JP6809978B2 - 電子部品試験装置用のキャリア - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品試験装置用のキャリアに関するものである。
BGA(Ball Grid Array)型ICパッケージ等の被試験電子部品を、品質検査等を行うためにソケット上まで搬送する電子部品試験装置用のキャリアとして、被試験電子部品の外部接触端子に接触する複数の導電性の接触子を備えるものが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。特許文献1、2に記載のキャリアには位置決め孔が設けられ、ソケットまたはその下のベース基板には位置決めピンが設けられており、位置決めピンが位置決め孔に嵌合することにより、被試験電子部品とソケットとの位置決めが行われる。
特開2003−66095号公報 国際公開第2013/168196号
被試験電子部品の外部接触端子の小径化および狭ピッチ化に伴い、被試験電子部品の外部接触端子とソケットの接触子(以下、端子という)との位置決めの高精度化が要求される。一方で、被試験電子部品の品種の変更やソケットの消耗に、より小さい単位の部品の交換で対応することが要求される。
本発明が解決しようとする課題は、被試験電子部品の品種の交換やソケットの消耗に、より小さい単位の部品の交換で対応できると共に、被試験電子部品の外部接触端子とソケットの端子との位置決めの高精度化に対応できる電子部品試験装置用のキャリアを提供することである。
[1]本発明に係る電子部品試験装置用のキャリアは、テスタと前記テスタに接続されたソケットボードとを備える電子部品試験装置内で搬送されるトレイに設けられ、複数の外部接触端子が底面から突出する被試験電子部品を、前記ソケットボードの上で保持する電子部品試験装置用のキャリアであって、前記複数の外部接触端子に対応して設けられ前記ソケットボードを介して前記テスタに接続される複数の端子を備え、前記被試験電子部品が載置されるICソケットと、前記被試験電子部品を囲繞するように環状に形成され、前記ICソケットが底部に取り付けられた第1の本体部と、前記トレイのフレームに取り付けられ、前記第1の本体部が着脱可能に取り付けられた第2の本体部とを備え、前記第1の本体部には、前記ソケットボードまたは前記ソケットボードの周囲から突出する位置決めピンと嵌合する位置決め孔が形成され、前記第1の本体部は、前記第2の本体部に対して相対的に平面内で移動可能に取り付けられている。
[2]上記発明において、前記第1の本体部は、前記被試験電子部品を前記第1の本体部の複数の内壁面のうちの一の内壁面に押し付ける押付機構を備えてもよい。
[3]上記発明において、前記第1の本体部は、前記底部に設けられ、前記ICソケットの外周部を着脱可能に保持する複数の爪部を備えてもよい。
[4]上記発明において、前記第1の本体部は、前記被試験電子部品を前記第1の本体部の複数の内壁面のうちの一の内壁面に押し付ける押付機構と、前記底部に設けられ、前記ICソケットの外周部を着脱可能に保持する複数の爪部とを備え、前記押付機構は、前記ICソケットを前記複数の爪部の何れか一つに押し付けるように構成されてもよい。
[5]上記発明において、前記第1の本体部は、前記底部に設けられ、前記ICソケットを前記底部に固定するカシメを備え、前記位置決め孔は、前記カシメに設けられていてもよい。
[6]本発明に係る電子部品試験装置用のキャリアの製造方法は、上記の電子部品試験装置用のキャリアの製造方法であって、前記ICソケットの外周部に複数の開口を形成し、前記第1の本体部の底面に前記開口の直径よりも小径の複数のボスを形成し、前記ボスを前記開口に挿入して、前記位置決め孔と前記端子とを相対的に位置合わせし、前記ボスを変形させることにより前記ICソケットの前記外周部を前記第1の本体部の前記底面にかしめる。
本発明によれば、被試験電子部品の品種の交換やソケットの消耗に、より小さい単位の部品の交換で対応できると共に、被試験電子部品の端子とソケットの端子との位置決めの高精度化に対応できる。
図1は、本発明の実施形態に係るデバイスキャリアを使用する電子部品試験装置を示す概略断面図である。 図2は、図1の電子部品試験装置を示す斜視図である。 図3は、図1および図2の電子部品試験装置でのトレイの移送について説明するための概念図である。 図4は上記の電子部品試験装置において用いられるICストッカを示す分解斜視図である。 図5は上記の電子部品試験装置において用いられるカスタマトレイを示す斜視図である。 図6は、テストトレイを示す斜視図である。 図7は、テストトレイの一部を拡大して示す分解斜視図である。 図8は、ボディの一部とコアとを示す平面図である。 図9は、図8の9−9断面図である。 図10は、図8の10−10断面図である。 図11は、ICデバイスを試験(検査)している状態を示す断面図である。 図12は、他の実施形態に係るデバイスキャリアを示す断面図である。 図13は、他の実施形態に係るデバイスキャリアを示す断面図である。 図14は、他の実施形態に係るデバイスキャリアを示す断面図である。 図15は、ICソケットをコア本体に取り付ける方法を説明するための断面図である。 図16は、ICソケットをコア本体に取り付ける方法を説明するための断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係るデバイスキャリアを使用する電子部品試験装置を示す概略断面図である。図2は、図1の電子部品試験装置を示す斜視図である。図3は、図1および図2の電子部品試験装置でのトレイの移送について説明するための概念図である。
