JP2000234399A - 防湿兼用防蟻シート及びそれを用いた建物の防蟻構造 - Google Patents

防湿兼用防蟻シート及びそれを用いた建物の防蟻構造

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JP2000234399A
JP2000234399A JP11035802A JP3580299A JP2000234399A JP 2000234399 A JP2000234399 A JP 2000234399A JP 11035802 A JP11035802 A JP 11035802A JP 3580299 A JP3580299 A JP 3580299A JP 2000234399 A JP2000234399 A JP 2000234399A
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Koji Imanishi
浩司 今西
Tamotsu Kawai
保 河合
Yoshio Matsumura
良夫 松村
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防湿性を有すると共に、シロアリによって喰
い破られない防蟻性を有する防湿兼用防蟻シート及びそ
れを用いた建物の防蟻構造を提供する。 【解決手段】 防湿フィルム2の一面2dに、シロアリ
4の分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成されたステンレ
スメッシュ(防蟻シート)3を積層した防湿兼用防蟻シ
ート1。建物Aの外周部分に施工された布基礎8の内方
の床下地盤面9から上方側へシロアリ4が侵入するのを
防止する建物Aの防蟻構造であって、請求項1乃至6の
いずれか記載の防湿兼用防蟻シート1を、前記ステンレ
スメッシュ(防蟻シート)3を下方側に向けた状態で前
記床下地盤面9上に敷設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、防湿性と、シロ
アリによって喰い破られない防蟻性とを兼ね備えた防湿
兼用防蟻シート及びそれを用いた建物の防蟻構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、建物の外周部分に施工さ
れた布基礎の内方の床下地盤面上には、床下の防湿を図
ることを目的として、例えば防湿フィルム等が敷設され
ることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の防湿フィルムでは、その軟らかさからシロ
アリによって簡単に喰い破られることが多い。そのた
め、このような場合には、シロアリが地盤中から床下地
盤面を越えて更に上方側へ侵入し、建物の軸組や床組が
シロアリによる食害を受けるという問題点がある。
【0004】この発明は、以上のような問題点に鑑みて
なされたものであり、防湿性を有すると共に、シロアリ
によって喰い破られない防蟻性を有する防湿兼用防蟻シ
ート及びそれを用いた建物の防蟻構造を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の防湿兼用防蟻シートの手段とするところ
は、防湿フィルムの一面に、シロアリの分泌物に耐性の
耐腐食性材料で構成された防蟻シートを積層したことに
ある。
【0006】請求項2の手段とするところは、前記防蟻
シートが可撓性を有することにある。
【0007】請求項3の手段とするところは、前記防蟻
シートが複数のアンカー孔を有することにある。
【0008】請求項4の手段とするところは、前記防蟻
シートがメッシュ状部材からなることにある。
【0009】請求項5の手段とするところは、前記アン
カー孔の寸法が、少なくともいずれかの方向において前
記シロアリの頭部横断面における最大寸法の2倍以下で
あることにある。
【0010】請求項6の手段とするところは、前記防蟻
シートが少なくとも約70のショア硬度を有することに
ある。
【0011】また、請求項7の防湿兼用防蟻シートを用
いた建物の防蟻構造の手段とするところは、建物の外周
部分に施工された布基礎の内方の床下地盤面から上方側
へシロアリが侵入するのを防止する建物の防蟻構造であ
って、請求項1乃至6のいずれか記載の防湿兼用防蟻シ
ートを、前記防蟻シートを下方側に向けた状態で前記床
