JP3717434B2 - 作業機の伝動構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンバイン、人参収穫機、大根収穫機などの作業機に利用する走行用の伝動構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
作業機に利用する走行用の伝動構造としては、左右の走行装置に対する伝動系に、対応する走行装置への伝動を遮断する左右の噛合クラッチを備えたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記伝動構造では、走行路面の状態が走行抵抗の大きい軟弱な状態の場合、その走行抵抗によって、一方の走行装置が対応する噛合クラッチによって伝動が断たれた際に急停止する不都合が発生することがある。
【0004】
本発明の主たる目的は、直進走行状態から旋回走行状態を切り換え現出する際に、一方の走行装置が対応する噛合クラッチによって伝動が断たれた際に急停止する不都合が発生を未然に回避できるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕
上記目的を達成するため、本発明のうちの請求項1記載の発明では、左右の走行装置に対する伝動系に、対応する前記走行装置への伝動を断続する左右の噛合クラッチを装備した作業機の伝動構造において、
前記左右の走行装置における駆動軸同士の断続を可能にする摩擦クラッチを備え、前記左右の両噛合クラッチが伝動状態に切り換えられた直進走行状態から一方の前記噛合クラッチが非伝動状態に切り換えられる旋回走行開始時には、その一方の前記噛合クラッチの非伝動状態への切り換えに伴って前記摩擦クラッチが接続状態から遮断状態に徐々に切り換えられ、その一方の前記噛合クラッチが非伝動状態から伝動状態に切り換えられる旋回走行終了時には、その一方の前記噛合クラッチが伝動状態に切り換わる前の段階で、前記摩擦クラッチが遮断状態から接続状態に徐々に切り換えられるように構成した。
【0006】
〔作用〕
上記請求項1記載の発明によると、一方の噛合クラッチを非伝動状態に切り換える旋回走行開始時には、一方の噛合クラッチが伝動状態から非伝動状態に切り換えられる前の段階で摩擦クラッチの接続状態が現出されていることから、その一方の噛合クラッチによって伝動が断たれる一方の走行装置に、他方の噛合クラッチによって伝動が継続されている他方の走行装置からの動力が摩擦クラッチを介して伝達されるようになり、又、その摩擦クラッチを介した伝動が徐々に解除されるようになることから、走行路面の状態が走行抵抗の大きい軟弱な状態であっても、その走行抵抗によって、一方の走行装置が対応する噛合クラッチによって伝動が断たれた際に急停止することを回避でき、もって、直進走行状態から旋回走行状態への移行をスムーズに行えるようになる。
【0007】
又、その一方の噛合クラッチを非伝動状態から伝動状態に切り換える旋回走行終了時には、その一方の噛合クラッチが伝動状態に切り換わる前に、その一方の噛合クラッチによって伝動が断たれた一方の走行装置に、他方の噛合クラッチによって伝動が継続されている他方の走行装置からの動力が摩擦クラッチを介して徐々に伝達されるようになることから、一方の走行装置に対する伝動が対応する噛合クラッチによっていきなり再開されることに起因した一方の走行装置の急発進を回避でき、もって、旋回走行状態から直進走行状態への移行をスムーズに行えるようになる。
【0008】
〔効果〕
従って、直進走行状態から旋回走行状態への移行、及び、旋回走行状態から直進走行状態への移行をスムーズに行える。
【0009】
〔構成〕
上記目的を達成するため、本発明のうちの請求項2記載の発明では、左右の走行装置に対する伝動系に、対応する前記走行装置への伝動を断続する左右の噛合クラッチを装備した作業機の伝動構造において、
前記左右の走行装置における駆動軸同士の断続を可能にする摩擦クラッチを備え、前記左右の両噛合クラッチが伝動状態に切り換えられた直進走行状態から一方の前記噛合クラッチが非伝動状態に切り換えられる旋回走行開始時には、その一方の前記噛合クラッチの非伝動状態への切り換えに伴って前記摩擦クラッチが接続状態から遮断状態に徐々に切り換えられ、その一方の前記噛合クラッチが非伝動状態から伝動状態に切り換えられる旋回走行終了時には、その一方の前記噛合クラッチが伝動状態に切り換わる前の段階で、前記摩擦クラッチが遮断状態から接続状態に徐々に切り換えられるように構成し、
前記直進走行状態では前記摩擦クラッチの遮断状態を現出し、旋回走行開始時には、一方の前記噛合クラッチが伝動状態から非伝動状態に切り換えられる前の段階で、前記摩擦クラッチの接続状態を現出するように構成した。
【0010】
〔作用〕
上記請求項2記載の発明によると、一方の噛合クラッチを非伝動状態に切り換える旋回走行開始時には、一方の噛合クラッチが伝動状態から非伝動状態に切り換えられる前の段階で摩擦クラッチの接続状態が現出されていることから、その一方の噛合クラッチによって伝動が断たれる一方の走行装置に、他方の噛合クラッチによって伝動が継続されている他方の走行装置からの動力が摩擦クラッチを介して伝達されるようになり、又、その摩擦クラッチを介した伝動が徐々に解除されるようになることから、走行路面の状態が走行抵抗の大きい軟弱な状態であっても、その走行抵抗によって、一方の走行装置が対応する噛合クラッチによって伝動が断たれた際に急停止することを回避でき、もって、直進走行状態から旋回走行状態への移行をスムーズに行えるようになる。
【0011】
又、その一方の噛合クラッチを非伝動状態から伝動状態に切り換える旋回走行終了時には、その一方の噛合クラッチが伝動状態に切り換わる前に、その一方の噛合クラッチによって伝動が断たれた一方の走行装置に、他方の噛合クラッチによって伝動が継続されている他方の走行装置からの動力が摩擦クラッチを介して徐々に伝達されるようになることから、一方の走行装置に対する伝動が対応する噛合クラッチによっていきなり再開されることに起因した一方の走行装置の急発進を回避でき、もって、旋回走行状態から直進走行状態への移行をスムーズに行えるようになる。
