDS0.05gおよびAPS0.1gを窒素下でガラスアンカースターラー、温度計、ガス連結部および2つの計測連結部を備える350mlスルホン化フラスコ中に窒素下で導入する。混合物を攪拌しおよび70℃(内部温度)に加熱する。0.5時後、以下に示すコアモノマー混合物および開始剤/乳化剤溶液を1時間10分かけて計り入れ、この添加後、以下に示すシェルモノマー混合物および乳化剤溶液を1時間かけて計り入れる。0.5時間後、DW1g中のAPS0.03gの溶液を添加する。1時間後、別のDW1g中のAPS0.03gの溶液を添加する。混合物を70℃でさらに2時間攪拌して重合させる。次にこのエマルジョンを室温に冷却しおよびろ紙によりろ過する。固形分37.5重量%および粒径0.2−0.7μmをもちそしてシェルポリマーのモノマーの量に基づいてシェルポリマーの架橋成分6重量%の割合をもつ得られたエマルジョンポリマーは強化剤として使用される。
実施例J:DW100g、BA19.6g、およびEGDMA0.4gをでガラスアンカースターラー、温度計、ガス連結部および2つの計測連結部を備える350mlスルホン化フラスコ中に窒素下で導入する。混合物を攪拌しおよび70℃(内部温度)に加熱しそして過硫酸アンモニウム(APS)の2重量%水性溶液5mlを加える。0.5時間後、以下に示すコアモノマー混合物および乳化剤溶液を1時間かけて計り入れる。この添加後、以下に示すシェルモノマー混合物を1時間かけて計り入れる。0.5時間後、DW1g中のAPS0.03gの溶液2mlを添加する。1時間後、別のAPSの2重量%水性溶液5mlを加える。混合物を70℃で3時間さらに攪拌しそして重合させる。次にエマルジョンを室温に冷却しおよびろ紙によりろ過する。固形分46重量%およびシェルポリマーのモノマーの量に基づいてシェルポリマーの架橋成分6重量%の割合をもつ得られたエマルジョンは強化剤として使用される。
【0081】
実施例K:実施例Aと同様にして、下記に示すモノマー混合物および開始剤/乳化剤溶液をPBdL256gおよびDW494gの混合物に2時間かけて計り入れる。
添加後、混合物を80℃でさらに4時間攪拌して重合させる。
固形分15重量%およびシェルポリマーのモノマーの量に基づいてシェルポリマーの架橋成分6重量%の割合をもつ得られたエマルジョンは強化剤として使用される。
このエマルジョン400gをビューチ B 191 ミニスプレードライヤー(Buchi B 191 Mini Spray Dryer) 〔入口温度120℃、出口温度70℃、噴霧流速600 l/h〕によって噴霧乾燥する。
【0082】
エポキシ樹脂におけるコア/シェル懸濁物の製造、およびその硬化
実施例1:実施例Aにおいて製造された水性エマルジョン81.48gをエポキシド含量5.4当量/kgをもつビスフェノールAジグリシジルエーテル198gに添加しおよび成分をスターラーにより混合する。混合物中の水をロータリーエバポレーターの中で70℃(浴の温度)における高真空下で蒸留することにより除去し、なお残る水を高真空下で除去する。40℃における粘度(ブルックフィールド)1710mPa・sをもつ得られた変性エポキシ樹脂は以下の成分と一緒に混合することにより注型用樹脂組成物を配合するのに使用される。
包含された気泡を除去するため、注型用樹脂組成物を室温において高真空下で排気する。注型用樹脂組成物を80℃で13×13×0.4cmの大きさの型に注ぐ。硬化は100℃で1時間、次いで140℃で1時間行う。
機械的特性は以下の方法により試験される:
曲げ試験(ISO178/93)および二回捩り(double torsion) (チバ−ガイギー試験法 PM 216/89)***)
【0083】
実施例2:実施例1と同様に、実施例Bで製造された水性エマルジョン44.78gおよびエポキシド含量5.4当量/kgをもつビスフェノールAジグリシジルエーテル108gから変性エポキシ樹脂を製造する。40℃における粘度(ブルックフィールド)2500mPa・sをもつ得られた変性エポキシ樹脂は以下の成分と一緒に混合することにより注型用樹脂組成物を配合するのに使用される。
実施例1と同様に加工する。
【0084】
実施例3:実施例1と同様に、実施例Cで製造された水性エマルジョン78.57gおよびエポキシド含量6.04当量/kgをもつジグリシジルヘキサヒドロフタレート198gから変性エポキシ樹脂を製造する。40℃における粘度(ブルックフィールド)4800mPa・sをもつ得られた変性エポキシ樹脂は以下の成分と一緒に混合することにより注型用樹脂組成物を配合するのに使用される。
以下の硬化周期で実施例1と同様に加工する:100℃で2時間次いで140℃で10時間。
【0085】
実施例4:実施例1と同様に、実施例Dで製造された水性エマルジョン75.19gおよびエポキシド含量5.4当量/kgをもつビスフェノールAジグリシジルエーテル180gから変性エポキシ樹脂を製造する。40℃における粘度(ブルックフィールド)2900mPa・sをもつ得られた変性エポキシ樹脂は以下の成分と一緒に混合することにより注型用樹脂組成物を配合するのに使用される。
実施例1と同様に加工する。
【0086】
実施例5:実施例1と同様に、実施例Eで製造された水性エマルジョン69.93gおよびエポキシド含量5.4当量/kgをもつビスフェノールAジグリシジルエーテル180gから変性エポキシ樹脂を製造する。40℃における粘度(ブルックフィールド)2500mPa・sをもつ得られた変性エポキシ樹脂は以下の成分と一緒に混合することにより注型用樹脂組成物を配合するのに使用される。
実施例1と同様に加工する。
【0087】
実施例6:実施例1と同様に、実施例Fで製造された水性エマルジョン75.47gとエポキシド含量5.4当量/kgをもつビスフェノールAジグリシジルエーテル180gから変性エポキシ樹脂を製造する。40℃における粘度(ブルックフィールド)2370mPa・sをもつ得られた変性エポキシ樹脂は以下の成分と一緒に混合することにより注型用樹脂組成物を配合するのに使用される。
実施例6A:下表の成分からの実施例1と同様の注型用樹脂組成物の配合
実施例1と同様に加工する。
【0088】
実施例6B:下表の成分からの実施例1と同様の注型用樹脂組成物の配合
以下の硬化周期で実施例1と同様に加工する:100℃で2時間次いで140℃で10時間さらに続いて160℃で2時間。
【0089】
実施例7:実施例1と同様に、実施例Fで製造された水性エマルジョン49.68gとビスフェノールAジグリシジルエーテル91重量部およびプロピレングリコール(400)ジグリシジルエーテル9重量部を混合することにより得られる、エポキシド含量5.1当量/kgをもつ液体エポキシ樹脂混合物118.5gとから変性エポキシ樹脂を製造する。25℃における粘度(ブルックフィールド)10000mPa・sをもつ得られた変性エポキシ樹脂は以下の成分と一緒に混合することにより注型用樹脂組成物を配合するのに使用される。
実施例1と同様に加工する。
【0090】
実施例8:実施例1と同様に、実施例Bで製造された水性エマルジョン37.31gと、エポキシ含量5.65当量/kgをもつ、ビスフェノールAジグリシジルエーテルおよびフェノールFジグリシジルエーテル90gおよびポリプロピレングリコール(425)10gを混合することにより得られるエポキシド含量5.3当量/kgをもつ液体エポキシ樹脂混合物90gとから変性エポキシ樹脂を製造する。25℃における粘度(ブルックフィールド)5290mPa・sをもつ得られた変性エポキシ樹脂は以下の成分と一緒に混合することにより注型用樹脂組成物を配合するのに使用される。
実施例1と同様に加工する。
【0091】
実施例9:実施例1と同様に、実施例Fで製造された水性エマルジョン37.74gと、エポキシド含量5.3当量/kgをもつ、ビスフェノールAジグリシジルエーテルおよびビスフェノールFジグリシジルエーテルの液体エポキシ樹脂混合物90gとから変性エポキシ樹脂を製造する。25℃における粘度(ブルックフィールド(温度計))6050mPa・sをもつ得られた変性エポキシ樹脂は以下の成分と一緒に混合することにより注型用樹脂組成物を配合するのに使用される。
実施例1と同様に加工する。
【0092】
