JP3438058B2 - エポキシ樹脂硬化剤の貯蔵安定性組成物 - Google Patents

エポキシ樹脂硬化剤の貯蔵安定性組成物

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JP3438058B2 JP18087593A JP18087593A JP3438058B2 JP 3438058 B2 JP3438058 B2 JP 3438058B2 JP 18087593 A JP18087593 A JP 18087593A JP 18087593 A JP18087593 A JP 18087593A JP 3438058 B2 JP3438058 B2 JP 3438058B2
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエポキシ樹脂のための硬
化剤及びその中に懸濁された強化剤からなる貯蔵安定性
懸濁物、及び硬化剤としてエポキシ硬化剤及びその中に
懸濁された強化剤からなる貯蔵安定性懸濁物を含む硬化
性エポキシ樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】硬化性エポキシ樹脂組成物に該組成物か
ら製造された成形品の靱性を改良するために強化剤、例
えばコアー/シェルポリマー、を添加することは公知で
ある。固体強化剤を使用する場合、エポキシ樹脂組成物
中のそれらの分散が十分効果があるように可能な限り均
質になることが非常に重要である。固体硬化剤の粒子の
大きさもまた重要な要因である。エポキシ樹脂組成物の
成分の均質化は通常単純な攪拌により行なわれる。得ら
れたエポキシ樹脂組成物の均質化は攪拌操作及び攪拌時
間に応じて変化する。該組成物の電子顕微鏡写真が示す
ように、固体強化剤は凝集物の形で存在する。最近使用
されている操作の典型的な例はEP−A−018904
8に開示されている。そこではコアー/シェルポリマー
強化剤としてブタジエン−スチレン−アクリロニトリル
コポリマーを含有してもよい硬化性エポキシ樹脂組成物
が製造される。
【0003】強化剤、例えばコアー/シェルポリマー、
カルボン酸無水物硬化剤及び二つの反応性水素原子を含
有した化合物を含有するEP−A0449776に開示
されているエポキシ樹脂組成物は、例えば最初にエポキ
シ樹脂と強化剤の懸濁液を製造し、そして該懸濁物と特
定の硬化混合物を混合することにより混合される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】エポキシ樹脂硬化剤中
に強化剤を懸濁させることにより強化剤が均一にサブミ
クロン範囲の超微粒子の状態で、即ち懸濁物中の強化剤
の平均粒子サイズが10- 6 m、好ましくは10- 6
以下で分散する貯蔵安定性懸濁物が得られることが可能
であることが見出された。そのような貯蔵安定性懸濁物
によって成分のより均質的な分散を得ることが可能であ
り、その結果、均一性に関して品質の確実な一致性が得
られた。
【0005】本発明は固体もしくは液体エポキシ樹脂硬
化剤及びその中に懸濁された固体もしくは液体強化剤か
らなる貯蔵安定性懸濁物に関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】新規貯蔵安定性懸濁物は、典型的にはジシ
アンジアミド、ポリカルボン酸、ポリカルボン酸無水
物、ポリアミン、ポリアミノアミド、アミンとポリエポ
キシド化合物とのアミノ共重合体並びにポリオールとい
ったエポキシ樹脂のための慣用硬化剤を使用して製造さ
れる。
【0007】前記の懸濁物のための適切なポリカルボン
酸は典型的にはマレイン酸、蓚酸、コハク酸、ノニル−
もしくはドデシルコハク酸、グルタル酸、アジピン酸、
ピメリン酸、セバシン酸、アゼライン酸もしくは二量化
または三量化リノール酸のような脂肪族ポリカルボン
酸、テトラヒドロフタル酸、メチルエンドメチレンテト
ラヒドロフタル酸、ヘキサクロロエンドメチレンテトラ
ヒドロフタル酸、4−メチルテトラヒドロフタル酸、ヘ
キサヒドロフタル酸もしくは4−メチルヘキサヒドロ
タル酸のような環状脂肪族カルボン酸、もしくはフタル
酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸、ピ
ロメリット酸もしくはベンゾフェノン−3,3’,4,
