JPH09266656A - 偏平形ブラシレスモータ - Google Patents

偏平形ブラシレスモータ

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Publication number
JPH09266656A
JPH09266656A JP7404596A JP7404596A JPH09266656A JP H09266656 A JPH09266656 A JP H09266656A JP 7404596 A JP7404596 A JP 7404596A JP 7404596 A JP7404596 A JP 7404596A JP H09266656 A JPH09266656 A JP H09266656A
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JP
Japan
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drive coil
coil
drive
wiring board
end portion
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Application number
JP7404596A
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English (en)
Inventor
Tadao Matsuoka
忠雄 松岡
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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  • Brushless Motors (AREA)
  • Windings For Motors And Generators (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、駆動コイルと固定子ヨーク間の間隙
を小さくした偏平形ブラシレスモータの提供にある。 【解決手段】偏平形ブラシレスモータ1において、前記
配線基板20に設けた駆動コイル30の外側近傍位置に
この駆動コイル30のコイル巻線端部34の先端部を接
続する接続部23aを設けるとともに、前記駆動コイル
30の外周辺部32を横切る貫通孔25を形成し、前記
駆動コイル30の内側のコイル巻線端部34を前記貫通
孔25を通して前記外周辺部32の外側に引き出しその
先端部を前記接続部23aに接続することにより、コイ
ル巻線端部34を駆動コイル30と固定子ヨーク17の
間に介在させないようにし両者の間の間隙Gを小さくす
るようにした偏平形ブラシレスモータ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、偏平形なブラシ
レスモータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の偏平形ブラシレスモータ
は、図7に示すように偏平な固定子ヨーク101が取り
付けられたハウジング100に、複数の偏平な駆動コイ
ル102(図では2個のみ図示)が取り付けられた配線
基板103を前記駆動コイル102を前記固定子ヨーク
101に対向させて前記ハウジング100に設けた取付
ボス105にねじ105aによって取り付け、また、回
転軸113が設けられた基台114、この基台114に
取り付けられた平板状の回転子ヨーク111およびこの
回転子ヨーク111に取り付けられた複数の磁極を形成
する偏平なマグネット112とからなる回転子110
を、前記回転軸113を前記ハウジングに設けた軸受1
04aおよび104bに回転自在に軸支して設けること
により構成されている。そして、図示しない駆動回路に
よって前記駆動コイル102に駆動電流を供給すること
により回転子110を回転させるものである。
【0003】そして、従来の偏平形ブラシレスモータに
おける前記駆動コイル102のコイル巻線の両コイル巻
線端部と、配線基板103に形成した半田付部つまり接
続部との接続は、図8または図9に示すような方法でな
されている。
【0004】すなわち、その一つの方法つまり第一の方
法は図8(A)に示すように、環状つまり円形状、台形
状あるいは三角形状に形成された駆動コイル102の内
側領域107に例えば前記図示しない駆動手段の駆動の
ためにマグネット112の磁極位置を検知をするホール
