JP3721448B2 - 防蟻用断熱板の施工方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、断熱基礎に使用される断熱板の内部を白アリが通過して建物の軸組や床組等へ侵入するのを防止するために使用される防蟻用断熱板の施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の技術としては、例えば、実公平6−40728号公報に開示されているように、合成樹脂発泡体を芯材とし、該芯材の表裏面を面材で被覆すると共に、少なくとも一端面を防虫網で被覆した断熱板等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来の断熱板においては、壁体や内外装材等として使用可能であることは開示されているが、その具体的な施工方法については何も開示されていない。
【0004】
この発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、断熱基礎に使用される防蟻用断熱板を簡単に取付けることができると共に、白アリの侵入も確実に防止できる防蟻用断熱板の施工方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための手段とするところは、第1に、合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されかつ複数のアンカー孔を有するシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、建物の外周部分に施工された布基礎の立ち上がり部の外側面又は内側面に、前記防蟻用断熱板の合成樹脂発泡板の他側面を密着させると同時に又は密着させた後、前記シート材の下縁部を前記布基礎に接着することにより取付けることにある。
【0006】
第2に、合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されかつ複数のアンカー孔を有するシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、建物の外周部分の所定位置に間隔を開けて互いに平行に保持された1対の型枠のいずれか一方の型枠の内面に前記シート材が当接するようにして前記防蟻用断熱板を配置した後、前記1対の型枠内にコンクリートを打設して布基礎の少なくとも立ち上がり部を施工すると同時に、前記シート材の下縁部をこの布基礎に埋設することにより取付けることにある。
【0007】
第3に、合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、建物の外周部分に施工された布基礎の立ち上がり部の外側面又は内側面に、前記防蟻用断熱板の合成樹脂発泡板の他側面を密着させると同時に又は密着させた後、前記シート材の下縁部を前記布基礎に接着することにより取付ける場合に、前記シート材の下縁部を前記布基礎に取付けた後、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を、前記布基礎上に載置された土台又はこの土台に固定された木材に取付けることにある。
第4に、合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、建物の外周部分の所定位置に間隔を開けて互いに平行に保持された1対の型枠のいずれか一方の型枠の内面に前記シート材が当接するようにして前記防蟻用断熱板を配置した後、前記1対の型枠内にコンクリートを打設して布基礎の少なくとも立ち上がり部を施工すると同時に、前記シート材の下縁部をこの布基礎に埋設することにより取付ける場合に、前記シート材の下縁部を前記布基礎に取付けた後、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を、前記布基礎上に載置された土台又はこの土台に固定された木材に取付けることにある。
【0008】
に、合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、建物の外周部分に施工された布基礎の立ち上がり部の外側面又は内側面に、前記防蟻用断熱板の合成樹脂発泡板の他側面を密着させると同時に又は密着させた後、前記シート材の下縁部を前記布基礎に接着することにより取付ける場合に、前記シート材の下縁部を前記布基礎に取付けた後、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を、前記布基礎上に載置される土台と布基礎との間に介在する気密パッキンの下に挟むことにある。
第6に、合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、建物の外周部分の所定位置に間隔を開けて互いに平行に保持された1対の型枠のいずれか一方の型枠の内面に前記シート材が当接するようにして前記防蟻用断熱板を配置した後、前記1対の型枠内にコンクリートを打設して布基礎の少なくとも立ち上がり部を施工すると同時に、前記シート材の下縁部をこの布基礎に埋設することにより取付ける場合に、前記シート材の下縁部を前記布基礎に取付けた後、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を、前記布基礎上に載置される土台と布基礎との間に介在する気密パッキンの下に挟むことにある。
【0009】
に、合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、建物の外周部分に施工された布基礎の立ち上がり部の外側面又は内側面に、前記防蟻用断熱板の合成樹脂発泡板の他側面を密着させると同時に又は密着させた後、前記シート材の下縁部を前記布基礎に接着することにより取付ける場合に、前記防蟻用断熱板を前記立ち上がり部に密着させると同時に、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を前記立ち上がり部に接着することにある。
【0010】
に、合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、建物の外周部分の所定位置に間隔を開けて互いに平行に保持された1対の型枠のいずれか一方の型枠の内面に前記シート材が当接するようにして前記防蟻用断熱板を配置した後、前記1対の型枠内にコンクリートを打設して布基礎の少なくとも立ち上がり部を施工すると同時に、前記シート材の下縁部をこの布基礎に埋設することにより取付ける場合に、前記シート材の下縁部を前記布基礎に埋設すると同時に、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を前記立ち上がり部に埋設することにある。
【0011】
に、合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、建物の外周部分の所定位置に間隔を開けて互いに平行に保持された1対の型枠のいずれか一方の型枠の内面に前記シート材が当接するようにして前記防蟻用断熱板を配置した後、前記1対の型枠内にコンクリートを打設して布基礎の少なくとも立ち上がり部を施工すると同時に、前記シート材の下縁部をこの布基礎に埋設することにより取付ける場合に、前記シート材の下縁部を前記布基礎に埋設した後、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を、前記布基礎の天端に施工されるならしモルタルに埋設することにある。
【0012】
10に、合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、建物の外周部分に施工された布基礎の立ち上がり部の外側面又は内側面に、前記防蟻用断熱板の合成樹脂発泡板の他側面を密着させると同時に又は密着させた後、前記シート材の下縁部を前記布基礎に接着することにより取付ける場合に、前記シート材の下縁部を前記布基礎に取付けた後、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を、前記布基礎の内方に盛り上げた盛土上に前記布基礎の天端面とその上面とがほぼ同じ高さとなるように施工された土間床の上面に接着することにある。
第11に、合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、建物の外周部分の所定位置に間隔を開けて互いに平行に保持された1対の型枠のいずれか一方の型枠の内面に前記シート材が当接するようにして前記防蟻用断熱板を配置した後、前記1対の型枠内にコンクリートを打設して布基礎の少なくとも立ち上がり部を施工すると同時に、前記シート材の下縁部をこの布基礎に埋設することにより取付ける場合に、前記シート材の下縁部を前記布基礎に取付けた後、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を、前記布基礎の内方に盛り上げた盛土上に前記布基礎の天端面とその上面とがほぼ同じ高さとなるように施工された土間床の上面に接着することにある。
【0013】
12に、合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、建物の外周部分に施工された布基礎の立ち上がり部の外側面又は内側面に、前記防蟻用断熱板の合成樹脂発泡板の他側面を密着させると同時に又は密着させた後、前記シート材の下縁部を前記布基礎に接着することにより取付ける場合に、前記シート材の下縁部を前記布基礎に取付けた後、前記シート材の上縁部を、前記布基礎の内方に盛り上げた盛土上に前記布基礎の天端面とその上面とがほぼ同じ高さとなるように施工される土間床に埋設することにある。
第13に、合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、建物の外周部分の所定位置に間隔を開けて互いに平行に保持された1対の型枠のいずれか一方の型枠の内面に前記シート材が当接するようにして前記防蟻用断熱板を配置した後、前記1対の型枠内にコンクリートを打設して布基礎の少なくとも立ち上がり部を施工すると同時に、前記シート材の下縁部をこの布基礎に埋設することにより取付ける場合に、前記シート材の下縁部を前記布基礎に取付けた後、前記シート材の上縁部を、前記布基礎の内方に盛り上げた盛土上に前記布基礎の天端面とその上面とがほぼ同じ高さとなるように施工される土間床に埋設することにある。
