JP2574137Y2 - ブラシレスモータ - Google Patents

ブラシレスモータ

Info

Publication number
JP2574137Y2
JP2574137Y2 JP1992049859U JP4985992U JP2574137Y2 JP 2574137 Y2 JP2574137 Y2 JP 2574137Y2 JP 1992049859 U JP1992049859 U JP 1992049859U JP 4985992 U JP4985992 U JP 4985992U JP 2574137 Y2 JP2574137 Y2 JP 2574137Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
stator
brushless motor
housing
pack
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1992049859U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH065380U (ja
Inventor
彰 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec America Corp
Original Assignee
Nidec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Corp filed Critical Nidec Corp
Priority to JP1992049859U priority Critical patent/JP2574137Y2/ja
Publication of JPH065380U publication Critical patent/JPH065380U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2574137Y2 publication Critical patent/JP2574137Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Brushless Motors (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ブラシレスモータに関
する。
【0002】
【従来の技術】図5は、例えば磁気ディスクを回転駆動
するブラシレスモータであり、その断面図を示す。図に
おいて、ハウジングaの中心円筒部には、軸受e,fが
装着されている。この軸受e,fを介して、磁気ディス
ク(図示省略)を搭載するロータハブcが回転自在に支
持される。そして、ハウジングaに設けられたステータ
bと、このステータbに対向して配置されると共に、ロ
ータハブcに装着されたロータマグネットdと、の相対
回転により磁気ディスクが回転駆動される。
【0003】図5は、図4に示したブラシレスモータの
ステータb単体の平面図である。図5において、ステー
タbは、コアプレートを積層したコアが形成され、例え
ば6極の磁極数を有してなる。ステータbの各々のポー
ルピースには、電機子コイルgが所定回数巻回され、こ
の巻線処理には自動巻線機等が用いられる。電機子コイ
ルgは、通常、励磁されるべき通電相ごとに、一つのコ
イル線が連続して所定のポールピースへ巻回される。例
えば、図5においてポールピースk,rが一相分を構成
するとすると、コイル線は、先ずポールピースkへ巻線
がなされて後、渡り線pを経てポールピースrへ移り、
巻線がなされて引き出される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、この渡り線
pは、ステータbにおけるコアバック部mの表面を這わ
せてあるだけのため、ステータbに対してきわめて不安
定な状態で保持される。このため、上述のブラシレスモ
ータの組み立て工程において、ステータbをハウジング
aに装着する際、前記渡り線pが孔部nに対して、噛み
込まれることがあり、電機子コイルgの絶縁不良やレア
ショートを起こすことがあった。これを防止するため
に、渡り線pができるだけ孔部n側へ配線されないよ
う、ステータbを整形処理し接着剤を塗布する等、この
作業は面倒であり、加えてコイル線自体を傷付けないよ
う慎重を要するため、総じて生産コストを押し上げてい
た。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、従来技術に
存した上記のような問題点に鑑みて行われたものであっ
て、その課題とするところは、ステータをハウジングへ
組み立てる際、ステータの絶縁劣化を防止するととも
に、スペーサ等特別な部材を用いることなく、容易にス
テータの位置決めを行うことができる、信頼性と経済性
の高いブラシレスモータを提供することである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記目的を達成するた
めに、本考案のブラシレスモータは、底部及び該底部よ
り立ち上がる円筒周面を有するハウジングと、該ハウジ
ングの円筒周面に装着され、コアに電機子コイルが巻回
されてなるステータと、該ステータに対向して配置され
ると共に、該ステータと同軸的に相対回転するロータマ
グネットと、を有するブラシレスモータであって、前記
ステータのコアは、略円環状のコアバック部と該コアバ
ック部から半径方向へ放射状に延設される複数のティー
ス部を有し、複数枚のコアプレートを積層してパック加
締めにより形成されてなり、前記コアの軸線方向端部に
位置するコアプレートのコアバック部に対応する位置に
は、前記パック加締めにより、回転軸線方向外方へ突出
して形成された複数の舌片部が回転対称状等部に設けら
れており、該ステータは、該舌片部の端部が該ハウジン
グの底部に当接して軸線方向に位置決めされてなるもの
である。
【0007】
【作用】コア端部に形成された舌片部により障壁が形成
されるため、各磁極間における電機子コイルの渡り線
は、コアバック部にける半径方向への移動が規制される
こととなる。従って、コアバック部の舌片部が突出して
いるコア端部側へ、渡り線を這わせることにより、しか
も舌片部の位置規制側へ渡り線を這わせることにより、
渡り線は容易にコアバック上を整列して保持される。こ
のため、渡り線が乱れて他の部材との接触や絶縁不良等
を起こすことはない。また、ステータを固定するにあた
り、舌片部の端部をハウジングの底部に当接させてステ
ータを装着することにより、スペーサ部材等特別な部材
を用いることなく、ステータの回転軸線方向の位置決め
を極めて容易に行うことができる。
