JPH10276086A - 位相同期ループ - Google Patents

位相同期ループ

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JPH10276086A
JPH10276086A JP10010358A JP1035898A JPH10276086A JP H10276086 A JPH10276086 A JP H10276086A JP 10010358 A JP10010358 A JP 10010358A JP 1035898 A JP1035898 A JP 1035898A JP H10276086 A JPH10276086 A JP H10276086A
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signal
vco
phase
charge pump
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JP10010358A
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John Gordon Hogeboom
ゴードン ホグブーム ジョン
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Nortel Networks Ltd
Original Assignee
Northern Telecom Ltd
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    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
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    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
    • H03L7/0802Details of the phase-locked loop the loop being adapted for reducing power consumption
    • HELECTRICITY
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    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
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    • H03L7/0898Details of the current generators the source or sink current values being variable

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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力信号がデータのように周期的でない構造
の信号でも動作し、かつジッタおよび消費電力の小さい
改善されたPLLを提供する。 【解決手段】 PLLはVCO118、チャージポンプ
120,130、位相検出器114および周波数検出器
128を備えている。位相検出器114は入力信号とV
CO信号との位相差を検出する。入力信号と基準信号と
の周波数差は位相検出器114から独立した周波数検出
器128によって検出される。位相同期を達成する過程
で、位相検出器114および周波数検出器128は同時
に動作する。VCO信号は、入力信号がある場合には入
力信号に位相同期される。入力信号がない場合には、V
CO118は多数の基準信号に周波数同期することによ
って所望のビット速度に近接した周波数を維持する。従
って、このPLLは、入力信号のない期間に続いて入力
信号が入ってきた場合に、システムが極端に反応するの
を避けて信頼できる位相同期を迅速に確立することを著
しく助ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロックおよびデ
ータの復調回路に使用するためのPLL(位相同期ルー
プ)に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ディジタル伝送システムにおい
て、入力ディジタルデータ信号から、ディジタル信号を
処理する際のタイミングをとるために用いられるクロッ
ク信号を生成するためにPLLを用いたクロック復調回
路が設けられることがよく知られている。典型的にデー
タ信号はそれぞれ正電位の有無によって表される1およ
び0を備えた一連の二値信号であり、クロック信号はデ
ータ信号のビット速度で生成される。
【0003】1984年10月2日付けでG.C.K.
Tsangに付与されたカナダ特許第1,175,50
7号はVCO(電圧制御発振器)、位相検出器および周
波数比較器を備えた従来のタイプのPLLについて開示
している。
【0004】F.M.Gardnerによる論文「Ch
arge−Pump Phase−Lock Loop
s」(1980年11月、IEEE Transact
ions on Communications、Vo
l.COM−28、No.11、1849頁)、D.−
K.Jeongらによる論文「Design ofPL
L−Based Clock Generation
Circuits」(1987年4月、IEEE Jo
