JP3693870B2 - アンテナシート - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、電波の受信または発信用に使用できるアンテナシートに関し、特に自動車の窓ガラス面などに貼付して使用するアンテナシートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ラジオ電波、テレビ電波などの電波を受信するために、自動車の窓ガラス面に、接着剤層を有するアンテナシートを貼付することが知られていた。
このアンテナシートは、基材シートの表面に導電性物質からなるアンテナ素子が形成され、基材シートの他の表面に接着剤層が形成されたものである。
しかし、従来のアンテナシートは、電波の受発信感度が悪く、例えばテレビ電波を受信する際にテレビ画面の映像が鮮明にならず、見ずらいという問題があり、電波の受発信感度の高いアンテナシートが要望されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、電波の受発信感度の高いアンテナシートを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、基材シート上に導電性物質からなるアンテナ素子層とカーボン含有層を積層することにより、電波の受発信感度が高くなることを見い出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、プラスチックシート又はフィルムからなる基材シート上に導電性物質からなるアンテナ素子の層を形成し、アンテナ素子の端子部以外の該アンテナ素子の層の表面にカーボン含有層を積層してなり、該カーボン含有層が、カーボン含有量30〜70質量%のカーボンをバインダーに分散したものからなり、該カーボンが黒鉛50〜80質量%とカーボンブラック50〜20質量%からなることを特徴とするアンテナシートを提供するものである。
また、本発明は、上記アンテナシートにおいて、バインダーがポリエステル樹脂であるアンテナシートを提供するものである。
また、本発明は、上記アンテナシートにおいて、黒鉛の平均粒径が1〜10μmであり、カーボンブラックの平均粒径が0.01〜3μmであるアンテナシートを提供するものである。
また、本発明は、上記アンテナシートにおいて、カーボン含有層の幅を、アンテナ素子の幅と略同一の幅にしているアンテナシートを提供するものである。
また、本発明は、上記アンテナシートにおいて、さらにカーボン含有層の表面を保護物質で被覆しているアンテナシートを提供するものである。
また、本発明は、上記アンテナシートにおいて、カーボン含有層の厚みを2〜20μmにしているアンテナシートを提供するものである。
また、本発明は、上記アンテナシートにおいて、該基材シートのアンテナ素子が形成された面又はその反対面に貼着層を形成してなるアンテナシートを提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明のアンテナシートを図1、図2および図3を用いて説明する。
図1は、本発明のアンテナシートの実施例における断面図であり、図2は、別の実施例における断面図である。また、図3は、アンテナ素子のパターンの概略を示す平面図である。
本発明のアンテナシートにおいて、基材シート1としては、種々のプラスチックシート、フィルムが使用できるが、導電性物質によりアンテナ素子2を形成する際の硬化温度に耐えられる耐熱性を有するものが好ましい。基材シート1の具体例としては、例えばポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイミド、フッ素系樹脂などの各種合成樹脂のシート、フィルムが挙げられ、特に、高強度であり安価であることから、ポリエチレンテレフタレートやポリプロピレンより成るシート、フィルムが好ましい。基材シート1は、単層であってもよいし、同種又は異種の2層以上の多層であってもよい。
基材シート1は、自動車の窓ガラスなどに貼着されるので窓ガラスの視認性を得るため、透明又は半透明が好ましく、特に透明が好ましい。
基材シート1の厚みは、特に制限ないが、通常20〜500μmであればよく、好ましくは40〜250μmである。
【0006】
アンテナ素子2の層は導電性物質よりなる。
