JP3119793B2 - クロック乗せ換え回路 - Google Patents

クロック乗せ換え回路

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JP3119793B2
JP3119793B2 JP07208771A JP20877195A JP3119793B2 JP 3119793 B2 JP3119793 B2 JP 3119793B2 JP 07208771 A JP07208771 A JP 07208771A JP 20877195 A JP20877195 A JP 20877195A JP 3119793 B2 JP3119793 B2 JP 3119793B2
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信介 山岡
聡 ▲吉▼田
修一 松本
隆士 太矢
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、通信装
置におけるエラスティックストア回路として使用される
クロック乗せ換え回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、通信装置においては、受信デー
タの揺らぎを抑える等の目的で、エラスティックストア
回路が設けられている。
【0003】このエラスティックストア回路は、伝送路
から抽出された書込みクロック信号の分周出力に従って
データをメモリに書き込み、この書込みデータを通信装
置内部で生成された読出しクロック信号の分周出力に従
って読み出すことにより、受信データの揺らぎ等を抑え
るようになっている。
【0004】ところで、このエラスティックストア回路
においては、データの書込みと読出しが並行して行われ
る。したがって、データの書込み位相と読出し位相が接
近すると、データの読出し中にデータの書込みが行わ
れ、読出し誤りが生じることがある。
【0005】この問題に対処するために、エラスティッ
クストア回路においては、通常、自己リセット回路が設
けられている。
【0006】この自己リセット回路は、データの書込み
位相と読出し位相を比較し、両者の位相差が所定の値以
下になると、読出し側(あるいは書込み側)の分周カウ
ンタをリセットすることにより、書込み位相と読出し位
相の接近を防止するようになっている。
【0007】この場合、従来の自己リセット回路は、ま
ず、書込みクロック信号(あるいは読出しクロック信
号)の分周出力とリセット領域を示すパルス信号との論
理積をとることにより自己リセット信号を生成し、次
に、この自己リセット信号を読出しクロック信号(ある
いは書込みクロック信号)でラッチすることにより、読
出しクロック信号(あるいは書込みクロック信号)に乗
せ換えるようになっている。
【0008】しかしながら、このような構成では、書込
み位相と読出し位相の差が1クロック幅より小さくなる
と、自己リセット信号をラッチすることができなくなる
ことがある。これは、このような場合は、自己リセット
信号のラッチタイミングが1回しかなく、しかも、この
タイミングが自己リセット信号の後方エッジと重なるた
めである。
【0009】この問題を解決するには、自己リセット信
号のアクティブレベルの幅(パルス幅)を後方に引き延
ばすことが考えられる。
【0010】しかしながら、書込みクロック信号(ある
いは読出しクロック信号)の分周出力とリセット領域表
示信号との論理積をとることにより自己リセット信号を
生成する構成では、自己リセット信号のアクティブレベ
ルの幅を後方に引き延ばすことができない。これは、こ
のような構成の場合は、自己リセット信号の後方エッジ
の位置がリセット領域表示信号の後方エッジにより規制
されるからである。
【0011】そこで、従来は、自己リセット信号でRS
フリップフロップ回路をセットし、このセット出力を読
出しクロック信号(あるいは書込みクロック信号)に従
ってラッチすることにより、自己リセット信号を読出し
クロック信号(あるいは書込みクロック信号)に乗せ換
えるようになっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、RSフ
リップフロップ回路を用いて自己リセット信号を読出し
クロック信号(あるいは書込みクロック信号)に乗せ換
えるような構成では、RSフリップフロップ回路がノイ
ズの影響を受けやすいため、ノイズによる誤動作が発生
しやすいという問題があった。
【0013】また、このような構成では、大規模な回路
設計の検証で使用されるコンピュータ支援設計ツール
(以下、「CADツール」という。)で検証することが
できないという問題があった。これは、RSフリップフ
ロップ回路が非同期のレジスタであるのに対し、CAD
ツールは、同期設計を前提とするからである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、書込みクロック信号を分周
することにより得られる複数の書込みパルス信号のハイ
レベル期間とロウレベル期間の幅をいずれも2クロック
幅以上に設定し、この複数の書込みパルス信号の中から
位相比較用の信号として選択された書込みパルス信号を
直列接続された少なくとも2つのラッチ回路により読出
しクロック信号に従って順次ラッチし、その最終ラッチ
出力とこの最終ラッチ出力に対応する読出しパルス信号
との位相を比較し、この比較結果に基づいて、読出しパ
ルス生成手段をリセットするようにしたものである。
【0015】同様に、請求項5に係る発明は、読出しク
ロック信号を分周することにより得られる複数の読出し
パルス信号のハイレベル期間とロウレベル期間の幅をい
