JP3711283B2 - インサートおよびこれを備えた電子部品ハンドリング装置 - Google Patents

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    • H05K7/02Arrangements of circuit components or wiring on supporting structure

Description

技術分野
本発明は、被試験電子部品を収納した状態で、前記被試験電子部品を電子部品試験装置による試験に供することができる電子部品収納体(インサート)、並びにこれを利用した電子部品ハンドリング装置に関する。
背景技術
半導体装置などの製造過程においては、ICデバイス等の電子部品の性能や機能等を試験する電子部品試験装置が必要となる。そのような電子部品試験装置の一例として、電子部品ハンドリング装置、電子部品コンタクト装置および試験用メイン装置から構成される電子部品試験装置が知られている。
電子部品ハンドリング装置の一例としては、低温、高温などの各種温度ストレスを被試験ICデバイスに印加してソケットに装着するとともに、試験済みのICデバイスを試験結果に応じて分類して収納する、ハンドラ(handler)と称されるICデバイスハンドリング装置が知られている。また、電子部品コンタクト装置の一例としては、ソケットおよびテストヘッドを通じて被試験ICデバイスを試験用メイン装置にコンタクトする(電気的に接続する)ICデバイスコンタクト装置が知られている。
ハンドラを用いたICデバイスの試験は、例えば、次のようにして行なわれる。被試験ICデバイスが、ICソケットが設けられたテストヘッドの上方に搬送された後、プッシャによって押圧され、ICソケットに装着される。これによりICソケットの接続端子と被試験ICデバイスの外部端子とが接触し、被試験ICデバイスは、ICソケットおよびテストヘッドを通じて試験用メイン装置に電気的に接続される。そして、試験用メイン装置からケーブルを通じてテストヘッドに供給されるテスト信号を被試験ICデバイスに印加するとともに、被試験ICデバイスから読み出される応答信号を、テストヘッドを通じて試験用メイン装置に送ることにより、被試験ICデバイスの電気的特性が測定される。
バンドラを用いたICデバイスの試験において、被試験ICデバイスはトレイに収納されてハンドラ内に搬送され、試験終了後、各ICデバイスはそれぞれの試験結果に応じてカテゴリー別トレイに載せ替えられる。試験前および試験後のICデバイスを収納するためのトレイ(以下「カスタマトレイ」ともいう。)と、ハンドラ内を循環搬送されるトレイ(以下「テストトレイ」ともいう。)のタイプが相違する場合には、試験の前後においてカスタマトレイとテストトレイとの間でICデバイスの載せ替えが行なわれる。
テストトレイには、インサートと呼ばれる電子部品収納体が複数個装着されており、被試験ICデバイスは、テストトレイに装着されたインサートに収納されてテストヘッドまで搬送され、インサートに収納された状態でテストヘッドに押し付けられる。複数個のインサートが装着されたテストトレイを用いれば、ICデバイスの多数個同時測定が可能となる。
インサートには、被試験ICデバイスのパッケージタイプ等に対応して種々の構造のものがある。例えば、図19に示すように、BGA型ICデバイス等のエリア・アレイ型電子部品を収納するインサート16のインサート本体17には、被試験ICデバイス2をガイドコア18にガイド(案内)するデバイスガイド部171aが形成されており、ICデバイス2はデバイスガイド部171aによってガイドされてガイドコア18に収納される。ガイドコア18の下端には、ICデバイス2の外部端子22がソケットの接続端子方向に露出するように開口部182が形成されており、開口部182の周縁部によってICデバイス2の外部端子面(ICデバイス2のパッケージ本体の外面のうち、外部端子22が配列している面)が支持される。
また、インサート16には、ガイドコア18に収納されたICデバイス2の飛び出しや位置ずれを防止するラッチ機構(例えば、特開2001−33518号公報)が設けられている。このラッチ機構はラッチ175を備えており、ラッチ175の一端にはラッチ部175bが形成され、これにアーム部175d,175eが接続され、アーム部175dに力点175aが設けられている。アーム部75dには、回転中心となる通孔175fが形成されており、ここにピンが挿入されることでラッチ175がインサート本体17に回転可能に支持されている。このラッチ機構では、レバープレート19のインサート本体17への近接に伴って力点175aから外力が入力されると、ラッチ部175bは、図19(a)に示すように、ガイドコア18に収納されたデバイス2の上面を被ってICデバイス2の飛び出しや位置ずれを防止する位置(閉位置)に移動する一方、レバープレート19のインサート本体17からの離反に伴って力点175aへの外力の入力が解除されると、ラッチ部175bは、図19(b)に示すように、ガイドコア18に収納されたデバイス2の上面から待避してICデバイス2の出し入れが可能となる位置(開位置)に移動するようになっている。
発明の開示
インサート16においては、図19に示すように、インサート本体17とガイドコア18とが一体となっており、ガイドコア18の交換は不可能である。インサート16に収納できるICデバイスのサイズは、ガイドコア18の構造に応じて決定されるので、ガイドコア18の交換が不可能である以上、インサート16に収納できるICデバイスのサイズは限られており、ICデバイスのサイズごとに異なるインサート16を作製する必要がある。しかしながら、インサート16のガイドコア18以外の構造は、ICデバイスのサイズに関わらずほぼ同様のものとすることができるので、ICデバイスのサイズごとに異なるインサートを作製するのは非効率的である。
また、インサート16に多様なサイズのICデバイスを収納できるようになった場合、多様なサイズのICデバイスに対応できるラッチ機構、すなわち、ラッチ部175bの開閉量(開位置と閉位置との間の移動量)が大きいラッチ機構が必要となる。ラッチ部175bの開閉量は、ラッチ175の回転角度を大きくすれば大きくすることができる。しかしながら、図19に示すラッチ175においては、レバープレート19が作用する力点175aがアーム部175d上に設けられているため、インサート本体17に近接したレバープレート19は、力点175aに作用するばかりでなく、アーム部175d,175eとも干渉し、アーム部175d,175eの回転はレバープレート19によって制限されてしまう。アーム部175d,175eの回転が制限されると、ラッチ部175bの回転も制限されるから、ラッチ部175bの回転角度を大きくすることはできない。
そこで、本発明は、第一に、インサート本体に脱着可能に装着できるガイドコアを提供することを目的とする。
また、本発明は、第二に、ガイドコアを脱着可能に装着できるインサート本体を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、第三に、ガイドコアを脱着可能に装着できるとともに、ラッチ部の開閉量が大きく、多様なサイズのICデバイスに対応できるラッチ機構を備えたインサート本体を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、第四に、上記ガイドコア及び上記インサート本体を備えたインサート、並びに当該インサートを備えた電子部品ハンドリング装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によって提供されるガイドコア、インサート本体、インサート及び電子部品ハンドリング装置は以下の特徴を有する。
(1)本発明に係るガイドコアは、インサート本体に脱着可能に装着できるガイドコアであって、エリア・アレイ型電子部品の外部端子がソケットの接続端子方向へ露出するように、前記エリア・アレイ型電子部品の外部端子面を支持できる支持部と、前記インサート本体が有するフック部と係脱可能に係合できるフック受け部とを有することを特徴とする。
本発明において、「インサート」とは、被試験電子部品を収納した状態で当該被試験電子部品を電子部品試験装置による試験に供することができる電子部品収納体を意味し、「インサート本体」とは、ガイドコアを装着することができるとともに、装着されたガイドコアに被試験電子部品をガイド(案内)することができるインサート構成部材を意味し、「ガイドコア」とは、被試験電子部品を電子部品試験装置による試験に供することができるように当該被試験電子部品を支持することができるインサート構成部材を意味する。なお、「インサート」、「インサート本体」及び「ガイドコア」に関する上記定義は、インサート、インサート本体及びガイドコアが有する機能を限定するものではない。
本発明に係るガイドコアはインサート本体に装着され、インサート本体に装着されたガイドコアには、インサート本体によって被試験電子部品がガイド(案内)される。そして、被試験電子部品は、その外部端子がソケットの接続端子方向へ露出するように、ガイドコアの支持部によって支持される。これによって、被試験電子部品がガイドコアに支持された状態で、当該被試験電子部品の外部端子をソケットの接続端子に接続させ、当該被試験電子部品の試験を行なうことができる。
本発明に係るガイドコアの対象となる電子部品は、エリア・アレイ型電子部品である。ここで、「エリア・アレイ型電子部品」とは、電子部品のパッケージ本体の外面に外部端子が(例えばマトリックス状に)配列した電子部品を意味し、その種類は特に限定されるものではないが、代表的な具体例としては、BGA(ball grid array)、LGA(land grid array)、PGA(pin grid array)、CSP(chip size package)等のICデバイスが挙げられる。また、エリア・アレイ型電子部品の外部端子の形状は特に限定されるものではなく、例えば、ボール、ランド、ピン等の形状の外部端子が挙げられる。また、「エリア・アレイ型電子部品の外部端子面」とは、エリア・アレイ型電子部品のパッケージ本体の外面のうち、外部端子が配列している面を意味する。
本発明に係るガイドコアの支持部の構造は、エリア・アレイ型電子部品の外部端子がソケットの接続端子方向へ露出するように、エリア・アレイ型電子部品の外部端子面を支持できる限り特に限定されるものではない。そのような構造の具体例としては、エリア・アレイ型電子部品の外部端子をソケットの接続端子方向へ露出させる開口部を有し、開口部周縁によってエリア・アレイ型電子部品の外部端子面を支持する構造が挙げられる。
本発明に係るガイドコアが有するフック受け部の構造は、ガイドコアがインサート本体に脱着可能に装着されるように、インサート本体が有するフック部と係脱可能に係合できる限り特に限定されるものではない。また、フック受け部の位置及び個数は、フック部とフック受け部との係合によってガイドコアをインサート本体に装着できる限り特に限定されるものではない。例えば、支持部の周囲の対向する位置にそれぞれ1つ以上のフック受け部を設けることによって、本発明に係るガイドコアをインサート本体に安定した状態で装着することができる。
