JP3670615B2 - 位相比較器およびクロックリカバリ回路 - Google Patents

位相比較器およびクロックリカバリ回路 Download PDF

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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Manipulation Of Pulses (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、位相比較器およびクロックリカバリ回路に関し、特に、単純位相比較方式による、高速ビットレートのデータ信号の位相比較およびクロックリカバリの技術に属する。
【0002】
【従来の技術】
IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers )P1394bに代表される高速シリアルデータ伝送においては、送信側からのデータ信号の周波数および位相に合致したクロック信号を受信側で再生する必要がある。これには、クロックリカバリ回路が必須である。このクロックリカバリ回路のアーキテクチャとして、シリアル処理を行う単純位相比較方式がある。
【0003】
単純位相比較方式は、PLL(Phase Locked Loop )のレファレンス入力にデータ信号を入力し、このデータ信号とフィードバックしたクロック信号との位相が合うように電圧制御発振回路(VCO:Voltage Controlled Oscillator )の入力電圧を制御するものである。この方式は、単純な構成をしており、また、回路面積も小規模であるため、チャネル数が増加した場合には非常に有用である。しかし、全回路がデータ信号のビットレートの周波数で動作しなければならないため、高速動作が可能な位相比較器が必要となる。
【0004】
図15は、従来の位相比較器の回路図を示す。従来の位相比較器は、位相比較部100とウィンドウ発生部1000からなる。
【0005】
ウィンドウ発生部1000は、信号INDATAおよび比較完了信号NR_WINDOWを入力とし、比較完了信号NR_WINDOWが“H”のときに、信号INDATAの変化に応じて、比較窓信号NEN_PDを“L”にする。なお、ウィンドウ発生部1000は、パワーダウン端子から与えられる信号NPDが“H”のときに、比較窓信号NEN_PDを変化させるように動作することができる。
【0006】
位相比較部100は、比較窓信号NEN_PDを入力とし、データ信号DATA_PDとクロック信号CLK_PDとの位相差を検出(位相比較)する。位相比較部100は、比較窓信号NEN_PDが“L”となることにより活性化し、位相比較を行う。そして、位相比較の結果として、信号UPおよび信号DNを出力する。位相差は、信号UPと信号DNとのパルス幅の差として表される。位相比較が完了すると、位相比較部100は、比較完了信号NR_WINDOWを“L”にする。
【0007】
次に、従来の位相比較器の動作を、図16のタイミングチャートを参照しながら説明する。ただし、信号NPDは“H”であるとする。
【0008】
時刻t1において、信号INDATAの立ち上がりが発生する。ウィンドウ発生部1000は、これに応じて、比較完了信号NR_WINDOWが“H”であるという条件で、時刻t2において、比較窓信号NEN_PDを“L”にする。位相比較部100は、比較窓信号NEN_PDが“L”となることにより活性化し、時刻t3において、データ信号DATA_PDの立ち上がりを検出し、時刻t4に信号UPを出力する。また、時刻t4において、クロック信号CLK_PDの立ち上がりを検出し、時刻t5において、信号DNを出力する。
【0009】
位相比較が完了すると、時刻t6において、位相比較部100は、比較完了信号NR_WINDOWを“L”にする。比較完了信号NR_WINDOWが“L”となることにより、時刻t7において、ウィンドウ発生部1000は、比較窓信号NEN_PDを“H”にする。比較窓信号NEN_PDが“H”となることにより、位相比較部100は非活性となり、信号UPおよび信号DNの出力を停止する。これにより、時刻t8において、比較完了信号NR_WINDOWが“H”となる。そして、時刻t9において、信号INDATAの次の立ち上がりが発生し、以降、上記と同様の処理を繰り返す。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来の位相比較器は、位相比較部100の活性化、位相比較、ウィンドウ発生部1000への比較完了信号NR_WINDOWの伝達および位相比較部100の非活性化のすべての処理を、データ信号の1周期内で行っている。データ信号のビットレートが低速のときは、上記のように位相比較を逐次的に行うことが可能である。しかし、ビットレートがGbps級の高速のときは、上記の位相比較では問題が生じることがある。
【0011】
位相比較に要する時間は、電源電圧、温度、プロセス条件などによって変動する。このため、ある特定の条件下では、位相比較に係る上記のすべての処理を、データ信号の1周期内で完了できないことがある。このような場合、位相比較のタイミングを示す信号INDATAと比較完了信号NR_WINDOWとがレーシングを起こし、位相比較器が正常に動作しなくなる。
【0012】
上記の問題に鑑み、本発明は、Gbps級の高速ビットレートのデータ信号を扱うアプリケーションに適した位相比較器およびクロックリカバリ回路を提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明が講じた手段は、与えられた第1および第2の信号の位相比較を行う位相比較器であって、活性化することにより前記位相比較を行う一方、非活性となることにより前記位相比較を中止する位相比較部と、前記位相比較部の活性化と非活性とを切替制御する比較窓信号を出力するウィンドウ発生部とを備え、前記ウィンドウ発生部は、前記分周信号を入力とし、該分周信号が所定の論理レベルのとき、前記比較窓信号を、前記位相比較部を非活性とする状態に設定し、かつ、前記第1および第2の信号の周波数比較を行うか否かを示す周波数比較信号を入力とし、該周波数比較信号が、周波数比較を行うことを示すとき、前記比較窓信号を、前記位相比較部を活性化する状態に固定する活性化手段を有するものであり、当該位相比較器は、前記第1の信号の分周信号の論理レベルに応じて、前記位相比較を間欠的に行うものとする。