ずれも2クロック幅以上に設定し、この複数の読出しパ
ルス信号の中から位相比較用の信号として選択された読
出しパルス信号を直列接続された少なくとも2つのラッ
チ回路により書込みクロック信号に従って順次ラッチ
し、その最終ラッチ出力とこの最終ラッチ出力に対応す
る書込みパルス信号との位相を比較し、この比較結果に
基づいて、書込みパルス生成手段をリセットするように
したものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0017】[第1の実施の形態]まず、この発明の第
1の実施の形態を説明する。
【0018】なお、以下の説明では、この発明をエラス
ティックストア回路に適用した場合を代表として説明す
る。
【0019】[構成]図1は、この発明の第1の実施の
形態の構成を示す回路図である。
【0020】なお、この図1は、エラスティックストア
回路の深さをnとした場合を代表として示す。ここで、
nは、詳細は後述するが、4以上の整数である。
【0021】まず、図1に示すエラスティックストア回
路の各部の機能を説明する。
【0022】図示のエラスティックストア回路は、デー
タ入力端子11と、データ出力端子12と、書込みクロ
ック入力端子13と、読出しクロック入力端子14と、
レジスタ15と、書込みカウンタ16と、読出しカウン
タ17と、自己リセット回路18を有する。
【0023】データ入力端子11には、図示しない伝送
路を介して送られてきたビットシリアル形式のデータD
が供給される。
【0024】データ出力端子12には、レジスタ15か
ら読み出されたビットシリアル形式のデータDが供給さ
れる。
【0025】書込みクロック入力端子13には、伝送路
から抽出された書込みクロック信号WCが供給される。
この書込みクロック信号WCは、データ入力端子11に
供給されるデータDに同期している。
【0026】読出しクロック入力端子14には、通信装
置内部で生成された読出しクロック信号RCが供給され
る。この読出しクロック信号RCは、書込みクロック信
号WCとは非同期でかつ周波数が同じである。
【0027】レジスタ15は、1ビット分のデータを記
憶可能なn個の記憶領域を有し、データDの記憶に使用
される。
【0028】書込みカウンタ16は、書込みクロック信
号WCをn分周することにより、n個の書込みパルス信
号WP1〜WPnを生成する機能を有する。このn個の
書込みパルス信号WP1〜WPnの位相は互いに書込み
クロック信号WCの1クロック幅分ずれている。また、
ハイレベル期間とロウレベル期間の幅はいずれも書込み
クロック信号WCの2クロック幅以上に設定されてい
る。これにより、この実施の形態では、nは4以上の整
数に設定される。
【0029】読出しカウンタ17は、読出しクロック信
号RCを分周することにより、n個の読出しパルス信号
RP1〜RPnを生成する機能を有する。このn個の読
出しパルス信号RP1〜RPnの位相は互いに読出しク
ロック信号RCの1クロック幅分ずれている。また、ア
クティブレベルの幅(パルス幅)は、例えば、読出しク
ロック信号RCの1クロック幅に設定されている。
【0030】自己リセット回路18は、n個の書込みパ
ルス信号WP1〜WPnから位相比較用の信号として選
択された書込みパルス信号WPi(iは1≦i≦nの任
意の整数)の位相とこれに対応する読出しパルス信号R
Piの位相を比較し、両者の位相差が、例えば、2クロ
ック幅以下になると、読出しカウンタ17をリセットす
る機能を有する。
【0031】この自己リセット回路18は、ラッチ回路
181,182,183と、アンド回路184と、オア
回路185と、アンド回路186を有する。
【0032】ラッチ回路181,182は、n個の書込
みパルス信号WP1〜WPnから位相比較用の信号とし
て選択された書込みパルス信号WPi(iは1≦i≦n
の任意の整数)を読出しクロック信号RCに従ってラッ
チすることにより、書込みパルス信号WPiを書込みク
ロック信号WCから読出しクロック信号RCに乗せ換え
る機能を有する。
【0033】この場合、ラッチ回路181,182は、
2段のシフトレジスタを構成するように直列接続され、
書込みパルス信号WPiを読出しクロック信号RCに従
って順次ラッチするようになっている。
【0034】ラッチ回路183とアンド回路184は、
ラッチ回路182にラッチされた書込みパルス信号WP
iの立上がりエッジの位相を示すパルス信号、言い換え
れば、書込み位相を示すパルス信号(以下、「書込み位
相表示信号」という。)P1を生成する機能を有する。
【0035】オア回路185は、読出しパルス信号RP
i+2,RPi+3の論理和をとることにより、読出し
カウンタ17のリセット領域を示すリセット領域表示信
号P2を生成する機能を有する。
【0036】なお、このリセット領域表示信号P2を書
込みパルス信号WPiに対応する読出しパルス信号RP
iとこれに続く読出しパルス信号RPi+1の論理和で
なく、読出しパルス信号RPi+2,RPi+3の論理
和によって生成しているのは、書込みパルス信号WPi
がラッチ回路181,182によって読出しクロック信
号RCの2クロック分シフトされているからである。
【0037】アンド回路186は、書込み位相表示信号
P1とリセット領域表示信号P2との論理積をとること
により、読出しカウンタ17のリセット信号P3を生成
する機能を有する。
【0038】以上が、図1に示すエラスティックストア
回路の各部の機能である。
【0039】次に、このエラスティックストア回路の各
部の接続構成を説明する。
【0040】データ入力端子11は、レジスタ15のデ
ータ入力端子Iに接続されている。このレジスタ15の
