JP2003348883A - モータ制御装置及び空調装置用モータ - Google Patents

モータ制御装置及び空調装置用モータ

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JP2003348883A
JP2003348883A JP2002157417A JP2002157417A JP2003348883A JP 2003348883 A JP2003348883 A JP 2003348883A JP 2002157417 A JP2002157417 A JP 2002157417A JP 2002157417 A JP2002157417 A JP 2002157417A JP 2003348883 A JP2003348883 A JP 2003348883A
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大祐 栗林
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保良 本多
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過熱状態で待機状態と待機解除を繰り返すこ
とによる温度検出素子等の温度検出手段の熱破壊や機能
低下を防止できるモータ制御装置及び空調装置用モータ
を得る。 【解決手段】 メイン制御電源回路70と電源54との
間に介在するスイッチ回路68は、AND回路を含めて
構成されるスイッチ制御回路76によって制御されてい
る。スイッチ制御回路76にはスタンバイ回路52から
の信号P5が入力されると共に、過熱保護回路74から
の信号P4が論理反転して入力される。スイッチ制御回
路76は、入力された信号P5及び信号P4の少なくと
も何れか一方が「High」レベルであれば、メイン制
御電源回路70を通電状態とし、サーミスタ72が温度
検出を行なう。すなわち、温度が異常上昇してモータ1
2が基本的に停止してもサーミスタ72による温度検出
が継続して行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パワートランジス
タ等によってブラシレスモータ等のモータを駆動制御す
るためのモータ制御装置及び車両の空調装置における送
風に用いられる空調装置用モータに関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載された空調装置は、モータの
駆動力でブロワを回転させることによって車両室内に送
風している。また、このような送風用のモータには所謂
「ブラシレスDCモータ」が採用されている。
【0003】ブラシレスDCモータは、通常、駆動回路
に設けられたパワートランジスタ等のスイッチング素子
を所定のタイミングでON/OFFすることで固定子を
構成する複数相のコイルに対して所定のタイミングで通
電及び通電解除を行ない、コイルの周囲に回転磁界を形
成することで、回転子を構成する永久磁石が形成する磁
界との相互作用により回転子を回転させている。
【0004】このようなブラシレスDCモータは、一般
の直流モータとは異なり互いに摺接する整流子とブラシ
を有していないため静粛性能に優れているというメリッ
トがある。
【0005】一方、上記のようなブラシレスDCモータ
では、上記のようにパワートランジスタ等のスイッチン
グ素子をON/OFFすることで回転制御を行なってい
るが、パワートランジスタは、長時間通電することで発
熱し、過剰に発熱した場合には、自らの熱で破壊されて
しまったり、破壊されないまでも機能が低下してしま
う。このような破壊や機能低下を防止するために、通常
は、上記のスイッチング素子の近傍等にサーミスタ等の
温度検出素子を設け、スイッチング素子近傍の温度を監
視している。
【0006】通常、スイッチング素子の近傍に設けられ
た温度検出素子は、過熱保護回路に接続されている。過
熱保護回路は、上記のスイッチング素子のON/OFF
制御を行なう論理演算回路に接続されており、スイッチ
ング素子近傍の温度が異常上昇した場合の温度検出素子
からの電気信号が過熱保護回路に入力されると、過熱保
護回路は、異常検知信号を論理演算回路に出力し、論理
演算回路にスイッチング素子の全て若しくは何れかをO
FF状態にさせ、全てのスイッチング素子に対する通電
を停止させている。
【0007】このように、温度が異常上昇した場合に、
全てのスイッチング素子に対する通電を停止させること
で、全てのスイッチング素子の発熱を停止させ、破壊や
機能低下を防止している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常、上述
したような空調装置用のブラシレスDCモータの場合、
スタンバイ回路が制御回路に設けられており、操作スイ
ッチ等がスタンバイ回路へ直接或いは間接的に接続され
た構造となっている。このような構造の場合、モータ停
止状態においてはメインの制御電源回路に対する通電を
遮断するが、スタンバイ回路にのみ微弱な電流を流し、
操作スイッチ等からの電気信号の待機状態(「省電力モ
ード」と称することもある)とする。この状態で、操作
スイッチからの電気信号がスタンバイ回路に入力された
場合には、メインの制御電源回路に対する通電を再開
し、モータの駆動制御を行なうようになっている。
【0009】ここで、このようなスタンバイ回路を備え
たブラシレスDCモータのモータ制御装置では、上記の
ようにスイッチング素子の発熱を停止するために全ての
スイッチング素子に対する通電を停止させた状態では、
基本的に、上記の待機状態になり、メインの制御電源回
路に対する通電を遮断している。
【0010】しかも、このような状態では、通常、過熱
保護回路の機能も停止させており、タイマ等によって一
定時間が経過した場合に、スイッチング素子への通電を
再開すると共に、過熱保護回路を再起動させている。
【0011】しかしながら、上記のような一定時間が経
過したからといって、必ずしも、充分に温度が低下して
いるとは限らない。しかも、上記のような待機状態にす
ることで、一定時間経過後でも論理演算回路は、その構
造上、自らの初期化が終了するまでは、過熱保護回路を
再起動させない。
【0012】したがって、過熱保護回路が再起動するま
での間にスイッチング素子に対する通電が再開されてし
まう。当然、上記の初期化が終了すれば、過熱保護回路
が再起動するため、再度、スイッチング素子に対する通
電が遮断されるが、僅かな時間の通電再開と遮断とが繰
り返されることになる可能性がある。このような繰り返
しが生じた場合には、結果的にスイッチング素子の発熱
が継続され、長時間に亘り高温雰囲気下に温度検出素子
を晒すことになる。これにより、熱で温度検出素子が破
