JP2008259360A - ブラシレスモータ用通電制御回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】ブラシレスモータの位置センサの消費電流を低減する。
【解決手段】各ホールIC8u・8v・8wに対する電源電圧の供給及び停止のための各トランジスタQu・Qv・Qwと、各トランジスタを制御するスイッチ制御回路11とを設け、各ホールICのセンサ信号のエッジを検出してエッジ信号を出力すると共にエッジ信号に対して所定の遅延時間遅らせた遅延信号を出力するエッジ検出遅延回路12と、遅延信号に応じて各ホールICの対応するトランジスタに対するスイッチ信号を出力するステージ判定回路13とを設ける。各相の通電波形のエッジを検出する範囲だけ対応する位置センサに電圧供給することができ、通電波形の立ち上がりエッジと立ち下がりエッジとの間に通電しない区間を設けることができる。これにより、常時位置センサに電圧供給しないため、位置センサの消費電流を低減でき、制御装置の省電力化を促進し得る。
【選択図】図1
【解決手段】各ホールIC8u・8v・8wに対する電源電圧の供給及び停止のための各トランジスタQu・Qv・Qwと、各トランジスタを制御するスイッチ制御回路11とを設け、各ホールICのセンサ信号のエッジを検出してエッジ信号を出力すると共にエッジ信号に対して所定の遅延時間遅らせた遅延信号を出力するエッジ検出遅延回路12と、遅延信号に応じて各ホールICの対応するトランジスタに対するスイッチ信号を出力するステージ判定回路13とを設ける。各相の通電波形のエッジを検出する範囲だけ対応する位置センサに電圧供給することができ、通電波形の立ち上がりエッジと立ち下がりエッジとの間に通電しない区間を設けることができる。これにより、常時位置センサに電圧供給しないため、位置センサの消費電流を低減でき、制御装置の省電力化を促進し得る。
【選択図】図1
Description
本発明は、ブラシレスモータ用通電制御回路に関するものである。
従来、ブラシレスモータにあっては、位置センサとしてのホールICによりロータの磁極位置を検出し、例えば3相の場合にはU相・V相・W相に対応する各検出信号が電気角120度間隔で生じ、各検出信号に合わせて電流を流すべき相への接続を切り替えている(例えば特許文献1参照)。
特開昭64−74089号公報
ホールICは、そのデバイスの性質上消費電流が例えば約8mAと多いことが知られている。したがって、上記したような3相ブラシレスモータの場合には、ホールICを3個用いていることから、ブラシレスモータのコントローラとしては、その消費電流が24mAとなり、それを低減することは困難であるという問題があった。
このような課題を解決して、ブラシレスモータの位置センサの消費電流を低減し得ることを実現するために本発明に於いては、ブラシレスモータの各相に対応して設けられた複数の位置センサと、前記複数の位置センサによる各検出信号に応じて前記各相の通電信号を生成する通電信号生成手段と、前記通電信号に応じて前記モータのコイルに電流を流すための駆動電流供給回路とを有するブラシレスモータ用駆動装置であって、前記複数の位置センサのそれぞれに独立して電源電圧供給の開始および停止を行うためのセンサ用スイッチ回路と、前記各検出信号の各エッジに応じて当該エッジが検出された相の次に通電する相に対応する位置センサへの電圧供給を開始する電圧供給開始信号を前記センサ用スイッチ回路に出力すると共に前記エッジが検出された相に対応する位置センサへの電圧供給を停止する電圧供給停止信号を前記センサ用スイッチ回路に出力するスイッチ制御回路とを有するものとした。
特に、前記スイッチ制御回路が、前記電圧供給停止信号と前記電圧供給開始信号とを前記エッジの検出時からそれぞれ所定の遅延時間をもって出力すると良い。
このように本発明によれば、各位置センサに対して、エッジが検出された相の次に通電する相に対応する位置センサに対して電圧供給を開始し、エッジが検出された相に対応する位置センサに対して電圧供給を停止することから、各相の通電波形のエッジを検出する範囲だけ対応する位置センサに電圧供給することができ、通電波形の立ち上がりエッジと立ち下がりエッジとの間に通電しない区間を設けることができる。これにより、常時位置センサに電圧供給しないため、位置センサの消費電流を低減でき、制御装置の省電力化を促進し得る。
特に、電圧供給停止と電圧供給開始とをエッジ検出時から所定時間遅延させることにより、エッジ検出のための区間を調整でき、確実なエッジ検出処理を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1は本発明が適用されたブラシレスモータ用駆動装置の要部ブロック回路図である。また、電動自動車の駆動源に用いられるブラシレスモータMのモータ制御装置としても良く、図示例のモータMにあってはアウタロータ型のモータを用い、そのアウタロータに車輪を取り付けたものであって良い。なお、図示例ではブラシレスモータMの代表例として3相のものについて示しているが、一例であり、制御対象となるモータを限定するものではない。また、電動自動車の駆動用モータに限られるものでもない。