下地盤面上に敷設したことにある。
【0012】請求項8の手段とするところは、前記防湿
兼用防蟻シートの縁部を、前記布基礎の内方に設けられ
た基礎、束石、及び配管の少なくともいずれか、並びに
前記布基礎にそれぞれ取付けたことにある。
【0013】請求項9の手段とするところは、前記防湿
兼用防蟻シート上に押さえ層を設けたことにある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。図1及び図2に示すように、この
実施形態に係る防湿兼用防蟻シート1は、防湿フィルム
2の一面2dに例えばステンレスメッシュ(防蟻シー
ト)3を積層したものである。
【0015】前記防湿フィルム2は、透湿係数の小さい
可撓性を有するフィルムであり、例えばポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデンの他、アルミ箔の
ラミネートフィルム等が挙げられる。このような防湿フ
ィルム2の厚さは特に限定されるものではないが、強度
等の観点から厚さ0.1mm程度以上のものが望まし
い。
【0016】前記ステンレスメッシュ3は、図2に示す
ように、図3のようなシロアリ4の分泌物に耐性で且つ
少なくとも約70のショア硬度を有する耐腐食性材料で
あるステンレス鋼ワイヤー5から製織されて複数の編み
目(アンカー孔)6を有すると共に、可撓性を有してい
る。
【0017】前記シロアリ4とは、ゴキブリに近縁の社
会生活をする不完全変態の昆虫であって、シロアリ目
(等翅類)Isopteraの総称である。このようなシロアリ
4としては、例えば、ヤマトシロアリやイエシロアリ等
の各種のシロアリが挙げられる。また、このシロアリ4
は、図3に示すように、非変形性の堅い頭部4aを有す
る一方、頭部4aより横断面の最大寸法が少し大きいと
共に、比較的柔らかくて弱い体部4bを有している。
【0018】なお、耐腐食性材料としては、ステンレス
に限定されるものではなく、シロアリ4から放出される
ギ酸等の分泌物に耐性で且つシロアリ4が噛み砕くこと
ができない硬さ、好ましくは少なくとも約70のショア
硬度、又は噛み砕くことができない衝撃強さ等を有する
と共に、使用環境下で数十年の耐用年数を有するもので
あれば、セラミックス、ガラス、合成樹脂、ゴム、金属
等の各種の材料を使用することができる。ここで、この
実施形態のように、ステンレスメッシュ3等の防蟻シー
トが少なくとも約70のショア硬度を有する場合には、
シロアリ4は確実にこの防蟻シートを噛み砕くことがで
きないので、シロアリ4の侵入をより効果的に防止でき
るという利点がある。
【0019】上記のような防湿フィルム2とステンレス
メッシュ3等とは、例えば図1のように部分的又は全体
的に熱溶着されるか、あるいは図4に示すように、接着
剤7等により部分的又は全体的に接着等されて一体化さ
れる。
【0020】当該防湿兼用防蟻シート1はこのように構
成されるので、防湿フィルム2により防湿性を有すると
共に、ステンレスメッシュ3等の防蟻シートによりシロ
アリ4によって喰い破られない防蟻性をも有するという
利点がある。
【0021】また、防蟻シートがステンレスメッシュ3
等のように可撓性を有する場合には、防湿兼用防蟻シー
ト1を取扱い易いと共に、建築現場での賦形等が可能で
あるので、防湿兼用防蟻シート1の施工が簡単であると
いう利点がある。なお、このような可撓性を有する防蟻
シートとしては、ステンレスメッシュ3の他、例えば合
成樹脂や金属等の比較的薄いシート等が挙げられ、また
複数のアンカー孔を有するものでもよい。防蟻シートが
可撓性を有さない場合には、防湿兼用防蟻シート1を施
工しようとする箇所の形状に合わせてあらかじめ適宜の
形状に形成等しておけばよい。
【0022】更に、防蟻シートが前記編み目6等の複数
のアンカー孔を有する場合には、材料コストを低減化で
きるという利点がある。また、この場合、防湿兼用防蟻
シート1の縁部等を所定箇所に接着する際には、アンカ
ー効果によってより強固に接着できるという利点があ
る。なお、複数のアンカー孔を有する防蟻シートとして
は、この実施形態のようなステンレスメッシュ3の他、
例えば複数の円状等のアンカー孔を打ち抜いて形成した
パンチングメタルや、あるいは複数のシャーリング溝等
を形成することによって設けた複数のアンカー孔を有す
