JPH06343040A - Pll回路 - Google Patents

Pll回路

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JPH06343040A
JPH06343040A JP5131637A JP13163793A JPH06343040A JP H06343040 A JPH06343040 A JP H06343040A JP 5131637 A JP5131637 A JP 5131637A JP 13163793 A JP13163793 A JP 13163793A JP H06343040 A JPH06343040 A JP H06343040A
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JP
Japan
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phase
loop filter
circuit
signal
phase difference
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JP5131637A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Kanemoto
光雄 金本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】特に入力信号の転送レートが低速から高速に変
化した場合に、PLL回路の制御定数が最適となる領域
以外の部分においても、位相差電流変換係数Kpの大き
さが位相差電流変換回路の立上がり特性と立ち下がり特
性により、非線形に変化する現象を防止し、安定的に動
作させる。 【構成】例えばHDDからの再生信号RSである連続す
る入力信号を時分割し、第1,第2の入力信号をそれぞ
れを第1,第2の位相比較器10a,10bに入力す
る。第1,第2の位相比較器10a,10bからの出力
信号は、第1,第2のチャージポンプ回路20a,20
bと第1,第2のループフィルタ30a,30bにより
構成される第1,第2のループフィルタ系に入力され
る。加算回路31は第1のループフィルタ系と第2のル
ープフィルタ系の各出力信号を加算し、この加算結果で
ある制御電圧VLをVCOに出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば磁気ディスク装
置のデータ再生回路に使用されるPLL回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばハードディスク装置(HD
D)等の磁気ディスク装置には、ヘッドによりディスク
からリードしたリード信号をリードデータに再生するデ
ータ再生回路が設けられている。データ再生回路では、
リード信号を2値化した再生信号の周波数,位相を安定
化させるためにPLL(Phase Locked L
oop)回路が使用されている。
【0003】PLL回路は基本的には、図4に示すよう
に、位相比較器1、電流変換回路2、ループフィルタ
3、電圧制御発振器(VCO)4および分周回路5から
なる。位相比較器1は、入力信号である再生信号(2値
化信号)RSと分周回路5から出力される帰還信号(以
下ビットレートクロックFBと称する)との位相差(周
波数差)を検出し、その位相差に応じたパルス信号PC
を出力する。即ち、位相比較器1は実際には、位相/周
波数比較器であり、位相だけでなく周波数比較器として
も機能する回路である。パルス信号PCは、通常では入
力信号RSの位相が遅れているときは正パルスであり、
進んでいるときは負パルスである。
【0004】電流変換回路2はチャージポンプ回路を有
し、パルス信号PCのパルス幅に応じた電流をループフ
ィルタ3に供給する。ループフィルタ3はコンデンサと
抵抗を有するローパスフィルタであり、コンデンサにチ
ャージ/ディスチャージにされる電流に応じた制御電圧
VLを出力する。即ち、ループフィルタ3は一種の積分
回路であり、パルス信号PCを平均化して制御電圧(直
流電圧)に変換するための回路である。VCO4は制御
電圧VLに応じた発振周波数のパルス信号VOを出力す
る。分周回路5は、VCO4の出力信号VOを分周(例
えば2分周)したビットレートクロックFBを出力す
る。
【0005】このような構成によりPLL回路は、入力
信号RSの周波数frとビットレートクロックFBの周
波数foとが一致するように、VCO4の発振周波数を
制御電圧VLにより制御し、両者の周波数と位相とが一
致したときにロックする。データ再生回路では、周波
数,位相が安定化したVCO4の出力信号VOを利用し
てデータ再生処理を実行する。
【0006】ところで、HDDのデータ再生回路に使用
されるPLL回路の位相比較器1は、実際には、図5に
示すように、各信号RS,FBの位相差に比例したパル
ス幅のパルス信号PC1と位相差に無関係なパルス信号
PC2からなるパルス信号PCを出力する。パルス信号
PC2は、パルス信号PC1と対になって、ビットレー
トクロックFBの周期Tbの1/2に相当するパルス幅
の信号である。
【0007】このようなPLL回路では、立ち下がり位
相のビットレートクロックFBと立上がり位相の再生信
号RSとが所定の時定数により同期するように、適正な
制御定数である位相差電流変換係数Kpが設定されてい
る。電流変換回路2ではチャージポンプ回路は、位相比
較器1からのパルス信号PC1のパルス幅に相当する期
間に、係数Kpに対応する電流をループフィルタ3のコ
ンデンサにチャージする(供給する)ように動作する。
また、チャージポンプ回路は、位相比較器1からのパル
ス信号PC2のパルス幅に相当する期間に、係数Kpに
対応する電流をループフィルタ3のコンデンサからディ
スチャージする(吸収する)ように動作する。このと
き、図5に示すように、チャージポンプ回路の出力電流
波形は、パルス信号PC1に応じたパルス波形IC1と
パルス信号PC2に応じたパルス波形IC2からなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のP
LL回路において、例えばHDDのデータ転送レートが
高いときに、再生信号RSとビットレートクロックFB
との位相差が大きさにより、制御定数の一つである位相
差電流変換係数Kpが変化する現象が発生する。具E的
には、図5に示すように位相比較結果のパルス幅(パル
ス信号PC1)が小さくなり、パルス波形IC1中の波
形50のように、電流値の大きさが飽和領域まで達しな
い位相比較結果が多数発生する事態となることがある。
このため、位相差電流変換係数Kpの値が位相比較結果
により変化し、位相差電流変換回路2の立上がり特性と
立ち下がり特性により、非線形に変化する現象が発生し
て、PLL回路の動作が不安定になる問題がある。
【0009】このような問題は、例えばZBR(Zon
e Bit Recording)方式のHDDのデー
タ再生回路のPLL回路に発生する。即ち、ZBR方式
では、転送レートが一定になる特定ゾーンで、内周側と
外周側とでは記録密度が異なる結果、そのゾーンのサイ
ズによっては位相差電流変換係数Kpが最適となる領域
以外の部分が発生する。このため、有限の立上がり時間
と立ち下がり時間を加算した大きさにより、位相比較結
果のパルス幅が小さくなる現象が、磁気記録の特性上で
発生するパターンピークシフト量の大きさの違いによっ
て、特定の割合で増加する。
【0010】本発明の目的は、特に入力信号の転送レー
トが低速から高速に変化した場合に、PLL回路の制御
定数が最適となる領域以外の部分においても、位相差電
流変換係数Kpの大きさが位相差電流変換回路の立上が
り特性と立ち下がり特性により、非線形に変化する現象
を防止し、実際的に安定的に動作するPLL回路を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、位相比較器、
位相差電流変換回路、ループフィルタおよび電圧制御発
振器を有し、前記位相比較器の入力信号と前記電圧制御
発振器の出力信号に基づいた帰還信号との周波数,位相
を同調させるPLL回路において、第1の位相比較手段
からの出力信号を入力する第1の位相差電流変換手段と
第1のループフィルタ手段とが接続されてなる第1のル
ープフィルタ系回路手段、第2の位相比較手段からの出
力信号を入力する第2の位相差電流変換手段と第2のル
ープフィルタ手段とが接続されてなる第2のループフィ
ルタ系回路手段、および第1のループフィルタ系回路手
段と第2のループフィルタ系回路手段の各出力信号を加
算し、この加算結果である制御電圧を電圧制御発振器に
出力する加算手段を有するPLL回路である。
【0012】
【作用】本発明では、連続する入力信号を時分割し、第
1の入力信号と第2の入力信号のそれぞれを第1の位相
比較手段と第2の位相比較手段に入力する。第1の位相
比較手段からの出力信号を入力する第1の位相差電流変
換手段と第1のループフィルタ手段とにより、第1のル
ープフィルタ系が構成される。また、第2の位相比較手
段からの出力信号を入力する第2の位相差電流変換手段
と第2のループフィルタ手段とにより、第2のループフ
ィルタ系が構成される。加算手段は、第1のループフィ
ルタ系と第2のループフィルタ系の各出力信号を加算
し、この加算結果である制御電圧を電圧制御発振器に出
力する。
【0013】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1と図2は同実施例に係わるPLL回路の要部を
示すブロック図、および図3は同実施例の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【0014】同実施例のPLL回路は、第1の位相比較
器10aと第2の位相比較器10bを有する位相比較器
10、電流変換回路を構成する第1,第2のチャージポ
ンプ回路20a,20b、第1,第2のループフィルタ
30a,30bおよび加算回路31を備えている。
【0015】位相比較器10は、第1,第2の位相比較
器10a,10b以外に、ビットレートクロックFBを
2分周するためのD型フリップフロップ10cを有す
る。フリップフロップ10cは、ビットレートクロック
FBを分周した信号Qを第2の位相比較器10bのイネ
ーブル端子(ENB)に出力し、その反転信号(Qバ
ー)を第1の位相比較器10aのイネーブル端子(EN
B)に出力する。第1,第2の位相比較器10a,10
bはそれぞれ、時分割した再生信号RSとビットレート
クロックFBと称する)との位相差(周波数差)を検出
する。
【0016】第1のチャージポンプ回路20aは、スイ
ッチSW1,SW2および定電流源21a〜21cを有
する。また、第2のチャージポンプ回路20bは、スイ
ッチSW3,SW4および定電流源21d〜21fを有
する。第1のチャージポンプ回路20aは、第1の位相
比較器10aから出力されるパルス信号PC10と位相
差に無関係なパルス信号PC20に応じて、第1のルー
プフィルタ30aに電流IC1(チャージ電流)を供給
し、または第1のループフィルタ30aから電流ID1
(ディスチャージ電流)を吸収する。一方、第2のチャ
ージポンプ回路20bは、第2の位相比較器10bから
出力されるパルス信号PC11と位相差に無関係なパル
ス信号PC21に応じて、第2のループフィルタ30b
に電流IC2(チャージ電流)を供給し、または第2の
ループフィルタ30bから電流ID2(ディスチャージ
電流)を吸収する。
【0017】第1のループフィルタ30aは、コンデン
サC1と抵抗R4からなるローパスフィルタ(LPF)
回路である。第2のループフィルタ30bは、コンデン
サC2と抵抗R5からなるLPF回路である。加算回路
31は演算増幅器からなり、第1のループフィルタ30
aの出力電圧V1と第2のループフィルタ30bの出力
電圧V2とを加算し、加算結果である電圧VLを次段の
VCO(図4の4)に出力する。
【0018】次に、同実施例の動作を説明する。HDD
では、ヘッドによりディスクに記録されたデータがリー
ドされて、このリード信号がデータ再生回路によりリー
ドデータに再生される。データ再生回路では、PLL回
路によりリード信号を2値化した再生信号の周波数,位
相を安定化させる。
【0019】同実施例のPLL回路では、位相比較器1
0の第1,第2の位相比較器10a,10bは2値化し
た再生信号RSを入力し、ビットレートクロックFBと
の位相差(周波数差)を検出する。ビットレートクロッ
クFBは、図4に示すように、VCO4の出力信号VO
を2分周する分周回路5からの帰還信号である。
【0020】フリップフロップ10cは、図3に示すよ
うに、ビットレートクロックFBをクロック入力とし
て、ビットレートクロックFBを2分周した信号Qおよ
びこの反転信号(Qバー)を出力する。第1,第2の位
相比較器10a,10bは、フリップフロップ10cか
らの出力信号Qと反転信号(Qバー)に同期して、時分
割した再生信号RSを入力し、ビットレートクロックF
Bとの位相比較動作を実行する。即ち、第1の位相比較
器10aは、再生信号RSの奇数ビットとビットレート
クロックFBとの位相比較動作を実行する。一方、第2
の位相比較器10bは、再生信号RSの偶数ビットとビ
ットレートクロックFBとの位相比較動作を実行する。
【0021】第1の位相比較器10aは、再生信号RS
の奇数ビットとビットレートクロックFBとの位相を比
較し、再生信号RSがビットレートクロックFBに対し
て進み位相の状態時には、位相差パルス信号PC10の
パルス幅を位相差パルス信号PC20のパルス幅より進
み位相分だけ大きくして、位相差パルス信号PC10を
出力する。また、逆に遅れ位相の場合には、遅れ位相分
だけ小さくして、位相差パルス信号PC10を出力す
る。
【0022】第1のチャージポンプ回路20aでは、位
