JP3705934B2 - モータの駆動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、待機時の省電力化を図ったモータの駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、環境問題への意識が高まり、家電や事務機器などの電気製品では待機時の消費電力低減が課題となっている。机上計算では、製品の生涯消費電力のうち、待機時の消費電力が稼動時の消費電力を上回る例もあり、待機時の消費電力低減はきわめて重要である。
【0003】
これら電気製品の多くは動作スイッチにより直ちに動作することが望まれるため、いわゆる待機状態では、その装置に使用される部品に常に電源が供給され、各部品が不要な電力消費をしていることが多い。
部品の1つとしてモータの駆動装置を例にしてみると、通常、モータは速度制御をしたり、起動停止信号により起動停止をする場合は、入出力信号により駆動装置を駆動・制御している。この入出力信号は半導体素子などのスイッチング素子に接続されるが、いわゆる待機状態では、モータを駆動していなくてもモータ制御部や位置センサーなど駆動装置全体に電源が供給され、無駄な電力を消費していることが多い。
【0004】
以下に、従来例におけるモータの駆動装置の構成・動作について図8を参照して説明する。3相の直流ブラシレスモータの駆動装置の構成で本発明と関係ない部分については、一部省略している。
図8に示すモータの駆動装置は、入力部(V_IN)101、入力部(GND)102、起動停止入力(ON/OFF)103、モータ制御部(IC1)104、通電切り替え用スイッチング素子(IC2)105、レギュレータ(REG)106、ホール素子(H1)107、(H2)108、(H3)109、モータの巻線コイル(U)110、(V)111、(W)112、バイアス抵抗(Rh1)113、(Rh2)114等を備えている。
【0005】
入力部(V_IN)101と入力部(GND)102には本体から主電源(Vcc)が供給される。主電源(Vcc)にはレギュレータ(REG)106が接続され、レギュレータ(REG)106により低電圧に変換された制御用電源(Va)がモータ制御部(IC1)104やホール素子(H1)107、(H2)108、(H3)109に供給される。
モータ制御部(IC1)104は速度制御回路や位置検出回路・通電切り替え回路などモータの制御回路が構成されている。通電切り替え用スイッチング素子(IC2)105は主電源(Vcc)とモータの巻線コイル(U)110、(V)111、(W)112の間に接続されている。本体から「起動指令」が入力されると、ホール素子(H1)107、(H2)108、(H3)109の位置検出信号に従って、モータの巻線コイル(U)110、(V)111、(W)112への通電を切り替え、回転磁界を発生させてモータを駆動する。
【0006】
この従来例における駆動装置は本体から「起動指令」が出力されるまでのいわゆる待機状態では以下の動作をする。
(1)本体のメインスイッチが入れられて主電源(Vcc)が供給される。
(2)常時、制御用電源(Va)および主電源(Vcc)が駆動装置の各素子に供給される。待機状態では、通電切り替え用のスイッチング素子(IC2)105は通電を行わないため、モータは駆動されない。
【0007】
(3)しかし、モータ制御部(IC1)104やホール素子(H1)107、(H2)108、(H3)109やバイアス抵抗(Rh1)113、(Rh2)114などに一部電流が流れて消費される。従来例の駆動装置では待機時の消費電力は500〜2000mW程度になっている。
本体から「起動指令」が出力されると、モータ制御部(IC1)104はホール素子(H1)107、(H2)108、(H3)109の位置検出信号に従って、モータの巻線コイル(U)110、(V)111、(W)112への通電を切り替え、回転磁界を発生させてモータを駆動する。
【0008】
このような、従来例のモータの駆動装置では、待機時の消費電力が大きいだけでなく、待機時にモータ制御部(IC1)に電源が供給されているためノイズ等により誤動作する可能性がある。また、位置センサのホール素子にも電源が供給されているために待機時にホール素子が短絡故障を起こした場合は、より大きな電力を無駄に消費するだけでなく、駆動回路の安全性・信頼性という点でも好ましくない。
【0009】
また、待機時の消費電力を押さえるための方法として、特開平6−6998号公報に記載された「ブラシレスモータ駆動用ICとそれによる駆動回路」がある。このものは、停止状態を検出する回路以外のスイッチング素子をすべて停止させるというものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例においては、単に、停止状態を検出する回路以外のスイッチング素子をすべて停止させるだけであり、モータ制御部自体やホール素子にも電源が供給されており無駄な電力を消費している。
そこで本発明は、本体からの起動停止信号でモータ制御部への制御用電源の供給を停止し、いわゆる待機状態での無駄な電力消費を低減するとともに、ノイズ等によるモータ制御部の待機時の誤動作を防止して安全性および信頼性が高いモータの駆動装置を提供することを課題とする。
【0011】
また、本体からの起動停止信号の停止指令から所定時間は制御用電源の出力を継続してモータの駆動制御が可能で、かつ、待機状態での無駄な電力消費を低減するとともに、ノイズ等によるモータ制御部の待機時の誤動作を防止して安全性および信頼性が高いモータの駆動装置を提供することを課題とする。
また、本体からの起動停止信号で位置検出素子(ホール素子)への電源の供給を停止し、待機時に位置検出素子(ホール素子)の短絡故障などが有ったとしても電源を供給させることなく、安全性が高い、直流ブラシレスモータの駆動装置を提供することを課題とする。
【0012】
さらに、停止指令により急速にモータを減速・停止させることのできるモータの駆動装置を提供することを課題とする。
