JP2854777B2 - 位相同期ループ回路と信号抽出方法 - Google Patents

位相同期ループ回路と信号抽出方法

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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディファレンシャル・
マンチェスタコードを用いるトークンリングネットワー
ク、或いはマンチェスタコードを用いる各種LAN(Lo
cal Area Network)において、受信信号からクロック信
号を抽出するのに使用される位相同期ループ回路に関
し、特に、受信信号からクロック成分を抽出する動作
が、受信するデータパターンによらず、追従速度が安定
し、センタエッジを喪失した場合でもビットスリップす
ることなく、速やかに同期状態を回復することが可能
で、また、受信信号が途絶えたことを検出して、位相同
期ループ回路の同期周波数がこの受信信号が途絶えた期
間に大きくずれることを回避し、再び受信信号が検出さ
れるようになった時に、素早く本来の同期状態を回復す
ることが可能な位相同期ループ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の位相同期ループ回路(以下PLL
回路;Phase-Locked Loop という)は、図14に示すよ
うに、位相比較器51と、チャージポンプ53と、電圧
制御発振器55(以下VCO:Voltage Controlled Osc
illator と略記する)とから構成されている。
【0003】受信したデータ信号DATAとVCO55から
発生したクロック信号Clock の位相差を位相比較器51
を用いて検出し、検出された位相差に応じた電流をチャ
ージポンプ53に供給してVCO55の制御電圧を変化
させる。クロック信号Clockの位相が遅れていれば、V
CO55の発振周波数を高めて位相が追い付くように、
チャージポンプ53を動作してVCO55の制御電圧を
変化させる。
【0004】マンチェスタコードは、受信される信号DA
TAの中に情報信号とクロック信号Clock の両方を含ませ
た変調方式で、1ビット時間の間に2個のエッジが含ま
れる場合と、1個のエッジしか含まれない場合の2通り
の場合がある。
【0005】図2(1)に、データ信号DATAとクロック
信号Clock からマンチェスタコードが合成される様子を
示す。ディファレンシャル・マンチェスタコードは、デ
ータに対して差動符号化を行なってからマンチェスタコ
ードに変換するもので、基本的にはマンチェスタコード
と同じ性質を持っている。PLL回路が必要とする位相
情報は各々のエッジ位置から採取されるが、マンチェス
タコードでは、このエッジの頻度が受信されるデータパ
ターンによって異なっている。
【0006】図15に示す従来のPLL回路では、立ち
上がりエッジが検出された時だけ位相比較を行なって、
チャージポンプ53を動作させる方式をとっている。エ
ッジの発生頻度が一定ではないため、エッジの発生位置
を予測することができず、立ち上がりエッジが受信信号
に発生したことを検出してから動作する方式をとってい
る。
【0007】また、図16には、図15の回路の動作を
タイミングチャートで示す。フリップフロップQ10に
よってデータ信号DATAの立ち上がりエッジを検出してか
ら、VCO55からの受信信号クロック成分の2倍周波
数のクロック信号2CLKの立ち上がりエッジをフリップフ
ロップQ11によって検出するまでの時間、チャージポ
ンプに対する充電パルスを電流源I10から発生する。
クロック信号2CLKがアクティブである間フリップフロッ
プQ11はセットされ、この信号によってフリップフロ
ップQ10はリセットされるので、充電パルスを発生し
ていた動作スイッチSW10はオフになる。フリップフ
ロップQ11がセットされている間、電流源I11によ
って放電パルスを発生する。クロック信号2CLKがインア
クティブになると、フリップフロップQ10によってフ
リップフロップQ11はリセットされ、放電パルスを発
生していた動作スイッチSW11はオフになる。
【0008】図16の最初のデータ信号DATAのパルスに
示されるように、データ信号DATAとクロック信号2CLKの
間に位相ずれが無ければ充放電のパルスが均衡し、一連
の動作の後チャージポンプに残る電荷は変動しないの
で、VCO55の制御電圧も変化しない。クロック信号
2CLKに対してデータ信号DATAの位相が進んでいれば、充
電パルスの発生時間が長くなるので、チャージポンプ5
3に蓄積される電荷は増加する。それに応じてVCO5
5の制御電圧は上昇し、クロック位相の遅れを回復する
ように発振周波数が高くなる。クロック信号2CLKの位相
が進んでいる時は、逆に電圧が低下し発振周波数が低く
なる。
【0009】このように従来のPLL回路では、位相比
較器51でデータ信号DATAの立ち上がりエッジの位置
と、VCO55からのクロック信号2CLKのエッジ位置の
時間差を検出し、チャージポンプ53に対して充放電を
行なう電流源をスイッチングするパルス信号を発生して
いる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
位相同期ループ回路では、1回の位相比較に伴って必ず
充電パルスと放電パルスの対が発生するため、電圧制御
発振器の制御電圧には絶えず三角波状の脈流成分が発生
しており、電圧制御発振器の動作を不安定にするという
欠点があった。
【0011】また、従来技術では、データパターンによ
って位相比較の頻度が異なるため、位相同期ループ回路
の追従速度が異なってしまうという問題があった。
【0012】更に、トークンリング通信方式では、リン
グに対してノードが追加される際に、一定の期間リング
上の信号が途絶えてしまうことがあり、この瞬間及びそ
の後の期間において、受信信号に対する同期を行なって
いる位相同期ループ回路の追従動作が素早く行なわれる
必要があるが、従来の位相同期ループ回路では、受信信
号が途絶えている間、センタエッジの欠落が連続して検
出され、これを補償するための動作をチャージポンプが
繰り返していたが、この動作によってチャージポンプに
接続されたループフィルタの蓄積電圧が次第にずれてき
てしまうという事態が発生し、結果として、受信信号が
再び検出されるようになった時に、素早く本来の同期状
態を回復することが難しくなるという問題があった。
【0013】本発明は、上記問題点を解決するもので、
その目的は、受信信号からクロック成分を抽出する動作
が、受信するデータパターンによらず、追従速度が安定
し、センタエッジを喪失した場合でもビットスリップす
ることなく、速やかに同期状態を回復することの可能な
位相同期ループ回路を提供することである。
【0014】また本発明の他の目的は、受信信号が途絶
えたことを検出して、位相同期ループ回路の同期周波数
がこの受信信号が途絶えた期間に大きくずれることを回
避し、再び受信信号が検出されるようになった時に、素
早く本来の同期状態を回復することが可能な位相同期ル
ープ回路を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の第1の特徴は、図1に示す如く、受信した
データ信号DATAと後記電圧制御発振器5から出力される
クロック信号Clock との位相差を検出する位相比較器1
と、前記位相比較器1で検出された位相差に応じた制御
電圧を出力するチャージポンプ3と、前記制御電圧に基
づきクロック信号Clock を生成する電圧制御発振器5と
を具備し、前記位相比較器1は、前記受信データ信号DA
TAの各情報ビットの所定の時間だけ開くウィンドウ信号
Window'を生成するウィンドウ信号生成手段13と、前
記ウィンドウ信号Window' の開いた期間に前記受信デー
タ信号DATAのエッジを抽出するエッジ抽出手段11とを
具備することである。
【0016】本発明の第2の特徴は、図8に示す如く、
受信したデータ信号DATAと後記電圧制御発振器5から出
力されるクロック信号Clock との位相差を検出する位相
比較器1’と、前記位相比較器1’で検出された位相差
に応じた制御電圧を出力するチャージポンプ3と、前記
制御電圧に基づきクロック信号Clock を生成する電圧制
御発振器5とを具備し、前記位相比較器1’は、前記受
信データ信号DATAの各情報ビットの所定の時間だけ開く
ウィンドウ信号Windowを生成するウィンドウ信号生成手