【0008】
【実施例】本考案に従うブラシレスモータの一実施例に
ついて、図1乃至図4を参照しつつ説明する。図1は、
磁気ディスクを回転駆動するブラシレスモータを示し、
その全体を示した断面図である。また図2は、図1のブ
ラシレスモータにおけるステータの部分を示した断面
図、である。更に図3は、図2のステータを、図の下側
から向かって見た状態を示す平面図である。これらの図
において、同じ部材あるいは同じ部位には、同様の番号
が付してある。(図2は、図3のX−X’より見た断面
図を示す。)
【0009】図1乃至図3において、ハウジング1は鍋
状をなし、取付部15と底面部13と円筒部9とが一体
に形成されている。取付部15において、ネジ等により
磁気ディスク装置へ取付られる。円筒部9の内周面12
には、一対の軸受3,4(のそれぞれ外輪部)が接着に
より固定されており、また円筒部9の外周面11にはス
テータ5がはめ込まれている。一方、磁気ディスク(図
示省略)を搭載するロータハブ2は、逆椀形状をなし、
磁気ディスクを装着するための鍔(つば)部8を有した
ハブ部18と、回転支持されるシャフト10とが一体的
に形成されている。鍔部8の(図1における)下方に
は、リング状のロータヨーク7が接着により固定され、
更に、その内周側には、ロータマグネット6が環状に、
且つステータ5に対して対向して配設されている。シャ
フト10の外周面19には、軸受3,4(のそれぞれ内
輪部)が接着により固定されている。従って、ロータハ
ブ2はハウジング1に対して回転自在に支持されると共
に、ステータ5とロータマグネット6とが同軸的に相対
回転し、これによりロータハブが回転駆動される。
【0010】ステータ5は、コアプレートとして、厚み
0.5mmの強磁性材料である電磁鋼板が10枚積層し
てなり、パック加締め(塑性加締め)により、コア23
として一体的に形成されている。ステータ5は、6スロ
ットの磁極数を有し、ティース部88が半径方向外方へ
向いた、いわゆるアウターロータタイプを示している。
図2及び図3に示すように、パック加締めは、図2の回
転軸線99方向における上から下方向へ向かって、塑性
加工により行なわれた加締めであり、その加締め部位
は、図3に示す61乃至66の計6箇所設けられてい
る。図2に示すように、図の上から下方向へ、一方向に
コア23を加締め、コア23の下端面から切り起こされ
た舌片部(61乃至66の部位)があらわれる。加締め
箇所、即ち舌片部61乃至66は、ステータ5のコアバ
ック部22において、実質上60度の回転対称状等配に
形成されている。舌片部61乃至66は、幅約1mm、
長さ3mm、コア端部から約2.5mmの高さにて、切
り起こされて形成されている。
【0011】各ポールピース31乃至36には、それぞ
れ電機子コイル41乃至46が巻回されている。本実施
例のブラシレスモータは、3相直流モータであり、例え
ば電機子コイル41と44(第一の通電相とする)、電
機子コイル42と45(第二の通電相とする)、そし
て、電機子コイル43と46(第三の通電相とする)と
が、それぞれ一相通電される。従って、図3に示すよう
に、ステータ5を形成するために、コア23に巻線を行
なう場合において、第一の通電相の電機子コイル41,
44を巻線処理する際、コイル線51は、先ずポールピ
ース31に所定回数巻回され、その後渡り線52とし
て、舌片部61乃至63の半径方向外側を通過し、最後
にポールピース34に所定巻回され、コイル線55が引
き出される。このとき、渡り線52はコアバック部にお
ける舌片部61乃至63の半径方向外側、即ち電機子コ
イル41乃至44側へ保持されるため、渡り線52は孔
部21側へは移動したりしない。
【0012】同様にして、図示は省略するが、他の第二
及び第三の通電相についても、渡り線が舌片部62乃至
65を経て、それぞれ半径方向外側へ保持される。この
ために、これらの渡り線は、コア23の孔部21側へ
は、舌片部61乃至66が障害となり、移動することは
ない。ステータ5をハウジング1の円筒部9の外周面1
1に装着する際に、上記渡り線が孔部21にいっしょに
噛み込むことがなく、確実に絶縁が確保することができ
る。また従来のように巻線処理後の整形作業を要しな
い。
【0013】舌片部61乃至66は、コア23の表面を
絶縁コーティグする際の位置決め用突起部として利用で
きる他、各々の端部(図2では、91及び94が図示さ
れている。)を次のように利用できる。すなわち図1の
ハウジング1の円筒部9の根元部77に、ステータ5を
装着する際、舌片部61乃至66が、スぺース部材の役
割をはたす。従来例として挙げた図4における、ハウジ
ングaの段部tと同様の作用をなすものである。このた
めハウジングの加工やスペース部材が不要となるので、
生産コストも低減することができる。さらに従来のコア
に絶縁部材を挟着する場合に比べ、形状が複雑でないた
め、巻線処理が容易である。
【0014】以上、本考案に従うブラシレスモータの一
実施例について説明したが、本考案の主旨を逸脱しない
範囲で設計変更乃至修正等自由である。本実施例では、
アウターロータタイプのブラシレスモータについて、説
明したがインナーロータタイプでも適用できることはい
うまでもない。また本実施例において、舌片部を、ステ
ータの一端よりパック加締めして形成したが、両端面か
らパック加締めを行なって形成してもよい。(この場
合、舌片部がコアの両端面にあらわれる。)この他、舌
片部の形状及びその突出度合いについては、任意に設
計、選択することができる。
【0015】
【考案の効果】本考案のブラシレスモータによれば、上
述の構成を有しているので、次のような効果を奏する。
ステータをハウジングに装着する際に、渡り線が噛み込
まれることなく、また特別に巻線の整形処理を要しない
ため、絶縁が良好で信頼性がきわめて高い。そして、ま
た組み立て上の手間も要せず、スペーサ部材等も不要な
ため、さらには形状が複雑でないため、巻線処理上影響
を与えないため、生産コストを十分に抑制したブラシレ
スモータが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るブラシレスモータの断面
図である。
【図2】図1に示したブラシレスモータの一部を示す断
面図である。
【図3】図2に示したブラシレスモータの平面図であ
る。
【図4】図4は、従来のブラシレスモータの断面図であ
る。
【図5】図5は、従来のブラシレスモータの一部を示し
た平面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 ロータハブ 3,4 軸受 5 ステータ 6 ロータマグネット 61,62,63,64,65,66 舌片部 99 回転軸線