また、停止指令により急速に減速・停止させることで、動圧力が低下する低速回転域を通過する時間を短縮し、外部からの衝撃による軸受の損傷を防止することができる動圧空気軸受を用いたモータに適した駆動装置を提供することを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項記載の発明は、上記課題を解決するため、主電源と該主電源より作られる制御用電源により駆動制御され、起動停止制御を行う起動停止入力とを備えたモータの駆動装置において、前記主電源と制御用電源の間に接続される第1の半導体スイッチング素子と、該第1の半導体スイッチング素子の制御入力に接続される第2半導体スイッチング素子と、を備え、前記第1の半導体スイッチング素子を電圧駆動型の素子で構成し、起動停止入力の起動指令により前記第2の半導体スイッチング素子を導通または非導通状態にすることで前記第1の半導体スイッチング素子を導通状態にして駆動装置への電力供給を行い、起動停止入力の停止指令により前記第2の半導体スイッチング素子を非導通または導通状態にすることで前記第1の半導体スイッチング素子を非導通状態にして駆動装置への電力供給を停止することを特徴とするものである。
【0015】
請求項記載の発明は、上記課題を解決するため、主電源と該主電源より作られる制御用電源により駆動制御され、起動停止制御を行う起動停止入力とを備えたモータの駆動装置において、前記主電源と制御用電源の間に接続される第1の半導体スイッチング素子と、該第1の半導体スイッチング素子の制御入力に接続される第2半導体スイッチング素子と、を備え、前記第2の半導体スイッチング素子は電圧駆動型の半導体スイッチング素子であって、該第2の半導体スイッチング素子の制御入力部には、コンデンサと、該コンデンサへの充電回路と、放電回路と、が接続され、該放電回路は第3の半導体スイッチング素子を有し、前記主電源から電力が供給された状態において、起動停止入力の起動指令により前記第3の半導体スイッチング素子を導通状態にしてコンデンサの電荷を放電し、前記第2の半導体スイッチング素子を非導通状態にすることで前記第1の半導体スイッチング素子を導通状態にして駆動装置への電力供給を行い、起動停止入力の停止指令により前記第3の半導体スイッチング素子を非導通状態にしてコンデンサを徐々に充電し、該停止指令より所定時間後に前記第2の半導体スイッチング素子を導通状態にすることで前記第1の半導体スイッチング素子を非導通状態にするタイマー付き待機時省電力回路を備えたことを特徴とするものである。
【0016】
請求項記載の発明は、上記課題を解決するため、請求項1または2に記載のモータの駆動装置において、前記モータは位置検出素子を備えた直流ブラシレスモータであって、位置検出素子の電源は前記制御用電源または前記第1の半導体スイッチング素子の出力より供給されることを特徴とするものである。
【0017】
請求項記載の発明は、上記課題を解決するため、請求項記載のモータの駆動装置において、起動停止入力の停止指令により動作する減速回路を備えたことを特徴とするものである。
請求項記載の発明は、上記課題を解決するため、請求項記載のモータの駆動装置において、前記モータは動圧空気軸受を用いたモータであることを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について添付図面を参照しつつ説明する。
図1をもとに実施例1として、モータの駆動装置(回路図)の構成・動作を説明する。なお、実施例は3相の直流ブラシレスモータの駆動装置であるが、本発明は各種制御ICにより駆動される各種モータに利用できる。
【0019】
図1に示すモータの駆動装置は、入力部(V_IN)101、入力部(GND)102、起動停止入力(ON/OFF)103、モータ制御部(IC1)104、通電切り替え用スイッチング素子(IC2)105、レギュレータ(REG)106、ホール素子(H1)107、(H2)108、(H3)109、モータの巻線コイル(U)110、(V)111、(W)112、バイアス抵抗(Rh1)113、(Rh2)114とともに、第1の半導体スイッチング素子(Q1a)121、コンデンサ(C1a)122、抵抗(R1a)123、(R2a)124等を備えている。
【0020】
第1の半導体スイッチング素子(Q1a)121はPNP型のバイポーラトランジスタを使用している。コンデンサ(C1a)122と抵抗(R1a)123はノイズフィルタ用のコンデンサと抵抗、抵抗(R2a)124はバイアス抵抗を示す。
入力部(V_IN)101と入力部(GND)102には本体から主電源(Vcc)が供給される。入力部(V_IN)101には待機時省電力回路を構成する第1の半導体スイッチング素子(Q1a)121が接続され、第1の半導体スイッチング素子(Q1a)121にはレギュレータ(REG)106が接続されている。レギュレータ(REG)106は主電源(Vcc)を低電圧に変換し、制御用電源(Va)をモータ制御部(IC1)104やホール素子(H1)107、(H2)108、(H3)109に供給する。
【0021】
起動停止入力(ON/OFF)103には本体からの「起動指令」および「停止指令」が供給される。起動停止入力(ON/OFF)103はモータ制御部の起動停止入力にも接続される。起動停止入力(ON/OFF)103は「起動指令」で低インピーダンス状態(L)となり、「停止指令」で高インピーダンス状態(H)となる。
モータ制御部(IC1)104は速度制御回路や位置検出回路・通電切り替え回路などモータの制御回路が構成されている。通電切り替え用スイッチング素子(IC2)105は主電源(Vcc)とモータの巻線コイル(U)110、(V)111、(W)112の間に接続されている。「起動指令」が入力されると、ホール素子(H1)107、(H2)108、(H3)109の位置検出信号に従って、モータの巻線コイル(U)110、(V)111、(W)112への通電を切り替え、回転磁界を発生させてモータを駆動する。
【0022】
待機時省電力回路の主要部は、第1の半導体スイッチング素子(Q1a)121により構成され、本体からの「起動指令」により第1の半導体スイッチング素子(Q1a)121を導通状態にして、レギュレータ(REG)106への電力供給を行い、「停止指令」により第1の半導体スイッチング素子(Q1a)121を非導通状態にして、レギュレータ(REG)106への電力供給を停止するように各素子が接続されている。
【0023】
実施例1におけるモータ駆動装置では、本体から「起動指令」が出力されるまでの待機状態では、以下の動作を行う。
(1)本体のメインスイッチが入れられて入力部(V_IN)101、入力部(GND)102に主電源(Vcc)が供給される。
(2)起動停止入力(ON/OFF)103は高インピーダンス状態(H)のため、第1の半導体スイッチング素子(Q1a)121の制御入力(ベース)が入力部(V_IN)101と略同電位になり、第1の半導体スイッチング素子(Q1a)121は非導通状態になる。