段13’と、前記ウィンドウ信号Windowの開いた期間に
前記受信データ信号DATAのエッジを抽出するエッジ抽出
手段11と、前記エッジ抽出手段11の結果に基づいて
エッジの発生の有無を検出するエッジ喪失検出手段22
と、前記エッジ喪失検出手段22によりエッジの欠落が
検出された場合には、前記チャージポンプ3に対して誤
動作を補償する信号CORRECT を出力する補償パルス発生
手段23と、前記エッジ喪失検出手段22により連続的
にエッジの欠落が検出された回数を計数するエッジ喪失
カウンタ25と、前記エッジ喪失カウンタ25の計数結
果が所定の回数となった時に、新たなエッジを検出する
まで当該位相比較器1’の動作を停止する停止手段G5
〜G7とを具備することである。
【0017】本発明の第3の特徴は、図11に示す如
く、受信したデータ信号DATAと後記電圧制御発振器5か
ら出力されるクロック信号Clock との位相差を検出する
位相比較器1”と、前記位相比較器1”で検出された位
相差に応じた制御電圧を出力するチャージポンプ3と、
前記制御電圧に基づきクロック信号Clock を生成する電
圧制御発振器5とを具備し、前記位相比較器1”は、前
記受信データ信号DATAの各情報ビットの所定の時間だけ
開くウィンドウ信号Windowを生成するウィンドウ信号生
成手段13’と、前記ウィンドウ信号Windowの開いた期
間に前記受信データ信号DATAのエッジを抽出するエッジ
抽出手段11と、前記エッジ抽出手段11の結果に基づ
いてエッジの発生の有無を検出するエッジ喪失検出手段
22と、前記エッジ喪失検出手段22によりエッジの欠
落が検出された場合には、前記チャージポンプ3に対し
て誤動作を補償する信号CORRECT を出力する補償パルス
発生手段23と、前記エッジ喪失検出手段22により連
続的にエッジの欠落が検出された回数を計数するエッジ
喪失カウンタ25と、前記エッジ喪失カウンタ25の計
数結果が所定の回数となった時に、新たなエッジを検出
するまで当該位相比較器1”の入力信号を所定の発振周
波数を持つ信号X'tal に切り替える選択手段27とを具
備することである。
【0018】本発明の第4の特徴は、請求項1、2、ま
たは3に記載の位相同期ループ回路において、前記ウィ
ンドウ信号Window' またはWindowの開いた期間は、前記
受信データ信号DATAの各情報ビットの4分の1乃至4分
の3時刻までであることである。
【0019】本発明の第5の特徴は、請求項1、2、
3、または4に記載の位相同期ループ回路において、前
記位相同期ループ回路は、前記ウィンドウ信号Window'
またはWindowの開いた期間の設定により、センタエッジ
の検出を行なうことである。
【0020】本発明の第6の特徴は、請求項1、2、
3、4、または5に記載の位相同期ループ回路におい
て、前記位相同期ループ回路は、前記エッジ抽出手段1
1の結果に基づいてエッジの発生の有無を検出し、前記
ウィンドウ信号Window' の開いた期間を2分の1時間ず
らす制御手段15を具備することである。
【0021】本発明の第7の特徴は、請求項3、4、
5、または6に記載の位相同期ループ回路において、前
記位相同期ループ回路は、前記エッジ喪失カウンタの計
数結果が所定の回数となった時に、前記補償パルス発生
手段23からの誤動作を補償する信号の出力CORRECT を
停止し、前記ウィンドウ信号Windowの開いた期間を2分
の1時間ずらす動作を停止する停止制御手段G8を具備
することである。
【0022】本発明の第8の特徴は、請求項1、2、
3、4、5、6、または7に記載の位相同期ループ回路
において、前記チャージポンプ3は、当該チャージポン
プ3の充電を行なう第1の電流源I2と、当該チャージ
ポンプ3の放電を行なう第2の電流源I3と、前記エッ
ジ抽出手段11の検出結果UPに基づき、前記第2の電流
源I3による放電電流を補正する第3の電流源I1とを
具備することである。
【0023】本発明の第9の特徴は、請求項1、2、
3、4、5、6、7、または8に記載の位相同期ループ
回路において、前記チャージポンプ3は、前記第1の電
流源I2に接続される第1のスイッチSW2と、前記第
2の電流源I3に接続される第2のスイッチSW3と
を、それぞれ、(オフ,オフ)、(オン,オフ)、(オ
ン,オン)、(オフ,オフ)、若しくは(オフ,オ
フ)、(オフ,オン)、(オン,オン)、(オフ,オ
フ)の順に切り換えることである。
【0024】本発明の第10の特徴は、請求項1、2、
3、4、5、6、7、8、または9に記載の位相同期ル
ープ回路において、前記受信データ信号DATAは、ディフ
ァレンシャル・マンチェスタコードであることである。
【0025】
【作用】本発明の第1、第4、第5、第6、第8、第
9、及び第10の特徴の位相同期ループ回路では、図1
に示す如く、位相比較器1により受信したデータ信号DA
TAと電圧制御発振器5から出力されるクロック信号Cloc
k との位相差を検出し、チャージポンプ3で位相比較器
1により検出された位相差に応じた制御電圧を出力し、
その制御電圧に基づき電圧制御発振器5でクロック信号
Clock を生成する。位相比較器1では、ウィンドウ信号
生成手段13により受信データ信号DATAの各情報ビット
の4分の1乃至4分の3時刻まで開くウィンドウ信号Wi
ndow' を生成し、エッジ抽出手段11によりウィンドウ
信号Window' の開いた期間に受信データ信号DATAのエッ
ジを抽出し、制御手段15によりエッジ抽出手段11の
結果に基づきエッジ発生の有無を検出し、エッジ発生の
有無に基づいてウィンドウ信号Window' の開いた期間を
2分の1時間ずらすようにする。
【0026】図2(1)に、受信データ信号DATAと電圧
制御発振器5から出力されるクロック信号Clock とから
マンチェスタコードが合成される様子を示す。同図に示
すように、マンチェスタコードにはクロック信号Clock
の成分が含まれるため、各ビットの2分の1ビット時刻
に必ずセンタエッジが含まれるのが特徴である。
【0027】図2(2)は、このセンタエッジを抽出す
るため、4分の1から4分の3ビット時間に開くウィン
ドウの様子を説明する図である。本発明では、このウィ
ンドウを用いてエッジの抽出を行なうため、4分の1ビ
ット時間から4分の3ビット時間の間で発生する位相ジ
ッタを含んだエッジは、センタエッジとして抽出するこ
とができる。
【0028】トークンリングネットワークでは、フレー
ム間をフィラー信号で埋めることになっているが、これ
が2分の1ビットの奇数倍になった時には、センタエッ
ジの位置がずれてしまうことになるし、フレームの開始
及び終了それぞれを示す信号SD及びEDの中には、セ
ンタエッジを含まない信号が定義されている。
【0029】こうした場合には、センタエッジがウィン
ドウの範囲内に発生しないため、センタエッジの喪失が
起こり、位相比較ができなくなる。センタエッジが喪失
したことを検出する手段によってこれを検出したなら
ば、ウィンドウ位置を2分の1ビット時間ずらすことに
よって、新たなセンタエッジの抽出を試みる。
【0030】チャージポンプ3に対しては、電圧制御発
振器5の出力であるクロック信号Clock から予測される
センタエッジの時刻と、実際に抽出されたセンタエッジ
時刻の時間差分だけ、第1の電流源I2による充電か、
或いは第2の電流源I3による放電の何れかが行なわれ
る。もし、ウィンドウ期間内にセンタエッジが抽出され
ないと、一方的に放電が行なわれてしまうので、これを
補正するための充電電流をエッジ抽出手段11の抽出結
果UPに基づき、第3の電流源I1から発生する。
【0031】チャージポンプ3に対して行なわれる充電
若しくは放電の動作は、位相ずれの大きさに応じて長く
なるので、位相同期ループ回路が同期状態にある時に
は、非常に短期間に行なわれることになる。従って、位
相ずれの期間を示す信号を作って、チャージポンプ3へ
の充放電を行なう電流源をオン/オフする信号に用いた
のでは、そのパルス幅が短過ぎて安定した動作を保証す
ることが難しくなる。
【0032】本発明では、第1の電流源I2に接続され
る第1のスイッチSW2と、前記第2の電流源I3に接
続される第2のスイッチSW3とを、それぞれ、(オ
フ,オフ)、(オン,オフ)、(オン,オン)、(オ
フ,オフ)、若しくは(オフ,オフ)、(オフ,オ
ン)、(オン,オン)、(オフ,オフ)の順に切り換え
ることによって、個々のスイッチSW2及びSW3のオ