【0014】
14に、合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されかつ複数のアンカー孔を有するシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、建物のべた基礎の外周部分に施工された外周立ち上がり部の外側面又は内側面に、前記防蟻用断熱板の合成樹脂発泡板の他側面を密着させると同時に又は密着させた後、前記シート材の下縁部を前記外周立ち上がり部、この外周立ち上がり部の下方に施工された基礎スラブ、又はこの基礎スラブの下方に施工された捨てコンクリートに接着することにより取付けることにある。
【0015】
15に、合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されかつ複数のアンカー孔を有するシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、建物の外周部分の所定位置に立設された型枠の内面に前記シート材が当接するようにして前記防蟻用断熱板を配置した後、前記型枠の内方にコンクリートを打設して基礎スラブを施工すると同時に、前記シート材の下縁部をこの基礎スラブに埋設することにより取付けることにある。
【0016】
16に、合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、建物のべた基礎の外周部分に施工された外周立ち上がり部の外側面又は内側面に、前記防蟻用断熱板の合成樹脂発泡板の他側面を密着させると同時に又は密着させた後、前記シート材の下縁部を前記外周立ち上がり部、この外周立ち上がり部の下方に施工された基礎スラブ、又はこの基礎スラブの下方に施工された捨てコンクリートに接着することにより取付ける場合に、前記シート材の下縁部を前記基礎スラブに取付けた後、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を、前記基礎スラブの外周部分に施工した外周立ち上がり部上に載置された土台又はこの土台に固定された木材に取付けることにある。
第17に、合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、建物の外周部分の所定位置に立設された型枠の内面に前記シート材が当接するようにして前記防蟻用断熱板を配置した後、前記型枠の内方にコンクリートを打設して基礎スラブを施工すると同時に、前記シート材の下縁部をこの基礎スラブに埋設することにより取付ける場合に、前記シート材の下縁部を前記基礎スラブに取付けた後、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を、前記基礎スラブの外周部分に施工した外周立ち上がり部上に載置された土台又はこの土台に固定された木材に取付けることにある。
【0017】
18に、合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、建物のべた基礎の外周部分に施工された外周立ち上がり部の外側面又は内側面に、前記防蟻用断熱板の合成樹脂発泡板の他側面を密着させると同時に又は密着させた後、前記シート材の下縁部を前記外周立ち上がり部、この外周立ち上がり部の下方に施工された基礎スラブ、又はこの基礎スラブの下方に施工された捨てコンクリートに接着することにより取付ける場合に、前記シート材の下縁部を前記基礎スラブに取付けた後、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を、前記基礎スラブの外周部分に施工した外周立ち上がり部上に載置される土台と外周立ち上がり部との間に介在する気密パッキンの下に挟むことにある。
第19に、合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、建物の外周部分の所定位置に立設された型枠の内面に前記シート材が当接するようにして前記防蟻用断熱板を配置した後、前記型枠の内方にコンクリートを打設して基礎スラブを施工すると同時に、前記シート材の下縁部をこの基礎スラブに埋設することにより取付ける場合に、前記シート材の下縁部を前記基礎スラブに取付けた後、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を、前記基礎スラブの外周部分に施工した外周立ち上がり部上に載置される土台と外周立ち上がり部との間に介在する気密パッキンの下に挟むことにある。
【0018】
20に、合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、建物のべた基礎の外周部分に施工された外周立ち上がり部の外側面又は内側面に、前記防蟻用断熱板の合成樹脂発泡板の他側面を密着させると同時に又は密着させた後、前記シート材の下縁部を前記外周立ち上がり部、この外周立ち上がり部の下方に施工された基礎スラブ、又はこの基礎スラブの下方に施工された捨てコンクリートに接着することにより取付ける場合に、前記防蟻用断熱板を前記外周立ち上がり部に密着させると同時に、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を前記外周立ち上がり部に接着することにある。
【0019】
21に、合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、建物の外周部分の所定位置に立設された型枠の内面に前記シート材が当接するようにして前記防蟻用断熱板を配置した後、前記型枠の内方にコンクリートを打設して基礎スラブを施工すると同時に、前記シート材の下縁部をこの基礎スラブに埋設することにより取付ける場合に、前記シート材の下縁部を前記基礎スラブに埋設した後、この基礎スラブ上に前記一の型枠から所定間隔を開けて他の型枠を互いに平行に保持し、この1対の型枠内にコンクリートを打設して外周立ち上がり部を施工すると同時に、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部をこの外周立ち上がり部に埋設することにある。
【0020】
22に、合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、建物の外周部分の所定位置に立設された型枠の内面に前記シート材が当接するようにして前記防蟻用断熱板を配置した後、前記型枠の内方にコンクリートを打設して基礎スラブを施工すると同時に、前記シート材の下縁部をこの基礎スラブに埋設することにより取付ける場合に、前記シート材の下縁部を前記基礎スラブに埋設した後、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を、前記基礎スラブの外周部分に施工した外周立ち上がり部の天端に施工されるならしモルタルに埋設することにある。
【0021】
23に、合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されかつ複数のアンカー孔を有するシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、建物の基礎スラブの外側面に、前記防蟻用断熱板の合成樹脂発泡板の他側面を密着させると同時に又は密着させた後、前記シート材の下縁部を前記基礎スラブ又はこの基礎スラブの下方に施工された捨てコンクリートに接着することにより取付けることにある。
【0022】
24に、合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、建物の外周部分の所定位置に立設された型枠の内面に前記シート材が当接するようにして前記防蟻用断熱板を配置した後、前記型枠の内方にコンクリートを打設して基礎スラブを施工すると同時に、前記シート材の下縁部をこの基礎スラブに埋設することにより取付ける場合に、前記シート材の下縁部を前記基礎スラブに取付けた後、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を、前記基礎スラブの外周部分に載置された土台又はこの土台に固定された木材に取付けることにある。
第25に、合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、建物の基礎スラブの外側面に、前記防蟻用断熱板の合成樹脂発泡板の他側面を密着させると同時に又は密着させた後、前記シート材の下縁部を前記基礎スラブ又はこの基礎スラブの下方に施工された捨てコンクリートに接着することにより取付ける場合に、前記シート材の下縁部を前記基礎スラブに取付けた後、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を、前記基礎スラブの外周部分に載置された土台又はこの土台に固定された木材に取付けることにある。
【0023】
26に、合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、建物の外周部分の所定位置に立設された型枠の内面に前記シート材が当接するようにして前記防蟻用断熱板を配置した後、前記型枠の内方にコンクリートを打設して基礎スラブを施工すると同時に、前記シート材の下縁部をこの基礎スラブに埋設することにより取付ける場合に、前記シート材の下縁部を前記基礎スラブに取付けた後、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を、前記基礎スラブの外周部分に載置される土台と基礎スラブとの間に介在する気密パッキンの下に挟むことにある。
第27に、合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、建物の基礎スラブの外側面に、前記防蟻用断熱板の合成樹脂発泡板の他側面を密着させると同時に又は密着させた後、前記シート材の下縁部を前記基礎スラブ又はこの基礎スラブの下方に施工された捨てコンクリートに接着することにより取付ける場合に、前記シート材の下縁部を前記基礎スラブに取付けた後、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を、前記基礎スラブの外周部分に載置される土台と基礎スラブとの間に介在する気密パッキンの下に挟むことにある。