【0024】
(3)したがって、待機状態では、レギュレータ(REG)106への電力供給が停止され、モータ制御部(IC1)104やホール素子(H1)107、(H2)108、(H3)109に制御用電源(Va)が供給されない。よって、待機時の消費電力を極めて小さくすることができる。
本体から「起動指令」が出力されると以下の動作を行う。
【0025】
(4)起動停止入力(ON/OFF)103は低インピーダンス状態(L)になるため、第1の半導体スイッチング素子(Q1a)121の制御入力(ベース)は入力部(V_IN)101に対して低電位となり第1の半導体スイッチング素子(Q1a)121が導通状態になってレギュレータ(REG)106に電力供給を行い、モータ制御部(IC1)104やホール素子(H1)107、(H2)108、(H3)109に制御用電源(Va)を供給する。
【0026】
(5)同時にモータ制御部(IC1)104の起動停止入力に「起動指令」が入力されるので、モータが駆動される。
以上のように実施例1のモータの駆動装置では、待機時にモータの制御部に供給される電源自体を停止させるので、待機時の消費電力を極めて小さくすることができる。さらに、ノイズ等により誤動作することもない。また、位置検出素子(ホール素子)にも電源が供給されないため、待機時にホール素子が短絡故障を起こしていたとしても、無駄に消費することなく、駆動回路の安全性・信頼性が高いモータの駆動装置とすることができる。
【0027】
図2をもとに実施例2として、モータの駆動装置(回路図)の構成・動作を説明する。
図2に示すモータの駆動装置は、入力部(V_IN)101、入力部(GND)102、起動停止入力(ON/OFF)103、モータ制御部(IC1)104、通電切り替え用スイッチング素子(IC2)105、レギュレータ(REG)106、ホール素子(H1)107、(H2)108、(H3)109、モータの巻線コイル(U)110、(V)111、(W)112、バイアス抵抗(Rh1)113、(Rh2)114とともに、第1の半導体スイッチング素子(Q1b)131、第2の半導体スイッチング素子(Q2b)132、コンデンサ(C1b)133、抵抗(R1b)134、(R2b)135、(R3b)136、(R4b)137等を備えている。
【0028】
第1および第2の半導体スイッチング素子(Q1b)131、(Q2b)132はNPN型のバイポーラトランジスタを使用している。コンデンサ(C1b)133と抵抗(R1b)134はノイズフィルタ用の抵抗とコンデンサと抵抗、抵抗(R2b)135と(R3b)136はVccの分圧抵抗、抵抗(R4b)137はバイアス抵抗を示す。
入力部(V_IN)101と入力部(GND)102には本体から主電源(Vcc)が供給される。入力部(V_IN)101には待機時省電力回路を構成する第1の半導体スイッチング素子(Q1b)131が接続され、第1の半導体スイッチング素子(Q1b)131にはレギュレータ(REG)106が接続されている。レギュレータ(REG)106は主電源(Vcc)を低電圧に変換し、制御用電源(Va)をモータ制御部(IC1)104やホール素子(H1)107、(H2)108、(H3)109に供給する。
【0029】
起動停止入力(ON/OFF)103には本体からの「起動指令」および「停止指令」が供給される。起動停止入力(ON/OFF)103はモータ制御部の起動停止入力にも接続される。起動停止入力(ON/OFF)103は「起動指令」で低インピーダンス状態(L)となり、「停止指令」で高インピーダンス状態(H)となる。
モータ制御部(IC1)104は速度制御回路や位置検出回路・通電切り替え回路などモータの制御回路が構成されている。通電切り替え用スイッチング素子(IC2)105は主電源(Vcc)とモータの巻線コイル(U)110、(V)111、(W)112の間に接続されている。「起動指令」が入力されると、ホール素子(H1)107、(H2)108、(H3)109の位置検出信号に従って、モータの巻線コイル(U)110、(V)111、(W)112への通電を切り替え、回転磁界を発生させてモータを駆動する。
【0030】
待機時省電力回路の主要部は、第1の半導体スイッチング素子(Q1b)131と第1の半導体スイッチング秦子(Q1b)の制御入力(ベース)に接続される第2の半導体スイッチング素子(Q2b)132で構成され、本体からの「起動指令」により第2の半導体スイッチング素子(Q2b)132を非導通状態にすることで第1の半導体スイッチング素子(Q1b)131を導通状態にしてレギュレータ(REG)106への電力供給を行い、「停止指令」により第2の半導体スイッチング素子(Q2b)132を導通状態にすることで第1の半導体スイッチング素子(Q1b)131を非導通状態にしてレギュレータ(REG)106への電力供給を停止するように各素子が接続されている。
【0031】
実施例2におけるモータの駆動装置では、本体から「起動指令」が出力されるまでの待機状態では、以下の動作を行う。
(1)本体のメインスイッチが入れられて入力部(V_IN)101、入力部(GND)102に主電源(Vcc)が供給される。
(2)第2の半導体スイッチング素子(Q2b)132の制御入力(ベース)が接地(GND)に対して高電位となることで第2の半導体スイッチング素子(Q2b)132が導通状態になる。
【0032】
(3)同時に、第1の半導体スイッチング素子(Q1b)131の制御入力(ベース)が低電位になり第1の半導体スイッチング素子(Q1b)131は非導通状態になる。
(4)したがって、待機状態では、レギュレータ(REG)106に電源が供給されないのでモータ制御部(IC1)104やホール素子(H1)107、(H2)108、(H3)109に制御用電源(Va)が供給されない。よって、消費電力は抵抗(R2b)135、(R3b)136、(R4b)137と第2の半導体スイッチング素子(Q2b)132に電流が流れることで消費されるだけである。抵抗(R2b)135、(R3b)136、(R4b)137の抵抗値を大きくして流れる電流を小さくすることで待機時の消費電力を極めて小さくすることができる。
【0033】
本体から「起動指令」が出力されると以下の動作を行う。
(5)起動停止入力(ON/OFF)103は低インピーダンス状態(L)になるため、第2の半導体スイッチング素子(Q2b)132の制御入力(ベース)は同電位になり、第2の半導体スイッチング素子(Q2b)132が非導通状態になる。