4’−テトラカルボン酸のような芳香族ポリカルボン
酸、並びに該ポリカルボン酸の無水物である。
【0008】新規懸濁物の使用に適するポリアミンはエ
チレンジアミン、1,2−プロパンジアミン、1,3−
プロパンジアミン、N,N−ジエチルエチレンジアミ
ン、ヘキサメチレンジアミン、ジエチレントリアミン、
トリエチレンテトラアミン、テトラエチレンペンタアミ
ン、N−(2−ヒドロキシエチル)−、N−(2−ヒド
ロキシプロピル)−及びN−(2−シアノエチル)ジエ
チルトリアミン、2,2,4−トリメチル−1,6−ヘ
キサンジアミン、2,3,3−トリメチル−1,6−ヘ
キサンジアミン、N,N−ジメチル−及びN,N−ジエ
チル−1,3−プロパンジアミン、エタノールアミン、
m−及びp−フェニレンジアミン、ビス(4−アミノフ
ェニル)メタン、アニリン−フォルムアルデヒド樹脂、
ビス(4−アミノフェニル)スルホン、m−キシレンジ
アミン、ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン、
2,2−ビス(4−アミノシクロヘキシル)プロパン、
2,2−ビス(4−アミノ−3−メチルシクロヘキシ
ル)プロパン、3−アミノメチル−3,5,5−トリメ
チルシクロヘキシルアミン(イソフォロンジアミン)及
びN−(2−アミノエチル)ピペリジン、及び、ポリア
ミノアミドとして典型的には脂肪族ポリアミン及び二量
化もしくは三量化脂肪酸からのアミドを含んでいる脂肪
族、環状脂肪族、芳香族又は複素環式アミンである。
【0009】新規懸濁物の使用に適する脂肪族ポリオー
ルは典型的にはエチレンリコール、ジエチレングリコ
ール及び高級ポリ(オキシエチレン)グリコール、1,
2−プロパンジオールもしくはポリ(オキシプロピレ
ン)グリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−
ブタンジオール、ポリ(オキシテトラメチレン)グリコ
ール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジ
オール、2,4,6−ヘキサントリオール、グリセロー
ル、1,1,1−トリメチロールプロパン、ペンタエリ
リトールもしくはソルビトールである。
【0010】新規懸濁物の使用に適する芳香族ポリオー
ルはレゾルシノール、ヒドロキノン、N,N−ビス(2
−ヒドロキシエチル)アニリンといった単環式フェノー
ル、もしくはp,p’−ビス(2−ヒドロキシエチルア
ミノ)ジフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)メタン、4,4’−ジヒドロキシビフェニル、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、1,1,2,2
−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)−エタン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパンといった多環式フェノール、並びに典型
的にはフォルムアルデヒド、アセトアルデヒド、クロラ
ルもしくはフルフアルデヒドといったアルデヒドとフ
ェノールのようなフェノール類、もしくは塩素原子もし
くは炭素原子数1ないし9のアルキル基により環上で置
換されたフェノール例えば4−クロロフェノール、2−
メチルフェノール、もしくは4−第三ブチルフェノー
ル、もしくは指摘された形のようなビスフェノールとの
縮合により得られるノボラックを含む。
【0011】硬化触媒はまた新規懸濁物を製造するため
に使用することができる、典型的には,2,4,6−ト
リス(ジメチルアミノエチル)フェノール及び他のマン
ニッヒ塩基、N−ベンジルジメチルアミン及びトリエタ
ノールアミンのような第三アミン;典型的には2,4−
ジヒドロキシ−3−ヒドロキシルメチルペンタンのナト
リウムアルコレートのようなアルコールのアルカリ金属
アルコキシド;典型的には錫オクタノエートのような、
アルカノイック酸の錫塩;三弗化硼素及び三弗化硼素と
例えば1,3−ジケトンを反応させることにより得られ
る錯体及びキレートのようなフリーデルクラフト触媒が
使用できる。硬化触媒を使用する場合、それらは好まし
くは強化剤中に、好ましくは強化剤の重量の10量部に
基づき0.1ないし10重量部を使用することにより懸