【0024】
28に、合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、建物の基礎スラブの外側面に、前記防蟻用断熱板の合成樹脂発泡板の他側面を密着させると同時に又は密着させた後、前記シート材の下縁部を前記基礎スラブ又はこの基礎スラブの下方に施工された捨てコンクリートに接着することにより取付ける場合に、前記防蟻用断熱板を前記基礎スラブに密着させると同時に、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を前記基礎スラブに接着することにある。
【0025】
29に、合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、建物の外周部分の所定位置に立設された型枠の内面に前記シート材が当接するようにして前記防蟻用断熱板を配置した後、前記型枠の内方にコンクリートを打設して基礎スラブを施工すると同時に、前記シート材の下縁部をこの基礎スラブに埋設することにより取付ける場合に、前記シート材の下縁部を前記基礎スラブに埋設すると同時に、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部をこの基礎スラブに埋設することにある。
【0026】
30に、前記シート材の下縁部を前記合成樹脂発泡板の少なくとも下端にあらかじめ取付けておくことにある。
31に、前記シート材の下縁部を前記合成樹脂発泡板の下端及び他側面にあらかじめ取付けておくことにある。
【0027】
32に、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を前記合成樹脂発泡板の少なくとも上端にあらかじめ取付けておくことにある。
【0028】
33に、前記シート材の一縁部と前記合成樹脂発泡板の一端とを揃えておくと共に、前記合成樹脂発泡板の他端から所定長さ突出したシート材の他縁部を、横方向に相隣接して配置された防蟻用断熱板のシート材の一縁部に重合して取付けることにある。
【0029】
34に、前記シート材が可撓性を有することにある。
【0030】
35に、前記シート材が、少なくともいずれかの方向において前記白アリの頭部横断面の最大寸法の2倍以下の寸法である複数のアンカー孔を有することにある
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1乃至図8に示すように、第1実施形態に係る防蟻用断熱板1の施工方法は、例えば、合成樹脂発泡板2の一側面2aを、白アリ3の分泌物に耐性のステンレスメッシュ(シート材)4で前記合成樹脂発泡板2の下端2dからこのステンレスメッシュ4の下縁部4dが所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板1の施工方法であって、建物A1の外周部分に施工された布基礎5の立ち上がり部6の外側面6aに、前記防蟻用断熱板1の合成樹脂発泡板2の他側面2bを密着させた後、前記ステンレスメッシュ4の下縁部4dを前記布基礎5のベース部7に接着することにより取付けるものである。
【0032】
前記防蟻用断熱板1は、図1乃至図3に示すように、例えば矩形板状に形成された合成樹脂発泡板2の一側面2a全体を、白アリ3の分泌物に耐性の耐腐食性材料であるステンレスで構成され且つ複数の編み目(アンカー孔)8を有するステンレスメッシュ4で被覆したものであり、前記合成樹脂発泡板2の下端2dからステンレスメッシュ4の下縁部4dが所定長さ突出している。同様に、合成樹脂発泡板2の上端2cからも、ステンレスメッシュ4の上縁部4cが所定長さ突出している。また、合成樹脂発泡板2の一端2eとステンレスメッシュ4の一縁部4eとは揃えられていると共に、合成樹脂発泡板2の他端2fからはステンレスメッシュ4の他縁部4fが所定長さ突出している。
【0033】
前記合成樹脂発泡板2は、例えば、幅180cm、高さ60cm、厚さ5cm程度その他の大きさに形成され、その材質としては、発泡ポリプロピレン、発泡ポリエチレン等に代表される発泡ポリオレフィンの他、発泡ポリスチレン、発泡ポリウレタン、発泡ポリ塩化ビニル等の各種の合成樹脂の発泡板が挙げられる。
【0034】
前記白アリ3とは、ゴキブリに近縁の社会生活をする不完全変態の昆虫であって、シロアリ目(等翅類)Isopteraの総称である。このような白アリ3としては、例えば、ヤマトシロアリやイエシロアリ等の各種の白アリが挙げられる。また、この白アリ3は、図3に示すように、非変形性の堅い頭部3aを有する一方、頭部3aより横断面の最大寸法が少し大きいと共に、比較的柔らかくて弱い体部3bを有している。
【0035】
前記ステンレスメッシュ4は、図2に示すように、例えば、白アリ3の分泌物に耐性で且つ少なくとも約70のショア硬度を有する耐腐食性材料であるステンレス鋼ワイヤー9から製織されて可撓性を有している。
【0036】
なお、耐腐食性材料としては、ステンレスに限定されるものではなく、白アリ3から放出されるギ酸等の分泌物に耐性で且つ白アリ3が噛み砕くことができない硬さ、好ましくは少なくとも約70のショア硬度を有すると共に、使用環境下で数十年の耐用年数を有するものであれば、セラミックス、ガラス、合成樹脂、金属等の各種の材料を使用することができる。
【0037】
また、複数のアンカー孔を有するシート材としては、この実施形態のようなステンレスメッシュ4の他、例えば複数の円状等のアンカー孔を打ち抜いて形成したパンチングメタルや、あるいは複数のシャーリング溝等を形成することによって設けた複数のアンカー孔を有する金属シート等が挙げられる。
【0038】
上記のように構成される合成樹脂発泡板2とステンレスメッシュ4とは、部分的又は全面的に接着又は熱溶着されて、あらかじめ一体化されている。そのため、合成樹脂発泡板2とステンレスメッシュ4等のシート材とを別々に取付ける場合に比べて、施工の合理化を図ることができるという利点がある。
【0039】
このように、シート材が前記編み目8等の複数のアンカー孔を有する場合には、アンカー効果によりこれら合成樹脂発泡板2とシート材とをより強固に一体化できると共に、シート材の下縁部4dや上縁部4cも布基礎5等により強固に接着等できるという利点がある。
【0040】
なお、アンカー孔の寸法としては、少なくともいずれかの方向において、前記白アリ3の頭部3aの横断面の最大寸法Hの2倍以下としておくのが望ましい。即ち、前記最大寸法Hは、例えばイエシロアリの職蟻で1.1〜1.25mm程度、ヤマトシロアリの職蟻で1.0〜1.2mm程度であるので、ヤマトシロアリが生息する地域では、アンカー孔の寸法を少なくともいずれかの方向において2.4mm程度以下としておくのが望ましい。このアンカー孔の形状は特に限定されるものではなく、矩形状や円状等の適宜の形状とすることができる。要するに、アンカー孔の寸法が、いずれか一方向、あるいは2以上の方向において2H以下であればよい。
【0041】
このように、アンカー孔の寸法が2H以下である場合には、白アリ3の柔らかい体部3b等がアンカー孔に接触するような寸法であり、白アリ3がそれを嫌うので、シート材から合成樹脂発泡板2の内部へ白アリ3が侵入するのを防止することができる。また、アンカー孔の寸法を比較的大きくできるので、シート材の材料コストを低減化できると共に、寸法精度も低くてよいために製造も簡単であるという利点がある。
【0042】
また、アンカー孔の寸法が2Hを超えるが3H以下である場合には、シート材に、少なくともセメントと細骨材とを含有する例えばモルタルや接着セメント等の表面材を塗布しておけば、前記細骨材等により白アリ3の通り抜けを阻止することができる。アンカー孔の寸法が3Hを超える場合には、表面材を塗布しておいても白アリ3が通り抜ける可能性があるので好ましくない。なお、2H以下の場合でも、表面材を塗布しておいても差し支えない。
【0043】
前記表面材には、強度、耐クラック性、接着性、水密性、耐摩耗性等を向上させるために、前記接着セメントに含有されるセメント接着剤等のポリマーを添加しておくのが望ましく、また、必要に応じて例えば亜鉛や銅、あるいは亜鉛化合物や銅化合物等の白アリ忌避剤を添加しておいてもよい。この表面材は、合成樹脂発泡板にシート材を接着又は熱溶着等して一体化してから塗布してもよいし、あるいは合成樹脂発泡板にこの表面材でシート材を接着してもよい。
【0044】
更に、シート材がステンレスメッシュ4等のように可撓性を有する場合には、取扱い易いので防蟻用断熱板1をより簡単に製造できると共に、建築現場での賦形等が可能であるので防蟻用断熱板1の施工も簡単であるという利点がある。
【0045】
なお、このような可撓性を有するシート材としては、ステンレスメッシュ4の他、例えば合成樹脂や金属等の比較的薄いシート等が挙げられ、また複数のアンカー孔を有するものでもよい。シート材が可撓性を有さない場合には、合成樹脂発泡板2から突出する下縁部4dや上縁部4c等は、防蟻用断熱板1を施工しようとする箇所の形状に合わせてあらかじめ適宜の形状に形成等しておけばよい。
【0046】
このようにして製造される防蟻用断熱板1を施工するには、図4乃至図8に示すように、まず、建築しようとする建物A1の外周部分に施工された布基礎5の立ち上がり部6の例えば外側面6aに、当該防蟻用断熱板1の合成樹脂発泡板2の他側面2bを接着剤等で密着させる。
【0047】
なお、外周部分の布基礎5の内方には、この実施形態のような間仕切基礎等の布基礎10と共に又は布基礎10に代えて、独立基礎等を設けておいてもよい。
【0048】
ここで、合成樹脂発泡板2の下端2dを布基礎5のベース部7に密着させる場合には、ステンレスメッシュ4の下縁部4dを例えば外方へ折曲等すればよい。
【0049】
また、図6に示すように、合成樹脂発泡板2の他端2fから所定長さ突出したステンレスメッシュ4の他縁部4fを、横方向に相隣接して配置された防蟻用断熱板1のステンレスメッシュ4の一縁部4eに重合して取付ければ、相隣接する防蟻用断熱板1の間の隙間を閉塞することができ、そのため白アリ3の侵入をより効果的に防止できるという利点がある。なお、ステンレスメッシュ4の重合部分11は、釘、ビス、ステープル等の止着部材で止着したり、必要に応じて更に接着セメント等で接着したりしておくのが望ましい。