【0012】
ところで、上記のような作業機の伝動構造においては、左右の走行装置が等速駆動される直進走行時に摩擦クラッチを伝動状態に維持するようにした場合、
旋回走行終了時において、一方の噛合クラッチが非伝動状態から伝動状態に切り換えられるまでの間に、摩擦クラッチを介した伝動によって左右の走行装置が等速駆動状態に至ってしまうと、その一方の噛合クラッチの噛合爪同士が噛合不能な回転位相のまま等速回転する場合があり、この場合には、その一方の噛合クラッチを伝動状態に切り換えることができなくなる不都合が生じるようになる。
【0013】
しかも、上記の不都合が生じても、摩擦クラッチを介した伝動によって、左右の走行装置を等速駆動する直進走行状態が現出されることから、操縦者は、この段階では一方の噛合クラッチが非伝動状態のままであることを認識することができず、これによって、この直進走行状態から他方の噛合クラッチを伝動状態から非伝動状態に切り換えて旋回走行状態を現出する際に、左右の両噛合クラッチが非伝動状態となって、機体が旋回せずに走行停止する不都合が生じる。
【0014】
ここで、直進走行状態では摩擦クラッチの遮断状態を現出するように構成しておくと、旋回走行終了時において、一方の噛合クラッチが非伝動状態から伝動状態に切り換えられるまでの間で、摩擦クラッチを介した伝動によって左右の走行装置が等速駆動状態に至ってしまい、一方の噛合クラッチの噛合爪同士が噛合不能な回転位相のまま等速回転するようになっても、その後、摩擦クラッチが接続状態から遮断状態に切り換えられることで、左右の走行装置が差動し、噛合クラッチにおける噛合爪同士の回転位相に差が生じるようになることから、一方の噛合クラッチを非伝動状態から伝動状態に切り換えることができるようになり、その結果、左右の両噛合クラッチを介した伝動で左右の走行装置を等速駆動させる直進走行状態を現出することができるようになる。
【0015】
しかも、旋回走行状態から直進走行状態を切り換え現出する際に、一方の噛合クラッチが噛み合わず、摩擦クラッチを介した伝動で左右の走行装置が等速駆動される直進走行状態が一時的に現出されたとしても、直進走行状態では、摩擦クラッチの遮断状態が現出されて非伝動状態の噛合クラッチが伝動状態に切り換わることで、摩擦クラッチを介した伝動ではなく、左右の両噛合クラッチを介した伝動で左右の走行装置が等速駆動されるようになることから、直進走行状態から旋回走行状態を切り換え現出する際に、左右の両噛合クラッチが非伝動状態となって機体が旋回せずに走行停止する不都合の発生を未然に回避できるようになる。
【0016】
〔効果〕
従って、直進走行状態から旋回走行状態への移行、及び、旋回走行状態から直進走行状態への移行をスムーズに行えるとともに、直進走行状態から旋回走行状態を切り換え現出する際に、左右の両噛合クラッチが非伝動状態となって機体が旋回せずに走行停止する不都合の発生を未然に回避できるようになった。
【0017】
〔構成〕
上記目的を達成するため、本発明のうちの請求項3記載の発明では、左右の走行装置に対する伝動系に、対応する前記走行装置への伝動を断続する左右の噛合クラッチを装備した作業機の伝動構造において、
前記左右の走行装置における駆動軸同士の断続を可能にする摩擦クラッチを備え、前記左右の両噛合クラッチが伝動状態に切り換えられた直進走行状態から一方の前記噛合クラッチが非伝動状態に切り換えられる旋回走行開始時には、その一方の前記噛合クラッチの非伝動状態への切り換えに伴って前記摩擦クラッチが接続状態から遮断状態に徐々に切り換えられ、その一方の前記噛合クラッチが非伝動状態から伝動状態に切り換えられる旋回走行終了時には、その一方の前記噛合クラッチが伝動状態に切り換わる前の段階で、前記摩擦クラッチが遮断状態から接続状態に徐々に切り換えられるように構成し、
旋回走行終了時に、一方の前記噛合クラッチが非伝動状態から伝動状態に切り換わる直前に、前記摩擦クラッチの接続状態から遮断状態への切り換え操作を一時的に行うように構成した。
【0018】
〔作用〕
上記請求項3記載の発明によると、一方の噛合クラッチを非伝動状態に切り換える旋回走行開始時には、一方の噛合クラッチが伝動状態から非伝動状態に切り換えられる前の段階で摩擦クラッチの接続状態が現出されていることから、その一方の噛合クラッチによって伝動が断たれる一方の走行装置に、他方の噛合クラッチによって伝動が継続されている他方の走行装置からの動力が摩擦クラッチを介して伝達されるようになり、又、その摩擦クラッチを介した伝動が徐々に解除されるようになることから、走行路面の状態が走行抵抗の大きい軟弱な状態であっても、その走行抵抗によって、一方の走行装置が対応する噛合クラッチによって伝動が断たれた際に急停止することを回避でき、もって、直進走行状態から旋回走行状態への移行をスムーズに行えるようになる。
【0019】
又、その一方の噛合クラッチを非伝動状態から伝動状態に切り換える旋回走行終了時には、その一方の噛合クラッチが伝動状態に切り換わる前に、その一方の噛合クラッチによって伝動が断たれた一方の走行装置に、他方の噛合クラッチによって伝動が継続されている他方の走行装置からの動力が摩擦クラッチを介して徐々に伝達されるようになることから、一方の走行装置に対する伝動が対応する噛合クラッチによっていきなり再開されることに起因した一方の走行装置の急発進を回避でき、もって、旋回走行状態から直進走行状態への移行をスムーズに行えるようになる。
【0020】
しかも、旋回走行終了時において、一方の噛合クラッチが非伝動状態から伝動状態に切り換えられるまでの間で、摩擦クラッチを介した伝動によって左右の走行装置が等速駆動状態に至ってしまい、一方の噛合クラッチの噛合爪同士が噛合不能な回転位相のまま等速回転するようになっても、一方の噛合クラッチが伝動状態に切り換わる直前に摩擦クラッチが接続状態から遮断状態に切り換え操作されることで、左右の走行装置が差動し、噛合クラッチにおける噛合爪同士の回転位相に差が生じるようになることから、一方の噛合クラッチを非伝動状態から伝動状態に切り換えることができるようになり、その結果、左右の両噛合クラッチを介した伝動で左右の走行装置を等速駆動させる直進走行状態を現出することができるようになる。
