JP2002117683A - クロック切り換え回路およびこれを有する記憶装置 - Google Patents

クロック切り換え回路およびこれを有する記憶装置

Info

Publication number
JP2002117683A
JP2002117683A JP2000305168A JP2000305168A JP2002117683A JP 2002117683 A JP2002117683 A JP 2002117683A JP 2000305168 A JP2000305168 A JP 2000305168A JP 2000305168 A JP2000305168 A JP 2000305168A JP 2002117683 A JP2002117683 A JP 2002117683A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clock
signal
circuit
state
clock signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000305168A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Fujito
哲哉 藤戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2000305168A priority Critical patent/JP2002117683A/ja
Publication of JP2002117683A publication Critical patent/JP2002117683A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Static Random-Access Memory (AREA)
  • Dram (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】クロックの切り換え時におけるノイズが発生し
ないクロック切り換え回路を提供する。 【解決手段】 クロック信号clock Aおよびクロック信
号clock Bのそれぞれについて、クロック選択信号CLK-
SEL に選択されているか否かの状態が検出され、当該検
出状態が、対応するクロック信号に同期してフリップフ
ロップ11および13に記録される。また、フリップフ
ロップ11および13に記録されている状態が、他方の
クロック信号が非選択状態になっている第1の選択状態
か、または他方のクロック信号が選択状態になっている
第2の選択状態の何れであるかが検出され、当該検出状
態が対応するクロック信号に同期してフリップフロップ
12および14に記録される。OR回路31からは、フ
リップフロップ11および13において選択状態を記録
され、かつフリップフロップ12および14において上
記第1の選択状態が記録されたクロック信号が選択され
て出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のクロック信
号から一つのクロック信号を選択して出力するクロック
切り換え回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばコンピューターなどの一般的なデ
ジタルシステムにおいて、通常の場合システムの動作は
供給されるクロック信号に同期して行われる。一方、異
なるクロック信号で動作する複数のデジタルシステム間
においてデータを交換させる場合や、待機時の消費電力
を抑えるためにクロック信号の周波数を低減させる場合
など、さまざまな事情によってクロック信号の周波数の
変更が必要な場合がある。特に、互いに同期していない
複数のクロック信号が独立して生成されている場合に
は、これらのクロック信号から一つのクロック信号を選
択して出力させるクロック切り換え回路が用いられる。
【0003】図8は、切り換え信号に応じてクロック信
号を非同期に切り換える基本的なクロック切り換え回路
の回路図である。図8に示すクロック切り換え回路は、
AND回路27、AND回路28、OR回路33、およ
びNOT回路54を有している。
【0004】AND回路27は、クロック信号clock
B、およびNOT回路54の出力信号を受けて、その論
理積に応じた信号をOR回路33に出力している。AN
D回路28は、クロック信号clock Aおよび切り換え信
号CLK−SELを受けて、その論理積に応じた信号を
OR回路33に出力している。NOT回路54は、切り
換え信号CLK−SELの論理を反転させた信号をAN
D回路27に入力している。OR回路33は、AND回
路27およびAND回路28の出力信号を受けて、その
論理和に応じた信号をクロック信号clock OUTとして
出力している。
【0005】切り換え信号CLK−SELが論理値”
1”の場合、AND回路28の出力信号S22はクロッ
ク信号clock Aと等しい波形になる。一方、NOT回路
54によって切り換え信号CLK−SELの論理が反転
されるため、AND回路27の出力信号S23はクロッ
ク信号clock Bに係わらず常にローレベルとなる。した
がって、OR回路33から出力されるクロック信号cloc
k OUTは、クロック信号clock Aと等しい波形とな
る。また、切り換え信号CLK−SELが論理値”0”
の場合、AND回路28の出力信号S22は常に論理
値”0”となる。一方、NOT回路54によって切り換
え信号CLK−SELの論理が反転されるため、AND
回路27の出力信号S23は、クロック信号clock Bと
等しい波形になる。したがって、OR回路33から出力
されるクロック信号clock OUTは、クロック信号cloc
k Bと等しい波形となる。このように、切り換え信号C
LK−SELに応じて、クロック信号clock Aまたはク
ロック信号clock Bが選択されて出力される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示すクロック切り換え回路は、切り換え信号CLK−S
ELのレベル変化によるクロック信号clock OUTの切
り換えタイミングが、クロック信号clock Aおよびクロ
ック信号clock Bと全く同期していないため、クロック
信号の切り換え時においてパルス幅の狭いノイズを発生
してしまう問題がある。
【0007】図9の図(a)および図(b)は、図8に
示したクロック切り換え回路の動作を説明するためのタ
イミングチャートである。図(a)は、クロック信号cl
ock Aおよびクロック信号clock Bのレベルが異なる時
点で切り換え信号CLK−SELが変化した場合におけ
る、クロック信号clock A、クロック信号clock B、切
り換え信号CLK−SELおよびクロック信号clock O
UTの波形を示している。また図(b)は、クロック信
号clock Aおよびクロック信号clock Bがともに論理
値”1”の状態で切り換え信号CLK−SELが変化し
た場合における、クロック信号clock A、クロック信号
clock B、切り換え信号CLK−SELおよびクロック
信号clock OUTの波形を示している。
【0008】図9の図(a)の時刻T91において切り
換え信号CLK−SELが論理値”1”から論理値”
0”に変化すると、出力のクロック信号clock OUTは
