JPH036148Y2 - - Google Patents

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JPH036148Y2
JPH036148Y2 JP1984153246U JP15324684U JPH036148Y2 JP H036148 Y2 JPH036148 Y2 JP H036148Y2 JP 1984153246 U JP1984153246 U JP 1984153246U JP 15324684 U JP15324684 U JP 15324684U JP H036148 Y2 JPH036148 Y2 JP H036148Y2
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rotor magnet
coil
yoke
circuit board
electric circuit
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、コイルを固着した基板に、ロータマ
グネツトの停止位置をコントロールするためのヨ
ークを配設した、特に小型フアンなど駆動させる
ためのデイスク型ブラシレスモータに関する。
[従来の技術] 従来からムービングマグネツト型のフラツトモ
ータは、鉄基板を用いて回転するロータマグネツ
トを吸収し、ロータの回転軸を両端から軸支し、
ビボツト軸受から脱落することを防止している。
この場合、ヨークは円盤型であり、前記モータ
はコギングがない。そのため円板型のヨークは、
位置検知レス、及び位置検知1個のフアンモータ
のように、コギングによりロータマグネツトの停
止位置を決めるモータに使用することができな
い。
例えば、特開昭58−141667号公報に開示されて
いるデイスク型半導体モータは、磁電変換素子に
よりロータの位置を検知して駆動するモータであ
り、ヨークは磁電変換素子、及び電気回路部品を
配設するために切欠き部を形成している。
また、従来知れている磁界内におかれた位置検
知コイルの起電力を位置検知信号として電機子コ
イルに通電制御すると共に高磁率磁性体を用いて
自起動回転できるようにしたものとしては回転す
ることで側方に風を送るように形成した回転フア
ンを有する自動車用アスピレータブロアフアンが
ある。
[考案が解決しようとする問題点] 叙上のような従来のモータは、ロータを両端か
らら軸支する構造になつているため、回転軸の組
み付け、及び調整に時間を必要として不便であ
る。また、前述した従来のデイスク型半導体モー
タは、位置検知素子として、高価で、位置決めが
めんどうで、かつ温度特性が悪い磁電変換素子を
複数個利用して自起動可能にしている。また、ア
スピレータブロアフアンは、構造が非常に簡単で
あるが、アスピレータブロアフアン自体が大きな
ものとなつており、しかも大きな回転トルクは得
られないことから、微風しか送風できないもので
ある。
[問題点を解決するるための手段] 本考案に係るデイスク型ブラシレスモータは、
前述した問題点を解消すべく考案されたものであ
り、コギングを有するブラシレスモータにおい
て、S極、N極、磁極を交互に有するドーナツ形
のロータマグネツトと、該ロータマグネツトの近
隣に配設され、電気部品を固着した電気回路基板
と、該電気回路基板のロータマグネツト側の表面
に固着された空心扇枠形の電機子コイル及び位置
検知コイルとから成るコイルと、該コイルを固着
した電気回路基板の裏面に固着すると共に、前記
コイルの半径方向の導体部の中心線に端部を合致
させて固着した半円板状のヨークを配設すること
により、前記従来技術の問題点を解消することを
目的としている。
[実施例] 以下、ロータマグネツト1が4極、位置検知兼
電機用のコイル2が1個の車両用アスピレータブ
ロアフアンにおいる本考案の一実施例を詳述す
る。
ロータマグネツト1は、4極のドーナツ型の永
久磁石であり、フアン5に貼着されている。フア
ン5は、軸心方向であるケース6の吸入口6aか
ら吸入した空気を遠心方向の吐出口6bから吐出
するための遠心フアンであり、中央に先の尖つた
回転軸7を有する。コイル2は、2本の導線をバ
イフアラ巻して形成した空心扇枠形のものであ
り、1本は電機子コイル2a、他方は位置検知コ
イル2bである。該コイル2は、半径方向の導体
部2cと導体部2dとの開角θが、ロータマグネ
ツト1のN極、S極の一磁極幅とほぼ同一であ
り、約90度である。
電機子コイル2aは発生トルクに寄与する半径
方向の導体部2c,2dの開角θがロータマグネ
