JP2003060627A - クロック乗せ換え回路 - Google Patents

クロック乗せ換え回路

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JP2003060627A
JP2003060627A JP2001245190A JP2001245190A JP2003060627A JP 2003060627 A JP2003060627 A JP 2003060627A JP 2001245190 A JP2001245190 A JP 2001245190A JP 2001245190 A JP2001245190 A JP 2001245190A JP 2003060627 A JP2003060627 A JP 2003060627A
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Yuichi Arata
裕一 荒田
Naoya Kimura
直哉 木村
Hideaki Odagiri
英昭 小田切
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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    • G11C7/1006Data managing, e.g. manipulating data before writing or reading out, data bus switches or control circuits therefor
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衝突検出の信頼性が高く、CADツールによ
る設計が容易なクロック乗せ換え回路を提供する。 【解決手段】 異なるアドレス番号によって指定される
複数のデータ記憶領域を有し、当該データ記憶領域に対
するデータの書込みと読出しを同時に実行し得るデータ
記憶手段を備えたクロック乗せ換え回路において、書込
み用ポインタ手段と、読出し用ポインタ手段と、同期化
処理手段と、衝突検出手段と、衝突回避手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクロック乗せ換え回
路に関し、例えば、高速通話路におけるビット同期回路
で、あるクロック位相が定まっている入力データを当該
クロックとは異なる位相を有するクロックに乗せ換える
場合などに適用し得る。
【0002】
【従来の技術】従来のクロック乗せ換え回路としては、
次の文献1、文献2に記載されたものがある。
【0003】文献1:特開平5−268201号公報 文献2:特許第3119793号公報 このうち文献1のクロック乗換え回路は、複数面のメモ
リを備え、書き込み側では書き込みクロックを用いてデ
ータをこれらのメモリをフレーム毎に順番に切り替えて
書き込み、読み出し側では読み出しクロックを用いてこ
れらのメモリをフレーム毎に順番に切り替えて書き込ん
だデータを読み出すことでクロックの乗せ換えを行うク
ロック乗せ換え回路において、同一メモリにおける書き
込み位相と読み出し位相の衝突の有無を監視し検出する
位相監視部と、該位相監視部で該書き込み位相と読み出
し位相の衝突が検出された時に読み出し位相を変えて該
書き込み位相と読み出し位相を所定位相差離す位相制御
部とを備えたことを特徴とする回路構成である。
【0004】これにより、それまで必要であったD/A
変換器とA/D変換器を用いずに、小さな回路規模で、
クロック乗せ換えを実現するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のこの
種のクロック乗せ換え回路において、メモリ領域に対す
る書込み位相を決める書込みクロックと、メモリ領域か
らの読出し位相を決める読出しクロックとは非同期(す
なわち、位相が一致している保証がない)であり、しか
もその非同期な書込み位相から得られた書込み側窓パル
スと読出し側パルスとの位相を比較する(論理積を求め
る)ことによって、衝突の有無を検査している。
【0006】ここで、衝突とは、同一のアドレス番号に
よって指定される同じメモリ領域に対する書込みと、読
出しとが同時に行われること等を指す。衝突が発生する
と、まだ書込みが完了していないデータを読み出してし
まう(この場合は、当然、読み出されたデータは正常な
ものではない)等の不都合が生じるので、衝突は確実に
検出し、繰り返し発生しないように対処する必要があ
る。
【0007】しかしながら従来のクロック乗せ換え回路
のように、非同期な書込み位相から得られた書込み側窓
パルスと読出し側パルスとの位相を比較することによっ
て衝突の有無を検査する場合、衝突の検出自体を確実に
行うことが困難である。
【0008】例えば衝突時に書込み側窓パルスのハイレ
ベルと読出し側パルスのハイレベルが時間的に重なるこ
とを検出することで衝突の検出を行うものとすると、両
者が非同期であるために、ハイレベルとハイレベルの重
なり部分の時間幅が極めて短いこと(例えば、1クロッ
クパルスの時間幅よりも短いこと等)が有り得、一般的
にフリップフロップやラッチなどが必要とするセットア
ップ時間とホールド時間を合わせた時間よりも短くなる
ことも起こる。その場合には、フリップフロップやラッ
チなどの記憶内容の正常性が保証されないため、信頼性
が低下する。
【0009】一方、一般的な電子回路の設計と同様に、
当該クロック乗せ換え回路の設計にもCADツール(コ
ンピュータ支援設計ツール)を使用することが多いと考
えられるが、CADツールを用いる場合、従来のよう
に、非同期な書込み側窓パルスと読出し側パルスを用い
たのでは、機能だけを指定できる簡便なソフトマクロを
使用できず、ハードマクロを使用して回路素子のレイア
ウトまで詳細に指定しなければならないため、設計作業
自体が困難なものとなる。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、本発明では、異なるアドレス番号によって指定さ
れる複数のデータ記憶領域を有し、当該データ記憶領域
に対するデータの書込みと読出しを同時に実行し得るデ
ータ記憶手段を備えたクロック乗せ換え回路において、
(1)前記データ記憶手段に対する書込み用のアドレス
番号を、書込みクロックに同期して変化させる書込み用
ポインタ手段と、(2)前記データ記憶手段に対する読