urnal of Solid−StateCircu
its、Vol.SC−22、No.2、255頁)、
およびI.A.Youngらによる論文「A PLL
Clock Generatorwith 5 to
110 MHz of Lock Range for
Microprocessors」(1992年11
月、IEEE Journal of Solid−S
tate Circuits、Vol.27、No.1
1、1599頁)はチャージポンプとそれに続く論理回
路からなる位相/周波数検出器(PFD)を具備する別
のタイプのPLLについて説明している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、PFD
はいずれか一方の入力信号がデータのように周期的でな
い構造の場合には動作しない。その場合には、位相比較
を行う過渡期間が長期間全くなく、入力に対する平均遷
移周波数は予想できず適当なクロック周波数よりも小さ
くなる。さらには、しばしは雑音の多いデータに含まれ
るジッタを低減するためにPLLが大きな慣性(a larg
e amount of inertia)を有するような応答特性を具えて
いるとともに、比較的早期にロックするために反対の必
要要求を具えていることが臨まれる。
【0006】本発明の目的は、上述した点に関して改善
されたPLLを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の最も全体的な特
徴によれば、入力信号に位相同期される周波数制御信号
を出力するPLLであって、該PLLは、VCOに供給
されたVCO制御信号に応答して、周波数制御信号並び
に第1および第2のVCO信号を生成するVCOを具備
し、第1のVCO信号の位相は周波数制御信号と関係
し、第2のVCO信号の周波数は周波数制御信号と関係
しており、入力信号および第1のVCO信号に応答して
第1の検出信号を出力する位相検出手段とを具備し、第
1の検出信号は入力信号と第1のVCO信号との位相差
を表しており、周波数基準信号および第2のVCO信号
に応答して第2の検出信号を出力する周波数検出手段と
を具備し、第2の検出信号は周波数基準信号と第2のV
CO信号との周波数差を表しており、第1および第2の
検出信号に応答して第1および第2のチャージポンプ電
流を生成し、かつVCOに供給されるVCO信号を出力
するために第1および第2のチャージポンプ電流を統合
するチャージポンプ回路とを具備し、それによって周波
数制御信号の周波数がVCOによって制御され、また周
波数制御信号が入力信号と位相同期されることを特徴と
するPLLが得られる。
【0008】PLLにおいては、周波数検出手段は位相
検出手段から独立している。PLLは周波数制御信号と
周波数基準信号との間の周波数差に応答して動作する。
従って入力信号の有無にかかわらず正確で順応性のある
周波数の獲得が達成される。また入力信号の周波数が周
波数基準信号の周波数に近い時にはいつでも急速に位相
の獲得がなされる。
【0009】例えば位相検出手段は、周波数制御信号が
入力信号に位相同期される時に位相同期指示信号を出力
する手段を含んでいる。位相同期指示信号は周波数検出
手段を無効にする。これによって、入力信号レートの周
波数が周波数基準信号の周波数とわずかに異なる場合に
おける位相同期への妨害が回避され、電力消費を最小に
し、かつ部品の公差によらず周波数の点で正確さと順応
性の両方をもたらす。
【0010】別の例においては、周波数検出器は、位相
比較器により使用されるチャージポンプ回路から区別さ
れるが、電流の出力の大きさの点で矛盾の生じないチャ
ージポンプ回路を用いてVCO制御信号を変調するよう
に動作する。従って、周波数比較機能は位相比較機能と
協調して動作し、そしてチャージポンプPLLの別の部
分での実質的な変化を何も必要とせず、それゆえその特
性および利点を維持しかつ高める。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る位相同期ル
ープの実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の実施の形態によるPLL
を用いたクロック復調回路を示す。入力ディジタル信号
は高電位レベルと低電位レベルとの間でのクロック信号
に同調した遷移を含んでおり、クロック復調回路の入力
端子110に供給される。その入力端子110は、デー
タ入力信号をその出力端子から位相検出器114へ供給
する入力バッファ112の入力端子およびDタイプフリ
ップフロップ(FF)116のデータ入力端子Dに接続
されている。
【0013】VCO118は、位相制御チャージポンプ
120および制御電圧回路122によりそれぞれVCO
のノードNp およびNs に供給される第1および第2の
制御電圧VcpおよびVcsに依存する周波数fV で、異な
る位相(0°および90°)の2つの出力信号を生成す
る。VCO118として実施可能な回路は、例えば19
94年8月2日にJ.G.Hogeboomに付与され
た米国特許第5,334,951号の図4に開示された
リングオシレータである。VCO118は電流制限デバ
イスとしてN−チャネルおよびP−チャネルのFETを
備えている。それらのFETは金属−酸化物半導体(M
OS)トランジスタである。
【0014】またチャージポンプ120の一例も米国特
許第5,334,951号の図4に示されており、電流
制限デバイスとしてN−チャネルおよびP−チャネルの
MOS(NMOSおよびPMOS)トランジスタを備え