濁される。
【0012】強化剤の混合物はまた、互いに反応しない
限り新規懸濁物に使用される。
【0013】新規懸濁物は好ましくは液体エポキシ樹脂
強化剤を含有する。
【0014】エポキシ樹脂硬化剤の中で、ポリカルボン
酸無水物及びポリアミンが新規懸濁物を製造するために
特に好ましい。新規懸濁物を製造するのに液体ポリカル
ボン酸無水物及び液体ポリアミンを使用することが最も
好ましい。
【0015】適当な促進剤がまたエポキシ樹脂組成物を
硬化するのに使用できる。ジシアンジアミド、ポリアミ
ノアミド、ポリカルボン酸及びそれらの無水物を使用す
る際の該促進剤の典型的な例は、第三アミンもしくはそ
れらの塩、第四アンモニウム化合物もしくはアルカリ金
属アルコキシドである。
【0016】新規貯蔵安定性懸濁物に使用する適した強
化剤はゴム強化剤として当業者に公知であるエラストマ
ーもしくは、エラストマー含有グラフトポリマーであ
る。但し、それらは硬化したエポキシ樹脂組成物中で二
次的分散相を形成するものである。強化剤はまた最初の
段階で固体もしくは液体でもよい。
【0017】液体強化剤は新規懸濁物中でエポキシ樹脂
硬化剤と共に均質相を形成する。該液体強化剤の例は、
特にEP−A−0−245018に開示されているカル
ボキシ−及びアミン−末端中断されたブタジエン/アク
リロニトリルコポリマー、並びにEP−A−00453
57及びUS−A−4419496に開示されているコ
アー/シェルポリマーである。
【0018】特に、新規懸濁物は固体強化剤を含有す
る。固体強化剤は懸濁物中の粒子サイズ及び強化剤相の
量を予め決定できるという利点を持つ。液体強化剤を使
用する場合は、エポキシ樹脂と硬化するまで、必要な二
次的相は形成されない。
【0019】本発明の実施に使用される好ましい固体強
化剤はエポキシ樹脂強化剤の反応性基と反応できる反応
性基を含まない。
【0020】液体強化剤はまたエポキシ樹脂硬化剤の反
応性基と反応する反応性基を含有しない。この場合、例
えば、カルボキシル基末端ブタジエン/アクリロニトリ
ルポリマーがカルボン酸無水物強化剤と共に使用され、
そしてアミン末端ブタジエン/アクリロニトリルポリマ
ーがアミン硬化剤と共に使用される。
【0021】グラフトポリマーは典型的にはメタアクリ
レート/ブタジエン−スチレンポリマー、アクリレート
−メタアクリレート/ブタジエン−スチレンポリマーも
しくはアクリロニトリル/ブタジエン−スチレンポリマ
ーである。
【0022】コアー/シェルポリマーは通常エポキシ樹
脂マトリックスに不溶なエラストマー物質のソフトコア
ーを持つ。重合性物質のシェルがその上にグラフトさ
れ、該共重合性物質はエポキシ基と反応する及び反応し
ない官能性を有していても良い。コアー/シェルポリマ
ーはまたマルチコアー/シェルポリマーとも呼ばれ、通
常ソフトコアー、ハードシェエル、ソフトシェル及びハ
ードシェルを持つものであって良い。該ポリマーは特
に、GB−A−2039496に開示されている。
【0023】コアー物質として使用されてもよいエラス
トマーの例はポリブタジエン、ポリアクリレート及びポ
リメタアクリレート及びそのコ−もしくはターポリマー
である、典型的にはポリスチレン、ポリアクリロニトリ
ルもしくはポリスルフィドと共にである。
【0024】コアー物質は好ましくはポリブタジエンも
しくはポリブチルアクリレートを含む。
【0025】ポリマーシェル物質の典型例はポリスチレ
ン、ポリアクリロニトリル、ポリアクリレート及びポリ
メタアクリレート、モノ−、コ−もしくはターポリマー
もしくはスチレン/アクリロニトリル/グリシジルメタ
アクリレートターポリマーである。
【0026】シェル物質としてポリメチルメタアクリレ
ートを使用することが好ましい。
【0027】該コアー/シェル粒子のサイズは都合良く
は0.05ないし30μm、好ましくは0.05ないし
15μmである。1μm以下のサイズを持ったコアー/
シェル粒子を使用することが好ましい。
【0028】好ましいコアー/シェルポリマーはエポキ
シ基と反応しないシェルを持っているものである。
【0029】コアー/シェルポリマーはUS−A−44
19496もしくはEP−A−0045357に開示さ
れた方法により製造される。
【0030】ポリブタジエン、ポリブタジエン/ポリス
チレンもしくはポリブチルアクリレートのコアーを含有