【0050】
防蟻用断熱板1を立ち上がり部6に密着させた後は、図7に示すように、ステンレスメッシュ4の下縁部4dを布基礎5の例えばベース部7に接着セメント12等で接着する。なお、接着前には、必要に応じて釘等の止着部材で仮止めしてもよいし、また接着セメント12に代えて、例えばモルタル等を使用してもよい。
【0051】
なお、ステンレスメッシュ4の下縁部4dは、合成樹脂発泡板2の下端2dを巻き込むように内方へ折曲しておいて、防蟻用断熱板1を密着させると同時に立ち上がり部6やベース部7に接着してもよい。また、合成樹脂発泡板2の下端2dをベース部7に密着させない場合には、ステンレスメッシュ4の下縁部4dを立ち上がり部6のみに接着してもよい。
【0052】
いずれにしても、上記のような操作により防蟻用断熱板1を簡単に取付けることができると共に、ステンレスメッシュ4等のシート材の下縁部4dを布基礎5の所定箇所に接着すれば、シート材の下縁部4dと布基礎5との間に隙間が形成されないので、白アリ3の侵入を確実に防止できるという利点がある。
【0053】
次いで、図8に示すように、布基礎5上に軸組B等を施工した後、合成樹脂発泡板2の上端2cから所定長さ突出したステンレスメッシュ4の上縁部4cを、防蟻用断熱板1の上方の断熱板13を支持する受け材(木材)14等に例えば釘15、ビス、ステープル等の止着部材等で取付ける。なお、この止着部材は、必要に応じて例えば銅、亜鉛、黄銅等で構成したり、あるいは含有させたりして、白アリ忌避効果を発揮させるようにしておいてもよい。
【0054】
また、防蟻用断熱板1は、立ち上がり部6の外側面6aに密着させる場合に限定されるものではなく、図9に示すように、立ち上がり部6の内側面6bに密着させてもよいし、あるいは立ち上がり部6の両側面6a,6bに密着させてもよい。更に、ステンレスメッシュ4の上縁部4cは、図9のように土台16に直接取付けてもよいし、あるいは、図示しない土台水切り内の木材等に取付けてもよい。
【0055】
このように、合成樹脂発泡板2の上端2cからステンレスメッシュ4等のシート材の上縁部4cを所定長さ突出させておき、この上縁部4cを土台16やこの土台16に固定された木材に取付ければ、合成樹脂発泡板2の内部への白アリ3の侵入を確実に防止できるという利点がある。そのため、白アリ3が合成樹脂発泡板2の内部を通過して建物A1の軸組B等へ侵入するのを防止することができる。
【0056】
図10及び図11に示すように、第2実施形態に係る防蟻用断熱板21の施工方法は、第1実施形態と同様にしてステンレスメッシュ4の下縁部4dを布基礎5に接着した後、合成樹脂発泡板2の上端2cからより長く突出したステンレスメッシュ4の上縁部4cを、布基礎5上に載置される土台16と布基礎5との間に介在する気密パッキン22の下に挟むものである。
【0057】
このように、ステンレスメッシュ4等のシート材の上縁部4cを気密パッキン22の下に挟めば、合成樹脂発泡板2の上端2cが被覆されることになるので、万が一合成樹脂発泡板2の内部に白アリ3が侵入した場合でも、シート材により白アリ3の進行が阻止されて上方の軸組B等へ侵入することがない。また、合成樹脂発泡板2と立ち上がり部6の間に隙間が形成されている場合でも、白アリ3の侵入を確実に防止することができる。
【0058】
図12乃至図14に示すように、第3実施形態に係る防蟻用断熱板31の施工方法は、建物A1の外周部分の所定位置に間隔を開けて互いに平行に保持された1対の型枠32,33の例えば外方側の型枠32の内面32aにステンレスメッシュ4が当接するようにして防蟻用断熱板31を配置した後、前記1対の型枠32,33内にコンクリートを打設して布基礎5の例えば立ち上がり部6を施工すると同時に、前記ステンレスメッシュ4の下縁部4dをこの立ち上がり部6に埋設することにより取付けるものである。
【0059】
なお、この実施形態のように、ベース部7を施工してから立ち上がり部6を打設する場合には、ステンレスメッシュ4の下縁部4dは、防蟻用断熱板31を配置する際に又はあらかじめ合成樹脂発泡板2の下端2dを巻き込むように折曲等しておけばよい。ベース部7と立ち上がり部6とを同時に打設する場合には、前記1対の型枠32,33に加えてベース部7用の型枠(図示せず)も所定位置に配置しておけばよく、この場合には、ステンレスメッシュ4の下縁部4dが下方に突出した状態でベース部7に埋設してもよい。また、防蟻用断熱板31は、外方側の型枠32の内面32aに代えて又は型枠32の内面32aと共に、内方側の型枠33の内面33aに配置してもよい。更に、型枠32,33としては、鋼製型枠や合板型枠等の各種の型枠を使用できる。
【0060】
上記のようにしてステンレスメッシュ4等の下縁部4dを布基礎5に埋設すれば、第1実施形態と同様、防蟻用断熱板31を簡単に取付けることができると共に、シート材の下縁部4dと布基礎5との間に隙間が形成されないので、白アリ3の侵入を確実に防止できるという利点がある。
【0061】
また、この実施形態のように、ステンレスメッシュ4の下縁部4dを布基礎5に埋設した後、より長く突出したステンレスメッシュ4の上縁部4cを、布基礎5の天端に施工されるならしモルタル34に埋設すれば、第2実施形態と同様、合成樹脂発泡板2の上端2cがシート材により被覆されることになるので、万が一合成樹脂発泡板2の内部に白アリ3が侵入した場合でも、シート材により白アリ3の進行が阻止される。また、合成樹脂発泡板2と立ち上がり部6との間に隙間が形成されている場合でも、白アリ3の侵入を確実に防止することができる。
【0062】
なお、ならしモルタル34ではなく、シート材の下縁部4dを布基礎5に埋設すると同時に、この布基礎5にシート材の上縁部4cを埋設する場合も同様である。
【0063】
図15及び図16に示すように、第4実施形態に係る防蟻用断熱板41の施工方法は、第2実施形態と同様にしてステンレスメッシュ4の上縁部4cを気密パッキン22の下に挟む前に、布基礎5の内方に盛り上げた盛土42上に前記布基礎5の天端面5cとその上面43cとがほぼ同じ高さとなるように施工された土間床43の上面43cに接着セメント12等で接着するものである。
【0064】
なお、盛土42上には、この実施形態のような目つぶし砂利44の他又は目つぶし砂利44と共に、防湿フィルムや断熱材等を敷設しておいてもよい。断熱材を敷設する場合には、この断熱材の下面等もステンレスメッシュ4等のシート材で被覆しておくのが望ましい。
【0065】
このように、ステンレスメッシュ4等のシート材の上縁部4cを土間床43の上面43cに接着すれば、床下空間を有さない建物A2において、白アリ3が合成樹脂発泡板2の内部を通過して軸組Bや床組C等へ侵入するのを防止できると共に、土間床43と立ち上がり部6の打ち継ぎ部分45からの白アリ3の侵入をも防止できるという利点がある。
【0066】
図17及び図18に示すように、第5実施形態に係る防蟻用断熱板51の施工方法は、第4実施形態において、ステンレスメッシュ4の上縁部4cを土間床43の打設と同時にこの土間床43に埋設するものである。
【0067】
この場合も第4実施形態と同様、床下空間を有さない建物A2における土間床43と立ち上がり部6の打ち継ぎ部分45からの白アリ3の侵入をも防止することができる。
【0068】
図19及び図20に示すように、第6実施形態に係る防蟻用断熱板61の施工方法は、第1実施形態と同様にして防蟻用断熱板61を立ち上がり部6の内側面6bに密着させた場合において、ステンレスメッシュ4の上縁部4cを土間床43の上面43cに接着セメント12等で接着するものである。
【0069】
このように、ステンレスメッシュ4等のシート材の上縁部4cを土間床43の上面43cに接着すれば、既述の効果に加え、床下空間を有さない建物A2における土間床43と防蟻用断熱板61の打ち継ぎ部分65からの白アリ3の侵入をも防止できるという利点がある。
【0070】
図21及び図22に示すように、第7実施形態に係る防蟻用断熱板71の施工方法は、第6実施形態において、合成樹脂発泡板2の一側面2aの所定高さまでの範囲を被覆したステンレスメッシュ4の上縁部4cを土間床43の打設と同時にこの土間床43に埋設するものである。
【0071】
なお、ステンレスメッシュ4の上縁部4cは、この実施形態のように、土間床43を打設する前にあらかじめ内方へ折曲しておくのが望ましい。また、第4乃至第6実施形態のように、ステンレスメッシュ4の上縁部4cが合成樹脂発泡板2の上端2cから所定長さ突出するように被覆しておいてもよい。
【0072】
この場合も第6実施形態と同様、床下空間を有さない建物A2における土間床43と防蟻用断熱板71の打ち継ぎ部分65からの白アリ3の侵入をも防止することができる。
【0073】
以上の第4乃至第7実施形態においては、ステンレスメッシュ4の下縁部4dをベース部7に接着しているが、これに限定されるものではなく、第3実施形態のように、布基礎5に埋設しておいてもよい。
【0074】
図23乃至図25に示すように、第8実施形態に係る防蟻用断熱板81の施工方法は、建物A1の外周部分の所定位置に立設された型枠32の内面32aにステンレスメッシュ4が当接するようにして防蟻用断熱板81を配置した後、前記型枠32の内方にコンクリートを打設して基礎スラブ82を施工すると同時に、前記ステンレスメッシュ4の下縁部4dをこの基礎スラブ82に埋設することにより取付けるものである。
【0075】
このように、ステンレスメッシュ4等のシート材の下縁部4dを基礎スラブ82に埋設すれば、シート材と基礎スラブ82との間に隙間が形成されないので、白アリ3の侵入を確実に防止できるという利点がある。
【0076】
ステンレスメッシュ4の下縁部4dを基礎スラブ82に埋設した後は、図24に示すように、この基礎スラブ82上に前記一の型枠32から所定間隔を開けて他の型枠33を互いに平行に保持し、この1対の型枠32,33内にコンクリートを打設して外周立ち上がり部83を施工すればよい。
【0077】