相差パルス信号PC10のパルス幅に相当する期間に、
スイッチSW1がオフとなる。したがって、定電流源2
1aからの電流IC1が第1のループフィルタ30aの
コンデンサC1にチャージされる。これにより、図3に
示すように、第1のループフィルタ30aの出力電圧V
1はコンデンサC1と抵抗R4の時定数に応じて増大す
る。一方、第1のチャージポンプ回路20aでは、第1
の位相比較器10aからの位相差パルス信号PC20の
パルス幅に相当する期間に、スイッチSW2がオンとな
る。したがって、定電流源21bの容量分だけ、第1の
ループフィルタ30aのコンデンサC1から電流ID1
が放電(ディスチャージ)する。これにより、図3に示
すように、第1のループフィルタ30aの出力電圧V1
はコンデンサC1と抵抗R4の時定数に応じて減少す
る。
【0023】同様に、第2の位相比較器10bは、再生
信号RSの偶数ビットとビットレートクロックFBとの
位相を比較し、再生信号RSがビットレートクロックF
Bに対して進み位相の状態時には、位相差パルス信号P
C11のパルス幅を位相差パルス信号PC21のパルス
幅より進み位相分だけ大きくして、位相差パルス信号P
C11を出力する。また、逆に遅れ位相の場合には、遅
れ位相分だけ小さくして、位相差パルス信号PC11を
出力する。
【0024】第2のチャージポンプ回路20bでは、位
相差パルス信号PC11のパルス幅に相当する期間に、
スイッチSW3がオフとなる。したがって、定電流源2
1dからの電流IC2が第2のループフィルタ30bの
コンデンサC2にチャージされる。これにより、図3に
示すように、第2のループフィルタ30bの出力電圧V
2はコンデンサC2と抵抗R5の時定数に応じて増大す
る。一方、第2のチャージポンプ回路20bでは、第2
の位相比較器10bからの位相差パルス信号PC21の
パルス幅に相当する期間に、スイッチSW4がオンとな
る。したがって、定電流源21eの容量分だけ、第2の
ループフィルタ30bのコンデンサC2から電流ID2
が放電(ディスチャージ)する。これにより、図3に示
すように、第2のループフィルタ30bの出力電圧V2
はコンデンサC2と抵抗R5の時定数に応じて減少す
る。
【0025】加算回路31は、第1のループフィルタ3
0aの出力電圧V1と第2のループフィルタ30bの出
力電圧V2とを加算し、加算結果である電圧VLを次段
のVCO(図4の4)に出力する。ここで、電圧VLは
「VL=−R3((V1/R1)+(V2/R2))」
である。
【0026】このようにして、位相比較器10を第1,
第2の位相比較器10a,10bにより構成し、連続し
て入力される再生信号RSを時分割してそれぞれ位相比
較動作し、各位相比較結果に基づいた第1のループフィ
ルタ30aと第2のループフィルタ30bの各出力電圧
V1,V2を加算して、次段のVCOの制御電圧VLを
生成する。この場合、再生信号RSの例えば奇数ビット
の位相比較領域を、図3に示すように、ビットレートク
ロックFBの周期Tbの約1.5倍程度に大きくする。
この位相比較領域により位相比較した結果が、奇数ビッ
トでは位相差パルス信号PC10,PC20となる。言
い換えれば、位相比較結果のパルス幅を大きくすること
により、位相比較結果により変化する位相差電流変換係
数Kpの値が、位相差電流変換回路2の立上がり特性と
立ち下がり特性により、非線形に変化する現象を防止す
ることができる。具体的には、再生信号RSの転送レー
トが低速から高速に変化した場合に、位相差電流変換係
数Kpが最適となる領域以外の部分においても、位相差
電流変換係数Kpの値が、位相差電流変換回路2の立上
がり特性と立ち下がり特性により、非線形に変化する現
象を防止することができる。
【0027】図2は位相比較器10と周辺回路の具体例
を示すブロック図である。位相比較器10の第1の位相
比較器10aは、フリップフロップ100〜102およ
びナンド回路103〜105からなる。一方、第2の位
相比較器10bは、フリップフロップ106〜108お
よびナンド回路109〜111からなる。ここで、ブロ
ック200は、第1,第2のチャージポンプ回路20
a,20b、第1,第2のループフィルタ30a,30
b、加算回路31およびVCO4を便宜的に合体したも
のである。フリップフロップ112,113とナンド回
路114は、リードゲート信号RGを分周する回路であ
る。リードゲート信号RGは再生信号RSの位相比較動
作を行なう領域を指示するための信号である。
【0028】フリップフロップ100,106の各デー
タ入力端子Dには、再生信号RSを奇数ビットと偶数ビ
ットに分離するためのビットレートクロックFBを2分
