JP4658105B2 - 3相ブラシレスモータ - Google Patents

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本発明は、3相ブラシレスモータに係り、回転子の回転位置を検出する位置信号生成部への電源電流を減少できるものに関する。
近年、DCフアン,ブロアに対する市場のニーズは小型,高出力化の傾向となっており、従来から実施されてきた単相モータでは電流のピーク値が高くなることから、3相化が徐々に進みつつある。 位置信号生成部、すなわちホール素子を用いたホール信号生成部を3個有する3相ブラシレスモータでは、1個のホール信号生成部を有する単相ブラシレスモータと比べ、ホール信号生成部への電源供給量が3倍になるので、制御電流が3倍となり、制御電流が増加し、制御電源用のレギュレータ回路素子の発熱量が増加する。 特に定格電圧が高い製品ほどその影響を受けるため、制御電流の低減が必要となる。
図9は、従来からファン,ブロア等で実施されている3相ブラシレスモータ用駆動回路のブロック図の一例であり、1は制御電源用のレギュレータ回路部、2,3,4はホール信号生成部(位置信号生成部)、5は駆動信号生成部、6は出力回路部、7はモータ部である。ホール信号生成部2〜4を3個並列に接続してレギュレータ回路部1の出力VC1に接続してあるので、各ホール信号生成部2〜4に常に電源電流が流れ、単相ブラシレスモータの駆動回路においてホール信号生成部が消費する電流の3倍の電流が消費されることになり、レギュレータ回路部1に掛かる負担が大きくなり、回路素子の発熱が問題となる。
一方、従来では、1個のホール素子を用いて回転子の回転位置を検出し、この検出信号から3相分の相信号を生成するものがある(特許文献1参照)。
特開2000−023486
特許文献1に記載のものは、1個のホール素子の信号から3相分の相信号を生成することができ、ホール素子の電源電流を低減できるが、この方法は常にホール素子に電源電流を供給しているため、ホール信号生成部1個分の電流は常に消費することになり、これ以上の電流低減は望めない。 本発明が解決しようとする課題は、ホール信号生成部1個分の電流より更に電源電流を低減できる方式を得ようとするものである。
本発明は、課題を解決するため、位置信号生成部の電源に通電するタイミングを検討した結果、相切替え信号が発生する時間だけ通電していれば、他の時間は通電している必要が無いため、制御部によりオンオフされるスイッチング素子を各相毎にホール信号生成部とレギュレータ回路部との間に接続し、前記位置信号生成部の出力を前記制御部により各相の相切替えのタイミングを計算し、制御部により前記スイッチング素子を制御して位置信号生成部に相切替え時間の間だけ電源に通電するようにし、それ以外の時間は通電しないように構成することにより実現した。
図1は、本発明になる3相ブラシレスモータの駆動制御回路のブロック図であり、制御用電源レギュレータ回路部1と、位置信号生成部となる各相のホール信号生成部2、3、4と、駆動信号回路部5とその中に構成されている制御部となるマイコン5−1と、出力回路部6と、モータ部7と、各相のホール信号生成部2〜4への電源の供給を制御するスイッチング素子としてのトランジスタ8、9、10と、で構成されており、定常回転時にはホール信号生成部の1個分より少ない消費電流で駆動可能にすることができる。
以下図面を基に説明する。
第1実施例の、相切り替え毎のホール信号電源供給制御方式について説明する。 図1は、この方式を実施するための制御回路のブロック図であり、レギュレータ回路部1と、U相ホール信号生成部2と,V相ホール信号生成部3と,W相ホール信号生成部4と、U相ホール信号生成部電源制御用PNPトランジスタ8(以下トランジスタ8と称する)と、V相ホール信号生成部電源制御用PNPトランジスタ9(以下トランジスタ9と称する)と、W相ホール信号生成部電源制御用PNPトランジスタ10(以下トランジスタ10と称する)とを設け、前記U相ホール信号生成部2と,V相ホール信号生成部3と,W相ホール信号生成部4と、のそれぞれの接地側を接地に接続し、前記トランジスタ8と、トランジスタ9と、トランジスタ10と、のそれぞれの電源側をレギュレータ回路部1の出力VC1に接続し、前記U相ホール信号生成部2の電源側と、前記トランジスタ8のコレクタとを接続し、前記V相ホール信号生成部3の電源側と、前記トランジスタ9のコレクタとを接続し、前記W相ホール信号生成部4の電源側と、前記トランジスタ10のコレクタとを接続し、駆動信号生成部5の内部に設けられたマイコン5−1の信号入力端子A1にホール信号生成部2の出力を、マイコン5−1の信号入力端子B1にホール信号生成部3の出力を、マイコン5−1の信号入力端子C1にホール信号生成部4の出力をそれぞれ接続し、マイコン5−1の信号出力端子A2をトランジスタ8のベースに,マイコン5−1の信号出力端子B2をトランジスタ9のベースに、マイコン5−1