データ出力端子Oは、データ出力端子12に接続されて
いる。
【0041】書込みクロック入力端子13は、書込みカ
ウンタ16のクロック入力端子WCKに接続されてい
る。読出しクロック入力端子14は、レジスタ15のク
ロック入力端子RCKと、読出しカウンタ17のクロッ
ク入力端子RCKと、ラッチ回路181,182,18
3のクロック入力端子に接続されている。
【0042】書込みカウンタ16のn個の書込みパルス
出力端子Q1〜Qnは、それぞれレジスタ15のn個の
書込みパルス入力端子Q1〜Qnに接続されている。読
出しカウンタ17のn個の読出しパルス出力端子Q1〜
Qnは、それぞれレジスタ15のn個の読出しパルス入
力端子Q1〜Qnに接続されている。
【0043】書込みカウンタ16の書込みパルス出力端
子Qiは、ラッチ回路181の入力端子に接続されてい
る。ラッチ回路181の非反転出力端子は、ラッチ回路
182の入力端子に接続されている。
【0044】ラッチ回路182の非反転出力端子は、ラ
ッチ回路183の入力端子と、2入力アンド回路184
の一方の入力端子に接続されている。ラッチ回路183
の反転出力端子は、2入力アンド回路184の他方の入
力端子に接続されている。
【0045】読出しカウンタ17の読出しパルス出力端
子Qi+2,Qi+3は、2入力オア回路184の各入
力端子に接続されている。アンド回路184とオア回路
185の出力端子は、それぞれ2入力アンド回路186
の各入力端子に接続されている。アンド回路183の出
力端子は、読出しカウンタ17のリセット端子RSTに
接続されている。
【0046】以上が、図1に示すエラスティックストア
回路の各部の接続構成である。
【0047】[動作]上記構成において、動作を説明す
る。
【0048】まず、レジスタ15にデータDを書き込む
動作を説明する。
【0049】データ入力端子11には、図示しない伝送
路を介して送られてきたデータDが供給される。書込み
クロック入力端子13には、図示しない伝送路から抽出
された書込みクロック信号WCが供給される。
【0050】データ入力端子11に供給されたデータD
は、レジスタ15のデータ入力端子Iに供給される。書
込みクロック入力端子13に供給された書込みクロック
信号WCは、書込みカウンタ16のクロック入力端子W
CKに供給される。
【0051】書込みカウンタ16に供給された書込みク
ロック信号WCは、n分周される。これにより、n個の
書込みパルス信号WP1〜WPnが生成される。この書
込みパルス信号WP1〜WPnはそれぞれ、レジスタ1
5の対応する書込みパルス入力端子Q1〜Qnに供給さ
れる。
【0052】図2に、書込みクロック信号WCとn個の
書込みパルス信号WP1〜WPnを示す。
【0053】図には、例えば、正極性の書込みパルス信
号WP1〜WPnを示す。この書込みパルス信号WP1
〜WPnの位相は、互いに書込みクロック信号WCの1
クロック幅分ずれている。また、図示の例の場合、書込
みパルス信号WP1〜WPnのハイレベル期間の幅(い
まの例の場合、パルス幅)は、書込みクロック信号WC
の2クロック幅に設定され、ロウレベル期間の幅は、
(n−2)クロック幅に設定されている。
【0054】レジスタ15に供給されたデータDは、各
ビットごとに、各書込みパルス信号WP1〜WPnの立
上がりエッジのタイミングで、レジスタ15のn個の記
憶領域に順次書き込まれる。
【0055】以上が、データDの書込み動作である。
【0056】次に、データDの読出し動作を説明する。
【0057】読出しクロック入力端子14には、通信装
置内部で生成された読出しクロック信号RCが供給され
る。この読出しクロック信号RCは、書込みクロック信
号WCとは非同期でかつ周波数の同じ信号である。
【0058】この読出しクロック信号RCは、読出しカ
ウンタ17のクロック入力端子RCKに供給される。読
出しカウンタ17に供給された読出しクロック信号RC
は、n分周される。これにより、n個の読出しパルス信
号RP1〜RPnが生成される。この読出しパルス信号
RP1〜RPnはそれぞれ、レジスタ15の対応する読
出しパルス入力端子Q1〜Qnに供給される。
【0059】図3に、読出しクロック信号RCとn個の
読出しパルス信号RP1〜RPnを示す。
【0060】図には、例えば、正極性の読出しパルス信
号RP1〜RPnを示す。図示のごとく、読出しパルス
信号RP1〜RPnの位相は、互いに読出しクロック信
号RCの1クロック周期分がずれている。また、図示の
例の場合、各読出しパルス信号RP1〜RPnのハイレ
ベル期間の幅(いまの例の場合、パルス幅)は、読出し
クロック信号WCの1クロック幅に設定され、ロウレベ
ル期間の幅は、(n−1)クロック周期分の幅に設定さ
れている。
【0061】レジスタ15に書き込まれたデータDは、
各ビットごとに、対応する読出しパルス信号RP1〜R
Pnがアクティブ状態になったとき、順次読み出され
る。読み出されたデータは、各ビットごとに、読出しク
ロック信号RCKに従って、ラッチされる。これによ
り、データ出力端子13にデータDがビットシリアル形
式で読み出される。
【0062】以上から、ある書込みパルス信号WPj
(jは1≦j≦nの任意の値)の立上がりエッジのタイ
ミングで、レジスタ15のj番目の記憶領域に書込まれ
たビットデータは、読出しパルス信号RPjがアクティ
ブ状態になったときに読み出される。
【0063】以上が、データDの読出し動作である。
【0064】次に、読出しカウンタ17の自己リセット
動作を説明する。まず、この自己リセット動作の概略を
説明する。
【0065】自己リセット回路18は、書込みパルス信