周した信号(フリップフロップ10cの出力信号)が入
力される。フリップフロップ113は、2値化した再生
信号RSに同期した出力信号Qをナンド回路104,1
05,110,111の各ゲート信号として出力する。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、特
に入力信号の転送レートが低速から高速に変化した場合
に、PLL回路の制御定数が最適となる領域以外の部分
においても、位相差電流変換係数Kpの大きさが位相差
電流変換回路の立上がり特性と立ち下がり特性により、
非線形に変化する現象を防止し、実際的に安定的に動作
するPLL回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わるPLL回路の要部を示
すブロック図。
【図2】同実施例に係わるPLL回路の位相比較器の要
部を示すブロック図。
【図3】同実施例の動作を説明するためのタイミングチ
ャート。
【図4】従来のPLL回路の構成を説明するためのブロ
ック図。
【図5】従来のPLL回路の動作を説明するためのタイ
ミングチャート。
【符号の説明】
1,10,10a,10b…位相比較器、2…電流変換
回路、3,30a,30b…ループフィルタ、4…VC
O、5…分周回路、20a,20b…チャージポンプ回
路、31…加算回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位相比較器、位相差電流変換回路、ルー
    プフィルタおよび電圧制御発振器を有し、前記位相比較
    器の入力信号と前記電圧制御発振器の出力信号に基づい
    た帰還信号との周波数,位相を同調させるPLL回路に
    おいて、 前記入力信号を時分割した第1の入力信号と第2の入力
    信号のそれぞれを入力とする第1の位相比較手段および
    第2の位相比較手段と、 前記第1の位相比較手段からの出力信号を入力する第1
    の位相差電流変換手段と第1のループフィルタ手段とが
    接続されてなる第1のループフィルタ系回路手段と、 前記第2の位相比較手段からの出力信号を入力する第2
    の位相差電流変換手段と第2のループフィルタ手段とが
    接続されてなる第2のループフィルタ系回路手段と、 前記第1のループフィルタ系回路手段と前記第2のルー
    プフィルタ系回路手段の各出力信号を加算し、この加算
    結果である制御電圧を前記電圧制御発振器に出力する加
    算手段とを具備したことを特徴とするPLL回路。
  2. 【請求項2】 位相比較器、位相差電流変換回路、ルー
    プフィルタおよび電圧制御発振器を有し、前記位相比較
    器の入力信号と前記電圧制御発振器の出力信号に基づい
    た帰還信号との周波数,位相を同調させるPLL回路に
    おいて、 前記入力信号を時分割した第1の入力信号と第2の入力
    信号のそれぞれを入力とする第1の位相比較手段および
    第2の位相比較手段と、 前記第1の位相比較手段からの出力信号に応じた電流を
    出力する第1のチャージポンプ回路手段と、 この第1のチャージポンプ回路手段からの電流に応じた
    前記電圧制御発振器用の制御電圧を出力する第1のルー
    プフィルタ手段と、 前記第2の位相比較手段からの出力信号に応じた電流を
    出力する第2のチャージポンプ回路手段と、 この第2のチャージポンプ回路手段からの電流に応じた
    前記電圧制御発振器用の制御電圧を出力する第2のルー
    プフィルタ手段と、 前記第1のループフィルタ手段と前記第2のループフィ
    ルタ手段の各出力信号を加算し、この加算結果である制
    御電圧を前記電圧制御発振器に出力する加算手段とを具
    備したことを特徴とするPLL回路。
JP5131637A 1993-06-02 1993-06-02 Pll回路 Pending JPH06343040A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6826248B2 (en) 2000-03-27 2004-11-30 Kabushiki Kaisha Toshiba Phase locked loop circuit
US6853223B2 (en) 2002-03-08 2005-02-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Phase comparator and clock recovery circuit

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