するコアー/シェルポリマーを使用することが好まし
い。ポリブタジエンの場合、コアー物質は好ましくは部
分的に架橋されている。他のコアー物質はポリアクリレ
ート及びポリメタアクリレート特に一般的には、好まし
くはポリメチルアクリレート及びポリメチルメタクリレ
ートである。
【0031】シェルは好ましくはメチルメタアクリレー
ト、シクロヘキシルメタアクリレート、ブチルアクリレ
ート、スチレンもしくはメタアクリロニトリルをベース
としたポリマーを含む。
【0032】エポキシ樹脂硬化剤を含有した新規懸濁物
中の強化剤の量はエポキシ樹脂硬化剤に基づいて好まし
くは5ないし80重量%、最も好ましくは10ないし5
0重量%である。
【0033】新規懸濁物は a)水−感応性硬化剤を使用する時は、適当な有機溶媒
を強化剤の水性乳濁液に添加し、真空蒸留により共沸混
合物として水を取り除き、次いでエポキシ樹脂硬化剤を
添加し、そして真空蒸留により残留溶媒を取り除くこと
によりもしくは b)水−不感応性硬化剤を使用する時は、有機溶媒を含
むもしくは含んでいない強化剤の乳濁液を液体もしくは
溶融エポキシ樹脂硬化剤に添加し、真空蒸留により水及
び存在する全ての有機溶媒を取り除くことにより製造さ
れる。
【0034】新規懸濁物はまた、エポキシ樹脂技術の標
準充填剤、典型的には石英粉末、溶融シリカ、アルミ
ナ、ガラス粉末、マイカ、カオリン、ドロマイト、グラ
ファイト、カーボンブラック並びに炭素繊維及び織物繊
維といった鉱物質及び繊維充填剤を含有しても良い。
【0035】エポキシ樹脂硬化剤及びその中に懸濁され
た強化剤からなる新規貯蔵安定性懸濁物は強化剤が均質
に分散している、組成物がまた懸濁液の状態であっても
良いエポキシ樹脂組成物の製造するための簡単かつ実用
的方法として適している。製造の観点からして、新規懸
濁物はその中に存在する強化剤の均一に分散した硬化性
エポキシ樹脂組成物の製造の簡単な方法として認められ
る。更に、そのようなエポキシ樹脂組成物の製造は有利
な態様に於いて確実に一定の品質を達成することを可能
にする。
【0036】本発明はまた a)1分子当たりに1,2−エポキシ基を平均1個以上
含有しているエポキシ樹脂及び b)エポキシ樹脂硬化剤及び強化剤がその中に懸濁して
いる貯蔵安定性懸濁物からなるエポキシ樹脂組成物の懸
濁物に関する。
【0037】エポキシ樹脂技術の慣用エポキシ樹脂は新
規貯蔵安定性懸濁物のエポキシ樹脂成分a)として使用
される。典型的なエポキシ樹脂の例は:I)分子中に少
なくとも2個以上のカルボキシル基を含む化合物とエピ
クロロヒドリン又はβ−メチルエピクロロヒドリンとを
反応させて得られるポリグリシジル及びポリ(β−メチ
ルグリシジル)エステルである。該反応は好都合には塩
基の存在下に実施される。分子中に少なくとも2個のカ
ルボキシル基を含む化合物は、好適には脂肪族ポリカル
ボン酸であってよい。これらのポリカルボン酸の例は、
シュウ酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリ
ン酸、スベリン酸、アゼライン酸、もしくは二量体化又
は三量化されたリノール酸である。しかしながら、また
テトラヒドロフタル酸、4−メチルテトラヒドロフタル
酸、ヘキサヒドロフタル酸もしくは4−メチルヘキサヒ
ドロフタル酸のような環状脂肪族ポリカルボン酸を使用
することが可能である。芳香族ポリカルボン酸、典型的
にはフタル酸、イソフタル酸及びテトラフタル酸もまた
使用されゆる。II)分子中に少なくとも2個の遊離アル
コール性ヒドロキシル基及び/又はフェノール性ヒドロ
キシル基を含む化合物とエピクロロヒドリン又はβ−メ
チルエピクロロヒドリンとをアルカリ性条件下で反応さ
せるか、或は酸触媒の存在下で反応させ引き続きアルカ
リ処理することによって得られるポリグリシジル及びポ
リ(β−メチルグリシジル)エーテル。このタイプのグ
リシジルエーテルは例えば、エチレングリコール、ジエ
チレングリコール及び高級ポリ(オキシエチレン)グリ
コール、1,2−プロパンジオール、又はポリ(オキシ
プロピレン)グリコール、1,3−プロパンジオール、
1,4−ブタンジオール、ポリ(オキシテトラメチレ
ン)グリコール、1,5−ペンタンジオール、1,6−
ヘキサンジオール、2,4,6−ヘキサントリオール、
グリセロール、1,1,1−トリメチロールプロパン、