の信号出力端子C2をトランジスタ10のベースにそれぞれ接続してある。
そして、マイコン5−1の出力から各トランジスタ8,9,10のベースにLOレベルの信号が入力されると、トランジスタはONとなり、各相のホール信号生成部に電源が供給され、各トランジスタ8,9,10のベースにHIレベルの信号が入力されると、トランジスタはOFFとなり、各相のホール信号生成部への電源供給が停止される。
ホール信号生成部2、3、4からのホール信号はマイコン5−1に入力され、マイコン内部でホール信号を基に3相通電制御信号が生成され、3相通電制御信号が出力回路部6に送られ、出力回路部6を経てモータ部7に送られ、モータ7を所定方向に回転させる。
DCフアン・ブロアにおいては通常回転方向が一定方向に固定されているので、駆動信号生成部5の内部で所定回転方向となるように設定されている。このため、ある相が切り替わった後、次に切り替わる相は決まっているので、その相のホール信号生成部だけに電源を供給すればよいことになる。
図3は、DCフアン・ブロアが定常状態で回転しているときに、図1に示す回路ブロックの駆動信号生成部5に設けられたマイコン5−1の入力信号と出力信号の関係を示すもので、上からマイコン5−1の入力信号であるU相ホール信号A1と、V相ホール信号B1と、W相ホール信号C1とが、1パルス分の時間をTとすると2T/3の位相差で配置され、図3の下側にはマイコン5−1の出力信号であるU相ホール信号生成部電源制御信号A2と、V相ホール信号生成部電源制御信号B2と、W相ホール信号生成部電源制御信号C2と、がそれぞれ2T/3の位相差で配置され、U相ホール信号A1の立ち上がり(1)時点と、U相ホール信号生成部電源制御信号A2の立ち上がり点と、W相ホール信号生成部電源制御信号C2の立ち下り点とが同じ時点となっている。
図3において、今、U相ホール信号A1の相切り替え点(1)時点より左側の状態を見ると、マイコン5−1から送られるU相ホール信号生成部電源制御信号A2はLOレベルであるから、トランジスタ8はONとなり、U相ホール信号生成部2には電源が供給されており、この時点から右へ移動してU相ホール信号A1の相が切り替わり(1)時点に達すると、U相ホール信号A1のレベルがLOからHIに変わり、この変化をマイコン5−1が検出して、マイコン5−1からU相ホール信号生成部電源制御信号A2のレベルをLOからHIに変える信号がトランジスタ8に送られ、トランジスタ8がOFFとなることにより、U相ホール信号生成部2への電源の供給が停止される。
U相ホール信号生成部2への電源の供給が停止された状態を確認し、次に電源が供給されるW相ホール信号生成部4に電源を供給するため、マイコン5−1からW相ホール信号生成部電源制御信号C2のレベルをHIからLOに変える信号がトランジスタ10に送られ、トランジスタ10がONとなることにより、W相ホール信号生成部4に電源が供給される。
W相ホール信号生成部4に電源が供給されてから、W相ホール信号C1が相切替え点(2)時点に達すると、W相ホール信号C1のレベルがHIからLOに変わったことをマイコン5−1が検出して、W相ホール信号生成部4への電源の供給を停止するため、マイコン5−1からW相ホール信号生成部電源制御信号C2をLOからHIに変える信号が、トランジスタ10に送られ、トランジスタ10がOFFとなることにより、W相ホール信号生成部4への電源の供給が停止される。
W相ホール信号生成部4への電源の供給が停止したことを確認し、次に電源が供給されるV相ホール信号生成部3に電源を供給するため、マイコン5−1からV相ホール信号生成部電源制御信号B2のレベルをHIからLOに変える信号がトランジスタ9に送られ、トランジスタ9がONとなることにより、V相ホール信号生成部3に電源が供給される。
V相ホール信号生成部3に電源が供給されてから、V相ホール信号B1が相切り替え点(3)時点に達すると、V相ホール信号B1のレベルがLOからHIに変わったことをマイコン5−1が検出して、マイコン5−1からV相ホール信号部電源制御信号B2のレベルをLOからHIに変える信号がトランジスタ9に送られ、トランジスタ9をOFFにすることによりV相ホール信号生成部3への電源の供給が停止される。