ステンレスメッシュ4の上縁部4cは、第1実施形態と同様、図25に示すように、外周立ち上がり部83上に載置された土台16に固定した受け材14等に取付ければよい。又は、第2及び第3実施形態と同様、気密パッキン22の下に挟んだり、あるいは外周立ち上がり部83の天端に施工されるならしモルタル(図示せず)に埋設してもよい。更に、上記のようにして外周立ち上がり部83を打設すると同時に、この外周立ち上がり部83に埋設してもよい。
【0078】
なお、基礎スラブ82と外周立ち上がり部83とからなるべた基礎84の構成としては、この実施形態に限定されるものではなく、例えば図26に示すように、基礎スラブ82の外周部分が厚肉とされたもの等であってもよい。
【0079】
また、防蟻用断熱板81は、べた基礎84を施工した後で外周立ち上がり部83の外側面83aや内側面83b等に密着させてもよく、この場合、ステンレスメッシュ4等のシート材の下縁部4dは、防蟻用断熱板81を外周立ち上がり部83等に密着させると同時に又は密着させた後、外周立ち上がり部83、基礎スラブ82、又は基礎スラブの下方に施工された捨てコンクリート(図示せず)に接着すればよい。この場合も、シート材の下縁部4dを基礎スラブ82に埋設する場合と同様、シート材と外周立ち上がり部83、基礎スラブ82、又は捨てコンクリートとの間に隙間が形成されないので、白アリ3の侵入を確実に防止できるという利点がある。
【0080】
図27及び図28に示すように、第9実施形態に係る防蟻用断熱板91の施工方法は、床下空間を有さない建物A2の基礎スラブ92の外側面92aに、防蟻用断熱板91の合成樹脂発泡板2の他側面2bを密着させた後、ステンレスメッシュ4の下縁部4dを例えば前記基礎スラブ92の下方に施工された捨てコンクリート95に接着することにより取付けるものである。
【0081】
なお、ステンレスメッシュ4等のシート材の下縁部4dは、前記基礎スラブ92に接着してもよいし、また防蟻用断熱板91の密着と同時に基礎スラブ92や捨てコンクリート95に接着してもよい。
【0082】
このように、シート材の下縁部4dを基礎スラブ92や捨てコンクリート95に接着すれば、シート材と基礎スラブ92等との間に隙間が形成されないので、白アリ3の侵入を確実に防止できるという利点がある。
【0083】
シート材の上縁部4cは、図28に示すように、気密パッキン22の下に挟んでもよいし、あるいは第8実施形態のように土台16に固定した受け材14等に取付けてもよい。
【0084】
なお、防蟻用断熱板91は、第8実施形態と同様にして基礎スラブ92の打設と同時にこの基礎スラブ92の外側面92aに密着するようにしてもよい。また、シート材の下縁部4dや上縁部4cも、基礎スラブ92の打設と同時にこの基礎スラブ92に埋設してもよい。
【0085】
ここで、以上の第1乃至第9実施形態において、図29に示すように、ステンレスメッシュ4等の下縁部4dを合成樹脂発泡板2の少なくとも下端2dにあらかじめ接着又は熱溶着により取付けておけば、施工の合理化を図ることができるという利点がある。
【0086】
図29に示す例のように、防蟻用断熱板81又は防蟻用断熱板1,21,31,41,51,61,71,91を外周立ち上がり部83等に密着させると同時に、ステンレスメッシュ4等の下縁部4dを基礎スラブ82,92や、あるいは外周立ち上がり部83、布基礎5の立ち上がり部6に接着する場合には、この下縁部4dを、合成樹脂発泡板2の下端2dに加えて他側面2bにも取付けておくのが望ましい。この場合には、施工の合理化をより効果的に図ることができるという利点がある。
【0087】
また、前記下縁部4dを基礎スラブ82,92又は布基礎5の立ち上がり部6に埋設する場合には、この下縁部4dを合成樹脂発泡板2の他側面2bにも取付けた状態で埋設してもよいし、あるいは第3及び第8実施形態のように、合成樹脂発泡板2の他側面2bからは離した状態で埋設してもよい。
【0088】
なお、前記下縁部4dを基礎スラブ82,92の下方に施工された捨てコンクリート95に接着する場合や、あるいは布基礎5のベース部7に接着又は埋設する場合には、この下縁部4dを合成樹脂発泡板2の下端2dに取付けた状態でこの合成樹脂発泡板2の他側面2bからは突出しない長さに形成しておいてもよい。
【0089】
また、合成樹脂発泡板2の上端2cから所定長さ突出したステンレスメッシュ4等の上縁部4cを合成樹脂発泡板2の少なくとも上端2cにあらかじめ取付けておく場合も同様に、施工の合理化を図ることができるという利点がある。
【0090】
この場合も上記と同様、防蟻用断熱板1,21,31,41,51,61,71,81,91を外周立ち上がり部83等に密着させると同時に、ステンレスメッシュ4等の上縁部4cを外周立ち上がり部83、布基礎5の立ち上がり部6、又は基礎スラブ82,92に接着する場合には、前記上縁部4cを、合成樹脂発泡板2の上端2cに加えて他側面2bにも取付けておくのが望ましい。このように、シート材の上縁部4cを立ち上がり部6、外周立ち上がり部83、又は基礎スラブ82,92に接着すれば、この上縁部4cの取付けが簡単であると共に、合成樹脂発泡板2と立ち上がり部6等との間に隙間が形成されている場合でも、白アリ3の侵入を確実に防止することができる。
【0091】
これに対し、前記上縁部4cを土台16等に取付ける場合、気密パッキン22の下に挟む場合、ならしモルタル34に埋設する場合、あるいは土間床43に接着又は埋設する場合には、この上縁部4cを合成樹脂発泡板2の他側面2bからは離した状態としておけばよい。なお、前記上縁部4cを布基礎5の立ち上がり部6、外周立ち上がり部83、又は基礎スラブ82,92に埋設する場合には、合成樹脂発泡板2の他側面2bにも取付けておいてもよいし、あるいは他側面2bからは離した状態としておいてもよい。
【0092】
【発明の効果】
以上のように、請求項1の発明によれば、前記布基礎の立ち上がり部の外側面又は内側面に、前記防蟻用断熱板の合成樹脂発泡板の他側面を密着すると同時に又は密着させた後、前記シート材の下縁部を前記布基礎に接着することにより取付けるので、防蟻用断熱板の施工が簡単であり、合成樹脂発泡板とシート材とを別々に取付ける場合に比べて、施工の合理化を図ることができるという利点がある。また、シート材の下縁部と布基礎との間に隙間が形成されないので、白アリの侵入を確実に防止できるという利点がある。
【0093】
請求項2の発明によれば、前記1対の型枠のいずれか一方の型枠の内面に前記シート材が当接するようにして前記防蟻用断熱板を配置した後、前記1対の型枠内にコンクリートを打設して布基礎の少なくとも立ち上がり部を施工すると同時に、前記シート材の下縁部をこの布基礎に埋設することにより取付けるので、請求項1の効果と同様、防蟻用断熱板の施工が簡単であるという利点がある。また、シート材の下縁部と布基礎との間に隙間が形成されないので、白アリの侵入を確実に防止できるという利点がある。
【0094】
請求項3、請求項4、請求項16、請求項17、請求項24、及び請求項25の発明によれば、前記シート材の下縁部を前記布基礎、外周立ち上がり部、又は基礎スラブに取付けた後、前記シート材の上縁部を前記土台又はこの土台に固定された木材に取付けるので、合成樹脂発泡板の内部への白アリの侵入を確実に防止できるという利点がある。そのため、白アリが合成樹脂発泡板の内部を通過して建物の軸組や床組等へ侵入するのを防止することができる。
【0095】
請求項5、請求項6、請求項18、請求項19、請求項26、及び請求項27の発明によれば、前記シート材の下縁部を前記布基礎、外周立ち上がり部、又は基礎スラブに取付けた後、前記シート材の上縁部を前記気密パッキンの下に挟むので、万が一合成樹脂発泡板の内部に白アリが侵入した場合でも、シート材により白アリの進行が阻止されて上方の軸組等へ侵入することがないという利点がある。また、合成樹脂発泡板と立ち上がり部の間に隙間が形成されている場合でも、白アリの侵入を確実に防止することができる。
【0096】
請求項7、請求項20、及び請求項28の発明によれば、前記防蟻用断熱板を前記立ち上がり部等に密着させると同時に、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を前記立ち上がり部、外周立ち上がり部、又は基礎スラブに接着するので、前記シート材の上縁部の取付けが簡単であると共に、合成樹脂発泡板と立ち上がり部、外周立ち上がり部、又は基礎スラブとの間に隙間が形成されている場合でも、白アリの侵入を確実に防止することができる。
【0097】
請求項8、請求項21、及び請求項29の発明によれば、前記シート材の下縁部を前記布基礎、外周立ち上がり部、又は基礎スラブに埋設すると同時に、前記シート材の上縁部を前記布基礎、外周立ち上がり部、又は基礎スラブに埋設するので、請求項5、請求項6、請求項18、請求項19、請求項26、及び請求項27の効果と同様、万が一合成樹脂発泡板の内部に白アリが侵入した場合でも、シート材により白アリの進行が阻止されるという利点がある。また、合成樹脂発泡板と立ち上がり部との間に隙間が形成されている場合でも、白アリの侵入を確実に防止することができる。
【0098】
請求項9及び請求項22の発明によれば、前記シート材の下縁部を前記布基礎又は基礎スラブに埋設した後、前記シート材の上縁部を前記ならしモルタルに埋設するので、請求項5、請求項6、請求項18、請求項19、請求項26、請求項27、請求項8、請求項21、及び請求項29の効果と同様、万が一合成樹脂発泡板の内部に白アリが侵入した場合でも、シート材により白アリの進行が阻止されるという利点がある。また、合成樹脂発泡板と立ち上がり部との間に隙間が形成されている場合でも、白アリの侵入を確実に防止することができる。
【0099】
請求項10及び請求項11の発明によれば、前記シート材の下縁部を前記布基礎に取付けた後、前記シート材の上縁部を前記土間床の上面に接着するので、床下空間を有さない建物において、白アリが合成樹脂発泡板の内部を通過して軸組や床組等へ侵入するのを防止できると共に、土間床と立ち上がり部の打ち継ぎ部分又は土間床と防蟻用断熱板の打ち継ぎ部分からの白アリの侵入をも防止できるという利点がある。
【0100】