る金属シート等が挙げられる。
【0023】加えて、防蟻シートがステンレスメッシュ
3等のようなメッシュ状部材からなる場合には、その繊
維、フィラメント、又はストランド等の数を少なくでき
るので、コストダウンをより効果的に図ることができる
という利点がある。なお、メッシュ状部材としては、例
えばセラミックス、ガラス、合成樹脂、ゴム、金属等の
繊維、フィラメント、ストランド等から製織又は製編さ
れたメッシュや、あるいは不織布等が挙げられる。
【0024】また、アンカー孔の寸法を、少なくともい
ずれかの方向において、前記シロアリ4の頭部4aの横
断面における最大寸法Hの2倍以下としておけば、シロ
アリ4の柔らかい体部4b等がアンカー孔に接触するよ
うな寸法であり、シロアリ4がそれを嫌うので、シロア
リ4の侵入を確実に防止できるという利点がある。
【0025】なお、前記最大寸法Hは、例えばイエシロ
アリの職蟻で1.1〜1.25mm程度、ヤマトシロア
リの職蟻で1.0〜1.2mm程度であるので、ヤマト
シロアリが生息する地域では、アンカー孔の寸法を少な
くともいずれかの方向において2.4mm程度以下とし
ておくのが望ましい。このアンカー孔の形状は特に限定
されるものではなく、矩形状や円状等の適宜の形状とす
ることができる。要するに、アンカー孔の寸法が、いず
れか一方向、あるいは2以上の方向において2H以下で
あればよい。
【0026】図5に示すように、上記のように構成され
る防湿兼用防蟻シート1を用いた建物Aの防蟻構造は、
建物Aの外周部分に施工された布基礎8の内方の床下地
盤面9から上方側へシロアリ4が侵入するのを防止する
ものであって、防湿兼用防蟻シート1を、前記ステンレ
スメッシュ3を下方側に向けた状態で前記床下地盤面9
上に敷設したものである。
【0027】前記布基礎8は、建物Aの外周部分に平面
視で例えば矩形状等に施工され、立ち上がり部10とベ
ース部11とから横断面が逆T字状に形成されている。
また、この布基礎8の内方には、例えば間仕切基礎等の
布基礎12設けられている。なお、外周部分の布基礎8
の内方に設けられる基礎としては、この実施形態のよう
な布基礎12に限定されるものではなく、布基礎12と
共に又は布基礎12に代えて、独立基礎等を設けておい
てもよい。更に、必要に応じて束石や配管を設けておい
てもよい。
【0028】前記防湿兼用防蟻シート1は、例えば数m
幅のロール状に巻回したものや、あるいは所定の大きさ
にあらかじめ切断したもの等を準備しておき、床下地盤
面9上にステンレスメッシュ3等の下面3dが当接し、
且つ、隣接する防湿兼用防蟻シート1に一部が重なるよ
うにする等して隙間が生じないように敷設すればよい。
【0029】このようにして床下地盤面9上に防湿兼用
防蟻シート1を敷設しておけば、防湿フィルム2により
床下の防湿を図ることができると共に、この防湿フィル
ム2の一面(下面)2d側に積層されたステンレスメッ
シュ3等の防蟻シートによりシロアリ4が地盤13中か
ら床下地盤面9を越えて更に上方側へ侵入するのを防止
することができる。そのため、建物Aの軸組Bや床組C
をシロアリ4による食害から保護できるという利点があ
る。また、防湿フィルム2と防蟻シートとがあらかじめ
一体化されているので、これらを別々に敷設する場合に
比べて、施工の合理化を図ることができるという利点が
ある。
【0030】ここで、この実施形態のように、防湿兼用
防蟻シート1の縁部1aを例えば少し長く形成してお
き、この縁部1aを、接着セメント14又は釘、ビス、
ステープル等の止着部材等で前記布基礎12等の基礎、
束石、及び配管の少なくともいずれか、並びに布基礎8
にそれぞれ取付けておけば、防湿兼用防蟻シート1と布
基礎8等との間に隙間が形成されないので、シロアリ4
の侵入を確実に防止できるという利点がある。なお、前
記止着部材は、必要に応じて例えば銅、亜鉛、黄銅等で
構成したり、あるいは含有させたりして、シロアリ忌避
効果を発揮させるようにしておいてもよい。
【0031】また、防湿兼用防蟻シート1上に押さえ層
15を設けておけば、防湿兼用防蟻シート1の浮き上が
り等を防止できると共に、防湿フィルム2の保護、養生
もできるという利点がある。なお、このような押さえ層
15としては、例えば、捨てコンクリート、乾燥砂、乾
燥砂利等が挙げられる。
【0032】この場合、防湿兼用防蟻シート1の縁部1