V相ホール信号生成部3への電源の供給が停止したことを確認し、次に電源を供給する相であるU相ホール信号生成部2に電源を供給するため、マイコン5−1からU相ホール信号部電源制御信号A2のレベルをHIからLOに変える信号をトランジスタ8に送りトランジスタ8をONにすることでU相ホール信号生成部2に電源を供給する。
U相ホール信号生成部2に電源が供給されてから、U相の切り替え点(4)に達すると、U相ホール信号A1のレベルがHIからLOに変わったことをマイコン5−1が検出し、というように、上記と同じ動作を繰り返すことで、順次1個のホール信号生成部に電源を供給するだけで回転を続ける。そして、1個のホール信号生成部に流れる電流はホール信号1パルス分の時間をTとすると、T/3の時間流れるだけであるので、図9に示したホール信号生成部に常時電流を流す従来の方式の1/3となる。
図5は本実施例1になる相切り替え毎のホール信号電源供給制御方式での各相ホール信号生成部制御信号波形と制御電源電流との実例を示す。 図5において、(イ)はU相ホール信号生成部電源制御信号A2、(ロ)はV相ホール信号生成部電源制御信号B2、(ハ)はW相ホール信号生成部電源制御信号C2、(ニ)は電源電流波形である。
図7は、前記実施例1のマイコン5−1における制御信号の流れを示すフローチャートであり、この制御の流れをプログラムP1とする。 U相ホール信号A1の相切り替え点(1)から(3)までを示し、(4)以下は、繰り返しになるので省略してある。
次に、第2実施例の相切り替え+タイミング予測によるホール信号電源供給制御方式の説明をする。 本方式の制御方式においても回路構成は図1の回路のブロック図と同じである。 3相の各相ホール信号は電気角で120度毎の遅れをもって信号が切替わる。 図4に示す各相ホール信号と、各相ホール信号電源制御信号の相関図において、各相の1パルス分の時間をTとした時、T/3の時間毎にホール信号が切替わることになる。
そこで、1パルス前の周期Tをマイコン5−1で算出し、1つの相信号の切り替わり時点を基準として、基準相信号の切り替わりを検出してからT/4、2T/4、3T/4経過した後に次のホール信号生成部へ電源を順次供給する方法により、従来技術において常に電源を供給した場合のホール信号生成部1個分の消費する電流より低く抑えることが可能となる。
図4においては、上からマイコン5−1に入力する信号であるU相ホール信号A1と、V相ホール信号B1と、W相ホール信号C1とが、ホール信号1パルスの時間をTとするとT/3の間隔で配置され、その下にマイコン5−1から出力する信号であるU相ホール信号生成部電源制御信号A2と、V相ホール信号生成部電源制御信号B2と、W相ホール信号生成部電源制御信号C2と、が配置されている。
図4に従い説明すると、U相ホール信号A1を基準信号として考えると、U相ホール信号A1の(1)時点から1パルス後(4)の時点で信号が切り替わったことをマイコン5−1が検出し、U相の1パルス分の時間Tの1/4、2T/4、3T/4の時間、をマイコン5−1により算出してマイコン5−1に記憶する。(4)の時点で基準信号U相が切替わった後、次に切替わる相はW相であるが、U相が切替わってからT/4時間が経過するまではW相のホール信号生成部4へは電源を供給せずにOFFのままにしておく。 U相が切替わってからT/4時間が経過した後、W相ホール信号生成部4への電源供給を0Nにするためにマイコン5−1からの信号C2をHIからLOに変えると、トランジスタ10がONとなり、W相ホール信号生成部4に電源が供給される。
W相ホール信号生成部4に電源が供給され、W相ホール信号C1の相切り替え点(5)でW相のホール信号C1が切り替わったことをマイコン5−1が検出し、W相ホール信号生成部4への電源供給をOFFするためにマイコン5−1の信号C2をLOからHIに変えることで、トランジスタ10がOFFとなり、W相ホール信号生成部4への電源供給がOFFされる。 このときにW相ホール信号生成部4に流れた電源電流のON時間は、時点(4)から時点(5)までの時間T/3と、経過時間T/4との差で、(T/3)−(T/4)=T/12となる。
かつ、前記基準信号W相が切り替わった後、次に切り替わる相はV相であるが、今度は(4)時点でU相が切り替わってから2T/4時間が経過するまではV相のホール信号生成部3へは電源を供給せずにOFFのままにしておく。 時点(4)でU相が切り替わってから2T/4時間が経過した後、V相ホール信号生成部3への電源供給をONするためにマイコン5−1からの信号B2をHIからLOに変えることで、トランジスタ9がONとなり、V相ホール信号生成部3に電源が供給される。