号WPiと読出しパルス信号RPiの位相を比較し、両
者の位相差が読出しクロック信号RCの2クロック周期
以下になると、リセット信号P3を発生する。これによ
り、読出しカウンタ17がリセットされる。その結果、
書込み位相と読出し位相の接近が防止され、読出し誤り
の発生が防止される。
【0066】但し、この実施の形態では、書込みパルス
信号WPiは、2クロック分シフトされるので、実際に
は、このシフトされた書込みパルス信号WPiとこれに
対応する読出しパルス信号RPi+2の間で、位相比較
がなされる。
【0067】以上が、自己リセット動作の概略である。
【0068】次に、この自己リセット動作を詳細に説明
する。
【0069】書込みカウンタ16から出力される書込み
パルス信号WPiは、ラッチ回路181に供給され、読
出しクロック信号RCに従ってラッチされる。これによ
り、書込みパルス信号WPiは、書込みクロック信号W
Cから読出しクロック信号RCに乗せ換えられる。
【0070】この場合、書込みパルス信号WPiのハイ
レベル期間の幅が2クロック周期に設定され、ロウレベ
ル期間の幅が(n−2)クロック周期に設定されている
ため、ハイレベル期間およびロウレベル期間のいずれも
確実にラッチされる。
【0071】すなわち、書込みパルス信号WPiのハイ
レベル期間およびロウレベル期間の幅としては、いずれ
か一方を1クロック幅以下に設定することが考えられ
る。
【0072】しかし、このようにすると、書込みクロッ
ク信号WCと読出しクロック信号RCとの位相関係が未
知であるため、書込みパルス信号WPiのハイレベル期
間あるいはロウレベル期間をラッチすることができない
場合がある。したがって、この場合には、書込みパルス
信号WPiでRSフリップフロップ回路をセットし、こ
のセット出力を読出しクロック信号RCに従ってラッチ
する必要がある。
【0073】しかし、このようにすると、従来の構成と
同じような問題が生じてしまう。
【0074】そこで、この実施の形態は、書込みパルス
信号WPiの後方エッジ(図2の例の場合、立下がりエ
ッジ)の位相を自由に設定することができる点に着目
し、書込みパルス信号WPiのハイレベル期間の幅を2
クロック幅に設定し、ロウレベル期間の幅を(n−2)
クロック幅以上に設定するようにしたものである。
【0075】このような構成によれば、書込みクロック
信号WCと読出しクロック信号RCとの位相関係が未知
であっても、RSフリップフロップ回路を用いることな
く、ハイレベル期間とロウレベル期間を確実にラッチす
ることができる。
【0076】ラッチ回路181のラッチ出力P4は、読
出しクロック信号RCに従ってラッチ回路182にラッ
チされる。ラッチ回路182のラッチ出力P5は、読出
しクロック信号RCに従ってラッチ回路183にラッチ
される。
【0077】ラッチ回路182のラッチ出力P5とラッ
チ回路183の反転出力P6は、アンド回路184で論
理積をとられる。これにより、ラッチ回路182にラッ
チされた書込みパルス信号WPiの立上がりエッジの位
相を示す信号、すなわち、書込み位相表示信号P1が得
られる。
【0078】なお、書込み位相表示信号P1を生成する
のに、ラッチ回路181のラッチ出力P4ではなく、ラ
ッチ回路182のラッチ出力P5を用いるのは、ラッチ
回路181のラッチ出力P4がメタステイブルになる可
能性があるからである。
【0079】すなわち、書込みクロック信号WCと読出
しクロック信号RCの位相関係が未知である場合、ラッ
チ回路181のラッチ出力P4がメタステイブルになる
可能性がある。
【0080】しかし、ラッチ回路181のラッチ出力P
4がメタステイブルになると、このラッチ出力P4に基
づいて、書込み位相表示信号P1を生成することができ
ない。
【0081】そこで、この実施の形態では、ラッチ回路
181のラッチ出力P4をさらにラッチ回路182でラ
ッチするようになっている。
【0082】このような構成によれば、ラッチ回路18
1のラッチ時に、その出力P4がメタステイブルになっ
たとしても、このラッチ出力P4は1クロック周期以内
に安定状態に遷移するので、ラッチ回路182のラッチ
出力P5は、メタステイブルにならない。これにより、
この場合には、書込み位相表示信号P1を確実に生成す
ることができる。
【0083】書込みクロック信号WCと、書込みパルス
信号WPiと、読出しクロック信号RCと、ラッチ回路
181,182,183のラッチ出力P4,P5,P6
と、書込み位相表示信号P1を図4に示す。
【0084】読出しカウンタ17から出力される読出し
パルス信号RPi+2,RPi+3は、オア回路185
により論理和をとられる。これにより、読出しパルス信
号RPi+2の立上がりエッジのタイミングから2クロ
ック幅分のパルス幅を有するリセット領域表示信号P2
が生成される。
【0085】書込み位相表示信号P1とリセット領域表
示信号P2は、アンド回路186により論理積をとられ
る。これにより、自己リセット信号P3が生成される。
この自己リセット信号P3の立上がりエッジの位相は、
書込み位相表示信号P1の立上がりエッジの位相に一致
し、立下がりエッジの位相は、リセット領域表示信号P
2の立下がりエッジの位相に一致する。
【0086】読出しカウンタ17は、このリセット信号
P3の立上がりエッジのタイミングでリセットされる。
【0087】図4に、読出しパルス信号RPi,RPi
+1,RPi+2,RPi+3と、リセット領域信号P
2と、自己リセット信号P3を示す。
【0088】[効果]以上詳述したこの実施の形態によ
れば、次のような効果が得られる。
【0089】(1)まず、この実施の形態によれば、位
相比較用の書込みパルス信号WPiのハイレベル期間と