出し用のアドレス番号を、読出しクロックに同期して変
化させる読出し用ポインタ手段と、(3)前記書込み用
アドレス番号の位相を読出しクロックに同期させて同期
化書込み用アドレス番号を生成する第1の同期化処理、
または読出し用アドレス番号の位相を書込みクロックに
同期させて同期化読出し用アドレス番号を生成する第2
の同期化処理を実行する同期化処理手段と、(4)前記
書込み用アドレス番号と同期化読出し用アドレス番号の
位相差が所定の基準値未満に近接したこと、または前記
読出し用アドレス番号と同期化書込み用アドレス番号の
位相が所定の基準値未満に近接したことを検出したとき
衝突検出信号を出力する衝突検出手段と、(5)当該衝
突検出手段から衝突検出信号が出力されると、前記書込
み用アドレス番号と読出し用アドレス番号を少なくとも
前記基準値以上に相違させる衝突回避操作を実行する衝
突回避手段を設けたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】(A)実施形態 以下、本発明にかかるクロック乗せ換え回路を、高速通
話路におけるビット同期回路に適用した場合を例に、実
施形態について説明する。
【0012】(A−1)第1の実施形態の構成 本実施形態のビット同期回路の主要部の構成例を図1に
示す。
【0013】図1において、当該ビット同期回路は、ラ
イトポインタ1と、リードポインタ2と、メモリ3と、
衝突検出部4とを備えている。
【0014】このうちメモリ3は、データの書込みと、
データの読出しを同時に実行可能なメモリである。この
メモリ3に対しデータを書き込むメモリ領域を指定する
書込みアドレス番号WNの供給と、データを読み出すメ
モリ領域を指定する読出しアドレス番号RNの供給とは
独立して行われ、書込みアドレス番号WNで任意の1つ
のメモリ領域を指定すると、前記高速通信路から得られ
たデータ(例えば、会話音声などを収容したデータ)D
A1が当該メモリ領域へ書き込まれ、読出しアドレス番
号RNで任意の1つのメモリ領域を指定すると、当該メ
モリ領域に書き込まれていたデータDA2が読み出さ
れ、当該ビット同期回路の後段(図示せず)に出力され
る。
【0015】書込みアドレス番号WNの供給を受けるの
はメモリ3のアドレス番号入力端子WAであり、読出し
アドレス番号RNの供給を受けるのはアドレス番号入力
端子RAであり、データDA1の供給を受けるのはデー
タ入力端子WDであり、データDA2を出力するのはデ
ータ出力端子RDである。
【0016】当該メモリ3はまた、図示したように、各
クロック入力端子に供給される書込みクロックWCと読
出しクロックRCの各クロックパルスの立上がりエッジ
に応じて、エッジ動作を行う。したがって、当該メモリ
3に対するデータDA1の書込みは書込みクロックWC
に同期して行われ、データDA2の読出しはクロックR
Cに同期して行われることとなる。
【0017】書込みアドレス番号WNや読出しアドレス
番号RNによって指定される当該メモリ3のアドレス空
間の大きさはどのように構成してもかまわないが、一般
的には、メモリ容量を節約する等の理由で、できるだけ
小さなアドレス空間を用いることが望ましい。ここでは
一例として、アドレス空間の大きさm(このmは、クロ
ック乗せ換えフレーム長に相当する)を8、すなわち書
込みアドレス番号WNや読出しアドレス番号RNの番号
で指定される整数値は、0〜7であるものとする。
【0018】なお、当該メモリ3のなかの各メモリ領域
のサイズ、すなわちワード長についても、長短、様々な
構成が可能である。
【0019】当該メモリ3に対し、前記書込みアドレス
番号WNを供給するライトポインタ1はクロック入力端
子に供給される書込みクロックWCに応じたエッジ動作
により所定の下限と上限の範囲内(ここでは、メモリ3
のアドレス空間の大きさmに対応して、0〜7の範囲
内)で巡回的にカウントを繰り返すフリーランカウンタ
である。
【0020】すなわち、当該ライトポインタ1は、書込
みクロックWCの新たなクロックパルスの立上がりエッ
ジが供給されるたびに、0,1,2,3,…,6,7,
0,1,2,3,…と、カウント値を逐次変化(ここで
は、インクリメント)させる。そしてこのカウント値が
そのまま、前記書込みアドレス番号WNとなる。
【0021】前記メモリ3に読出しアドレス番号RNを
供給するリードポインタ2も基本的に当該ライトポイン
タ1と同様なカウンタである。ただし当該リードポイン
タ2は、読出しクロックRCに応じて動作する点、およ
び、衝突検出部4から警報出力信号AL1が供給される
とそれを格納(ロード:LD)し、現時点のカウント値
から、飛躍的にカウント値を変化させる機能を持つ点で
ライトポインタ1と相違する。
【0022】読出しクロックRCと書込みクロックWC
のクロック周期(クロックパルスの間隔)は同じになる
ように設定しておき、最初は書込みアドレス番号WNと
読出しアドレス番号RNができるだけ大きな位相差(メ
モリ3のアドレス空間の大きさmが8の場合、アドレス
番号に換算した位相差では4が最大値)を持った状態で
本実施形態のビット同期回路が動作しはじめるように初
期条件を設定することは可能であるが、そのような初期
条件を設定したとしても、高速通話路から抽出される書
込みクロックWCのクロック間隔は、高速通信路におけ
るジッタやワンダの影響により動的に変動し得るから、
衝突が発生する可能性がある。
【0023】このリードポインタ2の主要部の構成例を
図11に示す。
【0024】(A−1−1)リードポインタの構成例 図11において、当該リードポインタ2は、カウンタ部
20と、カウンタ制御部21と、レジスタ部22と、加
算部23と、定数記憶部24とを備えている。
【0025】このうちカウンタ部20は、前記読出しア
ドレス番号RNを発生するフリーランカウンタである。
通常、当該カウンタ部20のカウント値は、上述した0
〜7の範囲内でインクリメントし、最大値7の次には再
び最小値0に戻って巡回する。ただしカウンタ制御部2
1からカウント制御信号CTが供給されると、当該カウ
ント制御信号CTの内容に応じて、当該カウンタ部20
は、飛躍的にそのカウント値(すなわち読出しアドレス
番号RN)を変化させる。
【0026】一方、レジスタ部22は、前記衝突検出部
4から警報出力信号AL1を受け取って格納する部分で
ある。警報出力信号AL1には衝突が検出されたときの
書込みアドレス番号WNの値が収容されており、レジス