この変化に応じてクロック信号clock Aの論理値”0”
からクロック信号clock Bの論理値”1”へ直ちに切り
換わる。しかし、クロック信号clock Bはクロック信号
clock Aと同期していないため、図に示すように、クロ
ック信号clock Bにおける通常の論理値”1”のパルス
幅よりも狭いパルスが生じる。時刻T92においても同
様に、通常の論理値”0”のパルス幅よりも狭いパルス
が生じる。
【0009】また、図9の図(b)の時刻T93におい
て切り換え信号CLK−SELが論理値”1”から論理
値”0”に変化すると、NOT回路54による遅れ時間
のためにNOT回路54の出力信号S21と切り換え信
号CLK−SELとが同時に論理値”0”になる状態が
発生する。この場合、AND回路27の出力信号S23
およびAND回路の出力信号S22がともに論理値”
0”となるため、この期間クロック信号clock OUTは
論理値”0”となる。すなわち、切り換え信号CLK−
SELの変化時点においてクロック信号clock Aおよび
クロック信号clock Bがともに論理値”1”の場合、図
に示すような論理値”0”の狭いパルスが生じてしま
う。
【0010】このように幅の狭いパルスがクロック信号
として供給された場合、デジタルシステムが誤動作を起
こしてしまう可能性がある。そこで、クロック信号の切
り換えによるデジタルシステムの不安定化を避けるため
に、システムの動作中にクロック信号の切り換えが行わ
れないような制限が課せられたり、また、クロック信号
が切り換えられる場合には、このクロック信号が供給さ
れるデジタルシステムを一旦初期化させて誤動作の状態
が残らないようにさせるなどの方法が取られている。し
かしながら、このような方法には、デジタルシステムの
仕様に制限が課せられてしまうほか、クロック切り換え
時のための処理が増えてしまうなどの問題がある。
【0011】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、クロックの切り換え信号のタイミ
ングに依らず、クロックの切り換え時におけるノイズの
発生を防止できるクロック切り換え回路を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のクロック切り換え回路は、クロック選択信
号に応じて、複数のクロック信号から一つのクロック信
号を選択して出力するクロック切り換え回路であって、
上記複数のクロック信号のそれぞれについて、上記クロ
ック選択信号により選択された状態にあるか否かを検出
し、当該検出状態を対応するクロック信号に同期して記
録する第1の記録手段と、上記複数のクロック信号のそ
れぞれについて、上記第1の記録手段に記録されている
状態が、対応するクロック信号のみが選択されている第
1の選択状態か、または対応するクロック信号以外の他
のクロック信号の少なくとも一つが選択されている第2
の選択状態の何れにあるかを検出し、当該検出状態を対
応するクロック信号に同期して記録する第2の記録手段
と、上記第1の記録手段において選択された状態を記録
され、かつ上記第2の記録手段において上記第1の選択
状態が記録されたクロック信号を選択して出力する選択
手段とを有している。
【0013】また、上記第1の記録手段および上記第2
の記録手段は、第1のレベルと第2のレベルとの間でレ
ベルが変化する上記クロック信号を受けて、当該クロッ
ク信号が上記第1のレベルから上記第2のレベルに変化
する時点に同期して検出状態を記録し、上記選択手段
は、上記第1の記録手段において選択された状態を記録
され、かつ上記第2の記録手段において上記第1の選択
状態が記録されたクロック信号が無い場合に、上記第2
のレベルを出力している。
【0014】本発明のクロック切り換え回路によれば、
上記第1の記録手段において、上記複数のクロック信号
のそれぞれについて、上記クロック選択信号により選択
された状態にあるか否かが検出され、当該検出状態が対
応するクロック信号に同期して記録される。上記第2の
記録手段においては、上記複数のクロック信号のそれぞ
れについて、上記第1の記録手段に記録されている状態
が、対応するクロック信号のみが選択されている第1の
選択状態か、または対応するクロック信号以外の他のク
ロック信号の少なくとも一つが選択されている第2の選
択状態の何れにあるかが検出され、当該検出状態が対応
するクロック信号に同期して記録される。そして上記選
択手段から、上記第1の記録手段において選択された状
態が記録され、かつ上記第2の記録手段において上記第
1の選択状態が記録されたクロック信号が、選択されて
出力される。また、上記第1の記録手段および上記第2
の記録手段においては、上記クロック信号が上記第1の
レベルから上記第2のレベルに変化する時点に同期し
て、検出状態が記録される。さらに、上記第1の記録手
段において選択された状態を記録され、かつ上記第2の
記録手段において上記第1の選択状態が記録されたクロ
ック信号が無い場合には、上記選択手段から上記第2の
レベルが出力される。
【0015】本発明の記憶装置は、選択信号に応じて、
複数のクロック信号から一つのクロック信号を選択して
出力するクロック切り換え回路と、上記選択信号に応じ
て、複数のアドレス信号から一つのアドレス信号を選択
して出力するアドレス切り換え回路と、上記クロック切
り換え回路によるクロック信号に同期して、上記アドレ
ス切り換え回路によるアドレス信号に応じたアドレスに
対し、データの書き込みおよび読み出しを行う記憶手段
とを有しており、また、上記クロック切り換え回路は、
上記複数のクロック信号のそれぞれについて、上記クロ
ック選択信号により選択された状態にあるか否かを検出
し、当該検出状態を対応するクロック信号に同期して記
録する第1の記録手段と、上記複数のクロック信号のそ
れぞれについて、上記第1の記録手段に記録されている
状態が、対応するクロック信号のみが選択されている第
1の選択状態か、または対応するクロック信号以外の他
のクロック信号の少なくとも一つが選択されている第2
の選択状態の何れにあるかを検出し、当該検出状態を対
応するクロック信号に同期して記録する第2の記録手段
と、上記第1の記録手段において選択された状態を記録
され、かつ上記第2の記録手段において上記第1の選択
状態が記録されたクロック信号を選択して出力する選択
手段とを含んでいる。
【0016】また上記第1の記録手段および上記第2の
記録手段は、第1のレベルと第2のレベルとの間でレベ
ルが変化する上記クロック信号を受けて、当該クロック
信号が上記第1のレベルから上記第2のレベルに変化す
る時点に同期して検出状態を記録し、上記選択手段は、
上記第1の記録手段において選択された状態を記録さ
れ、かつ上記第2の記録手段において上記第1の選択状
態が記録されたクロック信号が無い場合に、上記第2の
レベルを出力している。
【0017】本発明の記憶装置によれば、上記クロック
切り換え回路において、上記選択信号に応じて、複数の
クロック信号から一つのクロック信号が選択されて出力
される。上記アドレス切り換え回路においては、上記選
択信号に応じて、複数のアドレス信号から一つのアドレ
ス信号が選択されて出力される。そして上記記憶手段に
おいて、上記クロック切り換え回路によるクロック信号
に同期して、上記アドレス切り換え回路によるアドレス
信号に応じたアドレスに対し、データの書き込みおよび
読み出しが行われる。また、上記第1の記録手段におい