ン時間を長くすることができ、電流源の動作を安定化す
ることができる。充電と放電の両方の電流源I2及びI
3が同時にオン状態にある時には、チャージポンプ3に
対する流入流出電流が平衡し、両スイッチSW2及びS
W3が共にオフの時と同じように、電荷の増減が無いよ
うに調節する。
【0033】また、トークンリングネットワークでは、
センタエッジの欠落した信号をフレームの開始と終了を
識別するためにスターティングデリミタ(Stating Deli
miter )信号SD及びエンディングデリミタ(Ending D
elimiter)信号EDを定義しており、センタエッジの欠
落を検出してチャージポンプ3の動作を補償する手段
(制御手段15)は有効に動作する。また短期間なら
ば、受信信号DATAが途切れていても制御手段15によっ
て、チャージポンプ3の電圧が維持されるため、電圧制
御発振器5の発振周波数が極端にずれることを防止する
効果がある。
【0034】しかしトークンリングネットワークでは、
ネットワークが動作中でも新たな局のリングへの挿入
や、リングからの削除が行なわれる。この時、リングと
局との接続点でリレーによる回線の切り替えが行なわれ
るため、この動作が行なわれる一定期間、リング上の信
号が途切れる時間帯が生じる。信号が途切れると、位相
同期ループ回路の位相比較器1はセンタエッジの欠落を
連続して検出することになる。
【0035】第1の特徴の位相同期ループ回路では、セ
ンタエッジ欠落によるチャージポンプ3の誤動作を補償
する手段(制御手段15)により、電圧制御発振器5の
電圧が短期間に大きくずれることを防止しているが、こ
の状態が長期間に渡ると、電圧制御発振器5の電圧のず
れが無視できなくなってくる。これは、位相比較器1に
よって発生するチャージポンプ3への放電電流と、制御
手段15によるチャージポンプ3への充電電流を、完全
に一致させることが技術的に困難であるため、長時間こ
の補償動作が続くと、電圧制御発振器5の電圧がずれて
くるためである。
【0036】そのため、センタエッジの欠落が予め定め
た回数連続して発生した場合には、上述のリレーの切り
替えにより、リング上の信号が途切れているものと判断
し、電圧制御発振器5の電圧の変動を抑制することが考
えられる。本発明の第2、第4、第5、第6、第8、第
9、及び第10の特徴の位相同期ループ回路は、その手
段として、位相比較器1自体の動作を停止して、チャー
ジポンプ3によるループフィルタへの充放電を止めてし
まって電圧の変動を抑制する方式を採用して、この問題
を解消している。
【0037】本発明の第2、第4、第5、第6、第8、
第9、及び第10の特徴の位相同期ループ回路では、図
8に示す如く、位相比較器1’により受信したデータ信
号DATAと電圧制御発振器5から出力されるクロック信号
Clock との位相差を検出し、チャージポンプ3で位相比
較器1’により検出された位相差に応じた制御電圧を出
力し、その制御電圧に基づき電圧制御発振器5でクロッ
ク信号Clock を生成する。位相比較器1’では、ウィン
ドウ信号生成手段13’により受信データ信号DATAの各
情報ビットの4分の1乃至4分の3時刻まで開くウィン
ドウ信号Windowを生成し、エッジ抽出手段11によりウ
ィンドウ信号Windowの開いた期間に受信データ信号DATA
のエッジを抽出し、エッジ喪失検出手段22によりエッ
ジ抽出手段11の結果に基づきエッジの発生の有無を検
出し、エッジの欠落が検出された場合には、補償パルス
発生手段23によってチャージポンプ3に対して誤動作
を補償する信号CORRECT を出力する。更に、エッジ喪失
カウンタ25において、エッジ喪失検出手段22からの
連続的にエッジの欠落が検出された回数を計数し、計数
結果が所定の回数となった時には、停止手段G5〜G7
により新たなエッジを検出するまで位相比較器1’の動
作を停止するようにしている。
【0038】これにより、電圧制御発振器5の電圧変動
を抑制することができ、マンチェスタ信号が再び受信さ
れるようになった時の同期回復に要する時間を短縮する
ことができる。
【0039】また、本発明の第3、第4、第5、第6、
第7、第8、第9、及び第10の特徴の位相同期ループ
回路では、センタエッジの欠落が予め定めた回数連続し
て発生した場合における、電圧制御発振器5の電圧の変
動を抑制方法として、受信される信号DATAとして、本来
発振周波数の目標としている周波数で発振するクロック
の信号X'tal を位相比較器1に入力することで、電圧制
御発振器5の発振周波数をこの周波数に固定してしまう
方式を採用して、上記問題を解消している。
【0040】本発明の第3、第4、第5、第7、第8、
及び第9の特徴の位相同期ループ回路では、図11に示
す如く、位相比較器1’により受信したデータ信号DATA
と電圧制御発振器5から出力されるクロック信号Clock
との位相差を検出し、チャージポンプ3で位相比較器
1’により検出された位相差に応じた制御電圧を出力
し、その制御電圧に基づき電圧制御発振器5でクロック
信号Clock を生成する。位相比較器1’では、ウィンド
ウ信号生成手段13’により受信データ信号DATAの各情
報ビットの4分の1乃至4分の3時刻まで開くウィンド
ウ信号Windowを生成し、エッジ抽出手段11によりウィ
ンドウ信号Windowの開いた期間に受信データ信号DATAの
エッジを抽出し、エッジ喪失検出手段22によりエッジ
抽出手段11の結果に基づきエッジの発生の有無を検出
し、エッジの欠落が検出された場合には、補償パルス発
生手段23によってチャージポンプ3に対して誤動作を
補償する信号CORRECT を出力する。更に、エッジ喪失カ
ウンタ25において、エッジ喪失検出手段22からの連
続的にエッジの欠落が検出された回数を計数し、計数結
果が所定の回数となった時には、選択手段27により新
たなエッジを検出するまで位相比較器1の入力信号を所
定の発振周波数を持つ信号X'tal に切り替えるようにし
ている。
【0041】これにより、電圧制御発振器5の電圧変動
を抑制することができ、マンチェスタ信号が再び受信さ
れるようになった時の同期回復にようする時間を短縮す
ることができる。
【0042】
【実施例】以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて
説明する。
【0043】図1に本発明の第1の実施例に係る位相同
期ループ回路の構成図を示す。
【0044】同図において、本実施例の位相同期ループ
回路(以下、PLL回路と略記する)は、受信したデー
タ信号DATAと電圧制御発振器5から出力されるクロック
信号Clock との位相差を検出する位相比較器1と、位相
比較器1で検出された位相差に応じた制御電圧を出力す
るチャージポンプ3と、前記制御電圧に基づきクロック
信号Clock を生成する電圧制御発振器(以下、VCOと
略記する)5とから構成されている。
【0045】尚、DATAはトークンリングから受信される
ディファレンシャル・マンチェスタコード信号であり、
2CLKはVCO5で発振した信号で、受信したマンチェス
タコードが含んでいるクロック成分の2倍の周波数を持
つ。また、Clock は本実施例のPLL回路によって抽出
された受信信号のクロック成分である。但し、実際の利
用を考え、クロック成分の2倍の周波数の信号2CLKを出
力する。
【0046】チャージポンプ3は、チャージポンプ3の
充電を行なう充電電流源I2と、チャージポンプ3の放
電を行なう放電電流源I3と、放電電流源I2による放
電電流を補正する補正充電用電流源I1と、それぞれの
電流源I1、I2、及びI3に接続される動作スイッチ
SW1、SW2、及びSW3と、ロウパスフィルタ21
とから構成されている。
【0047】図3に、位相比較器1の回路構成図を示
す。
【0048】同図に示すように、位相比較器1は、受信
データ信号DATAの各情報ビットの4分の1乃至4分の3
時刻まで開くウィンドウ信号Window' を生成するウィン
ドウ信号生成手段13と、ウィンドウ信号Window' の開
いた期間に受信データ信号DATAのエッジを抽出するエッ
ジ抽出手段11と、エッジ抽出手段11の抽出結果に基
づいてエッジの発生の有無を検出し、このエッジ発生の
有無に基づきウィンドウ信号Window' の開いた期間を2
分の1時間ずらす制御手段15とから構成されている。
【0049】UP、DOWN、及びCORRECT は、それぞれチャ
ージポンプ3の電流源に接続される動作スイッチに対し