図1および図2に示す電子部品試験装置は、ICデバイスに高温又は低温の熱ストレスを印加し、この状態でICデバイスが適切に動作するか否かを、テストヘッド5及びテスタ6を用いて試験(検査)する。そして、この電子部品試験装置は、試験結果に基づいてICデバイスを分類する。
電子部品試験装置では、試験対象となる多数のICデバイスがカスタマトレイKST(図5参照)に搭載される。また、電子部品装置のハンドラ1内では、テストトレイTST(図6参照)が循環される。ICデバイスは、カスタマトレイKSTからテストトレイTSTに載せ替えられて試験される。なお、ICデバイスは、図中において符号ICで示されている。
図1に示すように、ハンドラ1の下部には空間8が設けられており、この空間8にテストヘッド5が配されている。テストヘッド5上にはソケットボード50が設けられており、このソケットボード50はケーブル7を通じてテスタ6に接続されている。
この電子部品試験装置では、テストトレイTSTに載せられたICデバイスと、テストヘッド5上のソケットボード50とが、接触して電気的に接続され、かかる状態のICデバイスに電気信号などが与えられ、テスタ6から出力される信号に基づいてICデバイスが試験(検査)される。なお、ICデバイスの品種交換の際には、ソケットボード50および後述のコア730が、ICデバイスの形状やピン数などに適合するものに交換される。
図2および図3に示すように、ハンドラ1は、格納部200と、ローダ部300と、テスト部100と、アンローダ部400とを備える。格納部200は、試験前や試験済みのICデバイスを格納する。ローダ部300は、格納部200から移送されるICデバイスをテスト部100に移送する。テスト部100は、テストヘッド5のソケットボード50が内部に臨むように構成されている。アンローダ部400は、テスト部100で試験が行われた試験済みのICデバイスを分類する。
図4は上記の電子部品試験装置において用いられるICストッカを示す分解斜視図である。図5は上記の電子部品試験装置において用いられるカスタマトレイを示す斜視図である。図4に示すように、格納部200は、試験前ストッカ201と、試験済ストッカ202とを備える。試験前ストッカ201は、試験前のICデバイスを収容したカスタマトレイKSTを格納する。試験済ストッカ202は、試験結果に応じて分類されたICデバイスを収容したカスタマトレイKSTを格納する。試験前ストッカ201および試験済ストッカ202は、枠状のトレイ支持枠203と、このトレイ支持枠203の下部から進入して上部に向かって昇降するエレベータ204とを備える。トレイ支持枠203には、カスタマトレイKSTが複数積み重ねられている。この積み重ねられたカスタマトレイKSTは、エレベータ204によって上下に移動される。なお、図5に示すように、カスタマトレイKSTは、ICデバイスを収容する凹状の複数の収容部を備える。この複数の収容部は、複数行複数列(例えば14行13列)に配列されている。なお、試験前ストッカ201と試験済ストッカ202とは同一の構造である。
図2および図3に示すように、試験前ストッカ201には、2個のストッカSTK−Bと2個の空トレイストッカSTK−Eとが設けられている。2個のストッカSTK−Bは、相互に隣り合い、これらの2個のストッカSTK−Bの隣において、2個の空トレイストッカSTK−Eが相互に隣り合っている。空トレイストッカSTK−Eは、アンローダ部400に移送される空のカスタマトレイKSTが積み重ねられている。
試験前ストッカ201の隣には、試験済ストッカ202が設けられている。この試験済ストッカ202には、8個のストッカSTK−1,STK−2,…,STK−8が設けられている。試験済ストッカ202は、試験済のICデバイスを試験結果に応じて最大で8分類に仕分けて格納できるように構成されている。例えば、試験済のICデバイスは、試験済ストッカ202において、良品と不良品とに仕分けできる他に、動作速度が高速な良品と、動作速度が中速な良品と、動作速度が低速な良品とに仕分けでき、或いは、再試験が必要な不良品と再試験が不要な不良品とに仕分けできる。
図2に示すように、トレイ移送アーム205が、格納部200と装置基台101との間に設けられている。このトレイ移送アーム205は、カスタマトレイKSTを、装置基台101の下側からローダ部300に移送する。ここで、装置基台101には、一対の窓部370が形成されている。この一対の窓部370は、トレイ移送アーム205により装置基台101の下側からローダ部300に移送されたカスタマトレイKSTが装置基台101の上面に臨むように配置されている。
ローダ部300は、デバイス搬送装置310を備える。このデバイス搬送装置310は、2本のレール311と、可動アーム312と、可動ヘッド320とを備える。2本のレール311は、装置基台101上に架設されている。可動アーム312は、2本のレール311に沿ってテストトレイTSTとカスタマトレイKSTとの間を往復移動する。なお、可動アーム312の移動方向をY方向と称する。可動ヘッド320は、可動アーム312によって支持され、X方向に移動する。可動ヘッド320には、不図示の複数の吸着パッドが下向きに装着されている。