て、上記複数のクロック信号のそれぞれについて、上記
クロック選択信号により選択された状態にあるか否かが
検出され、当該検出状態が対応するクロック信号に同期
して記録される。上記第2の記録手段においては、上記
複数のクロック信号のそれぞれについて、上記第1の記
録手段に記録されている状態が、対応するクロック信号
のみが選択されている第1の選択状態か、または対応す
るクロック信号以外の他のクロック信号の少なくとも一
つが選択されている第2の選択状態の何れにあるかが検
出され、当該検出状態が対応するクロック信号に同期し
て記録される。そして上記選択手段から、上記第1の記
録手段において選択された状態が記録され、かつ上記第
2の記録手段において上記第1の選択状態が記録された
クロック信号が、選択されて出力される。また、上記第
1の記録手段および上記第2の記録手段においては、上
記クロック信号が上記第1のレベルから上記第2のレベ
ルに変化する時点に同期して、検出状態が記録される。
さらに、上記第1の記録手段において選択された状態を
記録され、かつ上記第2の記録手段において上記第1の
選択状態が記録されたクロック信号が無い場合には、上
記選択手段から上記第2のレベルが出力される。
【0018】
【発明の実施の形態】<第1の実施形態>図1は、本発
明によるクロック切り換え回路の第1の実施形態を示す
回路図である。図1に示すにクロック切り換え回路は、
フリップフロップ11〜フリップフロップ14、AND
回路21〜AND回路23、OR回路31、NOR回路
41、NOT回路51、およびNOT回路52を有して
いる。フリップフロップ11およびフリップフロップ1
3からなる回路は、本発明における第1の記録手段の一
実施形態である。フリップフロップ12およびフリップ
フロップ14からなる回路は、本発明における第2の記
録手段の一実施形態である。AND回路21〜AND回
路23、OR回路31、およびNOR回路41からなる
回路は、本発明における選択手段の一実施形態である。
【0019】以下の説明においては、論理値”1”がハ
イレベルの電圧、論理値”0”がローレベルの電圧に対
応する場合を例として説明する。フリップフロップ11
は、NOT回路51において反転されたクロック信号cl
ock Aのローレベルからハイレベルへの立ち上がりエッ
ジに同期して切り換え信号CLK−SELのレベルを保
持し、これをAND回路22およびフリップフロップ1
4に出力している。すわなち、フリップフロップ11に
おいて、切り換え信号CLK−SELはクロック信号cl
ock Aの立ち下がりエッジに同期して保持される。フリ
ップフロップ13は、NOT回路52において反転され
たクロック信号clock Bのローレベルからハイレベルへ
の立ち上がりエッジに同期して切り換え信号CLK−S
ELのレベルを保持し、これをNOR回路41およびフ
リップフロップ12に出力している。すなわち、フリッ
プフロップ12において、切り換え信号CLK−SEL
はクロック信号clock Bの立ち下がりエッジに同期して
保持される。
【0020】フリップフロップ12は、NOT回路51
において反転されたクロック信号clock Aのローレベル
からハイレベルへの立ち上がりエッジに同期して、フリ
ップフロップ13の出力信号レベルを保持し、これをA
ND回路22に出力する。すわなち、フリップフロップ
12において、フリップフロップ13の出力信号レベル
はクロック信号clock Aの立ち下がりエッジに同期して
保持される。フリップフロップ14は、NOT回路52
において反転されたクロック信号clock Bのローレベル
からハイレベルへの立ち上がりエッジに同期して、フリ
ップフロップ11の出力信号レベルを保持し、これをN
OR回路41に出力する。すわなち、フリップフロップ
14において、フリップフロップ11の出力信号レベル
はクロック信号clock Bの立ち下がりエッジに同期して
保持される。
【0021】AND回路22は、フリップフロップ11
の出力信号S1とフリップフロップ12の出力信号S2
との論理積に応じた信号S3を、AND回路21に出力
する。NOR回路41は、フリップフロップ13の出力
信号S4とフリップフロップ14の出力信号S5との論
理和に応じた信号S6を、AND回路23に出力する。
【0022】AND回路21は、AND回路22の出力
信号S3とクロック信号clock Aとの論理積に応じた信
号を、OR回路31に出力する。AND回路23は、N
OR回路41の出力信号S6とクロック信号clock Bと
の論理積に応じた信号を、OR回路31に出力する。O
R回路31は、AND回路21およびAND回路23の
出力信号の論理和に応じたクロック信号clock OUTを
出力する。
【0023】NOT回路51は、クロック信号clock A
のレベルを反転させて、これをフリップフロップ11お
よびフリップフロップ12に供給する。NOT回路52
は、クロック信号clock Bのレベルを反転させて、これ
をフリップフロップ13およびフリップフロップ14に
供給する。
【0024】上述した構成を有するクロック切り換え回
路の動作を、タイミングチャートを参照しながら説明す
る。図2は、図1に示したクロック切り換え回路の動作
を説明するための第1のタイミングチャートである。図
2に示したタイミングチャートは、クロック信号clock
A、切り換え信号CLK−SEL、フリップフロップ1
1の出力信号S1、フリップフロップ12の出力信号S
2、AND回路22の出力信号S3、クロック信号cloc
k B、フリップフロップ13の出力信号S4、フリップ
フロップ14の出力信号S5、NOR回路41の出力信
号S6、およびクロック切り換え回路が出力するクロッ
ク信号clock OUTの波形を示している。
【0025】(時刻T21)切り換え信号CLK−SE
Lがハイレベルからローレベルに変化する。 (時刻T22)クロック信号clock Bの立ち下がりエッ
ジにおいて、切り換え信号CLK−SELを受けたフリ
ップフロップ13の出力信号S4がハイレベルからロー
レベルに変化する。
【0026】(時刻T23)クロック信号clock Aの立
ち下がりエッジにおいて、切り換え信号CLK−SEL
を受けたフリップフロップ11の出力信号S1が、ハイ
レベルからローレベルに変化する。これにより、信号S
1を受けたAND回路22の出力信号S3がハイレベル
からローレベルに変化する。また、信号S4を受けたフ
リップフロップ12の出力信号S2もハイレベルからロ
ーレベルに変化する。したがって、AND回路21の出
力信号はローレベルとなり、OR回路31からのクロッ
ク信号clock Aの出力が停止される。
【0027】(時刻T24)クロック信号clock Bの立
ち下がりエッジにおいて、信号S1を受けたフリップフ
ロップ14の出力信号S5がハイレベルからローレベル
に変化する。これにより、信号S4および信号S5を受
けたNOR回路41の出力信号S6がローレベルからハ
イレベルに変化し、AND回路23によるゲートが開放
される。このゲートを通過したクロック信号clock B
は、OR回路31からクロック信号clock OUTとして
出力される。以上の動作により、クロック信号clock O
UTが、クロック信号clock Aからクロック信号clock
Bに切り換えられる。
【0028】(時刻T25)切り換え信号CLK−SE
Lがローレベルからハイレベルに変化する (時刻T26)クロック信号clock Bの立ち下がりエッ