ている。制御電圧回路122は電流ミラー回路およびブ
ートストラップ回路を備えている。
【0015】90°のVCO信号がVCO118から位
相検出器114に供給される。位相検出器114は、デ
ータ入力信号と90°のVCO信号との位相差に応答し
てチャージポンプ120に高速および低速の制御パルス
CPF およびCPS を供給する論理回路である。2つの
制御パルスCPF およびCPS はクロック信号、データ
入力信号、およびクロック信号の2分の1周期遅れたデ
ータ入力信号の論理的な組合わせに基づいて生成され
る。
【0016】この論理は各データの遷移に対して継続期
間中に1/2クロック周期となる高速および低速の制御
パルスCPF およびCPS を生成し、高速の制御パルス
CPF のパルス幅はデータの遷移から90°のVCO信
号の一方のパルスエッジまでの遅れに等しく、低速の制
御パルスCPS のパルス幅はこのパルスエッジから1/
2クロック周期遅れたデータの遷移までの遅れに等し
い。高速および低速の制御パルスCPF およびCPS が
同じ継続期間である時、または90°のVCO信号の一
方のエッジがデータ遷移に対して1/4クロック周期
(90°)遅れている時に、最適な位相同期が起こる。
【0017】チャージポンプ回路20は、VCO118
内の電流制限NMOSトランジスタに対してゲート電位
を直接的に供給し、そして制御電圧回路122を駆動す
ることによってVCO周波数を決定する第1の制御電圧
Vcpを変調するための電流を供給する。制御電圧回路1
22はVCO118内の電流制限PMOSトランジスタ
に対して同等のゲート電位を供給し、そして第1の制御
電圧Vcpに適用される最小の動作電位が常にあるという
ことを確実にしている。
【0018】米国特許第5,334,951号によれ
ば、第1および第2の制御電圧VcpおよびVcsはチャー
ジポンプに供給され、そのためその出力は動作周波数に
比例して変化されて調整される。図1のPLLはアダプ
ティブフィルタ124を有しており、第2の制御電圧V
csはそのフィルタ124と制御電圧回路122との組合
わせによって供給される。また第2の制御電圧VcsはV
CO118にも供給される。
【0019】基準クロック信号(例えば10MHzの周
波数fr は基準クロック源(図示せず)によって、周波
数検出器128に接続された基準クロック端子126に
供給される。周波数検出器128は、非位相同期状態下
で0°のVCO信号および基準クロック信号に応答して
高速および低速の計数チャージパルスCHF およびCH
S を生成する。最適な位相同期が起こる時、位相検出器
114は周波数検出器128を無効にする位相同期指示
信号を出力する。
【0020】高速および低速の計数チャージパルスCH
F およびCHS に応答して、周波数制御チャージポンプ
130は、フィルタ124を介して第1の制御電圧Vcp
となる出力電圧Vf に影響を与える電流を供給する。ま
たチャージポンプ130から流れる電流は電圧Vf およ
びVcsによる動作周波数に比例して変化されて調整さ
れ、米国特許第5,334,951号の中に記載された
位相制御チャージポンプから流れる電流と同じ利点を有
している。
【0021】0°のVCO信号はVCO118から出力
バッファ132に供給される。この実施の形態では、位
相制御チャージポンプ120、制御電圧回路122、ア
ダプティブフィルタ124および周波数制御チャージポ
ンプ130はチャージポンプ回路の構成要素である。
【0022】図2は図1に示された周波数検出器128
を示している。図2について説明すると、周波数検出器
128の位相同期入力端子210およびクロック入力端
子212はそれぞれ図1に示す位相検出器114および
VCO118に接続されている。位相同期入力端子21
0はインバータ214の入力端子に接続されており、イ
ンバータ214の出力端子は2つのANDゲート216
および218並びにインバータ220の入力端子に接続
されている。
【0023】インバータ220の出力端子はFF22
2,224、基準カウンタ226、VCOカウンタ22
8およびVCO割り算器230の各リセット端子Rに接
続されている。基準カウンタ226およびVCOカウン
タ228のそれぞれは二値カウンタを備えている。基準
クロック端子126はANDゲート216の別の入力端
子に接続されており、ANDゲート216の出力端子は
FF222および基準カウンタ226のクロック端子ck
に接続されている。
【0024】クロック入力端子212はVCO割り算器
230のクロック端子ckに接続されており、VCO割り
算器230はVCO信号の周波数fV を実質的に基準ク
ロックの周波数まで引き下げるために例えば16で割
る。VCO割り算器230の出力端子はANDゲート2
18の別の入力端子に接続されており、ANDゲート2
18の出力端子はFF224およびVCOカウンタ22
8のクロック端子ckに接続されている。
【0025】基準カウンタ226およびVCOカウンタ
228の出力端子はそれぞれ制御論理回路232の第1
および第2の入力端子に接続されている。制御論理回路
232の第1および第2の出力端子OUT1およびOUT2はそ
れぞれFF222および224のD入力端子に接続され
ている。
【0026】FF222および224の出力端子はそれ
ぞれ基準カウンタ226およびVCOカウンタ228の
抑制端子IHに接続されている。FF222のQ出力端子
およびANDゲート216の出力端子はANDゲート2
34に接続されている。FF224のQ出力端子および
ANDゲート218の出力端子はANDゲート236に