壊されたり、破壊に至らないまでも機能が低下する可能
性があり、改善の余地が多分に残されていた。
【0013】本発明は、上記事実を考慮して、過熱状態
で待機状態と待機解除を繰り返すことによる温度検出素
子等の温度検出手段の熱破壊や機能低下を防止できるモ
ータ制御装置及び空調装置用モータを得ることが目的で
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、所定のタイミングで整流した電流を複数相のコイル
の各々に流すことで生じる回転磁界と永久磁石が形成す
る磁界との相互作用で生じる回転力により回転子を回転
させるモータに適用されるモータ制御装置であって、外
部からのモータ駆動信号の入力に伴い通電信号を出力す
ると共に、前記モータ駆動信号の入力停止若しくは前記
モータ駆動信号とは信号レベルが異なるモータ停止信号
の入力に伴い前記通電信号とは信号レベルが異なる通電
停止信号を出力し、且つ、外部から入力された各種信号
の信号レベル及び当該各種信号の入力停止に応じた制御
信号を出力するスタンバイ手段と、前記複数相のコイル
の各々と電源との間に介在し、各々をON状態及びOF
F状態にすることで前記整流のタイミングを設定する複
数のスイッチング素子と、前記複数のスイッチング素子
の各々に接続され、導通解除状態では前記複数のスイッ
チング素子の各々への通電を遮断すると共に、少なくと
も前記通電信号が直接或いは間接的に入力されることで
導通状態となり前記複数のスイッチング素子の各々への
通電を可能とするスイッチ手段と、前記複数のスイッチ
ング素子及び前記複数相のコイルの少なくとも何れか一
方の近傍に設けられ、当該何れか一方の近傍の温度を検
出すると共に、少なくとも所定値以上の温度を検出した
際に温度検出信号を出力する温度検出手段と、前記複数
のスイッチング素子及び前記スタンバイ手段に接続さ
れ、前記制御信号に基づくタイミングで前記複数のスイ
ッチング素子の各々をON状態及びOFF状態にすると
共に、前記温度検出手段に接続され、所定値以上の温度
に対応した前記温度検出信号に基づき前記制御信号に優
先して前記複数のスイッチング素子の少なくとも何れか
1つをOFF状態とし、前記複数のコイルの各々への通
電を停止させる整流制御手段と、前記温度検出手段及び
前記スタンバイ手段に接続され、前記所定値以上の温度
に対応した前記温度検出信号が入力されてから後、前記
温度検出手段による前記温度の検出を継続させると共
に、当該温度検出の継続状態で前記所定値未満の温度に
対応した前記温度検出信号又は前記所定値以上の前記温
度に対応した前記温度検出信号の入力停止及び前記通電
停止信号の入力に伴い前記温度検出手段による前記温度
の検出を停止させる温度検出制御手段と、を備えること
を特徴としている。
【0015】上記構成のモータ制御装置によれば、外部
からのモータ駆動信号がスタンバイ手段に入力される
と、スタンバイ手段から制御信号及び通電信号が出力さ
れる。通電信号はスイッチ手段に入力され、これによ
り、スイッチ手段が導通状態となる。この導通状態では
複数のスイッチング素子の各々へ通電が可能となる。一
方、スタンバイ手段から出力された制御信号は整流制御
手段に入力される。
【0016】整流制御手段では、入力された制御信号に
応じて複数のスイッチング素子を個々にON状態若しく
はOFF状態にする。このスイッチング素子のON、O
FFにより、制御信号に基づく一定のタイミングで整流
された電流が複数相のコイルの各々に流れる。このよう
にして、整流された電流が複数相のコイルの各々に流れ
るに流れることで、複数相のコイルの周囲に回転磁界が
形成され、この回転磁界と永久磁石が形成する磁界との
相互作用で生じる回転力で、モータの回転子が所定の速
さで回転する。
【0017】一方、上述した複数のスイッチング素子及
び複数相のコイルの少なくとも何れか一方の近傍には温
度検出手段が設けられており、この何れか一方の近傍に
おける温度変化が温度検出手段によって検出される。ま
た、少なくとも、所定値以上に温度が上昇したことを温
度検出手段が検出すると、温度検出手段からは温度検出
信号が出力される。
【0018】温度検出信号は整流制御手段に入力され、
所定値以上の温度に対応した温度検出信号が整流制御手
段に入力されると、整流制御手段はスタンバイ手段から
出力された制御信号に優先して温度検出信号に基づいて
複数のスイッチング素子の少なくとも何れか1つをOF
F状態にし、複数相のコイルの全てに対する通電を遮断
する。すなわち、この状態では、基本的に複数のスイッ
チング素子及び複数相のコイルに電流が流れず、モータ
が停止する。このため、それまでの通電による複数のス
イッチンッグ素子や複数相のコイルの発熱が停止若しく
は抑制される。これにより、複数のスイッチンッグ素子
や複数相のコイルが過熱状態になることに起因した過熱
破壊や機能低下等を防止できる。
【0019】ところで、温度検出手段は温度検出制御手
段に接続されており、上述した温度検出信号は温度検出
制御手段に入力される。ここで、本モータ制御装置で
は、上記のように、所定値以上の温度を温度検出手段が
検出すると、複数のスイッチング素子を介した複数相の
コイルへの通電が遮断されてモータを停止させるが、こ
の状態でも温度検出制御手段は温度検出手段による温度
検出を継続させる。
【0020】したがって、温度上昇に伴いモータが停止
された状態であっても、少なくとも所定値以上の温度を
温度検出手段が検出すると、温度検出信号が温度検出手
段から出力されて、整流制御手段や温度検出制御手段に
入力される。このため、温度検出手段が設けられた部位
の近傍の温度、すなわち、複数のスイッチング素子及び
複数相のコイルの少なくとも何れか一方の近傍の温度が
所定値未満になるまでは、モータが作動させられること
はない。これにより、温度低下の遅延や温度低下が不充
分なままモータが再起動されることに起因する温度検出
手段の過熱破壊や機能低下を防止できる。
【0021】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
モータ制御装置において、前記温度検出手段は、第1温
度と当該第1温度よりも低温の第2温度の2種類の閾値
が設定設定され、温度の上昇過程で前記第1温度に達し
たことを検出した場合に前記温度検出信号を出力し、温
度の下降過程で前記第2温度に達したことを検出した場
合に前記温度検出信号の出力を停止する、ことを特徴と
している。
【0022】上記構成のモータ制御装置によれば、温度
検出手段には第1温度と第2温度の2種類の閾値が設定
されており、温度の上昇過程で第1温度に達したことを
温度検出手段が検出すると、温度検出手段から温度検出
信号が出力され、この温度検出信号が整流制御手段に入
力されることで整流制御手段は複数のスイッチング素子