ジにおいて、切り換え信号CLK−SELを受けたフリ
ップフロップ13の出力信号S4がローレベルからハイ
レベルに変化する。これにより、信号S4を受けたNO
R回路41の出力信号S6がハイレベルからローレベル
に変化し、AND回路23の出力がローレベルとなっ
て、OR回路31からのクロック信号clock Bの出力が
停止される。
【0029】(時刻T27)クロック信号clock Aの立
ち下がりエッジにおいて、切り換え信号CLK−SEL
を受けたフリップフロップ11の出力信号S1が、ロー
レベルからハイレベルに変化する。また、信号S4を受
けたフリップフロップ12の出力信号S2もローレベル
からハイレベルに変化する。これにより、信号S1およ
び信号S2を受けたAND回路22の出力信号S3がロ
ーレベルからハイレベルに変化し、信号3を受けたAN
D回路21によるゲートが開放される。このゲートを通
過したクロック信号clock Aが、クロック信号clock O
UTとしてOR回路31から出力される。以上の動作に
より、クロック信号clock OUTが、クロック信号cloc
k Bからクロック信号clock Aに切り換えられる。
【0030】(時刻T28)クロック信号clock Bの立
ち下がりエッジにおいて、信号S1を受けたフリップフ
ロップ14の出力信号S5がローレベルからハイレベル
に変化する。このレベル変化は、クロック信号の切り換
えに影響しない。
【0031】次に、図2と異なるタイミングにおける、
図1の切り換え回路の動作を説明する。図3は、図1に
示したクロック切り換え回路の動作を説明するための第
2のタイミングチャートである。図3に示したタイミン
グチャートは、図2に示したタイミングチャートと同じ
信号の、異なるタイミングにおける波形を示したもので
ある。
【0032】(時刻T31)切り換え信号CLK−SE
Lがハイレベルからローレベルに変化する。 (時刻T32)クロック信号clock Aの立ち下がりエッ
ジにおいて、切り換え信号CLK−SELを受けたフリ
ップフロップ11の出力信号S1がハイレベルからロー
レベルに変化する。これにより、AND回路22の出力
信号S3がハイレベルからローレベルに変化するので、
AND回路21の出力がローレベルとなり、OR回路3
1からのクロック信号clock Aの出力が停止される。
【0033】(時刻T33)クロック信号clock Bの立
ち下がりエッジにおいて、切り換え信号CLK−SEL
を受けたフリップフロップ13の出力信号S4がハイレ
ベルからローレベルに変化する。また、信号S1を受け
たフリップフロップ14の出力信号S5もハイレベルか
らローレベルに変化する。したがって、信号S4および
信号S5を受けたNOR回路41の出力信号S6がロー
レベルからハイレベルに変化し、AND回路23による
ゲートが開放される。このゲートを通過したクロック信
号clock Bが、クロック信号clock OUTとしてOR回
路31から出力される。以上の動作により、クロック信
号clock OUTが、クロック信号clock Aからクロック
信号clock Bに切り換えられる。
【0034】(時刻T34)クロック信号clock Aの立
ち下がりエッジにいて、信号S4を受けたフリップフロ
ップ12の出力信号S2がハイレベルからローレベルに
変化する。このレベル変化は、クロック信号の切り換え
に影響しない。
【0035】(時刻T35)切り換え信号CLK−SE
Lがローレベルからハイレベルに変化する。 (時刻T36)クロック信号clock Aの立ち下がりエッ
ジにおいて、切り換え信号CLK−SELを受けたフリ
ップフロップ11の出力信号S1がローレベルからハイ
レベルに変化する。
【0036】(時刻T37)クロック信号clock Bの立
ち下がりエッジにおいて、切り換え信号CLK−SEL
を受けたフリップフロップ13の出力信号S4がローレ
ベルからハイレベルに変化する。また、信号S1を受け
たフリップフロップ14の出力信号S5もローレベルか
らハイレベルに変化する。したがって、信号S4および
信号S5を受けたNOR回路41の出力信号S6はハイ
レベルからローレベルに変化し、AND回路23の出力
はローレベルとなって、OR回路31からのクロック信
号clock Bの出力が停止される。
【0037】(時刻T38)クロック信号clock Aの立
ち下がりエッジにおいて、信号S4を受けたフリップフ
ロップ12の出力信号S2がローレベルからハイレベル
に変化する。したがって、信号S1および信号S2を受
けたAND回路22の出力信号S3がローレベルからハ
イレベルに変化し、AND回路21によるゲートが開放
される。このゲートを通過したクロック信号clock A
は、クロック信号clock OUTとしてOR回路31から
出力される。以上の動作により、クロック信号clock O
UTが、クロック信号clock Bからクロック信号clock
Aに切り換えられる。
【0038】次に、クロック切り換え時において、フリ
ップフロップ14の出力信号S5やNOR回路41の出
力信号S6に発生するノイズの影響について説明する。
図4は、クロック切り換え時に発生するノイズの影響を
説明するためのタイミングチャートである。図4に示し
たタイミングチャートは、図1に示したタイミングチャ
ートと同じ信号の、異なるタイミングにおける波形を示
したものである。
【0039】(時刻T41)切り換え信号CLK−SE
Lがハイレベルからローレベルに変化する。 (時刻T42)クロック信号clock Bの立ち下がりエッ
ジにおいて、切り換え信号CLK−SELを受けたフリ
ップフロップ13の出力信号S4がハイレベルからロー
レベルに変化する。
【0040】(時刻T43)クロック信号clock Aおよ
びクロック信号clock Bの立ち下がりエッジが重なる。
この時点において、切り換え信号CLK−SELを受け
たフリップフロップ11の出力信号S1はハイレベルか
らローレベルに変化し、また、信号S4を受けたフリッ
プフロップ12の出力信号S2もハイレベルからローレ
ベルに変化するので、信号S1および信号S2を受けた
AND回路22の出力信号S3は、ハイレベルからロー
レベルに変化する。これにより、AND回路22の出力
はローレベルとなって、OR回路31からのクロック信
号clock Aの出力が停止される。
【0041】またこの時、切り換え信号CLK−SEL
を受けたフリップフロップ11の出力信号S1がハイレ
ベルからローレベルに切り換わるとともに、この信号S
1が、フリップフロップ14に入力されて信号S5とし
て出力される。ところで、一般的にフリップフロップは
データのレベル変化がクロック信号Sのエッジと近い時
点で発生した場合に、出力レベルが一時的に変動して不
定状態となる誤動作を起こす場合がある。したがって、
信号S5は一時的にこの不定状態となり、この信号S5
および信号S4を受けたNOR回路41の出力信号S6
も一時的に不定状態となる。
【0042】ところが、この不定状態が発生する直前に
おいてクロック信号clock Bはハイレベルからローレベ
ルに変化しているので、信号S6がハイレベルとローレ
ベルの間で変動しても、AND回路23の出力はローレ
ベルのままとなる。すなわち、この不定状態により信号
S6に発生するノイズが、クロック信号clock OUTと
して出力されることはない。
【0043】クロック信号clock Bがローレベルの期間
