JPH0312044Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0312044Y2
JPH0312044Y2 JP9450586U JP9450586U JPH0312044Y2 JP H0312044 Y2 JPH0312044 Y2 JP H0312044Y2 JP 9450586 U JP9450586 U JP 9450586U JP 9450586 U JP9450586 U JP 9450586U JP H0312044 Y2 JPH0312044 Y2 JP H0312044Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
printed circuit
support plate
electric motor
blower
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9450586U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63670U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9450586U priority Critical patent/JPH0312044Y2/ja
Publication of JPS63670U publication Critical patent/JPS63670U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0312044Y2 publication Critical patent/JPH0312044Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Brushless Motors (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本考案は、軸流送風機の改良に関し、特にブラ
シレス方式直流電動機などが使用されている軸流
送風機の改良に関する。
b 従来の技術 従来、この種の軸流送風機としては、第6図及
び第7図に示す構造のものがある。
この軸流送風機は、同図に示すように、フレー
ム101、電動機ケース部102、放射状に複数
配置された支持棒103及び軸受ハウジング10
4から構成された構造になつている。そして電動
機を除いたこれら部材は、合成樹脂により一体成
型されている。電動機ケース部102のなかの電
動機105は、外周に回転翼106を設けた回転
子107が外側に、回転子巻線108を備えた固
定子109が内側に配置された構造になつてお
り、さらに回転子107は、2個の軸受110に
よつて軸受ハウジング104に回転自在に支持さ
れている。
回転子位置検出用素子111(例えばホール素
子)は、回転子107の回転の都度、回転子10
7に固定された永久磁石112の磁束に感応する
ように該磁石112と対向する位置のプリント回
路基板113上に配設されている。また、電動機
105を駆動または制御する素子群114も同基
板113上に配設されている。
上記送風機を薄型化したものとして前記回転子
位置検出用素子111を前記プリント回路基板1
13に寝かせるように取付け、磁石112の端面
で回転子位置を検出するようにした構造のものが
ある。
上記のように軸流送風機を薄型化しようとする
と、前記支持棒103や電動機ケース部102を
薄くする必要があるが、強度的にも、製造上でも
限度があり、飛躍的な薄型化は図れない。また回
転子位置検出用素子を寝かせるようにプリント回
路基板に取付けた構造では、一定の薄型化は図れ
るものの回転子位置検出用素子111の動作を確
保するため、磁石112端面との空〓を小さくす
る必要があつたり、あるいは磁石112端面を内
周面と同一磁極に着磁しなければならないなど、
その製造上の不都合が多かつた。仮に以上の難点
を克服して薄型化できたとしても回転翼106と
支持棒103間の距離が小さくなるため、いわゆ
るサイレン効果による騒音を増大するなどの欠点
があつた。これら欠点を解決すべく本出願人は、
第8図及び第9図に示す構造の軸流送風機を実願
昭60−108261号で提案した。
第8図は同軸流送風機の背面図であり、第9図
は第8図におけるC−C線による断面図である。
この送風機においては、電動機105aを取り付
けたプリント回路基板113aは、同電動機10
5aがフレーム101aのほぼ中央部に位置する
ように導電性を有する電動機支持棒103aによ
つてフレーム101aに固定されている。電動機
105aは、この導電性を有する電動機支持棒1
03aを通じて給電される構造である。