タ部22はその値を一時記憶する。
【0027】レジスタ部22からその値を信号ATとし
て受け取る加算部23は、定数記憶部24に記憶されて
いる定数を信号CTとして受け取ると、信号ATの値と
CTの値を加算し、その加算結果を信号ADとして出力
する部分である。
【0028】定数記憶部24には、メモリ3のアドレス
空間の大きさmの半分の値が記憶されている。したがっ
て、m=8の場合には、4(=8/2)が、当該定数記
憶部24に格納されている。
【0029】加算部23による加算結果ADが最大値7
を超過した場合、その超過分に対応した0〜8(ただし
ADが7を超える場合は0〜3)の値が加算結果ADと
される。例えば、アドレス番号6の位相で衝突が発生し
た場合、ATは6なので加算結果ADは2(=6+4−
8)となる。
【0030】ここで、衝突が発生したアドレス番号に加
算した定数がアドレス空間の大きさ8の半分にあたる4
なので、この加算によって、書込みアドレス番号WNの
位相と読出しアドレス番号RNの位相とは、相互に、も
っとも遠い関係(すなわち、フレーム位相が180度離
れた関係)になり、次回以降の書込みや読出しで衝突が
発生する確率は、もっとも小さくなる。一般的にはアド
レス空間の大きさmは、当該8のような偶数に限定する
必要はないので、奇数にした場合には、衝突検出時にカ
ウント値をどのように飛躍させるかを予め決めておくと
よい。例えば、m=9の場合には、衝突検出時にカウン
ト値を4進めるか、5進めるかを予め決めておくとよ
い。
【0031】なお、衝突が発生したアドレス番号は、カ
ウンタ部20が出力している現時点の読出しアドレス番
号RNより1つ前のアドレス番号RNと同じであるた
め、当該1つ前のアドレス番号RNを記憶しておく手段
などを設けるようにすれば、警報出力信号AL1ではア
ドレス番号WNを収容せず、衝突が発生した事実だけを
通知するようにしてもよい。この場合、リードポインタ
2は、1つ前のアドレス番号RNに4を前述の通りに加
算して得られる加算結果を次のアドレス番号RNとして
発生させることとなる。
【0032】また、衝突発生時にこのようなカウント値
の飛躍があると、メモリ3から読み出されるデータDA
2の順番が本来の順番と異なるものとなるが、データD
A2の順番の並べ替え等は、図示しない上位の通信プロ
トコルの機能に依存する。
【0033】前記警報出力信号AL1を出力する衝突検
出部4は、読出しクロックRCをクロック入力端子で、
書込みアドレス番号WNをアドレス番号入力端子WL
で、読出しアドレス番号RNをアドレス番号入力端子R
Lでそれぞれ受け取るとともに、前記警報出力信号AL
1を警報出力端子almから出力する部分で、前記読出
しアドレス番号RAの飛躍、すなわち自己リセット機能
を実現する主要な構成要素である。
【0034】読出しクロックRCを受け取っていること
から、当該衝突検出部4は、読出しクロックRCに同期
して動作する。また、受け取った読出しアドレス番号R
Nと書込みアドレス番号WNは、そのまま両者間で位相
を比較するようにしてもよいが、ここでは、衝突の検出
に必要な最小の時間幅をクロック1周期分の時間幅、す
なわちn=1として、アクティブレベル(ここではハイ
レベル)の期間がn+1の時間幅を持つライト側窓パル
ス信号WP(図2(f)参照)を生成し、当該ライト側
窓パルス信号WPと、前記読出しアドレス番号RNに対
応して前記n=1の時間幅を持つハイレベルのリード側
パルス信号RP(図2(g)参照)とのあいだで、位相
を比較することによって衝突の検出を行うものとする。
【0035】衝突の検出のために当該ライト側窓パルス
信号WPを用いることにより、衝突時にはライト側窓パ
ルス信号WPのハイレベルと、リード側パルス信号RP
のハイレベルの重なる部分の時間幅が長くなり、確実な
衝突の検出を行うことができる可能性が高まる。
【0036】ただしライト側窓パルス信号WPのハイレ
ベル区間をn+1にしたことにより、実際には衝突(同
じアドレス番号で指定されるメモリ領域に対する書込み
と読出しの同時発生)が起きていないのに衝突の検出を
行う可能性も出てくる。例えば、書込みアドレス番号W
Nが5で、読出しアドレス番号RNが6でも、ライト側
窓パルス信号WPのハイレベル区間がアドレス番号6の
位相にまで及んでいる場合には、衝突として検出され得
るが、両者がそれほど近接している場合には、衝突が発
生したものとみなして読出しアドレス番号RNを飛躍さ
せることで、信頼性の向上に寄与し得る。
【0037】なお、前記ライト側窓パルス信号WPは書
込みアドレス番号WNをもとに生成されるものなので、
その位相は、書込みクロックWCに同期したものであ
り、読出しクロックRCには非同期である。したがっ
て、当該ライト側窓パルス信号WPが読出しクロックR
Cに同期するように、クロックの乗せ換えを行うように
するとよい。このクロック乗せ換えは図5(e)から図
5(f)を得る操作に等しい。
【0038】当該クロック乗せ換えにより、衝突検出の
信頼性はいっそう向上する。
【0039】なお、上述したように、本実施形態ではメ
モリ3のアドレス空間の大きさmは8としたが、当該8
には、図3に示す根拠がある。
【0040】図3において、「REG♯1」などはメモ
リ3の各メモリ領域を示しており、「♯」の右側の整数
値(この例では1)は、メモリ3の各アドレス番号に対
応する。したがって、図示の状態は、基本的に、読出し
アドレス番号RN(すなわち、READ POINT)の位置す
るアドレス番号0のメモリ領域から読出しを行い、書込
みアドレス番号WN(すなわち、WRITE POINT)の位置
するアドレス番号4のメモリ領域に書込みを行う状態で
ある。
【0041】書込みと読出しを同時に行う当該メモリ3
の場合、データDA1、DA2に関してクロックの乗せ
換えを実行するためには、最低でも2つのメモリ領域が
必要であるので、クロック乗せ換えに必要な位相差は±
1(すなわち2)である。
【0042】また、当該クロック乗せ換えを実行し、な
おかつ、前記高速通話路で発生したジッタを±1ビット
分(すなわち、2kクロック周期分。ただし、k=1)
吸収できるようにするためには、さらに2kのメモリ領
域が必要であるので、必要なメモリ領域数の合計は2+
2kである。
【0043】これに加えて、上述したカウント値の飛躍
(すなわち、読出しアドレス番号RNのリセット)が発
生した場合、当該リセットはクロック(ここでは、読出
しクロックRC)に対して非同期に発生し得るため、こ