アンテナ素子2の層に用いられる導電性物質としては、例えば金、銀、ニッケル、銅等の金属の粒子をバインダーに分散させた導電性ペーストが使用できる。
基材シート1上にアンテナ素子2の層を形成するには、導電性ペーストを、印刷、塗布などの手段によりアンテナパターン形状に付着させることにより行うことができる。導電性ペーストに用いる金属としては、特に銀が好ましい。また、金属粒子の平均粒径は、1〜15μmが好ましく、2〜10μmが特に好ましい。バインダーとしては、例えば、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂などが挙げられる。金属粒子とバインダーとの重量比は、95:5〜80:20が好ましく、さらには93:7〜85:15が特に好ましい。
【0007】
導電性ペーストには、印刷性、塗布性などを高めるために、溶剤を加えることが好ましい。溶剤としては、一般的な溶剤を用いることができる。
導電性ペーストにより形成した導電物質層の厚みは、乾燥後の厚みで3〜50μmが好ましく、8〜20μmが特に好ましい。
導電性ペーストの他に、例えば、金属箔や、蒸着膜、スパッタリングによる薄膜の金属単体等を導電性物質として用いてもよい。金属単体としては導電性ペーストに用いられる金属の他、アルミニウムなどが使用できる。
導電性物質層の抵抗率(比抵抗)は、4端子法による測定で、10‐4〜10‐6Ω・cmが好ましい。
【0008】
アンテナ素子2の形状は、ラジオ、テレビ、携帯電話などの種々の電波を受信または発信できるアンテナ性能を有するものであれば、特に制限ないが、例えば、図3に示すものが挙げられる。
アンテナ素子2の層には、カーボン含有層3が積層されている。
カーボン含有層3に含有されるカーボンは、黒鉛、カーボンブラックの組合せである。カーボンの総質量に対し黒鉛の含有割合は、50〜80質量%であり、60〜70質量%が特に好ましい。なお、黒鉛の形状はリン片状が好ましい。
また、黒鉛の平均粒径は、1〜10μmが好ましく、2〜8μmがより好ましい。カーボンブラックの平均粒径は、0.01〜3μmが好ましく、0.5〜2μmがより好ましく、0.1〜1μmが特に好ましい。
【0009】
カーボン含有層3は、バインダーを含む。
カーボン含有層3を形成するには、カーボンをバインダーに分散させたカーボンペーストを、印刷、塗布などの手段により行うことができる。
バインダーとしては、上記導電性物質に使用されるバインダーと同様なものが使用でき、好ましくはポリエステル樹脂である。
カーボン含有層3におけるカーボンの含有量は、30〜70質量%であり、特に40〜60質量%が好ましい。
カーボン含有層3の抵抗率は、2.0×10‐1Ω・cm以下が好ましく、0.8×10‐1〜1.1×10‐1Ω・cmが特に好ましい。
カーボンペーストには、印刷性、塗布性などを高めるために、溶剤を加えることが好ましい。溶剤としては、一般的な溶剤を用いることができる。
カーボン含有層3の厚みは、特に制限ないが、乾燥後の厚みで1〜30μmが好ましく、2〜20μmがより好ましく、3〜15μmが特に好ましい。
【0010】
カーボン含有層3はアンテナ素子2のパターンと略同等のパターンとすることが好ましい。また、カーボン含有層3は、アンテナ素子2の上下のいずれに積層されてもよいし、上下の両方に積層されてもよい。さらに、カーボン含有層3は、アンテナ素子2のパターンの幅よりも広幅であってもよいし、狭幅であってもよい。カーボン含有層3がアンテナ素子2のパターンの幅よりも広幅である場合は、アンテナ素子2の端面の一方または両方を被覆するように配置してもよい。好ましくはカーボン含有層3は、アンテナ素子2と略同一の幅とすることが好ましい。
また、カーボン含有層3は、アンテナ素子2の層に直接積層されている。
【0011】
アンテナ素子2の層は、アンテナ素子2が固定されたときにカーボン含有層3よりも屋外(車外)側に配置されることが好ましい。アンテナシートが自動車に用いられる場合は、通常車内の窓ガラスに固定されるので窓ガラス側にアンテナ素子2の層が配設され、車内側にカーボン含有層3が配設されるようにアンテナシートを構成することが好ましい。すなわち、後述するように、アンテナシートに貼着層8を設けるような場合においては、図1及び図2のように貼着層8に近い側にアンテナ素子2の層を配設し、反対側にカーボン含有層3を配設することが好ましい。
アンテナ素子2を基材シート1とカーボン含有層3で被覆する場合は、アンテナ素子2の端部をフィーダー線との接続する端子部4とするため、カーボン含有層3のパターンは該端子部4を含まない構成とする。
【0012】
アンテナ素子2が形成されたパターンの表面は、レジストなどの保護層5で被覆してもよい。保護層5は、アンテナ素子2の防水性、絶縁性、耐擦傷性などを付与するためのものである。保護層5は、基材シート1と同様に透明であることが好ましい。
レジストとしては、紫外線硬化性樹脂、熱硬化性樹脂などの1種又は2種を含むレジストインキ、好ましくは紫外線硬化性樹脂を含むレジストなどにより形成されたものが挙げられる。
紫外線硬化性樹脂としては、ウレタンアクリレート、エポキシアクリレート、ポリエステルアクリレート、ポリエーテルアクリレート、ポリオールアクリレート、エポキシ樹脂などの1種又は2種以上の混合物などが挙げられる。紫外線硬化型樹脂には、光開始剤を混合することが好ましい。
熱硬化性樹脂としては、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ビニル樹脂、アクリル樹脂などの1種又は2種以上の混合物などが挙げられる。
【0013】
レジストインキによる被覆は、印刷、塗布などの手段により行うことができる。
レジストは、基材シート1のほぼ全面に施してもよいし、アンテナ素子2よりわずかに広い幅となるように被覆してもよい。ただし、端子部4の上は、フィーダー線との接続のため、レジストは被覆されない。
端子部4は、フィーダー線などのコードなどで、ラジオ、テレビ、ナビゲーションシステムなどの受信装置又は発信装置に接続することができる。
保護層5の厚みは、特に制限ないが、通常1〜30μmであればよく、好ましくは5〜20μmである。
アンテナ素子2の端部には、アンテナフィーダを接続するための端子部4が設けられている。この端子部4も、導電性物質からなり、アンテナ素子2を構成する導電性物質と同様なもので構成されている。
本発明のアンテナシートにおいて、基材シート1のアンテナ素子2が形成されている面又はその反対面には、貼着層8が形成されることが好ましい。
貼着層8に用いられる材料としては、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ゴム系樹脂などが挙げられ、特にポリウレタンエラストマーからなるウレタン樹脂が好ましい。
【0014】
本発明において、貼着層8は接着性を有するものでもよいが、再剥離性及び再貼付性を有するものが好ましい。再剥離性及び再貼付性を有する貼着層8が示す粘着力は、好ましくは0.03〜5.0N/25mmの範囲、特に好ましくは0.07〜0.5N/25mmの範囲である。
再剥離性及び再貼付性を有する貼着層8は、100%モジュラスが6×106N/m2以下であることが好ましく、特に2×106〜4×106N/m2であることが好ましい。100%モジュラスが6×106N/m2を超えるポリウレタンエラストマーは、被着体に対する貼着力が小さ過ぎ、貼着又は再貼着ができないおそれがある。100%モジュラスが2×106N/m2未満であると、再剥離する際に被着体を汚染するおそれがある。また、貼着層8は、破断強度が2×107N/m2以上であることが好ましく、特に3×107〜1×108N/m2であることが好ましい。また、貼着層8は、透明であることが好ましい。
本発明においては、貼着層8の厚みは、特に限定されるものではなく、通常5〜50μmの範囲にすればよく、好ましくは8〜25μmの範囲である。
【0015】
さらに、上記貼着層8を保護するために、剥離シート9を設けてもよい。剥離シート9としては、例えば貼着層8の平滑性を保持するために、平滑性の高い従来公知の保護シートを用いればよい。
このような剥離シート9としては、例えば鏡面処理されたコート紙に剥離処理したもの、鏡面処理されたポリオレフィン溶融押出塗工紙単独若しくはそれに剥離処理したもの、ポリエチレンテレフタレートフイルム、ポリプロピレンフイルムなどの平滑性の高い合成樹脂フイルム単独若しくはそれに剥離処理したものが好ましい。なお、剥離処理は、従来公知のもので良く、剥離剤としては、例えばシリコーン樹脂、アルキッド樹脂、シリコーン/アルキッド共重合体樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレンの単独若しくは混合物、シリコーン/PVA混合物などが挙げられる。このような剥離シート9の厚みは特に制限ないが、好ましくは25〜200μmである。
【0016】
貼着層8は、基材シート1の表面に直接形成されていてもよいが、基材シート1の表面に何らかの層を介して形成されていてもよい。
本発明のアンテナシートは、片面にカーボン含有層3が積層されたアンテナ素子2と端子部4が形成された基材シート1と、別の樹脂シート7の片面に貼着層8を設け、もう一方の他の片面に強粘着剤層6を設けた積層シートを、基材シート1面のアンテナ素子2と端子部4が形成されている面又はその反対面と強粘着剤層6の面とで貼り合わせて製造することが、製造し易いので好ましい。したがって、この場合、基材シート1に強粘着剤層6及び樹脂シート7が積層され、その表面に貼着層8が形成されている構成になる。すなわち、貼着層8は、強粘着剤層6及び樹脂シート7を介して、基材シート1の片面に形成されている。このような積層シートは、アンテナ素子2と端子部4が形成された基材シート1の全面に貼り合わせてもよいし、一部を除いた形で貼り合わせてもよい。例えば、積層シートを基材シート1の端子部4の位置を除いて全面に貼り合わせると、アン
テナフィーダとの接続が容易になるので好ましい。
【0017】
強粘着剤層6に使用される強粘着剤は、例えば、天然ゴム系粘着剤、合成ゴム系粘着剤、アクリル樹脂系粘着剤、ポリビニルエーテル樹脂系粘着剤、ウレタン樹脂系粘着剤、シリコーン樹脂系粘着剤などが挙げられる。強粘着剤層6は、基材シート1と同様に透明であることが好ましい。
強粘着剤層6の厚みは、特に制限ないが、通常10〜200μmであればよく、好ましくは15〜40μmである。
強粘着剤層6の粘着力は、貼着層8の粘着力の少なくとも3倍以上が好ましい。
樹脂シート7としては、上記基材シート1と同様のものが使用できる。樹脂シート7は、透明性があることが好ましい。樹脂シート7の厚みは特に制限ないが、好ましくは10〜100μmである。
貼着層8、強粘着剤層6は、種々の方法で形成でき、その方法としては、特に制限なく種々の方法を用いることができ、例えば、エアーナイフコーター、ブレードコーター、バーコーター、グラビアコーター、ロールコーター、カーテンコーター、ダイコーター、ナイフコーター、スクリーンコーター、マイヤーバーコーター、キスコーターなどが挙げられる。
【0018】
本発明においては、前記基材シート1、貼着層8、強粘着剤層6、及び樹脂シート7のいずれか、又はそれらの2つ以上に紫外線吸収剤を含ませてもよい。 紫外線吸収剤としては、たとえば2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノンなどのベンゾフェノン系紫外線吸収剤、フェニルサリシレート、p−tert−ブチルフェニルサリシレート、p−オクチルフェニルサリシレートなどのサリチル酸系紫外線吸収剤、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ・tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾールなどのベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、2−エチルへキシル−2−シアノ−3,3’−ジフェニルアクリレート、エチル−2−シアノ−3,3’−ジフェニルアクリレートなどのシアノアクリレート系紫外線吸収剤などが挙げられる。
紫外線吸収剤の含有量は、各層を構成する物質100質量部に対し0.2〜5質量部の範囲が好ましい。
【0019】
本発明のアンテナシートは、自動車のガラス窓などの種々の箇所に貼付することができる。
アンテナシートの表面は、プロテクトフィルム10により被覆してもよい。プロテクトフィルム10は、アンテナシートが製造されてからユーザーが被着体に貼付するまでに、その表面が汚染されないように保護するために用いられ、本発明のアンテナシートをアンテナとして使用する際には、剥離される。
プロテクトフィルム10としては、上記に基材シート1として記載されているものに再剥離性の粘着剤が塗布されたものが挙げられる。プロテクトフィルム10の総厚は、特に制限ないが、通常10〜100μmであればよく、好ましくは20〜60μmである。
【0020】
【実施例】
次に、本発明を実施例により具体的に説明する。ただし、本発明は、これらの例によって、何ら限定されるものではない。
【0021】
実施例1
基材シート1としての透明プラスチックフィルム(材質:ポリエチレンテレフタレート樹脂、厚み:125μm)の表面に、導電性ペースト(成分:導電性物質の粒子〔銀粒子、平均粒径:5〜7μm〕90質量部、バインダー〔ポリエステル樹脂〕10質量部、溶剤〔2‐ブトキシエチルアセテート〕20質量部)をスクリーン印刷機で図3に示すアンテナ形状のパターン(パターン幅約1mm)にスクリーン印刷してアンテナ素子2(乾燥後の厚み:10μm、比抵抗:2.8×10‐5Ωm)を形成し、その端部に端子部4を形成した。次に、リン片状の黒鉛(平均粒径:4.5μm)とカーボンブラック(平均粒径:0.5μm)を質量比で6:4の割合で混合したカーボン粒子50質量部、バインダーのポリエステル樹脂50質量部、溶剤(2‐(2‐ブトキシエトキシ)エチルアセテート)100質量部からなるカーボンペーストを、アンテナ素子2の上に同じ幅で端子部4を除き同じパターンとなるようにスクリーン印刷してアンテナ素子2の上に直接カーボン含有層3(抵抗率:1.0×10‐1Ω・cm、乾燥後の厚み:5μm)を積層した。
次に、カーボン含有層3の上にアンテナ素子のパターン幅より太い幅(約2mm)で、防水及び絶縁を目的としてレジストインキ(成分:ウレタンアクリレートとエポキシアクリレートの混合物)を塗布して端子部4を除き保護層5(厚み:3μm)を形成した。さらにアンテナ素子2、端子部4を形成している基材シート1の表面をプロテクトフィルム10(材質:ポリプロピレンフィルムにゴム系の再剥離性粘着剤を塗布したもの、総厚:40μm)で被覆し、アンテナ素子及びカーボン含有層付き基材シートを作成した。
【0022】
一方、樹脂シート7としての透明プラスチックフィルム(材質:ポリエチレンテレフタレート樹脂、厚み:25μm)の片面に、ポリエーテル系ウレタン樹脂溶液(大日精化工業(株)製)100質量部に、イソシアネート系架橋剤(大日精化工業(株)製)8質量部、架橋促進剤(大日精化工業(株)製)3質量部、さらに酢酸エチルを100質量部混合したウレタンエラストマーの溶液をナイフコーターを用いて、塗布し、塗布後100℃、1分間で硬化乾燥させ、貼着層8(乾燥後の厚み:10μm、粘着力:0.15N/25mm、100%モジュラス:2.5×106N/m2、破断強度:4×107N/m2)を形成した。さらに、貼着層8の上に剥離シート9(材質:ポリエチレンテレフタレート樹脂層の片面にアルキッド樹脂を被覆したもの、厚み:38μm)を積層した。次に、貼着層8が形成されていない樹脂シート7の片面に粘着剤(樹脂成分:アクリル系粘着剤)と紫外線吸収剤(2,2'−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン)を混合して(混合比:粘着剤固形分100質量部に対して紫外線吸収剤0.2質量部)得られる粘着剤組成物をナイフコーターにより塗布して、アクリル系の強粘着剤層6(乾燥後の厚み:20μm、粘着力:10N/25mm)を設け、貼着層及び強粘着剤層を有する積層シートを作成した。
上記アンテナ素子付き基材シートのアンテナ素子2及び端子部4が形成されていない片面と、上記積層シートの強粘着剤層6の面を端子部4の位置を除いて貼り合わせて、図1に示す構造のアンテナシートを作成した。
【0023】
実施例2
実施例1において、アンテナ素子及びカーボン含有層付き基材シートの製造を、基材シート1に対してカーボンペースト、導電性ペースト、レジストインキの順にスクリーン印刷し、プロテクトフィルム10をアンテナ素子2の形成されていない基材シート面に貼着することを除き同様の手法で行った。続いて、該アンテナ素子及びカーボン含有層付き基材シートのアンテナ素子2の形成されている面と、実施例1に用いた積層シートの強粘着剤層6の面を、端子部4を被覆しないようにして貼り合わせ、図2に示す構造のアンテナシートを作成した。
【0024】
実施例1及び実施例2で作成したアンテナシートを乗用車のリアウインドウの車内側に貼り付け、車載用テレビチューナ及びモニタ(クラリオン株式会社製、商品名 NVA9500F)よりダイバシティアンテナキット部を除いて、実施例1及び実施例2のアンテナシートに接続した。それぞれ、テレビ用電波(VHF CH 1、3、4)を受信し、日本放送出版協会発行のNHKテレビ技術教科書(下)(平成8年12月10日 第8刷発行)の第6〜7頁に記載の5段階評価尺度(下記の表1に記載)の主観評価に準じて評価した。実施例2のアンテナシートは、実施例1のアンテナシートと同様の値であり、実施例1のアンテナシートの10回の平均値を図4に示した。
また、これらのアンテナシートは、自動車の窓ガラスに10回を越えて貼り付け、剥離を繰り返しても再貼付及び再剥離が可能であり、被着体である窓ガラスも汚染されなかった。
【0025】
【表1】
【0026】
比較例1
実施例1において、カーボン含有層3を設けなかった以外は、実施例1と同様にして、アンテナシートを作成した。作成したアンテナシートを乗用車のリアウインドウの車内側に貼り付け、実施例1と同様に電波受信感度を評価した。10回の平均値を図4に示した。
【0027】
図4は、同心円の最外円が5段階評価の5を示すものであり、順次内側の同心円が1つづつ低い評価を示すものであり、最内円が5段階評価の1を示すものである。そして、同心円に付されている角度は、乗用車のリアウインドウ側が示す方位であり、真北を0度とする方位角を示す。すなわち、図4には、北の方位から乗用車を45°ずつ回転させて各角度で測定されたアンテナシートの電波受信感度の5段階評価の10回の平均値が示されている。
図4に表された評価結果から、実施例1のアンテナシートは、比較例1のアンテナシートに比べ、テレビ電波の受信感度が優れている。
【0028】
【発明の効果】
本発明のアンテナシートは、電波の受発信感度の高いという効果を発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のアンテナシートの一部の断面図を示したものである。
【図2】 本発明の他の一実施例のアンテナシートの一部の断面図を示したものである。
【図3】 本発明の一実施例のアンテナシートにおけるアンテナ素子及び端子部の形状を示す平面図である。
【図4】 本発明の一実施例のアンテナシート及び比較例のアンテナシートについて、各方位における電波受信感度の5段階評価の10回の平均値が示された図である。
【符号の説明】
1 基材シート
2 アンテナ素子
3 カーボン含有層
4 端子部
5 保護層
6 強粘着剤層
7 樹脂シート
8 貼着層
9 剥離シート
10 プロテクトフィルム
Claims (7)
- プラスチックシート又はフィルムからなる基材シート上に導電性物質からなるアンテナ素子の層を形成し、アンテナ素子の端子部以外の該アンテナ素子の層の表面にカーボン含有層を積層してなり、該カーボン含有層が、カーボン含有量30〜70質量%のカーボンをバインダーに分散したものからなり、該カーボンが黒鉛50〜80質量%とカーボンブラック50〜20質量%からなることを特徴とするアンテナシート。
- バインダーがポリエステル樹脂である請求項1に記載のアンテナシート。
- 黒鉛の平均粒径が1〜10μmであり、カーボンブラックの平均粒径が0.01〜3μmである請求項1又は2に記載のアンテナシート。
- カーボン含有層の幅を、アンテナ素子の幅と略同一の幅にしている請求項1〜3のいずれかに記載のアンテナシート。
- さらにカーボン含有層の表面を保護物質で被覆している請求項1〜4のいずれかに記載のアンテナシート。
- カーボン含有層の厚みを2〜20μmにしている請求項1〜5のいずれかに記載のアンテナシート。
- 該基材シートのアンテナ素子が形成された面又はその反対面に貼着層を形成してなる請求項1〜6のいずれかに記載のアンテナシート。
Priority Applications (6)
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---|---|---|---|
JP33962599A JP3693870B2 (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | アンテナシート |
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