デバイス搬送装置310は、複数の吸着パッドで複数のICデバイスを吸着した可動ヘッド320をカスタマトレイKSTからプリサイサ(preciser)360に移動させる。これにより、ICデバイスが、カスタマトレイKSTからプリサイサ360に移送される。そして、デバイス搬送装置310は、プリサイサ360において、可動アーム312および可動ヘッド320により、ICデバイスの相互の位置関係を修正する。その後、デバイス搬送装置310は、ICデバイスを、ローダ部300で停止しているテストトレイTSTに移送する。これにより、ICデバイスが、カスタマトレイKSTからテストトレイTSTに積み替えられる。
図2および図3に示すように、テスト部100は、ソークチャンバ110と、テストチャンバ120と、アンソークチャンバ130とを備える。ソークチャンバ110は、テストトレイTSTに搭載されたICデバイスに、目的とする高温又は低温の熱ストレスを印加する。テストチャンバ120は、ソークチャンバ110において熱ストレスが印加されたICデバイスをテストヘッド5に押し付ける。アンソークチャンバ130は、テストチャンバ120で試験されたICデバイスから熱ストレスを除去する。
ソークチャンバ110においてICデバイスに高温を印加する場合には、アンソークチャンバ130においてICデバイスを送風により室温まで冷却する。一方、ソークチャンバ110においてICデバイスに低温を印加する場合は、アンソークチャンバ130においてICデバイスを温風又はヒータ等により結露が生じない程度の温度まで加熱する。
図2に示すように、ソークチャンバ110及びアンソークチャンバ130は、テストチャンバ120よりも上方に突出している。また、図3に概念的に示すように、ソークチャンバ110には、垂直搬送装置が設けられており、先行のテストトレイTSTがテストチャンバ120内に存在する間、後行の複数のテストトレイTSTが垂直搬送装置に支持された状態で待機する。後行の複数のテストトレイTSTに搭載されたICデバイスは、待機中に高温または低温の熱ストレスを印加される。
テストチャンバ120の中央には、テストヘッド5が配置されている。そのテストヘッド5の上にテストトレイTSTが移送される。テストチャンバ120の中央では、テストトレイTSTに搭載されたICデバイスの外部接触端子HB(図16および図17参照)と、テストヘッド5上のソケットボード50の端子(図示省略)とが接触され、ICデバイスの試験が行われる。試験が終了したICデバイスが搭載されたテストトレイTSTは、アンソークチャンバ130に移送される。アンソークチャンバ130では、試験が終了したICデバイスが室温まで除熱される。除熱されたICデバイスが搭載されたテストトレイTSTは、アンローダ部400に搬出される。
ソークチャンバ110の上部には、テストトレイTSTを装置基台101からソークチャンバ110に搬入するための入口が形成されている。一方、アンソークチャンバ130の上部には、テストトレイTSTをアンソークチャンバ130から装置基台101に搬出するための出口が形成されている。
図2に示すように、装置基台101には、トレイ搬送装置102が設けられている。このトレイ搬送装置102は、テストトレイTSTを装置基台101からソークチャンバ110に搬入し、テストトレイTSTをアンソークチャンバ130から装置基台101に搬出する。このトレイ搬送装置102は、例えば回転ローラ等で構成されている。
テストトレイTSTが、トレイ搬送装置102によってアンソークチャンバ130から装置基台101に搬出された後、そのテストトレイTSTに搭載されている全てのICデバイスが、デバイス搬送装置410(後述)により試験結果に応じたカスタマトレイKSTに積み替えられる。その後、テストトレイTSTは、アンローダ部400およびローダ部300を経由してソークチャンバ110に移送される。
図2に示すように、アンローダ部400には、2台のデバイス搬送装置410が設けられている。このデバイス搬送装置410は、ローダ部300に設けられたデバイス搬送装置310と同一構造である。2台のデバイス搬送装置410は、試験済みのICデバイスを、装置基台101に存在するテストトレイTSTから、試験結果に応じたカスタマトレイKSTに積み替える。
装置基台101には、二対の窓部470が形成されている。この二対の窓部470は、アンローダ部400に移送されたカスタマトレイKSTが装置基台101の上面に臨むように配置されている。この二対の窓部470と上述の窓部370との下側には、不図示の昇降テーブルが設けられている。この昇降テーブルは、試験済のICデバイスが搭載されたカスタマトレイKSTを下降させてトレイ移送アーム205に受け渡す。
図6は、テストトレイTSTを示す斜視図である。この図に示すように、テストトレイTSTは、フレーム700と、複数のデバイスキャリア710とを備える。フレーム700は、矩形の外枠701と、外枠701内に格子状に設けられた内枠702とを備える。このフレーム700は、外枠701と内枠702とにより複数行複数列に区画された矩形状の開口703を備える。
複数のデバイスキャリア710は、複数行複数列に配列されている。それぞれのデバイスキャリア710は、フレーム700のそれぞれの開口703に対応して設けられている。デバイスキャリア710は、ボディ720と、複数(例えば、図示するように4個)のコア730とを備える。ボディ720は、矩形板状の樹脂成形体であり、コア730の個数と同数(本実施形態では4個)の矩形状の開口721が複数行複数列(本実施形態では2行2列)で形成されている。
複数のボディ720は、フレーム700の下側に複数行複数列で配列されている。最外周に位置するボディ720は、その外周部が、外枠701または内枠702と重なり、複数の開口721がフレーム700の開口703と重なるように配されている。一方、その他のボディ720は、その外周部が、内枠702と重なり、複数の開口721がフレーム700の開口703と重なるように配されている。これらの複数のボディ720は、フレーム700における外枠701と内枠702との交差部および内枠702同士の交差部に固定されている。
図7は、テストトレイTSTの一部を拡大して示す分解斜視図である。この図に示すように、コア730は、ボディ720に着脱可能に装着されている。コア730は、それぞれの開口721に対応して配されており、ボディ720に対して平面内(図中XY平面内)で微動(遊動)可能に装着されている。コア730は、コア本体740と、ICソケット750とを備える。コア本体740は、矩形状の開口(貫通孔)741が形成された樹脂成形体である。このコア本体740の外周部には、複数(図示するように4個)の爪部742が形成されている。ボディ720には、爪部742が係合する係合部722が形成されている。爪部742が係合部に係合することによりコア本体740がボディ720に支持される。一方、爪部742と係合部との係合を解除させることにより、コア本体740をボディ720から取り外すことができる。
ここで、爪部742と係合部722との嵌め合いは、コア本体740とボディ720とを固定せず、コア本体740とボディ720との相対的な平面内での微動(遊動)を許容する。それにより、後述するように、ICデバイスの外部接触端子HB(図11参照)とICソケット750の端子753との相対的な位置決めを行うことが可能である。
ICソケット750は、矩形の板状に形成された本体を備え、この本体の外周部に設けられたフランジ751がコア本体740の底部に固定されることで、ICソケット750がコア730の底部を構成している。このICソケット750にICデバイスが載置される。
図8は、ボディ720の一部とコア730とを示す平面図である。図9は、図8の9−9断面図である。図10は、図8の10−10断面図である。これらの図に示すように、コア本体740は、上述の開口741が形成された矩形環状の樹脂成形体であり、4個の爪部742と、一対のレバー収容部743、744と、一対の位置決め部745、746とを備える。一対のレバー収容部743、744と、一対の位置決め部745、746とは、コア本体740の各辺を構成する。一対のレバー収容部743、744は、コア本体740の一の頂点を共有し、一対の位置決め部745、746は、一の頂点を共有する。また、一方のレバー収容部743と一方の位置決め部745とは相互に対向し、他方のレバー収容部744と他方の位置決め部746とは相互に対向する。
一対のレバー収容部743、744は、直方体形状の中空体である。一方のレバー収容部743は、内部に押付機構760を収容し、他方のレバー収容部744は、内部に押付機構761を収容する。レバー収容部743の外壁面7431の幅方向中央の下部には、爪部742が上方に延びるように設けられている。同様に、レバー収容部744の外壁面7441の幅方向中央の下部には、爪部742が上方に延びるように設けられている。
一対の位置決め部745、746は、直方向体形状の中実体である。一方の位置決め部745の底面の長手方向中央部且つ幅方向中央部には、位置決め孔7451が形成され、他方の位置決め部746の底面の長手方向中央部且つ幅方向中央部には、位置決め孔7461が形成されている。一対の位置決め孔7451、7461の一方は、図中のX方向及びY方向の位置決めを行うための丸孔であり、一対の位置決め孔7451、7461の他方は、図中のY方向の位置決めのみを行うための長孔である。位置決め部745の上面の長手方向中央部且つ外周側の端部には、爪部742が上方に延びるように形成されている。同様に、位置決め部746の上面の長手方向中央部且つ外周側の端部には、爪部742が上方に延びるように形成されている。
4個の爪部742は、軸部7421と、軸部7421の上端に形成された係止爪7422とを備える。4個の係止爪7422は、同じ高さに配されている。それに対して、ボディ720の開口721の周壁を構成する四面のそれぞれ(内壁面7211)には、係止爪7422が係止する係合部722が形成されている。係合部722は、内壁面7211の幅方向中央部に形成された凹部である。4個の係合部722は、同じ高さに配されている。ここで、内壁面7211と軸部7421との間には隙間が形成されている。また、係止爪7422の側面と係合部722との間には隙間が形成されている。これにより、係止爪7422と係合部722とは相対的に水平方向に上記隙間の分だけ移動可能である。従って、コア730は、ボディ720に対して相対的に水平方向に上記隙間の分だけ移動可能である。
レバー収容部743の内壁面7432の下部には、開口7432Aが、内壁面7432の幅方向の広範囲にわたって形成されている。この開口7432Aには、内壁面7432の幅方向(図9の奥行方向)に沿って水平に延びる回転軸7603が設けられている。一方、レバー収容部744の内壁面7442の下部には、開口7442Aが、内壁面7442の幅方向の広範囲にわたって形成されている。この開口7442Aには、内壁面7442の幅方向(図10の奥行方向)に沿って水平に延びる回転軸7613が設けられている。
一方の押付機構760は、レバー7601と、バネ7602とを備える。レバー7601は、回転軸7603に回転可能に支持されている。このレバー7601は、回転軸7603から吊り下がった押付部7601Aと、押付部7601Aの上部からレバー収容部743の内側に突出したバネ受け部7601Bとを備える。押付部7601Aは、板状に構成されており、内壁面7432の幅方向に延在している。また、バネ受け部7601Bは、押付部7601Aの長手方向中央部に設けられている。
