JPH0413241Y2 - - Google Patents

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JPH0413241Y2
JPH0413241Y2 JP1985090530U JP9053085U JPH0413241Y2 JP H0413241 Y2 JPH0413241 Y2 JP H0413241Y2 JP 1985090530 U JP1985090530 U JP 1985090530U JP 9053085 U JP9053085 U JP 9053085U JP H0413241 Y2 JPH0413241 Y2 JP H0413241Y2
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brake
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【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は、例えばコンバイン等のように走行
部を有する作業車におけるブレーキの制御装置に
関する。
<従来の技術> 従来比較的低速走行する主としてクローラ付走
行部等を有する変速機付作業車においては、特に
坂道、畔際等の傾斜地で変速操作を行う場合、走
行伝動系統を遮断するニユートラル状態の時に作
業車が自重や機体の慣性により転動し危険である
ため、変速操作に合わせてブレーキ操作を同時に
行うという高度な運転技術を要した。
このため従来は変速操作時の中立状態において
油圧ブレーキを変速操作と連動して作用させる技
術として特開昭57−60924号に示される装置等が
知られている。
<考案が解決しようとする問題点> しかし、上述した変速機構中立操作時の制動機
構では、変速機構が中立状態にあるときは作業車
の作業形態如何に拘わらず常に油圧ブレーキ作用
状態にある。その結果平地走行時の停車や作業車
が停車して走行以外の他の作業を行う(例えばコ
ンバインにおいて手扱ぎ脱穀作業を行う)場合等
は、油圧ポンプに不必要な過負荷を生じてポンプ
や油圧系統に悪影響を及ぼしている。特にオイル
の過熱によつてミツシヨンギヤの潤滑や冷却作用
に支障を来たし、あるいはオイルの退化を早める
等の欠点があつた。
<問題点を解決するための手段> 上記のような問題点を解決するための本考案の
装置は走行変速を司る油圧操作回路中に、前後進
及び中立の切り換え操作を行う変速操作バルブ3
5を設け、該変速操作バルブ35を中立位置に操
作したときに油圧供給によりブレーキ装置33が
制動作用すべく前記変速操作バルブ35に接続さ
せてブレーキ操作回路34を設けた作業車におい
て、上記ブレーキ操作回路34に開放回路41を
設け、該開放回路41中には作業車の駐車中の走
行部制動不要時に前記ブレーキ操作回路34のブ
レーキ作動油圧を解除する解除操作部42を設け
たことを特徴としている。
<作用> 本考案の装置においては、変速操作バルブ35
が中立状態のときであつてもブレーキ装置33に
よる走行制動が不要の場合は、開放回路41中の
解除操作部42を開放してブレーキ装置33のブ
レーキ作動油圧を解除し、油圧ポンプ38を無負
荷運転にできる。逆に変速操作バルブ35が中立
操作位置にあつて、ブレーキが必要な場合は解除
操作部42を閉じることによりブレーキ装置33
に油圧を掛け制動状態にするものである。
<実施例> 以下本考案の実施例を図面に基いて詳述する
と、図面は本考案の装置をコンバインに応用した
場合の伝動系統を示す説明図で、エンジン1の動
力はエンジンプーリ2からベルト伝動により無段
変速用のカウンタ3、プーリ4、入力軸5に伝え
られ、さらにギヤ6,7の噛み合いで前後進クラ
ツチ軸8に伝動される。
コンバインの前進走行駆動では前進油圧クラツ
チ10が作動してギヤ11,12,13,14に
よりトランスミツシヨン入力軸15が正転駆動さ
れ、逆に走行部の後進駆動時は後進油圧クラツチ
9が作動し、逆転駆動力がギヤ16,17を介し
てトランスミツシヨン入力軸15へ伝達される。
そして上記トランスミツシヨン入力軸15の正
逆転駆動が副変速用シフトギヤ20,21、サイ
ドクラツチ22、中間の変速ギヤ23〜27を介