aを布基礎8等に取付ける際には、この縁部1aの取付
け作業を押さえ層15の施工前又は捨てコンクリート等
の押さえ層15の施工と共に行ってもよいが、縁部1a
を押さえ層15の上面15cから所定長さ突出するよう
に形成しておいて、押さえ層15の施工後に接着セメン
ト14等で取付け作業を行ってもよい。なお、防湿兼用
防蟻シート1の縁部1aを配管に取付ける場合には、接
着セメント14等による接着の他、環状のクランプで配
管の外周面に挟着等してもよい。
【0033】なお、以上の実施形態においては、床下地
盤面9を比較的低い位置として布基礎8の内方に床下空
間16が形成される場合について説明したが、これに限
定されるものではなく、床下地盤面9をより高い位置と
して床下空間16がないか又はほとんどない状態に施工
してもよい。
【0034】また、布基礎8の立ち上がり部10の外側
面10aや内側面10bには、必要に応じて合成樹脂発
泡板17の所定範囲にステンレスメッシュ3等の防蟻シ
ートを取付けた防蟻用断熱板18等を密着させたり、あ
るいは立ち上がり部10に密着させた合成樹脂発泡板1
7に防蟻シートを取付けたりして、防蟻効果を有する基
礎断熱を図るようにしてもよい。なお、立ち上がり部1
0の内側面10bに防蟻用断熱板18等を密着させる場
合において、防湿兼用防蟻シート1の縁部1aを布基礎
8を取付ける際には、防蟻用断熱板18等を介して縁部
1aをこの防蟻用断熱板18等に接着又は止着等すれば
よい。
【0035】
【発明の効果】以上のように、請求項1の防湿兼用防蟻
シートの発明によれば、防湿フィルムの一面に前記防蟻
シートを積層しているので、防湿フィルムにより防湿性
を有すると共に、防蟻シートによりシロアリによって喰
い破られない防蟻性をも有するという利点がある。
【0036】請求項2の発明によれば、前記防蟻シート
が可撓性を有するので、防湿兼用防蟻シートを取扱い易
いと共に、建築現場での賦形等が可能である。そのた
め、防湿兼用防蟻シートの施工が簡単であるという利点
がある。
【0037】請求項3の発明によれば、前記防蟻シート
が複数のアンカー孔を有するので、材料コストを低減化
できるという利点がある。また、この場合、防湿兼用防
蟻シートの縁部等を所定箇所に接着する際には、アンカ
ー効果によってより強固に接着できるという利点があ
る。
【0038】請求項4の発明によれば、前記防蟻シート
がメッシュ状部材からなり、その繊維、フィラメント、
又はストランド等の数を少なくできるので、コストダウ
ンをより効果的に図ることができるという利点がある。
【0039】請求項5の発明によれば、前記アンカー孔
の寸法が、少なくともいずれかの方向において前記シロ
アリの頭部横断面における最大寸法の2倍以下、即ち、
シロアリの柔らかい体部等がアンカー孔に接触するよう
な寸法であり、シロアリがそれを嫌うので、シロアリの
侵入を確実に防止できるという利点がある。
【0040】請求項6の発明によれば、前記防蟻シート
が少なくとも約70のショア硬度を有するので、シロア
リは確実にこの防蟻シートを噛み砕くことができず、そ
のためシロアリの侵入をより効果的に防止できるという
利点がある。
【0041】また、請求項7の防湿兼用防蟻シートを用
いた建物の防蟻構造の発明によれば、前記防湿兼用防蟻
シートを、前記防蟻シートを下方側に向けた状態で前記
床下地盤面上に敷設しているので、防湿フィルムにより
床下の防湿を図ることができると共に、この防湿フィル
ムの下面側に積層された防蟻シートによりシロアリが地
盤中から床下地盤面を越えて更に上方側へ侵入するのを
防止することができる。そのため、建物の軸組や床組を
シロアリによる食害から保護できるという利点がある。
また、防湿フィルムと防蟻シートとがあらかじめ一体化
されているので、これらを別々に敷設する場合に比べ
て、施工の合理化を図ることができるという利点があ
る。
【0042】請求項8の発明によれば、前記防湿兼用防
蟻シートの縁部を、前記布基礎の内方に設けられた基
礎、束石、及び配管の少なくともいずれか、並びに前記
布基礎にそれぞれ取付けているので、防湿兼用防蟻シー
トと布基礎等との間に隙間が形成されず、そのためシロ
アリの侵入を確実に防止できるという利点がある。
【0043】請求項9の発明によれば、前記防湿兼用防
蟻シート上に押さえ層を設けているので、防湿兼用防蟻
シートの浮き上がり等を防止できると共に、防湿フィル