【0021】
つまり、旋回走行状態から直進走行状態を切り換え現出する際に、摩擦クラッチを介した伝動で左右の走行装置が等速駆動される直進走行状態が一時的に現出されたとしても、一方の噛合クラッチが非伝動状態から伝動状態に切り換わる直前には、摩擦クラッチが接続状態から遮断状態に一時的に切り換え操作されて非伝動状態の噛合クラッチが伝動状態に切り換わることで、摩擦クラッチを介した伝動だけでなく、左右の両噛合クラッチを介した伝動で左右の走行装置が等速駆動されるようになることから、直進走行状態から旋回走行状態を切り換え現出する際に、左右の両噛合クラッチが非伝動状態となって機体が旋回せずに走行停止する不都合の発生を未然に回避できるようになる。
【0022】
〔効果〕
従って、直進走行状態から旋回走行状態への移行、及び、旋回走行状態から直進走行状態への移行をスムーズに行えるとともに、直進走行状態から旋回走行状態を切り換え現出する際に、左右の両噛合クラッチが非伝動状態となって機体が旋回せずに走行停止する不都合の発生を未然に回避できるようになった。
【0023】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
図1には作業機の一例である自脱形コンバインの全体側面が示されており、このコンバインは、走行装置の一例である左右一対のクローラ式走行装置1の作動で走行する走行機体2の前部に、植立穀稈を刈り取って後方に向けて搬送する刈取搬送装置3を昇降可能に連結し、走行機体2に、刈取搬送装置3からの刈取穀稈を受け取って脱穀・選別処理を施す脱穀装置4と、脱穀装置4からの穀粒を貯留する穀粒タンク5とを搭載するとともに、穀粒タンク5の前方箇所に搭乗運転部6を形成することによって構成されている。
【0024】
又、図2及び図3に示すように、このコンバインは、エンジン7からの動力を、ミッションケース8に装備した静油圧式無段変速装置9にベルトテンション式の主クラッチ10を介して伝達し、その静油圧式無段変速装置9による変速後の動力を、ミッションケース8の下半部に内装された走行用の伝動系11を介して左右のクローラ式走行装置1に伝達するように構成されており、静油圧式無段変速装置9に連係された図外の主変速レバーの操作によって、前後進の切り換えと無段の変速とを行えるようになっている。
【0025】
静油圧式無段変速装置9は、ミッションケース8の左側壁12に形成された内向きの凹部13に、アキシャル形のピストンポンプ14とピストンモータ15とを収容し、ピストンポンプ14とピストンモータ15とを接続する前進油路16や後進油路17などが形成されたポートブロック18を左側壁12に連結して凹部13を閉塞することで構成されている。
【0026】
走行用の伝動系11は、静油圧式無段変速装置9からの動力が伝達されるギヤ式変速装置19や、左右のクローラ式走行装置1の作動状態を切り換えて走行機体2を操向する油圧式の操向装置20、などによって構成されており、ギヤ式変速装置19に連係された図外の副変速レバーの操作によって、静油圧式無段変速装置9による変速後の動力を高低2段に変速できるようになっている。
【0027】
ミッションケース8の上部には、静油圧式無段変速装置9による変速前の動力をベルトテンション式の刈取クラッチ21を介して刈取搬送装置3に伝達する作業用の伝動系22が内装されている。作業用の伝動系22は、それに連係した図外の作業用レバーの操作によって、エンジン7からの動力を、中低速走行時に適した作業速度で刈取搬送装置3を駆動させる低速伝動状態と、高速走行時に適した作業速度で刈取搬送装置3を駆動させる高速伝動状態との高低2段に変速できるように構成されており、走行速度に適した刈取搬送装置3の駆動状態を現出することで、植立穀稈の刈り取り搬送を円滑に行えるようになっている。
【0028】
図2〜5に示すように、操向装置20は、ギヤ式変速装置19から対応するクローラ式走行装置1への伝動を断続する左右の噛合クラッチ23、対応するクローラ式走行装置1に制動する左右の多板ブレーキ24、バネ25の付勢に抗した対応する噛合クラッチ23の切り操作と多板ブレーキ24の制動操作とを可能にする左右の油圧シリンダ26、及び、バネ27の付勢に抗した左右のクローラ式走行装置1における駆動軸28同士の接続を可能にする油圧式で多板形の摩擦クラッチ29、などによって構成されている。
【0029】
操向装置20の作動状態の切り換えは、左右の油圧シリンダ26及び摩擦クラッチ29の作動油として油圧ポンプ30によって圧送されるミッションオイルの流量調節で行うことができ、その流量調節は、操向用の油路31に介装したリリーフ弁32、第1切換弁33、可変リリーフ弁34、及び第2切換弁35の作動を制御することで行うことができ、それらの作動制御は、第1切換弁33及び可変リリーフ弁34に連係した操作レバー36の操作で行えるようになっている。第1切換弁33は、操作レバー36が中立位置Nに操作されると、油圧ポンプ30からの作動油の流動を停止させるとともに左右の油圧シリンダ26からの作動油の排出を許容する中立状態に切り換わり、操作レバー36が中立位置Nと左右いずれかの第1旋回位置L1,R1との間に位置する間は、油圧ポンプ30からの作動油を左右の油圧シリンダ26に供給せずにミッションケース8内にそのまま還元するとともに、左右の油圧シリンダ26からの作動油の排出を許容する左右いずれかの直進旋回切換状態に切り換わり、操作レバー36が左右いずれかの第1旋回位置L1,R1から第2旋回位置L2,R2にわたる旋回操作領域内に操作されると、その操作方向に対応する油圧シリンダ26に対する油圧ポンプ30からの作動油の供給を許容するとともに、その操作方向に反する油圧シリンダ26からの作動油の排出を許容する左右いずれかの旋回状態に切り換わるようになっている。可変リリーフ弁34は、操作レバー36が中立位置Nと左右いずれかの第1旋回位置L1,R1とにわたって操作されている間はリリーフ圧が零になり、左右いずれかの第1旋回位置L1,R1から第2旋回位置L2,R2側に大きく操作するほどリリーフ圧が大きくなるように設定されている。第2切換弁35は、油圧ポンプ30から第1切換弁33にわたる供給油路37内の油圧が設定値を超えると、摩擦クラッチ29からの作動油の排出を許容する排出状態に切り換わり、供給油路37内の油圧が設定値よりも低くなると、摩擦クラッチ29への作動油の供給を許容する供給状態に切り換わるようになっている。