【0014】
この発明によると、第1および第2の信号の位相比較が、第1の信号の分周信号の論理レベルに応じて行われる。つまり、位相比較が、第1の信号の周期よりも長い分周信号の周期に合わせて行われる。この結果、位相比較が、第1の信号に対して逐次的ではなく、間欠的に行われることになる。これにより、位相比較のためのタイミングマージンを増大させることができ、高速ビットレートに対応可能な位相比較器を実現することができる。
【0015】
さらに、分周信号が所定の論理レベルのとき、ウィンドウ発生部によって、位相比較部は非活性にされる。位相比較部は非活性となることにより、位相比較を行わないようになる。これにより、分周信号の論理レベルに応じて位相比較を間欠的に行う位相比較器を実現することができる。
【0016】
さらに、活性化手段によって、比較窓信号が、位相比較部を活性化する状態に固定されることにより、位相比較部は、常時、活性化した状態となり、第1および第2の信号の周波数を比較する周波数比較器として機能するようになる。これにより、たとえば、本位相比較器を備えたクロックリカバリ回路において、別途に周波数比較器を備える必要がなく、回路面積の削減し、コストを削減することができる。また、回路設計の期間を短縮することも可能となる。
【0017】
一方、上記課題を解決するために、本発明が講じた手段は、与えられた第1および第2の信号の位相比較を行う位相比較器であって、活性化することにより前記位相比較を行う一方、非活性となることにより前記位相比較を中止する位相比較部と、前記位相比較部の活性化と非活性とを切替制御する比較窓信号を出力するウィンドウ発生部とを備え、前記ウィンドウ発生部は、前記分周信号を入力とし、該分周信号が所定の論理レベルのとき、 前記比較窓信号を、前記位相比較部を非活性とする状態に設定し、かつ、位相比較を間欠的に行うか否かを示す間欠比較信号を入力とし、該間欠比較信号が、位相比較を間欠的に行わないことを示すとき、前記分周信号をマスクするマスク手段を有するものであり、当該位相比較器は、前記第1の信号の分周信号の論理レベルに応じて、前記位相比較を間欠的に行うものとする。
【0018】
この発明によると、第1および第2の信号の位相比較が、第1の信号の分周信号の論理レベルに応じて行われる。つまり、位相比較が、第1の信号の周期よりも長い分周信号の周期に合わせて行われる。この結果、位相比較が、第1の信号に対して逐次的ではなく、間欠的に行われることになる。これにより、位相比較のためのタイミングマージンを増大させることができ、高速ビットレートに対応可能な位相比較器を実現することができる。
【0019】
さらに、分周信号が所定の論理レベルのとき、ウィンドウ発生部によって、位相比較部は非活性にされる。位相比較部は非活性となることにより、位相比較を行わないようになる。これにより、分周信号の論理レベルに応じて位相比較を間欠的に行う位相比較器を実現することができる。
【0020】
さらに、マスク手段によって、分周信号がマスクされることにより、位相比較部が非活性となることがなくなり、位相比較が逐次的に行われるようになる。これにより、高速のみならず、低速ビットレートのデータ信号にも対応可能なワイドレンジの位相比較器を実現することができる。
【0021】
一方、上記課題を解決するために、本発明が講じた手段は、与えられたデータ信号からクロック信号を生成するクロックリカバリ回路であって、前記データ信号の分周信号を生成する分周信号生成手段と、前記分周信号を入力とし、該分周信号の論理レベルに応じて、前記データ信号と前記クロック信号との位相比較を間欠的に行う位相比較器とを備え、前記位相比較器は、前記データ信号のビットレートを示すスピード信号を入力とし、該スピード信号によって示される前記ビットレートに応じて、前記位相比較を逐次的に行うかまたは間欠的に行うかを切り替えるものとする。
【0022】
この発明によると、分周信号生成手段によって、データ信号の分周信号が生成され、位相比較器によって、分周信号の論理レベルに応じて、データ信号とクロック信号との位相比較が間欠的に行われる。これにより、位相比較のためのタイミングマージンを増大させることができ、高速ビットレートのデータ信号の位相比較が可能となる。したがって、高速ビットレートに対応したクロックリカバリ回路を実現することが可能となる。
【0023】
さらに、位相比較器によって、スピード信号によって示されるデータ信号のビットレートに応じて、第1および第2の信号の位相比較を逐次的に行うかまたは間欠的に行うかが切り替えられる。これにより、高速のみならず、低速ビットレートのデータ信号にも対応可能なワイドレンジのクロックリカバリ回路を実現することができる。また、クロックリカバリ回路がワイドレンジに対応することにより、回路設計の自由度が増す。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、説明中、信号の符号として、端子の符号と同じものを用いる場合がある。
【0025】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る位相比較器の回路図を示す。本実施形態に係る位相比較器は、位相比較部100とウィンドウ発生部200とを備え、比較対象のデータ信号DATA_PDの立ち上がりエッジと比較対象のクロック信号CLK_PDの立ち上がりエッジの位相比較を間欠的に行う。位相比較の結果は、信号UPおよび信号DNのパルス幅の差として表される。なお、データ信号DATA_PDおよびクロック信号CLK_PDは、本発明の第1および第2の信号にそれぞれ相当するものである。
【0026】
ウィンドウ発生部200は、ラッチ回路1およびNAND回路2から構成される。ラッチ回路1は、入力CKに信号INDATAを、入力NHに本発明の分周信号に相当する信号NHOLDを、そして、入力NRに位相比較部100からの比較完了信号NR_WINDOWをそれぞれ入力する。そして、比較完了信号NR_WINDOWおよび信号NHOLDがともに“H”のとき、信号INDATAの立ち上がりに応じて、出力Qから信号を出力する。ラッチ回路1は、たとえば、図2に示す回路によって実現することができる。
【0027】
NAND回路2は、ラッチ回路1の出力信号とパワーダウン端子に与えられた信号NPDの否定論理積を、比較窓信号NEN_PDとして、位相比較部100に出力する。比較窓信号NEN_PDは、位相比較部100の活性化と非活性とを切替制御するための信号であり、“L”のとき、位相比較部100は活性化され、位相比較を行うことができる状態となる。一方、“H”のとき、位相比較部100は非活性となり、位相比較は行われない。したがって、信号NPDが“L”のときは、位相比較部100は常時非活性の状態となる。
【0028】
位相比較部100は、NAND回路3、6およびラッチ回路4、5から構成される。NAND回路3は、比較窓信号NEN_PDの否定およびラッチ回路4、5からの出力信号の否定論理積を、信号NR_PDとして出力する。ラッチ回路4は、入力CKにデータ信号DATA_PDを、入力NRに信号NR_PDをそれぞれ入力し、信号NR_PDが“H”のとき、データ信号DATA_PDの立ち上がりに応じて、出力Qから信号UPを出力する。同様に、ラッチ回路5は、入力CKにクロック信号CLK_PDを、入力NRに信号NR_PDをそれぞれ入力し、信号NR_PDが“H”のとき、クロック信号CLK_PDの立ち上がりに応じて、出力Qから信号DNを出力する。
【0029】
信号NR_PDが“L”になると、ラッチ回路4、5はリセットされ、位相比較を完了する。なお、ラッチ回路4、5は、たとえば、図3に示す回路によって実現することができる。
【0030】
NAND回路6は、信号UPおよび信号DNの否定論理積を、比較完了信号NR_WINDOWとして、ウィンドウ発生部200に出力する。この比較完了信号NR_WINDOWは、位相比較部100の比較窓を閉じる信号であり、“L”となることにより、ウィンドウ発生部200におけるラッチ回路1はリセットされる。これにより、比較窓信号NEN_PDが“H”に変化し、位相比較部100は非活性となる。
【0031】
次に、本実施形態に係る位相比較器の動作について、図4のタイミングチャートを参照しながら説明する。ただし、位相比較器は1Gbpsのデータ信号の位相比較を行っているものとし、データ信号の最小エッジ間隔(1ビットタイム)は1nsとする。また、信号NPDは“H”であるとする。
【0032】
ここで、信号NHOLDは、信号INDATAの反転信号を2分周して得られる信号とする。また、データ信号DATA_PDは、信号INDATAよりも、同図中の時刻t1と時刻t3との差に相当する時間td1だけ位相が遅れた信号とする。なお、時間td1は、500ps(1ビットタイムの半分)に、ウィンドウ発生部200における遅延時間(ラッチ回路1における遅延+NAND回路2における遅延+NAND回路3における遅延)と位相比較部100におけるラッチ回路4(または5)のセットアップタイムとの合計を足し合わせたような値に調整されている。また、クロック信号CLK_PDは、外部から供給される1GHzのクロック信号である。
【0033】
まず、時刻t1において、信号INDATAの立ち上がりが発生する。このとき、信号NHOLDおよび比較完了信号NR_WINDOWはともに“H”であるので、ラッチ回路1から信号が出力される。そして、時刻t2において、ウィンドウ発生部200から比較窓信号NEN_PDが“L”として出力される。比較窓信号NEN_PDが“L”となることにより、位相比較部100は活性化し、活性化後の時刻t3においてデータ信号DATA_PDの立ち上がりを検出し、時刻t4において、信号UPを出力する。また、時刻t4において、クロック信号CLK_PDの立ち上がりを検出し、時刻t5において、信号DNを出力する。
【0034】
次に、信号UP、DNがともに“H”となることにより、時刻t6において、NAND回路6によって比較完了信号NR_WINDOWが“L”として出力される。そして、比較完了信号NR_WINDOWが“L”となることにより、時刻t8において、比較窓信号NEN_PDが“H”となり、位相比較部100は非活性となる。
【0035】
時刻t7において、信号INDATAの次の立ち上がりが発生している。しかし、このとき、信号NHOLDは“L”であるので、ラッチ回路1から信号が出力されず、新たな位相比較の処理が開始することがない。したがって、時刻t1における信号INDATAの立ち上がりによって開始された位相比較の処理が、信号INDATAの1周期内で終了することなく時刻t7以降にずれ込んだ場合であっても、次の位相比較と処理が重ならない。
【0036】
以上、本実施形態によると、信号NHOLDが所定の論理レベル(上記説明では“L”)のとき、位相比較部100は非活性となる。これにより、位相比較を間欠的に行うことができ、位相比較のためのタイミングマージンを増大させることができる。したがって、高速ビットレートに対応した位相比較器を実現することができる。
【0037】
なお、信号NHOLDは、信号INDATAの反転信号を2分周して得られる信号であるとしたが、別の方法で生成されるものでもよいし、3分周以上の信号であってもよい。また、1Gbpsのビットレートの場合について説明したが、これよりも高速なビットレートであっても、本発明による同様の効果を得ることができる。
【0038】
(第2の実施形態)
図5は、本発明の第2の実施形態に係る位相比較器の回路図を示す。本実施形態に係る位相比較器は、図1の位相比較器におけるラッチ回路1とNAND回路2との間に、本発明の活性化手段に相当するセレクタ回路7を有するウィンドウ発生部200Aを備えたものである。
【0039】
セレクタ回路7は、本発明の周波数比較信号に相当する信号LDETを入力とする。そして、信号LDETの論理レベルに応じて、NAND回路2への入力信号を切り替える。具体的には、信号LDETが“H”のときは、ラッチ回路1の出力信号をNAND回路2に入力する。一方、“L”のときは、NAND回路2への入力を“H”に固定する。
【0040】
信号LDETが“H”のとき、本実施形態に係る位相比較器は、第1の実施形態に係る位相比較器と同様のものとなる。一方、“L”のとき、比較窓信号NEN_PDは常時“L”に固定されるため、位相比較部100は常時活性化状態となる。ただし、信号NPDは常時“H”であるとする。
【0041】
位相比較部100は、常時活性化状態となることにより、データ信号DATA_PDおよびクロック信号CLK_PDのすべての立ち上がりエッジについて位相比較を行う。つまり、本実施形態に係る位相比較器は、周波数比較器と同等の回路として機能することになる。
【0042】
以上、本実施形態によると、セレクタ回路7によって、比較窓信号NEN_PDの論理レベルを“L”に固定するか否かが決定される。そして、“L”に固定されることにより、位相比較器を周波数比較器として機能させることができる。これにより、たとえば、本実施形態に係る位相比較器を備えたクロックリカバリ回路において、別途に周波数比較器を設ける必要がなくなり、回路面積を削減し、コストを削減することができる。また、回路設計に要する期間を短縮することも可能となる。
【0043】
なお、本実施形態では、本発明の活性化手段として、セレクタ回路7をラッチ回路1とNAND回路2との間に設けた。しかし、活性化手段はこれに限るものではない。たとえば、NAND回路2の出力側にセレクタ回路を設けてもよいし、また、NAND回路2の機能とセレクタ回路の機能を合成した論理回路を設けてもよい。
【0044】
(第3の実施形態)
図6は、本発明の第3の実施形態に係る位相比較器の回路図を示す。本実施形態に係る位相比較器は、図5の位相比較器おけるラッチ回路1の入力NHと端子NHOLDとの間に、本発明のマスク手段に相当するNAND回路8を有するウィンドウ発生部200Bを備えたものである。
【0045】
NAND回路8は、本発明の間欠比較信号に相当する信号EN1Gを入力とする。また、これ以外に、信号NHOLDの否定および信号LDETを入力とし、これらの否定論理積をラッチ回路1の入力NHに出力する。
【0046】
ここで、データ信号DATA_PDとして、IEEEP1394bによる信号を想定する。IEEEP1394b ではデータレートが、125Mbps、250Mbps、500Mbps 、1Gbpsと切り替わる。また、信号EN1Gは、ビットレートが1Gbpsのときのみ“H”となり、それ以外のときには“L”となるようにする。これにより、ビットレートが1Gbpsのときは信号EN1Gが“H”となり、NAND回路8の出力は、信号NHOLDと同じ論理レベルの信号となる。一方、ビットレートが1Gbps未満のときは信号EN1Gが“L”となり、NAND回路8の出力は常時“H”となる。つまり、信号NHOLDはマスクされる。ただし、信号LDETは“H”であるものとする。
【0047】
したがって、信号EN1Gが“H”のときは、本実施形態に係る位相比較器は、第1または第2の実施形態と同様に、信号NHOLDの論理レベルに応じて、位相比較を間欠的に行う。一方、信号EN1Gが“L”のときは、従来の位相比較器と同様に、位相比較をして逐次的に行う。
【0048】
以上、本実施形態によると、NAND回路8によって、信号NHOLDがマスクされることにより、データ信号DATA_PDとクロック信号CLK_PDとの位相比較を逐次的に行うことができる。これにより、高速のみならず、低速ビットレートのデータ信号にも対応可能なワイドレンジの位相比較器を実現することができ、回路設計の自由度を増すことができる。
【0049】
なお、本実施形態に係る位相比較器は、本発明のマスク手段として、NAND回路8を設けた。しかし、マスク手段はこれに限るものではない。たとえば、ラッチ回路1の内部で、信号EN1Gに応じて、信号NHOLDをマスクするようにしてもよいし、また、まったく別の論理回路で実現してもよい。
【0050】
また、本実施形態に係る位相比較器は、セレクタ回路7を備えているが、特になくてもよい。
【0051】
(第4の実施形態)
図7は、本発明の第4の実施形態に係るクロックリカバリ回路の回路図を示す。本実施形態に係るクロックリカバリ回路は、本発明の第1および第2の位相比較器にそれぞれ相当する位相比較器500、600を備え、本発明のデータ信号に相当する高速ビットレートの入力シリアルデータ信号RD/NRDを入力し、データ信号RD/NRDからクロック信号CLK、XCLKを生成するものである。なお、位相比較器500、600として、第3の実施形態に係る位相比較器を用いるものとする。
【0052】
以下、本実施形態に係るクロックリカバリ回路の構成要素について説明する。
【0053】
マルチプレクサ回路(MUX)10は、AND回路19の出力信号SELDに基づいて、データ信号RD/NRDおよびレファレンス信号CMUCLKのいずれを通すかを選択し、信号DATおよびその反転信号XDATを出力する。なお、データ信号RD/NRDは、送信側からのビットレートが1Gbpsの差動のシリアルデータであるとする。また、信号CMUCLKは、送信側のPLL回路からの500MHzのレファレンスクロックであるとする。
【0054】
遅延回路(HALF DELAY)11は、VCO16のレプリカセルであり、入力された信号DAT、XDATを、0.5×UI( Unit Interval)だけ遅延させ、信号dINDAT、XdINDATとして出力する。なお、遅延させる量は、スピード信号SPSELによって示されるビットレートに応じて切り替えることが可能である。
【0055】
ここで、スピード信号SPSELについて説明する。スピード信号SPSELは、外部からスピード選択端子SPSELを介して与えられる4ビットの信号であり、データ信号RD/NRDのビットレートを、(EN1G、EN500M、EN250M、EN125M)として表す。したがって、(1、0、0、0)は1Gbpsを、(0、1、0、0)は500Mbpsを、(0、0、1、0)は250Mbpsを、そして、(0、0、0、1)は125Mbpsをそれぞれ示す。
【0056】
具体的には、遅延回路11は、上記のスピード信号SPSELによって示されるビットレートに応じて、ビットレートが1Gbpsの場合はUIを1nsとして、500Mbpsの場合はUIを2nsとして、250Mbpsの場合はUIを4nsとして、そして、125Mbpsの場合はUIを8nsとして、それぞれ遅延量を切り替える。
【0057】
データリタイミング回路(DATA RE−TIMER)12は、信号dINDAT、XdINDATを入力とし、デューティ補正をした差動の信号dDAT、XdDATを出力とする。
【0058】
チャージポンプ回路(CP)13は、位相比較器500から出力される位相差信号U1、D1を入力し、電流に変換して出力する。同様に、チャージポンプ回路(CP)14は、位相比較器600から出力される位相差信号U2、D2を入力し、電流に変換して出力する。
【0059】
ループフィルタ(LPF)15は、抵抗およびコンデンサから構成されるローパスフィルタである。CP13、14から入力した電流を平滑化して電圧VLPFに変換し、VCO16を制御する。なお、スピード信号SPSELによって示されるビットレートに応じて、インピーダンスを切り替えることが可能である。
【0060】
電圧制御発振回路(VCO)16は、入力コントロール電圧VLPFによって発振周波数を制御して、クロック信号を出力する。なお、スピード信号SPSELによって示されるビットレートに応じて、発振周波数レンジを切り替えることが可能である。
【0061】
ラッチ回路17は、信号dDATを入力とし、CLK_GEN23から出力される信号XCLKに応じて、信号RDATAを出力する。信号XCLKと信号dDATとは位相が90°ずれた関係にあるため、信号dDATを信号XCLKでラッチすることにより、信号RDATAがリカバーされる。
【0062】
ロック検知回路(LOCK DETECTOR)18は、クロックリカバリ回路におけるPLLがロックしたか否かを検知する。そして、ロックしたと検知した場合には、信号LOCKDETを所定の論理レベルにする。
【0063】
AND回路19は、信号LOCKDETおよび信号LOSDETの否定を入力とし、これらの論理積を信号SELDとして出力する。信号LOSDETは、送信側からの信号が受信されているか否かを示す信号であり、外部の検知回路から与えられる。データ信号が受信されている場合は“L”となり、受信されていない場合は“H”となる。
【0064】
分周器(1/2)20は、入力した信号XCLKを2分周し、信号XCLKDIV2として、ロック検知回路18に出力する。
【0065】
フリップフロップ21は、本発明の分周信号生成手段に相当するものである。入力した信号XDATを2分周し、本発明の第1の分周信号に相当する信号NHOLDHとして、位相比較器500のNHOLD端子に出力する。同様に、フリップフロップ22は、本発明の分周信号生成手段に相当するものである。入力した信号DATを2分周し、本発明の第2の分周信号に相当する信号NHOLDLとして、位相比較器600のNHOLD端子に出力する。
【0066】
クロック発生器(CLK_GEN)23は、VCO16から入力した信号を、クロック信号CLKおよびその反転信号XCLKとして出力する。クロック信号XCLKは、端子RCLKから外部に出力される。なお、信号SELDが“L”のときはVCO16からのクロックを2分周し、“H”のときはそのままの周波数でクロック信号CLK、XCLKを出力する。
【0067】
位相比較器500は、端子INDATAに信号DATを、端子NHOLDに信号NHOLDHを、端子DATA_PDに信号dDATを、そして、端子CLK_PDに信号CLKをそれぞれ入力する。そして、信号NHOLDHの論理レベルに応じて、信号dDATの立ち上がりエッジと信号CLKの立ち上がりエッジとの位相比較を間欠的に行う。そして、比較結果として、端子UPおよび端子DNから信号U1および信号D1をそれぞれ出力する。
【0068】
位相比較器600は、端子INDATAに信号XDATを、端子NHOLDに信号NHOLDLを、端子DATA_PDに信号XdDATを、そして、端子CLK_PDに信号CLKをそれぞれ入力する。そして、信号NHOLDLの論理レベルに応じて、信号XdDATの立ち上がりエッジと信号CLKの立ち上がりエッジとの位相比較を間欠的に行う。そして、比較結果として、端子UPおよび端子DNから信号U2および信号D2をそれぞれ出力する。
【0069】
信号XdDATの立ち上がりエッジは、信号dDATの立ち下がりエッジと対応したものである。したがって、位相比較器600は、実質的には、信号dDATの立ち下がりエッジと信号CLKの立ち上がりエッジとの位相比較を行っている。
【0070】
なお、位相比較器500、600は、端子LDETに信号SELDを、端子EN1Gに本発明のスピード信号に相当するスピード信号EN1Gを、そして、端子NPDに信号NPDをそれぞれ入力し、第3の実施形態で説明したような動作および機能をする。ただし、スピード信号EN1Gは、スピード信号SPSELのうち、ビットレートが1Gbpsであることを示す1ビットの信号とする。
【0071】
次に、上記のとおりに構成された本実施形態に係るクロックリカバリ回路の動作について詳細に説明する。ただし、クロックリカバリ回路は送信側からの信号を受信しており、信号LOSDETは“L”であるとする。
【0072】
まず、PLLはまだロックされていない状態にあるため、信号LOCKDETは“L”となっている。したがって、信号SELDは“L”であり、MUX10によって、信号CMUCLKがクロックリカバリ回路の入力として選択される(クロックキャプチャモード)。また、位相比較器500、600は、入力する信号SELDが“L”であることにより、周波数比較器として機能する。
【0073】
位相比較器500、600が周波数比較器として機能することにより、クロックリカバリ回路は、位相比較器500、600がそれぞれ入力する信号dDAT、XdDATおよび信号CLKの周波数が一致するように動作し、電圧VLPFを調整する。なお、このとき、CLK_GEN23は、入力する信号SELDが“L”であることにより分周器として動作している。したがって、VCO16は1GHzの周波数で発振している。
【0074】
ロック検知回路18によって、PLLがロックしたことが検知されると、信号LOCDETは“H”となる。これにより、AND回路19の出力信号SELDが“H”となり、MUX10によって、データ信号RD/NRDがクロックリカバリ回路の入力として選択される(位相比較モード)。また、位相比較器500、600は、入力する信号SELDが“H”となることにより、位相比較器として機能する。
【0075】
次に、位相比較モードにおける本実施形態に係るクロックリカバリ回路の動作について、図8のタイミングチャートを参照しながら詳細に説明する。
【0076】
時刻t1において、信号XDATの立ち上がりが発生する。このとき、位相比較器600は、入力する信号NHOLDLが“H”であることにより、データ信号XdDATとクロック信号CLKとの位相比較を開始する。そして、時刻t2において、データ信号XdDATの立ち上がりを検出し、時刻t3において、信号U2を出力する。また、時刻t3において、クロック信号CLKの立ち上がりを検出し、時刻t4において、信号D2を出力する。
【0077】
同様に、時刻t3において、信号DATの立ち上がりが発生する。このとき、位相比較器500は、入力する信号NHOLDHが“H”であるとことにより、データ信号dDATとクロック信号CLKとの位相比較を開始する。そして、時刻t5において、データ信号dDATの立ち上がりを検出し、時刻t6において、信号U1を出力する。また、時刻t6において、クロック信号CLKの立ち上がりを検出し、時刻t7において、信号D1を出力する。
【0078】
時刻t6において、信号XDATの次の立ち上がりが発生する。しかし、このとき、信号NHOLDLは“L”であるので、位相比較器600は位相比較を行わない。同様に、時刻t8において、信号DATの次の立ち上がりが発生するが、信号NHOLDHが“L”であるので、位相比較器500は位相比較を行わない。
【0079】
続く時刻t9において、信号XDATの次の立ち上がりが発生する。このとき、信号NHOLDLは“H”となっているため、位相比較器600は、データ信号XdDATとクロック信号CLKとの位相比較を行う。同様に、時刻t11において、信号DATの次の立ち上がりが発生する。このとき、信号NHOLDHは“H”となっているため、位相比較器500は、データ信号dDATとクロック信号CLKとの位相比較を行う。
【0080】
上記の位相比較の動作は、データ信号dDAT、XdDATの位相がロックされるまで繰り返される。そして、位相のロックが完了することにより、端子RDATAおよび端子RCLKから、リカバーされたデータ信号DTATAおよびクロック信号XCLKがそれぞれ出力される。
【0081】
以上、本実施形態によると、クロックリカバリ回路に、位相比較を間欠的に行う2つの位相比較器500、600を備えることにより、データ信号dDATの立ち上がりおよび立ち下がりエッジとクロック信号CLKとの位相比較を行うことができる。これにより、高速ビットレートのデータ信号のクロックリカバリが可能となる。また、データ信号dDATの立ち上がりおよび立ち下がりの双方のエッジについて位相比較を行うため、ジッタ耐性にも優れたクロックリカバリ回路を実現することができる。
【0082】
また、位相比較器500、600は、スピード信号EN1Gに応じて、ビットレートが1Gbpsのときは位相比較を間欠的に行い、1Gbps未満のときは逐次的に行うものである。これにより、低速から高速のビットレートに対応したワイドレンジなクロックリカバリ回路を実現することができ、回路設計の自由度を増すことができる。
【0083】
なお、位相比較器500、600として、第3の実施形態に係る位相比較器を用いたが、別の構成をした位相比較器であってもよい。
【0084】
また、スピード信号SPSELは必ずしも必要とするものではない。位相比較器500、600による位相比較が、ビットレートに関わらず常に間欠的に行われるようにすることにより、高速ビットレートのデータ信号に対応したクロックリカバリ回路を実現することができる。このようなクロックリカバリ回路は、たとえば、図9に示すような回路図となる。ここでは、位相比較器500、600の端子EN1Gに常時“H”が入力されるように、信号VDDを入力している。
【0085】
また、必ずしも2個の位相比較器500、600を備える必要はない。位相比較器50
0、600のいずれかを省略することによりジッタ耐性は減少するが、高速ビットレートのデータ信号に対応したクロックリカバリ回路を実現することが可能である。このようなクロックリカバリ回路は、たとえば、図10に示すような回路図となる。同図のクロックリカバリ回路は、図9のクロックリカバリ回路から位相比較器600を省略したものである。
【0086】
(第5の実施形態)
図11は、本発明の第5の実施形態に係るクロックリカバリ回路の回路図を示す。本実施形態に係るクロックリカバリ回路は、図7のクロックリカバリ回路に、本発明のスピード信号生成手段に相当する周波数検知回路(SPEED DETECTOR)24を追加したものである。
【0087】
周波数検知回路24は、本発明の基準信号に相当する信号CMUCLKの周波数と内部信号に相当する信号REFCLKの周波数とを比較する。そして、比較結果に基づいて、スピード信号SPSELを生成する。信号REFCLKは、クロックリカバリ回路内部で与えられる信号であり、周波数は62.5MHz〜500MHzとする。
【0088】