ロウレベル期間の幅を2クロック幅以上に設定し、この
書込みパルス信号WPiを読出しクロック信号RCでラ
ッチした後、位相比較により自己リセット信号P3を生
成するようにしたので、RSフリップフロップ回路を用
いることなく、クロックの乗せ換えを行うことができ
る。これにより、ノイズによる誤動作が少なく、かつ、
CADツールによる検証に適したエラスティックストア
回路を提供することができる。
【0090】(2)また、この実施の形態によれば、書
込みパルス信号WPiを読出しクロック信号RCに従っ
てラッチする場合、2つのラッチ回路181,182に
より順次ラッチするようにしたので、前段のラッチ回路
181のラッチ出力P4がメタステイブルになっても、
書込みパルス信号WPiを確実にラッチすることができ
る。
【0091】[第2の実施の形態]次に、この発明の第
2の実施の形態を説明する。
【0092】[構成]先の実施の形態では、自己リセッ
ト回路をRSフリップフロップ回路を用いないで構成す
る場合を説明した。
【0093】これに対し、この実施の形態は、自己リセ
ット回路だけでなく、外部リセット回路もRSフリップ
フロップ回路を用いないで構成するようにしたものであ
る。
【0094】ここで、外部リセット回路とは、電源投入
時に、外部から与えられる外部リセット信号によって書
込みカウンタや読出しカウンタをリセットする回路であ
る。
【0095】図5は、第2の実施の形態の構成を示す回
路図である。
【0096】なお、図5において、図1とほぼ同一機能
を果たす部分には、同一符号を付して詳細な説明を省略
する。
【0097】図示のエラスティックストア回路は、図1
のエラスティックストア回路に、外部リセット入力端子
19と、外部リセット回路20と、オア回路21を付加
した構成を有する。
【0098】ここで、まず、これらの機能を説明する。
【0099】外部リセット端子19には、電源投入時
に、書込みカウンタ16と読出しカウンタ17をリセッ
トするための外部リセット信号P7が供給される。
【0100】この外部リセット信号P7は、通常、書込
みクロック信号WCや読出しクロック信号RCとは非同
期とされている。これは、エラスティックストア回路が
2つの同期系のインタフェースの役目を果たしている。
【0101】また、この外部リセット信号P7のアクテ
ィブレベルの幅(パルス幅)は、書込みクロック信号W
Cの2クロック幅以上とされている。これは、この外部
リセット信号P7を書込みクロック信号WCで確実にラ
ッチすることができるようにするためである。
【0102】外部リセット回路20は、外部リセット入
力端子19を介して与えられる外部リセット信号P7を
受信し、書込みカウンタ16のリセット端子RSTと、
2入力オア回路21の一方の入力端子に供給する機能を
有する。
【0103】オア回路21は、自己リセット回路18に
より生成された自己リセット信号P3と外部リセット回
路20により受信された外部リセット信号P7との論理
和をとり、読出しカウンタ17のリセット端子RSTに
供給する機能を有する。
【0104】読出しカウンタ17は、リセット端子RS
Tにリセット信号が供給されると、これが自己リセット
信号P3か外部リセット信号P7かに関係なく、同じ値
にリセットされるように構成されている。
【0105】外部リセット回路20は、ラッチ回路20
1,202,203,204を有する。
【0106】ラッチ回路201,202は、外部リセッ
ト信号P7を書込みクロック信号WCに従ってラッチす
ることにより、外部リセット信号P7を外部クロック信
号から書込みクロック信号WCに乗せ換える機能を有す
る。
【0107】この場合、ラッチ回路201,202は、
2段のシフトレジスタを構成するように直列接続され、
外部リセット信号P7を書込みクロック信号WCに従っ
て順次ラッチするようになっている。
【0108】ラッチ回路203,204は、ラッチ回路
201のラッチ出力を読出しクロック信号WCに従って
ラッチすることにより、このラッチ出力を書込みクロッ
ク信号WCから読出しクロック信号RCに乗せ換える機
能を有する。
【0109】この場合、ラッチ回路203,204は、
2段のシフトレジスタを構成するように直列接続され、
ラッチ回路201のラッチ出力を読出しクロック信号R
Cに従って順次ラッチするようになっている。
【0110】以上が、外部リセットに関する部分の機能
である。
【0111】次に、この外部リセットに関する部分の接
続構成を説明する。
【0112】外部リセット入力端子19は、ラッチ回路
201の入力端子に接続されている。このラッチ回路2
01の非反転出力端子は、ラッチ回路202,203の
入力端子に接続されている。ラッチ回路202の非反転
出力端子は、書込みカウンタ16のリセット端子RST
に接続されている。
【0113】ラッチ回路203の非反転出力端子は、ラ
ッチ回路204の入力端子に接続されている。ラッチ回
路204の非反転出力端子は、2入力オア回路21の一
方の入力端子に接続されている。この2入力オア回路2
1の他方の入力端子には、アンド回路186の出力端子
が接続されている。オア回路21の出力端子は、読出し
カウンタ17のリセット端子RSTに接続されている。
【0114】ラッチ回路201,202のクロック入力
端子には、書込みクロック入力端子13が接続されてい
る。ラッチ回路203,204のクロック入力端子に
は、読出しクロック入力端子14が接続されている。
【0115】以上が、外部リセットに関する部分の接続
構成である。
【0116】[動作]上記構成において、動作を説明す
る。
【0117】なお、以下の説明では、この実施の形態の