V相ホール信号B1において、時点(6)でV相ホール信号が切り替わったことを確認した後、V相ホール信号生成部3への電源供給を0FFするためマイコン5−1からの信号B2をLOからHIにすることで、トランジスタ9がOFFとなり、V相ホール信号生成部3への電源供給がOFFされる。 このときV相ホール信号生成部3に電流が流れた時間はV相ホール信号B1の(3)時点から(6)時点までの時間Tと、T/3と経過時間2T/4との和との差で、T−(T/3+2T/4)=T/6となる。
かつ、前記基準信号V相が切り替わった後、次に切り替わる相はU相であるが、(4)時点でU相が切り替わってから3T/4時間が経過するまではU相のホール信号生成部2へは電源を供給せずに0FFのままにしておく。(4)時点でU相が切り替わってから3T/4時間が経過した後U相ホール信号生成部2への電源供給をONにするためにマイコン5−1からの信号A2をHIからLOにすることで、トランジスタ8がONとなり、U相ホール信号生成部2への電源供給がONされる。U相ホール信号A1において、時点(7)でU相ホール信号が切り替わったことを確認した後、U相ホール信号生成部2への電源供給をOFFするためマイコン5−1からの信号A2をLOからHIにすることでトランジスタ8がOFFとなり、U相ホール信号生成部2への電源供給がOFFされる。 このとき、U相ホール信号生成部2に電流が流れた時間は、U相ホール信号A1の(4)時点と(7)時点の差Tと、経過時間3T/4との差で、T−3T/4=T/4となる。
以上のように、U相、V相,W相の各相をあわせたホール信号生成部への合成の電源供給ON時間は、T/4+T/6+T/12=T/2となり、単相モータのときのホール信号生成部で消費する電流との比較では、単相モータの場合の1/2に、また常時電流を流す従来の3相モータの場合のホール信号生成部で消費する電流との比較では、実に1/6の消費電流で駆動することが可能となる。
図6に、相切り替え+タイミング予測によるホール信号部電源供給制御方式の実際の各ホール信号部電源制御信号波形と、電源電流波形との実例を示し、(ホ)はU相ホール信号部電源制御信号A2の波形、(ヘ)はV相ホール信号部電源制御信号B2の波形、(ト)はW相ホール信号部電源制御信号C2の波形、(チ)は電源電流波形である。
図8は、第2実施例におけるマイコン制御の信号の流れを示すフローチャートである。この制御の流れをプログラムP2とする。
実施例2に示した相切替え+タイミ
ング予測によるホール信号部電源供給制御方式は、1パルス前のパルス信号の周期から相が切替わるタイミングを予測して制御するため、起動時や可変速品で最低回転数から最高回転数に切替わった時など、回転速度が急激に上昇した場合では、予測のタイミングより速く相が切替わってしまうことが考えられる。 実施例2に示した相切替え+タイミング予測によるホール信号部電源供給制御方式においては、ある回転速度で定常回転しているときの1パルスの時間Tを基準に予測により経過時間をマイコンにより計算して記憶させてあるので、回転速度が変化すると、予測による経過時間とマッチングをとることができずに円滑な回転ができない場合がある。
回転速度が変化すると、1パルスの時間Tが変化するから相切り替えのタイミングがずれるので、たとえば回転速度が急激に上昇すると、1パルスの時間Tが短くなり、予測による経過時間より相切り替えの信号が早く到着してしまうので、次に電源を供給するホール信号生成部への電源を供給するタイミングが遅れて円滑な加速ができないという問題が生じる。 一方、回転速度が低下する場合は次のパルス信号の1パルスの時間Tが長くなるので予測による経過時間より相切り替えの信号が遅れて到着するので次に電源を供給するホール信号生成部への電源を供給するタイミングが遅れないので円滑な回転を持続できる。
上記実施例2の課題解決の手段は、図2に示すように、図1に示すマイコン5−1内に、目標回転数を算出した結果と、かつ各相のホール信号生成部の出力信号より現在回転数を算出した結果とを記憶し、それらの値を比較するプログラムP3と、実施例1の制御信号が得られるプログラムP1と、実施例2の制御信号が得られるプログラムP2とを設け、プログラムP3で得られた結果で、プログラムP1およびP2を選択して出力できるように構成する。