本発明に係るガイドコアは、インサート本体のフック部とガイドコアのフック受け部とが係合することによってインサート本体に装着されるとともに、インサート本体のフック部とガイドコアのフック受け部との係合が解除されることによってインサート本体から脱着される。したがって、本発明に係るガイドコアを利用すれば、ガイドコアが交換可能であるインサートを作製することができる。そして、本発明に係るガイドコアを利用したインサートにおいては、ガイドコアを交換するだけで、多様なサイズの電子部品を収納することができる。
(2)前記(1)記載のガイドコアの好ましい態様では、前記ガイドコアが前記フック部の進入可能なフック進入孔を有し、前記フック受け部が前記フック進入孔に進入した前記フック部と係合できるように設けられている。
本態様に係るガイドコアが有するフック進入孔は、インサート本体が有するフック部が進入可能である限りその形状、構造、大きさ、位置等は特に限定されるものではなく、インサート本体が有するフック部の形状、構造、大きさ、位置等に応じて適宜決定することができる。フック進入孔としては、例えば、凹部や貫通孔が挙げられる。フック進入孔は、例えば、支持部の周囲に設けられたフランジの対向する位置にそれぞれ1つ以上設けることができる。
本態様に係るガイドコアにおいて、フック受け部が設けられている位置は、フック受け部がフック進入孔に進入したフック部と係合できる限り特に限定されるものではない。フック受け部は、例えば、フック進入孔の内側面と連続するように、フック進入孔の出口近傍に設けることができる。
本態様に係るガイドコアにおいては、フック受け部がフック進入孔に進入したフック部と係合できるように設けられているので、ガイドコアをインサート本体に近接させて装着することができる。これによって、電子部品をインサート本体からガイドコアへ確実にガイドすることができる。
(3)前記(1)又は(2)記載のガイドコアの好ましい態様では、前記ガイドコアが、前記ソケットに対して前記ガイドコアの位置決めを行なうガイドシャフトを嵌挿するためのガイドシャフト嵌挿孔を有する。
本態様に係るガイドコアにおいては、ソケット側に設けられている(例えばソケットガイドに設けられている)ガイドシャフトをガイドシャフト嵌挿孔に嵌挿することで、ソケットに対するガイドコアの正確な位置決めを行なうことができる。これによって、ガイドコアに支持された被試験電子部品のソケットに対する正確な位置決めが行なわれ、被試験電子部品の外部端子とソケットの接続端子とを確実に接続することができる。
(4)本発明に係るインサート本体は、前記(1)〜(3)のいずれかに記載のガイドコアを脱着可能に装着できるインサート本体であって、前記ガイドコアが装着されるガイドコア装着口、及び前記ガイドコア装着口に装着された前記ガイドコアへ電子部品をガイドできるように前記ガイドコア装着口と連通する電子部品進入口を有する電子部品ガイド部と、前記ガイドコアを有するフック受け部と係脱可能に係合できるフック部とを有することを特徴とする。
本発明に係るインサート本体において、電子部品ガイド部は、ガイドコア装着口と電子部品進入口とを有しており、ガイドコア装着口と電子部品進入口とは、電子部品進入口から進入した電子部品をガイドコア装着口に装着されたガイドコアへガイド(案内)できるように連通している。
本発明に係るインサート本体のガイドコア装着口にはガイドコアが装着され、ガイドコア装着口に装着されたガイドコアには、インサート本体の電子部品ガイド部によってガイドされた被試験電子部品が搬入される。そして、被試験電子部品は、ガイドコアによって支持された状態で電子部品試験装置による試験に供される。試験済み電子部品は、電子部品ガイド部によってガイドされて電子部品進入口からインサート本体外へ搬出される。
本発明に係るインサート本体のフック部の構造は、ガイドコアがインサート本体に脱着可能に装着されるように、ガイドコアが有するフック受け部と係脱可能に係合できる限り特に限定されるものではない。また、フック部の位置及び個数は、ガイドコアが具備するフック受け部の位置及び個数に応じて適宜決定することができる。
本発明に係るインサート本体においては、インサート本体のフック部とガイドコアのフック受け部とが係合することによってインサート本体にガイドコアが装着されるとともに、インサート本体のフック部とガイドコアのフック受け部との係合が解除されることによってインサート本体からガイドコアが脱着される。したがって、本発明に係るインサート本体を利用すれば、ガイドコアが交換可能であるインサートを作製することができる。本発明に係るインサート本体を利用したインサートにおいては、ガイドコアを交換するだけで、多様なサイズの被試験電子部品を収納することができる。
(5)前記(4)記載のインサート本体の好ましい態様では、前記フック部が、前記ガイドコアが有するフック進入孔に進入できるとともに、前記フック進入孔に進入した状態で前記フック受け部と係合できるように設けられている。
本態様に係るインサート本体が有するフック部は、ガイドコアが有するフック進入孔に進入可能であって、当該フック進入孔に進入した状態でフック受け部と係合できる限り、その形状、構造、大きさ、位置等は特に限定されるものではなく、ガイドコアが有するフック進入孔及びフック受け部の形状、構造、大きさ、位置等に応じて適宜決定することができる。
本態様に係るインサート本体においては、フック部がフック進入孔に進入した状態でフック受け部と係合できるように設けられるので、ガイドコアをインサート本体に近接させて装着することができる。これによって、電子部品をインサート本体からガイドコアへ確実にガイドすることができる。
なお、フック進入孔の出口近傍にフック受け部が設けられているとき、フック部がフック進入孔の出口から飛び出した状態でフック受け部と係合する場合があるが、このような状態であっても、フック部がフック進入孔の入口から進入した状態でフック受け部と係合する限り、「フック進入孔に進入した状態でフック受け部と係合する」に含まれる。
(6)前記(4)又は(5)記載のインサート本体の好ましい態様では、前記フック部が、前記フック受け部と係合する方向へ移動できるように設けられている。
本態様に係るインサート本体においては、フック部とフック受け部と係合する方向へ移動させることでインサート本体にガイドコアを装着できるとともに、フック部をそれとは逆の方向(フック受け部との係合が解除される方向)へ移動させることでインサート本体からガイドコアを脱着できるので、インサート本体に対するガイドコアの装着及び脱着(交換)を容易に行なうことができる。
(7)前記(6)記載のインサート本体の好ましい態様では、前記フック部が回転軸を中心として回動できるように設けられている。
本態様に係るインサート本体においては、フック部が回転軸を中心として一定の軌道上を移動するので、フック部をフック受け部と係合する方向へ容易かつ確実に移動させることができるとともに、フック部をそれとは逆の方向(フック受け部との係合が解除される方向)へ容易かつ確実に移動させることができる。これによって、インサート本体に対するガイドコアの装着及び脱着(交換)を容易かつ確実に行なうことができる。
(8)前記(6)又は(7)記載のインサート本体の好ましい態様では、前記フック部が、弾性部材によって前記フック受け部と係合する方向へ付勢されている。
本態様に係るインサート本体において、弾性部材の種類、弾性部材が設けられる位置等は、フック部をフック受け部と係合する方向へ付勢できる限り特に限定されない。弾性部材としては、例えば、ねじりバネ(トーションバネ)等のバネを用いることができる。
本態様に係るインサート本体においては、フック部とフック受け部との係合が弾性部材の付勢力によって強固となり、インサート本体に対してガイドコアを安定した状態で装着することができる。
(9)前記(8)記載のインサート本体の好ましい態様では、前記インサート本体が、前記フック受け部と係合する方向への前記フック部の移動又は回動を制限するストッパ部を有する。
本態様に係るインサート本体においては、ガイドコアが装着されていない状態でもフック部をストッパ部に保持することができる。
本態様に係るインサート本体において、フック部とフック受け部とを係合させる際には、ストッパ部に保持されているフック部に外力を作用させて当該フック部とフック受け部との係合を解除する方向へ移動又は回動させた後、ガイドコアをインサート本体のガイドコア装着口まで移動させ、外力を解除する。外力が解除されたフック部は、弾性部材の付勢力によってフック受け部と係合する方向へ移動又は回動し、フック受け部と係合する。このとき、フック部は、フック受け部と係合する方向への移動又は回動がストッパ部によって制限される前の段階でフック受け部と係合するか、あるいはフック受け部と係合する方向への移動又は回動がストッパ部によって制限された状態でフック受け部と係合する。
本態様に係るインサート本体において、ストッパ部の構造は、フック部の移動又は回動を制限できる限り特に限定されるものではない。また、ストッパ部の位置は、フック部とフック受け部との係合を妨げない限り特に限定されるものではない。
(10)前記(9)記載のインサート本体の好ましい態様では、前記インサート本体が、前記フック部に連設されたジグ受け部であって、ジグによる押圧を受けて前記フック部を前記フック受け部との係合を解除する方向へ移動又は回動させる前記ジグ受け部を有する。
本態様に係るインサート本体において、ジグ受け部の形状、構造等はジグ(治具)による押圧を受けてフック部をフック受け部との係合を解除する方向へ移動又は回動させることができる限り特に限定されるものではない。また、ジグの形状、構造等は、ジグ受け部を押圧できる限り特に限定されるものではない。ジグとしては、例えば、ジグ受け部を押圧できるシャフトを有するものを用いることができる。
本態様に係るインサート本体において、ジグ受け部は、フック部に連設され、フック部とともに移動又は回動できるようになっており、ジグ受け部がジグによる押圧力を受けると、フック部はフック受け部との係合を解除する方向へ移動又は回動する。その後、ジグによる押圧力を解除すると、フック部は弾性部材の付勢力によってフック受け部と係合する方向へ移動又は回動する。したがって、本態様に係るインサート本体においては、ジグを用いて、インサート本体に対するガイドコアの装着及び脱着(交換)を容易に行なうことができる。
(11)前記(10)記載のインサート本体の好ましい態様では、前記インサート本体が、前記ジグが進入できるジグ進入孔を有し、前記ジグ進入孔に進入した前記ジグが前記ジグ受け部を押圧できるように、前記ジグ受け部が設けられている。
本態様に係るインサート本体においては、ジグをジグ進入孔に進入させることによってジグ受け部を押圧できるとともに、ジグをジグ進入孔から退出させることによってジグ受け部への押圧を解除できる。したがって、本態様に係るインサート本体においては、ジグ進入孔へのジグの出し入れによって、インサート本体に対するガイドコアの装着及び脱着(交換)を容易に行なうことができる。
(12)前記(11)記載のインサート本体の好ましい態様では、前記ジグ進入孔に進入した前記ジグが前記ジグ受け部に当接し前記ジグ受け部上を摺動することによって前記ジグ受け部を押圧できるように、前記ジグ受け部が設けられている。