接続されている。
【0027】図3は図1のチャージポンプ130および
フィルタ124の詳細な回路を示している。図3につい
て説明すると、チャージポンプ130はインバータ31
0,2つのスイッチ312および314並びに2つの電
流制限器316および318を有している。電流制限器
316および318は相補的なPMOSおよびNMOS
トランジスタでできている。
【0028】またスイッチ312および314もそれぞ
れPMOSおよびNMOSトランジスタでできている。
スイッチ312は、+Vccの電源電圧端子と電圧Vf が
印加されている出力端子320との間で電流制限器31
6と直列に接続されている。電流制限器318は、出力
端子320と接地端子との間でスイッチ314と直列に
接続されている。電流制限器316および318はそれ
ぞれ電圧VcsおよびVf によって制御されており、実質
的に等しく、VCO118の動作周波数に伴って変わる
電流制限をもたらす。
【0029】高速の計数チャージパルスCHF は周波数
検出器128からインバータ310の入力端子に供給さ
れ、その反転されたパルスはスイッチ312のゲート制
御端子に供給される。低速の計数チャージパルスCHS
は周波数検出器128からスイッチ318のゲート制御
端子に供給される。
【0030】フィルタ124は集積コンデンサ322お
よびP−チャネルFET324(MOSトランジスタ)
を有している。チャージポンプ130の出力端子320
はフィルタ124のFET324のソースに接続されて
おり、そのFET324のゲートは接地端子に接続され
ている。コンデンサ322はFET324のソースとゲ
ートの間に接続されている。FET324のドレインは
VCO118のノードNp に接続されている。
【0031】FET324は2つの電圧Vf およびVcp
によりバイアスされており、それら電圧Vf およびVcp
は極めて近似した同等の値であり、アダプティブ抵抗と
して振る舞う。その抵抗値はVCO出力信号周期に比例
し、かつ逆に周波数とともに変化する。コンデンサ32
2は電圧Vf が急速に変化するのを防いでいる。
【0032】FET324の可変抵抗は、チャージポン
プ120から流れる電流が急速で、制限された振幅で、
急速な制限範囲での位相制御を可能にする第1の制御電
圧Vcpの変動を生じ得るようになっている間、電圧Vcp
およびVf を同一電圧の近くに維持する。従って、電圧
Vf は平均VCO動作周波数を制御し、一方第1の制御
電圧Vcpは電圧Vf とVCOを制御する小さな急速な電
圧変化との合計であり、そのため連続してデータ入力信
号の位相を追う。
【0033】図4は図2に示す基準カウンタ226およ
びVCOカウンタ228の詳細なブロック図である。図
4について説明すると、基準カウンタ226のリセット
端子(R)410、クロック端子(ck)412および抑
制端子(IH)414はそれぞれ図2に示すインバータ2
20、ANDゲート216およびFF222に接続され
ている。
【0034】リセット端子410はFF416および4
18のリセット端子Rに接続されている。クロック端子
412はFF416および418のクロック端子ckに接
続されている。抑制端子414はマルチプレクサ420
および422の選択端子に接続されている。FF416
のQ出力端子はマルチプレクサ420の入力端子I1およ
びマルチプレクサ422の入力端子I2に接続されてい
る。FF418のQ出力端子はマルチプレクサ422の
入力端子I1およびインバータ424の入力端子に接続さ
れている。
【0035】マルチプレクサ422の出力端子はFF4
18のデータ入力端子Dに接続されている。インバータ
424の出力端子はマルチプレクサ420の入力端子I2
に接続されている。マルチプレクサ420の出力端子は
FF416のデータ入力端子Dに接続されている。基準
カウンタ226はFF416および418のQ出力端子
から2ビットの計数出力A0およびA1を出力する。そ
れら計数出力A0,A1は制御論理回路232に供給さ
れる。
【0036】VCOカウンタ228のリセット端子
(R)430、クロック端子(ck)432および抑制端
子(IH)434はそれぞれ図2に示すインバータ22
0、ANDゲート218およびFF224に接続されて
いる。リセット端子430はFF436および438の
リセット端子Rに接続されている。クロック端子432
はFF436および438のクロック端子ckに接続され
ている。抑制端子434はマルチプレクサ440および
442の選択端子に接続されている。
【0037】FF436のQ出力端子はマルチプレクサ
440の入力端子I1およびマルチプレクサ442の入力
端子I2に接続されている。FF438のQ出力端子はマ
ルチプレクサ442の入力端子I1およびインバータ44
4の入力端子に接続されている。マルチプレクサ442
の出力端子はFF438のデータ入力端子Dに接続され
ている。インバータ444の出力端子はマルチプレクサ
440の入力端子I2に接続されている。
【0038】マルチプレクサ440の出力端子はFF4
36のデータ入力端子Dに接続されている。VCOカウ
ンタ228はFF436および438のQ出力端子から
2ビットの計数出力B0およびB1を出力する。それら
計数出力B0,B1は制御論理回路232に供給され
る。
【0039】図5は図2の制御論理回路232を示して
いる。図5について説明すると、制御論理回路232は
3つの排他的論理和(以下、XORとする)ゲート52
0,522および526、2つの一致(以下、XNOR