の非同期性を吸収するには、さらにリセットとクロック
の位相規定を解除可能とするために必要な位相差±1ク
ロック幅分に対応した2つのメモリ領域が必要となり、
必要なメモリ領域の合計は6となる。
【0044】さらにまた、当該カウント値の飛躍が発生
する場合、前記ライト側窓パルス信号WPのハイレベル
区間の時間幅2(=n+1。ただしn=1)に対応し
て、衝突検出範囲は、2クロック周期分の時間幅を持つ
ため、さらに2メモリ領域を追加する必要があり、結
局、最終的なメモリ領域の合計値は8となる。
【0045】以下、上記のような構成を有する本実施形
態の動作について説明する。
【0046】(A−2)第1の実施形態の動作 図2は、本実施形態のビット同期回路の動作を示すタイ
ムチャート(衝突なしの場合)である。ここでは、上述
した通り、メモリ3のアドレス空間の大きさmを8と
し、衝突検出に必要な位相差nを1としている。
【0047】また、書込みアドレス番号WNの初期値を
0とし、読出しアドレス番号の初期値を4とすること
で、両者の位相差が最大値4となる上述した初期条件の
設定を行っている。
【0048】この状態から動作を開始すると、ビット同
期回路において、図2(a)の書き込みクロックWCに
同期した図2(b)の入力データDA1は、書き込みクロ
ックWCに同期して動作する前記ライトポインタ1の出
力する図2(c)の書込みアドレス番号WNの指定に応
じて、メモリ3のメモリ領域に書き込まれる。
【0049】また、これと同時に、図2(d)の読出し
クロックRCに同期して動作するリードポインタ2が出
力する図2(e)の読出しアドレス番号RNによって指定
されるメモリ領域からは、図2(h)の出力データDA
2が読み出される。ただし、ビット同期回路の動作開始
直後にはまだ、各メモリ領域に有効な入力データDA1
の書込みが行われていないため、最初に有効なデータD
A2の読出しが行われるのは、図2(h)に示すように
5クロック周期後になる。
【0050】図2において、書込みアドレス番号WNの
0番によって指定されるメモリ領域に入力データDA1
の「A」が書き込まれ、1番によって指定されるメモリ
領域に入力データDA1の「B」が書き込まれ、2番に
よって指定されるメモリ領域に入力データDA1の
「C」が書き込まれ、…、7番によって指定されるメモ
リ領域に入力データDA1の「H」が書き込まれるもの
とすると、読出しアドレス番号RNの0番によって指定
されるメモリ領域からデータDA2として当該「A」が
読み出され、1番によって指定されるメモリ領域からデ
ータDA2として当該「B」が読み出され、2番によっ
て指定されるメモリ領域からデータDA2として当該
「C」が読み出され、…、7番によって指定されるメモ
リ領域からデータDA2として当該「H」が読み出され
ることになる。
【0051】書込みアドレス番号WNの7番によって指
定されたメモリ領域に対するデータ「H」の書込みが行
われた後は、書込みアドレス番号WNの0番によって指
定されたメモリ領域(前回に「A」を書き込んだメモリ
領域)に9番目の入力データDA1として「I」が書き
込まれ(前記「A」に上書きされる)、以降は、同様
に、各メモリ領域に10番目以降の入力データDA1が
上書きされていく。
【0052】このため、読出しアドレス番号RNが2回
目の0番を指定したときには、前記「A」ではなく、9
番目の入力データDA1である「I」が読み出され、出
力データDA2として出力される。10番目以降のデー
タJ、K、L、M、N、O、…の読出しについても同様
である。
【0053】また、図2(g)に示すリード側パルス信
号RPの最初のハイレベル区間P11は、読出しが開始
される位相、すなわち読出しアドレス番号RNの最初の
0番の位相に出現し、次のハイレベル区間P12は、読
出しアドレス番号RNが次に0番となる位相に出現す
る。そして、図2(f)に示すライト側窓パルス信号W
Pの最初のハイレベル区間P21は、書込みアドレス番
号WNが2回目の4番、5番を示す位相に出現し、2回
目のハイレベル区間P22は、書込みアドレス番号WN
が3回目の4番、5番を示す位相に出現する。書込みア
ドレス番号WNが1回目の4番、5番を示す書込み開始
の位相にも点線で示したようにハイレベル区間を設けて
もかまわないが、このときはまだ、メモリ3からの読出
しが始まっていないため、衝突が発生することはあり得
ず、点線のハイレベル区間は省略している。
【0054】前記高速通話路におけるジッタ等の影響も
なく、衝突も発生しない理想的なケースでは、一例とし
て、図2(a)〜(h)に示すような動作が繰り返され
ることとなる。このとき、書込みアドレス番号WNと読
出しアドレス番号RNの位相差は、もっとも遠い関係
(すなわち、フレーム位相が180度離れた関係であ
り、アドレス番号が4離れた関係)に維持される。
【0055】ところが、もしも、例えば入力データDA
1の「J」と「K」のあいだが、ジッタの影響で、通常
よりも長くなると、その部分で書込みクロックWCを構
成する各クロックパルスの間隔も長くなるため、その部
分ではライトポインタ1のカウント動作も遅くなり、書
込みアドレス番号WNの2番によって指定されるメモリ
領域に当該「K」が書き込まれるのが遅くなる。
【0056】一方で、読出しクロックRCのほうは、当
該ジッタの影響と無関係であるから、当該ジッタによっ
て書込みアドレス番号WNの位相が遅れた分だけ、読出
しアドレス番号RNの位相が相対的に早くなる。もしも
当該ジッタによって遅れた分が1クロック周期に相当す
る時間以内である場合には、読出しアドレス番号RNの
位相が書込みアドレス番号WNの位相に対し、アドレス
番号の1番分だけ進むこととなる。
【0057】このとき、図2(a)、(b)とともに図
2(c)の書込みポインタ番号WNの位相が右方向に1ク
ロック周期分ずれ(位相差の最小値は、前記4から3に
なる)、それに応じて、図2(f)の位相も右方向に1ク
ロック周期分ずれるだけで、それ以外の動作は当該ジッ
タの発生前と同様、正常に繰り返され、データDA2が
読出される間隔は変化しない。すなわち、±1ビット以
下のジッタが発生したとしても、当該ジッタの影響は、
メモリ3に対するデータDA1の書込みとデータDA2
の読出しによるクロック乗せ換えによって吸収される。
【0058】なお、ここでは、メモリ3に図3で示した
±1ビットのジッタに対応するだけのアドレス空間しか
搭載していないので、2ビット以上(すなわち、2クロ