図示例では、車載バッテリBTを電源とし、モータMを駆動制御する制御手段としての制御装置1が示されている。図に示されるように、バッテリBTに、FETを用いたブリッジ回路が構成された駆動電流供給回路としてのインバータ2を介してモータMの各相(U・V・W相)コイル3が接続されている。バッテリBTとインバータ2とを接続する電源線には電流検出センサ4と電圧検出センサ5とが設けられており、それぞれにより検出された電流および電圧はモータMの駆動・回生・フェイルセーフなどの各制御に用いられる。
モータMには固定子としてのステータ6と、回転子としてのロータ7とが設けられており、ブラシレスレスモータにおける位置センサとしての3つのホールIC8u・8v・8wが適所に配設されている。各ホールIC8u・8v・8wによりU・V・Wの各相に対する通電範囲(ステージ)を検出する。
制御装置1内には、上記各ホールIC8u・8v・8wにそれぞれ独立して電源電圧を供給するようにされたセンサ用スイッチ回路を構成する3つのトランジスタQu・Qv・Qwが設けられている。各トランジスタQu・Qv・Qwはスイッチ制御回路11によりオン/オフ制御される。スイッチ制御回路11からは、電圧供給開始信号としてのオン信号と、電圧供給停止信号としてのオフ信号とが出力される。また、各ホールIC8u・8v・8wからのU・V・Wの各相センサ信号がそれぞれ入力するエッジ検出遅延回路12が設けられている。エッジ検出遅延回路12にあっては、各センサ信号の立ち上がり及び立ち下がりの各エッジを検出し、検出された各エッジ信号をステージ判定回路13に出力すると共に、各エッジ信号に応じて所定時間遅延されかつ各エッジ間隔と同一長さの各相に応じた遅延信号を生成し、各遅延信号をステージ判定回路13に出力する。
また制御装置1内には、ステージ判定回路13から出力されるエッジ信号に応じてインバータ2に公知のPWM信号を出力する通電信号生成手段としてのPWM信号生成回路14が設けられている。なお、ステージ判定回路13からはスイッチ制御回路11に上記遅延信号に基づいたスイッチ制御信号が出力される。各相のスイッチ制御信号により各トランジスタQu・Qv・Qwがオン状態になると、対応する各ホールIC8u・8v・8wへ電源電圧が供給され、各オフ状態でそれぞれ電源電圧供給が停止する。
次に、本発明に基づくホールIC8u・8v・8wの電源電圧制御要領について、図2のフロー図及び図3のタイムチャートを参照して以下に示す。
運転中に、先ず図2に示されようにステップST1でU相通電範囲(図3のU相ステージ波形のHレベル)となるホールIC8uのセンサ信号の立ち上がり及び立ち下がりによるU相エッジ信号の有無を判別する。U相エッジ信号が検出された場合にはステップST2に進み、そこで、U相ホールIC8uの電源電圧供給を停止し、W相ホールIC8wの電源電圧供給を開始し、ステップST1に戻る。第2ステップST2における処理にあっては、具体的には図3のTuのタイミング(U相ステージの開始時または終了時)で生じるU相ホールIC8uのエッジ信号検出により所定の遅延時間td経過時にトランジスタQuをオフし、同じTuのタイミングでトランジスタQwをオンする。
上記ステップST1でU相エッジが検出されなかった場合にはステップST3に進み、そこではV相通電範囲(V相ステージ波形のHレベル)のタイミングとなるホールIC8vのセンサ信号の立ち上がり及び立ち下がりによるV相エッジ信号の有無を判別する。V相エッジ信号が検出された場合にはステップST4に進み、そこで、V相ホールIC8vの電源電圧供給を停止し、U相ホールIC8uの電源電圧供給を開始し、ステップST1に戻る。それに対応するトランジスタQv・Quの制御は上記と同様である。
また、ステップST3でW相エッジが検出されなかった場合にはステップST5に進み、そこではW相通電範囲(W相ステージ波形のHレベル)のタイミングとなるホールIC8wのセンサ信号の立ち上がり及び立ち下がりによるW相エッジ信号の有無を判別する。W相エッジ信号が検出された場合にはステップST6に進み、そこで、W相ホールIC8wの電源電圧供給を停止し、V相ホールIC8uの電源電圧供給を開始し、ステップST1に戻る。それに対応するトランジスタQw・Qvの制御は上記と同様である。なお、ステップST5でW相エッジが検出されなかった場合にはステップST1に戻り。上記フローをくり返す。
このように各ホールIC8u・8v・8wへの電源電圧の供給を制御することにより、各相の通電範囲の開始及び終了のタイミングとなるエッジを検出するのに十分な間だけ対応するホールICに電圧を印加し、それ以外の間では電圧供給を停止することができる。上記遅延時間tdはエッジを検出するためにホールICが動作するのに必要な時間が確保される程度であって良い。これにより、図3の各ホールICのオン/オフ波形に示されるように、各ホールIC8u・8v・8wの電源電圧供給時間を従来の全範囲電圧供給に対して1/3とすることができ、ホールICの消費電流が1/3となり、省電力化を促進し得る。
本発明にかかるブラシレスモータ用通電制御回路は、位置センサの必要な区間だけの通電制御による省電力化の効果を有し、バッテリを電源とするブラシレスモータの駆動制御装置等として有用である。
1 制御装置
2 インバータ
8u・8v・8w ホールIC
11 スイッチ制御回路
12 エッジ検出遅延回路
13 ステージ判定回路
14 PWM信号生成回路
Qu・Qv・Qw トランジスタ
2 インバータ
8u・8v・8w ホールIC
11 スイッチ制御回路
12 エッジ検出遅延回路
13 ステージ判定回路
14 PWM信号生成回路
Qu・Qv・Qw トランジスタ
Claims (2)
- ブラシレスモータの各相に対応して設けられた複数の位置センサと、前記複数の位置センサによる各検出信号に応じて前記各相の通電信号を生成する通電信号生成手段と、前記通電信号に応じて前記モータのコイルに電流を流すための駆動電流供給回路とを有するブラシレスモータ用駆動装置であって、
前記複数の位置センサのそれぞれに独立して電源電圧供給の開始および停止を行うためのセンサ用スイッチ回路と、
前記各検出信号の各エッジに応じて当該エッジが検出された相の次に通電する相に対応する位置センサへの電圧供給を開始する電圧供給開始信号を前記センサ用スイッチ回路に出力すると共に前記エッジが検出された相に対応する位置センサへの電圧供給を停止する電圧供給停止信号を前記センサ用スイッチ回路に出力するスイッチ制御回路とを有することを特徴とするブラシレスモータ用通電制御回路。 - 前記スイッチ制御回路が、前記電圧供給停止信号と前記電圧供給開始信号とを前記エッジの検出時からそれぞれ所定の遅延時間をもって出力することを特徴とする請求項1に記載のブラシレスモータ用通電制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007100598A JP2008259360A (ja) | 2007-04-06 | 2007-04-06 | ブラシレスモータ用通電制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007100598A JP2008259360A (ja) | 2007-04-06 | 2007-04-06 | ブラシレスモータ用通電制御回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008259360A true JP2008259360A (ja) | 2008-10-23 |
Family
ID=39982378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007100598A Pending JP2008259360A (ja) | 2007-04-06 | 2007-04-06 | ブラシレスモータ用通電制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008259360A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012010527A (ja) * | 2010-06-25 | 2012-01-12 | Panasonic Electric Works Co Ltd | モータ及びそれを備えたポンプ |
WO2016084295A1 (ja) * | 2014-11-26 | 2016-06-02 | サンケン電気株式会社 | モータ駆動装置 |
WO2016084294A1 (ja) * | 2014-11-26 | 2016-06-02 | サンケン電気株式会社 | モータ駆動装置 |
US10052099B2 (en) | 2006-01-31 | 2018-08-21 | Ethicon Llc | Surgical instrument system comprising a firing system including a rotatable shaft and first and second actuation ramps |
-
2007
- 2007-04-06 JP JP2007100598A patent/JP2008259360A/ja active Pending
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JP2012010527A (ja) * | 2010-06-25 | 2012-01-12 | Panasonic Electric Works Co Ltd | モータ及びそれを備えたポンプ |
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