に信号S5が不定状態からローレベルに安定すると、信
号S4および信号S5を受けたNOR回路41の出力信
号S6がローレベルからハイレベルに変化し、これによ
りAND回路23のゲートが開放される。このゲートを
通過したクロック信号clock Bが、クロック信号clock
OUTとしてOR回路31から出力される。以上の動作
により、クロック信号clock OUTが、クロック信号cl
ock Aからクロック信号clock Bに切り換えられる。
【0044】(時刻T44)切り換え信号CLK−SE
Lのローレベルからハイレベルへの変化と、クロック信
号clock Bの立ち下がりエッジが重なる。したがって、
この切り換え信号CLK−SELとクロック信号clock
Bを受けたフリップフロップ13の出力信号S4は不定
状態となる。またこの時、フリップフロップ14の出力
信号S5はローレベルとなっているので、信号S4と信
号S5を受けたNOR回路41の出力信号S6も不定状
態となる。しかし、信号S6か不定状態となる直前にA
ND回路23に入力されるクロック信号clock Bはロー
レベルとなっているので、信号S6のレベル変動にかか
わらずAND回路23の出力はローレベルとなる。すな
わち、この不定状態により信号S6に発生するノイズ
が、クロック信号clock OUTとして出力されることは
ない。
【0045】(時刻T45)クロック信号clock Aの立
ち下がりエッジにより、切り換え信号CLK−SELを
受けたフリップフロップ11の出力信号S1はローレベ
ルからハイレベルに変化する。また、時刻T44におけ
る不定状態がハイレベルに安定した信号S4を受けて、
フリップフロップ12の出力信号S2もローレベルから
ハイレベルに変化する。したがって、信号S1および信
号S2を受けたAND回路22の出力信号S3がローレ
ベルからハイレベルに変化し、AND回路21によるゲ
ートが開放される。このゲートを通過したクロック信号
clock Aが、クロック信号clock OUTとしてOR回路
31から出力される。以上の動作により、クロック信号
clock OUTが、クロック信号clock Bからクロック信
号clock Aに切り換えられる。
【0046】以上説明したように、第1の実施形態にお
けるクロック切り換え回路によれば、切り換え信号CL
K−SELがいかなるタイミングで入力されても、クロ
ックの切り換え時におけるノイズの発生を防止できる。
また、切り換えに要する時間は、最大でも、切り換え信
号CLK−SELのレベルが変化されてから2つのクロ
ック信号の立ち下がりエッジが入力されるまでの時間だ
けであり、切り換え信号CLK−SELに応じて素早く
クロック信号を切り換えることができる。
【0047】<第2の実施形態>次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。第2の実施形態は、切り換
えられるクロック信号の数を2つから3つに拡張させた
ものである。図5は、本発明によるクロック切り換え回
路の第2の実施形態を示す回路図である。図5に示すに
クロック切り換え回路は、フリップフロップ11〜フリ
ップフロップ16、AND回路21〜AND回路26、
OR回路32、NOR回路42〜NOR回路44、NO
T回路51〜NOT回路53、およびデコーダ60を有
している。フリップフロップ11、フリップフロップ1
3、およびフリップフロップ15からなる回路は、本発
明における第1の記録手段の一実施形態である。フリッ
プフロップ12、フリップフロップ14、フリップフロ
ップ16、およびNOR回路42〜NOR回路44から
なる回路は、本発明における第2の記録手段の一実施形
態である。AND回路21〜AND回路26、およびO
R回路32からなる回路は、本発明における選択手段の
一実施形態である。デコーダ60は、本発明における選
択状態信号生成手段の一実施形態である。
【0048】フリップフロップ11は、NOT回路51
において反転されたクロック信号clock Aを受けてお
り、クロック信号clock Aの立ち下がりエッジに同期し
て選択状態信号SEL−Aのレベルを保持し、これをA
ND回路22、NOR回路43およびNOR回路44に
出力している。フリップフロップ13は、NOT回路5
2において反転されたクロック信号clock Bを受けてお
り、クロック信号clock Bの立ち下がりエッジに同期し
て選択状態信号SEL−Bのレベルを保持し、これをA
ND回路24、NOR回路42およびNOR回路44に
出力している。フリップフロップ15は、NOT回路5
3において反転されたクロック信号clock Cを受けてお
り、クロック信号clock Cの立ち下がりエッジに同期し
て選択状態信号SEL−Cのレベルを保持し、これをA
ND回路26、NOR回路42およびNOR回路43に
出力している。
【0049】フリップフロップ12は、NOT回路51
において反転されたクロック信号clock Aを受けてお
り、クロック信号clock Aの立ち下がりエッジに同期し
て、NOR回路42の出力信号のレベルを保持し、これ
をAND回路22に出力している。フリップフロップ1
4は、NOT回路52において反転されたクロック信号
clock Bを受けており、クロック信号clock Bの立ち下
がりエッジに同期して、NOR回路43の出力信号のレ
ベルを保持し、これをAND回路24に出力している。
フリップフロップ16は、NOT回路53において反転
されたクロック信号clock Cを受けており、クロック信
号clock Cの立ち下がりエッジに同期して、NOR回路
44の出力信号のレベルを保持し、これをAND回路2
6に出力している。
【0050】AND回路22は、フリップフロップ11
の出力信号S11とフリップフロップ12の出力信号S
12との論理積に応じた信号S13をAND回路21に
出力する。AND回路24は、フリップフロップ13の
出力信号S14とフリップフロップ14の出力信号S1
5との論理積に応じた信号S16をAND回路23に出
力する。AND回路26は、フリップフロップ15の出
力信号S17とフリップフロップ16の出力信号S18
との論理積に応じた信号S19をAND回路25に出力
する。AND回路21は、AND回路22の出力信号S
13とクロック信号clock Aとの論理積に応じた信号を
OR回路32に出力する。AND回路23は、AND回
路24の出力信号S16とクロック信号clock Bとの論
理積に応じた信号をOR回路32に出力する。AND回
路25は、AND回路26の出力信号S19とクロック
信号clock Cとの論理積に応じた信号をOR回路32に
出力する。
【0051】NOT回路51は、論理を反転させたクロ
ック信号clock Aをフリップフロップ11およびフリッ
プフロップ12に供給する。NOT回路52は、論理を
反転させたクロック信号clock Bをフリップフロップ1
3およびフリップフロップ14に供給する。NOT回路
53は、論理を反転させたクロック信号clock Cをフリ
ップフロップ15およびフリップフロップ16に供給す
る。
【0052】デコーダ60は、2ビットの切り換え信号
CLK−SEL0および切り換え信号CLK−SEL1
を受けて、選択状態信号SEL−A、選択状態信号SE
L−Bまたは選択状態信号SEL−Cを生成し、これを
フリップフロップ11、フリップフロップ13、および
フリップフロップ15にそれぞれ出力する。切り換え信