素子等の回路素子109を配設した場合は、前記内側領
域107に接続部を設けることができないことから、駆
動コイル102の内側のコイル巻線端部102aをこの
駆動コイル102の外周辺部102cを内側から外側に
乗り越えさせて引き出し、その端部を配設基板103に
形成したプリント配線106の端部に設けた接続部10
6aに接続し、また、外側のコイル巻線端部102bは
駆動コイル102の外周に沿って引き出しその端部を配
線基板103に形成したプリント配線106の端部に設
けた接続部106bに接続する方法である。
【0005】この第一の方法は、駆動コイル102の内
側のコイル巻線端部102aを駆動コイル102の外周
辺部102cを内側から外側に乗り越えさせて引き出す
構成としていることから、図8(B)に示すように駆動
コイル102の外周辺部102cの図において下側面1
02dに前記引き出したコイル巻線端部102aが重ね
て配設される。したがって、駆動コイル102の外周辺
部102cの下側面102dに重ねて引き出したコイル
巻線端部102aつまり駆動コイル102の巻線の線径
の分だけ駆動コイル102の前記下側面102dと固定
子ヨーク101との間に形成されるエアーギャップつま
り間隙Gを大きくしなければならない。
【0006】したがって、この間隙Gが大きくなること
により磁気抵抗が増加し偏平形ブラシレスモータのトル
クつまり出力が減少する等性能低下をきたすという問題
がある。
【0007】また、他の方法つまり第二の方法は、図9
(A)および図9(B)に示すように、環状に形成され
た駆動コイル102の内側の空間領域107に対応する
配線基板103に形成したプリント配線108の接続部
108aに前記内側駆動コイル102の内側のコイル巻
線端部102aを接続し、外側のコイル巻線端部102
bを駆動コイル102の外側に位置して形成されたプリ
ント配線108の接続部108bに接続する方法であ
る。
【0008】この第二の方法は、前記第一の方法のよう
に内側のコイル巻線端部102aが駆動コイル102の
下側面102dに重なることがないことから上述のよう
に駆動コイル102の下側面102dと前記固定子ヨー
ク101との間隙を大きくする必要はない。しかし、こ
の第二の方法では前記駆動コイル102の前記内側の空
間領域107内に接続部108aを形成していることか
ら、この空間領域107に上記第一の方法の場合と同様
に例えば磁極位置を検出するホール素子等の回路素子の
配設をしようとするときに、この接続部108aが設け
られていることからこの回路素子の配設ができないとい
う問題が生じる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
偏平形ブラシレスモータにおける配線基板と駆動コイル
の内側のコイル巻線端部を配線基板に設けた接続部に接
続する場合において、前記第一の方法では駆動コイルの
内側のコイル巻線端部を駆動コイルの外周辺部を内側か
ら外側に乗り越えさせて引き出して接続するようにして
いるため、駆動コイルの巻線の線径分だけ駆動コイルと
固定子ヨークとの間の間隙を大きくしなければならず、
その結果偏平形ブラシレスモータの出力低下等の性能低
下をきたすという問題がある。
【0010】また、駆動コイルの内側の空間領域に対応
する配線基板に接続部を形成してコイル巻線端部の先端
部を接続するようにしたものでは、駆動コイルの内側の
領域に回路素子の配設を所望したとしても、前記接続部
が存在するために回路素子の配設できないという問題が
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は上記事情に鑑
みなされたものであり、請求項1記載の発明は、固定子
ヨークが取り付けられたハウジングと、一側面に複数の
偏平な駆動コイルが配設されこの駆動コイルを前記固定
子ヨークに小間隙を介して対向させて前記ハウジングに
取り付けられた配線基板と、回転子ヨークとこの回転子
ヨークに取り付けられた複数の磁極を形成するマグネッ
トからなりこのマグネットを前記配線基板の他側面と小
間隙を介して対向させ前記ハウジングに回転自在に取り
付けられた回転子と、前記駆動コイルに駆動電流を供給
する駆動手段とを備えた偏平形ブラシレスモータにおい
て、前記配線基板の前記各駆動コイルの外側近傍位置に
この駆動コイルのコイル巻線端部の先端部を接続する接
続部を設けるとともに、前記駆動コイルの外周辺部を横
切る貫通孔を形成し、前記駆動コイルの内側のコイル巻