バネ7602は、圧縮コイルバネである。バネ受け部7601Bの上面にはバネ7602の一端が取り付けられる凸部7601Cが形成されている。一方、レバー収容部743の内部の上面にはバネ7602の他端が取り付けられる凸部7433が形成されている。ここで、バネ7601は、弾性的に圧縮した状態で上下の凸部7601C、7433の間に設けられており、レバー7601を押付部7601Aの先端がレバー収容部743の外側に回転する方向(図9の時計回り方向)に付勢している。そして、押付部7601Aの先端には、ICデバイスの側面に当接する平面7601Dが形成されている。これにより、ICデバイスが押付機構760により、位置決め部745の内壁面7452に押し付けられる。
他方の押付機構761は、レバー7611と、バネ7612とを備える。レバー7611は、回転軸7613に回転可能に支持されている。このレバー7611は、回転軸7613から吊り下がった押付部7611Aと、押付部7611Aの上部からレバー収容部744の内側に突出したバネ受け部7611Bとを備える。押付部7611Aは、板状に構成されており、内壁面7442の幅方向に延在している。また、バネ受け部7611Bは、押付部7611Aの長手方向中央部に設けられている。
バネ7611は、圧縮コイルバネである。バネ受け部7611Bの上面にはバネ7612の一端が取り付けられる凸部7611Cが形成されている。一方、レバー収容部744の内部の上面にはバネ7612の他端が取り付けられる凸部7443が形成されている。ここで、バネ7612は、弾性的に圧縮した状態で上下の凸部7611C、7443の間に設けられており、レバー7611を押付部7611Aの先端がレバー収容部744の外側に回転する方向(図9の時計回り方向)に付勢している。そして、押付部7611Aの先端には、ICデバイスの側面に当接する平面7611Dが形成されている。これにより、ICデバイスが押付機構761により、位置決め部746の内壁面7462に押し付けられる。
コア本体740の底面(下端面)には、複数のカシメ749が設けられている。カシメ749は、コア本体740の底面の4隅と、コア本体740の底面の各辺とに設けられている。それに対して、ICソケット750の外周には金属または樹脂で構成された矩形環状のフランジ751が一体で設けられており、このフランジ751には、カシメ749の位置に対応して、複数の開口(図示省略)が形成されている。それぞれのカシメ749は、断面形状が円形状の胴部と、断面形状が円形状の頭部とを備える。カシメ749の胴部は、コア本体740の底面から下方に突出し、ICソケット750の開口に嵌合している。カシメ749の頭部は、胴部およびICソケット750の開口よりも大径であり、胴部の先端(下端)から径方向に広がっている。このカシメ749の頭部とコア本体740の底面とにより、フランジ751が挟持されている。
ICソケット750の中央部には、矩形状の開口752が形成されている。ここで、電子部品試験装置の所定位置には不図示の光センサが設けられており、コア730が、この光センサの光線の位置において停止したりこの光センサの光線の位置を通過したりする。この光センサは、上下に対向する発光部および受光部を備えており、開口752が発光部と受光部との間に位置するタイミングで光線を射出する。ICデバイスがICソケット750上に存在する場合には、光線がICデバイスで遮られることで、ICデバイスが検出される。一方、ICデバイスがICソケット750上に存在しない場合には、発光部から射出された光線が開口752を通過して受光素子に受光されることで、ICデバイスが検出されない。
ICソケット750の開口752とフランジ751との間には、多数の端子753が形成されている。これらの多数の端子753は、ICデバイスの底面に設けられた多数のボール状の外部接触端子HBに対応して設けられている。これにより、外部接触端子HBと端子753とは接触する。なお、本実施形態では、ICデバイスの多数の外部接触端子HBが複数列で矩形環状に配列されていることから、多数の端子753が、複数列で矩形環状に配列されている。しかしながら、ICデバイスの外部接触端子HBおよびICソケット750の端子753の配置は、本実施形態の配置に限られるものではなく、適宜変更できる。
ICソケット750は、絶縁性のシート状の母材に複数の端子753が埋設された構成である。端子753は、導電性の弾性部材によって構成されている。端子753を構成する導電性の弾性部材は、合成ゴムに導電性フィラーを添加したものや、ポリエステル等の合成樹脂に導電性フィラーを添加したもの等を例示できる。
ここで、レバー7601、7611の下端の高さは、フランジ751の高さに配されているところ、フランジ751には、レバー7601、7611との干渉を避けるための欠損部(図示省略)が形成されている。また、ICソケット750の本体部の面積は、ICデバイスの面積と比較して小さく設定されている。これにより、レバー7601、7611とICソケット750との干渉が防止されている。
図11は、ICデバイスを試験(検査)している状態を示す断面図である。なお、図9に対応する構成のみを、図11に示し、以下に説明するが、図10に対応する構成については、図9に対応する構成と同様であるため、図示を省略し、説明を一部省略する。
図11に示すように、一対の位置決めピン55が、テストヘッド5上に設けられている。一方の位置決めピン55は、位置決め孔7451に対応して配されており、この位置決め孔7451と嵌合する。なお、他方の位置決めピン55は、位置決め孔7461(図10参照)に対応して配されており、この位置決め孔7461と嵌合する。なお、位置決めピン55は、テストヘッド5上に設けてもよく、テストヘッド5の周囲に設けてもよい。
プッシャ121が、ソケットボード50の上方に昇降可能に設けられている。このプッシャ121は、不図示のZ軸駆動装置(例えば流体シリンダ)に取り付けられている。ICデバイスの試験時には、Z軸駆動装置がプッシャ121によりICデバイスを介してICソケット750をソケットボード50に押し付ける。
ソケットボード50の表面には、複数の端子(図示省略)が形成されている。複数の端子の数および配置は、ICデバイスの複数の外部接触端子HBの数および配置に対応して設定されている。それぞれの端子は、Au等の金属で構成されたパッドであり、それぞれの端子には配線が接続されている。これらの多数の配線が、テスタ6に接続されている。
ICデバイスの試験は、ICデバイスの外部接触端子HBとソケットボード50の端子とをICソケット750の端子753を介して電気的に接触させた状態でテスタ6により実行される。そのICデバイスの試験結果は、例えばテストトレイTSTに附された識別番号と、テストトレイTST内で割り当てられたICデバイスの番号とで決定されるアドレスに記憶される。
ここで、上述したように、ICデバイスが押付機構760により押し付けられるコア本体740の内壁面7452が存在する。また、ICデバイスの多数の外部接触端子HBの中で最も内壁面7452に近く内壁面7452に対して平行に配列された外部接触端子HBの列が存在する。また、ICソケット750の多数の端子753の中で最も内壁面7452に近く内壁面7452に対して平行に配列された端子753の列が存在する。さらに、ソケットボード50の多数の端子(図示省略)の中で最も内壁面7452に近く内壁面7452に対して平行に配列された端子の列が存在する。
位置決め孔7451の中心と内壁面7452との間の寸法Aには、所定の寸法公差が設定されている。また、上記外部接触端子HBの列を構成する外部接触端子HBの中心と、ICデバイスの内壁面7452に当接する側面との間の寸法Bには、所定の寸法公差が設定されている。また、位置決め孔7451の中心と、上記端子753の列を構成する端子753の中心との間の寸法Cには、所定の寸法公差が設定されている。さらに、位置決め孔7451の中心と、上記ソケットボードの端子の列を構成する端子との間の寸法Cには、所定の寸法公差が設定されている。
同様に、図示は省略するが、ICデバイスが押付機構761により押し付けられるコア本体740の内壁面7462が存在する。また、ICデバイスの多数の外部接触端子HBの中で最も内壁面7462に近く内壁面7462に対して平行に配列された外部接触端子HBの列が存在する。また、ICソケット750の多数の端子753の中で最も内壁面7462に近く内壁面7462に対して平行に配列された端子753の列が存在する。さらに、ソケットボード50の多数の端子(図示省略)の中で最も内壁面7462に近く内壁面7462に対して平行に配列された端子の列が存在する。
位置決め孔7461の中心と内壁面7462との間の寸法Aには、所定の寸法公差が設定されている。また、上記外部接触端子HBの列を構成する外部接触端子HBの中心と、ICデバイスの内壁面7462に当接する側面との間の寸法Bには、所定の寸法公差が設定されている。また、位置決め孔7461の中心と、上記端子753の列を構成する端子753の中心との間の寸法Cには、所定の寸法公差が設定されている。さらに、位置決め孔7461の中心と、上記ソケットボードの端子の列を構成する端子との間の寸法Cには、所定の寸法公差が設定されている。
以上説明したように、本実施形態に係るデバイスキャリア710は、ICソケット750と、ICデバイスを囲繞するように形成されICソケット750が底部に取り付けられたコア本体740と、テストトレイTSTのフレーム700に取り付けられコア本体740が着脱可能に取り付けられたボディ720とを備える。
これにより、ICデバイスの品種の交換やICソケット750の消耗に、テストトレイTSTの全体や、フレーム700に取り付けられる部品の全体等を交換することによらずに、フレーム700に取り付けられたボディ720は交換せずにボディ720に取り付けられたコア本体740を交換することにより対応できる。従って、ICデバイスの品種の交換やICソケット750の消耗に、より小さい単位での部品の交換により対応できる。
ここで、コア本体740には、ソケットボード50から突出する位置決めピン55と嵌合する位置決め孔7451、7461が形成されている。そして、コア本体740は、ボディ720に対して相対的に平面内で移動可能に取り付けられている。これにより、ICデバイスの外部接触端子HBとICソケット750の端子753との位置決めの精度に影響を与えるのは、ICデバイス、コア本体740およびICソケット750の寸法の公差となる。即ち、ボディ720の部品の公差は、ICデバイスの外部接触端子HBとICソケット750の端子753との位置決めの精度に影響を与えない。従って、ICデバイスの外部接触端子HBとICソケット750の端子753との位置決め精度を向上できる。
また、コア本体740は、ICデバイスをコア本体740の内壁面7452に押し付ける押付機構760と、ICデバイスをコア本体740の内壁面7462に押し付ける押付機構761とを備える。これにより、ICデバイスの外部接触端子HBとICソケット750の端子753との位置決めの精度に影響を与えるのは、位置決めピン55と位置決め孔7451、7461との嵌め合い公差、位置決めピン7451または位置決め孔7451、7461と内壁面7452との間の寸法Aの公差、ICデバイスの外部接触端子HBとICデバイスの側面との間の寸法Bの公差、ICソケット750の端子753と内壁面7452との間の寸法Bの公差、および、位置決めピン7451または位置決め孔7451、7461とICソケット750の端子753との間の寸法Cの公差となる。従って、ICデバイスの外部接触端子HBとICソケット750の端子753との位置決め精度をより一層向上できる。
図12および図13は、他の実施形態に係るデバイスキャリア710を示す断面図である。なお、図9に対応する構成のみを、図11に示し、以下に説明するが、図10に対応する構成については、図9に対応する構成と同様であるため、図示を省略し、説明を一部省略する。
この図に示すように、本実施形態に係るデバイスキャリア710では、ICソケット750が、コア本体740に対して着脱可能に設けられている。レバー収容部743の底面には、フック770が設けられ、位置決め部745の底面にも、フック770が設けられている。これらの一対のフック770は、ICソケット750のフランジ751に係合し、ICソケット750を図中左右方向に位置決めした状態で保持する。
位置決め部745の底面に設けられたフック770は、固定されている。一方、位置決め部745の底面に設けられたフック770は、図示するようにフランジ751と係合する位置と、フランジ751に対して離間する位置(図示省略)との間で移動可能に構成されている。ここで、押付機構760は、ICソケット750を、固定状態のフック770に対して押し付けている。
以上説明したように、本実施形態に係るデバイスキャリア710では、コア本体740の底部に設けられ、ICソケット750のフランジ751を着脱可能に保持する複数のフック770を備える。これにより、ICデバイスの品種の交換やICソケット750の消耗に、ICソケット750を最小単位とする部品の交換により対応できる。
また、押付機構760は、ICソケット750を、固定状態のフック770に対して押し付けていることによって、ICソケット750を、コア本体740に対して着脱可能に取り付けると共に、そのICソケット750を、フック770との当接点を基準点として位置決め孔7451および位置決めピン55に対して位置決めすることができる。
図14は、他の実施形態に係るデバイスキャリア710を示す断面図である。なお、この図に示すように、本実施形態に係るデバイスキャリア710では、位置決め孔7451、7461が、カシメ749の中心に設けられている。これによって、位置決め孔7451、7461を形成するための専用のスペースを位置決め部745、746に設ける必要が無い。従って、コア本体740を小型化できる。
図15及び図16は、ICソケット750をコア本体740に取り付ける方法を説明するための断面図である。これらの図に示すように、ICソケット750とコア本体740との位置決めをした後に、熱カシメにより、フィルム750のフランジ750Aをコア本体740の底面に固定する。
まず、ICソケット750とコア本体740とを用意する。ICソケット750のフランジ751には複数の開口751Aを形成する。コア本体740の底面には、複数のボス749Bを形成する。複数のボス749Bの位置は、複数の開口751Aの位置に対応する。また、開口751Aの直径は、ボス749Bの直径よりも大きくなっており、ICソケット750は、コア本体740に対して平面内で微動(遊動)可能である。
次に、フィルム750をコア本体740の底部に配置する。この際、複数のボス749Bと複数の開口751との位置を合わせ、全てのボス749Bを開口751に挿入する。ここで、位置決め孔7451、7461の上方と、ICソケット750の多数の端子753の中で最も位置決め孔7451、7461に近い端子753の上方とにカメラ8を設置する。位置決め孔7451の上方のカメラ8により位置決め孔7451を撮影し、位置決め孔7451に最も近い端子753の上方のカメラ8により当該端子753を撮影する。これらのカメラ8の撮影画像を解析することにより、位置決め孔7451と、位置決め孔7451に最も近い端子753との相対的な位置ずれを検出する。一方、位置決め孔7461の上方のカメラ8により位置決め孔7461を撮影し、位置決め孔7461に最も近い端子753の上方のカメラ8により当該端子753を撮影する。これらのカメラ8の撮影画像を解析することにより、位置決め孔7461と、位置決め孔7461に最も近い端子753との相対的な位置ずれを検出する。そして、位置決め孔7451と、位置決め孔7451に最も近い端子753との相対的な位置ずれ、および位置決め孔7461と、位置決め孔7461に最も近い端子753との相対的な位置ずれが、許容範囲内に収まるように、ICソケット750をコア本体740に対して相対的に平面内で移動させる。