ツト1の磁極幅に等しい90度の扇枠状である。コ
イル2の導体部2c,2dの中心線XX,YYは、
電気回路基板3とロータマグネツト1の中心線と
一致する。位置検知コイル2bは、発電に寄与す
る半径方向の導体部2c,2dの開角θがロータ
マグネツト1の磁極幅に等しい90度の扇枠状であ
る。コイル2は、電気回路基板3に接着剤により
貼着される。尚、コイル2は複数でもよい。電気
回路基板3は、円板型であり、一方にコイル2、
他方にヨーク4、及びコンデンサあるいはトラン
ジスター等の電気部品8,9を具備している。ヨ
ーク4は、半円形の磁性体であり、端部4aが電
気回路基板3に貼着したコイル2の半径方向の導
体部2dあるいは2cの中心線XXあるいはYY
上になり、かつ該ヨーク4がコイル2に重合する
ように配設する。4bは、電気部品9を電気回路
基板3に配設するための挿通孔である。電気回路
基板3及びヨーク4は、ねじ10a,10bによ
りベース11に螺着される。ベース11は、ケー
ス6の蓋部材、かつ回転軸7の軸受の役目をする
部材である。該ベース11は、中間軸受12及び
ピボツト軸受13を嵌着している。11aは、内
部に中間軸受12を嵌着してしる軸受ハウジング
であり、該軸受ハウジング11aの外周部に電気
回路基板3の孔3a、及びヨーク4の切欠き部4
cが嵌合する。11bは、ベース11に電気部品
8,9の設置空間を持たせて電気回路基板3を螺
着させるため突出部である。ピボツト軸受13
は、ねじ山13a、及び取付け溝13bを有する
ねじ状の軸受であり、ベース11に螺着される。
尚、ヨーク4の形状は、ロータマグネツト1の
極数により変化する。例えば、ロータマグネツト
1の極数が4極、あるいは8極等においては、ほ
ぼ半円形のヨーク4がが最適である。また、ヨー
ク4は、電気回路基板3とコイル2との間に介在
させてもよい。
[作用] フアン5と一体のロータマグネツト1は、常時
磁性体から成るヨーク4に吸引される。そのた
め、回転軸7は、中間軸受12、及びピボツト軸
受13側に吸引され、スラスト方向に離脱するこ
とが防止される。ロータマグネツト1を固着した
フアン5と一体の回転軸7を組付ける場合は、ロ
ータマグネツト1がヨーク4を吸引するための回
転軸7を中間軸受12、及びピボツト軸受13に
挿入することのみにより取付けることができる。
そのため、組付け作業が非常に簡単である。
電源が遮断している場合は、ロータマグネツト
1は、第2図に示す状態に静止するる。回動する
ロータマグネツト1は、磁性体でるヨーク4の形
状が半円形であるため、ロータマグネツト1のN
極またはS極の中心部とヨーク4の端部4aが一
致する位置に停止する。ロータマグネツト1は、
一磁極幅90度であり、各4極の中心部がヨーク4
の端部4aに一致する4方向のみに停止する。こ
の状態は、電機子コイル2aに通電されたときに
必ずロータマグネツト1が自起動することが可能
な位置にあり、電機子コイル2aによつて最大起
動トルクが得られる状態位置である。すなわち、
半円形のヨーク4は、ロータマグネツト1が死点
から脱出するためのコギングトルクを発生させ、
かつ自起動できる位置にロータマグネツト1を停
止させる。
スイツチをONすると、電機子コイル2aに電
流が流れ、磁界が発生し、ロータマグネツト1の
1つの磁極の中心部が電機子コイル2aの中心部
側に吸引され起動を始める。以後は、位置検知コ
イル2bに発生する逆起電力の方向により、制御
回路が作動し、電機子コイル2aへの通電が
ON,OFFされ回転を続ける。回転中において、
ロータマグネツト1は、死点状態にあつても、ヨ
ーク4があるためコギングトルクが発生し、すぐ
に死点から脱出して、また電機子コイル2aによ
る電機子トルクとトルクの間にコギングトルクを
発生させるので滑らかにロータマグネツト1が回
転する。コイル2の背面部に磁性体から成るヨー
ク4を配設しているため磁気回路的に磁路を閉じ
るためトルクが向上し、起動性が良好となる。
尚、ロータマグネツト1は、回転方向が一定して
おらず、そのときの状態により、左右どちらへも
回転する。ロータマグネツト1が回転するとフア
ン5により、外気が吸入口6aから吸引され、吐
出口6bから吐出される。すなわち、空気流通経
路内に軸受部品等を配設していないため、塵埃に
よる油切れを防止することができる。
また、ヨーク4をコイル2と電気回路基板3の
間に配接すると、ロータマグネツト1の吸引力を
更に増強することができ、、該ロータマグネツト
1のトルクアツプ、及び回転軸7の離脱防止を更
に確かなものにする。
[考案の効果] 本考案に係るデイスク型ブラシレスモータは、
ロータマグネツトを回転させるためのコイルを固
着した電気回路基板に、前記ロータマグネツトの
停止位置を決定し、該ロータマグネツトを吸引す
るためのヨークを配設したことにより、ロータマ
グネツトと一体の回転軸を軸受側に吸引するた
め、回転軸がピボツト軸受等から離脱することを
防止することができる。ロータマグネツトの磁力
により回転軸が常時軸受側に吸引されるため、該
回転軸の軸受を片持ちとすることができる。ま
た、該回転軸の軸受を片持ちするることにより回
転軸の組み付け及び調整が非常に簡単になる。本
考案のヨークは、空心扇枠形コイルの導体部の中
心線に、該ヨークの端部を合致させ、かつロータ
マグネツトの着磁方向に該ヨークの端部を合致さ
せたことにより、該ロータマグネツトのコギング
トルクを増強し、常時自起動可能な位置に停止さ
せることができる。本考案は、コイルの背面に磁
性体のヨークを配設しているため、磁気回路を遮
断し、トルク及び起動性を向上させることができ
る。また、本考案は、半円形のヨークと位置検知
コイル等により、自起動ができるため、磁気感知
素子が不要であり、安価に製造することができる
等種々の特有の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本考案に係るデイスク型
ブラシレスモータの一実施例を示す図面であり、
第1図は分解斜視図、第2図はロータマグネツト
の停止位置を示す説明図である。 1…ロータマグネツト、2…コイル、2a…電
機子コイル、2b…位置検知コイル、3…電気回
路基板、4…ヨーク、4a…端部、5…フアン、
6…ケース、11…ベース、12…中間軸受、1
3…ピボツト軸受。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コギングを有するブラシレスモータにおいて、
    S極、N極の磁極を交互に有するドーナツ形のロ
    ータマグネツトと、該ロータマグネツトの近隣に
    配設され、電気部品を固着した電気回路基板と、
    該電気回路基板のロータマグネツト側の表面に固
    着された空気扇枠形の電機子コイル及び位置検知
    コイルとから成るコイルと、該コイルを固着した
    電気回路基板の裏面に固着すると共に、前記コイ
    ルの半径方向の導体部の中心線に端部を合致させ
    て固着した半円板状のヨークを配設したことを特
    徴とするデイスク型ブラシレスモータ。
JP1984153246U 1984-10-11 1984-10-11 Expired JPH036148Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984153246U JPH036148Y2 (ja) 1984-10-11 1984-10-11

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984153246U JPH036148Y2 (ja) 1984-10-11 1984-10-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6168679U JPS6168679U (ja) 1986-05-10
JPH036148Y2 true JPH036148Y2 (ja) 1991-02-15

Family

ID=30711280

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984153246U Expired JPH036148Y2 (ja) 1984-10-11 1984-10-11

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58141667A (ja) * 1982-02-16 1983-08-23 Takahashi Yoshiteru デイスク型半導体モ−タ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58141667A (ja) * 1982-02-16 1983-08-23 Takahashi Yoshiteru デイスク型半導体モ−タ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6168679U (ja) 1986-05-10

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