線端部を前記貫通孔を通して前記外周辺部の外側に引き
出しその先端部を前記接続部に接続した偏平形ブラシレ
スモータとしたものである。
【0012】請求項1記載の発明は、上記のように配線
基板の前記各駆動コイルの外側近傍位置にこの駆動コイ
ルのコイル巻線端部の先端部を接続する接続部を設ける
とともに、前記駆動コイルの外周辺部を横切る貫通孔を
形成し、前記駆動コイルの内側のコイル巻線端部を前記
貫通孔を通して前記接続部に接続するようにしたことか
ら、駆動コイルと前記固定子ヨークとの間隙を小さくで
きるため、出力を大きくできる等性能を向上させること
ができるという作用を有するものである。また、前記貫
通孔は配線基板をプレス等により打ち抜きにより形成す
ることができることから貫通孔の形成は容易にできる。
【0013】また、請求項2記載の発明は、固定子ヨー
クが取り付けられたハウジングと、一側面に複数の偏平
な駆動コイルが配設されこの駆動コイルを前記固定子ヨ
ークに小間隙を介して対向させて前記ハウジングに取り
付けられた配線基板と、回転子ヨークとこの回転子ヨー
クに取り付けられた複数の磁極を形成するマグネットか
らなりこのマグネットを前記配線基板の他側面と小間隙
を介して対向させ前記ハウジングに回転自在に取り付け
られた回転子と、前記駆動コイルに駆動電流を供給する
駆動手段とを備えた偏平形ブラシレスモータにおいて、
前記配線基板の前記各駆動コイルの外側近傍位置にこの
駆動コイルのコイル巻線端部の先端部を接続する接続部
を設けるとともに、前記駆動コイルの外周辺部を横切る
凹部を形成し、前記駆動コイルの内側のコイル巻線端部
を前記凹部を通して前記外周辺部の外側に引き出しその
先端部を前記接続部に接続した偏平形ブラシレスモータ
としたものである。
【0014】請求項2記載の発明は、上記のように配線
基板の前記各駆動コイルの外側近傍位置にこの駆動コイ
ルのコイル巻線端部の先端部を接続する接続部を設ける
とともに、前記駆動コイルの外周辺部を横切る凹部を形
成し、前記駆動コイルの内側のコイル巻線端部を前記凹
部を通して前記接続部に接続するようにしたことから、
駆動コイルと前記固定子ヨークとの間隙を小さくするこ
とができるため、出力を大きくできる等の性能を向上さ
せることができるという作用を有するものである。ま
た、配線基板に凹部を形成しこの凹部内にコイル巻線端
部を通すようにしたことから、このコイル巻線端部が配
設基板の反対側つまり回転子側に露出することがなく、
したがって、このコイル巻線端部の前記回転子への接触
を確実に防止できるという作用を有するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態を
図1ないし図4に基づいて説明する。図1は偏平形ブラ
シレスモータの回転軸の中心を通る線で断面した断面図
であり、図2は駆動コイルのコイル巻線端部の駆動コイ
ルの外側への引き出し状態を示す平面図であり、図3は
駆動コイルのコイル巻線端部の駆動コイルの外側への引
き出し状態を示す斜視図であり、図4は駆動コイルのコ
イル巻線端部と貫通孔との関係示す断面図である。
【0016】まず、図1に基づいて偏平形ブラシレスモ
ータ1の全体構成を説明する。この偏平形ブラシレスモ
ータ1は、ハウジング10、駆動コイル30等が取り付
けられるとともに前記ハウジング10に取り付けられた
配設基板20および回転子40から構成されている。そ
して、前記ハウジング10は同図において下方側に円盤
状の基板部11が形成され、また、この基板部11の中
央部には図1において上方に突出して形成されるととも
に貫通孔12を有する筒状体13が形成されている。そ
して、前記筒状体13の前記貫通孔12の上端部と下端
部には軸受取付部14a、14bが形成され、この軸受
取付部14a、14bには軸受であるボールベアリング
15aおよび15bがそれぞれその外輪を前記軸受取付
部14a、14bに圧入して取り付けられている。ま
た、前記基板部11の外周部には複数の取付ボス16が
図において上方に向けて突設されている。また、前記基
板部11の上面には固定子ヨーク17が取り付けられて
いる。
【0017】そして、前記取付ボス16の上端部には前
記配線基板20がねじ21によって取り付けられてお
り、この配線基板20には薄膜導体からなり後に詳述す
る駆動コイル30のそれぞれと駆動手段36とを接続す
るプリント配線23、24が形成されている。また、こ
のプリント配線23、24には接続部23a、24aが
設けられている。また、この配線基板20の中央部には