を介した複数相のコイルへの通電を停止する。
【0023】一方、第1温度を超えて温度が上昇した後
に温度が低下し、この温度下降過程で温度検出手段が検
出した温度が第1温度に達しても、温度検出信号の出力
が停止されることはない。したがって、この状態でも継
続して複数のスイッチング素子を介した複数相のコイル
への通電が停止される。更に、このような温度下降過程
で第1温度よりも低温の第2温度に達したことを温度検
出手段が検出すると、温度検出手段からの温度検出信号
の出力が停止される。したがって、この状態では、スタ
ンバイ手段から出力された制御信号に応じて整流制御手
段が複数のスイッチング素子をON、OFFする。
【0024】このため、温度が第1温度又は第2温度の
近傍で小さく上下動したような場合であっても、温度検
出手段から出力される温度検出信号を安定させることが
できる。
【0025】請求項3記載の本発明は、請求項1又は請
求項2記載のモータ制御装置において、前記スイッチ手
段を前記温度検出制御手段に接続し、前記スイッチ手段
の前記導通状態で前記温度検出手段による前記温度検出
を可能とすると共に、前記スタンバイ手段と前記スイッ
チ手段との間に前記温度検出制御手段を介在させ、前記
通電信号及び前記所定値以上の前記温度に対応した前記
温度検出信号の少なくとも何れか一方が前記温度検出制
御手段に入力されることで前記温度検出制御手段が前記
スイッチ手段を導通状態にする、ことを特徴としてい
る。
【0026】上記構成のモータ制御装置によれば、複数
のスイッチング素子の各々に接続されたスイッチ手段に
温度検出手段が接続され、スイッチ手段が導通状態にな
ることで、温度検出手段による温度検出が可能となり、
スイッチ手段の導通状態が解除されると温度検出手段に
よる温度検出が停止される。
【0027】また、スイッチ手段とスタンバイ手段との
間には温度検出制御手段が介在しており、スタンバイ手
段から出力された通電信号及び温度検出手段から出力さ
れた所定値以上の温度に対応した温度検出信号の少なく
とも何れか一方が温度検出制御手段に入力されると温度
検出制御手段がスイッチ手段を導通状態にする。
【0028】したがって、この状態では、温度検出手段
による温度検出が行なわれると共に、複数のスイッチン
グ素子に対する通電が可能となる。但し、この状態であ
っても、整流制御手段がスイッチング素子を介した複数
相のコイルへの通電を停止することもあるため、必ずし
も、スイッチ手段が導通状態であるからといってモータ
作動状態になるとは限らない。
【0029】このように、本モータ制御装置では、スイ
ッチ手段が複数のスイッチング素子と温度検出手段に対
する通電並びに通電停止を行なうため、構造を簡素化で
き、コストを安価にできる。
【0030】請求項4記載の空調装置用モータは、ブロ
アに直接或いは間接的に連結され、所定のタイミングで
整流した電流を複数相のコイルの各々に流すことで生じ
る回転磁界と永久磁石が形成する磁界との相互作用で生
じる回転力により前記ブロアを回転させて車両室内への
送風を行なう駆動部と、外部からのモータ駆動信号の入
力に伴い通電信号を出力すると共に、前記モータ駆動信
号の入力停止若しくは前記モータ駆動信号とは信号レベ
ルが異なるモータ停止信号の入力に伴い前記通電信号と
は信号レベルが異なる通電停止信号を出力し、且つ、外
部から入力された各種信号の信号レベル及び当該各種信
号の入力停止に応じた制御信号を出力するスタンバイ手
段と、前記複数相のコイルの各々と電源との間に介在
し、各々をON状態及びOFF状態にすることで前記整
流のタイミングを設定する複数のスイッチング素子と、
前記複数のスイッチング素子の各々に接続され、導通解
除状態では前記複数のスイッチング素子の各々への通電
を遮断すると共に、少なくとも前記通電信号が直接或い
は間接的に入力されることで導通状態となり前記複数の
スイッチング素子の各々への通電を可能とするスイッチ
手段と、前記複数のスイッチング素子及び前記複数相の
コイルの少なくとも何れか一方の近傍に設けられ、当該
何れか一方の近傍の温度を検出すると共に、少なくとも
所定値以上の温度を検出した際に温度検出信号を出力す
る温度検出手段と、前記複数のスイッチング素子及び前
記スタンバイ手段に接続され、前記制御信号に基づくタ
イミングで前記複数のスイッチング素子の各々をON状
態及びOFF状態にすると共に、前記温度検出手段に接
続され、所定値以上の温度に対応した前記温度検出信号
に基づき前記制御信号に優先して前記複数のスイッチン
グ素子の少なくとも何れか1つをOFF状態とし、前記
複数のコイルの各々への通電を停止させる整流制御手段
と、前記温度検出手段及び前記スタンバイ手段に接続さ
れ、前記所定値以上の温度に対応した前記温度検出信号
が入力されてから後、前記温度検出手段による前記温度
の検出を継続させると共に、当該温度検出の継続状態で
前記所定値未満の温度に対応した前記温度検出信号又は
前記所定値以上の前記温度に対応した前記温度検出信号
の入力停止及び前記通電停止信号の入力に伴い前記温度
検出手段による前記温度の検出を停止させる温度検出制
御手段と、を備えている。
【0031】上記構成の空調装置用モータによれば、外
部からのモータ駆動信号がスタンバイ手段に入力される
と、スタンバイ手段から制御信号及び通電信号が出力さ
れる。通電信号はスイッチ手段に入力され、これによ
り、スイッチ手段が導通状態となる。この導通状態では
複数のスイッチング素子の各々へ通電が可能となる。
【0032】一方、スタンバイ手段から出力された制御
信号は整流制御手段に入力される。整流制御手段では、
入力された制御信号に応じて複数のスイッチング素子を
個々にON状態若しくはOFF状態にする。このスイッ
チング素子のON、OFFにより、制御信号に基づく一
定のタイミングで整流された電流が複数相のコイルの各
々に流れる。
【0033】このようにして、整流された電流が複数相
のコイルの各々に流れるに流れることで、駆動部を構成
する複数相のコイルの周囲に回転磁界が形成され、この
回転磁界と駆動部を構成する永久磁石が形成する磁界と
の相互作用で生じる回転力で、駆動部に連結されたブロ
アが所定の速さで回転する。このブロアの回転によって
車両室内への送風が行なわれる。
【0034】一方、上述した複数のスイッチング素子及
び複数相のコイルの少なくとも何れか一方の近傍には温
度検出手段が設けられており、この何れか一方の近傍に
おける温度変化が温度検出手段によって検出される。ま
た、少なくとも、所定値以上に温度が上昇したことを温
度検出手段が検出すると、温度検出手段からは温度検出
信号が出力される。
【0035】温度検出信号は整流制御手段に入力され、
所定値以上の温度に対応した温度検出信号が整流制御手
段に入力されると、整流制御手段はスタンバイ手段から