請求項12及び請求項13の発明によれば、前記シート材の下縁部を前記布基礎に取付けた後、前記シート材の上縁部を前記土間床に埋設するので、請求項10及び請求項11の効果と同様、床下空間を有さない建物における土間床と立ち上がり部の打ち継ぎ部分又は土間床と防蟻用断熱板の打ち継ぎ部分からの白アリの侵入をも防止することができる。
【0101】
請求項14の発明によれば、前記外周立ち上がり部の外側面又は内側面に前記防蟻用断熱板の合成樹脂発泡板の他側面を密着させると同時に又は密着させた後、前記シート材の下縁部を前記外周立ち上がり部、基礎スラブ、又は捨てコンクリートに接着することにより取付けるので、シート材と外周立ち上がり部、基礎スラブ、又は捨てコンクリートとの間に隙間が形成されず、そのため白アリの侵入を確実に防止できるという利点がある。
【0102】
請求項15の発明によれば、建物の外周部分の所定位置に立設された型枠の内面に前記シート材が当接するようにして前記防蟻用断熱板を配置した後、前記型枠の内方にコンクリートを打設して基礎スラブを施工すると同時に、前記シート材の下縁部をこの基礎スラブに埋設することにより取付けるので、シート材と基礎スラブとの間に隙間が形成されず、そのため白アリの侵入を確実に防止できるという利点がある。
【0103】
請求項23の発明によれば、建物の基礎スラブの外側面に、前記防蟻用断熱板の合成樹脂発泡板の他側面を密着させると同時に又は密着させた後、前記シート材の下縁部を前記基礎スラブ又は捨てコンクリートに接着することにより取付けるので、シート材と基礎スラブ又は捨てコンクリートとの間に隙間が形成されず、そのため白アリの侵入を確実に防止できるという利点がある。
【0104】
請求項30の発明によれば、前記シート材の下縁部を前記合成樹脂発泡板の少なくとも下端にあらかじめ取付けておくので、施工の合理化を図ることができるという利点がある。
請求項31の発明によれば、前記シート材の下縁部を前記合成樹脂発泡板の下端及び他側面にあらかじめ取付けておくので、施工の合理化をより効果的に図ることができるという利点がある。
【0105】
請求項32の発明によれば、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を前記合成樹脂発泡板の少なくとも上端にあらかじめ取付けておくので、請求項30の効果と同様、施工の合理化を図ることができるという利点がある。
【0106】
請求項33の発明によれば、前記シート材の一縁部と前記合成樹脂発泡板の一端とを揃えておくと共に、前記合成樹脂発泡板の他端から所定長さ突出したシート材の他縁部を、横方向に相隣接して配置された防蟻用断熱板のシート材の一縁部に重合して取付けるので、相隣接する防蟻用断熱板の間の隙間を閉塞することができ、そのため白アリの侵入をより効果的に防止できるという利点がある。
【0107】
請求項34の発明によれば、前記シート材が可撓性を有するので、取扱い易くて防蟻用断熱板をより簡単に製造できると共に、建築現場での賦形等が可能で防蟻用断熱板の施工も簡単であるという利点がある。
【0108】
請求項35の発明によれば、前記シート材が、少なくともいずれかの方向において前記白アリの頭部横断面の最大寸法の2倍以下の寸法である複数のアンカー孔を有するので、アンカー効果により合成樹脂発泡板とシート材とをより強固に一体化できると共に、シート材の下縁部や上縁部も布基礎、べた基礎、又は基礎スラブにより強固に接着又は埋設できるという利点がある。また、白アリの柔らかい体部等がアンカー孔に接触するような寸法であり、白アリがそれを嫌うので、シート材から合成樹脂発泡板の内部へ白アリが侵入するのを防止することができる。更に、アンカー孔の寸法を比較的大きくできるので、シート材の材料コストを低減化できると共に、寸法精度も低くてよいために製造も簡単であるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の施工方法に使用する防蟻用断熱板の斜視図。
【図2】ステンレスメッシュの要部拡大平面図。
【図3】 (a) は白アリの平面図、(b) は(a) のY−Y線断面図。
【図4】建物の布基礎を施工した状態を示す断面図。
【図5】建物の外周部分に施工された布基礎の立ち上がり部の外側面に防蟻用断熱板を密着させる様子を示す要部拡大断面図。
【図6】図5の側面図。
【図7】ステンレスメッシュの下縁部をベース部に接着した状態を示す要部拡大断面図。
【図8】ステンレスメッシュの上縁部を受け材に取付けた状態を示す要部拡大断面図。
【図9】防蟻用断熱板を立ち上がり部の内側面に密着させた状態を示す要部拡大断面図。
【図10】第2実施形態に係る防蟻用断熱板の施工方法を示す要部拡大断面図。
【図11】ステンレスメッシュの上縁部を気密パッキンの下に挟んだ状態を示す要部拡大断面図。
【図12】第3実施形態に係る防蟻用断熱板の施工方法を示す要部拡大断面図。
【図13】立ち上がり部を施工した状態を示す要部拡大断面図。
【図14】ステンレスメッシュの上縁部をならしモルタルに埋設した状態を示す要部拡大断面図。
【図15】第4実施形態に係る防蟻用断熱板の施工方法を示す要部拡大断面図。
【図16】ステンレスメッシュの上縁部を土間床の上面に接着した状態を示す要部拡大断面図。
【図17】第5実施形態に係る防蟻用断熱板の施工方法を示す要部拡大断面図。
【図18】ステンレスメッシュの上縁部を土間床に埋設した状態を示す要部拡大断面図。
【図19】第6実施形態に係る防蟻用断熱板の施工方法を示す要部拡大断面図。
【図20】ステンレスメッシュの上縁部を土間床の上面に接着した状態を示す要部拡大断面図。
【図21】第7実施形態に係る防蟻用断熱板の施工方法を示す要部拡大断面図。
【図22】ステンレスメッシュの上縁部を土間床に埋設した状態を示す要部拡大断面図。
【図23】第8実施形態に係る防蟻用断熱板の施工方法を示す要部拡大断面図。
【図24】外周立ち上がり部を施工した状態を示す要部拡大断面図。
【図25】ステンレスメッシュの上縁部を受け材に取付けた状態を示す要部拡大断面図。
【図26】防蟻用断熱板を他のべた基礎に施工した状態を示す要部拡大断面図。
【図27】第9実施形態に係る防蟻用断熱板の施工方法を示す要部拡大断面図。
【図28】ステンレスメッシュの上縁部を気密パッキンの下に挟んだ状態を示す要部拡大断面図。
【図29】ステンレスメッシュの下縁部を合成樹脂発泡板の下端等に取付け、且つ、上縁部を合成樹脂発泡板の上端等に取付けた防蟻用断熱板の施工例を示す要部拡大断面図。
【符号の説明】
A1,A2 建物
1,21,31,41,51,61,71,81,91 防蟻用断熱板
2 合成樹脂発泡板
2a 一側面
2b 他側面
2c 上端
2d 下端
2e 一端
2f 他端
3 白アリ
3a 頭部
4 ステンレスメッシュ(シート材)
4c 上縁部
4d 下縁部
4e 一縁部
4f 他縁部
5 布基礎
5c 天端面
6 立ち上がり部
6a 外側面
6b 内側面
8 編み目(アンカー孔)
14 受け材(木材)
16 土台
22 気密パッキン
32,33 型枠
32a,33a 内面
34 ならしモルタル
42 盛土
43 土間床
43c 上面
82 基礎スラブ
83 外周立ち上がり部
83a 外側面
83b 内側面
84 べた基礎
92 基礎スラブ
92a 外側面
95 捨てコンクリート

Claims (35)

  1. 合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されかつ複数のアンカー孔を有するシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、
    建物の外周部分に施工された布基礎の立ち上がり部の外側面又は内側面に、前記防蟻用断熱板の合成樹脂発泡板の他側面を密着させると同時に又は密着させた後、前記シート材の下縁部を前記布基礎に接着することにより取付けることを特徴とする防蟻用断熱板の施工方法。
  2. 合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されかつ複数のアンカー孔を有するシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、
    建物の外周部分の所定位置に間隔を開けて互いに平行に保持された1対の型枠のいずれか一方の型枠の内面に前記シート材が当接するようにして前記防蟻用断熱板を配置した後、前記1対の型枠内にコンクリートを打設して布基礎の少なくとも立ち上がり部を施工すると同時に、前記シート材の下縁部をこの布基礎に埋設することにより取付けることを特徴とする防蟻用断熱板の施工方法。
  3. 合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、
    建物の外周部分に施工された布基礎の立ち上がり部の外側面又は内側面に、前記防蟻用断熱板の合成樹脂発泡板の他側面を密着させると同時に又は密着させた後、前記シート材の下縁部を前記布基礎に接着することにより取付ける場合に、
    前記シート材の下縁部を前記布基礎に取付けた後、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を、前記布基礎上に載置された土台又はこの土台に固定された木材に取付けることを特徴とする防蟻用断熱板の施工方法。
  4. 合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、
    建物の外周部分の所定位置に間隔を開けて互いに平行に保持された1対の型枠のいずれか一方の型枠の内面に前記シート材が当接するようにして前記防蟻用断熱板を配置した後、前記1対の型枠内にコンクリートを打設して布基礎の少なくとも立ち上がり部を施工すると同時に、前記シート材の下縁部をこの布基礎に埋設することにより取付ける場合に、
    前記シート材の下縁部を前記布基礎に取付けた後、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を、前記布基礎上に載置された土台又はこの土台に固定された木材に取付けることを特徴とする防蟻用断熱板の施工方法。
  5. 合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、
    建物の外周部分に施工された布基礎の立ち上がり部の外側面又は内側面に、前記防蟻用断熱板の合成樹脂発泡板の他側面を密着させると同時に又は密着させた後、前記シート材の下縁部を前記布基礎に接着することにより取付ける場合に、
    前記シート材の下縁部を前記布基礎に取付けた後、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を、前記布基礎上に載置される土台と布基礎との間に介在する気密パッキンの下に挟むことを特徴とする防蟻用断熱板の施工方法。
  6. 合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、
    建物の外周部分の所定位置に間隔を開けて互いに平行に保持された1対の型枠のいずれか一方の型枠の内面に前記シート材が当接するようにして前記防蟻用断熱板を配置した後、前記1対の型枠内にコンクリートを打設して布基礎の少なくとも立ち上がり部を施工す ると同時に、前記シート材の下縁部をこの布基礎に埋設することにより取付ける場合に、
    前記シート材の下縁部を前記布基礎に取付けた後、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を、前記布基礎上に載置される土台と布基礎との間に介在する気密パッキンの下に挟むことを特徴とする防蟻用断熱板の施工方法。
  7. 合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、
    建物の外周部分に施工された布基礎の立ち上がり部の外側面又は内側面に、前記防蟻用断熱板の合成樹脂発泡板の他側面を密着させると同時に又は密着させた後、前記シート材の下縁部を前記布基礎に接着することにより取付ける場合に、
    前記防蟻用断熱板を前記立ち上がり部に密着させると同時に、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を前記立ち上がり部に接着することを特徴とする防蟻用断熱板の施工方法。
  8. 合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、
    建物の外周部分の所定位置に間隔を開けて互いに平行に保持された1対の型枠のいずれか一方の型枠の内面に前記シート材が当接するようにして前記防蟻用断熱板を配置した後、前記1対の型枠内にコンクリートを打設して布基礎の少なくとも立ち上がり部を施工すると同時に、前記シート材の下縁部をこの布基礎に埋設することにより取付ける場合に、
    前記シート材の下縁部を前記布基礎に埋設すると同時に、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を前記立ち上がり部に埋設することを特徴とする防蟻用断熱板の施工方法。
  9. 合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、
    建物の外周部分の所定位置に間隔を開けて互いに平行に保持された1対の型枠のいずれか一方の型枠の内面に前記シート材が当接するようにして前記防蟻用断熱板を配置した後、前記1対の型枠内にコンクリートを打設して布基礎の少なくとも立ち上がり部を施工すると同時に、前記シート材の下縁部をこの布基礎に埋設することにより取付ける場合に、
    前記シート材の下縁部を前記布基礎に埋設した後、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を、前記布基礎の天端に施工されるならしモルタルに埋設することを特徴とする防蟻用断熱板の施工方法。
  10. 合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、
    建物の外周部分に施工された布基礎の立ち上がり部の外側面又は内側面に、前記防蟻用断熱板の合成樹脂発泡板の他側面を密着させると同時に又は密着させた後、前記シート材の下縁部を前記布基礎に接着することにより取付ける場合に、
    前記シート材の下縁部を前記布基礎に取付けた後、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を、前記布基礎の内方に盛り上げた盛土上に前記布基礎の天端面とその上面とがほぼ同じ高さとなるように施工された土間床の上面に接着することを特徴とする防蟻用断熱板の施工方法。
  11. 合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、
    建物の外周部分の所定位置に間隔を開けて互いに平行に保持された1対の型枠のいずれか一方の型枠の内面に前記シート材が当接するようにして前記防蟻用断熱板を配置した後、前記1対の型枠内にコンクリートを打設して布基礎の少なくとも立ち上がり部を施工すると同時に、前記シート材の下縁部をこの布基礎に埋設することにより取付ける場合に、
    前記シート材の下縁部を前記布基礎に取付けた後、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を、前記布基礎の内方に盛り上げた盛土上に前記布基礎の天端面とその上面とがほぼ同じ高さとなるように施工された土間床の上面に接着することを特徴とする防蟻用断熱板の施工方法。
  12. 合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、
    建物の外周部分に施工された布基礎の立ち上がり部の外側面又は内側面に、前記防蟻用断熱板の合成樹脂発泡板の他側面を密着させると同時に又は密着させた後、前記シート材の下縁部を前記布基礎に接着することにより取付ける場合に、
    前記シート材の下縁部を前記布基礎に取付けた後、前記シート材の上縁部を、前記布基礎の内方に盛り上げた盛土上に前記布基礎の天端面とその上面とがほぼ同じ高さとなるように施工される土間床に埋設することを特徴とする防蟻用断熱板の施工方法。
  13. 合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、
    建物の外周部分の所定位置に間隔を開けて互いに平行に保持された1対の型枠のいずれか一方の型枠の内面に前記シート材が当接するようにして前記防蟻用断熱板を配置した後、前記1対の型枠内にコンクリートを打設して布基礎の少なくとも立ち上がり部を施工すると同時に、前記シート材の下縁部をこの布基礎に埋設することにより取付ける場合に、
    前記シート材の下縁部を前記布基礎に取付けた後、前記シート材の上縁部を、前記布基礎の内方に盛り上げた盛土上に前記布基礎の天端面とその上面とがほぼ同じ高さとなるように施工される土間床に埋設することを特徴とする防蟻用断熱板の施工方法。
  14. 合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されかつ複数のアンカー孔を有するシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、
    建物のべた基礎の外周部分に施工された外周立ち上がり部の外側面又は内側面に、前記防蟻用断熱板の合成樹脂発泡板の他側面を密着させると同時に又は密着させた後、前記シート材の下縁部を前記外周立ち上がり部、この外周立ち上がり部の下方に施工された基礎スラブ、又はこの基礎スラブの下方に施工された捨てコンクリートに接着することにより取付けることを特徴とする防蟻用断熱板の施工方法。
  15. 合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されかつ複数のアンカー孔を有するシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、
    建物の外周部分の所定位置に立設された型枠の内面に前記シート材が当接するようにして前記防蟻用断熱板を配置した後、前記型枠の内方にコンクリートを打設して基礎スラブを施工すると同時に、前記シート材の下縁部をこの基礎スラブに埋設することにより取付けることを特徴とする防蟻用断熱板の施工方法。
  16. 合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、
    建物のべた基礎の外周部分に施工された外周立ち上がり部の外側面又は内側面に、前記防蟻用断熱板の合成樹脂発泡板の他側面を密着させると同時に又は密着させた後、前記シート材の下縁部を前記外周立ち上がり部、この外周立ち上がり部の下方に施工された基礎スラブ、又はこの基礎スラブの下方に施工された捨てコンクリートに接着することにより取付ける場合に、
    前記シート材の下縁部を前記基礎スラブに取付けた後、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を、前記基礎スラブの外周部分に施工した外周立ち上がり部上に載置された土台又はこの土台に固定された木材に取付けることを特徴とする防蟻用断熱板の施工方法。
  17. 合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、
    建物の外周部分の所定位置に立設された型枠の内面に前記シート材が当接するようにして前記防蟻用断熱板を配置した後、前記型枠の内方にコンクリートを打設して基礎スラブを施工すると同時に、前記シート材の下縁部をこの基礎スラブに埋設することにより取付ける場合に、
    前記シート材の下縁部を前記基礎スラブに取付けた後、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を、前記基礎スラブの外周部分に施工した外周立ち上がり部上に載置された土台又はこの土台に固定された木材に取付けることを特徴とする防蟻用断熱板の施工方法。
  18. 合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、
    建物のべた基礎の外周部分に施工された外周立ち上がり部の外側面又は内側面に、前記防蟻用断熱板の合成樹脂発泡板の他側面を密着させると同時に又は密着させた後、前記シート材の下縁部を前記外周立ち上がり部、この外周立ち上がり部の下方に施工された基礎スラブ、又はこの基礎スラブの下方に施工された捨てコンクリートに接着することにより取付ける場合に、
    前記シート材の下縁部を前記基礎スラブに取付けた後、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を、前記基礎スラブの外周部分に施工した外周立ち上がり部上に載置される土台と外周立ち上がり部との間に介在する気密パッキンの下に挟むことを特徴とする防蟻用断熱板の施工方法。
  19. 合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、
    建物の外周部分の所定位置に立設された型枠の内面に前記シート材が当接するようにして前記防蟻用断熱板を配置した後、前記型枠の内方にコンクリートを打設して基礎スラブを施工すると同時に、前記シート材の下縁部をこの基礎スラブに埋設することにより取付ける場合に、
    前記シート材の下縁部を前記基礎スラブに取付けた後、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を、前記基礎スラブの外周部分に施工した外周立ち上がり部上に載置される土台と外周立ち上がり部との間に介在する気密パッキンの下に挟むことを特徴とする防蟻用断熱板の施工方法。
  20. 合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、
    建物のべた基礎の外周部分に施工された外周立ち上がり部の外側面又は内側面に、前記防蟻用断熱板の合成樹脂発泡板の他側面を密着させると同時に又は密着させた後、前記シート材の下縁部を前記外周立ち上がり部、この外周立ち上がり部の下方に施工された基礎スラブ、又はこの基礎スラブの下方に施工された捨てコンクリートに接着することにより取付ける場合に、
    前記防蟻用断熱板を前記外周立ち上がり部に密着させると同時に、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を前記外周立ち上がり部に接着することを特徴とする防蟻用断熱板の施工方法。
  21. 合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、
    建物の外周部分の所定位置に立設された型枠の内面に前記シート材が当接するようにして前記防蟻用断熱板を配置した後、前記型枠の内方にコンクリートを打設して基礎スラブ を施工すると同時に、前記シート材の下縁部をこの基礎スラブに埋設することにより取付ける場合に、
    前記シート材の下縁部を前記基礎スラブに埋設した後、この基礎スラブ上に前記一の型枠から所定間隔を開けて他の型枠を互いに平行に保持し、この1対の型枠内にコンクリートを打設して外周立ち上がり部を施工すると同時に、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部をこの外周立ち上がり部に埋設することを特徴とする防蟻用断熱板の施工方法。
  22. 合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、
    建物の外周部分の所定位置に立設された型枠の内面に前記シート材が当接するようにして前記防蟻用断熱板を配置した後、前記型枠の内方にコンクリートを打設して基礎スラブを施工すると同時に、前記シート材の下縁部をこの基礎スラブに埋設することにより取付ける場合に、
    前記シート材の下縁部を前記基礎スラブに埋設した後、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を、前記基礎スラブの外周部分に施工した外周立ち上がり部の天端に施工されるならしモルタルに埋設することを特徴とする防蟻用断熱板の施工方法。
  23. 合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されかつ複数のアンカー孔を有するシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、
    建物の基礎スラブの外側面に、前記防蟻用断熱板の合成樹脂発泡板の他側面を密着させると同時に又は密着させた後、前記シート材の下縁部を前記基礎スラブ又はこの基礎スラブの下方に施工された捨てコンクリートに接着することにより取付けることを特徴とする防蟻用断熱板の施工方法。
  24. 合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、
    建物の外周部分の所定位置に立設された型枠の内面に前記シート材が当接するようにして前記防蟻用断熱板を配置した後、前記型枠の内方にコンクリートを打設して基礎スラブを施工すると同時に、前記シート材の下縁部をこの基礎スラブに埋設することにより取付ける場合に、
    前記シート材の下縁部を前記基礎スラブに取付けた後、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を、前記基礎スラブの外周部分に載置された土台又はこの土台に固定された木材に取付けることを特徴とする防蟻用断熱板の施工方法。
  25. 合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、
    建物の基礎スラブの外側面に、前記防蟻用断熱板の合成樹脂発泡板の他側面を密着させると同時に又は密着させた後、前記シート材の下縁部を前記基礎スラブ又はこの基礎スラブの下方に施工された捨てコンクリートに接着することにより取付ける場合に、
    前記シート材の下縁部を前記基礎スラブに取付けた後、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を、前記基礎スラブの外周部分に載置された土台又はこの土台に固定された木材に取付けることを特徴とする防蟻用断熱板の施工方法。
  26. 合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、
    建物の外周部分の所定位置に立設された型枠の内面に前記シート材が当接するようにして前記防蟻用断熱板を配置した後、前記型枠の内方にコンクリートを打設して基礎スラブを施工すると同時に、前記シート材の下縁部をこの基礎スラブに埋設することにより取付 ける場合に、
    前記シート材の下縁部を前記基礎スラブに取付けた後、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を、前記基礎スラブの外周部分に載置される土台と基礎スラブとの間に介在する気密パッキンの下に挟むことを特徴とする防蟻用断熱板の施工方法。
  27. 合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、
    建物の基礎スラブの外側面に、前記防蟻用断熱板の合成樹脂発泡板の他側面を密着させると同時に又は密着させた後、前記シート材の下縁部を前記基礎スラブ又はこの基礎スラブの下方に施工された捨てコンクリートに接着することにより取付ける場合に、
    前記シート材の下縁部を前記基礎スラブに取付けた後、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を、前記基礎スラブの外周部分に載置される土台と基礎スラブとの間に介在する気密パッキンの下に挟むことを特徴とする防蟻用断熱板の施工方法。
  28. 合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、
    建物の基礎スラブの外側面に、前記防蟻用断熱板の合成樹脂発泡板の他側面を密着させると同時に又は密着させた後、前記シート材の下縁部を前記基礎スラブ又はこの基礎スラブの下方に施工された捨てコンクリートに接着することにより取付ける場合に、
    前記防蟻用断熱板を前記基礎スラブに密着させると同時に、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を前記基礎スラブに接着することを特徴とする防蟻用断熱板の施工方法
  29. 合成樹脂発泡板の一側面を、白アリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたシート材で前記合成樹脂発泡板の下端からこのシート材の下縁部が所定長さ突出するように被覆した防蟻用断熱板の施工方法であって、
    建物の外周部分の所定位置に立設された型枠の内面に前記シート材が当接するようにして前記防蟻用断熱板を配置した後、前記型枠の内方にコンクリートを打設して基礎スラブを施工すると同時に、前記シート材の下縁部をこの基礎スラブに埋設することにより取付ける場合に、
    前記シート材の下縁部を前記基礎スラブに埋設すると同時に、前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部をこの基礎スラブに埋設することを特徴とする防蟻用断熱板の施工方法
  30. 前記シート材の下縁部を前記合成樹脂発泡板の少なくとも下端にあらかじめ取付けておくことを特徴とする請求項1乃至29のいずれか記載の防蟻用断熱板の施工方法。
  31. 前記シート材の下縁部を前記合成樹脂発泡板の下端及び他側面にあらかじめ取付けておくことを特徴とする請求項30記載の防蟻用断熱板の施工方法。
  32. 前記合成樹脂発泡板の上端から所定長さ突出したシート材の上縁部を前記合成樹脂発泡板の少なくとも上端にあらかじめ取付けておくことを特徴とする請求項1乃至31のいずれか記載の防蟻用断熱板の施工方法。
  33. 前記シート材の一縁部と前記合成樹脂発泡板の一端とを揃えておくと共に、前記合成樹脂発泡板の他端から所定長さ突出したシート材の他縁部を、横方向に相隣接して配置された防蟻用断熱板のシート材の一縁部に重合して取付けることを特徴とする請求項1乃至32のいずれか記載の防蟻用断熱板の施工方法。
  34. 前記シート材が可撓性を有することを特徴とする請求項1乃至33のいずれか記載の防蟻用断熱板の施工方法。
  35. 前記シート材が、少なくともいずれかの方向において前記白アリの頭部横断面の最大寸法の2倍以下の寸法である複数のアンカー孔を有することを特徴とす る請求項1乃至34のいずれか記載の防蟻用断熱板の施工方法。
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