嵌合孔22が形成され、この嵌合孔22を前記筒状体1
3の外周に嵌合することにより位置決めされて取り付け
られている。また、前記配設基板20の前記固定子ヨー
ク17と対向する面には巻線31を略ロ字状に巻回して
形成された複数の駆動コイル30が接着等により固着さ
れており、この複数個の駆動コイル30は前記筒状体1
3の貫通孔12の軸心を中心とした円周上に配設されて
いるものである。
【0018】そして、この配線基板20の前記駆動コイ
ル30のそれぞれの外周辺部32が配置される部位に
は、この外周辺部32の幅寸法Aより若干大きい寸法B
のスリット状の貫通孔25が形成されている。そして、
前記駆動コイル30の内側のコイル巻線端部としての巻
線31の巻始部分(以下巻始部という)34は前記貫通
孔25を貫通して駆動コイル30の内側から外側つまり
前記駆動コイル30の外周辺部32を横切って内側から
外側に引き出され、その先端部は前記接続部23aに半
田付けされて接続されている。
【0019】そして、前記巻始部34は前記貫通孔25
を通してつまりこの貫通孔25内に配置されて前記駆動
コイル30の外周辺部32を横切って外側に引き出され
ているもので、駆動コイル30の外周辺部32の固定子
ヨーク17側に重ねて引き出されるものではないことか
ら、駆動コイル30と前記固定子ヨーク17との間隙G
を大きくする必要がなくつまり小さくできる。したがっ
て、磁気抵抗が増加することなくトルクつまり出力を大
きくできる等性能の向上を図ることができる。
【0020】また、前記駆動コイル30の外側のコイル
巻線端部である巻線31の巻終部分つまり巻終部35は
前記駆動コイル30の外周辺部32に沿って引き出さ
れ、その先端部は前記接続部24aに半田付けされて接
続されている。
【0021】また、前記配線基板20にはパワートラン
ジスター等を用いた周知のドライブ回路から構成される
駆動手段36が設けられており、この駆動手段36によ
って前記各駆動コイル30に順次駆動電流が供給される
ようになっている。
【0022】なお、この駆動手段36は従来ものと同様
に所定の駆動コイル30の内側領域に設けられ、磁極位
置を検知するホール素子等の回路素子Hからの検知信号
に基づいて動作すようになっているものである。
【0023】つぎに、回転子40について説明する。こ
の回転子40は回転軸41が取り付けられた略円盤状の
基台部42、この基台部42に取り付けられた円盤状の
回転子ヨーク43およびこの回転子ヨーク43の前記配
線基板20と対向する面に設けられた複数の磁極を有す
るリング状の永久磁石からなるマグネット44によって
構成されている。このマグネット44は接着等により前
記回転子ヨーク43に固着されて取り付けられている。
そして、前記回転子40はその回転軸41を前記筒状体
13に外輪を圧入して取り付けられた前記ボールベアリ
ング15a、15bの内輪に圧入することにより前記ハ
ウジング10に回転自在に取り付けられているものであ
る。
【0024】そして、上記のように構成された偏位形ブ
ラシレスモータ1の組立ては、まず、固定子ヨーク17
を取り付けるとともにボールベアリング15a、15b
を圧入して取り付けたハウジング10に、駆動コイル3
0、駆動手段36を取り付けた配線基板20をその貫通
孔22を筒状体13に嵌合して配置するとともにねじ2
1によって取付ボス16に取り付け、ついで回転子40
をその回転軸41を前記ボールベアリング15a、15
bの内輪に圧入してハウジング10に取り付けることに
よってなされる。そして、前記配線基板20に駆動コイ
ル30を取り付ける際あるいは取り付けた後に、駆動コ
イル30の巻始部34を前記貫通孔25を通して外周辺
部32の外側に引き出し、その先端部を前記接続部23
aに接続する。この状態では前記巻始部34は貫通孔2
5内に配置されることから、前記外周辺部32と固定子
ヨーク17との間に介在することがなく、駆動コイル3
0と固定子ヨーク17との間の間隙Gを大きくする必要
がないものである。
【0025】そして、上記偏平方ブラシレスモータ1は
図示しない電源装置に接続された前記駆動手段36によ
って各駆動コイル30に順次駆動電流が供給され、この
駆動電流の供給に伴って各駆動コイル30より回転磁界
が生じ、この回転磁界によって回転子40は回転駆動さ
れるものである。
【0026】上述のように構成された偏位形ブラシレス
モータ1は、配線基板20に駆動コイル30の外周辺部
32を横切る貫通孔25を形成し、この貫通孔25を通
して内側の駆動コイルの巻始部34を前記外周辺部32