即ち、前記従来例の支持棒103を導電体と
し、電動機への給電線および/または制御線とし
て用いるとともに、電動機ケース部102と前記
プリント回路基板113を兼用させたプリント回
路基板113aに軸受ハウジング104aを固定
する構成としたので、前記従来例に比較して軸流
送風機の大巾な薄型化が可能になつた。
c 考案が解決しようとする課題 しかしながら、この送風機では、導電体支持棒
103aの絶縁のための手段を別途講じる必要が
あつたり、あるいは導電体の支持棒103aをプ
リント回路基板113aに半田付又は溶接する必
要があり、工数が増えるなどの欠点があつた。し
たがつて、上記軸流送風機は組立工数が多くな
り、生産コストの上昇を招くという問題点もあつ
た。
本考案は、かかる点に鑑みなされたもので、そ
の目的は上記従来技術の有する課題を解決し、薄
型で製造容易な、量産に適した軸流送風機を提供
することにある。
d 課題を解決するための手段 上記目的を達成するための本考案の軸流送風機
は、枠体を構成する送風機フレームの中心位置
に、支持部材を介して回転翼を備えた電動機部を
支持するようにした軸流送風機において、上記支
持部材として、板面の中央部に上記電動機部2の
挿入穴9を形成し、かつ該挿入穴9の周面に円周
方向に沿つて一定間隔で通風穴8を穿設した磁性
を有する支持板3と、この支持板3に一体に装着
され、かつ該支持板3の通風穴8と対応する位置
に通風穴8を穿設したプリント回路基板4に制御
回路を形成し、該プリント回路基板4の回路を介
して上記電動機部2の駆動行をなうと共に上記支
持板3を回転子位置検出素子の磁路として利用す
るようにしたことにある。
e 作用 プリント回路基板は、磁性材金属よりなる支持
板に接着等により一体にして十分な強度を持たし
めるとともに、電動機に対する制御回路を形成す
る。上記支持板に電動機部を支持させて送風機フ
レームの内側に装着する。そして支持体を回転子
位置検出用素子のための磁路の一部に利用する。
上記プリント回路基板の代りにフレキシブルな
プリント回路基板を採用すれば、同支持板を超え
てフレームの部分にも同基板を延長又は拡張して
回路を形成できる。
f 実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図は、本考案に係る軸流送風機の軸方向
からみた正面図、第2図は第1図におけるA−
OA線による断面図である。
同図において、枠体を構成する送風機フレーム
1の中心位置に電動機部2が支持板3を介して支
持されている。この支持板3は磁性材で構成さ
れ、板面にフレキシブルなプリント回路基板4を
接着して一体に成形されている。支持板3は送風
機フレーム1および電動機部2の軸受ハウジング
5とかしめ6またはねじ(図示せず)によつて固
定されている。
第3図はプリント回路基板4を接着する前の支
持板3を示したもので、板面に複数の通風穴8が
穿設されている。この支持板3は中央部に電動機
部2の軸受ハウジング5を取付けるための挿入穴
9が形成され、この挿入穴9の周囲に円周方向に
沿つて一定間隔で上記通風穴8が形成され通風穴
8相互間が電動機部2の支持部材として利用され
る。10は角部2個所に設けられた支持板3取付
用の取付穴である。支持板3に接着されるフレキ
シブルなプリント回路基板4には、支持板3とほ
ぼ同位置にほぼ同形の通風穴8、軸受ハウジング
挿入穴9及び取付穴10が穿設されている。第4
図は支持板3とプリント回路基板4が一体に接着
された後の正面図である。
電動機部2は、回転翼11を外周に設けた回転
子12を外側に、固定子巻線13を備えた固定子
14を内側に配置した構造である。そして、軸受
ハウジング5は、内周側に2個の軸受15を介し
て回転子シヤフト16を回転自在に支持し、かつ
その一端部を支持板3の上記挿入穴10にかしめ
ることによつて固定されている。また、止め輪1
7は回転子シヤフト16を軸方向に係止する。
第4図に示すように支持板3とフレキシブルな
プリント回路基板4を一体に接着したとき、支持
板3より突出したフレキシブルなプリント回路基
板4の突出部分19,19′には第1図及び第2
図に示すように電動機制御用素子20などが配設
されており、その部分19,19′をほぼ直角に
曲げてフレーム1に設けられた凹部21の中に収
納する。また、同回路基板4には各種の回路素子
を配置することができ、電動機部2を駆動および
制御するのに必要な回路を同基板4に形成するこ
とが可能である。フレーム1より突出しているプ
リント回路基板4の延長部22は、電動機給電用
または制御用の外部接続端子に接続される。
なお、フレキシブルプリント回路基板4の代わ
りに通常の鉄基板等のプリント回路基板を用いる
ことも可能である。
なお、他の装置のプリント回路基板の一部に前
述した送風機用のプリント回路基板部を設けて、
これに送風機を構成し、前記装置用プリント回路
基板上の部品を冷却することもできる。
上記電動機部2の固定子巻線13に直流電流を
給電すると固定子14と回転子磁石18との間に
回転磁界が生じることによつて回転子12が回転
する。
回転子位置検出用素子23(例えばホール素
子)は、回転子磁石18と僅かな空〓を介してフ
レキシブルなプリント回路基板4上に取り付けら
れ、固定子巻線13に流れる電流の方向を切換え
るタイミング信号を同磁石18の磁束を検知(回
転子12の位置を検出)することによつて発生
し、固定子電流を切換えて電動機2の回転を維持
する。一方、第5図に示すように同素子23と電
気角約180゜を隔てた位置に、回転子磁石18と僅
かな空〓を介して磁性材金属よりなる支持板3の
突起24が設けられる。(本実施例においては2
極直流電動機が使用されているので、第5図に示
すように電気角と機械角とは等しくなつている
が、多極電動機を使用することも勿論可能であ
る。)前述のように各部材を構成することによつ
て、第5図の点線で示すような磁路25が生じ
る。したがつて、回転子磁石18の下端面に内周
面と同じ磁極を設けなくてもその空〓に必要な大
きさの磁束密度を得ることができ、回転子位置検
出用素子23が確実な検出動作を行なう。また、
送風機の小型化に伴つて、回転子磁石18を小さ
くした場合においても、同素子23の確実な動作
が同様にして補償される。さらに、磁性材金属よ
りなる支持板3は、外部から磁気を遮蔽する効果
をも有する。
支持板3に通風穴8を穿設することによつて、
第3図に示すように隣接する通風穴の間に放射状
の連結部26が形成される。同連結部26の幅を
プリント回路基板の加工最小幅まで細くすること
ができ、第8図に示す従来の軸流送風機に較べて
その厚さも薄くすることができる。したがつて、
上記送風機に較べて通風穴8の面積を大きくする
ことが可能となるので、送風機特性が向上し、か
つ薄型化に伴う騒音の発生(サイレン効果)を防
止できる。
さらに支持板3が金属製板であるから強度も保
てる。斯うして、フレキシブルなプリント回路基
板4と前記支持板3を組合せれば、前記連結部2
6はより細く薄くできるため、送風機の軸方向の
長さを一層短縮できるとともに、特性及び騒音に
対しても良い結果を招く。さらにプリント回路基
板の形状も従来例のように略同形に限定されず、
フレーム角部に相当する部分にまで拡張できるた
め小型、薄型化が容易となる。しかも導電体支持
棒の固定に必要な半田付や溶接等にわずらわしさ
もなく型抜きできるため安価となる。
g 効果 以上述べたように本考案の軸流送風機は、プリ
ント回路基板を磁性材よりなる支持板と接着等に
より一体成形し、同支持板により電動機を支持
し、フレーム通風路の中央部に配設する構造とし
たので、下記の効果が生ずる。
軸方向の厚さが薄くなる。
組立て工数を低減でき、量産に適した構造に
なる。
支持板に磁性材を用いたので、回転子位置検
出素子の動作を確実に行い得る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は、本考案の軸流送風機の
一実施例を示し、第1図は軸方向から見た正面
図、第2図は第1図におけるA−O−A線による
断面図、第3図は支持板の正面図、第4図はフレ
キシブルなプリント回路基板と支持板とを一体形
成した後の正面図、第5図は上記実施例における
電動機の回転子位置検出のための各部材の配置及
び磁気回路の説明図である。第6図及び第7図
は、従来の軸流送風機を示し、第6図は正面図、
第7図は第6図におけるB−O−B線による断面
図である。第8図及び第9図は改良された従来例
を示し、第8図は正面図、第9図は第8図のC−
C線による断面図である。 1……送風機フレーム、2……電動機部、3…
…支持板、4……フレキシブルなプリント回路基
板、5……軸受ハウジング、6……かしめ箇所、
7……通風路、8……通風穴、9……軸受ハウジ
ング挿入穴、10……取付穴、11……回転翼、
12……回転子、13……固定子巻線、14……
固定子、15……軸受、16……回転子シヤフ
ト、17……止め輪、18……回転子磁石、19
……フレキシブルなプリント回路基板のはみ出し
部、20……電動機制御素子、21……フレーム
の凹部、22……フレキシブルなプリント回路基
板の延長部、23……回転子位置検出用素子、2
4……突起、25……磁路、26……連結部、1
01……フレーム、102……電動機ケース部、
103……電動機支持棒、104……軸受ハウジ
ング、105……電動機、106……回転翼、1
07……回転子、108……固定子巻線、109