ビス(トリメチロール)プロパン、ペンタエリスリトー
ル、ソルビトールのような非環式アルコールから;並び
にポリエピクロロヒドリンから誘導される。それらはま
た1,4−シクロヘキサンジメタノール、ビス(4−ヒ
ドロキシシドロヘキシル)メタンもしくは2,2−ビス
(4−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパン、のような
環状脂肪族アルコールから誘導される、もしくはそれら
はN,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)アニリンもし
くはp,p’−(2−ヒドロキシエチルアミノ)ジフェ
ニルメタンを含有する。グリシジルエーテルはまた、レ
ゾルシノール又はヒドロキノンのような単核フェノール
から誘導されてもよく、或はそれらはビス(4−ヒドロ
キシフェニル)メタン、4,4´−ジヒドロキシビフェ
ニル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、1,
1,2,2−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)エ
タン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン;並びにホルムアルデヒド、アセト
アルデヒド、クロラール、もしくはフルフラルアルデ
ヒドのようなアルデヒドと、フェノールのようなフェノ
ールまた塩素原子もしくは炭素原子数1ないし9のアル
キル基で核上が置換されたフェノール類例えば4−クロ
ロフェノール、2−メチルフェノール、4−第三ブチル
フェノールとの又は上記ビスフェノールとの縮合によっ
て得られるノボラックから誘導されても良い。III)エピ
クロロヒドリンと少なくとも2個のアミノ水素原子を含
むアミンとの反応生成物を脱塩化水素して得られるポリ
(N−グリシジル)化合物。これらのアミンは例えば、
アニリン、n−ブチルアミン、ビス(4−アミノフェニ
ル)メタン、m−キシリレンジアミン又はビス(4−メ
チルアミノフェニル)メタンである。ポリ(N−グリシ
ジル)化合物にはまた、トリグリシジルイソシアヌレー
ト;エチレン尿素及び1,3−プロピレン尿素のような
シクロアルキレン尿素のN,N´−ジグリシジル誘導
体、及び5,5−ジメチルヒダントインのようなヒ
トインのジグリシジル誘導体も含まれる。IV)ポリ(S
−グリシジル)化合物は、例えば1,2−エチレンジチ
オール又はビス(4−メルカプトメチルフェニル)エー
テルのようなジチオールから誘導されるビス−S−グリ
シジル誘導体である。V)脂環式エポキシ樹脂、例えば
ビス(2,3−エポキシシクロペンチル)エーテル、
2,3−エポキシシクロペンチルグリシジルエーテル、
1,2−ビス(2,3−エポキシシクロペンチルオキ
シ)エタン又は3,4−エポキシシクロメチル- 3′,
4′−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート。
【0038】1,2−エポキシ基が異なるヘテロ原子又
は官能基に結合したエポキシ樹脂を使用することも可能
である。これらの化合物は典型的には4−アミノフェノ
ールのN,N,O−トリグリシジル誘導体、サリチル酸
のグリシジルエーテル−グリシジルエステル、N−グリ
シジル−N´−(2−グリシジルオキシプロピル)−
5,5−ジメチルヒダントイン又は2−グリシジルオキ
シ−1,3−ビス(5,5−ジメチル−1−グリシジル
ヒダントイン−3−イル)プロパンを包括する。
【0039】芳香族、複素環式、環式脂肪族又は脂肪族
化合物のグリシジルエーテル、グリシジルエステル又は
N−グリシジル誘導体である2ないし10当量/kgの
エポキシ価を有するエポキシ樹脂を使用することが好ま
しい。
【0040】典型的には、好ましいエポキシ樹脂はビス
フェノールAのジグリシジルエーテル、ビスフェノール
Fのジグリシジルエーテル、ビスフェノールSのジグリ
シジルエーテル、N,N,O−トリグリシジル−m−ア
ミノフェノール、N,N,O−トリグリシジル−p−ア
ミノフェノールもしくはN,N,N'N'- テトラグリシジルジ
アミノヂフェニルメタンである。
【0041】他の任意の硬化剤が成分(a)及び(b)
の新規貯蔵安定性懸濁物の硬化のために添加されても良
い。
【0042】新規エポキシ樹脂組成物はそれ自身公知の
方法によって、通常、攪拌機、ニーダー、ロールミルも
しくは固体物質の場合は乾式ミキサーといった公知の混
合集成装置を使用して製造される。
【0043】エポキシ樹脂組成物は、例えば"Handbook
of Epoxy Resins",1967 ,H.Lee andK.Nevilleに記載さ
れたようなエポキシ樹脂技術の一般に公知である方法に
於いて、成形物等は硬化される。
【0044】新規エポキシ樹脂組成物は注型樹脂、積層
樹脂、成形材料、被覆材料及び電気及び電子部品の被覆
系として、好ましくは、電気及び電子部品の注型樹脂及
び被覆系としての使用に適する。
【0045】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
する。実施例1:カルボン酸無水物/強化剤懸濁物の製造 a)コアー/シェルポリマーからの強化剤の製造:固体
含量が59.2%であるポリブタジエンラテックス(BL
2004K バイエル社市販 )202.7g、脱イオン水3
97.3gを窒素下に二重ジャケット、ガラスアンカー
攪拌機、温度計、凝縮器、ロータリーサーモスタット及
びガス挿入口が設置してある1リットルの丸底フラスコ
に入れ、そして100rpmで攪拌する。混合物は80
℃±1℃で加熱する。55分後、内部温度は80℃であ
る。そして、蒸留したメチルメタクリレート(purum,ス
イス フルカ社市販 )120.0g及び過硫酸カリウム
4.0gの溶液、および蒸留水110ml中のナトリウ
ムドデシルベンゼンスルホネート3.5gの滴下を開始
する。3.5時間後、均質の白い乳濁液が得られる。6
時間10分後に、メチルメタクリレート及び開始剤の添
加を終了する。攪拌を80℃において更に2時間続け
る。攪拌の終了後、n−オクタデシル3−(3,5−ジ
第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート
20%の乳濁液3mlを均質の白い乳濁液に添加する、
次いで全体のバッチを室温(RT)に冷却する。乳濁液
は室温において同様に均質で白色である。それをガラス
ウールを通してろ過する。凝集物は存在しない。乳濁液
を、815gにまで希釈し29.4%の固体含量にす
る。得られた乳濁液は強化剤として使用される。 b) 実施例1a)で得られたコアー/シェルポリマー
乳濁液200g及びメチルイソブチルケトン400ml
を攪拌機、温度計、真空連結器、水分離器及びロータリ
ーサーモスタットが設置された1リットルの丸底フラス
コに入れる。外部温度(TA)が140℃に於いて、水
約140mlが2時間に渡って86℃に於いて蒸留され
る。次いでメチルイソブチルケトン約150mlが蒸留
される。水分離器を取外しそして通常の蒸留装置を取り
つける。メチルテトラヒドロフタール無水物(低粘度、
25℃に於ける粘度が50−100mPa・s)が乳化
剤に添加される。そしてバッチを少量のメチルイソブチ
ルケトンで洗浄する。110℃のTA、100℃の反応
温度(TI)及び215−250mbrの圧力に於いて
溶媒の大部分を蒸留により取り除く。残った溶媒は11
0/30mbrに於いて更に時間をかけて取り除かれ
る、以下に示される性質を持った液体メチルテトラヒド
ロフタール無水物中のコアー/シェルポリマーの非常に
細かい懸濁物を得る。 25℃に於ける粘度(Epprecht) : 125mPa・s 無水物含量: 10.80当量/kg実施例2:ポリアミン/強化剤懸濁物の製造 a)コアー/シェル乳濁液が実施例1a)に記載される
方法で製造される。乳濁液の固体含量は28.75%で
ある。 b)3,3’−ジメチル−4,4’−ジアミノジシクロ
ヘキシルメタンを実施例1b)に記載された装置に入
れ、実施例2a)によって得られたコアー/シェル乳濁
液565.2gを一定に攪拌しながら導入する。80−
90℃及び40mbarの真空下に於いて、水を蒸留除
去することで、室温に於いてややワックス状であり及び
以下に示す特性を持ったほとんど透明な乳濁液を得る。 40℃に於ける粘度(Epprecht) : 670mPa・s アミン含量: 6.80当量/kg実施例3:ポリアミン/強化剤懸濁物の製造 a)コアー/シェル乳濁液が実施例1a)に記載される
方法で製造される。乳濁液の固体含量は29.85%で
ある。 b)実施例3a)によって製造されたコアー/シェル乳
濁液335.6g及び4,4’ジアミノジフェニルメタ
ン(固体、融点88−92℃)269.0gを反応器に
入れ、混合物を攪拌なしに加熱する。62℃の反応温度
に於いて、4,4’ジアミノジフェニルメタンが懸濁す
るまで混合物を注意して攪拌する。そして約600mb
arの真空を適用して、106℃の反応温度に於いて
4,4’−ジアミノジフェニルメタンを溶融する、そし
て懸濁物は容易に攪拌することができる。112℃/6
20mbarの反応温度に於いて水を蒸留し始め、そし
て123℃の反応温度に於いて真空は330mbarに
まで徐々に増加する。126℃の反応温度及び35mb
arの真空に於いて、殆ど全ての水が蒸留除去され、均
質の、薄茶色(palebrown)、適度に粘性のある懸濁物が
得られる。該懸濁物を高真空に於いて5分間乾燥する。
茶色の均質な物質を被覆紙上に流し、固化及び結晶化し
た後に、機械的に粉砕して7.41当量/kgのアミン
当量の粉末367.2gを得る。実施例4:カルボン酸無水物/強化剤懸濁物の製造 a)コアー/シェル懸濁物が実施例1a)に記載される
方法で製造される。乳濁液の固体含量は27.95%で
ある。 b)実施例1b)によって製造されたコアー/シェル強
化剤乳濁液が、メチルテトラヒドロフタール酸無水物3
00g、コアー/シェル乳濁液268.3g及びメチル
イソブチルケトン400mlの代わりにトルエン600
mlを使用して製造される。液体メチルテトラヒドロフ
タール無水物中のコアー/シェルポリマーの低粘度の2
5:100の比を持つ以下の性質を持った懸濁物が得ら
れる。 40℃に於ける粘度(Epprecht) : 1840mPa・s 無水物含量: 4.63当量/kg実施例5:カルボン酸無水物/強化剤懸濁物の製造 a)コアー/シェル懸濁物が実施例1a)に記載される
方法で製造される。乳濁液の固体含量は27.5%であ
る。 b)液体無水物としてのメチルヘキサヒドロフタール酸
無水物500g、及びコアー/シェル乳濁液454.6
gを使用することを除いて実施例1b)の操作を実施す
る。液体メチルテトラヒドロフタール酸無水物中のコア
ー/シェルポリマーの低粘度の懸濁物が25:100の
比で以下の性質を持って得られる。 40℃に於ける粘度(Epprecht) : 1902mPa・s 無水物含量: 4.57当量/kg実施例I エポキシ価5.25−5.4価/kg及び25℃に於け
る粘度が11000−13000mPa・sであるビス
フェノールAの液体ジグリシジルエーテル100gを実
施例1のカルボン酸無水物/強化剤懸濁物75gと良く
混合する。混合物を鋳型に流し込み、閉じ込められた気
泡を排気した後に、120℃に於いて6時間及び140
℃に於いて12時間完全に硬化する。以下の性質を調べ
るために成形品を試験する: ガラス転移温度(TMA* ) =149℃ 破壊靱性(DIN 51221) =294J/m2 衝撃強さ(ISO 197/1D) =40kJ/m2 実施例II N,N,N',N'-テトラグリシジル−4,4'−ジアミノジフェニ
ルメタン80g、エポキシ価5.4価/kgの液状のビ
スフェノールAジグリシジルエーテル10g及び1,4
−ブタンジオールのジグリシジルエーテル10gの混合
物を実施例2のポリアミン/強化剤懸濁物68gと良く
混合する。混合物を鋳型に流し込み、閉じ込められた気
泡を排気した後に、160℃に於いて1.25時間及び
180℃に於いて2時間完全に硬化する。以下の性質を
調べるために成形品を試験する: ガラス転移温度(TMA* ) =200℃ 破壊靱性(DIN 51221) =177J/m2 実施例 III エポキシ価2.60価/kgのビスフェノールAの固体
ジグリシジルエーテル100gを容器に入れ、100℃
のホットプレート上で溶融する。次いで実施例4のカル
ボン酸無水物/強化剤懸濁物50gを溶融物に添加しそ
して混合物を80℃に於いて3分間均質化する。次いで
60℃に於いてメチルテトラヒドロフタール酸無水物2
1.5g及びN−ベンジルジメチルアミン0.24gか
ら製造されたマスターバッチ4.34gを添加し、そし
て混合物を5分間均質化する。石英粉末(quartz powde
r W 12 Quartzwerke Frechen社より市販) 200gを8
0℃に於いてインクレメント中で攪拌する。全混合物を
続いて5分間均質化し、そして攪拌しながら、1mba
rの気圧下で10分間排気する。溶融物を鋳型に流し込