の内側から外側に引き出して接続部23aに接続するよ
うにしたことから、前記巻始部34は前記貫通孔25内
に配置されて、外周辺部32と固定子ヨーク17との間
に介在することがないため、駆動コイル30と固定子ヨ
ーク17との間隙Gを大きくする必要がなくつまり小さ
くするこができることから、磁気抵抗を小さくでき大き
な出力を得ることができる等性能の向上が図れるもので
ある。
【0027】また、駆動コイル30の内側の空間領域に
回路素子の配設も可能となるものである。
【0028】なお、上記実施の形態においては、配線基
板20に駆動コイル30の外周辺部32を横切る貫通孔
25を形成し、駆動コイル30の巻始部34を前記貫通
孔25を通して外周辺部34の内側から外側に引き出す
構成としたが、これはこの貫通孔25に替えて図5およ
び図6に示すように、配線基板20の上記実施の形態に
おける貫通孔25が形成されている部位つまり駆動コイ
ル30の外周辺部32と対応する配線基板20の部位
に、この外周辺部32を横切る溝からなる凹部25aを
形成する構成としてもよい。すなわち、前記駆動コイル
30の外周辺部32に対応する部位に、前記外周辺部3
2の幅寸法Aより若干大きい寸法Bとした溝からなる凹
部25aを形成し、前記駆動コイル30の巻始部34を
前記凹部25aを通して外周辺部32の内側から外側に
引き出し、その先端部を前記接続部23aに半田付けし
て接続する構成としたものである。なお、図5、図6に
おいては上記実施の形態と同一構成部分には同一符号を
付して示してある。
【0029】このように配線基板20に凹部25aを形
成した場合においても、上記実施の形態と同様に、前記
外周辺部32を横切って内側から外側に引き出される巻
始部34は前記凹部25a内に配置されて、外周辺部3
2と固定子ヨーク17との間に介在することがなく、し
たがって、駆動コイル30と固定子ヨーク17との間の
間隙Gを小さくできることから、磁気抵抗が大きくなる
ことがなく大きな出力を得ることができ等性能の向上が
図れるものである。
【0030】また、配線基板20に形成した凹部25a
は配線基板20を貫通していないことから、この凹部2
5aを通るつまりこの凹部25a内に配置される巻始部
34は配線基板20の反対側つまり回転子40側に露出
することがなく、したがって、この巻始部34の回転子
40への接触を確実に防止できるものである。
【0031】また、駆動コイル30の内側領域に回路素
子を設けることもできるものである。
【0032】
【発明の効果】上記のように構成した請求項1記載の発
明は、配線基板の前記各駆動コイルの外側近傍位置にこ
の駆動コイルのコイル巻線端部の先端部を接続する接続
部を設けるとともに、前記駆動コイルの外周辺部を横切
る貫通孔を形成し、前記駆動コイルの内側のコイル巻線
端部を前記貫通孔を通して前記接続部に接続するように
したことから、駆動コイルと前記固定子ヨークとの間隙
を小さくできるため、出力を大きくできる等性能を向上
させることができるという効果を有するものである。ま
た、配線基板に形成する貫通孔は配線基板をプレス等に
より打ち抜いて形成する際に同時に形成することができ
ることから貫通孔は容易に形成できるという効果を有す
るものである。
【0033】また、上記のように構成した請求項2記載
の発明は、配線基板の前記各駆動コイルの外側近傍位置
にこの駆動コイルのコイル巻線端部の先端部を接続する
接続部を設けるとともに、前記駆動コイルの外周辺部を
横切る凹部を形成し、前記駆動コイルの内側のコイル巻
線端部を前記凹部を通して前記接続部に接続するように
したことから、駆動コイルと前記固定子ヨークとの間隙
を小さくすることができるため、出力を大きくできる等
の性能を向上させることができるという効果を有するも
のである。また、配線基板に凹部を形成しこの凹部にコ
イル巻線端部を通すようにしたことから、このコイル巻
線端部が配設基板から反対側つまり回転子側に露出する
ことがなく、したがって、このコイル巻線端部の前記回
転子への接触を確実に防止できるという効果を有するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の偏平形ブラシレスモータ
を回転軸の中心を通る線で断面した断面図。
【図2】上記実施の形態の駆動コイルのコイル巻線端部
と配線基板の接続部との接続状態を示す平面図。
【図3】上記実施の形態のコイル巻線端部の駆動コイル
の外側への引き出し状態を示す斜視図。
【図4】上記実施の形態のコイル巻線端部の駆動コイル