【0030】
この構成から、操向装置20は、操作レバー36が中立位置Nに位置する状態では、第1切換弁33の中立状態が現出されるとともに第2切換弁35の排出状態が現出されており、これによって、左右の油圧シリンダ26から作動油が排出された状態となって左右の噛合クラッチ23の伝動状態と左右の多板ブレーキ24の非制動状態とが現出され、又、摩擦クラッチ29から作動油が排出された状態となって摩擦クラッチ29の遮断状態が現出されることから、左右の噛合クラッチ23を介した伝動で左右のクローラ式走行装置1を等速駆動させる直進走行状態を現出するようになっている。
【0031】
そして、操作レバー36が中立位置Nから左側の第1旋回位置L1に向けて操作されると、操作レバー36が中立位置Nから左側の第1旋回位置L1に至るまでの間は、第1切換弁33が直進左旋回切換状態に切り換わるとともに第2切換弁35が供給状態に切り換わり、これによって、左右の噛合クラッチ23の伝動状態と左右の多板ブレーキ24の非制動状態とが継続される一方で、油圧ポンプ30からの作動油が摩擦クラッチ29に供給されて、摩擦クラッチ29が遮断状態から接続状態に切り換わることから、操作レバー36が中立位置Nから左側の第1旋回位置L1に操作されるまでの左旋回走行開始時には、左右の噛合クラッチ23と摩擦クラッチ29とを介した伝動で左右のクローラ式走行装置1を等速駆動させる直進走行状態を現出するようになっている。
【0032】
その後、操作レバー36が左側の第1旋回位置L1に操作されると、第1切換弁33が左旋回状態に切り換わり、これによって、先ず、油圧ポンプ30からの作動油が左側の油圧シリンダ26に供給され、左側の油圧シリンダ26が第1切換弁33と可変リリーフ弁34とを連通する状態まで作動し、左側の噛合クラッチ23が伝動状態から非伝動状態に切り換わることで、摩擦クラッチ29を介した伝動のみで左右のクローラ式走行装置1を等速駆動させる直進走行状態を現出し、その後、この操作位置では可変リリーフ弁34のリリーフ圧が零であって、油圧ポンプ30から左側の油圧シリンダ26に供給される作動油がそのまま可変リリーフ弁34を介して排出されることから、左側の噛合クラッチ23が非伝動状態に維持されるとともに、左側の多板ブレーキ24の非制動状態から制動状態への切り換えが阻止されるようになり、又、左側の噛合クラッチ23が伝動状態から非伝動状態に切り換わる際の作動圧で、第2切換弁35が排出状態に切り換わって、摩擦クラッチ29内の作動油が徐々に排出されるとともに摩擦クラッチ29が接続状態から遮断状態に徐々に切り換わることから、右側のクローラ式走行装置1を駆動する一方で左側のクローラ式走行装置1を従動させる左緩旋回状態を徐々に切り換え現出するようになっている。
【0033】
つまり、直進走行状態から左緩旋回状態を切り換え現出する際には、先ず、右側の噛合クラッチ23によって伝動が継続される右側のクローラ式走行装置1から、左側の噛合クラッチ23によって伝動が断たれた左側のクローラ式走行装置1への、摩擦クラッチ29を介した等速伝動状態が現出され、その後、その摩擦クラッチ29を介した右側のクローラ式走行装置1から左側のクローラ式走行装置1への伝動が徐々に弱められて、左側のクローラ式走行装置1が従動するようになることから、走行路面の状態が走行抵抗の大きい軟弱な状態であっても、左側のクローラ式走行装置1の駆動速度を徐々に低下させることができ、もって、直進状態から左緩旋回状態への移行をスムーズに行えるようになっている。
【0034】
その後、操作レバー36が左側の第1旋回位置L1から第2旋回位置L2に向けて操作されると、その操作量が大きいほど可変リリーフ弁34のリリーフ圧が大きくなって、左側の油圧シリンダ26に供給される作動油量が多くなるとともに左側の多板ブレーキ24が徐々に制動状態に切り換わることから、右側のクローラ式走行装置1を駆動する一方で左側のクローラ式走行装置1を制動させる左急旋回状態を、左緩旋回状態から左側のクローラ式走行装置1に対する制動が徐々に強くなる状態にスムーズに現出することができるようになっている。
【0035】
逆に、操作レバー36が左側の第2旋回位置L2から第1旋回位置L1に向けて操作されると、その操作量が大きいほど可変リリーフ弁34のリリーフ圧が小さくなって、左側の油圧シリンダ26から排出される作動油量が多くなるとともに左側の多板ブレーキ24による制動が徐々に弱くなり、その後、操作レバー36が左側の第1旋回位置L1に操作されると、可変リリーフ弁34のリリーフ圧が零になって左側の多板ブレーキ24が非制動状態に切り換わることから、左急旋回状態から左緩旋回状態への切り換え現出を、左側のクローラ式走行装置1に対する制動が徐々に弱くなる状態にスムーズに行えるようになっている。
【0036】