……固定子、110……軸受、111……回転子
位置検出用素子、112……回転子磁石、113
……プリント回路基板、114……電動機制御素
子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 枠体を構成する送風機フレームの中心位置
    に、支持部材を介して回転翼を備えた電動機部
    を支持するようにした軸流送風機において、上
    記支持部材として、板面の中央部に上記電動機
    部2の挿入穴9を形成し、かつ該挿入穴9の周
    面に円周方向に沿つて一定間隔で通風穴8を穿
    設した磁性を有する支持板3と、この支持板3
    に一体に装着され、かつ該支持板3の通風穴8
    と対応する位置に通風穴8を穿設したプリント
    回路基板4に制御回路を形成し、該プリント回
    路基板4の回路を介して上記電動機部2の駆動
    を行なうと共に上記支持板3を回転子位置検出
    素子の磁路として利用するようにしたことを特
    徴とする軸流送風機。 (2) 上記プリント回路基板4にフレキシブルプリ
    ント基板を用いてなる実用新案登録請求の範囲
    第(1)項に記載の軸流送風機。
JP9450586U 1986-06-20 1986-06-20 Expired JPH0312044Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9450586U JPH0312044Y2 (ja) 1986-06-20 1986-06-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9450586U JPH0312044Y2 (ja) 1986-06-20 1986-06-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63670U JPS63670U (ja) 1988-01-06
JPH0312044Y2 true JPH0312044Y2 (ja) 1991-03-22

Family

ID=30958042

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9450586U Expired JPH0312044Y2 (ja) 1986-06-20 1986-06-20

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0312044Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002291194A (ja) * 2001-03-26 2002-10-04 Nippon Keiki Works Ltd ファンモータの薄形構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63670U (ja) 1988-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4728833A (en) 1-phase self-starting brushless motor
JPH0568940B2 (ja)
US6608411B2 (en) Direct current brushless motor
JPH0312044Y2 (ja)
JP3370514B2 (ja) ブラシレス電動機
JP3513654B2 (ja) 軸流ファン
JPS61121760A (ja) 無整流子モ−タ
JPH08182294A (ja) 回転電機
JP2003088076A (ja) 直流ブラシレスモーター
JPS63249451A (ja) フアン駆動用電動機
JPH08191554A (ja) 冷却ファン付き外転ロータ型直流電動機
JPH0240317Y2 (ja)
JPH055279Y2 (ja)
JPS6115555A (ja) 磁石回転型フアンモ−タ
EP0263890B1 (en) 1-phase energized brushless motor
JPH036148Y2 (ja)
JP2546101Y2 (ja) ブラシレス直流電動機
KR100189077B1 (ko) 직류단상 브러쉬리스 축류팬모터
JP2559523Y2 (ja) ブラシレス直流電動機
KR100189078B1 (ko) 직류단상 브러쉬리스 축류팬모터
JPH0733579Y2 (ja) 誘導電動機の速度検出素子取付装置
JPH09322510A (ja) ブラシレスモータ
JPH023179U (ja)
JPH09266656A (ja) 偏平形ブラシレスモータ
JP3047362U (ja) ブラシレスモータ