特徴とする外部リセット動作を中心に説明する。
【0118】まず、この外部リセット動作の概略を説明
する。
【0119】電源投入時、外部リセット端子19に供給
されたリセット信号P7は、外部リセット回路20に供
給される。外部リセット回路20に供給された外部リセ
ット信号P7は、書込みクロック信号WCに乗せ換えら
れた後、書込みカウンタ16のリセット端子RSTに供
給される。これにより、書込みカウンタ16が予め定め
られた値にリセットされる。
【0120】外部リセット受信回路20に供給された外
部リセット信号P7は、さらに、読出しクロック信号R
Cに乗せ換えられた後、オア回路21を介して読出しカ
ウンタ17のリセット端子RSTに供給される。これに
より、読出しカウンタ17が予め定めた値にリセットさ
れる。
【0121】なお、この場合、書込みカウンタ16のリ
セット値は、読出しカウンタ17のリセット値とはかな
り離れた値に設定されている。これは、データDの書込
み位相と読出し位相との間に余裕を持たせるためであ
る。
【0122】以上が、外部リセット動作の概略である。
【0123】次に、外部リセット回路20の動作を説明
する。
【0124】外部リセット端子19に供給された外部リ
セット信号P7は、ラッチ回路201に供給され、書込
みクロック信号WCに従ってラッチされる。これによ
り、外部リセット信号P7は、外部クロック信号から書
込みクロック信号WCに乗せ換えられる。
【0125】この場合、外部リセット信号P7のアクテ
ィブレベル期間、例えば、“1”レベル期間の幅が2ク
ロック幅以上に設定されているため、このアクティブレ
ベル期間は、確実にラッチされる。
【0126】すなわち、従来は、外部リセット信号P7
のアクティブレベル期間の幅を1クロック幅に設定して
いた。
【0127】しかし、このようにすると、外部クロック
信号と書込みクロック信号WCとの位相関係が未知であ
るため、書込みパルス信号WPiのアクティブレベル期
間をラッチすることができない場合がある。
【0128】そこで、従来は、外部リセット信号P7で
RSフリップフロップ回路をセットし、このセット出力
を書込みクロック信号WCでラッチするようになってい
た。
【0129】しかし、このような構成では、外部リセッ
ト回路20においても、ノイズによって誤動作が発生し
やすくなるという問題と、CADツールによる検証がで
きないという問題があった。
【0130】これに対し、この実施の形態では、外部リ
セット信号P7のアクティブレベル期間を2クロック幅
以上に設定しているため、RSフリップフロップ回路を
用いることなく、アクティブレベル期間を確実にラッチ
することができる。これにより、ノイズによる誤動作が
少なく、CADツールによる検証に適した外部リセット
回路を構成することができる。
【0131】但し、このような構成では、ラッチ回路2
01のラッチ出力がメタステイブルになる可能性があ
る。これは、外部クロック信号と書込みクロック信号W
Cとの位相関係が未知であるからである。
【0132】そこで、この実施の形態では、ラッチ回路
201のラッチ出力を、さらに、ラッチ回路202によ
り書込みクロック信号WCに従ってラッチするようにな
っている。
【0133】このような構成によれば、第1の実施の形
態で説明したように、ラッチ回路201のラッチ出力が
メタステイブルになったとしても、ラッチ回路202の
ラッチ出力は、メタステイブルにならない。これによ
り、外部リセット信号P7を確実にリセットすることが
できる。
【0134】ラッチ回路201のラッチ出力は、さら
に、ラッチ回路203により、読出しクロック信号RC
に従ってラッチされる。このラッチ出力は、さらに、ラ
ッチ回路204により、読出しクロック信号RCに従っ
てラッチされる。これは、ラッチ回路203のラッチ出
力がメタステイブルになる可能性があるからである。
【0135】ラッチ回路204のラッチ出力は、オア回
路21を介して読出しカウンタ17に供給される。これ
により、読出しカウンタ17は、自己リセット時と同じ
値にリセットされる。
【0136】[効果]以上詳述したこの実施の形態にお
いても、先の実施の形態と同様の効果を得ることができ
るとともに、さらに、次のような効果を得ることができ
る。
【0137】(1)まず、この実施の形態によれば、外
部リセット信号P7のアクティブレベル期間の幅を2ク
ロック幅以上に設定するようにしたので、この外部リセ
ット信号P7をRSフリップフロップ回路を用いること
なく、ラッチすることができる。これにより、ノイズに
よる誤動作が少なく、CADツールによる検証に適した
エラスティックストア回路を実現することができる。
【0138】(2)また、この実施の形態によれば、外
部リセット信号P7を書込みクロック信号WCに従って
ラッチする場合、2つのラッチ回路201,202によ
り順次ラッチするようにしたので、前段のラッチ回路2
01のラッチ出力がメタステイブルになっても、外部リ
セット信号P7を確実にラッチすることができる。これ
は、ラッチ回路201のラッチ出力を読出しクロック信
号RCに従ってラッチする場合も同様である。
【0139】(3)また、この実施の形態によれば、自
己リセット回路18による読出しカウンタ17のリセッ
ト値と外部リセット回路20による読出しカウンタ17
のリセット値を同じ値に設定するようにしたので、読出
しカウンタ17のハードウェア量を少なくすることがで
きる。
【0140】[そのほかの実施の形態]以上、この発明
の2つの実施の形態を詳細に説明したが、この発明は、
上述したような実施の形態に限定されるものではない。
【0141】(1)例えば、先の第1の実施の形態で