ムの保護、養生もできるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る防湿兼用防蟻シートの要部拡大
断面図。
【図2】図1の防湿兼用防蟻シートの要部拡大底面図。
【図3】(a) はシロアリの平面図、(b) は(a) のY−Y
線断面図。
【図4】防湿兼用防蟻シートの他の例を示す要部拡大断
面図。
【図5】防湿兼用防蟻シートを用いた建物の防蟻構造の
一例を示す断面図。
【符号の説明】
A 建物 1 防湿兼用防蟻シート 1a 縁部 2 防湿フィルム 2d 一面 3 ステンレスメッシュ(防蟻シート) 4 シロアリ 4a 頭部 6 編み目(アンカー孔) 8 布基礎 9 床下地盤面 12 布基礎(基礎) 15 押さえ層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B121 AA16 BB28 BB32 EA05 EA22 FA12 2E001 DB01 DH14 FA21 FA22 GA18 GA22 GA24 GA32 HA11 HA14 HB03 HB04 HD01 HD11 HE01 LA12

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防湿フィルムの一面に、シロアリの分泌
    物に耐性の耐腐食性材料で構成された防蟻シートを積層
    したことを特徴とする防湿兼用防蟻シート。
  2. 【請求項2】 前記防蟻シートが可撓性を有することを
    特徴とする請求項1記載の防湿兼用防蟻シート。
  3. 【請求項3】 前記防蟻シートが複数のアンカー孔を有
    することを特徴とする請求項1又は2記載の防湿兼用防
    蟻シート。
  4. 【請求項4】 前記防蟻シートがメッシュ状部材からな
    ることを特徴とする請求項3記載の防湿兼用防蟻シー
    ト。
  5. 【請求項5】 前記アンカー孔の寸法が、少なくともい
    ずれかの方向において前記シロアリの頭部横断面におけ
    る最大寸法の2倍以下であることを特徴とする請求項3
    又は4記載の防湿兼用防蟻シート。
  6. 【請求項6】 前記防蟻シートが少なくとも約70のシ
    ョア硬度を有することを特徴とする請求項1乃至5のい
    ずれか記載の防湿兼用防蟻シート。
  7. 【請求項7】 建物の外周部分に施工された布基礎の内
    方の床下地盤面から上方側へシロアリが侵入するのを防
    止する建物の防蟻構造であって、 請求項1乃至6のいずれか記載の防湿兼用防蟻シート
    を、前記防蟻シートを下方側に向けた状態で前記床下地
    盤面上に敷設したことを特徴とする防湿兼用防蟻シート
    を用いた建物の防蟻構造。
  8. 【請求項8】 前記防湿兼用防蟻シートの縁部を、前記
    布基礎の内方に設けられた基礎、束石、及び配管の少な
    くともいずれか、並びに前記布基礎にそれぞれ取付けた
    ことを特徴とする請求項7記載の防湿兼用防蟻シートを
    用いた建物の防蟻構造。
  9. 【請求項9】 前記防湿兼用防蟻シート上に押さえ層を
    設けたことを特徴とする請求項7又は8記載の防湿兼用
    防蟻シートを用いた建物の防蟻構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002138588A (ja) * 2000-10-30 2002-05-14 Dainippon Wood-Preserving Co Ltd 防蟻部材及び防蟻方法
JP2002294889A (ja) * 2001-03-27 2002-10-09 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 建物の防蟻構造及びその建物
JP2002371643A (ja) * 2001-06-14 2002-12-26 Termimesh Japan Kk 建物の防蟻構造及び防蟻工法、その建物、並びにコンクリート型枠
JP2011117218A (ja) * 2009-12-04 2011-06-16 Fukuvi Chemical Industry Co Ltd 建築物の防蟻被覆構造、及び建物被覆用防蟻シート

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