号CLK−SEL0および切り換え信号CLK−SEL
1に応じて、選択状態信号SEL−A、選択状態信号S
EL−B、または選択状態信号SEL−Cの何れか1つ
がハイレベルに設定される。
【0053】上述した構成を有するクロック切り換え回
路の動作について、フローチャートを参照しながら説明
する。図6は、図5に示したクロック切り換え回路の動
作を説明するためのタイミングチャートである。図6に
示したタイミングチャートは、クロック信号clock A、
選択状態信号SEL−A、フリップフロップ11の出力
信号S11、フリップフロップ12の出力信号S12、
AND回路22の出力信号S13、クロック信号clock
B、選択状態信号SEL−B、フリップフロップ13の
出力信号S14、フリップフロップ14の出力信号S1
5、AND回路24の出力信号S16、クロック信号cl
ock C、選択状態信号SEL−C、フリップフロップ1
5の出力信号S17、フリップフロップ16の出力信号
S18、AND回路26の出力信号S19、およびクロ
ック切り換え回路が出力するクロック信号clock OUT
の波形を示している。
【0054】(時刻T61)切り換え信号CLK−SE
L0および切り換え信号CLK−SEL1に応じて、選
択状態信号SEL−Aがハイレベルからローレベルに変
化するとともに、選択状態信号SEL−Bがローレベル
からハイレベルに変化する。 (時刻T62)クロック信号clock Bの立ち下がりエッ
ジにおいて、選択状態信号SEL−Bを受けたフリップ
フロップ13の出力信号S14がローレベルからハイレ
ベルに変化する。また、信号S14がハイレベルとなる
ことにより、NOR回路42の出力信号がハイレベルか
らローレベルに変化する。
【0055】(時刻T63)クロック信号clock Aの立
ち下がりエッジにおいて、選択状態信号SEL−Aを受
けたフリップフロップ11の出力信号S11がハイレベ
ルからローレベルに変化する。また、NOR回路42の
出力信号はローレベルになっているので、これを受けた
フリップフロップ12の出力信号S12はハイレベルか
らローレベルに変化する。したがって、信号S11およ
び信号S12を受けたAND回路22の出力信号S13
はハイレベルからローレベルに変化する。これにより、
AND回路21の出力がローレベルになり、OR回路3
2からのクロック信号clock Aの出力が停止される。ま
た、ローレベルの信号S11および信号S17を受けた
NOR回路43の出力がローレベルからハイレベルに変
化する。
【0056】(時刻T64)クロック信号clock Bの立
ち下がりエッジにおいて、NOR回路43のハイレベル
の出力を受けたフリップフロップ14の出力信号S15
はローレベルからハイレベルに変化する。これによりハ
イレベルの信号S14および信号S15を受けたAND
回路24の出力信号S16がハイレベルとなって、AN
D回路23によるゲートが開放される。このゲートを通
過したクロック信号clock Bが、クロック信号clock O
UTとしてOR回路32から出力される。
【0057】(時刻T65)切り換え信号CLK−SE
L0および切り換え信号CLK−SEL1に応じて、選
択状態信号SEL−Bがハイレベルからローレベルに変
化するとともに、選択状態信号SEL−Cがローレベル
からハイレベルに変化する。 (時刻T66)クロック信号clock Cの立ち下がりエッ
ジにおいて、選択状態信号SEL−Cを受けたフリップ
フロップ15の出力信号S17がローレベルからハイレ
ベルに変化する。また、信号S17がハイレベルとなる
ことにより、NOR回路43の出力信号がハイレベルか
らローレベルに変化する。
【0058】(時刻T67)クロック信号clock Bの立
ち下がりエッジにおいて、選択状態信号SEL−Bを受
けたフリップフロップ13の出力信号S14がハイレベ
ルからローレベルに変化する。また、NOR回路43の
出力信号はローレベルになっているので、これを受けた
フリップフロップ14の出力信号S15はハイレベルか
らローレベルに変化する。したがって、信号S14およ
び信号S15を受けたAND回路23の出力信号S16
はハイレベルからローレベルに変化する。これにより、
AND回路23の出力がローレベルになり、OR回路3
2からのクロック信号clock Bの出力が停止される。ま
た、ローレベルの信号S11および信号S14を受けた
NOR回路44の出力がローレベルからハイレベルに変
化する。
【0059】(時刻T68)クロック信号clock Cの立
ち下がりエッジにおいて、NOR回路44のハイレベル
の出力を受けたフリップフロップ16の出力信号S18
はローレベルからハイレベルに変化する。これによりハ
イレベルの信号S17および信号S18を受けたAND
回路26の出力信号S19がハイレベルとなって、AN
D回路25によるゲートが開放される。このゲートを通
過したクロック信号clock Cが、クロック信号clock O
UTとしてOR回路32から出力される。
【0060】以上説明したように、第2の実施形態にお
けるクロック切り換え回路によれば、クロック信号の数
が3つの場合においても、第1の実施形態と同様にして
クロックの切り換え時におけるノイズの発生を防止でき
る。なお、本発明においては切り換えるクロック信号の
数は限定されず、3つ以上の場合であっても以上と同様
の回路によってクロックの切り換えが可能である。
【0061】<第3の実施形態>図7は、本発明のクロ
ック切り換え回路を用いて、デュアルポートRAMをシ
ングルポートRAMに置き換える例を示すブロック図で
ある。図7において、100は本発明の第1の実施形態
におけるクロック切り換え回路を、200はアドレス切
り換え回路を、300はシングルポートRAMを示す。
【0062】アドレス切り換え回路200は、切り換え
信号CLK−SELに応じて、データ書き込み時のアド
レスデータおよび制御信号W−AD、またはデータ読み
込み時のアドレスデータおよび制御信号R−ADの何れ
か一方を選択して、シングルポートRAM300に供給
する。シングルポートRAM300は、クロック切り換
え回路100によるクロック信号clock OUTに同期し
て動作し、切り換え回路200から供給されるアドレス
データと制御信号に応じて、データ入力に供給されるデ
ータW−DATAを指定されたアドレスに書き込むか、
または指定されたアドレスからのデータR−DATAを
データ出力から出力する。
【0063】クロック信号clock Aが書き込み時のクロ
ック信号であり、クロック信号clock Bが読み出し時の
クロック信号である場合を例として説明する。シングル
ポートRAMにデータを書き込む場合には、切り換え信
号CLK−SELによって、クロック切り換え回路10
0にクロック信号clock Aを出力させるとともに、アド
レス切り換え回路200にデータ書き込み時のアドレス
データおよび制御信号W−ADを出力させる。また、シ
ングルポートRAMからデータを読み出す場合には、切
り換え信号CLK−SELによって、クロック切り換え
回路100にクロック信号clock Bを出力させるととも
に、アドレス切り換え回路200にデータ読み出し時の
アドレスデータおよび制御信号R−ADを出力させる。
このようにして、本発明の簡易な構成による切り換え回
路を用いることによりシングルポートRAM300をあ
たかもデュアルポートRAMのように使用することがで