は、データDの書込み位相と読出し位相の位相差が所定
の値以下になった場合に、読出しカウンタ17をリセッ
トする場合を説明した。しかし、この発明は、書込みカ
ウンタ16をリセットするようにしてもよい。但し、こ
の場合は、読出しパルス信号RPiのハイレベル期間と
ロウレベル期間の幅が2クロック幅以上に設定する必要
がある。
【0142】(2)また、先の第2の実施の形態では、
外部リセット信号P7を書込みクロック信号WCでラッ
チした後、読出しクロック信号RCでラッチする場合を
説明した。しかし、この発明は、読出しクロック信号R
Cでラッチした後、書込みクロック信号WCでラッチす
るようにしてもよい。
【0143】(3)また、先の第1,第2の実施の形態
では、直列接続された2つのラッチ回路を使ってクロッ
クの乗せ換えを行う場合を説明した。しかし、この発明
は、直列接続された3つ以上のラッチ回路を使ってクロ
ックの乗せ換えを行うようにしてもよい。この場合は、
最終ラッチ出力を使って、書込み位相表示信号や読出し
位相表示信号を生成したり、カウンタ16,17をリセ
ットするようにすればよい。
【0144】(4)また、先の第1,第2の実施の形態
では、この発明をエラスティックストア回路に適用する
場合を説明した。しかし、この発明は、エラスティック
ストア回路以外のクロック乗せ換え回路にも適用するこ
とができる。
【0145】(5)また、先の第1,第2の実施の形態
では、クロックの乗せ換えを1ビット単位で行うクロッ
ク乗せ換え回路にこの発明を適用する場合を説明した。
しかし、この発明は、クロックの乗せ換えを複数ビット
単位で行うクロック乗せ換え回路にも適用することがで
きる。
【0146】(6)このほかにも、この発明は、その要
旨を逸脱しない範囲で種々様々変形実施可能なことは勿
論である。
【0147】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に係る発明
によれば、位相比較用の書込みパルス信号のハイレベル
期間とロウレベル期間の幅を2クロック幅以上に設定
し、この書込みパルス信号を読出しクロック信号でラッ
チした後、位相比較により自己リセット信号を生成する
ようにしたので、RSフリップフロップ回路を用いるこ
となく、クロックの乗せ換えを行うことができる。これ
により、ノイズによる誤動作が少なく、かつ、CADツ
ールによる検証に適したクロック乗せ換え回路を提供す
ることができる。
【0148】また、請求項5に係る発明によれば、位相
比較用の読出しパルス信号のハイレベル期間とロウレベ
ル期間の幅を2クロック幅以上に設定し、この読出しパ
ルス信号を書込みクロック信号でラッチした後、位相比
較により自己リセット信号を生成するようにしたので、
請求項1に係る発明と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】第1の実施の形態の書込みカウンタの動作を示
すタイミングチャートである。
【図3】第1の実施の形態の読出しカウンタの動作を示
すタイミングチャートである。
【図4】第1の実施の形態の自己リセット回路の動作を
示すタイミングチャートである。
【図5】この発明の第2の実施の形態の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
11…データ入力端子 12…データ出力端子 13…書込みクロック入力端子 14…読出しクロック入力端子 15…レジスタ 16…書込みカウンタ 17…読出しカウンタ 18…自己リセット回路 19…外部リセット入力端子 20…外部リセット回路 181,182,183,201,202,203,2
04…ラッチ回路 184,186…アンド回路 185,21…オア回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太矢 隆士 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−38544(JP,A) 特開 平7−23034(JP,A) 特開 平8−37521(JP,A) 特開 平4−27235(JP,A) 特開 昭61−84136(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 7/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記憶領域を有するデータ記憶手段
    と、 書込みクロック信号を分周することにより、ハイレベル
    期間とロウレベル期間の幅がともに2クロック幅以上
    で、前記データ記憶手段の複数の記憶領域に順次データ
    を書き込むための複数の書込みパルス信号を生成する書
    込みパルス生成手段と、 前記書込みクロック信号とは非同期で周波数が同じ読出
    しクロック信号を分周することにより、前記データ記憶
    手段の複数の記憶領域から順次データを読み出すための
    複数の読出しパルス信号を生成する読出しパルス生成手
    段と、 少なくとも2つのラッチ回路を直列接続することにより
    構成され、前記複数の書込みパルス信号から位相比較用
    の信号として選択された書込みパルス信号を前記読出し
    クロック信号に従って順次ラッチするラッチ手段と、 このラッチ手段の最終ラッチ出力とこの最終ラッチ出力
    に対応する読出しパルス信号との位相を比較し、両者の
    位相差が所定の値以下になると、前記読出しパルス生成
    手段をリセットする自己リセット手段とを備えたことを
    特徴とするクロック乗せ換え回路。
  2. 【請求項2】 前記自己リセット手段は、 前記ラッチ手段の最終ラッチ出力を前記読出しクロック