出力された制御信号に優先して温度検出信号に基づいて
複数のスイッチング素子の少なくとも何れか1つをOF
F状態にし、複数相のコイルの全てに対する通電を遮断
する。すなわち、この状態では、基本的に複数のスイッ
チング素子及び複数相のコイルに電流が流れず、駆動部
が停止する。このため、それまでの通電による複数のス
イッチンッグ素子や複数相のコイルの発熱が停止若しく
は抑制される。これにより、複数のスイッチンッグ素子
や複数相のコイルが過熱状態になることに起因した過熱
破壊や機能低下等を防止できる。
【0036】ところで、温度検出手段は温度検出制御手
段に接続されており、上述した温度検出信号は温度検出
制御手段に入力される。ここで、本空調装置用モータで
は、上記のように、所定値以上の温度を温度検出手段が
検出すると、複数のスイッチング素子を介した複数相の
コイルへの通電が遮断されて駆動部を停止させるが、こ
の状態でも温度検出制御手段は温度検出手段による温度
検出を継続させる。したがって、温度上昇に伴い駆動部
が停止された状態であっても、少なくとも所定値以上の
温度を温度検出手段が検出すると、温度検出信号が温度
検出手段から出力されて、整流制御手段や温度検出制御
手段に入力される。
【0037】このため、温度検出手段が設けられた部位
の近傍の温度、すなわち、複数のスイッチング素子及び
複数相のコイルの少なくとも何れか一方の近傍の温度が
所定値未満になるまでは、駆動部が作動させられること
はない。これにより、温度低下の遅延や温度下降(低
下)が不充分なまま駆動部が再起動されることに起因す
る温度検出手段の過熱破壊や機能低下を防止できる。
【0038】
【発明の実施の形態】<本実施の形態の構成> (ブラシレスブロワモータ12の構成の概略)図3に
は、本発明の一実施の形態に係るモータ制御装置10を
備えた空調装置用モータとしてのブラシレスブロワモー
タ12(以下、単に「モータ12」と称する)を一部破
断した正面断面図が示されている。
【0039】この図に示されるように、本モータ12は
ハウジング14を備えており、その内側には駆動部16
とモータ制御装置10の基板18が収容されている。
【0040】ハウジング14は一端が開口した浅底の略
箱状に形成されており、ハウジング14の開口端には略
円筒形状の筒部34がハウジング14に対して一体的に
設けられている。
【0041】また、ハウジング14には略円筒形状の支
持部36が設けられており、支持部36の外周部には駆
動部を構成する固定子としてのステータ28が一体的に
取り付けられている。ステータ28は、薄珪素鋼板等か
ら成る複数枚のコア片を積層して形成されたコア26を
備えており、更に、コア26には各々が巻線としての三
相のコイル30U、30V、30Wから成るコイル群3
0(図2参照)が巻き掛けられている。これらのコイル
30U〜30Wは、電気的な位相が120度ずれるよう
に設けられており、これらのコイル30U〜30Wが所
定のタイミングで交互に通電或いは通電解除されること
により、ステータ28の周囲に所定の回転磁界を形成す
る。
【0042】一方、支持部36の内側には一対の軸受3
8が固定されており、これらの軸受38によってシャフ
ト20が支持部36並びに筒部34に対して同軸的で且
つ自らの軸周りに回転自在に支持されている。
【0043】シャフト20の軸方向一端側は筒部34を
貫通しており、その一端部若しくは一端部近傍にてシャ
フト20の回転力を受けて回動する図示しない空調装置
本体に設けられた送風用のブロワへ機械的に連結されて
いる。
【0044】また、シャフト20の筒部34から貫通し
た部分には駆動部を構成する回転子としてのロータ22
が一体的に取り付けられている。ロータ22はハウジン
グ14の開口方向とは反対方向へ向けて開口した筒部3
4並びに支持部36に対して同軸の有底筒形状に形成さ
れており、ロータ22の上底部をシャフト20が貫通し
ている。
【0045】ロータ22の内周部には、永久磁石として
の略円筒形状のマグネット24がロータ22に対して同
軸的に固定されている。マグネット24はその軸心を介
して半径方向一方の側はN極で他方の側がS極となるよ
うに形成されていると共に、自らの軸芯周りに所定角度
(例えば、60度)毎に磁極の極性が変わるように形成
され、その周囲に所定の磁界を形成する。
【0046】マグネット24は支持部36の半径方向に
沿ってステータ28の外側でステータ28と対向する如
く設けられており、上述したコイル群30が通電されて
ステータ28の周囲に回転磁界が形成されると、この回
転磁界とマグネット24が形成する磁界との相互作用で
支持部36周りの回転力がマグネット24に生じ、これ
により、シャフト20が回転する構成である。
【0047】一方、ステータ28よりもハウジング14
の底部側には基板18が配置されている。基板18は表
面及び裏面の少なくとも何れか一方にプリント配線が施
されており、複数の抵抗素子やトランジスタ素子、更に
はマイクロコンピュータ等の素子が上記のプリント配線
を介して適宜に接続されている。
【0048】(モータ制御装置10の構成の概略)次
に、本モータ制御装置10の構成の概略について、図1
に基づいて説明する。
【0049】図1に示されるように、モータ制御装置1
0は、スタンバイ手段としてのスタンバイ回路50を備
えている。スタンバイ回路50はスタンバイ電源回路5
2に接続されており、更に、スタンバイ電源回路52を
介して電源54へ接続されている。スタンバイ電源回路
52は、例えば、変圧回路や安定化回路等の各種回路に
より構成されており、電源54から入力された電圧を変
圧し、電源54の電圧よりも低い電圧に低下させた後に
出力してスタンバイ回路50に入力する。スタンバイ回
路50はスタンバイ電源回路52にて変圧された電圧が
入力されることにより作動する構成となっているが、基
本的には、スタンバイ電源回路52には常に電源54か
らの電圧が入力されているため、スタンバイ回路50に
も常時電圧が入力されている。
【0050】また、スタンバイ回路50の信号入力端子
は、速度指令回路56の信号出力端子へ接続されてお
り、速度指令回路56を介して操作スイッチ58に接続
されている。操作スイッチ58は、例えば、車両の運転
席近傍に設けられた空調装置操作用の操作パネル等に設
けられており、空調装置の起動、停止、風量の変更等が
操作スイッチ58を操作することで行なわれる。
【0051】速度指令回路56は、操作スイッチ58を
操作することで操作スイッチ58から出力された電気信
号に基づいてスタンバイ回路50にモータ駆動信号とし
ての信号P1を出力する構成となっている。図4に示さ
れるように、信号P1はパルス信号とされており、この
信号P1のデューティ比がモータ12の回転数(すなわ
ち、シャフト20の回転数)と一次の関係にあり、更
に、速度指令回路56からの信号P1が入力されたスタ