て送られる制御信号である。信号UPは充電電流源I2の
動作スイッチSW2を、信号DOWNは放電電流源I3の動
作スイッチSW3を、信号CORRECT は補正充電用電流源
I1の動作スイッチSW1を、それぞれ制御する。
【0050】エッジ抽出手段11では、受信データ信号
DATAを取り込み、立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッ
ジそれぞれを検出するフリップフロップQ1及びQ2
で、受信信号のエッジを抽出する。これらのフリップフ
ロップQ1及びQ2は、ウィンドウ信号Windowがインア
クティブの間リセットされており、ウィンドウ期間に発
生するセンタエッジのみを抽出する。またフリップフロ
ップQ1及びQ2の出力は2入力ORゲートG1によっ
て論理和を取られ、センタエッジ抽出信号DEdgeとな
る。この信号DEdge は充電電流源I2を制御する制御信
号UPになる。
【0051】ウィンドウ信号生成手段13では、クロッ
ク信号2CLKを取り込み、フリップフロップQ5によりク
ロック信号2CLKの立ち下がりエッジを2分周して、4分
の1ビット時間から4分の3ビット時間の間アクティブ
となる信号Window' が作られる。
【0052】一方制御手段15では、NOTゲートG3
によって反転したセンタエッジ抽出信号DEdge をフリッ
プフロップQ3に取り込み、ウィンドウ信号Windowの立
ち下がりエッジでサンプリングして、ウィンドウ期間の
終了時に受信データ信号DATAのセンタエッジが検出され
ているかどうかをチェックするミスエッジ信号MissEdge
を生成する。このミスエッジ信号MissEdgeは、補正充電
用電流源I1を制御する制御信号CORRECT になる。
【0053】ミスエッジ信号MissEdgeの立ち上がりエッ
ジでトグル動作するフリップフロップQ4の出力Alter
は、センタエッジ喪失時にウィンドウ位置を2分の1ず
らすための信号で、XORゲートG2で排他的論理和を
取ることにより、ウィンドウ信号Windowを生成する。つ
まり、クロック信号2CLKの立ち下がりエッジを2分周し
た信号Window' を、センタエッジ喪失を検出する度に反
転させるように働く。信号Window' はビット周期で発生
する信号であるから、反転することによって、2分の1
ビットずらしたことと同じ効果がある。
【0054】また、ANDゲートG4により、ウィンド
ウ信号Windowとクロック信号2CLKの論理積を取ることに
よって、2分の1ビット時間から4分の3ビット時間ま
でアクティブとなるセンタエッジ予測信号CEdge が作ら
れる。この信号は放電電流源I3を制御する制御信号DO
WNとなる。
【0055】ミスエッジ信号MissEdgeを生成するフリッ
プフロップQ3は、センタエッジ予測信号CEdge によっ
てリセットされるが、これは信号Alter が反転してウィ
ンドウ信号Windowが2分の1ビットずらされた直後のウ
ィンドウ期間の、2分の1時刻にリセットすることによ
って、補正充電用電流源I1を制御する制御信号CORREC
T のパルス幅を4分の1ビット時間にするためである。
【0056】本実施例の動作を説明するタイミングチャ
ートを図4に示す。
【0057】ウィンドウ信号Windowはクロック信号2CLK
の立ち下がりエッジに同期して発生し、このウィンドウ
信号Windowがアクティブである期間に発生した受信デー
タ信号DATAのエッジによってセンタエッジ抽出信号DEdg
e はセットされる。また、センタエッジ予測信号CEdge
は、ウィンドウ信号Windowがアクティブである期間に発
生するクロック信号2CLKを抜き出している。センタエッ
ジ抽出信号DEdge とセンタエッジ予測信号CEdge は、そ
れぞれ制御信号UP及びDOWNとなり、ウィンドウ信号Wind
owがインアクティブになるとリセットされる。
【0058】制御信号UP及びDOWNのセットされる時刻に
ずれがあると、その時間差だけチャージポンプ3に対す
る充放電電流current が発生する。制御信号UPのセット
が早い時には充電電流源I2が先に動作し、チャージポ
ンプ3に対する充電電流を発生する。続いて放電電流源
I3も動作するため、両電流源による充放電電流が平衡
して、チャージポンプ3への電流の流入流出は停止す
る。逆に制御信号DOWNのセットが早い時には放電電流源
I3が先に動作する時間の分だけ、チャージポンプ3に
対する放電電流が発生する。
【0059】ウィンドウ期間内でセンタエッジ抽出信号
DEdge がセットされなければ、ウィンドウ信号Windowの
立ち下がりエッジでミスエッジ信号MissEdgeがセットさ
れ、同時に信号Alter が反転する。信号Alter の反転に
よってウィンドウ位置が2分の1ビットずれて、新たな
ウィンドウ期間がすぐに発生する。ミスエッジ信号は、
この新たなウィンドウ期間に発生するセンタエッジ予測
信号CEdge によってリセットされる。
【0060】ミスエッジ信号MissEdgeが発生する時に
は、制御信号DOWNに引き続いて制御信号CORRECT が発生
し、放電電流源I3によって一方的に放電された電流量
を補う電流が、補正充電用電流源I1によって充電され
る。充放電電流current には、等しい電流量の放電電流
と充電電流のパルスが連続して発生する。
【0061】次に、図5に本発明の第2の実施例に係る
位相同期ループ回路の位相比較器1の回路構成図を示
す。本実施例の位相同期ループ回路の位相比較器1は、
第1の実施例において、センタエッジ抽出信号DEdge 及
びセンタエッジ予測信号CEdgeの出力側に、それぞれフ
リップフロップQ6及びQ7を追加した構成となってい
る。
【0062】第1の実施例では、充電電流源I2及び放
電電流源I3をそれぞれ制御する制御信号UP及びDOWN
は、ウィンドウの終了と共にリセットされるが、厳密に
はセンタエッジ予測信号CEdge が僅かに早くリセットさ
れる。センタエッジ予測信号CEdge には、元になってい
るクロック信号2CLKから見て、ANDゲートG4のゲー
ト1個分の遅延しか含まれないため、センタエッジ抽出
信号DEdge がリセットされるより僅かに早くなるのであ
る。
【0063】充電電流源I2及び放電電流源I3の両電
源が(オン,オン)状態から(オフ,オフ)状態へ遷移
する時には、できるだけ同時に切り替わることが望まし
いので、本実施例では、フリップフロップQ6及びQ7
をウィンドウ信号Windowのインアクティブによって同時
にリセットする方式を採用している。
【0064】次に、図6に本発明の第3の実施例に係る
位相同期ループ回路の位相比較器1の回路構成図を示
す。本実施例の位相同期ループ回路では、第1または第
2の実施例において、VCO5から出力されるクロック
信号Clock を2CLKとせず、受信信号DATAが含んでいるク
ロック信号の4倍の周波数の信号4CLKとしている。
【0065】ウィンドウ信号Windowは4分の1ビット時
間から4分の3ビット時間にアクティブになる信号で、
クロック信号2CLKの立ち下がりエッジをフリップフロッ
プQ5によって分周して作っている。もし、第1または
第2の実施例のようにVCO5を直接クロック信号2CLK
で発振させるとすると、VCO5のディーティ比が正確
に50%でないとウィンドウの位置がずれてしまうこと
になる。これを防ぐために、クロック信号4CLKをVCO
5によって発振し、これをフリップフロップQ8によっ
て2分周してクロック信号2CLKを作ることによって、正
確なデューティ比のクロック信号2CLKを発生させてい
る。
【0066】次に、図7に本発明の第4の実施例に係る
位相同期ループ回路のチャージポンプ3の電流源部分の
構成図を示す。本実施例の位相同期ループ回路は、第
1、第2、または第3の実施例において、電流源部分を
同図に示す構成としたものである。
【0067】充電電流源と放電電流源の特性を厳密に一
致させるのは技術的に難しいので、全ての電流源を放電
電流源I4、I5、及びI6として構成し、トランジス
タJ1及びJ2によるカレントミラー回路を用いて、充
電電流源としての機能を実現する。本来充電電流源とし
て動作すべき放電電流源I4及びI5で発生する電流
は、トランジスタJ1を流れることによって、それと同
等の電流をトランジスタJ2側に発生させる。この電流
がチャージポンプ3に充電電流として流れ込むため、動
作スイッチSW4及びSW5は充電電流源を制御する動