ック周期以上)のジッタが発生した場合には、クロック
乗せ換えなどの動作に影響が発生する可能性がある。
【0059】例えば、当該ジッタによって、書込みアド
レス番号WNの位相が4ビット分(すなわち、読出しク
ロックRCの4クロック周期分)おくれた場合には、正
常時にアドレス番号4つ分の間隔を維持していた読出し
アドレス番号RNが当該書込みアドレス番号WNに追い
ついてしまい、同じ入力データDA1を2回読み出そう
とする。
【0060】反対に、ジッタによって書込みアドレス番
号WNの位相が正常時よりも早くなる場合には、例え
ば、書込みアドレス番号WNが読出しアドレス番号RN
に追いついてしまい、まだ読み出していないデータDA
1(すなわちDA2)を新たな入力データDA1で上書
きしようとする。
【0061】本実施形態ではこのようなジッタに起因す
る読出しアドレス番号RNと書込みアドレス番号WNの
位相差の変化があり、当該位相差がなくなろうとする
と、前記衝突検出部4が衝突検出を行って読出しアドレ
ス番号RNを飛躍させるが、当該飛躍は、衝突が検出さ
れた当該アドレス番号で指定されるメモリ領域に関して
だけ、書込み途中のメモリ領域から読み出したり、読出
し途中のメモリ領域に書き込んだりすることを防止する
ものであるので、衝突が検出されたアドレス番号以外の
メモリ領域において、同じ入力データDA1を2回読み
出したり、まだ読み出していないデータDA1(すなわ
ちDA2)を新たな入力データDA1で上書きしたりす
る可能性を確実に無くすためには、メモリ3に、より大
きなアドレス空間を付与することが必要となる。
【0062】しかしながら、ジッタの大きさが、±1ビ
ット未満である場合には、m=8の本実施形態におい
て、データDA1、DA2のクロック乗せ換えを行い、
なおかつジッタを吸収し、さらに衝突が検出されたとき
には、読出しアドレス番号RNの飛躍を行うことが可能
である。
【0063】当該飛躍を行うと、書込みアドレス番号W
Nと読出しアドレス番号RNの位相差は、アドレス番号
にして4だけ離れ、ジッタ等による再衝突がもっとも起
こりにくい状態に復帰する。
【0064】(A−3)第1の実施形態の効果 以上のように、本実施形態によれば、読出しクロック
(RC)に同期している保証のない書込みクロック(W
C)をもとに生成されたライト側窓パルス信号(WP)
を、読出しクロック(RC)に乗せ換えた上で衝突検出
を行うことができるため、衝突時には、ライト側窓パル
ス信号(WP)のハイレベル区間と、リード側パルス信
号(RP)のハイレベル区間の重なり部分の時間幅が十
分に長くなり、確実な衝突検出が実行可能で、信頼性が
向上する。
【0065】また、本実施形態では、前記CADツール
を用いて当該ビット同期回路を設計するときに、機能だ
けを指定できる簡便なソフトマクロを使用できるため、
従来よりも設計作業が容易になる。
【0066】(B)第2の実施形態 以下では、本実施形態が第1の実施形態と相違する点に
ついてのみ説明する。
【0067】本実施形態は、第1の実施形態では必ずし
も明確でなかった衝突検出部4について、好ましい内部
構成例を提供するものである。
【0068】(B−1)第2の実施形態の構成および動
作 図4は本実施形態のビット同期回路における衝突検出部
4の内部構成例を示す。当該衝突検出部4以外の構成要
素、すなわち、ライトポインタ1と、リードポインタ2
と、メモリ3は、図4には示していないが、本実施形態
にも存在し、その機能は第1の実施形態と同じである。
また、本実施形態におけるこれらの構成要素1,2,3
と衝突検出部4との接続関係も、第1の実施形態と同じ
である。
【0069】図4において、当該衝突検出部4は、ライ
ト側窓パルス生成部10と、リード側パルス生成部11
と、ライト側窓パルス信号同期化部12と、位相比較部
13とを備えている。
【0070】このうちライト側窓パルス生成部10は、
前記ライトポインタ1から前記書込みアドレス番号WN
を受け取って時間幅n+1のハイレベル区間を持つライ
ト側窓パルス信号WNを生成する。ただし当該ライト側
窓パルス生成部10が生成したライト側窓パルス信号W
Pの位相は、書込みアドレス番号WNの位相に対応する
書込みクロックWCの位相に同期しており、読出しクロ
ックRCの位相には同期していない。
【0071】そこで、読出しクロックRCの立上がりエ
ッジに応じてエッジ動作を行うライト側窓パルス信号同
期化部12が、当該ライト側窓パルス信号WPの位相を
読出しクロックRCに同期させ、クロックの乗せ換えを
行う。この動作は、図5(e)から図5(f)を生成す
る操作(または図6(e)から図6(f)を生成する操
作)に相当する。
【0072】当該ライト側窓パルス信号同期化部12
は、例えば、1つ(または縦続接続(縦続接続では、前
段のD−FFのQ出力端子を後段のD−FFのD入力端
子に接続する)した2つ)のD−FFによって構成する
ことが可能である。
【0073】一方、リード側パルス生成部11は、前記
リードポインタ2から前記読出しアドレス番号RNを受
け取って、時間幅nのハイレベル区間を持つリード側パ
ルス信号RPを生成する部分である。読出しアドレス番
号RNは読出しクロックRCに同期しているため、当該
リード側パルス信号RPも、当然、読出しクロックRC
に同期した位相を持つこととなる。
【0074】ライト側窓パルス信号同期化部12から、
クロック乗せ換え後のライト側窓パルス信号WP1を受
け取り、リード側パルス生成部11からリード側パルス
信号RPを受け取る位相比較部13は、これらの位相を
比較して衝突の有無を検出する部分である。
【0075】当該位相比較部13では、これらの位相が
一致したとき(ハイレベル区間が時間的に重なったと
き)が衝突有りとされ、一致しないときは衝突無しとさ
れるが、読出しクロックRCへの乗せ換えによって、リ
ード側パルス信号RPとライト側窓パルス信号WP1の
位相は同期しているため、衝突時における衝突有りの検
出の信頼性は高い。
【0076】なお、当該位相比較部13はこのようにリ
ード側パルス信号RPとライト側窓パルス信号WP1の
位相を直接比較するものであっても従来と比べて高い信
頼性を得ることができるが、ここではさらに、図5
(g)(または図6(g))に示すように、当該ライト
側窓パルス信号WP1を1ビット分シフトさせて、メタ
ステーブルの影響を除去している。
【0077】1ビット分シフトしたのは、位相比較部1
3の内部でメタステーブルを防止するためのD−FFな
どを用いたことにより、1クロック周期(読出しクロッ
クRCの1クロック周期)分の遅れが発生したためであ
る。したがって、前記ライト側窓パルス信号同期化部1
2を縦続接続した2つのD−FFで構成した場合などに
は、当該ライト側窓パルス信号同期化部12から出力さ
れるのはWP1ではなくWP2であるため、位相比較部
13の内部でさらに1ビット分シフトさせる必要はな
い。この場合、位相比較部13はANDゲートで構成す
ることも可能である。
【0078】すでに第1の実施形態でも説明したよう
に、書込みクロックWCを外部の高速通話路から抽出す
る構成を取る以上、衝突が発生する原因は必ず高速通話
路側(すなわち書込みクロックRC側)のジッタ等であ
る。ジッタ等は書込みクロックWCのクロック周期が短
くなる方向でも長くなる方向でも発生し得るため、図5
(h)または図6(h)のリード側パルス信号のハイレ
ベル区間P31、S32を基準に考えると、前方(すな
わち右方向)からライト側窓パルス信号WP2のハイレ
ベル区間が重なることにによって起こる前方からの衝突
と、後方(すなわち左方向)からライト側窓パルス信号
WP2のハイレベル区間が重なることにによって起こる
後方からの衝突にわけることができる。
【0079】前方からの衝突は、書込みアドレス番号W
Nの変化速度が低下したために、本来の速度で変化して
いる読出しアドレス番号RNが書込みアドレス番号WN
に追いついてしまうことによって発生し、後方からの衝
突は、書込みアドレス番号WNの変化速度が上昇したた
めに、本来の速度で変化している読出しアドレス番号R
Nに書込みアドレス番号WNが追いついてしまうことに
よって発生する。
【0080】図5(g)と(h)では、リード側パルス
信号RPのハイレベル区間P31に対し、ライト側窓パ
ルス信号WP2のハイレベル区間P41が前方から衝突
している。このままの位相関係を維持すると、次のハイ
レベル区間P42の位相でもまた衝突が発生する可能性
が高いため、当該衝突を検出した位相比較部13は警報
出力信号AL1を出力し、リードポインタ2が読出しア
ドレス番号RNを飛躍させるから、図5(d)の読出し
アドレス番号RNは2番の次が3番ではなく7番にな
り、リード側パルス信号RPの次のハイレベル区間はP
32となって、再衝突が防止される。
【0081】同様に、図6(g)と(h)では、リード
側パルス信号RPのハイレベル区間S32に対し、ライ
ト側窓パルス信号WP2のハイレベル区間S41が後方
から衝突しているので、当該衝突を検出した位相比較部
13は警報出力信号AL1を出力し、リードポインタ2
が読出しアドレス番号RNを飛躍させるから、図6
(d)の読出しアドレス番号RNは2番の次が3番では
なく7番になり、リード側パルス信号RPの次のハイレ
ベル区間はS33となって、再衝突が防止される。
【0082】(B−2)第2の実施形態の効果 本実施形態によれば、第1の実施形態と同等な効果を得
ることが可能である。
【0083】加えて、本実施形態では、クロック乗せ換
え後のライト側窓パルス信号を1ビットシフトさせてメ
タステーブルを確実に防止することも可能なので、信頼
性がいっそう向上する。
【0084】(C)第3の実施形態 以下では、本実施形態が第1、第2の実施形態と相違す
る点についてのみ説明する。
【0085】本実施形態では、第2の実施形態で説明し
た衝突の方向を積極的に識別し、識別結果に応じて読出
しアドレス番号の飛躍先の値を変化させることで、飛躍
後の位相差をより好ましいものとすることを特徴とす
る。
【0086】(C−1)第3の実施形態の構成および動
作 本実施形態のビット同期回路の主要部の構成例を図7に
示し、本実施形態の衝突検出部4の内部構成例を図8に
示す。
【0087】図7は基本的に図1と同じであり、図8は
基本的に図4と同じである。
【0088】ただし図7および図8に示す本実施形態の
衝突検出部4は、衝突の方向を識別し、識別結果に応じ
て異なる警報出力信号AL2、AL3を出力する。
【0089】そのために当該衝突検出部4内の位相比較
部13は、例えば、図12に示す構成を備えている。
【0090】(C−1−1)位相比較部の構成例 図12において、当該位相比較部13は、前方微分回路
20と、1ビットシフト回路21と、第1の位相比較回
路22と、第2の位相比較回路23とを備えいている。
【0091】このうち前方微分回路20は、読出しクロ
ックRCに乗せ換えられ、1ビットシフトされた図9
(g)または図10(g)のライト側窓パルス信号WP
2に対し、前方微分を施す回路である。前方微分を施せ
ば、ハイレベル区間の時間幅が小さくなり、デューティ
ー比が低減するが、ここでは、ハイレベル区間の時間幅
が、2クロック周期分から1クロック周期分に半減する
ような前方微分を施すものとし、図9(h)または図1
0(h)のライト側窓パルス信号WP3を生成する。
【0092】なお、前方微分のために必要であれば、当
該前方微分回路20は、読出しクロックRCを利用する
ことができる。
【0093】図9(h)または図10(h)の前方微分
されたライト側窓パルス信号WP3を受け取る1ビット
シフト回路21は、当該ライト側窓パルス信号WP3の
位相を1クロック周期分おくれさせて、図9(i)また
は図10(i)のライト側窓パルス信号WP4を生成す
るための回路である。当該1ビットシフト回路21は、
クロック入力端子に前記読出しクロックRCの供給を受
ける1つのD−FFによって構成することが可能であ
る。
【0094】位相比較部13内の2つの位相比較回路2
2,23のうち第1の位相比較回路22は、前記リード
側パルス生成部11から受け取ったリード側パルス信号
RPと、前記ライト側窓パルス信号WP4の位相を比較
する回路であり、第2の位相比較回路23は、当該リー
ド側パルス信号RPと、1ビットシフトする前の前記ラ
イト側窓パルス信号WP3の位相を比較する回路であ
る。
【0095】各位相比較回路22,23は、比較する2
つの信号の位相が一致すると、それぞれ警報出力信号A
L2、AL3を、リードポインタ2へ供給する。
【0096】1ビットシフトする前の前記ライト側窓パ
ルス信号WP3の位相とリード側パルス信号RPの位相
の一致が第2の位相比較回路23で検出されるときは、
前方からの衝突が検出される場合であるので、リードポ
インタ2は、警報出力信号AL2を受け取ることによ
り、検出された衝突が前方からのものであることを認識
できる。
【0097】そして当該リードポインタ2は当該認識に
基づいて、例えば、図9(d)に示すように、読出しア
ドレス番号RNを2番の次は6番へ飛躍させて、再衝突
の発生を防止する。
【0098】反対に、1ビットシフトした後の前記ライ
ト側窓パルス信号WP4の位相とリード側パルス信号R
Pの位相の一致が第1の位相比較回路22で検出される
ときは、後方からの衝突が検出される場合であるので、
リードポインタ2は、警報出力信号AL3を受け取るこ
とにより、検出された衝突が後方からのものであること
を認識できる。
【0099】この場合、当該リードポインタ2は当該認
識に基づいて、例えば、図10(d)に示すように、読
出しアドレス番号RNの2番の次は、前記6番ではなく
7番へ飛躍させて、再衝突の発生を防止する。
【0100】このように本実施形態では、同じライト側
窓パルス信号WP2に対応する衝突であっても、前方か
らの衝突の場合と後方からの衝突の場合で、飛躍先の読
出しアドレス番号RNを変化させ、最適化することがで
きるため、再衝突が発生する確率をいっそう低減するこ
とが可能である。
【0101】(C−2)第3の実施形態の効果 以上のように、本実施形態によれば、第2の実施形態の
効果と同等な効果を得ることができる。
【0102】加えて、本実施形態では、検出した衝突が
前方からのものであるか後方からのものであるかに応じ
て、読出しアドレス番号(RN)の飛躍先のアドレス番
号をより高精度に選定するため、再衝突の発生確率をい
っそう低減することが可能で、信頼性が向上する。
【0103】(D)他の実施形態 上記第1〜第3の実施形態では、リードポインタとライ
トポインタにフリーランカウンタを使用して説明した
が、ポインタを生成できるのであればジョンソンカウン
タ、バイナリカウンタなどを使用しても構わない。カウ
ンタのカウント方向についても、上記実施形態のように
カウント値をインクリメントさせるものに限らず、カウ
ント値をデクリメントさせるタイプのカウンタを使用す
ることも可能である。
【0104】また、上記第1〜第3の実施形態では、時
間幅の長いライト側窓パルスを使用したが、必要に応じ
て、当該ライト側窓パルスの替わりに、リード側パルス
信号と同じ時間幅のライト側パルス信号を使用するよう
にしてもかまわない。
【0105】なお、必要ならば前記メモリ3、ライトポ
インタ1などのエッジ動作を行う各構成要素は、立上が
りエッジではなく立下がりエッジに応じたエッジ動作を
行うようにしてもよい。
【0106】さらに、上記実施形態では、書込みクロッ
クWCや当該書込みクロックWCに応じてインクリメン
トされる書込みアドレス番号WNのほうはビット同期回
路から制御することができないため、残った読出しアド
レス番号RNのほうを制御するものとしたが、より一般
化すると、読出しアドレス番号RNのほうが制御でき
ず、書込みアドレス番号WNのほうが制御可能な場合
や、双方を制御可能な場合なども考えられるので、その
ようなケースでは、書込みアドレス番号RNを制御した
り、書込みアドレス番号RNと読出しアドレス番号WN
の双方を制御したりするようにしてもよい。
【0107】また、第1〜第3の実施形態では、k,n
=1と置いたが、kとnは2以上であってもよいことは
当然である。
【0108】なお、上記第1〜第3の実施形態では、リ
ード側パルス信号RPのハイレベル区間は1クロック周
期分の時間幅しか持たなかったため、衝突検出部が衝突
を検出してから読出しアドレス番号RNを飛躍させて
も、衝突が検出されたアドレス番号RN(=WN)で
は、少なくとも1回はすでに衝突による非正常なデータ
の読出しが行われてしまっているが、リード側パルス信
号RPのハイレベル区間を2クロック周期分以上に長く
すれば、前記衝突が発生する前に、前記読出しアドレス
番号RNの飛躍を実行することが可能となり、衝突の発
生を未然に防ぐことができる。同様の効果は、ライト側
窓パルス信号WPのハイレベル区間を3クロック周期分
以上にすることによっても、得ることができる。
【0109】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、衝突検出の信頼性が向上し、CADツール等による
設計作業を容易にすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1および第2の実施形態にかかるビット同期
回路の主要部の構成例を示す概略図である。
【図2】第1の実施形態の動作を示すタイムチャートで
ある。
【図3】第1〜第3の実施形態の動作説明図である。
【図4】第2の実施形態にかかるビット同期回路で使用
する衝突検出部の内部構成例を示す概略図である。
【図5】第2の実施形態の動作を示すタイムチャートで
ある。
【図6】第2の実施形態の動作を示すタイムチャートで
ある。
【図7】第3の実施形態にかかるビット同期回路の主要
部の構成例を示す概略図である。
【図8】第3の実施形態にかかるビット同期回路で使用
する衝突検出部の内部構成例を示す概略図である。
【図9】第3の実施形態の動作を示すタイムチャートで
ある。
【図10】第3の実施形態の動作を示すタイムチャート
である。
【図11】第1および第2の実施形態にかかるビット同
期回路で使用するリードポインタの内部構成例を示す概
略図である。
【図12】第3の実施形態にかかるビット同期回路で使
用する位相比較部の内部構成例を示す概略図である。
【符号の説明】
1…ライトポインタ、2…リードポインタ、3…メモ
リ、4…衝突検出部、10…ライト側窓パルス生成部、
11…リード側パルス生成部、12…ライト側窓パルス
信号同期化部、13…位相比較部、20…カウンタ部、
21…カウンタ制御部、24…定数記憶部、WC…書込
みクロック、RC…読出しクロック、WN…書込みアド
レス番号、RN…読出しアドレス番号、DA1、DA2
…データ、AL1〜AL3…警報出力信号、WP、WP
1、WP2…ライト側窓パルス信号、RP…リード側パ
ルス信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小田切 英昭 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 Fターム(参考) 5K047 AA12 GG45 GG52 GG53 MM24 MM63

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なるアドレス番号によって指定される
    複数のデータ記憶領域を有し、当該データ記憶領域に対
    するデータの書込みと読出しを同時に実行し得るデータ
    記憶手段を備えたクロック乗せ換え回路において、 前記データ記憶手段に対する書込み用のアドレス番号
    を、書込みクロックに同期して変化させる書込み用ポイ
    ンタ手段と、 前記データ記憶手段に対する読出し用のアドレス番号
    を、読出しクロックに同期して変化させる読出し用ポイ
    ンタ手段と、 前記書込み用アドレス番号の位相を読出しクロックに同
    期させて同期化書込み用アドレス番号を生成する第1の
    同期化処理、または読出し用アドレス番号の位相を書込
    みクロックに同期させて同期化読出し用アドレス番号を
    生成する第2の同期化処理を実行する同期化処理手段
    と、 前記書込み用アドレス番号と同期化読出し用アドレス番
    号の位相差が所定の基準値未満に近接したこと、または
    前記読出し用アドレス番号と同期化書込み用アドレス番
    号の位相が所定の基準値未満に近接したことを検出した
    とき衝突検出信号を出力する衝突検出手段と、 当該衝突検出手段から衝突検出信号が出力されると、前
    記書込み用アドレス番号と読出し用アドレス番号を少な
    くとも前記基準値以上に相違させる衝突回避操作を実行
    する衝突回避手段を設けたことを特徴とするクロック乗
    せ換え回路。
  2. 【請求項2】 請求項1のクロック乗せ換え回路におい
    て、 前記データ記憶手段は、 前記データの書込みと、データの読出しを同時に実行し
    て当該データに対するクロックの乗せ換え操作に必要な
    位相差±1クロック幅分に対応した2つのデータ記憶領
    域を備えていることを特徴とするクロック乗せ換え回
    路。
  3. 【請求項3】 書込み用クロックが所定の伝送路から抽
    出される場合の請求項2のクロック乗せ換え回路におい
    て、 前記データ記憶手段は、 前記クロックの乗せ換え操作に必要な位相差±1クロッ
    ク幅分に対応した2つのデータ記憶領域にくわえ、 前記クロックの乗せ換え操作を行い、なおかつ前記伝送
    路上で発生した遅延時間差の変動±kビット分(:kは
    1以上の整数)の影響を、当該クロック乗せ換え操作時
    に吸収する遅延時間差変動吸収操作を実行するために必
    要な2kのデータ記憶領域と、 前記衝突回避操作と前記読出しクロックの位相規定を解
    除可能とするために必要な位相差±1クロック幅分に対
    応した2つのデータ記憶領域を加算した、合計4+2k
    のデータ記憶領域を備えていることを特徴とするクロッ
    ク乗せ換え回路。
  4. 【請求項4】 請求項1のクロック乗せ換え回路におい
    て、 前記衝突回避手段は、 前記近接を検出するための最低限度の時間幅に書込みク
    ロックの1クロック分の時間幅を加えた時間幅を持つと
    共に、前記書込みクロックに同期し、前記書込み用アド
    レス番号に応じて前記データ記憶手段に対する書込みの
    タイミングを示す書込み側窓パルス信号を生成する書込
    み側窓パルス生成部と、 前記同期化処理手段に対しては、前記第1の同期化処理
    の対象として、前記書込み用アドレス番号に置換して当
    該書込み側窓パルス信号を供給することで、当該書込み
    側窓パルス信号を前記読出しクロックに同期させるクロ
    ック乗せ換え処理部と、 前記近接を検出するための最低限度の時間幅を持つと共
    に、前記読出しクロックに同期し、前記読出し用アドレ
    ス番号に応じて前記データ記憶手段に対する読出しの位
    相を示す読出しパルス信号を生成する読出しパルス生成
    部と、 当該読出しパルス信号と前記書込み側窓パルス信号の位
    相を比較することによって、前記近接を検出する位相比
    較部とを備えたことを特徴とするクロック乗せ換え回
    路。
  5. 【請求項5】 請求項4のクロック乗せ換え回路におい
    て、 前記書込み側窓パルス信号をもとに、当該書込み側窓パ
    ルス信号の時間幅のなかで前方に位置する前方部分パル
    ス信号を生成する前方部分パルス生成部と、 当該前方部分パルス信号と前記読出しパルス信号の位相
    を比較することによって、前方から前記近接が行われる
    か否かを検出する前方位相比較部とを備えたことを特徴
    とするクロック乗せ換え回路。
  6. 【請求項6】 請求項4のクロック乗せ換え回路におい
    て、 前記書込み側窓パルス信号をもとに、当該書込み側窓パ
    ルス信号の時間幅のなかで後方に位置する後方部分パル
    ス信号を生成する後方部分パルス生成部と、 当該後方部分パルス信号と前記読出しパルス信号の位相
    を比較することによって、後方から前記近接が行われる
    か否かを検出する後方位相比較部とを備えたことを特徴
    とするクロック乗せ換え回路。
  7. 【請求項7】 書込み用クロックが所定の伝送路から抽
    出される場合の請求項4のクロック乗せ換え回路におい
    て、 前記データ記憶手段は、 前記データの書込みと、データの読出しを同時に実行し
    て当該データに対するクロックの乗せ換え操作に必要な
    位相差±1クロック幅分に対応した2つのデータ記億領
    域と、 前記クロックの乗せ換え操作を行ない、なおかつ前記伝
    送路上で発生した遅延時間差の変動±kビット(:kは
    1以上の整数)分の影響を、当該クロック乗せ換え操作
    時に吸収する遅延時間差変動吸収操作を実行するために
    必要な2kのデータ記億領域と、 前記衝突回避操作と前記読出しクロックの位相規定を解
    除可能とするために必要な位相差±1クロック幅分に対
    応した2つのデータ記憶領域と、 前記書込み側窓パルス信号のハイレベル区間の時間幅n
    +1(:nは1以上の整数)によって定められた、前記
    衝突検出手段における検出に必要な位相差n+1クロッ
    ク幅分に対応したn+1のデータ記憶領域を加算した、
    合計5+2k+nのデータ記億領域を備えていることを
    特徴とするクロック乗せ換え回路。
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