の外側への引き出し状態を示す断面図(図1のX−X線
での断面図)。
【図5】上記実施の形態のコイル巻線端部の駆動コイル
の外側への引き出しの他の実施の形態を示す断面図。
【図6】上記コイル巻線端部の駆動コイルの外側への引
き出しの他の実施の形態の斜視図。
【図7】従来の偏平形ブラシレスモータを回転軸の中心
を通る線で断面した断面図。
【図8】上記従来の偏平形ブラシレスモータのコイル巻
線端部の駆動コイルの外側への引き出し状態を示す図
で、(A)は平面図、(B)は斜視図である。
【図9】上記従来の偏平形ブラシレスモータのコイル巻
線端部の駆動コイルの外側への引き出しの他の実施の形
態を示す図で、(A)は平面図、(B)は斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 偏平形ブラシレスモータ 10 ハウジング 17 固定子ヨーク 20 配線基板 23a 配線基板の設けた接続部 24a 配線基板の設けた接続部 25 配線基板に設けた貫通孔 25a 配線基板に設けた凹部 30 駆動コイル 32 駆動コイルの外周辺部 34 駆動コイルの内側のコイル巻線端部 35 駆動コイルの外側のコイル巻線端部 40 回転子 43 回転子ヨーク 44 マグネット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定子ヨークが取り付けられたハウジング
    と、一側面に複数の偏平な駆動コイルが配設されこの駆
    動コイルを前記固定子ヨークに小間隙を介して対向させ
    て前記ハウジングに取り付けられた配線基板と、回転子
    ヨークとこの回転子ヨークに取り付けられた複数の磁極
    を形成するマグネットからなりこのマグネットを前記配
    線基板の他側面と小間隙を介して対向させ前記ハウジン
    グに回転自在に取り付けられた回転子と、前記駆動コイ
    ルに駆動電流を供給する駆動手段とを備えた偏平形ブラ
    シレスモータにおいて、前記配線基板の前記各駆動コイ
    ルの外側近傍位置にこの駆動コイルのコイル巻線端部の
    先端部を接続する接続部を設けるとともに、前記駆動コ
    イルの外周辺部を横切る貫通孔を形成し、前記駆動コイ
    ルの内側のコイル巻線端部を前記貫通孔を通して前記外
    周辺部の外側に引き出しその先端部を前記接続部に接続
    したことを特徴とする偏平形ブラシレスモータ。
  2. 【請求項2】固定子ヨークが取り付けられたハウジング
    と、一側面に複数の偏平な駆動コイルが配設されこの駆
    動コイルを前記固定子ヨークに小間隙を介して対向させ
    て前記ハウジングに取り付けられた配線基板と、回転子
    ヨークとこの回転子ヨークに取り付けられた複数の磁極
    を形成するマグネットからなりこのマグネットを前記配
    線基板の他側面と小間隙を介して対向させ前記ハウジン
    グに回転自在に取り付けられた回転子と、前記駆動コイ
    ルに駆動電流を供給する駆動手段とを備えた偏平形ブラ
    シレスモータにおいて、前記配線基板の前記各駆動コイ
    ルの外側近傍位置にこの駆動コイルのコイル巻線端部の
    先端部を接続する接続部を設けるとともに、前記駆動コ
    イルの外周辺部を横切る凹部を形成し、前記駆動コイル
    の内側のコイル巻線端部を前記凹部を通して前記外周辺
    部の外側に引き出しその先端部を前記接続部に接続した
    ことを特徴とする偏平形ブラシレスモータ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006345655A (ja) * 2005-06-09 2006-12-21 Nissan Motor Co Ltd 回転電機のコイル結線構造
CN113557648A (zh) * 2020-12-31 2021-10-26 余仁伟 一种盘式电机定子及其绕线方法

Cited By (3)

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JP2006345655A (ja) * 2005-06-09 2006-12-21 Nissan Motor Co Ltd 回転電機のコイル結線構造
CN113557648A (zh) * 2020-12-31 2021-10-26 余仁伟 一种盘式电机定子及其绕线方法
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