み、140℃に於いて16時間往復空気炉中で硬化す
る。以下の性質を調べるために成形品を試験する: ガラス転移温度(DSC* * ) =116℃ 破壊靱性(DIN 51221) =874J/m2 衝撃強さ(ISO 197/1D) =14kJ/m2 * * DSC=示差監視熱量計実施例 IV メチルテトラヒドロフタール酸無水物35g及びN−ベ
ンジルジメチルアミン1gを容器に入れ、そして攪拌し
ながら約5分間に渡ってホットプレート上で50℃まで
加熱する。次いで実施例4のカルボン酸無水物/強化剤
懸濁物50gを混合し、そして混合物を60℃まで5分
間加熱する。攪拌しながら、ビスフェノールAのジグリ
シジルエーテル91重量部及びポリプロピレングリコー
ル(400)のジクリシジルエーテル9重量部からなる
エポキシ価3.05−3.6価/kgのエポキシ樹脂混
合物100g、及び石英粉末(quartz powder W 12) 2
79gを混合物に添加する、そして80℃に加熱する。
混合物を続いて1mbarの気圧下で10分間脱ガスす
る。溶融物を鋳型に流し込み、100℃に於いて2時間
及び140℃に於いて16時間硬化する。以下の性質を
調べるために成形品を試験する: ガラス転移温度(DSC) =115℃ 破壊靱性(DIN 51221) =563J/m2 衝撃強さ(ISO 197/1D) =10kJ/m2 実施例 V メチルテトラヒドロフタール酸無水物55.3g及びN
−ベンジルジメチルアミン0.5gを容器に入れ、攪拌
しながら5分間に渡ってホットプレート上で50℃に加
熱される。次いで実施例5のカルボン酸無水物/強化剤
懸濁物50gを混合し、そして混合物を60℃まで5分
間加熱する。攪拌しながら、エポキシ価5.95価/k
gのヘキサヒドロフタール酸のジグリシジルエーテル1
00g、及び次いで、石英粉末(quartz powder W 12 E
ST,Quartzwerke Frechen市販) 308gが混合物に添加
される、そして80℃に加熱する。混合物を1mbar
の気圧下で10分間脱ガスする。溶融物を鋳型に流し込
み、100℃に於いて2時間及び140℃に於いて16
時間硬化する。以下の性質を調べるために成形品を試験
する: ガラス転移温度(DSC) =120℃ 破壊靱性(DIN 51221) =605J/m2 衝撃強さ(ISO 197/1D) =9kJ/m2
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フラン ゼチアブディー ドイツ国,7812 バート クロジンゲ ン,カペルエンシュトラーセ 7 (56)参考文献 特開 昭62−267320(JP,A) 特開 昭64−85216(JP,A) 特開 平6−49179(JP,A) 特表 昭62−501299(JP,A) 米国特許4841010(US,A) 米国特許5075379(US,A) 英国特許999383(GB,B) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 59/00 - 59/72

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体もしくは液体エポキシ樹脂硬化剤及
    び、組成物中に懸濁された強化剤として該硬化剤と反応
    する基を含有しない固体グラフトもしくはコアー/シェ
    ルポリマーよりなる貯蔵安定性組成物において、 a)水感応性硬化剤を使用した場合、適切な有機溶媒を
    強化剤の水性乳濁液に添加し、真空蒸留により共沸混合
    物として水を取り除き、次いでエポキシ樹脂硬化剤を添
    加し、そして真空蒸留により残留溶媒を取り除くか、又
    は b)水不感応性硬化剤を使用した場合、有機溶媒を含有
    もしくは含有していない強化剤の水性乳濁液を液体もし
    くは溶融エポキシ樹脂硬化剤に添加し、そして真空蒸留
    により水及び存在する全ての有機溶媒を取り除くことに
    より得られる貯蔵安定性組成物。
  2. 【請求項2】 a)平均1分子当たりに一個より多い
    1,2−エポキシ基を含有したエポキシ樹脂及び b)請求項1に記載の貯蔵安定性組成物からなるエポキ
    シ樹脂組成物。
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