実施例10:実施例1と同様に、実施例Gで製造された水性エマルジョン87.81gと、エポキシド含量5.3当量/kgをもつ、ビスフェノールAジグリシジルエーテルおよびビスフェノールFジグリシジルエーテルの液体エポキシ樹脂混合物220.5gとから変性エポキシ樹脂を製造する。25℃における粘度(ブルックフィールド)6280mPa・sをもつ得られた変性エポキシ樹脂は以下の成分と一緒に混合することにより注型用樹脂組成物を配合するのに使用される。
実施例1と同様に加工する。
【0093】
実施例11:実施例1と同様に、実施例Bで製造された水性エマルジョン37.31gと、エポキシド含量6.04当量/kgをもつジグリシジルヘキサヒドロフタレート90gとから変性エポキシ樹脂を製造する。25℃における粘度(ブルックフィールド)1380mPa・sをもつ得られた変性エポキシ樹脂は以下の成分と一緒に混合することにより注型用樹脂組成物を配合するのに使用される。
以下の硬化周期で実施例1と同様に加工する:100℃で2時間次いで140℃で10時間。
【0094】
実施例12:実施例1と同様に、実施例Bで製造された水性エマルジョン37.31gと、エポキシド含量5.78当量/kgをもつ、ビスフェノールAジグリシジルエーテルおよびビスフェノールFジグリシジルエーテルの液体エポキシ樹脂90gとから変性エポキシ樹脂を製造する。25℃における粘度(ブルックフィールド)1540mPa・sをもつ得られた変性エポキシ樹脂は以下の成分と一緒に混合することにより注型用樹脂組成物を配合するのに使用される。
実施例1と同様に加工する。
【0095】
実施例13:固形分27.3重量%をもつ実施例Gで製造された水性エマルジョン1648gを3,4−エポキシシクロヘキシル3’,4’−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート1800gに添加し、そして成分を機械式スターラーによって混合する。混合物中の水を70℃(浴の温度)における減圧下で蒸留することにより除去する。なお残る水を高真空下で除去する。40℃における粘度(ブルックフィールド)2190mPa・sをもつ得られた変性エポキシ樹脂は以下の成分と一緒に混合することにより注型用樹脂組成物を配合するのに使用される。
【0096】
実施例13A:下表の成分からの実施例1と同様の注型用樹脂組成物の配合
実施例1と同様に加工する。
【0097】
実施例13B:下表の成分からの実施例1と同様の注型用樹脂組成物の配合
以下の硬化周期で実施例1と同様に加工する:120℃で1時間次いで140℃で2時間。
【0098】
実施例14:実施例1と同様に、実施例Hで製造された水性エマルジョン88.34gをエポキシド含量5.4当量/kgをもつビスフェノールAジグリシジルエーテル225gから変性エポキシ樹脂を製造する。40℃における粘度(ブルックフィールド)3090mPa・sをもつ得られた変性エポキシ樹脂は以下の成分と一緒に混合することにより注型用樹脂組成物を配合するのに使用される。
実施例14A:下表の成分からの実施例1と同様の注型用樹脂組成物の配合
実施例1と同様に加工する。
【0099】
実施例14B:下表の成分からの実施例1と同様の注型用樹脂組成物の配合
以下の硬化周期で実施例1と同様に加工する:120℃で2時間次いで140℃で10時間さらに160℃で2時間
【0100】
実施例15:実施例1と同様に、実施例Iで製造された水性エマルジョン66.6gと、エポキシド含量5.4当量/kgをもつビスフェノールAジグリシジルエーテル225gとから変性エポキシ樹脂を製造する。40℃における粘度(ブルックフィールド)3410mPa・sをもつ得られた変性エポキシ樹脂は以下の成分と一緒に混合することにより注型用樹脂組成物を配合するのに使用される。
以下の硬化周期で実施例1と同様に加工する:120℃で2時間次いで140℃で10時間さらに160℃で2時間
【0101】
実施例16:実施例1と同様に、実施例Jで製造された水性エマルジョン65.2gと、エポキシド含量5.1当量/kgをもつ液体エポキシ樹脂混合物270gであって該液体エポキシ樹脂混合物はビスフェノールAジグリシジルエーテル91重量部およびプロピレングリコール(400)ジグリシジルエーテル9重量部を混合することにより得られる、とから変性エポキシ樹脂を製造する。40℃における粘度(ブルックフィールド)2450mPa・sをもつ得られた変性エポキシ樹脂は以下の成分と一緒に混合することにより注型用樹脂組成物を配合するのに使用される。