ンバイ回路50は、信号P1のデューティ比に基づく大
きさの電圧を有する制御信号としての信号P2を生成し
て出力する。
【0052】また、スタンバイ回路50の信号出力端子
は、整流制御手段としての論理演算回路60の信号入力
端子に接続されている。論理演算回路60は三相インバ
ータ62に接続されている。図2に示されるように、三
相インバータ62は、スイッチング素子としての電界効
果トランジスタ(以下、「MOSFET」と称する)6
4U、64V、64W、66U、66V、66Wを含め
て構成されている。
【0053】これらのMOSFET64U〜64W、6
6U〜66Wの各ゲート端子に論理演算回路60が接続
されていると共に、MOSFET64U〜64W、66
U〜66Wのうち、MOSFET64Uのソース端子及
びMOSFET66Uのドレイン端子はコイル30Uの
端子へ接続されている。また、MOSFET64Vのソ
ース端子及びMOSFET66Vのドレイン端子はコイ
ル30Vの端子へ接続されており、MOSFET64W
のソース端子及びMOSFET66Wのドレイン端子は
コイル30Wの端子へ接続されている。
【0054】論理演算回路60は、入力された信号P2
に基づいてMOSFET64U〜64W、66U〜66
Wの各ゲート端子に所定の電圧を印加し、また、所定電
圧の印加を解除する。図2に示されるように、各MOS
FET64U〜64W、66U〜66Wのドレイン端子
は電源54に接続されており、従来から周知のように、
ゲート端子に所定電圧が印加されてON状態になること
で電流がドレイン端子からソース端子へ流れ、OFF状
態になることで基本的にはドレイン端子とソース端子と
の間が遮断される。
【0055】一方、図1に示されるように、スタンバイ
電源回路52に接続されている電源54は、スイッチ手
段としてのスイッチ回路68を介してメイン制御電源回
路70にも接続されている。メイン制御電源回路70
は、変圧回路や安定化回路等の各種回路により構成され
ており、電源54から入力された電圧を変圧し、電源5
4の電圧よりも低い電圧に低下させた後に出力する。
【0056】但し、メイン制御電源回路70から流され
る電流は、上記のスタンバイ回路50から流される電流
よりも充分に大きい。また、メイン制御電源回路70は
論理演算回路60に接続されており、メイン制御電源回
路70から出力された電圧が論理演算回路60に入力さ
れ、論理演算回路60は、このように電圧が入力されて
通電されることで作動し、三相インバータ62を構成す
るMOSFET64U〜64W、66U〜66Wの各ベ
ース端子に電圧を印加(入力)できる構成となってい
る。
【0057】また、論理演算回路60に接続されている
メイン制御電源回路70は、抵抗R1を介して上記の三
相インバータ62の近傍に取り付けられた温度検出手段
としてのサーミスタ72に接続されている。周知のとお
り、サーミスタ72は温度変化に伴い電気抵抗値を変化
させる半導体素子である。したがって、サーミスタ72
が取り付けられた三相インバータ62の近傍の温度が変
化することでサーミスタ72の電気抵抗値が変化する。
【0058】一方、モータ制御装置10は、サーミスタ
72と共に温度検出手段を構成し、且つ、温度検出制御
手段を構成する過熱保護回路74を備えている。過熱保
護回路74の信号入力端子はサーミスタ72と抵抗R1
との間に接続されている。上述したように、三相インバ
ータ62の近傍の温度が変化することでサーミスタ72
の電気抵抗値が変化する。このサーミスタ72の電気抵
抗値の変化は、抵抗R1とサーミスタ72との間におけ
る電圧値の変化となり、この電圧値の変化である温度検
出信号としての信号P3(図4参照)が過熱保護回路7
4に入力される。
【0059】過熱保護回路74は、基本的に所定の温度
T1未満の温度に対応したサーミスタ72と抵抗R1と
の間の電圧が入力された場合には「High」レベルの
信号P4(図4参照)を出力し、温度T1以上の温度に
対応したサーミスタ72と抵抗R1との間の電圧が入力
された場合には「Low」レベルの信号P4を出力す
る。
【0060】但し、温度の上昇過程において温度T1に
達した場合には上記のように信号P4が「High」レ
ベルから「Low」レベルに変わるが、温度の下降過程
において温度T1に達しても信号P4は「Low」レベ
ルから「High」レベルに変わることはなく、温度T
1以上の状態からの温度の下降過程において温度T1よ
りも低い所定の温度T2に達することで信号P4は「L
ow」レベルから「High」レベルに変わるように設
定されている(すなわち、温度検出手段としての過熱保
護回路74には、高温側の温度T1と低温側の温度T2
の2種類の閾値が設定されている)。
【0061】また、過熱保護回路74は、メイン制御電
源回路70に接続されており、メイン制御電源回路70
から出力された電圧が過熱保護回路74に入力されて通
電されることで作動する。但し、メイン制御電源回路7
0が作動しておらず、その結果、過熱保護回路74は通
電されていなければ、過熱保護回路74は作動せず、信
号P4が出力されることはないし、また、このように、
メイン制御電源回路70が作動していないことでサーミ
スタ72が通電されていなければ、上記の信号P3が出
力されることもない。
【0062】さらに、過熱保護回路74の信号出力端子
は論理演算回路60の信号入力端子に接続されており、
信号P4は論理演算回路60に入力される。論理演算回
路60は、上記のように、信号P2に基づいてMOSF
ET64U〜64W、66U〜66Wの各ベース端子に
電圧を印加し、又は、電圧の印加を解除する構成である
が、「Low」レベル の信号P4が入力された場合に
は、信号P2を無視して(優先して)MOSFET64
U〜64W、66U〜66Wの全て若しくは何れかのベ
ース端子に対する電圧印加を解除し、基本的には全ての
MOSFET64U〜64W、66U〜66WをOFF
状態にする。
【0063】一方、モータ制御装置10は、過熱保護回
路74と共に温度検出制御手段を構成するスイッチ制御
回路76を備えている。スイッチ制御回路76はOR回
路を含めて構成されており、スイッチ制御回路76の一
方の信号入力端子はスタンバイ回路50の信号出力端子
に接続されている。上記のように、スタンバイ回路50
は、速度指令回路56からの信号P1に基づいて制御信
号としての信号P2を生成して論理演算回路に出力する
が、信号P2とは別に通電信号及び通電停止信号として
の信号P5(図4参照)を生成して出力し、この信号P
5がスイッチ制御回路76に入力される。
【0064】信号P5は、信号P1のパルスエッジがス
タンバイ回路50に入力されることで「Low」レベル
から「High」レベルに変わる。また、スタンバイ回
路50に信号P1のパルスエッジが入力されてから所定