次に、操作レバー36が左側の第1旋回位置L1から中立位置Nに向けて操作されると、操作レバー36が左側の第1旋回位置L1から中立位置Nに至るまでの間は、第1切換弁33が直進左旋回切換状態に切り換わるとともに第2切換弁35が供給状態に切り換わり、これによって、油圧ポンプ30からの作動油が摩擦クラッチ29に供給されて、摩擦クラッチ29が遮断状態から接続状態に徐々に切り換わることから、摩擦クラッチ29を介した右側のクローラ式走行装置1から左側のクローラ式走行装置1への伝動が開始されて左側のクローラ式走行装置1が駆動されるとともに、その伝動が徐々に強められて左側のクローラ式走行装置1の駆動速度が徐々に高められるようになり、その後、操作レバー36が中立位置Nに操作されると、第1切換弁33が中立状態に切り換わるとともに第2切換弁35が排出状態に切り換わり、これによって、左側の油圧シリンダ26から作動油が排出されて左側の噛合クラッチ23が非伝動状態から伝動状態に切り換わるとともに、摩擦クラッチ29から作動油が排出されて摩擦クラッチ29が遮断状態に切り換わることから、左緩旋回状態から左右の噛合クラッチ23を介した伝動で左右のクローラ式走行装置1を等速駆動させる直進走行状態への切り換え現出をスムーズに行えるようになっている。
【0037】
一方、操作レバー36が中立位置Nから右側の第1旋回位置R1に向けて操作されると、操作レバー36が中立位置Nから右側の第1旋回位置R1に至るまでの間は、第1切換弁33が直進右旋回切換状態に切り換わるとともに第2切換弁35が供給状態に切り換わり、これによって、左右の噛合クラッチ23の伝動状態と左右の多板ブレーキ24の非制動状態とが継続される一方で、油圧ポンプ30からの作動油が摩擦クラッチ29に供給されて、摩擦クラッチ29が遮断状態から接続状態に切り換わることから、操作レバー36が中立位置Nから右側の第1旋回位置R1に操作されるまでの右旋回走行開始時には、左右の噛合クラッチ23と摩擦クラッチ29とを介した伝動で左右のクローラ式走行装置1を等速駆動させる直進走行状態を現出するようになっている。
【0038】
その後、操作レバー36が右側の第1旋回位置R1に操作されると、第1切換弁33が右旋回状態に切り換わり、これによって、先ず、油圧ポンプ30からの作動油が右側の油圧シリンダ26に供給され、右側の油圧シリンダ26が第1切換弁33と可変リリーフ弁34とを連通する状態まで作動し、右側の噛合クラッチ23が伝動状態から非伝動状態に切り換わることで、摩擦クラッチ29を介した伝動のみで左右のクローラ式走行装置1を等速駆動させる直進走行状態を現出し、その後、この操作位置では可変リリーフ弁34のリリーフ圧が零であって、油圧ポンプ30から右側の油圧シリンダ26に供給される作動油がそのまま可変リリーフ弁34を介して排出されることから、右側の噛合クラッチ23が非伝動状態に維持されるとともに、右側の多板ブレーキ24の非制動状態から制動状態への切り換えが阻止されるようになり、又、右側の噛合クラッチ23が伝動状態から非伝動状態に切り換わる際の作動圧で、第2切換弁35が排出状態に切り換わって、摩擦クラッチ29内の作動油が徐々に排出されるとともに摩擦クラッチ29が接続状態から遮断状態に徐々に切り換わることから、左側のクローラ式走行装置1を駆動する一方で右側のクローラ式走行装置1を従動させる右緩旋回状態を徐々に切り換え現出するようになっている。
【0039】
つまり、直進走行状態から右緩旋回状態を切り換え現出する際には、先ず、左側の噛合クラッチ23によって伝動が継続される左側のクローラ式走行装置1から、右側の噛合クラッチ23によって伝動が断たれた右側のクローラ式走行装置1への、摩擦クラッチ29を介した等速伝動状態が現出され、その後、その摩擦クラッチ29を介した左側のクローラ式走行装置1から右側のクローラ式走行装置1への伝動が徐々に弱められて、右側のクローラ式走行装置1が従動するようになることから、走行路面の状態が走行抵抗の大きい軟弱な状態であっても、右側のクローラ式走行装置1の駆動速度を徐々に低下させることができ、もって、直進状態から右緩旋回状態への移行をスムーズに行えるようになっている。
【0040】
その後、操作レバー36が右側の第1旋回位置R1から第2旋回位置L2に向けて操作されると、その操作量が大きいほど可変リリーフ弁34のリリーフ圧が大きくなって、右側の油圧シリンダ26に供給される作動油量が多くなるとともに右側の多板ブレーキ24が徐々に制動状態に切り換わることから、左側のクローラ式走行装置1を駆動する一方で右側のクローラ式走行装置1を制動させる右急旋回状態を、右緩旋回状態から右側のクローラ式走行装置1に対する制動が徐々に強くなる状態にスムーズに現出することができるようになっている。
【0041】
逆に、操作レバー36が右側の第2旋回位置L2から第1旋回位置R1に向けて操作されると、その操作量が大きいほど可変リリーフ弁34のリリーフ圧が小さくなって、右側の油圧シリンダ26から排出される作動油量が多くなるとともに右側の多板ブレーキ24による制動が徐々に弱くなり、その後、操作レバー36が右側の第1旋回位置R1に操作されると、可変リリーフ弁34のリリーフ圧が零になって右側の多板ブレーキ24が非制動状態に切り換わることから、右急旋回状態から右緩旋回状態への切り換え現出を、右側のクローラ式走行装置1に対する制動が徐々に弱くなる状態にスムーズに行えるようになっている。
【0042】
次に、操作レバー36が右側の第1旋回位置R1から中立位置Nに向けて操作されると、操作レバー36が右側の第1旋回位置R1から中立位置Nに至るまでの間は、第1切換弁33が直進右旋回切換状態に切り換わるとともに第2切換弁35が供給状態に切り換わり、これによって、油圧ポンプ30からの作動油が摩擦クラッチ29に供給されて、摩擦クラッチ29が遮断状態から接続状態に徐々に切り換わることから、摩擦クラッチ29を介した左側のクローラ式走行装置1から右側のクローラ式走行装置1への伝動が開始されて右側のクローラ式走行装置1が駆動されるとともに、その伝動が徐々に強められて右側のクローラ式走行装置1の駆動速度が徐々に高められるようになり、その後、操作レバー36が中立位置Nに操作されると、第1切換弁33が中立状態に切り換わるとともに第2切換弁35が排出状態に切り換わり、これによって、右側の油圧シリンダ26から作動油が排出されて右側の噛合クラッチ23が非伝動状態から伝動状態に切り換わるとともに、摩擦クラッチ29から作動油が排出されて摩擦クラッチ29が遮断状態に切り換わることから、右緩旋回状態から左右の噛合クラッチ23を介した伝動で左右のクローラ式走行装置1を等速駆動させる直進走行状態への切り換え現出をスムーズに行えるようになっている。