実施例1と同様に加工する。
【0102】
実施例17:ビスフェノールAジグリシジルエーテルから作られた、エポキシド含量1.7当量/kgをもつエポキシ樹脂990gを150℃(外部温度)で溶融する。
実施例Kにおいて製造された水性エマルジョン393gを添加し、および成分をスターラーにより混合する。水を緩やかな減圧下で蒸留することにより除去し、なお残る水は続いて170℃高真空下で除去する。この変性エポキシ樹脂樹脂は下記の成分を粉砕することにより注型樹脂用組成物を配合するのに使用する。
120℃における粘度(ブルックフィールド)100,000mPa・sをもつ混合物を160℃で溶融し、そして型内にプレスする。硬化は140℃で10時間行う。
【0103】
実施例18:実施例Kにおいて噴霧乾燥されたコア/シェル粉末20gをエポキシド含量5.4当量/kgをもつビスフェノールAジグリシジルエーテル180gに添加しそしてガラスビーズを使用し、30分間2000回転でディスパーマット(Dispermat)によって分散させる。40℃における粘度(ブルックフィールド)5600mPa・sをもつ変性エポキシ樹脂は以下の成分と一緒に混合することにより注型用樹脂組成物を配合するのに使用される。
以下の硬化周期で実施例1と同様に加工する:120℃で2時間次いで140℃で10時間さらに160℃で2時間
【0104】
実施例19:組成物および強化成形品の製造
エポキシ含量2.3当量/kgをもつ固体ビスフェノールA−ジグリシジルエーテル180gを160℃で溶融する。溶融物に実施例Kによって製造された水性エマルジョン71.43gを加え、そして成分をスターラーによって混合する。混合物中の水を低圧下の蒸留により除去する。なお残る水は高真空下で除去する。得られた変性エポキシ樹脂は以下の成分と一緒に140℃で混合することにより注型用樹脂組成物を配合するのに使用される。
その後樹脂組成物を100℃に冷却する。前記樹脂成分300gは以下の
無水フタル酸 34.0g
無水テトラヒドロフタル酸 63.1gおよび
無水フタル酸1mol、N−ブチルアミン1molおよびモルホリン1molからの反応生成物2.9g
からなる硬化剤成分と100℃で混合される。
包含された気泡を除去するため、このように得られた注型樹脂組成物を室温において高真空下で排気する。注型用樹脂組成物を170℃に加熱した、13.5×13.5×0.4cmの大きさの型に注ぐ。硬化は170℃で0.5時間、次いで135℃で6時間行う。成形品において以下の特性が測定される。
Claims (11)
- 前記コアがTG 値<−10℃をもつ架橋エラストマーからなる請求項1に記載のコア/シェル粒子。
- 前記コアがポリブタジエンまたはポリ(メタ)アクリレートからなる請求項1に記載のコア/シェル粒子。
- 前記コアの量が、前記コア/シェル粒子に基づいて10ないし90重量%、好ましくは20ないし80重量%である請求項1に記載のコア/シェル粒子。
- 前記シェルのコポリマーの架橋成分の割合が前記シェルポリマーのコモノマーの総量に基づいて6ないし60重量%である請求項1に記載のコア/シェル粒子。
- (a)分子中に平均1より多くの1,2−エポキシド基を含むエポキシ樹脂またはエポキシ樹脂混合物、
(b)請求項1に記載のコア/シェル粒子
(c)エポキシ樹脂成分(a)のための硬化剤または硬化触媒、及び
(d)エポキシ樹脂技術において通常使用される無機充填剤の少なくとも1種
からなるエポキシ樹脂組成物。 - エポキシ樹脂(a)は液体または固体ポリグリシジルエーテルまたはエステルである請求項7に記載のエポキシ樹脂組成物。
- 成分(a)、(b)および(c)の総量に基づいて1ないし50重量%のコア/シェル粒子を含む請求項7に記載のエポキシ樹脂組成物。
- 成分(c)はポリカルボン酸または酸無水物、ポリアミン、ジシアンジアミドまたは触媒的に作用する硬化剤である請求項7に記載のエポキシ樹脂組成物。
- 請求項7に記載のエポキシ樹脂組成物から硬化により製造された成形物、コーティングまたは接着層系。
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