時間以内に信号P1の次のパルスエッジがスタンバイ回
路50に入力されれば信号P5は「High」レベルの
まま維持され、所定時間以内に信号P1の次のパルスエ
ッジがスタンバイ回路50に入力されなければ信号P5
は「High」レベルから「Low」レベルに変わる。
【0065】また、スイッチ制御回路76の他方の信号
入力端子は、過熱保護回路74の信号出力端子に接続さ
れており、信号P4がスイッチ制御回路76に反転入力
される。
【0066】さらに、スイッチ制御回路76は、上記の
ように、OR回路を含めて構成されており、スイッチ制
御回路76に入力された信号P5及び反転後の信号P4
の少なくとも何れか一方が「High」レベルであれ
ば、スイッチ制御回路76は「High」レベルの信号
P6(図4参照)を出力し、スイッチ制御回路76に入
力された信号P5及び反転後の信号P4の双方が「Lo
w」レベルであれば、スイッチ制御回路76は「Lo
w」レベルの信号P6を出力する構成となっている。
【0067】また、スイッチ制御回路76の信号出力端
子は、上述したスイッチ回路68の信号入力端子に接続
されており、スイッチ制御回路76からの信号P6が入
力される。スイッチ回路68は「High」レベルの信
号P6が入力されることで導通状態となり、電源54と
メイン制御電源回路70とを通電状態にし、「Low」
レベルの信号P6が入力されることで導通解除状態とな
り、電源54とメイン制御電源回路70との間を遮断し
て通電を解除する。
【0068】<本実施の形態の作用、効果>次に、本実
施の形態の作用並びに効果について説明する。
【0069】本モータ12では、例えば、車両乗員が空
調装置を操作するために操作スイッチ58を操作する
と、操作スイッチ58からの操作信号が速度指令回路5
6に対して出力される。速度指令回路56は、操作スイ
ッチ58からの操作信号に基づいて所定のパルス幅を有
する信号P1を出力する(図4の時間S1からS2まで
の状態を参照)。
【0070】信号P1はスタンバイ回路50に入力さ
れ、スタンバイ回路50では、信号P1のパルス幅に対
応した電圧値を有する信号P2が生成されると共に、信
号P1のパルスエッジを検出することで信号P5の信号
レベルが「High」レベルにする。「High」レベル
の信号P5がスイッチ制御回路76に入力された場合に
は、スイッチ制御回路76から出力される信号P6の信
号レベルが「High」レベルとなり、スイッチ回路6
8が導通状態になる。これにより、電源54とメイン制
御電源回路70との間が通電状態となり、論理演算回路
60や、過熱保護回路74、及びサーミスタ72が作動
状態となる。
【0071】また、このようにして論理演算回路60は
作動状態となり、スタンバイ回路50からの信号P2に
基づいて三相インバータ62を構成するMOSFET6
4U〜64W、66U〜66Wの各ゲート端子に所定の
電圧が印加されてON状態となり、又は、所定電圧の印
加を解除されてOFF状態となる。これにより、コイル
30U〜30Wが適宜に通電されて、これにより、コイ
ル30U〜30Wの周囲に回転磁界が形成される。
【0072】このようにしてコイル30U〜30Wの周
囲に形成された回転磁界とマグネット24の磁界との相
互作用でマグネット24に回転力が生じ、この回転力が
マグネット24と一体のシャフト20を信号P1のパル
ス幅に対応した速度で回転させる。シャフト20の回転
は、直接或いは間接的に空調装置のブロワに伝えられ、
これにより、ブロワが回転することで、空調装置から車
両室内に送風される。
【0073】これに対して、図4の時間S1からS2ま
での間のように、「High」レベルの信号P1が一定
時間内にスタンバイ回路50に入力されれば信号S2
(図4においては図示省略)及び信号S5が継続してス
タンバイ回路50から出力されるが、図4の時間S2か
らS3までの間のように、一定時間以上、後続の信号S
1が「Low」レベルで、しかも、この状態で反転され
た信号P4が「Low」レベル(反転前状態で「Hig
h」レベル)であれば、スイッチ制御回路76は「Lo
w」レベルの信号P6を出力するため、スイッチ回路6
8の導通は解除され、メイン制御電源回路70への通電
が遮断される。
【0074】この状態では、論理演算回路60への通電
が遮断されるため、論理演算回路60が作動を停止し、
これにより、MOSFET64U〜64W、66U〜6
6Wの各ゲート端子に対する電圧印加が解除され、全て
のMOSFET64U〜64W、66U〜66Wの各ゲ
ート端子がOFF状態になる。また、メイン制御電源回
路70への通電が遮断されることで、サーミスタ72や
過熱保護回路74への通電が遮断される。この状態で
は、図4に示されるように、信号P3及び信号P4は出
力自体が停止され、言わば、サーミスタ72による温度
検出が停止された状態となる。
【0075】一方、上記のように、モータ12が作動し
てMOSFET64U〜64W、66U〜66Wの導
通、導通解除が頻繁に繰り返されると、MOSFET6
4U〜64W、66U〜66Wが発熱する。上述したよ
うに、MOSFET64U〜64W、66U〜66Wを
含めて構成される三相インバータ62の近傍にはサーミ
スタ72が設けられているため、MOSFET64U〜
64W、66U〜66Wが発熱することで三相インバー
タ62の近傍の温度が上昇すると(図4の時間S1〜S
2間における温度Tの変化を参照)、これに伴い、サー
ミスタ72の電気抵抗値が漸次低下する。
【0076】このように、三相インバータ62の近傍の
温度が上昇して温度T1に達し(図4の時間S4の状態
を参照)、これに対応した信号P3が過熱保護回路74
に入力されると、「Low」レベルの信号P4が過熱保
護回路74から出力される。上記のように、信号P4は
論理演算回路60に入力されるが、「Low」レベルの
信号P4が入力された論理演算回路60は、信号P2の
状態に関わり無く信号P4を優先して、MOSFET6
4U〜64W、66U〜66の全て若しくは少なくとも
何れか1つのベース端子に対する電圧印加を解除し、全
てのMOSFET64U〜64W、66U〜66におけ
るドレイン端子とソース端子との間の通電を停止させ
る。これにより、各コイル30U〜30Wに対する通電
も遮断され、モータ12は停止するか、或いは、それま
での慣性によってのみ回転する。
【0077】このように、本実施の形態では、三相イン
バータ62の近傍の温度がT1以上になった場合に、M
OSFET64U〜64W、66U〜66におけるドレ
イン端子とソース端子との間の通電を停止することで、
MOSFET64U〜64W、66U〜66の温度上昇
を停止若しくは抑制できる。このため、過剰な発熱よる
MOSFET64U〜64W、66U〜66の破壊や機
能低下を防止できる。