プログラムP3にて得られた結果において、現在回転数よりも設定された目標回転数が高い場合には、急激な回転数上昇が予想されるので、マイコンの出力をプログラムP1に選択して出力することにより、起動時や最低速から最高速への急激な回転上昇する場合問題なく動作できる。 また、プログラムP3にて得られた結果において、目標回転数と現在回転数との差が一定回転数以内に収まったら定常状態に入ったと判断し、プログラムP2を選択して出力することで、ホール信号生成部での消費電流をより少なくすることができる。
本発明による3相ブラシレスモータは、フアン・ブロアの駆動用の他、制御回路の電源レギュレータ回路の負担軽減のためホール信号生成部のホール素子の電流低減を必要とする用途に使用可能で、産業上有用である。
本発明による3相ブラシレスモータの第1と第2の実施例の制御回路を示すブロック図である。 本発明による3相ブラシレスモータの第3実施例の制御回路を示すブロック図である。 本発明による3相ブラシレスモータの第1実施例の各相ホール信号と、各相ホール信号生成部の電源制御信号との相関図である。 本発明による3相ブラシレスモータの第2実施例の各相ホール信号と、各相ホール信号生成部の電源制御信号との相関図である。 本発明による3相ブラシレスモータの第1実施例の各相ホール信号生成部の電源制御信号と電源電流の波形図の実例である。 本発明による3相ブラシレスモータの第2実施例の各相ホール信号生成部の電源制御信号と電源電流の波形図の実例である。 本発明による3相ブラシレスモータの第1実施例のマイコン内の信号の流れを示すフローチャートである。 本発明による3相ブラシレスモータの第2実施例のマイコン内の信号の流れを示すフローチャートである。 従来の3相ブラシレスモータの制御回路のブロック図である。
符号の説明
1:レギュレータ回路部2:U相ホール信号生成部3:V相ホール信号生成部4:W相ホール信号生成部5:駆動信号生成部6:出力回路部7:モータ部8:U相ホール信号生成部電源制御用PNPトランジスタ9:V相ホール信号生成部電源制御用PNPトランジスタ10:W相ホール信号生成部電源制御用PNPトランジスタA1:U相ホール信号B1:V相ホール信号C1:W相ホール信号A2:U相ホール信号生成部電源制御信号B2:V相ホール信号生成部電源制御信号C2:W相ホール信号生成部電源制御信号P1:マイコンのプログラム1P2:マイコンのプログラム2P3:マイコンのプログラム35−1:マイコン

Claims (8)

  1. 3相巻線を備える固定子と、該固定子と空隙を介して対向するよう複数の磁極が形成された永久磁石を備え回転自在に軸支された回転子と、前記永久磁石の磁極位置を検出する3個の位置信号生成部と、該位置信号生成部の出力信号を基に前記3相巻線に所定の通電をして前記回転子を所定方向に回転せしめる制御回路とを備えた3相ブラシレスモータであって、前記制御回路は、前記位置信号生成部の出力信号を受け駆動信号を生成する駆動信号生成部と、該駆動信号生成部の出力を受け巻線の通電を制御する出力回路部と、各部に電源を供給するレギュレータ回路部とを有し、前記3個の位置信号生成部と前記レギュレータ回路部との間に、各相毎にスイッチング素子を接続すると共に、該3個のスイッチング素子をオンオフ制御する制御部を設け、該制御部は、前記3個の位置信号生成部の出力信号の相切り替え点のタイミングの前にそれぞれ、当該相の前記位置信号生成部に接続された前記スイッチング素子のみをオンにして当該位置信号生成部に電源を供給し、当該相の位置信号生成部の出力信号の切り替えを確認した後、当該スイッチング素子をオフにし、各相の位置信号生成部には、1個のみに順次電源電流が供給されることを特徴とする3相ブラシレスモータ。
  2. 前記制御部は、3個の位置信号生成部の出力信号により相切り替え順序を記憶し、ある相の位置信号生成部の出力信号の相切り替え点で当該相の前記スイッチング素子をオフした後、次に切り替えられる相の前記位置信号生成部に対し、当該相のスイッチング素子をオンにして電源供給し、各相の位置信号生成部への電源供給を順次切り替えることを特徴とする請求項1記載の3相ブラシレスモータ。