本態様に係るインサート本体においては、例えば、フック部がストッパ部に保持されている状態において、ジグ受け部がジグ進入孔からのジグの進入を遮るように設けられる。具体的には、ジグが当接する面を有するジグ受け部が、フック部とフック受け部とが係合する方向に向かって傾斜しながらジグ進入孔を横切るように設けられる。ジグ進入孔に進入したジグは、ジグ受け部と当接し、ジグ受け部上を摺動しながら、ジグ受け部をジグの進行方向へ押圧する。これによって、ジグ受け部にはフック部とフック受け部との係合を解除する方向への力が加わり、フック部はジグ受け部とともにフック部とフック受け部との係合を解除する方向へ移動又は回動する。ジグ進入孔からジグが退出すると、ジグ受け部に加えられていたジグによる押圧力は解除され、フック部は弾性部材の付勢力によってフック受け部と係合する方向へ移動又は回動する。したがって、本態様に係るインサート本体においては、ジグを用いて、インサート本体に対するガイドコアの装着及び脱着(交換)を容易かつ確実に行なうことができる。
(13)前記(4)〜(12)のいずれかに記載のインサート本体の好ましい態様では、前記インサート本体が、前記インサート本体に対して近接及び離反する方向へ移動する駆動体から前記駆動体の近接方向への作用を受けて回転移動する駆動体作用部と、前記電子部品ガイド部を開状態にする開位置及び閉状態にする閉位置の間を回転移動するラッチ部と、前記駆動体作用部の回転移動及び前記ラッチ部の回転移動を連動させるアーム部とを備えたラッチ機構を有し、前記駆動体の最離反時において、前記駆動体作用部が、前記駆動体作用部の回転中心線を含み、前記駆動体の近接離反方向に対して垂直な平面よりも前記駆動体に近接して位置するとともに、前記駆動体作用部の回転中心線を含み、前記駆動体の近接離反方向に対して平行な平面の近傍に位置し、前記駆動体が、前記アーム部と干渉しないように移動する。
本態様に係るインサート本体において、駆動体は、例えば、インサート本体の電子部品進入面に対して近接及び離反する方向に移動するように設けられる。ここで、「電子部品部品進入面」とは、インサート本体の外面のうち、電子部品ガイド部の電子部品進入口が設けられた外面を意味する。駆動体が、インサート本体の電子部品進入面に対して近接及び離反する方向へ移動するように設けられる場合、駆動体の構造、位置等は、電子部品進入口を介した電子部品の搬入及び搬出が妨げられないように調節される。例えば、駆動体に電子部品進入口に連通する開口部を設けることによって電子部品進入口を介した電子部品の搬入及び搬出が可能となる。駆動体は、例えば、被試験電子部品のインサート内への搬入の際に、被試験電子部品をインサート内に搬入する装置から押圧力を受け、インサート本体に対して近接する方向へ移動する。駆動体は、上記装置からの押圧力が解除されたときにインサート本体から離反する方向へ移動できるように、バネ等の弾性部材によってインサート本体から離反する方向へ付勢されていることが好ましい。なお、駆動体がインサート本体から最も離反した位置にある状態を「駆動体の最離反時」という。
本態様に係るインサート本体において、駆動体の具体例としては、レバープレートが挙げられる。レバープレートは駆動体作用部に直接作用してもよいし、別部材を介して間接的に作用してもよい。例えば、レバープレートに突起部を設けて当該突起部が駆動体作用部に作用するようにしてもよい。
本態様に係るインサート本体において、駆動体から駆動体の近接方向への作用(すなわち、インサート本体に対して近接する方向への力)を受けた駆動体作用部は、回転軸を中心として回転移動する。駆動体作用部は、駆動体から駆動体の離反方向への作用(すなわち、インサート本体に対して離反する方向への力)を受けて回転移動できるようになっていてもよい。
本態様に係るインサート本体において、駆動体作用部の回転移動とラッチ部の回転移動とは連動しており、駆動体作用部が駆動体から駆動体の近接方向への作用を受けて回転移動すると、ラッチ部は開位置から閉位置に、又は閉位置から開位置に回転移動する。ここで、「開位置」とは、電子部品ガイド部を開状態にする位置であり、「開状態」とは、電子部品を電子部品ガイド部によりガイドしてガイドコアへ搬入できる状態及びガイドコアから搬出できる状態を意味する。また、「閉位置」とは、電子部品ガイド部を閉状態にする位置を意味し、「閉状態」とは、電子部品を電子部品ガイド部によりガイドしてガイドコアへ搬入できない状態及びガイドコアから搬出できない状態を意味する。ラッチ部が開位置にあるとき、電子部品を電子部品ガイド部でガイドしてガイドコアへ搬入することができるとともに、電子部品ガイド部でガイドしてガイドコアから搬出することができる。また、ラッチ部が閉位置にあるとき、電子部品を電子部品ガイド部でガイドできなから(すなわち、電子部品は電子部品ガイド部を通過できないから)、インサート本体のガイドコア装着口に装着されたガイドコアに支持される電子部品の飛び出しを防止することができる。ラッチ部の先端部が、例えば、ガイドコア装着口の中央部近傍と電子部品ガイド部の内側面近傍との間を回転移動する場合、ラッチ部の先端部がガイドコア装着口の中央部近傍に位置する場合にはラッチ部が「閉位置」にあることとなり、ラッチ部の先端部が電子部品ガイド部の内側面近傍に位置する場合にはラッチ部が「開位置」にあることとなる。
本態様に係るインサート本体において、ラッチ部が閉位置にあるとき、ラッチ部の先端部は、インサート本体のガイドコア装着口に装着されたガイドコアに支持される電子部品をガイドコアの支持部の方向へ押圧できることが好ましく、これによって電子部品はガイドコアの所定位置に保持され、電子部品の位置ずれを防止することができる。例えば、ラッチ部の先端部が、インサート本体のガイドコア装着口に装着されたガイドコアに支持される電子部品の電子部品進入口方向を向く外面を押圧することによって、電子部品の位置ずれを防止することができる。なお、ラッチ部の先端部がガイドコアに支持されている電子部品を押圧できるとき、ラッチ部の先端部が電子部品と接触することによりラッチ部の回転移動が制限され、ガイドコアに電子部品が支持されていないときのラッチ部の閉位置と、ガイドコアに電子部品が支持されているときのラッチ部の閉位置とが異なる場合があるが、電子部品ガイド部を閉状態にする位置である限り「閉位置」に含まれる。また、ラッチ部の閉位置は、ガイドコアに支持される電子部品のサイズによって異なる場合があるが、電子部品ガイド部を閉状態にする位置である限り「閉位置」に含まれる。
本態様に係るインサート本体において、駆動体作用部の回転軸及びラッチ部の回転軸は、例えば、電子部品ガイド部の内側面に、好ましくは駆動体の近接離反方向に垂直又は略垂直に設けられる。また、駆動体作用部の回転中心線とラッチ部の回転中心線とは異なっていてもよいが、一致していることが好ましい(すなわち、駆動体作用部の回転軸とラッチ部の回転軸とが同一であることが好ましい)。両者の回転中心線を一致させることによって、両者の回転移動を簡易な機構により連動させることができる。両者の回転中心線が一致する場合、例えば、駆動体作用部とラッチ部とをアーム部で連結することによって両者の回転移動を連動させることができる。
本態様に係るインサート本体において、アーム部の構造、配置等は電子部品進入口を介した電子部品の搬入及び搬出が妨げられないように調節される。アーム部は、例えば、駆動体の最離反時において、電子部品ガイド部の内側面に沿うように設けられる。
本態様に係るインサート本体においては、駆動体の最離反時において、駆動体作用部は、駆動体作用部の回転中心線を含み、駆動体の近接離反方向に対して垂直な平面よりも駆動体に近接して位置するので、駆動体の近接方向への作用を受けた駆動体作用部は、駆動体作用部の回転中心線を含み、駆動体の近接離反方向に対して垂直な平面に向かって回転移動する。駆動体作用部がこのような回転移動をするとき、駆動体の最離反時における駆動体作用部が、駆動体作用部の回転中心線を含み、駆動体の近接離反方向に対して平行な平面に近接しているほど、駆動体作用部の回転角度が大きくなる。本態様に係るインサート本体においては、駆動体が、駆動体作用部の回転中心線を含み、駆動体の近接離反方向に対して平行な平面の近傍に位置するので、駆動体作用部の回転角度が大きくなっている。ラッチ部の回転移動は、駆動体作用部の回転移動と連動しており、駆動体作用部の回転角度が大きくなるとラッチ部の回転角度も大きくなるので、本態様に係るインサート本体においては、ラッチ部の回転角度も大きくなっている。したがって、本態様に係るインサート本体においては、ラッチ部の開閉量(開位置と閉位置との移動量)が大きく、多様なサイズの電子部品の飛び出しや位置ずれを防止することができる。
また、駆動体がアーム部と干渉しないように移動するので、駆動体がアーム部の動作を妨害することなく、駆動体作用部の回転移動及びラッチ部の回転移動をアーム部によって確実に連動させることができ、これによって、ラッチ部の大きな開閉量を確保することができる。
(14)前記(13)記載のインサート本体の好ましい態様では、前記駆動体作用部が、弾性部材によって前記駆動体の離反方向へ付勢されている。
本態様に係るインサート本体においては、駆動体がインサート本体に対して離反する方向に移動すると、駆動体作用部が弾性体から駆動体の離反方向への作用を受けて、駆動体の近接に伴う駆動体作用部の回転移動とは逆方向に回転移動する。このとき、ラッチ部も駆動体作用部の回転移動と連動して、駆動体の近接に伴うラッチ部の回転移動とは逆方向に回転移動する。すなわち、駆動体の近接に伴ってラッチ部が開位置から閉位置へ回転移動する場合には、駆動体の離反に伴ってラッチ部が閉位置から開位置へ回転移動し、駆動体の近接に伴ってラッチ部が閉位置から開位置へ回転移動する場合には、駆動体の離反に伴ってラッチ部が開位置から閉位置に回転移動する。したがって、本態様に係るインサート本体においては、駆動体をインサート本体に対して近接及び離反する方向へ移動させることにより、開位置から閉位置へ回転移動したラッチ部を再び開位置に、又は閉位置から開位置へ回転移動したラッチ部を再び閉位置に回転移動させることができる。
(15)前記(13)又は(14)記載のインサート本体の好ましい態様では、前記駆動体の最離反時において、前記駆動体作用部が、前記駆動体の近傍に位置する。
本態様に係るインサート本体においては、駆動体が駆動体作用部に作用を加えながら移動する距離が長くなるので、駆動体の作用を受けて駆動体作用部が回転移動する回転角度も大きくなり、駆動体作用部の回転移動に連動して回転移動するラッチ部の回転角度も大きくなる。したがって、本態様に係るインサート本体においては、ラッチ部の開閉量(開位置と閉位置との移動量)が大きくなっており、多様なサイズの電子部品の飛び出しや位置ずれを防止することができる。
(16)前記(13)〜(15)のいずれかに記載のインサート本体の好ましい態様では、前記駆動体から前記駆動体の近接方向への作用を受けて前記駆動体作用部が回転移動するとき、前記ラッチ部が前記閉位置から前記開位置に回転移動するように、前記駆動体作用部の回転移動と前記ラッチ部の回転移動とが連動する。
本態様に係るインサート本体においては、被試験電子部品をインサート内へ搬入する際に、当該被試験電子部品をインサート内に搬入する装置を電子部品進入面に近接する方向へ移動させ、当該装置によって駆動体を押圧し、駆動体を電子部品進入面に近接する方向へ移動させれば、ラッチ部を閉位置から開位置に回転移動させることができる。したがって、本態様に係るインサート本体においては、被試験電子部品のインサート内へ搬入する装置の動作とラッチ部の回転移動とを連動させ、当該装置によって被試験電子部品をインサート内に搬入する際には、ラッチ部を開位置に回転移動させることができるので、当該装置を利用してインサート内に確実に電子部品を搬入することができる。
(17)前記(13)〜(16)のいずれかに記載のインサート本体の好ましい態様では、前記駆動体作用部の回転中心線と前記ラッチ部の回転中心線とが一致する。
本態様に係るインサート本体においては、駆動体作用部の回転中心線とラッチ部の回転中心線とが一致しているので、ラッチ機構の構成を単純化することができる。
(18)前記(17)記載のインサート本体の好ましい態様では、前記駆動体の最離反時において、前記駆動体作用部と前記ラッチ部とが、前記回転中心線を含み、前記駆動体の近接離反方向に垂直な平面に対して反対側に位置する。
本態様に係るインサート本体においては、駆動体の最離反時におけるラッチ部の位置が閉位置となる。したがって、駆動体から駆動体の近接方向への作用を受けて駆動体作用部が回転移動するとき、ラッチ部が閉位置から開位置に回転移動するように、駆動体作用部の回転移動とラッチ部の回転移動とを連動させることができる。
(19)前記(17)又は(18)記載のインサート本体の好ましい態様では、前記回転中心線が、前記電子部品進入口の近傍に位置し、前記駆動体の最離反時において、前記ラッチ部の先端部が、前記回転中心線を含み、前記駆動体の近接離反方向に対して平行な平面に近接して位置するとともに、前記ガイドコア装着口の近傍に位置する。
本態様に係るインサート本体においては、閉位置にあるラッチ部の先端部が、回転中心線を含み、駆動体の近接離反方向に対して平行な平面に近接して位置するとともに、ガイドコア装着口の近傍に位置することで、ラッチ部の回転移動に伴うラッチ部の先端部の移動距離が長くなっており、これによってラッチ部の開閉量が大きくなっている。
(20)前記(17)〜(19)記載のインサート本体の好ましい態様では、前記駆動体の最離反時において、前記駆動体作用部と前記アーム部とが、前記回転中心線に対して垂直で、前記駆動体の近接離反方向に水平である平面に対して反対側に位置する。
本態様に係るインサート本体においては、駆動体の移動に伴って描かれる駆動体作用部の軌道とアーム部の軌道とが、回転中心線に対して垂直で、駆動体の近接離反方向に水平である平面に対して反対側に位置するから、駆動体を駆動体作用部には作用するがアーム部には作用しないように移動させることができ、これによって、駆動体作用部の回転移動及びラッチ部の回転移動をアーム部によって確実に連動させることができ、これによって、ラッチ部の大きな開閉量を確保することができる。
なお、本態様に係るインサート本体において、駆動体作用部とアーム部とは、「回転中心線に対して垂直で、駆動体の近接離反方向に水平である」という条件を満たす、ある平面に対して反対側に位置していればよい。
本態様に係るインサート本体においては、例えば、駆動体の最離反時において、駆動体と電子部品進入面との間に存在する先端部を有する突起部をアーム部に設ければ、アーム部に設けられた突起部の先端部は駆動体作用部となり、駆動体作用部とアーム部とが、回転中心線に対して垂直で、駆動体の近接離反方向に水平である平面に対して反対側に位置することとなる。
(21)前記(4)〜(20)のいずれかに記載のインサート本体の好ましい態様では、前記駆動体作用部が前記インサート本体と干渉せずに回転移動できるように、前記インサート本体に前記駆動体作用部を収容できる収容部が設けられている。
本態様に係るインサート本体において、収容部は、例えば、電子部品進入口の周縁部に、駆動体作用部を収容できる凹部として設けることができる。
本態様に係るインサート本体においては、駆動体作用部がインサート本体の収容部に収容されることで、駆動体作用部がインサート本体と干渉せずに回転移動できるので、駆動体作用部の大きな回転移動を確保することができ、これにより駆動体作用部の回転移動と連動するラッチ部の大きな回転移動を確保することができる。
(22)本発明に係るインサートは、前記(1)〜(3)のいずれかに記載のガイドコアと前記(4)〜(21)のいずれかに記載のインサート本体とを備えたことを特徴とする。
本発明に係るインサートにおいては、前記(1)〜(3)のいずれかに記載のガイドコアが有する作用効果及び前記(4)〜(21)のいずれかに記載のインサート本体が有する作用効果が発揮される。
(23)前記(22)記載のインサートの好ましい態様では、前記インサートが、電子部品試験装置のテストヘッドのコンタクト部へ被試験電子部品を搬送し、これを搬出するトレイに装着されている。
電子部品試験装置のテストヘッドのコンタクト部には、被試験電子部品が装着されるソケットが設けられており、そこで被試験電子部品の試験が行なわれる。
本態様に係るインサートにおいては、コンタクト部への被試験電子部品の搬送、コンタクト部での被試験電子部品の試験、及び試験済み電子部品のコンタクト部からの搬出を効率よく行なうことができる。また、トレイに複数のインサートを装着することによって、複数個の電子部品を同時に試験することできる。
(24)本発明に係る電子部品ハンドリング装置は、インサートにエリア・アレイ型電子部品を収納した状態で、前記エリア・アレイ型電子部品の外部端子とソケットの接続端子とを接続させて前記エリア・アレイ型電子部品の試験を行なう電子部品ハンドリング装置であって、前記インサートとして前記(22)又は(23)記載のインサートを備えたことを特徴とする。
本発明に係る電子部品ハンドリング装置においては、前記(22)又は(23)記載のインサートが有する作用効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明に係る電子部品試験装置の一実施形態であるIC試験装置を示す全体側面図である。
図2は、同IC試験装置におけるハンドラを示す斜視図である。
図3は、被試験ICの取り廻し方法を示すトレイのフローチャート図である。
図4は、同IC試験装置におけるICストッカの構造を示す斜視図である。
図5は、同IC試験装置で用いられるカスタマトレイを示す斜視図である。
図6は、同IC試験装置で用いられるテストトレイを示す一部分解斜視図である。
図7は、同ICデバイス試験装置で用いられる本発明に係るインサートの分解斜視図である。
同8(a)は、同インサートを構成するインサート本体の本体部を示す上面図であり、図8(b)は、図8(a)のA−A断面図である。
図9(a)は、同インサートを構成するガイドコアの上面図であり、図9(b)は、図9(a)のA−A断面図である。
図10は、同インサート本体に設けられたフック機構によって、同インサート本体に同ガイドコアが装着される手順を説明する一部断面図である。
図11(a)は、同インサート本体の上面図であり、図11(b)は、図11(a)のA−A断面図である。
図12(a)は、同インサート本体に設けられたラッチ機構において、ラッチ部が閉位置にあるときを示す断面図であり(図11(b)に相当する)、図12(b)は、同ラッチ部が開位置にあるときを示す断面図である。
図13は、同ICデバイス試験装置のテストヘッドにおけるソケット付近の構造を示す分解斜視図である。
図14は、同ICデバイス試験装置のテストヘッドにおけるソケット付近の構造を示す一部断面図である。
図15は、同インサート本体に設けられたフック機構によって同インサート本体に同ガイドコアが装着するとき、及び同インサート本体に設けられたフック機構によって同インサート本体から同ガイドコアを脱着させるときに用いるジグを示す側面図である。
図16は、同フック機構におけるバネの別の実施形態を示す斜視図である。
図17は、同ラッチ機構におけるバネの別の実施形態を示す斜視図である。
図18(a)は、同ICデバイス試験装置の試験対象となるICデバイスの側面図であり、図18(b)は、同ICデバイスの下面図である。
図19(a)は、従来のインサートにおけるラッチ機構が開状態にあるときを示す一部断面図であり、図19(b)は、同ラッチ機構が閉状態にあるときを示す一部断面図である。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る電子部品試験装置の一実施形態であるIC試験装置を示す全体側面図、図2は、同IC試験装置におけるハンドラを示す斜視図、図3は、被試験ICの取り廻し方法を示すトレイのフローチャート図、図4は、同IC試験装置におけるICストッカの構造を示す斜視図、図5は、同IC試験装置で用いられるカスタマトレイを示す斜視図、図6は、同IC試験装置で用いられるテストトレイを示す一部分解斜視図、図7は、同ICデバイス試験装置で用いられる本発明に係るインサートの分解斜視図、図8(a)は、同インサートを構成するインサート本体の本体部を示す上面図、図8(b)は、図8(a)のA−A断面図、図9(a)は、同インサートを構成するガイドコアの上面図、図9(b)は、図9(a)のA−A断面図、図10は、同インサート本体に設けられたフック機構によって、同インサート本体に同ガイドコアが装着される手順を説明する一部断面図、図11(a)は、同インサート本体の上面図、図11(b)は、図11(a)のA−A断面図、図12(a)は、同インサート本体に設けられたラッチ機構において、ラッチ部が閉位置にあるときを示す断面図(図11(b)に相当する)、図12(b)は、同ラッチ部が開位置にあるときを示す断面図、図13は、同ICデバイス試験装置のテストヘッドにおけるソケット付近の構造を示す分解斜視図、図14は、同ICデバイス試験装置のテストヘッドにおけるソケット付近の構造を示す一部断面図、図15は、同インサート本体に設けられたフック機構によって同インサート本体に同ガイドコアが装着するとき、及び同インサート本体に設けられたフック機構によって同インサート本体から同ガイドコアを脱着させるときに用いるジグを示す側面図である。
なお、図3は本実施形態に係るICデバイス試験装置における被試験ICデバイスの取り廻し方法を理解するための図であって、実際には上下方向に並んで配置されている部材を平面的に示した部分もある。したがって、その機械的(三次元的)構造は図2を参照して説明する。
まず、本実施形態に係るICデバイス試験装置の全体構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係るICデバイス試験装置10は、ハンドラ1とテストヘッド5と試験用メイン装置6とを備える。ハンドラ1は、試験すべき電子部品であるICデバイスをテストヘッド5の上側に設けられたコンタクト部9のソケットに順次搬送し、試験が終了したICデバイスをテスト結果に従って分類して所定のトレイに格納する動作を実行する。ICデバイス試験装置10の試験対象となるICデバイスは、BGA、LGA、PGA、CSPなどのエリア・アレイ型ICデバイスである。
コンタクト部9のソケットは、テストヘッド5およびケーブル7を通じて試験用メイン装置6に電気的に接続されており、ソケットに脱着可能に装着されたICデバイスは、テストヘッド5およびケーブル7を通じて試験用メイン装置6に電気的に接続される。ソケットに装着されたICデバイスには、試験用メイン装置6からの試験用電気信号が印加され、ICデバイスから読み出された応答信号は、ケーブル7を通じて試験用メイン装置6に送られ、これによりICデバイスの性能や機能などが試験される。