【0078】一方、信号P4はスイッチ制御回路76に
論理反転されて入力されるため、この状態においてスイ
ッチ制御回路76入力された信号P4は「High」レ
ベルとなる。ここで、図4に時間S5からS6までの間
のように、信号P1が一定時間以上「Low」レベルで
あっても、時間S4以降は論理反転された信号P4が
「High」レベルであるため、時間S5以降もスイッ
チ制御回路76からは「High」レベルの信号S6が
出力される。このため、メイン制御電源回路70の通電
状態が維持され、論理演算回路60、サーミスタ72、
及び過熱保護回路74は通電状態となる。
【0079】すなわち、本実施の形態では、三相インバ
ータ62の近傍の温度が上昇して温度T1に達して以降
(図4の時間S4以降)、全てのMOSFET64U〜
64W、66U〜66におけるドレイン端子とソース端
子との間の通電が停止されるが、サーミスタ72及び過
熱保護回路74は継続して作動し、サーミスタ72から
は信号P3が出力され、過熱保護回路74からは入力さ
れた信号P3に基づいて信号P4が出力される。
【0080】したがって、本実施の形態では、三相イン
バータ62の近傍の温度がT1以上になっている状態
で、MOSFET64U〜64W、66U〜66におけ
るドレイン端子とソース端子との間の通電が再開される
ことはなく、MOSFET64U〜64W、66U〜6
6におけるドレイン端子とソース端子との間における通
電が再開されることによって生じる温度上昇によってサ
ーミスタ72が破壊されたり、サーミスタ72の機能を
低下させたりすることがない。また、このような通電再
開を行なわせないことで、過剰な発熱よるMOSFET
64U〜64W、66U〜66の破壊や機能低下もより
一層効果的に防止できる。
【0081】また、上記のように、全てのMOSFET
64U〜64W、66U〜66におけるドレイン端子と
ソース端子との間の通電が停止されることで、図4の時
間S4以降に示されるように、漸次三相インバータ62
の周囲の温度が低下する。このように温度が低下するこ
とで、当然のことながら温度はT1を下回る。しかしな
がら、本実施の形態では、温度の下降過程において温度
T1を下回る温度に対応した信号P3が過熱保護回路7
4に入力されても、過熱保護回路74は「Low」レベ
ルの信号を出力し続ける。
【0082】したがって、本実施の形態では、三相イン
バータ62の近傍の温度がT1を下回った状態で信号P
1が「Low」レベルになった場合(図4の時間S5か
らS6までの間)にも、サーミスタ72及び過熱保護回
路74に対する通電は継続される。このため、このよう
な状態でも、サーミスタ72から信号P3は出力され、
過熱保護回路74から信号P4が出力される。
【0083】次いで、この状態から、更に三相インバー
タ62の近傍の温度が低下して、温度T1よりも充分に
低い温度T2に達し、この状態の信号P3が過熱保護回
路74に入力されると、過熱保護回路74は信号P4の
信号レベルを「Low」レベルから「High」レベル
に切り替える。
【0084】したがって、この信号P4がスイッチ制御
回路76に反転入力されると、スイッチ制御回路76で
は信号P4の信号レベルは「Low」レベルとなり、こ
の状態で、スイッチ制御回路76に入力される信号P5
の信号レベルが「Low」レベルであれば、スイッチ制
御回路76から出力される信号P6の信号レベルは「L
ow」レベルとなり、電源54とメイン制御電源回路7
0との間の通電が遮断される。この状態では、論理演算
回路60、サーミスタ72、過熱保護回路74に対する
通電が遮断されるため、図4の時間S7以降に示される
ように、信号S3、S4の出力が停止され、言わば、サ
ーミスタ72による温度検出が停止される。
【0085】ここで、本実施の形態では、上記のよう
に、温度の上昇過程において信号P4の信号レベルを切
り替える閾値(温度T1)に対して、温度の下降過程に
おいて信号P4の信号レベルを切り替える閾値(温度T
2)が充分に低い。このため、温度T1の近傍で三相イ
ンバータ62の近傍の温度が安定してしまったり、細か
く温度が上下動した場合でも、信号P4の出力を「Lo
w」レベルに安定させることができる。
【0086】以上のように、本実施の形態では、三相イ
ンバータ62の近傍における温度上昇に起因するサーミ
スタ72を破壊や機能低下を効果的に防止できる。しか
も、このような効果を得られるにも関わらず、スイッチ
回路68は1つでよく、回路構成を簡素にでき、コスト
を安価にできる。
【0087】なお、本実施の形態では、スイッチ制御回
路76をスタンバイ回路50や論理演算回路60、更に
は、過熱保護回路74から独立させたが、これは、本実
施の形態、ひいては、本発明の理解を容易にするために
敢えてスイッチ制御回路76を独立させた構成にしたも
のである。したがって、スイッチ制御回路76若しくは
スイッチ制御回路76と同等の機能をスタンバイ回路5
0や論理演算回路60、更には、過熱保護回路74等の
他の回路に併合した構造を適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るモータ制御装置の
構成の概略を示すブロック図と回路図の複合図である。
【図2】三相インバータの構成の概略を示すブロック図
と回路図の複合図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る空調装置用モータ
の構造の概略を示す断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係るモータ制御装置に
おける各信号のタイムチャートである。
【符号の説明】
10・・・モータ制御装置、12・・・ブラシレスブロ
ワモータ(空調装置用モータ)、16・・・駆動部、2
2・・・ロータ(回転子)、24・・・マグネット(永
久磁石)、30U、30V、30W・・・コイル、50
・・・スタンバイ回路(スタンバイ手段)、60・・・
論理演算回路(整流制御手段)、64U、64V、64
W、66U、66V、66W・・・MOSFET(スイ
ッチング素子)、68・・・スイッチ回路(スイッチ手
段)、72・・・サーミスタ(温度検出手段)、74・
・・過熱保護回路(温度検出手段、温度検出制御手
段)、76・・・スイッチ制御回路(温度検出制御手
段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L011 BF02 5H560 AA01 AA08 BB04 BB08 BB12 DC05 EB01 JJ06 SS01 UA02 5H570 AA08 AA21 BB09 CC04 DD08 EE03 FF01 FF05 HB07 KK08 LL18 MM05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のタイミングで整流した電流を複数