その後、カシメ749(図9等参照)を形成し、このカシメ749とコア本体740の底面とによりICソケット750のフランジ750Aを挟む込むことで、ICソケット750のフランジ750Aをコア本体740の底面に固定する。本工程では、不図示の樹脂熱カシメ装置を用いてボス749Bを先端側から基端側に加圧して熱変形させることにより、カシメ749を形成する。以上により、ICデバイスの外部接触端子HBの小径化および細ピッチ化に対応可能なデバイスキャリア710を製造できる。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。従って、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、上述の実施形態では、押付機構760、761を設けて、ICデバイスを基準面としての内壁面7452、7462に押し付けたが、これは必須ではない。例えば、ICデバイスを囲繞する内壁面7432、7442、7452、7462により、ICデバイスの平面内での位置を決める等してもよい。
1 ハンドラ
5 テストヘッド
6 テスタ
7 ケーブル
8 カメラ
50 ICソケット
51 端子
55 位置決めピン
100 テスト部
101 装置基台
102 トレイ搬送装置
110 ソークチャンバ
120 テストチャンバ
121 プッシャ
130 アンソークチャンバ
200 格納部
201 試験前ストッカ
202 試験済ストッカ
203 トレイ支持枠
204 エレベータ
205 トレイ移送アーム
300 ローダ部
310 デバイス搬送装置
311 レール
312 可動アーム
320 可動ヘッド
360 プリサイサ
370 窓部
400 アンローダ部
410 デバイス搬送装置
470 窓部
TST テストトレイ
700 フレーム
701 外枠
702 内枠
703 開口
710 デバイスキャリア
720 ボディ
721 開口
7211 内壁面
722 係合部
730 コア
740 コア本体
741 開口
742 爪部
7421 軸部
7422 係止爪
743、744 レバー収容部
7431、7441 外壁面
7432、7442 内壁面
7432A、7442A 開口
7433、7443 凸部
745、746 位置決め部
7451、7461 位置決め孔
7452、7462 内壁面
749 カシメ
749B ボス
750 ICソケット
751 フランジ
751A 開口
752 開口
753 端子
760、761 押付機構
7601、7611 レバー
7601A、7611A 押付部
7601B、7611B バネ受け部
7601C、7611C 凸部
7601D、7611D 平面
7602、7612 バネ
770 フック

Claims (6)

  1. テスタと前記テスタに接続されたソケットボードとを備える電子部品試験装置内で搬送されるトレイに設けられ、複数の外部接触端子が底面から突出する被試験電子部品を、前記ソケットボードの上で保持する電子部品試験装置用のキャリアであって、
    前記複数の外部接触端子に対応して設けられ前記ソケットボードを介して前記テスタに接続される複数の端子を備え、前記被試験電子部品が載置されるICソケットと、
    前記被試験電子部品を囲繞するように環状に形成され、前記ICソケットが底部に取り付けられた第1の本体部と、
    前記トレイのフレームに取り付けられ、前記第1の本体部が着脱可能に取り付けられた第2の本体部と
    を備え、
    前記第1の本体部には、前記ソケットボードまたは前記ソケットボードの周囲から突出する位置決めピンと嵌合する位置決め孔が形成され、
    前記第1の本体部は、前記第2の本体部に対して相対的に平面内で移動可能に取り付けられている電子部品試験装置用のキャリア。
  2. 請求項1に記載の電子部品試験装置用のキャリアであって、
    前記第1の本体部は、
    前記被試験電子部品を前記第1の本体部の複数の内壁面のうちの一の内壁面に押し付ける押付機構を備える電子部品試験装置用のキャリア。
  3. 請求項1又は2に記載の電子部品試験装置用のキャリアであって、
    前記第1の本体部は、
    前記底部に設けられ、前記ICソケットの外周部を着脱可能に保持する複数の爪部を備える電子部品試験装置用のキャリア。
  4. 請求項1に記載の電子部品試験装置用のキャリアであって、
    前記第1の本体部は、
    前記被試験電子部品を前記第1の本体部の複数の内壁面のうちの一の内壁面に押し付ける押付機構と、
    前記底部に設けられ、前記ICソケットの外周部を着脱可能に保持する複数の爪部と
    を備え、
    前記押付機構は、前記ICソケットを前記複数の爪部の何れか一つに押し付ける電子部品試験装置用のキャリア。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の電子部品試験装置用のキャリアであって、
    前記第1の本体部は、前記底部に設けられ、前記ICソケットを前記底部に固定するカシメを備え、
    前記位置決め孔は、前記カシメに設けられている電子部品試験装置用のキャリア。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の電子部品試験装置用のキャリアの製造方法であって、
    前記ICソケットの外周部に複数の開口を形成し、
    前記第1の本体部の底面に前記開口の直径よりも小径の複数のボスを形成し、
    前記ボスを前記開口に挿入して、前記位置決め孔と前記端子とを相対的に位置合わせし、
    前記ボスを変形させることにより前記ICソケットの前記外周部を前記第1の本体部の前記底面にかしめる電子部品試験装置用のキャリアの製造方法。
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