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部及び該底部より立ち上がる円筒周面
    を有するハウジングと、 該ハウジングの円筒周面に装着され、 コアに電機子コイ
    ルが巻回されてなるステータと、 該ステータに対向して配置されると共に、該ステータと
    同軸的に相対回転するロータマグネットと、を有するブ
    ラシレスモータであって、 前記ステータのコアは、略円環状のコアバック部と該コ
    アバック部から半径方向へ放射状に延設される複数のテ
    ィース部を有し複数枚のコアプレートを積層してパック
    加締めにより形成されてなり、 前記コアの軸線方向端面に位置するコアプレータのコア
    バック部に対応する位置には、前記パック加締めによ
    り、回転軸線方向外方へ突出して形成された複数の舌片
    部が回転対称状等配に設けられており該ステータは、該舌片部の端部が該ハウジングの底部に
    当接して軸線方向に位置決めされ る、ことを特徴とする
    ブラシレスモータ。
JP1992049859U 1992-06-23 1992-06-23 ブラシレスモータ Expired - Fee Related JP2574137Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992049859U JP2574137Y2 (ja) 1992-06-23 1992-06-23 ブラシレスモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992049859U JP2574137Y2 (ja) 1992-06-23 1992-06-23 ブラシレスモータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH065380U JPH065380U (ja) 1994-01-21
JP2574137Y2 true JP2574137Y2 (ja) 1998-06-11

Family

ID=12842784

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992049859U Expired - Fee Related JP2574137Y2 (ja) 1992-06-23 1992-06-23 ブラシレスモータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2574137Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4742418B2 (ja) * 2000-12-15 2011-08-10 パナソニック株式会社 電機子およびその電機子を用いたモータ
US10505412B2 (en) * 2013-01-24 2019-12-10 Clearwater Holdings, Ltd. Flux machine

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6230451Y2 (ja) * 1979-12-24 1987-08-05
JPS62272839A (ja) * 1986-05-20 1987-11-27 Fujitsu General Ltd 電動機の引出し線固定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH065380U (ja) 1994-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5739614A (en) Two-phase unipolar driving brushless DC motor
JPH0946938A (ja) スピンドルモータ及びその製造方法、並びにスピンドルモータを備えた磁気ディスク装置
JP2006067650A (ja) アキシャルギャップ型電動機
JP2000253635A (ja) アキシャルギャップモータ
JPS61116963A (ja) ステツピングモ−タ
WO2016047033A1 (ja) 電動機
US20190103781A1 (en) Motor
JP3365899B2 (ja) モータ構造
JP2574137Y2 (ja) ブラシレスモータ
JP3571562B2 (ja) インナーロータ型ステータ
JP2532489Y2 (ja) 刷子レスモータ
JP2646319B2 (ja) コアレスモータ
JP3431346B2 (ja) モータのステータ構造
JP2001025186A (ja) 回転電機の電機子
JP2001224143A (ja) アウタロータ型モータのステータ
JP3020540B2 (ja) スピンドルモータ
JP2582711Y2 (ja) 可変ギャップモータ
WO2022107713A1 (ja) モータ及びステータの製造方法
JP2513890Y2 (ja) 小形ステツピングモ−タ
JP2710163B2 (ja) ディスクドライブに使用するスピンドルモータ
JP2006325365A (ja) 一部が非磁性体であるステータおよび該ステータを用いたブラシレスモータ
JPH0638425A (ja) 電動機
JPH0837770A (ja) 二相モータ
JP3428818B2 (ja) モータ
JPH0595643A (ja) 誘導電動機のステータ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980210

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees