JP3692953B2 - 容器用フィルムラミネート金属板 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として、食品缶詰の缶胴及び蓋に用いられるフィルムラミネート金属板に関するものである。さらに詳しくは、製缶工程での成形 性及び密着性が良好であり、内容物充填後の内容物取り出し性及び耐衝撃性に優れる容器用フィルムラミネート金属板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、食缶に用いられる金属缶用素材であるティンフリースチール(TFS)およびアルミニウム等の金属板には塗装が施されていた。この塗装を施す技術は、焼き付け工程が複雑であるばかりでなく、多大な処理時間を必要とし、さらに多量の溶剤を排出するという問題を抱えていた。そこで、これらの問題を解決するため、熱可塑性樹脂フィルムを加熱した金属板に積層する方法が数多く提案されている。
【0003】
これらの提案の多くは、フィルムと基材である金属板の密着性及び成形性の改善に関するものであり、その技術的思想は、概ね▲1▼極性基を有するフィルム(ポリエステル樹脂等)の適用(例えば、特開昭63−236640号公報等)、▲2▼フィルム表面へのコロナ放電等の処理による活性化等に代表される表面自由エネルギーの増大(例えば、特開平5−200961号公報等)に関するものである。
【0004】
前記で提案されているラミネート金属板を食品缶詰用途に使用すると、容器から内容物を取り出す際に、内容物が容器内面に強固に付着してしまい、内容物を取り出しにくいという問題がある。この問題は、消費者の購買意欲と密接に関係するため、内容物の取り出しやすさを改善することは、消費者の購買意欲を確保する上で極めて重要である。それにもかかわらず、これまで内容物の取り出し易さの改善に対する考慮は全くなされていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
よって本発明は、上記事情を考慮し、内容物取り出し性(内容物の取り出し易さ)を確保するとともに、容器加工に要求される成形性、密着性、耐衝撃性を兼ね備えた容器用フィルムラミネート金属板を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、ポリエステルを主成分としワックス成分が適量添加されたフィルムを用いたラミネート金属板によって、この目的が達成されることを見出し、本発明に到達した。
【0007】
すなわち本発明の要旨は以下のとおりである。
(1)ポリエステルを主成分し、更に、質量比で樹脂に対して0.10〜2.0%のワックス成分を含有する熱可塑性樹脂フィルムを、容器成形後に容器内面側になる金属板の表面にラミネートしたものであり、ラミネート後の熱可塑性樹脂フィルムの複屈折率が0.02以下である領域が金属板との接触界面からフィルム厚み方向に5μm未満(複屈折が0.010以下である無配向樹脂フィルム層厚比が全フィルム厚の40%超となる場合を除く)であることを特徴とする容器用フィルムラミネート金属板。
【0008】
(2)ポリエステルを主成分とする熱可塑性樹脂フィルムを容器成形後に容器外面側になる金属板の表面に、またポリエステルを主成分とし、更に、質量比で樹脂に対して0.10〜2.0%のワックス成分を含有する熱可塑性樹脂フィルムを、容器成形後に容器内面側になる金属板の表面にラミネートしたものであり、ラミネート後の熱可塑性樹脂フィルムの複屈折率が0.02以下である領域が金属板との接触界面からフィルム厚み方向に5μm未満(複屈折が0.010以下である無配向樹脂フィルム層厚比が全フィルム厚の40%超となる場合を除く)であることを特徴とする容器用フィルムラミネート金属板。
(3)ワックス成分としてカルナウバろう若しくはステアリン酸エステルを含有することを特徴とする前記(1)または(2)に記載の容器用フィルムラミネート金属板。
【0009】
(4)ポリエステルを主成分とする熱可塑性樹脂フィルムを構成するポリエステル単位の90モル%以上がエチレンテレフタレート単位であることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれかに記載の容器用フィルムラミネート金属板。
(5)ポリエステルを主成分とする熱可塑性樹脂フィルムが少なくとも2層以上から構成され、金属板に接するラミネート層と、この層を除く他の各層との固有粘度差がいずれも0.01〜0.5であることを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれかに記載の容器用フィルムラミネート金属板。
【0010】
(6)容器成形後に容器内面側になる金属板の表面にラミネートした熱可塑性樹脂フィルムが少なくとも2層以上から構成され、該熱可塑性樹脂フィルムは、内容物と接する最上層にのみ、質量比で樹脂に対して0.10〜2.0%のワックス成分を含有することを特徴とする前記(1)〜(5)のいずれかに記載の容器用フィルムラミネート金属板。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明のラミネート金属板は、樹脂フィルムとしてポリエステルを主成分とする樹脂フィルムを使用する。樹脂フィルムの主成分であるポリエステルとは、ジカルボン酸成分とグリコール成分からなるポリマであり、ジカルボン酸成分としては、例えばテレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、フタル酸等の芳香族ジカルボン酸、シュウ酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ダイマー酸、マレイン酸、フマル酸等の脂肪族ジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸等の脂肪族ジカルボン酸、p−オキシ安息香酸等のオキシカルボン酸等を挙げることができる。なかでもこれらのジカルボン酸成分のうち、テレフタル酸が耐熱性、味特性の点から好ましい。
【0013】
一方、グリコール成分としては、例えばエチレングリコール、プロパンジオール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール等の脂肪族グリコール、シクロヘキサンジメタノール等の指環族グリコール、ビスフェノールA、ビスフェノールS等の芳香族グリコール等が挙げられる。なかでもこれらのグリコール成分のうちエチレングリコールが好ましい。なお、これらのジカルボン酸成分、グリコール成分は2種以上を併用してもよい。
【0014】
また、本発明の効果を阻害しない限りにおいて、トリメリット酸、トリメシン酸、トリメチロールプロパン等の多官能化合物を共重合してもよい。
【0015】
本発明において、使用するポリエステル中に含有されるアンチモン化合物、ゲルマニウム化合物、チタン化合物から任意に選択される金属化合物の金属元素量は耐熱性、味特性の点で、質量比で、ポリエステル樹脂に対して0.01ppm以上1000ppm未満とすることが好ましく、さらに好ましくは0.05ppm以上800ppm未満、特に好ましくは0.1ppm以上500ppm未満である。
【0016】
主としてゲルマニウム化合物が含有されていると、製缶工程で乾燥、レトルト処理などの高温熱履歴を受けた後の味特性が良好となるので好ましい。また、主としてアンチモン化合物を含有すると、副生成するジエチレングリコール量が低減でき耐熱性が良好となるので好ましい。また熱安定剤として、質量比で、ポリエステル樹脂に対してリン化合物を10〜200ppm、好ましくは15〜100ppm加えてもよい。リン化合物としては、リン酸や亜リン酸化合物などがあげられるが、特に限定するものではない。
【0017】
また、ポリエステルには、必要に応じて、酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、可塑剤、顔料、帯電防止剤、結晶核剤等を配合できる。
【0018】
以上より成るポリエステルは、引張強度・弾性率・衝撃強度等の機械特性に優れるとともに極性を有するため、これを主成分とすることでフィルムの密着性・成形性を容器加工に耐えうるレベルまで向上させるとともに容器加工後の耐衝撃性を付与させることも可能となる。
【0019】
また本発明では、容器成形後に容器内面側になる樹脂フィルムが、質量比で、樹脂に対して0.10〜2.0%のワックス成分を含有するポリエステルフィルムであることを規定する。添加物としてワックス成分を含有させる理由は、(1)フィルムの表面エネルギーを低下させることと、(2)フィルム表面への潤滑性付与である。(1)の効果によってフィルムに内容物が密着し難くなり、(2)の効果によってフィルム表面の摩擦係数を低下させることでもって内容物の取り出し性を飛躍的に向上させることが可能となる。
【0020】
0.10%以上に限定した理由は、0.10%未満となると、上記の(1)(2)の効果が乏しくなり、内容物の取り出し性が劣るためである。また、2.0%以下に限定した理由は、2.0%を超えると内容物取り出し性がほぼ飽和してしまい特段の効果が得られないとともに、フィルム成膜技術的にも困難な領域であり生産性に乏しくコスト高を招いてしまうためである。
【0021】
また、添加するワックス成分としては、有機・無機滑剤が使用可能であるが、脂肪酸エステル等の有機滑剤が望ましく、中でも植物ろうの一つであって天然ワックスであるカルナウバろう(主成分:CH3(CH224COO(CH229CH3であり、この他種々の脂肪族とアルコールからなる成分も含有する。)あるいは、ステアリン酸エステルは上記の(1)(2)の効果が大きく、かつ分子構造上当該フィルムへの添加が容易であるため好適である。なお、前記したワックスを含有するポリエステルフィルムは、ポリエステルに所定量のワックスを配合した後、通常の製膜法により製造できる。
【0022】
なお、以上の効果は、ワックス成分をフィルム表面に塗布することによっては得られない。食品缶詰等は、内容物充填後に殺菌のためレトルト処理を施すが、その際表面に予め塗布されたワックスが内容物に吸収されてしまうからである。本発明のようにフィルム内に添加した場合は、レトルト処理の間に徐々にワックスが表面に濃化するため全てが内容物に吸収されることなく、もって前記した効果を確実に発現することが可能となる。
【0023】
更に、DTR缶等のようなより高度な加工容器への適用を目的とする場合は、当該ポリエステルフィルムが、固体高分解能NMRによる構造解析における1,4配位のベンゼン環炭素の緩和時間T1ρが150msec以上である二軸延伸ポリエステルフィルムであることが好ましい。二軸延伸フィルムは未延伸フィルムに比べて優れた特徴をもち、引張強度、引裂強さ、衝撃強さ、水蒸気透過性、ガス透過性などの性質が著しく向上するためである。
【0024】
緩和時間T1ρは分子運動性を表すものであり、緩和時間T1ρを増加すると、フィルム内の非晶部の拘束力が高まる。二軸延伸フィルムの状態において、1、4位のベンゼン環炭素の緩和時間T1ρを増加すると、前記部位の分子整列性を制御し結晶構造にも似た安定構造を形成し、これによって、成形時における非晶部分の結晶化を抑制できるようになる、即ち非晶部の運動性が低下し、結晶化のための再配向挙動が抑制されるようになる。緩和時間T1ρを150msec以上とすることで、上記の優れた効果を十分に発揮できるようになり、ラミネート後に高度の加工が行われる場合であっても、優れた成形性・耐衝撃性が得られるようになる。前記観点から、緩和時間T1ρは、180msec以上であることが好ましく、200msec以上であることがさらに好ましい。
【0025】
緩和時間T1ρを150msec以上にする方法としては、フィルム製造時に縦延伸工程で高温予熱法、高温延伸法を組み合わせて採用することにより可能であるが、特に限定されるものではなく、例えば原料の固有粘度、触媒、ジエチレングリコール量や延伸条件、熱処理条件などの適正化によっても可能である。フィルム製造時の縦延伸の予熱温度としては、90℃以上が好ましく、より好ましくは100℃以上、更に好ましくは110℃以上である。また延伸温度は105℃以上が好ましく、より好ましくは110℃以上、さらに好ましくは115℃以上である。
【0026】
また、金属板上にラミネートされた後の該フィルムの構造としては、複屈折率が0.02以下である領域を、金属板との接触界面からフィルム厚み方向に5μm未満とすることが望ましい。ラミネート金属板の製造は、フィルムを熱せられた金属板に接触させ圧着することで金属板界面のフィルム樹脂を溶融させ金属板に濡れさせることでフィルムとの接着を行うのが通常である。従って、フィルムと金属板との密着性を確保するためにはフィルムが溶融していることが必要であり、必然的にラミネート後の金属板と接する部分のフィルム複屈折率は低下することとなる。本発明に規定するように、この部分のフィルム複屈折率が0.02以下であれば、ラミネート時のフィルム溶融濡れが十分であることを示し、従って優れた密着性を確保することが可能となる。
【0027】
このようなポリエステル樹脂の複屈折率は、以下の測定手法にて求められる値を採用する。偏光顕微鏡を用いてラミネート金属板の金属板を除去した後のフィルムの断面方向のレタデーションを測定し、樹脂フィルムの断面方向の複屈折率を求める。フィルムに入射した直線偏光は、二つの主屈折率方向の直線偏光に分解される。この時、高屈折率方向の光の振動が低屈折率方向よりも遅くなり、そのためフィルム層を抜けた時点で位相差を生じる。この位相差をレタデーションRと呼び、複屈折率△nとの関係は、式(1)で定義される。
【0028】
△n=R/d…(1)
但し、d:フィルム層の厚み
次に、レタデーションの測定方法について説明する。単色光を偏光板を通過させることで、直線偏光とし、この光をサンプル(フィルム)に入射する。入射された光は上記のように、レタデーションを生じるため、フィルム層を透過後、楕円偏光となる。この楕円偏光はセナルモン型コンペンセーターを通過させることにより、最初の直線偏光の振動方向に対してθの角度をもった直線偏光となる。このθを偏光板を回転させて測定する。レタデーションRとθの関係は式(2)で定義される。
R=λ・θ/180 …(2)
但し、λ:単色光の波長
よって複屈折率△nは、式(1)、(2)から導き出される式(3)で定義される。
△n=(θ・λ/180)/d…(3)
また、上記に示す複屈折率が0.02以下の部分の厚みは、金属板との接触界面からフィルム厚み方向へ5μm未満の領域に限定することが望ましい。この理由は以下のとおりである。
【0029】
本発明で規定する緩和時間T1ρで表現される抑制された分子運動性は、フィルムが完全溶融するとその効果が乏しくなり、以後の加工・加熱処理において容易に結晶化が生じ、フィルムの成形性が劣化してしまう欠点を有する。一方前記したように、フィルム密着性を確保するためには、フィルムの溶融濡れが必須となる。本発明者らが鋭意検討した結果によると、フィルムが溶融した部分すなわちフィルムの複屈折率が0.02以下である部分の厚みを5μm未満に規制することで、密着性を確保しつつ、成形性・耐衝撃性を高いレベルで両立することが可能となる。
【0030】
さらに前記ポリエステルとしては、ポリエチレンテレフタレートを主たる構成成分とするポリエステルが好ましく、ポリエステル単位の90モル%以上がエチレンテレフタレート単位であることが耐衝撃性の点から望ましい。また95モル%以上とすれば、より一層の特性向上が可能なため更に望ましい。
【0031】
本発明で用いる樹脂フィルムの構成としては、単層、複層の如何を問わない。ただし、少なくとも2層以上から構成される樹脂フィルムの場合、金属板に接するラミネート層と、この層を除く他の各層との固有粘度差が0.01〜0.5であることが、優れた成形性、耐衝撃性を発現させる点からも望ましい。また、当然のことながら、複層構造とした場合は、内容物と接するフィルムの最上層にワックスが添加されていることが必要であり、経済性等の面より最上層のフィルムにのみワックスが添加されていることが望ましい。
【0032】
フィルム全体の厚みとしては、特に規定するものではないが、5〜60μmであることが望ましく、さらに好ましくは10〜40μmである。
【0033】
また、ラミネート前のフィルムは、面配向係数が0.15以下であることが、優れた成形性を発現させるため望ましい。面配向係数が0.15を超えるとフィルム全体の配向が高度となり、ラミネート後の成形性が低下する。
【0034】
フィルム自体(積層フィルムを含む)の製造方法としては、特に限定されないが、例えば各ポリエステルを必要に応じて乾燥した後、単独及び/または各々を公知の溶融積層押出機に供給し、スリット状のダイからシート状に押出し、静電印加等の方式によりキャスティングドラムに密着させ冷却固化し未延伸シート(樹脂フィルム)を得る。
【0035】
二軸延伸フィルムは、この未延伸シートをフィルムの長手方向及び幅方向に延伸することにより得る。延伸倍率は目的とするフィルムの配向度、強度、弾性率等に応じて任意に設定することができるが、好ましくはフィルムの品質の点でテンター方式によるものが好ましく、長手方向に延伸した後、幅方向に延伸する逐次二軸延伸方式、長手方向、幅方向をほぼ同じに延伸していく同時二軸延伸方式が望ましい。
【0036】
次に、これらのフィルムを金属板にラミネートするときの製造法について述べる。本発明では、金属板をフィルムの融点を超える温度で加熱し、その両面に該樹脂フィルムを圧着ロール(以後ラミネートロールと称す)を用いて接触させラミネート(熱融着)させる方法を用いる。
【0037】
ラミネート条件については、本発明に規定するフィルム構造が得られるものであれば特に制限されるものではない。例えば、ラミネート開始時の金属板の温度を280℃以上とし、ラミネート時にフィルムの受ける温度履歴として、フィルムの融点以上の温度になる時間を1〜20msecの範囲とすることが好適である。1msec未満ではフィルムが金属板に接着するのに充分でなく、また20msecを超えると金属板との密着面近傍の分子運動性抑制効果が失われてしまうため、高度な成形性が要求される用途では十分な成形性が得られないおそれがあることによる。
【0038】
このようなラミネート条件を達成するためには、高速でのラミネートに加え接着中の冷却も必要である。ラミネート時の加圧は特に規定するものではないが、面圧として1〜30kgf/cm2が好ましい。この値が低すぎると、融点以上であっても時間が短時間であるため十分な密着性を得難い。また加圧が大きいとラミネート金属板の性能上は不都合無いものの、ラミネートロールにかかる力が大きく、設備的な強度が必要となり装置の大型化を招くため不経済である。
【0039】
金属板としては、缶用材料として広く使用されているアルミニウム板や軟鋼板等を用いることができ、特に下層が金属クロム、上層がクロム水酸化物からなる二層皮膜を形成させた表面処理鋼板(所謂TFS)等が最適である。
【0040】
TFSの金属クロム層、クロム水酸化物層の付着量についても、特に限定されないが、加工後密着性・耐食性の観点から、何れもCr換算で、金属クロム層は70〜200mg/m2、クロム水酸化物層は10〜30mg/m2の範囲とすることが望ましい。
【0041】
【実施例】
以下、本発明の実施例について説明する。
(実施例1)
厚さ0.18mm・幅977mmの冷間圧延、焼鈍、調質圧延を施した鋼板を、脱脂、酸洗後、クロムめっきを行い、クロムめっき鋼板を製造した。クロムめっきは、CrO3、F-、SO4 2-を含むクロムめっき浴でクロムめっき、中間リンス後、CrO3、F-を含む化成処理液で電解した。その際、電解条件(電流密度・電気量等)を調整して金属クロム付着量とクロム水酸化物付着量を、それぞれ120mg/m2、15mg/m2に調整した。
【0042】
次いで、図1に示す金属帯のラミネート装置を用い、前記で得たクロムめっき鋼板1を金属帯加熱装置2で加熱し、ラミネートロール3で前記クロムめっき鋼帯1の一方の面に、容器成形後に容器内面側になる樹脂フィルム4a、他方の面に、容器成形後に容器外面側となる樹脂フィルム4bをラミネート(熱融着)し、ラミネート金属帯を製造した。容器成形後に容器内面側になる樹脂フィルム4aは、容器外面側になる樹脂フィルム4bにワックスを添加したものを使用した。ラミネートした樹脂フィルムの内容及びラミネート温度条件を表1に記載する。ラミネートロール3は内部水冷式とし、ラミネート中に冷却水を強制循環し、フィルム接着中の冷却を行った。
【0043】
なお、使用したフィルムの特性は、下記の(1)および(2)、また、以上の方法で製造したラミネート金属板の特性は、下記の(3)〜(6)の方法により、測定、評価した。(1)および(2)はラミネート前の原板フィルムの特性であるが、これらの特性はラミネート後も変わらない。
【0044】
(1)緩和時間T1ρ
固体NMRの測定装置は、日本電子製スペクトロメータJNM−GX270、日本電子製固体アンプ、MASコントローラNM−GSH27MU、日本電子製プローブNM−GSH27Tを用いた。測定は、13C核のT1ρ(回転座標における縦緩和)測定を実施した。測定は、温度24.5℃、湿度50%RH、静磁場強度6.34T(テスラ)下で、1H、13Cの共鳴周波数はそれぞれ270.2MHz、67.9MHzである。ケミカルシフトの異方性の影響を消すためにMAS(マジック角度回転)法を採用した。回転数は、3.5〜3.7kHzで行った。パルス系列の条件は、1Hに対して90°、パルス幅4μsec、ロッキング磁場強度62.5kHzとした。1Hの分極を13Cに移すCP(クロスポーラリゼーション)の接触時間は1.5msecである。また保持時間τとしては、0.001、0.5、0.7、1、3、7、10、20、30、40、50msecを用いた。保持時間τ後の13C磁化ベクトルの自由誘導減衰(FID)を測定した(FID測定中1Hによる双極子相互作用の影響を除去するために高出力カップリングを行った。なお、S/Nを向上させるため、512回の積算を行った)。また、パルス繰り返し時間としては、5〜15secの間で行った。
【0045】
T1ρ値は、通常下記の式で記述することができ、各保持時間に対して観測されたピーク強度を片対数プロットすることにより、その傾きから求めることができる。
I(t)=Σ(Ai)exp(-t/T1ρi)
但し、
Ai:T1ρiに対する成分の割合
ここでは2成分系(T1ρ1:非晶成分、T1ρ2:結晶成分)で解析し、下記の式を用い最小2乗法フィッティングによりその値を求めた。
I(t)=fa1・exp(-t/T1ρ1)+fa2・exp(-t/T1ρ2)
fa1:T1ρ1に対する成分の割合
fa2:T1ρ2に対する成分の割合
fa1+fa2=1
ここでT1ρとしてはT1ρ2を用いる。
【0046】
(2)ポリエステルの融点
ポリエステルを結晶化させ、示差走査熱量計(パーキン・エルマー社製DSC−2型)により、10℃/minの昇温速度で測定した。
【0047】
(3)内容物取り出し性
絞り成形機を用いて、ラミネート金属板を、絞り工程で、ブランク径:100mm、絞り比(成形前径/成形後径):1.88でカップ成形した。続いて、このカップ内に、卵・肉・オートミールを均一混合させた内容物を充填し、蓋を巻締め後、レトルト処理(130℃×90分間)を行った。その後、蓋を取り外し、カップを逆さまにして2、3回手で振って内容物を取り出した後にカップ内側に残存する内容物の程度を観察することにより、内容物の取り出し易さの程度を評価した。
(評点について)
◎:内容物の取り出しが容易であり、取り出し後のカップ内面に付着物が無い状態。
○:手で振るだけでは内容物の取り出しが困難であるが、スプーン等により容易に取り出すことができ、取り出し後のカップ内面に付着物がほとんど無い状態。
×:手で振るだけでは内容物の取り出しが困難であり、スプーン等で掻き出さないと内容物が取り出せず、取り出し後のカップ内面に多くの付着物が認められる状態。
【0048】
(4)成形性
ラミネート金属板にワックス塗布後、直径179mmの円板を打ち抜き、絞り比1.60で浅絞り缶を得た。次いで、この絞りカップに対し、絞り比2.10及び2.80で再絞り加工を行った。このようにして得た深絞り缶のフィルムの損傷程度を目視観察した。
(評点について)
◎:成形後フィルムに損傷なく、白化も認められない。
○:成形可能であるが、フィルム白化が認められる。
×:缶が破胴し、成形不可能。
【0049】
(5)密着性
上記(4)で成形可能であった缶に対し、缶胴部よりピール試験用のサンプル(幅15mm×長さ120mm)を切り出した。切り出したサンプルの缶内面側の長辺側端部からフィルムを一部剥離し、引張試験機で剥離した部分のフィルムを、フィルムが剥離されたクロムめっき鋼板とは反対方向(角度:180°)に開き、引張速度30mm/minでピール試験を行い、密着力を評価した。なお、密着力測定対象面は、缶内面側とした。
(評点について)
◎:0.15kgf/15mm以上。
○:0.10kgf/15mm以上、0.15kgf/15mm未満。
×:0.10kgf/15mm未満。
【0050】
(6)耐衝撃性
上記(4)で成形可能であった缶に対し、水を満注し、各試験について10個ずつを高さ1.25mから塩ビタイル床面へ落とした後、電極と金属缶に6Vの電圧をかけて3秒後の電流値を読み取り、10缶測定後の平均値を求めた。
(評点について)
◎:0.01mA未満。
○:0.01mA以上、0.1mA未満。
×:0.1mA以上。
評価結果を表1に記載した。
【0051】
【表1】
Figure 0003692953
【0052】
表1に示すように、本発明範囲内の発明例の鋼板は、いずれも内容物取り出し性、成形性、密着性、耐衝撃性に優れている。また、緩和時間T1ρが150msec以上の発明例の鋼板は、成形性、密着性、耐衝撃性がより優れている。
【0053】
また、本発明に規定する樹脂フィルムを金属板にラミネートするにあたって、金属板に接する界面のフィルム温度がフィルムの融点以上になる時間を1〜20msecとした発明例の鋼板は、前記温度を外れる発明例の鋼板に比べて、成形性、密着性、耐衝撃性がより優れている。
【0054】
これに対し、樹脂フィルムが本発明範囲を外れる比較例1〜3の鋼板は、内容物取り出し性が劣っており、比較例4,5の鋼板は成形性が劣っている。
【0055】
(実施例2)
実施例1に示すように、本発明に係るフィルムラミネート金属板は、優れた性能を有するため、現在市場に存在するほぼすべての食品缶詰用容器に適用可能である。しかし、今後コストパフォーマンスの追求から、缶詰の加工度は更に厳しくなることが予想され、より成形性に優れるの高いラミネート金属板が要求されることとなるのは必須である。そこで、本実施例では、加工度を更にアップさせた条件で成形性等の性能を評価し、将来技術としての観点からも本発明に係るフィルムラミネート金属板の有効性を調査した。
【0056】
実施例1と同様の条件で製造して得たクロムめっき鋼板に、図1に示す金属帯のラミネート装置を用い、前記クロムめっき鋼帯1の一方の面に、容器成形後に容器内面側になる樹脂フィルム4a、他方の面に、容器成形後に容器外面側となる樹脂フィルム4bをラミネート(熱融着)し、ラミネート金属帯を製造した。容器成形後に容器内面側になる樹脂フィルム4aは、容器外面側になる樹脂フィルム4bにワックスを添加したもの(いずれも本発明範囲内の二軸延伸フィルム)を使用し、実施例1と同様、フィルム接着中の冷却を行った。樹脂フィルムを金属板にラミネートする際に、金属板に接する界面のフィルム温度がフィルムの融点以上になる時間を1〜20msecの範囲内にした。ラミネートした樹脂フィルムの内容を表2に記載する。
【0057】
なお、フィルムの特性は、下記の(1)〜(4)、また以上の方法で製造したラミネート金属板の特性は、下記の(5)〜(8)の方法により、測定、評価した。(1)〜(4)の特性はラミネート前後で変わらない。
【0058】
(1)緩和時間T1ρ
実施例1の(1)と同様の方法で評価した。
(2)ポリエステルの融点
実施例1の(2)と同様の方法で評価した。
【0059】
(3)ポリエステルフィルムの複屈折率
実施の形態に記載した方法で、偏光顕微鏡を用いてラミネート金属板の金属板を除去した後のフィルムの断面方向のレタデーションを測定し、フィルムの断面方向の複屈折率を求めた。
【0060】
(4)固有粘度
二層PETの各々の層に使用したポリエステルをオルソクロロフェノールに溶解して、25℃において固有粘度を測定し、さらに両者の固有粘度差を求めた。
(5)内容物取出し性
実施例1の(3)と同様の方法で評価した。
【0061】
(6)成形性
ラミネート金属板にワックス塗布後、直径179mmの円板を打抜き、絞り比1.80で浅絞り缶を得た。次いで、この絞りカップに対し、絞り比2.20及び2.90で再絞り加工を行なった。このようにして得た深絞り缶のフィルム損傷程度を目視観察し、実施例1の(4)と同様に評価した。
【0062】
(7)密着性
上記(6)で成形可能であった缶に対し、実施例1に示した(5)と同様の方法にて評価した。評点を以下に示す。
(評点)
◎:0.25kgf/15mm以上。
○:0.10kgf/15mm以上、0.25kgf/15mm未満。
×:0.10kgf/15mm未満。