  3. 3相巻線を備える固定子と、該固定子と空隙を介して対向するよう複数の磁極が形成された永久磁石を備え回転自在に軸支された回転子と、前記永久磁石の磁極位置を検出する3個の位置信号生成部と、該位置信号生成部の出力信号を基に前記3相巻線に所定の通電をして前記回転子を所定方向に回転せしめる制御回路とを備えた3相ブラシレスモータであって、前記制御回路は、前記位置信号生成部の出力信号を受け駆動信号を生成する駆動信号生成部と、該駆動信号生成部の出力を受け巻線の通電を制御する出力回路部と、各部に電源を供給するレギュレータ回路部とを有し、前記3個の位置信号生成部と前記レギュレータ回路部との間に、各相毎にスイッチング素子を接続すると共に、該3個のスイッチング素子をオンオフ制御する制御部を設け、該制御部は、前記3個の位置信号生成部の出力信号の相切り替え点の順序及びタイミングを予め検出し、前記出力信号の直近の周期2Tに対する時間T/4、2T/4、3T/4を計算して記憶し、任意の相を基準相として当該相の前記位置信号生成部の出力信号の相切り替え点のタイミングからT/4、2T/4、3T/4後にそれぞれ次に切替わる相の前記スイッチング素子を順次オンにすると共に、オンになったスイッチング素子の相に対応する位置信号生成部の出力信号の切り替えを確認した後、当該スイッチング素子をオフにし、各相の位置信号生成部には、1個のみに順次電源電流が供給されることを特徴とする3相ブラシレスモータ。
  4. 前記位置信号生成部の出力信号は、オン信号とオフ信号とのパルスが電気角180度毎に出力されている請求項3に記載の3相ブラシレスモータ。
  5. 3相巻線を備える固定子と、該固定子と空隙を介して対向するよう複数の磁極が形成された永久磁石を備え回転自在に軸支された回転子と、前記永久磁石の磁極位置を検出する3個の位置信号生成部と、該位置信号生成部の出力信号を基に前記3相巻線に所定の通電をして前記回転子を所定方向に回転せしめる制御回路とを備えた3相ブラシレスモータであって、前記制御回路は、前記位置信号生成部の出力信号を受け駆動信号を生成する駆動信号生成部と、該駆動信号生成部の出力を受け巻線の通電を制御する出力回路部と、各部に電源を供給するレギュレータ回路部とを有し、前記3個の位置信号生成部と前記レギュレータ回路部との間に、各相毎にスイッチング素子を接続すると共に、該3個のスイッチング素子をオンオフ制御する制御部を設け、該制御部は、前記回転子の現在の回転数を算出すると共に、この現在回転数と目標回転数とを比較し、前記現在回転数が前記目標回転数より低い状態においては、前記3個の位置信号生成部の出力信号の相切り替え点のタイミングの前にそれぞれ、当該相の前記位置信号生成部に接続された前記スイッチング素子のみをオンにして当該位置信号生成部に電源を供給し、当該相の位置信号生成部の出力信号の切り替えを確認した後、当該スイッチング素子をオフにする制御を行い、前記現在回転数が前記目標回転数に対して一定値以内の差にある状態においては、前記3個の位置信号生成部の出力信号の相切り替え点の順序及びタイミングを予め検出し、前記出力信号の直近の周期2Tに対する時間T/4、2T/4、3T/4を計算して記憶し、任意の相を基準相として当該相の前記位置信号生成部の出力信号の相切り替え点のタイミングからT/4、2T/4、3T/4後にそれぞれ次に切り替わる相の前記スイッチング素子を順次オンにすると共に、オンになったスイッチング素子の相に対応する位置信号生成部の出力信号の切り替えを確認した後、当該スイッチング素子をオフにする制御を行うことを特徴とする3相ブラシレスモータ。
  6. 前記スイッチング素子はPNP型トランジスタである請求項1〜5のいずれかに記載の3相ブラシレスモータ。
  7. 前記制御部はマイコンからなり、前記駆動信号生成部に設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の3相ブラシレスモータ。
  8. 前記位置信号生成部はホール素子を用いたホール信号生成部である請求項1〜5のいずれかに記載の3相ブラシレスモータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07184384A (ja) * 1993-12-24 1995-07-21 Mitsuba Electric Mfg Co Ltd ブラシレスモータの進角制御方法
JP2000069791A (ja) * 1998-08-26 2000-03-03 Ricoh Co Ltd モータの駆動装置
JP2006180608A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd ブラシレスdcモータ駆動回路及びそれを用いたファンモータ

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