ハンドラ1の下部には、主としてハンドラ1を制御する制御装置が内蔵してあるが、一部に空間部分8が設けてある。この空間部分8に、テストヘッド5が交換自在に配置してあり、ハンドラ1に形成された貫通孔を通してICデバイスをテストヘッド5の上側に設けられたコンタクト部9のソケットに着脱することが可能になっている。
ICデバイス試験装置10は、試験すべき電子部品であるICデバイスを、常温よりも高い温度状態(高温)または低い温度状態(低温)で試験するための装置であり、ハンドラ1は、図2および図3に示すように、恒温槽101とテストチャンバ102と除熱槽103とで構成されるチャンバ100を備える。図1に示すテストヘッド5の上側に設けられたコンタクト部9は、テストチャンバ102の内部に挿入され、そこでICデバイスの試験が行われるようになっている。
図2および図3に示すように、ICデバイス試験装置10におけるハンドラ1は、これから試験を行なうICデバイスを格納し、また試験済のICデバイスを分類して格納するIC格納部200と、IC格納部200から送られる被試験ICデバイスをチャンバ部100に送り込むローダ部300と、テストヘッド5を含むチャンバ部100と、チャンバ部100で試験が行われた試験済のICデバイスを分類して取り出すアンローダ部400とから構成されている。なお、ハンドラ1の内部において、ICデバイスは、テストトレイに収納されて搬送される。
ハンドラ1に収納される前のICデバイスは、図5に示すカスタマトレイKST内に多数収納してあり、その状態で、図2および図3に示すハンドラ1のIC収納部200へ供給され、そこで、カスタマトレイKSTから、ハンドラ1内で搬送されるテストトレイTST(図6参照)に、ICデバイスが載せ替えられる。ハンドラ1の内部では、図3に示すように、ICデバイスは、テストトレイTSTに載せられた状態で移動し、高温または低温の温度ストレスが与えられ、適切に動作するかどうか試験(検査)され、当該試験結果に応じて分類される。以下、ハンドラ1の内部について、個別に詳細に説明する。
第1に、IC収納部200に関連する部分について説明する。
図2に示すように、IC格納部200には、試験前のICデバイスを格納する試験前ICストッカ201と、試験後のICデバイスを試験結果に応じて分類して格納する試験済ICストッカ202とが設けられている。
試験前ICストッカ201および試験済ICストッカ202は、図4に示すように、枠状のトレイ支持枠203と、このトレイ支持枠203の下部から侵入して上部に向かって昇降可能なエレベータ204とを具備している。トレイ支持枠203には、カスタマトレイKSTが複数積み重ねられて支持され、この積み重ねられたカスタマトレイKSTのみがエレベータ204によって上下に移動するようになっている。
図2に示す試験前ICストッカ201には、試験前のICデバイスが格納されたカスタマトレイKSTが積層されて保持されており、試験済ICストッカ202には、試験を終えて分類されたICデバイスが収納されたカスタマトレイKSTが積層されて保持されている。
なお、試験前ICストッカ201と試験済ICストッカ202とは、同一又は略同一の構造であるから、試験前ICストッカ201を試験済ICストッカ202として使用することや、その逆も可能である。したがって、試験前ICストッカ201の数と試験済ICストッカ202の数とは、必要に応じて容易に変更することができる。
図2および図3に示すように、本実施形態では、試験前ICストッカ201として2個のストッカSTK−Bが設けてある。ストッカSTK−Bの隣には、試験済ICストッカ202として、アンローダ部400へ送られる空ストッカSTK−Eを2個設けてある。また、その隣には、試験済ICストッカ202として、8個のストッカSTK−1,STK−2,・・・,STK−8を設けてあり、試験結果に応じて最大8つの分類に仕分けして格納できるように構成されている。つまり、良品と不良品の別の外に、良品の中でも動作速度が高速のもの、中速のもの、低速のもの、あるいは不良の中でも再試験が必要なもの等に仕分けできるようになっている。
第2に、ローダ部300に関連する部分について説明する。
図4に示す試験前ICストッカ201のトレイ支持枠203に収納してあるカスタマトレイKSTは、図2に示すように、IC格納部200と装置基板105との間に設けられたトレイ移送アーム205によってローダ部300の窓部306に装置基板105の下側から運ばれる。そして、このローダ部300において、カスタマトレイKSTに積み込まれた被試験ICデバイスを、X−Y搬送装置304によって一旦プリサイサ(preciser)305に移送し、ここで被試験ICデバイスの相互の位置を修正したのち、さらにプリサイサ305に移送された被試験ICデバイスを再びX−Y搬送装置304を用いて、ローダ部300に停止しているテストトレイTSTに積み替える。
カスタマトレイKSTからテストトレイTSTへ被試験ICデバイスを積み替えるX−Y搬送装置304としては、図2に示すように、装置基板105の上部に架設された2本のレール301と、この2本のレール301によってテストトレイTSTとカスタマトレイKSTとの間を往復する(この方向をY方向とする)ことができる可動アーム302と、この可動アーム302によって支持され、可動アーム302に沿ってX方向に移動できる可動ヘッド303とを備えている。
X−Y搬送装置304の可動ヘッド303には、吸着ヘッドが下向に装着されており、この吸着ヘッドが空気を吸引しながら移動することで、カスタマトレイKSTから被試験ICデバイスを吸着し、その被試験ICデバイスをテストトレイTSTに積み替える。こうした吸着ヘッドは、可動ヘッド303に対して例えば8本程度装着されており、一度に8個の被試験ICデバイスをテストトレイTSTに積み替えることができる。
第3に、チャンバ100に関連する部分について説明する。
上述したテストトレイTSTは、ローダ部300で被試験ICデバイスが積み込まれた後、チャンバ100に送り込まれ、テストトレイTSTに搭載された状態で各被試験ICデバイスがテストされる。
図2および図3に示すように、チャンバ100は、テストトレイTSTに積み込まれた被試験ICデバイスに目的とする高温または低温の熱ストレスを与える恒温槽101と、この恒温槽101で熱ストレスが与えられた状態にある被試験ICデバイスがテストヘッド5上のソケットに装着して試験するテストチャンバ102と、テストチャンバ102で試験された被試験ICデバイスから、与えられた熱ストレスを除去する除熱槽103とで構成されている。
除熱槽103では、恒温槽101で高温を印加した場合は、被試験ICデバイスを送風により冷却して室温に戻し、また恒温槽101で低温を印加した場合は、被試験ICデバイスを温風またはヒータ等で加熱して結露が生じない程度の温度まで戻す。そして、この除熱された被試験ICデバイスをアンローダ部400に搬出する。
図2に示すように、チャンバ100の恒温槽101および除熱槽103は、テストチャンバ102より上方に突出するように配置されている。また、恒温槽101には、図3に概念的に示すように、垂直搬送装置が設けられており、テストチャンバ102が空くまでの間、複数枚のテストトレイTSTがこの垂直搬送装置に支持されながら待機する。主として、この待機中において、被試験ICデバイスに高温または低温の熱ストレスが印加される。
テストチャンバ102には、その中央下部にテストヘッド5が配置され、テストヘッド5の上にテストトレイTSTが運ばれる。そこでは、図6に示すテストトレイTSTにより保持された全てのICデバイスを順次テストヘッド5に電気的に接触され、テストトレイTST内の全てのICデバイスについて試験を行なう。一方、試験が終了したテストトレイTSTは、除熱槽103で除熱され、ICデバイスの温度を室温に戻したのち、図2および図3に示すアンローダ部400に排出される。
また、図2に示すように、恒温槽101と除熱槽103の上部には、装置基板105からテストトレイTSTを送り込むための入り口用開口部と、装置基板105へテストトレイTSTを送り出すための出口用開口部とがそれぞれ形成してある。装置基板105には、これら開口部からテストトレイTSTを出し入れするためのテストトレイ搬送装置108が装着してある。これら搬送装置108は、たとえば回転ローラなどで構成してある。この装置基板105上に設けられたテストトレイ搬送装置108によって、除熱槽103から排出されたテストトレイTSTは、アンローダ部400およびローダ部300を介して恒温槽101へ返送される。
テストトレイTSTは、図6に示すように、矩形フレーム12を有し、そのフレーム12に複数の桟(さん)13が平行かつ等間隔に設けてある。これら桟13の両側と、これら桟13と平行なフレーム12の辺12aの内側とには、それぞれ複数の取付け片14が長手方向に等間隔に突出して形成してある。これら桟13の間および桟13と辺12aとの間に設けられた複数の取付け片14の内の向かい合う2つの取付け片14によって、インサート収納部15が構成されている。
インサート収納部15には、それぞれ1個のインサート16が収納されるようになっている。インサート16の両側部には、それぞれ取付け片14への取付け用孔21が形成されており、インサート16はファスナを用いて2つの取付け片14にフローティング状態(三次元的に微動可能な状態)で取り付けられる。こうしたインサート16は、例えば1つのテストトレイTSTに4×16個程度取り付けられ、インサート16に被試験ICデバイスが収納されることで、テストトレイTSTに被試験ICデバイスが積み込まれることになる。
被試験ICデバイスが、図6に示すように4行×16列に配列されている場合には、例えば各行において4列おきに配置された被試験ICデバイスが同時に試験される。つまり、1回目の試験では、各行において1、5、9および12列目に配置された16個の被試験ICデバイスが同時に試験され、2回目の試験では、テストトレイTSTを1列分移動させて2、6、10および15列目に配置された被試験ICデバイスが同時に試験され、これを繰り返すことで全ての被試験ICを試験する(いわゆる16個同時測定)。この試験の結果は、テストトレイTSTに付された例えば識別番号と、テストトレイTSTの内部で割り当てられた被試験ICデバイスの番号で決まるアドレスに記憶される。
インサート16に収容される被試験ICデバイスの一例を図18に示す。図18(a)は被試験ICデバイスの側面図、図18(b)は被試験ICデバイスの下面図である。図18に示すように、被試験ICデバイス2は、パッケージ本体21の下面23に外部端子22である半田ボールがマトリックス状に配列している、BGA型ICデバイスである。外部端子22が配列されているパッケージ本体21の下面23は、ICデバイス2の外部端子面に相当する。
本実施形態に係るインサート16は、図7に示すように、インサート本体17とコアガイド18とレバープレート19とを備える。