【0043】
又、上記の構成から、操向装置20は、操作レバー36が中立位置Nに操作される旋回走行終了時において、左右いずれかの噛合クラッチ23が非伝動状態から伝動状態に切り換えられるまでの間で、摩擦クラッチ29を介した伝動で左右のクローラ式走行装置1が等速駆動状態に至ってしまい、非伝動状態から伝動状態に切り換えられる噛合クラッチ23の噛合爪同士が噛合不能な回転位相のまま等速回転するようになったとしても、操作レバー36が中立位置Nに操作されるのに伴って、第2切換弁35の排出状態が現出されて摩擦クラッチ29が接続状態から遮断状態に切り換わることで、左右のクローラ式走行装置1が差動して、非伝動状態の噛合クラッチ23における噛合爪同士の回転位相に差が生じるようになることから、非伝動状態の噛合クラッチ23を伝動状態に切り換えることができ、もって、操作レバー36を中立位置Nに操作した状態では、左右の両噛合クラッチ23を介した伝動で左右のクローラ式走行装置1を等速駆動させる直進走行状態を確実に現出することができるようになっている。
【0044】
尚、図示は省略するが、右側の多板ブレーキ24は、主クラッチ10とともにブレーキペダルに連係されており、そのブレーキペダルを踏み込み操作することで、主クラッチ10がエンジン7から静油圧式無段変速装置9への伝動を遮断し、多板ブレーキ24が操向装置20を介して左右のクローラ式走行装置1を制動する減速停止状態を現出することができ、又、そのブレーキペダルをロック金具で踏み込み操作位置に保持することで、多板ブレーキ24を駐車ブレーキとして機能させた駐車状態を現出できるようになっている。
【0045】
ちなみに、図5に示すように、操向用の油路31における油圧ポンプ30より上手側の油路部分には、静油圧式無段変速装置9に対するチャージ用の油路38が接続されており、この油路38には、チャージ用の油圧ポンプ39、前進油路16に対する逆止弁40、後進油路17に対する逆止弁41、前進油路16に対する中立弁42、及びリリーフ弁43が介装され、このリリーフ弁43からの戻り油が冷却用として静油圧式無段変速装置9に供給されるようになっている。
【0046】
〔第2実施形態〕
尚、第2実施形態は、上記第1実施形態と操向装置20の作動状態切り換え構造が異なるものであることから、以下、その構造について説明する。
【0047】
図6に示すように、操向装置20の作動状態の切り換えは、左右の油圧シリンダ26及び摩擦クラッチ29の作動油として油圧ポンプ30によって圧送されるミッションオイルの流量調節で行うことができ、その流量調節は、操向用の油路31に介装したリリーフ弁32、切換弁44、可変リリーフ弁34、及び減圧弁45の作動を制御することで行うことができ、それらの作動制御は、切換弁44及び可変リリーフ弁34に連係した操作レバー36の操作で行えるようになっている。切換弁44は、操作レバー36が中立位置Nから左右の第1旋回位置L1,R1に至るまでの中立領域に操作されると、油圧ポンプ30からの作動油の流動を停止させるとともに左右の油圧シリンダ26からの作動油の排出を許容する中立状態に切り換わるとともに、操作レバー36が中立位置Nの近傍に操作された際に、油圧ポンプ30からの作動油をそのままミッションケース8内に還元して、油圧ポンプ30から第1切換弁33にわたる供給油路37内の油圧を低下させる減圧状態を一時的に現出し、操作レバー36が左右いずれかの第1旋回位置L1,R1から第2旋回位置L2,R2にわたる旋回操作領域内に操作されると、その操作方向に対応する油圧シリンダ26に対する油圧ポンプ30からの作動油の供給を許容するとともに、その操作方向に反する油圧シリンダ26からの作動油の排出を許容する左右いずれかの旋回状態に切り換わるようになっている。可変リリーフ弁34は、操作レバー36が中立位置Nと左右いずれかの第1旋回位置L1,R1とにわたって操作されている間はリリーフ圧が零になり、左右いずれかの第1旋回位置L1,R1から第2旋回位置L2,R2側に大きく操作するほどリリーフ圧が大きくなるように設定されている。
【0048】
この構成から、操向装置20は、操作レバー36が中立位置Nに位置する状態では、切換弁44の中立状態が現出されており、これによって、左右の油圧シリンダ26から作動油が排出された状態となって左右の噛合クラッチ23の伝動状態と左右の多板ブレーキ24の非制動状態とが現出され、又、摩擦クラッチ29に減圧弁45を介して作動油が供給された状態となって摩擦クラッチ29の接続状態が現出されることから、左右の噛合クラッチ23と摩擦クラッチ29とを介した伝動で左右のクローラ式走行装置1を等速駆動させる直進走行状態を現出するようになっている。
【0049】
そして、操作レバー36が中立位置Nから左側の第1旋回位置L1に操作されると、切換弁44が左旋回状態に切り換わり、これによって、先ず、油圧ポンプ30からの作動油が左側の油圧シリンダ26に供給され、左側の油圧シリンダ26が切換弁44と可変リリーフ弁34とを連通する状態まで作動し、左側の噛合クラッチ23が伝動状態から非伝動状態に切り換わることで、摩擦クラッチ29を介した伝動のみで左右のクローラ式走行装置1を等速駆動させる直進走行状態を現出し、その後、この操作位置では可変リリーフ弁34のリリーフ圧が零であって、油圧ポンプ30から左側の油圧シリンダ26に供給される作動油がそのまま可変リリーフ弁34を介して排出されることから、左側の噛合クラッチ23が非伝動状態に維持されるとともに、左側の多板ブレーキ24の非制動状態から制動状態への切り換えが阻止されるようになり、又、減圧弁45の作動で、摩擦クラッチ29内の作動油が徐々に排出されて摩擦クラッチ29が接続状態から遮断状態に徐々に切り換わることから、右側のクローラ式走行装置1を駆動する一方で左側のクローラ式走行装置1を従動させる左緩旋回状態を徐々に切り換え現出するようになっている。
【0050】