    相のコイルの各々に流すことで生じる回転磁界と永久磁
    石が形成する磁界との相互作用で生じる回転力により回
    転子を回転させるモータに適用されるモータ制御装置で
    あって、 外部からのモータ駆動信号の入力に伴い通電信号を出力
    すると共に、前記モータ駆動信号の入力停止若しくは前
    記モータ駆動信号とは信号レベルが異なるモータ停止信
    号の入力に伴い前記通電信号とは信号レベルが異なる通
    電停止信号を出力し、且つ、外部から入力された各種信
    号の信号レベル及び当該各種信号の入力停止に応じた制
    御信号を出力するスタンバイ手段と、 前記複数相のコイルの各々と電源との間に介在し、各々
    をON状態及びOFF状態にすることで前記整流のタイ
    ミングを設定する複数のスイッチング素子と、 前記複数のスイッチング素子の各々に接続され、導通解
    除状態では前記複数のスイッチング素子の各々への通電
    を遮断すると共に、少なくとも前記通電信号が直接或い
    は間接的に入力されることで導通状態となり前記複数の
    スイッチング素子の各々への通電を可能とするスイッチ
    手段と、 前記複数のスイッチング素子及び前記複数相のコイルの
    少なくとも何れか一方の近傍に設けられ、当該何れか一
    方の近傍の温度を検出すると共に、少なくとも所定値以
    上の温度を検出した際に温度検出信号を出力する温度検
    出手段と、 前記複数のスイッチング素子及び前記スタンバイ手段に
    接続され、前記制御信号に基づくタイミングで前記複数
    のスイッチング素子の各々をON状態及びOFF状態に
    すると共に、前記温度検出手段に接続され、所定値以上
    の温度に対応した前記温度検出信号に基づき前記制御信
    号に優先して前記複数のスイッチング素子の少なくとも
    何れか1つをOFF状態とし、前記複数のコイルの各々
    への通電を停止させる整流制御手段と、 前記温度検出手段及び前記スタンバイ手段に接続され、
    前記所定値以上の温度に対応した前記温度検出信号が入
    力されてから後、前記温度検出手段による前記温度の検
    出を継続させると共に、当該温度検出の継続状態で前記
    所定値未満の温度に対応した前記温度検出信号又は前記
    所定値以上の前記温度に対応した前記温度検出信号の入
    力停止及び前記通電停止信号の入力に伴い前記温度検出
    手段による前記温度の検出を停止させる温度検出制御手
    段と、 を備えることを特徴とするモータ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記温度検出手段は、第1温度と当該第
    1温度よりも低温の第2温度の2種類の閾値が設定設定
    され、 温度の上昇過程で前記第1温度に達したことを検出した
    場合に前記温度検出信号を出力し、 温度の下降過程で前記第2温度に達したことを検出した
    場合に前記温度検出信号の出力を停止する、 ことを特徴とする請求項1記載のモータ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記スイッチ手段を前記温度検出制御手
    段に接続し、前記スイッチ手段の前記導通状態で前記温
    度検出手段による前記温度検出を可能とすると共に、 前記スタンバイ手段と前記スイッチ手段との間に前記温
    度検出制御手段を介在させ、 前記通電信号及び前記所定値以上の前記温度に対応した
    前記温度検出信号の少なくとも何れか一方が前記温度検
    出制御手段に入力されることで前記温度検出制御手段が
    前記スイッチ手段を導通状態にする、 ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のモータ制
    御装置。
  4. 【請求項4】 ブロアに直接或いは間接的に連結され、
    所定のタイミングで整流した電流を複数相のコイルの各
    々に流すことで生じる回転磁界と永久磁石が形成する磁
    界との相互作用で生じる回転力により前記ブロアを回転
    させて車両室内への送風を行なう駆動部と、 外部からのモータ駆動信号の入力に伴い通電信号を出力
    すると共に、前記モータ駆動信号の入力停止若しくは前
    記モータ駆動信号とは信号レベルが異なるモータ停止信
    号の入力に伴い前記通電信号とは信号レベルが異なる通
    電停止信号を出力し、且つ、外部から入力された各種信
    号の信号レベル及び当該各種信号の入力停止に応じた制
    御信号を出力するスタンバイ手段と、 前記複数相のコイルの各々と電源との間に介在し、各々
    をON状態及びOFF状態にすることで前記整流のタイ
    ミングを設定する複数のスイッチング素子と、 前記複数のスイッチング素子の各々に接続され、導通解
    除状態では前記複数のスイッチング素子の各々への通電
    を遮断すると共に、少なくとも前記通電信号が直接或い
    は間接的に入力されることで導通状態となり前記複数の
    スイッチング素子の各々への通電を可能とするスイッチ
    手段と、 前記複数のスイッチング素子及び前記複数相のコイルの
    少なくとも何れか一方の近傍に設けられ、当該何れか一
    方の近傍の温度を検出すると共に、少なくとも所定値以
    上の温度を検出した際に温度検出信号を出力する温度検
    出手段と、 前記複数のスイッチング素子及び前記スタンバイ手段に
    接続され、前記制御信号に基づくタイミングで前記複数
    のスイッチング素子の各々をON状態及びOFF状態に
    すると共に、前記温度検出手段に接続され、所定値以上
    の温度に対応した前記温度検出信号に基づき前記制御信
    号に優先して前記複数のスイッチング素子の少なくとも
    何れか1つをOFF状態とし、前記複数のコイルの各々
    への通電を停止させる整流制御手段と、 前記温度検出手段及び前記スタンバイ手段に接続され、
    前記所定値以上の温度に対応した前記温度検出信号が入
    力されてから後、前記温度検出手段による前記温度の検
    出を継続させると共に、当該温度検出の継続状態で前記
    所定値未満の温度に対応した前記温度検出信号又は前記
    所定値以上の前記温度に対応した前記温度検出信号の入
    力停止及び前記通電停止信号の入力に伴い前記温度検出
    手段による前記温度の検出を停止させる温度検出制御手
    段と、 を備える空調装置用モータ。
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