きるので、デュアルポートRAMのために使用していた
回路面積を縮小させることができる。これにより、装置
を小型化でき、またコストを削減できる。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、クロックの切り換え信
号のタイミングに依らず、クロックの切り換え時におけ
るノイズの発生を防止できる。また、任意の数のクロッ
ク信号から1つのクロック信号を選択して切り換えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるクロック切り換え回路の第1の実
施形態を示す回路図である。
【図2】図1に示したクロック切り換え回路の動作を説
明するための第1のタイミングチャートである。
【図3】図1に示したクロック切り換え回路の動作を説
明するための第2のタイミングチャートである。
【図4】クロック切り換え時に発生するノイズの影響を
説明するためのタイミングチャートである。
【図5】本発明によるクロック切り換え回路の第2の実
施形態を示す回路図である。
【図6】図5に示したクロック切り換え回路の動作を説
明するためのタイミングチャートである。
【図7】本発明のクロック切り換え回路を用いて、デュ
アルポートRAMをシングルポートRAMに置き換える
例を示すブロック図である。
【図8】切り換え信号に応じてクロック信号を非同期に
切り換える基本的なクロック切り換え回路の回路図であ
る。
【図9】図8に示したクロック切り換え回路の動作を説
明するためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
11〜16…フリップフロップ、21〜26…AND回
路、31,32…OR回路、41〜44…NOR回路、
51〜53…NOT回路、60…デコーダ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック選択信号に応じて、複数のクロ
    ック信号から一つのクロック信号を選択して出力するク
    ロック切り換え回路であって、 上記複数のクロック信号のそれぞれについて、上記クロ
    ック選択信号により選択された状態にあるか否かを検出
    し、当該検出状態を対応するクロック信号に同期して記
    録する第1の記録手段と、 上記複数のクロック信号のそれぞれについて、上記第1
    の記録手段に記録されている状態が、対応するクロック
    信号のみが選択されている第1の選択状態か、または対
    応するクロック信号以外の他のクロック信号の少なくと
    も一つが選択されている第2の選択状態の何れにあるか
    を検出し、当該検出状態を対応するクロック信号に同期
    して記録する第2の記録手段と、 上記第1の記録手段において選択された状態を記録さ
    れ、かつ上記第2の記録手段において上記第1の選択状
    態が記録されたクロック信号を選択して出力する選択手
    段とを有するクロック切り換え回路。
  2. 【請求項2】 上記第1の記録手段および上記第2の記
    録手段は、第1のレベルと第2のレベルとの間でレベル
    が変化する上記クロック信号を受けて、当該クロック信
    号が上記第1のレベルから上記第2のレベルに変化する
    時点に同期して検出状態を記録し、 上記選択手段は、上記第1の記録手段において選択され
    た状態を記録され、かつ上記第2の記録手段において上
    記第1の選択状態が記録されたクロック信号が無い場合
    に、上記第2のレベルを出力する、 請求項1に記載のクロック切り換え回路。
  3. 【請求項3】 上記クロック選択信号に応じて、それぞ
    れのクロック信号の選択状態を示す選択状態信号を生成
    する選択状態信号生成手段を有し、 上記第1の記録手段は、上記選択状態信号を記録する、 請求項1に記載のクロック切り換え回路。
  4. 【請求項4】 選択信号に応じて、複数のクロック信号
    から一つのクロック信号を選択して出力するクロック切
    り換え回路と、 上記選択信号に応じて、複数のアドレス信号から一つの
    アドレス信号を選択して出力するアドレス切り換え回路
    と、 上記クロック切り換え回路によるクロック信号に同期し
    て、上記アドレス切り換え回路によるアドレス信号に応
    じたアドレスに対し、データの書き込みおよび読み出し
    を行う記憶手段とを有する記憶装置。
  5. 【請求項5】 上記クロック切り換え回路は、 上記複数のクロック信号のそれぞれについて、上記選択
    信号により選択された状態にあるか否かを検出し、当該
    検出状態を対応するクロック信号に同期して記録する第
    1の記録手段と、 上記複数のクロック信号のそれぞれについて、上記第1
    の記録手段に記録されている状態が、対応するクロック
    信号のみが選択されている第1の選択状態か、または対
    応するクロック信号以外の他のクロック信号の少なくと
    も一つが選択されている第2の選択状態の何れにあるか
    を検出し、当該検出状態を対応するクロック信号に同期
    して記録する第2の記録手段と、 上記第1の記録手段において選択された状態を記録さ
    れ、かつ上記第2の記録手段において上記第1の選択状
    態が記録されたクロック信号を選択して出力する選択手
    段とを含む、 請求項4に記載の記憶装置。
  6. 【請求項6】 上記第1の記録手段および上記第2の記
    録手段は、第1のレベルと第2のレベルとの間でレベル
    が変化する上記クロック信号を受けて、当該クロック信
    号が上記第1のレベルから上記第2のレベルに変化する
    時点に同期して検出状態を記録し、 上記選択手段は、上記第1の記録手段において選択され
    た状態を記録され、かつ上記第2の記録手段において上
    記第1の選択状態が記録されたクロック信号が無い場合
    に、上記第2のレベルを出力する、 請求項5に記載の記憶装置。
  7. 【請求項7】 上記クロック選択信号に応じて、それぞ
    れのクロック信号の選択状態を示す選択状態信号を生成
    する選択状態信号生成手段を有し、 上記第1の記録手段は、上記選択状態信号を記録する、 請求項5に記載の記憶装置。
JP2000305168A 2000-10-04 2000-10-04 クロック切り換え回路およびこれを有する記憶装置 Pending JP2002117683A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000305168A JP2002117683A (ja) 2000-10-04 2000-10-04 クロック切り換え回路およびこれを有する記憶装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000305168A JP2002117683A (ja) 2000-10-04 2000-10-04 クロック切り換え回路およびこれを有する記憶装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002117683A true JP2002117683A (ja) 2002-04-19

Family

ID=18786081

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000305168A Pending JP2002117683A (ja) 2000-10-04 2000-10-04 クロック切り換え回路およびこれを有する記憶装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002117683A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005050327A (ja) * 2003-07-14 2005-02-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd クロック信号切り替え装置、クロック信号切り替え方法、データバス切り替え装置、及びデータバス切り替え方法
JP2008103863A (ja) * 2006-10-18 2008-05-01 Nec Corp クロック非同期切替装置およびノイズキャンセル回路ならびにノイズキャンセル方法およびプログラム
JP2008123604A (ja) * 2006-11-10 2008-05-29 Toshiba Corp 集積回路装置
JP2010191976A (ja) * 2003-07-14 2010-09-02 Panasonic Corp 信号切り替え装置、信号切り替え方法及びデータ受信装置
JP4790060B2 (ja) * 2007-03-20 2011-10-12 富士通セミコンダクター株式会社 クロック信号選択回路

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005050327A (ja) * 2003-07-14 2005-02-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd クロック信号切り替え装置、クロック信号切り替え方法、データバス切り替え装置、及びデータバス切り替え方法
JP2010191976A (ja) * 2003-07-14 2010-09-02 Panasonic Corp 信号切り替え装置、信号切り替え方法及びデータ受信装置
JP4559788B2 (ja) * 2003-07-14 2010-10-13 パナソニック株式会社 信号切り替え装置、信号切り替え方法及びデータ受信装置
US7816952B2 (en) 2003-07-14 2010-10-19 Panasonic Corporation Clock signal switching device, clock signal switching method, data bus switching device, and data bus switching method
US8026744B2 (en) 2003-07-14 2011-09-27 Panasonic Corporation Clock signal switching device, clock signal switching method, data bus switching device, and data bus switching method
JP2008103863A (ja) * 2006-10-18 2008-05-01 Nec Corp クロック非同期切替装置およびノイズキャンセル回路ならびにノイズキャンセル方法およびプログラム
JP2008123604A (ja) * 2006-11-10 2008-05-29 Toshiba Corp 集積回路装置
JP4790060B2 (ja) * 2007-03-20 2011-10-12 富士通セミコンダクター株式会社 クロック信号選択回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3013714B2 (ja) 半導体記憶装置
US7295489B2 (en) Method and circuit for writing double data rate (DDR) sampled data in a memory device
US7349285B2 (en) Dual port memory unit using a single port memory core
JP4984129B2 (ja) データストローブ同期回路およびダブルデータレート・マルチビットでの書き込み用の方法
US7802123B2 (en) Data processing apparatus and method using FIFO device
KR100915554B1 (ko) 반도체기억장치
US7529140B2 (en) Semiconductor memory device
JP2006134554A (ja) 半導体メモリ素子
US20080219064A1 (en) Semiconductor memory apparatus with write training function
JP5038657B2 (ja) 半導体集積回路装置
US7405995B2 (en) Semiconductor storage device
US7733129B2 (en) Method and circuit for generating memory clock signal
JP3102398B2 (ja) タイミング信号生成回路
JP4061029B2 (ja) 半導体メモリ装置、バッファ及び信号伝送回路
US20040008069A1 (en) Method and apparatus for skewing data with respect to command on a DDR interface
US20060179260A1 (en) Semiconductor memory device and a data write and read method thereof
US7791963B2 (en) Semiconductor memory device and operation method thereof
JP2002117683A (ja) クロック切り換え回路およびこれを有する記憶装置
US7392406B2 (en) Circuit and method for generating clock signals for clocking digital signal processor and memory
KR0154741B1 (ko) 듀얼포트 메모리 장치 및 듀얼포트 메모리 장치의 시리얼데이타 출력방법
JP5113433B2 (ja) メモリコントローラ
US7099989B2 (en) System and technique to reduce cycle time by performing column redundancy checks during a delay to accommodate variations in timing of a data strobe signal
JP2002268941A (ja) 半導体装置
US8320204B2 (en) Memory interface control circuit
JP3097301B2 (ja) 半導体メモリ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090825

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091222