とする)ゲート518および524、並びに2つのNA
NDゲート528および530を備えており、いずれも
2つの入力端子と1つの出力端子を有している。
【0040】制御論理回路232の入力端子510,5
12,514および516はそれぞれ図4に示すFF4
16,418,436および438のQ出力端子に接続
されている。入力端子510はXORゲート520の一
方の入力端子およびXNORゲート524の一方の入力
端子に接続されている。入力端子512はXNORゲー
ト518の一方の入力端子およびXORゲート522の
一方の入力端子に接続されている。入力端子514はX
NORゲート518およびXORゲート520のもう一
方の入力端子に接続されている。
【0041】入力端子516はXORゲート522およ
びXNORゲート524のもう一方の入力端子に接続さ
れている。XORゲート520および522の出力端子
はXORゲート526の入力端子に接続されており、そ
のXORゲート526の出力端子はNANDゲート52
8および530のそれぞれの一方の入力端子に接続され
ている。XNORゲート518およびXNORゲート5
24の出力端子はNANDゲート528および530の
もう一方の入力端子に接続されている。
【0042】NANDゲート528および530の出力
端子はそれぞれ図2に示すFF222および224のD
入力端子に接続されている。制御論理回路232は基準
カウンタ226およびVCOカウンタ228からの出力
A0,A1およびB0,B1の論理的な組合わせによっ
て抑制パルスINP1およびINP2を生成する。
【0043】図6は周波数検出器128の動作を表すタ
イミングチャートである。図7および図8はそれぞれ検
出器の位相特性および検出器の周波数特性を示してい
る。
【0044】図面について説明すると、第2の制御電圧
Vcsは位相チャージポンプ120およびVCO118の
電流制限PMOSトランジスタのゲートに供給される。
第1の制御電圧Vcpはチャージポンプ120およびVC
O118の相補的な電流制限NMOSトランジスタのゲ
ートに供給される。また第2の制御電圧Vcsは周波数チ
ャージポンプ130にも供給される。制御電圧回路12
2は第2の制御電圧Vcsの値を維持し、そのためPMO
Sトランジスタによりもたらされる電流制限がNMOS
トランジスタによりもたらされる電流制限と実質的に釣
り合うことになる。
【0045】また、制御電圧回路122はノードNp に
て電圧が最小になることを保証し、そのためチャージポ
ンプ120および130は最小動作ポンプ電流を供給
し、それによってVCO118は最小周波数で動作する
ことになる。典型的なVCOおよび制御電圧回路の詳細
は米国特許第5,334,951号の中で見つけられ得
る。
【0046】位相検出器114はデータ入力信号が入力
されると動作し、各データ遷移に対してVCO出力クロ
ック信号の1/2周期の継続期間を有するパルスを生成
し、このパルスを90°のVCO信号と結合して高速お
よび低速の制御パルスCPFおよびCPS を生成する。
高速の制御パルスCPF はデータ遷移パルスが存在し且
つ90°のVCO信号が高論理電位レベルである時には
いつでも生成される。
【0047】低速の制御パルスCPS はデータ遷移パル
スが存在し且つ90°のVCO信号が低論理電位レベル
である時にはいつでも生成される。制御パルスCPF お
よびCPS は、ノードNp へ流れる電流を生成するとと
もに両パルスの継続期間が同じである時には電流を正味
ゼロにするためにチャージポンプ120を動作させる。
【0048】従って、各データ遷移に対して、データ遷
移と0℃のVCO信号の立下りエッジとの間の時間的な
ずれに比例して電荷が生成される。この電荷は、第1の
制御電圧Vcpを制御し、その結果VCO出力の周波数お
よび位相を制御するためにノードNp に流される。
【0049】フィルタ124は電圧Vf を制御するため
に電位が第1の制御電圧Vcpである点に接続しており、
それゆえ電圧Vf を第1制御電圧Vcpの平均値に到達さ
せる充電時間に亘ってチャージポンプ120からフィル
タ124のコンデンサ322へ電流を流す。またFET
324により構成されたアダプティプ抵抗も、電圧Vf
に小さな電圧変化が生じることによってチャージポンプ
120から入来するチャージパルスに第1制御電圧Vcp
を応答させるようにしている。
【0050】その変化は、転送された電荷に比例すると
ともにVCO出力の期間に交代で比例したFET324
の抵抗にも比例した電圧−時間のセット内のある領域を
有している。その電圧変化はVCOの周波数/電圧特性
により、検出された位相差の固定比率によって0℃のV
CO信号の立下りエッジの位相をデータ遷移の位相によ
り近づくようにずらすように振る舞う。その固定比率は
「一次利得(First Order Gain)」と呼ばれる。
【0051】従って、電圧Vf は平均または中心の周波
数を生じるためにVCO118によって必要とされる電
圧であり、一方電圧Vcpは、データ入力信号の位相の変
化および電源電圧のようにVCO周波数を変化させよう
とする要因の変化にもかかわらず、データ入力信号に同
調したVCO出力の位相を保つために必要とされる小さ
な変調を電圧Vf に加えた電圧である。
【0052】また位相検出器114は、多数のデータ遷
移パルスがすべて90°のVCO信号の立ち上がりエッ
ジの間で全く起こらないような位相に十分に固定された
ままである状態を検出することによって、VCO出力信
号とデータ入力信号との位相同期状態も検出する。そし