インサート本体17は、図7に示すように、本体部171とフック機構Fとラッチ機構Lとを有する。インサート本体17の本体部171の略中央には、図7及び図8に示すように、上下方向に開口するデバイスガイド部171aが設けられている。デバイスガイド部171aは、図8に示すように、上端部にデバイス進入口171bを有し、下端部にガイドコア装着口171cを有する。デバイス進入口171bとガイドコア装着口171cとは連通しており、デバイス進入口171bから進入したICデバイスをガイドコア装着口171cに装着されたガイドコア18へガイド(案内)できるようになっている。これにより、X−Y搬送装置304によってカスタマトレイKSTからテストトレイTSTに搬送されてくる被試験ICデバイスは、デバイスガイド部171aによってガイドされ、ガイドコア装着口171cに装着されたガイドコア18に搬入されるようになっている。また、被試験ICデバイスの試験後、試験済みのICデバイスは、デバイスガイド部171aによってガイド(案内)され、デバイス進入口171bから搬出されるようになっている。
インサート本体17の本体部171の上側には、図7に示すように、押しバネ194を介してレバープレート19が取り付けられている。レバープレート19は、押しバネ194によって上方(インサート本体17の本体部171から離反する方向)に付勢されており、下方(インサート本体17の本体部171に近接する方向)への押圧力を受けると下方へ移動し、当該押圧力が解除されると押しバネ194の付勢力によって上方へ移動するようになっている。レバープレート19が上方に移動する際、レバープレート19に形成された凸部191と、インサート本体17の本体部171に形成された凹部171dとが係合することで、レバープレート19の上方への移動量が規制されるようになっている。
レバープレート19の略中央には、図7に示すように、インサート本体17の本体部171のデバイス進入口171bが露出されるように、開口部192が設けられている。レバープレート19の開口部192は、デバイス進入口171bを介したICデバイスの搬入及び搬出が妨げられないように、また、後述するラッチ175の回転が妨げられないように、デバイス進入口171bよりも若干大きめに形成されている。また、レバープレート19には、図7に示すように、インサート本体17の本体部171に設けられたコアクランプ収容部171eと連通する貫通孔193が設けられており、図15に示すジグGのシャフトGFは、レバープレート19の貫通孔193を通ってコアクランプ収容部171e内に進入できるようになっている。
インサート本体17の本体部171の下側には、図7に示すように、ガイドコア18が装着されている。コアガイド18は、図7及び図9に示すように、底板部と該底板部から立設された側板部とから構成されるデバイス支持部181と、デバイス支持部181の側板部の上端周縁部に設けられたフランジ部183とを有する。デバイス支持部181の底板部の略中央には、図7及び図9に示すように、開口部182が設けられており、デバイス支持部181の底板部は、開口部182の周縁部188によってICデバイスの外部端子面を支持できるようになっている。そして、デバイス支持部181に支持されたICデバイスの外部端子は、開口部182を通じてソケットの接続端子の方向に露出されるようになっている。
ガイドコア18の上端部には、図7及び図9に示すように、開口部182と連通するデバイスガイド部連通口184が設けられており、ガイドコア18がインサート本体17のガイドコア装着口171cに装着されると、ガイドコア18の開口部182は、デバイスガイド部連通口184を介してインサート本体17のデバイスガイド部171aと連通する。これによって、ICデバイスをインサート本体17のデバイスガイド部171aからガイドコア18のデバイス支持部181へガイドできるようになっている。フランジ部183の内側面は、図7及び図9に示すように、テーパ状となっており、デバイス支持部181へICデバイスを確実にガイド(案内)できるようになっている。
フランジ部183には、図7及び図9に示すように、対向する位置(図9では左右)にそれぞれ2つのフック進入孔186が設けられている。フック進入孔186には、図9に示すように、フック進入孔186の内側面と連続するようにフック受け部185が設けられており、インサート本体17のフック部172aが、フック進入孔186に進入した状態でフック受け部185と係合できるとともに、フック受け部185との係合が解除されたフック部172aは、フック進入孔186から退出できるようになっている。また、フランジ部183には、図7及び図9に示すように、ソケットガイド41のガイドシャフト413(図13及び図14参照)を挿嵌するためのガイドシャフト嵌挿孔187が設けられており、ガイドシャフト嵌挿孔187にガイドシャフト413が嵌挿されることによって、ソケット40に対するガイドコア18の正確な位置決めを行なうことができるようになっている。
インサート本体17の本体部171には、図7に示すように、コアクランプ172とねじりバネ173とシャフト174とを備えたフック機構Fが設けられている。コアクランプ172は、図7に示すように、同一方向を向く2つのフック部172aと、2つのフック部172aの間を連結する平板状のジグ受け部172bとを有する。コアクランプ172には、図7に示すように、2つのフック部172aのそれぞれ上方に貫通孔172cが設けられており、シャフト174がインサート本体17の本体部171の貫通孔171m(図8参照)及びコアクランプ172の貫通孔172cに嵌挿されることでコアクランプ172は回動可能にインサート本体17の本体部171に支持されている。
シャフト174は、フック部172aとフック受け部185とが係合する方向に対して略垂直となるようにインサート本体17の本体部171に設けられているので、フック部172aは、フック受け部185と係合する方向及びフック受け部185との係合を解除する方向に回動できるようになっている。また、シャフト174が設けられる位置は、フック部172aがガイドコア装着口171cよりも下方に位置するように調節されており(図10参照)、フック部172aは、ガイドコア装着口171cに装着されたガイドコア18のフック進入孔186に進入できるようになっている。
インサート本体17の本体部171には、図7及び図8に示すように、デバイスガイド部171aの両側に、上下方向に開口するコアクランプ収容部171eが設けられており、コアクランプ172はコアクランプ収容部171eに収容されている。コアクランプ収容部171eは、図8に示すように、フック部172aとフック受け部185とが係合する方向に対して略垂直に設けられたストッパ面171fと、ストッパ面171fと対向するねじりバネ装着面171gとを有する。コアクランプ収容部171eに収容されたコアクランプ172の貫通孔172dには、図7及び図10(a)に示すように、ねじりバネ173の一端部173aが嵌挿されており、また、図10(a)に示すように、ねじりバネの他端部173bは、ねじりバネ装着面171gに装着されている。このとき、ねじりバネ173はねじれた状態となっているので、ねじりバネ173によってフック部172aはフック受け部185と係合する方向へ付勢されているが、フック受け部185と係合する方向へのフック部172aの回動は、図10(a)に示すように、ストッパ面171fによって制限されている。
インサート本体17にガイドコア18を装着する際には、ストッパ面171fに保持されているフック部172aを、以下の手順によりガイドコア18のフック受け部185と係合させる。まず、コアクランプ収容部171eの上端開口部からコアクランプ収容部171e内に図15に示すジグGのシャフトGFを進入させる。なお、レバープレート19には、コアクランプ収容部171eと連通する貫通孔193が設けられているので、インサート本体17の本体部171の上側にレバープレート19が取り付けられた状態であっても、コアクランプ収容部171e内にジグGのシャフトGFを進入させることができるようになっている。フック部172aがストッパ面171fに保持されているとき、平板状のジグ受け部172bは、図10(a)に示すように、フック部172aとフック受け部185とが係合する方向に向かって(すなわち、ねじりバネ装着面171gからストッパ面171fに向かって)下向きに傾斜しており、ジグGのシャフトGFの進入を遮るように位置しているので、コアクランプ収容部171eの上端開口部から進入したジグGのシャフトGFは、ジグ受け部172bに当接し、ジグ受け部172b上を摺動することによってジグ受け部172bを下向きに押圧する。これによって、ジグ受け部172bは、図10(b)に示すように、ねじりバネ装着面171gに向かって回動する。ジグ受け部172bの回動に伴って、フック部172aは、フック受け部185との係合が解除される方向へ回動し、フック受け部185との係合(係脱)が可能な状態となる。この状態で、フック部172aをガイドコア18のフック進入孔186に進入させた後、ジグGのシャフトGFをコアクランプ収容部171eから退出させると、ジグ受け部172bに加えられていた押圧力が解除され、図10(c)に示すように、フック部172aはねじりバネ173の付勢力によってフック受け部185と係合する方向へ回動する。これによって、フック部172aとフック受け部185とが係合し、インサート本体17にガイドコア18が装着される。
インサート本体17に装着されているガイドコア18をインサート本体17から脱着する際にも上記と同じ手順に従う。すなわち、コアクランプ収容部171eの上端開口部からコアクランプ収容部171e内にジグGのシャフトGFを進入させると、ジグ受け部172bの回動に伴って、フック部172aは、フック受け部185との係合が解除される方向へ回動し、フック受け部185との係脱が可能な状態となる。この状態で、フック部172aをガイドコア18のフック進入孔186から退出させることによって、フック部172aとフック受け部185との係合が解除され、ガイドコア18はインサート本体17から脱着される。
インサート本体17の本体部171には、図7及び図11に示すように、ラッチ175とねじりバネ176とシャフト177とを備えたラッチ機構Lが設けられている。
ラッチ175は、図7及び図11に示すように、レバープレート作用部175aと、ラッチ部175bと、レバープレート作用部175a及びラッチ部175bを連結するアーム部175cとを有する。
アーム部175cは、図7及び図11に示すように、第二アーム175eと、第二アーム部175eの両端に対向して設けられた2つの第一アーム175dとから構成されており、図11に示すように、第二アーム175eがデバイスガイド部171aの長手方向の内側面に沿ってデバイスガイド部171a内に収容されると、第一アーム部175dは、デバイスガイド部171aの短手方向の内側面に沿ってデバイスガイド部171a内に収容されるようになっている。
対向する2つの第一アーム175dの縁部には、それぞれ、図7及び図11に示すように、第二アーム175eの延出方向と反対方向に延出するように、レバープレート作用部175aが設けられている。また、対向する2つの第一アーム175dには、それぞれ、図7及び図11に示すように、第二アーム部175eよりもレバープレート作用部175aに近接するように、シャフト177が嵌挿される貫通孔175fが設けられている。また、第二アーム175eの略中央には、図7及び図11に示すように、第一アーム175dの延出方向と鋭角をなす方向に延出するように、ラッチ部175bが設けられている。