作スイッチとして働くことになる。
【0068】以上のように、第1、第2、第3、及び第
4実施例では、マンチェスタコードにおいて、必ずデー
タ1ビット分に相当する信号波形中に少なくとも1回、
同じ位置に発生するセンタエッジと、PLL内部で発振
したVCO5のエッジ位置のずれを位相比較器1で検出
して、位相のずれに対応する電流をチャージポンプ3で
発生することによって、VCO5の入力電圧を制御して
いる。
【0069】また、トークンリングネットワークでは、
センタエッジの欠落した信号をフレームの開始と終了を
表示するためのスターティングデリミタ(Stating Deli
miter )信号SD及びエンディングデリミタ(Ending D
elimiter)信号EDの中で用いているため、センタエッ
ジが欠落した信号を受信した場合にもPLL回路が追従
する必要があり、センタエッジが欠落したことを位相比
較器1で検出して、チャージポンプ3の動作を補償する
方式を用いていた。
【0070】トークンリングネットワークでは、新たな
局がリングに参加したり、リング上の局がリングから離
脱する際には、リングと局とをつなぐ回線の切替を行な
うリレースイッチがオン/オフする期間、リング上の信
号が途切れる期間が発生する。
【0071】上述した第1、第2、第3、及び第4実施
例では、受信信号DATAが途絶えている間、センタエッジ
の欠落が連続して検出され、これを補償するための動作
をチャージポンプ3が繰り返していたが、この動作によ
ってチャージポンプ3に接続されたループフィルタの蓄
積電圧が次第にずれてきてしまうという事態が発生す
る。その結果として、受信信号DATAが再び検出されるよ
うになった時に、素早く本来の同期状態を回復すること
が難しくなる。
【0072】次に説明する第5及び第6の実施例は、位
相比較器1自体の動作を停止して、チャージポンプ3に
よるループフィルタへの充放電を止めてしまって電圧の
変動を抑制する方式、並びに、受信される信号として、
本来発振周波数の目標としている周波数で発振するクロ
ックの信号を位相比較器1に入力することで、VCO5
の発振周波数をこの周波数に固定してしまう方式をそれ
ぞれ採用して、この問題を解消している。
【0073】図8に本発明の第5の実施例に係る位相同
期ループ回路の構成図を示す。
【0074】同図において、本実施例のPLL回路は、
受信したデータ信号DATAと電圧制御発振器5から出力さ
れるクロック信号Clock との位相差を検出する位相比較
器1’と、位相比較器1’で検出された位相差に応じた
制御電圧を出力するチャージポンプ3と、前記制御電圧
に基づきクロック信号Clock を生成するVCO5とから
構成されている。
【0075】尚、信号DATAはトークンリングから受信さ
れるディファレンシャル・マンチェスタコード信号であ
り、信号2CLKは受信信号DATAのビット速度の2倍の周波
数で発振するVCO5の出力信号である。また、チャー
ジポンプ3の構成については第1の実施例と同様であ
る。
【0076】図9に、本実施例の位相比較器1’の回路
構成図を示す。
【0077】同図に示すように、位相比較器1’は、受
信データ信号DATAの各情報ビットの所定の時間だけ開く
ウィンドウ信号Windowを生成するウィンドウ信号生成手
段13’と、ウィンドウ信号Windowの開いた期間に受信
データ信号DATAのエッジを抽出するエッジ抽出手段11
と、エッジ抽出手段11の結果に基づいてエッジの発生
の有無を検出するエッジ喪失検出手段22と、エッジ喪
失検出手段22によりエッジの欠落が検出された場合に
は、チャージポンプ3に対して誤動作を補償する信号を
出力する補償パルス発生手段23と、エッジ喪失検出手
段22により連続的にエッジの欠落が検出された回数を
計数するエッジ喪失カウンタ25と、エッジ喪失カウン
タ25の計数結果が所定の回数となった時に、新たなエ
ッジを検出するまで当該位相比較器1’の動作を停止す
る停止手段G5〜G7とから構成されている。尚、図9
では、エッジ喪失検出手段22及び補償パルス発生手段
23を統合した制御手段21として表している。
【0078】ウィンドウ信号生成手段13’では、T型
フリップフロップQ5から1/4ビットと3/4ビット
時刻で反転する信号Window' を出力している。この信号
Window' は、後述するXORゲートG2によって必要に
応じて論理を反転されウィンドウ信号Windowとなる。
【0079】エッジ抽出手段11では、D型フリップフ
ロップQ1及びQ2は、ウィンドウ期間に発生するデー
タ信号DATAの立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジを
それぞれ抽出する。何れかで抽出されてウィンドウ期間
にアクティブとなる信号は2入力ORゲートG1で論理
和が取られてセンタエッジ抽出信号DEdge となり、後述
する2入力ANDゲートG5を介して充電電流源I2を
制御する制御信号UPとなる。
【0080】2入力ANDゲートG4では、ウィンドウ
期間に発生するクロック信号2CLKの立ち上がりエッジを
検出してセンタエッジ予測信号CEdge を生成する。この
信号は、後述する2入力ANDゲートG7を介して、放
電電流源I3を制御する制御信号DOWNとなる。
【0081】エッジ喪失検出手段22及び補償パルス発
生手段23では、NOTゲートG3及びD型フリップフ
ロップQ3により、ウィンドウ期間が終了する時にデー
タ信号DATAのエッジが検出されなかったことを判別す
る、即ち、センタエッジの喪失を検出したミスエッジ信
号MissEdgeを生成する。この信号は、後述する2入力A
NDゲートG6を介して、補償動作を行なう補正充電用
電流源I1を制御する制御信号CORRECT となる。
【0082】またT型フリップフロップQ4は、ミスエ
ッジ信号MissEdgeの状態を反転した信号をXORゲート
G2に供給する。これによって、前述のウィンドウ信号
Window' は反転され、ウィンドウのアクティブ期間が1
/2ビット時間シフトされたことになる。
【0083】エッジ喪失カウンタ25のカウンタQ21
は、ミスエッジ信号MissEdgeを入力として、データ信号
DATAのセンタエッジ喪失回数を計数する。計数値が予め
定めた回数となった時には、停止信号STOPをアクティブ
にする。
【0084】2入力ANDゲートで構成される停止手段
G5〜G7では、停止信号STOPがアクティブとなった時
には、センタエッジ抽出信号DEdge (制御信号UP)、ミ
スエッジ信号MissEdge(制御信号CORRECT )、及びセン
タエッジ予測信号CEdge (制御信号DOWN)のチャージポ
ンプへの供給を停止する。この状態は、新たにエッジ抽
出がなされない限り(新たにセンタエッジ抽出信号DEdg
e がアクティブとならない限り)、解消されない。
【0085】図10に、本実施例の動作を説明するタイ
ミングチャートを示す。図10(1)は、ウィンドウ期
間におけるセンタエッジの欠落に伴いチャージポンプ3
の誤動作を補償する制御信号CORRECT が生成され始めた
様子を、図10(2)は、エッジ喪失カウンタ25の計
数値が所定回数となって停止信号STOPがアクティブにな
り、各制御信号のチャージポンプへの供給が停止された
様子を、図10(3)は、新たにエッジ抽出がなされて
停止信号STOPがノンアクティブになり、各制御信号のチ
ャージポンプへの供給が再開された様子を、それぞれ示
している。
【0086】尚、チャージポンプ3内の補正充電用電流
源I1、充電電流源I2、及び放電電流源I3によって
発生する電流は、充放電電流current となる。図10
中、充放電電流current の太線で示した部分は、充電電
流源I2及び放電電流源I3による電流が相殺して、結
果的に電流の出入りが無いことを示す。
【0087】次に、図11に本発明の第6の実施例に係
る位相同期ループ回路の構成図を示す。
【0088】同図において、本実施例のPLL回路は、
受信したデータ信号DATAと電圧制御発振器5から出力さ
れるクロック信号Clock との位相差を検出する位相比較
器1”と、位相比較器1”で検出された位相差に応じた
制御電圧を出力するチャージポンプ3と、前記制御電圧
に基づきクロック信号Clock を生成するVCO5とから
構成されている。
【0089】尚、信号DATAはトークンリングから受信さ
れるディファレンシャル・マンチェスタコード信号であ
り、信号2CLKは受信信号DATAのビット速度の2倍の周波
数で発振するVCO5の出力信号である。また、チャー
ジポンプ3の構成については第1の実施例と同様であ
る。
【0090】図12に、本実施例の位相比較器1”の回
路構成図を示す。
【0091】同図に示すように、位相比較器1”は、受
信データ信号DATAの各情報ビットの所定の時間だけ開く
ウィンドウ信号Windowを生成するウィンドウ信号生成手
段13’と、ウィンドウ信号Windowの開いた期間に受信
データ信号DATAのエッジを抽出するエッジ抽出手段11
と、エッジ抽出手段11の結果に基づいてエッジの発生
の有無を検出するエッジ喪失検出手段22と、エッジ喪
失検出手段22によりエッジの欠落が検出された場合に
は、チャージポンプ3に対して誤動作を補償する信号を
出力する補償パルス発生手段23と、エッジ喪失検出手
段22により連続的にエッジの欠落が検出された回数を
計数するエッジ喪失カウンタ25と、エッジ喪失カウン
タ25の計数結果が所定の回数となった時に、新たなエ
ッジを検出するまで当該位相比較器1”の入力信号を所
定の発振周波数を持つ信号X'talに切り替える選択手段
27とから構成されている。尚、図12では、エッジ喪
失検出手段22及び補償パルス発生手段23を統合した
制御手段21として表している。
【0092】ウィンドウ信号生成手段13’、エッジ抽
出手段11、2入力ANDゲートG4、エッジ喪失検出
手段22、補償パルス発生手段23、及びエッジ喪失カ
ウンタ25は、第5の実施例と同等の働きをする。
【0093】D型フリップフロップQ9は、ウィンドウ
期間に発生する信号X'tal の立ち上がりエッジを抽出し
て、ウィンドウ期間にアクティブとなる信号を生成す
る。
【0094】選択手段27の2入力データセレクタQ2
3では、カウンタQ21によってセンタエッジ喪失回数
が所定の回数となったことが検出され、停止信号STOPが
アクティブになると、充電電流源I2に供給される制御
信号UPとして、データ信号DATAから検出したセンタエッ
ジのものから、信号X'tal から検出したセンタエッジの
ものへ切り替える。
【0095】2入力ANDゲートG8では、カウンタQ
21によってセンタエッジ喪失回数が所定の回数となっ
たことが検出され、停止信号STOPがアクティブになる
と、補償動作を行なうための制御信号CORRECT の補正充
電用電流源I1への供給を停止する。また、停止信号ST
OPがアクティブになるのに伴い、T型フリップフロップ
Q4の動作によってウィンドウ期間がシフトされるのも
防止される。
【0096】図13に、本実施例の動作を説明するタイ
ミングチャートを示す。図13(1)は、ウィンドウ期
間におけるセンタエッジの欠落に伴いチャージポンプ3
の誤動作を補償する制御信号CORRECT が生成され始めた
様子を、図13(2)は、エッジ喪失カウンタ25の計
数値が所定回数となって停止信号STOPがアクティブにな
り、信号X'tal から検出されたセンタエッジに基づいて
制御信号UPが生成され、制御信号CORRECT の補正充電用
電流源I1への供給が停止され、ウィンドウ期間がシフ
トされなくなった様子を、図13(3)は、新たにデー
タ信号DATA のエッジ抽出がなされて停止信号STOPがノ
ンアクティブになり、元の状態に戻った様子を、それぞ
れ示している。
【0097】尚、第5及び第6の実施例についても、第
1の実施例と同様に、第5及び第6の実施例からの第
2、第3、及び第4の実施例への変形が可能である。
【0098】
【発明の効果】以上のように、本発明の第1、第4、第
5、第6、第8、第9、及び第10の特徴の位相同期ル
ープ回路によれば、位相比較器において、ウィンドウ信
号生成手段により受信データの各情報ビットの4分の1
乃至4分の3時刻まで開くウィンドウ信号を生成し、エ
ッジ抽出手段によりウィンドウ信号の開いた期間に受信
データのエッジを抽出し、4分の1ビット時間から4分
の3ビット時間の間で発生する位相ジッタを含んだエッ
ジは、センタエッジとして抽出することができ、また、
センタエッジがウィンドウの範囲内に発生せず位相比較
ができない場合には、制御手段によりセンタエッジが喪
失したことをエッジ抽出手段の結果に基づいて検出し、
ウィンドウ位置を2分の1ビット時間ずらすことによっ
て、新たなセンタエッジの抽出を行なうこととしたの
で、ディファレンシャル・マンチェスタコードを用いて
いるトークンリングネットワークや、マンチェスタコー
ドを用いている各種LANにおいて、受信信号からクロ
ック成分を抽出する位相同期ループ回路の動作が、セン
タエッジを喪失した場合でもビットスリップすることな
く、速やかに同期状態を回復することの可能な位相同期
ループ回路を提供することができる。
【0099】また、チャージポンプにおいて、ウィンド
ウ期間内にセンタエッジが検出されない場合には、放電
を補正するための充電電流をエッジ抽出手段の検出結果
に基づき、第3の電流源から発生させ、また、第1の電
流源に接続される第1のスイッチと、前記第2の電流源
に接続される第2のスイッチとを、それぞれ、(オフ,
オフ)、(オン,オフ)、(オン,オン)、(オフ,オ
フ)、若しくは(オフ,オフ)、(オフ,オン)、(オ
ン,オン)、(オフ,オフ)の順に切り換えることによ
って、個々のスイッチのオン時間を長くして、電流源の
動作を安定化させ、更に、充電と放電の両方の電流源が
同時にオン状態にある時には、チャージポンプに対する
流入流出電流が平衡し、両スイッチが共にオフの時と同
じように、電荷の増減が無いように調節することとした
ので、受信するデータパターンによらず、追従速度が安
定した位相同期ループ回路を提供することができる。
【0100】また、本発明の第2、第4、第5、第6、
第8、第9、及び第10の特徴の位相同期ループ回路に
よれば、センタエッジの欠落が連続して検出された場合
には、位相比較器自体の動作を停止して、チャージポン
プによるループフィルタへの充放電を止めてしまって電
圧の変動を抑制することとしたので、電圧制御発振器の
電圧変動を抑制することができ、マンチェスタ信号が再
び受信されるようになった時の同期回復に要する時間を
短縮することの可能な位相同期ループ回路を提供するこ
とができる。
【0101】更に、本発明の第3、第4、第5、第6、
第7、第8、第9、及び第10の特徴の位相同期ループ
回路によれば、センタエッジの欠落が連続して検出され
た場合には、受信される信号として、本来発振周波数の
目標としている周波数で発振するクロックの信号を位相
比較器に入力することで、電圧制御発振器の発振周波数
をこの周波数に固定することとしたので、電圧制御発振
器の電圧変動を抑制することができ、マンチェスタ信号
が再び受信されるようになった時の同期回復に要する時
間を短縮することの可能な位相同期ループ回路を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る位相同期ループ回
路の構成図である。
【図2】本発明の作用説明図であり、図2(1)はデー
タ及びクロック信号を合成したマンチェスタコードの信
号波形図、図2(2)は1ビット時間内のウィンドウ信
号とセンタエッジの位置を説明するウィンドウ期間図で
ある。
【図3】第1の実施例の位相同期ループ回路の位相比較
器の回路構成図である。
【図4】第1の実施例の位相同期ループ回路の動作を説
明するタイミングチャートである。
【図5】本発明の第2の実施例に係る位相同期ループ回
路の位相比較器の回路構成図である。
【図6】本発明の第3の実施例に係る位相同期ループ回
路の位相比較器の回路構成図である。
【図7】本発明の第4の実施例に係る位相同期ループ回
路のチャージポンプの電流源部分の構成図である。
【図8】本発明の第5の実施例に係る位相同期ループ回
路の構成図である。
【図9】第5の実施例の位相同期ループ回路の位相比較
器の回路構成図である。
【図10】第5の実施例の位相同期ループ回路の動作を
説明するタイミングチャートである。
【図11】本発明の第6の実施例に係る位相同期ループ
回路の構成図である。
【図12】第6の実施例の位相同期ループ回路の位相比
較器の回路構成図である。
【図13】第6の実施例の位相同期ループ回路の動作を
説明するタイミングチャートである。
【図14】従来の位相同期ループ回路の構成図である。
【図15】従来の位相同期ループ回路の位相比較器及び
チャージポンプの構成図である。
【図16】従来の位相同期ループ回路の動作を説明する
タイミングチャートである。
【符号の説明】
1,1’,1”,51 位相比較器 3,53 チャージポンプ 5,55 電圧制御発振器(VCO) 11 エッジ抽出手段 13,13’ ウィンドウ信号生成手段 15 制御手段 22 エッジ喪失検出手段 23 補償パルス発生手段 25 エッジ喪失カウンタ 27 選択手段 I2 充電電流源(第1の電流源) I3 放電電流源(第2の電流源) I1 補正充電用電流源(第3の電流源) I10 充電電流源 I4,I5,I6,I11 放電電流源 SW2 第1の(動作)スイッチ SW3 第2の(動作)スイッチ SW1,SW4,SW5,SW10,SW11 動作ス
イッチ 21 ロウパスフィルタ Q1〜Q11 フリップフロップ Q21 エッジ喪失カウンタ Q23 2入力データセレクタ G1 2入力ORゲート G2 XORゲート G3 NOTゲート G4〜G8 2入力ANDゲート (G5〜G7 停止手段) G10 2入力NORゲート J1,J2 トランジスタ DATA 受信データ Clock ,2CLK,4CLK クロック信号 Window' ,Window ウィンドウ信号 UP 動作スイッチSW2の制御信号 DOWN 動作スイッチSW3の制御信号 CORRECT 動作スイッチSW1の制御信号 DEdge センタエッジ抽出信号 MissEdge ミスエッジ信号 Alter フリップフロップQ4の出力 CEdge センタエッジ予測信号 current 充放電電流 X'tal 所定の発振周波数を持つ入力信号

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信したデータと後記電圧制御発振器か
    ら出力されるクロック信号との位相差を検出する位相比
    較器と、 前記位相比較器で検出された位相差に応じた制御電圧を
    その出力ノードに出力するチャージポンプと、 前記制御電圧に基づきクロック信号を生成する電圧制御
    発振器とを有し、 前記位相比較器は、 前記受信データの各情報ビットの所定の時間だけ開くウ
    ィンドウ信号を生成するウィンドウ信号生成手段と、 前記ウィンドウ信号の開いた期間に前記受信データのエ
    ッジを抽出するエッジ抽出手段とを備え、 前記チャージポンプは、 前記出力ノードを充電するための第1の電流源と、 前記出力ノードを放電するための第2の電流源と、 前記エッジ抽出手段の検出結果に基づいて、前記第2の
    電流源による放電電流を補正するように前記出力ノード
    を充電する第3の電流源とを備えることを特徴とする位
    相同期ループ回路。
  2. 【請求項2】 受信したデータと後記電圧制御発振器か
    ら出力されるクロック信号との位相差を検出する位相比
    較器と、 前記位相比較器で検出された位相差に応じた制御電圧を
    その出力ノードに出力するチャージポンプと、 前記制御電圧に基づきクロック信号を生成する電圧制御
    発振器とを有し、 前記位相比較器は、 前記受信データの各情報ビットの所定の時間だけ開くウ
    ィンドウ信号を生成するウィンドウ信号生成手段と、 前記ウィンドウ信号の開いた期間に前記受信データのエ
    ッジを抽出するエッジ抽出手段と、 前記エッジ抽出手段の結果に基づいてエッジの発生の有
    無を検出するエッジ喪失検出手段と、 前記エッジ喪失検出手段によりエッジの欠落が検出され
    た場合には、前記チャージポンプに対して誤動作を補償
    する信号を出力する補償パルス発生手段と、 前記エッジ喪失検出手段により連続的にエッジの欠落が
    検出された回数を計数するエッジ喪失カウンタと、 前記エッジ喪失カウンタの計数結果が所定の回数となっ
    た時に、新たなエッジを検出するまで当該位相比較器の
    動作を停止する停止手段とを有することを特徴とする位
    相同期ループ回路。
  3. 【請求項3】 受信したデータと後記電圧制御発振器
    から出力されるクロック信号との位相差を検出する位相
    比較器と、 前記位相比較器で検出された位相差に応じた制御電圧を
    その出力ノードに出力するチャージポンプと、 前記制御電圧に基づきクロック信号を生成する電圧制御
    発振器とを有し、 前記位相比較器は、 前記受信データの各情報ビットの所定の時間だけ開くウ
    ィンドウ信号を生成するウィンドウ信号生成手段と、 前記ウィンドウ信号の開いた期間に前記受信データのエ
    ッジを抽出するエッジ抽出手段と、 前記エッジ抽出手段の結果に基づいてエッジの発生の有
    無を検出するエッジ喪失検出手段と、 前記エッジ喪失検出手段によりエッジの欠落が検出され
    た場合には、前記チャージポンプに対して誤動作を補償
    する信号を出力する補償パルス発生手段と、 前記エッジ喪失検出手段により連続的にエッジの欠落が
    検出された回数を計数するエッジ喪失カウンタと、 前記エッジ喪失カウンタの計数結果が所定の回数となっ
    た時に、新たなエッジを検出するまで当該位相比較器の
    入力信号を所定の発振周波数を持つ信号に切り替える選
    択手段とを有することを特徴とする位相同期ループ回
    路。
  4. 【請求項4】 前記ウィンドウ信号の開いた期間は、前
    記受信データの各情報ビットの4分の1乃至4分の3時
    刻までであることを特徴とする請求項1、2、または3
    に記載の位相同期ループ回路。
  5. 【請求項5】 前記位相同期ループ回路は、前記ウィン
    ドウ信号の開いた期間の設定により、センタエッジの検
    出を行なうことを特徴とする請求項1、2、3、または
    4に記載の位相同期ループ回路。
  6. 【請求項6】 前記位相同期ループ回路は、前記エッジ
    抽出手段の結果に基づいてエッジの発生の有無を検出
    し、前記ウィンドウ信号の開いた期間を2分の1時間ず
    らす制御手段を有することを特徴とする請求項1、2、
    3、4または5に記載の位相同期ループ回路。
  7. 【請求項7】 前記位相同期ループ回路は、前記エッジ
    喪失カウンタの計数結果が所定の回数となった時に、前
    記補償パルス発生手段からの誤動作を補償する信号の出
    力を停止し、前記ウィンドウ信号の開いた期間を2分の
    1時間ずらす動作を停止する停止制御手段を有すること
    を特徴とする請求項3、4、5、または6に記載の位相
    同期ループ回路。
  8. 【請求項8】 前記チャージポンプは、 前記出力ノードを充電するための第1の電流源と、 前記出力ノードを放電するための第2の電流源と、 前記エッジ抽出手段の検出結果に基づいて、前記第2の
    電流源による放電電流を補正するように前記出力ノード
    を充電する第3の電流源とを有することを特徴とする請
    求項2、3、4、5、6または7に記載の位相同期ルー
    プ回路。
  9. 【請求項9】 前記チャージポンプは、 前記第1の電流源に接続される第1のスイッチと、前記
    第2の電流源に接続される第2のスイッチとを、それぞ
    れ、(オフ、オフ)、(オン、オフ)、(オン、オ
    ン)、(オフ、オフ)、若しくは(オフ、オフ)、(オ
    フ、オン)、(オン、オン)、(オフ、オフ)の順に切
    り換えることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
    6、7または8に記載の位相同期ループ回路。
  10. 【請求項10】 前記受信データは、ディファレンシャ
    ル・マンチェスタコードであることを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5、6、7、8または9に記載の位相
    同期ループ回路。
  11. 【請求項11】 制御電圧を受信し、前記制御電圧に基
    づくクロック信号を生成する電圧制御発振器と、 前記電圧制御発振器に接続され、受信データ信号と前記
    電圧制御発振器から得られた前記クロック信号の位相差
    を検出する位相比較器と、 前記電圧制御発振器に接続され、前記電圧制御発振器に
    前記制御電圧を供給し、ノードを充電するための充電回
    路と前記ノードを放電するための放電回路を有し、なお
    前記制御電圧が前記ノードにおける電圧値に応じて変化
    するものである、チャージポンプと、 を有し、 前記位相比較器が、 (a)各情報ビットの所定の時間だけ開くウィンドウ信