つまり、直進走行状態から左緩旋回状態を切り換え現出する際には、先ず、右側の噛合クラッチ23によって伝動が継続される右側のクローラ式走行装置1から、左側の噛合クラッチ23によって伝動が断たれた左側のクローラ式走行装置1への、摩擦クラッチ29を介した等速伝動状態が現出され、その後、その摩擦クラッチ29を介した右側のクローラ式走行装置1から左側のクローラ式走行装置1への伝動が徐々に弱められて、左側のクローラ式走行装置1が従動するようになることから、走行路面の状態が走行抵抗の大きい軟弱な状態であっても、左側のクローラ式走行装置1の駆動速度を徐々に低下させることができ、もって、直進状態から左緩旋回状態への移行をスムーズに行えるようになっている。
【0051】
その後、操作レバー36が左側の第1旋回位置L1から第2旋回位置L2に向けて操作されると、その操作量が大きいほど可変リリーフ弁34のリリーフ圧が大きくなって、左側の油圧シリンダ26に供給される作動油量が多くなるとともに左側の多板ブレーキ24が徐々に制動状態に切り換わることから、右側のクローラ式走行装置1を駆動する一方で左側のクローラ式走行装置1を制動させる左急旋回状態を、左緩旋回状態から左側のクローラ式走行装置1に対する制動が徐々に強くなる状態にスムーズに現出することができるようになっている。
【0052】
逆に、操作レバー36が左側の第2旋回位置L2から第1旋回位置L1に向けて操作されると、その操作量が大きいほど可変リリーフ弁34のリリーフ圧が小さくなって、左側の油圧シリンダ26から排出される作動油量が多くなるとともに左側の多板ブレーキ24による制動が徐々に弱くなり、その後、操作レバー36が左側の第1旋回位置L1に操作されると、可変リリーフ弁34のリリーフ圧が零になって左側の多板ブレーキ24が非制動状態に切り換わることから、左急旋回状態から左緩旋回状態への切り換え現出を、左側のクローラ式走行装置1に対する制動が徐々に弱くなる状態にスムーズに行えるようになっている。
【0053】
次に、操作レバー36が左側の第1旋回位置L1から中立位置Nに操作されると、切換弁44が中立状態に切り換わり、これによって、左側の油圧シリンダ26から作動油が排出されて左側の噛合クラッチ23が非伝動状態から伝動状態に切り換わる一方で、その切り換え操作の間に、切換弁44の中立状態への切り換えに伴う減圧弁45の作動で、油圧ポンプ30からの作動油が摩擦クラッチ29に供給されて、摩擦クラッチ29が遮断状態から接続状態に徐々に切り換わることで、摩擦クラッチ29を介した右側のクローラ式走行装置1から左側のクローラ式走行装置1への伝動が開始されて左側のクローラ式走行装置1が駆動されるとともに、その伝動が徐々に強められて左側のクローラ式走行装置1の駆動速度が徐々に高められるようになることから、左緩旋回状態から左右の噛合クラッチ23と摩擦クラッチ29とを介した伝動で左右のクローラ式走行装置1を等速駆動させる直進走行状態への切り換え現出をスムーズに行えるようになっている。
【0054】
一方、操作レバー36が中立位置Nから右側の第1旋回位置R1に操作されると、切換弁44が右旋回状態に切り換わり、これによって、先ず、油圧ポンプ30からの作動油が右側の油圧シリンダ26に供給され、右側の油圧シリンダ26が切換弁44と可変リリーフ弁34とを連通する状態まで作動し、右側の噛合クラッチ23が伝動状態から非伝動状態に切り換わることで、摩擦クラッチ29を介した伝動のみで左右のクローラ式走行装置1を等速駆動させる直進走行状態を現出し、その後、この操作位置では可変リリーフ弁34のリリーフ圧が零であって、油圧ポンプ30から右側の油圧シリンダ26に供給される作動油がそのまま可変リリーフ弁34を介して排出されることから、右側の噛合クラッチ23が非伝動状態に維持されるとともに、右側の多板ブレーキ24の非制動状態から制動状態への切り換えが阻止されるようになり、又、減圧弁45の作動で、摩擦クラッチ29内の作動油が徐々に排出されて摩擦クラッチ29が接続状態から遮断状態に徐々に切り換わることから、左側のクローラ式走行装置1を駆動する一方で右側のクローラ式走行装置1を従動させる右緩旋回状態を徐々に切り換え現出するようになっている。
【0055】
つまり、直進走行状態から右緩旋回状態を切り換え現出する際には、先ず、左側の噛合クラッチ23によって伝動が継続される左側のクローラ式走行装置1から、右側の噛合クラッチ23によって伝動が断たれた右側のクローラ式走行装置1への、摩擦クラッチ29を介した等速伝動状態が現出され、その後、その摩擦クラッチ29を介した左側のクローラ式走行装置1から右側のクローラ式走行装置1への伝動が徐々に弱められて、右側のクローラ式走行装置1が従動するようになることから、走行路面の状態が走行抵抗の大きい軟弱な状態であっても、右側のクローラ式走行装置1の駆動速度を徐々に低下させることができ、もって、直進状態から右緩旋回状態への移行をスムーズに行えるようになっている。
【0056】
その後、操作レバー36が右側の第1旋回位置R1から第2旋回位置L2に向けて操作されると、その操作量が大きいほど可変リリーフ弁34のリリーフ圧が大きくなって、右側の油圧シリンダ26に供給される作動油量が多くなるとともに右側の多板ブレーキ24が徐々に制動状態に切り換わることから、左側のクローラ式走行装置1を駆動する一方で右側のクローラ式走行装置1を制動させる右急旋回状態を、右緩旋回状態から右側のクローラ式走行装置1に対する制動が徐々に強くなる状態にスムーズに現出することができるようになっている。
【0057】
逆に、操作レバー36が右側の第2旋回位置L2から第1旋回位置R1に向けて操作されると、その操作量が大きいほど可変リリーフ弁34のリリーフ圧が小さくなって、右側の油圧シリンダ26から排出される作動油量が多くなるとともに右側の多板ブレーキ24による制動が徐々に弱くなり、その後、操作レバー36が右側の第1旋回位置R1に操作されると、可変リリーフ弁34のリリーフ圧が零になって右側の多板ブレーキ24が非制動状態に切り換わることから、右急旋回状態から右緩旋回状態への切り換え現出を、右側のクローラ式走行装置1に対する制動が徐々に弱くなる状態にスムーズに行えるようになっている。