【0063】
(8)耐衝撃性
上記(6)で成形可能であった缶に対し、水を満注し、各試験について10個ずつを高さ1.50mから塩ビタイル床面へ落とした後、電極と金属缶に6Vの電圧をかけて3秒後の電流値を読み取り、10缶測定後の平均値を求めた。
◎:0.01mA未満
○:0.01mA以上〜0.1mA未満
×:0.1mA以上
評価結果を表3に示した。
【0064】
【表2】
Figure 0003692953
【0065】
【表3】
Figure 0003692953
【0066】
表2および表3に示すように、本発明範囲内の発明例は、加工度をアップした条件下でも、いずれも内容物取り出し性、成形性、密着性、耐衝撃性に優れている。
【0067】
フィルムの複屈折率の値が0.02以下である領域が金属板との接触界面から厚さが5μm未満であると成形性がより優れる。フィルムを構成するポリエステル単位の90モル%以上がエチレンテレフタレート単位であると、耐衝撃性がより優れている。
【0068】
【発明の効果】
本発明に係るラミネート金属板は、内容物取り出し性、成形性、密着性及び耐衝撃性が良好であり、絞り加工等を行う容器用素材、特に食缶容器用素材として好適である。また、DTR缶等のより高度な加工を行う容器用素材として使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】金属板のラミネート装置の要部を示す図。
【符号の説明】
1 金属板(クロムめっき鋼板)
2 金属帯加熱装置
3 ラミネートロール
4a,4b フィルム

Claims (6)

  1. ポリエステルを主成分し、更に、質量比で樹脂に対して0.10〜2.0%のワックス成分を含有する熱可塑性樹脂フィルムを、容器成形後に容器内面側になる金属板の表面にラミネートしたものであり、ラミネート後の熱可塑性樹脂フィルムの複屈折率が0.02以下である領域が金属板との接触界面からフィルム厚み方向に5μm未満(複屈折が0.010以下である無配向樹脂フィルム層厚比が全フィルム厚の40%超となる場合を除く)であることを特徴とする容器用フィルムラミネート金属板。
  2. ポリエステルを主成分とする熱可塑性樹脂フィルムを容器成形後に容器外面側になる金属板の表面に、またポリエステルを主成分とし、更に、質量比で樹脂に対して0.10〜2.0%のワックス成分を含有する熱可塑性樹脂フィルムを、容器成形後に容器内面側になる金属板の表面にラミネートしたものであり、ラミネート後の熱可塑性樹脂フィルムの複屈折率が0.02以下である領域が金属板との接触界面からフィルム厚み方向に5μm未満(複屈折が0.010以下である無配向樹脂フィルム層厚比が全フィルム厚の40%超となる場合を除く)であることを特徴とする容器用フィルムラミネート金属板。
  3. ワックス成分としてカルナウバろう若しくはステアリン酸エステルを含有することを特徴とする請求項1または2に記載の容器用フィルムラミネート金属板。
  4. ポリエステルを主成分とする熱可塑性樹脂フィルムを構成するポリエステル単位の90モル%以上がエチレンテレフタレート単位であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の容器用フィルムラミネート金属板。
  5. ポリエステルを主成分とする熱可塑性樹脂フィルムが少なくとも2層以上から構成され、金属板に接するラミネート層と、この層を除く他の各層との固有粘度差がいずれも0.01〜0.5であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の容器用フィルムラミネート金属板。
  6. 容器成形後に容器内面側になる金属板の表面にラミネートした熱可塑性樹脂フィルムが少なくとも2層以上から構成され、該熱可塑性樹脂フィルムは、内容物と接する最上層にのみ、質量比で樹脂に対して0.10〜2.0%のワックス成分を含有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に記載の容器用フィルムラミネート金属板。
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