(6)第1の半導体スイッチング素子(Q1b)131の制御入力(ベース)は入力部(V_IN)101に対して高電位となり第1の半導体スイッチング素子(Q1b)131が導通状態になってレギュレータ(REG)106に電力供給を行い、モータ制御部(IC1)104やホール素子(H1)107、(H2)108、(H3)109に制御用電源(Va)を供給する。
【0034】
(7)同時にモータ制御部(IC1)104の起動停止入力に「起動指令」が入力されるので、モータが駆動される。
図2のように第1の半導体スイッチング素子(Q1b)131はバイポーラトランジスタなど電流駆動型の素子も使用することができるが、大きな出力電流を必要とする用途では制御入力(ベース)に電流を多く流す必要があるため待機時に抵抗(R4b)137で消費する電力が大きくなることもある。第1の半導体スイッチング素子(Q1b)131としてFETなど電圧駆動型の素子を使用すれば、消費電力を低減する効果が高い。同様に第2の半導体スイッチング素子(Q2b)132も電圧駆動型の素子を使用すれば、消費電力を低減する効果が高い。
【0035】
以上のように実施例2のモータの駆動装置では、待機時にモータの制御部に供給される電源自体を停止させるので、待機時の消費電力を極めて小さくすることができる。さらに、ノイズ等により誤動作することもない。また位置検出素子(ホール素子)にも電源が供給されないため、待機時にホール素子が短絡故障を起こしていたとしても、無駄に消費することなく、駆動回路の安全性・信頼性が高いモータの駆動装置とすることができる。
【0036】
図3をもとに実施例3として、モータの駆動装置(回路図)の構成・動作を説明する。
図3に示すモータの駆動装置は、入力部(V_IN)101、入力部(GND)102、起動停止入力(ON/OFF)103、モータ制御部(IC1)104、通電切り替え用スイッチング素子(IC2)105、レギュレータ(REG)106、ホール素子(H1)107、(H2)108、(H3)109、モータの巻線コイル(U)110、(V)111、(W)112、バイアス抵抗(Rh1)113、(Rh2)114とともに、第1の半導体スイッチング素子(Q1c)141、第2の半導体スイッチング素子(Q2c)142、第3の半導体スイッチング素子(Q3c)143、コンデンサ(C1c)144、抵抗(R1c)145、(R2c)146、(R3c)147、(R4c)148、(R5c)149、(R6c)150、(R7c)151等を備えている。
【0037】
第1の半導体スイッチング素子(Q1c)141はPチャネル型のMOSFET、第2、第3の半導体スイッチング素子(Q2c)142、(Q3c)143はNチャネル型のMOSFETを使用している。コンデンサ(C1c)144と抵抗(R1c)145はノイズフィルタ用のコンデンサと抵抗、抵抗(R2c)146と(R3c)147、抵抗(R4c)148と(R5c)149はVccの分圧抵抗、抵抗(R6c)150、(R7c)151は分圧・バイアス抵抗を示す。
【0038】
入力部(V_IN)101と入力部(GND)102には本体から主電源(Vcc)が供給される。入力部(V_IN)101には待機時省電力回路を構成する第1の半導体スイッチング素子(Q1c)141が接続され、第1の半導体スイッチング素子(Q1c)141にはレギュレータ(REG)106が接続されている。レギュレータ(REG)106は主電源(Vcc)を低電圧に変換し、制御用電源(Va)をモータ制御部(IC1)104やホール素子(H1)107、(H2)108、(H3)109に供給する。
【0039】
起動停止入力(ON/OFF)103には本体からの「起動指令」および「停止指令」が供給される。起動停止入力(ON/OFF)103はモータ制御部の起動停止入力にも接続される。起動停止入力(ON/OFF)103は「起動指令」で低インピーダンス状態(L)となり、「停止指令」で高インピーダンス状態(H)となる。
モータ制御部(IC1)104は速度制御回路や位置検出回路・通電切り替え回路などモータの制御回路が構成されている。通電切り替え用スイッチング素子(IC2)105は主電源(Vcc)とモータの巻線コイル(U)110、(V)111、(W)112の間に接続されている。「起動指令」が入力されると、ホール素子(H1)107、(H2)108、(H3)109の位置検出信号に従って、モータの巻線コイル(U)110、(V)111、(W)112への通電を切り替え、回転磁界を発生させてモータを駆動する。
【0040】
待機時省電力回路は、第1の半導体スイッチング素子(Q1c)141と第1の半導体スイッチング素子(Q1c)141の制御入力(ゲート)に接続される第2の半導体スイッチング素子(Q2c)142と、第2の半導体スイッチング素子(Q2c)142の制御入力(ゲート)に接続される第3の半導体スイッチング素子(Q3c)143で構成され、本体からの「起動指令」により第2の半導体スイッチング素子(Q2c)142を非導通状態にすることで第1の半導体スイッチング素子(Q1c)141を導通状態にしてレギュレータ(REG)106への電力供給を行い、「停止指令」により第2の半導体スイッチング素子(Q2c)142を導通状態にすることで第1の半導体スイッチング素子(Q1c)141を非導通状態にしてレギュレータ(REG)106への電力供給を停止するように各素子が接続されている。
【0041】
実施例3におけるモータの駆動装置では、本体から「起動指令」が出力されるまでの待機状態では、以下の動作を行う。
(1)本体のメインスイッチが入れられて入力部(V_IN)101、入力部(GND)102に主電源(Vcc)が供給される。
(2)第3の半導体スイッチング素子(Q3c)143の制御入力(ゲート)が接地(GND)に対して高電位となることで第3の半導体スイッチング素子(Q3c)143が導通状態になる。
【0042】
(3)第2の半導体スイッチング素子(Q2c)142の制御入力(ゲート)が接地(GND)に対して略同電位となることで第2の半導体スイッチング素子(Q2c)142が非導通状態になる。
(4)第1の半導体スイッチング素子(Q1c)141の制御入力(ゲート)が入力部(V_IN)101に対して略同電位になり第1の半導体スイッチング素子(Q1c)141は非導通状態になる。
【0043】
(5)したがって、待機状態では、レギュレータ(REG)106に電源が供給されないのでモータ制御部(IC1)104やホール素子(H1)107、(H2)108、(H3)109に制御用電源(Va)が供給されない。よって、消費電力は抵抗(R2c)146、(R3c)147、(R4c)148と第3の半導体スイッチング素子(Q3c)143に電流が流れることで消費されるだけである。抵抗(R2c)146、(R3c)147、(R4c)148の抵抗値を大きくして流れる電流を小さくすることで待機時の消費電力を極めて小さくすることができる。
【0044】
本体から「起動指令」が出力されると以下の動作を行う。
(6)起動停止入力(ON/OFF)103は低インピーダンス状態(L)になるため、第3の半導体スイッチング素子(Q3c)143の制御入力(ゲート)が接地(GND)に対して略同電位となることで第3の半導体スイッチング素子(Q3c)143が非導通状態になる。
【0045】
(7)第2の半導体スイッチング素子(Q2c)142の制御入力(ゲート)は接地(GND)に対して高電位になり、第2の半導体スイッチング素子(Q2c)142が導通状態になる。
(8)第1の半導体スイッチング素子(Q1c)141の制御入力(ゲート)は入力部(V_IN)101に対して低電位となり第1の半導体スイッチング素子(Q1c)141が導通状態になってレギュレータ(REG)106に電力供給を行い、モータ制御部(IC1)104やホール素子(H1)107、(H2)108、(H3)109に制御用電源(Va)を供給する。
【0046】
(9)同時にモータ制御部(IC1)104の起動停止入力に「起動指令」が入力されるので、モータが駆動される。
以上のように実施例3のモータの駆動装置では、待機時にモータの制御部に供給される電源自体を停止させるので、待機時の消費電力を極めて小さくすることができる。さらに、ノイズ等により誤動作することもない。また位置検出素子(ホール素子)にも電源が供給されないため、待機時にホール素子が短絡故障を起こしていたとしても、無駄に消費することなく、駆動回路の安全性・信頼性が高いモータの駆動装置とすることができる。
【0047】
図4をもとに実施例4として、モータの駆動装置(回路図)の構成・動作を説明する。
図4に示すモータの駆動装置は、入力部(V_IN)101、入力部(GND)102、起動停止入力(ON/OFF)103、モータ制御部(IC1)104、通電切り替え用スイッチング素子(IC2)105、レギュレータ(REG)106、ホール素子(H1)107、(H2)108、(H3)109、モータの巻線コイル(U)110、(V)111、(W)112、バイアス抵抗(Rh1)113、(Rh2)114とともに、第1の半導体スイッチング素子(Q1d)161、第2の半導体スイッチング素子(Q2d)162、第3の半導体スイッチング素子(Q3d)163、コンデンサ(C1d)164、(C2d)165、抵抗(R1d)166、(R2d)167、(R3d)168、(R4d)169、(R5d)170、(R6d)171、(R7d)172、(R8d)173、(R9d)174、(R10d)175等を備え、モータ制御部(IC1)104は減速回路176を有している。
【0048】
第1および第2の半導体スイッチング素子(Q1d)161、(Q2d)162はNチャネル型のMOSFET、第3の半導体スイッチング素子(Q3d)163はPチャネル型のMOSFETを使用している。抵抗(R6d)171はコンデンサ(C1d)164の充電回路を、第3の半導体スイッチング素子(Q3d)163および抵抗(R7d)172はコンデンサ(C1d)164の放電回路をそれぞれ構成する。
【0049】
入力部(V_IN)101、入力部(GND)102には本体から主電源(Vcc)が供給される。入力部(V_IN)101には待機時省電力回路を構成する第1の半導体スイッチング素子(Q1d)161が接続され、第1の半導体スイッチング素子(Q1d)161にはレギュレータ(REG)106が接続されている。レギュレータ(REG)106は主電源(Vcc)を低電圧に変換し、制御用電源(Va)をモータ制御部(IC1)104やホール素子(H1)107、(H2)108、(H3)109に供給する。
【0050】
起動停止入力(ON/OFF)103には本体からの「起動指令」および「停止指令」が供給される。起動停止入力(ON/OFF)103はモータ制御部の起動停止入力にも接続されている。起動停止入力(ON/OFF)103は、「起動指令」で低インピーダンス状態(L)となり、「停止指令」で高インピーダンス状態(H)となる。
モータ制御部(IC1)104は速度制御回路や位置検出回路・通電切り替え回路などモータの制御回路が構成されている。通電切り替え用スイッチング素子(IC2)105は主電源(Vcc)とモータの巻線コイル(U)110、(V)111、(W)112の間に接続されている。「起動指令」が入力されると、ホール素子(H1)107、(H2)108、(H3)109の位置検出信号に従って、モータの巻線コイル(U)110、(V)111、(W)112への通電を切り替え、回転磁界を発生させてモータを駆動する。
待機時省電力回路の主要部は、第1の半導体スイッチング素子(Q1d)161と第1の半導体スイッチング素子(Q1d)161の制御入力(ゲート)に接続される第2の半導体スイッチング素子(Q2d)162と、第2の半導体スイッチング素子(Q2d)162の制御入力(ゲート)と接地の間に接続されるコンデンサ(C1d)164と、そのコンデンサ(C1d)164への充電回路(R6d)171と放電回路(R7d)172、(Q3d)163が接続され、その放電回路は第3の半導体スイッチング素子(Q3d)163を備え、第2の半導体スイッチング素子(Q2d)162は電圧駆動型の半導体スイッチング素子(代表例としてはMOSFET:電界効果トランジスタ)で構成され、本体からの「起動指令」により第3の半導体スイッチング素子(Q3d)163を導通状態にしてコンデンサ(C1d)164の電荷を放電し、第2の半導体スイッチング素子(Q2d)162を非導通状態にすることで第1の半導体スイッチング素子(Q1d)161を導通状態にしてレギュレータ(REG)106への電力供給を行い、「停止指令」により第3の半導体スイッチング素子(Q3d)163を非導通状態にして充電回路(R6d)171によりコンデンサを徐々に充電し、「停止指令」より所定時間後に第2の半導体スイッチング素子(Q2d)162を導通状態にすることで第1の半導体スイッチング素子(Q1d)161を非導通状態にしてレギュレータ(REG)106への電力供給を停止するように各素子が接続されている。
【0051】
図5に実施例4における通電切り替えスイッチング素子(IC2)105の構成を示す。3相の巻線コイル(U)110、(V)111、(W)112には主電源(Vcc)側とGND側にそれぞれ1個ずつ、合計6個のスイッチング素子が接続されている。それぞれのスイッチング素子には逆方向に電流を流すダイオードが接続されている。
【0052】
モータ制御部(IC1)104には減速回路176が構成され、起動停止入力(ON/OFF)103と接続されている。「停止指令」の時に減速回路176が働き、「起動指令」のときはモータを駆動するよう接続されている。減速回路176は起動停止入力(ON/OFF)103が「停止指令」のときに、通電切り替え用スイッチング素子(IC2)105の主電源(Vcc)側スイッチング素子3個を非導通状態にし、GND側スイッチング素子3個を導通状態にするように構成されている。通電切り替え用スイッチング素子(IC2)105を前記状態にすることで、ダイオードとともに3相の巻線コイル(U)110、(V)111、(W)112に流れる電流を回生消費させ、モータの回転速度を急速に減速させることができる。
【0053】
実施例4におけるモータの駆動装置は本体から「起動指令」が出力されるまでのいわゆる待機状態では、以下の動作をする。
(1)本体のメインスイッチが入れられて入力部(V_IN)101、入力部(GND)102に主電源(Vcc)が供給される。
(2)起動停止入力(ON/OFF)103は高インピーダンス状態(H)となるため、第3の半導体スイッチング素子(Q3d)163の制御入力(ゲート)が高電位(ソースと略同電位)になることで、第3の半導体スイッチング素子(Q3d)163が非導通状態となる。
【0054】
(3)充電回路(R6d)171を通ってコンデンサ(C1d)164が徐々に充電される。電源投入から(4)の状態まで、一時的に第1の半導体スイッチング素子(Q1d)161が導通状態になってレギュレータ(REG)106に電力供給を行い、モータ制御部(IC1)104やホール素子(H1)107、(H2)108、(H3)109に制御用電源(Va)が供給される。しかし、起動停止入力(ON/OFF)103が「停止指令」であるため、減速回路176が働き、モータはブレーキ状態で駆動されない。
【0055】
(4)第2の半導体スイッチング素子(Q2d)162の制御入力(ゲート)が接地(GND)に対して高電位となることで第2の半導体スイッチング素子(Q2d)162が導通状態になる。
(5)第1の半導体スイッチング素子(Q1d)161の制御入力(ゲート)が低電位となり第1の半導体スイッチング素子(Q1d)161は非導通状態となる。
【0056】
(6)したがって、待機状態では、レギュレータ(REG)106に電力供給が行われないのでモータ制御部(IC1)104やホール素子(H1)107、(H2)108、(H3)109に制御用電源(Va)が供給されない。よって、消費電力は抵抗(R8d)173と第2の半導体スイッチング素子(Q2d)162に電流が流れることで消費されるだけである。抵抗(R8d)173の抵抗値を大きくして流れる電流を小さくすることで待機時の消費電力を数mWと従来例の1/100以下とすることができる。
【0057】
本体から「起動指令」が出力されると以下の動作をする。
(7)起動停止入力(ON/OFF)103は低インピーダンス状態(L)となるため、第3の半導体スイッチング素子(Q3d)163の制御入力(ゲート)が低電位になることで、第3の半導体スイッチング素子(Q3d)163が導通状態となる。
(8)放電回路(R7d)172、(Q3d)163を通って、コンデンサ(C1d)164の電荷が瞬時に放電される。
【0058】
(9)第2の半導体スイッチング素子(Q2d)162の制御入力(ゲート)は接地(GND)と略同電位となり、第2の半導体スイッチング素子(Q2d)162が非導通状態になる。
(10)第1の半導体スイッチング素子(Q1d)161の制御入力(ゲート)は高電位となり第1の半導体スイッチング素子(Q1d)161が導通状態となってレギュレータ(REG)106に電力供給を行い、モータ制御部(IC1)104やホール素子(H1)107、(H2)108、(H3)109に制御用電源(Va)を供給する。
【0059】
(11)通電切り替え用のスイッチング素子(IC2)105はホール素子(H1)107、(H2)108、(H3)109の位置検出信号に従って、モータの巻線コイル(U)110、(V)111、(W)112への通電を切り替え、回転磁界を発生させてモータを駆動する。
以上(7)〜(11)の動作は瞬時に行われ、「起動指令」によりモータは瞬時に起動される。
【0060】
さらに、本体から「停止指令」が出力されると以下の動作をする。
(12)起動停止入力(ON/OFF)103は高インピーダンス状態(H)となるため、第3の半導体スイッチング素子(Q3d)163の制御入力(ゲート)が高電位(ソースと略同電位)になることで、第3の半導体スイッチング素子(Q3d)163が非導通状態となる。
【0061】
(13)充電回路(R6d)171を通ってコンデンサ(C1d)164が徐々に充電される。この間、第1の半導体スイッチング素子(Q1d)161が導通状態となり所定時間、レギュレータ(REG)106に電力供給を行い、モータ制御部(IC1)104やホール素子(H1)107、(H2)108、(H3)109に制御用電源(Va)を供給する。
【0062】
(14)回転中のモータに対して、駆動装置の減速回路176が働き、急速に回転速度が低下・停止する。
以下(3)以降と同じ動作で待機状態となる。
実施例4では本体から「停止指令」が出力されてから所定時間、モータ制御部(IC1)104やホール素子(H1)107、(H2)108、(H3)109に制御用電源(Va)を供給することができる、いわゆるタイマー機能が付加されている。タイマー動作時間は、コンデンサ(C1d)164の容量や充電回路(R6d)171の抵抗値などでモータ停止特性に合わせて設定することができる。
【0063】
以上のように実施例4のモータの駆動装置では、待機時にモータの制御部に供給される電源自体を停止させるので、待機時の消費電力を極めて小さくすることができる。さらに、ノイズ等により誤動作することもない。また位置検出素子(ホール素子)にも電源が供給されないため、待機時にホール素子が短絡故障を起こしていたとしても、無駄に消費することなく、駆動回路の安全性・信頼性が高いモータの駆動装置とすることができる。
【0064】
さらに、「停止指令」が出力されてから所定時間、モータ制御部(IC1)104やホール素子(H1)107、(H2)108、(H3)109に制御用電源(Va)を供給することができる、いわゆるタイマー機能が付加されているので、減速回路176を働かせてモータの停止時間を短縮することができる。
このような、停止時に減速回路176を働かせるモータの実施例としては、以下に説明する動圧空気軸受型のポリゴンスキャナがある。減速回路176がない場合、回転速度がゆっくりと低下するため、動圧力が低下する低速回転域を通過する時間が長くなり、外部からの衝撃により軸受の損傷を受ける危険性が高くなる。停止時に急速に減速・停止させることで、動圧力が低下する低速回転域を通過する時間を短縮し、外部からの衝撃により軸受の損傷を防止することができる。
【0065】
次に、図6に示す実施例5の動圧空気軸受型ポリゴンスキャナの断面図および、図7に示す実施例5の動圧空気軸受型ポリゴンスキャナの主要部分解斜視図をもとに動圧空気軸受型ポリゴンスキャナの構成、動作を説明する。
ハウジング21には図示しない光学ハウジングへの取付け基準面21aがつば状に形成されている。そのハウジング21の内部にはモータ部を構成するプリント基板22が配置され、巻線23aが巻かれた強磁性材料からなるステータコア23が固定された保持部材42とともに、ねじまたは接着剤等によってハウジング21に固定されている。ステータコア23の外側には強磁性体からなるリング43が嵌め込まれている。この強磁性体からなるリング43は磁気特性を改善するものであるが、モータ特性によっては無くてもよい。プリント基板22にはホール素子24が取付けられ、巻線23aとともにパターン配線されている。モータ方式は回転体26に取付けられたロータマグネット27と巻線23aが巻かれたステータコア23が回転軸と垂直な方向に対向した、いわゆるラジアルギャップ・インナーロータ型のブラシレスモータである。
【0066】
プリント基板22の外周部22aと内周部22bは円周状にハウジング21等と密着し、カバー39とともに回転体26の配置される空間と外部を遮断して、回転体26の配置される空間を密閉する。
ハウジング21の中央には周辺から延びた複数の梁21bに連結され一体加工された円筒状の軸受取付け基準部21cが形成されており、外筒面21dを基準にして動圧空気軸受を構成する固定軸28が接着固定されている。固定軸28の円筒表面には動圧空気軸受を構成するための溝28aが形成されている。回転体26が回転を開始すると、中空回転軸29と固定軸28のすきまの空気の圧力が高まり非接触でラジアル方向(半径方向)に回転体26を支持する。
【0067】
固定軸28の内側には吸引型磁気軸受の固定部33がハウジング21の中央に形成された円筒状の軸受取付け基準部21cの端面21eを基準にして埋設されている。吸引型磁気軸受の固定部33は回転軸方向に2極に着磁されたリング状永久磁石30と、前記リング状永久磁石30の内径よりも小さい中心円が形成された強磁性材料からなる第1の固定ヨーク板31と、同様に、前記リング状永久磁石30の内径よりも小さい中心円が形成された強磁性材料からなる第2の固定ヨーク板32とからなる。第1の固定ヨーク板31と第2の固定ヨーク板32はリング状永久磁石30を軸方向に挟み、第1の固定ヨーク板31の中心円および第2の固定ヨーク板32の中心円が回転中心軸に対して同軸になるように配置、固定軸28の先端凹部に埋設されて弾性部材34または接着剤などで固定されている。リング状永久磁石30の材質としては主に希土類系の永久磁石が用いられる。固定ヨーク板31、32には鉄鋼系の板材が用いられる。固定軸28は非磁性材料が用いられる。
【0068】
回転体26は中空回転軸29の外側にフランジ36が固定され、フランジ36の中央部には吸引型磁気軸受の回転部35が圧入されてフランジ36に固定されている。吸引型磁気軸受の回転部35は第1の固定ヨーク板31の中心円および第2の固定ヨーク板32の中心円との間に磁気ギャップを構成する外筒面が形成され、その外筒面が回転中心軸と同軸になるように配置されている。吸引型磁気軸受の回転部35には永久磁石または鉄鋼系の強磁性材料が用いられる。フランジ36の上面にはポリゴンミラー37が載置され、板ばね38をはさんでねじを回転部35に形成されたねじ穴に対して締め付けることにより、ポリゴンミラー37が押えられて固定されている。また、フランジ36には空気が通過するときの粘性抵抗を利用して上下振動を減衰させる微細穴36aが形成されている。
【0069】
フランジ36の下側にはモータ用のロータマグネット27が接着固定されている。
スキャナの上部には回転体26を囲むように内部がくりぬかれたカバー39が、ハウジング21にねじで固定されている。カバー39には図示しない半導体レーザーからのレーザー光の入出射用の開口部にガラス窓が両面テープまたは接着剤で固定されて密閉されている。
【0070】
モータ部を構成するプリント基板22には駆動回路が一体で設けられており、ホール素子24の位置検出信号にしたがって、順次巻線への通電を切り替えて回転体26を回転させて定速制御するようになっている。駆動素子40は回転体が配置される密閉空間の外側で、ハウジング21に形成された梁21bの間に配置、実装されている。図示しない、本体に取り付けられた送風ファンによって駆動素子40やその他の回路部品41が冷却されるようになっている。駆動回路は別体で設け、コネクタでプリント基板22に接続するようにしても良い。
【0071】
また、回転体26は不釣り合い(アンバランス)振動が非常に小さいレベルになるように、回転体26の上下2ケ所の修正面27a、37aでバランス修正が行われている。
光学ハウジングに取り付けたときに密閉空間に回転体が配置されれば特にカバー39は設けなくても良い。
【0072】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、本体からの起動停止信号でモータ制御部への制御用電源の供給を停止し、いわゆる待機状態での無駄な電力消費を低減するとともに、ノイズ等によるモータ制御部の待機時の誤動作を防止して安全性および信頼性が高いモータの駆動装置を提供することができる。
【0073】
請求項記載の発明によれば、本体からの起動停止信号の停止指令から所定時間は制御用電源の出力を継続してモータの駆動制御が可能で、かつ、待機状態での無駄な電力消費を低減するとともに、ノイズ等によるモータ制御部の待機時の誤動作を防止して安全性および信頼性が高いモータの駆動装置を提供することができる。
【0074】
請求項記載の発明によれば、本体からの起動停止信号で位置検出素子(ホール素子)への電源の供給を停止し、待機時に位置検出素子(ホール素子)の短絡故障などが有ったとしても電源が供給されていないので、安全性が高い、直流ブラシレスモータの駆動装置を提供することができる。
請求項記載の発明によれば、停止指令により急速にモータを減速・停止させることのできるモータの駆動装置を提供することができる。
【0075】
請求項記載の発明によれば、停止指令により急速に減速・停止させることで、動圧力が低下する低速回転域を通過する時間を短縮し、外部からの衝撃による軸受の損傷を防止することができる動圧空気軸受を用いたモータに適した駆動装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモータの駆動装置の実施例1を示す回路図である。
【図2】実施例2におけるモータの駆動装置を示す回路図である。
【図3】実施例3におけるモータの駆動装置を示す回路図である。
【図4】実施例4におけるモータの駆動装置を示す回路図である。
【図5】実施例4における通電切り替えスイッチング素子を示す回路図である。
【図6】実施例5における動圧空気軸受型ポリゴンスキャナの断面図である。
【図7】実施例5における動圧空気軸受型ポリゴンスキャナの主要部分解斜視図である。
【図8】従来のモータの駆動装置を示す回路図である。
【符号の説明】
21 ハウジング
22 プリント基板
23 ステータコア
24 ホール素子
26 回転体
27 ロータマグネット
28 固定軸
29 中空回転軸
30 永久磁石
31 第1の固定ヨーク板
32 第2の固定ヨーク板
33 固定部
34 弾性部材
35 吸引型磁気軸受の回転部
36 フランジ
37 ポリゴンミラー
38 板ばね
39 カバー
40 駆動素子
41 その他の回路部品
42 保持部材
43 リング
101 入力部(V_IN)
102 入力部(GND)
103 起動停止入力(ON/OFF)
104 モータ制御部(IC1)
105 通電切り替え用スイッチング素子(IC2)
106 レギュレータ(REG)
107、108、109 ホール素子(H1)、(H2)、(H3)
110、111、112 モータの巻線コイル(U)、(V)、(W)
113、114 バイアス抵抗(Rh1)、(Rh2)
121 第1の半導体スイッチング素子(Q1a)
122 コンデンサ(C1a)
123、124 抵抗(R1a)、(R2a)
131 第1の半導体スイッチング素子(Q1b)
132 第2の半導体スイッチング素子(Q2b)
133 コンデンサ(C1b)
134、135、136、137 抵抗(R1b)、(R2b)、(R3b)、(R4b)
141 第1の半導体スイッチング素子(Q1c)
142 第2の半導体スイッチング素子(Q2c)
143 第3の半導体スイッチング素子(Q3c)
144 コンデンサ(C1c)
145、146、147、148 抵抗(R1c)、(R2c)、(R3c)、(R4c)
149、150、151 抵抗(R5c)、(R6c)、(R7c)
161 第1の半導体スイッチング素子(Q1d)
162 第2の半導体スイッチング素子(Q2d)
163 第3の半導体スイッチング素子(Q3d)
164、165 コンデンサ(C1d)、(C2d)
166、167、168、169 抵抗(R1d)、(R2d)、(R3d)、(R4d)
170、171、172、173 抵抗(R5d)、(R6d)、(R7d)、(R8d)
174、175 抵抗(R9d)、(R10d)
176 減速回路

Claims (5)

  1. 主電源と該主電源より作られる制御用電源により駆動制御され、起動停止制御を行う起動停止入力とを備えたモータの駆動装置において、
    前記主電源と制御用電源の間に接続される第1の半導体スイッチング素子と、
    該第1の半導体スイッチング素子の制御入力に接続される第2半導体スイッチング素子と、を備え、
    前記第1の半導体スイッチング素子を電圧駆動型の素子で構成し、
    起動停止入力の起動指令により前記第2の半導体スイッチング素子を導通または非導通状態にすることで前記第1の半導体スイッチング素子を導通状態にして駆動装置への電力供給を行い、起動停止入力の停止指令により前記第2の半導体スイッチング素子を非導通または導通状態にすることで前記第1の半導体スイッチング素子を非導通状態にして駆動装置への電力供給を停止することを特徴とするモータの駆動装置。
  2. 主電源と該主電源より作られる制御用電源により駆動制御され、起動停止制御を行う起動停止入力とを備えたモータの駆動装置において、
    前記主電源と制御用電源の間に接続される第1の半導体スイッチング素子と、
    該第1の半導体スイッチング素子の制御入力に接続される第2半導体スイッチング素子と、を備え、
    前記第2の半導体スイッチング素子は電圧駆動型の半導体スイッチング素子であって、該第2の半導体スイッチング素子の制御入力部には、コンデンサと、該コンデンサへの充電回路と、放電回路と、が接続され、該放電回路は第3の半導体スイッチング素子を有し、
    前記主電源から電力が供給された状態において、
    起動停止入力の起動指令により前記第3の半導体スイッチング素子を導通状態にしてコンデンサの電荷を放電し、前記第2の半導体スイッチング素子を非導通状態にすることで前記第1の半導体スイッチング素子を導通状態にして駆動装置への電力供給を行い、
    起動停止入力の停止指令により前記第3の半導体スイッチング素子を非導通状態にしてコンデンサを徐々に充電し、該停止指令より所定時間後に前記第2の半導体スイッチング素子を導通状態にすることで前記第1の半導体スイッチング素子を非導通状態にするタイマー付き待機時省電力回路を備えたことを特徴とするモータの駆動装置。
  3. 前記モータは位置検出素子を備えた直流ブラシレスモータであって、位置検出素子の電源は前記制御用電源または前記第1の半導体スイッチング素子の出力より供給されることを特徴とする請求項1または2に記載のモータの駆動装置。
  4. 起動停止入力の停止指令により動作する減速回路を備えたことを特徴とする請求項記載のモータの駆動装置。
  5. 前記モータは動圧空気軸受を用いたモータであることを特徴とする請求項記載のモータの駆動装置。
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