【0058】
次に、操作レバー36が右側の第1旋回位置R1から中立位置Nに操作されると、切換弁44が中立状態に切り換わり、これによって、右側の油圧シリンダ26から作動油が排出されて右側の噛合クラッチ23が非伝動状態から伝動状態に切り換わる一方で、その切り換え操作の間に、切換弁44の中立状態への切り換えに伴う減圧弁45の作動で、油圧ポンプ30からの作動油が摩擦クラッチ29に供給されて、摩擦クラッチ29が遮断状態から接続状態に徐々に切り換わることで、摩擦クラッチ29を介した左側のクローラ式走行装置1から右側のクローラ式走行装置1への伝動が開始されて右側のクローラ式走行装置1が駆動されるとともに、その伝動が徐々に強められて右側のクローラ式走行装置1の駆動速度が徐々に高められるようになることから、右緩旋回状態から左右の噛合クラッチ23と摩擦クラッチ29とを介した伝動で左右のクローラ式走行装置1を等速駆動させる直進走行状態への切り換え現出をスムーズに行えるようになっている。
【0059】
又、上記の構成から、操向装置20は、操作レバー36が中立位置Nに操作される旋回走行終了時において、左右いずれかの噛合クラッチ23が非伝動状態から伝動状態に切り換えられるまでの間で、摩擦クラッチ29を介した伝動で左右のクローラ式走行装置1が等速駆動状態に至ってしまい、非伝動状態から伝動状態に切り換えられる噛合クラッチ23の噛合爪同士が噛合不能な回転位相のまま等速回転するようになったとしても、操作レバー36が中立位置Nの近傍に操作されるのに伴って、切換弁44の減圧状態が一時的に現出され、これに伴う減圧弁45の作動で、一時的に摩擦クラッチ29内の作動油が排出されて摩擦クラッチ29が接続状態から遮断状態に切り換え操作されることで、左右のクローラ式走行装置1が差動して、非伝動状態の噛合クラッチ23における噛合爪同士の回転位相に差が生じるようになることから、非伝動状態の噛合クラッチ23を伝動状態に切り換えることができ、もって、操作レバー36を中立位置Nに位置させた状態では、左右の両噛合クラッチ23と摩擦クラッチ29とを介した伝動で左右のクローラ式走行装置1を等速駆動させる直進走行状態を確実に現出することができるようになっている。
【0060】
〔別実施形態〕
以下、本発明の別実施形態を列記する。
(1)作業機としては人参収穫機や大根収穫機などであってもよい。
(2)操向装置20としては、緩旋回状態の現出のみが可能となるように構成されたものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体側面図
【図2】コンバインの伝動構成を示す概略図
【図3】ミッションケースの縦断正面図
【図4】操向装置の構成を示すミッションケース下部の縦断正面図
【図5】第1実施形態における油圧回路図
【図6】第2実施形態における油圧回路図
【符号の説明】
1 走行装置
11 伝動系
20 操向装置
23 噛合クラッチ
28 駆動軸
29 摩擦クラッチ
Claims (3)
- 左右の走行装置に対する伝動系に、対応する前記走行装置への伝動を断続する左右の噛合クラッチを装備した作業機の伝動構造において、
前記左右の走行装置における駆動軸同士の断続を可能にする摩擦クラッチを備え、前記左右の両噛合クラッチが伝動状態に切り換えられた直進走行状態から一方の前記噛合クラッチが非伝動状態に切り換えられる旋回走行開始時には、その一方の前記噛合クラッチの非伝動状態への切り換えに伴って前記摩擦クラッチが接続状態から遮断状態に徐々に切り換えられ、その一方の前記噛合クラッチが非伝動状態から伝動状態に切り換えられる旋回走行終了時には、その一方の前記噛合クラッチが伝動状態に切り換わる前の段階で、前記摩擦クラッチが遮断状態から接続状態に徐々に切り換えられるように構成してある作業機の伝動構造。 - 左右の走行装置に対する伝動系に、対応する前記走行装置への伝動を断続する左右の噛合クラッチを装備した作業機の伝動構造において、
前記左右の走行装置における駆動軸同士の断続を可能にする摩擦クラッチを備え、前記左右の両噛合クラッチが伝動状態に切り換えられた直進走行状態から一方の前記噛合クラッチが非伝動状態に切り換えられる旋回走行開始時には、その一方の前記噛合クラッチの非伝動状態への切り換えに伴って前記摩擦クラッチが接続状態から遮断状態に徐々に切り換えられ、その一方の前記噛合クラッチが非伝動状態から伝動状態に切り換えられる旋回走行終了時には、その一方の前記噛合クラッチが伝動状態に切り換わる前の段階で、前記摩擦クラッチが遮断状態から接続状態に徐々に切り換えられるように構成し、
前記直進走行状態では前記摩擦クラッチの遮断状態を現出し、旋回走行開始時には、一方の前記噛合クラッチが伝動状態から非伝動状態に切り換えられる前の段階で、前記摩擦クラッチの接続状態を現出するように構成してある作業機の伝動構造。 - 左右の走行装置に対する伝動系に、対応する前記走行装置への伝動を断続する左右の噛合クラッチを装備した作業機の伝動構造において、
前記左右の走行装置における駆動軸同士の断続を可能にする摩擦クラッチを備え、前記左右の両噛合クラッチが伝動状態に切り換えられた直進走行状態から一方の前記噛合クラッチが非伝動状態に切り換えられる旋回走行開始時には、その一方の前記噛合クラッチの非伝動状態への切り換えに伴って前記摩擦クラッチが接続状態から遮断状態に徐々に切り換えられ、その一方の前記噛合クラッチが非伝動状態から伝動状態に切り換えられる旋回走行終了時には、その一方の前記噛合クラッチが伝動状態に切り換わる前の段階で、前記摩擦クラッチが遮断状態から接続状態に徐々に切り換えられるように構成し、
旋回走行終了時に、一方の前記噛合クラッチが非伝動状態から伝動状態に切り換わる直前に、前記摩擦クラッチの接続状態から遮断状態への切り換え操作を一時的に行うように構成してある作業機の伝動構造。
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