て生成された位相同期状態を示す信号は、一旦位相同期
状態が確立されると不要となる周波数検出器128の無
効な入力に供給される。
【0053】0°のVCO信号はVCO118から、復
調されたクロック信号を出力端子から出力する出力バッ
ファ132に供給される。また、0°のVCO信号はF
F116のクロック端子ckにも供給され、そのFF11
6のD入力端子にはバッファ112からデータ入力信号
が供給される。一旦位相同期が確立されると、0°のV
CO信号の立ち上がりエッジはデータ遷移どうしの間の
中間近くに位置される。FF116は、そのQ出力端子
から復調データを出力するために各データビットの中心
でデータ入力信号を抽出する。
【0054】実際に位相同期状態になっていない時に
は、位相検出器114から出力される位相同期状態信号
が「ロー」になり、インバータ214および220の出
力信号はそれぞれ「ハイ」および「ロー」となる。それ
から、VCO割り算器230、基準カウンタ226およ
びVCOカウンタ228はそれぞれのリセット入力信号
が「ロー」となることによってすべて有効となる。同時
に、基準クロック端子126に供給された基準クロック
信号はANDゲート216を介して基準カウンタ226
およびFF222のクロック端子ckに転送される。
【0055】0°のVCO信号はVCO割り算器230
によって例えば因数16で割られる。周波数fd (例え
ば、およそ10MHz)の分割されてなるVCO信号は
ANDゲート218を介してVCOカウンタ228およ
びFF224のクロック端子ckに転送される。従って、
位相同期信号が「ロー」になることによって周波数検出
器128が有効になると即座に、基準カウンタ226お
よびVCOカウンタ228は最も小さい値からカウント
アップを始める。
【0056】一方のカウンタが他方のカウンタと計数速
度が異なる場合には、より高速のカウンタがより低速の
カウンタを追い越し始める。基準カウンタ226がVC
Oカウンタ228よりも完全に1カウントよりも多く進
む場合には、制御論理回路232はこの状態を検出し、
そしてその出力端子OUT1に抑制パルスINP1を生じさせ、
その抑制パルスINP1はANDゲート216から入来する
クロック信号の立下りエッジでFF222によってラッ
チされる。
【0057】2分の1クロック周期後、そのラッチされ
た抑制信号は、FF222のQ出力端子から基準カウン
タ226をトリガーする正のエッジが前へ進むのを抑制
し、ANDゲート234に、端子126に供給された基
準クロック信号の「ハイ」の位相と同じ継続期間を有す
る高速の計数チャージパルスCHF を生成させる。VC
Oカウンタ228が基準カウンタ226よりも完全に1
カウントよりも多く進む場合には、制御論理回路232
はこの状態を検出し、そしてその出力端子OUT2に抑制パ
ルスINP2を生じさせ、その抑制パルスINP2は分割された
VCOクロック信号の立下りエッジでFF224によっ
てラッチされる。
【0058】2分の1クロック周期後、そのラッチされ
た抑制信号は、FF224のQ出力端子からVCOカウ
ンタ228をトリガーする正のエッジが前へ進むのを抑
制し、ANDゲート236に、分割されたVCOクロッ
ク信号の「ハイ」の位相と同じ継続期間を有する低速の
計数チャージパルスCHS を生成させる。
【0059】図6は一連の10キー信号を用いた挙動を
示しており、最初は基準クロックが、分割されたVCO
クロックよりも50%高い周波数で動作し、その結果基
準カウンタ226は計数するのが抑制され、高速のパル
スCHF が基準クロックの3パルス目毎に生成されてお
り、次いで分割されたVCOクロックが基準クロックよ
りも50%高い周波数で動作し、その結果VCOカウン
タ228は計数するのが抑制され、低速のパルスCHS
がVCOクロックの3パルス目毎に生成されている。
【0060】この挙動は、関連したクロック位相がクロ
ックサイクルまたは計数差のセットで示された図7のク
ロック位相図に表されており、カウンタの抑制およびチ
ャージポンプのパルスは+1および−1の矢印によって
示されている。低速のカウンタの平均計数速度に同調す
るために高速のカウンタの平均計数速度が低速化される
結果となり、またチャージポンプのパルスの周波数は基
準クロック(fr)と分割されたVCOクロック(f
d)との周波数差Δfに等しくなる。これらのパルスの
デューティ比、従ってチャージポンプ130から流れる
平均相対出力電流は、図8に示されたように2つの周波
数のうちのより大きい周波数fh によって分割された周
波数差Δfの2分の1に等しい。
【0061】VCO周波数が所望の周波数よりも小さい
(すなわち、分割比の基準周波数倍よりも小さい)場合
には、基準カウンタ226がVCOカウンタ228の平
均速度よりも速い平均速度で進むのを妨げるために抑制
パルスINP1が生成され、それゆえこれらの抑制パルスの
周波数は基準周波数と分割されたVCO周波数との周波
数差Δfとなる。
【0062】各抑制パルスに対して、高速の計数チャー
ジパルスCHF が生成され、フィルタ124のコンデン
サ322へ流れる平均チャージポンプ出力電流を生じ、
その電流は正でありまた周波数差Δfに比例する。これ
はコンデンサ322を充電するとともに所望の動作周波
数に向かって指数関数的に変化してVCO周波数を増大
する。
【0063】VCO周波数が所望の周波数よりも大きい
(すなわち、分割比の基準周波数倍よりも大きい)場合
には、VCOカウンタ228が基準カウンタ226の平
均速度よりも速い平均速度で進むのを妨げるために抑制
パルスINP2が生成され、それゆえこれらの抑制パルスの
周波数は分割されたVCO周波数と基準周波数との周波
数差Δfとなる。
【0064】各抑制パルスに対して、低速の計数チャー
ジパルスCHS が生成され、コンデンサ322へ流れる
平均チャージポンプ出力電流を生じ、その電流は負であ
りまた周波数差Δfに比例する。これはコンデンサ32
2を放電するとともに所望の動作周波数に向かって指数
関数的に変化してVCO周波数を減少する。
【0065】入力ディジタルデータ信号が不適切である
かまたはその品質が低いからか、あるいは確認をするの
に十分な時間がないため、位相検出器114が、位相同
期状態がしっかりと確立していることを示していない場
合には、実質的に平均周波数は変化してはならないの
で、VCOの周波数および位相を制御するために位相お
よび周波数の検出器が協同して動作するという利点があ
り、一方データ入力信号の位相に同期するために機会が
与えられなければならない。
【0066】これをなすために、たとえ不適切なデータ
であっても、位相検出器114は分割されたVCO周波
数を基準周波数から著しく離れるように引き寄せるよう
にしなければならず、そしてたとえデータ入力信号の分
割されたビット速度がわずかに基準周波数と異なってい
ても、周波数検出器128は位相の同期を妨げてはなら
ない。
【0067】このPLLは、矛盾しないチャージポンプ
制御電流出力を両方とも備えたことにより、VCO制御
電圧を調整するために、位相検出器114および周波数
検出器128を同時に動作させることが可能となってい
る。位相制御は迅速に位相を制御するように動作しなけ
ればならないため、チャージポンプ120はVCO11
8に第1の制御電圧Vcpを直接供給し、その制御電圧V
cpにおいてはフィルタ124のFET324よりなる抵
抗を介して急速であるが制限された振幅の変化が生じ得
る。
【0068】周波数制御は、分割されたVCO周波数の
平均が基準周波数に対して過度に変化することを妨げる
ためにのみ必要であるため、電圧Vf はフィルタ124
のコンデンサ322を介してチャージポンプ130によ
って供給される。コンデンサ322は、そのチャージポ
ンプが直ちに位相に影響を及ぼすのを妨げ、ある期間に
亘って位相制御チャージポンプ回路からの電荷だけでな
く周波数制御チャージポンプ回路からの電荷も合計す
る。
【0069】さらには、通常データ入力信号は基準周波
数に極めて近接してなる分割されたビット速度を有して
いるため、通常、周波数検出器128の影響は小さい。
同時に、矛盾したビット速度のない、または基準周波数
と実質的に異なるように分割されたビット速度を有する
不適切なデータは平均VCO周波数を極めて僅かに変化
させる傾向に帰結する。
【0070】なぜならば、そのようなデータはある期間
に亘ってVCO出力に関して実質的にランダムな位相位
置でもって遷移をするからであり、従って、VCOの位
相を進めかつコンデンサ322を充電するように動作す
る遷移は、VCOの位相を遅らせかつコンデンサ322
を放電するように動作する遷移によって大まかに釣り合
うようになっている。
【0071】ある期間中に、適切な位相同期が起こる可
能性を高くするのに十分な位相同期の好ましい程度があ
るということを位相検出器114が決定する場合には、
周波数検出器128が動作を継続する必要はもはや全く
なくなる。さらに、周波数検出器128のカウンタだけ
でなくVCO割り算器230も多大な電力量を消費する
虞があり、また周波数検出器128は、PLLが位相同
期されている時に、何の利益にもならないチャージポン
プパルスを時々生成し、復調されたクロック信号の不要
なジッタを僅かに増大する虞がある。
【0072】それゆえ、全てのFF、全てのカウンタお
よびVCO割り算器230の割り算器をリセットするた
めに位相検出器114から出力される位相同期出力を用
いることによって、位相同期が一旦しっかりと確立され
ると周波数検出器128は無効にされる。データ速度が
好ましくない値へ徐々に変化する蓋然性が高い場合に
は、適切なビット速度およびクロック速度が続いている
ことを確認する別の効果的な手段がPLLの外側に設け
られてもよい。
【0073】以上、本発明の一具体例について詳細に説
明したが、本発明範囲から逸脱することなく多くの変形
や変更や適用がなされ得ることは明らかである。周波数
および割り算器の比は本発明の実施によって変化され得
る。本発明はクロックおよびデータの復調回路に実施さ
れ得る。
【0074】
【発明の効果】以上、説明したとおり、本発明によれ
ば、正確でかつ順応性のある周波数の獲得が達成され
る。また迅速な位相の獲得が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に係るPLLを用いたクロック復
調回路のブロック図である。
【図2】図1に示された周波数検出器のブロック図であ
る。
【図3】図1に示されたチャージポンプおよびフィルタ
の回路図である。
【図4】図2に示された基準カウンタおよびVCOカウ
ンタのブロック図である。
【図5】図2に示された制御論理回路のブロック図であ
る。
【図6】図2に示された周波数検出器の動作を示すタイ
ミングチャート図である。
【図7】検出器の位相特性を示す図である。
【図8】検出器の周波数特性を示す図である。
【符号の説明】
114 位相検出器 120 位相制御チャージポンプ 122 制御電圧回路 124 アダプティブフィルタ 128 周波数検出器 130 周波数制御チャージポンプ 226 基準カウンタ 228 VCOカウンタ 232 制御論理回路

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号に位相同期される周波数制御信
    号を出力するPLLであって、 該PLLは、 電圧制御発振器に供給されたVCO制御信号に応答し
    て、周波数制御信号並びに第1および第2のVCO信号
    を生成する電圧制御発振器を具備し、第1のVCO信号
    の位相は周波数制御信号と関係し、第2のVCO信号の
    周波数は周波数制御信号と関係しており、 入力信号および第1のVCO信号に応答して第1の検出
    信号を出力する位相検出手段とを具備し、第1の検出信
    号は入力信号と第1のVCO信号との位相差を表してお
    り、 周波数基準信号および第2のVCO信号に応答して第2
    の検出信号を出力する周波数検出手段とを具備し、第2
    の検出信号は周波数基準信号と第2のVCO信号との周
    波数差を表しており、 第1および第2の検出信号に応答して第1および第2の
    チャージポンプ電流を生成し、かつ電圧制御発振器に供
    給されるVCO信号を出力するために第1および第2の
    チャージポンプ電流を統合するチャージポンプ回路とを
    具備し、それによって周波数制御信号の周波数が電圧制
    御発振器によって制御され、また周波数制御信号が入力
    信号と位相同期されることを特徴とする位相同期ルー
    プ。
  2. 【請求項2】 チャージポンプ回路は第1および第2の
    チャージポンプを具備しており、第1のチャージポンプ
    は第1の検出信号に応答して第1のチャージポンプ電流
    を生成し、第2のチャージポンプは第2の検出信号に応
    答して第2のチャージポンプ電流を生成することを特徴
    とする請求項1に記載の位相同期ループ。
  3. 【請求項3】 チャージポンプ回路はさらに容量性素子
    および抵抗性素子を含むフィルタ手段を具備しており、
    容量性素子はVCO制御信号を出力するために第1およ
    び第2のチャージポンプ電流を統合し、抵抗性素子はV
    CO制御信号の振幅の変調を制限することを特徴とする
    請求項2に記載の位相同期ループ。
  4. 【請求項4】 位相検出手段は、周波数制御信号が入力
    信号に位相同期された時に位相同期指示信号を出力する
    手段を具備しており、位相同期指示信号は周波数検出手
    段を無効にすることを特徴とする請求項1に記載の位相
    同期ループ。
  5. 【請求項5】 周波数検出手段は、第2のVCO信号の
    周波数が周波数基準信号の周波数と異なっているかを決
    める周波数比較手段を具備することを特徴とする請求項
    1に記載の位相同期ループ。
  6. 【請求項6】 周波数比較手段は第1および第2の周波
    数計数手段を具備しており、第1の周波数計数手段は周
    波数基準信号の周波数を計数し、第2の周波数計数手段
    は第2のVCO信号の周波数を計数することを特徴とす
    る請求項5に記載の位相同期ループ。
  7. 【請求項7】 周波数比較手段は、さらに第1および第
    2の計数手段の計数結果に対応して、第2のVCO信号
    の周波数が周波数基準信号の周波数と異なっているか否
    かを決定する決定手段を具備することを特徴とする請求
    項6に記載の位相同期ループ。
  8. 【請求項8】 決定手段は、第2のVCO信号の周波数
    が周波数基準信号の周波数よりも高い場合に第1の周波
    数計数手段の周波数の計数を抑制し、また第2のVCO
    信号の周波数が周波数基準信号の周波数よりも低い場合
    に第2の周波数計数手段の周波数の計数を抑制する論理
    回路を具備することを特徴とする請求項7に記載の位相
    同期ループ。
  9. 【請求項9】 周波数比較手段は、さらに決定手段によ
    る決定に対応してチャージポンプ制御信号を出力する検
    出出力手段を具備しており、チャージポンプ制御信号は
    第1および第2の周波数計数手段により計数された周波
    数における差異に比例して電流を生成させ、その生成さ
    れた電流はVCO制御信号を変化させることを特徴とす
    る請求項7に記載の位相同期ループ。
  10. 【請求項10】 第1の周波数計数手段は第1のカウン
    タを具備し、また第2の周波数計数手段は周波数割り算
    器および第2のカウンタを具備しており、第1のカウン
    タは周波数基準信号の周波数を計数し、周波数割り算器
    は、分割されたVCO周波数を出力するために第2のV
    CO信号の周波数を分割し、第2のカウンタは分割され
    たVCO周波数を計数することを特徴とする請求項6に
    記載の位相同期ループ。
  11. 【請求項11】 検出出力手段は、チャージポンプを制
    御するための第1および第2の出力信号を出力する第1
    および第2の出力手段を具備しており、第1および第2
    の出力信号はそれぞれ、分割されたVCO信号の周波数
    が周波数基準信号の周波数よりも高い場合および低い場
    合に生成されることを特徴とする請求項9に記載の位相
    同期ループ。
  12. 【請求項12】 第1および第2の周波数カウンタはそ
    れぞれ二値カウンタを具備することを特徴とする請求項
    10に記載の位相同期ループ。
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