具体的には、周波数検知回路24は、周波数比較の結果、信号CMUCLKの周波数が信号REFCLKの周波数と等しいまたは高いときは(1、0、0、0)を出力し、信号REFCLKの周波数の方が高いときは(0、0、0、1)を出力する。つまり、ビットレートとして、1Gbpsおよび125Mbpsのいずれかの選択を行う。
【0089】
以上、本実施形態によると、周波数検知回路24によって、スピード信号SPSELが生成される。これにより、ビットレートの選択が自動化され、また、外部からスピード信号SPSELを入力するための端子を削減し、パッド数を削減することができ、回路設計が容易になる。
【0090】
なお、周波数検知回路24は、ビットレートとして、1Gbpsおよび125Mbpsのいずれかを選択するものとしたが、1Gbps、500Mbps、250Mbpsおよび125Mbpsのうちのいずれかを選択するように構成されたものであってもよい。また、これ以外のビットレートを選択するように構成されたものであってもよい。
【0091】
(第6の実施形態)
図12は、本発明の第6の実施形態に係るクロックリカバリ回路の回路図を示す。本実施形態に係るクロックリカバリ回路は、図7のクロックリカバリ回路におけるCP13、14に代えて、スピード信号EN1Gを入力可能なCP13A、14Aを備えたものである。
【0092】
CP13A、14Aは、入力するスピード信号EN1Gが“H”のとき、出力する電流の量を2倍に切り替える。ビットレートが1Gbpsの場合、位相比較器500、600によって位相比較が間欠的に行われるため、ループゲインが1/2になってしまう。そこで、スピード信号EN1Gによってビットレートが1Gbpsであることが示される場合には、CP13A、14Aからの出力される電流の量を2倍にし、ループゲインを一定に保つようにする。
【0093】
以上、本実施形態によると、スピード信号EN1Gによって示されるビットレートに応じて、CP13A、14Aから出力される電流の量が切り替えられる。これにより、クロックリカバリ回路におけるPLLのループゲインを一定に保つことができる。
【0094】
(第7の実施形態)
図13は、本発明の第7の実施形態に係るクロックリカバリ回路の回路図を示す。本実施形態に係るクロックリカバリ回路は、図7のクロックリカバリ回路に、本発明の第2の位相比較器に相当する位相比較器700と、第1の位相比較器に相当する位相比較器800と、CP25、26とを追加したものである。
【0095】
位相比較器700は、位相比較器500と同様に、信号dDAT、信号CLKおよび信号DATを入力し、位相比較を行う。ただし、端子NHOLDに、位相比較器500に入力される信号NHOLDH1の反転信号NHOLDL1を入力する。信号NHOLDL1は、信号NHOLDH1が“L”(または“H”)のとき“H”(または“L”)となる。したがって、位相比較器500、700は、交互に、信号dDATの立ち上がりエッジと信号CLKの立ち上がりエッジの位相比較を行う(インターリーブ比較)。
【0096】
次に、位相比較モードにおける本実施形態に係るクロックリカバリ回路の動作、特に、位相比較器500、700の動作について、図14のタイミングチャートを参照しながら詳細に説明する。
【0097】
時刻t1において、信号DATの立ち上がりが発生する。このとき、位相比較器500は、入力する信号NHOLDH1が“H”であることにより、データ信号dDATとクロック信号CLKとの位相比較を開始する。一方、位相比較器700は、入力する信号NHOLDL1が“L”であるため、位相比較を行わない。
【0098】
位相比較器500は、時刻t2において、データ信号dDATの立ち上がりを検出し、時刻t3において、信号U1を出力する。また、時刻t3において、クロック信号CLKの立ち上がりを検出し、時刻t4において、信号D1を出力する。
【0099】
次に、時刻t5において、信号DATの次の立ち上がりが発生する。このとき、位相比較器700は、入力する信号NHOLDL1が“H”であることにより、データ信号dDATとクロック信号CLKとの位相比較を開始する。一方、位相比較器500は、入力する信号NHOLDH1が“L”であるため、位相比較を行わない。
【0100】
位相比較器700は、時刻t6において、データ信号dDATの立ち上がりを検出し、時刻t7において、信号U3を出力する。また、時刻t7において、クロック信号CLKの立ち上がりを検出し、時刻t8において、信号D3を出力する。
【0101】
そして、時刻t6において、信号DATの次の立ち上がりが発生する。このとき、信号NHOLDH1は“H”、信号NHOLDL1は“L”であるので、今度は、位相比較器500が位相比較を行う。このように、それぞれ単独では間欠的に位相比較を行う位相比較器500、700を、互いに位相の異なる信号NHOLDH1、NHOLDL1を用いて、インターリーブ比較を行わせることにより、信号dDATのすべての立ち上がりエッジについて位相比較を行うことができる。
【0102】
同様にして、位相比較器600、800にインターリーブ比較を行わせることにより、信号XdDATのすべての立ち上がりエッジ、つまり、信号dDATのすべての立ち下がりエッジについて位相比較を行うことができる。
【0103】
以上、本実施形態によると、4個の位相比較器500〜800を備えることにより、信号dDATのすべての立ち上がりおよび立ち下がりエッジと信号CLKの位相比較を行うことができる。これにより、高速ビットレートに対応可能であり、また、ジッタ耐性にも優れたクロックリカバリ回路を実現することができる。
【0104】
なお、信号NHOLDH1、NHOLDL1、NHOLDH2、NHOLDL2は、それぞれの元となる信号の2分周信号であるとしているが、3分周以上の信号であってもよい。たとえば、3分周信号を用いる場合、位相比較を間欠的に行う位相比較器を6個用いて、互いにタイミングをずらしながら位相比較を行うことにより、本実施形態による効果と同様のものを得ることができる。
【0105】
また、以上の本発明の各実施形態において、位相比較器500〜800は、信号dDATまたは信号XdDATの立ち上がりエッジと、信号CLKの立ち上がりエッジとの位相比較を行うものとしたが、立ち下がりエッジについて位相比較を行うものであってもよい。
【0106】
【発明の効果】
以上、本発明によると、与えられた第1および第2の信号の位相比較を行う位相比較器として、第1の信号の分周信号の論理レベルに応じて、位相比較を間欠的に行うように構成することより、位相比較のためのタイミングマージンを増加させることができる。これにより高速動作が可能な位相比較器を実現することができる。
【0107】
また、クロックリカバリ回路として、間欠的に位相比較を行う位相比較器を備えることにより、Gbps級の高速ビットレートのデータ信号を扱うアプリケーション(たとえば、IEEEP1394b)に適したクロックリカバリ回路を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る位相比較器の回路図である。
【図2】 図1の位相比較器のウィンドウ発生部におけるラッチ回路の回路図である。
【図3】 図1の位相比較器の位相比較部におけるラッチ回路の回路図である。
【図4】 図1の位相比較器の動作を説明するタイミングチャートである。
【図5】 本発明の第2の実施形態に係る位相比較器の回路図である。
【図6】 本発明の第3の実施形態に係る位相比較器の回路図である。
【図7】 本発明の第4の実施形態に係るクロックリカバリ回路の回路図である。
【図8】 図7のクロックリカバリ回路の動作を説明するタイミングチャートである。
【図9】 図7のクロックリカバリ回路においてスピード信号を省略したときの回路図である。
【図10】 図7のクロックリカバリ回路において位相比較器を1個にしたときの回路図である。
【図11】 本発明の第5の実施形態に係るクロックリカバリ回路の回路図である。
【図12】 本発明の第6の実施形態に係るクロックリカバリ回路の回路図である。
【図13】 本発明の第7の実施形態に係るクロックリカバリ回路の回路図である。
【図14】 図13のクロックリカバリ回路の動作を説明するタイミングチャートである。
【図15】 従来の位相比較器の回路図である。
【図16】 図15の位相比較器の動作を説明するタイミングチャートである。
【符号の説明】
100 位相比較部
200、200A、200B ウィンドウ発生部
7 セレクタ回路(活性化手段)
8 NAND回路(マスク手段)
DATA_PD データ信号(第1の信号)
CLK_PD クロック信号(第2の信号)
NHOLD 分周信号
NEN_PD 比較窓信号
LDET 周波数比較信号
EN1G 間欠比較信号
500 位相比較器(第1の位相比較器)
600 位相比較器(第2の位相比較器)
700 位相比較器(第1の位相比較器)
800 位相比較器(第2の位相比較器)
21、22 フリップフロップ(分周信号生成手段)
24 周波数検知回路(スピード信号生成手段)
13A、14A CP(チャージポンプ回路)
RD/NRD データ信号
CLK、XCLK クロック信号
SPSEL、EN1G スピード信号
NHOLDH 分周信号(第1の分周信号)
NHOLDL 分周信号(第2の分周信号)
U1、D1、U2、D2、U3、D3、U4、D4 位相差信号
CUMCLK 基準信号
REFCLK 内部信号
NHOLDH1 分周信号(第1の分周信号)
NHOLDL1 分周信号(第2の分周信号)
NHOLDH2 分周信号(第1の分周信号)
NHOLDL2 分周信号(第2の分周信号)

Claims (3)

  1. 与えられた第1および第2の信号の位相比較を行う位相比較器であって、
    活性化することにより前記位相比較を行う一方、非活性となることにより前記位相比較を中止する位相比較部と、
    前記位相比較部の活性化と非活性とを切替制御する比較窓信号を出力するウィンドウ発生部とを備え、
    前記ウィンドウ発生部は、
    前記分周信号を入力とし、該分周信号が所定の論理レベルのとき、前記比較窓信号を、前記位相比較部を非活性とする状態に設定し、かつ、前記第1および第2の信号の周波数比較を行うか否かを示す周波数比較信号を入力とし、該周波数比較信号が、周波数比較を行うことを示すとき、前記比較窓信号を、前記位相比較部を活性化する状態に固定する活性化手段を有するものであり、
    当該位相比較器は、
    前記第1の信号の分周信号の論理レベルに応じて、前記位相比較を間欠的に行う
    ことを特徴とする位相比較器。
  2. 与えられた第1および第2の信号の位相比較を行う位相比較器であって、
    活性化することにより前記位相比較を行う一方、非活性となることにより前記位相比較を中止する位相比較部と、
    前記位相比較部の活性化と非活性とを切替制御する比較窓信号を出力するウィンドウ発生部とを備え、
    前記ウィンドウ発生部は、
    前記分周信号を入力とし、該分周信号が所定の論理レベルのとき、前記比較窓信号を、前記位相比較部を非活性とする状態に設定し、かつ、位相比較を間欠的に行うか否かを示す間欠比較信号を入力とし、該間欠比較信号が、位相比較を間欠的に行わないことを示すとき、前記分周信号をマスクするマスク手段を有するものであり、
    当該位相比較器は、
    前記第1の信号の分周信号の論理レベルに応じて、前記位相比較を間欠的に行う
    ことを特徴とする位相比較器。
  3. 与えられたデータ信号からクロック信号を生成するクロックリカバリ回路であって、
    前記データ信号の分周信号を生成する分周信号生成手段と、
    前記分周信号を入力とし、該分周信号の論理レベルに応じて、前記データ信号と前記クロック信号との位相比較を間欠的に行う位相比較器とを備え、
    前記位相比較器は、
    前記データ信号のビットレートを示すスピード信号を入力とし、該スピード信号によって示される前記ビットレートに応じて、前記位相比較を逐次的に行うかまたは間欠的に行うかを切り替えるものである
    ことを特徴とするクロックリカバリ回路。
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