    信号に従ってラッチするラッチ回路と、 このラッチ回路のラッチ出力と前記ラッチ手段の最終ラ
    ッチ出力を論理演算することにより、前記データの書込
    み位相を示す書込み位相表示信号を生成する第1の論理
    回路と、 前記ラッチ手段の最終ラッチ出力に対応する読出しパル
    ス信号を含む複数の読出しパルス信号を論理演算するこ
    とにより、前記読出しパルス生成手段のリセット領域を
    示すリセット領域表示信号を生成する第2の論理回路
    と、 前記第1の論理回路で生成された書込み位相表示信号と
    前記第2の論理回路で生成されたリセット領域表示信号
    を論理演算することにより、前記読出しパルス生成手段
    をリセットする自己リセット信号を生成する第3の論理
    回路とを備えたことを特徴とする請求項1記載のクロッ
    ク乗せ換え回路。
  3. 【請求項3】 少なくとも2つのラッチ回路を直列接続
    することにより構成され、アクティブレベル期間の幅が
    2クロック幅以上に設定された外部リセット信号を前記
    書込みクロック信号に従って順次ラッチし、最終ラッチ
    出力で前記書込みパルス生成手段をリセットする書込み
    側外部リセット手段と、 少なくとも2つのラッチ回路を直列接続することにより
    構成され、前記書込み側外部リセット手段の最終ラッチ
    出力より1段前のラッチ出力を前記読出しクロック信号
    に従って順次ラッチし、最終ラッチ出力により前記読出
    しパルス生成手段をリセットする読出し側外部リセット
    手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載のクロッ
    ク乗せ換え回路。
  4. 【請求項4】 前記自己リセット手段による前記読出し
    パルス生成手段のリセット値と前記読出し側外部リセッ
    ト手段による前記読出しパルス生成手段のリセット値が
    同じ値になるように構成されていることを特徴とする請
    求項3記載のクロック乗せ換え回路。
  5. 【請求項5】 複数の記憶領域を有するデータ記憶手段
    と、 書込みクロック信号を分周することにより、前記データ
    記憶手段の複数の記憶領域に順次データを書き込むため
    の複数の書込みパルス信号を生成する書込みパルス生成
    手段と、 前記書込みクロック信号とは非同期で周波数が同じ読出
    しクロック信号を分周することにより、ハイレベル期間
    とロウレベル期間の幅がともに2クロック幅以上で、前
    記データ記憶手段の複数の記憶領域から順次データを読
    み出すための複数の読出しパルス信号を生成する読出し
    パルス生成手段と、 少なくとも2つのラッチ回路を直列接続することにより
    構成され、前記複数の読出しパルス信号から位相比較用
    の信号として選択された読出しパルス信号を前記書込み
    クロック信号に従って順次ラッチするラッチ手段と、 このラッチ手段の最終ラッチ出力とこの最終ラッチ出力
    に対応する書込みパルス信号との位相を比較し、両者の
    位相差が所定の値以下になると、前記書込みパルス生成
    手段をリセットする自己リセット手段とを備えたことを
    特徴とするクロック乗せ換え回路。
  6. 【請求項6】 前記自己リセット手段は、 前記ラッチ手段の最終ラッチ出力を前記書込みクロック
    信号に従ってラッチするラッチ回路と、 このラッチ回路のラッチ出力と前記ラッチ手段の最終ラ
    ッチ出力を論理演算することにより、前記データの読出
    し位相を示す読出し位相表示信号を生成する第1の論理
    回路と、 前記ラッチ手段の最終ラッチ出力に対応する書込みパル
    ス信号を含む複数の書込みパルス信号を論理演算するこ
    とにより、前記書込みパルス生成手段のリセット領域を
    示すリセット領域表示信号を生成する第2の論理回路
    と、 前記第1の論理回路で生成された読出し位相表示信号と
    前記第2の論理回路で生成されたリセット領域表示信号
    を論理演算することにより、前記書込みパルス生成手段
    をリセットする自己リセット信号を生成する第3の論理
    回路とを備えたことを特徴とする請求項5記載のクロッ
    ク乗せ換え回路。
  7. 【請求項7】 少なくとも2つのラッチ回路を直列接続
    することにより構成され、アクティブレベル期間の幅が
    2クロック幅以上に設定された外部リセット信号を前記
    読出しクロック信号に従って順次ラッチし、最終ラッチ
    出力で前記読出しパルス生成手段をリセットする読出し
    側外部リセット手段と、 少なくとも2つのラッチ回路を直列接続することにより
    構成され、前記読出し側外部リセット手段の最終ラッチ
    出力より1段前のラッチ出力を前記読出しクロック信号
    に従って順次ラッチし、最終ラッチ出力で前記書込みパ
    ルス生成手段をリセットする書込み側外部リセット手段
    とを備えたことを特徴とする請求項5記載のクロック乗
    せ換え回路。
  8. 【請求項8】 前記自己リセット手段による前記書込み
    パルス生成手段のリセット値と前記書込み側外部リセッ
    ト手段による前記書込みパルス生成手段のリセット値が
    同じ値になるように構成されていることを特徴とする請
    求項7記載のクロック乗せ換え回路。
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