してクローラ駆動ホイル28に伝達される機構と
なつている。また前記クラツチ軸8の回転はギヤ
16,16′を介して前処理駆動軸29及び前処
理プーリ30にも伝達される。この前処理伝動系
統には一方向クラツチ装置(図示しない)が設け
られており、前処理部へは後進回転(逆転)の駆
動力は伝達されない機構となつている。
上記伝動系統を操作する油圧系統として前後進
クラツチ9,10には前後進クラツチ操作回路3
1a,31bの末端が接続され、またクラツチ軸
32,32(その他ホイル28に近接する他の軸
でも可)に設けられた走行用のブレーキ装置3
3,33にはブレーキ操作回路34a,34bが
接続されている。このブレーキ操作回路34a,
34bの上流端は1本のブレーキ操作回路34に
接続されている。
一方上記クラツチ及びブレーキ操作回路の油圧
系統の基端部として、オイルタンク36に主操作
回路37の一端が接続され、該主操作回路37に
は油圧ポンプ38が介設されている。さらに主操
作回路37の下流端は、前後進切り換え用の変速
操作バルブ35に接続され、該変速操作バルブ3
5の中立ポジシヨンNの操作位置において前記ブ
レーキ操作回路34の基端部と連通される。その
結果変速操作バルブ35の中立操作時にはブレー
キ操作回路34が開かれ、左右のブレーキ装置3
3,33が同時に作動する回路構成となつてい
る。
また、前記クラツチ操作回路31a,31bの
基端部は前記変速操作バルブ35の前進ポジシヨ
ンF又は後進ポジシヨンRに連通され、変速操作
バルブ35をF、又はRに操作した際に、回路が
開かれ前進クラツチ10又は後進クラツチ9が作
動する回路構成となつている。
上記油圧ポンプ38と変速操作バルブ35との
途中と、変速操作バルブ35からのドレン管39
との間にはリリーフ弁40が介設されている。
上記配管系統に対し、変速操作バルブ35の下
流側のブレーキ操作回路34には、油圧開放回路
41を設ける。該開放回路41にはブレーキ操作
回路34の油圧を開放する解除操作部42を設
け、この解除操作部42は開放回路41をドレン
管41bの2方向に選択的に切り換え接続して開
閉する解除バルブ43と、可変ドレン管47bに
おいて開放路41を調節開閉する可変しぼり弁4
4とを有する。45は開放回路41の下流端に設
けたフイルタである。
上記構成により変速操作バルブ35が中立状態
(ポジシヨンN)にあるときはブレーキ装置33,
33が作動するが、ブレーキ不要時には解除バル
ブ43を開放することにより、ブレーキ装置3
3,33の油圧は解除状態となる。また、可変し
ぼり弁44を調節することにより各ブレーキ装置
33の作動圧の大小又は作動変速の制御を行うこ
とができる。
図中の解除バルブ43の操作部43aは実線で
示すように手動操作式のほか、解除バルブ43を
ソレノイドバルブとして電気的に操作することも
可能である。この場合、例えばコンバインでは前
処理(引起し、刈取り、脱穀部への搬送等)用ク
ラツチがOFFで脱穀用クラツチがONの時にだけ
ソレノイド操作用電気回路が連動して導通し、解
除バルブ43を開放状態にするようなマイクロス
イツチ等を有する回路構成とすることができる。
このような構成では変速の中立状態で停車して手
扱ぎ脱穀作業をする時のブレーキ解除操作が自動
化できる。同じく、作業車に傾斜計を付設し、作
業車が水平状態であればブレーキ解除をさせるよ
うに作動させる構成とすることも可能である。
また、図示するように伝動系統中に無段変速用
のカウンタ3を設けた場合、コンバイン等の走行
速度は、カウンタ3の変速用可変プーリ4aの変
位量又はこれを操作する無段変速用(副変速)操
作レバ(図示しない)の操作位置と相関関係にあ
る。これに対し、変速操作バルブ35の中立操作
時における機体走行速度の大小に応じ、高速では
急ブレーキによる衝撃を緩和すべくブレーキ33
を徐々に作動させ、低速では衝撃の心配がないた
めクイツク作動させる機構を次のように構成する
ことができる。
即ち、カウンタ3の無段変速操作するレバ等の
操作部又は可変プーリ4aの変位を機械的若しく
は電気的に検出し、この検出量に応じて前述した
可変しぼり弁44を機械的又は電気的手段により
連動せしめる連動手段46を設けたものである。
<考案の効果> 以上のように構成される本考案の装置によれ
ば、傾斜地その他で作業車が傾斜状態で変速操作
し、変速操作バルブが中立状態の時には自動的に
走行系統にブレーキが作用するので、機体の自重
や慣性等による転動が防止でき、変速操作に合わ
せてブレーキ操作を同時に行う等のわずらわしさ
がなくなるとともに、平地走行や走行を伴わない
平地での作業時等には、前記ブレーキ操作の油圧
を必要に応じて自動的又は手動操作により解除で
きる効果がある。
その結果、変速操作バルブが中立状態にあつて
も、ブレーキ不要時にポンプに掛かる負荷を開放
できるのでポンプ及び油圧系統の過負荷による故
障や油温上昇及び油温上昇によるミツシヨン系の
潤滑不良、ブレーキやクラツチの冷却不良、オイ
ルの退化等の不都合が防止される利点がある。
また本考案の構成によれば、ブレーキ装置の解
除操作部をソレノイドバルブや可変しぼり弁で構
成することにより、これらをブレーキ操作の要否
に応じて適宜連動させてブレーキ解除操作を自動
化させ、あるいは可変しぼり弁を変速操作時の走
行速度に応動させて、高速走行時の急停止による
危険防止や、低速時の作動迅速化等を実現できる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示す動力伝達及び油圧
操作系統を示す説明図である。 1……エンジン、3……カウンタ、4……カウ
ンタプーリ、4a……可変プーリ、31a,31
b……前後進クラツチ操作回路、32……クラツ
チ軸、33……ブレーキ装置、34,34a,3
4b……ブレーキ操作回路、35……変速操作バ
ルブ、36……オイルタンク、37……主操作回
路、38……油圧ポンプ、39……ドレン管、4
0……リリーフ弁、41……開放回路、41a…
…ドレン管、41b……可変ドレン管、42……
解除操作部、43……解除バルブ、44……可変
しぼり弁、45……フイルタ、46……連動手
段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 走行変速を司る油圧操作回路中に、前後進及
    び中立の切り換え操作を行う変速操作バルブ3
    5を設け、該変速操作バルブ35を中立位置に
    操作したときに油圧供給によりブレーキ装置3
    3が制動作用すべく前記変速操作バルブ35に
    接続させてブレーキ操作回路34を設けた作業
    車において、上記ブレーキ操作回路34に開放
    回路41を設け、該開放回路41中には作業車
    の駐車中の走行部制動不要時に前記ブレーキ操
    作回路34のブレーキ作動油圧を解除する解除
    操作部42を設けたことを特徴とする作業車に
    おけるブレーキ制御装置。 2 解除操作部42を可変しぼり弁44を有する
    構成とした実用新案登録請求の範囲第1項に記
    載の作業車におけるブレーキ制御装置。 3 解除操作部42をソレノイドバルブを有する
    構成とし、該ソレノイドバルブを走行部制動不
    要状態への操作と連動せしめる構成とした実用
    新案登録請求の範囲第1項に記載の作業車にお
    けるブレーキ制御装置。 4 可変しぼり弁44を走行部の速度制御状態に
    応じて電気的又は機械的手段により、高速状態
    ではしぼりを小さくし低速状態においてしぼり
    を大きく制御せしめる構成とした実用新案登録
    請求の範囲第2項に記載の作業車におけるブレ
    ーキ制御装置。
JP1985090530U 1985-06-14 1985-06-14 Expired JPH0413241Y2 (ja)

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JPS61205828U JPS61205828U (ja) 1986-12-25
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JPS5169238U (ja) * 1974-11-27 1976-06-01
JPH0228094Y2 (ja) * 1981-05-09 1990-07-27

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