対向する2つの第一アーム175dの貫通孔175fには、それぞれ、図7に示すように、シャフト177の一端部が嵌挿されており、シャフト177の他端部がインサート本体17の本体部171のシャフト支持部171iに支持されることによって、ラッチ部175はインサート本体17の本体部171に回転可能に支持されている。インサート本体17の本体部171には、このように支持された2つのラッチ175が、図7及び図11に示すように対向して設けられている。
シャフト支持部171iは、図7及び図8に示すように、デバイス進入口171bの短手方向の縁部に、シャフト177の端部を収容できる凹部として設けられている。それぞれのシャフト177は、デバイス進入口171bの近傍に位置するようにシャフト支持部171iによって支持されている。また、対向する第一アーム175dの貫通孔175fに嵌挿された2本のシャフト177は、回転中心線が一致するように、また、回転中心線がレバープレート19の近接離反方向(上下方向)に対して略垂直となるように、シャフト支持部171iによって支持されている。このように支持されたシャフト177を回転軸として、ラッチ175は回転できるようになっている。すなわち、レバープレート作用部175a及びラッチ部175bはシャフト177を回転軸として回転移動できるようになっており、レバープレート作用部175aの回転移動及びラッチ部175bの回転移動は、アーム部175cによって連動されるようになっている。
デバイスガイド部171aの長手方向の内側面には、図7、図8及び図11に示すように、その下部に台部171kが設けられており、第二アーム175eが台部171kに支持されることによって第二アーム175eの下方への回転移動は制限されている。したがって、ラッチ175がレバープレート19の作用を受けていないとき(例えば、レバープレート19がインサート本体17から最も離反した状態にあるとき)、ラッチ175は、図11に示す状態に保持されている。
ラッチ175が図11に示す状態に保持されているとき、レバープレート作用部175aは、シャフト177の回転中心線を含み、レバープレート19の近接離反方向(上下方向)に対して垂直な平面H1(図12参照)よりもレバープレート19に近接して位置している(すなわち、レバープレート作用部175aはシャフト177よりも上方に位置している)。したがって、レバープレート19からレバープレート19の近接方向(下方)への作用を受けたレバープレート作用部175aは、平面H1に向かって回転移動する(すなわち、レバープレート作用部175aは下方に向かって回転移動する)ようになっている。
また、ラッチ175が図11に示す状態に保持されているとき、レバープレート作用部175aは、シャフト177の回転中心線を含み、レバープレート19の近接離反方向(上下方向)に対して平行は平面H2(図12参照)の近傍に位置している(すなわち、図12に示すように、レバープレート作用部175aと平面H2との距離Xが短くなっている)。したがって、レバープレート作用部175aが、平面H1に向かって回転移動できる回転角度が大きくなっている。
また、ラッチ175が図11に示す状態に保持されているとき、レバープレート作用部175aは、最離反状態(インサート本体17から最も離反した状態)にあるレバープレート19の近傍に位置している。したがって、レバープレート19がレバープレート作用部175aに作用を加えながら下方に移動する距離が長くなっており、レバープレート19の作用を受けてレバープレート作用部175aが回転移動できる回転角度が大きくなっている。
また、ラッチ175が図11に示す状態に保持されているとき、ラッチ部175bは、デバイスガイド部171aを閉状態とする位置(閉位置)に位置している。すなわち、ラッチ部175bがデバイスガイド部171aの長手方向の内側面からガイドコア装着口171cの略中央部に向かってデバイスガイド部171aを横切るように位置しているので、ICデバイスはデバイスガイド部171aを通過できず、ICデバイスをデバイスガイド部171aによりガイドしてガイドコア18に搬入できない状態及びガイドコア18から搬出できない状態にある。
また、ラッチ175が図11に示す状態に保持されているとき、レバープレート作用部175aとラッチ部175bとは、平面H1に対して反対側に位置している。したがって、レバープレート作用部175aが下方に回転移動するとき、ラッチ部175bは上方に回転移動するようになっている(すなわち、ラッチ部175bは閉位置から開位置に回転移動するようになっている)。
また、ラッチ175が図11に示す状態に保持されているとき、ラッチ部175bの先端部は、平面H2に近接して位置するとともに、ガイドコア装着口171cの近傍に位置している。閉位置にあるラッチ部175bの先端部がこのような位置にあることで、ラッチ部175bの先端部の移動距離が長くなっている(すなわち、ラッチ部175bの開閉量が大きくなっている)。
レバープレート作用部175aがレバープレート19の作用を受けると、閉位置にあるラッチ部175b(図12(a)参照)は、以下の機序に従って開位置に移動する(図12(b)参照)。レバープレート19が下方に移動すると、レバープレート19はレバープレート作用部175aと接触し、レバープレート作用部175aを下方へ押圧する。レバープレート19から下方への押圧力を受けたレバープレート作用部175aは、下方に向かって回転移動する。レバープレート作用部175aは、デバイス進入口171bの縁部に設けられた凹部171pに収容されるまで回転移動を続ける。レバープレート作用部175aは、凹部171pに収容されることでインサート本体17の本体部171と干渉せずに回転移動できるようになっている。レバープレート作用部175aの回転移動によって第一アーム175dが回転し、第一アーム175dの回転によって第二アーム175eはレバープレート作用部175aと逆方向(上方)に回転移動する。そして、第二アーム175eの回転移動に伴って、ラッチ部175bも上方に向かって回転移動する。このとき、ラッチ部175bの先端部は、ガイドコア装着口171cの略中央部からデバイスガイド部171aの長手方向の内側面に向かって回転移動し、当該内側面の下部に設けられた台部171kに形成されたラッチ部収容部171rに収容される。こうして、図12(b)に示すように、ラッチ部175bは、デバイスガイド部171aを開状態にする位置(開位置)に移動する。すなわち、ICデバイスはデバイスガイド部171aを通過でき、ICデバイスをデバイスガイド部171aによりガイドしてガイドコア18に搬入できる状態及びガイドコア18から搬出できる状態となる。図12に示す例では、レバープレート19の下方への移動量1.5mmをラッチ部175bの開閉量4.7mmに変換できるようになっている。
ラッチ175が図11に示す状態に保持されているとき、レバープレート作用部175aと第一アーム175d及び第二アーム175eとは、シャフト177の回転中心線に対して垂直で、レバープレート19の近接離反方向に平行である平面H3(図11参照)に対して反対側に位置しているので、レバープレート19の移動に伴って描かれるレバープレート作用部175aの軌道と第一アーム175d及び第二アーム175eの軌道とが、平面H3に対して反対側に位置するようになっている。したがって、レバープレート19は、デバイス進入口171bよりも若干大きめに形成された開口部192の周縁部によって、アーム部175cに作用を及ぼすことなく、レバープレート作用部175aにのみ作用することができる。したがって、レバープレート19のインサート本体17への近接に伴って、アーム部175cは、デバイスガイド部171a内からデバイス進入口171bを通ってデバイスガイド部171a外(デバイス進入口171bの上方)へ移動するが、レバープレート19がアーム部175cに干渉することはない。すなわち、アーム部175cによってレバープレート作用部175aの回転移動とラッチ部175bの回転移動とを確実に連動できるようになっている。
デバイスガイド部171aの短手方向の内側面には、図7、図8及び図11に示すように、その下部にバネ固定部171jが設けられており、レバープレート作用部175aは、バネ固定部171jに固定されたねじりバネ176によって上方に付勢されている。したがって、レバープレート19が上方に移動し、レバープレート19によってレバープレート作用部175aが受けていた下方への押圧力が解除されると、ねじりバネ176によってレバープレート作用部175aは上方に付勢され、上方に回転移動する。これによって、ラッチ部は開位置から閉位置に回転移動する。
X−Y搬送装置304の吸着ヘッドによって被試験ICデバイスがカスタマトレイKSTからテストトレイTSTに積み替えられる際、当該吸着ヘッドは、レバープレート19を下方(インサート本体17に近接する方向)に押圧する。これによりレバープレート19は下方に移動し、レバープレート作用部175aを下方に押圧する。レバープレート19による作用を受けたレバープレート作用部175aは下方に回転移動し、これに伴ってラッチ部175bは閉位置から開位置に回転移動する。これによって、被試験ICデバイスをデバイスガイド部171aによりガイドしてガイドコア18に搬入できる状態となり、X−Y搬送装置304の吸着ヘッドに吸着された被試験ICデバイスは、ガイドコア18に搬入される。被試験ICデバイスのガイドコア18への搬入後、X−Y搬送装置304の吸着ヘッドはインサート本体17から離反する。これにより当該吸着ヘッドからレバープレート19が受けていた押圧力が解除され、レバープレート19はインサート本体17から離反する方向へ移動する。これによって、レバープレート19からレバープレート作用部175aが受けていた押圧力が解除される。レバープレート作用部175aは、ねじりバネ176から上方への付勢力を受けて上方に回転移動し、これに伴ってラッチ部175bは開位置から閉位置に移動する。これによって、ガイドコア18に支持された被試験ICデバイスのインサート外への飛び出しが防止される。また、閉位置にあるラッチ部175bの先端部は、ガイドコア18に支持された被試験ICデバイスの上面を押圧するようになっており、これにより被試験ICデバイスの位置ずれが防止される。
図13および図14に示すように、インサート16の両側には、プッシャ30のガイドピン32およびソケットガイド41のガイドプッシュ411が上下それぞれから挿入されるガイド孔20が形成されており、インサート16の両側の角部には、テストトレイTSTの取付け片14への取付け用孔21が形成されている。なお、図13及び14に示すインサート16はその構造を簡略化して示してある。
図13および図14に示すように、インサート16のガイド孔20は位置決めのための孔である。例えば、図中左側のガイド孔20を位置決めのための孔とし、右側のガイド孔20よりも小さい内径とした場合、左側のガイド孔20には、その上半分にプッシャ30のガイドピン32が挿入されて位置決めが行われ、その下半分には、ソケットガイド41のガイドブッシュ411が挿入されて位置決めが行われる。一方、図中右側のガイド孔20と、プッシャ30のガイドピン32およびソケットガイド41のガイドブッシュ411とは、ゆるい嵌合状態となる。