    号の生成する第1の手段と、 (b)前記チャージポンプに接続され、前記ウィンドウ
    信号が開いた所定時間内で前記データ信号のエッジを抽
    出し、前記エッジが抽出される時あくてぃぷとされ、前
    記ウィンドウ信号が閉じた時インアクティブとされる第
    1の信号を前記チャージポンプに出力し、前記充電回路
    が前記第1の信号によってアクティブとされるものであ
    る、第2の手段と、 (c)前記チャージポンプに接続され、前記クロック信
    号に同期してアクティブとされ、前記ウィンドウ信号が
    閉じられるときインアクティブとされる第2の信号を出
    力し、前記放電回路が前記第2の信号によりアクティブ
    とされるものである、第3の手段と、 (d)前記第2の手段であるエッジ抽出手段に接続さ
    れ、前記ウィンドウが開いている所定の時間にエッジが
    抽出されないとき第3の信号を出力し、前記充電回路が
    前記放電回路により放電を補償するために前記第3の信
    号によってアクティブとされるものである、第4の手段
    と、 を有する位相同期ループ回路。
  12. 【請求項12】 前記第1の信号を出力する前記第2の
    手段が、第1のフリップフロップを介して前記第1の信
    号を出力し、 前記第2の信号を出力する前記第3の手段が、第2のフ
    リップフロップを介して前記第2の信号を出力し、 前記第1と第2のフリップフロップが、それぞれ前記ウ
    ィンドウ信号が反転された信号によってリセットされる
    請求項11に記載の位相同期ループ回路。
  13. 【請求項13】 前記電圧制御発振器が、分周回路を介
    して前記クロック信号を生成する請求項11記載の位相
    同期ループ回路。
  14. 【請求項14】 さらに、 前記エッジ抽出手段と前記第2の信号出力手段とに接続
    され、エッジが抽出されない前記ウィンドウ信号の連続
    開放の回数を計数し、前記連続開放の回数が所定の数値
    を超える場合に前記第1〜3の信号を停止する、エッジ
    喪失カウンタとを有する請求項11に記載の位相同期ル
    ープ回路。
  15. 【請求項15】 さらに、 所定周波数において補償信号を生成する補償信号発生回
    路と、 前記エッジ抽出手段と前記第3の信号出力手段とに接続
    され、エッジが抽出されない場合の前記ウィンドウ信号
    の連続開放の回数を計数する、エッジ喪失カウンタと、 前記補償信号発生回路、前記エッジ抽出手段と前記喪失
    カウンタとに接続され、前記計数が所定の数値に達した
    ら前記第1の信号の代わりに前記補償信号を出力するセ
    レクタとを有する請求項11に記載の位相同期ループ回
    路。
  16. 【請求項16】 前記チャージポンプはミラー回路を有
    し、 前記充電回路は、第1の部分と第2の部分とを有し、 前記第1の部分は、前記ミラー回路とグラウンドの間に
    直列に接続された第1のスイッチと第1の電流源を有
    し、 前記第1のスイッチは、前記第1の信号によって制御さ
    れ、 前記第2の部分は、前記ミラー回路と前記グラウンドの
    間に直列に接続された第2のスイッチと第2の電流源と
    を有し、 前記第2のスイッチは、前記第3の信号によって制御さ
    れ、 前記放電回路は、前記ノードとグラウンドの間に接続さ
    れた第3のスイッチと第3の電流源とを有し、 前記第3のスイッチは、前記第2の信号によって制御さ
    れ、 前記充電回路は、前記ミラー回路を介して前記ノードに
    結合されている請求項11記載の位相同期ループ回路。
  17. 【請求項17】 ウィンドウが開く前記所定の時間が、
    前記情報ビットの単位ビット時間の約1/2である請求
    項11記載の位相同期ループ回路。
  18. 【請求項18】 前記所定の時間が、前記所定の情報ビ
    ット時間の約1/4の時間経過時に開始され、約3/4
    時間経過時に終了する請求項11に記載の位相同期ルー
    プ回路。
  19. 【請求項19】 制御電圧を受信し、前記制御電圧に比
    例したクロック信号を発生する電圧制御発振器と、 前記電圧制御発振器に接続され、前記電圧制御発振器に
    制御電圧を供給し、ノードを充電する充電回路と、前記
    ノードを放電する放電回路とを有し、前記充電回路が第
    1の信号によって駆動され、前記充電回路が第2の信号
    によって駆動され、前記制御電圧が前記ノードにおける
    電圧に応じて変化する、チャージポンプと、 前記クロック信号のパルスからウィンドウ信号のパルス
    を生成し、前記ウィンドウ信号のパルス幅が実質的に受
    信データ信号の一情報ビットのパルス幅の1/2であ
    る、ウィンドウ発生回路と、 前記チャージポンプに接続され、前記データ信号を受信
    し、前記ウィンドウ信号がアクティブなときに前記デー
    タ信号のエッジを抽出し、前記第1の信号を前記チャー
    ジポンプに出力し、前記第1の信号が前記抽出されたエ
    ッジと前記ウィンドウ信号のエッジのうち1のエッジと
    の間でアクティブとされる、第1の信号生成回路と、 前記放電回路に接続され、前記第2の信号を前記チャー
    ジポンプに出力し、前記クロック信号と前記受信データ
    信号との間で位相差がないとき、前記第1と前記第2の
    信号を一致させるために、前記第2の信号が前記受信デ
    ータ信号の各情報ビットで前記クロックパルスの1エッ
    ジと前記ウィンドウ信号の1エッジとの間アクティブと
    される、第2信号生成回路とを有する位相同期ループ回
    路。
  20. 【請求項20】 制御電圧に応じたクロック信号を電圧
    制御発振器に生成し、前記制御電圧がノードにおける電
    圧に応じて変化するものである、第1のステップと、 前記電圧制御発振器から出力される前記クロック信号と
    前記受信信号との位相差を検出する第2のステップとを
    有し、 前記第2のステップが、さらに、 (a)前記マルチビット受信信号の各ビットの所定期間
    から開くウィンドウ信号を生成するステップと、 (b)前記ウィンドウ信号が開いている間、前記マルチ
    ビット受信信号が検出されたとき第1の信号を出力し、
    前記クロック信号に同期した第2の信号を出力するステ
    ップと、 (c)前記第1の信号に応じて前記ノードを充電し、前
    記第2の信号に応じて前記ノードを放電するステップ
    と、 (d)前記所定期間に第1の信号が生成されないとき、
    前記第2の信号によって前記ノードの放電を補償するた
    めに前記ノードを充電するステップとを有する位相同期
    ループにおいてマルチビット受信信号からクロック信号
    を抽出する信号抽出方法。
  21. 【請求項21】 ノードにおける電圧に応じて変化する
    制御電圧を受信し、前記制御電圧に基づきクロック信号
    を発生する電圧制御発振器と、 前記電圧制御発振器に接続され、フィルター回路を介し
    て前記電圧制御発振器に前記制御電圧を供給し、前記ノ
    ードを充電する充電回路と前記ノードを放電する放電回
    路とを有し、前記充電回路が第1の信号によって駆動さ
    れるものであり、前記放電回路が第2の信号によって駆
    動される、チャージポンプと、 前記クロック信号のパルスからウィンドウ信号のパルス
    を生成し、前記ウィンドウ信号のパルス幅が実質的に受
    信データ信号の一情報ビットに一致するパルス幅の1/
    2であるウィンドウ発生回路と、 前記充電回路に接続され、前記データ信号を受信し、前
    記ウィンドウ信号がアクティブなとき前記データ信号の
    エッジを抽出し、前記第1の信号を出力する、 第1の信号生成回路と 前記放電回路に接続され、前記第2の信号を前記チャー
    ジポンプに出力する、第2の信号生成回路と、 開放された前記ウィンドウ信号にエッジが検出されない
    とき前記放電回路による前記ノードの放電を補償する手
    段とを有し、 前記第1の信号がアクティブとされている期間と前記第
    2の信号がアクティブとされている期間とが重複する位
    相同期ループ回路。
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