図13に示すように、テストヘッド5の上には、ソケットボード50が配置してある。ソケットボード50は、図6に示すテストトレイTSTにおいて、例えば行方向に3つおきに合計4列の被試験ICデバイス2に対応した数(4行×4列)で配置することができるが、一つ一つのソケットボード50の大きさを小さくすることができれば、図6に示すテストトレイTSTに保持してある全てのICデバイス2を同時にテストできるように、テストヘッド5の上に、4行×16列のソケットボード50を配置してもよい。
図13に示すように、ソケットボード50の上にはソケット40が設けられており、図13および図14に示すように、ソケット40の接続端子44が露出するように、ソケット40にはソケットガイド41が固定されている。ソケット40の接続端子44はプローブピンであり、ICデバイス2の外部端子22に対応する数および位置に設けられており、図外のスプリングによって上方向にバネ付勢されている。ソケットガイド41の両側には、プッシャ30に形成してある2つのガイドピン32が挿入されて、これら2つのガイドピン32との間で位置決めを行なうためのガイドブッシュ411が設けられている。
図13および図14に示すプッシャ30は、ソケット40の数に対応して、テストヘッド5の上側に設けられており、図示しないZ軸駆動装置(例えば流体圧シリンダ)によってZ軸方向に上下移動できるようになっている。図8および図9に示すように、プッシャ30の略中央には、被試験ICデバイス2を押圧するための押圧子31が形成されており、その両側にインサート16のガイド孔20およびソケットガイド40のガイドブッシュ411に挿入されるガイドピン32が設けられている。また、図13および図14に示すように、押圧子31とガイドピン32との間には、プッシャ30がZ軸駆動装置によって下降した際に、下限を規制するためのストッパガイド33が設けられており、ストッパガイド33は、ソケットガイド40のストッパ面412に当接することで、インサート16に収納された被試験ICデバイス2を破壊しない適切な圧力で押し付けるプッシャ30の下限位置が決定される。
第4に、アンローダ部400に関連する部分について説明する。
図2および図3に示すアンローダ部400にも、ローダ部300に設けられたX−Y搬送装置304と同一構造のX−Y搬送装置404が設けられ、このX−Y搬送装置404によって、アンローダ部400に運び出されたテストトレイTSTから試験済のICデバイスがカスタマトレイKSTに積み替えられる。
図2に示すように、アンローダ部400の装置基板105には、アンローダ部400へ運ばれたカスタマトレイKSTが装置基板105の上面に臨むように配置される一対の窓部406,406が二対開設してある。
また、図示は省略するが、それぞれの窓部406の下側には、カスタマトレイKSTを昇降させるための昇降テーブルが設けられており、ここでは試験済の被試験ICデバイスが積み替えられて満杯になったカスタマトレイKSTを載せて下降し、この満杯トレイをトレイ移送アーム205に受け渡す。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
上記実施形態においては、次のような変更が可能である。
例えば、図7に示すフック機構Fのねじりバネ173を、図16に示すように、コアクランプ172に連設された板バネ(リーフスプリング)173’とすることが可能である。また、図7に示すラッチ機構Lのねじりバネ176を、図17に示すような板バネ176’とすることが可能である。また、フック機構Fにおけるフック部172aとフック受け部185との係合方向を任意の方向に変更することも可能である。また、ICデバイス試験装置10は、上記実施形態で説明したチャンバタイプのものに限定されることなく、例えば、チャンバレスタイプ、ヒートプレートタイプのものであってもよい。
産業上の利用の可能性
本発明によれば、第一に、インサート本体に脱着可能に装着できるガイドコアが提供される。また、本発明によれば、第二に、ガイドコアを脱着可能に装着できるインサート本体が提供される。さらに、本発明によれば、第三に、ガイドコアを脱着可能に装着できるとともに、ラッチ部の開閉量が大きく、多様なサイズのICデバイスに対応できるラッチ機構を備えたインサート本体が提供される。さらに、本発明によれば、第四に、上記ガイドコア及び上記インサート本体を備えたインサート、並びに当該インサートを備えた電子部品ハンドリング装置が提供される。

Claims (24)

  1. インサート本体に脱着可能に装着できるガイドコアであって、
    エリア・アレイ型電子部品の外部端子がソケットの接続端子方向へ露出するように、前記エリア・アレイ型電子部品の外部端子面を支持できる支持部と、
    前記インサート本体が有するフック部と係脱可能に係合できるフック受け部とを有することを特徴とする前記ガイドコア。
  2. 前記ガイドコアが前記フック部の進入可能なフック進入孔を有し、前記フック受け部が前記フック進入孔に進入した前記フック部と係合できるように設けられていることを特徴とする請求項1記載のガイドコア。
  3. 前記ガイドコアが、前記ソケットに対して前記ガイドコアの位置決めを行なうガイドシャフトを嵌挿するためのガイドシャフト嵌挿孔を有することを特徴とする請求項1又は2記載のガイドコア。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のガイドコアを脱着可能に装着できるインサート本体であって、
    前記ガイドコアが装着されるガイドコア装着口、及び前記ガイドコア装着口に装着された前記ガイドコアへ電子部品をガイドできるように前記ガイドコア装着口と連通する電子部品進入口を有する電子部品ガイド部と、
    前記ガイドコアが有するフック受け部と係脱可能に係合できるフック部とを有することを特徴とする前記インサート本体。
  5. 前記フック部が、前記ガイドコアが有する前記フック進入孔に進入できるとともに、前記フック進入孔に進入した状態で前記フック受け部と係合できるように設けられていることを特徴とする請求項4記載のインサート本体。
  6. 前記フック部が、前記フック受け部と係合する方向へ移動できるように設けられていることを特徴とする請求項4又は5記載のインサート本体。
  7. 前記フック部が回転軸を中心として回動できるように設けられていることを特徴とする請求項6記載のインサート本体。
  8. 前記フック部が、弾性部材によって前記フック受け部と係合する方向へ付勢されていることを特徴とする請求項6又は7記載のインサート本体。
  9. 前記インサート本体が、前記フック受け部と係合する方向への前記フック部の移動又は回動を制限するストッパ部を有することを特徴とする請求項8記載のインサート本体。
  10. 前記インサート本体が、前記フック部に連設されたジグ受け部であって、ジグによる押圧を受けて前記フック部を前記フック受け部との係合を解除する方向へ移動又は回動させる前記ジグ受け部を有することを特徴とする請求項9記載のインサート本体。
  11. 前記インサート本体が、前記ジグが進入できるジグ進入孔を有し、前記ジグ進入孔に進入した前記ジグが前記ジグ受け部を押圧できるように、前記ジグ受け部が設けられていることを特徴とする請求項10記載のインサート本体。
  12. 前記ジグ進入孔に進入した前記ジグが前記ジグ受け部に当接し前記ジグ受け部上を摺動することによって前記ジグ受け部を押圧できるように、前記ジグ受け部が設けられていることを特徴とする請求項11記載のインサート本体。
  13. 前記インサート本体が、前記インサート本体に対して近接及び離反する方向へ移動する駆動体から前記駆動体の近接方向への作用を受けて回転移動する駆動体作用部と、前記電子部品ガイド部を開状態にする開位置及び閉状態にする閉位置の間を回転移動するラッチ部と、前記駆動体作用部の回転移動及び前記ラッチ部の回転移動を連動させるアーム部とを備えたラッチ機構を有し、
    前記駆動体の最離反時において、前記駆動体作用部が、前記駆動体作用部の回転中心線を含み、前記駆動体の近接離反方向に対して垂直な平面よりも前記駆動体に近接して位置するとともに、前記駆動体作用部の回転中心線を含み、前記駆動体の近接離反方向に対して平行な平面の近傍に位置し、
    前記駆動体が、前記アーム部と干渉しないように移動することを特徴とする請求項4〜12のいずれかに記載のインサート本体。
  14. 前記駆動体作用部が、弾性部材によって前記駆動体の離反方向へ付勢されていることを特徴とする請求項13記載のインサート本体。
  15. 前記駆動体の最離反時において、前記駆動体作用部が、前記駆動体の近傍に位置することを特徴とする請求項13又は14記載のインサート本体。
  16. 前記駆動体から前記駆動体の近接方向への作用を受けて前記駆動体作用部が回転移動するとき、前記ラッチ部が前記閉位置から前記開位置に回転移動するように、前記駆動体作用部の回転移動と前記ラッチ部の回転移動とが連動することを特徴とする請求項13〜15のいずれかに記載のインサート本体。
  17. 前記駆動体作用部の回転中心線と前記ラッチ部の回転中心線とが一致することを特徴とする請求項13〜16のいずれかに記載のインサート本体。
  18. 前記駆動体の最離反時において、前記駆動体作用部と前記ラッチ部とが、前記回転中心線を含み、前記駆動体の近接離反方向に垂直な平面に対して反対側に位置することを特徴とする請求項17記載のインサート本体。
  19. 前記回転中心線が、前記電子部品進入口の近傍に位置し、
    前記駆動体の最離反時において、前記ラッチ部の先端部が、前記回転中心線を含み、前記駆動体の近接離反方向に対して平行な平面に近接して位置するとともに、前記ガイドコア装着口の近傍に位置することを特徴とする請求項17又は18記載のインサート本体。
  20. 前記駆動体の最離反時において、前記駆動体作用部と前記アーム部とが、前記回転中心線に対して垂直で、前記駆動体の近接離反方向に平行である平面に対して反対側に位置することを特徴とする請求項17〜19のいずれかに記載のインサート本体。
  21. 前記駆動体作用部が前記インサート本体と干渉せずに回転移動できるように、前記インサート本体に前記駆動体作用部を収容できる収容部が設けられていることを特徴とする請求項4〜20のいずれかに記載のインサート本体。
  22. 請求項1〜3のいずれかに記載のガイドコアと請求項4〜21のいずれかに記載のインサート本体とを備えたことを特徴とするインサート。
  23. 前記インサートが、電子部品試験装置のテストヘッドのコンタクト部へ被試験電子部品を搬送し、これを搬出するトレイに装着されていることを特徴とする請求項22記載のインサート。
  24. インサートにエリア・アレイ型電子部品を収納した状態で、前記エリア・アレイ型電子部品の外部端子とソケットの接続端子とを接続させて前記エリア・アレイ型電子部品の試験を行なう電子部品ハンドリング装置であって、前記インサートとして請求項22又は23記載のインサートを備えたことを特徴とする電子部品ハンドリング装置。
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